JP2003002560A - 水圧エレベータ - Google Patents

水圧エレベータ

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JP2003002560A JP2001190253A JP2001190253A JP2003002560A JP 2003002560 A JP2003002560 A JP 2003002560A JP 2001190253 A JP2001190253 A JP 2001190253A JP 2001190253 A JP2001190253 A JP 2001190253A JP 2003002560 A JP2003002560 A JP 2003002560A
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宣宏 望月
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新平 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 限られた種類や性能の機器を組み合わせ、作
動流体として水を使用することで、安全性、清浄性に優
れ、環境に与える負荷が極めて小さく、作動流体の補
充、廃棄等が極めて容易な水圧エレベータを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 作動流体として水を用いて水圧シリンダ
2により乗り籠1を昇降させる水圧エレベータであっ
て、水を備蓄するタンク7、該タンク7内の水を水圧シ
リンダ2へ給排する二方向回転水圧ポンプ4、該二方向
回転水圧ポンプ4と水圧シリンダ2とを連通する作動流
体路に設けたパイロットチェック弁3、二方向回転水圧
ポンプ4を駆動する誘導電動機5及び該誘導電動機5を
駆動するインバータ6を具備し、誘導電動機5の回転方
向及び回転速度をインバータ6により制御することで乗
り籠1を昇降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降装置に水圧シ
リンダを用いた水圧エレベータに関し、特にホームエレ
ベータに好適な水圧エレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液圧を利用したエレベータとして
は、昇降用駆動装置に作動流体として油を用いる油圧シ
リンダを使用した油圧エレベータが広く利用されてい
る。該油圧エレベータは、住宅施設、特にホームエレベ
ータに使用する場合は、住宅内に機械油を保有すること
となり、該機械油は可燃性であるため、火災時に燃焼し
被害が拡大するという問題がある。また、機械油の臭気
が居住空間に充満したり、油漏れが発生したときに住宅
環境を汚染し、生活上の快適さを阻害する恐れがある。
【0003】さらに、油圧エレベータの場合は、定期的
なメンテナンス時にその性能を維持するため作動油を交
換する必要があるが、これら作動油の回収、補充、廃棄
などの一連の作業は繁雑である上に廃棄等の処理費用も
必要となる。また、近年の省資源や環境保全の観点から
も、廃棄油の発生は好ましいものではない。
【0004】一方、油圧システムと類似した方式とし
て、作動流体として水を利用する水圧システムが近年開
発されてきている。この水圧システムに用いる機器の作
動原理や構造は、油圧システムの同形式の機器と略同様
であるが、不錆材や水潤滑性の良好な材質の採用や構造
的な工夫などにより、油圧システムと同程度の性能を有
する機器も存在する。
【0005】しかし、作動流体として水を利用した水圧
システムは発展し始めたとろこであるため、現状ではま
だ入手できる機器の種類や性能が限られている。従っ
て、水圧システムを広く一般に提供するためには、上記
の限られた種類や性能の機器を適宜組み合わせて利用す
る必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、限られた種類や性能の機器を組み
合わせ、作動流体として水を使用することで、安全性、
清浄性に優れ、環境に与える負荷が極めて小さく、作動
流体の補充、廃棄等が極めて容易な水圧エレベータを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、作動流体として水を用いて水
