JP2003007597A - マスクパターン偏倍方法、偏倍装置及びマスク構造体 - Google Patents

マスクパターン偏倍方法、偏倍装置及びマスク構造体

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JP2003007597A
JP2003007597A JP2001190809A JP2001190809A JP2003007597A JP 2003007597 A JP2003007597 A JP 2003007597A JP 2001190809 A JP2001190809 A JP 2001190809A JP 2001190809 A JP2001190809 A JP 2001190809A JP 2003007597 A JP2003007597 A JP 2003007597A
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mask pattern
mask
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Akira Moriya
章 森谷
Goji Miyaji
剛司 宮地
Shinichi Hara
真一 原
Toshinobu Tokita
俊伸 時田
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X軸方向とY軸方向とで異なる所望の倍率補
正を行う偏倍を可能にして、より高精度な重ね合わせを
実現する。 【解決手段】 マスクパターンを形成したマスク基板と
四角窓2を有するリング状の支持フレーム1を持ったマ
スク構造体に対し、四角窓2の両対角線の実質的な延長
上にある支持フレーム外周の4箇所を加圧点4〜7とし
て力を加え、且つ各加圧点4〜7を中心として力のベク
トルの角度を調整して力を加え、加圧点の一部につい
て、互いに直交する2方向の加圧用に分けて加圧点を設
け、力のベクトルの一部について、四角窓2の辺に平行
なX軸方向とY軸方向に力を分解して支持フレーム1に
力を加えることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス製
造に使用するマスク構造体やこのマスクパターンの補正
技術に関する。またこの補正技術を用いた露光装置やデ
バイス製造方法等に関する。さらにはこの補正技術を用
いたマスクパターン製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスにおいて 非常に微細な
パターンを形成するための技術として、X線を利用した
リソグラフィ技術が注目されている。その中で、マスク
とウエハを近接させて配置し、X線を照射することで等
倍露光転写する方式がある。この方式では、マスクとウ
エハが近接して配置され、縮小投影光学系が存在しない
ために、ウエハ上に転写する転写倍率を調整することが
出来ない。
【0003】この課題に対して、特開平10−2420
33号公報に開示されているようにマスク構造体に外力
を加え、パターンサイズを変化させる(倍率補正)方法
が提案されている。
【0004】これは図15に示したように、マスク構造
体の四角窓の両対角線の延長上のそれぞれの方向に2つ
の突き当て固定部材258,259を配置し、この突き
当て固定部材の対向位置にマスク中心に向けて力P1,
P2を加え、倍率補正を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、XY等方的なパターンの変化(正方形状の縮小
変形)は得られるが、X軸方向とY軸方向で異なる所望
の偏倍(長方形状の縮小変形)の倍率補正を行う方法が
見出せずにいた。
【0006】本発明の第一の目的は、上記従来例を改良
し、X軸方向とY軸方向で異なる倍率での補正も可能に
し、より高精度な重ね合わせを実現するマスクパターン
偏倍方法を提供することである。
【0007】本発明の第二の目的は、より簡便な機構や
加圧の方法により上記第一の目的を実現する方法を提供
することである。
【0008】本発明の第三の目的は、X軸方向とY軸方
向で異なる倍率でのマスクパターンの補正にも対応でき
る、感光基板であるウエハへのマスクパターン転写工程
を含むデバイス製造方法を提供することである。
【0009】本発明の第四の目的は、本発明に係るマス
クパターン偏倍方法を用い、所定の力でメンブレンに歪
を与えた状態でマスクパターン描画を行うマスクパター
ン製造方法を提供することである。
【0010】本発明の第五の目的は、本発明に係るマス
クパターン偏倍方法を行うためのマスク構造体を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため、本発明の第一の局面は、マスクパターン
を形成したマスク基板と四角窓を有するリング状の支持
フレームを持ったマスク構造体に対し、前記四角窓の両
対角線の実質的な延長上にある支持フレーム外周の4箇
所を加圧点として力を加え、且つ前記加圧点を中心とし
て力のベクトルの角度を調整することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第二の
局面は、力のベクトルを四角窓に平行にX軸方向と、Y
軸方向とに力を分解して支持フレームを加圧する方法
や、ころがり接触可能部を介して、前記支持フレームに
力を加えたり、加圧点の一部を固定点にしたり、さらに
固定点の少なくとも一部について、該固定点を受止める
受止め機構にスライド機能を付加したことにより、より
簡便で扱いやすい機構や加圧方法にすることである。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第三の
局面は、X線露光等における感光基板へのマスクパター
ン転写工程を含むデバイス製造方法に、本発明のマスク
パターン偏倍方法を利用することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第四の
局面は、エレクトロンビーム等によりマスクパターン描
画を行うマスクパターン製造方法に、本発明のマスクパ
ターン偏倍方法を利用することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第五の
局面に係るマスク構造体は、マスクパターンが形成され
たメンブレンを有するマスク基板と、四角窓を有する支
持フレームを備え、支持フレームの外形が本発明に係る
パターン偏倍方法に対応してW字形溝、またはV字形溝
を有する形状や、面取りされた形状であることを特徴と
する。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第六の
局面は、マスクパターンを形成したマスク基板と四角窓
を有するリング状の支持フレームを持ったマスク構造体
に対し、前記四角窓の両対角線の延長上にある支持フレ
ーム外周の4箇所を加圧点として力を加える加圧機構を
備え、前記加圧点を中心として前記加圧機構に基づく力
のベクトルの角度が可変であることを特徴とする。
【0017】また、本発明に係るマスクパターン偏倍装
置は、加圧点の少なくとも一部について、互いに交差す
る2方向の加圧用に分けて加圧点を設け、力のベクトル
の少なくとも一部について、前記四角窓の辺に平行なX
軸方向とY軸方向に力を分解して前記支持フレームに力
を加えてもよく、ころがり接触可能部を介して、前記支
持フレームに力を加えることが望ましく、加圧点の一部
を固定点とすることが望ましく、前記固定点の少なくと
も一部について、該固定点を受止める受止め機構にスラ
イド機能を付加することが好ましい。
