JP2002543217A - アンドロゲングリコシド及びそのアンドロゲン作用活性 - Google Patents

アンドロゲングリコシド及びそのアンドロゲン作用活性

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Abstract

(57)【要約】 アンドロゲングリコシドにより、最初の通過の際に肝臓によって破壊されにくい、経口投与による遊離の循環アンドロゲンを提供する。本発明は、所定のアンドロゲングリコシドを経口投与することにより、対応する非グリコシル化アンドロゲンよりも肝分解されにくく、肝臓を最初に通過した後に実質的に脱グリコシル化されるのみであって、アンドロゲンの高い循環レベルが得られるとの発見に基づく。本発明はまた、前記化合物の有効量を動物に投与する工程を含む、その必要のある動物における、アンドロゲン欠乏症の治療のための方法;その必要のある動物における、性機能不全症及び関連する症状、例えば骨粗鬆症、性機能障害、及び体重減少の治療のための方法;その必要のある動物における、筋質量を増大させるための方法;及びその必要のある雄の動物における、避妊を引き起こすための方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンドロゲン誘導体及びその治療における使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
テストステロン、17位にヒドロキシ基を有する同化アンドロゲン性C19ス
テロイドは、主要な雄の性ホルモンである。これは、コレステロールから合成さ
れて精巣においてライディヒ細胞によって分泌されるか、副腎皮質において形成
される[Ganong, Chapter 23 in Review of Medical Physiology, (1979), pp. 3
36-339]。テストステロンは、アンドロゲン依存性標的組織、例えば精巣、腎臓
、皮膚、肝臓、及び前立腺に見られ、ここで5α-レダクターゼによって5α-ジ
ヒドロテストステロン(DHT)に転化される。DHTは、雄の性的分化のため
に必要とされる。テストステロンはまた、脳においても見られ、アロマターゼに
よってエストラジオールに転化される。この転化により、ゴナドトロピン分泌制
御、性機能、及びタンパク合成を含むアンドロゲン性作用の仲介がなされる[Han
delsman, "Testosterone and Other Androgens: Physiology, Pharmacology, an
d Therapeutic Use," in Endocrinology-Volume 3, Ed's DeGroot et al., (199
5), pp. 2351-2361]。
【0003】 テストステロンはまた、骨格筋においても見られる。しかしながら、テストス
テロンは、低い5α-レダクターゼ活性のために骨格筋組織においてはDHTに
転化されない(Handelsman, supra)。Catlinによれば、同化アンドロゲン性ス
テロイド、例えばテストステロンは、筋フィラメント及び筋原線維の数を増大さ
せることにより、筋線維の幅及び断面積を増大させる[Catlin, "Anabolic Stero
ids," in Endocrinology-Volume 3, Ed's DeGroot et al. (1995), pp. 2362-23
76]。性機能不全症の男性においては、これは結果として、脂肪以外の身体質量
と体重の増大並びに体脂肪の減少を引き起こす[Handelsman, "Testosterone and
Other Androgens: Physiology, Pharmacology, and Therapeutic Use," in End
ocrinology-Volume 3, Ed's DeGroot et al.(1995), pp. 2351-2361; Catlin, "
Anabolic Steroids," in Endocrinology-Volume 3, Ed's DeGroot et al.(1995)
, pp. 2362-2376]。
【0004】 テストステロン及び関連の合成アンドロゲンは、しばしばアンドロゲン置換療
法において使用され、薬理アンドロゲン性作用を与えて、性機能不全等の症状を
治療するものである。性機能不全は、おそらくはテストステロン欠乏によって引
き起こされ、性器形成不全、性機能障害、骨粗鬆症、潮紅、思春期遅延、小陰茎
症、貧血、偶発的生化学診断または過度の疲労性等のアンドロゲン欠乏症を発現
する[Handelsman, "Testosterone and Other Androgens: Physiology, Pharmaco
logy, and Therapeutic Use," in Endocrinology-Volume 3, Ed's DeGroot et a
l.(1995), pp. 2351-2361]。アンドロゲン置換療法はまた、筋肉疾患の治療にお
いても使用されている。しかしながら、こうした治療は、肝毒性である、経口活
性の17α-アルキル化アンドロゲンを投与することを一般的に含む[Handelsman
, "Testosterone and Other Androgens: Physiology, Pharmacology, and Thera
peutic Use," in Endocrinology-Volume 3, Ed's DeGroot et al.(1995), pp. 2
351-2361]。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
性機能不全症の治療においては、アンドロゲン置換療法は、しばしば、テスト
ステロンレベルを長期間維持するために個体にテストステロン化合物を投与する
ことからなる。テストステロンは、腸管吸収性に劣り、肝臓代謝が迅速なため、
経口投与された場合には無効である[Daggett et al., Hormone Res. 9:121-129(
1978)]。したがって、テストステロンの効果は、舌下のメチルテストステロン投
与、テストステロンまたはテストステロンエステルの注射、テストステロンの移
植、テストステロン誘導体、例えばフルオキシメステロンの経口投与、または経
皮手段によるテストステロン適用を含む、代替手段によって得なければならない
[Bals-Pratsch et al., Acta Endocrinologica (Copenh), 118:7-13(1988)]。後
者の方法は、陰嚢に適用した際に刺激性または不快となりうる大型のパッチを必
要とする。更に、パッチ塗布は不便であって、詳細な指示に従った場合にのみ有
効である。
【0006】 経口によるテストステロン誘導体には、17β-エステル、7α-メチル、17
α-アルキルまたはメチル、19-ノルメチル及びD-ホモアンドロゲンが含まれ
る[Handelsman, "Testosterone and Other Androgens: Physiology, Pharmacolo
gy, and Therapeutic Use," in Endocrinology-Volume 3, Ed's DeGroot et al.