圧シリンダにより乗り籠を昇降させる水圧エレベータで
あって、水を備蓄するタンク、該タンク内の水を水圧シ
リンダへ給排する二方向回転水圧ポンプ、該二方向回転
水圧ポンプと水圧シリンダとを連通する作動流体路に設
けたパイロットチェック弁、二方向回転水圧ポンプを駆
動する誘導電動機及び該誘導電動機を駆動するインバー
タを具備し、インバータによる誘導電動機の回転方向及
び回転速度の制御とパイロットチェック弁の操作により
乗り籠を昇降させることを特徴とする。
【0008】上記のように二方向回転水圧ポンプと水圧
シリンダとを連通する作動流体路にパイロットチェック
弁を設け、また誘導電動機を駆動するためのインバータ
を設けたので、該誘導電動機の回転方向及び回転速度の
制御とパイロットチェック弁の操作により乗り籠を昇降
させることができるから、水を作動流体とする水圧エレ
ベータの基本部分を簡潔に構成できる。また、作動流体
に水を用いるので、安全性、清浄性に優れ、環境に与え
る負荷が極めて小さく、作動流体の補充、廃棄等が極め
て容易となる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1の水圧
エレベータにおいて、水圧シリンダとパイロットチェッ
ク弁との間の圧力と、該パイロットチェック弁と二方向
回転水圧ポンプとの間の圧力を均衡化する均衡化回路を
設けたことを特徴とする。
【0010】上記のように水圧シリンダとパイロットチ
ェック弁との間の圧力と、該パイロットチェック弁と二
方向回転水圧ポンプとの間の圧力を均衡化する均衡化回
路を設けたことにより、乗り籠の下降運転の開始時に、
均衡化回路を導通して両者の圧力を均衡化した後に、パ
イロットチェック弁を開き、二方向回転ポンプを始動す
ることにより、乗り籠を滑らかに下降開始させることが
できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の水圧エレベータにおいて、二方向回転水圧ポンプとタ
ンクとの間に該二方向回転水圧ポンプに向かって作動流
体を流すチェック弁を設け、二方向回転水圧ポンプとチ
ェック弁との間から水圧シリンダ内の作動流体を該タン
ク内に戻す第一排水回路を設け、該第一排水回路にはリ
リーフ弁及び該リリーフ弁に向かって二方向回転水圧ポ
ンプから作動流体を流すチェック弁を設けたことを特徴
とする。
【0012】上記のように二方向回転水圧ポンプとタン
クとの間に該二方向回転水圧ポンプに向かって作動流体
を流すチェック弁を設け、二方向回転水圧ポンプとチェ
ック弁との間から水圧シリンダ内の作動流体を該タンク
内に戻す第一排水回路を設け、該第一排水回路にはリリ
ーフ弁及び該リリーフ弁に向かって二方向回転水圧ポン
プから作動流体を流すチェック弁を設けたことにより、
乗り籠の下降運転時において二方向回転ポンプの吐出圧
力が適切に保たれるため、乗り籠を過速することなく安
全に下降させる速度を維持することができる。また、乗
り籠の下降運転時の水圧回路の圧力過上昇を防止するこ
とができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の水圧エレベータにおいて、水圧シリンダとパイロット
チェック弁との間からタンクまで連通する第二排水回路
を設け、該第二排水回路は開度調整機構と開閉機能を有
することを特徴とする。
【0014】上記のように水圧シリンダとパイロットチ
ェック弁との間からタンクまで連通する第二排水回路を
設け、該第二排水回路は開度調整機構と開閉機能を有す
ることにより、乗り籠の上昇運転時において、該第二排
水回路を開くことにより、水圧シリンダに送る作動流体
の単位時間当たりの量を減らすことで該乗り籠の速度を
適切な速度に減速させることができる。
【0015】上記第二排水回路をパイロットチェック弁
と二方向回転水圧ポンプとの間からタンクまで連通する
ように設けても上記と同様の効果を奏するが、該第二排
水回路の開閉の際に急激な圧力変動が生じてパイロット
チェック弁が開閉し、乗り籠の滑らかな動作を損なうお
それがある。請求項4に記載の発明では、水圧シリンダ
とパイロットチェック弁との間にタンクまで連通する第
二排水回路を設けたので、このような恐れがなく、乗り
