JP2002225479A - 綴じ具 - Google Patents

綴じ具

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JP2002225479A
JP2002225479A JP2001028319A JP2001028319A JP2002225479A JP 2002225479 A JP2002225479 A JP 2002225479A JP 2001028319 A JP2001028319 A JP 2001028319A JP 2001028319 A JP2001028319 A JP 2001028319A JP 2002225479 A JP2002225479 A JP 2002225479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 綴じ足をベース内に容易に受容させることが
でき、また、ベースが綴じ足を受容可能な姿勢を維持す
ることができる綴じ具を提供すること。 【解決手段】 表紙体11に装着されるとともに、屈曲
可能に設けられた一対の綴じ足13と、長手方向に延び
るとともに、各綴じ足13を受容可能に設けられたベー
ス14と、このベース14に重なり合って当該ベース1
4の長手方向に沿って相対移動可能に設けられたスライ
ド部材15とを備えて綴じ具10が構成されている。ス
ライド部材15は、第1の位置に設定されたときに、ス
ライド部材15とベース14との間に綴じ足13を挟む
倒伏姿勢として書類Pを綴じ込み可能に設けられてい
る。一方、スライド部材15が第2の位置に設定された
ときに、ベース14と綴じ足13とを分離可能とし、且
つ、スライド部材15がベース14の長手方向端部から
突出して全長を長くするように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、綴じ具に係り、更
に詳しくは、ベースとスライド部材の相対移動により綴
じ足を倒伏して書類を綴じ込むことのできる綴じ具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定間隔を隔てて綴じ穴が形
成された多数枚の書類を綴じ込むことのできる綴じ具が
広く利用されている。このような綴じ具においては、で
きるだけ簡易な構造として製造コストの低減を図り、綴
じ込み操作も容易に行うことができる必要がある。そこ
で、例えば、特開平8−175069号公報に示される
ような綴じ具が提案されている。
【0003】同公報に開示された綴じ具50は、図13
に示されるように、綴じ足51を挿通するための二つの
孔52を備えたベース53と、このベース53に摺動自
在に組み合わされたスライド部材55とを備えて構成さ
れている。ベース53におけるスライド部材55の長手
方向両側位置には、スライド部材55の長さより大きい
間隔を隔てて配置された位置決め突起53A及び抜け防
止突起53Bが設けられており、これらの間でスライド
部材55のスライド移動を許容し、且つ、スライド部材
55のベース53からの脱落を防止するようになってい
る。綴じ具50により書類を綴じ込む場合、先ず、当該
書類の綴じ穴に各綴じ足51を挿入してから当該綴じ足
51にベース53の各孔52を通し、ベース53を書類
上に乗せる。そして、この状態から、スライド部材55
を図13中矢印X方向にスライド移動して綴じ足51を
倒伏し、スライド部材55とベース53との間に綴じ足
51を挟み込むことにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記綴
じ具50の構成にあっては、孔52が開通しているかを
確認する場合、図13に示されるように、スライド部材
55がベース53の長手方向両端間に収まる範囲内でス
ライド移動するに過ぎず、スライド部材55のベース5
3に対する相対位置だけでは孔52の開通を認識するこ
とが困難となる。従って、ベース53の上面側から覗き
込むように見なければならず、書類の綴じ込み作業を困
難且つ煩雑にしてしまうという不都合を生じる。また、