(1995), pp. 2351-2361]。他の既知のテストステロン誘導体には、C1位におい
てメチルによって置換されたテストステロン、例えばメテノロン及びメステロロ
ンが含まれる。しかしながら、これらの化合物は、経口による効力に劣る。更に
A環に置換を含む化合物、例えばオキサンドロロン及びスタノゾロールもまた既
知である(Catlin, supra)。
【0007】 テストステロンは、プロゲステロンとのコンビネーションとしても使用され、
雄の可逆性避妊を達成するものである[Wu et al., Journal of Clinical Endocr
inology and Metabolism 84(1): 112-122(Jan. 1999)]。
【0008】 US−A−5,612,317には、エストロゲングリコシドまたはエストロ
ゲンオルトエステルグリコシドを投与することによる、骨粗鬆症を予防及び治療
する方法並びに更年期の症状を緩和する方法が開示されている。該化合物は、下
式(I)を有する。
【0009】
【化4】
【0010】 式中、R1及びR2は、個別に、水素、または、残基1つ毎に1−20のグリコ
シドユニットを含む直鎖状もしくは分枝状鎖のグリコシド残基を表す、あるいは
1またはR2が、下式(II)のオルトエステルグリコシド部分である。
【0011】
【化5】
【0012】 式中、Aはグリコフラノシルまたはグリコピラノシル環を表し; R3は、水素;低級C1-4アルキル;C7-10アラルキル;フェニルまたはクロロ、
フルオロ、ブロモ、ヨード、低級C1-4アルキル、または低級C1-4アルコキシに
よって置換されたフェニル;あるいはナフチルであり; R4は、水素、または、残基毎に1乃至20のグリコシドユニットを含む直鎖状
または分枝状のグリコシド残基であって; 更に、R1及びR2の少なくとも一が、グリコシド残基またはオルトエステルグリ
コシド部分のいずれかであることを前提とする。
【0013】 Hirotani and Furuyaは、タバコ培養細胞によるC−19ステロイドテストス
テロンの様々なステロイドグルコシドへの生体内変換を開示しており、その一つ
はテストステロン-17-グルコシドである[Hirotani and Furuya, Phytochemist
ry 13: 2135-2142 (1974)]。
【0014】 Kocovskyらは、テストステロン-17-グルコシド及びテストステロン-17-グ
ルコシドテトラアセテートを含む様々なステロイドグルコシドの合成を開示して
いる[Kocovsky et al., Coll. Czech. Chem. Commun. 38:3273-3278 (1978)]。
【0015】 Becker and Galiliは、テストステロン-17-グルコシドの合成を開示している
[Becker and Galili, Tetrahedron Lett. 33:4775-4778 (1992)]。
【0016】 Vojtiskovaらは、テストステロン-17-グルコシドのマウスにおける生物学的
活性についての研究を開示している[Vojtiskova et al., Int. J. Immunopharma
c.4: 469-474 (1982)]。このグルコシドは、in vivoにてほとんど活性を示さず
、同様の経路で投与されたテストステロンよりもかなり低活性である。
【0017】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
驚くべきことに、ここに、経口摂取されたアンドロゲングリコシドは、対応す
る非グリコシル化アンドロゲンよりも肝分解されにくく、肝臓を最初に通過した
後に実質的に脱グリコシル化されるのみであり、したがってアンドロゲンの高い
循環レベルが得られる。これらの化合物はまた、胃によってより溶解しやすいこ
とが判明している。
【0018】 したがって、第一の態様においては、本発明は、テストステロン-17-β-1
’-β’-D-グルコピラノース以外のアンドロゲングリコシドを提供する。
【0019】 別の態様においては、本発明は、下式(III):
【化6】 [式中、点線は、単結合または二重結合を表し; 環P及びQは、個別に、飽和または部分的に不飽和であり; Rは、水素、または、残基1つ毎に1−20のグリコシドユニットを含む直鎖状
もしくは分枝状鎖のグリコシド残基を表し; あるいは、Rは下式(IV):
【化7】 {式中、「C」に示される半分が点線の環は、グリコフラノシルまたはグリコピ
ラノシル環であり、 R8は、水素;C1-4アルキル;C7-10アラルキル;フェニル;クロロ、フルオロ
、ブロモ、ヨード、C1-4アルキル、またはC1-4アルコキシによって置換された
フェニル;あるいはナフチルであり; R9は、水素、または、1乃至20のグリコシドユニットを含む直鎖状または分
枝状鎖である} のオルトエステルグリコシド部分であり; R1は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C1-4アル
カノイルであり、またはR1及びRは、これらが結合する原子と共にカルボニル
基を形成し; R2は、水素、またはC1-4アルキルであり; R3は、水素、またはヒドロキシであり; R4は、存在する場合は、水素、またはハロゲン原子であり; R5は、存在する場合は、水素、またはC1-4アルキルであり; R6は、水素、またはC1-4アルキルであり; R14は、水素、またはC1-4アルキルであり; Aは酸素、≡CH、>C=COH、または基>CHR13であって、R13が水素、
またはC1-4アルキル基であり、あるいはAとBとが共に、任意に置換されたピ
ラゾールまたはイソキサゾール環を形成し;Bはカルボニル基、≡CH、>CH 2 >CHOR7、または=C(OR7)-を形成し、R7が水素、または1−20の
グリコシドユニットを含む直鎖状もしくは分枝状鎖のグリコシド残基であるか、
または、R7が下式(V):
【化8】 {式中、「D」に示される半分が点線の環は、グリコフラノシルまたはグリコピ
ラノシル環であり、 R10は、水素;C1-4アルキル;C7-10アラルキル;フェニル;クロロ、フルオ
ロ、ブロモ、ヨード、C1-4アルキル、またはC1-4アルコキシによって置換され
たフェニル;あるいはナフチルであり; R11は、水素、または1乃至20のグリコシドユニットを含む直鎖状または分枝
状鎖である} のオルトエステルグリコシド部分及びそのエステルである] を有する化合物であって、 但し、該化合物がテストステロン、5α-アンドロスタン-3β,17β-ジオー
ルまたはエピアンドロステロンの無置換グルコシドではないこと及び、Rが水素
である場合は、Bが>CHOR7でまたは=C(OR7)-であり、R7がグリコシ
ド残基またはオルトエステルグリコシド部分であることを前提とする、化合物を
提供する。
【0020】 P及びQの環が、完全には不飽和ではないことが望ましく、核四環構造が既知
のアンドロゲンに相当することが好ましい。置換基がここに特定されたものでは
、一般的にはこのような考慮がなされることが好ましい。
【0021】 式(III)の化合物において、A及びBが環を形成する場合には、該環が、[2
,3-d]イソキサゾールまたは[3,2-c]ピラゾール環であることが好ましい
。存在する場合には、C及びDがグリコピラノシル環を表すことが好ましい。 好ましい態様においては、R13は水素ではない。
【0022】 該化合物がエステルである場合には、これは好ましくはオルトエステルグルコ
シドであって、好ましくは少なくとも一のグリコシド残基がアシル化されている
。アシル化は、好ましくはR12-(C=O)-により、ここでR12は水素、C1-6
アルキル、置換または無置換のC6-10アリール、あるいはC7-16アラルキルであ
る。特に好ましいのは、R12がメチルの場合である。
【0023】 本発明はさらに、治療における使用のためのアンドロゲングリコシドを提供す
るが、これはテストステロングルコシドを含む、上記のあらゆる化合物であって
良い。治療とは、好ましくはここに記載したあらゆるものである。
【0024】 特に好ましい化合物は、17-β-O-(1’-β’-グルコピラノシル)-3-ア