籠の滑らかな動作を可能とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の水圧エレベータにおいて二方向回転水圧ポンプと該二
方向回転水圧ポンプに向かって作動流体を流すチェック
弁との間に、水圧シリンダとパイロットチェック弁との
間へ作動流体の一部を戻す送水回路を設けたことを特徴
とする。
【0017】上記のように二方向回転水圧ポンプと該二
方向回転水圧ポンプに向かって作動流体を流すチェック
弁との間に、水圧シリンダとパイロットチェック弁との
間へ作動流体の一部を戻す送水回路を設けたことによ
り、乗り籠の下降運転時において、水圧シリンダから排
出される作動流体の単位時間当たりの量を減らすことで
該乗り籠の速度を適切な速度に減速させることができ
る。また、前記送水回路に開度調整機構と開閉機能を付
加することにより、前記乗り籠の下降運転時の減速を任
意のタイミングで実施でき、かつ減速の度合いも調整す
ることができる。
【0018】上記送水回路をパイロットチェック弁と二
方向回転水圧ポンプとの間へ作動流体の一部を戻すよう
に設けても上記と同様の効果を奏するが、該二方向回転
水圧ポンプの吸込部の水の流れが乱れることによるキャ
ビテーションなどの問題が生じる恐れがある。しかし、
請求項5に記載の発明ではこのような恐れがない。
【0019】また、請求項3に記載の発明において、パ
イロットチェック弁と二方向回転水圧ポンプとの間に、
第一排水回路のリリーフ弁に連通する連通回路を設け、
該連通回路には、前記リリーフ弁に向かって作動流体を
流すチェック弁を設け、前記第一排水回路には、二方向
回転水圧ポンプからリリーフ弁に至る回路に、前記リリ
ーフ弁に向かって作動流体を流す方向にチェック弁を設
けたことを特徴とする。
【0020】上記のようにパイロットチェック弁と二方
向回転水圧ポンプとの間に、第一排水回路のリリーフ弁
に連通する連通回路を設け、該連通回路には、前記リリ
ーフ弁に向かって作動流体を流すチェック弁を設け、前
記第一排水回路には、二方向回転水圧ポンプからリリー
フ弁に至る回路に、前記リリーフ弁に向かって作動流体
を流す方向にチェック弁を設けたことにより、上記段落
番号[0012]に記載した乗り籠の下降運転時におけ
る効果に加え、乗り籠の上昇運転時の水圧回路の圧力過
上昇を防止することができるので、リリーフ弁に二つの
機能を持たせることができる。即ち、乗り籠上昇及び下
降運転時に水圧回路の圧力過上昇を防止する安全弁とし
ての機能と、乗り籠下降運転時の過速防止装置としての
機能を持たせることができる。
【0021】また、請求項4に記載の発明において、乗
り籠の下降運転時に乗り籠の速度制御方式をインバータ
及び誘導電動機による速度制御から、前記インバータ及
び前記誘導電動機を停止し、乗り籠の自重を利用した第
二排水回路のみによる速度制御に切り換えることを特徴
とする。
【0022】上記のように乗り籠の下降運転時に乗り籠
の速度制御方式をインバータ及び誘導電動機による速度
制御から、前記インバータ及び前記誘導電動機を停止
し、乗り籠の自重を利用した第二排水回路のみによる速
度制御に切り換え、第二排水回路を開くことにより、誘
導電動機を運転せずに乗り籠の自重により該乗り籠の下
降ができる。また、第二排水回路の開度調整機構により
任意の下降速度を設定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基いて説明する。図1は本発明にかかる水圧エレベ
ータの構成例を示す図である。本水圧エレベータは、乗
り籠1、水圧シリンダ2、パイロットチェック弁3、二
方向回転水圧ポンプ4、誘導電動機5、インバータ6、
タンク7で構成されている。なお、8は、タンク7から
二方向回転水圧ポンプ4に向かって作動流体である水を
流すチェック弁である。
【0024】乗り籠1は、人又は荷物等を乗せることが
でき、水圧シリンダ2のプランジャ2−1により直接又
はワイヤロープなどを介して間接的に駆動される。水圧
シリンダ2は作動流体として水を用い、シリンダ2−2
内部をプランジャ2−1が該作動水の給排により上昇・
下降し、乗り籠1が上昇・下降する。
【0025】パイロットチェック弁3は、通常は二方向
回転水圧ポンプ4から水圧シリンダ2に作動水を流すチ
ェック弁として機能するが、電磁弁9を付勢すると、水
圧シリンダ2とパイロットチェック弁3を連通する回路
