JP2003011349A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2003011349A
JP2003011349A JP2001203174A JP2001203174A JP2003011349A JP 2003011349 A JP2003011349 A JP 2003011349A JP 2001203174 A JP2001203174 A JP 2001203174A JP 2001203174 A JP2001203174 A JP 2001203174A JP 2003011349 A JP2003011349 A JP 2003011349A
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ink
radiation
ink jet
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curing
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Hiroshige Ikeno
広重 池野
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SII Printek Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高粘度の放射線硬化型インクを使用して印刷
を行うことができるインクジェット式記録装置を提供す
る。 【解決手段】 インク貯留部からのインクを吐出する複
数のノズル開口を有する複数のインクジェットヘッドを
具備するインクジェット式記録装置において、放射線硬
化型インクを備えた前記インク貯留部と、当該インク貯
留部から前記インクジェットヘッド11Bまでに前記放
射線硬化型インクを加熱する加熱装置80A、85A及
び95と、インク圧力調整部100と、被記録媒体上に
印刷した後、インクを硬化させる放射線硬化装置14
と、前記被記録媒体を確実に搬送する搬送機構20を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドを有し、例えばプリンタ、簡易印刷装置などに適用
されるインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インクジェット式記録装置は家庭
・オフィス向けに低価格・高画質のカラープリンタが製
品化されており、その生産台数は年々増加している。そ
れはインクジェットヘッドの微細加工や組立て技術が向
上したことで、インク吐出量の微量化が可能になり、更
にその吐出された微量インクをできるだけ記録メディア
で再現できるような吸収性・浸透性を制御した専用メデ
ィアが普及したことに起因している。
【0003】一方、産業用として用いられるインクジェ
ット式記録装置は、家庭・オフィス向けカラープリンタ
で求められ低価格・高画質性に加えて印刷高速性が要求
されている。
【0004】その産業用インクジェット式記録装置とし
ては、従来から用いられているCAD図面出力用プロッタ
以外に、最近では文字・グラフィック画像出力として屋
内・屋外ポスター、看板等の紙・フィルム基材あるいは
広告宣伝用フラッグ、垂れ幕等の布地を被記録媒体とし
てインクジェット印刷するワイドフォーマットカラープ
リンタが販売されている。
【0005】これらは、いずれのインクジェット式記録
装置にも使用者の安全性を考えて、大方は染料もしくは
顔料色素が含有された水性インクが用いられている。し
かし、水性染料インクもしくは水性顔料インクではイン
ク溶媒に水を用いているため、印字中にノズル近傍のイ
ンクが増粘するため、ヘッド回復動作を一定時間の間隔
で定期的に実施している。家庭・オフィス向けのインク
ジェット式記録装置では被記録媒体の用紙サイズが小さ
いため、大きな問題とはならない。しかし、前記プロッ
タあるいはするワイドフォーマットカラープリンタのよ
うな産業用途の場合には、印刷出力させる被記録媒体の
用紙サイズがA1・A0等といった寸法であるため、家庭・
オフィス用記録装置以上に回復動作が頻繁に行われてい
る。そこで、最近では水性インクよりも蒸発しにくい油
性インクを用いたカラー高速対応インクジェット式記録
装置が製品化されている。
【0006】そのような理由からインクジェット印刷は
水性インク以外にも従来からある紙ベースの被記録媒体
以外に、事前に被記録媒体表面にインク受像層を施した
紙・フィルム等を用いて、高画質なインクジェット印刷
での出力を可能としている。
【0007】しかし、最近では産業用途に限って言えば
大量で安価なカラー印刷出力が必要な場合、揮発性の高
い溶剤を用いたインクで紙・フィルム基材にインクジェ
ット方式で直接カラーインクを吐出させ、フィルム界面
やインク受像層を溶解・浸透させ、染料あるいは顔料色
素を定着させる方法のインクジェット式記録装置が既に
製品化されてきている。これは、屋内に掲示される広告
ポスター・看板等は耐候堅牢性や耐摩擦性等は屋外用よ
りも気にしないために通常のインクジェット記録方法が
用いられているが、屋外用ではインクジェット方式を用
いる場合はPVC製ラミネートフィルム等のラミネートフ
ィルムを用いることが必須であり、そのPVCラミネート
フィルムに直接インクジェット記録装置で印刷してしま
うと言った考え方の一例である。
【0008】ここまでインクジェット記録方式による印
刷出力が様々な利用のされ方をしてきていることを述べ
てみたが、これは全体の印刷出力の中では簡易的なカラ
ー印刷化、低コスト化を考慮した一部の置換え例であ
る。インクジェット記録装置による印刷方法に切換えら
れてきている屋内・屋外に掲示される広告ポスター・看
板等も含めて、従来から印刷刷版を用いたオフセット印
刷あるいはスクリーン印刷方法で刷り上げた印刷物は未
だに多種多様な分野に用いられ、その殆どが従来の刷版
方法で現在も作製されていることは説明するまでもな
い。印刷質感が必要な例えば軟包装パッケージ分野、音
楽・ゲーム・映像用CD/DVD等のエンターテイメント分野
のディスク類、書籍・カタログ等の製本分野、カード分
野、新聞…等の様々な分野ではそうである。それは、端
的に技術的な説明をすると一般的なインクジェット記録
方式では水等のインク溶媒中に染料・顔料等の機能性色
素を溶解あるいは分散させた状態でインク化した物を使
用しているために、印刷基材に当る被記録媒体に対して
カラーインクを浸透させ染色あるいは顔料定着させてい
