JP2004042525A - インクジェットプリンタ及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このインクジェットプリンタは、活性光線の照射により硬化可能なインクを記録媒体Rに吐出する記録ヘッド2aと、活性光線の照射により硬化可能な白インクを記録媒体上に塗布するスプレーガン5aとを備え、白インク塗布及びインクジェットヘッドによるプリントを連続的に行う。白インクの塗布はインクジェット以外の方式によって行い、スプレー塗布やフェルト塗布が好ましい。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、活性光線の照射により硬化可能なインクを用いるインクジェットプリンタ、及びこのインクジェット方式による画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方式は、簡便、安価に画像を作成でき、また、近年の画質の向上に伴い、各種印刷分野でも充分に対応できる高画質記録が可能な技術として注目を浴びている。しかし、通常のインクジェット用インク組成物はプリント方式から水系溶媒や非水系溶媒を主成分とした低粘度のインク組成物が一般的であり、記録媒体としてはインク吸収性のあるものや、さらに高画質を得るためには専用紙が必要となる。
【0003】
これに対し、インク吸収性のないフィルムや金属などの記録媒体に固着しプリントできるインク組成物としては、例えば特開平3−216379号公報に記載されている紫外線照射により高分子化する成分を含んでなるインク組成物や、米国特許5,623,001号に記載されている色剤、紫外線硬化剤、光重合開始剤等を含んでなる紫外線硬化型インク組成物が提案されている。
【0004】
また、通常のインクジェット用のインクは、ほとんどが白色系の記録媒体へのプリントを対象とした透光性の高いインクで、例えば軟包装で用いられているような透光性の基材や明度の低い基材にプリントした場合、コントラストが得られず、鮮明なカラー発色性が得られなかったり、視認性のある表示が難しくなる。視認性が悪い場合、隠蔽性の高い白インクを用いて視認性を得る手法が知られており、本出願人による特願2001−351414には白色インク用インクジェットヘッドを備えたプリンタおよび画像形成方法が記載されているが、ベタ画像の場合、走査スジが目立ち画像品質が低下し、プリント面積が大きいためプリントに時間がかかり、ノズル径が小さいため目詰まりしやすいなど問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、インク吸収性のない透光性の記録媒体や明度が低い記録媒体や金属表面に対しても良好な視認性を有する画像を形成でき、さらに画像品質が優れかつ効率がよく取り扱い性のよいインクジェットプリンタ及び画像形成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるインクジェットプリンタは、活性光線の照射により硬化可能なインクを記録媒体に吐出するインクジェットヘッドと、活性光線の照射により硬化可能な白インクを前記記録媒体上にインクジェット以外の方式で塗布する手段と、を備え、前記白インク塗布及び前記インクジェットヘッドによるプリントを連続的に行うようにしたことを特徴とする。
【0007】
このインクジェットプリンタによれば、白インクを記録媒体上に塗布するので、インク吸収性のない透光性の記録媒体や明度が低い記録媒体や金属表面に対しても良好な視認性を有するプリントを行うことができる。また、白インクをインクジェット以外の方式、例えば、スプレー塗布、ロール塗布、グラビア塗布、エアナイフ塗布、押出塗布、カーテン塗布、ワイヤーバー塗布、またはフェルト塗布を用いて塗布するので、インクジェット方式のようにベタ画像の場合に走査スジが目立つことはなく画像品質が良好であり、塗布に時間がかからず効率がよく、また取り扱い性がよい。
【0008】
上記インクジェットプリンタにおいて、前記塗布手段を前記インクジェットヘッドの上流側に配置することで、インクジェットヘッドによるインク吐出の前に塗布手段により白インクを塗布するように構成できる。
【0009】
また、前記インクジェットヘッドを前記塗布手段の上流側に配置することで、インクジェットヘッドによるインク吐出の後に塗布手段により白インクを塗布するように構成できる。
【0010】
また、前記塗布手段を複数設け、前記塗布手段を前記インクジェットヘッドの上流側に配置し、別の前記塗布手段を前記インクジェットヘッドの下流側に配置し、上流側及び下流側の塗布手段の一方を作動させるようにすることでインク吐出の前または後に白インクを塗布できる。
【0011】
また、前記記録媒体を搬送する手段を更に備え、前記記録媒体を搬送することで前記白インク塗布及び前記インクジェットヘッドによるプリントをこの順またはその逆の順で連読的に行うようにできる。
【0012】
また、前記白インクを塗布した後に活性光線を照射する第1の照射手段と、前記インクを吐出した後に活性光線を照射する第2の照射手段と、を備える。なお、第1の照射手段は白インクの塗布手段の下流側に配置され、第2の照射手段はインクジェットヘッドの下流側に配置される。
【0013】
また、前記塗布手段が前記記録媒体の幅方向に往復移動するシリアルタイプに構成され、前記塗布手段の移動方向の両側に前記第1の照射手段を設けることで、白インクを短時間に塗布することができ、白インクの塗布が効率的になる。
【0014】
また、前記塗布手段及び前記第1の照射手段がともに前記記録媒体の幅方向に延びたラインタイプに構成されることで、白インクを短時間に塗布することができ、白インクの塗布が効率的になる。
【0015】
また、前記活性光線が紫外線であることが好ましい。また、前記記録媒体が透光性であってもよく、また、非吸収性であってもよい。
【0016】