の作動水をパイロットチェック弁3のパイロットポート
3−1に供給し、該パイロットチェック弁3は開かれ、
水圧シリンダ2から二方向回転水圧ポンプ4に向かって
作動水を流すことができるようになっている。なお、1
2は電磁弁9の付勢時に前記パイロットポート3−1と
電磁弁9の間に流入した作動水を該電磁弁9の消勢時に
大気圧に開放するときの圧力開放速度を調整する絞り弁
である。
【0026】二方向回転水圧ポンプ4は、水圧シリンダ
2内に作動水を給水する正回転及び水圧シリンダ2内の
作動水を排水する逆回転が可能であり、誘導電動機5に
より駆動される。該誘導電動機5は、インバータ6によ
り回転方向及び回転速度が制御されるようになってい
る。
【0027】タンク7には、常時作動流体である水が貯
溜されており、該タンク7内はエアブリーザ11により
常に大気圧に保たれている。また、13はタンク7内の
作動水が基準水位に満たない場合や水圧エレベータのメ
ンテナンス等のためタンク7内の作動水を排水した場合
に、上水道からタンク7内に作動水を供給するためのボ
ール弁である。なお、14は水圧エレベータ内の作動水
が上記上水道に向かって流れ込まないようにするチェッ
ク弁である。
【0028】次に、上記構成の水圧エレベータの基本的
動作について説明する。乗り籠1の上昇運転は、図示し
ない制御装置から上昇運転指令が出されると、インバー
タ6から誘導電動機5へ駆動電力を供給し、該誘導電動
機5が二方向回転水圧ポンプ4を正回転で駆動させる。
タンク7内の作動水は、チェック弁8を通り、該二方向
回転水圧ポンプ4に吸入される。二方向回転水圧ポンプ
4内で加圧・吐出された作動水は、パイロットチェック
弁3を通り、水圧シリンダ2に流入しプランジャ2−1
を上昇させる。
【0029】上記乗り籠1が、目的停止位置まで上昇し
たら、停止指令を出しインバータ6から誘導電動機5へ
の駆動電力を停止し、二方向回転水圧ポンプ4を停止す
る。このとき、パイロットチェック弁3は、電磁弁9が
消勢された状態なので通常のチェック弁として機能し、
水圧シリンダ2から二方向回転水圧ポンプ4に向かって
作動水を流さないので、乗り籠1は、目的停止位置に保
持される。
【0030】次に乗り籠1の下降運転について説明す
る。20は、水圧シリンダ2とパイロットチェック弁3
との間の圧力と、該パイロットチェック弁3と二方向回
転水圧ポンプ4との間の圧力を均衡化する均衡化回路で
ある。均衡化回路20は、電磁弁21、絞り弁22、水
圧シリンダ2とパイロットチェック弁3との間の圧力を
検出する圧力検出器23及び該パイロットチェック弁3
と二方向回転水圧ポンプ4との間の圧力を検出する圧力
検出器24で構成されている。
【0031】制御装置から下降運転指令が出されると、
均衡化回路20の電磁弁21を付勢し均衡化回路20を
開く。これによりパイロットチェック弁3の前後圧力、
即ち水圧シリンダ2とパイロットチェック弁3との間の
圧力と、該パイロットチェック弁3と二方向回転水圧ポ
ンプ4との間の圧力が均衡するように変化する。
【0032】パイロットチェック弁3と二方向回転水圧
ポンプ4との間の圧力は、該二方向回転水圧ポンプ4の
性質上、水圧シリンダ2とパイロットチェック弁3との
間の圧力より低くなっていることが多く、このため乗り
籠1の下降運転開始時に該乗り籠1が一瞬衝撃的に動く
可能性があるが、絞り弁22で所定の時間をかけて両者
の圧力を均衡化することによりこれを防止できる。圧力
検出器23及び24が検出した圧力差が一定値以下にな
ったら、電磁弁9を付勢しパイロットチェック弁3のパ
イロットポート3−1に水圧シリンダ2とパイロットチ
ェック弁3を連通する回路の作動水を供給し、該パイロ
ットチェック弁3を開き、同時にインバータ6から駆動
電力を供給された誘導電動機5が、二方向回転水圧ポン
プ4を逆回転で駆動させる。
【0033】水圧シリンダ2内の作動水は、パイロット
チェック弁3を通り、該二方向回転水圧ポンプ4に吸入
される。二方向回転水圧ポンプ4内で加圧・吐出された
作動水は、第一排水回路30に送られる。第一排水回路
30は、チェック弁31、リリーフ弁32、及びリター
ンフィルタ33で構成されている。二方向回転水圧ポン
プ4より吐出された作動水は、チェック弁31を通り、
リリーフ弁32により二方向回転水圧ポンプ4の吐出圧
