JP2002539334A - 基板を処理するための装置 - Google Patents

基板を処理するための装置

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JP2002539334A
JP2002539334A JP2000606035A JP2000606035A JP2002539334A JP 2002539334 A JP2002539334 A JP 2002539334A JP 2000606035 A JP2000606035 A JP 2000606035A JP 2000606035 A JP2000606035 A JP 2000606035A JP 2002539334 A JP2002539334 A JP 2002539334A
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クレーバー ヴォルフガング
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ステアーグ ミクロテヒ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 基板、特に半導体ウェーハを処理するための装置であって、1つの開口を有する少なくとも1つのプロセス容器が設けられていて、該開口が処理の間、基板によって外部から閉鎖可能である形式のものにおいて、第1のプロセス容器に対して隣接して第2のプロセス容器が設けられており、該第2のプロセス容器の壁が、少なくとも部分的に、第1のプロセス容器の、前記開口を有する容器壁であり、前記開口が、第1のプロセス容器の側から閉鎖可能であることによって、処理したい基板表面の簡単でかつ均一な処理と、連続する処理ステップの間での損傷の危険の低減とが達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、基板、特に半導体ウェーハを処理するための装置であって、少なく
とも1つの開口を有するプロセス容器が設けられていて、前記開口が基板によっ
て外部から閉鎖可能である形式のものに関する。
【0002】 基板を処理するための装置は、たとえば本願と同一の出願人により出願された
未公開のドイツ連邦共和国特許出願第19859470号明細書に基づき公知で
ある。この公知の装置は、上方に向かって開かれたプロセス容器を有しており、
このプロセス容器は下方から上方に向かって、金属を含有した電解質で貫流され
る。電解質は上方へ向かう途中で、延伸格子体(Streckgitter)と
して形成された陽極を通って流れる。電解質中に存在する金属でメッキしたい半
導体ウェーハは、基板ホルダによってプロセス容器の上縁部の上に保持され、こ
の場合、半導体ウェーハとプロセス容器の上縁部との間に流れギャップが形成さ
れる。プロセス容器を貫流した電解質は、プロセス容器の上縁部と基板との間で
オーバフローさせられて、半導体ウェーハと接触させられる。陽極と、電気的に
接触接続される半導体ウェーハとの間に電圧を印加することにより、電解質中に
含まれている金属が半導体ウェーハ上に析出されられる。
【0003】 この公知の装置では、上で述べたように基板がウェーハの外側の縁範囲で、特
にウェーハとプロセス容器の上縁部との間のギャップの範囲で電解質によって流
過されるので、ウェーハの真ん中の範囲におけるよりも高い流速が生ぜしめられ
る。このような流れ不均一性に基づき、ウェーハ上では金属の析出不均一性が生
じる。金属の析出時に発生するガス泡は、たいてい電解質の流れによって連行さ
れるが、しかし比較的流れが停滞している範囲では、ガス泡が溜まってしまい、
金属の析出を損なってしまう恐れがある。電解質はウェーハに向かい合って位置
する陽極を貫流するので、この陽極は大きな流れ開口を有していなければならず
、このことは陽極とウェーハとの間に均一な電界を形成することを損なう。たと
えば洗浄過程でウェーハを引き続き処理するためには、基板が持ち上げられなけ
ればならず、そして場合によっては、本願と同一の出願人により出願された未公
開のドイツ連邦共和国特許出願第19859469号明細書に記載されているよ
うな洗浄・乾燥ユニットが、ウェーハの下へ移動させられなければならない。
【0004】 米国特許第5437777号明細書に基づき、冒頭で述べた形式の、基板を処
理するための装置が公知である。この公知の装置では、プロセス容器に設けられ
た開口が、処理したい基板によって外部から閉鎖される。この開口はプロセス容
器の鉛直な壁に配置されており、これにより、金属プレーティングもしくは金属
メッキの間に、基板は処理流体によって均一に流過されるようになる。メッキ過
程の後に、基板は、別のプロセス容器内で別の処理、たとえば洗浄に施すために
手間をかけて積み替えられなければならない。積み替え時には、必要となるハン
ドリングステップに基づき基板が損傷させられる危険が生じる。さらに、積み替
え時には、必要とされる積み替え時間に基づき処理流体が乾燥を開始し、これに
よって基板を損傷させてしまう危険も生じる。
【0005】 したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の装置を改良して、処理した
い基板表面の簡単でかつ均一な処理が可能となると同時に、連続する処理ステッ
プの間での基板の損傷の危険が減じられるような装置を提供することである。
【0006】 この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭で述べた形式の装置におい