【0018】本発明は、上記いずれかのマスクパターン
偏倍方法または偏倍装置を用いてマスクパターンを製造
し、そのマスクパターンに基づいて、感光基板へのマス
クパターン転写を行う露光装置にも適用可能である。
【0019】また、本発明は、前記露光装置を含む各種
プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に設置する工
程と、該製造装置群を用いて複数のプロセスによって半
導体デバイスを製造する工程とを有する半導体デバイス
製造方法にも適用可能であり、前記製造装置群をローカ
ルエリアネットワークで接続する工程と、前記ローカル
エリアネットワークと前記半導体製造工場外の外部ネッ
トワークとの間で、前記製造装置群の少なくとも1台に
関する情報をデータ通信する工程とをさらに有すること
が望ましく、前記露光装置のベンダもしくはユーザが提
供するデータベースに前記外部ネットワークを介してア
クセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守情報
を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半導体製
造工場との間で前記外部ネットワークを介してデータ通
信して生産管理を行うことが好ましい。
【0020】また、本発明は、前記露光装置を含む各種
プロセス用の製造装置群と、該製造装置群を接続するロ
ーカルエリアネットワークと、該ローカルエリアネット
ワークから工場外の外部ネットワークにアクセス可能に
するゲートウェイを有し、前記製造装置群の少なくとも
1台に関する情報をデータ通信することを可能にした半
導体製造工場にも適用可能である。
【0021】また、本発明は、半導体製造工場に設置さ
れた前記露光装置の保守方法であって、前記露光装置の
ベンダもしくはユーザが、半導体製造工場の外部ネット
ワークに接続された保守データベースを提供する工程
と、前記半導体製造工場内から前記外部ネットワークを
介して前記保守データベースへのアクセスを許可する工
程と、前記保守データベースに蓄積される保守情報を前
記外部ネットワークを介して半導体製造工場側に送信す
る工程とを有する露光装置の保守方法にも適用可能であ
る。
【0022】また、本発明は、前記露光装置において、
ディスプレイと、ネットワークインタフェースと、ネッ
トワーク用ソフトウェアを実行するコンピュータとをさ
らに有し、露光装置の保守情報をコンピュータネットワ
ークを介してデータ通信することを可能にしたことを特
徴としてもよく、前記ネットワーク用ソフトウェアは、
前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
続され前記露光装置のベンダもしくはユーザが提供する
保守データベースにアクセスするためのユーザインタフ
ェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネット
ワークを介して該データベースから情報を得ることを可
能にすることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明のマスクパターン偏
倍方法を行う際、マスク構造体の支持フレーム1に加え
る力のベクトル(力の大きさと方向)と四角窓2との位
置関係を説明するための平面図である。X軸及びY軸
は、図1に示すように四角窓2に対して対応する辺に平
行に定める。このマスクパターン偏倍方法は、四角窓2
の両対角線の延長直線上で支持フレーム1の外周3に加
圧点4〜7を定め、これらの各加圧点に力Fcを加えて
行われる。力Fcは、X軸方向の力FaとY軸方向の力
Fbの合力である。
【0024】所望するX軸方向の偏倍が−αppm、Y
軸方向の偏倍が−βppmを得るために、力Faと力F
bの大きさ(スカラ量)が定まる。
【0025】力Fcを加えるための加圧機構は、4箇所
の加圧点4〜7を中心としてそれぞれの矢印で示すよう
に角度を変えられる機構になっており、本実施形態に係
る方法は、所望するX軸方向、及びY軸方向の偏倍を得
るために設定したX軸方向の力FaとY軸方向の力Fb
の合力に相当する力の大きさと角度θの力の方向である
力Fcを加えるものである。
【0026】図1における力Fa、力Fb、及び力Fc
の関係は、以下の通りである。 Fa⊥Fb 力Fcの大きさ(スカラ量) Fc=√(Fa2 +Fb2 ) 力FcとX軸とがなす角度をθとすると、 θ=tan-1 Fb/Fa 図2は図1のマスクパターン偏倍方法におけるマスク構
造体の支持フレーム1に加える力Fcを、四角窓9の辺
に平行なX軸方向の力FaとY軸方向の力Fbに力を分
解して支持フレーム8に力を加える方法を示す平面図で
ある。
【0027】X軸及びY軸は、四角窓9に対して図2に
示すように対応するそれぞれの辺に平行に定める。加圧
点11〜14は、四角窓9の両対角線の延長直線上で支
持フレーム8の外周10に定め、その各加圧点にそれぞ
れ力Fa、及び力Fbが加えられる。
【0028】図3は、X線を使用したリソグラフィに用
いられる透過形マスク構造体の構成を示す一部破断斜視
図である。
【0029】15はシリコンウエハからなる円形のマス
ク基板である。マスク基板15には基板の方向を規定す
るオリフラ部16という切り欠きと放射ビーム透過領域
である四角窓17が形成されている。このオリフラ部1
6に代わりマスク基板15にV字形溝等を形成しマスク
基板15の方向を規定するものもある。
【0030】このマスク基板15は、シリコン基板の表
面にSiNやSiCの膜を成膜した後、シリコン基板の
片側から四角窓となる部分をバックエッチング処理にて
極薄のメンブレンであるSiNやSiCの膜を残し、こ
のメンブレン上に放射線吸収体(WやTa等の金属)で
転写すべきマスクパターン18が形成される。
【0031】本発明の実施形態に係るマスクパターン偏
倍方法は、マスクパターンを縮小させて補正を行うた
め、マスクパターン18は理想的な転写パターンサイズ
に対してあらかじめ僅かに大きな倍率で形成されてい
る。このオフセット倍率は、転写後のウエハプロセスで
想定されるプロセス歪も考慮して決定される。
【0032】19はマスク基板15を支持して補強する
ためのリング状の支持フレームである。支持フレーム1
9の材料は耐熱ガラスやSiC等のセラミックが好まし
い。マスク基板15と支持フレーム19は接着剤接合あ
るいは陽極接合などの手法により接合している。
【0033】支持フレーム19には方向を規定するノッ
チ部20というV字形溝と、放射ビーム透過領域である
四角窓21が形成されている。支持フレーム19の外形
は、円形上段部22、及び円形下段部23の上下2段の
円盤形状を基本にしているが、後述するように本発明の
マスクパターン偏倍方法に対応して、W字形溝やV字形
溝を設けたり、あるいは加圧点を面取りするためその外
形が四角のような形状になるものもある。
【0034】図4は本発明の第一の実施形態に係るマス
クパターン偏倍方法の実施用装置を示す平面図である。
本実施形態は、マスク構造体の支持フレーム24の四角
窓25の両対角線の延長直線上で支持フレーム24の円
形上段部26外周に固定点27,28、及び加圧点2
9,30を設けたものである。別の実施形態として支持
フレーム24の円形下段部外周に固定点、及び加圧点を
設ける場合もある。
【0035】図4を図1と対比すると、図1の加圧点
4,5の力Fcに代わり、図4では、加圧機構を持たず
固定刃先31,32を突き当てる受止め機構を用いて固
定点27,28を受止め、加圧機構の簡略化と固定点の
突き当て受止めによるマスク構造体の位置決めを図って
いる。これらの受止め機構は、固定刃先31,32を含
