JP2003010770A - 薬液塗布方法及びその塗布装置 - Google Patents

薬液塗布方法及びその塗布装置

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JP2003010770A JP2001205033A JP2001205033A JP2003010770A JP 2003010770 A JP2003010770 A JP 2003010770A JP 2001205033 A JP2001205033 A JP 2001205033A JP 2001205033 A JP2001205033 A JP 2001205033A JP 2003010770 A JP2003010770 A JP 2003010770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶用ガラス基板のような大型サイズの基板に
薬液を塗布する際に、基板上に流動して広がる薬液の液
止めを十分に行うことのできる液止め手段を設けること
によって、塗布された薬液に発生する塗布ムラをなく
す。 【解決手段】薬液処理槽1内に、基板6を搬送する搬送
ローラ5と、搬送中の基板6上に薬液を滴下する滴下ノ
ズル7と、基板6上に滴下された薬液の塗布ムラを抑え
るための液止めを行うエアーナイフ8とを有し、基板6
の進行方向に対しエアーナイフ8、滴下ノズル7の順に
配置されている薬液処理装置において、滴下ノズル7と
エアーナイフ8との間で、かつエアーナイフ8に近接さ
せてエアーナイフ8と平行に液止めローラ10を設け、
エアーナイフ8に液止めローラ10を組み合わせてなる
液止め手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶用ガラ
ス基板に薬液を塗布する際に、塗布した薬液に塗布ムラ
が発生しないように薬液の広がりを均一に整えるための
液止めを効率よく行うことができる薬液塗布方法及びそ
の塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薬液塗布装置について、図面を用
いて説明する。図5は、従来の薬液塗布装置の概略構成
図である。図5に示すように、従来の薬液塗布装置は、
液晶用ガラス基板などの大型サイズの基板6上に薬液塗
布を行う薬液処理槽1と、薬液処理槽1の内部に設けら
れ基板6の搬送を行う搬送ローラ5と、薬液処理槽1の
底部に設置された薬液の貯液タンク2と、基板6上に薬
液を滴下する滴下ノズル7と、滴下された薬液の広がり
を整えるための角度調整可能なエアーナイフ8とを備
え、滴下ノズル7はポンプ3、フィルター4を介して貯
液タンク2と配管接続され、また、エアーナイフ8はエ
アー発生源9に配管接続されている。
【0003】そして、基板6の進行方向に対しエアーナ
イフ8、滴下ノズル7の順に配置されている。また、エ
アーナイフ8は、基板6の幅よりやや長目の寸法を有す
るとともにエアー吹出し口を基板6の進行方向と直交す
る方向に向けて設置され、基板6上に所定の角度で高圧
エアーを吹出すようになっている。また、貯液タンク2
は処理済みの薬液を回収し循環させる機能も備えてい
る。
【0004】このような従来構造の薬液塗布装置を使用
して、基板上に薬液塗布を行う方法について図6を用い
て説明する。図6は図1の部分拡大図である。まず、基
板6を薬液処理槽に搬入する。搬入された基板6は、搬
送ローラ5によって基板進行方向(矢印で示す)に移動
して行く。エアーナイフ8からは常に高圧エアー12が
基板6の面上に向けて所定の角度で吹き出しており、こ
のエアーナイフ8の下を通過した基板6は滴下ノズル7
の下に到達する。基板6の先端が到達した時点で滴下ノ
ズル7から薬液11の滴下を開始し、進行する基板6上
に薬液11が流動して広がって行く。基板6の後方に広
がってきた薬液11は、基板進行方向に直交するエアー
ナイフ8から吹出す高圧エアー12によって、薬液11
の広がりの先端が基板幅方向にほぼ一直線状に抑えられ
る(以下、この状態を液止めと称する)。この液止めさ
れた状態で基板6の進行につれて、薬液11の広がりの
先端が基板6の後端までほぼ一直線状を維持しながら流