本発明による画像形成方法は、活性光線の照射により硬化可能な白インクを記録媒体上にインクジェット以外の方式で塗布する工程と、前記白インクを塗布した記録媒体に活性光線を照射する工程と、前記白インクが硬化した記録媒体に対し活性光線の照射により硬化可能なインクをインクジェット方式で吐出する工程と、前記白インク上にインクを吐出した記録媒体に活性光線を照射する工程と、を含むことを特徴とする。
【0017】
この画像形成方法によれば、白インクを記録媒体上に塗布するので、インク吸収性のない透光性の記録媒体や明度が低い記録媒体や金属表面に対しても良好な視認性を有するプリントを行うことができる。また、白インクの塗布とインクによるプリントとを連続的に行うことができ、効率的である。また、白インクをインクジェット以外の方式、例えば、スプレー塗布、ロール塗布、グラビア塗布、エアナイフ塗布、押出塗布、カーテン塗布、ワイヤーバー塗布、またはフェルト塗布を用いて塗布するので、インクジェット方式のようにベタ画像の場合に走査スジが目立つことはなく画像品質が良好であり、塗布に時間がかからず効率がよく、また取り扱い性がよい。
【0018】
本発明による別の画像形成方法は、記録媒体に対し活性光線の照射により硬化可能なインクをインクジェット方式で吐出する工程と、前記インクを吐出した記録媒体に活性光線を照射する工程と、前記インクを吐出した領域を含む記録媒体上に活性光線の照射により硬化可能な白インクをインクジェット以外の方式で塗布する工程と、前記白インクを塗布した記録媒体に活性光線を照射する工程と、を含むことを特徴とする。
【0019】
この画像形成方法によれば、白インクを記録媒体上に塗布するので、インク吸収性のない透光性の記録媒体や明度が低い記録媒体や金属表面に対しても良好な視認性を有するプリントを行うことができる。また、インクによるプリントと白インクの塗布とを連続的に行うことができ、効率的である。また、白インクを上述と同様のスインクジェット以外の方式で塗布するので、インクジェット方式のようにベタ画像の場合に走査スジが目立つことはなく画像品質が良好であり、塗布に時間がかからず効率がよく、また取り扱い性がよい。
【0020】
上記各画像形成方法において、前記白インクの塗布及び前記インクによるプリントを、この順に、または逆の順に、前記記録媒体を搬送することで連続的に行うようにできる。また、前記活性光線が紫外線であることが好ましい。また、前記記録媒体が透光性であってもよく、また、前記記録媒体が非吸収性であってもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態によるインクジェットプリンタの要部を示す側面図である。
【0022】
図1に示すように、インクジェットプリンタAは、ロール状に巻回された記録媒体Rを図の搬送方向Fに搬送する搬送ローラ1a、1bと、搬送ローラ1a,1bにより搬送される記録媒体Rに対しインクジェット方式でノズルからインクを吐出する記録ヘッド2aによりプリントを行う印刷部2と、印刷部2でインクが付与された記録媒体Rに紫外線を照射しインクを硬化させるUV(紫外線)ランプ3と、記録媒体Rを搬送方向Fにガイドするガイド部材4と、を備える。
【0023】
ガイド部材4は、記録媒体Rの幅と同じまたはそれ以上の幅を有する板状の部材である。このガイド部材4は、記録ヘッド2aに対向して配置され、記録媒体Rを非プリント面側から支持し、かつ、記録媒体Rを搬送方向Fにガイドする。なお、ガイド部材4は上流側から下流側に向けて下向きに傾斜しているが、逆に上向きに傾斜していてもよいし、また、垂直または水平になるように配置してもよい。
【0024】
また、搬送ローラ1a、1bはゴムローラ等から構成され、モータ等の回転駆動手段(図示省略)により図の矢印方向に同期して回転駆動されるようになっている。
【0025】
図1のインクジェットプリンタAは、更に、印刷部2の上流側に白インク塗布部5と、白インクを硬化するために紫外線を照射するUV(紫外線)ランプ6と、を備える。白インク塗布部5は白インクを噴射するためのスプレーガン5aを有する。スプレーガン5aは、塗料の塗布等に使用される公知のものでよく、そのノズル口径を変えることで塗布量を調整できるようになっている。
【0026】
図1のインクジェットプリンタAでは、先に記録媒体R上にスプレーガン5aから白インクを塗布してから、その塗布で形成された白インク面に記録ヘッド2aからインクを吐出して画像を形成する。
【0027】
また、図1において、記録媒体Rはロール状に巻かれたロール紙以外に、任意のサイズにカットされたカットシートであっても良いが、後加工を必要とする場合はロール紙での供給が好ましい。また、プリントの完了した記録媒体は、図1のようにロール状に巻き取ることが好ましいが、カットシートの場合、プリント順にトレイ等に積層するようにして排出されるように構成できる。
【0028】
また、インクジェット方式の記録ヘッド2aは、シリアルタイプまたはラインタイプに構成でき、また、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でもよい。また、吐出(噴射)方式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(例えば、スパークジェット型等)などを具体的な例として挙げることができるが、いずれの吐出方式を用いてもよい。
【0029】
また、活性光線としては、UV−A,UV−B,UV−Cなどの紫外線、真空紫外線などを用いることができ、紫外線の線源であるUVランプ6,3としては、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、ブラックライト、冷陰極管、LEDを用いることができる。また、反応に寄与しない赤外線などの熱線は公知の手法でカットすることがフィルム等への記録ではカール防止の点で特に好ましい。
【0030】
