JP2000335043A - 保護オーバーコートを塗布するためのプリントヘッドを有するインクジェットプリンタ - Google Patents

保護オーバーコートを塗布するためのプリントヘッドを有するインクジェットプリンタ

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JP2000335043A
JP2000335043A JP2000122102A JP2000122102A JP2000335043A JP 2000335043 A JP2000335043 A JP 2000335043A JP 2000122102 A JP2000122102 A JP 2000122102A JP 2000122102 A JP2000122102 A JP 2000122102A JP 2000335043 A JP2000335043 A JP 2000335043A
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overcoating
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アール ルビンスキー アンソニー
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Eastman Kodak Co
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット印刷において、単一の装置を
使用して、保護オーバーコートをインクジェットプリン
トの上に効率的且つ簡単に塗布することができるインク
ジェットプリンタを提供する。 【解決手段】 インクジェットプリンタ10において、
イメージを担持媒体12の上にイメージを形成するイン
クジェットプリントヘッド13と、その下流側に配置さ
れ、オーバーコート層を前記担持媒体12の上の前記イ
メージの上に塗布するオーバーコーティングヘッド11
と、を有し、更に下流に塗布したオーバーコート層を硬
化させる放射源22を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット印刷
に関し、特に、保護オーバーコートをインクジェットプ
リントに塗布する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷は、デジタル信号の
ハードコピープリントへの変換において、現在一般に使
用されている最もポピュラーな方法の一つである。イン
クジェットプリンタは、一つ又は複数のインクジェット
ヘッドを使用して、インクドットのストリームを記録媒
体の上に着滴させる。このプロセスで使われるインクは
当該技術分野では良く知られており、それらは一般に
水、有機溶剤、及び染料を含む。一般に、インクジェッ
トイメージの印刷で使用されるインクには2種類ある。
すなわち、高有機溶剤ベースのインクを使用するもの
と、水溶性のものとである。これら2種類のインクの何
れかによって印刷されたイメージは、耐水性に劣ってい
ることがあり、且つ、スクラッチ(scratch)、
摩耗(アブレージョン;abrasion)、よごれ
(スマッジ;smudge)、及び紫外光に対する耐性
が低いことがある。そのため、公共の且つ屋外の表示で
使われるインクジェットプリントには、一般的にラミネ
ートと呼ばれる保護オーバーコートでカバーすることが
有利であるとされている。保護層は、印刷されたインク
ジェット担持(receiving)媒体の上に設けら
れ、水分、湿気、及び紫外ダメージから媒体を保護す
る。このプロセスは、現在のところ、インクジェットプ
リントを最初に印刷し、それからその印刷したプリント
とラミネートシートとをラミネートシートのプリントへ
の加熱加圧処理を行う別の機械を通して送ることによっ
て、実行される。この機械は、加熱素子及び圧力ローラ
のアレイを使用して、ラミネートをプリントの表面に固
定する。
【0003】関連する技術として以下のようなものがあ
る。例えば、1984年1月17日付けでハラスタら
(Harasta et al.)に対して発行された
米国特許第4,426,431号「写真要素の復元可能
及び/又は保護的処理のための放射硬化性合成物」は、
写真上に保護コーティングを形成するために有用な放射
硬化性の一連の合成物を開示している。
【0004】1986年6月17日付けでトガノーら
(Toganoh et al.)に対して発行された
米国特許第4,595,931号「記録方法」は、プリ
ント表面に転移(トランスファー)材料のシートを自動
的にラミネートするインクジェット印刷システムを開示