て、第1のプロセス容器に対して隣接して第2のプロセス容器が設けられており
、該第2のプロセス容器の壁が、少なくとも部分的に、第1のプロセス容器の、
前記開口を有する容器壁であるようにした。第1のプロセス容器と共に、前記開
口を有する壁を共用する第2のプロセス容器を設けることにより、基板は第1の
プロセス容器内での処理の際に第2のプロセス容器内に配置されており、そして
第1のプロセス容器内での処理の後に、引き続き積み替えを行うことなしに第2
のプロセス容器内で処理され得る。連続する処理ステップの間の時間を著しく減
少させることができる。これにより、処理流体が乾燥を開始する危険は大きく減
じられる。基板が、両プロセス容器に設けられた前記開口を閉鎖していない場合
には、この開口は第1のプロセス容器の側から閉鎖され、これにより2つのプロ
セス容器の分離が行われる。さらに、2つの分離されたプロセス室に基づき、媒
体の不都合な持込みも減じられる。第1のプロセス容器の開口が外部から基板に
よって閉鎖されることにより、基板の、第1のプロセス容器に向けられた表面だ
けが、第1のプロセス容器内に存在する処理流体と接触し、残りの基板範囲は絶
縁されることが容易に確保される。さらに、基板の、基板表面に対してほぼ平行
に延びる側方の流過が可能となる。これにより、基板表面に沿った均一な流れが
達成され、ひいては均一な処理が達成される。
【0007】 本発明の特に有利な構成では、前記開口が、プロセス容器のほぼ鉛直な壁に形
成されている。これにより、プロセス容器を処理流体で充填する際に基板は処理
流体によって完全に濡らされるようになり、空気封入も回避される。処理時に発
生したガスは、基板の鉛直配置に基づき、直ちに上方に向かって変向されるので
、流れが比較的停滞したゾーンにガスが溜まる恐れは生じない。さらに、このよ
うな鉛直配置に基づき、基板の乾燥時にマランゴニ効果を使用することもできる
【0008】 基板による開口の良好でかつ密な閉鎖を保証するためには、開口の周面を形成
するシール部材が設けられている。このシール部材はアンダカット部とシールリ
ップとを有していると有利である。このシールリップは本発明の有利な構成では
、シール部材を形成するシール材料をフライス加工することにより形成されてい
る。しかし、このシール部材はOリングであってもよい。
【0009】 本発明のさらに別の有利な構成では、基板の、第1のプロセス容器に向けられ
た表面を電気的に接触接続するためのコンタクトエレメントが設けられている。
このコンタクトエレメントは有利には前記シール部材のアンダカット部の範囲に
突入するように延びており、これにより基板の縁範囲における良好でかつ密な接
触接続が保証される。
【0010】 本発明のさらに別の有利な構成では、前記開口に向かい合って位置する電極が
設けられている。この電極は、この電極と基板との間に電界を発生させるために
働く。この場合、電極は、均一な電界を印加することを可能にする電極プレート
として形成されていると有利である。本発明のさらに別の有利な構成では、この
電極プレートが、少なくとも1種の流体、特に乾燥流体を導通させるための複数
の開口を有しており、これにより電極に向かい合って位置する基板に対する、意
図された直角の流体流が可能となる。前記電極は陽極であると有利である。
【0011】 本発明のさらに別の有利な構成では、前記電極が、前記開口に接近する方向お
よび前記開口から離れる方向に運動可能であり、これにより場合によっては電極
と基板との間の間隔が調節される。プロセス容器に設けられた前記開口は、前記
電極によって内側から閉鎖可能であると有利である。これにより、プロセス容器
が基板によって閉鎖されていないときに、プロセス容器は周辺に対して閉鎖され
る。
【0012】 前記電極による前記開口の密な閉鎖を保証するためには、前記電極および/ま
たは前記開口を取り囲む容器壁に少なくとも1つのシール部材が設けられている
。前記電極により形成された電界が損なわれることを阻止し、かつ基板側で流体
流が損なわれることを回避するためには、このシール部材が前記電極を半径方向
で取り囲んでいて、しかも軸方向で、前記開口に向けられた電極表面を超えて張
り出していると有利である。
【0013】 基板の金属メッキのために働く、本発明による装置の特別な構成では、第1の
プロセス容器内に導入可能な少なくとも1種の処理流体が、金属を含有した電解
質および/またはエッチング剤である。
【0014】 第2のプロセス容器が、洗浄チャンバおよび/または乾燥チャンバおよび/ま
たは表面状態調節チャンバ(Oberflaechen−Konditioni
erungskammer)を形成していると有利である。
【0015】 本発明のさらに別の有利な構成では、基板が基板ホルダによって保持される。
この基板ホルダは、該基板ホルダの本体に対して相対的に運動可能な少なくとも
1つの真空フィンガを備えている。基板ホルダの本体に対して相対的に運動可能
な真空フィンガを設けることにより、基板ホルダの本体に対して間隔を置いた位
置で基板のローディングおよびアンローディングを実施することができるように
なるので、基板ハンドリング装置を基板と基板ホルダの本体との間に進入させる
ことができる。確実でかつ均一な保持のためには、真空フィンガが、前記本体の
、基板に向けられた表面の真ん中に配置されていると有利である。基板ホルダの
本体を基板と接触させるためには、真空フィンガが基板ホルダの本体内に格納可
能であると有利である。
【0016】 本発明のさらに別の有利な構成では、前記真空フィンガに接続された真空管路
