JP2002540013A

JP2002540013A - シガレットカートンの様式をなす包装体

Info

Publication number: JP2002540013A
Application number: JP2000606482A
Authority: JP
Inventors: フォッケ、ハインツ; ショーンベルガー、ハンス; ブーセ、ヘンリー
Original assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Current assignee: Focke and Co GmbH and Co KG
Priority date: 1999-03-23
Filing date: 2000-01-21
Publication date: 2002-11-26
Also published as: BR0009797A; US6742651B1; DE50007994D1; EP1449791A1; CN1255310C; WO2000056610A3; CN1509960A; PL351516A1; PL195993B1; AU2665400A; EP1163170A2; DE50015227D1; WO2000056610A2; CN1349471A; DE19912995A1; CN1185146C; WO2000056610A8; EP1449791B1; RU2246434C2; WO2000056610B1

Abstract

(57)【要約】【課題】シガレットパック【解決手段】この発明のパックは、包装材とシガレットパックのグループからなるシガレットマルチパックである。包装材は、一続きのブランクから折り曲げられてヒンジ蓋付きパックの態様で製造される。これによって、見る人にパックの内容物を直接指示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】この発明は、シガレットパックのグループ‐シガレットマルチパック‐と、そ
の包装材とを備え、前記包装材は、一つの、特に、一繋がりのブランクから折り
曲げられることによって製造されるパックに関する。

【０００２】移送目的および当然のことながら付随する販売目的のために、シガレットパッ
クは、いわゆる、シガレットマルチパックを形成するために結合され、このプロ
セスにおいて、収容包装材(グループ全体を形成する前記包装材)を備える。包装
材の形状に付いては様々な可能なオプションが知られる。内容物、すなわち、シ
ガレットパックを眺めることは通常は可能ではない。更に、外側の形状から内容
物物に関する結論を引き出すことは困難である。

【０００３】この発明の目的は、形状によって内容物について結論を引き出すことができる
パックを提供することである。更にこの発明が意図するところは、高速包装機中
においてパックをできる限り効率的に製造することである。

【０００４】この発明のパックは、包装材が、ヒンジ蓋付きパック用の態様で構成される点
に特徴を有する。内容物として具備されるシガレットパックは、大きな直立前部
壁と、ヒンジ蓋と、カラーとを有するボックスパートを備えるいわゆるヒンジ蓋
付きパック、すなわち、同様に構成されたいわゆるソフトカートンパックである
ことが好ましい。この発明によれば、シガレットマルチパックの包装材は、同様
にヒンジ蓋付きパックの態様で、特に、前記のヒンジ蓋付きシガレットパックの
態様で構成される。このパックは、内容物として備えられる複数個の小さなパッ
クの大型バージョンの外観を有する。このことは、一目見ただけでその内容物を
明確に示す。

【０００５】世界を通じて共通であるヒンジ蓋付きシガレットパックとは対照的に、‐包装
材は、いわゆる横断方向折り曲げ原理にしたがって構成される。この場合は、大
きな前部壁が、(折り曲げられていない状態であっても)直立した細長い側部壁を
介して大きな後部壁に接続される。前部壁はまた、第二の細長い側部壁に接続さ
れることが好ましい。

【０００６】後部壁、および、両側部壁のうちの一つは、付加される接続ストリップを介し
て互いに接続される。この接続ストリップは、第二の側部壁または後部壁と隣接
することができ、それぞれ別の壁に接着することができる。可能な限り効率よく
パックを製造するという観点では、接続ストリップが後部壁に設けられることが
有利である。パックを製造する間、シガレットパックのグループは、第一の側部
壁の面に配置され、包装材を備える折り曲げサブアセンブリーのポケットに押し
込まれる。前記包装材はこのプロセス中でＵ字状形態に折れ曲がる。折り曲げサ
ブアセンブリーのポケット壁は、第二の側部壁と接続ストリップが、ポケットの
外へ突出し、対応する折り曲げ部材によって互いに折り重ねられることができる
ように大きさが決められる。

【０００７】包装材すなわちそのために提供されるブランクは、一繋がりのデザインをなす
。このことは、蓋とカラーとが、ブランクの一部を形成することを意味する。こ
の場合は、蓋を形成するために設けられる両壁部は、ボックスパートを形成する
ために設けられる両壁部の頂部において隣接する。更には、カラーのために設け
られるパーツは、蓋の両壁部の上方に設けられる。この場合は、接続部が、カラ
ーと蓋の両壁部の間に、特に、直立長手方向折り曲げ線の区域に、対応して設け
られるカラーと蓋の両壁部の間の素材ウエブによって設けられる。パックの製造
が行われる間、カラーは下に向かって１８０度折り曲げられてボックスパートの
両壁部、および、蓋の両壁部と部分的に接するに至る。接着剤は、当然のことな
がら、ボックス部の区域にだけ付与される。カラーと蓋の間に設けられる素材ウ
エブは、パックが最初に開封されるとき引き裂かれて開く。

【０００８】蓋の前部壁の区域において、蓋の内側タブは内側に折り曲げられる。蓋の内側
タブは、蓋の前部壁とボックスパートの前部壁との間の遷移域の区域において打
ち抜かれる。このことは、これに対応して、完成時のパック面に蓋の前部壁とボ
ックスパートの間に切り欠きを創り出し、この切り欠きは、蓋の内側タブの大き
さと同じであり、カラーの前部壁によって内側に隠される。カラーの前部壁は、
ここでは、銘文を備える。

【０００９】ヒンジ蓋付きシガレットパックは、他方において、３つの異なるバージョンで
利用することができる。すなわち、直立する長手方向折り曲げ線の区域における
相対的に鋭い９０度の縁部を備えるパックと、いわゆる丸い縁部を備えるパック
と、いわゆる八角形のパックである。この発明のパックもまた、これら３つのバ
ージョンの態様で設計することができる。内容物として備えられるシガレットパ
ックの様式は、シガレットマルチパックの様式に正確に対応することが好ましい
。

【００１０】この発明の別の特徴は、クレームから収集することができる。これらはまた、
シガレットパックのグループを収容するための包装体としがれっとマルチパック
を形成するためのブランクを含む。

