JP2001332472A - X線露光装置 - Google Patents

X線露光装置

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JP2001332472A
JP2001332472A JP2000148832A JP2000148832A JP2001332472A JP 2001332472 A JP2001332472 A JP 2001332472A JP 2000148832 A JP2000148832 A JP 2000148832A JP 2000148832 A JP2000148832 A JP 2000148832A JP 2001332472 A JP2001332472 A JP 2001332472A
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exposure apparatus
ray
collimator
ray exposure
manufacturing
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JP2000148832A
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Yutaka Watanabe
豊 渡辺
Mitsuaki Amamiya
光陽 雨宮
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Canon Inc
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/04Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using variable diaphragms, shutters, choppers

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御できるパラメータを増加させ、より適切
なレジストパターンを得て、より微細なパターンを露光
する上でのプロセス裕度を向上させる。 【解決手段】 プラズマを生成することでX線4を発生
させるプラズマX線源としてのターゲット1と、該X線
源から発散するX線4を集光しグローバルな発散角を減
少して原版としてのマスク7に照射するコリメータ5と
を有し、コリメータ5の位置または角度を該コリメータ
5の軸に直角の方向に変更させる機構を有し、マスク7
上のパターンを感光剤が塗布されている基板であるウエ
ハ8に転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ICやL
SI等の半導体チップ、液晶パネル等の表示素子、磁気
ヘッド等の検出素子やCCD等の撮像素子といった各種
デバイスの製造に用いられるX線露光装置、およびマス
クなどの原版とそれを用いたデバイス製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度高速化に
伴い、集積回路のパターン線幅が縮小され、半導体製造
方法にも一層の高性能化が要求されてきている。このた
め、半導体製造工程中のリソグラフィ工程のうちレジス
トパターンの形成に用いる露光装置にも、KrFレーザ
(波長248nm)、ArFレーザ(波長193n
m)、F2 レーザ(波長157nm)などの極端紫外線
やX線(0.2〜1.5nm)などの徐々に短い露光波
長を利用したステッパが開発されている。
【0003】このうち、X線を用いた露光では、所望の
パターンが形成された原版であるX線マスクをレジスト
が塗布された基板であるウエハに近接させ、X線マスク
の上からX線を照射させ、マスクパターンがウエハ上に
転写される。
【0004】高強度のX線を得るために、シンクロトロ
ン放射光を用いて露光する方法が提案され、100nm
以下にパターンを転写できることが示されてきた。とこ
ろが、シンクロトロン放射光源は、大掛かりな設備を必
要とするため、半導体装置の量産においては有効である
が、試作等にも使用できる小型で強力なX線を発生させ
るX線源を使用した露光装置も考案されている。その一
つは、米国特許第4896341号に係る公報に示され
るようにレーザプラズマ線源と呼ばれるもので、レーザ
からのレーザ光をターゲットに照射してプラズマを発生
させ、プラズマから発生するX線を使用しようとするも
のであり、もう一つは、Journal of vacuum science te
