JP2003009638A - 脱穀機の扱室構造 - Google Patents
脱穀機の扱室構造Info
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Abstract
体を固定枠体の扱き口と反対側に設けた回動支点軸で上
下に開閉可能とした脱穀装置において、可動枠体のロッ
ク装置をロックピンに係脱させた時のロック力を大きく
して、可動枠体を確実にロックできるようにする。 【解決手段】 上記可動枠体を固定枠体に固定するロッ
ク装置を設けると共に、該ロック装置が係脱するロック
ピンを、固定枠体の後側板に形成した排稈口の扱き口と
反対側の側方に設けた。
Description
可動枠体に分割して、可動枠体を固定枠体の上端部に設
けた回動支点軸で上下に開閉可能とした脱穀機における
扱室構造に係るものである。
機には、扱室内の点検、掃除等を容易にするため、扱室
を固定枠体と可動枠体とに分割して、固定枠体の上端部
に設けた回動支点軸で可動枠体を上下に開閉可能とした
ものが知られている。
た可動枠体を固定枠体に固定するため、可動枠体に設け
たロック装置を固定枠体の後側板に設けたロックピンに
係脱させている。
側板には、可動枠体を閉じた脱穀作業時に、脱穀済みの
穀稈を後方に排出する排稈口が形成されているので、従
来は、ロック装置が係脱するロックピンを、この排稈口
よりも上方に設けていた。
回動支点軸に近くなるので、ロック装置をこのロックピ
ンに係合させても、ロック力が弱くて可動枠体を的確に
固定できないという問題があった。
作されたものであって、扱室を固定枠体と可動枠体とに
分割した脱穀機であっても、可動枠体に設けたロック装
置を固定枠体に設けたロックピンに係脱させて、閉状態
の可動枠体を確実に固定することができる脱穀機の扱室
構造を提供することを目的としたものである。
め、本発明が講じた技術的手段は、扱室を固定枠体と可
動枠体に分割し、可動枠体を固定枠体の扱き口と反対側
に設けた回動支点軸で上下に開閉可能とした脱穀機にお
いて、上記可動枠体を固定枠体に固定するロック装置を
設けると共に、該ロック装置が係脱するロックピンを、
固定枠体の後側板に形成した排稈口の扱き口と反対側の
側方に設けたことを特徴とし、また、上記固定枠体の後
側板に、排稈口の内側に向けて膨出した出っ張り部を設
けて、該出っ張り部にロック装置が係脱するロックピン
を設けたことを特徴とし、さらに、上記ロックピンを、
可動枠体の上方への開動を補助するガスシリンダの支点
軸に兼用したことを特徴とするものである。
示された一実施例に基いて詳細に説明する。まず図1、
図2において、1はコンバインの走行機体等に搭載可能
な脱穀機であって、機体の前部にある図示しない刈取部
の後方に脱穀部2が配設されており、脱穀部2の下方か
ら後方に向けて選別部3が設けられている。そして、脱
穀部2を構成する扱室4内には扱胴5が前後方向に軸支
されていて、刈取られた穀稈が供給口6に供給される
と、この穀稈の株元側を、扱き口7に沿って配設したフ
ィードチェン8と挟持レール9とが挟持して搬送し、そ
の搬送過程で回転駆動される扱胴5が脱穀処理し、受網
から漏下した穀粒及び夾雑物等は選別部3で選別されて
穀粒は回収され、藁屑等の夾雑物は機体後方へ放出され
る。
には、機体の一側前方から他側後方に向けて排藁チェー
ン10を巻回した排藁搬送体11が横架されており、機
体前方からフィードチェン8と挟持レール9とで搬送さ
れてきた脱穀処理後の排藁を、上記排藁搬送体11が受
継いで機体の後部に装着された排藁カッタ12に供給す
るようになっている。
機体側に固定される固定枠体13と上下に開閉可能な可
動枠体14とに上下二分割状に形成されている。すなわ
ち固定枠体13の扱き口7と反対側の上端部一側には、
可動枠体14の回動基端側を軸支する回動支点軸15が
支点フレーム16を介して配設されていて、この回動支
点軸15を中心として可動枠体14が上下に開閉可能と
なっている。また可動枠体14内には側板17、18を
貫通する扱胴軸19を介して前記扱胴5が回転自在に軸
支されている。20は可動枠体14の天板である。なお
前記排藁搬送体11も可動枠体14の開閉に連動して上
下に回動するものである。
稈口22が円弧状に形成されていて、可動枠体14を閉
じた作業時には、可動枠体14の側板18により半円状
に仕切られた排稈口22を通って脱穀処理後の排稈が後
方に搬送されて、排藁搬送体11で受継がれるようにな
っている。
設けたロックピン23に係合して閉状態の可動枠体14
を固定するロック装置24が設けられている。すなわ
ち、可動枠体14に枢支された操作レバー25が、リン
ク機構26を介してロッド27の一端に連結され、ロッ
ド27の他端にはロック具28が連結されている。この
ロック具28は、可動枠体14の扱胴軸19近傍位置に
上下回動自在に枢支されており、その先端にはロックピ
ン23に下方から係合するフック部29が形成されてい
る。30はフック部29をロックピン23と係合する方
向に付勢するスプリングである。
先側から排稈口22の内側に向けて膨出した出っ張り部
31を設け、この出っ張り部31にロックピン23を設
