JP2003006938A - ディスク表面の傷修復方法及びその装置 - Google Patents

ディスク表面の傷修復方法及びその装置

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JP2003006938A
JP2003006938A JP2001186986A JP2001186986A JP2003006938A JP 2003006938 A JP2003006938 A JP 2003006938A JP 2001186986 A JP2001186986 A JP 2001186986A JP 2001186986 A JP2001186986 A JP 2001186986A JP 2003006938 A JP2003006938 A JP 2003006938A
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Japan
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disk
depth
disc
restoration
cutting
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JP2001186986A
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Nobukazu Hosogai
信和 細貝
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MEIWA KK
Sanshin Co Ltd
Original Assignee
MEIWA KK
Sanshin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削加工部によりディスクの表面を傷の深さ
に応じた加工深さで切削加工することにより傷を修復除
去することができると共に修復剤により加工深さに応じ
た修復層を形成することにより、修復後のディスクの情
報読み取り時におけるレーザー光の焦点位置を狂わせる
ことがなくなり、情報の記録再生を正確に行うことがで
きる。 【解決手段】 ディスクWの表面を傷の深さに応じた加
工深さDで切削加工可能な切削加工部1と、ディスクの
表面に紫外線硬化樹脂からなる修復剤Eを円環状に塗布
する修復剤塗布部2と、ディスクを高速回転させること
により修復剤を薄く広げるスピンコート部3と、ディス
クの表面に紫外線を照射して修復剤を硬化させることに
より加工深さに応じた厚さの修復層を形成する紫外線照
射部4とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばCD、DVD
(デイジタルビデオデイスク)、CD−R、CD−R
W、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等の音
楽や映像、ゲームソフトが記録された光記録媒体として
のディスクの表面に付いた傷を修復する際に用いられる
ディスク表面の傷修復方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種のディスク表面の傷修復装置
として、CD等のレンタルにより傷の付いたディスクの
表面をバフロール等により研磨加工して修復する構造の
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、ディスク表面の傷の深さが深いと研磨量が
多くなり、読み取り時にレーザー光の焦点位置が狂うこ
とになり、正確な情報の記録再生に支障をきたすおそれ
があるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、
請求項1記載の方法の発明は、傷の付いたディスクの表
面を傷の深さに応じた加工深さで切削加工し、該切削加
工されたディスクの表面に紫外線硬化樹脂からなる修復
剤を円環状に塗布し、該ディスクを高速回転させること
により修復剤を薄く広げ、該ディスクの表面に紫外線を
照射して修復剤を硬化させることにより該加工深さに応
じた厚さの修復層を形成することを特徴とするディスク
の表面傷修復方法にある。
【0005】又、請求項2記載の装置の発明は、傷の付
いたディスクの表面を傷の深さに応じた加工深さで切削
加工可能な切削加工部と、該ディスクの表面に紫外線硬
化樹脂からなる修復剤を円環状に塗布する修復剤塗布部
と、該ディスクを高速回転させることにより修復剤を薄
く広げるスピンコート部と、該ディスクの表面に紫外線
を照射して修復剤を硬化させることにより該加工深さに
応じた厚さの修復層を形成する紫外線照射部とを備えて
なるディスクの表面傷修復装置にある。
【0006】又、請求項3記載の発明は、上記切削加工
部は、上記ディスクを回転させる回転機構と、該ディス
クの表面を切削可能な刃物工具と、該ディスクの半径方
向に刃物工具を移動させる移動機構とからなることを特
徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記
修復剤塗布部は、上記ディスクを低速に回転させる回転
機構と、該ディスクの表面に修復剤を滴下する塗布ノズ
ルとからなることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図11は本発明の実施の
形態例を示し、図1の如く、大別して、切削加工部1、
修復剤塗布部2、スピンコート部3、紫外線照射部4と
からなる。