ることが、刷版を用いた印刷方式と違い印刷濃度(隠蔽
性)、印刷光沢性、印刷画質…等、従来から用いられて
いる凸版印刷や凹版印刷を代表とした印刷方式の完全な
代替にはならない理由である。しかし、印刷原理等から
くる技術的な違いは置いて考えると、印刷方式ではグラ
ビア印刷等を例にすると製版費用・最低印刷処理枚数か
ら算出されるコスト的な問題、製版・印刷過程での製造
プロセス管理・手間の問題、印刷後の刷版に塗布された
インキの除去・洗浄あるいは刷版保管等での手間等々、
少量多品種で印刷物を製作したい場合には、現実的な問
題として従来からあげられいる。また、更にカラー印刷
の場合は製版から印刷まで色数分の工程が必要になって
しまうことも忘れてはいけないことである。
【0009】この様な問題は、複数のノズルからインク
を吐出させるインクジェットヘッドを有するインクジェ
ット式記録装置を用いて放射線硬化型インキを本発明の
ように印刷することにより解決することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインクジェット式記録装置では、吐出可能なインク
の粘度は略5mPa・s〜略30mPa・sの範囲であり、こ
のような低粘度のインクでは、CD/DVDあるいは軟包装パ
ッケージやカードといった被記録媒体に印刷しても隠蔽
性が悪く、滲み、印刷質感等の印刷品質が悪い。そのた
め、高粘度の放射線硬化型インクの使用が考えられる
が、インクジェット式記録装置から高粘度のインクを吐
出させるにはインクジェットヘッドを高電圧及び長い駆
動時間で駆動しなくてはならず、インクジェットヘッド
が破壊したり耐久性が劣化してしまうという問題があ
る。
【0011】本発明はこのような事情に鑑み、高粘度の
インクを使用して印刷を行い、印刷質感のある刷版印刷
のような文字・画像を得るために、適正な硬化をさせる
ことができ、しかもメンテナンスのいらないインクジェ
ット式記録装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、インク貯留部からのインクを吐出す
る複数のノズル開口を有するインクジェットヘッドを具
備するインクジェット式記録装置において、放射線硬化
型インクを備えた前記インク貯留部と、当該インク貯留
部から前記インクジェットヘッドまでに前記放射線硬化
型インクを加熱する加熱装置と、前記インクジェットヘ
ッドから前記放射線硬化型インクを吐出させ被記録媒体
上に印刷した後、硬化させるための放射線硬化装置と、
被記録媒体を搬送するための搬送機構を具備することを
特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0013】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記インク貯留部が、前記インクジェットヘッドと
インク流路の一部を形成するインク供給管を介して接続
されるインクタンクであり、前記加熱装置が当該インク
タンクと前記インクジェットヘッド間で設けられている
ことを特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0014】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、前記インク貯留部と前記インクジェットヘッドとの
間に設けられ、前記放射線硬化型インクの前記インクジ
ェットヘッド内での供給圧力を調整するインク圧力調整
部を有することを特徴とするインクジェット式記録装置
にある。
【0015】本発明の第4の態様は、第1の態様におい
て、前記放射線硬化装置が、前記インク貯留部から前記
加熱装置により前記放射線硬化型インクをインク供給管
を介して供給されやすいインク粘度に調整し、更に前記
圧力調整部により前記インクジェットヘッドの各ユニッ
トから安定吐出される前記放射線硬化型インクを被記録
媒体上に印刷させた後、放射線を照射することで硬化さ
せるための放射線硬化装置が設けられていることを特徴
とするインクジェット式記録装置にある。
【0016】本発明の第5の態様は、第2の態様におい
て、前記インク供給管の途中にインクを一時的に保持す
るサブタンクを有し、前記加熱装置が当該サブタンクの
外周にも設けられていることを特徴とするインクジェッ
ト記録装置にある。
【0017】本発明の第6の態様は、第3の態様におい
て、前記インク圧力調整部は、前記インク貯留部と前記
インクジェットヘッドのユニットをインク供給管で接続
されている部分の途中に設けられ、前期加熱装置が当該
インク圧力調整部に設けられていることを特徴とするイ
ンクジェット式記録装置にある。
【0018】本発明の第7の態様は、第2の態様におい
て、前記インク貯留部が、前記インクジェットヘッドの
ユニットとインク流路の一部を形成するインク供給管を
介して接続されると共にキャリッジに着脱自在に保持さ
れ、インクを内方に有するインクタンクであり、当該イ
ンクタンクと前記インクジェットヘッド間で前記加熱装
置が設けられていることを特徴とするインクジェット記
録装置にある。
【0019】本発明の第8の態様は、第4の態様におい
て、前記放射線硬化装置は、前記インクジェットヘッド
の各ユニットから安定吐出される前記放射線硬化型イン
クを被記録媒体上に印刷させた後、硬化させるために紫
外線波長域あるいは電子線波長域の放射線を照射させる
放射線硬化装置が設けられていることを特徴とするイン
クジェット式記録装置にある。
【0020】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記加熱装置の加熱により前記インク
ジェットヘッド内のインク粘度が略5mPa・s〜略30
mPa・sとなることを特徴とするインクジェット式記録
装置にある。
【0021】本発明の第10の態様は、第1の態様にお
いて、前記搬送機構は、前記インクジェットヘッドから
吐出された前記放射線硬化型インクを被記録媒体上に印
刷させるための搬送と、印刷された前記放射線硬化型イ
ンクを硬化させるために放射線硬化装置へと搬送するた
めと、硬化後の被記録媒体を搬出させるための搬送機構
が設けられていることを特徴とするインクジェット式記
録装置にある。
【0022】かかる本発明では、放射線硬化型インクを
使用すると共にこのインクを加熱することでインク粘度
を吐出可能粘度まで低下させ、安定的な吐出を実行し、
