JP2002539316A - アゾキシ染料及びその銅錯体 - Google Patents

アゾキシ染料及びその銅錯体

Info

Publication number
JP2002539316A
JP2002539316A JP2000605681A JP2000605681A JP2002539316A JP 2002539316 A JP2002539316 A JP 2002539316A JP 2000605681 A JP2000605681 A JP 2000605681A JP 2000605681 A JP2000605681 A JP 2000605681A JP 2002539316 A JP2002539316 A JP 2002539316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
copper
dyes
added
azoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000605681A
Other languages
English (en)
Inventor
トレシュ ライナー
エッツバッハ カール−ハインツ
ゼンス リューディガー
クレー クラウディア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2002539316A publication Critical patent/JP2002539316A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B45/00Complex metal compounds of azo dyes
    • C09B45/02Preparation from dyes containing in o-position a hydroxy group and in o'-position hydroxy, alkoxy, carboxyl, amino or keto groups
    • C09B45/24Disazo or polyazo compounds
    • C09B45/28Disazo or polyazo compounds containing copper
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B43/00Preparation of azo dyes from other azo compounds
    • C09B43/08Preparation of azo dyes from other azo compounds by reduction
    • C09B43/10Preparation of azo dyes from other azo compounds by reduction with formation of a new azo or an azoxy bridge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B43/00Preparation of azo dyes from other azo compounds
    • C09B43/44Preparation of azo dyes from other azo compounds by substituting amine groups for hydroxyl groups or hydroxyl groups for amine groups; Desacylation of amino-acyl groups; Deaminating

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 遊離酸の形の一般式I(nは0又は1を表し、Rはメトキシ、ヒドロキシル及びカルボキシルを表し、Rはカルボキシル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、アリルアミノ、ベンジルアミノ及びメトキシカルボニルメチルアミノを表し、フェニル環AはさらにC〜C−アルキル、メチル又はハロゲンで置換されていてもよいフェニル、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、ハロゲン、カルボキシル、N−ベンジルカルバモイル、非置換であるか又はニトロ、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、アセトキシで置換されたフェニルカルバモイル及びナフチルカルバモイルで置換されていてもよく、又はベンゼン縮合されていてもよい)のアゾキシ染料、そのCu−錯体、Cu−錯体染料の製造方法、部分的に又は完全に脱アシルされた形の式(I)のアゾキシ染料、そのCu−錯体、このアゾキシ染料及び/又はそのCu−錯体を含有する染料並びに天然又は合成の基材を着色及び印刷するためのその使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、遊離酸の形の一般式I
【0002】
【化7】
【0003】 [式中、 nは0又は1を表し、 Rはメトキシ、ヒドロキシル及びカルボキシルを表し、 Rはカルボキシル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、アリルアミノ、ベ
ンジルアミノ及びメトキシカルボニルメチルアミノを表し、フェニル環Aはさら
にC〜C−アルキル、メチル又はハロゲンで置換されていてもよいフェニル
、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、ハロゲン、カルボキシル、N−ベンジルカル
バモイル、非置換であるか又はニトロ、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、ア
セトキシで置換されたフェニルカルバモイル及びナフチルカルバモイルで置換さ