む全体が対応するそれぞれのレール33,34、及びレ
ール35,36上に設置され、矢印に示すように円形上
段部26外周の接線方向に平行にスライド可能な機構に
なっており、マスク構造体の縮小変形を拘束しないよう
に機能する。マスク構造体の脱着の際は、固定刃先3
1,32は破線で示すそれぞれの対応する位置37,3
8まで待避できるようになっている。
【0036】加圧刃先39,40は、ロードセル等によ
る個別の加圧力検出部41,42を備え、図1で示した
力Fcを発生するそれぞれのアクチュエータ43,44
の対応するそれぞれの出入ロッド43a,44aに固定
されている。マスク構造体の脱着の際は、加圧刃先3
9,40は対応するそれぞれの破線で示す位置45,4
6まで待避できるようになっている。
【0037】アクチュエータ43,44をはじめとする
加圧刃先39,40を有する加圧機構は、対応するそれ
ぞれのレール47,48、及びレール49,50上に設
置され、対応するそれぞれの加圧点29,30を中心と
して矢印に示す方向に旋回可能な機構になっており、図
1で示したように所望するX軸方向と、Y軸方向とで異
なる倍率の偏倍を得るために設定したX軸方向の力Fa
とY軸方向の力Fbの合力に相当する力を加えるもので
ある。
【0038】ピン51は、支持フレーム24のV字形溝
状のノッチ部52により、マスク基板の方向を規定する
ものである。またピン51はベース板53の面の下に隠
れたり、横にスライドするなど待避機能を有する。
【0039】54〜56はマスク押えであり、ここでは
このマスク押え54〜56が破線で示すそれぞれの対応
する位置57〜59に旋回して、マスク構造体の支持フ
レーム24を3点のボール(不図示)とこのマスク押え
54〜56で挟んで固定するようになっている。
【0040】図4に示す装置は、X線露光装置のX線マ
スク保持装置として用い、所望するX軸方向、及びY軸
方向の偏倍になるように、支持フレーム24に力を加え
た状態でX線を照射し、感光基板としてのウエハへのマ
スクパターン18の転写を行う方法の実施に用いること
が出来る。
【0041】また、図4に示す装置は、エレクトロンビ
ーム等によりマスクパターン描画を行う際のマスク保持
装置として用い、所定の力でメンブレンに歪を与えた状
態でマスクパターン描画を行う方法の実施に用いること
が出来る。
【0042】図5は本発明の第二の実施形態に係るマス
クパターン偏倍方法の実施用装置の例を示す平面図であ
る。固定点63,64及び加圧点65,66は、マスク
構造体の支持フレーム60の四角窓61の両対角線の延
長上で支持フレーム60の円形上段部の外周62に定
め、加圧点65,66に力Fcが加えられる。図1と対
比すると、図1の加圧点4,5の力Fcに代わり、図5
では固定点63,64を用い、加圧機構の簡略化と固定
点突き当て受止めによるマスク構造体の位置決めを図っ
ている。
【0043】この固定点63,64を受止める受止め機
構は、矢印によって示す方向にスライド可能な機構にな
っており、スライドの方向を定める角度θは、加圧点6
5,66の力FcをX軸方向、及びY軸方向に力を分解
した力Fa、及び力Fbの比に対応して設定する。
【0044】図4の固定点27,28に対する受止め機
構は、矢印に示すように接線方向に平行な方向にスライ
ド可能な機構であったが、図5ではスライドの方向を変
える機構を付加することにより、より大きな偏倍、つま
りX軸倍率とY軸倍率との差を大きくするときに生じる
長方形縮小変形以外の残差の改善を行っている。
【0045】図6は本発明の第三の実施形態に係るマス
クパターン偏倍方法の実施用装置の例を示す平面図であ
る。同図に示すように、X軸及びY軸は四角窓68に対
して対応するそれぞれの辺に平行に定める。固定点70
はマスク構造体の支持フレーム67の四角窓68の両対
角線の延長直線上で支持フレームの円形上段部69外周
の所に定め、固定点70に対しX軸方向に延長した場所
にある加圧点71ではX軸方向の力を加え、固定点70
に対しY軸方向に延長した場所にある加圧点72ではY
軸方向の力を加え、固定点70の対角方向にある加圧点
73においては、X軸方向の力FaとY軸方向の力Fb
の合力を加える。なお、加圧点71はY軸方向に動か
ず、一方加圧点72はX軸方向に動かない様にする。
【0046】固定刃先74は支持フレーム67に力を加
える際、一切動かないよう固定しているが、マスク構造
体の脱着の際は、破線で示す位置75まで待避できるよ
うになっている。
【0047】加圧刃先76〜78は、ロードセル等によ
るそれぞれの加圧力検出部79〜81を備えている。ま
た、加圧刃先76,77は、スライダ82,83を備
え、それぞれ力の方向のX軸方向、及びY軸方向にスラ
イドし、かつ力の方向に対し垂直な方向のY軸方向、及
びX軸方向の力に抗する。
【0048】加圧刃先76〜78は、力を発生するそれ
ぞれのアクチュエータ84〜86の出入ロッド84a〜
86aに固定されている。マスク構造体の脱着の際は、
加圧刃先76〜78は破線で示すそれぞれの位置87〜
89まで待避できるようになっている。
【0049】アクチュエータ86をはじめとする加圧刃
先78を含む加圧機構は、レール90,91上に設置さ
れており、加圧点73を中心として矢印に示す方向に旋
回可能な機構になっている。
【0050】ピン92は、支持フレーム67のV字形溝
状のノッチ部93により、マスク基板の方向を規定する
ものである。またピン92は、ベース板94の面の下に
隠れたり横にスライドするなど待避機能を有する。
【0051】95〜97はマスク押えであり、ここでは
これらのマスク押え95〜97が破線で示すそれぞれの
位置98〜100に旋回して、マスク構造体の支持フレ
ーム67を3点のボール(不図示)とこのマスク押え9
5〜97で挟んで固定するようになっている。
【0052】図7は本発明のマスクパターン偏倍方法に
おいて、支持フレーム101に形成したW字形溝によ
り、四角窓102の辺に平行なX軸方向とY軸方向に力
を分解して支持フレームに力を加える一例を説明するた
めの図である。マスク構造体の支持フレーム101は、
その円形上段部または円形下段部のどちらかの一方の外
周103にW字形溝104〜107を設け、X軸方向加
圧用とY軸方向加圧用に分けて加圧点108〜115を
設け、図1における合力Fcで力を加えるのではなく、
力Faと力Fbとに分けて力を加えるようにしてある。
【0053】図7に示すようにX軸方向とY軸方向に分
けて力を加えるようにしたこの方法は、X軸方向及びY
軸方向のいずれかの力がゼロまたはゼロに近い場合の偏
倍を行うときも対応が容易である。
【0054】図8は本発明の第四の実施形態に係るマス
クパターン偏倍方法の実施用装置の例を示す平面図であ
る。同図において、マスク構造体の支持フレーム116
は、四角窓117の両対角線の延長上の円形上段部11
8外周の所にW字形溝119〜122が形成されてい
る。
【0055】図中左上の固定点123,124はW字形
溝119の部分に定めている。倍率補正動作中、固定点
123,124を受止める受止め機構は固定状態になっ
ている。マスク構造体の脱着の際は、固定刃先125,
126は破線で示す位置127,128まで待避する。
図中右上のW字形溝120の部分に固定点129、及び
加圧点130がある。図7と図8とを対比すると、図7
の加圧点108,109の代わりに図8では固定点12
3,124が定められ、図7の加圧点110の代わりに
図8では固定点129が定められている。
【0056】図8中右上の固定刃先131を有する受止
め機構はレール132,133上に設置され、矢印に示
す方向にスライド可能な機構になっており、この受止め
