JP2003007684A - 有機膜のエッチング方法 - Google Patents

有機膜のエッチング方法

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JP2003007684A
JP2003007684A JP2001191144A JP2001191144A JP2003007684A JP 2003007684 A JP2003007684 A JP 2003007684A JP 2001191144 A JP2001191144 A JP 2001191144A JP 2001191144 A JP2001191144 A JP 2001191144A JP 2003007684 A JP2003007684 A JP 2003007684A
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JP
Japan
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etching
organic film
film
covering
polysilicon
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Application number
JP2001191144A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Mizushima
一嘉 水嶌
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、SO2とN2との混合ガスを用いて有機
膜をエッチングする第1ステップにおいてSO2の分解
物であり、Sを主成分とする被膜が発生していた。この
被膜をN2とH2との混合ガスを用いて第2ステップにお
いてエッチング除去していたが、その除去時間に長時間
を要し、有機膜エッチング装置のスループット低下の要
因となっていた。 【解決手段】 被膜をエッチング除去する第2ステップ
(T3〜T4)において、N2とH2の混合ガスのプラズマ
によりこの被膜を除去することにより、H2が被膜中の
Sと反応して揮発性のH2Sを生成するので、被膜の除
去時間(T3〜T4)を短縮することができる。その結
果、有機膜エッチング装置のスループットの低下を改善
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子製造工程
における有機膜のエッチング方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の有機膜エッチング方法を半導体素
子のゲートエッチング工程を例に図面を用いて説明す
る。 【0003】図1はゲートエッチング工程の工程断面図
を示す。図1において1はシリコン基板、2はゲート酸
化膜、3はポリシリコン膜、4は有機膜、5はレジスト
パターン、6はSを主成分とする被膜である。 【0004】図3は有機膜エッチング装置でのエッチン
グシーケンスを示している。図3において時点T1から
時点T2を第1のステップ、時点T3から時点T4を第2
のステップと呼称する。 【0005】シリコン基板1上には熱酸化によりゲート
酸化膜2が形成され、ゲート酸化膜2上には減圧CVD
法によるポリシリコン膜3が形成されている。ポリシリ
コン膜3上には有機膜4とエッチングのマスクとなるレ
ジストパターン5とが形成されている(図1(a))。 【0006】有機膜4はレジストパターン5をフォトリ
ソ工程で形成する際に、ポリシリコン膜3表面からの反
射光を防止するために形成される。なぜなら、このよう
な反射光はフォトレジストパターン5に局所的な寸法細
りを生じる原因となるからである。 【0007】まず、図3の第1のステップ(T1〜T2
においてSO2とO2との混合ガスのプラズマによって有
機膜4をエッチングする。このとき、露出したポリシリ
コン3表面とレジストパターン5表面にはエッチングガ
スであるSO2が分解して、硫黄(S)を主成分とする
被膜6が形成される(図1(b))。 【0008】次にポリシリコン膜3をエッチングするた
めに有機膜エッチング装置からポリシリコンエッチング
装置までウェハを大気中で搬送しなければならないが、
被膜6を残したままウェハを大気に暴露すると、被膜6
が吸湿し、その際、異物が混入する。この異物はポリシ
リコン膜3をエッチングする際にマスクとなって、パタ
ーン異常を誘発する原因となるので、あらかじめ除去す
る必要がある。 【0009】このために、図3の第2のステップ(T3
〜T4)において被膜6をエッチング除去する。このス
テップは第1のステップ(T1〜T2)に引き続き有機膜
エッチング装置で実施され、N2プラズマによるイオン
衝撃によって被膜6が除去される(図1(c))。 【0010】次にポリシリコンエッチング装置でCl2
とHBrの混合ガスのプラズマによりポリシリコン膜3
をエッチングする(図1(d))。 【0011】最後にゲートパターン上の有機膜4とレジ
ストパターン5をアッシング除去してポリシリコンゲー
トは完成する(図1(e))。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、従
来の有機膜エッチング方法では被膜6を除去するために
2プラズマのイオン衝撃により被膜6をスパッタ除去
するが、その際、すなわち図3の第2のステップ(T3
〜T4)に長時間を要し、有機膜エッチング装置のスル
ープットを低下させる要因となっていた。 【0013】この課題を解決するため、本発明は、被膜
を除去する時間を短縮し、有機膜エッチング装置のスル
ープットの低下を改善することのできる有機膜のエッチ
ング方法を提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載された有機膜のエッチング方
法は、SO2ガスまたはSO2を含むガスを用いて素子上
に形成された有機膜をエッチングする第1の工程と、第
