JP2003004186A - 継 手 - Google Patents

継 手

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JP2003004186A
JP2003004186A JP2001189070A JP2001189070A JP2003004186A JP 2003004186 A JP2003004186 A JP 2003004186A JP 2001189070 A JP2001189070 A JP 2001189070A JP 2001189070 A JP2001189070 A JP 2001189070A JP 2003004186 A JP2003004186 A JP 2003004186A
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plug
socket
claw portion
mark
annular groove
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JP2001189070A
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Masaji Miyamura
正司 宮村
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Toyox Co Ltd
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Toyox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用状態にかかわらず、長期間の使用に耐え
ることのできる継手を提供することである。 【解決手段】 筒状のソケットSと、このソケットSに
挿入して接続可能にした筒状のプラグPとを備え、上記
ソケットSには、内側に突出する爪部19aを設ける一
方、上記プラグPの表面には、環状溝25を形成し、上
記ソケットSにプラグPを挿入したときに、上記爪部1
9aが環状溝25に入ると、プラグPの抜けが爪部19
aによって規制される構成にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホースなどの配
管を接続するときに用いる継手に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の継手を示す。内部に流路1
を備えた筒状のソケットsの一端には、図示していない
配管を接続するようにしている。そして、このソケット
sに、樹脂製のホースhを挿入することによって、配管
内とホースhの流路2とを連通させるようにしている。
【0003】上記ソケットsは、ソケット本体3と、こ
のソケット本体3に組み込んだ金属製のスリーブ4と、
このスリーブ4内に移動可能に組み込んだチャック部材
5とから構成されている。上記チャック部材5には、内
側に向かって突出させた爪部7を設けている。また、こ
の爪部7と反対側には凸部8を設けている。そして、こ
の凸部8がスリーブ4に設けた段部9にぶつかる範囲
で、チャック部材5を軸線方向に移動可能にしている。
【0004】また、チャック部材5が軸線方向に移動す
る過程で、その凸部8に形成した傾斜面8aがスリーブ
4の内周に形成した傾斜面6に押しつけられると、チャ
ック部材5が縮径する。このようにチャック部材5が縮
径すると、爪部7の先端がホースhの表面に食い込ん
で、ホースhがソケットsから抜けなくなる。
【0005】なお、上記ソケット本体3内には、リング
シール10を設けている。このリングシール10は、ソ
ケットsの底部13にホースh先端がぶつかるまで挿入
すると、このホースhの表面によって押されて弾性変形
する。このようにリングシール10が弾性変形すると、
ホースhの表面に押しつけられることによって、このホ
ースhとソケットsとの間がシールされる。したがっ
て、ホースhの接続部分から流体が漏れることはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の継手は、樹
脂製のホースhの表面に、金属製の爪部7を食い込ませ
ているので、その部分がどうしても傷ついてしまう。ホ