ンドロステロン、5-アンドロステン-3-β-O-(1’-β’-グルコピラノシル
)-17-オン、及びテストステロン-17-β-1’-β’-D-グルコピラノースで
ある。 本発明の化合物は、遊離のアンドロゲンの前駆体であることが好ましい
【0025】 本発明は、更に、本発明の化合物の有効量を動物に投与する工程を含む、その
必要のある動物における、アンドロゲン欠乏症の治療のための方法;その必要の
ある動物における、性機能不全症及び関連する症状、例えば骨粗鬆症、性機能障
害、及び体重減少の治療のための方法;その必要のある動物における、筋質量を
増大させるための方法;及びその必要のある雄の動物における、避妊を引き起こ
すための方法;を提供する。
【0026】 テストステロンの経口投与に考えられる副作用の一つは、最初の通過が肝臓に
及ぼす生物学的作用である。本発明の化合物は、こうした作用の可能性を減ずる
。テストステロン-17β-グリコシドは、腸を経て吸収され、門脈循環に入る。
その後、これは、未代謝のテストステロングリコシドとして体循環中に沈積する
。身体内においてβ-グリコシダーゼは、β-グリコシドを除去し、遊離のテスト
ステロンを放出して、結果として標的組織に生物学的効果を及ぼす。
【0027】 ステロイド環系ナンバリングは、IUPAC規則に従う、更にまた、式III中
に記載された全ての炭素の原子価は、常に4である。
【0028】 本発明はまた、本発明の化合物と、そのための製薬品として許容される担体と
を含む、薬理組成物を提供する。
【0029】 「アンドロゲン」なる語は、当業界においては良く知られ、認識されており、
一般的にはほ乳類、特にヒトの身体においてテストステロンに類似した効果を有
するあらゆる化合物に関すると理解される。特に、化合物は、例えば雄の性機能
不全障害における置換療法、及びテストステロンが別途表示された他の状況にお
いて使用可能であれば、アンドロゲンであると考えて良い。
【0030】 グリコシル化可能な好ましいアンドロゲンには、ボルデノン、クロステボル、
ドロスタノロン、エピチオスタノール、ホルメボロン、メピチオスタン、メステ
ロロン、メテノロン、ナンドロン、オキサボロン、プラステロン、キンボロン、
スタノロン、テストステロン、及びトレンボロンが含まれる。本発明はまた、ダ
ナゾール、エチルエストレノール、フルオキシメステロン、フラザボール、メタ
ンジエノン、メチルテストステロン、ノルエタンドロロン、オキサドロロン、オ
キシメトロン、スタノゾロール等の化合物の使用も与える。これら後者の化合物
は、17α-アルキル化化合物であって、時に肝毒性を伴うが、アンドロゲンと
して作用し治療的投用に認められたあらゆる化合物が、本発明においては使用可
能であると認められる。
【0031】 本発明の化合物のグリコシル化は、いかなる位置にあっても良いが、好ましく
は、3位または17位のいずれかにある。本発明の化合物の核の一般的構造は、
以下の通りである。
【化9】
【0032】 この構造が、コレステロール系に基づき、ここに記載した環ナンバリングは、
全て上記構造についてのものであると認識される。
【0033】 一般的に、グリコシル化のあらゆる形態が使用されるが、これが実質的に患者
に無毒性であることを前提とする。多くの好適なグリコシド部分が既知であり、
好ましいグリコシド部分にはグリコシド及びそのオルトエステルが含まれ、その
例は以下に記す。
【0034】 より一般的には、本発明の方法及び化合物は、以下の米国特許:3,862,193;3
,917,831;3,944,576;3,966,713;3,983,144;4,220,599;4,292,251;4,329,2
96;5,486,511;5,545,634;5,629,303;5,753,639;5,795,883、5,855,905;及
び5,872,114に開示されたものなどのアンドロゲン活性を有する。
【0035】 本発明は、特に、本発明の化合物がここに記載した様々な症状の治療または予
防に使用可能であるとの発見に関する。
【0036】 好ましい実施態様においては、R1は水素、メチル、エチル、エチニルであり
、またはR1とRとがこれらが結合する元素と共にカルボニル基を形成し;R2
メチルであり;R3は水素またはヒドロキシであり;R4は水素またはフッ素であ
り;R5は無いか水素かメチルであり;R6は水素またはメチルであり;Aは酸素
、≡CH、C=CHCOH、またはCH2であり;Bはカルボニル、CH2、=C
H、またはCHOHであり;R14は水素またはメチルであり;あるいはAとBと
が共に、[2,3-d]イソキサゾールまたは[3,2-c]ピラゾール環を形成し;
二重結合は、存在する場合は、ステロイド環の1,2;4,5;5,6;9,1
0;11,12;または5,10位にあり;更にC及びDはグリコピラノシル環
を表す。
【0037】 別の好ましい実施態様においては、R1、R3、R4、及びR6は水素であり、R 2 及びR5はメチルであり、Aはメチルであり、Bはカルボニルであり;R1、R3 、R4、及びR6は水素であり、R2及びR5はメチルであり、Aはメチルであり、
BはCHOHであり;R1、R3、及びR6はメチルであり、R3、R4、及びR6
水素であり、Aはメチルであり、Bはカルボニルであり;R1はエチルであり、
2はメチルであり、R3、R4、R6、及びR6は水素であり、A及びBはメチル
ニルであり;R1、R2、及びR6はメチルであり、R3はヒドロキシ基であり、R 4 はフッ素であり、R6は水素であり、Aはメチニルであり、Bはカルボニルであ
り;R1、R2、及びR6はメチルであり、R3、R4、及びR6は水素であり、Aと
Bとがピラゾール環を形成し;R1、R3、R4、R5、及びR6は水素であり、R2 はメチルであり、Aはメチルであり、Bはカルボニルであり;R1、R2、及びR 5 はメチルであり、R3、R4、及びR6は水素であり、Aはメチルであり、BはC
HOHであり;R1及びR2はメチルであり、R3及びR6は水素であり、R5及び
4は無く、Aはメチニルであり、Bはカルボニル基であって、ステロイド環の
9位と10位との間に二重結合が存在し;R1、R2、及びR6はメチルであり、
3、R4、及びR5は水素であり、Aはメチニルであり、Bはカルボニル基であ
り;R1はエチルであり、R2はメチルであり、R3、R4、R5、及びR6は水素で
あり、Aはメチルであり、Bはカルボニルであり;R1はエチニルであり、R2
びR5はメチルであり、R3、R4、及びR6は水素であり、AとBとはイソオキサ
ゾール基を形成し;R1、R2、及びR5はメチルであり、R3、R4、及びR6は水
素であり、Aは酸素であり、Bはカルボニル基であり;R1はアセチル基であり
、R2及びR5はメチルであり、R3、R4、及びR6は水素であり、AはCHR13
であって、R13はメチルであり、Bはカルボニル基であり;R1、R3、R4、及
びR6は水素であり、R2及びR5はメチルであり、AはCHR13であって、R13
はメチルであり、Bはカルボニル基であり;R3、R4、及びR6は水素であり、
2及びR5はメチルであり、ステロイド環の17位にはカルボニルが存在し、A
はCHR13であって、R13は水素であり、BはCHOHであり、ステロイド環の
5位と6位の間には二重結合が存在し;あるいは、R、R1、R3、R4、及びR6 は水素であり、R2及びR5はメチルであり、AはCHR13であって、R13は水素
であり、Bはカルボニル基である。本発明は、上記の好ましい実施態様を個別に
考慮することが認識される。このことはまた、いかなる方式においても、好まし
いとここに記載されたリストまたは群のあらゆるものに適用される。
【0038】 好ましい化合物は、ステロイド環の4位と5位の間または5位と6位の間に一
つの二重結合、及びステロイド環の他の全ての位置に単結合を有する。
【0039】 好ましい化合物には、これらに制限されるものではないが、テストステロン-
17β-グルコシド、4-アンドロステネジオール-17β-グルコシド、5α-ジ
ヒドロテストステロン-17β-グルコシド、メチルテストステロン-17β-グル
コシド、エチルエステノール-17β-グルコシド、フルオキシメステロン-17