1の工程により素子上に形成されSを含有する被膜を、
2ガスまたはH2を含むガスを用いてエッチング除去す
る第2の工程とを含んでいる。 【0015】請求項1記載の有機膜のエッチング方法に
よれば、素子上の被膜をエッチングする第2の工程にお
いてH2ガスまたはH2を含むガスをエッチングガスに用
いることにより、H2が被膜の主成分であるSと反応し
て、揮発性の硫化水素(H2S)を形成するので、被膜
を速やかに除去することができ、有機膜エッチング装置
のスループットの低下を大幅に改善できる。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明における有機膜エッチング
方法をMOSLSIのゲートエッチング工程を例に図面
を用いて説明する。 【0017】図1は、ゲートエッチング工程の工程断面
図を示す。図1において、1はシリコン基板、2はゲー
ト酸化膜、3はポリシリコン膜、4は有機膜、5はレジ
ストパターン、6はSを主成分とする被膜である。 【0018】図2は、本発明における有機膜エッチング
のエッチングシーケンスを示している。図2において時
点T1から時点T2を第1のステップ、時点T3から時点
4を第2のステップと呼称する。 【0019】シリコン基板1上には熱酸化によりゲート
酸化膜2が形成され、ゲート酸化膜2上には減圧CVD
法によるポリシリコン膜3が形成されている。ポリシリ
コン膜3上には有機膜4とレジストパターン5とが形成
されている(図1(a))。 【0020】有機膜4はレジストパターン5をフォトリ
ソ工程で形成する際に、ポリシリコン膜3表面からの反
射光を防止するために形成される。 【0021】まず、図2の第1のステップ(T1〜T2
においてSO2とO2の混合ガスのプラズマにより有機膜
4をエッチング除去する。このとき、露出したポリシリ
コン3表面とレジストパターン5表面にはエッチングガ
スであるSO2が分解して、硫黄(S)を主成分とする
被膜6が形成される(図1(b))。 【0022】次にポリシリコン膜3をエッチングするた
めに有機膜エッチング装置からポリシリコンエッチング
装置までウェハを大気中で搬送しなければならないが、
被膜6を残したままウェハを大気に暴露すると、被膜6
が吸湿し、その際、異物が成長する。この異物はポリシ
リコン膜3をエッチングする際にマスクとなって、パタ
ーン異常を誘発する原因となるので、あらかじめ除去す
る必要がある。 【0023】この被膜6を図2の第2のステップ(T3
〜T4)によりエッチング除去する。第2のステップ
(T3〜T4)は有機膜エッチング装置で引き続き実施さ
れる。本実施の形態においては第2のステップ(T3
4)にN2とH2の混合ガスによるプラズマを用いる。
このときH2が被膜6の主成分であるSと反応して、揮
発性の硫化水素(H2S)を形成するので、被膜6を速
やかに除去することができる(図1(c))。 【0024】次にポリシリコンエッチング装置でCl2
とHBrとの混合ガスのプラズマによりポリシリコン膜
3をエッチングする(図1(d))。 【0025】最後にゲートパターン上の有機膜4とレジ
ストパターン5とをアッシング除去してポリシリコンゲ
ートパターンは完成する(図1(e))。 【0026】本実施の形態によれば、有機膜4のエッチ
ング除去に要する時間と比較して、被膜6の除去時間を
0.25倍から0.5倍に短縮でき、従来の有機膜エッ
チング方法に比べて有機膜エッチング装置のスループッ
トを大幅に改善できる。具体的には、従来の被膜6のエ
ッチング除去時間が60秒〜120秒であるのに対し、
本実施の形態では、15秒〜30秒に短縮できる。 【0027】なお、本実施の形態において、有機膜4の
エッチングガスにSO2とO2との混合ガスを用いたが、
SO2のみのエッチングガスを用いてもよい。 【0028】また、被膜6のエッチングガスにH2とN2
との混合ガスを用いたが、H2のみのエッチングガスを
用いてもよい。また、NH3,CH3,CHF3,HC
l,HBr等の水素を含むガスを用いてもよい。 【0029】 【発明の効果】請求項1記載の有機膜のエッチング方法
によれば、素子上の被膜をエッチングする第2の工程に
おいてH2ガスまたはH2を含むガスをエッチングガスに
用いることにより、H2が被膜の主成分であるSと反応
して、揮発性の硫化水素(H2S)を形成するので、被
膜を速やかに除去することができ、有機膜エッチング装
置のスループットの低下を大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】MOSLSIのゲート形成の工程断面図 【図2】本発明の実施の形態における有機膜のエッチン
グシーケンス 【図3】従来の有機膜エッチングシーケンス 【符号の説明】 1 シリコン基板 2 ゲート酸化膜 3 ポリシリコン膜 4 有機膜 5 フォトレジストパターン 6 被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA25 HA23 HA24 JA04 4M104 AA01 BB01 CC05 DD43 DD65 GG09 GG10 GG14 HH20 5F004 AA16 DA00 DA04 DA24 DA25 DA26 DB02 DB23 EA26 5F046 MA11

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 SO2ガスまたはSO2を含むガスを用い
    て素子上に形成された有機膜をエッチングする第1の工
    程と、前記第1の工程により前記素子上に形成されSを
    含有する被膜を、H2ガスまたはH2を含むガスを用いて
    エッチング除去する第2の工程とを含む有機膜のエッチ
    ング方法。
JP2001191144A 2001-06-25 2001-06-25 有機膜のエッチング方法 Pending JP2003007684A (ja)

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