JP2003535776A - 複数のタバコパケットのための剛性包装物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 タバコパケット（２）のための剛性のカートン型包装物（１；８０；８６）は、平らなブランク材（４２；８１；９９）から形成された蝶番式の蓋（１０）を有する箱状の容器（８）として形成され、そのブランク材は、主部（４３）と、主部（４３）からブランク材の縦軸（Ｌ′）に平行に延びる付属部（４４）とを有する。付属部（４４）は、Ｕ字形状であり、容器（８）の開口端（９）から突き出るフレーム（２７）として機能し、関連する容器（８）内の適所にフレーム（２７）が位置するように折り返されて主部（４３）に接する。包装物（１；８０；８６）は、互いに平行に配置された前面（２４）及び後面（２５）、上端面（１９）及び下端面（１５）、並びに互いに平行であって前面及び後面（２４、２５）に垂直な２つの側面（２６）を有する、縦方向主軸（Ｌ）を備えた実質的に矩形の平行六面体である。前面、後面及び側面（２４、２５、２６）は、縦軸（Ｌ）に平行に延びる細長いフィレット又はバンド（３８、３９、４０、４１）によって互いに接続される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 技術分野 本発明は、複数のタバコパケットのための剛性の包装物に関する。

【０００２】 背景技術 剛性のカートン型包装物を用いてタバコパケットを複数で包装することは一般
的な方法である。この包装物は、実質的に矩形の平行六面体形状であり、２つの
側面により相互接続された前面及び後面を有する。２つの側面は、各々のシャー
プな縦方向のコーナーエッジに沿って結合される。

【０００３】 特に、本発明に関する剛性包装物は、蝶番式の蓋を有する種類のものであり、
カップ状の形態である容器を有する。その容器上には、同様にカップ状の蓋が配
置され、その蓋は、同一の容器の後方エッジに対して蝶番式に移動可能であり、
故に開口位置から閉鎖位置まで容器上にて回転可能である。

【０００４】 通常そのような包装物は、上端及び下端、蓋を容器に接続する横方向の蝶番線
により２つの部分に分けられた連続的な後面を有する背部、容器の前面を構成す
る２つの別個の部分を有する前部、並びに、破断線により分離されて容器の側部
と蓋の側部とをそれぞれ構成する２つの部分を各々有する２つの側面を具備する
。

【０００５】 上述の種類の剛性包装物を形成する容器及び蓋は、単一の型抜きされたブラン
ク材である板紙を関連する折線に沿って曲げることによって通常は形成される。
一般に包装物は板紙製のフレームを有し、そのフレームは、容器の前面及び側面
の内側に接するように、その容器内に部分的に挿入される。

【０００６】 容器の外部に突き出るフレームの一部は、閉じた位置にあるときに、蓋を補強
し保持する手段として機能する。

【０００７】 この従来の種類のカートンの使用に関しては、欠点、すなわち包装物１つ当た
りの紙材料の廃棄量の多さが認められる。そのような包装物が多数製造されてい
ることを考慮すると、廃棄量は重大な量であり、その結果製造コストが増大する
。

【０００８】 本発明の目的は、製造のため材料の量が、通常形態である似たような平行六面
体包装物に必要とされる材料の量よりも少ない、複数のタバコパケットのための
剛性包装物を示すことである。

【０００９】 本発明のさらなる目的は、シャープなコーナーエッジを有する通常の平行六面
体包装物に比べ、特徴的な視覚効果を有する複数のタバコパケットのための剛性
包装物を提供することである。

【００１０】 本発明の開示内容 前述の目的は、本発明に係る複数のタバコパケットのための剛性包装物によっ
て実現される。この包装物は、蝶番式の蓋を有し、実質的に互いに平行な前面及
び後面、第１端面及び第２端面、上部及び下部、並びに前面及び後面に垂直な２
つの互いに平行な側面を有する、主たる縦軸を備えた矩形の平行六面体としての
外観を実質的に有する包装物において、少なくとも前面又は後面が、縦軸に平行
に延びる縦方向の接続要素によって、隣接する側面の１つに接続されることを特
徴とする包装物である。

【００１１】 本発明を、添付図面を例として用いながら、これより詳細に説明する。

【００１２】 添付図１を参照すると、主たる鉛直軸Ｌを備えた実質的矩形の平行六面体形状
の包装物１は、２つの列Ｆに整列された複数のタバコパケット２を収容するよう
になっており、列Ｆの各々は、互いに横に並べられた５つのパケット２を有する
。

【００１３】 特に、各パケット２は、実質的平行六面体形状であり、前面３及び後面４、２
つの側面５並びに２つの端面６を有する。前面、後面及び側面３、４及び５は、
対応する斜めのコーナーエッジ７によって相互接続され、コーナーエッジ７の各
々は縦軸Ｌに平行に延びる。

【００１４】 包装物１は、開口上端９を備えたカップ形態の容器８を有し、開口上端９上に
は、同様にカップ形態の蓋１０が配置される。より正確には、蓋１０は、関連す
る折線１１に沿って容器８に対して蝶番式に取付けられ、故に上端９が開いた位
置（図示せず）及び上端９が閉じた位置（図１）の間を回転可能である。

【００１５】 容器は、互いに反対側にあってかつ平行な前面１２及び後面１３、互いに平行
かつ前面１２及び後面１３に垂直に配置された２つの側面１４、並びに４つの面
１２、１３及び１４に垂直な底端面１５を有する。

【００１６】 蓋１０は、互いに反対側にあってかつ平行な前面１６及び後面１７、互いに平
行かつ前面１６及び後面１７に垂直に配置された２つの側面１８、並びに４つの
面１６、１７及び１８に垂直な上端面１９を有する。蓋１０が有する、前面１６
及び側面１８の底部エッジ２０並びに後面１７の底部エッジ２１は、容器８が有
する、前面１２及び側面１４の上部エッジ２２並びに後面１３の上部エッジ２３
に提供される。蓋１０の自由エッジ２０は容器８の自由エッジ２２に係合する。
一方、エッジ２１は、容器８の対応するエッジ２３に恒久的に接続され、そのエ
ッジ２３と協働して蝶番線１１を形成する。蓋１０は、開いた位置と閉じた位置
との間を蝶番線１１について回転可能である。２つの前面１２及び１６は協働し
て包装物１の前面２４を形成し、２つの後面１３及び１７は協働して包装物１の
後面２５を形成する。また側面１４及び１８の各対は、協働して包装物１の対応
する側面２６を形成する。

【００１７】 最後に、包装物１は容器８に固定されたフレーム２７を有する。フレーム２７
は、容器８の内側に配置された部分２８と、容器８の開口端９から突き出た部分
２９とを有する。部分２９は、蓋１０が閉じた位置にあるときに、蓋１０を実質
的に補強し保持するようになっている。

