JP2003001989A - 綴じ具 - Google Patents
綴じ具Info
- Publication number
- JP2003001989A JP2003001989A JP2001191675A JP2001191675A JP2003001989A JP 2003001989 A JP2003001989 A JP 2003001989A JP 2001191675 A JP2001191675 A JP 2001191675A JP 2001191675 A JP2001191675 A JP 2001191675A JP 2003001989 A JP2003001989 A JP 2003001989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binding
- operating
- section
- base
- instruction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sheet Holders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 書類の綴じ込み及び綴じ込み解除時における
操作方向を容易に認識することができ、これらの作業を
簡易且つスムースに行うことのできるようにすること。 【解決手段】 書類Pの綴じ穴P1を貫通する綴じ足1
3と、長手方向に延びるとともに、綴じ足13をそれぞ
れ挿通させる通路14Aを備えたベース14と、通路1
4Aを閉塞する綴じ込み位置と、通路14Aを開放する
綴じ込み解除位置との間で移動可能に設けられた操作部
15とを備えて綴じ具10が構成されている。ベース1
4には操作方向を示す指示部31が設けられ、指示部3
1は書類Pの綴じ込み方向と綴じ込み解除方向とにそれ
ぞれ設けられている。
操作方向を容易に認識することができ、これらの作業を
簡易且つスムースに行うことのできるようにすること。 【解決手段】 書類Pの綴じ穴P1を貫通する綴じ足1
3と、長手方向に延びるとともに、綴じ足13をそれぞ
れ挿通させる通路14Aを備えたベース14と、通路1
4Aを閉塞する綴じ込み位置と、通路14Aを開放する
綴じ込み解除位置との間で移動可能に設けられた操作部
15とを備えて綴じ具10が構成されている。ベース1
4には操作方向を示す指示部31が設けられ、指示部3
1は書類Pの綴じ込み方向と綴じ込み解除方向とにそれ
ぞれ設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、綴じ具に係り、更
に詳しくは、書類の綴じ込み及び綴じ込み解除時におけ
る操作性の向上を図った綴じ具に関する。
に詳しくは、書類の綴じ込み及び綴じ込み解除時におけ
る操作性の向上を図った綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、書類を綴じ込むため、種々の
タイプの綴じ具が利用されている。これら綴じ具は、書
類の綴じ込み及びその解除を行うための操作部を備えて
おり、当該操作部に綴じ込みを行うための操作方向を示
す矢印等が設けられたものが存在する。
タイプの綴じ具が利用されている。これら綴じ具は、書
類の綴じ込み及びその解除を行うための操作部を備えて
おり、当該操作部に綴じ込みを行うための操作方向を示
す矢印等が設けられたものが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このタ
イプの綴じ具にあっては、綴じ込みを解除する場合、矢
印等が示す方向と逆方向に操作部を操作する必要がある
が、矢印の方向通りに間違って操作したり、操作方向を
混乱してしまうという不都合を生じる。また、操作部
は、綴じ具によって様々な方向に移動し、或いは、綴じ
込み姿勢を確実なものとするため操作部が複雑な動作を
するものもある。従って、操作部の操作方向が分かり難
くなる傾向が強く、操作部の操作が極めて困難になると
いう不都合を招来する。
イプの綴じ具にあっては、綴じ込みを解除する場合、矢
印等が示す方向と逆方向に操作部を操作する必要がある
が、矢印の方向通りに間違って操作したり、操作方向を
混乱してしまうという不都合を生じる。また、操作部
は、綴じ具によって様々な方向に移動し、或いは、綴じ
込み姿勢を確実なものとするため操作部が複雑な動作を
するものもある。従って、操作部の操作方向が分かり難
くなる傾向が強く、操作部の操作が極めて困難になると
いう不都合を招来する。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、書類の綴じ込み及
び綴じ込み解除時における操作方向を容易に認識するこ
とができ、これらの作業を簡易且つスムースに行うこと
のできる綴じ具を提供することにある。
案出されたものであり、その目的は、書類の綴じ込み及
び綴じ込み解除時における操作方向を容易に認識するこ
とができ、これらの作業を簡易且つスムースに行うこと
のできる綴じ具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、相対移動可能に組み合わされる第1及び
第2の部材とを備えた綴じ具において、前記第1の部材
及び又は第2の部材に操作方向を示す指示部を設け、前
記指示部は、書類の綴じ込みと、その綴じ込みを解除す
る方向にそれぞれ設けられる、という構成を採ってい
る。このような構成によれば、書類の綴じ込み及びその
解除を行うための両方の操作方向が表示されているた
め、これらの作業をスムースに行うことができる。従っ
て、操作方向が容易には理解できない綴じ具でも不都合
がない。
め、本発明は、相対移動可能に組み合わされる第1及び
第2の部材とを備えた綴じ具において、前記第1の部材
及び又は第2の部材に操作方向を示す指示部を設け、前
記指示部は、書類の綴じ込みと、その綴じ込みを解除す
る方向にそれぞれ設けられる、という構成を採ってい
る。このような構成によれば、書類の綴じ込み及びその
解除を行うための両方の操作方向が表示されているた
め、これらの作業をスムースに行うことができる。従っ
て、操作方向が容易には理解できない綴じ具でも不都合
がない。
【0006】また、本発明は、長手方向に延びるととも
に、書類の綴じ穴を貫通する綴じ足の通路を備えたベー
スと、前記通路を閉塞する綴じ込み位置と、通路を開放
する綴じ込み解除位置との間で移動可能に設けられた操
作部とを備えた綴じ具において、前記ベース及び又は操
作部に操作方向を示す指示部を設け、前記指示部は、書
類の綴じ込みと、その綴じ込みを解除する方向にそれぞ
れ設けられる、という構成も採用される。このような構
成を採れば、通路を開閉するときに、操作部の操作方向
を容易に認識することができる。特に、操作部が通路を
閉塞した位置にあるときの操作方向は、何れの方向に操
作するか分かり難くなるが、当該操作部の操作方向を間