を所定圧力に保持しながら該リリーフ弁32を通過し、
リターンフィルタ33を通り、タンク7に戻る。
【0034】下降運転時における最大圧力は二方向回転
水圧ポンプ4のチェック弁31側に発生するが、リリー
フ弁32を所定の圧力に設定しておくことにより、該二
方向回転水圧ポンプ4は過大な圧力を発生することがな
いので該リリーフ弁32は安全弁としての作用を奏す
る。また、二方向回転水圧ポンプ4の吐出圧力は、該二
方向回転水圧ポンプ4の負荷となるため、二方向回転水
圧ポンプ4が過速することがないので、上記リリーフ弁
32は、過速防止装置としての作用も奏し、乗り籠1を
安全に下降させる速度を維持することができる。
【0035】上記乗り籠1が、目的停止位置まで下降し
たら、停止指令を出しインバータ6から誘導電動機5へ
の駆動電力を停止し、二方向回転水圧ポンプ4を停止す
る。このとき、電磁弁9を消勢し、パイロットチェック
弁3のパイロット圧力を抜き大気圧とすることで該パイ
ロットチェック弁3を閉じる。閉じられたパイロットチ
ェック弁3は、通常のチェック弁として機能し、水圧シ
リンダ2から二方向回転水圧ポンプ4に向かって作動水
を流さないので、乗り籠1は、目的停止位置に保持され
る。
【0036】なお、10は、パイロットチェック弁3と
二方向回転水圧ポンプ4との間の作動水をリリーフ弁3
2に流すチェック弁であり、該チェック弁10は、第一
排水回路30のリリーフ弁32に連通している。乗り籠
1の上昇運転時における最大圧力は二方向回転水圧ポン
プ4のパイロットチェック弁3側に発生するが、リリー
フ弁32を所定の圧力に設定しておくことにより、該二
方向回転水圧ポンプ4に過大な圧力が発生した場合に作
動水をタンク7に戻すことにより過大な圧力の発生を防
ぐので、該リリーフ弁32は安全弁としての作用を奏す
る。なお、上記リリーフ弁32で作動水をタンク7に戻
しても過圧状態である場合には、圧力検出器15で検出
し、誘導電動機5の運転を停止する。
【0037】次に乗り籠1の上昇・下降時の速度制御に
ついて説明する。通常上昇運転時・下降運転時の速度制
御は、いずれもインバータ6により誘導電動機5の回転
速度制御により行なう。図2は、乗り籠の上昇又は下降
時の速度変化を示す図である。上昇又は下降運転指令が
出るとインバータ6は、誘導電動機5を必要な方向へ第
一速度(定格速度)まで加速し、その速度で運転を継続
する。乗り籠1が目的停止位置に近づくと着床のために
十分に低い第二速度(着床速度)まで減速し、目的停止
位置に至ると誘導電動機5を停止し、乗り籠1を着床さ
せる。
【0038】しかし、上記乗り籠1の上昇・下降運転時
に、インバータ6、誘導電動機5又は二方向回転水圧ポ
ンプ4の性能が十分でない場合は、図2に示す破線Aの
ように第二速度が高すぎ、必要な低速度が得られない場
合がある。この場合に、上昇運転時には第二排水回路4
0、下降運転時には送水回路50により第二速度を必要
な低速度に抑える。
【0039】第二排水回路40は、電磁弁41、42、
絞り弁43、44より構成されている。乗り籠1が上記
基本動作により上昇運転する場合において、目的停止位
置に近づき第二速度で運転する際に、誘導電動機5の下
限回転速度制限などにより必要な低速度が得られない場
合は、電磁弁41を付勢して開き、水圧シリンダ2内の
作動水の一部を絞り弁43で流量を調整してリターンフ
ィルタ33を通してタンク7に戻す。乗り籠1が目的停
止位置に至ると誘導電動機5を停止するとともに、電磁
弁41を消勢して閉じ、乗り籠1を着床させる。これに
より、水圧シリンダ2に供給される作動水の単位時間当
たりの供給量が減少し、必要な低速度が得られる。ここ
で、第二速度の調整は、絞り弁43の流量を調整するこ
とで行なう。
【0040】なお、本実施形態では、第二排水回路の開
閉機能と開度調整機構を電磁弁41、42及び絞り弁4
3、44で実現しているが、この構成に限定されるもの
ではなく、例えば電磁比例弁、サーボ弁と電磁弁の組み
合わせで実現しても良い。
【0041】送水回路50は、電磁弁51、絞り弁52
より構成されている。乗り籠1が上記基本動作により下
降運転する場合において、目的停止位置に近づき第二速
度で運転する際に、誘導電動機5の下限回転速度制限な
どにより必要な低速度が得られない場合は、電磁弁51
を付勢して開き、二方向回転水圧ポンプ4から吐き出さ