スライド部材55は、ベース53を綴じ足51から取り
外したときに、ベース53に対して何ら位置決めされる
ことなくフリーな関係となるため、スライド部材55が
位置決め突起53A及び抜け防止突起53Bの間でスラ
イド移動してしまい、ベース53の孔52を不用意に塞
いで当該孔52に綴じ足51を挿通することが困難にな
るという不都合も招来する。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、ベースに綴じ足を
受容させる作業を容易に行うことができる綴じ具を提供
することにある。
【0006】本発明の他の目的は、スライド部材とベー
スとの不用意なる相対移動を抑制してベースが綴じ足を
受容可能な姿勢を維持することができる綴じ具を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、屈曲可能な少なくとも二本の綴じ足を、
被固定面の面に沿う方向に倒伏することで書類を綴じ込
み可能とした綴じ具において、長手方向に延びるととも
に、前記綴じ足を受容可能とする挿通路を備えたベース
と、このベースに重なり合う位置に設けられるととも
に、ベースの長手方向に沿って相対移動可能に設けられ
たスライド部材とを備え、前記スライド部材が所定の第
1の位置に設定されたときに、当該スライド部材とベー
スとの間に綴じ足を挟む倒伏姿勢として書類を綴じ込み
可能とする一方、前記スライド部材が所定の第2の位置
に設定されたときに、前記ベースと綴じ足とを分離可能
とし、且つ、前記スライド部材がベースの長手方向端部
から突出して全長を長くする、という構成を採ってい
る。このような構成によれば、相互に重なり合っている
状態のベース及びスライド部材の全体長さによって当該
ベースに綴じ足を挿通できる状態か否かを容易に認識す
ることができ、書類の綴じ込み作業をスムースに行うこ
とが可能となる。ここで、スライド部材を単一の部材に
より構成してもよく、この場合、スライド部材を第2の
位置に設定したときに、当該スライド部材がベースの長
手方向一端から突出して全長を長くする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における挿通路は、ベース
の側端を切り欠いて形成される、という構成も好ましく
は採用される。このような構成によれば、挿通路に綴じ
足を受容させる作業を、綴じ足の先端側から挿通させる
ことなく、ベースを書類上に乗せて綴じ足の中間部から
挿通路内に差し込むことにより行うことができ、綴じ足
を挿通路に簡易且つ迅速に受容させることが可能とな
る。
【0009】また、前記挿通路は、ベースの側端に向か
って拡開する案内部を備えるとともに、この案内部に連
なってベースの長手方向に沿う脱落防止部を備える、と
いう構成も採用することができる。このような構成を採
れば、案内部を綴じ足に沿う位置に配置してベースをそ
の面方向に移動するだけで、綴じ足が案内部を滑りなが
ら無理なく挿通路内に受容される。また、綴じ足を挿通
路に受容させた直後に綴じ足が脱落防止部に引っ掛かる
こととなり、スライド部材を操作する前に綴じ足が挿通
路から不用意に抜け出すことを効果的に抑制することが
できる。
【0010】更に、前記ベース及びスライド部材の間に
は、当該スライド部材を前記第2の位置に設定したとき
に、前記相対移動を規制可能なストッパ機構が設けられ
る、という構成を採ることが好ましい。このような構成
により、スライド部材が不用意に相対移動してしまう虞
を有効に排除することができ、これにより、ベースと綴
じ足とを分離したときに、常に挿通路が開放している状
態となり、次に書類を綴じ込む際の作業を容易とするこ
とができる。
【0011】また、屈曲可能な少なくとも二本の綴じ足
を、被固定面の面に沿う方向に倒伏することで書類を綴
じ込み可能とした綴じ具において、長手方向に延びると
ともに、前記綴じ足を受容可能とする挿通路を備えたベ
ースと、このベースに重なり合う位置に設けられるとと
もに、ベースの長手方向に沿って相対移動可能に設けら