【0008】この場合、上記切削加工部1は、CD、D
VD等の傷Kの付いたディスクWの表面を傷の深さに応
じた加工深さDで切削加工する部分であり、この場合、
図2、図3、図4の如く、ディスクWを載置保持回転さ
せる回転盤Hをもつ回転機構1aと、ディスクWの表面
を切削可能な刃物工具1bと、ディスクWの半径方向に
刃物工具1bを移動させる移動機構1cとからなり、回
転盤H上に傷の付いたディスクWを負圧により吸着保持
し、回転盤Hの回転によりディスクWを回転させながら
移動機構1cにより刃物工具1bをディスクWの半径方
向に移動させつつ刃物工具1bをディスクW表面の傷の
深さに応じた加工深さD、例えば、3μm〜5μmの深
さ切り込み、傷が無くなるように平面切削加工するよう
に構成している。
【0009】又、上記修復剤塗布部2は、上記切削加工
されたディスクWの表面に紫外線硬化樹脂からなる修復
剤Eを円環状に塗布する部分であり、修復剤Eとして
は、例えば、ディスクWの最表層、例えば保護層の材質
と透明性、屈折率等の物理的、光学的特性に近い材質の
紫外線硬化樹脂が用いられ、この場合、図5、図6、図
7の如く、上記ディスクWを低速に載置保持回転させる
回転盤H及び制御用モータをもつ回転機構2aと、ディ
スクWの表面に修復剤Eを滴下する塗布ノズル2bとか
らなり、回転盤Hの回転によりディスクWを低速回転さ
せながら塗布ノズル2bから修復剤Eを滴下し、これに
よりディスクWの表面に修復剤Eを円環状に塗布するよ
うに構成している。
【0010】又、上記スピンコート部3は、上記修復剤
Eが塗布されたディスクWを高速回転させることにより
修復剤Eを均一に薄く広げる部分であり、この場合、図
8、図9、図10、の如く、上記回転機構2aの回転盤
H上に載置保持されたディスクWを回転機構2aの制御
用モータにより高速回転させ、修復剤Eを遠心力により
広げ、余分な修復剤EをディスクWの周縁部から飛ば
し、修復剤Eを均一な塗布厚とするように構成してい
る。
【0011】又、上記紫外線照射部4は、上記ディスク
Wの表面に紫外線Rを照射して修復剤Eを硬化させるこ
とにより加工深さDに応じた厚さの修復層Sを形成する
部分であり、この場合、図11の如く、デイスクWを載
置保持可能な回転盤Hと、ディスクWの表面に紫外線R
を照射する紫外線照射ランプ4aと、回転盤Hを回転さ
せる回転機構4bとを備えてなり、ディスクWを低速回
転させながら紫外線Rを照射することにより修復剤を硬
化させ、加工深さDに応じた厚さの修復層Sを形成する
ように構成している。
【0012】この実施の形態例は上記構成であるから、
切削加工部1において、傷の付いたディスクWの表面を
傷Kの深さに応じた加工深さDで切削加工し、次いで、
修復剤塗布部3において、ディスクWの表面に紫外線硬
化樹脂からなる修復剤Eを円環状に塗布し、次いで、ス
ピンコート部3において、ディスクWを高速回転させる
ことにより修復剤Eを薄く広げ、次いで、紫外線照射部
4において、ディスクWの表面に紫外線Rを照射して修
復剤Eを硬化させて加工深さDに応じた厚さの修復層S
を形成することになり、従って、切削加工部1により傷
の付いたディスクWの表面を傷Kの深さに応じた加工深
さDで切削加工することにより傷Wを修復除去すること
ができると共に修復剤Eにより加工深さDに応じた修復
層Sを形成することにより、修復後のディスクWの情報
読み取り時におけるレーザー光の焦点位置を狂わせるこ
とがなくなり、情報の記録再生を正確に行うことがで
き、かつ、スピンコート部3により、ディスクWを高速
回転させることにより修復剤Eを薄く満遍なく広げるの
で、均一な厚さの修復層Sを得ることができ、気泡の巻
込み混入により修復層S内のボイド残留を抑制すること
ができ、良好な修復層Sを得ることができて良好な修復
を行うことができ、さらに、修復剤Eは紫外線硬化樹脂
からなるので、硬質の修復層Sを得ることができ、修復
後のディスクWの傷付きを抑制することができ、一層良
好な修復を行うことができる。
【0013】又、この場合、上記切削加工部1は、上記
ディスクWを回転させる回転機構1aと、ディスクWの
表面を切削可能な刃物工具1bと、ディスクWの半径方
向に刃物工具1bを移動させる移動機構1cとからなる
ので、刃物工具1cによりディスクWの表面を容易に切
削加工することができ、又、この場合、上記修復剤塗布
部2は、上記ディスクWを低速に回転させる回転機構2
aと、ディスクWの表面に修復剤Eを滴下する塗布ノズ
ル2bとからなるので、修復剤Eを容易に塗布すること
ができる。
【0014】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、上記修復剤Eの組成等は適宜選択して使
用され、又、切削加工部1は、バイト等の固定工具やカ
ッター類等の回転工具等の刃物による切削、或いは、遊
離砥粒、固定砥粒による砥粒による切削加工が用いら
れ、又、修復剤塗布部2、スピンコート部3及び紫外線
照射部4、その他の構造については適宜変更して設計さ
れる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1又は2記
載の発明にあっては、切削加工部において、傷の付いた
ディスクの表面を傷の深さに応じた加工深さで切削加工
し、次いで、修復剤塗布部において、ディスクの表面に
紫外線硬化樹脂からなる修復剤を円環状に塗布し、次い
で、スピンコート部において、ディスクを高速回転させ
ることにより修復剤を薄く広げ、次いで、紫外線照射部
において、ディスクの表面に紫外線を照射して修復剤を