【００１１】この発明はまた、シガレットパックのグループ‐シガレットマルチパック‐と
、その包装材とを備え、前記包装材は、一つの、特に、一繋がりのブランクから
折り曲げられ、底部壁と、細長い直立両側部壁と、頂部壁と、大きな表面エリア
の(広い)前部壁と、後部壁とを有するパックに関する。この特定のパックは、前
部壁と端部壁の間の遷移区域および/または後部壁と端部壁の間の遷移区域にお
いて、丸い区域−丸い縁部−または互いに隣接しており、１つの八角形パックを
形成するために中間に小スペースを備える折り曲げ部が、「鋭い」９０度の折り
曲げ部の代わりに設けられる。

【００１２】ここにもまた、この発明の必須の様相は、パックの外側の形状が内容物の指示
を与える。この内容物は、したがって、シガレット用の知られた丸い縁部のパッ
ク、特に、どの場合もヒンジ蓋付きパックを有する。複数のシガレットパックを
まとめることは、従来型のシガレットマルチパック、すなわち、それぞれが５個
のパックを備える２列のマルチパックをまとめることに対応し、これらのシガレ
ットパックは、１つの列内において細長い側面を介して互いに接触し、隣り合う
列同士は大きな表面エリアの壁(前部壁または後部壁)を介して互いに接触する。
したがって、シガレットパックのグループは、直立した丸い縁部を有する。これ
らは、この発明のパックの丸い縁部の内側において接するに至る。したがって、
不必要なキャビティーは避けられる。この場合はまた、パックが全体として比較
的安定性がある。その理由は、パックが、シガレットパックの丸い縁部が内側で
接する正確に丸い縁部の区域内に位置し、付加的な支持を付与するからである。

【００１３】直立する細長い端部壁を形成するためのタブの構造、特に、底部壁に接続され
るタブ(底部タブ)に関しても特別な様相を有する。

【００１４】当然のこととして、包装体とブランクもまた、パックに加えてクレームされる
。

【００１５】序論に述べたこの発明のパックと同様に、−包装材は、折り曲げ可能な素材、
特に、薄いカードボード、強い紙等で構成される。

【００１６】この発明の模範具体例を添付図面を参照しつつ、より詳細に説明する。

【００１７】図２は、この発明のパック１０を示し、その外側の形は、直立し、シガレット
用のヒンジ蓋付きボックスに普通に使用される従来のパックの形と対応する。底
部ボックスパート１１は、頂部の蓋１２によって閉じられている。カラー１３が
、ボックスパート１１内に固定され、ボックスパートから上方に突出しており、
ボックスパート１１から突出する区域は、閉じた位置において蓋１２によって閉
鎖される。

【００１８】ボックスパート１１は、大きな前部壁１４と、後部壁１５と、細長い両側部壁
１６、１７と、底部壁１８とを有する。底部壁１８は、底部において前部壁１４
隣接する外側長手方向タブ１９によって、また、底部において後部壁１５と隣接
する内側長手方向タブ２０によって、そしてまた、前記両側部壁に隣接するコー
ナータブ２１、２２によって形成される。最後に言及したタブ２０〜２２は、こ
れらが互いに重なることができないように、そして、同一平面上で正確に接する
ように形成される。他の３つのタブを覆うものは外側の長手方向タブ１９だけで
ある。二層をなす底部壁１８がこうして全体に形成される。

【００１９】前部壁１４の反対側には、右側の側部壁１７が、接続ストリップ２３と隣り合
う。パック１０を完成状態までに製造する間、前記の接続ストリップは、内側に
おいて後部壁１５に接続される。ブランクのパーツ１４〜１７が、側部壁１６、
１７を介して折り曲げられるため、パック１０またはそのためのブランク２４も
また、「横断方向の折り曲げ」パックまたはブランクとして参照される。

【００２０】このブランク２４は、ボックスパーツ１１、蓋１２、カラー１３のための対応
パーツを備える一繋がりの部片をなして構成される。既に言及済みの壁１５〜１
７は、頂部において、対応する蓋の壁、すなわち、蓋の前部壁２５、蓋の後部壁
２６および蓋の両側部壁２７、２８と隣接する。蓋の前部壁２５は、底部におい
て、‐前部壁１４に至る遷移区域において‐いわゆる蓋の内側タブ２９と隣接す
る。前記内側タブ２９は、完成時のパックにおいては、前方に向かって折り曲げ
られ、蓋の前部壁２５と向き合って接する。このことは、完成したパック１０が
、カラーの前部壁３１によって閉じられてはいるけれども、蓋の前部壁２５と前
部壁１４の間に切り欠き３０を有することを意味する。

【００２１】蓋の頂部壁３２(同時にパックの頂部壁も)を形成するために、ブランク２４は
、頂部において蓋の後部壁２６と隣り合うカバータブ３３と、頂部において蓋の
前部壁２５と隣り合う内側のカバータブ３４と、両側部タブ３５、３６とを備え
る。同様に底部壁１８に対しても、蓋の頂部壁３２だけが二層の設計をなす。こ
の目的で、タブ３４〜３６は、対応した構造を備えるので、これらは互いには重
ならない。

【００２２】タブ３４〜３６は、頂部において、カラー１３を形成するためのブランクのパ
ーツ、すなわち、内側カバータブ３４とカラーの両側部タブ３７、３８の上方に
ある既に言及済みのカラーの前部壁３１と隣接する。直立した折り曲げ線３９は
、カラーの側部タブ３７とカラーの前部壁３１の間に形成され、折り曲げ線４０
は、カラーの前部壁３１とカラーの側部タブ３８の間に形成される。前記の両折
り曲げ線と平行に、そして、多かれ少なかれ、これとアライメント(外側方向に
僅かながらオフセット)するように、対応する長手方向の折り曲げ線４１、４２
は、それぞれ、側部壁１６と前部壁１４の間、および、前部壁１４と側部壁１７
の間に設けられる。