れていてもよいか又はベンゼン縮合されていてもよい]で示されるアゾキシ染料
、そのCu−錯体、Cu−錯体染料の製造方法、部分的に又は完全に脱アシルさ
れた形の式Iのアゾキシ染料、そのCu−錯体、このアゾキシ染料及び/又はそ
のCu−錯体を含有する着色剤並びに天然又は合成の基材を着色及び印刷するた
めのその使用に関する。
【0004】 CH−A−193343、CH−A−196252、CH−A−196259
、CH−A−196260、CH−A−196264、DE−A−265136
9、EP−A−648814及びEP−A−43792は、多様なヒドロキシア
ミノナフタレンスルホン酸を有するアゾキシ染料並びにその銅錯体を記載してい
る。
【0005】 DE−A−2844597は銅含有アゾキシ染料の製造方法を教示しており、
そのカプリング成分は4−ヒドロキシ−6−スルホフェニルアミノナフタレン−
2−スルホン酸である。
【0006】 先行技術のこの染料は、濁っており、しばしば不均一な着色を生じる。
【0007】 従って、本発明の課題は、上記の欠点を示さずかつ良好な適用技術特性を有す
る染料を提供することであった。
【0008】 従って、冒頭に詳細に記載した染料並びにその銅錯体が見出された。
【0009】 上記の式中に出現する全てのアルキル基は、直鎖並びに分枝鎖でもあることが
できる。
【0010】 フェニル環Aがさらに置換されている場合、それぞれ1,2,3又は4位、有
利に1又は2位に置換基を有し、これらは異なることができる。
【0011】 基のハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードである。
【0012】 基Rは、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピ
ルアミノ、ブチルアミノ、イソブチルアミノ、s−ブチルアミノ及びt−ブチル
アミノである。
【0013】 フェニル環Aの置換基として、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、2−、3−又は4−ブロモフェニル、2−、3−又は4−メチルフェニル、
2−、3−又は4−ニトロフェニルカルバモイル、2−、3−又は4−メトキシ
フェニルカルバモイル、2−メトキシ−4−ニトロ−及び2−メトキシ−5−ニ
トロフェニルカルバモイル、2−、3−又は4−エトキシフェニルカルバモイル
及び2−、3−又は4−アセトキシフェニルカルバモイルが挙げられる。
【0014】 明細書中及び特許請求の範囲中で、一般式I、VI、VII、VIII及びI
Xの染料は遊離酸の形で示されているが、有利に塩の形でも、特にアルカリ金属
塩の形で存在するか、もしくはこれら染料は製造の際に塩として析出する。従っ
て、染料文献において通常のように、遊離酸としての式の記載はこの記載によっ
て塩とみなすことができる。
【0015】 この場合、適当なカチオンは金属イオン又はアンモニウムイオンから誘導され
る。金属イオンは特にリチウムイオン、ナトリウムイオン又はカリウムイオンで
ある。本発明の範囲内でアンモニウムイオンは非置換又は置換されたアンモニウ
ムカチオンであると解釈される。置換されたアンモニウムカチオンは、例えばモ
ノアルキル−、ジアルキル−、トリアルキル−、テトラアルキル−又はベンジル
トリアルキルアンモニウムカチオン、例えばジエタノールアンモニウム又は窒素
含有の5員又は6員の飽和ヘテロ環から誘導されるようなカチオン、例えばピロ
リジニウムカチオン、ピペリジニウムカチオン、モルホリニウムカチオン、ピペ
ラジニウムカチオン又はN−アルキルピペラジニウムカチオン又はそのN−モノ
アルキル−又はN,N−ジアルキル置換された生成物である。この場合、アルキ
ルとは直鎖又は分枝鎖のC〜C20−アルキルであると解釈され、前記アルキ
ルは1又は2個のヒドロキシ基で置換されていてもよく及び/又は1〜4個の酸
素原子によりエーテル官能基の形で中断されていてもよい。
【0016】 この染料の製造のために、式II
【0017】
【化8】
【0018】 [式中、nは0又は1を表す]のアミノヒドロキシナフタレンスルホン酸を、一
般式III
【0019】
【化9】
【0020】 [式中、Bは単結合又はイミノ、C〜C−アルキルイミノ又はフェニルイミ
ノを表し、Aは上記の意味を表す]の無水物と、弱アルカリ性媒体中で反応させ
ることで、式IV
【0021】
【化10】
【0022】 のカプリング成分にすることができる。このカプリング成分に式V
【0023】
【化11】
【0024】 [式中、Rは上記の意味を表す]のニトロアニリンをジアゾ成分として公知の
方法でカプリングさせ、引き続き2個の生じたニトロモノアゾ染料を還元により
アゾキシ架橋を介して結合させて本発明による染料にすることができる。
【0025】 還元剤として、有利に還元糖、例えばD−グルコースがアルカリ性水溶液の形
で使用される。この溶液は例えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ム又は水酸化リチウムを用いてアルカリ性にすることができる。このような還元
は一般に公知であり、例えばEP−A−43792に記載されている。さらに、
通常の還元剤、例えばアルデヒド、例えばホルムアルデヒド又はヒドラジンヒド
レートを用いて還元を行うこともできる。
【0026】 適当なアミノヒドロキシナフタレンスルホン酸IIは、例えば1−アミノ−8
−ヒドロキシナフタレン−4,6−ジスルホン酸、2−アミノ−8−ヒドロキシ
ナフタレン−6−スルホン酸、3−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−ス
ルホン酸、4−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸であり、特
に1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸が有利である
【0027】 無水物IIIとして、例えば、 フタル酸無水物、例えばフタル酸無水物、3−メチル−、4−メチル−、3,