また、記録媒体Rは、インクジェットで用いられる記録媒体はもちろん、従来インクジェット記録が難しかった基材、例えば透光性や不透光性のプラスチック基材、インク吸収性の不均一な基材、インク吸収性のない基材などであってもよい。特に、記録媒体Rとしてプラスチック基材が適しており、このような基材としては、ポリエステル,ポリオレフィン,ポリアミド,ポリエステルアミド,ポリエーテル,ポリイミド,ポリアミドイミド,ポリスチレン,ポリカーボネート,ポリ−ρ−フェニレンスルフィド,ポリエーテルエステル,ポリ塩化ビニル,ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンが好ましい。また、これらの共重合体やブレンド物、さらには、架橋したものが挙げられる。中でも延伸したポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロプレン、ナイロンが透光性、寸法安定性、剛性、環境負荷、コストの面で好ましい。フィルムの厚みは2〜100μ、更に好ましくは6〜50μである。形成する層との接着強度の調整、良好な塗布性を得る為に公知の方法で支持体表面にコロナ放電処理や、易接着処理などの表面処理を施すことが好ましい。不透光性基材としては樹脂被覆紙、顔料入り不透光性フィルム、発泡フィルム等の従来公知のものが何れも使用できる。
【0031】
次に、図2により図1のインクジェットプリンタの変形例を説明する。図2ののインクジェットプリンタは、図1の印刷部2と白インク塗布部5の配置位置を逆にし、印刷部2を記録媒体Rの搬送方向Fに対して白インク塗布部5の上流側に配置した以外は、図1と同様の構成である。図2のインクジェットプリンタでは、先に記録ヘッド2aからインクを記録媒体R上に吐出してから、記録媒体R上に白インクを塗布する。
【0032】
図1、図2ではスプレーガン5aによるスプレー塗布方式を白インク塗布のための手段として用いているが、ロール塗布、グラビア塗布、エアナイフ塗布、押出塗布、カーテン塗布、ワイヤーバー塗布、繊維や布やスポンジ状物質からインク液を染み出しながら塗布するフェルト塗布等の他の方式であってもよい。中でも、取り扱い性の観点から、スプレー塗布やフェルト塗布が好ましい。記録媒体に対して画像の視認性や発色性を得るために用いる白インクはベタ画像が多く、また良好な表面性も必要とするため、一度に多量、大面積の塗布が行え、また膜厚も均一になるよう制御し易い上記塗布方式を用いることがより好ましい。これにより、乾燥性、記録媒体基材への密着性及び耐久性に優れた白インク面を形成できるとともに、プリント性も向上する。
【0033】
なお、白インクの塗布手段としてのインクジェット方式は、小液滴のインクを吐出するのでベタ画像のプリントに時間がかかったり、スジが発生し易いために、白インクのベタ画像の形成手段としては好適ではない。また、ヘッド数も増えるため、ヘッドユニットが大きくなり、コンパクト化しにくかったり、ノズル径が小さいためヘッドの目詰まり等も発生しやすい。但し、白文字や白の画像を形成する場合は白インク塗布部とは別にインクジェット方式による記録ヘッドから白インクを吐出するように構成することで、よりデザイン性に優れた画像が得られる。
【0034】
次に、図3により図2の変形例を説明する。図3のインクジェットプリンタは、上述のようなフェルト塗布方式によるフェルト塗布装置7aを有する白インク塗布部7を備える以外は、図2と同様の構成である。
【0035】
図4に示すように、フェルト塗布装置7aは、白インクを貯めた塗布液タンク71と、フェルトなどの繊維状物からなる塗布部72と、白インクを塗布部72に供給するために開閉される電磁弁73と、を備える。
【0036】
白インク塗布部7は、上下可動式に構成され、塗布しない場合は記録媒体Rに接しないように記録媒体Rから上方Vに移動して離れており電磁弁73が閉であるが、塗布する場合は記録媒体Rに接するように下方V’に降下し、接触すると電磁弁73が開き、白インクが塗布部72に供給され、塗布部72により白インクが記録媒体R上に塗布される。
【0037】
なお、図1〜図3において、白インク塗布部5または7は、形成したい画像により、印刷部2の上流側または下流側に自由に設置できるように可動式に構成してもよい。また、白インク塗布部5または7を複数用意し、印刷部2の上流部および下流部にそれぞれ設置し、インクジェットプリンタの使用状態に応じていずれか一方の白インク塗布部で白インクを塗布するようにしてもよい。
【0038】
次に、上述の白インク塗布部5,7を記録媒体の幅方向に移動可能に構成した例を図5により説明する。図5は図1〜図3のインクジェットプリンタの要部平面図である。
【0039】
図5に示すように、白インク塗布部は、主走査方向(記録媒体の搬送方向Fと直交する方向)H、H’に延びるよう配置された駆動軸9に移動自在に設けられた短尺状(シリアルタイプ)の塗布部8を備える。塗布部8は駆動軸9上を主走査方向H、H’に移動する。2つのUVランプ6が塗布部8の両端側に位置するよう駆動軸9に設けられている。
【0040】
塗布部8がシャトル方式で主走査方向H、H’に移動するようにし、塗布後に塗布部8に後続するUVランプ6が紫外線を照射するように塗布部8とUVランプ6を走査することにより、効率的に白インクを記録媒体Rに塗布でき、塗布時間を短縮できる。
【0041】
図5の構成によれば、白インク塗布部をコンパクトに設計でき、また、メンテナンスが簡単になる。なお、塗布部8が主走査方向HまたはH’の一方向に移動するようにしてもよい。
【0042】
次に、上述の白インク塗布部5,7を記録媒体の幅方向にライン状に延びる構成にした例を図6により説明する。図6は図1〜図3のインクジェットプリンタの要部平面図である。
【0043】
図6に示すように、白インク塗布部は、記録媒体Rの幅方向に延びたラインタイプの塗布部10を備え、UVランプ6も塗布部10と同様に記録媒体Rの幅方向に延びたラインタイプに構成されている。塗布部10とUVランプ6とを副走査方向(記録媒体の搬送方向Fと同一方向)に走査することで、塗布部10から白インクが記録媒体Rに塗布され、その後にUVランプ6から紫外線が照射される。図6の構成によれば、白インクの塗布時間を短縮できる。
