JP2005308028A - 軟水化装置を備える水圧駆動ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 水に含まれているカルシウムやマグネシウムの量を低減(軟水化)させて、水圧駆動部及び切換弁が良好に作動できるようにすること。
【解決手段】 水道水を送り出すポンプ31と、ポンプ31から送り出される水道水を軟水化するための軟水化装置16と、この軟水化された水道水によって作動する水圧シリンダ装置15と、この水圧シリンダ装置15を作動させるための第1切換弁26と、ポンプ31から送り出された圧力水を軟水化装置16及び水圧シリンダ装置15のうち所望の側に供給できる第2切換弁37と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作動水を軟水化して水圧シリンダ装置等の水圧駆動部を作動させる軟水化装置を備える水圧駆動ユニットに関する。
近年では、環境汚染防止のために、例えば河川に設置される水門扉の開閉を、油圧駆動装置を使用せずに、水圧駆動装置を使用することがある。このような水圧駆動装置を使用する従来のゲート装置の一例を図4を参照して説明する(例えば、特許文献1参照。)
このゲート装置1は、水供給ポンプ2によって河川の水を吸い込んで、この吸い込んだ水を圧力水として、水圧シリンダ装置3のピストンロッド4側の部屋5に供給する構成となっている。水圧シリンダ装置3の部屋5に圧力水が供給されると、図4において、ピストン6が右方向に移動する。ピストン6が右方向に移動すると、このピストン6と、ピストンロッド4及びワイヤ7を介して接続する水門扉8を上昇させて開位置に移動させることができる。
次に、この開位置にある水門扉8を閉位置に移動させるときは、三方弁9を部屋5と排水管10とを接続するように切り換える。これにより、部屋5内の圧力水が供給管11、三方弁9及び排水管10を介して河川に排出可能な状態となる。これによって、ピストン6が図4の左方向に移動可能な状態となり、水門扉8が自重によって下降して閉位置に移動する。
このように、図4に示すゲート装置1では、水圧シリンダ装置3の作動液体として河川の水を使用しており、油を使用していないので、油による環境汚染を防止することができる。
特開2000−345538号公報
しかし、図4に示す従来のゲート装置1では、水圧シリンダ装置3の作動液体として河川の水を使用しているので、河川の水に含まれているゴミ等の異物によって、水圧シリンダ装置3及び三方弁9等の作動に悪影響を及ぼすことがある。なお、水圧シリンダ装置3等の作動に悪影響を及ぼすゴミ等の異物は、微細であるので、このような微細な異物を例えば除塵機で除去することは困難なことである。そして、微細な異物を除去できる除塵機は、高価である。
そこで、作動液体として、河川の水を使用する代わりに、ゴミ等の異物が少ない水道水を使用することが考えられる。しかし、水道水には、カルシウムやマグネシウムのミネラル成分が多く含まれているので、これらのカルシウムイオンやマグネシウムイオンが、水圧シリンダ装置3のピストン6とシリンダ12との摺動部や、三方弁9のスプール摺動部等に付着してスケールとなることがある。そして、このスケールは、水圧シリンダ装置3及び三方弁9の作動に悪影響を及ぼすことがある。しかも、このようなスケールを除去することは極めて困難なことである。
また、水道水を作動液体として使用するゲート装置1を河川に設置される水門扉8に適用した場合、このゲート装置1は、長期間(例えば数ヶ月)において、開閉操作が行われない場合があり、このような場合に、水道水中のカルシウムイオン等が、水圧シリンダ装置3等の摺動部に付着して、スケールとなってしまう可能性が大きい。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、水に含まれているカルシウムやマグネシウムの量を低減(軟水化)させて、水圧駆動部が良好に作動できるようにする軟水化装置を備える水圧駆動ユニットを提供することを目的としている。
本発明に係る軟水化装置を備える水圧駆動ユニットは、水を軟水化するための軟水化装置と、この軟水化された水によって作動する水圧駆動部とを備えることを特徴とするものである。
この発明によると、軟水化装置によって、水に含まれているカルシウムやマグネシウムの量を低減(軟水化)させることができ、そして、この軟水化された水を使用して水圧駆動部を作動させることができる。このように、軟水化された水を水圧駆動部の作動水として使用できるので、軟水化される前の水に含まれているカルシウムイオンやマグネシウムイオンが、水圧駆動部に形成されている摺動部に付着してスケールとなることを抑制することができる。