【００１８】 フレーム２７は胸部材３０を有する。胸部材３０について、包装物１の底端面
１５により近い側は、その底端面１５に向かいかつ平行に配置された下方エッジ
３１を有し、蓋１０により近い側は、実質的にＵ字形状を有して中央切取部分３
３及び２つの肩３４を形成する上部エッジ３２を有する。それぞれの肩３４は、
いずれの側においても蓋１０に向けて延びる。胸部材３０は、中央切取部分３３
の一部及び２つの肩部４３が上述の自由エッジ２２を越えて突き出るように、前
面１２の内側に固定される。フレーム２７はさらに、容器８の２つの側面１４の
内側に固定された２つの側方部材３５を有する。

【００１９】 側方部材３５の各々は、容器８のそれぞれの側面１４から蓋１０に向けて突き
出た端部３６と、突き出た端部３６の反対側に、容器８の底端面１５に向けて下
方に延びる端部３７とを有する。

【００２０】 従って、図１に示すように、容器８が閉じられるような配置である蓋１０によ
って、包装物１は実質的矩形の平行六面体形状を呈する。特に、包装物１は、容
器８の底端面１５と蓋１０の上端面１９との間に、縦軸Ｌに平行に延びる４つの
縦方向要素３８、３９、４０及び４１を有する。それら縦方向要素により、容器
８の前面１２及び後面１３は、隣接する２つの側面１４に接続され、また蓋１０
の前面１６及び後面１７は、隣接する２つの側面１８に同じように接続される。

【００２１】 図１の実施例においては、要素３８、３９、４０及び４１は底端面１５及び上
端面１９に垂直に延び、平らな縦方向のフィレット３８′、３９′、４０′及び
４１′を有する。各フィレットは、それぞれに相互接続された容器８及び蓋１０
の面に対して４５°の角度に配置される。

【００２２】 同様に、フレーム２７は縦軸Ｌに平行に延びる２つの縦方向要素６４及び６５
を有し、それにより肩３４及び胸部材３０は２つの側方部材３５に接続される。

【００２３】 さらに図１において、２つの要素６４及び６５は、胸部材３０の下方エッジ３
１に垂直に配置され、その下方エッジ３１と肩３４のそれぞれの自由な上部エッ
ジとの間を延びるフィレット６４′及び６５′を有する。フィレット６４′及び
６５′の各々は、フレーム２７が有するそれぞれの隣接部材に対して４５°の角
度に配置される。より正確には、フレームの２つの接続要素６４及び６５は、包
装物が有する要素３８、３９の各々と、２つの列Ｆの各端にあるパケット２の対
応する斜めのコーナーエッジ７との間に挟まれる。

【００２４】 図２を参照すると、包装物１は、板紙又は他の類似材料からなる平らな型抜き
されたブランク材４２を折り曲げることにより形成される。ブランク材４２には
容器８、蓋１０及びフレーム２７が含まれており、それらを構成する部分は、組
立てられた包装物１の対応する部分の指示に使用された符号と同じ符号に「′」
を付されて示される場合がある。

【００２５】 平坦なブランク材４２は、第１縦軸Ｌ′、第１軸Ｌ′に垂直な第２横軸Ｔ、横
軸Ｔ上に整合配置された主部４３、及び第１軸Ｌ′上に整合配置された縦方向の
付属部４４を有する。主部４３は最終的には包装物１の容器８及び蓋１０を提供
し、付属部４４は最終的には包装物１のフレーム２７を提供する。

【００２６】 ブランク材の主部４３は、横軸Ｔに平行に延びる第１及び第２の横方向折線４
５及び４６と、横軸Ｔに沿って図２の左方から右方にかけて呈する複数の第１の
縦方向折線４７〜５４とを有する。

【００２７】 第１の縦方向折線４７〜５４は、上述の縦軸Ｌ′に平行に延び、第１及び第２
の横方向折線４５及び４６と協働する。それにより、２つの線５０及び５１の間
の前面中央パネル２４′と、中央パネル２４′の両側に配置される２つの側方部
分２６′と、右側の側方部分２６′の外側すなわち線５４の右側に配置される端
パネル２５′と、左側の側方部分２６′の外側すなわち線４７の左側に配置され
る縦方向の端フラップ５５とが画定される。２つの側方部分２６′のうちの左側
は２つの線４８及び４９の間にあり（図２参照）、右側は２つの線５２及び５３
の間にある。

【００２８】 端フラップ５５は、２つの折線４７及び４８によって画定されるとともに折線
４７及び４８の間を延びる第１フィレット３８′によって、隣接する側方部分２
６′に接続される。中央パネル２４′は、図２に示すように、２つの折線４９及
び５０によって画定されるとともに折線４９及び５０の間を延びる第２フィレッ
ト３９′によって左側の側方部分２６′に接続され、同様に、折線５１及び５２
によって画定されるとともに折線５１及び５２の間を延びる第３フィレット４０
′によって右側の側方部分２６′に接続される。端パネル２５′は、折線５３及
び５４によって画定されるとともに折線５３及び５４の間を延びる第４フィレッ
ト４１′によって、隣接する側方部分２６′に対して、中央パネル２４′とは反
対側に接続される。

【００２９】 ４つの縦方向フィレット３８′、３９′、４０′及び４１′は、横方向に小さ
い寸法を有し、また互いに同一である。

【００３０】 中央パネル２４′は、２つの互いに反対側の縦方向の端すなわち第１折り返し
端部１９′及び１５′まで延び、第１の横方向折線４５及び第２の横方向折線４
６に沿って、第１折り返し端部１９′及び１５′にそれぞれ接続される。

【００３１】 同様に、端パネル２５′は、２つの互いに反対側の縦方向の端部すなわち第２
折り返し端部５６ａ及び第３折り返し端部５６ｂまで延び、第１の横方向折線４
５及び第２の横方向折線４６に沿って、第２折り返し端部５６ａ及び第３折り返
し端部５６ｂにそれぞれ接続される。一方、２つの側方部分２６′の各々は、第
１の横方向折線４５により画定された縦方向端部まで延び、関連する横端フラッ
プ５７に接続される。

【００３２】 ブランク材の主部４３はまた、第１及び第２の横方向線４５及び４６に配置さ
れて全体が５８で示される第３の横方向線を有する。第３の横方向線５８は、こ
れらの線４５及び４６に平行にかつ端パネル２５′を横切って延びるとともに上
述の蝶番線１１に合致する折線１１′を有する。第３の横方向線５８はまた、ミ
シン目を有する２つの線５９及び６０を有し、第１の線５９は中央パネル２４′
、２つの側方部分２６′及び４つのフィレット３８′、３９′、４０′及び４１
′を横切って延び、第２の線６０は縦方向の端フラップ５５を横切って延びる。
特に、そのような第１の線５９は、第１及び第２の横方向線４５及び４６に平行
にかつ中央パネル２４′及びその両側にそれぞれ関連付けられた２つのフィレッ
ト３９′、４０′を横切って延びる中央部分６１を有する。第１の線５９はまた
、２つの側方部分２６′を横切って延びる、互いに逆の角度を有する２つの斜め
の中間部分６２と、第１及び第２の折線４５及び４６に平行にかつ残りのフィレ
ット３８′、４１′を横切って延びる２つの端部分６３とを有する。