【0044】
なお、図5,図6において、塗布部8,10は、上述のような塗布法式によることができるが、図1〜図3のようなスプレー塗布・フェルト塗布ができるような構成が好ましい。
【0045】
次に、図1,図2のインクジェットプリンタによる画像形成方法について説明する。
【0046】
図1では、記録媒体Rが搬送ローラ1a,1bにより白インク塗布部5に搬送され、スプレーガン5aから記録媒体R上の任意の領域に白インクが噴射され、その白インク面がUVランプ6からの紫外線により硬化される。
【0047】
その後、記録媒体Rは、印刷部2に搬送され、記録ヘッド2aからインクを吐出することで記録媒体Rの白インク面上にプリントし、UVランプ3の直下へと搬送される。次いで、UVランプ3の直下に搬送されたプリント済みの記録媒体RにUVランプ3から紫外線が照射されインクが硬化することで、画像が形成される。このように、白インクの塗布とインクによるプリントとの両工程を、この順に、記録媒体Rを搬送することで連続的に行うことができ、効率的に実行できる。
【0048】
また、図2では、印刷部2に搬送された記録媒体Rに記録ヘッド2aからインクを吐出してからUVランプ3からの紫外線によりインクを硬化することで画像を形成した後、白インク塗布部5の直下に搬送され、スプレーガン5aから記録媒体R上の画像を含む領域上に白インクを噴射し、UVランプ6からの紫外線で硬化する。このように、インクによるプリントと白インクの塗布との両工程を、この順に、記録媒体Rを搬送することで連続的に行うことができ、効率的に実行できる。
【0049】
図2では、例えば、記録媒体Rが透光性を有し、記録ヘッド2aからのインク吐出で逆像の画像を形成し、その上に白インク面を形成することで、記録媒体の非プリント面側から白インク面をバックグラウンドとしたプリント画像を見ることができる。
【0050】
図1,図2において、以上の工程を経た記録媒体Rは、排紙ガイド(図示省略)を通過して、図1のように巻き取られるが、または、カットシート等の場合はトレイ等に排紙される。
【0051】
上述のような画像形成において、記録ヘッド2aの各ノズルより吐出する液滴量が一滴当たり2〜15plであることが高精細画像を形成する上で好ましい。
【0052】
また、紫外線等の活性光線の照射条件として、インク着弾後0.001〜2.0秒の間に紫外線等の活性光線の照射が開始されることが好ましく、より好ましくは0.001〜1.0秒である。
【0053】
また、活性光線の照射により硬化可能なインクおよび白インクは、温度変動による粘度変動幅が大きく、粘度変動はそのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすため、インク温度を上げながらその温度を一定に保つことが好ましい。また、加熱されたインクを吐出し、記録媒体上で一定の温度以上に加熱または保持することで、硬化反応が活性化され、加熱していないときに比べ、少ないエネルギーで硬化することができる。
【0054】
活性光線の照射方法として、その基本的な方法が特開昭60−132767号公報に開示されている。これによると、図5のように、記録ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式で記録ヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、一定時間を置いて行われることになる。更に、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させるようにしてもよい。また、米国特許第6,145,979号では、照射方法として、光ファイバーを用いた方法や、コリメートされた光源を記録ヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示されているが、本実施の形態では、これらのいずれの照射方法も用いることができる。
【0055】
また、活性光線を照射を2段階に分け、まずインク着弾後0.001〜2.0秒の間に前述の方法で活性光線を照射し、かつ、全プリント終了後、更に活性光線を照射する方法も好ましい態様の1つである。活性光線の照射を2段階に分けることで、よりインク硬化の際に起こる記録材料の収縮を抑えることが可能となる。
【0056】
また、活性光線の照射により硬化可能なインクおよび白インクは、記録ヘッド内や白インク塗布部内のインクを加熱して吐出可能な粘度に調整し、吐出および塗布することが好ましい。
【0057】
また、活性光線の照射により硬化可能なインクは溶剤を含まないか、含んでも極わずかなため、従来のインクジェット用インク等に比較して粘度が高く、常温で吐出したり塗布することは困難であるが、記録ヘッド内や白インク塗布部内のインク温度は40〜100℃にすることで、安定な吐出性や塗布性が得られる。インク温度の制御幅は設定温度±5℃、好ましくは設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃である。
【0058】
また、記録媒体にインクが着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総インク膜厚が2〜20μmであることが好ましい。スクリーン印刷分野の活性光線硬化型インクジェット記録では、総インク膜厚が20μmを越えているのが現状であるが、記録材料が薄いプラスチック材料であることが多い軟包装印刷分野では、前述した記録材料のカール・しわの問題でだけでなく、印刷物全体のこし・質感が変わってしまうという問題が有るため20μm以下が好ましい。
【0059】