機構は矢印の方向に対し垂直な方向に動かず、かつマス
ク構造体の縮小変形を拘束しないように機能する。マス
ク構造体の脱着の際は、固定刃先131は破線で示す位
置134まで待避する。
【0057】加圧刃先135はロードセル等による加圧
力検出部136を備え、力Faを発生するアクチュエー
タ137の出入ロッド137aに固定されている。マス
ク構造体の脱着の際は、加圧刃先135は位置138ま
で待避できるようになっている。
【0058】アクチュエータ137をはじめとする加圧
刃先135を有する加圧機構はレール139,140上
に設置され、矢印に示す方向にスライド可能な機構にな
っている。
【0059】W字形溝121,122の部分にそれぞれ
の加圧点141〜144がある。加圧刃先145〜14
8は、それぞれロードセル等による加圧力検出部149
〜152を備え、力を発生するそれぞれのアクチュエー
タ153〜156の出入ロッド153a〜156aに固
定されている。マスク構造体の脱着の際は、加圧刃先1
45〜148は対応するそれぞれの位置157〜160
まで待避できるようになっている。
【0060】これらアクチュエータ153〜156をは
じめとする加圧刃先145〜148を有する加圧機構は
対応するそれぞれのレール161〜168上に設置さ
れ、それぞれ矢印に示す方向にスライド可能な機構にな
っている。
【0061】169〜171はマスク押えであり、ここ
では、これらのマスク押え169〜171が破線で示す
対応するそれぞれの位置172〜174に旋回して、マ
スク構造体の支持フレーム116を3点のボール(不図
示)とこのマスク押え169〜171で、挟んで固定す
るようになっている。
【0062】図8に示す装置は、X線露光装置のX線マ
スク保持装置として用い、所望するX軸方向、及びY軸
方向の偏倍になるように、支持フレーム116に力を加
えた状態でX線を照射し、ウエハへのマスクパターンの
転写を行う方法の実施に用いることが出来る。
【0063】また図8に示す装置は、エレクトロンビー
ム等によりマスクパターン描画を行う際のマスク保持装
置として用い、所定の力でメンブレンに歪を与えた状態
でマスクパターン描画を行う方法の実施に用いることが
出来る。
【0064】図9は図7の偏倍方法にて、支持フレーム
の円形上段部の外周に加える力Fa、及び力Fbの力の
大きさを変えた場合における四角窓の変化の様子を拡大
して示した図である。図9の例では破線で示した正方形
が、自然状態の四角窓サイズである。
【0065】力Fa、及び力Fbが同じ大きさのときは
(図中、Fa=10N,Fb=10N)、X軸方向及び
Y軸方向共に同じ倍率で縮小し、実線で示した正方形の
四角窓サイズとなるが、力Faと力Fbの大きさが異な
ってくると、X軸方向とY軸方向の縮小倍率が異なる偏
倍が得られ、正方形だった四角窓が長方形状に変化す
る。
【0066】図10は本発明に係るマスクパターン偏倍
方法において、支持フレーム175に形成したV字形溝
により、四角窓176の辺に平行なX軸方向とY軸方向
に力を分解して支持フレーム175に力を加える一例を
説明するための図である。マスク構造体の支持フレーム
175は、円形上段部または円形下段部のどちらかの一
方の外周177にV字形溝178〜181を設け、この
それぞれのV字形溝部分に、ころがり接触可能部として
のボール182〜185により力Fa、及び力Fbの力
が加わるようにしたものである。ころがり接触可能部と
しては上記ボールの代わりに円筒でもよい。
【0067】図11は本発明の第五の実施形態に係るマ
スクパターン偏倍方法の実施用装置の例を示す図であ
る。マスク構造体の支持フレーム186は、四角窓18
7の両対角線の延長線上における円形下段部188外周
の所にV字形溝189〜192が形成されている。別の
実施形態として支持フレーム186の円形上段部外周に
V字形溝を形成し固定点、及び加圧点を設ける場合もあ
る。
【0068】図11を図10と対比すると、図10のボ
ール182に作用する力Fa、及び力Fbの代わりに、
図11ではボール193を固定点にした機構である。ボ
ール193はマスク構造体の脱着の際や位置調整等のた
めに可動機能を付ける場合があるが、倍率補正動作中は
固定状態になっている。
【0069】図10のボール183に作用する力Fb,
及びボール184に作用するFaの代わりに、図11の
ボール194,195は、対応するそれぞれのレール1
96,197、及びレール198,199に設置された
それぞれのスライダ200,201に固定され、それぞ
れ矢印に示す方向にスライド可能でかつ矢印方向に対し
垂直な方向に動かず、かつマスク構造体の縮小変形を拘
束しないように機能する。
【0070】加圧部202,203は、ロードセル等に
よる加圧力検出部204,205を備え、力を発生する
アクチュエータ206,207の出入ロッド206a,
207aに固定されている。
【0071】V字形溝部分192は、ボール208を介
して加圧部209により力が加えられる。加圧部209
はロードセル等による加圧力検出部210を備え、力を
発生するアクチュエータ211の出入ロッド211aに
固定されている。これらアクチュエータ211をはじめ
とする加圧部209を含む加圧機構は、レール212,
213上に設置され、ボール208を中心として矢印に
示す方向にスライド可能な機構になっている。
【0072】ころがり接触可能部としてのボール19
4,195,208は、加圧刃先に磁力で保持するなど
の方法で自由に回転する機能を付加する場合がある。
【0073】214〜216はマスク押えであって、こ
こではこれらのマスク押え214〜216が破線で示す
それぞれの位置217〜219に旋回して、マスク構造
体の支持フレーム186を3点のボール(不図示)とこ
のマスク押えで、挟んで固定されるようになっている。
【0074】図11に示す装置は、X線露光装置のX線
マスク保持装置として用い、所望するX軸方向、及びY
軸方向の偏倍になるように、支持フレーム186に力を
加えた状態でX線を照射し、ウエハへのマスクパターン
の転写を行う方法の実施に用いることが出来る。
【0075】また図11に示す装置は、エレクトロンビ
ーム等によりマスクパターン描画を行う際のマスク保持
装置として用い、所定の力でメンブレンに歪を与えた状
態でマスクパターン描画を行う方法の実施に用いること
が出来る。
【0076】図12は本発明のマスクパターン偏倍方法
において、支持フレーム220の上段部または下段部の
どちらかの一方の外周に四角形外周を形成することによ
り、四角窓221の辺に平行なX軸方向とY軸方向に力
を分解して支持フレーム220に力を加える一例を説明
するための図である。マスク構造体の支持フレーム22
0は、四角窓221の各辺に平行な四角形外周222を
形成し、X軸方向加圧用とY軸方向加圧用に分けて加圧
点223〜230を設け、この四角形外周222の辺に
力Fa、及び力Fbの力を加えるようにしたものであ
る。この場合、支持フレーム220の各面取り部分近傍
の力Faと力Fbの方向を示す矢印の延長直線の交点、
つまり各一組の力Faと力Fb例えば加圧点223と2
24における力Faと力Fbの合力の作用点は、四角窓
221の右下がり対角線の左上方への延長直線上にあ
る。
【0077】図13は本発明の第六の実施形態に係るマ
スクパターン偏倍方法の実施用装置の例を示す簡略図で
ある。マスク構造体の支持フレーム231は、上段部2
33外周が、四角窓232に平行な四角形外周234を
有し、四角形外周234の角部が面取りされている。支
持フレーム231の方向を規定するノッチ部235とし
てのV字形溝235は下段部236に設ける。
【0078】図13を図12と対比すると、図12の加