そして、この発明において、水を送り出すポンプと、前記ポンプから送り出された圧力水を前記軟水化装置及び前記水圧駆動部のうち所望の側に供給できる切換弁とを備えるようにしてもよい。このようにすると、ポンプから送り出された圧力水を、軟水化装置、及び水圧駆動部のうち所望の側に供給することができる。これによって、1台のポンプを使用して、水を軟水化することができるし、水圧駆動部を作動させることができる。
また、この発明において、前記軟水化装置及び前記水圧駆動部から送り出される水をタンク内に戻し、前記タンク内の水を前記ポンプによって送り出すようにしてもよい。このようにすると、タンク内の水を軟水化装置によって軟水化してタンク内に戻すことができる。そして、軟水化されたタンク内の水を水圧駆動部の作動水として使用して、タンク内に戻すことができる。このように、作動水として使用された軟水は、タンク内に戻されて貯留されるので、作動水として複数回使用できて経済的である。
更に、この発明において、前記水圧駆動部を水圧シリンダ装置とし、前記切換弁をスプール形とすることができる。つまり、水圧シリンダ装置及びスプール形の切換弁のそれぞれの摺動部にカルシウムイオン等から成るスケールが形成されないので、この軟水化装置を備える水圧駆動ユニットに対して、水圧シリンダ装置及びスプール形の切換弁を適用できる。
そして、この発明において、前記軟水化装置によって軟水化される水として水道水を使用してもよい。このように、水道水を作動水として使用すると、水道水にはゴミ等の異物がほとんど含まれていないので、異物による水圧駆動部や切換弁等に対する作動の悪影響を解消できる。そして、軟水化装置によって水道水を軟水化できるので、スケールによる水圧駆動部や切換弁等に対する作動の悪影響を解消できる。
また、前記水圧駆動部が、河川の水門扉の開閉駆動に使用されるようにするとよい。このようにすると、水圧駆動部が良好に作動するので、水門扉を確実に開閉できる。よって、河川の氾濫による洪水等を防止でき、河川周辺住民の安全を確保できる。
この発明によると、軟水化装置によって、水に含まれるカルシウムやマグネシウムの量を低減(軟水化)できるので、水圧駆動部の摺動部にスケールが発生することを抑制できる。その結果、水圧駆動部を良好に作動させることができる。従って、カルシウム等を含む例えば水道水を作動水として利用できる。このように、水道水を作動水として利用すると、水道水にはゴミ等の異物がほとんど含まれていないので、異物による水圧駆動部に対する作動の悪影響を解消できる。
そして、この発明に係る軟水化装置を備える水圧駆動ユニットを、例えば河川に設置される水門扉の開閉装置に適用すると共に、作動水として水道水を利用すると、水門扉が長期間(例えば数ヶ月)において開閉操作が行われない場合でも、摺動部にスケールが形成されないので、水門扉を良好に開閉することができる。これによって、河川の氾濫による洪水等を防止でき、河川周辺住民の安全を確保できる。
以下、本発明に係る軟水化装置を備える水圧駆動ユニット(以下、単に「水圧駆動ユニット」と言うこともある。)の実施形態を図1〜図3を参照して説明する。この水圧駆動ユニット13は、図1に示すように、例えば支流河川と、本流河川との合流部に設置されるゲート装置14に適用することができるものである。このゲート装置14は、水門扉8を備えている。この水門扉8が開放されている状態では、支流河川の水が本流河川に流入することができ、水門扉8が閉鎖されている状態では、水門扉8によって支流河川の水が本流河川に流入することを阻止できるようになっている。つまり、この水圧駆動ユニット13は、水門扉8を昇降させるための水圧シリンダ装置15、及びこの水圧シリンダ装置15の作動水として利用される水道水を軟水化するための軟水化装置16を備えている。
水門扉8は、図1の側面図に示すように、例えば矩形の板状体であり、案内部(図示せず)に沿って上下方向に移動可能なように設置されている。そして、水門扉8を昇降させることができるように、水門扉8の上端と、水圧シリンダ装置15が備えているピストンロッド17とがワイヤ18を介して連結している。ワイヤ18は、2つの滑車19、19に掛けられており、ピストン20が左右の方向に移動することによって、水門扉8が昇降するように構成されている。
水圧シリンダ装置15は、図1に示すように、ピストン20及びシリンダ21を備えている。このピストン20の左側面とシリンダ21の内面とによって第1の部屋22が形成されており、ピストン20の右側面(ピストンロッド17が設けられている側の面)とシリンダ21の内面とによって第2の部屋23が形成されている。また、この水圧シリンダ装置15は、第1及び第2の作動管24、25を介して第1切換弁(電磁切換弁)26と接続している。