違えて操作する虞を有効に排除することができる。
に、書類の綴じ穴を貫通する綴じ足の通路を備えたベー
スと、前記通路を閉塞する綴じ込み位置と、通路を開放
する綴じ込み解除位置との間で移動可能に設けられた操
作部とを備えた綴じ具において、前記ベース及び又は操
作部に操作方向を示す指示部を設け、前記指示部は、書
類の綴じ込みと、その綴じ込みを解除する方向にそれぞ
れ設けられる、という構成も採用される。このような構
成を採れば、通路を開閉するときに、操作部の操作方向
を容易に認識することができる。特に、操作部が通路を
閉塞した位置にあるときの操作方向は、何れの方向に操
作するか分かり難くなるが、当該操作部の操作方向を間
違えて操作する虞を有効に排除することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、前記指示部はベ
ースに設けられ、前記操作部を前記綴じ込み位置に設定
したときに、綴じ込み方向を示す指示部が操作部に覆わ
れる一方、前記操作部を前記綴じ込み解除位置に設定し
たときに、綴じ込み解除方向を示す指示部が操作部に覆
われる、という構成を採ることが好ましい。このような
構成によれば、操作すべき方向と異なる方向を示す指示
部が覆われて見えなくなるため、操作部の誤操作を極力
少なくして操作性を格段に向上させることができる。
ースに設けられ、前記操作部を前記綴じ込み位置に設定
したときに、綴じ込み方向を示す指示部が操作部に覆わ
れる一方、前記操作部を前記綴じ込み解除位置に設定し
たときに、綴じ込み解除方向を示す指示部が操作部に覆
われる、という構成を採ることが好ましい。このような
構成によれば、操作すべき方向と異なる方向を示す指示
部が覆われて見えなくなるため、操作部の誤操作を極力
少なくして操作性を格段に向上させることができる。
【0008】また、前記操作部は、ベースに沿う二箇所
位置に設けられるとともに、これら操作部間には当該操
作部を移動したときに、同時に移動可能な内側操作部が
設けられ、前記操作部が綴じ込み位置にあるときに、内
側操作部が綴じ込み方向を示す指示部を覆う一方、前記
操作部が綴じ込み解除位置にあるときに、内側操作部が
綴じ込み解除方向を示す指示部を覆う、という構成も採
用することができる。このような構成を採れば、例え
ば、内側操作部を操作することで綴じ込み位置に設定す
ることができ、これの外側に位置する操作部を操作する
ことで綴じ込みが解除される構成とした場合であって
も、操作部及び内側操作部の何れを操作すべきかを容易
に視認することが可能となり、各操作部を簡易且つ迅速
に操作することができる。
位置に設けられるとともに、これら操作部間には当該操
作部を移動したときに、同時に移動可能な内側操作部が
設けられ、前記操作部が綴じ込み位置にあるときに、内
側操作部が綴じ込み方向を示す指示部を覆う一方、前記
操作部が綴じ込み解除位置にあるときに、内側操作部が
綴じ込み解除方向を示す指示部を覆う、という構成も採
用することができる。このような構成を採れば、例え
ば、内側操作部を操作することで綴じ込み位置に設定す
ることができ、これの外側に位置する操作部を操作する
ことで綴じ込みが解除される構成とした場合であって
も、操作部及び内側操作部の何れを操作すべきかを容易
に視認することが可能となり、各操作部を簡易且つ迅速
に操作することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0010】[第1実施例]図1には、第1の実施例に
係る綴じ具がファイルに適用された概略斜視図が示さ
れ、図2には、前記綴じ具の拡大斜視図が示されてい
る。これらの図において、綴じ具10は、表紙体11を
構成する裏表紙11Aと背表紙11Bとの間を二枚厚に
折り畳むことにより設けられた折り畳み部11Cに装着
され、当該折り畳み部11Cとの間に書類Pが綴じ込み
可能に設けられている。この綴じ具10は、折り畳み部
11Cを貫通して表紙体11の内面に突出する方向に延
びるとともに、書類Pの二つの綴じ穴P1(図3参照)
を貫通する一対の綴じ足13,13と、長手方向に延び
るとともに、各綴じ足13,13をそれぞれ挿通させる
一対のスロット状の通路14A,14Aを備えたベース
14と、このベース14の長手方向に沿う二箇所位置に
それぞれ設けられるとともに、各通路14A,14Aに
対応する位置にそれぞれ設けられた一対の操作部15,
15と、これら操作部15,15の間であってベース1
4の上面にそれぞれ設けられた一対の内側操作部16,
16とを備えて構成されている。
係る綴じ具がファイルに適用された概略斜視図が示さ
れ、図2には、前記綴じ具の拡大斜視図が示されてい
る。これらの図において、綴じ具10は、表紙体11を
構成する裏表紙11Aと背表紙11Bとの間を二枚厚に
折り畳むことにより設けられた折り畳み部11Cに装着
され、当該折り畳み部11Cとの間に書類Pが綴じ込み
可能に設けられている。この綴じ具10は、折り畳み部
11Cを貫通して表紙体11の内面に突出する方向に延
びるとともに、書類Pの二つの綴じ穴P1(図3参照)
を貫通する一対の綴じ足13,13と、長手方向に延び
るとともに、各綴じ足13,13をそれぞれ挿通させる
一対のスロット状の通路14A,14Aを備えたベース
14と、このベース14の長手方向に沿う二箇所位置に
それぞれ設けられるとともに、各通路14A,14Aに
対応する位置にそれぞれ設けられた一対の操作部15,
15と、これら操作部15,15の間であってベース1
4の上面にそれぞれ設けられた一対の内側操作部16,
16とを備えて構成されている。
【0011】前記各綴じ足13,13は、特に限定され
るものでないが、本実施例では、ポリエチレン等の樹脂
材を用いて成形された屈曲可能な帯状部材により構成さ
れている。各綴じ足13,13は、図3及び図4に示さ
れるように、その一面側すなわち倒伏時における下面側
に刻み面18を備えており、これにより、通路14Aの
内周縁に設けられた爪状突起14Bに噛み合って綴じ足
13とベース14との相対移動を規制可能となってい
る。
るものでないが、本実施例では、ポリエチレン等の樹脂
材を用いて成形された屈曲可能な帯状部材により構成さ
れている。各綴じ足13,13は、図3及び図4に示さ
れるように、その一面側すなわち倒伏時における下面側
に刻み面18を備えており、これにより、通路14Aの
内周縁に設けられた爪状突起14Bに噛み合って綴じ足
13とベース14との相対移動を規制可能となってい
る。
【0012】前記ベース14は、図5(A)及び図5
(B)にも示されるように、長手方向に延びて相対移動
可能に組み合わされる一対のベース形成部材19,19
により構成され、これらベース形成部材19,19の向
きを平面視180度変えた位置で相互に組み合わせるこ
とによってベース14全体が形成されている。
(B)にも示されるように、長手方向に延びて相対移動
可能に組み合わされる一対のベース形成部材19,19