圧点223,224の代わりに、図13では固定点23
7,238にした機構である。また図12の加圧点22
5,226の代わりに、図13では矢印に示す方向にス
ライド可能な受止め機構で固定点239,240を受止
めるものとし、ここでの受止め機構は、それぞれ矢印に
示す方向にスライド可能でありかつ矢印方向に対し垂直
な方向に動かない機構になっている。
【0079】加圧点241〜244の力Fa、及び力F
bに係る加圧機構は、それぞれ矢印に示す力の方向に垂
直な方向にスライド可能な機構になっており、マスク構
造体の変形を拘束しないように機能する。この場合も、
支持フレーム231の各面取り部分近傍の力Faと力F
bを示す矢印の延長直線の交点、つまり各一組の力Fa
と力Fbの合力の作用点は、四角窓232の両対角線の
いずれかの延長直線上にある。
【0080】図14は本発明の第七の実施形態に係るマ
スクパターン偏倍方法の実施用装置の例を示す簡略図で
ある。図13では支持フレームの上段部が四角形形状を
示すのに対し、図14はマスク構造体の支持フレーム2
45の下段部246外周が四角窓247に平行な四角形
外周248を有する。ここでは支持フレーム245の方
向を規定するノッチ部249としてのV字形溝は下段部
246外周の面取り部分に設けているが、四角形外周2
48の部分に設けても良い。
【0081】図14を図12と対比すると、図12の加
圧点223,224の代わりに、図14では固定点25
0,251にして受け止め機構が設けられている。また
図12の加圧点225,226の代わりに、図14では
矢印に示す方向にスライド可能な受止め機構で固定点2
52,253を受止めるようにして、この受止め機構
は、それぞれ矢印に示す方向にスライド可能であり、か
つ矢印方向に対し垂直な方向に動かない機構になってい
る。
【0082】加圧点254〜257の力Fa、及び力F
bに係る加圧機構は、それぞれ矢印に示す力の方向に垂
直な方向にスライド可能な機構になっており、マスク構
造体の変形を拘束しないように機能する。この場合も、
支持フレーム245の各面取り部分近傍の力Faと力F
bを示す矢印の延長直線の交点、つまり各一組の力Fa
と力Fbの合力の作用点は、四角窓247の両対角線の
いずれかの延長直線上にある。
【0083】(半導体生産システムの実施形態)次に、
本発明に係る装置を用いた半導体デバイス(ICやLS
I等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘ
ッド、マイクロマシン等)の生産システムの例を説明す
る。これは半導体製造工場に設置された製造装置のトラ
ブル対応や定期メンテナンス、あるいはソフトウェア提
供などの保守サービスを、製造工場外のコンピュータネ
ットワークを利用して行うものである。
【0084】図16は全体システムをある角度から切り
出して表現したものである。図中、1101は半導体デ
バイスの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)
の事業所である。製造装置の実例としては、半導体製造
工場で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例え
ば、前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッ
チング装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装
置、平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査
装置等)を想定している。事業所1101内には、製造
装置の保守データベースを提供するホスト管理システム
1108、複数の操作端末コンピュータ1110、これ
らを結んでイントラネット等を構築するローカルエリア
ネットワーク(LAN)1109を備える。ホスト管理
システム1108は、LAN1109を事業所の外部ネ
ットワークであるインターネット1105に接続するた
めのゲートウェイと、外部からのアクセスを制限するセ
キュリティ機能を備える。
【0085】一方、1102〜1104は、製造装置の
ユーザとしての半導体製造メーカの製造工場である。製
造工場1102〜1104は、互いに異なるメーカに属
する工場であっても良いし、同一のメーカに属する工場
(例えば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっ
ても良い。各工場1102〜1104内には、夫々、複
数の製造装置1106と、それらを結んでイントラネッ
ト等を構築するローカルエリアネットワーク(LAN)
1111と、各製造装置1106の稼動状況を監視する
監視装置としてホスト管理システム1107とが設けら
れている。各工場1102〜1104に設けられたホス
ト管理システム1107は、各工場内のLAN1111
を工場の外部ネットワークであるインターネット110
5に接続するためのゲートウェイを備える。これにより
各工場のLAN1111からインターネット1105を
介してベンダ1101側のホスト管理システム1108
にアクセスが可能となり、ホスト管理システム1108
のセキュリティ機能によって限られたユーザだけにアク
セスが許可となっている。具体的には、インターネット
1105を介して、各製造装置1106の稼動状況を示
すステータス情報(例えば、トラブルが発生した製造装
置の症状)を工場側からベンダ側に通知する他、その通
知に対応する応答情報(例えば、トラブルに対する対処
方法を指示する情報、対処用のソフトウェアやデータ)
や、最新のソフトウェア、ヘルプ情報などの保守情報を
ベンダ側から受け取ることができる。各工場1102〜
1104とベンダ1101との間のデータ通信および各
工場内のLAN1111でのデータ通信には、インター
ネットで一般的に使用されている通信プロトコル(TC
P/IP)が使用される。なお、工場外の外部ネットワ
ークとしてインターネットを利用する代わりに、第三者
からのアクセスができずにセキュリティの高い専用線ネ
ットワーク(ISDNなど)を利用することもできる。
また、ホスト管理システムはベンダが提供するものに限
らずユーザがデータベースを構築して外部ネットワーク
上に置き、ユーザの複数の工場から該データベースへの
アクセスを許可するようにしてもよい。
【0086】さて、図17は本実施形態の全体システム
を図16とは別の角度から切り出して表現した概念図で
ある。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユ
ーザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外
部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介し
て各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報
をデータ通信するものであった。これに対し本例は、複
数のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装
置のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部
ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデー
タ通信するものである。図中、1201は製造装置ユー
ザ(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工