ースhの表面が傷つくと、このホースhが弱くなり、長
年の使用によって、この傷ついた部分から亀裂が生じ
て、ホースhがソケットsから抜けてしまうという問題
が生じる。また、ホースhがリングシール10から抜け
てしまうと、流体が漏れるという問題も生じる。そし
て、これらの問題は、ホースhの抜き差しを頻繁に行う
場合には、短期間で発生する。また、ホースh内に温水
を流した場合は、樹脂製のホースhが軟化して、反発弾
性が弱くなる。つまり、上記のような使用状態の場合に
は、定期的にホースhを交換しなければならず、その
分、コストがかかるという問題もある。
【0007】一方、ホースhに流体を流すと、このホー
スhに含有されている可塑剤が流体中に流れ出す。その
ため、このホースhを長期間使用していると、可塑剤が
減ってホースhが硬くなり、ホースnの肉厚が薄くな
る。このようにホースhが硬くなり肉厚が薄くなると、
その表面に爪部7が食い込みにくくなる。したがって、
この場合にも、ソケットsからホースhが抜けてしまっ
たり、接続部分から流体が漏れたりするという問題があ
った。この発明の目的は、使用状態にかかわらず、長期
間の使用に耐えることのできる継手を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、筒状のソ
ケットと、このソケットに挿入して接続可能にした筒状
のプラグとを備え、上記ソケットには、内側に突出する
爪部を設ける一方、上記プラグの表面に環状溝を形成
し、ソケットにプラグを挿入したときに、上記爪部が環
状溝に入ると、プラグの抜けが規制される構成にしたこ
とを特徴とする。
【0009】第2の発明は、筒状のソケット本体に、チ
ャック部材とリングシールとを組み込むとともに、これ
らチャック部材およびリングシールに挿入可能にした筒
状のプラグを備え、上記チャック材には内側に突出する
爪部を設けるとともに、この爪部をチャック部材の軸線
方向の位置に応じて拡径可能にする一方、上記プラグの
表面には環状溝を形成し、上記ソケットにプラグを挿入
したときに、プラグがリングシールに押しつけられてシ
ール機能が発揮され、また、上記環状溝に爪部が入る
と、プラグの抜けが規制される構成にしたことを特徴と
する。
【0010】第3の発明は、上記第1の発明または第2
の発明において、プラグの表面に目印を設け、環状溝に
爪部が入る位置までプラグをソケットに挿入したとき
に、上記目印がソケットの所定の位置に達する構成にし
たことを特徴とする。
【0011】第4の発明は、上記第3の発明において、
プラグ表面にテープを貼り付けて、このテープによって
目印を構成したことを特徴とする。第5の発明は、上記
第3の発明において、プラグ表面に着色した部分を設
け、この着色した部分によって目印を構成したことを特
徴とする。
【0012】第6の発明は、上記第3の発明において、
プラグ表面に凹部を形成し、この凹部によって目印を構
成したことを特徴とする。第7の発明は、上記第3の発
明において、プラグ表面に形成した凹部に着色し、また
はテープあるいはリング部材を装着したことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜3にこの発明の第1実施形
態を示す。図1に示すソケットSは、内部に流路14を
形成した筒状のソケット本体15と、このソケット本体
15に組み込んだ金属製のスリーブ16と、このスリー
ブ16内に移動可能に組み込んだチャック部材17とか
ら構成されている。上記チャック部材17には、複数の
スリット18を軸線方向に形成し、これらスリット18
間に爪部材19を設けている。そして、これら爪部材1
9の先端側部分20に爪部19aを設け、この爪部19
aを内側に向かって突出させている。
【0014】また、上記チャック部材17は、その先端
側部分20がスリーブ16の内周に設けた凸部21にぶ
つかるまで、軸線方向に移動できるようにしている。そ
して、このチャック部材17が軸線方向に移動する過程
で、その先端側部分20に形成した傾斜面20aがスリ
ーブ16の内周に形成した傾斜面16aに押しつけられ
ると、チャック部材17が縮径するようにしている。な
お、上記チャック部材17を組み込んだソケット本体1
5内には、リングシール22も組み込んでいる。このリ