【００３３】 従って第３の横方向線５８は、側方部分２６′の各々を２つの部分１４′及び
１８′に分割し、一方で中央パネル２４′を２つの部分１２′及び１６′に、端
パネル２５′を２つの部分１３′及び１７′に分割し、さらに各フィレット３８
′、３９′、４０′及び４１′を容器８及び蓋１０に関する２つのフィレットに
分割する。

【００３４】 付属部４４は、実質的にＵ字形状の外観であり、２つの側方アーム３５′を有
し、また２つのアーム３５′の間に配置される横パネル３０′を有する。２つの
側方アーム３５′は、横パネル３０′を介して２つのフィレット６４′及び６５
′によって関連付けられる。特に、２つのフィレット６４′及び６５′は、図２
に示すように、左側にある縦方向の対の線６６及び６７の間、及び右側にある縦
方向の対の線６８及び６９の間に、それぞれ配置される。

【００３５】 より正確には、１つのフィレット６４′（図２では左側）は、主部４３の折線
４９及び５０に対して縦方向に整合配置された２つの折線６６及び６７の間を延
び、一方、他方のフィレット６５′（図２では右側）は、主部４３の折線５１及
び５２に対して縦方向に整合配置された２つの折線６６及び６９の間を延びる。

【００３６】 付属部４４は、２つのアーム３５′の端部３７′によって、ブランク材４２の
主部４３が有するそれぞれの側方部分２６′に接続される。付属部４４は、部分
２６′の縦方向端部すなわち第２の横方向折線４６に蝶番式に接続され、中央パ
ネル２４′の第１折り返し端部１５′を囲繞する。

【００３７】 ブランク材４２において適切な折り曲げ操作が行われる前に、付属部４４は、
折り返され、第２の横方向折線４６について１８０°回転させられて、主部４３
に接する。より正確には、横パネル３０′が中央パネル２４′に対して貼り合わ
されるように当接し、アーム３５′が側方部分２６′のそれぞれの内側の面に対
して貼り合わされるように当接し、フィレット６４′及び６５′が主部４３のフ
ィレット３９′及び４０′に貼り合わされるように当接するように、付属部４４
が折線４６に沿って曲げられる。

【００３８】 その後に、縦方向の端フラップ５５及び端パネル２５′が２つの隣接する側方
部分２６′に対して直角に曲げられ、２つの側方部分２６′が中央部分２４′に
対して直角に曲げられる。よって端パネル２５′は、フラップ５５を画定する縦
方向折線４７にパネル２５′の自由端が一致するように、端フラップ５５に対し
て部分的に重なり合う。端パネル２５′は包装物１の後面２５を構成し、一方、
中央パネル２４′は前面２４となり、２つの側方部分２６′は側面２６となる。

【００３９】 同様の方法で、一方の第１折り返し端部１９′、第２折り返し端部５６ａ及び
２つの横端フラップ５７は、それぞれ中央パネル２４′、端パネル２５′及び側
方部分２６′に対して直角になるように、第１の横方向折線４５に沿って曲げら
れる。一方、他方の第１折り返し端部１５′及び第２折り返し端部５６ｂは、そ
れぞれ中央パネル２４′及び端パネル２５′に対して直角になるように、第２の
横方向折線４６に沿って曲げられる。それにより、縦方向の端フラップ５５及び
端パネル２５′が側方部分２６′に対して直角に曲げられて、次に側方部分２６
′が中央部分２４′に対して直角に曲げられたときに、第１折り返し端部１９′
、第２折り返し端部５６ａ及び一端にある横端フラップ５７は、部分的に重なり
合って蓋１０の上端面１９を形成する。一方、第１折り返し端部１５′及び他端
にある第２折り返し端部５６ｂは、部分的に重なり合って容器８の底端面１５を
形成する。

【００４０】 一方の第１折り返し端部１９′は、互いに反対側の２つの横方向長辺７０（よ
り正確には、そのうちの１つは中央パネル２４′により近い辺すなわち第１の横
方向折線４５に一致）と、互いに反対側の２つの縦方向短辺７１とによって囲繞
されることがわかる。同様に、他方の第１折り返し端部１５′は、互いに反対側
の２つの横方向長辺７２（より正確には、そのうちの１つは中央パネル２４′に
より近い辺すなわち第２の横方向折線４６に一致）と、互いに反対側の２つの縦
方向短辺７３とによって囲繞されることがわかる。

【００４１】 同様に、第３折り返し端部５６ｂは、互いに反対側の２つの横方向長辺７４（
より正確には、そのうちの１つは中央パネル２４′により近い辺すなわち第２の
横方向折線４６に一致）と、互いに反対側の２つの縦方向短辺７５とによって囲
繞される。特に、第３折り返し端部５６ｂは、第２折り返し端部５６ａよりも大
きく、このことは上端面１９を容易に閉じるのに役立つ。

【００４２】 さらに、横端フラップ５７の各々は、第１の横方向折線４５とともにループを
形成する周辺７６を有し、第１の横方向折線４５に沿って側方部分２６′にそれ
ぞれ接続される。

【００４３】 本発明によると、図２に示すように、第１折り返し端部１９′及び１５′は、
それぞれ４つの第１接続部分７７を有する。第１接続部分７７は、折線４９及び
５０の仮想延長線の間、並びに折線５１及び５２の仮想延長線の間を４５°の角
度で延びる。第１折り返し端部１９′及び１５′のそれぞれが有する（中央パネ
ル２４′に合致する）２つの横方向の辺７０及び７２に隣接する部分７７は、そ
れぞれ横方向折線４５及び４６に隣接して配置され、第１折り返し端部１９′及
び１５′をパネル２４′に接続する。

【００４４】 同様に、第３折り返し端部５６ｂが有する複数の第３接続部分７８は、端パネ
ル２５′に接続する横方向長辺７４の互いに反対側の２つの端部に対して少なく
とも関連付けられて、第２の横方向折線４６に隣接し、縦方向折線５３及び５４
の間であってパネル２５′の縦方向自由端を越えた範囲にそれぞれ延びる。

【００４５】 さらに、横端フラップ５７の各々が有する第２部分７９は、周辺７６が有する
端パネル２５′により近い端部及び縦方向の端フラップ５５により近い端部に対
してそれぞれ関連付けられて、周辺７６を第１の横方向折線４５に接続する。