β-グルコシド、スタノゾロール-17β-グルコシド、ナンドロロン-17β-グ
ルコシド、メタンドリオール-17β-グルコシド、メチルトリエノロン-17β-
グルコシド、ジメチル-19-ノルテストステロン-17β-グルコシド、ノルエタ
ンドロロン-17β-グルコシド、ダナゾール-17β-グルコシド、オキサンドロ
ロン-17β-グルコシド、オキシメトロン-17β-グルコシド、メタンドロステ
ノロン-17β-グルコシド、ミボレロン-17β-グルコシド、ボルデノン-17
β-グルコシド、メテノロン-17β-グルコシド、チブロン-17β-グルコシド
、スタノロン-17β-グルコシド、プラステロン-3β-グルコシド、及びこれら
のエステル、特にオルトエステルが含まれる。上記のように、本発明は、上記の
リストの各々を個別に考慮する。
【0040】 アンドロゲングリコシドから利益を享受しうるあらゆる動物、例えばアンドロ
ゲン欠乏症及び、性機能不全症及び、骨粗鬆症、性機能障害、及び体重減少等の
関連症状を経験した、またはこれらに感受性である動物、並びに筋質量の減少を
経験した、またはこれらに感受性である動物は、本発明に従って治療することが
できる。好ましい動物は、ヒト、特に老齢の男性及び女性及びAIDS及び他の
消耗性疾患を患うヒトの患者である。「消耗性疾患」なる語は、強度の喪失また
は欠乏を招く疾患をい疾患を意図して与えられる。本発明の化合物の投与によれ
ば、低い筋質量の不利な成り行きを逆行させ、筋組織の更なる劣化を捕捉及び/
または逆行させることが可能である。
【0041】 ここに定義した化合物はまた、避妊薬として雄の動物に投与しても良い。好ま
しい実施態様においては、該化合物はプロゲステロン等のプロゲステロン性化合
物と混合及び/または共投与されてもよい[テストステロン及びその誘導体を用
いた関連の方法について、c.f. Zhengwei, Y et al., Fert. Steril, 69:89-95
(1998); Meriggiola, M. C. et al., Fert Steril, 68:884-850 (1997); and Wu
, F. C. W. et al., J. Clin. Endocrin. Met. 84:112-122 (1999)]。こうして
、本発明の化合物は、別々の投薬形態または単一の薬理組成物として、プロゲス
テロン性化合物と共に投与しても良い。
【0042】 グリコシドユニットが意味するのは、グリコピラノシルまたはグリコフラノシ
ル、並びにこれらのアミノ糖誘導体である。残基は、これらのホモポリマー、ラ
ンダムあるいはブロックコポリマーであってよい。グリコシドユニットは、例え
ばR12-(C=O)-であって、R12が水素、C1-6アルキル、置換又は無置換の
6-10アリール、あるいはC7-16アラルキルであるものを用いたアシル化等によ
って任意にエステル化された、遊離のヒドロキシ基を有する。好ましくは、アシ
ル基はアセチルまたはプロピオニルである。他の好ましいR12基は、フェニル、
ニトロフェニル、ハロフェニル、低級アルキル置換フェニル、低級アルコキシ置
換フェニル等、あるいはベンジル、低級アルコキシ置換ベンジル等である。
【0043】 本発明の実施において有用な化合物には、少なくとも一のグリコシドまたはオ
ルトエステルグリコシド残基が、好ましくは3位または17位に含まれる。好ま
しくは、グリコシドまたはオルトエステルグリコシドは、テストステロン及びス
タノロンに基づく分子上の1炭素から17位まで、プラステロンに基づく分子の
3位まで結合している。
【0044】 グリコシドは、上限20のグリコシドユニットを含有可能である。しかしなが
ら、好ましいのは10未満を有するものであり、最も好ましいのは3以下のグリ
コシドユニットを有するものである。特定の例は、グリコシド残基中に1または
2のグリコシドユニットを含むものである。
【0045】 一般的に、完全にまたは部分的にエステル化されたグリコシドは、脱アシル化
された物質の合成において、合成中間体として有用である。
【0046】 可能な好ましいグリコピラノシル構造には、グルコース、マンノース、ガラク
トース、グロース、アロース、アルトロース、アイドース、またはタロースがあ
る。好ましいフラノシル構造は、フルクトース、アラビノース、またはキシロー
スである。好ましいジグリコシドには、スクロース、セロビオース、マルトース
、ラクトース、トレハロース、ゲンチオビオース、及びメリビオースがある。好
ましいトリグリコシドは、ラフィノース及びゲンチアノースを含む。好ましいア
ミノ誘導体は、N-アセチル-D-ガラクトサミン、N-アセチル-D-グルコサミン
、N-アセチル-D-マンノサミン、N-アセチルノイラミン酸、D-グルコサミン
、リキソシルアミン、D-ガラクトサミン等である。
【0047】 単一のヒドロキシ基上に、一より多くのグリコシドユニットが存在する、すな
わち、ジ-、またはポリグリコシド残基の場合、個別のグリコシド環は1−1、
1−2、1−3、1−4、1−5、または1−6結合によって結合しても、最も
好ましくは1−2、1−4、及び1−6によってもよい。個別のグリコシド環の
間の結合は、αまたはβであってよい。
【0048】 上述の化合物の水溶性グリコシド誘導体は、その内容の全体を参照のためにこ
こに取り込むこととする、Holickによる、US-A-4,410,515に開示さ
れた定法に従って得ても良い。グリコシルオルトエステル化合物は、その内容の
全体を参照のためにここに取り込むこととする、US-A-4,521,410に
従って得ても良い。好ましいテストステロングリコシルオルトエステルは、テス
トステロン-17β-(α1-D-グルコピラノシル-1’,2’-オルトアセテート
)及びテストステロン-17-β-1-グルコピラノシル-1’,2’-オルトアセテ
ートである。
【0049】 本発明の化合物は、経口投与用の、製薬品として許容される適当なあらゆる担
体中として投与しても良く、なぜならテストステロングリコシド及びその誘導体
は経口投与の際活性であり、これが好ましい経路であるためである。本発明の化
合物はまた、非経口、筋内、または局所投与用の、製薬品として許容される適当
なあらゆる担体中として投与しても良い。これらは、アンドロゲン欠乏症及び性
機能不全症並びに骨粗鬆症、性機能障害、及び体重減少の治療、筋質量減少の治
療または予防、または筋質量の増大のためのあらゆる手段によって、とりわけ高
齢のヒトまたは筋消耗、AIDS、またはあらゆる消耗性疾患を患う患者におい
て投与可能である。更に、本発明の化合物はあらゆる手段によって投与可能であ
る一方で、該化合物は雄の避妊薬として機能する。
【0050】 投与される投薬量は、受容者の年齢、健康及び体重に依存し、治療の頻度及び
効果の性質に所望のある場合は一種の併存的治療となろう。例として、全身用日
用量は、体重1kgについて約0.001乃至約100.0mg/kgである。通常は
、体重1kgについて約0.01乃至約10.0mg/kgのグリコシドまたはオルト
エステルグリコシドの、一日に一回以上の投薬が所望の結果を得るために有効で
ある。当業者であれば、ルーチン実験のみにより、他の活性なテストステロン化
合物及びオルトエステルグリコシド化合物の最適な用量及び濃度を決定可能であ
【0051】 該化合物は、錠剤、カプセル、または粉末パケット、あるいは液状溶液、懸濁
液、あるいは経口投与用万能薬、並びに非経口の使用のための溶液または懸濁液
等の処方のための滅菌液体等の投薬形態において利用しても良い。脂質小胞は、
非経口投与において使用可能である。該化合物はまた、局所用パッチ、軟膏、ゲ
ル、または他の経皮適用によって投与可能である。こうした組成物中に、活性成
分は、通常、組成物全重量に基づいて少なくとも0.1重量%であって90重量
%を越えない量で存在する。95%エタノール、植物オイル、プロピレングリコ
ール、生理食塩水緩衝液ごま油等の、製薬品として許容される不活性な担体が好
ましい。薬理組成物の調製方法については、Remington's Pharmaceutical Scien
ces, 18th Edition, Gennaro et al.(eds.), 1990が参照される。