chnology 19(4) Nov/Dec 1981,第1190頁に示されるよう
に、ガス中で放電によってピンチプラズマを発生させ、
X線を発生させようとするものである。
【0005】いずれの光源を使用するにしても、X線露
光においては、回折を利用するため、転写パターンの解
像性が低下する。X線の波長は小さく解像性の低下は小
さい。しかし、転写しようとするパターンが微細になる
に連れて、その解像性の低下が問題になってくる事が分
かってきた。
【0006】例えば、ウエハ面のX線強度分布を図5に
実線で示す。これは、吸収体を0.25μm厚さのWと
し、X線マスクとウエハの間隔を10μm、マスク上に
完全に平行なX線が照射されたとして、フレネル積分で
計算した結果得られたものである。マスク形状は、開口
90nm/吸収体90nmのラインアンドスペース状の
パターンである。開口の下以外にも、X線強度のピーク
が現れている。このパターンをネガレジスト上に転写し
現像した場合、一定値以上のX線強度の位置のレジスト
が現像後残り、パターンとして解像される。この一定値
は、スライスレベルと考えられ、レジストの種類、現像
時間や現像液の種類、温度によって決定される。また、
化学増幅型レジストの場合、PEB(Post Exposure Ba
ke)の条件、即ち、温度、時間によっても決定される。
【0007】例えば、図5は、十分に広い開口の下のX
線強度でウエハ面のX線強度分布を規格化したものを示
している。スライスレベル=1.0とした場合、X1と
X2の間のレジストが現像後に残ると考えられる。その
レジストパターン幅は、正確には光学像の大きさL12
(=X2−X1)とは異なるものの、ほぼ一致すること
が分かっており、66nmとなる。
【0008】次に、順次、開口の大きさを変えて、X線
強度分布を計算し、レジストパターン幅を光学像の大き
さから求める。これを図7中の実線として示す。横軸に
開口の幅を、縦軸にレジストパターンサイズをとった。
さらに、これらについて、スライスレベルを0.8、
0.6、0.4と変えてそれぞれ、点線、破線、一点鎖
線として示した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7か
らマスクパターンサイズ即ち開口の大きさが大きくなる
に連れて、レジストパターンの幅が大きくなるとは限ら
ず、逆に小さくなっている開口の領域や変化しない領域
が存在することが分かる。これは、この領域の複数のサ
イズのパターンが混在するマスクを用いて露光すること
は、もはや困難なことを示している。
【0010】以上のことから、マスクパターンサイズが
大きくなりウエハ面に到達するX線量が増大するにも関
わらず、レジストパターンが大きくならない領域が存在
し、マスクパターンを転写することが困難になっている
事が分かった。この原因は、そのマスクパターンサイズ
の領域では、開口を通過したX線が、回折ピークに集ま
りX線強度が高くなる方に働き、X線強度のパターンの
幅を広げる方向に働かないことが原因である。例えば、
図6は、開口の大きさが120nmのX線強度分布を示
すものであるが、開口の大きさが90nmのX線強度分
布(図5)と比べると、ピーク強度が1.5倍程度高く
なっている。開口の大きさの比以上にピーク強度が大き
くなっているため、開口の大きさが増えているにもかか
わらず、逆にピークの幅が小さくなっている。
【0011】もし、何らかの方法で、回折ピーク強度が
高くなったX線量を、回折ピークの幅を大きくする方に
変換できれば、即ち、X線強度分布を適当な量だけぼか
すことができれば、マスクパターンサイズの増大ととも
にレジストパターン幅を大きくすることができるはずで
ある。
【0012】この手段として、一つは、マスク吸収体の
形状やX線のスペクトルを変えて、ウエハ面のX線強度
分布を変化させることも考えられる。しかし、これらの
方法は、装置が複雑になる他、所望のパターンが得られ
ない可能性があり、あまり好ましくない。
【0013】もう一つは、何らかのボケを利用する方法
である。ボケを利用するということは、ウエハ面上のX
線強度分布を畳み込む計算に対応する物理的な操作を行
い、ボケを利用しない場合のウエハ面上のX線強度分布
と異なる露光強度分布を得ることである。
【0014】化学増幅型のレジストの場合、露光により
発生した酸がレジスト中に拡散して行くことにより感度
を向上させるため、本来的にボケを持つ。そのボケは、
PEBの条件を変更することにより制御可能である。し
かしながら、PEBの条件を変更すると、同時にレジス