【００４６】 さらに図２において、横方向折線４５及び４６に平行な方向に沿って測定され
る第１折り返し端部１９′及び１５′の各々の幅は、中央パネル２４′とそれに
隣接するフィレット３９′及び４０′とを足し合わせた合計幅よりも小さく、ま
た同じ横方向に沿って測定される第３折り返し端部５６ｂの幅は、端パネル２５
′とそれに隣接するフィレット４１′及び３８′とを足し合わせた幅よりも小さ
い。フィレット４１′により、パネル２５′が一方の側方部分２６′に関連付け
られ、フィレット３８′により、縦方向の端フラップ５５がもう一方の側方部分
２６′に関連付けられる。横端フラップ５７の各々は、実質的台形の外形を有し
、その下底が第１の横方向折線４５により近い。第２接続部分７９の各々が、フ
ィレット３８′及び４１′それぞれの端部の空間内に横方向に突き出る距離は、
そのフィレット３８′及び４１′の幅よりも小さい。

【００４７】 さらに、縦方向折線４９〜５２に平行な方向に沿って測定される第１折り返し
端部１９′及び１５′の高さは、側方部分２６′とその２つのフィレット３９′
及び４１′の各々とを足し合わせた合計幅よりも小さい。それにより、ブランク
材の各部が上述したように曲げられて回転させられたときに、第１折り返し端部
１９′の第１部分７７と横端フラップ５７の第２部分７９とが合致し、同様に、
もう１つの第１折り返し端部１５′の第１部分７７と第３折り返し端部５６ｂの
第３部分７８とが合致して、上端面１９及び底端面１５を画定するエッジ形状が
形成される。

【００４８】 さらに、ブランク材４２の各部が曲げ及び回転が完了すると、４つのフィレッ
ト３８′、３９′、４０′及び４１′は、第１及び第２の横方向折線４５及び４
６に一致するそれぞれの自由端が、対応する第１部分７７に対して接触はするが
接続はされないように、配置される。

【００４９】 換言すれば、図１に示すように、上述の４つの縦方向の接続要素３８、３９、
４０及び４１の各々は、軸方向に互いに反対側の２つの端部の各々を有する。そ
れらの端部の各々は、上端面１９及び底端面１５がそれぞれ有する長辺７０、７
２及び短辺７１、７３の端部のそれぞれにおいて、第１部分７７に一致する部分
に沿って延びるが接続はされない。

【００５０】 フィレット３８′、３９′、４０′及び４１′を有することにより、横軸Ｔに
沿って測定されるブランク材４２の主部４３の横方向寸法は、シャープなコーナ
ーエッジを有する蝶番式の蓋を備えた同等の平行六面体の剛性包装物の形成に通
常使用されるブランク材の主部が有する対応する寸法より小さい。同様に、フレ
ーム２７場合は、付属部４４のアーム３５′及び横パネル３０′もまたフィレッ
ト６４′及び６５′によって相互接続され、横軸Ｔに沿って測定される付属部４
４の横方向寸法は、シャープなコーナーエッジを有する蝶番式の蓋を備えた同等
の平行六面体の剛性包装物の形成に通常使用される付属部が有する対応する寸法
より小さい。

【００５１】 図３は、パケット２を収容するように構成された包装物８０を示す。パケット
２の前面３、後面４、２つの側面５及び２つの端面６は、縦軸Ｌに平行に各々延
びる丸みを有するコーナーエッジ７の各々によって相互接続される。

【００５２】 当該包装物８０は、図１の包装物１に顕著に類似しており、その各部は、可能
であれば、包装物１の対応する各部を示すために使用される参照符号と同じ参照
符号により示される。

【００５３】 図３の包装物８０においては、４つの接続要素３８、３９、４０及び４１は、
丸みを有するコーナーエッジを形成するような弧状のフィレット３８′、３９′
、４０′及び４１′を各々有し、各々が彎曲した断面を有する。

【００５４】 従って、包装物８０は、図４に示す型抜きブランク材８１から形成される。ブ
ランク材８１は、第一に、主部４３のフィレット３８′、３９′、４０′及び４
１′の各々並びに付属部４４のフィレット６４′及び６５′の各々に沿って延び
る複数の縦方向折線８２を有するという点で図２のブランク材４２とは異なる。
さらに、第１折り返し端部１９′及び１５′の第１部分７７、横端フラップ５７
の第２部分７９並びに第３折り返し端部５６ｂの第３部分７８は、円形形状の丸
められたエッジ８３、８４及び８５をそれぞれ形成する。

【００５５】 図５は、特許出願ＰＣＴ／ＩＴ９９／００２２２号に記載の種類のパケット２
を収容するように構成された包装物８６を示す。同号については、これをもって
全体の記載に変える。単一のパケット２の前面３及び後面４は、平らな中央部分
８７及び予め折られて彎曲した２つの側方バンド８８から構成される実質的凸形
状を有する。側方バンド８８により、中央部分８７は、縦軸Ｌに平行に延びるシ
ャープなコーナーエッジ８９に沿ってパケットの側面５に接続される。

【００５６】 当該包装物８６は、図１の包装物１に顕著に類似しており、その各部は、可能
であれば、包装物１の対応する各部を示すために使用される参照符号と同じ参照
符号により示される。

【００５７】 特に、図５に示すように、包装物８６の２つの側面２６は、互いに平行に配置
されて実質的凸形状を有し、シャープなコーナーエッジ９０の各々に沿って側面
２６に接続される前面２４及び後面２５に対して実質的垂直に延びる。さらに、
既述した包装物１及び８０と同様に、包装物８６は、開口上端９を備えたカップ
形態の容器８を有し、開口上端９上には、同様にカップ形態の蓋１０が取付けら
れる。蓋１０は、関連する折線１１に沿って容器８に対して蝶番式に取付けられ
、故に上端９が開いた位置（図示せず）及び上端９が閉じた位置（図５）の間を
回転可能である。

【００５８】 容器８は、４つの面２４、２５及び２６に垂直に配置された底端面１５、蓋１
０及び上端面１９を有する。

【００５９】 側面２６の各々は、実質的矩形形状の平らな中央部９１を有する。中央部９１
は、最上部を中央部分９２によって画定され、最下部を中央部分９３によって画
定される。中央部分９２は上端面１９の１つの短辺９３が有する直線で囲まれた
部分であり、中央部分９４は底端面１５の１つの短辺９５が有する直線で囲まれ
た部分である。

【００６０】 側面２６の各々はさらに、対である縦方向の側方バンド３８′、４１′及び３
９′及び４０′をそれぞれ有し、側方バンドの各々は、関連する平らな中央部９
１の各側に沿って、中央部９１及び関連するシャープなコーナーエッジ９０の間
を延びる。

【００６１】 ４つのバンド３８′、３９′、４０′及び４１′は、その内面に施された折線
９６によって柔軟性を有して曲げやすくなっており、内側に面する内向凹部を備
えた彎曲形状を呈する。また４つのバンド３８′、３９′、４０′及び４１′は
、上端面１９が有する関連する短辺９３の彎曲端部９７に関連付けられる軸方向
上端部と、下端面１５が有する関連する短辺９５の彎曲端部９８に関連付けられ
る軸方向下端部とを備える。