れたスライド部材とを備え、前記挿通路は、ベースの側
端を切り欠いて形成され、前記スライド部材が所定の第
1の位置に設定されたときに、当該スライド部材とベー
スとの間に綴じ足を挟む倒伏姿勢として書類を綴じ込み
可能とする一方、前記スライド部材が所定の第2の位置
に設定されたときに、前記ベースと綴じ足とを分離可能
とし、前記ベースと綴じ足とが分離した状態から第1の
位置に設定する操作及び又は第1の位置からベースと綴
じ足とを分離する操作を連続的な軌跡で操作可能に設け
る、という構成も採用することができる。このような構
成を採れば、綴じ込み及びその解除作業を一連の動作の
中で容易且つ迅速に行うことができ、書類の加除整理作
業の効率化を図ることが可能となる。
【0012】また、本発明は、屈曲可能な少なくとも二
本の綴じ足を、被固定面の面に沿う方向に倒伏すること
で書類を綴じ込み可能とした綴じ具において、長手方向
に延びるとともに、前記綴じ足を受容可能とする挿通路
を備えたベースと、このベースに重なり合う位置に設け
られるとともに、ベースの長手方向に沿って相対移動可
能に設けられたスライド部材とを備え、前記挿通路は、
ベースの側端を切り欠いて形成され、前記スライド部材
が所定の第1の位置に設定されたときに、当該スライド
部材とベースとの間に綴じ足を挟む倒伏姿勢として書類
を綴じ込み可能とする一方、前記スライド部材が所定の
第2の位置に設定されたときに、前記ベースと綴じ足と
を分離可能とし、前記ベースと綴じ足とが分離した状態
から第1の位置に設定する操作及び又は第1の位置から
ベースと綴じ足とを分離する操作を片手で操作可能に設
ける、という構成を採用することができ、これによって
も、綴じ込み及びその解除時の操作を効率的に行うこと
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0014】図1には、本発明の綴じ具がファイルに適
用された実施例の概略斜視図が示され、図2には、前記
綴じ具の拡大斜視図が示されている。また、図3には、
書類綴じ込み初期の状態または綴じ具のベースから綴じ
足を抜き取るときの状態を示す概略斜視図が示され、図
4には、前記綴じ具の一部分解斜視図が示されている。
これらの図において、綴じ具10は、表紙体11を構成
する背表紙11Bと裏表紙11Aとの間を二枚厚に折り
畳むことにより設けられた被固定面としての折り込み部
11Cに装着されるとともに、当該折り込み部11Cと
相互に書類Pを挟み込んで当該書類Pを綴じ込み可能に
設けられている。この綴じ具10は、前記折り込み部1
1Cを貫通して表紙体11の内面に突出する方向に延び
るとともに、書類Pの二つの綴じ穴P1(図5参照)に
挿通可能に設けられた一対の綴じ足13,13と、これ
ら綴じ足13,13を受容可能に設けられたベース14
と、このベース14の上面側に重なり合う位置に設けら
れた単一のスライド部材15とを備えて構成されてい
る。
【0015】前記各綴じ足13,13は、特に限定され
るものでないが、本実施例では、ポリエチレン等の樹脂
材を用いて成形された屈曲可能な帯状部材により構成さ
れている。各綴じ足13,13は、図5及び図6に示さ
れるように、その一面側すなわち倒伏時における下面側
に刻み面16を備えており、これにより、ベース14の
後述する鋸歯状突起に噛み合って綴じ足13とベース1
4との相対移動を規制可能となっている。
【0016】前記ベース14は、図7(A)及び(B)
にも示されるように、長手方向に延びる板状に設けられ
るとともに、当該長手方向両端側が半円弧状に形成され
たベース本体18と、このベース本体18の側端19を
切り欠いて形成されるとともに、各綴じ足13をそれぞ
れ横方向から受容可能に設けられた一対の挿通路20
と、これら挿通路20の図7(B)中左側に隣接する位
置であってベース本体18の上面側に設けられた鋸歯状
突起21とを備えて構成されている。ベース本体18
は、図9(A)〜(D)に示されるように、その側端1
9に下面から切り欠くように形成された段部23を備え
ており、これにより、横断面形状が横長な下向き凸状と