つまり、図1に示すように、第1及び第2の各部屋22、23は、第1及び第2の各作動管24、25を介して第1切換弁26の第1及び第2の各シリンダポート27、28と接続している。そして、第1切換弁26の入口ポート29は、供給管30を介してポンプ31の吐出口と接続している。ポンプ31の吸込み口は、吸込み管32を介してタンク33内の水を吸い込むように配置されている。第1切換弁26の出口ポート34は、接続管35、35を介して軟水化装置16の流入口16aと接続している。この軟水化装置16の流出口16bは、軟水管36を介して軟水化した水をタンク33内に供給するように配置されている。
そして、供給管30と接続管35との間に第2切換弁(電磁切換弁)37が接続している。つまり、第2切換弁37の入口ポート37aは、接続管38を介して供給管30と接続しており、その出口ポート37bは接続管39を介して接続管35と接続している。また、接続管35には、接続管35内の水圧を調整するための第2圧力調整機(例えばリリーフ弁)40の入口ポートが接続管41を介して接続しており、供給管30には、供給管30内の水圧を調整するための第1圧力調整機(例えばリリーフ弁)42の入口ポートが接続管43を介して接続している。これら第1及び第2圧力調整機42、40の各出口ポートは、戻し管44を介してこれら各圧力調整機42、40を通ってきた水をタンク33内に戻すように配置されている。
つまり、第1圧力調整機42は、供給管30内の水圧が第1圧力調整機42の第1セット圧以上となったときに、供給管30内の圧力水をタンク33内に戻すことができ、これによって、供給管30内の水圧を第1セット圧に調整することができるものである。そして、この第1セット圧は、水圧シリンダ装置15を駆動させることができ、水門扉8を昇降させて開閉することができる圧力である。
そして、第2圧力調整機40は、接続管35内の水圧が第2圧力調整機40の第2セット圧以上となったときに、接続管35内の圧力水をタンク33内に戻すことができ、これによって、接続管35内の水圧を第2セット圧に調整することができるものである。なお、軟水化装置16は、第2セット圧程度の圧力で供給されてくる水道水を軟水化して給水できるものである。
軟水化装置16は、従来公知のものであり、イオン交換樹脂粒子を内蔵した軟水化槽を備えている。このイオン交換樹脂粒子は、原水である例えば水道水が通過すると、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムを吸着して、この水道水を軟水化して給水することができるものである。そして、イオン交換樹脂粒子がカルシウムやマグネシウムを吸着して軟水化能力が低下した場合は、塩水を通過させることによってカルシウムやマグネシウムを除去することができ、これによって、イオン交換樹脂粒子の軟水化能力を回復させることができる。
次に、上記のように構成された軟水化装置16を備える水圧駆動ユニット13を使用して、水門扉8を開閉する操作の手順を説明する。今、図1に示す状態では、タンク33内に軟水化される前の水道水が貯留されており、水門扉8が例えば閉状態であるとする。図1に示す状態で、第1切換弁26のスプール26aは中立位置にあり、全てのポート27、28、29、34がブロックされた状態となっている。よって、水門扉8は、閉状態を維持している。
第2切換弁37のスプール37cは、中立位置にあり、この第2切換弁37を介して供給管30と軟水化装置16の流入口16aとが連通した状態となっている。従って、ポンプ31に吸い込まれた水道水は、供給管30、第2切換弁37、及び接続管35を通って軟水化装置16に供給される。そして、水道水は、軟水化装置16によって軟水化されて、軟水管36を通ってタンク33内に戻される。これによって、タンク33内の水道水を軟水化することができる。
次に、閉位置にある水門扉8を開位置にするときは、図2に示す状態にする。つまり、まず、第2切換弁37を操作してそのスプール37cを上昇位置に移動させる。スプール37cが上昇位置にある状態では、第2切換弁37の入口ポート37a及び出口ポート37bがブロックされた状態となり、ポンプ31から吐出された軟水によって供給管30内の水圧が上昇する。供給管30内の水圧が第1圧力調整機42の第1セット圧以上となったときは、ポンプ31から吐出されたに圧力軟水は、第1圧力調整機42及び戻し管44を通ってタンク33内に戻される。