に圧力センサが設けられており、これにより、基板を基板ホルダにまで運ぶウェ
ーハハンドリング装置には、基板が真空フィンガに確実に保持された時点で、こ
のことが報知される。
【0017】 基板ホルダは真空フィンガの他に、本体の、基板に向けられた表面に、位置固
定の多数の真空開口を有しており、これにより基板は比較的大きな範囲にわたっ
て基板ホルダにしっかりと保持される。このときに、これらの真空開口は前記真
空フィンガを半径方向で取り囲んでいると有利である。これらの真空開口は前記
真空フィンガとは別個に負圧で負荷可能であると有利である。
【0018】 本発明のさらに別の有利な構成では、前記基板ホルダに、前記真空開口を半径
方向で取り囲む少なくとも1つのシール部材が設けられており、これにより、真
空範囲の良好なシールが確保される。基板ホルダに設けられたこのシール部材は
弾性的に形成されていて、前記開口の周面に設けられた前記シール部材に、特に
シールリップに、向かい合って位置していると有利である。これにより、基板に
この範囲で小さな運動遊び空間が付与される。これにより、開口の周面に設けら
れたシール部材と基板ホルダとの間で基板が損傷させられ、特に押し裂かれるこ
とが回避される。両シール部材が互いに向かい合って位置することにより、さら
に、基板に横方向力または応力が生じることなしに、押圧力が直接に直角に基板
を通って伝達されるようになる。
【0019】 以下に、本発明の有利な実施例を図面につき詳しく説明する。
【0020】 図1には金属メッキ装置1が示されている。この金属メッキ装置1はプロセス
容器2と、このプロセス容器2の内部に運動可能に配置された陽極装置3と、プ
ロセス容器2の外部に配置された基板キャリヤもしくは基板ホルダ4とを備えて
いる。
【0021】 プロセス容器2は底部壁6と、上側の壁7と、対応する側壁とによって形成さ
れる。側壁に関しては、図面には左側の側壁8と右側の側壁9しか図示されてい
ない。プロセス容器2の各壁の間には、プロセス室10が形成される。底部壁6
には、右側の側壁9に隣接して、組み合わされた流入・流出開口11が設けられ
ている。この流入・流出開口11は管路12に接続されている。この管路12も
しくは流入・流出開口11を介して、処理流体をプロセス容器2内に導入し、か
つプロセス容器2から導出することができる。当然ながら、組み合わされた流入
・流出開口11の代わりに、相応する管路を備えた2つの別個の開口が設けられ
ていてもよい。
【0022】 上側の壁7には、開口14が設けられている。この開口14はオーバフロー管
路15に接続されている。下方から導入された処理流体は、この開口14とオー
バフロー管路15とを通じてプロセス容器2からオーバフローする。
【0023】 左側の側壁8には、中心開口17が設けられている。この中心開口17には、
陽極装置3のシフトロッド19が配置されている。陽極装置3のシフトロッド1
9は中心開口17を貫いて延びており、シフトロッド19の、プロセス容器2の
外部に位置する端部は、直動ユニット(図示しない)に結合されている。シフト
ロッド19の、プロセス容器2の内部に位置する端部は、アノードプレートもし
くは陽極プレート20に結合されている。この陽極プレート20は側壁8に対し
て平行にかつシフトロッド19に対してほぼ垂直に延びている。陽極プレート2
0は、右側の側壁9に向けられた平坦な表面21を備えた、閉じられたプレート
である。左側の側壁8と、陽極プレート20の裏面との間には、Oリング23の
形のシール部材が設けられている。このOリング23は左側の側壁8に固定され
ているか、または陽極プレート20の裏面に固定されている。陽極プレート20
は半径方向でOリング25によって取り囲まれている。このOリング25は右側
の側壁9の方向で陽極プレート20の表面21を超えて突出している。符号26
により、シールベローズがしめされている。このシールベローズ26は図面で見
てその左側ではシフトロッド19に固定されていて、右側ではプロセス容器2の
第1の壁8に結合されている。
【0024】 右側の側壁9は中心開口29を有している。この中心開口29の寸法は、処理
したい基板、たとえば半導体ウェーハ31の寸法よりも小さく設定されている。
中心開口29の周縁部はシール部材32によって形成される。このシール部材3
2は図2に拡大されて図示されている。シール部材32は右側の側壁9の内周面
に溶接されていて、中心開口29に向けられて湾曲させられた表面33を有して
いる。シール部材32の、表面33とは反対の側の面には、アンダカット部35
が形成されており、このアンダカット部35は、たとえばシール部材32を形成
する材料のフライス加工により形成される。
【0025】 右側の側壁9の外面には、コンタクトばねの形のコンタクトエレメント37が
ねじによって固定されている。このコンタクトエレメント37はシール部材32
のアンダカット部35の範囲へ突入するように延びていて、コンタクト丸形隆起
部39を有している。このコンタクト丸形隆起部39は、半導体ウェーハ31の
、プロセス容器2に向けられた表面40の縁範囲を電気的に接触接続するために
働く。半導体ウェーハ31の表面40の、電気的に接触接続された縁範囲は、半
径方向で、表面40とシール部材32との間の接触範囲の外側に位置しており、
したがってこの縁範囲はプロセス容器2の内側に対して絶縁されている。
【0026】 半導体ウェーハ31は基板ホルダ4によって運搬される。この場合、半導体ウ
ェーハ31は基板ホルダ4と共に、プロセス容器2に向かう方向では半導体ウェ