【0052】 本発明はまた、本発明の化合物と共に、プロゲステロン等のプロゲステロン性
化合物を含む、薬理コンビネーションにも関し、ここでは各化合物は、雄の動物
において避妊を誘発するための有効量で存在する。こうした薬理組成物はまた、
ここに記載の通り製薬品として許容される担体を含有しても良い。
【0053】 投与された化合物は、好ましくは実質的に純粋であり(これは該化合物が化学
合成によって製造されたことを意味する)、及び/または、天然の状態では該化
合物が伴うかもしれない化学品を実質的に含まない。これは薄層クロマトグラフ
ィー(TLC)または高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)によって実証
されている(実施例3参照)。
【0054】 本発明の化合物の中には、ケト/エノール異性体として存在しうるものがある
ことに注意すべきである。更にまた、該化合物の幾つかは、光学異性体を含む立
体異性体として存在しうる。本発明は、全ての立体異性体及びこうした立体異性
体のラセミ混合物両方、並びに当業者には良く知られた方法に従って分離可能な
個別の鏡像異性体を含む。
【0055】 本発明を、ここに、詳説のみの目的のためであって特記のない限り限定を意図
するものではない以下の実施例によって、更に詳説されるであろう。ここに記載
した全ての特許、特許出願、及び文献は、その全体をここに取り込むこととする
【0056】
【実施例】
(実施例1:テストステロン−グルコシドの有機合成) 一連の合成は、Sigma Chemical Co., St. Louis, MO (T-1500)より購入可能な
テストステロンから出発した。4-アンドロステン-17-β-オール-3-オンは、
テストステロンのIUPAC名である(CAS#58−22−0)。アセトブロ
モ-α-D-グルコース;接合において使用した該ブロモ糖は、Sigma Chemical Co
.より購入した(A-1750)。アセトブロモ-α-D-グルコースのIUPAC名は、
2,3,4,6-テトラ-O-アセチル-α-D-グルコプラノシルブロミドである(
CAS#572−09−8)。カドミウム塩を、Aldrich Chemical Co. Inc., M
ilwaukee, WIから入手し、更なる精製を行わずに使用した。フッ化銀及び窒化銀
は、Aldrich Chemical Co. Inc.,より購入し、更なる精製を行わずに使用した。
水和ナトリウムメタシリケート、バレロラクトン、及び無水マレイン酸もまた、
Aldrichから購入し、更なる精製を行わずにケイ酸銀及びカルボン酸の銀塩の合
成に使用した。アセトブロモ-α-D-グルコースの接合のためのケイ酸銀を、フ
ッ化銀及びナトリウムメタシリケートから調製した。窒化銀を、カルボキシレー
トのナトリウムアニオンの交換、または銀アニオンのためのランタニド塩、好ま
しくはウランカルボキシレートによる銀カルボキシレートの調製に使用した。銀
塩は、新たに調製し、使用前に乾燥させた。
【0057】 合成経路には、テストステロンを、ベンゼン、トルエンまたはキシレン等の、
出発物質及び生成物が熱時溶解するような不活性溶媒中において、アセトブロモ
-α-D-グルコースとカドミウムカーボネートまたはカドミウムアセテート等の
塩と接合させる工程が含まれる。銀塩の反応は、ジクロロメタン等の塩化有機溶
媒、エーテルまたはアセトニトリル中において、室温近傍で行った。
【0058】 (実施例2:テストステロン-17-β-(2’,3’,4’,6’-テトラ-O-ア
セチル-β-D-グルコピラノース(テストステロン-グルコシド四酢酸塩)) テストステロン(2.3g;8mmol)及びアセトブロモ-α-D-グルコース(3
.94g;9.6mmol)を、キシレン(100ml)中のカドミウムカルボネート
(2.06g)の懸濁液に添加した。懸濁液を加熱還流させ、不活性雰囲気下で
約5時間撹拌したところ、その間に反応は本質的に完了した。反応の進行を逆相
TLCプレートによってモニターした。反応により、カドミウム表面が青色に色
づいた。反応混合物を減圧下で蒸発させてキシレンを除去し、シリカゲルのクロ
マトグラフィーによって酢酸エチル及びヘキサンで溶離したところ、表題の四酢
酸塩を、結晶状固体として得た(1.1g、ジエチルエーテルより)。テストス
テロン(1g)が再生され、精製を行わずに続く反応に使用された。
【0059】 (実施例3:テストステロン-17-β-1’-β’-D-グルコピラノース:テスト
ステロングルコシド) テストステロン(5.76g;20mmol)及びアセトブロモ-α-D-グルコース
(9.86g;24mmol)を、新たに調製して無水ベンゼン(85ml)中に懸濁
させた無水カドミニウムアセテート(二水和物5.4gより;20mmol)に添加
した。該混合物を3時間還流させたところ、その間に反応は本質的に完了したこ
とがわかった。反応開始の際、カドミウム表面は明らかに紫色に色づいた。テス
トステロン(3.2g)及びテストステロン四酢酸塩(2.6g)が、クロマトグ
ラフィーの後に白色固体として得られた。
【0060】 テストステロングルコシドの四酢酸塩1gを80mlのメタノール中に溶解させ
、4gのDowex 550A-OH樹脂を添加した。撹拌した懸濁液を4時間加熱還流させた
ところ、その間に反応は完了した。生成物を、樹脂を濾過することによって単離
し、溶媒を蒸発させて除き、粗製のゴムを酢酸エチルから結晶化させて800mg
の白色結晶を得た。
【0061】
【化10】 テストステロン-17-β-1’-β’-D-グルコピラノース
【0062】 スペクトルデータ テストステロン-β-グルコシドの四酢酸塩のNMRスペクトル: δ0.9(シングレット、3H、18角状メチル); δ1.1(シングレット、3H、角状メチル); δ2.0に中心をもつ四つの重複したシングレット(アセテートメチル基); マルチプレットδ2.5−0.9(20H;CH2及びCHプロトン); δ5.7(シングレット;1H、エノン); δ5.25から4.9(三つの重複したトリプレット3H;結合定数10Hz);
δ4.5(1H;ダブレット、結合定数10.2Hz;βグルコシド結合を表す)
; δ3.2−4.25(4H;糖残基からの3プロトン及び17位の1H)。
【0063】 テストステロン17-β-グルコシドのNMRスペクトル: δ0.9(シングレット、3H、C18メチル); δ1.1(シングレット、3H、角状メチル); δ0.91−2.5(20H、CH2及びCHプロトンの複合マルチプレット)
; δ5.8(シングレット;1H、エノン); δ4.3(ダブレット、結合定数9.8Hz、1H、芳香族糖水素) δ3.2−3.9(マルチプレット、7H、ステロイドの17位の1プロトン及
び残部は糖より)
【0064】 マススペクトル ナトリウムイオン衝撃により、473.27の分子イオンが与えられ、これは
すなわち分子量450.27に相当し、構造と一致していた。
【0065】 HPLC分析 C18カラムを使用する逆相HPLCにより、シングルピークを得た。水:メ
タノール混合物(2:1)を使用した継続時間5.04。
【0066】 (実施例4:17-β-O-[1’-β’-グルコピラノシル]-3-アンドステロン:
スタノロングルコシド) カドミウムカルボネート(6g)、スタノロン(2g)、及びアセトブロモ-
α-D-グルコース(6.8g)の混合物を、無水トルエン(80ml)中のスラリ
ーとして混合し、アルゴン雰囲気下で加熱還流させた。出発物質中の水分を、De
an-Stark装置を使用して共沸除去した。該混合物を、5時間以上還流させた。T
LC試験により、反応の完了が示された(染色に、10%硫酸中の2%硫酸銅溶
液を使用した)。反応混合物を冷却し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
かけた。スタノロングルコシド四酢酸塩(17-β-2’,3’,4’,6’-テ
トラ-O-アセチルグルコピラノシル]-3-アンドスタノロン)がゴム状固体とし
て得られた。無水ジエチルエーテルを添加したところ、生成物が白色固体(2.