れ、チェック弁31を通り、リリーフ弁32に至った作
動水の一部を絞り弁52で流量を調整して水圧シリンダ
2とパイロットチェック弁3を連通する回路に戻す。乗
り籠1が目的停止位置に至ると誘導電動機5を停止する
とともに、電磁弁51を消勢して閉じ、乗り籠1を着床
させる。これにより、水圧シリンダ2から排出される作
動水の単位時間当たりの排出量が減少し、必要な低速度
が得られる。ここで、第二速度の調整は、絞り弁52の
流量を調整することで行なう。
【0042】なお、本実施形態では、送水回路の開閉機
能と開度調整機構を電磁弁51及び絞り弁52で実現し
ているが、この構成に限定されるものではなく、例えば
電磁比例弁を用いて実現しても同様の効果を得ることが
できる。
【0043】次に乗り籠1の下降運転時にインバータ6
による速度制御から、第二排水回路40による速度制御
に切り換える場合について説明する。下降運転指令が出
されると、均衡化回路20の電磁弁21を付勢して開
く。圧力検出器23及び24が検出した圧力差が一定値
以下になったら、電磁弁9を付勢しパイロットチェック
弁3のパイロットポート3−1に水圧シリンダ2とパイ
ロットチェック弁3を連通する回路の圧力を供給し、該
パイロットチェック弁3を開き、同時にインバータ6か
ら駆動電力を供給された誘導電動機5が、二方向回転水
圧ポンプ4を逆回転で駆動させる。
【0044】図3は、乗り籠1の下降時の速度変化を示
す図で、同図に示すようにインバータ6は誘導電動機5
を制御して乗り籠1を第一速度まで加速させ、目的停止
位置が近づくと第二速度まで減速する。なお、この間、
水圧シリンダ2内の作動水は、パイロットチェック弁3
を通り、該二方向回転水圧ポンプ4に吸入され、二方向
回転水圧ポンプ4内で加圧・吐出された作動水は、チェ
ック弁31を通り、リリーフ弁32により二方向回転水
圧ポンプ4の吐出圧を所定圧力に保持しながら該リリー
フ弁32を通過し、リターンフィルタ33を通り、タン
ク7に戻る。
【0045】上記乗り籠1が、目的停止位置の直前とな
ったらインバータ6の停止指令を出しインバータ6から
誘導電動機5への駆動電力を停止し、二方向回転水圧ポ
ンプ4を停止し、電磁弁9を消勢し、パイロットチェッ
ク弁3のパイロット圧力を抜き大気圧に開放することで
該パイロットチェック弁3を閉じる。これと同時に、第
二排水回路40の電磁弁42を付勢して開き、水圧シリ
ンダ2内の作動水を絞り弁44で流量を調整してリター
ンフィルタ33を通してタンク7に戻す。即ち、乗り籠
1の自重で下降させることにより、誘導電動機5を運転
せずに図3に示す第三速度を得ることができる。なお、
第三速度の調整は、絞り弁44の流量を調整することで
行なうので、インバータ6及び誘導電動機5の機能・性
能に束縛されない任意の下降速度を設定することができ
る。
【0046】また、乗り籠1が上昇運転時において、目
的停止位置まで上昇し、停止指令を出しインバータ6か
ら誘導電動機5への駆動電力を停止し、二方向回転水圧
ポンプ4を停止しても、該乗り籠1が目的停止位置を通
過して過上昇する場合がある。この場合は、第二排水回
路40の電磁弁42を付勢して開き、水圧シリンダ2内
の作動水を絞り弁44で流量を調整してリターンフィル
タ33を通してタンク7に戻すことにより、乗り籠1を
自重で目的停止位置まで下降させることができる。乗り
籠1が目的停止位置まで下降したら電磁弁42を消勢し
て閉じれば、電磁弁9は消勢しており、パイロットチェ
ック弁3は閉じているので、乗り籠1はその位置を保つ
ことができる。
【0047】また、停電などにより水圧エレベータの運
転が停止する場合がある。この場合は、乗り籠1の自重
で下降させるため、ボール弁16を手動又は他の方法で
開き、水圧シリンダ2内の作動水を絞り弁17を経由
し、リターンフィルタ33を通してタンク7に戻す。な
お、絞り弁17を通る作動水の流量を調整することで乗
り籠1が安全に下降できる速度に制御できる。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように各請求項に記載の
発明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【0049】請求項1に記載の発明によれば、二方向回