ーハ31が右側の側壁9の中心開口29を閉鎖する位置にまで運動可能であり、
かつプロセス容器2から離れる方向では半導体ウェーハ31が中心開口29を閉
鎖しなくなる位置にまで運動可能である。
【0027】 基板ホルダ4は本体42と、本体42に固定されたシフトロッド43とを有し
ている。このシフトロッド43は本体42と一体に形成されていてもよい。本体
42には、中心に配置された真空フィンガ44が配置されており、この真空フィ
ンガ44は真空管路45に接続されている。この真空管路45内には、圧力セン
サ(図示しない)が配置されており、この圧力センサを介して、真空フィンガ4
4と半導体ウェーハ31との間に、この半導体ウェーハ31を保持するための十
分な負圧が保持されているかどうかが検出される。
【0028】 真空フィンガ44は側方で本体42から進出方向に運動可能であり、かつ本体
42内へ進入する方向に引戻し可能であるので、この真空フィンガ44は本体4
2の内部に完全に格納されている。
【0029】 本体42には、さらに、真空フィンガ44を半径方向で取り囲む多数の開口4
7が設けられている。これらの開口47は真空管路48に接続されていて、負圧
で負荷されるようになっており、これにより半導体ウェーハ31は基板ホルダ4
の本体42にしっかりと引き付けられる。両真空管路45,48は、1つの共通
の負圧源に接続されていてよいけれども、互いに別個に負圧で負荷されるように
なっている。
【0030】 図2から判るように、本体42の、半導体ウェーハ31に向けられた表面の縁
範囲には、溝50が設けられている。この溝50内にはOリング51が収容され
ている。このOリング51は半径方向で複数の真空開口47を取り囲んでおり、
これによってOリング51は、半導体ウェーハ31と基板ホルダ4の本体42と
の間に形成された真空範囲の良好な半径方向シールを行っている。Oリング51
はプロセス容器2の側壁9に設けられたシール部材32の範囲に位置している。
【0031】 以下に、図1に示した装置における半導体ウェーハ31の処理について説明す
る。
【0032】 まず、基板ホルダ4がプロセス容器2から引き戻され、かつプロセス容器2か
ら間隔を置いて配置される。真空フィンガ44は基板ホルダ4の本体42から引
き出されていて、半導体ウェーハ31を収容する。この半導体ウェーハ31はハ
ンドリング装置(図示しない)によって基板ホルダ4の範囲にもたらされる。引
き出された真空フィンガ44により、ハンドリング装置が、本体42と半導体ウ
ェーハ31との間に形成された空間へ運動して、半導体ウェーハ31を真空フィ
ンガ44に引き渡すことが可能となる。
【0033】 真空フィンガ44によって基板もしくは半導体ウェーハ31が受け取られた後
に、ハンドリング装置は解離されて、半導体ウェーハ31と基板ホルダ4の本体
42との間の範囲から進出するように運動させられる。次いで、真空フィンガ4
4は基板ホルダ4の本体42内へ引き戻される。このときに、半導体ウェーハ3
1の片面が本体42と接触し、真空管路48を介して真空開口47に真空がかけ
られる。これにより、本体42における半導体ウェーハ31の確実な保持が確保
される。
【0034】 引き続き、基板ホルダ4はプロセス容器2に向かって運動させられ、この場合
、基板ホルダ4は、半導体ウェーハ31の表面40が側壁9に設けられたシール
部材32と接触して、これによって側壁9に設けられた開口29を閉鎖しかつシ
ールするようになるまで運動させられる。それと同時に、半導体ウェーハ31の
表面40の縁範囲はコンタクトエレメント37のコンタクト丸形隆起部39と接
触する。
【0035】 引き続き、プロセス容器2は金属を含有した電解質で充填され、この場合、半
導体ウェーハ31の表面40は電解質で均一に濡らされる。引き続き、陽極プレ
ート20と、電気的に接触接続された半導体ウェーハ31との間に電圧が印加さ
れ、これによって半導体ウェーハ31の表面40に、電解質中に含まれた金属が
析出される。このときに、開口11を介して電解質が連続的にプロセス容器2に
導入され、この電解質は開口14を介してプロセス容器2から流出する。金属を
十分に析出させた後に、電解質は開口11を介してプロセス容器2から導出され
る。プロセス容器2から基板ホルダ4が引き戻されると、陽極プレート20はプ
ロセス容器2を通って側壁9に向かって運動させられ、この場合、陽極プレート
20は、シール部材25が側壁9の内面に接触するまで運動させられる。これに
より、プロセス容器2の開口29は内部からシールされ、プロセス容器2内への
不純物の侵入が阻止される。
【0036】 択一的には、基板ホルダ4を引き戻す前に、プロセス容器2の内部で半導体ウ
ェーハ31の洗浄および/または乾燥を行うことができる。半導体ウェーハ31
を洗浄するためには、開口11または別の専用の開口を介してプロセス容器2内
に洗浄流体が導入され、半導体ウェーハ31の表面40が洗浄される。半導体ウ
ェーハ31を乾燥させるためには、洗浄液がゆっくりと排出され、この場合、予
め洗浄液の表面に、たとえばIPA層のような溶剤が施与され、これによりマラ
ンゴニ原理による乾燥が行われる。
【0037】 択一的に、陽極プレート20には、乾燥流体を導通させるための複数の開口が
設けられていてよい(図3につき詳しく説明する)。その場合、陽極プレート2
0は洗浄流体の排出後に、基板もしくは半導体ウェーハ31に隣接した位置にま
で運動させられ、前記開口を介して乾燥流体、たとえばNが、半導体ウェーハ
31の表面40へ案内され、これにより半導体ウェーハ31が乾燥させられる。