ングシール22は、流体の漏れを規制するためのもので
あり、その内径を以下に説明するプラグPの外径よりも
小さくしている。
【0015】図2は、ホースHの先端に、筒状のプラグ
Pを接続したものである。このプラグPは金属製のもの
であり、ホースHを接続した部分と反対側を挿入部24
としている。そして、この挿入部24を、図3に示すよ
うに上記ソケットSのチャック部材17内に挿入するよ
うにしている。プラグPの挿入部24をチャック部材1
7に挿入していくと、その先端部分が爪部19aにぶつ
かる。このように挿入部24の先端が爪部19aにぶつ
かると、チャック部材17がプラグPと一体的に移動し
て、その一端がスリーブ16に押しつけられる。
【0016】チャック部材17の一端がスリーブ16に
押しつけられて、チャック部材17の移動が止まると、
挿入部24によって爪部19aが拡径される。そして、
この爪部19aを拡径しつつ、挿入部24が挿入されて
いく。このようにして挿入部24が入っていくと、今度
はリングシール22にこの挿入部24が入っていく。こ
のときにも、挿入部24によってリングシール22の内
径が拡径される。そのため、リングシール22のシール
機能が発揮される。さらに挿入部24が挿入されて、そ
の環状溝25が爪部19aの位置に達すると、拡径され
ていた爪部19aが縮径して環状溝25に入り込む。こ
のように環状溝25に爪部19aが入り込むことによっ
て、プラグPとソケットSの接続が完了する。
【0017】一方、上記プラグPの挿入部24の外周に
は、環状凹部26も形成している。この環状凹部26に
は、色の付いたテープ27を巻き付けている。このテー
プ27の色は、目立つ色であれば何色でもよく、模様が
あってもよい。このテープ27は、プラグPをソケット
Sに装着したときに、このプラグPが確実に装着されて
いるかどうか確認するための目印である。すわなち、図
3に示すように、プラグPの挿入部24をソケットSに
挿入したときに、爪部19aの先端が環状溝25に入る
量というのは僅かであるため、環状溝25に爪部19a
が入る前と入った後の状態との差がわかりにくい。ま
た、挿入部24をソケットSに挿入していくと、最初に
爪部19aによる摩擦力が生じ、次にリングシール22
による大きい摩擦力が生じるため、リングシール22に
入った時点で接続完了したものと勘違いしやすい。この
ような理由から、プラグPとソケットSとを接続すると
きに、その接続作業が不完全になる可能性がある。
【0018】そこで、この第1実施形態では、プラグP
の表面に目印としてテープ27を設けている。このテー
プ27は、図3に示すように、爪部19aの先端が環状
溝25に入る位置までプラグPをソケットSに挿入する
と、チャック部材17の内周に丁度入り、外部から見え
なくなる位置に設けている。したがって、プラグPをソ
ケットSにはめ込んだときに、テープ27が外部から見
えなくなっていれば、爪部19aが環状溝25に挿入さ
れたと判断できる。つまり、この第1実施形態によれ
ば、環状溝25に爪部19aが入っていることを外から
確認できる。
【0019】一方、ソケットSからプラグPを抜く時に
は、チャック部材17を押し込んで、爪部材19の先端
側部分20の周囲にスペースを確保しておく。この状態
でプラグPを引っ張ると、爪部19aに作用する径方向
の力によって、この爪部19aを拡径させることができ
る。このように爪部19aを拡径させれば、環状溝25
から爪部19aが抜けるので、プラグPをソケットSか
ら引き抜くことができる。したがって、プラグPの着脱
を簡単に行うことができる。
【0020】ただし、チャック部材17を押し込まず
に、プラグPだけを引っ張った場合には、このプラグP
とともにチャック部材17が図3中右方向に移動する。
そして、このチャック部材17の先端側部分20に形成
した傾斜面20aが、スリーブ16の内周に形成した傾
斜面16aに押しつけられると、チャック部材17が縮
径する。このようにチャック部材17が縮径すると、爪
部19aが環状溝25に強く係合する。したがって、こ
の場合には、プラグPがソケットSから抜けたりしな
い。つまり、プラグPをソケットSから外したい場合に
のみ外すことができ、ホースHに予想外の力が作用した
場合等には、プラグPがソケットSから誤って抜けない
ようにしている。