【００２３】図１によれば、蓋１２を形成するために設けられるブランクのパーツは、切断
によってボックスパート１１から既に部分的に分離されており、残存する接続部
の区域において、なお互いに繋がるだけである。対応する切断部４３、４４、４
５は、蓋の両側部壁２７、２８とそれぞれ隣り合う側部壁１６、１７の間、およ
び、蓋の内側タブ２９と前部壁１４の間に設けられる。同時に、蓋の内側タブ２
９の底部境界にある切断部４４が、切り欠き３０の形を規定する。関節線４６は
、蓋の後部壁２６と後部壁１５の間に画定される。両側部壁の区域に設けられる
切断部４３、４５は、連続していない。連続していないのみならず、残存接続部
すなわち、それぞれの切断部を中断する素材ウエブ４７、４８が設けられる。当
然のこととして、切断部４３、４４、４５は互いに隣接する。パックが最初に開
封されるとき、素材ウエブ４７、４８は、互いに切断されるか断裂されるので、
最初は互いに接続されていたパックのパーツすなわち両側部壁１６、１７および
蓋の両側部壁２７、２８に、ウエブの残留痕跡物４９、５０が創り出される。こ
の点に関しては、図３、４を参照されたい。

【００２４】カラー１３は、タブ３４〜３６の区域において蓋に隣接する。カラーの両側部
タブ３７、３８は、直立する折り曲げ線によってカラーの前部壁３１から分離さ
れる。カラーの前部壁３１と内側のカバータブ３４の間には、切断部５４が設け
られており、これが、カラーの前部壁と、その頂部境界にある目で見える切り欠
き５１の形を規定する。切り欠き５１は、尾根部５２、５３の間に残存接続部５
５によって中断される。切断部５６、５７は、カラーの側部タブ３７、３８と蓋
の側部タブ３５、３６の間に同様に設けられる。

【００２５】最後に、切断部５６、５４および５４、５７の間の遷移区域に特別な様相が備
わる。折り曲げ線３９、４０が、ここで交わる。更には、いわゆる折り曲げガセ
ット５８、５９が形成される。これらは、三角形または台形に設計されており、
カラー１３と蓋１２の間に接続部を生じる。展開されたブランク２４においては
、折り曲げガセット５８、５９が、それぞれ、側部タブ３５と内側のカバータブ
３４との間、および、内側のカバータブ３４と側部タブ３６の間に正確に配置さ
れる。したがって、この区域における前記のタブは、斜めの縁部６０(側部タブ
３５、３６)を有し、同様に、斜めに向く「つがい」の縁部６１(内側のカバータ
ブ３４)を有する。折り曲げガセット５８、５９は、ここでは、少なくとも、残
存接続部を介して、カラーの側部タブ３７、３８とカラーの前部壁に接続され、
また、いずれの場合も、折り曲げ線４１、４２の区域において、細長い素材ウエ
ブ６２を介して蓋１２に取り付けられる。

【００２６】パックの製造中、何よりも先ず、蓋の内側タブ２９とカラー１３とを固定する
ために必要な接着剤のエリアが付与される。蓋の内側タブ２９は次に、蓋の前部
壁２５に向かって１８０度折り曲げられる。その後、カラー１３は、図１の位置
、すなわちガセットが描かれている面から、背後方向において、正確に言えば、
素材ウエブ６２から下に向かって折り曲げられるので、カラーの両側部タブ３７
、３８は部分的に、側部壁１６、１７の内側で接するとともに、これらから部分
的に突出する。この模様に付いては図３を参照されたい。カラーの前部壁３１は
なお、細長いストリップ２３を介して切断部４４の真下において、前部壁１４と
接するに至り、さもなければ前部壁１４を越えて上方に突出する。この模様につ
いては図３、４を参照されたい。

【００２７】折り曲げガセット５８、５９は、図１中で、切断部６４、６５によって上方に
向かって、すなわち、切断線５６、５７、５４の間に区画される。切断部６４、
６５は、前記切断線に連続し、どちらの場合も、残存接続部すなわち素材ウエブ
６６、６７によって中断される。包装体が最初に開封されるとき、素材ウエブ６
６、６７は切断されるが、他方において、折り曲げガセット５８、５９は、蓋の
内側に取り付けられたままである。これらの折り曲げガセットは、このように、
接着剤によって、対応する蓋のブランクの区域に接続されることが好ましい。

【００２８】ブランクの曲折とパック製造に関する残余の事項は、製造プロセスにしたがっ
て行われる。

【００２９】完成したパックは、２つの列を含み、各列はそれぞれ、長手方向の折り曲げ線
４１、４２に対応する鋭い直立する９０度の縁部を５個の従来型のヒンジ蓋付き
パックを備える。

【００３０】完成したパックにおいては、折り曲げガセット５８、５９はパックの内側と、
正確に言えば、蓋の側部壁２７と蓋の前部壁２５の間、および、蓋の前部壁２５
と蓋の側部壁２８の間において接するようになる。

【００３１】図４からわかるように、各列内の個々のシガレットパックは、大きい両壁(前
部壁と後部壁)を介して互いに向き合って密接して配置される。したがって、パ
ック１０全体としての寸法は、パックの幅が、単独のシガレットパック５個分の
深さにほぼ対応しており、パックの深さは、単独のシガレットパック一個の幅に
ほぼ対応し、その高さは、上下に重なって配置された２個のシガレットパックの
高さに対応する。内側の複数個のシガレットパックの直立する長手方向縁部は、
当パックの直立する長手方向縁部(線４１、４２)に隣接するとともに、これらに
平行に接する。ブランク２４に用いられる素材は、薄いカードボードまたは硬質
の紙である。折り曲げることが可能な素材であれば、事実上どのようなものでも
使用することができる。

【００３２】図示されない一具体例においては、蓋の内側タブ２９は設けられない。その代
わりに、前部壁１４が対応する大きな高さに亘って、すなわち、蓋の前部壁２５
と蓋の内側タブ２９の間に現在設けられている折曲げ線６８まで延出する。

【００３３】図５〜８は、対応するブランクと関連するこの発明のパックの別の具体例を説
明する。このパックは、そのためのブランク７０を提供されるいわゆる断面が丸
い縁部のパック６９である。説明の繰り返しを避けるため、符号は必要がない限
り同じにしてある。直立した断面が丸い区域７１、７２、７３、７４、は、区別
する必要がある場合には長手方向の折り曲げ線群として描写される。ブランクの
残りのパーツは、これらの図にも同様に当て嵌まる。折り曲げガセット５８、５
９は、ここでは多少とも広い。斜めの縁部６０、６１は、丸い区域７２、７３の
外側に始り、ここからほぼＶ字状をなして(すなわち、カラーが一旦折り曲げら
れた場合は、逆Ｖ字状をなして)切断部５６、５７まで延出する。