【００６２】 前述の内容からわかることであるが、図７及び図８に示されるように、２つの
側面２６が有する中央部９１の間の距離は、前面２４及び後面２５が有するコー
ナーエッジ９０の間の距離より大きい。また接続要素３８、３９、４０及び４１
は、図５からわかるように、縦方向折線９６によって曲げやすくなっている縦方
向バンド３８′、３９′、４０′及び４１′を各々有する。

【００６３】 従って、図６に示すように、包装物８６は型抜きブランク材９９から形成され
る。ブランク材９９は、第一に、側方部分２６′の各々が平らな中央部９１′と
縦方向折線９６′により予め折られた２つの縦方向部分１０１とに分割されるよ
うに配置された複数の第２の縦方向折線１００を有するという点で、図２のブラ
ンク材４２とは異なる。

【００６４】 縦方向部分１０１は、側方部分２６′の各々が有する平らな中央部９１′の両
側に配置される。

【００６５】 さらに、中央パネル２４′は、２つの第１折り返し端部１９′及び１５′に対
してその軸方向端部において関連付けられ、一方、端パネル２５′は、本例では
互いに同一な２つの第２折り返し端部５６に関連付けられる。

【００６６】 第１折り返し端部１９′及び１５′の各々は、長辺７０及び７２の各々が有す
るそれぞれの端部に合致する第１接続部分１０２を有し、それにより、一方の折
り返し端部１９′が有する長辺７０及び短辺７１が相互接続され、他方の折り返
し端部１５′が有する長辺７３及び短辺７４が相互接続される。

【００６７】 第２折り返し端部５６の各々は、第１の横方向折線４５及び第２の横方向折線
４６の各々のより近くに配置されるそれぞれの長辺７４に合致する第３接続要素
１０３を有し、それにより、関連する長辺７４及びそれに隣接する短辺７５が相
互接続される。

【００６８】 特に、第１及び第２の横方向折線４５及び４６に隣接する部分１０２及び１０
３は、それぞれの第２の縦方向折線１００から延びる。

【００６９】 さらに図５及び図６に示すように、縦方向の短辺７１を横方向の長辺７０に接
続する第１折り返し端部１９′の部分１０２は、包装物８６の上端面１９の短辺
９３が有する上述した彎曲端部９７に合致し、またその短辺７１は、その短辺９
３が有する直線で囲まれた中央部分９２に合致する。

【００７０】 同様に、縦方向の短辺７３を横方向の長辺７２に接続する第１折り返し端部１
５′の部分１０２は、包装物８６の下端面１５の短辺９５が有する上述した彎曲
端部９８に合致し、またその短辺７３は、その短辺９５が有する直線で囲まれた
中央部分９４に合致する。

【００７１】 従って、バンド３８′、３９′、４０′及び４１′が有する軸方向に互いに反
対側のそれぞれの端部は、上端面１９及び下端面１５の端部が有する上述した彎
曲端部９７及び９８に沿って延びるが、接続はされない。

【００７２】 図６からわかるように、ブランク材の縦方向の付属部４４は、２つの第２の縦
方向折線１００を有し、第２の縦方向折線１００の各々は、主部４３の中央パネ
ル２４′の両側に配置された２つの対応する線１００に沿って整合配置される。

【００７３】 折線１００は、アーム３５′の各々を、平らな部分１０４と縦方向折線１０６
により曲げやすくなっている縦方向部分１０５とに分割し、予め折られた縦方向
バンド６４′及び６５′を形成させる。縦方向バンド６４′及び６５′の各々に
より、２つのアーム３５′が、第２折線１００に合致するシャープなコーナーエ
ッジ１０７に沿って横パネル３０′に接続される。

【００７４】 予め折られた縦方向バンド６４′及び６５′は、２つの側方部分２６′と中央
パネル２４′とを相互接続する縦方向バンド３９′及び４０′に最終的に合致す
るように配置される。同様に、付属部のシャープなエッジ１０７は主部のシャー
プなエッジ９０に合致する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係る剛性包装物の第１の実施形態の斜視図である。

【図２】 図１の包装物を形成する型抜きされたブランク材の平面図である。

【図３】 本発明に係る剛性包装物の第２の実施形態の斜視図である。

【図４】 図３の包装物を形成する型抜きされたブランク材の平面図である。

【図５】 本発明に係る剛性包装物の第３の実施形態の斜視図である。

【図６】 図５の包装物を形成する型抜きされたブランク材の平面図である。

【図７】 図５の包装物を上からみた平面図である。

【図８】 図５の包装物を下からみた平面図である。

【手続補正書】

【提出日】平成１４年１２月１２日（２００２．１２．１２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ， ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ Ｆターム(参考） 3E060 AA03 AB05 BA03 BC04 CE04 CE07 CE14 CE18 CE19 CE22 CF05 DA11 DA26 DA30 EA06 EA20 3E067 AA14 AB93 AC15 BA06A BB01A BC06A EE07 FA09 FC01 GD09 3E068 AA21 AB02 AC02 BB05 CC04 CD01 CE02 DD01 EE11 EE25