4g)として結晶化した。
【0067】 スタノロングルコシド四酢酸塩(1.8g)及びDowex-110 OH樹脂(5.8g)
をメタノール(60ml)中、アルゴン雰囲気下にて6時間還流させた。該混合物
を熱時濾過し、溶媒を蒸発させた。生成物は堅い固体として結晶化した。これを
粉末化し、50%酢酸エチル−エーテル混合物で洗浄した。固体を回収して乾燥
させた。生成物、スタノロングルコシド(17-β-O-[1’-β’-グルコピラノ
シル]-3-アンドステロン)は850mgの重量であり、スペクトル手段によって
均一であると判明した。
【0068】 スペクトルデータ スタノロングルコシド四酢酸塩のNMRスペクトル(CDCl3): δ5.3−3.5(8H、糖-H及びC17-H); δ1.9から2.1(重複したシングレット、12H、アセテート); δ2.4から0.8(マルチプレット、脂肪族H、22H); δ1.0(シングレット、3H、メチル)及び; δ0.7(シングレット、3H、C18−CH3)。
【0069】 マススペクトル 643.3amuにNa+を有する分子イオン、620.3amuに相当。予期され
る理論値は、620.3amu。
【0070】 スタノロングルコシドのNMRスペクトル:重水素化ジメチルスルホキシド中 δ0.7(シングレット、3H、CH3)、 δ0.9(シングレット、3H、CH3)、 δ4.1(ダブレット、アロメリック結合8Hz、1H、β-結合)、 δ0.75から2.5(マルチプレット、脂肪族H、22H)、 δ2.8から4.7(マルチプレット、糖-H及びC17-H、7H)。
【0071】 マススペクトル 475.4amuにNa+を有する分子イオン、452.4amuに相当。予期され
る理論値は、475.4amu。
【0072】 (実施例5:5-アンドロステン-3-β-O-(1’-β’-グルコピラノシル)-1
7-オン:プラステロングルコシド) デヒドロイソアンドロステロン(5.0g)、カドミウムカーボネート(1
3.8g)、及びアセトブロモ-α-D-グルコース(13.0g)のトルエン(2
00ml)中の混合物を、アルゴン雰囲気下で加熱還流させた。反応物からの水分
を、Dean-Stark装置を使用して除去した。該混合物を、更に5時間還流させた。
TLC試験により、反応の本質的完了が示された。スラリーとしての生成物を、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって分離した。生成物、プラステロン
グルコシド四酢酸塩[5-アンドロステン-3-β-O-(1-β’-2’,3’,4’
,6’-テトラ-O-アセチル)-グルコ-ピラノシル-17-オン)が結晶固体(5
.9g)として得られた。
【0073】 メタノール(60ml)中のプラステロングルコシド四酢酸塩(2.0g)及びD
owex-110 OH樹脂(6g)を、アルゴン雰囲気下にて8時間還流させた。該混合物
を熱時濾過し、蒸発乾燥させた。該固体を50%酢酸エチル−エーテル混合物と
粉砕して白色固体を得た。固体を濾過し、エーテルで洗浄して、670mgの純粋
なプラステロングルコシド(5-アンドロステン-3-β-O-(1’-β’-グルコ
ピラノシル)-17-オン)を得た。
【0074】 スペクトルデータ プラステロングルコシド四酢酸塩のNMRスペクトル: δ4.52(ダブレット、7.5Hz、アロメリック-H、β結合)、 δ5.4−3.4(マルチプレット、糖-H、及びC3-H、及びC6−ビニル-
H、9H)、及び δ0.8及び1.0(二つのシングレット、CH3、6H); δ2.0から2.1(四つの重複したシングレット、アセテート、12H)及び
δ1.0から2.5(マルチプレット、脂肪族-H、19H)。
【0075】 マススペクトル 641.4にNa+を有する分子イオン(618.4amuに相当)が得られた。
予期される理論値は、618.5amu。
【0076】 プラステロングルコシドのNMRスペクトル:(d6-DMSO) δ0.8及び0.95(二つのシングレット、CH3、6H)、 δ1.0から2.4(マルチプレット、脂肪族-H、19H)、 δ2.7から4.3(マルチプレット、8H、糖-H及びC3-H、及びアロメリ
ック-Hはダブレット、δ4.2に8Hz)、及び δ5.3(ブロードなシングレット、ビニル-H、1H)。
【0077】 マススペクトル 473.2.4amuにNa+を有する分子イオン(450.2amuに相当)が得
られた。予期される理論値は、450.4amu。
【0078】 (実施例6:テストステロン-17-β-1’-β’-D-グルコピラノース:テスト
ステロングルコシド) テストステロン(1.15g;4mmol)及びアセトブロモ-α-D-グルコース(
1.97g;4.8mmol)を、ジクロロメタン(50mL)中のケイ酸銀(4g;過
剰)の懸濁液に添加した。反応混合物を室温にて5時間撹拌したところ、その間
に全てのテストステロンが消費された。固体の除去及び溶媒の蒸発の後、生成物
を、そのまま実施例3の脱アセチル化に使用した。脱アセチル化による生成物を
酢酸エチルから再結晶し、所望のβグルコシル化テストステロン900mgを得た
。これらの実験において単離された化合物のスペクトル特性は、実施例2及び3
に記載の化合物と同一であった。
【0079】 (実施例7:5-アンドロステン-3-β-O-(1’-β’-グルコピラノシル)-1
7-オン:プラステロングルコシド) ジクロロメタン(50mL)中のデヒドロイソアンドロステロン(1g)とケ
イ酸銀(2.5g)との混合物を、0℃にて撹拌した。アセトブロモ-α-D-グル
コース(2g)を添加し、混合物を室温に加温した。3時間後、銀塩の除去及び
溶媒の蒸発の後に、生成物が単離された。プラステロングルコシド四酢酸塩が、
ほぼ定量的収量で単離された。スペクトルデータは、実施例5に記載の化合物の
ものと同一であった。
【0080】 (実施例8:精巣摘除されたラットにおいて血清テストステロンを増大させるた
めの、テストステロングルコシドの性能を決定する研究) 実験手順 1.200gの雄のSprague-Dawleyラット15匹から精巣摘除し、Charles River
Laboratoriesにて1週間回復させた。 2.ラットを、Laboratory Animal Science Center at the Boston University
School of Medicineに移送し、無作為化し、コード化し、計量し、更に個別に2
4時間オリに収容して食餌及び水を随意に与えた。
【0081】 動物のテストグループ: C=コントロール TIM=筋内注射されたテストステロン TO=経口投与されたテストステロンテストステロン GIM=筋内注射されたテストステロン−グルコシド GO=経口投与されたテストステロン−グルコシド
【0082】 3.ラット二、ケタミンで麻酔をかけ、1.5mlの血液を各動物の尾をはさみで
切ることによって採取し、傷を窒化銀で焼灼した。 4.血液サンプルを回転させ、血清を分離し、これを新たな管にピペットで取り
、−70℃にて冷凍した。 5.動物に、6日間毎日1mgのテストステロン、またはモル当量(1.56mg)
のテストステロン−グルコシドを100μlの25%EtOH/プロピレングリコー
ル中として、筋内注射または経口投与によって投薬した。 6.最後の投薬の後、ラットにケタミンで麻酔をかけ、各動物から心臓穿刺によ
り5mlの血液を採取し、死骸を火葬に伏した。 7.血液サンプルを回転させ、血清を分離し、これを新たな管にピペットで取り
、−70℃にて冷凍した。
【0083】 分析手順 1.血清サンプルを、アイスバス中にて解凍し、50μlのアリコートを、12
×75mmのボロシリケート試験管(3複製)に移した。 2.アリコートサンプルを、テストステロンラジオイムノアッセイ(Diagnostic
Systems Laboratories; Webster, Texas)にかけ、血清テストステロン濃度を
測定した。 3.各動物について、血清テストステロンの平均値を決定し、統計分析を各テス
トグループについて行って、平均及び標準偏差を算出した。これらの計算値を図
1に示した。
【0084】 図1は精巣摘除されたラットの血清テストステロンレベルに対する、注射及び
経口投与されたテストステロン及びテストステロン−グルコシドの作用を示す棒
グラフである。上述のように、精巣摘除された雄のラット(1グループにつき3
動物)には、1mgのテストステロン(テスト)またはモル当量(1.56mg)の
テストステロン−グルコシド(TG)を100μlの25%EtOH/プロピレング
リコール中として、筋内注射(IM)または経口投与によって6日間に亘り毎日
与えた。血液サンプルを最後の投薬の4時間後に採取した。血清テストステロン
レベルを、各グループについてテストステロンラジオイムノアッセイによって決
定した。棒は、各グループについて、平均血清テストステロンレベル±標準偏差
を表す。*はコントロール動物に対してp<0.001を示す。
【0085】 経口にてテストステロンを受容した動物は、テストステロングルコシドを経口
および筋内により受容した動物よりも低い、テストステロン血中濃度を有してい
た。結果は、テストステロングルコシドが、経口並びに筋内により与えられた場
合に生物学的に利用可能であり、容易にテストステロンに代謝されることを示し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は精巣摘除されたラットの血清テストステロンレベルに対す
る、注射及び経口投与されたテストステロン及びテストステロン−グルコシドの