【００３４】当然のことながら、タブ１９〜２２、３３〜３６、および、３１、３７、３８
もまた、丸い諸区域７１〜７４の外側に始る。外側の長手方向タブ１９とカバー
タブ３３は、ここでは特定の態様で設計される。これらは、それぞれ、関連する
頂部壁３２と底部壁１８と対応する大きさをなす。したがって、２つのタブ１９
、３３は境界区域を介して丸い区域７１〜７３内に延出する。

【００３５】完成したパック６９は、図８に示すように、二列の丸い縁部のヒンジ蓋付きボ
ックス(シガレットパック）を収容する。丸い区域７１〜７４の半径は個々のシ
ガレットパックの丸い縁部の半径と整合する。空のスペースは可能な限り避けら
れる。また同時に、パック６９の外観から、パックの内容物が何であるか見て直
ぐにわかる。

【００３６】図９〜１２は、最後に、ヒンジ蓋の付いた断面八角形のパック７５として具体
化されたこの発明のパックを示す。同じ部分には、長手方向の折り曲げ部を除き
、再び同じ符号が付与される。この場合は、この模範具体例が、両側にそれぞれ
、４５度をなす折り曲げ線を備える細長い折り曲げストリップ７６〜７９を提供
する。個々のタブ１９〜２２、２５〜２８、３３〜３６および折り曲げガセット
５８、５９は、図５と同様に設計される。図９のブランク８０には、図５と同様
にして、壁と隣接タブの間の遷移区域が、折り曲げられた区域の形と、この場合
は折り曲げストリップ７６〜７９と整合する。

【００３７】設けられた内容物は、それぞれが５個のヒンジ蓋付きパック(シガレットパッ
ク)の２列である。折り曲げストリップ７６〜７９の幅は、個々の八角形パック
の対応する折り曲げストリップと整合する。内容物として設けられるシガレット
パックを示すことは、八角形のパック７５の外側形状だけによって与えられる。
これに付いては、図１２を参照されたい。図１〜図４の構成に類似して、パック
６５と７５が、蓋の内側タブとこれに対応する切り欠き３０を備えて構成するこ
とも、備えずに構成することも、どちらも可能である。

【００３８】図１３〜図１５は、完成されたパック１０、６９、および７５の内部における
カラーの側部タブ３７、３８の配置を示す。これらのカラーの側部タブは、それ
らの幅という観点において、それらが同じ区域内において側部壁１６、１７と向
き合って接するとともに、どの場合も、後方の折り曲げ部の区域内に延出しない
ように大きさが決められる。図５においては、いわゆる後部の折り曲げ部は、丸
い区域７１、７４と同一であり、図９においては、折り曲げストリップ７６、７
９と同一である。カラーの側部タブ３７，３８はどちらの図においても、も丸い
区域７１、７４および折り曲げストリップ７６、７９が始まる間に終わる。図１
３によれば、それは、カラーの側部タブ３７，３８だけが、側部壁１６、１７の
区域に延出し、後部壁１５の区域には延出しないことと同様である。

【００３９】図１６は、変形されたブランク８１、すなわち、図１のブランクの変形を示す
。接続ストリップ２３は、別の点では図１のそれと同一の構造を備え、側部壁１
７ではなく後部壁１５に隣接する。その理由は、折り曲げ作業が行われ、パック
を充填するときに取り扱いを便利にするためである。蓋の内側タブ２９とカラー
１３が一旦折り曲げられると、内容物として設けられるシガレットグループは、
ブランクの前に、正確に言うと図１６に示された面の裏側において、グループの
細長い側が、対応する側部壁１６と蓋の側部壁２７の前方に配置される。ブラン
クとパックのグループからなるユニットは、次に、折り曲げタレットのポケット
内に押し込まれ、ブランクは、Ｕ字状に折り曲げられ、ブランクのパーツはパッ
クグループの対応する両側と向き合って接する。したがって、パックグループを
越えて突出するものは、(図１６の構造の場合)側部壁１７と接続ストリップ２３
だけである。これらは、未だ折り曲げられていない側壁を形成するために、真っ
直ぐな折り曲げ部材の運動によって折り曲げられ、互いに接着されることができ
る。

【００４０】異なる折り曲げタブは、たかだか２層の包装材が常に製造されるように形成さ
れる。これがカラーの区域においても可能なように、図１６の構成をなす接続ス
トリップ２３は、横方向の切り欠き８２を有する。この切り欠きは、カラーの側
部タブ３８のための充分なスペースだけを残すように大きさが決められる。図１
７は、この点を明瞭に示す。ここでは、カラーがすでに下に向かって１８０度だ
け折り曲げられている。カラーの側部タブ３８は、内側において、一部が蓋の側
部壁２８と向き合って接し、一部が、側部壁１７と向き合って接している。カラ
ーの側部タブ３８の幅は、前記の壁２８、１７の幅よりも多少小さい。この幅の
差は、この区域における接続ストリップ２３の幅８３よりも多少大きい。切り欠
き８２の高さ(および／またはその長さ)は、カラーの側部タブ３８の高さよりも
多少大きい。その結果、接続ストリップ２３の区域のどの部分も、カラーの側部
タブ３８と接触することがなく、その結果、専ら二層の包装体がカラーの区域に
おいてさえ製造される。

【００４１】接続ストリップ２３の配置に関しては、切り欠き８２に関する限り、図示の変
形を使用することができるが、逆に、説明されたすべての具体例に用いることも
できる。

【００４２】シガレットパックのグループのための包装体としてのこの発明のパックの使用
に沿って、他のタイプの物品を収容するために、包装体を異なる寸法に形成する
ことを考察することも可能である。

【００４３】図１８〜２３は、シガレットマルチパックの別の構成に関する。パック１００
は、ブランク１０１から形成された包装材を有し、上記の素材から製造される。
シガレットパックのグループは、パックの内部に配置される。これらのシガレッ
トパックはいわゆる丸い縁部のパックの態様をなし、いずれも、それぞれのシガ
レットパックの後部壁の面において関節回動するヒンジ蓋を備える。