印刷させ、適正な硬化状態にすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0024】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録装置を示す概略図の一例
であり、ここで説明する本発明形態のインクジェット式
記録装置10は大型のインクジェットヘッドが走査され
るシリアル方式のインクジェット式記録装置である。
【0025】図1に示すように、放射線硬化型インクを
貯留している図示しないインク貯留部からインク供給管
を介してヘッドユニット12にあるインクジェットヘッ
ド11Bに接続されている。
【0026】このインクを吐出するインクジェットヘッ
ド11Bはヘッドユニット12の状態でキャリッジ13
に固定され、このキャリッジ13は一対のガイドレール
15a、15b上に軸方向に移動自在に搭載されてい
る。また、ガイドレール15a、15bの一端側には図
示しない駆動モータが設けられており、この駆動モータ
による駆動力が、当該駆動モータに連結されたプーリ
と、ガイドレール15a、15bの他端側に設けられた
プーリとの間に掛け渡されたタイミングベルト17に沿
って移動されるようになっている。
【0027】また、キャリッジ13の搬送方向と直交す
る方向に両端部側には、ガイドレール15a、15bに
沿ってそれぞれ搬送ローラ18,19からなる搬送機構
20が設けられている。これらの搬送機構20の搬送ロ
ーラ18,19は、キャリッジ13の下方に当該キャリ
ッジ13の搬送方向とは直交する方向に被記録媒体Sを
確実に搬送するものである。
【0028】そして、この搬送機構20からなる搬送ロ
ーラ18,19によって矢印方向に被記録媒体Sを送り
つつ、キャリッジ13をその送り方向とは直交方向に走
査することにより、インクジェットヘッド11Bによっ
て被記録媒体S上に文字及び画像等が記録される。記録
された放射線硬化型インクは反応性モノマーを中心とし
たインク溶媒に光重合開始剤が含有されているため、放
射線硬化装置14から強い放射線を与えることで瞬時に
硬化される。
【0029】ここで、本実施形態のインクジェット式記
録装置に用いられるインクジェットヘッドの一例につい
て説明する。なお、図2は、インクジェットヘッドを構
成するヘッドチップの概略斜視図であり、図3は、流路
基板の平面図及び斜視図である。図4はインクジェット
ヘッドの斜視図であり、図5はヘッドユニットの斜視図
である。
【0030】図2に示すようにインクジェットヘッドを
構成するヘッドチップ30Aは、圧電セラミックプレー
ト31、ノズルプレート39、ノズル支持プレート41
及びインク室プレート35Aを具備し、インク室プレー
ト35Aには、貫通して形成された共通インク室36A
が並列された溝32全体に亘って設けられている。
【0031】また、インク室プレート35Aの一方面に
は、図3に示すような流路基板65Aが接合され、共通
インク室36Aの一方面は、この流路基板65Aによっ
て封止されている。具体的には、この流路基板65A
は、例えば、Oリング等を介してインク室プレート35
Aの一方面に当接され、図示しないねじ部材等によって
ベースプレート50Aに固定されている。
【0032】上述したように図2で示したインクジェッ
トヘッドを構成するヘッドチップと図3で説明した流路
基板がベースプレート50Aに固定され、さらに図4で
示したインクジェットヘッド11Bにするには、ヘッド
チップ30Aと、この一方面側に設けられる流路基板6
5Aと、ヘッドチップ30Aを駆動するための駆動回路
等が搭載された配線基板51Aとを有し、これらの各部
材は、それぞれベースプレート50Aに固定されてい
る。
【0033】そして、固定された流路基板65Aの上面
には、一端が遮光されたSUS管あるいは樹脂管で形成
されたインク供給管90に接続され、もう一端が流路基
板65Aの連結部62Aに接続され、ベースプレート5
0Aに保持されたインク圧力調整部100が設けられて
いる。
【0034】このインクジェットヘッド11Bは主走査
方向に移動可能に設けられたキャリッジ13に主走査方
向に必要インク色分のインクジェットヘッド11Bが複
数搭載されたヘッドユニット12として構成されてお
り、その状態を図5に示した。また、インク供給管90
のインク圧力調整部100とは反対側にゴムやプラスチ
ック等のフレキシブルチューブ93を介して図示しない
インク貯留部が接続されている。
【0035】また、流路基板65Aの上面には、流路基
板65Aの図示しないインク流路内及びヘッドチップ3
0Aの共通インク室36A、溝32内のインクを加熱す
る第1の加熱装置85Aが設けられ、インク供給管90
の外周にも第2の加熱装置95が設けられている。更に
インク圧力調整部100は、インクジェットヘッド11
Bが主走査方向に移動した際に供給されるインクの負圧
を調整するためのものであり、本実施形態では、インク
圧力調整部100内又はその外周に第3の加熱装置10
5が設けられている。
【0036】このように大型インクジェットヘッドが搭
載されたシリアル型のインクジェット式記録装置におい
ても、流路基板65A、ヘッドチップ30A、インク供
給管90及びインク圧力調整部100のそれぞれに第
1、第2及び第3の加熱装置を設けることによってイン
クの温度を所定温度まで加熱することができる。これに
より高粘度の放射線硬化型インクをインク吐出特性、イ
ンク硬化特性及び印刷品質を向上して使用することがで
きる。
【0037】ここで、このように構成されるインクジェ
ット式記録装置10には、高粘度の紫外線硬化型インク
及び電子線硬化型インク等の放射線硬化型インクが使用
でき、本実施形態では、20℃で45mPa・sの紫外
線硬化型インクを用いた。
【0038】通常のインクジェットヘッドから吐出可能
な紫外線硬化型インクの粘度は、駆動電圧、駆動時間、
吐出スピード等から略3〜30mPa・sであるが、そ
の領域以上のインク粘度では、吐出速度が非常に遅いな
どのインク吐出特性が悪く、インク吐出特性を向上する
ために高電圧で駆動する必要が生じるが、圧電セラミッ
クプレートが破壊されてしまったり、極端にヘッド寿命
が縮んでしまう。そのため、吐出可能な所望の粘度のイ
ンクでのみインクジェットヘッドから吐出させることに
なるが、吐出後の被記録媒体上でのインク硬化性、隠蔽
性あるいは印刷適性を考えると、紫外線硬化型インクの
成分構成上、光重合開始剤や顔料色素あるいはモノマー
成分や分散剤の成分適量からインク粘度は最低でも20
℃で略25〜30mPa・sにはなってしまう。これは
吐出可能であるが、連続的に安定した状態で吐出されな
い。