硬化させて加工深さに応じた厚さの修復層を形成するこ
とになり、従って、切削加工部により傷の付いたディス
クの表面を傷の深さに応じた加工深さで切削加工するこ
とにより傷を修復除去することができると共に修復剤に
より加工深さに応じた修復層を形成することにより、修
復後のディスクの情報読み取り時におけるレーザー光の
焦点位置を狂わせることがなくなり、情報の記録再生を
正確に行うことができ、かつ、スピンコート部により、
ディスクを高速回転させることにより修復剤を薄く満遍
なく広げるので、均一な厚さの修復層を得ることがで
き、気泡の巻込み混入により修復層内のボイド残留を抑
制することができ、良好な修復層を得ることができて良
好な修復を行うことができる。
【0016】又、請求項3記載の発明にあっては、上記
切削加工部は、上記ディスクを回転させる回転機構と、
ディスクの表面を切削可能な刃物工具と、ディスクの半
径方向に刃物工具を移動させる移動機構とからなるの
で、刃物工具によりディスクの表面を容易に切削加工す
ることができ、又、請求項4記載の発明にあっては、上
記修復剤塗布部は、上記ディスクを低速に回転させる回
転機構と、ディスクの表面に修復剤を滴下する塗布ノズ
ルとからなるので、修復剤を容易に塗布することができ
る。
【0017】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の構成系統図である。
【図2】本発明の実施の形態例の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態例の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態例の工程説明部分断面図で
ある.
【図5】本発明の実施の形態例の工程説明斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態例の工程説明側面図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態例の工程説明斜視図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態例の工程説明斜視図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態例の工程説明側面図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態例の工程説明部分断面図
である。
【図11】本発明の実施の形態例の工程説明側面図であ
る。
【符号の説明】
W ディスク K 傷 E 修復剤 D 加工深さ R 紫外線 S 修復層 1 切削加工部 1a 回転機構 1b 刃物工具 1c 移動機構 2 修復剤塗布部 2a 回転機構 2b 塗布ノズル 3 スピンコート部 4 紫外線照射部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傷の付いたディスクの表面を傷の深さに
    応じた加工深さで切削加工し、該切削加工されたディス
    クの表面に紫外線硬化樹脂からなる修復剤を円環状に塗
    布し、該ディスクを高速回転させることにより修復剤を
    薄く広げ、該ディスクの表面に紫外線を照射して修復剤
    を硬化させることにより該加工深さに応じた厚さの修復
    層を形成することを特徴とするディスク表面の傷修復方
    法。
  2. 【請求項2】 傷の付いたディスクの表面を傷の深さに
    応じた加工深さで切削加工可能な切削加工部と、該ディ
    スクの表面に紫外線硬化樹脂からなる修復剤を円環状に
    塗布する修復剤塗布部と、該ディスクを高速回転させる
    ことにより修復剤を薄く広げるスピンコート部と、該デ
    ィスクの表面に紫外線を照射して修復剤を硬化させるこ
    とにより該加工深さに応じた厚さの修復層を形成する紫
    外線照射部とを備えてなるディスク表面の傷修復装置。
  3. 【請求項3】 上記切削加工部は、上記ディスクを回転
    させる回転機構と、該ディスクの表面を切削可能な刃物
    工具と、該ディスクの半径方向に刃物工具を移動させる
    移動機構とからなることを特徴とする請求項2記載のデ
    ィスク表面の傷修復装置。
  4. 【請求項4】 上記修復剤塗布部は、上記ディスクを低
    速に回転させる回転機構と、該ディスクの表面に修復剤
    を滴下する塗布ノズルとからなることを特徴とする請求
    項2又は3記載のディスク表面の傷修復装置。
JP2001186986A 2001-06-20 2001-06-20 ディスク表面の傷修復方法及びその装置 Pending JP2003006938A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018042511A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 デジタルデータソリューション株式会社 磁気ディスクの再平滑化方法

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WO2018042511A1 (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 デジタルデータソリューション株式会社 磁気ディスクの再平滑化方法

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