【００４４】ブランク１０１において、大きな表面積の広い前部壁１０２と同様な大きな後
部壁とが、長く幅の狭い底部壁１０４によって互いに接続される。底部壁１０４
の反対側においては、後部壁１０３が大きなカバータブ１０５と隣り合い、前部
壁１０２は、小さなカバータブ１０６と隣接する。

【００４５】底部壁１０４と大きなカバータブ１０５は、それぞれ、パックの外形に対応す
る形を持ち、したがって、それぞれ、表面積の全体に亘って延出する。これとは
対照的に、パックの頂部壁１０７の幅全体に延出するのではなく、小さなカバー
タブ１０６だけが幅の大体半分に亘って延出する。閉じたパック１００において
は、小さなカバータブ１０６は、大きなカバータブ１０５のすぐ下と接し、これ
に接着される。加えて、小さなカバータブ１０６は、台形のデザインをなし、そ
の長さは、その自由な境界１０８に向かって減少する。

【００４６】端部壁を形成するために、大きな後部壁１０３はその両側において、端部タブ
１０９、１１０と隣接する。これと同様に、大きな前部壁１０２は、その両側に
おいて、接続ストリップ１１１、１１２を備え、底部壁１０４は、その両側にお
いて底部タブ１１３、１１４を備える。端部壁１１５，１１６−一旦、前部壁１
０２と後部壁１０３が、底部壁１０４に対して直立された−を形成するために、
接続ストリップ１１１、１１２および底部タブ１１３、１１４は、共通の面内に
折り曲げられ、端部タブ１０９、１１０は、そこで反転される。接続ストリップ
１１１、１１２と底部タブ１１３、１１４は、これらが互いに重なることなく同
じ面内に配置されるように構成される。この目的で、これらの接続ストリップは
、必須要件として台形のデザインをなし、少なくとも、底部タブと隣り合う傾斜
した縁部１１７を備える。これと同様に、底部タブ１１３、１１４は、それぞれ
、傾斜した整合縁部１１８を有する。展開状態のブランク１０１にあっては、縁
部１１７、１１８の間には少なくとも９０度以上の角度がある。

【００４７】いわゆる丸い縁部１１９，１２０が、接続ストリップ１１１と１１２の間のみ
ならず、大きな両壁部(前部壁１０２、後部壁１０３)と隣接端部タブ１０９、１
１０の間の遷移区域にも設けられる。前記の丸い縁部の半径は、内容物として設
けられるシガレットパックの丸い縁部の半径よりも多少大きい。底部壁１０４と
カバータブ１０６は、丸い縁部１１９、１２０の半径に等しい丸みを備える。

【００４８】底部タブ１１３、１１４は、特定の態様で、底部壁１０４に設けられる。これ
については図１９を参照されたい。底部壁１０４は、直線の境界部分１２２で横
方向に終わり、前記境界部は、それぞれ、両側において丸い境界部１２１と隣接
する。丸い境界部の半径は、丸い両縁部１１９、１２０の半径に対応する。

【００４９】底部タブ１１３、１１４は、直線の境界部１２２の寸法よりも多少狭い。底部
タブ１１３、１１４と丸い縁部１２１の間には、どちらにも、大きさｂを備える
短い直線の中間境界部分１２３、１２４が存在する。底部タブ１１４の寸法ｃは
、例えば、端部壁１１５の幅方向に、ｃ＝ａ−２ｂである。中間境界部分１２３
、１２４の配置は、この区域におけるパックの製造を容易にする。接続ストリッ
プ１１１、１１２と底部タブ１１３、１１４が重なることは、このようにして除
外される。この場合、凹部のない、すなわち、凸部のみの輪郭を備える丸い縁部
１２０に至る遷移区域において、接続ストリップ１１１、１１２に穿孔列を付与
することも可能である。

【００５０】図２３は、完成パック１００において、互いに対する底部タブ１１３と接続ス
トリップ１１１の配置を示す。傾斜縁部１１７と整合縁部１１８の間には１つの
間隙１２５がはっきりと見える。この間隙は、縁部１１７、１１８に対し平行な
中間境界部分１２３の大きさの突出部(図１９)にほぼ対応する。同様に、端部壁
の幅に対し、丸い縁部１１９、１２０を差し引いた底部タブ１１３の減少した幅
がはっきり見える。最後に、ストリップ１１１の台形の形がはっきりと見える。
完成パックにおいて、頂部壁１０７の真下で接するに至る接続ストリップ１１１
の自由な縁部１２６が、傾斜縁部１１７よりも多少小さな角度で斜めに向く。

【００５１】互いに対するタブ１１０、１１４、１１２の配置が図２２の水平断面にはっき
りと見える。底部タブ１１４と接続ストリップ１１２は、内側の同じ面内に配置
され、外側端部タブ１１０に接着される。外側端部タブ１１０は、事実上、端部
壁１１５の幅全体に亘って延出するが、丸い縁部１２０を越えない。重なりは、
接続ストリップ１１２とだけ発生する。