により構成され、これらベース形成部材19,19の向
きを平面視180度変えた位置で相互に組み合わせるこ
とによってベース14全体が形成されている。
【0013】前記各ベース形成部材19は、図6(A)
にも示されるように、操作部15の右端に連なって図6
中右方向に延びるとともに、相互に接触する突き合せ端
面20A(図5(A)参照)を備えた片状の第1の横行
部20と、この第1の横行部20の右端に連なって右方
向に延び、当該第1の横行部20の略2倍となる短寸方
向幅を備えるとともに、面内に前記通路14Aが形成さ
れた第2の横行部21とを備えて構成されている。
にも示されるように、操作部15の右端に連なって図6
中右方向に延びるとともに、相互に接触する突き合せ端
面20A(図5(A)参照)を備えた片状の第1の横行
部20と、この第1の横行部20の右端に連なって右方
向に延び、当該第1の横行部20の略2倍となる短寸方
向幅を備えるとともに、面内に前記通路14Aが形成さ
れた第2の横行部21とを備えて構成されている。
【0014】前記第1の横行部20は、図7及び図8に
示されるように、断面視右上がりの湾曲形状となる片状
に設けられているとともに、図9(A)及び図10にも
示されるように、長手方向(図10中左右方向)略中央
位置における下面側に段差形成面24を備え、この段差
形成面24の位置を境に左右各領域の厚みが異なるよう
に設けられている。すなわち、第1の横行部20は、段
差形成面24と操作部15との間に延びる第1の湾曲片
部25と、段差形成面24と第2の横行部21との間に
延びるとともに、第1の湾曲片部25の略2倍となる厚
さを備えた第2の湾曲片部26とを備えている。第2の
湾曲片部26の上面側には前記内側操作部16が連なる
一方、第2の湾曲片部26の下面側には、段差形成面2
4から第2の横行部21に向かって延びる第1の突条部
28が設けられている。また、第2の湾曲片部26の下
面側における図6(B)中下側には、操作部15の後述
する屈曲部が突き当たる突起29が設けられ、この突起
29の隣接する位置には、前記下面を若干膨らませるこ
とによって形成された隆起部30が設けられている(図
9(B)参照)。
示されるように、断面視右上がりの湾曲形状となる片状
に設けられているとともに、図9(A)及び図10にも
示されるように、長手方向(図10中左右方向)略中央
位置における下面側に段差形成面24を備え、この段差
形成面24の位置を境に左右各領域の厚みが異なるよう
に設けられている。すなわち、第1の横行部20は、段
差形成面24と操作部15との間に延びる第1の湾曲片
部25と、段差形成面24と第2の横行部21との間に
延びるとともに、第1の湾曲片部25の略2倍となる厚
さを備えた第2の湾曲片部26とを備えている。第2の
湾曲片部26の上面側には前記内側操作部16が連なる
一方、第2の湾曲片部26の下面側には、段差形成面2
4から第2の横行部21に向かって延びる第1の突条部
28が設けられている。また、第2の湾曲片部26の下
面側における図6(B)中下側には、操作部15の後述
する屈曲部が突き当たる突起29が設けられ、この突起
29の隣接する位置には、前記下面を若干膨らませるこ
とによって形成された隆起部30が設けられている(図
9(B)参照)。
【0015】第1の横行部20の上面であって操作部1
5及び内側操作部16の間には、図6(A)に示される
ように、平面視矢印形状となる指示部31が設けられて
いる。この指示部31は、第1の横行部20の上面を若
干凹ませることによって形成されている。指示部31
は、操作部15の近傍位置に設けられるとともに、内側
操作部16を指す方向(図6(A)中右方向)を示す外
側矢印31Aと、内側操作部16の近傍位置に設けられ
るとともに、操作部15を指す方向(同図中左方向)を
示す内側矢印31Bとにより構成されている。外側矢印
31Aは、図5(A)に示されるように、前記通路14
Aを開放する位置に操作部15を設定したときに、他方
のベース形成部材19に設けられた内側操作部16にカ
バーされる位置に設けられている。この一方、内側矢印
31Bは、図5(B)に示されるように、前記通路14
Aを閉塞する位置に操作部15を設定したときに、他方
のベース形成部材19に設けられた内側操作部16にカ
バーされる位置に設けられている。
5及び内側操作部16の間には、図6(A)に示される
ように、平面視矢印形状となる指示部31が設けられて
いる。この指示部31は、第1の横行部20の上面を若
干凹ませることによって形成されている。指示部31
は、操作部15の近傍位置に設けられるとともに、内側
操作部16を指す方向(図6(A)中右方向)を示す外
側矢印31Aと、内側操作部16の近傍位置に設けられ
るとともに、操作部15を指す方向(同図中左方向)を
示す内側矢印31Bとにより構成されている。外側矢印
31Aは、図5(A)に示されるように、前記通路14
Aを開放する位置に操作部15を設定したときに、他方
のベース形成部材19に設けられた内側操作部16にカ
バーされる位置に設けられている。この一方、内側矢印
31Bは、図5(B)に示されるように、前記通路14
Aを閉塞する位置に操作部15を設定したときに、他方
のベース形成部材19に設けられた内側操作部16にカ
バーされる位置に設けられている。
【0016】前記第2の横行部21は、図6(A)に示
されるように、前記第2の湾曲片部26に連なって通路
14Aの同図中左上側内周縁を形成する第1の通路形成
部32と、この第1の通路形成部32の同図中下側に段
差32Aを介して連なるとともに、通路14Aの左下側
内周縁を形成する第2の通路形成部33と、第1及び第
2の通路形成部32,33の右側に連なって通路14A
の右側内周縁を形成するとともに、上面側に倒伏姿勢の
綴じ足13を受容可能な凹溝34(図13参照)を備え
た第3の通路形成部35と、第1の突条部28と略平行
に延びるとともに、通路14Aを挟んで第1の突条部2
8に対称となる位置に設けられた第2の突条部38と、
第1及び第2の突条部28,38の図13中左右両側に
位置するとともに、操作部15の後述する屈曲部に係り
合い可能に設けられた一対のストッパ39とを備えて構
成されている。第1の通路形成部32は、図8及び図1
1に示されるように、第2の湾曲片部26と略同一とな
る断面形状に形成されている一方、第2の通路形成部3
3は、第1の通路形成部32の略1/2となる厚さとな
るように上面位置が低く設けられている。また、各スト
ッパ39,39は、図15に示されるように、下向きに
突出する突起40により構成され、当該突起40の図1
5中右側は垂直面40Aとして形成されている。
されるように、前記第2の湾曲片部26に連なって通路
14Aの同図中左上側内周縁を形成する第1の通路形成
部32と、この第1の通路形成部32の同図中下側に段
差32Aを介して連なるとともに、通路14Aの左下側
