JPH0669169A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0669169A
JPH0669169A JP22179292A JP22179292A JPH0669169A JP H0669169 A JPH0669169 A JP H0669169A JP 22179292 A JP22179292 A JP 22179292A JP 22179292 A JP22179292 A JP 22179292A JP H0669169 A JPH0669169 A JP H0669169A
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JP
Japan
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resist
silicon
ashing
etching
contact hole
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Withdrawn
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JP22179292A
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English (en)
Inventor
Yukio Yoshida
幸男 吉田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レジストのアッシング方法に関し,シリコン
に対するエッチング速度比が大きなアッシング方法を提
供することを目的とする。 【構成】 表面に有機レジスト及びシリコン表出面を有
する基板を,CF4 ,O 2 及びN2 の混合ガスのプラズ
マから流出するガスに暴露してレジストをアッシングす
る工程を有する半導体装置の製造方法において,混合ガ
スに含まれるN2のモル濃度は,その混合ガスに含まれ
るO2 のモル濃度の20〜40%であることを特徴とし
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し,特にシリコンに対するエッチング速度比が大きな
レジストのアッシング方法に関する。
【0002】レジストのアッシングは,シリコン上に堆
積されたパターンを有機樹脂からなるレジストマスクを
用いて選択的にエッチングした後に,レジストマスクを
所謂ドライ工程で除去するために半導体装置の製造工程
で広く使用されている。
【0003】しかし,選択的エッチングによりシリコン
が表出される場合には,レジストマスクを除去するため
のアッシングの際,同時に表出されたシリコンがエッチ
ングされ,不都合を生ずるのである。
【0004】例えば,スクライブ領域内に位置合せのた
めの細い線状のパターンを形成すると,パターン周囲の
スクライブ領域はシリコンが表出するため,レジストの
アッシングの際にパターンの周囲からシリコンがエッチ
ングされて細いパターンが剥離し,他の領域に形成され
た回路に付着して半導体装置を不良にする。
【0005】このため,シリコンに対するエッチング速
度比が大きな有機レジストの除去方法が要望されてい
る。
【0006】
【従来の技術】有機レジストのアッシングには,CF4
とO2 の混合気体に微量のN2 を混入したガスをプラズ
マ励起して, プラズマから流出するガスにレジストを暴
露することによりアッシングするダウンフローアッシン
グ法が多用されている。
【0007】従来のダウンフローアッシングは,レジス
トのエッチング速度を大きくするために,N2 濃度がモ
ル比でO2 の数%以下のガスを用いてなされている。し
かし,かかるN2 濃度の範囲では,シリコンに対するエ
ッチング速度も大きい。例えば,N2 濃度がモル比でO
2 の1%の場合,レジストのエッチング速度は1200
nm/分と大きいが,シリコンのエッチング速度は8.4
nm/分であり,レジストのシリコンに対するエッチング
速度比は143である。
【0008】従って,例えば厚さ2μmのレジストマス
クを用いて細線をシリコン基板上に形成した後に行うレ
ジストのアッシングの際に,シリコンは13.9nmエッ
チングされる。
【0009】その結果,パターン精度が劣化し,さらに
パターン幅が狭いときにはパターン直下のシリコンがオ
ーバエッチングされる結果パターンが剥離する。特に,
スクライブラインは,トランジスタの形成工程におい
て,また配線のためのコンタクトを形成する工程におい
て,位置合わせのためにレジストに被覆されることなく
シリコン基板表面が露出されることから,これらの工程
でレジストアッシングを経るごとに繰り返してエッチン
グされている。
【0010】従って,スクライブラインに当初から形成
されている位置合せパターンは,重ねてオーバエッチン
グされるためパターンの剥離が生じ易く,半導体装置の
信頼性を劣化する原因となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように,従来
の微量のN2 を混入したCF4 とO2 の混合ガスをエッ
チングガスとして用いる有機レジストのダウンフローア
ッシングでは,シリコンのエッチング速度が大きいた
め,シリコン上に形成されたパターンの選択エッチング
用レジストマスクをアッシングするとき同時にシリコン
がエッチングされ,パターン精度の劣化又はパターンの
剥離を生ずるという問題がある。
【0012】本発明は,N2 を混入したCF4 とO2
混合ガスをエッチングガスとして用いる有機レジストの
ダウンフローアッシングにおいて,N2 濃度を濃くする
ことにより,シリコンに対するエッチング速度比が大き
なレジストのアッシング工程を有する半導体装置の製造
方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は,表面に有機レジスト及びシリコン表
出面を有する基板を,CF4 ,O2 及びN2 の混合ガス
のプラズマから流出するガスに暴露して該レジストをア
ッシングする工程を有する半導体装置の製造方法におい
て,該混合ガスに含まれるN2 のモル濃度は,該混合ガ
スに含まれるO 2 のモル濃度の20〜40%であること
を特徴として構成する。
【0014】
【作用】図1は本発明の原理説明図であり,図1(a)
はレジストのエッチング速度のN2 濃度依存性を示す
図,及び図1(b)はシリコンのエッチング速度のN2
濃度依存性を示す図であり,共にCF4 とO2 の混合気
体にN2 を混合したガスを用いたダウンフローアッシン
グでのエッチング速度を表している。
【0015】又,図1(c)は,シリコンに対するレジ
ストのエッチング速度の比(以下,シリコンに対するレ
ジストの選択比という。)のN2 濃度依存性を表してい