なるように設けられている。
【0017】前記各挿通路20は、図8に拡大して示さ
れるように、ベース本体18の面内二箇所位置に角穴を
設け、この角穴と前記側端19との間に綴じ足13の通
過を許容する細い通路を設けた形状になっている。すな
わち、各挿通路20は、ベース本体18の側端19に向
かって拡開する円弧状に形成された案内部24と、この
案内部24の内方端に連なってベース本体18の長手方
向に沿って位置する脱落防止部25と、この脱落防止部
25に連なってベース本体18の短寸幅方向に沿って延
びるとともに、前記綴じ足13の幅より若干長く設けら
れた短寸内周縁部27と、この短寸内周縁部27の図8
中上端に連なって脱落防止部25と略平行に延びる中央
内周縁部28と、この中央内周縁部28の図8中右端と
側端19との間に延びる長寸内周縁部29とを備えてい
る。各挿通路20は、図5及び図6に示されるように、
ベース本体18の上面から短寸内周縁部27に向かって
傾倒する傾斜面30を備えており、綴じ足13の屈曲変
形をスムースに行うことができるようになっている。ま
た、案内部24及び長寸内周縁部部29は、図8に示さ
れるように、綴じ足13の厚さより若干大きく設定され
た隙間Sを介して配置されており、これにより、綴じ足
13が挿通路20内に受容されたときに、脱落防止部2
5に引っ掛かって挿通路20から抜け出しにくくなり、
また、綴じ足13を挿通路20内に受容させるときに、
案内部24を綴じ足13に沿う位置に配置して、ベース
14を横方向すなわち図8中下方に移動することで無理
なく綴じ足13を挿通路20内に受容させることができ
る。
【0018】前記スライド部材15は、図7(A)及び
図9に示されるように、ベース14と略同一長さに設け
られているとともに、当該ベース14を下面側に抱え込
む形状に設けられている。これを更に詳述すると、スラ
イド部材15は、上面に平面視楕円状となる複数の隆起
部32Aを備えた操作面部32と、この操作面部32の
短寸幅方向両端側から垂下するとともに、前記ベース1
4の側端19の両側に位置する一対の側面部33と、こ
れら側面部33の下端側に連なって内向きにそれぞれ設
けられるとともに、前記段部23に面接触する位置に設
けられた一対の屈曲面部34と、操作面部32の下面側
に連なるとともに、下端側がベース14の上面に接触し
て当該ベース14の浮き上がりを防止する二つのスペー
サ36,37とを備えて構成されている。スライド部材
15は、ベース14の長手方向に沿って相対移動可能に
設けられ、図7(A)に示される第1の位置に設定され
たときに、ベース14及びスライド部材15の長手方向
両端が略一致する位置となる。この一方、スライド部材
15は、図7(B)に示される第2の位置に設定された
ときに、各挿通路20を開通するとともに、平面視でベ
ース14及びスライド部材15の全体の長さが前記第1
の位置と比べて長くなってこれらの全体の長さが最長と
なるようになっている。また、操作面部32の図7
(B)中中央部及び左端部には、前記第2の位置で各挿
通路20の開通姿勢を確保するコ字状切欠部39及び略
L字状切欠部40が設けられている。ここで、図10
(A)中下側の屈曲面部34は、その中央領域に凹状の
凹み部41を備えており、この凹み部41の領域におい
て、スライド部材15とベース14との間には、これら
の相対移動を規制可能とするストッパ機構42が設けら
れている。
【0019】前記ストッパ機構42は、図10ないし図
12に示されるように、挿通路20が設けられた位置と
は反対側となる側端19の中央領域に設けられた蟻溝状
凹部44と、この蟻溝状凹部44内における図11中右
寄りの位置に設けられた円弧状突起45と、前記側面部
33の内面側より突出するとともに、蟻溝状凹部44内
に受容可能に設けられた蟻状突起46とを備えている。
蟻状突起46は、スライド部材15を前記第1の位置に
設定したときに、蟻溝状凹部44の図11中左側の内周
縁に突き当たり、スライド部材15を前記第2の位置に
設定したときに、蟻溝状凹部44の図11中右側の内周