【0038】 引き続き、基板ホルダ4は側壁9から離れる方向に運動させられるので、半導
体ウェーハ31を基板ホルダ4から取り出すことができる。
【0039】 図3には、本発明の別の実施例が示されている。図3の実施例では、金属メッ
キ装置1が鉛直な二重プロセスチャンバの形に形成されている。特に別記しない
限り、図1に示した実施例の場合と同じ構成エレメントまたは類似の構成エレメ
ントに関しては、図3においても、図1に示した実施例の場合と同一の符号を使
用する。
【0040】 金属メッキ装置1は、図1に示したプロセス容器2にほぼ等しい第1のプロセ
ス容器2と、第2のプロセス容器60とを有している。
【0041】 第1のプロセス容器2は底部壁6と、上側の壁87と、左右両側の側壁8,9
とを有している。底部壁6には、導出開口62が設けられており、この導出開口
62は管路63に接続されている。
【0042】 図面で見て左側の側壁8には、底部壁6の範囲で流入開口64が設けられてい
る。この流入開口64は流入管路65に接続されている。この側壁8には、さら
に上側の壁7の範囲でオーバフロー開口66が設けられており、このオーバフロ
ー開口66は管路67に接続されている。
【0043】 陽極装置3に設けられたシフトロッド19は左側の側壁8に設けられた中心開
口17を貫いて延びていて、プロセス容器2の内部で前後にシフト可能である。
【0044】 シフトロッド19には、ロッド長手方向に延びる管路70が設けられており、
この管路70は流体源(図示しない)に接続されている。
【0045】 陽極装置3に設けられた陽極プレート20は、半径方向外側に向かって延びる
複数の管路72を有しており、これらの管路72はシフトロッド19に設けられ
た管路70に接続されている。管路72は、陽極プレート20の、右側の側壁9
に向けられた表面75に設けられた複数の開口74に接続されている。管路70
と管路72と開口74とを介して、流体、たとえばNを、陽極装置3を通じて
案内することができる。前記開口により形成された面積は、陽極プレート20の
表面75の全面積に比べて極めて小さく形成されているので、陽極プレート20
は、ほぼ閉じたプレートであるとみなすことができる。第1実施例の場合と同様
に、陽極プレート20は半径方向でOリング25によって取り囲まれている。さ
らに、シールベローズ26が設けられており、このシールベローズ26は一方の
側ではシフトロッド19に結合されており、他方の側ではプロセス容器2の第1
の壁、つまり左側の側壁8に結合されている。
【0046】 右側の側壁9は開口29を有しており、この開口29の円周はシール部材32
によって規定される。開口29はやはり外部からは半導体ウェーハ31によって
、内部からは陽極プレート20によって、それぞれ閉鎖可能である。
【0047】 第1のプロセス容器2に対して隣接して、第2のプロセス容器60が設けられ
ている。この第2のプロセス容器60の左側の側壁は、第1のプロセス容器2の
、開口29を有する右側の側壁9によって形成される。第2のプロセス容器60
は底部壁76と、上側の壁77と、左側の側壁9と、右側の側壁78とを有して
いる。底部壁76には、組み合わされた流入・流出開口81が設けられており、
この流入開口81は管路82に接続されている。もちろん、組み合わされた流入
・流出開口の代わりに、2つの別個の開口が設けられていてもよい。
【0048】 上側の壁77には、開口84が設けられており、この開口84は管路85に接
続されている。
【0049】 第2のプロセス容器60の右側の側壁78には、中心開口87が設けられてい
る。この中心開口87を貫いて、基板ホルダ4に設けられたシフトロッド43が
延びている。符号91でシールベローズが示されている。このシールベローズ9
1は一方の側では基板ホルダ4のシフトロッド43に、他方の側では第2のプロ
セス容器60の右側の側壁78に、それぞれ結合されている。
【0050】 第2のプロセス容器60の左側の側壁9には、第2のプロセス容器60に向け
られたノズル90が設けられている。このノズル90は左側の側壁9に取り付け
られているか、または左側の側壁9の内部に配置されている。このノズル90を
介して処理流体、たとえば洗浄液、特に脱イオン水が、第2のプロセス容器60
内に導入される。単独のノズルの代わりに、多数のノズルが設けられていてもよ
い。
【0051】 基板ホルダ4の構造は、図1に示した基板ホルダ4の構造にほぼ相当している
が、ただし真空フィンガ44の形状ならびに真空開口47の形状だけが、図1の
示した形状とは異なっている。
【0052】 鉛直な二重プロセスチャンバの機能経過は次の通りである: 半導体ウェーハ31は鉛直方向で、第2のプロセス容器60に設けられた側方
の開口(図示しない)を介して、ウェーハハンドリング装置によって第2のプロ
セス容器60内に持ち込まれ、上で説明したようにして基板ホルダ4に収容され
る。引き続き、基板ホルダ4は左側の側壁9の方向へ運動させられ、この場合、
基板ホルダ4は、ウェーハ表面40が、開口29に設けられたシール部材32に
接触して、両プロセス容器2,60を互いにシールするまで運動させられる。そ
れと同時に、半導体ウェーハ31の表面40は、上で説明したようにしてシール
部材32のすぐ背後で電気的に接触接続される。
【0053】 プロセスチャンバのシール後に、金属を含有した電解質が、開口64を介して
第1のプロセス容器2内に導入され、この場合、電解質は開口66を介してオー
バフローするまで導入される。その後に、半導体ウェーハ31と陽極プレート2
0との間に電圧が印加され、これによって半導体ウェーハ31の表面40には金