内周縁を形成する第2の通路形成部33と、第1及び第
2の通路形成部32,33の右側に連なって通路14A
の右側内周縁を形成するとともに、上面側に倒伏姿勢の
綴じ足13を受容可能な凹溝34(図13参照)を備え
た第3の通路形成部35と、第1の突条部28と略平行
に延びるとともに、通路14Aを挟んで第1の突条部2
8に対称となる位置に設けられた第2の突条部38と、
第1及び第2の突条部28,38の図13中左右両側に
位置するとともに、操作部15の後述する屈曲部に係り
合い可能に設けられた一対のストッパ39とを備えて構
成されている。第1の通路形成部32は、図8及び図1
1に示されるように、第2の湾曲片部26と略同一とな
る断面形状に形成されている一方、第2の通路形成部3
3は、第1の通路形成部32の略1/2となる厚さとな
るように上面位置が低く設けられている。また、各スト
ッパ39,39は、図15に示されるように、下向きに
突出する突起40により構成され、当該突起40の図1
5中右側は垂直面40Aとして形成されている。
【0017】前記操作部15は、図17及び図18にも
示されるように、組み合わされた他方のベース形成部材
19を抱き込むような形状に設けられている。すなわ
ち、操作部15は、前記第1の湾曲片部25に連なって
僅かに起立する起立部42と、この起立部42の上端に
連なって平面視駒状(図6(A)参照)に形成されると
ともに、上面に平面視円弧状の滑り防止用突条43を備
えた上面部44と、この上面部44の図16中左右両側
から垂下する一対の垂下面部46,46と、これら垂下
面部46,46の下端に連なって内向きにそれぞれ設け
られた爪状の一対の屈曲部47,47と、上面部44の
下面より下方に延びるとともに、先端が他方のベース形
成部材19の第2の通路形成部33上に位置するスペー
サ48とを備えている。図16中左側の屈曲部47は、
スペーサ48と相互に作用して前記第2の通路形成部3
3の側端を上下方向から挟み込む一方、図16中右側の
屈曲部47は、上面部44と相互に作用して第1の通路
形成部32の側端を上下方向から挟み込み、これによ
り、各ベース形成部材19を一体的に組み合わせ可能と
し、また、操作部15の図中紙面直交方向へのスライド
移動を許容するようになっている。また、各屈曲部4
7,47は、図15及び図16に示されるように、図1
5中左右に離れた形状に設けられており、これらの間に
前記突起40を受容可能となっている。
示されるように、組み合わされた他方のベース形成部材
19を抱き込むような形状に設けられている。すなわ
ち、操作部15は、前記第1の湾曲片部25に連なって
僅かに起立する起立部42と、この起立部42の上端に
連なって平面視駒状(図6(A)参照)に形成されると
ともに、上面に平面視円弧状の滑り防止用突条43を備
えた上面部44と、この上面部44の図16中左右両側
から垂下する一対の垂下面部46,46と、これら垂下
面部46,46の下端に連なって内向きにそれぞれ設け
られた爪状の一対の屈曲部47,47と、上面部44の
下面より下方に延びるとともに、先端が他方のベース形
成部材19の第2の通路形成部33上に位置するスペー
サ48とを備えている。図16中左側の屈曲部47は、
スペーサ48と相互に作用して前記第2の通路形成部3
3の側端を上下方向から挟み込む一方、図16中右側の
屈曲部47は、上面部44と相互に作用して第1の通路
形成部32の側端を上下方向から挟み込み、これによ
り、各ベース形成部材19を一体的に組み合わせ可能と
し、また、操作部15の図中紙面直交方向へのスライド
移動を許容するようになっている。また、各屈曲部4
7,47は、図15及び図16に示されるように、図1
5中左右に離れた形状に設けられており、これらの間に
前記突起40を受容可能となっている。
【0018】前記内側操作部16は、図5(A)に示さ
れるように、各ベース形成部材19が組み合わされたと
きに、当該ベース形成部材19の面内に収まる幅寸法に
設定されているとともに、図6(A)に示されるよう
に、同図中上半分領域が前記第2の湾曲片部26に連な
って下半分領域が当該第2の湾曲片部26からはみ出す
ように設けられている。また、図14に示されるよう
に、内側操作部16の図中左側下端は、他方のベース形
成部材19における第1の横行部20の上面に沿って湾
曲しており、これにより、第1の横行部20上で内側操
作部16をスライド操作可能となっている。また、内側
操作部16の高さは、操作部15と略同一高さに設定さ
れている一方、内側操作部16の上面側には、平面視円
弧状の滑り防止用突条50(図6(A)参照)が設けら
れている。
れるように、各ベース形成部材19が組み合わされたと
きに、当該ベース形成部材19の面内に収まる幅寸法に
設定されているとともに、図6(A)に示されるよう
に、同図中上半分領域が前記第2の湾曲片部26に連な
って下半分領域が当該第2の湾曲片部26からはみ出す
ように設けられている。また、図14に示されるよう
に、内側操作部16の図中左側下端は、他方のベース形
成部材19における第1の横行部20の上面に沿って湾
曲しており、これにより、第1の横行部20上で内側操
作部16をスライド操作可能となっている。また、内側
操作部16の高さは、操作部15と略同一高さに設定さ
れている一方、内側操作部16の上面側には、平面視円
弧状の滑り防止用突条50(図6(A)参照)が設けら
れている。
【0019】次に、綴じ具10の組み立て方法について
説明する。
説明する。
【0020】前記綴じ具10の組み立ては、先ず、操作
部15、内側操作部16及びベース形成部材19の各一
つからなる二つのパーツを図6(A)中左右方向の向き
が相互に逆向きとなるように配置する。次に、内側操作
部16の第2の湾曲片部26からはみ出した部分が他方
のベース形成部材19の第1の湾曲片部25上に位置す
るように相互に各パーツを重ね合わせる。この状態で、
相互に重なり合った操作部15と他方のベース形成部材
19の第2の横行部21とを厚み方向に押圧することに
より、操作部15が第2の横行部21を抱き込んだ状態
となって嵌合し、綴じ具10の組み立てが完了する。こ
の際、ベース形成部材19,19は、厚み方向にクリア
ランスを有して組み合っている。
部15、内側操作部16及びベース形成部材19の各一
つからなる二つのパーツを図6(A)中左右方向の向き
が相互に逆向きとなるように配置する。次に、内側操作
部16の第2の湾曲片部26からはみ出した部分が他方
のベース形成部材19の第1の湾曲片部25上に位置す
るように相互に各パーツを重ね合わせる。この状態で、
相互に重なり合った操作部15と他方のベース形成部材
19の第2の横行部21とを厚み方向に押圧することに
より、操作部15が第2の横行部21を抱き込んだ状態
となって嵌合し、綴じ具10の組み立てが完了する。こ
の際、ベース形成部材19,19は、厚み方向にクリア
ランスを有して組み合っている。