している。加圧によってラミネートがプリント表面に接
触した後に、キャリアシートが取り除かれる。転移材料
は、プリントの表面上に残存する。
【0005】1992年11月10日付けでレビッキー
・ジュニアら(Lewicki Jr., et a
l.)に対して発行された米国特許第5,162,17
9号「電子写真構造及び方法」は、媒体上の印刷された
イメージを保護するラミネートを使用する電子写真印刷
システムを開示している。このラミネーティングは、イ
メージがプリンタから排出される前の最終工程として実
行される。
【0006】1997年2月11日付けでモースら(M
orse et al.)に対して発行された米国特許
第5,601,685号「ラミネータ及びそのためのロ
ーディングシステム」は、供給及び巻取りスピンドルの
間に位置するニップを通したウエブのローディングを容
易にするためのローディングスロットを有するラミネー
ティング装置を開示している。
【0007】1994年4月5日付けでデクックら(D
eCook et al.)に対して発行された米国特
許第5,300,182号「イメージプルーフを作成す
るためのラミネータ装置」は、イメージプルーフを作成
するためのラミネータ装置を開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のプロセ
スは、時間がかかると共に高価である。また、ユーザ
は、それらのイメージのプリント及びラミネートのため
に2台の装置を所有する必要がある。さらに、このプロ
セスは大半が手作業で行われ、プリントのうちのある割
合は、ラミネーティングプロセスにおける問題(しわ等
のラミネート不良)のために廃棄されなければならな
い。
【0009】本発明は、上述の問題を解決することを課
題としてなされたものであり、その目的は、単一のシス
テムの容易な構成で、印刷が施された担持媒体上に保護
オーバーコート層を形成できるインクジェットプリンタ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の問題点は、本発明
に従って、イメージを担持媒体の上に形成するためのイ
ンクジェットプリントヘッドと、担持媒体上のイメージ
の上にオーバーコート層を塗布するためのオーバーコー
ティングヘッドと、を有するインクジェットプリンタ
(印刷システム)を提供することによって解決される。
【0011】また、前記構成において、オーバーコート
層を形成する放射硬化性オーバーコート材料を硬化させ
るための放射源をさらに備えることにより解決される。
なお、放射硬化性オーバーコート材料とは、光、熱、電
子線等の照射によって硬化する材料であり、放射源と
は、光、熱、電子線等の放射を行うものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明に従っ
たインクジェットプリンタ(印刷システム)10が示さ
れている。その配置が従来の形態で示されていることが
理解されるであろう。本発明に従って、インクジェット
プリンタ10は追加プリントヘッドを使用して、(保
護)オーバーコート材料を担持媒体12に塗布する。こ
の追加プリントヘッドをここではオーバーコーティング
ヘッド11と称し、これは、単一のプリントヘッド13
(白黒印刷の場合)又は複数のプリントヘッド(カラー
印刷の場合)の後に整列して配置されている。この配置
が図1に示されている。プリントヘッド13及びオーバ
ーコーティングヘッド11は、リードネジ14により担
持媒体12を横切るように前後に動かされ、プリンタ中
の電源15によりモータ駆動される。オーバーコーティ
ングヘッド11に隣接して放射源22が配置されてい
る。プリントヘッド13、オーバーコーティングヘッド
11、及び放射源22はユニット23を形成し、これが
担持媒体12の上を前後に動かされる。
【0013】このオーバーコーティングヘッド11の付
加により印刷プロセスがスローダウンしないことが望ま
しい。インクジェット印刷では、処理量(スループッ
ト)、カバー面積Aの最大レートは、 dA/dt=N×f/R2 として与えられる。ただし、ここで、A=面積、N=ノ
ズル数、f=射出レート、R=解像度(1/ドロップ毎
の印刷面積のサイズ)である。
【0014】カラーイメージの印刷では、イメージの質
は、解像度Rを増すことによって改善される。処理量を
一定に維持するために、パラメータであるN及び/又は
fはRの2乗の増加に比例して増やされなければならな
い。これは、より高いコストを招く。なぜなら、より多
数のノズルを有して射出レートがより高い、より複雑な
プリントヘッドが必要とされるからである。しかし、明
瞭なオーバーコートをイメージに塗布するプロセスで