ト感度も変わってしまい、そのための条件出し等の必要
が生じてくるため好ましくない。また、X線露光装置に
おいては、レジスト中に入射したX線が二次電子を発生
させ、その二次電子が拡散していくため、やはり、本来
的にボケを含む。二次電子により発生するボケはレジス
トに入射するX線のスペクトルにより決定されるため、
制御するためにはスペクトルを変更する必要が有り困難
である。
【0015】本発明は、プロセス上重要な因子であるレ
ジスト上のボケを変化させることができ、制御できるパ
ラメータが増加し、より適切なレジストパターンを得る
ことができ、ひいては、より微細なパターンを露光する
上でのプロセス裕度を向上させるX線露光装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ボケを最適化し制御するには、マスクの各点に入射
するX線のローカルな発散角を変更することにより行う
ことが好ましい。マスクの各点に入射するX線のローカ
ルな発散角を変更することは、プラズマ生成によってX
線を発生させるプラズマX線源と、該X線源から発散す
るX線を集光しグローバルな発散角を減少して原版に照
射するコリメータとを有し、該原版上のパターンを感光
剤が塗布されている基板に転写するX線露光装置におい
て、該コリメータの位置を変更させる機構を有している
ことを特徴とするX線露光装置により実現される。ま
た、本発明の目的達成は、コリメータの位置をコリメー
タの軸方向、あるいは、直角の方向に変更させる機構を
有するX線露光装置により実現される。また、コリメー
タの位置をコリメータの軸に直角の方向に露光中に変更
させる機構を有するX線露光装置により実現される。ま
た、2つ以上のコリメータを有し、その2つ以上のコリ
メータを交換する機能を有するX線露光装置により実現
される。
【0017】
【実施例】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実施
例に係るX線露光装置の要部を示す構成図である。この
X線露光装置は、ターゲット1、レーザ光2を集光する
ための光学系3、ターゲット1上に生成したプラズマか
ら発散するX線4の発散角を減少させるためのコリメー
タ5などを備えて構成されている。そして、このX線露
光装置は、コリメータ5を通って発散するX線6を原版
であるマスク7に照射して、該マスク7上のパターンを
基板であるウエハ8に転写するものである。
【0018】マスク7とウエハ8を狭いギャップ(g)
を隔てて対向させマスク7にX線を照射する事により、
マスク7上のパターンをレジストが塗布されているウエ
ハ8に転写するプロキシミティX線露光装置において、
マスク7上の一点に入射するX線6のローカルな発散角
をαとし、ローカルな発散角αにより生じるウエハ8の
レジスト上のボケをδx=g×α、二次電子によるボケ
をδe、化学増幅型のレジストの場合に酸の拡散により
生じるボケをδrとすると、ボケの総量は、 δ=√(δx2 +δe2 +δr2 ) となる。非化学増幅型のレジストでは、δrは0とな
る。ローカルな発散角により生じるボケδx、二次電子
によるボケδe、化学増幅型のレジストの場合の酸の拡
散により生じるボケδrは、いずれもほぼ正規分布に従
うため、ボケ全体もほぼ正規分布に従う。
【0019】プラズマを発生させることでX線を発生さ
せるプラズマX線源では、生成したプラズマの分布がほ
ぼ正規分布となる。その標準偏差をσplasmaとし、コリ
メータ5の開口の半径をac とし、ターゲット1とコリ
メータ5の入射端までの距離をdとすると、コリメータ
5の入射端から入射するX線の角度δc,xは δc,x=(√(ac 2/ 3+σplasma 2 ))/d という広がりを持つ。ac 2/ 3としたのは、コリメータ
5の開口内では、全てコリメータ5の中に伝達される
が、コリメータ5の開口外では100%阻止されるとい
う矩形関数の伝達効率を仮定したためである。それを同
等の正規分布関数に換算すると、ボケは√(ac 2/ 3)
とみなすことができる。
【0020】広がりを持って、コリメータ5の入射端に
入射したX線4は、コリメータ5の内部を伝達し、コリ
メータ5の出射端から出射する。その時、入射端で入射
するX線4が角度の広がりを有している場合、出射端か
ら出射するX線6も角度の広がりを持って出射すること
となる。X線はコリメータ5内を全反射しながら伝達す
るため、コリメータ5内で、コリメータ5の内壁とすれ
すれの角度で反射される。1回反射するとした場合、1
5mradよりも高い斜入射角では反射率が小さいた