る。従来のレジストアッシングは, 図 1(a)のレジス
トのエッチング速度がピークとなるN2 濃度, 即ちN2
がO2 のモル濃度の略1%の混合比のガスを用いてなさ
れていた。
【0016】しかし,かかるN2 濃度の低いガスを用い
るプラズマアッシングでは,図1(b)を参照して,シ
リコンのエッチング速度もまた速いのである。このた
め,シリコンに対するレジストの選択比は,図1(c)
を参照して,従来の方法では142程度に過ぎない。
【0017】これに対し,本発明の構成では,レジスト
のアッシングは,CF4 とO2 の混合気体にN2 を酸素
のモル濃度の20〜40%量を混入したガスのプラズマ
から流出する気流に晒してなされる。
【0018】かかる20%以上のN2 濃度を有するCF
4 とO2 の混合気体を用いてするダウンフロー型のプラ
ズマアッシングにおいては,図1(a),(b)を参照
して,レジスト及びシリコンのエッチング速度は共に遅
くなるものの,レジストのエッチング速度は余り急激に
は遅くならないため,図1(c)を参照して,シリコン
に対するレジストの選択比は大きい。
【0019】従って,本構成に係るアッシングによれ
ば,レジストを十分にアッシングしても,表出するシリ
コンのエッチング量を僅かに留めることができるのであ
る。なお,N2 濃度が40%を超えるとレジストのエッ
チング速度が遅くなり過ぎるため,本発明に用いられる
範囲は40パーセント以下が好ましい。
【0020】
【実施例】本発明を,二層配線間の接続用コンタクトホ
ールに適用した実施例を参照して説明する。
【0021】図2は本発明の実施例断面工程図であり,
半導体装置を製造するためのコンタクトホール形成工程
におけるシリコン基板のスクライブ領域付近を表してい
る。先ず,図2(a)を参照して,シリコン基板1表面
に金属薄膜からなる例えば幅0.5μmのアルミニュウ
ムの露光用位置合せパターン6を,例えば幅1μmのス
クライブ領域7中央に形成する。
【0022】次いで,通常の製造工程を用いて半導体集
積回路をスクライブ領域7外に形成した後,基板全面に
SiO2 被膜2を厚さ500nm堆積し,一層配線3を形
成したのち,再び厚さ500nmのSiO2 被膜2を堆積
する。
【0023】なお,上記工程中において,スクライブラ
イン領域7に表出するシリコン基板1表面が以下に述べ
るようにアッシングの際にエッチングされるのはいうま
でもないが,図 2はエッチングされていない状態で描か
れている。
【0024】次いで,シリコン基板1全面に例えば厚さ
1.5μmのレジストを塗布し,スクライブ領域7上の
レジスト4及びSiO2 被膜2を除去して,位置合せパ
ターン6を露出する。
【0025】次いで,露出する位置合せパターンを利用
して露光し,一層配線3に接続するためのコンタクトホ
ール5を画定する開口をレジストに開設する。次いで,
図2(b)を参照して,レジスト4をマスクとするSi
2 被膜2の異方性イオンエッチングにより,コンタク
トホール5を開設する。
【0026】次いで,レジスト4をアッシングして除去
し,層間接続用のコンタクトホールを形成する。レジス
トのアッシングは,マイクロ波励起のダウンフローアッ
シング装置を用いてすることができる。また,アッシン
グガスは,流量250sccmのCF4 , 流量2000sccm
のO2 , 及び流量500sccmのN2 を混合して用い,気
圧160Paのプラズマを周波数2.54GHz,出力1.5
kWのマイクロ波で励起して用いることができる。基板温
度は例えば70℃としてよい。
【0027】このとき,レジストのアッシング速度は1
100nm/分,シリコンのエッチング速度は1.5nm/
分であり,シリコンに対するレジストの選択比は733
である。
【0028】これを,従来の方法におけるレジストのア
ッシング速度1200nm/分,シリコンのエッチング速
度8.4nm/分,シリコンに対するレジストの選択比1
42と比較すると,選択比は略5倍に改善されている。
【0029】従って,かかるシリコンの表出面がレジス
トのアッシング毎に繰り返しエッチングされるスクライ
ブ領域に狭い幅の位置合せパターンを配設しても,シリ
コン表面のオーバエッチングによるパターンの剥離は少
ない。
【0030】なお,スクライブ領域がエッチングされる
回数は,例えば二層配線のMOSゲートアレイにおいて
4回程度であるから,本発明の適用により略完全に剥離
を防止することができる。
【0031】他方,厚さ1.5μmのレジストのアッシ
ング時間は85秒間で十分であり,製造時間の増加は問
題とするに足りない程度に過ぎない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば,シリコンのエッチング
量が少ないレジストのアッシング方法を実現できるの
で,シリコン表出面のエッチングが少なく,パターンの
精度の劣化及びパターンの剥離が抑制された半導体装置
の製造方法を実現することができ,半導体装置の性能及
び信頼性向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理説明図
【図2】 本発明の実施例断面工程図
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 SiO2 被膜 3 一層配線 4 レジスト 5 コンタクトホール 6 位置合せパターン 7 スクライブ領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に有機レジスト及びシリコン表出面
    を有する基板を,CF4 ,O2 及びN2 の混合ガスのプ
    ラズマから流出するガスに暴露して該レジストをアッシ
    ングする工程を有する半導体装置の製造方法において, 該混合ガスに含まれるN2 のモル濃度は,該混合ガスに
    含まれるO2 のモル濃度の20〜40%であることを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
JP22179292A 1992-08-20 1992-08-20 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH0669169A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100735016B1 (ko) * 2005-08-17 2007-07-03 삼성전자주식회사 플라즈마 공정에서의 차지업 방지 방법 및 그것에 의해제조된 반도체 웨이퍼
CN100428420C (zh) * 2002-09-27 2008-10-22 上海华虹(集团)有限公司 Z3ms刻蚀后的干法去胶工艺

Cited By (2)

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