は、イメージの質は関心の対象ではない。したがって、
オーバーコーティングヘッド11のノズル16のサイズ
を大きくし、これにより担持媒体12の上のオーバーコ
ート流体スポット17のサイズを大きくすることが有利
である。オーバーコーティングヘッド11におけるノズ
ル16のサイズを大きくすることによって、システムの
印刷速度を遅くすることなく、N及びfのサイズが一定
に保たれるか、又は減少さえするであろう。
【0015】担持媒体12に塗布されるオーバーコート
材料は、靱性(タフネス)、耐スクラッチ及び耐摩耗
性、及び耐候性という所望の物理的特性を有さなければ
ならない。オーバーコート材料は、一方で、オーバーコ
ーティングヘッド11の中では液体のままで保たれなけ
ればならず、他方では、担持媒体12に塗布されたら直
ぐに乾燥しなければならない。様々なクラスのオーバー
コーティング材料が、当該技術分野では知られている。
これらの材料は全てバインダ成分を含んでおり、これ
が、コーティングされた担持媒体への密着性及び接着性
をもたらす。室温で固体又はゲルを形成することがある
これらのバインダを溶解させるために、オーバーコーテ
ィング材料の中に溶媒が存在していてもよい。顔料成分
は、存在しても又は存在しなくてもよいが、所望である
ならば、顔料成分の存在を使用してオーバーコート層の
光学的特性を改変してもよい。
【0016】可能性のあるバインダ材料には、セルロー
ス、PVC又はPVAのようなビニル樹脂、及び天然樹
脂を含む溶媒の蒸発の結果としてフィルムを形成する材
料が含まれる。他の可能性のあるバインダとしては、 ・ワニス及びアルキド樹脂のような、酸化プロセスによ
り乾燥する材料、 ・水溶性アルキド、アルキド樹脂、アクリル樹脂、及び
エポード樹脂のような、熱硬化し得る材料、 ・紫外、X線、又は電子線を含む放射の印加により硬化
する材料、 がある。
【0017】これらの材料を使用した好適なシステム
は、ハラスタら(Harasta et al.)に対
する米国特許第4,426,431号に説明されてい
る。このシステムは、優れた物理的特性を有するオーバ
ーコートを提供するという利点を有し、さらに、溶媒の
除去が不要である。硬化工程は、硬化対象のフィルムが
付いたプリントを単一のHg118UVランプの下の距
離6.5cmのところを50cm/秒までの速度で通過
させることによって、実行することができる。
【0018】本発明のオーバーコーティングヘッド11
は、実質的に透明で且つ厚さが1〜1000μmの使用
可能な範囲にある、接触オーバーコートフィルム層を提
供する。
【0019】接触フィルムを提供するためには、オーバ
ーコート材料の滴が、先に堆積されたオーバーコート材
料の滴が乾燥する前に、それにオーバーラップするよう
に堆積されることが有利である。この制約条件は、イメ
ージを形成するインク堆積ヘッドからの制約条件には反
しており、その結果として、オーバーコーティングヘッ
ド11において、ラスターピッチPに対するノズル直径
及び/又は担持媒体12上のスポットサイズの割合を大
きくする必要が生じる。
【0020】そのようなオーバーコーティングヘッドの
例が、図2に示されている。本発明のこの実施形態は、
圧電型のインクジェットオーバーコーティングヘッド1
1を使用して説明されている。
【0021】オーバーコーティングヘッド11は、オー
バーコート液体の貫通流のためのチャネル19を備えて
いる。これらのチャネル19は、オーバーコート液体の
ための溜まり21に連通しており、ピエゾ壁20によっ
て隔てられている。オーバーコーティングヘッド11の
うちで担持媒体12に対向しているこの部分はオリフィ
ス板18により覆われており、このオリフィス板18に
は、各チャネル19に対して一つずつのノズル16が設
けられている。
【0022】図2において、Pはノズル間のピッチ又は
間隔であり、dnozはオリフィス板18におけるノズル
16の直径である。これらは、オリフィス板18のデザ
インにより調整されてもよい。これらは多くの異なる方
法で形成され、何れも当該技術分野ではよく知られてい
る。これらの方法は、電気めっき(エレクトロプレーテ
ィング)、レーザアブレーション、金属打ち出し(メタ
ルスタンピング)、又は多くの他の手段である。また、
図2において、sは、担持媒体12上における堆積され
たオーバーコート流体スポット17のサイズ(直径)で
ある。サイズsは、流体及び担持媒体の特性、並びにノ
ズル直径のサイズ(dnoz)に依存する。Vは、担持媒
体12上に堆積されたスポットのライン間の垂直間隔で
ある。これは、オーバーコーティングヘッドの射出サイ
クル時間(ΔThead)と、オーバーコーティングヘッド