属が析出される。析出プロセスの終了後に、電解質は開口62を介して第1のプ
ロセス容器2から排出される。
【0054】 引き続き、基板ホルダ4は、この基板ホルダ4に保持された半導体ウェーハ3
1と共に、両プロセス容器2,60の共通の側壁9から離れる方向に運動させら
れる。それと同時に、陽極装置3が側壁9の方向へ運動させられ、この場合、こ
の陽極装置3は、Oリング25が共通の側壁9に接触して、両プロセス容器2,
60を陽極装置3によって互いにシールするまで運動させられる。
【0055】 次いで、ノズル90および/または開口81を介して、洗浄流体、たとえば脱
イオン水が、第2のプロセス容器60内に導入され、半導体ウェーハ31が洗浄
される。十分な洗浄の後に、脱イオン水は排出される。次いで、半導体ウェーハ
31を乾燥させるために、陽極に設けられた複数の開口を通じて、乾燥流体、た
とえばNが第2のプロセス容器60内に導入されて、半導体ウェーハ31へ吹
き付けられる。乾燥のためには、基板ホルダ4を側壁9に近付けることにより、
陽極プレート20と半導体ウェーハ31との間の間隔を減少させることができる
【0056】 択一的な乾燥方法としては、マランゴニ原理を使用することもできる。このた
めには、脱イオン水の排出前に開口84を介して上方から溶剤、たとえばIPA
が第2のプロセス容器60内に導入される。その後に、脱イオン水が排出され、
半導体ウェーハ31がマランゴニ原理により乾燥させられる。
【0057】 最後に、こうして処理されかつ乾燥された基板もしくは半導体ウェーハ31が
、第2のプロセス容器60に設けられた側方の開口(図示しない)から取り出さ
れる。
【0058】 以上、本発明を幾つかの有利な実施例につき説明したが、しかし本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。たとえば、半導体ウェーハ31によって
閉鎖可能である開口29は、必ずしも鉛直な側壁に形成されている必要はない。
開口29は、たとえば処理装置の底部壁に形成されていてもよく、その場合、処
理流体のための各入口および出口も、相応して適合されていなければならない。
基板ホルダおよび陽極装置の運動は、いかなる時点でも陽極プレートおよび/ま
たは半導体ウェーハが開口29を閉鎖しているように制御されていてよい。さら
に、陽極装置が、組み合わされた洗浄・乾燥ユニットとして形成されていてもよ
い。その場合、この洗浄・乾燥ユニットを介して、洗浄流体および乾燥流体が、
陽極プレート20に向かい合って位置する半導体ウェーハ31へ案内される。こ
のときに、陽極プレート20は、たとえばセンタリングされた1つの洗浄流体ノ
ズルと、この洗浄流体ノズルに対して接線方向に延びる複数の乾燥流体ノズルと
を備えた構造を有していてよい。このように組み合わされた洗浄・乾燥ユニット
の構造は、たとえば本願と同一出願人により出願された未公開のドイツ連邦共和
国特許出願第19859466号明細書に記載されているので、繰り返しを避け
るために詳しい説明は省略する。プロセス容器の底部壁、上側の壁ならびに図示
されていない側壁は、一体に形成されていてよい。さらに、各処理流体の流出を
改善するために、底部壁はホッパ形に形成されていてもよい。特に、それぞれの
チャンバを互いに異なる過程のために使用することもできる。すなわち、たとえ
ばプロセスチャンバにはエッチング剤を導入することができ、第2のチャンバは
表面状態調節チャンバとして形成されていてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の1実施例を示す概略図である。
【図2】 図1に円で囲んだ範囲の拡大図である。
【図3】 第2のプロセス容器を用いた本発明の別の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 金属メッキ装置、 2 第1のプロセス容器、 3 陽極装置、 4 基
板ホルダ、 6 底部壁、 7 上側の壁、 8,9 側壁、 10 プロセス
室、 11 流入・流出開口、 12 管路、 14 開口、 15 オーバフ
ロー管路、 17 中心開口、 19 シフトロッド、 20 陽極プレート、
21 表面、 23 Oリング、 25 Oリング、 26 シールベローズ
、 29 中心開口、 31 半導体ウェーハ、 32 シール部材、 33
表面、 35 アンダカット部、 39 丸形隆起部、 40 表面、 42
本体、 43 シフトロッド、 44 真空フィンガ、 45 真空管路、 4
7 開口、 48 真空管路、 50 溝、 51 Oリング、 60 第2の
プロセス容器、 62 導出開口、 63 管路、 64 流入開口、 65
流入管路、 66 オーバフロー開口、 67 管路、 70 管路、 72
管路、 74 管路、 75 表面、 76 底部壁、 77 上側の壁、 7
8 側壁、 81 流入・流出開口、 82 管路、 84 開口、 85 管
路、 87 中心開口、 90 ノズル、 91 シールベローズ
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年3月9日(2001.3.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】 本発明は、基板、特に半導体ウェーハを処理するための装置であって、少なく
とも1つの開口を有するプロセス容器が設けられていて、前記開口が基板によっ