【0039】そこで、本実施形態では、第1、第2及び
第3の加熱装置を設けることにより、インクジェットヘ
ッド11Bから吐出されるインクを加熱するようにし
た。
【0040】このように吐出されるインクを加熱するこ
とにより、インクの粘度を低下させて吐出特性を向上し
ている。
【0041】ここで、紫外線硬化型インクのインク粘度
と温度の関係を図6に示す。なお、図6には、本実施形
態で用いた20℃で45mPa・sの紫外線硬化型イン
クAを太線で示し、更に他の例としてインクジェット用
に調整された紫外線硬化型インクB及びCをそれぞれ実線
で示し、インクジェットヘッド11Bから吐出可能な粘
度の範囲を点線で示した。
【0042】図示するように、インクB及びインクCは、
インク温度が5℃から15℃までの範囲では、インク粘
度が30mPa・s以上であり、吐出可能領域外であ
る。また、温度を15℃以上に加熱することによりイン
ク粘度は30mPa・s以下となり吐出可能となる。
【0043】また、インクの温度が20℃で粘度が45
mPa・sという本実施形態の高粘度のインクであって
も、図示するようにインクを略50℃に加熱することで
インク粘度を略20mPa・s以下の吐出可能な粘度ま
で低下させることができる。
【0044】なお、本実施形態では、流路基板65A、
ヘッドチップ30A、インク供給管90及びインク圧力
調整部100のそれぞれに第1、第2及び第3の加熱装
置を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、
何れを設けるようにしてもよいし、さらにインクジェッ
トヘッド11Bに加熱装置を別途設けるようにしてもよ
い。
【0045】次に本実施形態では、インクジェットヘッ
ド11Bで吐出させた紫外線硬化型インクが被記録媒体
上に印刷された後、直ちに放射線硬化装置14により主
に350〜400nm域に発光ピークを持たせた紫外線
を積算光量50〜1500mJ/cm2の範囲で照射さ
せることで、インク成分中の光重合開始剤が照射光を吸
光することにより、ラジカル反応が起き、印刷部分がき
れいに硬化される。ただし、印刷する被記録媒体の基材
及び厚みあるいは印刷画像の厚みによっては、硬化条件
は異なってしまう。そこで、できるだけ印刷直後に硬化
させることが望ましく、被記録媒体の材質や界面状態に
よる影響は受けにくい状態で硬化する必要がある。
【0046】何れにしても吐出されるインクを所定温度
とすることで、高粘度の放射線硬化型インクを使用する
ことができ、CDやDVDあるいはカード類、軟包装パッケ
ージ等といった従来ではスクリーン印刷やオフセット印
刷等の刷版印刷で印刷していた被被記録媒体にインクジ
ェット式記録装置10で印刷・硬化を施すことができ
る。
【0047】また、このインクジェット式記録装置10
による印刷では、インク吐出特性、インク硬化特性及び
印刷品質を向上することができる。また、省スペースで
コストを低減して放射線硬化型インクによる印刷を実行
することができる。
【0048】なお、一般的に紫外線硬化型インクは光重
合開始剤が含有されているため、インクライフを維持さ
せる目的で、本発明者は遮蔽性と保存温度を考慮して冷
暗所保存を行っていたために、実使用を考えて5℃から
のインク粘度を観測したものを図6に示したものである
ことを付け加えておく。
【0049】さらに、上述した実施形態以外に、インク
貯留部からインクジェットヘッドまでに至る部分のどこ
でも加熱装置を設けて所定温度に加熱することができる
のであれば、適宜使用可能なことは言うまでもない。ま
た、実施形態で一例として説明したインクジェットヘッ
ドを複数搭載したヘッドユニットは、インクジェットヘ
ッドが6つ搭載されているが、その搭載数については常
識の範囲で基本的に限定するものではない。
【0050】(実施形態2)上述した実施形態1では、
大型のインクジェットヘッドが走査されるシリアル方式
のインクジェット式記録装置10を例示したが、実施形
態2では、大型のライン型インクジェットヘッドの一例
を用いたヘッド固定式のインクジェット式記録装置であ
る。
【0051】図7は、実施形態2に係るインクジェット
ヘッド及びインクタンクの概略平面図である。
【0052】本実施形態のインクジェットヘッド11A
は、図示するように、ヘッドチップ30Aと、この一方
面側に設けられる流路基板65Aと、ヘッドチップ30
Aを駆動するための駆動回路等が配線基板51Aとを有
し、これらの各部材は、それぞれベースプレート50A
に固定されている。
【0053】ヘッドチップ30Aは、前述した実施形態
1と同様に、圧電セラミックプレート31、ノズルプレ
ート39、ノズル支持プレート41及びインク室プレー
ト35Aを具備し、インク室プレート35Aには、貫通
して形成された共通インク室36Aが並列された溝32
全体に亘って設けられている。
【0054】また、インク室プレート35Aの一方面に
は、図3で示すような流路基板65Aが接合され、共通
インク室36Aの一方面は、この流路基板65Aによっ
て封止されている。具体的には、この流路基板65A
は、例えば、Oリング等を介してインク室プレート35
Aの一方面に当接され、図示しないねじ部材等によって
ベースプレート50Aに固定されている。
【0055】また、流路基板65Aの上面には、SUS管
あるいは樹脂管等で形成されたインク供給管90が接続
される連結部62Aが形成されている。この連結部62
Aには一端が接続された他端側には、サブタンク91が
接続され、サブタンク91にはインク貯留部92が接続
された構成をしている。
【0056】このように、インク貯留部92からのイン
クは、一時的にサブタンク91に保持され、その後イン
ク供給管90を介して流路基板65Aを通りヘッドチッ
プ30Aに供給される。
【0057】また、流路基板65Aの上面には、流路基
板65Aの図示しないインク流路内及びヘッドチップ3
0Aの共通インク室36A、溝32内のインクを加熱す
る第2の加熱装置85Aが設けられている。
【0058】なお、本実施形態のインクジェットヘッド
11Aは、大型であるため、印刷に使用されるインクの
消費が早く、インク流路内及びヘッドチップ30A内の
インクがすぐに吐出させてしまい第2の加熱装置85A
だけでは所定温度まで十分に加熱できない。そのため、
本実施形態では、サブタンク91及びインク供給管90
にそれぞれ第1及び第3の加熱装置80A、95によっ
てサブタンク91内のインク及びインク供給管90内の
インクを加熱し、インク消費が早い大型のインクジェッ