動して行くため、基板6上には塗布ムラのない均一な液
盛りができるようになっている。
【0005】なお、エアナイフを用いたこの種の関連技
術として、特開2001−87702号公報があるが、
これは基板上に塗布された余剰の液を除去するために用
いられるものであって、上記したように、塗布ムラをな
くすために滴下ノズルの手前に設置して液止め手段とし
てエアーナイフを使用する方法については述べられてい
ない。
【0006】しかし、上述した従来の塗布方法では、図
7の説明図に示すように、エアーナイフ8から吹き出す
エアーの流れを均一にするためには、エアー吹出し口1
3の隙間の調整を行う必要がある。調整はネジ止め16
(図8に示す)により行っているが、調整が悪いとどう
しても場所によって隙間に差ができてしまう。そのた
め、エアー吹出し口13から吹出す高圧エアー12a,
12b,12cのように吹出し方向がばらついて高圧エ
アーの流れが集中しなくなり、エアーナイフ8の角度調
整を行ったりしてもこのばらつきは解消されていない。
【0007】特に、液晶用ガラス基板のように基板サイ
ズが大きい場合には、基板上に均一に薬液が広がりにく
いこともあり、基板進行方向と直交する方向への薬液の
広がりが均等になるように塗布することは困難であり、
その結果、図8の上面図に示すように、基板6上に流動
して広がる薬液11の液止めをエアーナイフ8だけでは
十分に行うことができず、塗布された薬液11に塗布ム
ラ15が発生し、基板6の塗布が完了した後もこの塗布
ムラ15の影響が残ったまま基板6は次工程へと搬送さ
れてしまう。この塗布ムラ15の影響が残った部分は薬
液の塗布厚も不均一となっており、次工程へ悪影響を与
えかねない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の薬
液塗布方法及び装置においては、エアーナイフだけでは
液止めが不十分なため塗布ムラが発生し、この塗布ムラ
による影響が残った状態で基板が次工程に搬送されてし
まう。例えば、薬液塗布工程が洗浄液塗布工程であると
すれば、次工程の洗浄液除去工程においても塗布ムラの
影響が除去しきれずに残ってしまい、洗浄不良の原因と
なっている。
【0009】そこで本発明は、液晶用ガラス基板のよう
な大型サイズの基板に薬液を塗布する際に、基板上に流
動して広がる薬液の液止めを十分に行うことのできる液
止め手段を設けることによって、塗布された薬液に発生
する塗布ムラをなくし、かつ次工程への影響を減らすこ
とによって、製品歩留りの向上を図ることを目的とした
薬液塗布方法及びその塗布装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板を薬液処
理槽内に搬送し、搬送中の基板上に滴下ノズルから薬液
を滴下して塗布し、塗布の際に発生する薬液の塗布ムラ
を抑えるための液止めをエアーナイフを用いて行い、基
板の移動方向に対しエアーナイフ、滴下ノズルの順に配
置されている塗布装置を用いて薬液塗布を行う薬液塗布
方法において、滴下ノズルとエアーナイフとの間で、か
つエアーナイフに近接させてエアーナイフと平行に液止
めローラを設置し、エアーナイフに液止めローラを組み
合わせることによって、液止めローラによる液止めとエ
アーナイフによる液止めとの二段階で液止めを行う薬液
塗布方法である。
【0011】また、本発明は、一段階目の液止めは液止
めローラで行い、液止めローラと基板との間に所望の隙
間を設け、隙間によって塗布薬液の厚さを均一に整えつ
つ粗液止めを行う薬液塗布方法であり、二段階目の液止
めはエアーナイフで行い、エアーナイフから吹出すエア
ーを液止めローラに当ててエアーの方向を変化させ、ば
らつきのあるエアー吹出し方向をそれぞれ基板上のほぼ
一直線上に集中させ、液止めローラによって粗液止めさ
れて基板との間の隙間を通った均一な厚さの薬液に対し
第2の液止めを行う薬液塗布方法である。
【0012】また、本発明は、薬液処理槽内に、基板を
搬送する搬送ローラと、搬送中の基板上に薬液を滴下す
る滴下ノズルと、基板上に滴下された薬液の塗布ムラを
抑えるための液止めを行うエアーナイフとを有し、基板
の移動方向に対しエアーナイフ、滴下ノズルの順に配置