11に対する担持媒体12の線速度vrecとに依存し
て、 V=vrec×ΔThead である。ただし、ここで、 dh=ヘッド方向(水平方向)における印刷されたスポ
ットの直径、 dv=媒体の運動方向(垂直方向)における印刷された
スポットの直径、 であり、円形スポットの場合にはdh=dv=sであ
る。非円形スポットの場合、例えば楕円形スポットの場
合には、dhとdvとは等しくないことがある。
【0023】装置及びオーバーコート材料のパラメータ
は、 1.dh>pであるように、dnozが十分に大きい、 2.dv>Vであるように、ΔThead及び/又はvrec
が十分に小さい、 となるように選ばれるべきである。
【0024】上述のパラメータを達成するために、ノズ
ルの多くの形状及び配置が可能である。図3、図4、及
び図5は本発明の3つの実施形態におけるオリフィス板
のデザインを描いているが、オーバーコーティングヘッ
ドのデザインは、これらのデザインに限られるものでは
ない。本発明に対する好適な実施形態は図5に示されて
おり、この場合には、ノズル16は、ノズル直径(d
noz)が30〜80μmであるオフセットパターンで配
置されていて、この結果として、少なくとも直径が10
0μmでピッチ(P)が100μmのスポットが得られ
る。ノズル16の射出時間は50μsで、担持媒体12
の速度は4m/秒以下であり、スポットの一つおきの
(alternate)ライン間の垂直間隔が100μ
m以下になる。
【0025】他の実施形態が図3に示されており、ここ
では、ノズル16’はオリフィスノズル板18’の上に
一直線上に配置され、楕円形の形状を有している。さら
に他の実施形態が図4に示されており、ここでは、ノズ
ル16”はオリフィスノズル板18”の上にやはり一直
線上に配置されているが、方形の形状を有している。
【0026】本発明が、ある好適な実施形態を特に参照
して詳細に説明されてきたが、本発明の考え方及び範囲
の中で様々な変形及び改変を行うことができることが理
解されるであろう。
【0027】
【発明の効果】本発明のインクジェットプリンタによれ
ば、担持媒体に印刷を施した後、連続的にオーバーコー
ト層を形成できるので、容易な構成で、迅速に良好なオ
ーバーコート層を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った保護オーバーコーティングヘ
ッドを有するインクジェットプリンタの構成概念を説明
する説明図である。
【図2】 図1に示される保護オーバーコーティングヘ
ッドの拡大図及び流体スポットを説明する説明図であ
る。
【図3】 図2に示されるオーバーコーティングヘッド
のオリフィス配置を示す模式的な説明図である。
【図4】 図2に示されるオーバーコーティングヘッド
のオリフィスの他の配置を示す模式的な説明図である。
【図5】 図2に示されるオーバーコーティングヘッド
のオリフィスのさらに他の配置を示す模式的なダイアグ
ラム図である。
【符号の説明】
10 インクジェットプリンタ(印刷システム)、11
オーバーコーティングヘッド、12 担持媒体、13
プリントヘッド、14 リードネジ、15電源、16
ノズル、17 オーバーコート流体スポット、18
オリフィスノズル板、19 チャネル、20 ピエゾ
壁、21 溜まり、22 放射源、23ユニット。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B05B 1/00 B41J 3/04 101Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージを担持媒体の上に形成するイン
    クジェットプリントヘッドと、 オーバーコート層を前記担持媒体の上の前記イメージの
    上に塗布するオーバーコーティングヘッドと、を備え
    る、インクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 放射硬化性のオーバーコート材料を硬化
    させるための放射源をさらに備えている請求項1に記載
    のインクジェットプリンタ。
JP2000122102A 1999-04-28 2000-04-24 保護オーバーコートを塗布するためのプリントヘッドを有するインクジェットプリンタ Pending JP2000335043A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US30119899A 1999-04-28 1999-04-28
US09/301198 1999-04-28

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