6−ジメチル−、4−t−ブチル−、3,4,5,6−テトラメチル−、3−o
−トルイル−、3,6−ジフェニル−、3−ヒドロキシ−、4−カルボキシ−、
3−アミノ−、3−ニトロ−、4−ニトロ−4−(2,4−ジクロロフェニル)
カルバモイル−、4−(3,4−ジクロロフェニル)−カルバモイル−、4−(
2−メトキシ−5−クロロフェニル)カルバモイル−、4−(3−ニトロフェニ
ル)カルバモイル−、4−(2−メトキシ−4−ニトロフェニル)カルバモイル
−、4−(2−メトキシ−5−ニトロフェニル)カルバモイル−、4−(4−ア
セトアミドフェニル)カルバモイル−、4−(2−エトキシフェニル)カルバモ
イル−、4−ナフチルカルバモイル−、4−ベンジルカルバモイル−、3−フル
オロ−、4−フルオロ−、3,4,5,6−テトラフルオロ−、3,6−ジフル
オロ−、3,4−ジフルオロ、3−クロロ、4−クロロ、3,6−ジクロロ、4
,5−ジクロロ、3,4,5,6−テトラクロロ−、4−ブロモ−、3,4,5
,6−テトラブロモ−、3,4,5,6−テトラヨード−及び3−(4−ブロモ
)フェニルフタル酸無水物、 イサト酸無水物、例えばイサト酸無水物、6−メチル−、6−ヒドロキシ−、
5−ヒドロキシ−、4−カルボキシ−、4−ニトロ−、5−ニトロ−、5−アミ
ノ−、6−フルオロ−、5−クロロ−、6−クロロ−、3,5−ジクロロ−、5
−ブロモ−、N−メチル−、N−エチル−、N−ベンジル−、N−アリル−、N
−メチル−5−ニトロ−、N−メチル−5−クロロ−、N−メチル−6−クロロ
−及びN−メトキシカルバモイルメチルイサト酸無水物並びに ナフタリン−1,2−ジカルボン酸無水物及びナフタリン−2,3−ジカルボ
ン酸無水物が挙げられる。
【0028】 本発明は、さらに、染料Iを少なくとも銅を供与する薬剤0.1モル当量と反
応させることにより得られるCu−錯体染料及びその混合物に関する。染料1モ
ルあたり銅を供与する薬剤0.1〜2モルを使用するのが有利である。2モル当
量を越える量も可能であるが、生成物に影響はない。2:1−錯体が完全には形
成されていない場合、錯化していない染料、1箇所Cuで錯化された染料及び2
箇所Cuで錯化された染料の混合物が得られる。
【0029】 このCu−錯体染料は、一般式VI
【0030】
【化12】
【0031】 [式中、基M及びMの少なくとも一方は銅(II)を表し、他方の基は水素
及びメチルを表してもよく、n、R及びAは上記の意味を表す]により表され
る。M又はMが水素及びメチルを表す場合、メチル基はフェニル環のメトキ
シ基を形成し、水素はナフタリン骨格のヒドロキシル基を形成する。
【0032】 染料1モルあたり銅を供与する薬剤0.5〜1.7モル、特に0.5〜1.5
モルと反応させることにより得られたCu−錯体染料が有利である。
【0033】 銅を供与する薬剤として、銅をカチオンとして含有する塩、例えば硫酸銅、塩
化銅又は酢酸銅が用いられる。多くの場合、錯体の銅化合物を、銅−アンミン−
錯体、例えば硫酸銅及びアンモニア、ピリジン又はモノエタノールアミンからの
銅テトラアンミンスルフェートの形で使用するか又は銅を錯結合して含有する化
合物、例えば脂肪族アミノカルボン酸又はヒドロキシカルボン酸の、例えばグル
ココール、乳酸及び特に酒石酸のアルカリ金属塩の錯体の銅化合物、例えば酢酸
銅ナトリウムの形で使用するのが有利である。
【0034】 銅を供与する薬剤を用いた処理は、水性又は有機−水性媒体中で、容易に金属
と錯形成可能な出発化合物が存在する場合には室温で又は50〜120℃の温度
に加熱することにより開放容器中で、例えば還流冷却しながら又は場合により密
閉した容器中で加圧下で行い、その際、pH条件は選択した金属との錯形成法の
種類によって設定される。
【0035】 所望の場合には、金属との錯形成(Metallisierung)の際に溶剤、例えばアル
コール、ジメチルホルムアミド等を添加することができる。
【0036】 遊離酸の形の一般式VII
【0037】
【化13】
【0038】 [式中、R、R及びAは前記した意味を表す]の染料及びそのCu−錯体が
有利である。
【0039】 さらに、基Rがメトキシを表す染料I及びそれから得られるCu−錯体が有
利である。
【0040】 さらに、フェニル環Aが非置換であり、つまり基Rを有するだけであるか又
はC〜C−アルキルで置換されている染料I及びそのCu−錯体が有利であ
る。
【0041】 基Rがカルボキシルを表す染料I及びVII及びこれらのCu−錯体が有利
である。
【0042】 特に、Rがメトキシを表し、Rはカルボキシを表し、フェニル環Aは他の
置換基としてC〜C−アルキルを有するか又は有利に非置換である染料I及
びVIIが有利である。特に、これから得られたCu−錯体が有利である。
【0043】 特に、銅を供与する薬剤0.1〜2、特に0.5〜1.7モル当量と反応させ
ることにより得られる有利に染料のCu−錯体混合物が有利である。
【0044】 本発明のもう一つの対象は、遊離酸の形の一般式VIII
【0045】
【化14】
【0046】 [式中、Xは水素又は式
【0047】
【化15】
【0048】 の基を表し、R、R及びAは上記の意味を表す]のアゾキシ染料である。
【0049】 本発明のもう一つの対象は、遊離酸の形の一般式IX
【0050】
【化16】
【0051】 [M、M及びXはそれぞれ上記の意味を表す]のCu−錯体染料である。
【0052】 Xは水素を表す遊離酸の形の式VIIIのアゾキシ染料が有利である。
【0053】 さらに、Xが水素を表す遊離酸の形の式IXのCu−錯体染料が有利である。
【0054】 式VIIIのアゾキシ染料は、式Iのアゾキシ染料について前記したと同様に
得られる。基
【0055】
【化17】
【0056】 の部分的又は完全な脱離(脱アシル)は、ニトロモノアゾ染料をアゾキシ化合物
に還元した後にpH値の調節により行うことができる。9を下回るpH値で水溶
液中で作業する場合、実際に完全な脱アシルが行われて、式VIII(X=水素
)のアゾキシ染料が得られる。
【0057】 式X
【0058】