作用を示す棒グラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月24日(2001.4.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [式中、点線は、単結合または二重結合を表し; 環P及びQは、個別に飽和または部分的に不飽和であり; Rは、水素または、残基1つ毎に1−20のグリコシドユニットを含む直鎖状も
しくは分枝状鎖のグリコシド残基を表し; あるいは、Rは下式(IV):
【化2】 {式中、「C」に示される半分が点線の環は、グリコフラノシルまたはグリコピ
ラノシル環であり、 R8は、水素;C1-4アルキル;C7-10アラルキル;フェニル;クロロ、フルオロ
、ブロモ、ヨード、C1-4アルキル、またはC1-4アルコキシによって置換された
フェニル;あるいはナフチルであり; R9は、水素または1乃至20のグリコシドユニットを含む直鎖状または分枝状
鎖である} のオルトエステルグリコシド部分であり; R1は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C1-4アル
カノイルであり、またはR1及びRは、これらが結合する原子と共にカルボニル
基を形成し; R2は、水素またはC1-4アルキルであり; R3は、水素又はヒドロキシであり; R4は、存在する場合は水素又はハロゲン原子であり; R5は、存在する場合は水素又はC1-4アルキルであり; R6は、水素又はC1-4アルキルであり; R14は、水素又はC1-4アルキルであり; Aは酸素、≡CH、>C=CHOH、または基>CHR13であって、R13が水素
またはC1-4アルキル基であり、あるいはA及びBが共に任意に置換されたピラ
ゾールまたはイソキサゾール環を形成し;Bはカルボニル基、≡CH、>CH2
、>CHOR7、または=C(OR7)-を形成し、R7が水素または1−20のグ
リコシドユニットを含む直鎖状もしくは分枝状鎖のグリコシド残基であるかまた
は、R7が下式(V):
【化3】 {式中、「C」に示される半分が点線の環は、グリコフラノシルまたはグリコピ
ラノシル環であり、 R10は、水素;C1-4アルキル;C7-10アラルキル;フェニル;クロロ、フルオ ロ、ブロモ、ヨード、C1-4アルキル、またはC1-4アルコキシによって置換され
たフェニル;あるいはナフチルであり; R11は、水素または1乃至20のグリコシドユニットを含む直鎖状または分枝状
鎖である} のオルトエステルグリコシド部分及びそのエステルであり、 Rが水素である場合は、Bは>CHOR7、または=C(OR7)-であって、R7 はグリコシド残基またはオルトエステルグリコシド部分である ] を有する化合物であって、 但し、該化合物が、テストステロングルコシド、 17β-エストラジオール-17-グルコシド、 17β-(β-D-グルコピラノシロキシ)-5α-アンドロスタン-3-オン、 アンドロステンジオールのグルコピラノシド、あるいは デヒドロエピアンドロステロンの3-オキソ、4-デスヒドロ、6-ヒドロ類似体
の17-グルコピラノシロキシ誘導体、 ではない ことを前提とする、化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 19/10 A61P 19/10 31/18 31/18 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 EA19 MA01 MA04 MA52 NA14 ZA66 ZA81 ZA86 ZA97 ZC55 4C091 AA01 BB05 CC01 DD01 EE07 FF01 GG01 HH01 JJ03 KK01 LL01 MM03 NN01 PA02 PA09 QQ01

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テストステロン-17-β-1’-β’-D-グルコピラノース
    以外のアンドロゲングリコシド。
  2. 【請求項2】 下式(III): 【化1】 [式中、点線は、単結合または二重結合を表し; 環P及びQは、個別に、飽和または部分的に不飽和であり; Rは、水素、または、残基1つ毎に1−20のグリコシドユニットを含む直鎖状
    もしくは分枝状鎖のグリコシド残基を表し; あるいは、Rは下式(IV): 【化2】 {式中、「C」に示される半分が点線の環は、グリコフラノシルまたはグリコピ
    ラノシル環であり、 R8は、水素;C1-4アルキル;C7-10アラルキル;フェニル;クロロ、フルオロ
    、ブロモ、ヨード、C1-4アルキル、またはC1-4アルコキシによって置換された
    フェニル;あるいはナフチルであり; R9は、水素、または、1乃至20のグリコシドユニットを含む直鎖状または分
    枝状鎖である} のオルトエステルグリコシド部分であり; R1は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C1-4アル
    カノイルであり、またはR1及びRは、これらが結合する原子と共にカルボニル
    基を形成し; R2は、水素、またはC1-4アルキルであり; R3は、水素、またはヒドロキシであり; R4は、存在する場合は、水素、またはハロゲン原子であり; R5は、存在する場合は、水素、またはC1-4アルキルであり; R6は、水素、またはC1-4アルキルであり; R14は、水素、またはC1-4アルキルであり; Aは酸素、≡CH、>C=CHOH、または基>CHR13であって、R13が水素
    、またはC1-4アルキル基であり、あるいはAとBとが共に、任意に置換された
    ピラゾールまたはイソキサゾール環を形成し;Bはカルボニル基、≡CH、>C
    2>CHOR7、または=C(OR7)-を形成し、R7が水素、または1−20
    のグリコシドユニットを含む直鎖状もしくは分枝状鎖のグリコシド残基であるか
    、または、R7が下式(V): 【化3】 {式中、「D」に示される半分が点線の環は、グリコフラノシルまたはグリコピ
    ラノシル環であり、 R10は、水素;C1-4アルキル;C7-10アラルキル;フェニル;クロロ、フルオ
    ロ、ブロモ、ヨード、C1-4アルキル、またはC1-4アルコキシによって置換され
    たフェニル;あるいはナフチルであり; R11は、水素、または1乃至20のグリコシドユニットを含む直鎖状または分枝
    状鎖である} のオルトエステルグリコシド部分及びそのエステルである] を有する化合物であって、 但し、該化合物がテストステロン、5α-アンドロスタン-3β,17β-ジオー
    ルまたはエピアンドロステロンの無置換グルコシドではないこと及び、Rが水素
    である場合は、Bが>CHOR7または=C(OR7)-であり、R7がグリコシド
    残基またはオルトエステルグリコシド部分であることを前提とする、化合物。
  3. 【請求項3】 AとBとが共に、[2,3-d]イソキサゾールまたは[3,
    2-c]ピラゾール環を形成する、請求項2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 C及びDがグリコピラノシル環を表す、請求項2または3
    に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R13が、水素ではない、請求項2乃至4のいずれか一項に
    記載の化合物。
  6. 【請求項6】 オルトエステルグリコシドである、請求項1乃至5のいず
    れか一項に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 少なくとも一のグリコシド残基がアシル化されている、請
    求項1乃至6のいずれか一項に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 アシル置換基が、基R12-(C=O)-であって、R12が水
    素、C1-6アルキル、置換又は無置換のC6-10アリール、あるいはC7-16アラル
    キルである、請求項7に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 R12が、メチルである、請求項8に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 R1、R3、R14、R4、及びR6は水素であり、R2及びR 5 はメチルであり、Aはメチニルであり、Bはカルボニルである、請求項2乃至
    9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 R1、R2、及びR5はメチルであり、R3、R14、R4、及
    びR6は水素であり、Aはメチニルであり、Bはカルボニルである、請求項2乃
    至9のいずれか一項に記載の化合物。
  12. 【請求項12】 R1はエチルであり、R2はメチルであり、A及びBはメ
    チニルであって、R3、R4、R14、R5、及びR6は水素である、請求項2乃至9
    のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 【請求項13】 R1、R2、及びR5はメチルであり、R3はヒドロキシ基
    であり、R4はフッ素であり、R6及びR14は水素であり、Aはメチニルであり、
    Bはカルボニルである、請求項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  14. 【請求項14】 R1、R2、及びR5はメチルであり、R3、R14、R4、及
    びR6は水素であり、A及びBはピラゾール環を形成する、請求項2乃至9のい
    ずれか一項に記載の化合物。
  15. 【請求項15】 R1、R3、R4、R14、R5、及びR6は水素であり、R2
    はメチルであり、Aはメチニルであり、Bはカルボニルである、請求項2乃至9