トヘッドでも十分な温度のインクを吐出することができ
る。
【0059】なお、第1の加熱装置80Aは、サブタンク
91内に設けるようにしてもよく、外周面に設けるよう
にしてもよい。また、第3の加熱装置95は、本実施形
態では、インク供給管90の外周に設けているが、イン
ク供給管90内に例えば放熱線を通して設けるようにし
てもい。何れにしても第1及び第3の加熱装置80A及び
95は、インクを加熱できれば特に限定されない。
【0060】このように構成されたインクジェットヘッ
ド11Aは、主走査方向に複数又は単体で固定され、被
被記録媒体を副走査方向に移動し、所望のノズル開口4
0からインクを吐出することで印刷が実行されるライン
型等のヘッド固定型インクジェット式記録装置として使
用される。
【0061】本実施形態では、このインクジェットヘッ
ド11Aで吐出させた放射線硬化型インクが被被記録媒
体上に印刷された後、直ちに放射線硬化装置14により
強力な放射線を照射させることで、印刷画像部分が照射
光を吸光することにより、ラジカル反応が起き、印刷部
分が瞬時にきれいに硬化させるが、この時できるだけ印
刷直後に硬化させることが望ましく、被記録媒体の材質
や界面状態によっては、その硬化のタイミングで画質品
位に影響してしまう。
【0062】特に本実施形態のライン型等のヘッド固定
型インクジェット式記録装置の場合、被記録媒体の搬送
が非常に高速であるため、実施形態1と同様の印刷条件
で印刷した時の印刷画像に対して、比較的高い放射線強
度で照射しないと、印刷画像部の表面層と内面層で硬化
状態に差が生じて、内面層は未硬化、表面層は無光沢で
凹凸な状態になってしまうことがある。これは、前記放
射線硬化装置14による硬化タイミングと共に被記録媒
体の搬送速度に対する照射不足が、ラジカル反応を十分
に反応させるのに不足気味となり、画像品位に影響を及
ぼしてしまうためである。ただし、被記録媒体の材質及
び基材厚み、画像印刷厚みによって照射条件は全く異な
るため一概には言えないが、積算光量として50〜15
00mJ/cm2で硬化でき、その傾向としては隠蔽性に影
響がない程度の画像印刷厚みの約2〜3μmでは、積算
光量は低めで設定し、画像印刷厚みが約10〜20μm
の場合には、高めの積算光量で瞬時に硬化するようにす
ればよい。このようにすれば、上述したような問題は起
こらず、綺麗な画像品位の印刷物が得られることを確認
した。
【0063】何れにしても吐出されるインクを所定温度
とすることで、高粘度の放射線硬化型インクを使用する
ことができ、CDやDVDあるいはカード類、軟包装パッケ
ージ等といった従来ではスクリーン印刷やオフセット印
刷等の刷版印刷で印刷していた被記録媒体にインクジェ
ット式記録装置で印刷・硬化を施すことができる。
【0064】このように、本実施形態では、第1、第2
及び第3の加熱装置80A、85A及び95により流路基
板65A、ヘッドチップ30A、サブタンク91及びイン
ク供給管90内にインクを確実に所望の温度まで加熱し
て吐出することができる。これによりインク吐出特性、
高速印刷性、インク硬化特性及び印刷品質を向上して、
CD/DVDといった被記録媒体に印刷を実行することができ
る。
【0065】なお、本実施形態では、ヘッドチップ30
Aとインク貯留部92との間にサブタンク91を設け、
サブタンク91とインク供給管90とを加熱するように
したが、これに限定されず、例えば、サブタンクを設け
ずにインク貯留部92を直接加熱するようにしてもよ
い。しかしながら、インク貯留部92の全てのインクを
加熱してしまうと、使用するに従って残留したインクが
長時間加熱されてしまう。これにより放射線硬化型イン
クの寿命が縮んでしまう恐れがあるので、注意して設定
する必要がある。
【0066】(実施形態3)上述した実施形態2では、
大型のライン型インクジェット式記録装置を例示した
が、実施形態3では、インク貯留部92Aを搭載した小
型のインクジェットヘッド11を具備したカートリッジ
型のシリアル方式のインクジェット式記録装置10であ
る。
【0067】図8は、4色一体型インクジェットヘッド
の概略を示す分解斜視図であり、図9は、ヘッドチップ
の概略を示す斜視図であり、図10は、インクジェット
ヘッドの組立工程を示す概略斜視図である。
【0068】本実施形態のインクジェットヘッド11
は、図8に示すように、ヘッドチップ30とこのヘッド
チップ30の一方面側に設けられるカバープレート55
とを有する。
【0069】ここでヘッドチップ30について詳しく説
明する。図9に示すように、ヘッドチップ30を構成す
る圧電セラミックプレート31には、複数の溝32が並
設され、各溝32は、側壁33で隔離されている。各溝
32の長手方向の一端部は圧電セラミックプレート31
の一端面まで延設されており、他端部は、他端面までは
延びておらず、深さが徐々に浅くなっている。また、各
溝32の幅方向両側の側壁33には、溝32の開口側に
長手方向に亘って駆動電界印加用の電極34が形成され
ている。
【0070】圧電セラミックプレート31に形成される
各溝32は、例えば、円盤状のダイスカッターにより形
成され、深さが徐々に浅くなった部分は、ダイスカッタ
ーの形状により形成される。また、各溝32内に形成さ
れる電極34は、例えば、斜め蒸着により形成される。
【0071】また、圧電セラミックプレート31の溝3
2の開口側には、インク室プレート35が接合されてい
る。インク室プレート35には各溝32の浅くなった他
端部と連通する凹部となる共通インク室36と、この共
通インク室36の底部から溝32とは反対方向に貫通す
るインク供給口37とを有する。
【0072】ここで、本実施形態では、各溝32は、ブ
ラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)の各色に対応したグループに分かれており、共
通インク室36及びインク供給口37は、それぞれ4つ
ずつ設けられている。
【0073】なお、インク室プレート35は、セラミッ
クプレート、金属プレートなどで形成することができる
が、圧電セラミックプレート31との接合後の変形等を
考ると、熱膨張率の近似したセラミックプレートを用い
ることが好ましい。
【0074】また、圧電セラミックプレート31とイン
ク室プレート35との接合体の溝32が開口している端
面には、ノズルプレート39が接合させており、ノズル
プレート39の各溝32に対向する位置にはノズル開口
40が形成されている。
【0075】本実施形態では、ノズルプレート39は、