て外部から閉鎖可能である形式のものに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】 基板を処理するための装置は、たとえば本願と同一の出願人により出願された
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19859470号明細書に基づき公知である
。この公知の装置は、上方に向かって開かれたプロセス容器を有しており、この
プロセス容器は下方から上方に向かって、金属を含有した電解質で貫流される。
電解質は上方へ向かう途中で、延伸格子体(Streckgitter)として
形成された陽極を通って流れる。電解質中に存在する金属でメッキしたい半導体
ウェーハは、基板ホルダによってプロセス容器の上縁部の上に保持され、この場
合、半導体ウェーハとプロセス容器の上縁部との間に流れギャップが形成される
。プロセス容器を貫流した電解質は、プロセス容器の上縁部と基板との間でオー
バフローさせられて、半導体ウェーハと接触させられる。陽極と、電気的に接触
接続される半導体ウェーハとの間に電圧を印加することにより、電解質中に含ま
れている金属が半導体ウェーハ上に析出されられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】 この公知の装置では、上で述べたように基板がウェーハの外側の縁範囲で、特
にウェーハとプロセス容器の上縁部との間のギャップの範囲で電解質によって流
過されるので、ウェーハの真ん中の範囲におけるよりも高い流速が生ぜしめられ
る。このような流れ不均一性に基づき、ウェーハ上では金属の析出不均一性が生
じる。金属の析出時に発生するガス泡は、たいてい電解質の流れによって連行さ
れるが、しかし比較的流れが停滞している範囲では、ガス泡が溜まってしまい、
金属の析出を損なってしまう恐れがある。電解質はウェーハに向かい合って位置
する陽極を貫流するので、この陽極は大きな流れ開口を有していなければならず
、このことは陽極とウェーハとの間に均一な電界を形成することを損なう。たと
えば洗浄過程でウェーハを引き続き処理するためには、基板が持ち上げられなけ
ればならず、そして場合によっては、本願と同一の出願人により出願されたドイ
ツ連邦共和国特許出願公開第19859469号明細書に記載されているような
洗浄・乾燥ユニットが、ウェーハの下へ移動させられなければならない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】 米国特許第5437777号明細書に基づき、冒頭で述べた形式の、基板を処
理するための装置が公知である。この公知の装置では、プロセス容器に設けられ
た開口が、処理したい基板によって外部から閉鎖される。この開口はプロセス容
器の鉛直な壁に配置されており、これにより、金属プレーティングもしくは金属
メッキの間に、基板は処理流体によって均一に流過されるようになる。メッキ過
程の後に、基板は、別のプロセス容器内で別の処理、たとえば洗浄に施すために
手間をかけて積み替えられなければならない。積み替え時には、必要となるハン
ドリングステップに基づき基板が損傷させられる危険が生じる。さらに、積み替
え時には、必要とされる積み替え時間に基づき処理流体が乾燥を開始し、これに
よって基板を損傷させてしまう危険も生じる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】 したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の装置を改良して、処理した
い基板表面の簡単でかつ均一な処理が可能となると同時に、連続する処理ステッ
プの間での基板の損傷の危険が減じられるような装置を提供することである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0058】 以上、本発明を幾つかの有利な実施例につき説明したが、しかし本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。たとえば、半導体ウェーハ31によって
閉鎖可能である開口29は、必ずしも鉛直な側壁に形成されている必要はない。
開口29は、たとえば処理装置の底部壁に形成されていてもよく、その場合、処
理流体のための各入口および出口も、相応して適合されていなければならない。
基板ホルダおよび陽極装置の運動は、いかなる時点でも陽極プレートおよび/ま
たは半導体ウェーハが開口29を閉鎖しているように制御されていてよい。さら
に、陽極装置が、組み合わされた洗浄・乾燥ユニットとして形成されていてもよ
い。その場合、この洗浄・乾燥ユニットを介して、洗浄流体および乾燥流体が、
陽極プレート20に向かい合って位置する半導体ウェーハ31へ案内される。こ
のときに、陽極プレート20は、たとえばセンタリングされた1つの洗浄流体ノ
ズルと、この洗浄流体ノズルに対して接線方向に延びる複数の乾燥流体ノズルと
を備えた構造を有していてよい。このように組み合わされた洗浄・乾燥ユニット
の構造は、たとえば本願と同一出願人により出願されたドイツ連邦共和国特許出
願公開第19859466号明細書に記載されているので、繰り返しを避けるた
めに詳しい説明は省略する。プロセス容器の底部壁、上側の壁ならびに図示され
ていない側壁は、一体に形成されていてよい。さらに、各処理流体の流出を改善
するために、底部壁はホッパ形に形成されていてもよい。特に、それぞれのチャ
ンバを互いに異なる過程のために使用することもできる。すなわち、たとえばプ
ロセスチャンバにはエッチング剤を導入することができ、第2のチャンバは表面