め、X線の強度は大きく減衰する。コリメータ内壁で複
数回反射する場合は、高々数mrad(3〜5mra
d)よりも高い斜入射角ですら、X線の強度は大きく減
衰してしまうこととなる。結局、コリメータ5の出射端
からは、高々数mradの広がりを持ったX線6しか出
射してこないこととなる。このことから、コリメータ5
の入射端においてコリメータ5の開口を広くし、コリメ
ータ5の開口内に入射してくるX線4の角度の広がりを
数mradよりも大きくしてしまうことは、その入射し
たX線4の内の、数mradよりも大きい角度で入射し
たX線がコリメータ5内部で吸収され出射してこないこ
ととなり、効率の低下が発生してしまうこととなる。こ
のことは、同時に、光源サイズ(プラズマの大きさ)が
大き過ぎる時も、効率が低下してしまうこととなる。
【0021】本実施例に係るX線露光装置は、図1に示
すように、ターゲット1にレーザ光2を照射し、プラズ
マを生成する。ターゲット1としては、金属のテープ、
固体化した希ガスなどが用いられる。単位面積当たりの
レーザのパワーを大きくするために、光学系3を用いて
レーザ光2を集光しながら、ターゲット1に照射する。
ターゲット1上に生成したプラズマから、グローバルに
発散するX線4が発生する。そのX線4がコリメータ5
に入射し、コリメータ5内を伝播してグローバルな発散
角が減少したX線6となり、パターンを形成してあるマ
スク7に照射される。ギャップgの間隔を離して、マス
ク7に近接して設置してあり感光剤が塗布されたウエハ
8にマスク7上のパターンが転写される。図1において
は、明確に示すため、グローバルの発散角は0としてあ
る。即ち、マスク7の全面に照射されるX線6は平行で
あり、マスク7の全面に照射されるX線はお互いに角度
を持っていない。コリメータ5の出射端における各点か
ら出射するX線は、図2に示すように発散して出射す
る。その発散するX線9の中心は、コリメータ5の出射
端における各点において平行となっている。このこと
を、グローバルの発散角が0であると表してある。即
ち、図1において、平行に出射したX線6というのは、
各点から発散して出射しているX線の中心のX線が平行
に出射しているということである。このことを、コリメ
ータ5の出射端において、グローバルな発散角は0であ
るが、ローカルな発散角は有限であると表現しておく。
ここでは、グローバルな発散角を0としたが、有限な値
にすることも可能であり、コリメータ5全体のサイズ
が、照射すべきマスク7のサイズに比ベて小さい時は、
グローバルの発散角を有限にすることが有効である。い
ずれの場合も、コリメータ5の前後で、X線のグローバ
ルの発散角は変化し、コリメータ5の後方で、グローバ
ルな発散角を小さくすることが、マスク7に照射するX
線6のパワーを大きくするために有効である。
【0022】図3に示すように、コリメータ5の出射端
から角度の広がりを持って出射したX線を、マスク7上
の点から見た場合、コリメータ5の異なる点から出射し
たX線10が入射してくることとなり、マスク7上の各
点に入射するX線も角度の広がりを持つこととなる。コ
リメータ5から出射したX線の角度の広がりが高々数m
radの場合、コリメータ5の全体のサイズが十分大き
い時、マスク7の各点に入射するX線の角度の広がりも
高々数mradとなる。これが、マスク7上の一点に入
射するX線10のローカルな発散角αとなる。このロー
カルな発散角αは、コリメータ5をある位置(光源から
dの距離の位置)に固定した時、一意的に決まるので、
α0 としておく。
【0023】図1に示した矢印Aのように、即ち、図4
に示した矢印Bのようにコリメータ5を動かした場合、
マスク7上の一点に入射するX線4の角度の広がり(ロ
ーカルな発散角)は更に広がることとなる。コリメータ
5の角度を2θ振った場合、ローカルな発散角αは α=(√(θ2/3+α0 2))/d となる。ここでも、θ2/3となるのは、2θの範囲で均
一に振った場合を想定していることによる。2θの範囲
で均一に振った場合以外は上式とは異なるが、ローカル
な発散角αはα0 から増加することになる。
【0024】次に、どの程度のボケを利用したらよいか
見るための計算を示す。図5のX線強度分布(実線)を
正規分布関数で畳み込んだグラフを点線と破線で示す。
点線と破線は、それぞれ全体のボケ量δを標準偏差
(σ)で表すこととして、σ=30nmと50nmの正
規分布関数で畳み込んだものである。
【0025】図7と同様に、各サイズの開口のX線強度
分布をσ=30nmで畳み込み、スライスレベルを1.