されている薬液処理装置において、滴下ノズルとエアー
ナイフとの間で、かつエアーナイフに近接させてエアー
ナイフと平行に液止めローラを設け、エアーナイフに液
止めローラを組み合わせてなる液止め手段を備えた薬液
処理装置である。
【0013】また、本発明は、液止めローラがローラ本
体とその両端に取り付けられたフランジ部とからなり、
移動する基板の両端部に両フランジ部が接触して基板に
上乗りする位置に液止めローラが設置されている薬液処
理装置であり、また、液止めローラはフランジ部をロー
ラ本体に対し交換可能とし、所望のフランジ部を装着す
ることによってローラ本体と基板との隙間を調整可能と
した薬液処理装置であり、また、フランジ部は摩耗しに
くい樹脂材で構成されている薬液処理装置であり、ま
た、エアーナイフの角度を調整して吹出したエアーを液
止めローラに当ててエアーの方向を変化させ、吹出し方
向にばらつきのあるエアーを基板上のほぼ一直線上に集
中させることができるように液止めローラを設置した薬
液処理装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明に使用する
薬液塗布装置の概略構成図である。なお、従来装置と同
じ部分は、同じ符号を用いて説明する。
【0015】図1に示すように、本発明の薬液塗布装置
は、液晶用ガラス基板などの大型サイズの基板6上に薬
液塗布を行う薬液処理槽1と、薬液処理槽1内に設けら
れ基板6の搬送を行う搬送ローラ5と、薬液処理槽1の
底部に設置された薬液の貯液タンク2と、基板6上に薬
液を滴下する滴下ノズル7と、滴下された薬液の液止め
を行うエアーナイフ8とを備え、滴下ノズル7はポンプ
3、フィルター4を介して貯液タンク2と配管接続さ
れ、また、エアーナイフ8はエアー発生源9に配管接続
されている。
【0016】そして、基板6の進行方向に対しエアーナ
イフ8、滴下ノズル7の順に配置されている。また、エ
アーナイフ8は、基板6の幅よりやや長目の寸法を有す
るとともにエアー吹出し口を基板6の搬送方向と直交す
る方向に向けて設置され、基板6上に所定の角度で高圧
エアーを吹出すようになっている。また、貯液タンク2
は処理済みの薬液を回収し循環させる機能も備えてい
る。
【0017】このような構成に加えて、本発明は次のよ
うな特徴を備えている。すなわち、エアーナイフ8と滴
下ノズル7との間に、エアーナイフ8に近接させて液止
めローラ10を設置したことにある。液止めローラ10
はエアーナイフ8と平行に設置され、図4の側面図に示
すように、基板6の幅とほぼ同じ長さを有し、ローラ本
体10aの両端にはフランジ部14が着脱自在に取り付
けられ、フランジ部14は基板6の幅方向の端部に接触
して上乗せローラの役目をしている。このフランジ部1
4の出っ張りの高さが基板6とローラ本体10aとの隙
間tを規制する寸法となり、この隙間tによって塗布さ
れる薬液の厚さを規制するとともに、液止めローラの長
手方向に沿って薬液の粗液止めを行うことができる。
【0018】フランジ部14は直径の異なる何種類かを
あらかじめ準備しておき、薬液の種類に応じて所望の塗
布厚が得られるように、フランジ部14を交換すること
によって隙間tの寸法調整が可能である。例えば、液晶
用ガラス基板を洗浄する場合には、tの値は0.5mm
程度に設定するのが好ましい。また、フランジ部は交換
の着脱をネジ込み等によって行い、材質はtの値が変化
しないよう摩耗しにくい樹脂材が好ましい。また、液止
めローラを基板に上乗せしたことによって基板が押さえ
られ、基板搬送時の振動を抑えることができる。
【0019】次に、この液止めローラ10とエアナイフ
8との関係について、図3の機能説明図を用いて説明す
る。エアーナイフ8から吹出した高圧エアーは、エアー
吹出し口13の隙間の調整の如何によっては高圧エアー
12a,12b,12cのように吹出し方向がばらつい
た状態となる。しかし、エアーナイフ8の取り付け角
度、及び液止めローラ10とエアーナイフ8との距離な
どの位置関係を調整することによって、ばらついた高圧
エアー12a〜12cを液止めローラ10のローラ本体
面で反射させて吹出し方向を変化させ、できるだけ基板
幅方向の一直線P上に集中させるようにすることができ