次に、第1切換弁26のスプール26aを、図2に示すように右側位置に移動させる。この状態では、入口ポート29及び出口ポート34が、第2シリンダポート28及び第1シリンダポート27のそれぞれと連通する状態となる。これによって、ポンプ31から吐出される圧力軟水は、供給管30、第1切換弁26、及び第2作動管25を通って水圧シリンダ装置15の第2の部屋23に流入する。その結果、ピストン20が左方向に移動して、水圧シリンダ装置15は、伸長状態から短縮状態となる。このようにして、水圧シリンダ装置15が伸長状態から短縮状態となることによって、閉位置にある水門扉8が上昇して開位置となる。これによって、支流河川の水を本流河川に流入させることができる。
なお、水圧シリンダ装置15の第1の部屋22内に収容されている軟水は、第1作動管24、第1切換弁26、接続管35を通って軟水化装置16に供給され、この軟水化装置16によって更に軟水化される。そして、この更に軟水化された水は、軟水管36を通ってタンク33内に戻る。
次に、開位置にある水門扉8を閉位置にするときは、図3に示すように、第1切換弁26のスプール26aを左側位置に移動させる。この状態では、入口ポート29及び出口ポート34が、第1シリンダポート27及び第2シリンダポート28のそれぞれと連通する状態となる。これによって、ポンプ31から吐出される圧力軟水は、供給管30、第1切換弁26、及び第1作動管24を通って水圧シリンダ装置15の第1の部屋22に流入する。その結果、ピストン20が右方向に移動して、水圧シリンダ装置15は、短縮状態から伸長状態となる。このようにして、水圧シリンダ装置15が短縮状態から伸長状態となることによって、開位置にある水門扉8が下降して閉位置となる。これによって、支流河川の水が本流河川に流入しないように支流河川を堰き止めることができる。
なお、水圧シリンダ装置15の第2の部屋23内に収容されている軟水は、第2作動管25、第1切換弁26、接続管35を通って軟水化装置16に供給され、この軟水化装置16によって更に軟水化される。そして、この更に軟水化された水は、軟水管36を通ってタンク33内に戻る。
この軟水化装置16を備える水圧駆動ユニット13によると、軟水化装置16によって、タンク33内の水道水に含まれているカルシウムやマグネシウムの量を低減(軟水化)させることができる。そして、この軟水化された水道水を使用して水圧シリンダ装置15を作動させて、水門扉8を開閉することができる。このように、軟水化された水道水を水圧シリンダ装置15の作動水として使用できるので、軟水化される前の水道水に含まれているカルシウムイオンやマグネシウムイオンが、水圧シリンダ装置15、第1及び第2切換弁26、37、並びに第1及び第2圧力調整機42、40に形成されている摺動部に付着して、スケールとなることを抑制することができる。この摺動部とは、例えば水圧シリンダ装置15では、シリンダ21とピストン20との摺動部であり、第1及び第2切換弁26、37では、スプール26a、37cとシリンダとの摺動部である。このスプールとシリンダとの隙間は、10〜20μm程度である。
このように、水圧シリンダ装置15等の摺動部にスケールが発生することを抑制できるので、水圧シリンダ装置15等を良好に作動させることができる。従って、カルシウム等を含む例えば水道水を作動水として利用できる。このように、水道水を作動水として利用すると、水道水にはゴミ等の異物がほとんど含まれていないので、異物による水圧シリンダ装置15や第1及び第2切換弁26、37等に対する作動の悪影響を解消できる。
そして、この実施形態のように、水圧駆動ユニット13を、例えば河川に設置されるゲート装置14に適用すると共に、作動水として水道水を利用すると、水門扉8が長期間(例えば数ヶ月)において開閉操作が行われない場合でも、摺動部にスケールが形成されないので、水門扉8を良好に開閉することができる。これによって、河川の氾濫による洪水等を防止でき、河川周辺住民の安全を確保できる。
そして、この水圧駆動ユニット13によると、図1及び図2に示すように、第2切換弁37を操作することによって、ポンプ31から送り出された圧力水を、軟水化装置16、及び水圧シリンダ装置15のうち所望の側に供給することができる。これによって、1台のポンプ31を使用して、水道水を軟水化することができるし、水圧シリンダ装置15を作動させることができる。
また、図1〜図3に示すように、タンク33内の水道水を軟水化装置16によって軟水化してタンク33内に戻すことができるし、軟水化されたタンク33内の水道水を水圧シリンダ装置15の作動水として使用して、タンク33内に戻すことができる。このように、作動水として使用された軟水は、タンク33内に戻されて貯留されるので、作動水として複数回使用できて経済的である。
