JP3213898U - 上製本 - Google Patents

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弘 西垣
弘 西垣
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有限会社プラスアクト
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Abstract

【課題】ソフトカバーシートを破損すること無く、表紙とのズレや、表紙からの外れを防止することができる上製本を提供する。【解決手段】表紙を構成する表ハードカバーシートと、裏ハードカバーシートと、表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートの間に挟まれる本文シートと、表ハードカバーシート及び裏ハードカバーシートの表面を覆うソフトカバーシートとを備えた上製本であり、表ハードカバーシート1と裏ハードカバーシートの各々の裏面に、ソフトカバーシートを収容する端部収容孔5が形成されている。端部収容孔の開口部5a近傍には、ソフトカバーシートの折り曲げ片が出入する切り込み5bが形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、表紙と、表紙の間に挟まれる本文シートと、表紙を覆うソフトカバーシートとを備えた上製本に関するものである。
上製本は、高価な単行本や児童書などに見られ、表紙を構成する表ハードカバーシートと、裏ハードカバーシートとの間に本文シートが挟まれる構造となっており、表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートは、本文シートよりも2〜3ミリ程度大きくなっており、且つ見返しが設けられている。また、綴じ方は、折り丁を重ね、糸でかがったものを表紙でくるむ糸綴じや、糸などを用いずに背を接着剤で止める無線綴じなどがある。
このような上製本は、表紙をさらに保護すると共に、高級感を醸し出すために、表紙を覆うソフトカバーシートを備えたものが知られている。このソフトカバーシートは、両端部に折り曲げ片を備えており、この折り曲げ片が表紙の裏面側に位置することで本文シートとの間に挟まれる構造となっているが、ズレ易く、表紙から外れてしまう場合もあった。
上記欠点を解消する考案としてソフトカバーシートの両端部の上下に粘着剤を塗布する考案が知られている(特許文献1)。
実開昭62−55467号公報
特許文献1に記載のソフトカバーシートは、表紙に確実に固定されることからソフトカバーシートズレや表紙から外れるという問題は解消するものの、ソフトカバーシートに外力が加えられた場合に、折り曲げ片の折り曲げ箇所から破れが生じる場合があるという課題を有していた。
本考案は、上記従来の考案が有する課題を解決するためになされたものであり、ソフトカバーシートを破損すること無く、表紙とのズレや、表紙からの外れを防止することができる上製本を提供することを目的とする。
請求項1の考案では、表紙を構成する表ハードカバーシートと、裏ハードカバーシートと、前記表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートの間に挟まれる本文シートと、前記表ハードカバーシート及び裏ハードカバーシートの表面を覆うソフトカバーシートと、を備え、前記ソフトカバーシートの両端部には折り曲げ片が形成されており、該折り曲げ片は、前記表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートの各々の裏面に形成された端部収容孔に収容されることを特徴としている。
したがって、ソフトカバーシートの両端部が端部収容孔に収容されることによって、表紙とのズレや、表紙からの外れを防止することができ、高級感のある上製本を提供することができる。
また、請求項2の考案では、請求項1の考案において、端部収容孔の開口部近傍には、ソフトカバーシートの折り曲げ片が出入する切り込みが形成されていることを特徴としている。したがって、ソフトカバーシートの端部を端部収容孔に収容するに際してスムースに収容することができると共に、外力によって、ソフトカバーシートが多少動いた場合には、切り込みの外側に逃げることができるので、ソフトカバーシートの破損を防ぐことができる。
また、請求項3の考案では、請求項1又は2の考案において、断面略コの字形状の長尺なバインド部材を備え、該バインド部材の開口部に、表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートが挿入されると共に、本文シートの外側背部は、前記バインド部材の内側背部に接着されることを特徴としている。したがって、断面略コの字形状のバインド部材内に接着剤が留まるので、本文シートを確実に無線綴じすることができる。