場の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここ
では例として露光装置1202、レジスト処理装置12
03、成膜処理装置1204が導入されている。なお図
17では製造工場1201は1つだけ描いているが、実
際は複数の工場が同様にネットワーク化されている。工
場内の各装置はLAN1206で接続されてイントラネ
ットを構成し、ホスト管理システム1205で製造ライ
ンの稼動管理がされている。
【0087】一方、露光装置メーカ1210、レジスト
処理装置メーカ1220、成膜装置メーカ1230など
ベンダ(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供
給した機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム
1211,1221,1231を備え、これらは上述し
たように保守データベースと外部ネットワークのゲート
ウェイを備える。ユーザの製造工場内の各装置を管理す
るホスト管理システム1205と、各装置のベンダの管
理システム1211,1221,1231とは、外部ネ
ットワーク1200であるインターネットもしくは専用
線ネットワークによって接続されている。このシステム
において、製造ラインの一連の製造機器の中のどれかに
トラブルが起きると、製造ラインの稼動が休止してしま
うが、トラブルが起きた機器のベンダからインターネッ
ト1200を介した遠隔保守を受けることで迅速な対応
が可能であり、製造ラインの休止を最小限に抑えること
ができる。
【0088】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実行
するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモ
リやハードディスク、あるいはネットワークファイルサ
ーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフト
ウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例え
ば図18に一例を示す様な画面のユーザインタフェース
をディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理
するオペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機
種1401、シリアルナンバー1402、トラブルの件
名1403、発生日1404、緊急度1405、症状1
406、対処法1407、経過1408等の情報を画面
上の入力項目に入力する。入力された情報はインターネ
ットを介して保守データベースに送信され、その結果の
適切な保守情報が保守データベースから返信されディス
プレイ上に提示される。またウェブブラウザが提供する
ユーザインタフェースはさらに図示のごとくハイパーリ
ンク機能1410〜1412を実現し、オペレータは各
項目の更に詳細な情報にアクセスしたり、ベンダが提供
するソフトウェアライブラリから製造装置に使用する最
新バージョンのソフトウェアを引出したり、工場のオペ
レータの参考に供する操作ガイド(ヘルプ情報)を引出
したりすることができる。ここで、保守データベースが
提供する保守情報には、上記説明した本発明に関する情
報も含まれ、また前記ソフトウェアライブラリは本発明
を実現するための最新のソフトウェアも提供する。
【0089】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図19は半
導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パ
ターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3
(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを
製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラ
フィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次
のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ
4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化す
る工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンデ
ィング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立
て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作
製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程と後
工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工場毎
に上記説明した遠隔保守システムによって保守がなされ
る。また前工程工場と後工程工場との間でも、インター
ネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理や装
置保守のための情報がデータ通信される。
【0090】図20は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明した露光装置によって
マスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステッ
プ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステッ
プ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部
分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッ
チングが済んで不要となったレジストを取り除く。これ
らのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に
多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する製造
機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守がな
されているので、トラブルを未然に防ぐと共に、もしト
ラブルが発生しても迅速な復旧が可能であり、従来に比
べて半導体デバイスの生産性を向上させることができ
る。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第一の効果
は、X軸方向とY軸方向で異なる倍率でのマスクパター
ン補正も実現出来ることである。
【0092】本発明の第二の効果は、マスクパターン偏
倍がより簡便で扱いやすい機構や加圧方法で出来るよう
になり、装置の小型化、制御や操作性の向上が図れるこ
とである。その他、例えば加圧点の一部を固定点にすれ
ば、複雑な加圧機構を減らし、装置の小型化が図れるほ
か、固定点からのマスクパターンの位置が求めやすく、
位置決め制御上でも有利である。
【0093】本発明の第三の効果は、高精度にマスクパ
ターンの転写倍率の補正等が出来る装置及びデバイス製
造方法を提供することが出来ることである。また、これ
により従来以上に高精度なデバイスを高い歩留まりで生