縁と円弧状突起45との間に嵌り込む位置に設けられて
いる。これにより、スライド部材15は、第2の位置に
設定されたときに、強制的な外力を付与しない限りベー
ス14との相対移動が規制されることとなり、第2の位
置で挿通路20を不用意に塞いでしまうことはない。
【0020】以上の構成において、本実施例における綴
じ具10を用いて書類Pを綴じ込む場合、先ず、書類P
の綴じ穴P1,P1に綴じ足13,13を挿入した後、
図6に示されるように、スライド部材15を前記第2の
位置に設定した状態で書類P上に乗せる。そして、操作
面部32に一方の手の指を当てがって書類P上でベース
14を滑らせ、各挿通路20に綴じ足13をそれぞれ受
容させる。この際、綴じ足13に案内部24を押し当て
るようにベース14を移動することにより、綴じ足13
が案内部24に沿って移動して挿通路20内に受容され
る。
【0021】次に、操作面部32に指を当てがったまま
でスライド部材15を図6中左方向にスライド移動して
第1の位置に設定することにより、各綴じ足13がコ字
状切欠部39及び略L字状切欠部40の内周端に押され
て屈曲し、表紙体11の面に沿う方向に倒伏する。そし
て、図5に示されるように、各綴じ足13が倒伏姿勢と
してスライド部材15とベース14との間に挟まれると
ともに、綴じ足13の刻み面16とベース14の鋸歯状
突起21が噛み合うことにより、綴じ足13とベース1
4との相対移動が規制され、書類Pの綴じ込みが完了す
る。
【0022】この一方、書類Pの綴じ込みを解除する作
業は、前述した綴じ込み作業と逆の手順を行えばよい。
すなわち、操作面部32に指を宛ってスライド部材15
を第1の位置から第2の位置にスライドし、綴じ足13
が挿通路20から抜け出す方向に書類P上でスライドす
ることにより、ベース14と綴じ足13とが分離される
こととなる。
【0023】従って、このような実施例によれば、片手
操作により連続的な操作軌跡で移動させることによっ
て、極めて簡単に書類Pの綴じ込み及びその解除を行う
ことが可能となる。また、挿通路20が開通した状態と
なる第2の位置でベース14及びスライド部材15の相
対移動を規制するストッパ機構42を設けたから、スラ
イド部材15を邪魔に感じることなく綴じ足13を挿通
路20内にスムースに受容させることができる。
【0024】なお、前記実施例において、挿通路20を
ベース14の側端19を切り欠いて形成した場合を説明
したが、本発明は、これに限定されるものでなく、例え
ば、挿通路20に代えて穴としてもよく、これによって
も、ベース14及びスライド部材15の全体長さによ
り、前記穴が開通しているかを認識することができる。
【0025】また、前記スライド部材15は、図示構成
例に限られるものでなく、種々の設計変更が可能であ
る。例えば、スライド部材15をベース14の上面と離
間接近する方向に中央部で屈曲可能に設けるとともに、
その両端側が前記屈曲によりベース14上でスライド移
動して各挿通路20内の綴じ足13を倒伏可能とする構
成も考えられる。このような構成によっても、書類Pの
綴じ込み及びその解除操作、すなわち、ベース14に綴
じ足13を受容又は分離させる操作と、前記中央部の離
間接近操作とを片手で連続的な操作軌跡により行うこと
が可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スライド部材が第1の位置に設定されたときに、当該ス
ライド部材とベースとの間に綴じ足を挟む倒伏姿勢とし
て書類を綴じ込む一方、スライド部材が第2の位置に設
定したときに、ベースと綴じ足とを分離可能とし、且
つ、スライド部材がベースの長手方向端部から突出して
全長を長くするから、ベース及びスライド部材の全体長
さによってベースに綴じ足を挿通できる状態か否かを容
易に認識することができ、従来例に示されるようなベー
スの上面から覗き込む必要をなくして書類の綴じ込み作
業をスムースに行うことが可能となる。
【0027】また、挿通路はベースの側端を切り欠いて
形成されているから、挿通路に綴じ足を受容させる場
合、綴じ足の先端側から挿通することなく、綴じ足の中