    のいずれか一項に記載の化合物。
  16. 【請求項16】 R1、R2、及びR5はメチルであり、R3、R14、R4、及
    びR6は水素であり、Aはメチニルであり、BはCHOHである、請求項2乃至
    9のいずれか一項に記載の化合物。
  17. 【請求項17】 R1及びR2はメチルであり、R3、R14、R4、及びR6
    水素であり、R5は無く、Aはメチニルであり、Bはカルボニル基であり、ステ
    ロイド環の9位及び10位の間に二重結合がある、請求項2乃至9のいずれか一
    項に記載の化合物。
  18. 【請求項18】 R1、R2、及びR6はメチルであり、R3、R14、R4、及
    びR5は水素であり、Aはメチニルであり、Bはカルボニル基である、請求項2
    乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  19. 【請求項19】 R1はエチルであり、R2はメチルであり、R3、R4、R1 4 、R5、及びR6は水素であり、Aはメチニルであり、Bはカルボニル基である
    、請求項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  20. 【請求項20】 R1はエチニル基であり、R2及びR5はメチルであり、R 3 、R14、R4、及びR6は水素であり、A及びBがイソキサゾール基を形成する
    、請求項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  21. 【請求項21】 R1、R2、及びR5はメチルであり、R3、R14、R4、及
    びR6は水素であり、Aは酸素であり、Bはカルボニル基である、請求項2乃至
    9のいずれか一項に記載の化合物。
  22. 【請求項22】 R1、R2、及びR5はメチルであり、R3、R14、R4、及
    びR6は水素であり、AはC=CHOHであり、Bはカルボニル基である、請求
    項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  23. 【請求項23】 R1、R3、R4、R14、R5、及びR6は水素であり、R2
    、及びR5はメチルであり、Aはメチニルであり、Bはカルボニル基である、請
    求項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  24. 【請求項24】 R1、R3、R14、R4、及びR6は水素であり、R2、及び
    5はメチルであり、Aはメチニルであり、BはCHOHである、請求項2乃至
    9のいずれか一項に記載の化合物。
  25. 【請求項25】 R1はアセチル基、R2及びR5はメチルであり、R3、R1 4 、R4、及びR6は水素であり、AはCHR13であって、R13がメチルであり、
    Bはカルボニル基である、請求項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  26. 【請求項26】 R1、R3、R14、R4、及びR6は水素であり、R2及びR 5 はメチルであり、AはCHR13であって、R13がメチルであり、Bはカルボニ
    ル基である、請求項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  27. 【請求項27】 R、R1、R3、R4、R14、及びR6は水素であり、R2
    びR5はメチルであり、AはCHR13であって、R13が水素であり、Bはカルボ
    ニル基である、請求項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  28. 【請求項28】 ステロイド環構造の17位にカルボニル基がある、請求
    項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  29. 【請求項29】 R3、R4、R14、及びR6は水素であり、R2及びR5はメ
    チルであり、ステロイド環の17位にカルボニル基あり、AはCHR13であって
    、R13が水素であり、BはCHOHであり、ステロイド環の5位及び6位の間に
    二重結合があある、請求項2乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  30. 【請求項30】 5α-ジヒドロテストステロン-17β-グルコシド、メチ
    ルテストステロン-17β-グルコシド、エチルエストレノール-17β-グルコシ
    ド、フルオキシメステロン-17β-グルコシド、スタノゾロール-17β-グルコ
    シド、ナンドロロン-17β-グルコシド、メタンドリオール-17β-グルコシド
    、メチルトリエノロン-17β-グルコシド、ジメチル-19-ノルテストステロン
    -17β-グルコシド、ノルエタンドロロン-17β-グルコシド、ダナゾール-1
    7β-グルコシド、オキサンドロロン-17β-グルコシド、オキシメトロン-17
    β-グルコシド、メタンドロステノロン-17β-グルコシド、ミボレロン-17β
    -グルコシド、ボルデノン-17β-グルコシド、4-アンドロステネジオール-1
    7β-グルコシド、メテノロン-17β-グルコシド、チブロン-17β-グルコシ
    ド、スタノロン-17β-グルコシド、プラステロン-3β-グルコシド、またはこ
    れらのオルトエステルである、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の化合物。
  31. 【請求項31】 17-β-O-(1’-β’-グルコピラノシル)-3-アンド
    ロステロンである、請求項1または2に記載の化合物。
  32. 【請求項32】 5-アンドロステン-3-β-O-(1’-β’-グルコピラノ
    シル)-17-オンである、請求項1または2に記載の化合物。
  33. 【請求項33】 治療における使用のためのアンドロゲングリコシド。
  34. 【請求項34】 治療における使用のための、請求項1乃至32のいずれ
    か一項に記載の化合物。
  35. 【請求項35】 治療における使用のための、テストステロン-17-β-1
    ’-β’-D-グルコピラノース。
  36. 【請求項36】 請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物を、そ
    のための製薬品として許容される担体と共に含む、薬理組成物。
  37. 【請求項37】 プロゲステロン性化合物を更に含む、請求項36に記載
    の化合物。
  38. 【請求項38】 動物において筋質量を増大させるための薬剤の製造にお
    ける、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  39. 【請求項39】 動物における性機能不全疾患の治療のための薬剤の製造
    における、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  40. 【請求項40】 動物におけるアンドロゲン欠乏症の治療のための薬剤の
    製造における、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  41. 【請求項41】 動物における性機能障害の治療のための薬剤の製造にお
    ける、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  42. 【請求項42】 動物における骨粗鬆症の治療のための薬剤の製造におけ
    る、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  43. 【請求項43】 動物における消耗性疾患の治療のための薬剤の製造にお
    ける、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  44. 【請求項44】 AIDSを患うヒトの治療のための薬剤の製造における
    、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  45. 【請求項45】 体重減少を患うヒトの治療のための薬剤の製造における
    、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  46. 【請求項46】 雄の動物において受胎を抑制するための薬剤の製造にお
    ける、請求項1乃至35のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  47. 【請求項47】 プロゲステロン活性を有する化合物が更に使用される、
    請求項46に記載の使用。
  48. 【請求項48】 プロゲステロン活性を有する化合物が、プロゲステロン
    である、請求項37に記載の使用。
  49. 【請求項49】 前記化合物を、一日に体重1kg当たり約0.001乃至
    約100.0mgの範囲の量の投与に適合させた、請求項38乃至48のいずれか
    一項に記載の使用。
  50. 【請求項50】 前記薬剤が、経口投与用である、請求項38乃至49の
    いずれか一項に記載の使用。
  51. 【請求項51】 前記動物が、ヒトである、請求項38乃至50のいずれ
    か一項に記載の使用。
  52. 【請求項52】 前記動物が、高齢のヒトである、請求項38乃至50の
    いずれか一項に記載の使用。
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