【0021】このようにして組み立てられた綴じ具10
は、各ベース形成部材19を長手方向に沿って相対移動
させることができ、当該相対移動によって各操作部1
5,15及び各内側操作部16,16を離間及び接近す
る方向に同時に移動させることが可能となる。この状態
で、前記外側矢印31A及び内側矢印31Bは、操作部
15及び内側操作部16の綴じ込み及び綴じ込み解除を
行うための操作方向を示すように設けられている。すな
わち、各内側矢印31B,31Bは、図5(A)に示さ
れるように、相互に離れた位置にある各内側操作部1
6,16間に位置して当該内側操作部16,16を接近
させる操作方向を示し、この方向に内側操作部16,1
6を操作することで各操作部15,15を離間させ、通
路14Aを閉塞することができる。一方、各外側矢印3
1A,31Aは、図5(B)に示されるように、各操作
部15の近傍位置に設けられて当該各操作部15,15
を接近させる操作方向を示し、この方向に操作部15,
15を操作することで通路14Aを開放することができ
るようになっている。
は、各ベース形成部材19を長手方向に沿って相対移動
させることができ、当該相対移動によって各操作部1
5,15及び各内側操作部16,16を離間及び接近す
る方向に同時に移動させることが可能となる。この状態
で、前記外側矢印31A及び内側矢印31Bは、操作部
15及び内側操作部16の綴じ込み及び綴じ込み解除を
行うための操作方向を示すように設けられている。すな
わち、各内側矢印31B,31Bは、図5(A)に示さ
れるように、相互に離れた位置にある各内側操作部1
6,16間に位置して当該内側操作部16,16を接近
させる操作方向を示し、この方向に内側操作部16,1
6を操作することで各操作部15,15を離間させ、通
路14Aを閉塞することができる。一方、各外側矢印3
1A,31Aは、図5(B)に示されるように、各操作
部15の近傍位置に設けられて当該各操作部15,15
を接近させる操作方向を示し、この方向に操作部15,
15を操作することで通路14Aを開放することができ
るようになっている。
【0022】次に、本実施例における綴じ具10の使用
方法について説明する。
方法について説明する。
【0023】ここでは、各ベース形成部材19は、図4
に示されるように、各通路14Aを開放した相対位置に
設定され、書類Pの綴じ穴P1,P1に綴じ足13,1
3が挿入されているものとする。この状態において書類
Pを綴じ込む場合、各通路14A,14Aに綴じ足1
3,13をそれぞれ挿通させてベース14を書類P上に
乗せる。次に、相互に離れた位置にある各内側操作部1
6,16を、例えば一方の手の親指と人差し指との二本
指をあてがって相互に接近する方向(内側矢印31Bの
示す操作方向)に摘み操作する。これにより、各操作部
15が離間する方向にスライド移動するとともに、各爪
状突起37が操作部15に接近し、綴じ足13が上面部
44の下面側に潜り込むように倒伏することとなる。最
終的に、各綴じ足13は、上面部44と凹溝34の底部
とに挟み込まれて操作部15により押さえ付けられ、綴
じ足13の綴じ込み姿勢が維持されることとなる。この
際、内側矢印31Bは、内側操作部16にカバーされて
外部から見えなくなり、外側矢印31Aが表出すること
となる。また、図15及び図16に示されるように、操
作部15における屈曲部47の図16中右側部分は、前
記突起40を乗り越えて垂直面40Aに係り合う。すな
わち、綴じ足13の起き上がろうとする反発力により操
作部15が上方に押し上げられ、屈曲部47の図16中
右側の内側端面47Aと垂直面40Aとが相互に直面
し、各ベース形成部材19のスライド移動を規制するこ
ととなる。
に示されるように、各通路14Aを開放した相対位置に
設定され、書類Pの綴じ穴P1,P1に綴じ足13,1
3が挿入されているものとする。この状態において書類
Pを綴じ込む場合、各通路14A,14Aに綴じ足1
3,13をそれぞれ挿通させてベース14を書類P上に
乗せる。次に、相互に離れた位置にある各内側操作部1
6,16を、例えば一方の手の親指と人差し指との二本
指をあてがって相互に接近する方向(内側矢印31Bの
示す操作方向)に摘み操作する。これにより、各操作部
15が離間する方向にスライド移動するとともに、各爪
状突起37が操作部15に接近し、綴じ足13が上面部
44の下面側に潜り込むように倒伏することとなる。最
終的に、各綴じ足13は、上面部44と凹溝34の底部
とに挟み込まれて操作部15により押さえ付けられ、綴
じ足13の綴じ込み姿勢が維持されることとなる。この
際、内側矢印31Bは、内側操作部16にカバーされて
外部から見えなくなり、外側矢印31Aが表出すること
となる。また、図15及び図16に示されるように、操
作部15における屈曲部47の図16中右側部分は、前
記突起40を乗り越えて垂直面40Aに係り合う。すな
わち、綴じ足13の起き上がろうとする反発力により操
作部15が上方に押し上げられ、屈曲部47の図16中
右側の内側端面47Aと垂直面40Aとが相互に直面
し、各ベース形成部材19のスライド移動を規制するこ
ととなる。
【0024】この一方、前記綴じ足13の綴じ込み姿勢
を解除する場合には、前記二本指で操作部15を相互に
接近する方向(外側矢印31Aの示す方向)に摘み操作
すればよい。この際、操作部15に上方よりいくらかの
圧力が付与されるので、当該操作部15が押し下げられ
て屈曲部47の内側端面47Aと垂直面40Aとが直面
しなくなり、これらの係り合いが解除される。これによ
り、各通路14Aが開放し、操作部15による押さえ付
けが解除されて初期位置に復帰し、外側矢印31Aが内
側操作部16にカバーされることとなる。ここで、屈曲
部47は、各突起29に突き当って隆起部30上に位置
するので、通路14Aを開放する前記初期位置が維持さ
れ、意図的な外力を付与しない限り通路14Aを塞ぐこ
とはない。
を解除する場合には、前記二本指で操作部15を相互に
接近する方向(外側矢印31Aの示す方向)に摘み操作
すればよい。この際、操作部15に上方よりいくらかの
圧力が付与されるので、当該操作部15が押し下げられ
て屈曲部47の内側端面47Aと垂直面40Aとが直面
しなくなり、これらの係り合いが解除される。これによ
り、各通路14Aが開放し、操作部15による押さえ付
けが解除されて初期位置に復帰し、外側矢印31Aが内
側操作部16にカバーされることとなる。ここで、屈曲
部47は、各突起29に突き当って隆起部30上に位置
するので、通路14Aを開放する前記初期位置が維持さ
れ、意図的な外力を付与しない限り通路14Aを塞ぐこ
とはない。
【0025】従って、このような第1の実施例によれ
ば、各内側操作部16,16への相互接近操作と、各操
作部15,15への相互接近操作とを交互に行うことに
より、綴じ足13の押さえ付け及びその解除を簡易且つ
迅速に行うことができる。また、綴じ込み及びその解除