状態調節チャンバとして形成されていてよい。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(31)、特に半導体ウェーハを処理するための装置(
    1)であって、少なくとも1つの開口(29)を有する第1のプロセス容器(2
    )が設けられていて、前記開口(29)が基板(31)によって外部から閉鎖可
    能である形式のものにおいて、第1のプロセス容器(2)に対して隣接して第2
    のプロセス容器(60)が設けられており、該第2のプロセス容器(60)の壁
    (9)が、少なくとも部分的に、第1のプロセス容器(2)の、前記開口(29
    )を有する容器壁(9)であり、前記開口(29)が、第1のプロセス容器(2
    )の側から閉鎖可能であることを特徴とする、基板を処理するための装置。
  2. 【請求項2】 前記開口(29)が、第1のプロセス容器(2)のほぼ鉛直
    な壁(9)に形成されている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記開口(29)の周面を形成するシール部材(32)が設
    けられており、該シール部材(32)が、特にアンダカット部(35)とシール
    リップとを有しており、該シールリップが、特に前記シール部材(32)を形成
    するシール材料のフライス加工によって形成されている、請求項1または2記載
    の装置。
  4. 【請求項4】 基板(31)の、第1のプロセス容器(2)に向けられた表
    面(40)を電気的に接触接続するためのコンタクトエレメント(37)が設け
    られており、該コンタクトエレメント(37)が、特に前記シール部材(32)
    のアンダカット部(35)の範囲に突入するように延びている、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記開口(29)に向かい合って位置する電極(20)が設
    けられており、該電極(20)が、特に電極プレート(20)として形成されて
    いて、少なくとも1種の流体を導通させるための複数の開口(74)を有してお
    り、さらに前記電極(20)が特に陽極である、請求項1から4までのいずれか
    1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記電極(20)が、前記開口(29)に接近する方向およ
    び前記開口(29)から離れる方向に運動可能であり、特に前記開口(29)が
    、前記電極(20)によって第1のプロセス容器(2)の側から閉鎖可能である
    、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記電極(20)および/または前記開口(29)を取り囲
    む容器壁(9)に少なくとも1つのシール部材(25)が設けられており、該シ
    ール部材(25)が、特に前記電極(20)を半径方向で取り囲んでいて、軸方
    向で、前記開口(29)に向けられた表面を超えて張り出している、請求項6記
    載の装置。
  8. 【請求項8】 第1のプロセス容器(2)内に導入可能な少なくとも1種の
    処理流体が、金属を含有した電解質および/またはエッチング剤である、請求項
    1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 第2のプロセス容器(60)が、洗浄チャンバおよび/また
    は乾燥チャンバおよび/または表面状態調節チャンバを形成している、請求項1
    から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 基板ホルダ(4)が設けられており、該基板ホルダ(4)
    が、該基板ホルダ(4)の本体(42)に対して相対的に運動可能な少なくとも
    1つの真空フィンガ(44)を備えており、該真空フィンガ(44)が、特に、
    前記本体(42)の、基板(31)に向けられた表面の真ん中に配置されていて
    、特に前記基板ホルダ(4)の本体(42)内に格納可能である、請求項1から
    9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記真空フィンガ(44)に接続された真空管路(45)
    に圧力センサが設けられている、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記基板ホルダ(4)の本体(42)の、基板(31)に
    向けられた表面に、位置固定の多数の真空開口(47)が設けられており、該真
    空開口(47)が、前記真空フィンガ(44)を特に半径方向で取り囲んでいて
    、特に前記真空フィンガ(44)とは別個に負圧で負荷可能である、請求項10
    または11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記基板ホルダ(4)に、前記真空開口(47)を半径方
    向で取り囲む少なくとも1つのシール部材(51)が設けられており、該シール
    部材(51)が、特に弾性的に形成されていて、前記開口(29)の周面に設け
    られた前記シール部材(32)に、特にシールリップに、向かい合って位置して
    いる、請求項10から12までのいずれか1項記載の装置。
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