る。
【0020】このように、本発明の薬液塗布装置では、
エアーナイフに液止めローラを組み合わせたことによっ
て、基板上を流動してくる塗布液の厚さを均一に規制し
つつ液止めローラの長手方向に沿って薬液の粗液止めを
行うことができ、同時にエアーナイフから吹出す高圧エ
アーの先端がほぼ一直線に揃うので粗液止めされた塗布
液に対しさらに良好な第2の液止めが可能となり、塗布
ムラの発生を抑えることができる。
【0021】次に、本発明の薬液塗布装置を使用して、
基板上に薬液塗布を行う方法について、図2を用いて説
明する。図2は図1の部分拡大図である。まず、基板6
を薬液処理槽に搬入する。搬入された基板6は、搬送ロ
ーラ5によって基板進行方向(矢印で示す)に移動して
行く。エアーナイフ8からは常に高圧エアー10が基板
6の面上に向けて所定の角度で吹き出しており、このエ
アーナイフ8の下を通過した基板6は液止めローラ10
に接触してその下に入り込み、搬送ローラ5と液止めロ
ーラ10とで挟まれた状態で滴下ノズル7の下に到達す
る。
【0022】基板6の先端が滴下ノズル7に到達した時
点で滴下ノズル7から薬液11の滴下を開始し、移動す
る基板6上に薬液11が流動して広がって行く。基板6
の後方に広がってきた薬液11は、まず液止めローラ1
0によって粗液止めされて、広がりの先端がほぼ一直線
に整えられる。同時に、液止めローラ10と基板6とに
よって形成される隙間tによって薬液11の塗布厚も均
一な厚さtに整えられる。整えられた薬液11は、液止
めローラ10の下を通り抜けたところでエアーナイフ8
から吹出す高圧エアー12によって再び液止めされる。
高圧エアー12は、図3で示したように、液止めローラ
10によって高圧エアー12a〜12cのばらつきがほ
ぼ一直線P上に整えられているため、基板6上に広がる
薬液の先端の流れがさらに良好に液止めされることにな
り、この第2の液止めによって基板6上には塗布ムラの
ない均一な液盛りができるようになる。
【0023】
【発明の効果】従来の薬液塗布方法及び塗布装置では、
液晶用ガラス基板のような大型サイズの基板に薬液を塗
布する際に、エアーナイフだけでは液止めが不十分なた
め塗布ムラが発生し、この塗布ムラによる影響が残った
状態で基板が次工程に搬送されてしまうという問題があ
った。
【0024】そこで本発明は、基板に薬液を塗布する際
に、基板上に流動して広がる薬液の液止めを十分に行う
ことのできる液止め手段として、エアーナイフに液止め
ローラを組み合わせた液止め手段を設けることによっ
て、液止めローラによる粗液止めとエアーナイフによる
第2の液止めとの二段階で液止めを行うようにしたもの
である。
【0025】このように、本発明によれば、エアーナイ
フに液止めローラを組み合わせた液止め手段を設けたこ
とによって、液止めローラは薬液の塗布厚を整えるだけ
でなく、ばらついていたエアーの吹出し方向をほぼ一直
線上に揃えるという機能も同時に果たすことができる。
その結果、塗布された薬液に発生する塗布ムラの問題が
なくなり、かつ次工程への影響が低減されたことによっ
て、製品歩留りの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる薬液塗布装置の概略構成図であ
る。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明装置の機能を説明する図である。
【図4】液止めローラ部の側面図である。
【図5】従来の薬液処理装置の概略構成図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【図7】従来装置の機能を説明する図である。
【図8】従来の塗布ムラを示す上面図である。
【符号の説明】 1 薬液処理槽 2 貯液タンク 3 ポンプ 4 フィルター 5 搬送ローラ 6 基板 7 滴下ノズル 8 エアーナイフ 9 エアー発生源 10 液止めローラ 10a ローラ本体 11 薬液 12,12a,12b,12c 高圧エアー 13 エアー吹出し口 14 フランジ部 15 塗布ムラ 16 ネジ止め