けることにより、ロックピン23が排稈口22の扱き口
7と反対側の側方に位置するようになっている。
を補助するガスシリンダであって、その基端側が固定枠
体13に連結され、先端側が可動枠体14に連結されて
いる。そしてガスシリンダ32を固定枠体13に連結す
る支点軸33が上記ロックピン23で兼用されている。
検、掃除等する際に、可動枠体14を扱胴2とともに上
方に開けば、点検作業等を容易に行うことができる。
4を閉じ、ついでロック具28に形成されたフック部2
9をロックピン23に係合させて可動枠体14を固定し
たときには、ロックピン23が排稈口22の扱き口7と
反対側の側方にあるので、従来のようにロックピンを排
稈口22の上方に設けたものに比べて、ロックピン23
の位置が可動枠体14の回動支点軸15から離れた位置
となる。このため、フック部29をロックピン23に係
合させたときのロック力が従来よりも大きくなって、可
動枠体14を確実にロックすることができる。
口22の内側に向けて膨出した出っ張り部31を設け、
この出っ張り部31にロックピン23を設けたので、後
側板21に円弧状の排稈口22が形成してあっても、出
っ張り部31が補強部材となって、後側板21の強度を
アップすることができ、しかも、この出っ張り部31に
よって、排稈口22の奥、すなわち穂先側にはクサビ状
に縮小する鋭角部がなくなるので、脱穀後の排稈は排稈
口22への引掛かっりが少なくなって円滑に搬送され
る。
23を設けたので、ロックピン23に係合したロック装
置24のフック部29が排稈口22側に入り込んで排稈
口22を通過する搬送穀稈に接触して、ササリ粒を落と
すことができる。
23を、可動枠体14の回動を補助するガスシリンダ3
2の支点軸33に兼用できるので、ガスシリンダ32を
取付ける際に必要な部品点数を削減することができ、さ
らに、ガスシリンダ32の配置スペースを小さくするこ
とができる。
体と可動枠体に分割し、可動枠体を固定枠体の扱き口と
反対側に設けた回動支点軸で上下に開閉可能とした脱穀
装置において、上記可動枠体を固定枠体に固定するロッ
ク装置を設けると共に、該ロック装置が係脱するロック
ピンを、固定枠体の後側板に形成した排稈口の扱き口と
反対側の側方に設け、また、上記固定枠体の後側板に、
排稈口の内側に向けて膨出した出っ張り部を設けて、該
出っ張り部にロック装置が係脱するロックピンを設け、
さらに、上記ロックピンを、可動枠体の上方への開動を
補助するガスシリンダの支点軸に兼用したことから、排
稈口の側方に設けたロックピンの位置が、固定枠体に設
けた可動枠体の回動支点軸の位置から、従来のものに比
べて離れた位置となるので、可動枠体に設けたロック装
置をロックピンに係合させたときのロック力が大きくな
って、可動枠体を確実にロックすることができる。
側に向けて出っ張り部を設けたので、この出っ張り部が
補強部材となって後側板を強度アップすることができ、
またこの出っ張り部により、排稈口の奥がくさび状に縮
小しないので、搬送穀稈が排稈口に引っ掛かかるのを少
なくすることができる。
を、ガスシリンダの支点軸に兼用できるので、ガスシリ
ンダを取付ける際の部品点数を削減することができ、さ
らにガスシリンダの配置スペースを小さくすることがで
きる。
である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】扱室を固定枠体と可動枠体に分割し、可動
枠体を固定枠体の扱き口と反対側に設けた回動支点軸で
上下に開閉可能とした脱穀機において、上記可動枠体を
固定枠体に固定するロック装置を設けると共に、該ロッ
ク装置が係脱するロックピンを、固定枠体の後側板に形
成した排稈口の扱き口と反対側の側方に設けたことを特
徴とする脱穀機の扱室構造。 - 【請求項2】上記固定枠体の後側板に、排稈口の内側に
向けて膨出した出っ張り部を設けて、該出っ張り部にロ
ック装置が係脱するロックピンを設けたことを特徴とす
る請求項1記載の脱穀機の扱室構造。 - 【請求項3】上記ロックピンを、可動枠体の上方への開
動を補助するガスシリンダの支点軸に兼用したことを特
徴とする請求項1または請求項2記載の脱穀機の扱室構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001201674A JP4646450B2 (ja) | 2001-07-03 | 2001-07-03 | 脱穀機の扱室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP4646450B2 JP4646450B2 (ja) | 2011-03-09 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-07-03 JP JP2001201674A patent/JP4646450B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4646450B2 (ja) | 2011-03-09 |
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