【００５２】小さなカバータブ１０６は、専ら丸い縁部１２０の外側に、パックの長さの全
体を越えないように延出する。

【００５３】図１８〜２３を参照しつつ説明した「丸い縁部」のシガレットマルチパックは
、「八角形」のシガレットマルチパックとしても設計することができる。この場
合は、１つの細長いストリップによって分離される２つの４５度の折り曲げ部が
、丸い縁部１１９、１２０の代わりに設けられる。図１９に示される丸い境界部
１２１は、２つの４５度の角度の間の斜めを向く(直線の)境界部によって置換さ
れなければならない。同じことが、カバータブ１０５の形にも当て嵌まる。参照符号一覧１０…パック，１１…ボックスパート，１２…蓋，１３…カラー，１４…前部
壁，１５…後部壁，１６…側部壁，１７…側部壁，１８…底部壁，１９…外側長
手方向タブ、２０…内側長手方向タブ、２１…コーナータブ，２２…コーナータ
ブ，２３…接続ストリップ，２４…ブランク，２５…蓋の前部壁，２６…蓋の後
部壁，２７…蓋の側部壁，２８…蓋の側部壁，２９…蓋の内側タブ，３０…切り
欠き，３１…カラーの前部壁，３２…蓋の頂部壁，３３…カバータブ，３４…内
側のカバータブ，３５…側部タブ、３６…側部タブ，３７…カラーの側部タブ，
３８…カラーの側部タブ、３９…追い曲げ線，４０…折り曲げ線，４１…長手方
向の折り曲げ線、４２…長手方向の折り曲げ線，４３…切断部，４４…切断部、
４５…切断部，４６…関節線，４７…素材ウエブ，４８…素材ウエブ，４９…ウ
エブ残存部，５０…ウエブ残存部，５１…切り欠き，５２…尾根部，５３…尾根
部，５４…切断部，５５…残存接続部，５６…切断部，５７…切断部，５８…折
り曲げガセット，５９…折り曲げガセット，６０…傾斜縁部，６１…整合縁部，
６２…素材ウエブ，６３…ストリップ，６４…切断部，６５…切断部，６６…素
材ウエブ，６７…素材ウエブ，６８…折り曲げ線，６９…丸い縁部のパック，７
０…ブランク，７１…丸い区域，７２…丸い区域，７３…丸い区域，７４…丸い
区域，７５…八角形パック，７６…折り曲げストリップ，７７…折り曲げストリ
ップ，７８…折り曲げストリップ，７９…折り曲げストリップ，８０…ブランク
，８１…ブランク，８２…切り欠き，８３…幅，１００…パック，１０１…ブラ
ンク，１０２…前部壁，１０３…後部壁，１０４…底部壁，１０５…大きなカバ
ータブ，１０６…小さなカバータブ，１０７…頂部壁，１０８…自由な境界，１
０９…端部タブ，１１０…端部タブ，１１１…接続ストリップ，１１２…接続ス
トリップ，１１３…底部タブ，１１４…底部タブ，１１５…端部壁，１１６…端
部壁，１１７…傾斜縁部，１１８…整合縁部，１１９…丸い縁部，１２０…丸い
縁部，１２１…丸い境界，１２２…直線境界部分，１２３…中間境界部分，１２
４…中間境界部分，１２５…間隙，１２６…自由な縁部，ａ…寸法，ｂ…寸法，
ｃ…寸法。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明のパックを製造するための展開ブランク。

【図２】図１のブランクを用いて完成した閉じたパックの斜視図。

【図３】開いたヒンジ蓋を備え、内容物を持たない図２のパック。

【図４】内容物を備える図３のパック。

【図５】図１〜図４と類似した図であるがいわゆる丸い縁部のパックである。

【図６】図５と同様な図。

【図７】図５と同様な図。

【図８】図５と同様な図。

【図９】図１〜図４に類似した図であるが、いわゆる多角形のパック用の図である。

【図１０】図９と同様な図。

【図１１】図９と同様な図。

【図１２】図９と同様な図。

【図１３】カラーの区域における図２の閉じたパックの断面を示す。

【図１４】カラーの区域における図１０の閉じたパックの断面を示す。

【図１５】カラーの区域における図６の閉じたパックの断面を示す。

【図１６】この発明のパックの別の具体例のための展開部ブランク。

【図１７】最初の折り曲げ作業が一旦行われた図１６のブランク。

【図１８】この発明の別のパックのためのブランク。

【図１９】図１８のブランクの細部の拡大図。

【図２０】図１８のブランクを使用して製造されたパックの斜視図。

【図２１】開いた状態にある図２０のパック。

【図２２】細長い直立端部面の区域において、ほぼ半分の位置にある図２０のパックの水
平断面を示す。

【図２３】図２０のパックの細長い端部壁を示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者ブーセ、ヘンリードイツ連邦共和国、デー − 27374 ビッセルヘーベデ、ドレーセル・エヌアール８Ｆターム(参考） 3E060 AA03 AB05 BA03 BC04 CF02 DA25 EA20 3E067 AA14 AB99 BA06B BA06C BB01B BB01C BC06B BC06C EA04 EB17 EB40 FA01 FC01 3E068 AA21 AB02 AC02 BB02 CC04 CD01 DD40 DE01 EE25 3E075 AA02 BA01 CA01 DB12 DB16 DB22 DC01 DD01 GA02