産することが可能となる。
【0094】本発明の第四の効果は、マスクパターン描
画での偏倍補正等が出来る装置や方法を提供することが
出来ることである。
【0095】本発明の第五の効果は、本発明のマスクパ
ターン偏倍方法を行うためのマスク構造体を提供するこ
とが出来ることである。尚、本発明は、変形や歪を要求
される板状物体への応用利用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るマスクパターン偏倍方法におけ
るマスク構造体の四角窓と力のベクトルを示す平面図で
ある。
【図2】 図1のマスクパターン偏倍方法におけるマス
ク構造体の支持フレームに加える力Fcを、X軸方向の
力FaとY軸方向の力Fbに力を分解して支持フレーム
8に力を加える方法を示す平面図である。
【図3】 マスク構造体の構成を示す一部破断斜視図で
ある。
【図4】 本発明の第一の実施形態に係るマスクパター
ン偏倍方法の実施用装置の例を示す平面図である。
【図5】 本発明の第二の実施形態に係るマスクパター
ン偏倍方法の実施用装置の例を示す平面図である。
【図6】 本発明の第三の実施形態に係るマスクパター
ン偏倍方法の実施用装置の例を示す平面図である。
【図7】 W字形溝を有する支持フレームにより、X軸
方向とY軸方向に力を分解して支持フレームに力を加え
る実施形態の例を示す平面図である。
【図8】 本発明の第四の実施形態に係るマスクパター
ン偏倍方法の実施用装置の例を示す平面図である。
【図9】 図8の偏倍方法により、力Fa、及び力Fb
を変えたときの四角窓の形状変化を示す図である。
【図10】 V字形溝を有する支持フレームにより、X
軸方向とY軸方向に力を分解して支持フレームに力を加
える実施形態の例を示す平面図である。
【図11】 本発明の第五の実施形態に係るマスクパタ
ーン偏倍方法の実施用装置の例を示す平面図である。
【図12】 四角形状外周を有する支持フレームによ
り、X軸方向とY軸方向に力を分解して支持フレームに
力を加える実施形態の例を示す平面図である。
【図13】 本発明の第六の実施形態に係るマスクパタ
ーン偏倍方法の実施用装置の例を示す簡略図である。
【図14】 本発明の第七の実施形態に係るマスクパタ
ーン偏倍方法の実施用装置の例を示す簡略図である。
【図15】 従来の倍率補正方法を示す図である。
【図16】 本発明に係る装置を用いた半導体デバイス
の生産システムをある角度から見た概念図である。
【図17】 本発明に係る装置を用いた半導体デバイス
の生産システムを別の角度から見た概念図である。
【図18】 ユーザインタフェースの具体例である。
【図19】 デバイスの製造プロセスのフローを説明す
る図である。
【図20】 ウエハプロセスを説明する図である。
【符号の説明】
1,8,19,24,60,67,101,116,1
75,186,220,231,245:支持フレー
ム、2,9,17,25,61,68,102,11
7,176,187,221,232,247:四角
窓、3,10,26,62,103,177:外周、
4,5,6,7,11,12,13,14,29,3
0,65,66,71,72,73,108,109,
110,111,112,113,114,115,1
30,141,142,143,144,223,22
4,225,226,227,228,229,23
0,237,238,241,242,243,24
4,254,255,256,257:加圧点、15:
マスク基板、16:オリフラ部、18:マスクパター
ン、20,93,235,249:ノッチ部、22,2
6,69,118,233:上段部、23,188,2
36,246:下段部、27,28,63,64,7
0,77,123,124,129,239,240,
250,251,252,253:固定点、31,3
2,74,125,126,131:固定刃先、33,
34,35,36,47,48,49,50,90,9
1,132,133,139,140,161,16
2,163,164,165,166,167,16
8,196,197,198,199,212,21
3:レール、37,38,75,127,128,13
4:固定刃先待避位置、39,40,76,77,7
8,135,145,146,147,148:加圧刃
先、41,42,136,149,150,151,1
52,210:加圧力検出部、43,44,84,8
5,86,137,153,154,155,156,
157,158,206,207,211:アクチュエ
ータ、45,46,87,88,89,138,15
7,158,159,160:加圧刃先待避位置、5
1,92:ピン、53,94:ベース板、54,55,
56,95,96,97,169,170,171,2
14,215,216:マスク押え、57,58,5
9,98,99,100,172,173,174,2
17,218,219:マスク押え位置、82,83,
200,201:スライダ、104,105,106,
107,119,120,121,122:W字形溝、
178,179,180,181,189,190,1
91,192:V字形溝、182,183,184,1
85,193,194,195,208:ボール(ころ
がり接触可能部)、202,203,209:加圧部、
222,234,248:四角形外周、258,25
9:突き当て固定部材、43a,44a,84a,85
a,86a,137a,153a,154a,155
a,156a206a,207a,211a:出入ロッ
ド、1101:ベンダの事業所、1102,1103,
1104:製造工場、1105:インターネット、11
06:製造装置、1107:工場のホスト管理システ
ム、1108:ベンダ側のホスト管理システム、110
9:ベンダ側のローカルエリアネットワーク(LA
N)、1110:操作端末コンピュータ、1111:工
場のローカルエリアネットワーク(LAN)、120
0:外部ネットワーク、1201:製造装置ユーザの製
造工場、1202:露光装置、1203:レジスト処理
装置、1204:成膜処理装置、1205:工場のホス
ト管理システム、1206:工場のローカルエリアネッ
トワーク(LAN)、1210:露光装置メーカ、12
11:露光装置メーカの事業所のホスト管理システム、
1220:レジスト処理装置メーカ、1221:レジス
ト処理装置メーカの事業所のホスト管理システム、12
30:成膜装置メーカ、1231:成膜装置メーカの事
業所のホスト管理システム、1401:製造装置の機
種、1402:シリアルナンバー、1403:トラブル
の件名、1404:発生日、1405:緊急度、140
6:症状、1407:対処法、1408:経過、141
0,1411,1412:ハイパーリンク機能。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 真一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 時田 俊伸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5F046 AA28 BA02 DA16 DD06 GA02 GA12 GA14 GD04

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクパターンを形成したマスク基板と
    四角窓を有するリング状の支持フレームを持ったマスク
    構造体に対し、前記四角窓の両対角線の実質的な延長上
    にある支持フレーム外周の4箇所を加圧点として力を加
    え、且つ前記加圧点を中心として力のベクトルの角度を
    調整することを特徴とするマスクパターン偏倍方法。