【化18】
【0059】 の染料はEP−A−648814から形式的に公知である。この染料は前記明細
書の例3に記載されている。しかしながら、この例を追試した場合には上記の染
料Xの代わりに式XI
【0060】
【化19】
【0061】 のモノアゾ染料が得られることが明らかとなった。
【0062】 本発明による金属錯体染料は、それ自体単独で、相互に混合した形で、アゾキ
シ染料I及びVIIIと混合した形で、他のカチオン性又はアニオン性化合物と
一緒にした形で、水溶液の形で、又は粉末又は顆粒の形で適用することができる
【0063】 式I、VII、VIII及び/又はIXの新規の染料を含有する染料調製物を
製造する場合、ポリマー、例えばポリビニルアミン、ポリビニルアミド、ポリビ
ニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン又はそれぞれの
モノマーのコポリマーの添加が強調される。同様にエチレンイミン、エチレンオ
キシド又はプロピレンオキシドのオリゴマー又はこのオリゴマーの誘導体も使用
することができる。他の有利な添加物はグリコール、例えば1,2−グリコール
、1,2−プロパンジオール、2,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、エチルテトラグリコール、ジプロピレングリコ
ール、エチレングリコール−モノ−プロピルエーテル、メチルジグリコール、ト
リエチレングリコール−モノ−ブチルエーテル、トリエチレングリコール−モノ
−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−モノ−エチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジブチルエーテル及び特に有利に尿素である。
【0064】 この染料は、有利にポリマー材料、特に完全紙料、例えば紙及びボール紙、並
びにセルロース、木綿、皮革、靭皮繊維、麻、亜麻、サイザル麻、ジュート、コ
コヤシ、藁又はアニオン性に変性した繊維の染色又は印刷のために並びに記録液
、例えばインキ、特にインクジェット印刷用のインキ又は印刷インキに適してい
る。
【0065】 本発明による染料は、有利に大量に着色された、サイズされた及びサイズされ
ていない紙を製造する際に使用することができる。この染料は同様に紙を浸漬法
により着色するためにも使用できる。
【0066】 紙、皮革又はセルロースの着色は自体公知の方法により行う。
【0067】 本発明によるCu−錯体染料は多様な澄明な青色の色調に着色する。この新規
の染料又は染料調製物は製紙の際の排水を実際に全く着色しないか又はわずかに
しか着色せず、河川の水質保全に特に適している。この染料は高い直接性を示し
、紙を染色した場合に色むらがなく、十分にpHに敏感でない。紙の着色は良好
な耐光堅牢性の点で優れている。長時間露光した後で色調のニュアンスは変化し
た。
【0068】 良好な漂白性を有する着色された紙は、水に対してだけでなく、牛乳、石鹸水
、塩化ナトリウム溶液、果汁又は加糖したミネラルウォーターに対しても同様に
耐湿堅牢性であり、その良好な耐アルコール堅牢性に基づきアルコール飲料に対
しても安定性である。
【0069】 この新規の染料を用いて、ポリアクリルニトリル繊維又はアニオン基により変
性されたポリアミド繊維又はポリエステル繊維も着色、絵柄付け又は印刷するこ
とができる。
【0070】 次の実施例により本発明を詳細に説明する。
【0071】 カプリング成分の製造 例1 水250g中に1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン
酸の1ナトリウム塩34.1gを投入した。10質量%の苛性ソーダ液を添加す
ることによりpH値を7〜8に調節した。引き続き20〜25℃でフタル酸無水
物19.3gの添加を行い、その際、10質量%の苛性ソーダ液を用いて、3時
間の後撹拌の間でもpH値を7〜8に保持した。1−アミノ−8−ヒドロキシナ
フタレン−3,6−ジスルホン酸の完全な反応は薄層クロマトグラフィーを用い
て調査した。こうして得られたカプリング成分の溶液を、染料の合成のために中
間的な単離を行わずに使用した。
【0072】 例2 水300g中に1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン
酸の1ナトリウム塩34.1gを投入した。10質量%の炭酸ナトリウム塩溶液
を添加することによりpH値を6〜8に調節した。引き続き20〜30℃でイサ
ト酸無水物18gの添加を行い、その際、10質量%の炭酸ナトリウム塩溶液を
用いて、一晩中後撹拌する間でもpH値を6〜8に保持した。1−アミノ−8−
ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸の完全な反応は薄層クロマトグラ
フィーを用いて調査した。こうして得られたカプリング成分の溶液を、染料の合
成のために中間的な単離を行わずに使用した。
【0073】 例3 水200g中に1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン
酸の1ナトリウム塩34.1gを投入した。25質量%の苛性カリ液を添加する
ことによりpH値を7〜9に調節した。引き続き20〜25℃で4−t−ブチル
フタル酸無水物26.5gの添加を行い、その際、25質量%の苛性カリ液を用
いて、4時間の後撹拌の間でもpH値を7〜9に保持した。1−アミノ−8−ヒ
ドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸の完全な反応は薄層クロマトグラフ
ィーを用いて調査した。こうして得られたカプリング成分の溶液を、染料の合成
のために中間的な単離を行わずに使用した。
【0074】 例4 水250g中に1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン
酸の1ナトリウム塩34.1gを投入した。10質量%の苛性ソーダ液を添加す