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】包装材は、ヒンジ蓋付きパックの包装材の態様で形成される
点に特徴を有する、シガレットパックのグループ−シガレットマルチパック−お
よび、そのための包装材を備えるパックであって、前記包装材が、特に、一繋が
りのブランク(２４，７０，８０)から折り曲げることによって製造されるパック
。
【請求項２】頂部が開いており、複数のシガレットパックを収容するボッ
クスパート(１１)と、ボックスパートを閉じ、ボックスパートの後部壁(１５)において関節回動され
る蓋(１２)と、好ましくは、カラーの前部壁とカラーの両側部壁とを備え、これらが、対応す
るパックの前部壁とパックの両側部壁を越えて部分的に突出し、内側においてパ
ックの前部壁およびパックの両側部壁と向き合って接するカラー(１３)に特徴を
有するパック。
【請求項３】包装材は、いわゆる横断方向の折り曲げ原理にしたがって形
成され、折り曲げられていない状態にあっても、１つの直立した第一の側部壁(
１６)を介して大きな後部壁(１５)に接続される大きな前部壁(１４)を備える点
に特徴を有する請求項１または２記載のパック。点に特徴を有する請求項１または２記載のパック。
【請求項４】折り曲げられていない状態にあっても、前部壁(１４)が細長
い第二の側部壁(１７)に接続される点に特徴を有する請求項３記載のパック。
【請求項５】折り曲げられていない状態にあっても、第二の側部壁(１７)
は、−前部壁(１４)とは反対側において−接続ストリップ(２３)に接続され、前
記接続ストリップは、完成パックにおいては、後部壁(１５)に接するようになる
点に特徴を有する請求項４記載のパック。
【請求項６】折り曲げられていない状態にあっても、後部壁(１５)は、−
第一の側部壁(１６)とは反対側において−接続ストリップ(２３)に接続され、前
記ストリップは完成パックにおいては、第二の側部壁(１７)に接するようになる
点に特徴を有する請求項４記載のパック。
【請求項７】接続ストリップ(２３)は、折り曲げられていない状態で、自
由であるその長手方向境界に切り欠き(８２)を有し、前記切り欠きは、カラーの
側部タブ(３８)のために、充分に大きなクリアランスが作り出されるような寸法
であり、前記側部タブ(３８)は、第二の側部壁(１７)と向き合って接し、接続ス
トリップ(２３)は、カラーの側部タブ(３８)とは接するようにはならない点に特
徴を有する請求項６記載のパック。
【請求項８】折り曲げられていない状態において、蓋の両壁部−蓋の後部
壁(２６)、蓋の側部壁(２７)、蓋の側部壁(２８)−は、ボックスパート(１１)の
対応する各壁−後部壁(１５)、側部壁(１７)、−に接続されるか、または、これ
らに、少なくとも隣り合う点に特徴を有する請求項２〜７の少なくとも１記載の
パック。
【請求項９】パック(１０)が最初に開封されるのに先立ち、蓋の後部壁(
２６)が、関節線(４６)の区域において、パックの後部壁(１５)に接続され、蓋の側部壁(２７，２８)とパックの側部壁(１６，１７)は、切断部(４３，４
４，４５)によって互いに分離され、残存接続部(４７，４８)(素材ウエブ)を介
して互いに接続されるだけであり、特に、蓋の前部壁(２５)または関連する蓋の内側タブ(２９)は、切断部(４４)
によって、パックの前部壁(１４)から分離される点に特徴を有する請求項８記載
のパック。
【請求項１０】蓋の頂部壁(３２)は、蓋の後部壁(２６)に接続されたカバ
ータブ(３３)によって、蓋の前部壁(２５)に接続された内側のカバータブ(３４)
によって、そして、蓋の側部壁(２７，２８)に接続された側部タブ(３５，３６)
によって、形成される点に特徴を有する請求項８または９記載のパック。
【請求項１１】蓋の頂部壁(３２)を形成するために設けられるパーツは、
蓋の頂部壁(３２)が、高々二層であるように充分に小さい設計である点に特徴を
有する請求項１０記載のパック。
【請求項１２】底部壁(１８)は、後部壁(１５)に接続された長手方向タブ
(２０)によって、前部壁(１４)に接続された長手方向タブ(１９)によって、そして、側部壁(１６，１７)に接続されたコーナータブ(２１，２２)によって、形成される点に特徴を有する先行請求項の少なくとも１記載のパック。
【請求項１３】底部壁を形成するために設けられるパーツは、底部壁(１
８)が、高々二層であるように充分に小さい設計である点に特徴を有する請求項
１２記載のパック。
【請求項１４】折り曲げられていない状態においては、蓋の前部壁(２５)
と前部壁(１４)の間に、切断部(４４)によって前部壁(１４)から分離され、−完
成パックにおいては−蓋の前部壁(２５)に接するようになる蓋の内側タブ(２９)
が設けられ、その結果、パックは、前部壁(１４)と蓋の前部壁(２５)の間に、大
きさが蓋の内側タブ(２９)と等しい切り欠き(３０)を有し、前記切り欠きは、好
ましくは、カラーの前部壁(３１)によって内側に閉じられる点に特徴を有する請
求項８〜１３の少なくとも１記載のパック。
【請求項１５】パックが最初に開封されるのに先立って、カラー(１３)は
、一方において、カラーの折り曲げ縁部(３９，４０)の区域に形成される素材ウ
エブすなわち素材残存物(６６，６７)によって蓋(１２)に接続され、他方におい
て、蓋および／またはボックスパートの(直立)長手方向折り曲げ線(４１，４２)
に接続され、蓋(１２)が最初に開封されるとき、切断される点に特徴を有する請
求項２〜１４の少なくとも１記載のパック。
【請求項１６】カラー(１３)は、中間部分によって、特に、折り曲げガセ
ット(５８，５９)によって、別の態様で、パックのブランク(包装材)に接続され
、素材の残存物(６６，６７)は、頂部のカラー境界部(切断部５４，５６，５７)
とそれぞれの折り曲げガセットとの間の区域において、カラー(１３)の蓋(１２)
への一時的接続部で形成される点に特徴を有する請求項１５記載のパック。
【請求項１７】折り曲げガセット(５８，５９)は、蓋(１２)の前部と頂部
のコーナーの区域に配置され、接着によって、蓋の隣接部分に接続される点に特
徴を有する請求項１６記載のパック。
【請求項１８】従来の直立した長手方向折り曲げ線(４１，４２)の代わり
に、直立した丸い区域(７１−７４)を備えるいわゆる丸い縁部のパックとしての
構成を備える点に特徴を有する先行請求項の少なくとも１記載のパック。
【請求項１９】従来の直立した長手方向折り曲げ線の代わりに、細長い側
部ストリップ(７６−７９)によって接続された直立した二重の長手方向折り曲げ
線を備えるいわゆる八角形パックとしての構成を備える点に特徴を有する請求項
１〜１７の少なくとも１記載のパック。
【請求項２０】特に、上下に配列され、それぞれが５個のシガレットパッ
クを備える２列をなす、適当な丸い縁部のパックまたは八角形のパックとして、