更に、軟水を作動水として使用しているので、水圧シリンダ装置15や第1及び第2切換弁(スプール)26、37のそれぞれの摺動部にカルシウムイオン等から成るスケールが形成されることを抑制できる。これによって、この軟水化装置16を備える水圧駆動ユニット13に対して水圧シリンダ装置15及びスプール形の切換弁を適用できる。つまり、水圧駆動部及び切換弁の形式を限定しないで自由に選択できる。
ただし、上記実施形態では、水道水を作動水として利用したが、水道水以外の水を利用してもよい。要は、この水圧駆動ユニット13は、軟水化装置16を備えているので、カルシウムやマグネシウムを含む硬水を軟水化することができ、このような硬水を原水として作動水に利用することができる。
そして、上記実施形態では、水圧駆動ユニット13をゲート装置14に適用したが、ゲート装置以外の食品加工機械、化粧品製造機械、及び薬品製造機械等の例えばクリーンさが必要な機械に適用することができる。そして、これら食品加工機械等に適用する場合は、水圧駆動部として水圧シリンダ装置15以外にも例えば水圧モータ、及び水圧駆動によるプレス成形機等を使用することができる。
また、上記実施形態では、図1に示すように、第1及び第2圧力調整機42、40としてリリーフ弁を使用したが、これに代えて、例えばチェック弁を使用してもよい。
更に、上記実施形態では、図1に示すように、1台のポンプ31を使用して、水道水を水圧シリンダ装置15及び軟水化装置16のそれぞれに供給できる構成としたが、これに代えて、水圧シリンダ装置15及び軟水化装置16のそれぞれにポンプを別々に接続して、これら2台のポンプによって、別々に水道水を供給する構成としてもよい。
以上のように、本発明に係る軟水化装置を備える水圧駆動ユニットは、水に含まれているカルシウムやマグネシウムの量を低減させて、水圧駆動部が良好に作動できるようにする優れた効果を有し、このような軟水化装置を備える水圧駆動ユニット等に適用するのに適している。
この発明の実施形態に係る軟水化装置を備える水圧駆動ユニットにより水道水を軟水化する状態を示すブロック図である。 同実施形態に係る同水圧駆動ユニットにより水門扉を開位置に移動させる状態を示すブロック図である。 同実施形態に係る同水圧駆動ユニットにより水門扉を閉位置に移動させる状態を示すブロック図である。 従来のゲート装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
8 水門扉
13 水圧駆動ユニット
14 ゲート装置
15 水圧シリンダ装置
16 軟水化装置
17 ピストンロッド
18 ワイヤ
20 ピストン
21 シリンダ
22 第1の部屋
23 第2の部屋
24 第1作動管
25 第2作動管
26 第1切換弁
27 第1シリンダポート
28 第2シリンダポート
29 入口ポート
30 供給管
31 ポンプ
33 タンク
34 出口ポート
35、38、39、41、43 接続管
36 軟水管
37 第2切換弁
40 第2圧力調整機
42 第1圧力調整機

Claims (6)

  1. 水を軟水化するための軟水化装置と、この軟水化された水によって作動する水圧駆動部とを備えることを特徴とする軟水化装置を備える水圧駆動ユニット。
  2. 水を送り出すポンプと、前記ポンプから送り出された圧力水を前記軟水化装置及び前記水圧駆動部のうち所望の側に供給できる切換弁とを備えることを特徴とする請求項1記載の軟水化装置を備える水圧駆動ユニット。
  3. 前記軟水化装置及び前記水圧駆動部から送り出される水をタンク内に戻し、前記タンク内の水を前記ポンプによって送り出すことを特徴とする請求項2記載の軟水化装置を備える水圧駆動ユニット。
  4. 前記水圧駆動部が水圧シリンダ装置であり、前記切換弁がスプール形であることを特徴とする請求項2又は3記載の軟水化装置を備える水圧駆動ユニット。
  5. 前記軟水化装置によって軟水化される水が水道水であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の軟水化装置を備える水圧駆動ユニット。
  6. 前記水圧駆動部が、河川の水門扉の開閉駆動に使用されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の軟水化装置を備える水圧駆動ユニット。
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