  2. 【請求項2】 加圧点の少なくとも一部について、互い
    に交差する2方向の加圧用に分けて加圧点を設け、力の
    ベクトルの少なくとも一部について、前記四角窓の辺に
    平行なX軸方向とY軸方向に力を分解して前記支持フレ
    ームに力を加えることを特徴とする請求項1に記載のマ
    スクパターン偏倍方法。
  3. 【請求項3】 ころがり接触可能部を介して、前記支持
    フレームに力を加えることを特徴とする請求項1または
    2に記載のマスクパターン偏倍方法。
  4. 【請求項4】 加圧点の一部を固定点とすることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のマスクパターン
    偏倍方法。
  5. 【請求項5】 前記固定点の少なくとも一部について、
    該固定点を受止める受止め機構にスライド機能を付加し
    たことを特徴とする請求項4に記載のマスクパターン偏
    倍方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載のいずれかに記載のマ
    スクパターン偏倍方法を用い、感光基板へのマスクパタ
    ーン転写工程を含むことを特徴とするデバイス製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載のマスク
    パターン偏倍方法を用い、所定の力でメンブレンに歪を
    与えた状態でパターン描画を行なうことを特徴とするマ
    スクパターン製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のマスクパターン製造方
    法にて製造したマスクパターンを用い、感光基板へのマ
    スクパターン転写を行うことを特徴とする露光装置。
  9. 【請求項9】 マスクパターンを形成したマスク基板と
    四角窓を有するリング状の支持フレームを持ったマスク
    構造体において、前記四角窓の辺に平行なX軸方向とY
    軸方向の力を受ける為の溝及び面取りの少なくともいず
    れかを、前記支持フレーム外周に設けることを特徴とす
    るマスク構造体。
  10. 【請求項10】 マスクパターンを形成したマスク基板
    と四角窓を有するリング状の支持フレームを持ったマス
    ク構造体に対し、前記四角窓の両対角線の実質的な延長
    上にある支持フレーム外周の4箇所を加圧点として力を
    加える加圧機構を備え、前記加圧点を中心として前記加
    圧機構に基づく力のベクトルの角度が可変であることを
    特徴とするマスクパターン偏倍装置。
  11. 【請求項11】 加圧点の少なくとも一部について、互
    いに交差する2方向の加圧用に分けて加圧点を設け、力
    のベクトルの少なくとも一部について、前記四角窓の辺
    に平行なX軸方向とY軸方向に力を分解して前記支持フ
    レームに力を加えることを特徴とする請求項10に記載
    のマスクパターン偏倍装置。
  12. 【請求項12】 ころがり接触可能部を介して、前記支
    持フレームに力を加えることを特徴とする請求項10ま
    たは11に記載のマスクパターン偏倍装置。
  13. 【請求項13】 加圧点の一部を固定点とすることを特
    徴とする請求項10〜12のいずれかに記載のマスクパ
    ターン偏倍装置。
  14. 【請求項14】 前記固定点の少なくとも一部につい
    て、該固定点を受止める受止め機構にスライド機能を付
    加したことを特徴とする請求項13に記載のマスクパタ
    ーン偏倍装置。
  15. 【請求項15】 請求項8に記載の露光装置を含む各種
    プロセス用の製造装置群を半導体製造工場に設置する工
    程と、該製造装置群を用いて複数のプロセスによって半
    導体デバイスを製造する工程とを有することを特徴とす
    る半導体デバイス製造方法。
  16. 【請求項16】 前記製造装置群をローカルエリアネッ
    トワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネット
    ワークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの
    間で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報を
    データ通信する工程とをさらに有することを特徴とする
    請求項15に記載の半導体デバイス製造方法。
  17. 【請求項17】 前記露光装置のベンダもしくはユーザ
    が提供するデータベースに前記外部ネットワークを介し
    てアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保守
    情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半導
    体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデー
    タ通信して生産管理を行うことを特徴とする請求項16
    に記載の半導体デバイス製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項8に記載の露光装置を含む各種
    プロセス用の製造装置群と、該製造装置群を接続するロ
    ーカルエリアネットワークと、該ローカルエリアネット
    ワークから工場外の外部ネットワークにアクセス可能に
    するゲートウェイを有し、前記製造装置群の少なくとも
    1台に関する情報をデータ通信することを可能にしたこ
    とを特徴とする半導体製造工場。
  19. 【請求項19】 半導体製造工場に設置された請求項8
    に記載の露光装置の保守方法であって、前記露光装置の
    ベンダもしくはユーザが、半導体製造工場の外部ネット
    ワークに接続された保守データベースを提供する工程
    と、前記半導体製造工場内から前記外部ネットワークを
    介して前記保守データベースへのアクセスを許可する工
    程と、前記保守データベースに蓄積される保守情報を前
    記外部ネットワークを介して半導体製造工場側に送信す
    る工程とを有することを特徴とする露光装置の保守方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項8に記載の露光装置において、
    ディスプレイと、ネットワークインタフェースと、ネッ
    トワーク用ソフトウェアを実行するコンピュータとをさ
    らに有し、露光装置の保守情報をコンピュータネットワ
    ークを介してデータ通信することを可能にしたことを特
    徴とする露光装置。
  21. 【請求項21】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記露光装置が設置された工場の外部ネットワークに接
    続され、前記露光装置のベンダもしくはユーザが提供す
    る保守データベースにアクセスするためのユーザインタ
    フェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外部ネッ
    トワークを介して該データベースから情報を得ることを
    可能にすることを特徴とする請求項20に記載の露光装
    置。
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