【0021】上記のように、プラグPは、ソケットSか
ら着脱自在にしているが、このようにプラグPの着脱作
業を繰り返し行うと、挿入部24の表面が摩耗する。こ
の第1実施形態では、挿入部24に形成した環状凹部2
6にテープ27を貼り付けて、このテープ27の表面が
挿入部24の表面から突出しないようにしている。テー
プ27の表面が挿入部24の表面よりも内側にあれば、
テープ27の表面の摩耗を防止することができる。つま
り、プラグPの着脱を繰り返しても、テープ27の表面
が摩耗したり、テープ27が剥がれたりしないようにし
ている。したがって、プラグPの着脱作業を繰り返した
場合でも、目印がなくなることがない。
【0022】ただし、プラグPの着脱がほとんどない場
合には、環状凹部26を形成せずに、テープ27を挿入
部24の表面に直接貼り付けてもよい。この場合には、
環状凹部26を形成しない分、加工コストを安くするこ
とができる。また、テープを用いれば、その貼り付け位
置をずらすだけで、目印の位置を簡単に調節することが
できる。例えば、ソケットSの種類が変われば、プラグ
Pを挿入してから爪部19aが環状溝25に引っかかる
までの挿入量も違う。このような場合に、テープの貼り
付け位置を調節するだけで、そのソケットSに対応した
位置に目印を設けることができる。つまり、テープを用
いると、プラグPの挿入量が異なるいろんなタイプのソ
ケットに簡単に適用させることができる。
【0023】なお、この第1実施形態では、環状凹部2
6にテープ27を貼り付けているが、テープ27の代わ
りに塗料を環状凹部26に着色してもよい。塗料は、テ
ープに比べて剥がれにくいので、長期間の使用にも耐え
ることができる。また、環状凹部26にプラスチック製
のリング部材を装着してもよい。このリング部材を目立
つ色にすれば、目印としての機能を発揮させることがで
きる。
【0024】上記リング部材は環状に限らずC形でもよ
い。ただし、リング部材の表面がプラグPの表面からで
っぱると、プラグPをソケットSに挿入するときにリン
グ部材が邪魔になる可能性がある。そのため、リング部
材の外径は、環状凹部26にはめたときにプラグPの外
径以下になるように設定するとよい。また、このリング
部材は、プラグに装着するときに拡径させて、装着後は
その弾性によってプラグからの脱落を防止する必要があ
るので、プラスチック製か金属製が望ましい。特に、リ
ング部材をC形にする場合には、このリング部材に高い
剛性が必要となるので金属製が望ましい。一方、リング
部材に着色することを考慮すると、着色しやすいプラス
チック製の方がよい。
【0025】この第1実施形態によれば、ホースHの先
端に金属製のプラグPを接続するとともに、このプラグ
Pに形成した環状溝25に、ソケットSに設けた爪部1
9aを引っ掛ける構成にしたので、ホースHの表面が爪
部19aによって傷つくことがない。また、プラグPが
耐久性のある金属でできているので、プラグPの抜き差
しを頻繁に行ったり、プラグPに温水を流したりして
も、その環状溝25に爪部19が引っかからなくなるこ
ともない。つまり、この第1実施形態によれば、プラグ
Pの抜き差しを頻繁に行ったり、流体として温水を利用
したりしても、長期間の使用に耐えることができる。
【0026】また、この第1実施形態によれば、爪部1
9aが環状溝25に挿入される位置までプラグPをソケ
ットSに挿入すると、目印であるテープ27がチャック
部材17に隠れる。そのため、テープ27が完全に見え
なくなっていれば、プラグPとソケットSとが確実に接
続されていると判断することができる。また、テープ2
7が見えている場合には、接続が不完全であると判断す
ることができる。したがって、接続作業が不完全になる
ことも防止することができる。
【0027】図4は、プラグPの表面に着色した部分2
8と未着色の部分とを設けて、着色した部分28と未着
色の部分との境界線29によって目印を構成したもので
ある。上記境界線29は、環状溝25に爪部19aが入
る位置までプラグPをソケットSに挿入したときに、丁
度隠れて見えなくなる位置に設けている。したがって、
この場合においても、プラグPをソケットSに接続した
ときに、境界線29が見えているか否かによって、爪部
19aが環状溝25に入っているか否かを判断すること
ができる。