圧電セラミックプレート31とインク室プレート35と
の接合体の溝32が開口している端面の面積よりも大き
くなっている。このノズルプレート39は、ポリイミド
フィルムなどに、例えば、エキシマレーザ装置を用いて
ノズル開口40を形成したものである。また、図示しな
いが、ノズルプレート39の被印刷物に対向する面に
は、インクの付着等を防止するための撥水性を有する撥
水膜が設けられている。
【0076】なお、本実施形態では、圧電セラミックプ
レート31とインク室プレート35との接合体の溝32
が開口している端部の周囲には、ノズル支持プレート4
1が配置されている。このノズル支持プレート41は、
ノズルプレート39の接合体の端面の外側と接合され
て、の端面の外側と接合されて、ノズルプレート39の
外側面及び電圧セラ一ミックプレート31とインク室プ
レート35との接合体にノズル支持プレート41を嵌合
接着することにより形成される。
【0077】また、ヘッドチップ30には、ヘッドチッ
プ30を構成する圧電セラミックプレート31のノズル
開口40側とは反対側の端部には電極34に接続される
図示しない配線パターンが形成させており、この配線パ
ターンには図8に示すように、異方性電極膜42を介し
てフレキシブルケーブル43が接合される。
【0078】さらに、圧電セラミックプレート31とイ
ンク室プレート35との接合体のノズル支持プレート4
1の後端側には、圧電セラミックプレート31側にアル
ミニウム製のベースプレート50と、インク室プレート
35側にカバープレート55とが組み付けられてインク
ジェットヘッド11が形成される。ベースプレート50
とカバープレート55とは、ベースプレート50の係止
孔50aにカバープレート55の係止シャフト55aを
係合することにより固定され、両者で圧電セラミックプ
レート31とインク室プレート35との接合体を挟持す
る。カバープレート55には、インク室プレート35の
インク供給口37のそれぞれに連通するインク導入路5
6が設けられている。
【0079】また、図10(a)に示すように、圧電セ
ラミックプレート31の後端側に突出したベースプレー
ト50上には配線基板51が固着される。ここで、配線
基板51上にはヘッドチップ30を駆動するための集積
回路などの駆動回路52が搭載され、駆動回路52とフ
レキシブルケーブル43とが異方性電極膜53を介して
接続される。これにより図10(b)のインクジェット
ヘッド11が完成する。
【0080】このようなインクジェットヘッド11で
は、インク導入路56を介して、図10(b)に示すイ
ンク供給口37から各溝32内にインクを充填し、駆動
回路52によって所定の駆動電界を作用させることによ
り、側壁33が変形して所定の溝32内の容積が変化
し、溝32内のインクがノズル開口40から吐出する。
また、このような4色一体型インクジェットヘッド11
は、図11に示すようなインク貯留部92Aを着脱自在
に保持するタンクホルダに組み付けて用いられる。
【0081】このようなタンクホルダ22の一例を図1
1に示す。なお、図11は、ヘッドユニット12の分解
斜視図であり、図12は、インク貯留部92Aの分解斜
視図である。
【0082】図11に示すタンクホルダ22は、一方面
が開口した略箱形形状をなし、インク貯留部92Aが着
脱自在に保持可能なものである。また、タンクホルダ2
2の底壁上面には、インク貯留部92Aの底部に形成さ
れた図示しない開口部であるインク供給口と連結する連
結部62が設けられている。連結部62は、例えばブラ
ック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色のインク毎に設けられている。連結部62
内には図示しないインク流路が形成され、その開口とな
る連結部62の先端には、フィルタ63が設けられてい
る。また、連結部62内に形成されたインク流路は、底
壁の裏面側まで連通して形成され、各インク流路は、タ
ンクホルダ22の裏面側に設けられた流路基板65内の
図示しないインク流路を介して流路基板65の隔壁に開
口するヘッド連結口66に連通する。このヘッド連結口
66は、タンクホルダ22の側面側に開口し、当該隔壁
の底部には、上述したインクジェットヘッド11を保持
するインクジェット保持部67が設けられている。イン
クジェットヘッド保持部67は、ベースプレート50上
に設けられた駆動回路52を包囲する略コ字状に立設さ
れた包囲壁68と、包囲壁68内にあってヘッドチップ
30のベースプレート50に設けられた係止孔50bと
係合する係合シャフト69とを具備する。
【0083】このようなタンクホルダ22に保持される
インク貯留部92Aは、図12に示すように、上部が開
口されたインク貯留部本体70と、インク貯留部本体7
0に設けられた第1の加熱装置80または温度センサ8
1と、インク貯留部本体70の上部開口を塞ぐ蓋部材7
5とを具備する。
【0084】インク貯留部本体70は、放射線硬化型イ
ンクである黒色(B)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色のインクがインク吸収体に
吸収されて保持されているインク室70B、70Y、7
0M、70Cと、第1の加熱装置80が挿入される3つ
の加熱装置保持部71とが隔壁により区画されている。
【0085】インク貯留部本体70の各加熱装置保持部
71に挿入される第1の加熱装置80は、インク室70
B、70Y、70M、70C内のインクを所定温度まで
加熱するものであり、特に限定されないが、例えば、セ
ラミックヒータ等が挙げられる。
【0086】また、インク室70B、70Y、70M、
70Cの何れか一つ、本実施形態では、インク室70M
には、サーミスタ等の温度センサ81が挿入されてイン
ク室70M及びその周りのインク室70B、70Y、7
0C内のインク温度を検出するようになっている。
【0087】この温度センサ82が検出した温度に基づ
いて第1の加熱装置80を制御することによりインクの
温度を所定温度としている。
【0088】なお、本実施形態では、インク貯留部本体
70に加熱装置保持部71を設け、各加熱装置保持部7
1内に挿入された第1の加熱装置80によりインク室内
70B、70Y、70M、70Cのインクを加熱するよ
うにしたが、これに限定されず、例えば、インク貯留部
92Aの外周面に熱伝導性の高い板状部材と、この板状
部材に接続したセラミックヒータとを設け、インク貯留
部92Aの外側からインクを加熱するようにしてもよ
い。
【0089】また、本実施形態ではインク流路の一部と