作業の両方とも接近操作であるが、操作すべき操作部1
5及び内側操作部16の近傍位置にある指示部31のみ
表示されるから、操作部15及び内側操作部16の何れ
を操作するかを容易に認識することができ、書類の加除
作業をスムースに行うことが可能となる。
ば、各内側操作部16,16への相互接近操作と、各操
作部15,15への相互接近操作とを交互に行うことに
より、綴じ足13の押さえ付け及びその解除を簡易且つ
迅速に行うことができる。また、綴じ込み及びその解除
作業の両方とも接近操作であるが、操作すべき操作部1
5及び内側操作部16の近傍位置にある指示部31のみ
表示されるから、操作部15及び内側操作部16の何れ
を操作するかを容易に認識することができ、書類の加除
作業をスムースに行うことが可能となる。
【0026】[第2実施例]次に、本発明の第2の実施
例について図19ないし図21を参照しながら説明す
る。なお、以下の説明において、前記第1の実施例と同
一若しくは同等の構成部分については必要に応じて同一
符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にす
る。
例について図19ないし図21を参照しながら説明す
る。なお、以下の説明において、前記第1の実施例と同
一若しくは同等の構成部分については必要に応じて同一
符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にす
る。
【0027】第2の実施例における綴じ具55は、長手
方向に延びるとともに、面内に各綴じ足13,13をそ
れぞれ挿通させる一対の通路56,56を備えた片状の
ベース57と、このベース57に沿う二箇所位置にそれ
ぞれ設けられるとともに、前記各通路56,56を閉塞
する位置と開放する位置との間で移動可能な二つの操作
部58,58とを備えて構成されている。ベース57に
は、綴じ足13が倒伏されたときにこれを受容する溝6
0がベース57の長手方向両側領域にそれぞれ形成され
ているとともに、溝60の底面には、綴じ足13の刻み
面18に噛み合う鋸歯状突起61(図21参照)が形成
されている。ここで、ベース13の上面側には、操作部
58,58の操作方向を示す指示部63が設けられてい
る。
方向に延びるとともに、面内に各綴じ足13,13をそ
れぞれ挿通させる一対の通路56,56を備えた片状の
ベース57と、このベース57に沿う二箇所位置にそれ
ぞれ設けられるとともに、前記各通路56,56を閉塞
する位置と開放する位置との間で移動可能な二つの操作
部58,58とを備えて構成されている。ベース57に
は、綴じ足13が倒伏されたときにこれを受容する溝6
0がベース57の長手方向両側領域にそれぞれ形成され
ているとともに、溝60の底面には、綴じ足13の刻み
面18に噛み合う鋸歯状突起61(図21参照)が形成
されている。ここで、ベース13の上面側には、操作部
58,58の操作方向を示す指示部63が設けられてい
る。
【0028】前記指示部63は、図20に示されるよう
に、操作部58により通路56を閉塞したときに、各操
作部58,58間にそれぞれ位置する一対の内側矢印6
4,64と、図21に示されるように、通路56,56
を開放する位置に各操作部58,58を移動したとき
に、操作部58及び通路56の間にそれぞれ位置する一
対の外側矢印65とにより構成されている。内側矢印6
4は、各操作部58,58を相互に接近させて綴じ込み
を解除する方向を示すとともに、通路56を開放したと
きに操作部58にカバーされる位置に設けられている。
一方、外側矢印65は、各操作部58,58を相互に離
間させる綴じ込み方向を示すとともに、通路56を閉塞
したときに操作部58にカバーされる位置に設けられて
いる。
に、操作部58により通路56を閉塞したときに、各操
作部58,58間にそれぞれ位置する一対の内側矢印6
4,64と、図21に示されるように、通路56,56
を開放する位置に各操作部58,58を移動したとき
に、操作部58及び通路56の間にそれぞれ位置する一
対の外側矢印65とにより構成されている。内側矢印6
4は、各操作部58,58を相互に接近させて綴じ込み
を解除する方向を示すとともに、通路56を開放したと
きに操作部58にカバーされる位置に設けられている。
一方、外側矢印65は、各操作部58,58を相互に離
間させる綴じ込み方向を示すとともに、通路56を閉塞
したときに操作部58にカバーされる位置に設けられて
いる。
【0029】前記綴じ具55を用いて書類Pの加除を行
うときは、公知のファイルに用いられている綴じ具と実
質的に同様の要領によって行うことができる。すなわ
ち、書類Pを綴じ込んだ状態で、内側矢印64の示すよ
うに操作部58を相互に接近させることにより書類Pの
綴じ込みが解除され、ベース57を綴じ足13から取り
外すことができる。一方、書類Pを綴じ込む場合は、通
路56に綴じ足13を挿通させた後、外側矢印65の示
すように操作部58を相互に離間する方向に移動させれ
ばよい。
うときは、公知のファイルに用いられている綴じ具と実
質的に同様の要領によって行うことができる。すなわ
ち、書類Pを綴じ込んだ状態で、内側矢印64の示すよ
うに操作部58を相互に接近させることにより書類Pの
綴じ込みが解除され、ベース57を綴じ足13から取り
外すことができる。一方、書類Pを綴じ込む場合は、通
路56に綴じ足13を挿通させた後、外側矢印65の示
すように操作部58を相互に離間する方向に移動させれ
ばよい。
【0030】従って、このような第2の実施例によれ
ば、操作部58を操作すべき方向を示す指示部63のみ
表示され、操作方向を間違えることなくスムースに綴じ
込み及びその解除作業を行うことができる。特に、この
ような綴じ具55にあっては、操作部58の操作方向が
前述した離間及び接近方向と逆方向となる綴じ具も市販
されているため、当該綴じ具と勘違いすることによる誤
操作を効果的に防止することが可能となる。
ば、操作部58を操作すべき方向を示す指示部63のみ
表示され、操作方向を間違えることなくスムースに綴じ
込み及びその解除作業を行うことができる。特に、この
ような綴じ具55にあっては、操作部58の操作方向が
前述した離間及び接近方向と逆方向となる綴じ具も市販
されているため、当該綴じ具と勘違いすることによる誤
操作を効果的に防止することが可能となる。
【0031】なお、前記各実施例において、指示部3
1,63がベース14,57の上面を矢印形状に凹ませ
た外側矢印31A,65及び内側矢印31B,64によ
り構成されている場合を説明したが、これに限定される
ものでなく、例えば、矢印形状に色分けしたり、シール
を貼ったり、或いは、当該矢印の示す方向と同一方向を
示す文字等により表示するものであってもよい。
1,63がベース14,57の上面を矢印形状に凹ませ
た外側矢印31A,65及び内側矢印31B,64によ
り構成されている場合を説明したが、これに限定される