次に、本実施の形態のインクジェットプリンタに用いられるインクについて説明する。活性光線の照射により硬化可能なインクおよび白インクは、主な成分として、重合性化合物と開始剤と色材とから構成される。
【0060】
重合性化合物としては、公知の化合物が使用できる。重合のタイプとしては、通常のラジカル重合性のもの、光酸・塩基発生剤を利用する硬化システム、光誘導型交互共重合など、いずれも使用できる。これらの光硬化システムは、「光硬化技術」−樹脂・開始剤の選定と配合条件および硬化度の測定・評価−(「技術情報協会」発行)に詳細に記載されており、そのまま用いることが可能である。
【0061】
一般的にはラジカル重合系とカチオン重合系の2者が良く用いられるが、開始剤を必要としない光誘導型交互共重合タイプも用いることが可能である。また、これらを複合させたハイブリッド型とすることも可能である。
【0062】
本実施の形態においては、特に、カチオン重合系が酸素による重合阻害が無く、性能的に優位である。カチオン硬化型インクに含まれるカチオン重合性化合物と光カチオン開始剤の混合物は、少なくともオキセタン化合物、エポキシ化合物或いはビニルエーテル化合物等のカチオン重合性化合物と光カチオン開始剤との混合物である。下記のような組成のものが特に好ましい。
【0063】
芳香族エポキシドとして好ましいものは、少なくとも1個の芳香族核を有する多価フェノールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体とエピクロルヒドリンとの反応によって製造されるジまたはポリグリシジルエーテルであり、例えばビスフェノールAあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル、水素添加ビスフェノールAあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル、ならびにノボラック型エポキシ樹脂等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド等が挙げられる。
【0064】
脂環式エポキシドとしては、少なくとも1個のシクロへキセンまたはシクロペンテン環等のシクロアルカン環を有する化合物を、過酸化水素、過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化することによって得られる、シクロヘキセンオキサイドまたはシクロペンテンオキサイド含有化合物が好ましい。
【0065】
脂肪族エポキシドの好ましいものとしては、脂肪族多価アルコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル等があり、その代表例としては、エチレングリコールのジグリシジルエーテル、プロピレングリコールのジグリシジルエーテルまたは1,6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテル等のアルキレングリコールのジグリシジルエーテル、グリセリンあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはトリグリシジルエーテル等の多価アルコールのポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル等のポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテル等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド等が挙げられる。
【0066】
これらのエポキシドのうち、迅速な硬化性を考慮すると、芳香族エポキシドおよび脂環式エポキシドが好ましく、特に脂環式エポキシドが好ましい。本発明では、上記エポキシドの1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組み合わせて使用してもよい。
【0067】
ビニルエーテル化合物としては、例えばエチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル等のジ又はトリビニルエーテル化合物、エチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、イソプロペニルエーテル−O−プロピレンカーボネート、ドデシルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル等のモノビニルエーテル化合物等が挙げられる。
【0068】
これらのビニルエーテル化合物のうち、硬化性、密着性、表面硬度を考慮すると、ジ又はトリビニルエーテル化合物が好ましく、特にジビニルエーテル化合物が好ましい。本発明では、上記ビニルエーテル化合物の1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組み合わせて使用してもよい。
【0069】
本実施の形態におけるオキセタン化合物は、オキセタン環を有する化合物のことであり、特開2001−220526公報、同2001−310937公報に紹介されているような公知のあらゆるオキセタン化合物を使用できる。
【0070】
オキセタン環を5個以上有する化合物を使用すると、組成物の粘度が高くなるため、取扱いが困難になったり、また、組成物のガラス転移温度が高くなるため、得られる硬化物の粘着性が十分でなくなってしまう。本発明で使用するオキセタン環を有する化合物としては、オキセタン環を1〜4個有する化合物が好ましい。
【0071】
本実施の形態では、インク硬化の際、記録材料の収縮を抑える目的で、光重合性化合物として少なくとも1種のオキセタン化合物と、エポキシ化合物及びビニルエーテル化合物から選ばれる少なくとも1種の化合物とを含有することが好ましい。
【0072】