なるタンクホルダ22の流路基板65の外周面に第2の
加熱装置85を設けることで、インク流路内のインクを
加熱して所定温度に制御している。
【0090】この第2の加熱装置85は、例えば、本実
施形態では、流路基板65の外周面に設けられた熱伝導
の高い板状部材86と、この板状部材86に接続された
セラミックヒータ87とで形成されている。なお、この
第2の加熱装置85の設置場所等は、インク流路のイン
クを加熱できれば特に限定されない。
【0091】このような第2の加熱装置85によれば、
流路基板65のインク流路内に充填されたインクを加熱
してインク温度を所望の温度に加熱することができる。
【0092】このような第2の加熱装置85の設けられ
たタンクホルダ22のインクジェットヘッド保持部67
にヘッドチップ30を搭載してヘッドユニット12Aが
完成する。このとき、ヘッドカバー55に形成されたイ
ンク導入路56が流路基板65のヘッド連結口66に連
結される。そして図12に示す第1の加熱装置80の設
けられたインク貯留部92Aをタンクホルダ22に搭載
することで、インク貯留部92Aから導入されたインク
は、タンクホルダ22の連結部62を介して流路基板6
5内にインク流路を通ってヘッドチップ30のインク導
入路56に導入され、共通インク室36及び溝42内に
充填される。
【0093】このとき、インク貯留部92Aの第1の加
熱装置80により加熱されたインクは、第2の加熱装置
85によって流路基板65のインク流路内で温度が保持
された状態でインクジェットヘッド11内に充填され
る。
【0094】このようなヘッドユニット12Aは、上述
したように、インク貯留部92Aがインクジェット式記
録装置10のキャリッジ13に搭載されたカートリッジ
型インクジェット式記録装置として使用される。
【0095】なお、インク貯留部92Aの内部を加熱装
置80により加熱する形態を説明したが、インク貯留部
92Aの外周から加熱装置により加熱させる形態を設け
てもよい。
【0096】次に本実施形態では、インクジェットヘッ
ド11で吐出させた放射線硬化型インクが被被記録媒体
上に印刷された後、直ちに放射線硬化装置14により紫
外線照射の場合は、主に350〜400nm域に発光ピ
ークを持たせた紫外線を積算光量50〜1500mJ/
cm2の範囲で照射させることで、インク成分中の光重
合開始剤が照射光を吸光することにより、ラジカル反応
が起き、印刷部分がきれいに硬化される。ただし、印刷
する被被記録媒体の基材及び厚みあるいは印刷画像の厚
みによっては、硬化条件は異なってしまう。例えばイン
クYとインクMでR色の積層画像を作る場合には、できる
だけ単色ごとに印刷直後に瞬時に硬化させながら、混色
画像を得ることが望ましく、被被記録媒体の材質や界面
状態による影響を受けにくい状態で硬化させる必要があ
る。
【0097】何れにしても吐出されるインクを所定温度
とすることで、高粘度の放射線硬化型インクを使用する
ことができ、CDやDVDあるいはカード類、軟包装パッケ
ージ等といった従来ではスクリーン印刷やオフセット印
刷等の刷版印刷で印刷していた被記録媒体にインクジェ
ット式記録装置10で印刷・硬化を施すことができる。
【0098】また、本実施形態として小型のインクジェ
ットヘッドを具備したカートリッジ型のシリアル方式の
インクジェット式記録装置の4色一体型を例として記載
したが、単色でも6色等の複数色でも適宜利用できるこ
とは言うまでも無い。
【0099】なお、本実施形態では放射線硬化装置とし
て紫外線照射を利用した例を上述したが、放射線の中で
も電子線照射においても硬化可能であることは本発明者
は確認している。それは装置構成や照射雰囲気等の様々
な諸条件が異なるため、紫外線照射の場合と単純に同列
で比較できないが、紫外線照射強度に対して電子線照射
強度は約数百〜数千倍と非常に強力な照射光であるた
め、極微量なエネルギー量で瞬間的に硬化可能である。
特にカラー画像を印刷した時のインク厚みが厚くなって
も、瞬間的な照射時間で内部と共に外層も綺麗に硬化が
可能であった。
【0100】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態1〜3について説明したが、本発明のインクジェット
式記録装置はこのような構成に限定されるものではな
い。例えば、上述した実施形態1〜3では圧電素子を用
いたザール方式のインクジェットヘッド11,11A,1
1Bを例示したが、これに限定されず、例えば、圧電素
子以外でもバブルジェット(登録商標)式のインクジェ
ットヘッド等、種々の構造のインクジェットヘッドに応
用することができることは言うまでもない。
【0101】また、上述した実施形態1〜3では、加熱
装置80,80A,85,85A,95,105として例
示したが、加熱装置の形状及び設置場所等は、吐出され
る際のインク温度が所定温度に制御できれば特に限定さ
れず、外部ヒータ等によりインクジェットヘッド自体を
加熱するようにしてもよい。このように、吐出される際
のインク温度を所定温度まで加熱して粘度を吐出可能な
範囲まで低くすることで、高粘度の放射線硬化型インク
を使用することができ、インクの吐出特性、インク硬化
特性及び印刷品質を向上することができる。
【0102】なお、同様に実施形態1〜3に上述した放
射線硬化装置については、紫外線照射の場合はメタルハ
ライドランプでも高圧水銀ランプでもよく、被記録媒体
への影響を与えないように搬送機構も含めて設定されて
いれば、必要な印刷物の画像品位を得ることができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、放射線
硬化型インクを使用すると共にインク流路の少なくとも
インクジェットヘッド近傍に、放射線硬化型インクを加
熱する加熱装置を設けることにより、前記ヘッドから吐
出させる際の放射線硬化型インクの粘度を容易に低下さ
せ、インク吐出安定性を向上させることができる。ま
た、放射線硬化装置を具備したことで、通常のインクで
は印刷が困難なCDやDVDあるいはカード、フィルム等の
樹脂成型品・フィルム等といった被記録媒体にも低コス
トで且つ、刷版印刷に近い質感を持った高画質の印刷画
像などを硬化・定着させることができ、容易に印刷品質
を向上させた印刷を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッ
ドを構成するヘッドチップの概略斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る流路基板の平面図及