ることによりpH値を7〜8に調節した。引き続き20〜25℃でイサト酸無水
物−N−酢酸メチルエステル30.9gの添加を行い、その際、10質量%の苛
性ソーダ液を用いて、3時間の後撹拌の間でもpH値を7〜8に保持した。1−
アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸の完全な反応は薄層
クロマトグラフィーを用いて調査した。こうして得られたカプリング成分の溶液
を、染料の合成のために中間的な単離を行わずに使用した。
【0075】 例5 水300g中に3−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸23
.9gを投入した。10質量%の苛性ソーダ液を添加することによりpH値を7
〜8に調節した。引き続き20〜25℃でフタル酸無水物20.8gの添加を行
い、その際、10質量%の苛性ソーダ液を用いて、一晩中後撹拌する間でもpH
値を7〜8に保持した。3−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン
酸の完全な反応は薄層クロマトグラフィーを用いて調査した。こうして得られた
カプリング成分の溶液を、染料の合成のために中間的な単離を行わずに使用した
【0076】 例1〜5と同様に、1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスル
ホン酸、3−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸及び1−アミ
ノ−8−ヒドロキシナフタレン−4,6−ジスルホン酸から出発して、一般式V
a、Vb及びVcの第1表に挙げられたカプリング成分を製造した。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】 本発明によるアゾキシ染料の製造 例34 2−メトキシ−4−ニトロアニリン16.8gを水200g中に装入し、塩酸
(濃)30gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム
溶液32mlを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドス
ルホン酸の添加により破壊し、こうして得られたジアゾ成分を例1により製造さ
れたカプリング成分に15〜20℃で20分間に投入した。25質量%の苛性ソ
ーダ液20mlを同時に添加することによりpHを8〜9に保持した。カプリン
グが完了した後、50質量%の苛性ソーダ液100gを添加した。40〜45℃
で撹拌しながら25%のグルコース溶液47gをゆっくりと滴加した。反応の完
了後(DC制御)に塩酸(濃)130gを添加することにより染料を析出させ、
これを濾過することにより単離した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(
λmax=592nm)に着色した。
【0082】 例35 2−メトキシ−4−ニトロアニリン16.8gを水200g中に装入し、塩酸
(濃)30gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム
溶液32mlを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドス
ルホン酸の添加により破壊し、こうして得られたジアゾ成分を例1により製造さ
れたカプリング成分に15〜20℃で20分間に投入した。25質量%の苛性ソ
ーダ液20mlを同時に添加することによりpHを8〜9に保持した。カプリン
グが完了した後、50質量%の苛性ソーダ液20gを添加した。90℃で撹拌し
ながら10%のグルコース溶液135gをゆっくりと滴加した。反応の完了後(
DC制御)に塩酸(濃)80gを添加することにより染料を析出させ、これを濾
過することにより単離した。
【0083】 例36 2−メトキシ−4−ニトロアニリン16.8gを水200g中に装入し、塩酸
(濃)30gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム
溶液32mlを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドス
ルホン酸の添加により破壊し、こうして得られたジアゾ成分を例1により製造さ
れたカプリング成分に15〜20℃で20分間に投入した。25質量%の苛性ソ
ーダ液20mlを同時に添加することによりpHを8〜9に保持した。カプリン
グが完了した後、50質量%の苛性ソーダ液100gを添加した。60℃で撹拌
しながら25%のグルコース溶液44gをゆっくりと滴加した。反応の完了後(
DC制御)に塩酸(濃)130gを添加することにより染料を析出させ、これを
濾過することにより単離した。
【0084】 例37 5−ニトロ−アントラニル酸18.2gを水290g中に装入し、塩酸(濃)
40gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム32m
lを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドスルホン酸の
添加により破壊し、こうして得られたジアゾ成分を例1により製造されたカプリ
ング成分に15〜20℃で20分間に投入した。10質量%の苛性ソーダ液20
0mlを同時に添加することによりpHを8〜9に保持した。カプリングが完了
した後、この懸濁液に50質量%の苛性ソーダ液40gを添加した。50℃で撹
拌しながら10%のグルコース溶液45mlをゆっくりと滴加した。反応の完了
後(DC制御)に塩酸(濃)を添加することにより染料を析出させ、これを濾過
することにより単離した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λmax
556nm)に着色した。
【0085】 例38 2−メトキシ−4−ニトロアニリン16.8gを水200g中に装入し、塩酸