間部から挿通路を差し込めばよく、綴じ足を挿通路内に
簡易且つ迅速に受容させることができる。
【0028】更に、挿通路は、ベースの側端に向かって
拡開する案内部を備えるとともに、この案内部に連なっ
てベースの長手方向に沿う脱落防止部を備えているか
ら、綴じ足を案内部に滑らせながら無理なく挿通路内に
受容させることができ、また、この状態で、綴じ足が脱
落防止部に引っ掛かり、スライド部材の操作前に綴じ足
が挿通路から不用意に抜け出すことを効果的に抑制する
ことができる。
【0029】また、ベースとスライド部材との間には、
スライド部材を第2の位置に設定したときに、これらの
相対移動を規制可能なストッパ機構が設けられるている
から、挿通路を開放している状態でスライド部材の不用
意なる相対移動を有効に防止することができ、スライド
部材を邪魔に感じることなく、挿通路内に綴じ足を容易
に受容させることが可能となる。
【0030】更に、ベースの側端を切り欠いて挿通路を
形成し、ベースと綴じ足とが分離した状態から第1の位
置に設定する操作及び又は第1の位置からベースと綴じ
足とを分離する操作を連続的な軌跡で操作可能とした場
合、或いは、これら各操作を片手で操作可能な構成とし
た場合には、綴じ込み及びその解除操作の容易化を図っ
て書類の加除整理作業の効率化を達成することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る綴じ具が適用されたファイルの
概略斜視図。
【図2】前記綴じ具の拡大斜視図。
【図3】前記綴じ具の書類綴じ込み初期の状態を示す概
略斜視図。
【図4】前記綴じ具の一部分解斜視図。
【図5】図1のA−A線に沿う断面図。
【図6】綴じ足を倒伏する直前状態を示す図5と同様の
断面図。
【図7】(A)は、第1の位置に設定された綴じ具の平
面図。(B)は、第2の位置に設定された綴じ具の平面
図。
【図8】挿通路の拡大平面図。
【図9】(A)は、図7(A)のB−B線に沿う拡大断
面図。(B)は、図7(A)のC−C線に沿う拡大断面
図。(C)は、図7(A)のD−D線に沿う拡大断面
図。(D)は、図7(B)のE−E線に沿う拡大断面
図。
【図10】(A)は、図7(A)の底面図。(B)は、
図7(B)の底面図。
【図11】ストッパ機構の拡大底面図。
【図12】図4のF−F線に沿う断面図。
【図13】従来例に係る綴じ具の概略斜視図。
【符号の説明】
10 綴じ具 11 表紙体 11C 折り込み部(被固定面) 13 綴じ足 14 ベース 15 スライド部材 19 側端 20 挿通路 24 案内部 25 脱落防止部 42 ストッパ機構 P 書類

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲可能な少なくとも二本の綴じ足を、
    被固定面の面に沿う方向に倒伏することで書類を綴じ込
    み可能とした綴じ具において、 長手方向に延びるとともに、前記綴じ足を受容可能とす
    る挿通路を備えたベースと、このベースに重なり合う位
    置に設けられるとともに、ベースの長手方向に沿って相
    対移動可能に設けられたスライド部材とを備え、 前記スライド部材が所定の第1の位置に設定されたとき
    に、当該スライド部材とベースとの間に綴じ足を挟む倒
    伏姿勢として書類を綴じ込み可能とする一方、前記スラ
    イド部材が所定の第2の位置に設定されたときに、前記
    ベースと綴じ足とを分離可能とし、且つ、前記スライド
    部材がベースの長手方向端部から突出して全長を長くす
    ることを特徴とする綴じ具。
  2. 【請求項2】 屈曲可能な少なくとも二本の綴じ足を、
    被固定面の面に沿う方向に倒伏することで書類を綴じ込
    み可能とした綴じ具において、 長手方向に延びるとともに、前記綴じ足を受容可能とす
    る挿通路を備えたベースと、このベースに重なり合う位
    置に設けられるとともに、ベースの長手方向に沿って相
    対移動可能に設けられた単一のスライド部材とを備え、 前記スライド部材が所定の第1の位置に設定されたとき