ものでなく、例えば、矢印形状に色分けしたり、シール
を貼ったり、或いは、当該矢印の示す方向と同一方向を
示す文字等により表示するものであってもよい。
【0032】また、本発明における綴じ具の構成は、前
記各実施例に示されるものに限られず、例えば、相互に
回転可能に連結された片状の第1及び第2の部材により
綴じ具を構成し、これら第1及び第2の部材の間に書類
を挟み込んで綴じ込み可能とするとともに、その綴じ込
み及び綴じ込み解除方向を示す指示部を第1及び第2の
部材に設けたものであってもよい。要するに、本発明
は、綴じ具に、書類の綴じ込み及び綴じ込み解除を行う
ための操作方向を示す指示部が設けられていれば足り
る。
記各実施例に示されるものに限られず、例えば、相互に
回転可能に連結された片状の第1及び第2の部材により
綴じ具を構成し、これら第1及び第2の部材の間に書類
を挟み込んで綴じ込み可能とするとともに、その綴じ込
み及び綴じ込み解除方向を示す指示部を第1及び第2の
部材に設けたものであってもよい。要するに、本発明
は、綴じ具に、書類の綴じ込み及び綴じ込み解除を行う
ための操作方向を示す指示部が設けられていれば足り
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、相対移
動可能に組み合わされた第1及び第2の部材に操作方向
を示す指示部を設け、当該指示部が書類の綴じ込みと、
その綴じ込みを解除する方向にそれぞれ設けられている
から、これらの作業を行うときに、操作方向を容易に認
識することができ、第1及び第2の部材をスムースに操
作することができる。
動可能に組み合わされた第1及び第2の部材に操作方向
を示す指示部を設け、当該指示部が書類の綴じ込みと、
その綴じ込みを解除する方向にそれぞれ設けられている
から、これらの作業を行うときに、操作方向を容易に認
識することができ、第1及び第2の部材をスムースに操
作することができる。
【0034】また、ベースに設けられた通路を開閉する
操作部を備えるとともに、ベース及び又は操作部に操作
方向を示す指示部を設け、当該指示部が書類の綴じ込み
と、その綴じ込みを解除する方向にそれぞれ設けられて
いるから、操作部の操作方向を容易に認識することがで
き、特に、通路が閉塞されたときの操作方向を間違える
虞を有効に排除することが可能となる。
操作部を備えるとともに、ベース及び又は操作部に操作
方向を示す指示部を設け、当該指示部が書類の綴じ込み
と、その綴じ込みを解除する方向にそれぞれ設けられて
いるから、操作部の操作方向を容易に認識することがで
き、特に、通路が閉塞されたときの操作方向を間違える
虞を有効に排除することが可能となる。
【0035】更に、指示部をベースに設け、操作部を綴
じ込み位置としたときに、綴じ込み方向を示す指示部が
操作部に覆われ、操作部を綴じ込み解除位置としたとき
に、綴じ込み解除方向を示す指示部が操作部に覆われる
構成とした場合には、操作すべき方向と異なる方向の指
示部が外部から見えなくなり、操作部の誤操作を極力少
なくすることが可能となる。
じ込み位置としたときに、綴じ込み方向を示す指示部が
操作部に覆われ、操作部を綴じ込み解除位置としたとき
に、綴じ込み解除方向を示す指示部が操作部に覆われる
構成とした場合には、操作すべき方向と異なる方向の指
示部が外部から見えなくなり、操作部の誤操作を極力少
なくすることが可能となる。
【0036】また、操作部をベースに沿う二箇所位置に
設けるとともに、これら操作部間に当該操作部と同時に
移動可能な内側操作部を設け、操作部が綴じ込み位置に
あるときに、内側操作部が綴じ込み方向を示す指示部を
覆う一方、操作部が綴じ込み解除位置にあるときに、内
側操作部が綴じ込み解除方向を示す指示部を覆うから、
例えば、内側操作部を操作することで綴じ込み位置に設
定され、操作部を操作することで綴じ込みが解除される
構成とした場合、操作部及び内側操作部の何れを操作す
べきかを容易に視認することができ、各操作部を簡易且
つ迅速に操作することが可能となる。
設けるとともに、これら操作部間に当該操作部と同時に
移動可能な内側操作部を設け、操作部が綴じ込み位置に
あるときに、内側操作部が綴じ込み方向を示す指示部を
覆う一方、操作部が綴じ込み解除位置にあるときに、内
側操作部が綴じ込み解除方向を示す指示部を覆うから、
例えば、内側操作部を操作することで綴じ込み位置に設
定され、操作部を操作することで綴じ込みが解除される
構成とした場合、操作部及び内側操作部の何れを操作す
べきかを容易に視認することができ、各操作部を簡易且
つ迅速に操作することが可能となる。
【図1】第1の実施例に係る綴じ具が適用されたファイ
ルの概略斜視図。
ルの概略斜視図。
【図2】前記綴じ具の拡大斜視図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】綴じ足を倒伏する直前状態を示す図4と同様の
断面図。
断面図。
【図5】(A)は、通路を開放した状態を示す綴じ足を
省略した綴じ具の平面図、(B)は、通路を閉塞した状
態を示す図5(A)と同様の平面図。
省略した綴じ具の平面図、(B)は、通路を閉塞した状
態を示す図5(A)と同様の平面図。
【図6】(A)は、操作部、内側操作部及びベース形成
部材の各一つからなるパーツの平面図、(B)は、図6
(A)の底面図。
部材の各一つからなるパーツの平面図、(B)は、図6
(A)の底面図。
【図7】図6(A)のB−B線に沿う矢視拡大断面図。
【図8】図6(A)のC−C線に沿う矢視拡大断面図。
【図9】(A)は、図6(A)の正面図、(B)は、図
6(A)の背面図。
6(A)の背面図。
【図10】図6(A)のD−D線に沿う矢視断面図。
【図11】図6(A)のE−E線に沿う矢視拡大断面
図。
図。
【図12】図6(A)のF−F線に沿う矢視拡大断面
図。
図。
【図13】図6(A)のG−G線に沿う矢視拡大断面
図。
図。
【図14】図5(A)のH−H線に沿う矢視拡大断面
図。
図。
【図15】図5(A)の部分拡大正面図。
【図16】図5(B)の部分拡大正面図。
【図17】図6(A)のI−I線に沿う矢視拡大断面
図。
図。
【図18】図5(A)のJ−J線に沿う矢視拡大断面
図。
図。
【図19】第2の実施例に係る綴じ具の概略斜視図。
【図20】綴じ足を省略した図19の平面図。
【図21】通路を開放した状態を示す図20と同様の平
面図。
面図。
10,55 綴じ具
13 綴じ足
14,57 ベース
14A,56 通路
15,58 操作部
16 内側操作部
31,63 指示部
P 書類
P1 綴じ穴
Claims (4)
- 【請求項1】 相対移動可能に組み合わされる第1及び
第2の部材とを備えた綴じ具において、 前記第1の部材及び又は第2の部材に操作方向を示す指
示部を設け、 前記指示部は、書類の綴じ込みと、その綴じ込みを解除
する方向にそれぞれ設けられていることを特徴とする綴
じ具。 - 【請求項2】 長手方向に延びるとともに、書類の綴じ