(濃)30gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム
溶液32mlを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドス
ルホン酸の添加により破壊し、ジアゾ成分を酢酸ナトリウムでpH3〜4に調節
した。引き続き、例2により製造されたカプリング成分を15〜20℃で20分
間に投入し、10質量%の苛性ソーダ液でpHを4〜5に調節した。モノアゾ染
料を濾過することにより単離した。湿ったプレスケークを水1000g中に投入
し、50質量%の苛性ソーダ液100gを添加した。60℃で撹拌しながら25
%のグルコース溶液45mlをゆっくりと滴加した。反応の完了後(DC制御)
に塩酸(濃)150gを添加することにより染料を析出させ、これを濾過するこ
とにより単離した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λmax=544
nm)に着色した。
【0086】 例39 2−メトキシ−4−ニトロアニリン16.8gを水200g中に装入し、塩酸
(濃)30gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム
溶液32mlを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドス
ルホン酸の添加により破壊し、こうして得られたジアゾ成分を例3により製造さ
れたカプリング成分に15〜20℃で20分間に投入した。10質量%の苛性ソ
ーダ液を同時に添加することによりpHを8〜9に保持した。カプリングが完了
した後、50質量%の苛性ソーダ液15gを添加した。65℃で撹拌しながら1
5%のグルコース溶液115mlをゆっくりと滴加した。反応の完了後(DC制
御)に塩酸(濃)を添加することにより染料を析出させ、これを濾過することに
より単離した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λmax=590nm
)に着色した。
【0087】 例40 2−メトキシ−4−ニトロアニリン16.8gを水200g中に装入し、塩酸
(濃)30gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム
溶液32mlを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドス
ルホン酸の添加により破壊し、こうして得られたジアゾ成分を例5により製造さ
れたカプリング成分に15〜20℃で20分間に投入した。25質量%の苛性ソ
ーダ液20mlを同時に添加することによりpHを8〜9に保持した。カプリン
グが完了した後、50質量%の苛性ソーダ液25gを添加した。60℃で撹拌し
ながら10%のグルコース溶液130gをゆっくりと滴加した。反応の完了後(
DC制御)に塩酸(濃)130gを添加することにより染料を析出させ、これを
濾過することにより単離した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λma =584nm)に着色した。
【0088】 例34〜40と同様に、一般式Ia、Ib及びIcの第2表中に挙げられた染
料を製造した。最適な還元条件の選択は使用すべきニトロアゾ化合物の種類に適
合させ、これは予備試験により簡単に測定できる。こうして得られた染料を塩酸
の添加により単離することができるか、又は反応懸濁液から紙を染色することが
できる。
【0089】
【表5】
【0090】
【表6】
【0091】
【表7】
【0092】
【表8】
【0093】
【表9】
【0094】
【表10】
【0095】 本発明による銅錯体の合成 銅錯体の製造は原則的に公知の方法により行った: o−ヒドロキシ−o′−メトキシ−アゾ染料の脱アルキルによる銅との錯形成
(entalkylierende Kupferung)はアンモニアアルカリ性媒体中で一般に6〜1
2時間80〜90℃に加熱する必要がある。この場合、アンモニアは完全に又は
部分的に有機窒素含有塩基に置き換えることができる。銅との錯形成は単離され
た染料から出発して実施することができるか又は還元に引き続き直接実施するこ
とができ、この場合、銅不含の染料は中間的に単離しない。銅不含の染料を単離
する場合、湿ったプレスケークを使用するか、乾燥した染料を反応させることも
できる。銅不含の染料対1箇所銅と錯形成した染料対2箇所銅と錯形成した染料
の比率は、提供される銅塩の量に依存する。こうして得られた染料の一部を塩酸
の添加により沈殿させ、かつ一部をこの反応溶液から紙を直接染色した。この染
料は通常の方法を用いて塩(例えばLi、Na、K;(場合により置換された)
アンモニウム)の形で安定な液体調製物として得ることができる。
【0096】 例83 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物0.75gを添加した。引
き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=598nm)に着色した。
【0097】 例84 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物1.25gを添加した。引
き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=600nm)に着色した。
【0098】 例85 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物1.75gを添加した。引
き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=602nm)に着色した。
【0099】 例86 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物2.25gを添加した。引