0、0.8、0.6、0.4にとり、レジストの線幅を
求めて図8に示す。図8から分かるように、マスクパタ
ーンサイズが大きくなっても、レジストパターンが大き
くならない領域は存在せず、マスクパターンの変化量と
レジストパターンの変化量がかなり近いこと即ちマスク
パターンとレジストパターンの変化量の間に線形性があ
ることを示していることが分かる。これは、マスクパタ
ーンに忠実なレジストパターンが転写できることを意味
している。
【0026】さらに、標準偏差σ=50nmとして、マ
スクパターンとレジストパターンの関係を図9に示す。
スライスレベルやギャップは図8と同じである。図8
(σ=30nm)と比較して、図9(σ=50nm)
は、線形性が更に強くなっていることを示している。即
ち、レジストパターンのマスクパターンに対する忠実性
が増加したことを意味している。しかし、その反面、解
像可能な最小寸法が大きくなっている。例えば、スライ
スレベルを0.6としたときに、標準偏差σ=30nm
の解像限界が50nm(マスク寸法)で、σ=50nm
の解像限界が70nmである。σ=30nmがよいか、
σ=50nmがよいかは、マスクパターンとレジストパ
ターンの線形性を重視するか、限界解像度を重視するか
によって、プロセス毎または作製デバイスによって決め
ればよい。
【0027】本実施例においては、コリメータ5は光源
を中心に振ったが、コリメータ5を移動する中心をどこ
に持っていっても、マスク7上の一点に入射するX線の
角度の広がりを変化させることができるのは言うまでも
ない。その際、コリメータ5に入射するX線の効率を低
下させないためには、同時に、光源を移動させることが
より効果的である。
【0028】また、本実施例においては、レーザプラズ
マX線源を光源とした場合について説明したが、ガス中
で放電によってピンチプラズマを発生させX線を発生さ
せる方式のプラズマX線源であっても良いことは明らか
である。
【0029】(第2の実施例)図10に本発明の第2の
実施例に係るX線露光装置の要部の構成を示す。本実施
例においては、コリメータ5は光軸に沿って矢印Cの方
向に移動可能にした。コリメータ5を(a)に示す位置
から、(b)に示す位置に移動した場合、プラズマが発
生するターゲット1の位置からコリメータ5の入射端ま
での距離は、dからd’に変化する。第1の実施例中の
δc,xの計算式に示されるように、コリメータ5に入
射する角度の広がりδc,xはプラズマが発生するター
ゲット1の位置からコリメータ5の入射端までの距離に
反比例するため、コリメータ5に入射する角度の広がり
が高々数mrad以下の時、その入射した角度の広がり
の変化が、コリメータ5の出射端から出射する角度の広
がりの変化となる。その結果、図11において、マスク
7の一点に入射するX線10の角度の広がりは(a)に
示すα0 から(b)に示すαへと変化することとなる。
【0030】(第3の実施例)図12は本発明の第3の
実施例に係るX線露光装置の要部を示す構成図である。
本実施例において、2つのコリメータ5を交換可能にし
た。図12に示すように、入射端を光源に近づけるよう
に設置したため、第2の実施例と同等にマスク7の一点
に入射するX線の角度の広がりが、図13(a)に示す
α0 から(b)に示すαへと変化することとなる。この
場合、コリメータ5の出射端からマスク面までの距離を
同時に変化させることが可能なため、マスク7のパター
ン領域に、ローカルな発散角に対応した最適な距離を設
定できる。即ち、第2の実施例においては、同一のコリ
メータ5を前後させるため、コリメータ5を光源側に近
づける場合、コリメータ5から出射する角度の広がりが
大きくなり、同時に、コリメータ5の出射端からマスク
面までの距離が広がることにより、周辺部で強度が徐々
に弱くなるいわゆる半影領域が広がり、そのため、強度
がほぼ均一な照射領域が減少することとなる。これを避
けるためには、マスク面をコリメータ5に近づける等の
ことが必要となってくるため好ましくない。本実施例で
は、コリメータ5から出射する角度の広がりが大きくな
った効果を打ち消すように、コリメータ出射端からマス
ク面までの距離を近づけることにより半影領域の増加を
減らすか、あるいは、なくすことができる。
【0031】(半導体生産システムの実施例)次に、本
発明に係るX線露光装置を用いた半導体デバイス(IC
やLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜
磁気ヘッド、マイクロマシン等)の生産システムの例を
説明する。これは半導体製造工場に設置された製造装置
のトラブル対応や定期メンテナンス、あるいはソフトウ
ェア提供などの保守サービスを、製造工場外のコンピュ
ータネットワークを利用して行うものである。
【0032】図14は全体システムをある角度から切り
出して表現したものである。図中、101は半導体デバ
イスの製造装置を提供するベンダ(装置供給メーカ)の
事業所である。製造装置の実例としては、半導体製造工
場で使用する各種プロセス用の半導体製造装置、例え
ば、前工程用機器(露光装置、レジスト処理装置、エッ
チング装置等のリソグラフィ装置、熱処理装置、成膜装
置、平坦化装置等)や後工程用機器(組立て装置、検査
装置等)を想定している。事業所101内には、製造装
置の保守データベースを提供するホスト管理システム1
08、複数の操作端末コンピュータ110、これらを結
んでイントラネット等を構築するローカルエリアネット
ワーク(LAN)109を備える。ホスト管理システム
108は、LAN109を事業所の外部ネットワークで
あるインターネット105に接続するためのゲートウェ
イと、外部からのアクセスを制限するセキュリティ機能
を備える。