Claims (21)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のタバコパケットのための剛性の包装物、典型的には、
   蝶番式の蓋（１０）を有し、互いに実質的平行な前面（２４）及び後面（２５）
   、それぞれが最上部及び最下部である第１端面（１９）及び第２端面（１５）、
   並びに前記前面及び前記後面に垂直かつ互いに平行な２つの側面（２６）を有す
   る主たる縦軸（Ｌ）を備えた実質的に矩形の平行六面体である、包装物（１；８
   ０；８６）において、 少なくとも前記前面（２４）又は前記後面（２５）が、前記縦軸（Ｌ）に平行に
   延びる縦方向接続要素（３８、３９、４０、４１）によって、隣接する前記２つ
   の側面（２６）の１つに接続されることを特徴とする包装物。
2. 【請求項２】 前記縦方向接続要素（３８、３９、４０、４１）は、前記前
   面（２４）又は前記後面（２５）と、隣接する前記２つの側面（２６）の１つと
   に対して斜めに配置される平らな縦方向フィレット（３８′、３９′、４０′、
   ４１′）を有し、それにより、少なくとも１つの斜めの縦方向コーナーエッジ（
   ３８′、３９′、４０′、４１′）が前記包装物（１；８０；８６）に形成され
   る請求項１に記載の包装物。
3. 【請求項３】 平らな前記斜めの縦方向フィレット（３８′、３９′、４０
   ′、４１′）が、前記包装物（１；８０；８６）の前記前面（２４）又は前記後
   面（２５）と、隣接する前記２つの側面（２６）の１つとに対して４５°に配置
   される請求項２に記載の包装物。
4. 【請求項４】 前記縦方向接続要素（３８、３９、４０、４１）は、複数の
   縦方向折線（８２）により曲げやすくなって彎曲形状を呈する縦方向フィレット
   （３８′、３９′、４０′、４１′）を有し、それにより、前記前面（２４）又
   は前記後面（２５）と、隣接する前記２つの側面（２６）の１つとが相互接続さ
   れて、丸みを有する少なくとも１つの縦方向コーナーエッジ（３８′、３９′、
   ４０′、４１′）が前記包装物（１；８０；８６）に形成される請求項１に記載
   の包装物。
5. 【請求項５】 前記側面（２６）の各々は、シャープなコーナーエッジ（９
   ０）の各々に沿って前記前面（２４）又は前記後面（２５）に接続され、前記縦
   方向接続要素（３８、３９、４０、４１）は、縦方向折線（９６）により曲げや
   すくなっている縦方向バンド（３８′、３９′、４０′、４１′）を有し、該縦
   方向バンド（３８′、３９′、４０′、４１′）は、内向凹面を有する彎曲形状
   を呈するとともに、前記側面（２６）の１つが有する関連する平らな部分（９１
   ）を、関連するシャープな縦方向コーナーエッジ（９０）に沿って、隣接する前
   記前面（２４）又は前記後面（２５）に接続する請求項１に記載の包装物。
6. 【請求項６】 前記前面及び前記後面（２４、２５）の各々が、縦方向接続
   要素（３８、３９、４０、４１）の各々によって前記側面（２６）の各々に接続
   される請求項１〜４のいずれか１項に記載の包装物。
7. 【請求項７】 前記側面（２６）の各々は、２つの側方バンド（３８′、３
   ９′、４０′、４１′）により画定された平らな中央部（９１）を有し、前記側
   方バンド（３８′、３９′、４０′、４１′）の各々は、縦方向折線（９６）に
   より曲げやすく、内向凹面を有する彎曲形状を呈し、それにより、側面（２６）
   の各々が有する関連する前記平らな中央部（９１）は、関連するシャープな縦方
   向コーナーエッジ（９０）に沿って前記前面（２４）又は前記後面（２５）に接
   続される、請求項５に従属する請求項６に記載の包装物。
8. 【請求項８】 前記側面（２６）が有する複数の前記中央部（９１）の間の
   距離は、前記前面（２４）及び前記後面（２５）が有する複数の前記シャープな
   縦方向コーナーエッジ（９０）の間の距離よりも大きい請求項７に記載の包装物
   。
9. 【請求項９】 上端面及び下端面（１９、１５）は、複数の短辺（７１、７
   ３；９３、９５）を各々有し、縦方向フィレット又はバンド（３８′、３９′、
   ４０′、４１′）の各々は、前記上端面及び下端面（１９、１５）の前記短辺（
   ７１、７３；９３、９５）が有する対応する端部に接触はするが接続はされない
   軸方向に互いに反対側の２つの端部を有し、該端部の各々は、前記縦方向フィレ
   ット又はバンド（３８′、３９′、４０′、４１′）が有する部分断面形状と同
   一の形状を有する請求項２〜８のいずれか１項に記載の包装物。
10. 【請求項１０】 カップ形態の容器（８）及び同様にカップ形態の蓋（１０
    ）を有し、該蓋（１０）は、関連する折線（１１）に沿って開口上端（９）に蝶
    番式に接続されるため、前記容器（８）が閉じた位置及び前記容器（８）が開い
    た位置の間を回転可能であり、前記容器（８）に恒久的に関連付けられたフレー
    ム（２７）が前記開口上端（９）から部分的に突き出る請求項１〜９のいずれか
    １項に記載の包装物。
11. 【請求項１１】 板紙又はそれに類似の材料からなる平らな型抜きされたブ
    ランク材（４２；８１；９９）から形成される請求項１０に記載の包装物。
12. 【請求項１２】 前記主たる縦軸（Ｌ）に平行な第１の縦軸（Ｌ′）及び該
    第１の縦軸に垂直な第２の横軸（Ｔ）を備えるとともに、最終的には前記包装物
    （１）の前記容器（８）及び前記蓋（１０）を提供する主部（４３）と、最終的
    には前記フレーム（２７）を提供する縦方向の付属部（４４）とを有する平らな
    ブランク材（４２；８１；９９）から形成される包装物において、前記ブランク
    材（４２；８１；９９）の前記主部（４３）は、前記横軸（Ｔ）に平行に延びる
    第１及び第２の横方向折線（４５、４６）と、前記縦軸（Ｌ′）に平行に延びる
    複数の第１の縦方向折線（４７〜５４）とを有し、該複数の第１の縦方向折線（
    ４７〜５４）は、前記第１及び第２の横方向折線（４５、４６）と協働して前面
    中央パネル（２４′）と、該中央パネル（２４′）の両側に位置する２つの側方
    部分（２６′）と、該側方部分（２６′）の各々の外側に位置する端パネル（２
    ５′）及び縦方向の端フラップ（５５）とを画定し、前記中央パネル（２４′）
    は、２つの第１折り返し端部（１９′、１５′）が有する互いに縦方向に反対側
    の２つの端部に関連付けられ、前記端パネル（２５′）は、第２折り返し端部（
    ５６ａ）及び該第２折り返し端部（５６ａ）と反対側の第３折り返し端部（５６
    ｂ）がそれぞれ有する互いに縦方向に反対側の２つの端部に関連付けられ、該２
    つの端部の各々は、前記第１の横方向折線（４５）に沿って前記第２折り返し端
    部（５６ａ）に、前記第２の横方向折線（４６）に沿って前記第３折り返し端部
    （５６ｂ）にそれぞれ接続され、側方部分（２６′）の各々は、関連する横端フ
    ラップ（５７）を備えた前記第１の横方向折線（４５）によって画定された縦方