き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=606nm)に着色した。
【0100】 例87 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物2.75gを添加した。引
き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=610nm)に着色した。
【0101】 例88 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物3.25gを添加した。引
き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=614nm)に着色した。
【0102】 例89 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物3.75gを添加した。引
き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=618nm)に着色した。
【0103】 例90 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物4.25gを添加した。引
き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=618nm)に着色した。
【0104】 例91 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物4.5gを添加した。引き
続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、反
応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を青
色の色調(λmax=624nm)に着色した。
【0105】 例92 例34により製造し単離された染料の1/5を水250g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物5gを添加した。引き続き
、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、反応混
合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の
色調(λmax=626nm)に着色した。
【0106】 例93 通常のように、例34、83、84、85、86、87、88、89、90、
91及び92において製造された染料は異なる紙料モデルを大量着色装置中で1
/6標準タイプ深さ(Richtyptiefe)に着色した。この場合、染料の色調はこの
順序でより緑色になり、耐光堅牢性は増大する。
【0107】 例94 例34により製造された染料の反応懸濁液の1/5を水170gで希釈し、ジ
エタノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物2.75gを添加した。
引き続きpH値を10質量%の苛性ソーダ液で8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=602nm)に着色した。
【0108】 例95 例34により製造された染料の反応懸濁液の1/5を水170gで希釈し、ジ
エタノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物5.2gを添加した。引
き続きpH値を10質量%の苛性ソーダ液で8.5〜9に調節した。その後、反
応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を青
色の色調(λmax=608nm)に着色した。
【0109】 例96 例34により製造された染料の反応懸濁液の3/5を水750gで希釈し、ジ
エタノールアミン16.5g及び硫酸銅(II)五水和物7.8gを添加した。
引き続きpH値を10質量%の苛性ソーダ液で8.5〜9に調節した。その後、
反応混合物を8時間80℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を
青色の色調(λmax=614nm)に着色した。
【0110】 例97 例34により製造し単離された染料の1/5を水155g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物2.6gを添加した。引き
続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、反
応混合物を8時間80℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を青
色の色調(λmax=612nm)に着色した。
【0111】 例98 例39により製造された染料の反応懸濁液の1/5を水140gで希釈し、ジ
エタノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物6gを添加した。その後
、反応混合物を6時間85℃で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色
調(λmax=620nm)に着色した。
【0112】 例99 例39により製造された染料の反応懸濁液の1/5を水140gで希釈し、2
5%のアンモニア18g及び硫酸銅(II)五水和物6gを添加した。その後、
反応混合物を6時間85℃で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色調
(λmax=604nm)に着色した。
【0113】 例100 例40により製造された染料の反応懸濁液の1/5を水140gで希釈し、ジ
エタノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物6gを添加した。その後
、反応混合物を6時間85℃で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色