【0033】一方、102〜104は、製造装置のユー
ザとしての半導体製造メーカの製造工場である。製造工
場102〜104は、互いに異なるメーカに属する工場
であっても良いし、同一のメーカに属する工場(例え
ば、前工程用の工場、後工程用の工場等)であっても良
い。各工場102〜104内には、夫々、複数の製造装
置106と、それらを結んでイントラネット等を構築す
るローカルエリアネットワーク(LAN)111と、各
製造装置106の稼動状況を監視する監視装置としてホ
スト管理システム107とが設けられている。各工場1
02〜104に設けられたホスト管理システム107
は、各工場内のLAN111を工場の外部ネットワーク
であるインターネット105に接続するためのゲートウ
ェイを備える。これにより各工場のLAN111からイ
ンターネット105を介してベンダ101側のホスト管
理システム108にアクセスが可能となり、ホスト管理
システム108のセキュリティ機能によって限られたユ
ーザだけにアクセスが許可となっている。具体的には、
インターネット105を介して、各製造装置106の稼
動状況を示すステータス情報(例えば、トラブルが発生
した製造装置の症状)を工場側からベンダ側に通知する
他、その通知に対応する応答情報(例えば、トラブルに
対する対処方法を指示する情報、対処用のソフトウェア
やデータ)や、最新のソフトウェア、ヘルプ情報などの
保守情報をベンダ側から受け取ることができる。各工場
102〜104とベンダ101との間のデータ通信およ
び各工場内のLAN111でのデータ通信には、インタ
ーネットで一般的に使用されている通信プロトコル(T
CP/IP)が使用される。なお、工場外の外部ネット
ワークとしてインターネットを利用する代わりに、第三
者からのアクセスができずにセキュリティの高い専用線
ネットワーク(ISDNなど)を利用することもでき
る。また、ホスト管理システムはベンダが提供するもの
に限らずユーザがデータベースを構築して外部ネットワ
ーク上に置き、ユーザの複数の工場から該データベース
へのアクセスを許可するようにしてもよい。
【0034】さて、図15は本実施形態の全体システム
を図14とは別の角度から切り出して表現した概念図で
ある。先の例ではそれぞれが製造装置を備えた複数のユ
ーザ工場と、該製造装置のベンダの管理システムとを外
部ネットワークで接続して、該外部ネットワークを介し
て各工場の生産管理や少なくとも1台の製造装置の情報
をデータ通信するものであった。これに対し本例は、複
数のベンダの製造装置を備えた工場と、該複数の製造装
置のそれぞれのベンダの管理システムとを工場外の外部
ネットワークで接続して、各製造装置の保守情報をデー
タ通信するものである。図中、201は製造装置ユーザ
(半導体デバイス製造メーカ)の製造工場であり、工場
の製造ラインには各種プロセスを行う製造装置、ここで
は例として露光装置202、レジスト処理装置203、
成膜処理装置204が導入されている。なお図15では
製造工場201は1つだけ描いているが、実際は複数の
工場が同様にネットワーク化されている。工場内の各装
置はLAN206で接続されてイントラネットを構成
し、ホスト管理システム205で製造ラインの稼動管理
がされている。
【0035】一方、露光装置メーカ210、レジスト処
理装置メーカ220、成膜装置メーカ230などベンダ
(装置供給メーカ)の各事業所には、それぞれ供給した
機器の遠隔保守を行うためのホスト管理システム21
1,221,231を備え、これらは上述したように保
守データベースと外部ネットワークのゲートウェイを備
える。ユーザの製造工場内の各装置を管理するホスト管
理システム205と、各装置のベンダの管理システム2
11,221,231とは、外部ネットワーク200で
あるインターネットもしくは専用線ネットワークによっ
て接続されている。このシステムにおいて、製造ライン
の一連の製造機器の中のどれかにトラブルが起きると、
製造ラインの稼動が休止してしまうが、トラブルが起き
た機器のベンダからインターネット200を介した遠隔
保守を受けることで迅速な対応が可能で、製造ラインの
休止を最小限に抑えることができる。
【0036】半導体製造工場に設置された各製造装置は
それぞれ、ディスプレイと、ネットワークインタフェー
スと、記憶装置にストアされたネットワークアクセス用
ソフトウェアならびに装置動作用のソフトウェアを実行
するコンピュータを備える。記憶装置としては内蔵メモ
リやハードディスク、あるいはネットワークファイルサ
ーバーなどである。上記ネットワークアクセス用ソフト
ウェアは、専用又は汎用のウェブブラウザを含み、例え
ば図16に一例を示す様な画面のユーザインタフェース
をディスプレイ上に提供する。各工場で製造装置を管理
するオペレータは、画面を参照しながら、製造装置の機
種401、シリアルナンバー402、トラブルの件名4
03、発生日404、緊急度405、症状406、対処
法407、経過408等の情報を画面上の入力項目に入
力する。入力された情報はインターネットを介して保守
データベースに送信され、その結果の適切な保守情報が
保守データベースから返信されディスプレイ上に提示さ
れる。またウェブブラウザが提供するユーザインタフェ
ースはさらに図示のごとくハイパーリンク機能410〜
412を実現し、オペレータは各項目の更に詳細な情報
にアクセスしたり、ベンダが提供するソフトウェアライ
ブラリから製造装置に使用する最新バージョンのソフト
ウェアを引出したり、工場のオペレータの参考に供する
操作ガイド(ヘルプ情報)を引出したりすることができ
る。ここで、保守データベースが提供する保守情報に
は、上記説明した本発明に関する情報も含まれ、また前
記ソフトウェアライブラリは本発明を実現するための最