カチオン性光重合開始剤としては、例えば、化学増幅型フォトレジストや光カチオン重合に利用される光酸発生化合物が用いられる(有機エレクトロニクス材料研究会編、「イメージング用有機材料」、ぶんしん出版(1993年)、187〜192頁参照)。本実施の形態に好適な化合物の例を以下に挙げる。
【0073】
第1に、ジアゾニウム、アンモニウム、ヨードニウム、スルホニウム、ホスホニウムなどの芳香族オニウム化合物のB(C6F5)4−,PF6−,AsF6−,SbF6−,CF3SO3−塩を挙げることができる。対アニオンとしてボレート化合物をもつものが酸発生能力が高く好ましい。
【0074】
第2に、スルホン酸を発生するスルホン化物を挙げることができる。
【0075】
第3に、ハロゲン化水素を発生するハロゲン化物も用いることができる。
【0076】
第4に、鉄アレン錯体を挙げることができる。
【0077】
本実施の形態におけるインクは、特開平8−248561号公報、同9−034106号公報をはじめとし、既に公知となっている活性光線の照射で発生した酸により新たに酸を発生する酸増殖剤を含有することが好ましい。酸増殖剤を用いることで、さらなる吐出安定性の向上を可能とする。
【0078】
本実施の形態における色材としては、重合性化合物の主成分に溶解または分散できる色材が使用出来るが、耐候性の点から顔料が好ましい。本実施の形態で好ましく用いることのできる顔料を、以下に列挙する。
【0079】
C.I.Pigment Yellow−1、3、12、13、14、17、81、83、87、93、95、109、42、180
【0080】
C.I.Pigment Orange−16、36、38、
【0081】
C.I.Pigment Red−5、22、38、48:1、48:2、48:4、49:1、53:1、57:1、63:1、144、146、185、101、184、221、254、202
【0082】
C.I.Pigment Violet−19、23、
【0083】
C.I.Pigment Blue−15:1、15:3、15:4、18、60、27、29、
【0084】
C.I.Pigment Green−7、36、
【0085】
C.I.Pigment White−6、18、21、
【0086】
C.I.Pigment Black−7、
【0087】
本実施の形態に用いられる白インクの白色顔料はインク組成物を白色にするものであればよく、通常、この分野に用いられる白色顔料を用いることが出来る。このような白色顔料としては、例えば無機白色顔料や有機白色顔料、白色の中空ポリマー微粒子を用いることができる。
【0088】
無機白色顔料としては、硫酸バリウム等のアルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属の炭酸塩、微粉ケイ酸、合成ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ酸カルシウム、アルミナ、アルミナ水和物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、クレイ等があげられる。特に酸化チタンは隠蔽性および着色性、分散粒径が好ましい白色顔料として知られている。
【0089】
有機白色顔料としては、特開平11−129613号公報に示される有機化合物塩や特開平11−140365号公報、特開2001−234093公報に示されるアルキレンビスメラミン誘導体が挙げられる。
【0090】
上記白色顔料の具体的な商品としては、ShigenoxOWP、ShigenoxOWPL、ShigenoxFWP、ShigenoxFWG、ShigenoxUL、ShigenoxU(以上、ハッコールケミカル社製、何れも商品名)などが挙げられる。
【0091】
白色の中空ポリマー微粒子としては、米国特許第4,089,800号明細書に開示されている、実質的に有機重合体で作らた熱可塑性を示す微粒子などが挙げられる。白色顔料は単独で用いても良いし、併用しても良い。
【0092】
顔料の分散には、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行う際に分散剤を添加することも可能である。分散剤は高分子分散剤を用いることが好ましい高分子分散剤としてはZeneca社のSolsperseシリーズが挙げられる。また、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。
【0093】
これらの分散剤および分散助剤は、顔料100重量部に対し、1〜50重量部添加することが好ましい。分散媒体は溶剤または重合性化合物で行うが、本発明に用いる照射線硬化型インクは、インク着弾直後に反応・硬化させるため、無溶剤であることが好ましい。溶剤が硬化画像に残ってしまうと、耐溶剤性の劣化、残留する溶剤のVOCの問題が生じる。よって、分散媒体は溶剤では無く重合性化合物、その中でも最も粘度の低いモノマーを選択することが分散適性上好ましい。
【0094】
分散は、平均粒径を0.1〜1.0μとすることが好ましく、最大粒径は0.3〜10μ、好ましくは0.3〜3μとなるよう、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条件、ろ過条件を設定する。この粒径管理によって、インクの保存安定性、インク隠蔽性および硬化感度を維持することが出来る。
【0095】
白色顔料はインク全体の1〜50重量%、好ましくは2〜30重量%の範囲で含有される。含有量がこれより少ないと白インクによる隠蔽性が得られず、これより多いと、白インク層の硬化性が低下したり、硬化後の膜が脆くなってしまう。
【0096】
【実施例】
以下、本発明を実施例1乃至3により具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
【0097】
〈実施例1〉
【0098】
<インクの作成>
【0099】
以下の組成を加圧ニーダーにより配合し、粘度を106mPa・s以上とし、次いでロールミルによって練肉・分散を行い、各色の顔料分散物を作成した。