    に、当該スライド部材とベースとの間に綴じ足を挟む倒
    伏姿勢として書類を綴じ込み可能とする一方、前記スラ
    イド部材が所定の第2の位置に設定されたときに、前記
    ベースと綴じ足とを分離可能とし、且つ、前記スライド
    部材がベースの長手方向一端から突出して全長を長くす
    ることを特徴とする綴じ具。
  3. 【請求項3】 前記挿通路は、ベースの側端を切り欠い
    て形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の綴じ具。
  4. 【請求項4】 前記挿通路は、ベースの側端に向かって
    拡開する案内部を備えるとともに、この案内部に連なっ
    てベースの長手方向に沿う脱落防止部を備えていること
    を特徴とする請求項3記載の綴じ具。
  5. 【請求項5】 前記ベース及びスライド部材の間には、
    当該スライド部材を前記第2の位置に設定したときに、
    前記相対移動を規制可能なストッパ機構が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の綴
    じ具。
  6. 【請求項6】 屈曲可能な少なくとも二本の綴じ足を、
    被固定面の面に沿う方向に倒伏することで書類を綴じ込
    み可能とした綴じ具において、 長手方向に延びるとともに、前記綴じ足を受容可能とす
    る挿通路を備えたベースと、このベースに重なり合う位
    置に設けられるとともに、ベースの長手方向に沿って相
    対移動可能に設けられたスライド部材とを備え、 前記挿通路は、ベースの側端を切り欠いて形成され、 前記スライド部材が所定の第1の位置に設定されたとき
    に、当該スライド部材とベースとの間に綴じ足を挟む倒
    伏姿勢として書類を綴じ込み可能とする一方、前記スラ
    イド部材が所定の第2の位置に設定されたときに、前記
    ベースと綴じ足とを分離可能とし、 前記ベースと綴じ足とが分離した状態から第1の位置に
    設定する操作及び又は第1の位置からベースと綴じ足と
    を分離する操作を連続的な軌跡で操作可能に設けたこと
    を特徴とする綴じ具。
  7. 【請求項7】 屈曲可能な少なくとも二本の綴じ足を、
    被固定面の面に沿う方向に倒伏することで書類を綴じ込
    み可能とした綴じ具において、 長手方向に延びるとともに、前記綴じ足を受容可能とす
    る挿通路を備えたベースと、このベースに重なり合う位
    置に設けられるとともに、ベースの長手方向に沿って相
    対移動可能に設けられたスライド部材とを備え、 前記挿通路は、ベースの側端を切り欠いて形成され、 前記スライド部材が所定の第1の位置に設定されたとき
    に、当該スライド部材とベースとの間に綴じ足を挟む倒
    伏姿勢として書類を綴じ込み可能とする一方、前記スラ
    イド部材が所定の第2の位置に設定されたときに、前記
    ベースと綴じ足とを分離可能とし、 前記ベースと綴じ足とが分離した状態から第1の位置に
    設定する操作及び又は第1の位置からベースと綴じ足と
    を分離する操作を片手で操作可能に設けたことを特徴と
    する綴じ具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008162063A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 King Jim Co Ltd 綴じ具およびファイル用具
JP2013022924A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Kokuyo Co Ltd 綴じ具及びファイル
CN111591060A (zh) * 2019-12-30 2020-08-28 兰州理工大学 一种装订装置

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