新のソフトウェアも提供する。
【0037】次に上記説明した生産システムを利用した
半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図17は半
導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す。
ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計
を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パ
ターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3
(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを
製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リソグラ
フィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。次
のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ
4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化す
る工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンデ
ィング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立
て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作
製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイス
が完成し、これを出荷(ステップ7)する。前工程と後
工程はそれぞれ専用の別の工場で行い、これらの工場毎
に上記説明した遠隔保守システムによって保守がなされ
る。また前工程工場と後工程工場との間でも、インター
ネットまたは専用線ネットワークを介して生産管理や装
置保守のための情報がデータ通信される。
【0038】図18は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記説明したX線露光装置によ
ってマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ス
テップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ス
テップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外
の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では
エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。
これらのステップを繰り返し行うことによって、ウエハ
上に多重に回路パターンを形成する。各工程で使用する
製造機器は上記説明した遠隔保守システムによって保守
がなされているので、トラブルを未然に防ぐと共に、も
しトラブルが発生しても迅速な復旧が可能で、従来に比
べて半導体デバイスの生産性を向上させることができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るX線露光装
置では、マスク等の原版の各点に入射するX線の角度の
広がりを変化させることにより、プロセス上重要な因子
であるレジスト上のボケを変化させることができる。そ
のことにより、制御できるパラメータが増加し、より適
切なレジストパターンを得ることができ、ひいては、よ
り微細なパターンを露光する上でのプロセス裕度が向上
することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るX線露光装置の
要部を示す構成図である。
【図2】 コリメータの出射端から、発散角を持って出
射するX線を説明するための図である。
【図3】 ローカルな発散角を持ってマスクの一点に入
射するX線とレジスト(ウエハ)上のボケを示す図であ
る。
【図4】 コリメータの位置、角度を変化させることに
よりマスクの一点に入射するX線のローカルな発散角が
変化することを示す図である。
【図5】 マスクパターンにより発生するウエハ面上の
X線強度分布の例を示す図である。
【図6】 マスクパターンにより発生するウエハ面上の
X線強度分布の別の例を示す図である。
【図7】 従来のX線露光装置によるマスクパターンの
線幅とレジストパターンの線幅の関係を示す図である。
【図8】 本発明の実施例に係るX線露光装置を用いた
露光によるマスクパターンの線幅とレジストパターンの
線幅の関係の一例を示す図である。
【図9】 本発明の実施例に係るX線露光装置を用いた
露光によるマスクパターンの線幅とレジストパターンの
線幅の関係の別の例を示す図である。
【図10】 本発明の第2の実施例に係るX線露光装置
の要部を示す構成図である。
【図11】 本発明の第2の実施例に係るX線露光装置
において、コリメータの位置を変化させることによりマ
スクの一点に入射するX線のローカルな発散角が変化す
ることを示す図である。
【図12】 本発明の第3の実施例に係るX線露光装置
の要部を示す構成図である。
【図13】 本発明の第3の実施例により、コリメータ
の位置を変化させることによりマスクの一点に入射する
X線のローカルな発散角が変化することを示す図であ
る。
【図14】 本発明に係るX線露光装置を用いた半導体