内容物としてのヒンジ蓋付きパックを備える点に特徴を有する先行請求項の少な
くとも１記載のパック。
【請求項２１】従来のヒンジ蓋付きシガレットパックの態様をなして構成
される点に特徴を有するシガレットパックのグループ−シガレットマルチパック
を形成するための−を収容するための包装体。
【請求項２２】一繋がりのヒンジ蓋付きシガレットパック用のブランクに
対応する構造ではあるが、特に、いわゆる横断方向の折り曲げ原理にしたがう構
造である点に特徴を有する、シガレットグループのための包装材を形成するとと
もに、シガレットマルチパックを形成するためのブランク。
【請求項２３】前部壁(１０２)と端部壁(１１５，１１６)の間、および／
または後部壁(１０３)と端部壁(１１５，１１６)の間の遷移区域に、丸い区域−
丸い縁部−が、「鋭い」９０度の折り曲げ部の代わりに設けられる点に特徴を有
する、包装材とシガレットパックのグループ−シガレットマルチパック−を備え
、前記包装材は、１つの、特に一繋がりのブランク(１０１)から折り曲げられて
製造され、底部壁(１０４)、細長い頂部端部端部壁(１１５，１１６)、頂部壁(
１０７)、大きな表面積の(広い)前部壁(１０２)および後部壁(１０３)を備える
パック。
【請求項２４】端部壁(１１５，１１６)は、それぞれ、大きな両壁−後部
壁(１０３)と前部壁(１０２)−の一方に隣接する１つの端部タブ(１０９，１１
０)によって、また、他方の大きな壁に隣接する接続ストリップ(１１１，１１２
)によって形成され、端部タブ(１０９，１１０)と接続ストリップ(１１１，１１２)は、丸い縁部(
１１９，１２０)を介して、それぞれ、関連する大きな壁に隣接する点に特徴を
有する請求項２３記載のパック。
【請求項２５】端部壁(１１５，１１６)を形成するために、更に、(両側
において)底部壁(１０４)に隣接する底部タブ(１１３，１１４)が上に向かって
折り曲げられる点に特徴を有する請求項２４記載のパック。
【請求項２６】頂部壁(１０７)は、大きな両壁、すなわち、頂部壁(１０
７)の表面エリアに亘って延出する１つの大きなカバータブと、接続タブとして
機能する１つの小さなカバータブ(１０６)とによって形成される点に特徴を有す
る請求項２３〜２５の少なくとも１記載のパック。
【請求項２７】大きな両壁は、−折り曲げられていない状態において−底
部壁(１０４)を介して互いに接続される点に特徴を有する請求項２３〜２６記載
のパック。
【請求項２８】端部壁(１１５，１１６)に至る遷移区域において、底部壁
(１０４)は、丸い縁部(１１９，１２０)に対応する丸い両境界(１２１)を備え、前記の丸い両境界は、直線の境界部分(１２２)によって接続される点に特徴を
有する請求項２３〜２７記載のパック。
【請求項２９】底部タブ(１１３，１１４)は、直線状の境界部分(１２２)
の区域内において、底部壁(１０４)に、正確に言えば、丸い両境界(１２１)から
(小さな)スペースを隔てて隣接し、その結果、短い直線状の中間境界部分(１２
３，１２４)が、底部タブ(１１３，１１４)と丸い両境界(１２１)の間に設けら
れる点に特徴を有する請求項２８記載のパック。
【請求項３０】底部タブ(１１３，１１４)と接続ストリップ(１１１，１
１２)の構造は、これらが同じ面内で、−端部壁(１５，１１６)の内側において
−接するが、互いに重ならないように互いに調整される点に特徴を有する請求項
２５〜２９の少なくとも１記載のパック。
【請求項３１】底部タブ(１１３，１１４)と接続ストリップ(１１１，１
１２)は、互いに隣接して斜め方向を向く境界(傾斜縁部１１７、整合縁部１１８
)を備え、前記境界は、折り曲げられていない状態においては、互いに関し９０度より大
きい角度をなす点に特徴を有する請求項２５〜３０の少なくとも１記載のパック
。
【請求項３２】特に、長方形状の端部タブ(１０９，１１０)は、端部壁(
１１５，１１６)の幅に亘って延出し、隣接する丸い縁部(１１９，１２０)の前
方において終了し、このことは、結果として、大きな壁部(前部壁または後部壁)と接続ストリップ
(１１１，１１２)の間に隣接する丸い縁部を形成する点に特徴を有する請求項２
４〜３１の少なくとも１記載のパック。
【請求項３３】シガレットパックのグループは、特に、それぞれが５個の
パックを備える２列を有し、１つの列内においては複数のシガレットパックが、
それらの直立した細長い両側部を介して、互いに対向して接しており、隣り合う列のシガレットパックは、大きな両壁を介して互いに対向して接して
おり、シガレットパックの細長い側部は、パック(１００)の端部壁(１１５，１
１６)に対向して接する点に特徴を有する請求項２３〜３２の少なくとも１記載
のパック。
【請求項３４】シガレットパックは、いわゆる丸い縁部のパック、特に、
ヒンジ蓋を備える丸い縁部のパックである点、および、シガレットパックの直立
した長手方向の両縁部(丸い縁部)が、パック(１００)の丸い両縁部(１１９，１
２０)の区域に配置され、同区域に平行に延出する点に特徴を有する請求項２３
〜３３の少なくとも１記載のパック。
【請求項３５】丸い両縁部(１１９，１２０)と丸い両境界(１２１，１２
２)の代わりに、中間に小さな空隙を備えて互いに隣接する折り曲げ線と、内容
物として、好ましくは、複数の八角形のシガレットパックを備える１つの八角形
のパックを形成するための角度のついた境界と、が設けられる点に特徴を有する
請求項２３〜３４の少なくとも１記載のパック。
【請求項３６】前部壁(１０２)と端部壁(１１６，１１６)の間、および／
または、後部壁(１０３)と両端部壁の間の遷移区域には、丸い区域−丸い縁部−
(１１９，１２０)または中間に小さな空隙を備えて互いに隣接する(八角形のパ
ックのための)折り曲げ線が、「鋭い」９０度の折り曲げ部の代わりに設けられ
る点に特徴を有し、１つの、特に、一繋がりのブランク(１０１)から製造される包装材と、底部壁
(１０４)、細長い直立端部壁(１１５，１１６)、頂部壁(１０７)、大きな面積の
エリアの(広い)前部壁(１０２)および後部壁(１０３)を備える、シガレットパックのグループを収容するとともに、いわゆるシガレットマルチ
パックを形成するための包装体。
【請求項３７】前部壁(１０２)と、一方においては、両端部壁を形成する
ためのブランクのパーツとの間の遷移区域、および、後部壁(１０３)と、他方に
おいては、端部壁を形成するためのブランクのパーツの間の遷移区域には、スト
リップ状の区域が、いわゆる丸い両縁部(１１９，１２０)または(いわゆる八角
形パックのための隣り合う４５度の折り曲げ部を作り出すための)中間部に小距
離を備えて互いに隣接する折り曲げ線が設けられる点に特徴を有する、シガレットパックのグループを収容するとともに、前部壁(１０２)、後部壁(
１０３)、底部壁(１０４)、頂部壁(１０７)および端部壁(１１５，１１６)を備
えるいわゆるシガレットマルチマルチパックを形成するためのブランク。