び斜視図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るインクジェットヘッ
ドの斜視図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るヘッドユニットの斜
視図である。
【図6】本発明の実施形態1に係るインクの温度と粘度
の関係を表す図である。
【図7】本発明の実施形態2に係るインクジェットヘッ
ド及びインクタンクの概略平面図である。
【図8】本発明の実施形態3に係るインクジェットヘッ
ドの概略を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の実施形態3に係るヘッドチップの概略
を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施形態3に係るインクジェットヘ
ッドの組立て工程を示す概略斜視図である。
【図11】本発明の実施形態3に係るヘッドユニットの
分解斜視図である。
【図12】本発明の実施形態3に係るインクカートリッ
ジの分解斜視図である。
【符号の説明】
10 インクジェット式記録装置 11、11A、11B インクジェットヘッド 12、12A ヘッドユニット 13 キャリッジ 14 放射線硬化装置 15a、15b ガイドレール 17 タイミングベルト 18、19 搬送ローラ 20 搬送機構 30,30A ヘッドチップ 31 圧電セラミックプレート 32 溝 33 側壁 34 電極 35、35A インク室プレート 36、36A 共通インク室 62、62A 連結部 65、65A 流路基板 50、50A ベースプレート 51、51A 配線基板 80、80A 第1の加熱装置 85、85A 第2の加熱装置 86 板状部材 87 セラミックヒータ 90 インク供給管 91 サブタンク 92,92A インク貯留部 93 フレキシブルチューブ 95 第3の加熱装置 100 圧力調整部 105 第4の加熱装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク貯留部からのインクを吐出する複
    数のノズル開口を有するインクジェットヘッドを具備す
    るインクジェット式記録装置において、 放射線硬化型インクを備えた前記インク貯留部と、当該
    インク貯留部から前記インクジェットヘッドまでのイン
    ク流路において前記放射線硬化型インクを加熱する加熱
    装置と、前記インクジェットヘッドから前記放射線硬化
    型インクを吐出させ被記録媒体上に印刷した後、硬化さ
    せるための放射線硬化装置と、被記録媒体を搬送するた
    めの搬送機構とを具備することを特徴とするインクジェ
    ット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インク貯留部が、前記インクジェッ
    トヘッドとインク流路の一部を形成するインク供給管を
    介して接続されるインクタンクであり、前記加熱装置が
    当該インクタンクと前記インクジェットヘッド間に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク貯留部と前記インクジェット
    ヘッドとの間に設けられ、前記放射線硬化型インクの前
    記インクジェットヘッド内での供給圧力を調整するイン
    ク圧力調整部を有することを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記放射線硬化装置が、前記インク貯留
    部から前記加熱装置により前記放射線硬化型インクをイ
    ンク供給管を介して供給されやすいインク粘度に調整
    し、更に前記圧力調整部により前記インクジェットヘッ
    ドの各ユニットから安定吐出される前記放射線硬化型イ
    ンクを被記録媒体上に印刷させた後、放射線を照射する
    ことで硬化させるための放射線硬化装置が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット式
    記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インク供給管の途中にインクを一時
    的に保持するサブタンクを有し、前記加熱装置が当該サ
    ブタンクの外周にも設けられていることを特徴とする請
    求項2に記載のインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱装置が前記インク圧力調整部に
    設けられていることを特徴とする請求項3に記載のイン
    クジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インク貯留部が、前記インクジェッ
    トヘッドのユニットとインク流路の一部を形成するイン
    ク供給管を介して接続されると共にキャリッジに着脱自
    在に保持され、インクを内方に有するインクタンクであ
    り、当該インクタンクと前記インクジェットヘッド間に
    前記加熱装置が設けられていることを特徴とする請求項
    2に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記放射線硬化装置は、紫外線波長域あ
    るいは電子線波長域の放射線を照射することを特徴とす
    る請求項4に記載のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱装置の加熱により前記インクジ
    ェットヘッド内のインク粘度が略5mPa・s〜略30m
    Pa・sとなることを特徴とする請求項1〜8の何れかに
    記載のインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記搬送機構は、前記インクジェット
    ヘッドから吐出された前記放射線硬化型インクを被記録
    媒体上に印刷させるための搬送と、印刷された前記放射
    線硬化型インクを硬化させるために放射線硬化装置へと
    搬送するためと、硬化後の被記録媒体を搬出させるため
    の搬送機構が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のインクジェット式記録装置。
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