【0100】
ブラック顔料分散物(K1)
ピグメントブラック7・・・15.0重量部
高分子分散剤・・・1.5重量部
アロンオキセタンOXT−221(東亜合成社製)・・・80.5重量部
アクリル系樹脂・・・3.0重量部
【0101】
シアン顔料分散物(C1)
ピグメントブルー15:3・・・15.0重量部
高分子分散剤・・・1.5重量部
アロンオキセタンOXT−221(東亜合成社製)・・・80.5重量部
アクリル系樹脂・・・3.0重量部
【0102】
マゼンタ顔料分散物(M1)
ピグメントレッド184・・・15.0重量部
高分子分散剤・・・2.0重量部
アロンオキセタンOXT−221(東亜合成社製)・・・80.0重量部
アクリル系樹脂・・・3.0重量部
【0103】
イエロー顔料分散物(Y1)
ピグメントイエロー93・・・15.0重量部
高分子分散剤・・・2.0重量部
アロンオキセタンOXT−221(東亜合成社製)・・・80.0重量部
アクリル系樹脂・・・3.0重量部
【0104】
白色顔料分散物(W1)
ピグメントホワイト6・・・15.0重量部
高分子分散剤・・・1.5重量部
アロンオキセタンOXT−221(東亜合成社製)・・・80.5重量部
アクリル系樹脂・・・3.0重量部
【0105】
以上の顔料分散物を用い、表1に示すように各素材を配合し、活性光線の照射により硬化可能なインク(K、C、M、Y、Lc、Lm)および白インク(W)を作成した。ここで、K、C、M、Yはそれぞれ濃ブラック、濃シアン、濃マゼンタ、濃イエローのインクを、Lc、Lm、はそれぞれ淡シアン、淡マゼンタのインクである。尚、各インクの組成は、各成分の質量%で表した。
【0106】
インクは、顔料分散物以外の全ての材料を配合し、十分に溶解したことを確認してから、前記の顔料分散物を少しづつ加え、ディゾルバーを用い十分に攪拌した後、0.8μのフィルターにてろ過を行った。前処理として10μのプレろ過を行った。ろ過工程では圧損の発生も少なく、十分なろ過速度が得られた。次いでインクを50℃に加温・攪拌しながら、減圧することにより、溶解している空気および水分を取り除き、インクとした。
【0107】
【表1】
【0108】
OXT−221:東亜合成製、オキセタン化合物 アロンオキセタンOXT−221
OXT−211:東亜合成製、オキセタン化合物 アロンオキセタンOXT−211
2021P:ダイセル製、エポキシ化合物 セロキサイド2021P
SP−152:旭電化工業製、光酸発生剤
【0109】
<画像形成方法>
【0110】
上記の活性光線の照射により硬化可能なインクおよび白インクを搭載した図1のインクジェットプリンタに、記録媒体Rとして長尺のOPP(Oriented polypropylene)フィルムをセットし、白インク塗布部5まで搬送した。OPPフィルムは印刷面側の濡れ指数が42mN/mとなるよう、予め公知のコロナ処理を施した。
【0111】
まず、白インク塗布部5から白インクを記録媒体上に噴射し、UVランプ6にて硬化した。このときの白インクの付着量は、透過濃度が0.3になるように噴射量を調整した。ここで、透過濃度はマクベス濃度計やX−RITE濃度計に代表される光学透過濃度計で測定される透過濃度であり、通常、測定する色によって赤、青、緑等の各種フィルターを介して測定されるが、ここでは白色系の透過濃度を効率良く測定できる青色フィルターを介して測定される透過濃度である。
【0112】
その後、白インク層が塗布された領域を含む記録媒体は印刷部2まで搬送され、白インク層上にK、C、M、Y、Lc、Lmインクを用い、カラー画像を印刷した。このとき、記録ヘッド2aは50℃に加温し、2〜15plのマルチサイズドットを720×720dpi(1インチ、即ち2.54cm当たりのドット数)の解像度で吐出できるよう駆動した。
【0113】
その後、UVランプ3の直下まで記録媒体の印刷部分を搬送し、UVを照射してインクを硬化させ、画像形成を行ったところ、透光性のフィルム上にムラのない白背景を有した発色性および視認性に優れた高解像度のカラー画像を得ることができた。
【0114】
また、同様に金属板および黒色系のプラスチック基材上にプリントを行ったところ、同様に視認性に優れた良好な画像を得ることが出来た。
【0115】
〈実施例2〉
【0116】
実施例1のインクジェットプリンタを図2のインクジェットプリンタに置き換え、同様に画像形成を行った。この場合、まず、記録媒体に印刷部2でカラー画像を逆像に印刷し、その後カラー画像上に白インク塗布部5にて白インクを噴射、硬化した。得られた画像を、記録媒体を介して見たところ、ムラのない白背景を有した発色性および視認性に優れた高解像度のカラー画像を得ることができた。
【0117】
〈実施例3〉
【0118】
実施例2のインクジェットプリンタを図3のインクジェットプリンタに置き換え、記録媒体RをONy(Oriented nylon)フィルム、PET(Polyester)フィルム、PVC(Polyvinylchloride)フィルムに変更し、同様に画像形成を行った。その結果、いずれの記録媒体でも、ムラのない白背景を有した発色性および視認性に優れた高解像度のカラー画像を得ることができた。
【0119】
以上のように本発明を実施の形態及び実施例により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、使用する記録媒体としては、非透光性やインク吸収性であってもよく、インクジェットプリンタに通常使用可能な記録媒体であってもよいことは勿論である。
【0120】
なお、本明細書において「白インク」とは、隠蔽性の高い白インクでプリント画像の視認性を得るために用いるので、この効果を得ることのできる範囲内であれば、白インク組成物に他の顔料等が混入されているものも含む。
【0121】
【発明の効果】