【0028】図5は、プラグPの表面に部分的に着色部
30を設けたものである。この着色部30も、爪部19
aが環状溝25に入る位置までプラグPを挿入したとき
に、チャック部材17によって丁度隠れる位置に設けて
いる。したがって、この場合においても、プラグPをソ
ケットSに接続したときに、着色部30が見えているか
否かによって、爪部19aが環状溝25に入っている否
かを外部から判断することができる。
【0029】なお、上記着色部30の代わりに、テープ
を部分的に貼り付けて目印としてもよい。また、着色部
30を部分的に設けると、プラグPが回転したときに、
この着色部30が見えなくなることが考えられる。この
ような観点からすると、上記したように環状に着色した
方がよい。ただし、環状に着色すると、塗料の使用量が
増えるので、そのコストを考慮すると、着色部は部分的
の方がよい。
【0030】図6は、目印を特に着色せずに、プラグP
の一部に環状の凹部31のみを形成し、この環状の凹部
31を目印としたものである。そして、この凹部31
も、爪部19aが環状溝25に引っかかる位置までプラ
グPを挿入すると、上記チャック部材17によって隠れ
るようにしている。したがって、この場合においても、
プラグPをソケットSに接続したときに、外部から凹部
31が見えるか否かによって、爪部19aが環状溝25
に入っているかどうかを判断することができる。また、
プラグPに着色しない分、コストを安くすることができ
る。
【0031】なお、ソケットSの構造は、図1,3に示
した第1実施形態のタイプに限らず、図7に示す第2実
施形態のものでもよい。この図7に示す第2実施形態の
ソケットSは、ソケット本体32とチャック部材33と
からなり、チャック部材33の内周に、爪部34を複数
設けている。また、上記チャック部材33にはスリット
35を形成し、爪部34が径方向に拡径できるようにし
ている。さらに、ソケット本体32内には、リングシー
ル36を設け、このリングシール36によってプラグP
の外周を押しつけるようにしている。
【0032】このようにしたソケットSは、図2および
図4〜6に示したプラグPを所定量挿入すると、その爪
部34がプラグPの外周に形成した環状溝25に入り、
抜け止め機構が発揮される。一方、プラグPを引き抜く
場合には、チャック部材33を押し込んで爪部34の外
周にスペースをあけておく。このように爪部34を拡径
可能な状態にしておおいて、プラグPを引っ張れば、爪
部34が環状溝25から外れるので、プラグPをソケッ
トSから外すことができる。
【0033】この第2実施形態によっても、金属製のプ
ラグPを用いれば、プラグPの抜き差しを頻繁に行った
り、流体として温水を利用したりしても、長期間の使用
に耐えることができる。また、この第2実施形態によっ
ても、爪部34が環状溝25に入った段階で、プラグP
に設けた目印がチャック部材33内に隠れるようにして
いる。したがって、このタイプのソケットSを用いた場
合においても、爪部34が環状溝25に入っているか否
かを外部から判断することができる。
【0034】なお、以上説明した第1,2実施形態で
は、爪部をチャック部材に設けているが、一度接続した
プラグPを抜く必要がない用途に用いる場合には、ソケ
ット本体内に爪部を設けておいてもよい。この場合にお
いても金属製のプラグPを用いれば、温水の利用や長期
の使用に耐えることができる。また、上記実施形態で
は、プラグPを金属製にしているが、十分な強度を備え
ていれば金属以外の材質でもよい。
【0035】さらに、上記第1,2実施形態では、チャ
ック部材17,33に目印が隠れることによって、接続
が完全か不完全か判断する構成にしたが、目印が見える
ことによって、接続状態を確認できるようにしてもよ
い。すなわち、チャック部材17,33に確認用の孔な
どを形成しておいて、この孔から目印が見えた場合に、
接続が確実であると判断するようにしてもよい。つま
り、爪部が環状溝に入った時点で、目印が所定の位置に
達する構成にしておけばよい。
【0036】
【発明の効果】第1、2の発明によれば、プラグの表面
に環状溝を形成し、この環状溝にソケット内設けた爪部
を挿入することによって、プラグの抜けを規制する構成
にしたので、長期間の使用に耐えることができる。ま
た、第2の発明によれば、爪部をチャック部材の軸線方