また、請求項4の考案では、請求項3の考案において、本文シートの外側背部とバインド部材の内側背部とを接着する接着剤は、硬化及び軟化が繰り返し可能なホットメルト型接着剤であることを特徴としている。したがって、ホットメルト型接着剤を使用することによって、製本後であっても繰り返し本文シートの枚数を変えることができる。
また、請求項5の考案では、請求項3又は4の考案において、表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートは、バインド部材の縁部分に沿って折り曲げ自在に構成されていることを特徴としている。したがって、バインド部材の縁部分に沿って折り曲げることによって見栄えの良い見開きを容易に作成することができる。
請求項1の考案は、ソフトカバーシートの表紙とのズレや、表紙からの外れを防止することができ、高級感のある上製本を提供することができる。また、請求項2の考案は、ソフトカバーシートの破損を防ぐことができる。また、請求項3の考案は、本文シートを確実に無線綴じすることができる。また、請求項4の考案は、製本後であっても繰り返し本文シートの枚数を変えることができる。さらに、請求項5の考案は、見栄えの良い見開きを容易に作成することができる。
本考案に係る上製本の表ハードカバーシートの裏面の構造を示す説明図である。 本考案に係る上製本のソフトカバーシートを示す斜視図である。 本考案に係る上製本の構造を示す説明図である。 本考案に係る上製本の斜視図である。 図4のC部分の拡大斜視図である。
次に、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案に係る上製本の表ハードカバーシートの裏面の構造を示す説明図であり、図2は、本考案に係る上製本のソフトカバーシートを示す斜視図である。また、図3は、本考案に係る上製本の構造を示す説明図であり、図4は、本考案に係る上製本の斜視図である。また、図5は、図4のC部分の拡大斜視図である。これらの図面を用いて本考案に係る上製本について説明する。
本考案に係る上製本10は、表紙を構成する表ハードカバーシート1と、裏ハードカバーシート2と、表ハードカバーシート1と裏ハードカバーシート2の間に挟まれる本文シート3と、表ハードカバーシート1及び裏ハードカバーシート2の表面を覆うソフトカバーシート4とを備えている。表ハードカバーシート1と裏ハードカバーシート2は、好適にデザインされた薄いシート状の薄紙1a(2a)で厚紙1b(2b)を覆い、厚紙1b(2b)が入っていない薄紙1a(2a)の端部が、後述するバインド部材6の縁部分6cの高さより若干高く、製本後に表ハードカバーシート1及び裏ハードカバーシート2が折り曲げ自在となるように形成されている(図5参照)。
そして、表ハードカバーシート1と裏ハードカバーシート2の各々の裏面には、図1に示すように端部収容孔5が形成されている。この端部収容孔5は、表ハードカバーシート1と裏ハードカバーシート2の各々の裏面に、長方形状の1枚の紙を、斜線で示す部分だけ糊付けして貼ることにより形成される。これにより、開口部5aと、切り込み5b、5bも形成される。
開口部5aの長さは上製本の大きさによって決定されるものであるが、切り込み5bの長さAは,約10mmにするのが好ましく、端部収容孔5の深さBは、80mm〜100mmにするのが好ましい。
図2に示すソフトカバーシート4は、表ハードカバーシート1及び裏ハードカバーシート2の表面を覆うカバーであり、トレーシングペーパーや上質紙で作成される。また、ソフトカバーシート4の両端部には折り曲げ片4a、4aが形成されている。この折り曲げ片4aの幅方向の長さは、90mm〜110mmにするのが好ましい。そして、折り曲げ片4a、4aは、前述した表ハードカバーシート1と裏ハードカバーシート2の各々の裏面に形成されている端部収容孔5、5に収容されることにより、上製本10の表紙と一体化される。
ここで、切り込み5bが開口部5aの近傍に形成されていることから、折り曲げ片4aを端部収容孔5へ収容するに際してスムースに収容することができると共に、外力によって、ソフトカバーシート4が多少動いた場合には、折り曲げ片4aの対応する箇所が切り込み5bの外側に逃げることができるので、ソフトカバーシート4の破損を防ぐことができる。
次に、本考案に係る上製本10に使用するバインド部材6について説明する。バインド部材6は、スチールや熱伝導性の良い部材を利用し、断面略コの字形状の長尺な部材として形成され、内側背部6aを除いてその周囲をバインド紙6bで覆い、接着剤で貼り付けて形成される。