転水圧ポンプと水圧シリンダとを連通する作動流体路に
パイロットチェック弁を設け、また誘導電動機を駆動す
るためのインバータを設けたので、該誘導電動機の回転
方向及び回転速度の制御とパイロットチェック弁の操作
により乗り籠を昇降させることができるから、水を作動
流体とする水圧エレベータの基本部分を簡潔に構成でき
る。また、作動流体に水を用いるので、安全性、清浄性
に優れ、環境に与える負荷が極めて小さく、作動流体の
補充、廃棄等が極めて容易となる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、水圧シリ
ンダとパイロットチェック弁との間の圧力と、該パイロ
ットチェック弁と二方向回転水圧ポンプとの間の圧力を
均衡化する均衡化回路を設けたことにより、乗り籠の下
降運転の開始時に、均衡化回路を導通して両者の圧力を
均衡化した後に、パイロットチェック弁を開き、二方向
回転ポンプを始動することにより乗り籠を滑らかに下降
開始させることができる。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、二方向回
転水圧ポンプとタンクとの間に該二方向回転水圧ポンプ
に向かって作動流体を流すチェック弁を設け、二方向回
転水圧ポンプとチェック弁との間から水圧シリンダ内の
作動流体を該タンク内に戻す第一排水回路を設け、該第
一排水回路にはリリーフ弁及び該リリーフ弁に向かって
二方向回転水圧ポンプから作動流体を流すチェック弁を
設けたことにより、乗り籠の下降運転時において二方向
回転ポンプの吐出圧力が適切に保たれるため、乗り籠を
過速することなく安全に下降させる速度を維持すること
ができる。また、乗り籠の下降運転時の水圧回路の圧力
過上昇を防止することができる。
【0052】請求項4に記載の発明によれば、水圧シリ
ンダとパイロットチェック弁との間からタンクまで連通
する第二排水回路を設け、該第二排水回路は開度調整機
構と開閉機能を有することにより、乗り籠の上昇運転時
において、該第二排水回路を開くことにより、水圧シリ
ンダに送る作動流体の単位時間当たりの量を減らすこと
で該乗り籠の速度を適切な速度に減速させることができ
る。
【0053】請求項5に記載の発明によれば、二方向回
転水圧ポンプと該二方向回転水圧ポンプに向かって作動
流体を流すチェック弁との間に、水圧シリンダとパイロ
ットチェック弁との間へ作動流体の一部を戻す送水回路
を設けたことにより、乗り籠の下降運転時において、該
送水回路を開くことにより水圧シリンダから排出される
作動流体の単位時間当たりの量を減らすことで該乗り籠
の速度を適切な速度に減速させることができる。また、
前記送水回路に開度調整機構と開閉機能を付加すること
により、前記乗り籠の下降運転時の減速を任意のタイミ
ングで実施でき、かつ減速の度合いも調整することがで
きる。
【0054】また、請求項3に記載の発明において、パ
イロットチェック弁と二方向回転水圧ポンプとの間に、
第一排水回路のリリーフ弁に連通する連通回路を設け、
該連通回路には、前記リリーフ弁に向かって作動流体を
流すチェック弁を設け、前記第一排水回路には二方向回
転水圧ポンプからリリーフ弁に至る回路に前記リリーフ
弁に向かって作動流体を流す方向にチェック弁を設けた
ことにより、上記段落番号[0051]に記載した乗り
籠の下降運転時における効果に加え、乗り籠の上昇運転
時の水圧回路の圧力過上昇を防止することができるの
で、リリーフ弁に二つの機能を持たせることができる。
即ち、乗り籠上昇及び下降運転時に水圧回路の圧力過上
昇を防止する安全弁としての機能と、乗り籠下降運転時
の過速防止装置としての機能を持たせることができる。
【0055】また、請求項4に記載の発明において、乗
り籠の下降運転時に乗り籠の速度制御方式をインバータ
及び誘導電動機による速度制御から、前記インバータ及
び前記誘導電動機を停止し、乗り籠の自重を利用した第
二排水回路のみによる速度制御に切り換え、該第二排水
回路を開くことにより、誘導電動機を運転せずに乗り籠
の自重により該乗り籠の下降ができる。また、第二排水
回路の開度調整機構により任意の下降速度を設定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる水圧エレベータの構成例を示す
図である。