本発明によれば、インク吸収性のない透光性の記録媒体や明度が低い記録媒体や金属表面に対しても良好な視認性を有する画像を形成でき、さらに画像品質が優れかつ効率がよく取り扱い性のよいインクジェットプリンタ及び画像形成方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるインクジェットプリンタの要部を示す側面図である。
【図2】図1の変形例によるインクジェットプリンタの要部を示す側面図である。
【図3】図2の変形例によるインクジェットプリンタの要部を示す側面図である。
【図4】図3のフェルト塗布装置の内部構造を示す正面図である。
【図5】図1〜図3のインクジェットプリンタの白インク塗布部の構成例を示す平面図である。
【図6】図1〜図3のインクジェットプリンタの白インク塗布部の別の構成例を示す平面図である。
【符号の説明】
1a、1b 搬送ローラ
2 印刷部
2a 記録ヘッド(インクジェットヘッド)
3 UVランプ
5 白インク塗布部
5a スプレーガン
6 UVランプ
7a フェルト塗布装置
8,10 塗布部
R 記録媒体
F 記録媒体Rの搬送方向
Claims (19)
- 活性光線の照射により硬化可能なインクを記録媒体に吐出するインクジェットヘッドと、
活性光線の照射により硬化可能な白インクを前記記録媒体上にインクジェット以外の方式で塗布する手段と、を備え、
前記白インク塗布及び前記インクジェットヘッドによるプリントを連続的に行うようにしたことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 前記塗布手段は、スプレー塗布、ロール塗布、グラビア塗布、エアナイフ塗布、押出塗布、カーテン塗布、ワイヤーバー塗布、またはフェルト塗布を用いたものであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記塗布手段を前記インクジェットヘッドの上流側に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記インクジェットヘッドを前記塗布手段の上流側に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記塗布手段を複数設け、前記塗布手段を前記インクジェットヘッドの上流側に配置し、別の前記塗布手段を前記インクジェットヘッドの下流側に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記記録媒体を搬送する手段を更に備え、前記記録媒体を搬送することで前記白インク塗布及び前記インクジェットヘッドによるプリントを連読的に行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記白インクを塗布した後に活性光線を照射する第1の照射手段と、前記インクを吐出した後に活性光線を照射する第2の照射手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記塗布手段が前記記録媒体の幅方向に往復移動するシリアルタイプに構成され、前記塗布手段の移動方向の両側に前記第1の照射手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記塗布手段及び前記第1の照射手段がともに前記記録媒体の幅方向に延びたラインタイプに構成されたことを特徴とする請求項7項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記活性光線が紫外線であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記記録媒体が透光性であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記記録媒体が非吸収性であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
- 活性光線の照射により硬化可能な白インクを記録媒体上にインクジェット以外の方式で塗布する工程と、
前記白インクを塗布した記録媒体に活性光線を照射する工程と、
前記白インクが硬化した記録媒体に対し活性光線の照射により硬化可能なインクをインクジェット方式で吐出する工程と、
前記白インク上にインクを吐出した記録媒体に活性光線を照射する工程と、を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 記録媒体に対し活性光線の照射により硬化可能なインクをインクジェット方式で吐出する工程と、
前記インクを吐出した記録媒体に活性光線を照射する工程と、
前記インクを吐出した領域を含む記録媒体上に活性光線の照射により硬化可能な白インクをインクジェット以外の方式で塗布する工程と、
前記白インクを塗布した記録媒体に活性光線を照射する工程と、を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 前記白インクの塗布及び前記インクによるプリントを、この順に、または逆の順に、前記記録媒体を搬送することで連続的に行うことを特徴とする請求項13または14に記載の画像形成方法。
- 前記白インクの塗布を、スプレー塗布、ロール塗布、グラビア塗布、エアナイフ塗布、押出塗布、カーテン塗布、ワイヤーバー塗布、またはフェルト塗布により行うことを特徴とする請求項13,14または15に記載の画像形成方法。
- 前記活性光線が紫外線であることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記記録媒体が透光性であることを特徴とする請求項13乃至17のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記記録媒体が非吸収性であることを特徴とする請求項13乃至18のいずれか1項に記載の画像形成方法。
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