以下、上述したバインド部材6を利用した上製本の製本手順を説明する。先ず、バインド部材6の内側背部6a及び、バインド部材6の左右の内側縁部分6d、6dに、ホットメルト型接着剤7を塗布する。表ハードカバーシート1及び裏ハードカバーシート2は、各々、バインド部材6の左右の内側縁部分6d、6dに当接させ、且つ、本文シート3は、表ハードカバーシート1及び裏ハードカバーシート2の間に挟み、バインド部材6の内側背部6aに、その外側背部3aを当接させる。次に、バインド部材6の外側から均一に熱を加え、ホットメルト型接着剤7を160度程度になるように加熱し軟化させ、常温に戻して硬化させることにより、バインド部材6に、表ハードカバーシート1、裏ハードカバーシート2及び本文シート3を接着する。因みに、軟化したホットメルト型接着剤7は本文シート3に浸透し、常温に戻すことによって硬化するが、硬化にともなって接着力が発揮される。
上製本10の本文シート3を追加する際には、先ず、上製本10の背部を加熱して、ホットメルト型接着剤7を軟化させる。この状態では、ホットメルト型接着剤7の接着力が低下しているので、バインド部材6に接着された本文シート3を剥がすことができる。次に、追加される本文シート3を加えた厚みのバインド部材6を用意して、上述した製本の手順に従って製本する。これにより、バインダーにファイルする感覚で本文シート3の追加や取り外しが可能になる。尚、ホットメルト型接着剤7は、常温では固体であり、160℃程度で接着に十分な流動性をもつようになる線状高分子の共重合物である。また、軟化温度の低い接着剤7を用いた場合には、バインド部材1の材質を、例えば、ポリオレフィンやポリ塩化ビニル等なとの合成樹脂とすることもできる。
尚、本文シート3を追加しない上製本10の場合には、前述したホットメルト型接着剤7を使用しないで、紙と金属又は紙と合成樹脂の接着に適した接着剤を使用することによって、バインド部材6に、表ハードカバーシート1、裏ハードカバーシート2及び本文シート3を接着することができる。また、無線綴じでは固化した接着剤が割れて本文シート3が抜け落ちる場合があるが、バインド部材6を使用することにより、背割れを防止して本文シート3が抜け落ちるのを防ぐことができる。
また、前述したように、表ハードカバーシート1と裏ハードカバーシート2は、薄いシート状の薄紙1a(2a)で厚紙1b(2b)を覆い、厚紙1b(2b)が入っていない薄紙1a(2a)の端部が、バインド部材6の縁部分6cの高さより若干高くすることによって、表ハードカバーシート1と裏ハードカバーシート2は、バインド部材6の縁部分6cに沿って折り曲げ自在とすることができるので、バインド部材の縁部分に沿って折り曲げることによって見栄えの良い見開きを容易に作成することができる。
本考案の上製本は、表紙と、表紙の間に挟まれる本文シートと、表紙を覆うソフトカバーシートとを備えた上製本として使用される。
1 表ハードカバーシート
1a、2a 薄紙
1b、2b 厚紙
2 裏ハードカバーシート
3 本文シート
3a 外側背部
4 ソフトカバーシート
4a 折り曲げ片
5 端部収容孔
5a 開口部
5b 切り込み
6 バインド部材
6a 内側背部
6b バインド紙
6c 縁部分
6d 内側縁部分
7 ホットメルト型接着剤
10 上製本

Claims (5)

  1. 表紙を構成する表ハードカバーシートと、裏ハードカバーシートと、
    前記表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートの間に挟まれる本文シートと、
    前記表ハードカバーシート及び裏ハードカバーシートの表面を覆うソフトカバーシートと、を備え、
    前記ソフトカバーシートの両端部には折り曲げ片が形成されており、該折り曲げ片は、前記表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートの各々の裏面に形成された端部収容孔に収容されることを特徴とする上製本。
  2. 端部収容孔の開口部近傍には、ソフトカバーシートの折り曲げ片が出入する切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の上製本。
  3. 断面略コの字形状の長尺なバインド部材を備え、該バインド部材の開口部に、表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートが挿入されると共に、本文シートの外側背部は、前記バインド部材の内側背部に接着されることを特徴とする請求項1又は2に記載の上製本。
  4. 本文シートの外側背部とバインド部材の内側背部とを接着する接着剤は、硬化及び軟化が繰り返し可能なホットメルト型接着剤であることを特徴とする請求項3に記載の上製本。
  5. 表ハードカバーシートと裏ハードカバーシートは、バインド部材の縁部分に沿って折り曲げ自在に構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の上製本。
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