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 564Z 5F046 Fターム(参考) 2H025 AA18 AB14 EA04 4D075 AB04 AB32 AB43 AB52 AC06 AC12 AC54 AC60 AC72 AC77 AC92 AC93 CA48 DA06 DB13 DC24 EA07 4F040 AA02 AA14 AB13 AC01 BA35 CC14 CC19 CC20 DA13 DB27 4F041 AA02 AA05 AB02 BA07 BA56 4F042 AA02 AA10 DD02 DD09 DD17 DD27 DD34 DD35 DD45 DF19 5F046 JA01 JA19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を薬液処理槽内に搬送し、搬送中の
    基板上に滴下ノズルから薬液を滴下して塗布し、塗布の
    際に発生する薬液の塗布ムラを抑えるための液止めをエ
    アーナイフを用いて行い、基板の移動方向に対しエアー
    ナイフ、滴下ノズルの順に配置されている塗布装置を用
    いて薬液塗布を行う薬液塗布方法において、滴下ノズル
    とエアーナイフとの間で、かつエアーナイフに近接させ
    てエアーナイフと平行に液止めローラを設置し、エアー
    ナイフに液止めローラを組み合わせることによって、液
    止めローラによる液止めとエアーナイフによる液止めと
    の二段階で液止めを行うことを特徴とする薬液塗布方
    法。
  2. 【請求項2】 一段階目の液止めは液止めローラで行
    い、液止めローラと基板との間に所望の隙間を設け、隙
    間によって塗布薬液の厚さを均一に整えつつ粗液止めを
    行うことを特徴とする請求項1記載の薬液塗布方法。
  3. 【請求項3】 二段階目の液止めはエアーナイフで行
    い、エアーナイフから吹出すエアーを液止めローラに当
    ててエアーの方向を変化させ、ばらつきのあるエアー吹
    出し方向をそれぞれ基板上のほぼ一直線上に集中させ、
    液止めローラによって粗液止めされて基板との間の隙間
    を通った均一な厚さの薬液に対し第2の液止めを行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の薬液塗布方法。
  4. 【請求項4】 薬液処理槽内に、基板を搬送する搬送ロ
    ーラと、搬送中の基板上に薬液を滴下する滴下ノズル
    と、基板上に滴下された薬液の塗布ムラを抑えるための
    液止めを行うエアーナイフとを有し、基板の移動方向に
    対しエアーナイフ、滴下ノズルの順に配置されている薬
    液処理装置において、滴下ノズルとエアーナイフとの間
    で、かつエアーナイフに近接させてエアーナイフと平行
    に液止めローラを設け、エアーナイフに液止めローラを
    組み合わせてなる液止め手段を備えたことを特徴とする
    薬液処理装置。
  5. 【請求項5】 液止めローラはローラ本体とその両端に
    取り付けられたフランジ部とからなり、移動する基板の
    両端部に両フランジ部が接触して基板に上乗りする位置
    に液止めローラは設置されていることを特徴とする請求
    項4記載の薬液処理装置。
  6. 【請求項6】 液止めローラはフランジ部をローラ本体
    に対し交換可能とし、所望のフランジ部を装着すること
    によってローラ本体と基板との隙間を調整可能としたこ
    とを特徴とする請求項4記載の薬液処理装置。
  7. 【請求項7】 エアーナイフの角度を調整して吹出した
    エアーを液止めローラに当ててエアーの方向を変化さ
    せ、吹出し方向にばらつきのあるエアーを基板上のほぼ
    一直線上に集中させることができるように液止めローラ
    を設置したことを特徴とする請求項4記載の薬液処理装
    置。
  8. 【請求項8】 フランジ部は摩耗しにくい樹脂材で構成
    されていることを特徴とする請求項5記載の薬液処理装
    置。
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