【図2】乗り籠の上昇又は下降時の速度変化を示す図で
ある。
【図3】乗り籠の下降時の速度変化を示す図である。
【符号の説明】
1 乗り籠 2 水圧シリンダ 3 パイロットチェック弁 4 二方向回転水圧ポンプ 5 誘導電動機 6 インバータ 7 タンク 8 チェック弁 9 電磁弁 10 チェック弁 11 エアブリーザ 12 絞り弁 13 ボール弁 14 チェック弁 15 圧力検出器 16 ボール弁 17 絞り弁 20 均衡化回路 21 電磁弁 22 絞り弁 23 圧力検出器 24 圧力検出器 30 第一排水回路 31 チェック弁 32 リリーフ弁 33 リターンフィルタ 40 第二排水回路 41 電磁弁 42 電磁弁 43 絞り弁 44 絞り弁 50 送水回路 51 電磁弁 52 絞り弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F15B 11/04 F15B 11/02 W 11/08 11/04 H (72)発明者 山科 智四郎 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 宮川 新平 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 Fターム(参考) 3F002 EB03 3F301 AA09 BA01 BB03 3H089 AA43 AA45 BB06 BB11 BB12 BB28 CC01 DA02 DA14 DB03 DB13 DB34 DB43 GG01 JJ10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体として水を用いて水圧シリンダ
    により乗り籠を昇降させる水圧エレベータであって、 水を備蓄するタンク、該タンク内の水を前記水圧シリン
    ダへ給排する二方向回転水圧ポンプ、該二方向回転水圧
    ポンプと前記水圧シリンダとを連通する作動流体路に設
    けたパイロットチェック弁、二方向回転水圧ポンプを駆
    動する誘導電動機及び該誘導電動機を駆動するインバー
    タを具備し、 前記インバータによる誘導電動機の回転方向及び回転速
    度の制御と前記パイロットチェック弁の操作により前記
    乗り籠を昇降させることを特徴とする水圧エレベータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の水圧エレベータにおい
    て、 前記水圧シリンダと前記パイロットチェック弁との間の
    圧力と、該パイロットチェック弁と前記二方向回転水圧
    ポンプとの間の圧力を均衡化する均衡化回路を設けたこ
    とを特徴とする水圧エレベータ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の水圧エレベータにおい
    て、 前記二方向回転水圧ポンプと前記タンクとの間に該二方
    向回転水圧ポンプに向かって作動流体を流すチェック弁
    を設け、 前記二方向回転水圧ポンプと前記チェック弁との間から
    水圧シリンダ内の作動流体を該タンク内に戻す第一排水
    回路を設け、該第一排水回路にはリリーフ弁を設けたこ
    とを特徴とする水圧エレベータ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の水圧エレベータにおい
    て、 前記水圧シリンダと前記パイロットチェック弁との間か
    ら前記タンクまで連通する第二排水回路を設け、該第二
    排水回路は開度調整機構と開閉機能を有することを特徴
    とする水圧エレベータ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の水圧エレベータにおい
    て前記二方向回転水圧ポンプと該二方向回転水圧ポンプ
    に向かって作動流体を流す前記チェック弁との間に、前
    記水圧シリンダと前記パイロットチェック弁との間へ作
    動流体の一部を戻す送水回路を設けたことを特徴とする
    水圧エレベータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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