向の位置に応じて拡径可能にしたので、プラグの頻繁な
抜き差しにも十分耐えることができる。
【0037】第3の発明によれば、爪部が環状溝に入る
までプラグをソケットに挿入すると、プラグに設けた目
印が、ソケットの所定の位置に達する構成にしたので、
その位置に目印があるか否かによって、プラグが確実に
ソケットに接続されているか否かを外部から判断するこ
とができる。したがって、接続が不完全になることを防
止することができる。
【0038】第4の発明によれば、プラグ表面に貼り付
けたテープによって目印を構成したので、テープの貼り
付け位置を調節することによって、目印の位置を簡単に
調節することができる。第5の発明によれば、プラグ表
面に着色した部分によって目印を構成したので、テープ
のように目印が剥がれたりしない。
【0039】第6の発明によれば、プラグ表面に形成し
た凹部を目印としたので、摩擦によって目印が消えるこ
とはない。第7の発明によれば、プラグ表面に形成した
凹部に着色し、またはテープあるいはリング部材を装着
したので、目印を目立たせることができる。また、凹部
内に着色等したので、摩擦によって目印が消えることも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のソケットSの断面図である。
【図2】第1実施形態のプラグPの平面図である。
【図3】ソケットSにプラグPを接続した断面図であ
る。
【図4】他のプラグPを示す平面図である。
【図5】他のプラグPを示す平面図である。
【図6】他のプラグPを示す平面図である。
【図7】第2実施形態のソケットSを示す断面図であ
る。
【図8】従来例の継手の断面図である。
【符号の説明】
S ソケット P プラグ 15 ソケット本体 17,33 チャック部材 19a,34 爪部 22,36 リングシール 25 環状溝 26 環状凹部 27 この発明の目印を構成するテープ 29 この発明の目印を構成する境界線 30 この発明の目印を構成する着色部 31 この発明の目印を構成する凹部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のソケットと、このソケットに挿入
    して接続可能にした筒状のプラグとを備え、上記ソケッ
    トには、内側に突出する爪部を設ける一方、上記プラグ
    の表面に環状溝を形成し、ソケットにプラグを挿入した
    ときに、上記爪部が環状溝に入ると、プラグの抜けが規
    制される構成にした継手。
  2. 【請求項2】 筒状のソケット本体に、チャック部材と
    リングシールとを組み込むとともに、これらチャック部
    材およびリングシールに挿入可能にした筒状のプラグを
    備え、上記チャック材には内側に突出する爪部を設ける
    とともに、この爪部をチャック部材の軸線方向の位置に
    応じて拡径可能にする一方、上記プラグの表面には環状
    溝を形成し、上記ソケットにプラグを挿入したときに、
    プラグがリングシールに押しつけられてシール機能が発
    揮され、また、上記環状溝に爪部が入ると、プラグの抜
    けが規制される構成にした継手。
  3. 【請求項3】 プラグの表面に目印を設け、環状溝に爪
    部が入る位置までプラグをソケットに挿入したときに、
    上記目印がソケットの所定の位置に達する構成にしたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の継手。
  4. 【請求項4】 プラグ表面にテープを貼り付けて、この
    テープによって目印を構成したことを特徴とする請求項
    3記載の継手。
  5. 【請求項5】 プラグ表面に着色した部分を設け、この
    着色した部分によって目印を構成したことを特徴とする
    請求項3記載の継手。
  6. 【請求項6】 プラグ表面に凹部を形成し、この凹部に
    よって目印を構成したことを特徴とする請求項3記載の
    継手。
  7. 【請求項7】 プラグ表面に形成した凹部に着色し、ま
    たはテープあるいはリング部材を装着したことを特徴と
    する請求項3記載の継手。
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