    向端部に関連付けられ、前記付属部（４４）は、実質的にＵ字形状であるととも
    に、２つの側方アーム（３５′）と、２つの第１の縦方向折線（６６、６７；６
    ８、６９）の各々によって前記２つのアーム（３５′）の各側に関連付けられた
    横パネル（３０′）とを有し、前記付属部（４４）は、前記２つのアーム（３５
    ′）によって、前記第２の横方向折線（４６）に一致する前記側方部分（２６′
    ）の各々の対応する縦方向端部に蝶番式に接続されるとともに、前記中央パネル
    （２４′）が有する１つの第１折り返し端部（１５′）を囲繞し、前記ブランク
    材の前記主部（４３）は、前記前面中央パネル（２４′）及び前記側方部分（２
    ６′）を横切って延びるミシン目を有する横方向線（５８）を有し、前記蓋（１
    ０）は、前記横方向線（５８）に沿って前記容器（８）から分離されるとともに
    、前記端パネル（２５′）を横切って延びる横方向折線（１１′）に一方の端部
    が接続され、前記端方向の端フラップ（５５）を横切って延びるミシン線（６０
    ）にもう一方の端部が接続され、前記蓋（１０）に沿う蝶番線（１１）に合致す
    る前記折線及び前記ミシン線（１１′、６０）は前記容器（８）に接続され、前
    記第１折り返し端部の一方（１９′）は、対応する前記第２折り返し端部（５６
    ａ）に部分的に重なり合って前記端フラップ（５７）と協働するように構成され
    、前記第１の横方向折線（４５）に沿って曲げられ、前記蓋（１０）の第１の上
    端面（１９）を形成し、前記第１折り返し端部のもう一方（１５′）は、対応す
    る前記第３折り返し端部（５６ｂ）に部分的に重なり合うように構成され、前記
    第２の横方向折線（４６）に沿って曲げられ、前記容器（８）の第２の底端面（
    １５）を形成し、前記縦方向の端フラップ（５５）は、前記端パネル（２５′）
    の内面の周辺部に重なり合うように構成され、前記付属部（４４）は、前記第２
    の横方向折線（４６）に沿って、前記包装物（１；８０；８６）の内側に向かう
    ように折り返され、前記主部（４３）に貼り合わされるように当接して前記中央
    パネル（２４′）及び前記側方部分（２６′）の内面に固定され、少なくとも第
    １折り返し端部（１９′、１５′）の各々は、各々の長辺（７０、７２）の端部
    の少なくとも１つに合致する第１部分（７７）を有し、前記長辺（７０、７２）
    は、前記第１及び第２の横方向折線（４５、４６）の各々に隣接して配置され、
    前記第１部分（７７）は、前記長辺（７０、７２）の各々を、該長辺（７０、７
    ２）に隣接する前記第１折り返し端部（１９′、１５′）の各々の短辺（７１、
    ７３）に接続し、前記第３折り返し端部（５６ｂ）は、各々の長辺（７４）の端
    部の少なくとも１つに合致する第３部分（７８）を有し、前記長辺（７４）は、
    前記第２の横方向折線（４６）に隣接して配置され、前記第３部分（７８）は、
    前記長辺（７４）を、該長辺（７４）に隣接する前記第３折り返し端部（５６ｂ
    ）の短辺（７５）に接続し、前記第１及び第３部分（７７、７８）は、前記包装
    物（１；８０；８６）が組立てられたときに、前記蓋（１０）及び前記容器（８
    ）の双方が有する前記縦方向接続要素（３８、３９、４０、４１）に合致する請
    求項１１に記載の包装物。
13. 【請求項１３】 前記縦方向の付属部（４４）の前記２つのアーム（３５′
    ）のうちの少なくとも１つは、接続要素（６４、６５）によって前記横パネル（
    ３０′）に関連付けられ、前記接続要素（６４、６５）は、第１及び第３部分（
    ７７、７８）に合致する縦方向接続要素（３８、３９、４０、４１）に貼り合わ
    されるように当接可能であり、前記第１及び第３部分（７７、７８）は、前記第
    １折り返し端部（１９′、１５′）の各々の長辺（７０、７２、７４）及び第３
    折り返し端部（５６ｂ）の長辺（７１、７３、７５）を相互接続する請求項１２
    に記載の包装物。
14. 【請求項１４】 ２つの前記横端フラップ（５７）の少なくとも１つは、前
    記第１の横方向折線（４５）に沿って、前記第１折り返し端部（１９′）と前記
    端パネル（２５′）との間、及び前記第１折り返し端部（１９′）と前記縦方向
    の端フラップ（５５）との間の双方にそれぞれ配置されるとともに、前記端パネ
    ル（２５′）又は前記縦方向の端フラップ（５５）に向かう周辺（７６）の一部
    に配置された第２接続部分（７９）を有し、それにより前記周辺（７６）は、前
    記第１の横方向折線（４５）に接続され、前記第２接続部分（７９）と、関連す
    る第１接続部分（７７）又は第３接続部分（７８）とが、縦方向接続要素（３８
    、３９、４０、４１）にともに合致する請求項１２に記載の包装物。
15. 【請求項１５】 第１折り返し端部（１９′、１５′）の各々は、それぞれ
    の長辺（７０、７２）の端部の各々に合致するとともに該長辺（７０、７２）を
    隣接する前記短辺（７１、７３）に接続させる第１部分（７７）を有し、前記２
    つの横端フラップ（５７）の各々は、前記パネル（２５′）に向かい又は前記縦
    方向端フラップ（５５）に向かうような前記周辺（７６）の一部に配置された第
    ２部分（７９）を有し、それにより前記周辺（７６）は前記第１の横方向折線（
    ４５）に接続され、前記第３折り返し端部（５６ｂ）は、それぞれの長辺（７４
    ）の端部の各々に合致するとともに該長辺（７４）を前記短辺（７５）に接続さ
    せる第３部分（７８）を有し、第２接続部分（７９）の各々は、前記第１折り返
    し端部（１９′、１５′）の前記第１部分（７７）及び前記第３折り返し端部（
    ５６ｂ）の前記第３部分（７８）と協働して、前記包装物（１；８０；８６）の
    縦方向接続要素（３８、３９、４０、４１）に合致し、前記縦方向付属部（４４
    ）の前記２つのアーム（３５′）の各々は、接続要素（６４、６５）によって前
    記横パネル（３０′）に関連付けられ、前記接続要素（６４、６５）は、前記中
    央パネル（２４′）及び前記側方部分（２６′）を相互接続する縦方向接続要素
    （３８、３９、４０、４１）に貼り合わされるように当接可能である請求項１２
    〜１４のいずれか１項に記載の包装物。
16. 【請求項１６】 前記第１、第２及び第３の接続部分（７７；７９；７８）
    が直線で囲まれている請求項１２〜１５のいずれか１項に記載の包装物。
17. 【請求項１７】 前記第１、第２及び第３の接続部分（７７；７９；７８）
    が丸みを有する請求項１２〜１５のいずれか１項に記載の包装物。
18. 【請求項１８】 前記主部（４３）は第１及び第２の横方向折線（４５、４
    ６）並びに複数の縦方向折線（１００）を有し、該縦方向折線（１００）の少な
    くとも１つは、前記側方部分（２６′）の少なくとも１つを、平らな部分（９１
    ′）と縦方向折線（９６′）により曲げやすくなっている縦方向部分（１０１）