デバイスの生産システムをある角度から見た概念図であ
る。
【図15】 本発明に係るX線露光装置を用いた半導体
デバイスの生産システムを別の角度から見た概念図であ
る。
【図16】 ユーザインタフェースの具体例である。
【図17】 デバイスの製造プロセスのフローを説明す
る図である。
【図18】 ウエハプロセスを説明する図である。
【符号の説明】
1:ターゲット、2:レーザ、3:光学系、4:光源か
ら出射したX線、5:コリメータ、6:コリメータから
出射したX線、7:パターンを形成してあるマスク、
8:レジストが塗布されているウエハ、9:コリメータ
出射端から角度の広がりを持って出射したX線、10:
マスクの一点に入射するローカルな発散角を持つX線。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ生成によってX線を発生させる
    プラズマX線源と、該X線源から発散するX線を集光し
    グローバルな発散角を減少して原版に照射するコリメー
    タとを有し、該原版上のパターンを感光剤が塗布されて
    いる基板に転写するX線露光装置において、該コリメー
    タの位置を変更させる機構を有していることを特徴とす
    るX線露光装置。
  2. 【請求項2】 前記機構はコリメータの位置を該コリメ
    ータの軸方向に変更させる機構を有していることを特徴
    とする請求項1に記載のX線露光装置。
  3. 【請求項3】 前記機構はコリメータの位置および角度
    のうちの少なくともいずれか一方を該コリメータの軸に
    直角の方向に変更させる機構を有していることを特徴と
    する請求項1に記載のX線露光装置。
  4. 【請求項4】 前記機構はコリメータの位置を該コリメ
    ータの軸に直角の方向に露光中に変更させる機構を有し
    ていることを特徴とする請求項3に記載のX線露光装
    置。
  5. 【請求項5】 2つ以上のコリメータを有し、その2つ
    以上のコリメータを交換する機能を有することを特徴と
    する請求項1に記載のX線露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のX線露
    光装置を含む各種プロセス用の製造装置群を半導体製造
    工場に設置する工程と、該製造装置群を用いて複数のプ
    ロセスによって半導体デバイスを製造する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体デバイス製造方法。
  7. 【請求項7】 前記製造装置群をローカルエリアネット
    ワークで接続する工程と、前記ローカルエリアネットワ
    ークと前記半導体製造工場外の外部ネットワークとの間
    で、前記製造装置群の少なくとも1台に関する情報をデ
    ータ通信する工程とをさらに有することを特徴とする請
    求項6に記載の半導体デバイス製造方法。
  8. 【請求項8】 前記X線露光装置のベンダもしくはユー
    ザが提供するデータベースに前記外部ネットワークを介
    してアクセスしてデータ通信によって前記製造装置の保
    守情報を得る、もしくは前記半導体製造工場とは別の半
    導体製造工場との間で前記外部ネットワークを介してデ
    ータ通信して生産管理を行うことを特徴とする請求項7
    に記載の半導体デバイス製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれかに記載のX線露
    光装置を含む各種プロセス用の製造装置群と、該製造装
    置群を接続するローカルエリアネットワークと、該ロー
    カルエリアネットワークから工場外の外部ネットワーク
    にアクセス可能にするゲートウェイを有し、前記製造装
    置群の少なくとも1台に関する情報をデータ通信するこ
    とを可能にしたことを特徴とする半導体製造工場。
  10. 【請求項10】 半導体製造工場に設置された請求項1
    〜5のいずれかに記載のX線露光装置の保守方法であっ
    て、前記X線露光装置のベンダもしくはユーザが、半導
    体製造工場の外部ネットワークに接続された保守データ
    ベースを提供する工程と、前記半導体製造工場内から前
    記外部ネットワークを介して前記保守データベースへの
    アクセスを許可する工程と、前記保守データベースに蓄
    積される保守情報を前記外部ネットワークを介して半導
    体製造工場側に送信する工程とを有することを特徴とす
    るX線露光装置の保守方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5のいずれかに記載のX線
    露光装置において、ディスプレイと、ネットワークイン
    タフェースと、ネットワーク用ソフトウェアを実行する
    コンピュータとをさらに有し、X線露光装置の保守情報
    をコンピュータネットワークを介してデータ通信するこ
    とを可能にしたことを特徴とするX線露光装置。
  12. 【請求項12】 前記ネットワーク用ソフトウェアは、
    前記X線露光装置が設置された工場の外部ネットワーク
    に接続され前記X線露光装置のベンダもしくはユーザが
    提供する保守データベースにアクセスするためのユーザ
    インタフェースを前記ディスプレイ上に提供し、前記外
    部ネットワークを介して該データベースから情報を得る
    ことを可能にすることを特徴とする請求項11に記載の
    X線露光装置。
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