穴を貫通する綴じ足の通路を備えたベースと、前記通路
を閉塞する綴じ込み位置と、通路を開放する綴じ込み解
除位置との間で移動可能に設けられた操作部とを備えた
綴じ具において、 前記ベース及び又は操作部に操作方向を示す指示部を設
け、 前記指示部は、書類の綴じ込みと、その綴じ込みを解除
する方向にそれぞれ設けられていることを特徴とする綴
じ具。 - 【請求項3】 前記指示部はベースに設けられ、前記操
作部を前記綴じ込み位置に設定したときに、綴じ込み方
向を示す指示部が操作部に覆われる一方、前記操作部を
前記綴じ込み解除位置に設定したときに、綴じ込み解除
方向を示す指示部が操作部に覆われることを特徴とする
請求項2記載の綴じ具。 - 【請求項4】 前記操作部は、ベースに沿う二箇所位置
に設けられるとともに、これら操作部間には当該操作部
を移動したときに、同時に移動可能な内側操作部が設け
られ、前記操作部が綴じ込み位置にあるときに、内側操
作部が綴じ込み方向を示す指示部を覆う一方、前記操作
部が綴じ込み解除位置にあるときに、内側操作部が綴じ
込み解除方向を示す指示部を覆うことを特徴とする請求
項2又は3記載の綴じ具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001191675A JP2003001989A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 綴じ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001191675A JP2003001989A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 綴じ具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003001989A true JP2003001989A (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=19030260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001191675A Pending JP2003001989A (ja) | 2001-06-25 | 2001-06-25 | 綴じ具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003001989A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013022924A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Kokuyo Co Ltd | 綴じ具及びファイル |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0232462Y2 (ja) * | 1985-05-15 | 1990-09-03 | ||
JPH0352375U (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-21 | ||
JPH0630468Y2 (ja) * | 1988-03-18 | 1994-08-17 | 三菱鉛筆株式会社 | レター式フアイル装置 |
JP2002248885A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-03 | Yamanoi Seiki Kk | バインダの綴じ具 |
-
2001
- 2001-06-25 JP JP2001191675A patent/JP2003001989A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0232462Y2 (ja) * | 1985-05-15 | 1990-09-03 | ||
JPH0630468Y2 (ja) * | 1988-03-18 | 1994-08-17 | 三菱鉛筆株式会社 | レター式フアイル装置 |
JPH0352375U (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-21 | ||
JP2002248885A (ja) * | 2001-02-26 | 2002-09-03 | Yamanoi Seiki Kk | バインダの綴じ具 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013022924A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Kokuyo Co Ltd | 綴じ具及びファイル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5022351B2 (ja) | 綴じ具 | |
JP4380078B2 (ja) | 綴じ具 | |
JP2003001989A (ja) | 綴じ具 | |
JPH01232905A (ja) | 髪止め具 | |
JP5167503B2 (ja) | スライドファスナーの施錠構造 | |
WO2002083428A1 (fr) | Monture-fermoir | |
JP4132901B2 (ja) | ファイル | |
JP3790837B2 (ja) | 綴じ具及びこれを用いたファイル | |
JP3141353U (ja) | ファイリング用具 | |
JP2022077696A (ja) | クリップファイル | |
JP7159826B2 (ja) | 鞄カバー及びカバー付き鞄 | |
JP3216141U (ja) | ファイル | |
JP4687319B2 (ja) | 綴じ具、ファイル | |
JP2002225479A (ja) | 綴じ具 | |
JP5963592B2 (ja) | インデックスを有したシート、クリアホルダ | |
JP6824901B2 (ja) | 野球用捕球具 | |
JP3156449U (ja) | クリアフォルダー | |
JP3213898U (ja) | 上製本 | |
JP2003072274A (ja) | 綴じ具 | |
JP2004299245A (ja) | ボックスファイル | |
JP2020083461A (ja) | 箱、及びブランクシート | |
JP4160867B2 (ja) | シート押さえ部材、綴じ具、ファイル | |
JP2529522B2 (ja) | 髪止め具 | |
JP3186106U (ja) | ファイル | |
JP2002019350A (ja) | ファイル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101019 |