    とに分割し、前記中央パネル（２４′）は、２つの第１折り返し端部（１９′、
    １５′）を有する互いに軸方向に反対側の２つの端部に関連付けられ、前記端パ
    ネル（２５′）は、２つの第２折り返し端部（５６）を有する互いに軸方向に反
    対側の２つの端部に関連付けられ、第１及び第２折り返し端部（１９′、１５′
    ；５６）の各々は、少なくとも１つの第１及び第３部分（１０２；１０３）をそ
    れぞれ有し、該第１及び第３部分（１０２；１０３）は、前記第１及び第２の横
    方向折線（４５、４６）に隣接配置された各々の長辺（７０、７２；７４）の端
    部に合致するとともに、前記第２及び第１折り返し端部（５６；１５′、１９′
    ）の各長辺（７４；７２、７０）が有する対応する端部に向かい、それにより前
    記長辺（７０、７２；７４）は、該前記長辺（７０、７２；７４）に隣接する前
    記第１及び第２折り返し端部（１９′、１５′；５６）の短辺（７１、７３；７
    ５）に接続され、前記第１及び第３部分（１０２；１０３）は、前記中央パネル
    （２４′）及び前記端パネル（２５′）の各々に隣接する第２縦方向折線（１０
    ０）に合致する位置において、関連する前記第１及び第２折り返し端部（１９′
    、１５′；５６）の前記長辺（７０、７２；７４）から延び、包装物（８６）が
    組立てられたときに、予め折られた縦方向バンド（３８′、３９′、４０′、４
    １′）の各々が有する互いに軸方向に反対側の端部の各々に前記第１及び第３部
    分（１０２；１０３）が提供されて前記縦方向要素（３８、３９、４０、４１）
    が形成され、それにより前記側面（２６）の１つが有する前記平らな部分（９１
    ）は、関連する前記シャープなコーナーエッジ（９０）に沿って前記前面（２４
    ）又は前記後面（２５）に接続され、よって前記第１及び第３部分（１０２；１
    ０３）は、前記蓋（１０）及び前記容器（８）の双方が有する前記予め折られた
    縦方向バンド（３８′、３９′、４０′、４１′）に合致する、請求項１０が請
    求項５に従属するときの請求項１２に記載の包装物。
19. 【請求項１９】 前記縦方向付属部（４４）は、前記２つのアーム（３５′
    ）の少なくとも１つを平らな部分（１０４）と縦方向部分（１０５）とに分割す
    る少なくとも１つの第２縦方向折線（１００）を有し、前記縦方向部分（１０５
    ）は、予め折られた縦方向バンド（６４′、６５′）の各々が形成されるように
    縦方向折線（１０６）により曲げやすくなっており、それにより前記アーム（３
    ５′）は、シャープなコーナーエッジ（１０７）の各々に沿って前記横パネル（
    ３０′）に接続され、前記予め折られた縦方向バンド（６４′、６５′）は、前
    記第１部分（１０２）に合致する前記予め折られた縦方向バンド（３９′、４０
    ′）に最終的には貼り合わされるように当接し、前記第１部分（１０２）は、前
    記第折り返し端部（１９′、１５′）の各々が有するそれぞれの長辺（７０、７
    ２）及び短辺（７１、７３）を接続するとともに、第２縦方向折線（１００）に
    合致する位置において前記長辺（７０、７２）から延びる請求項１８に記載の包
    装物。
20. 【請求項２０】 第１及び第２折り返し端部（１９′、１５′；５６）の各
    々は、前記第１及び第２の横方向折線（４５、４６）の各々に隣接配置された各
    長辺（７０、７２；７４）の端部に合致する第１及び第３部分（１０２；１０３
    ）をそれぞれ有し、該第１及び第３部分（１０２；１０３）は、前記長辺（７０
    、７２；７４）を、該長辺（７０、７２；７４）に隣接する第１及び第２折り返
    し端部（１９′、１５′；５６）の短辺（７１、７３；７５）に接続し、前記第
    １及び第３部分（１０２；１０３）は、前記中央パネル（２４′）及び前記端パ
    ネル（２５′）の各々に隣接する第２縦方向折線（１００）に合致する位置にお
    いて関連する前記第１及び第２折り返し端部（１９′、１５′；５６）の前記長
    辺（７０、７２）から延びるとともに、前記包装物（８６）が組立てられたとき
    に、予め折られた縦方向バンド（３８′、３９′、４０′、４１′）の各々が有
    する互いに軸方向に反対側の端部の各々に提供され、それにより前記縦方向要素
    （３８、３９、４０、４１）が形成され、それにより前記側面（２６）の１つが
    有する前記平らな部分（９１）は、関連する前記シャープなコーナーエッジ（９
    ０）に沿って前記前面（２４）又は前記後面（２５）に接続され、よって前記第
    １及び第３部分（１０２；１０３）は、前記蓋（１０）及び前記容器（８）の双
    方が有する前記予め折られた縦方向バンド（３８′、３９′、４０′、４１′）
    に合致する請求項１８に記載の包装物。
21. 【請求項２１】 第１折り返し端部（１９′、１５′）は、各長辺（７０、
    ７２）の端部に合致するとともに関連する前記長辺（７０、７２）を前記短辺（
    ７１、７３）に接続する第１部分（１０２）を有し、第２折り返し端部（５６）
    の各々は、各長辺（７４）の各端部に合致するとともに前記長辺（７４）を隣接
    する前記短辺（７５）に接続する第２部分（１０３）を有し、前記第１及び第３
    部分（１０２；１０３）は、前記包装物（８６）が組立てられたときに、予め折
    られた縦方向バンド（３８′、３９′、４０′、４１′）の各々が有する互いに
    軸方向に反対側の端部の各々に提供され、それにより前記縦方向要素（３８、３
    ９、４０、４１）が形成され、それにより前記側面（２６）が有する前記平らな
    部分（９１）は、関連する前記シャープなコーナーエッジ（９０）に沿って前記
    前面（２４）及び前記後面（２５）に接続され、よって前記第１及び第３部分（
    １０２；１０３）は、前記蓋（１０）及び前記容器（８）の双方が有する前記予
    め折られた縦方向バンド（３８′、３９′、４０′、４１′）に合致し、前記縦
    方向付属部（４４）は、前記アーム（３５′）の各々を平らな部分（１０４）及
    び縦方向部分（１０５）に分割する２つの第２縦方向折線（１００）を有し、前
    記縦方向部分（１０５）は、予め折られた縦方向バンド（６４′、６５′）の各
    々の形成する縦方向折線（１０６）によって曲げやすくなっており、それにより
    前記アーム（３５′）は、シャープなコーナーエッジ（１０７）の各々に沿って
    前記横パネル（３０′）に接続され、前記予め折られた縦方向バンド（６４′、
    ６５′）は、前記第１部分（１０２）に合致する前記予め折られた縦方向バンド
    （３９′、４０′）に最終的には貼り合わされるように当接し、前記第１部分（
    １０２）は、前記第折り返し端部（１９′、１５′）の各々が有するそれぞれの
    長辺（７０、７２）及び短辺（７１、７３）を接続するとともに、第２縦方向折
    線（１００）に合致する位置において前記長辺（７０、７２）から延びる請求項
    １８〜２０のいずれか１項に記載の包装物。