調(λmax=588nm)に着色した。
【0114】 例101 例40により製造された染料の反応懸濁液の1/5を水140gで希釈し、2
5%のアンモニア18g及び硫酸銅(II)五水和物6gを添加した。その後、
反応混合物を6時間85℃で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色調
(λmax=586nm)に着色した。
【0115】 例102 例38により製造し単離された染料の2/5を水365g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン11g及び硫酸銅(II)五水和物10gを添加した。引き続き
、反応混合物を6時間85℃で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色
調に着色した。
【0116】 バッチの半分を反応懸濁液として移し換えた(λmax=564nm)。
【0117】 バッチのもう半分に塩酸(濃)25gを添加し、沈殿した染料を濾別し、塩化
ナトリウム溶液で洗浄し、引き続き真空中で50〜60℃で乾燥した(λmax =546nm)。
【0118】 例103 例38により製造し単離された染料の2/5を水365g中に懸濁させ、25
%のアンモニア36g及び硫酸銅(II)五水和物10gを添加した。引き続き
、反応混合物を6時間85℃で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色
調に着色した。
【0119】 バッチの半分を反応懸濁液として移し換えた(λmax=564nm)。
【0120】 バッチのもう半分に塩酸(濃)25gを添加し、沈殿した染料を濾別し、塩化
ナトリウム溶液で洗浄し、引き続き真空中で50〜60℃で乾燥した(λmax =546nm)。
【0121】 例83〜103と同様に、例41〜81の染料から出発して、第3表に記載し
た条件に応じて錯化していないアゾキシ染料、1箇所銅と錯化したアゾキシ染料
及び2箇所銅と錯化したアゾキシ染料から染料混合物が得られた。最適な反応条
件(pH、温度、反応時間)の選択は、使用した染料の種類に適合させ、これは
予備試験により簡単に測定できる。こうして得られた染料を塩酸の添加により単
離することができるか、又は反応懸濁液から紙を染色することができる。
【0122】
【表11】
【0123】 水溶性のo−ヒドロキシ−o′−カルボキシ−アゾ染料の銅錯体を、穏和な条
件下で室温で弱酸性又はアンモニアアルカリ性のpH領域で生成させた。可溶性
の理由から工業的製造の場合高めた温度を適用した。酸性領域で金属と錯形成す
る(metallisieren)場合、遊離した鉱酸が酢酸ナトリウムで緩衝される。この
種の物質の場合でも銅との錯形成(Kupferung)は単離された染料から出発して
実施することができるか又は還元に引き続き直接実施することができ、この場合
、銅不含の染料は中間的に単離されない。銅不含の染料を単離する場合には、湿
ったプレスケークを使用することも並びに乾燥した染料を反応させることも可能
である。銅不含の染料対1箇所銅と錯形成した染料対2箇所銅と錯形成した染料
の比率は、提供された銅塩の量に依存する。こうして得られた染料の一部を塩酸
の添加により沈殿させ、かつ一部をこの反応溶液から紙を直接染色した。この染
料は通常の方法を用いて塩(例えばLi、Na、K;(場合により置換された)
アンモニウム)の形で安定な液体調製物として得ることができる。
【0124】 例129 例37により製造し単離された染料の1/5を水150g中に懸濁させ、ジエ
タノールアミン10g及び硫酸銅(II)五水和物5gを添加した。引き続き、
10質量%の苛性ソーダ液でpH値を10に調節した。その後、反応混合物を8
時間90℃で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λmax=5
74nm)に着色した。
【0125】 例130 例37により製造し単離された染料の1/5を水150g中に懸濁させ、25
%のアンモニア4.5g及び硫酸銅(II)五水和物5gを添加した。引き続き
、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を9.5に調節した。その後、反応混合物
を8時間90℃で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λmax =576nm)に着色した。
【0126】 例131 例37により製造し単離された染料の1/5を水150g中に懸濁させ、硫酸
銅(II)五水和物5gを添加した。引き続き、10質量%の苛性ソーダ液でp
H値を4に調節した。その後、反応混合物を8時間90℃で撹拌した。こうして
得られた染料は紙を青色の色調(λmax=602nm)に着色した。
【0127】 例129〜131と同様に、例41〜82のアゾキシ染料から出発して第4表
に記載された条件で、錯化していないアゾキシ染料、1箇所銅と錯形成したアゾ
キシ染料及び2箇所銅と錯形成したアゾキシ染料からなる染料混合物が得られ、
この染料は紙を均質に着色し、良好な堅牢性を有する。最適な反応条件(pH、
温度、反応時間)の選択は、使用した染料の種類に適合させ、これは予備試験に
より簡単に測定できる。こうして得られた染料を酸の添加により単離することが
できるか、又は反応懸濁液から紙を染色することができる。
【0128】
【表12】
【0129】 例150 2−メトキシ−4−ニトロアニリン16.8gを水200g中に装入し、塩酸
(濃)30gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム
溶液32mlを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドス
ルホン酸の添加により破壊し、こうして得られたジアゾ成分を例1により製造さ
れたカプリング成分に15〜20℃で20分間に投入した。25質量%の苛性ソ
ーダ液20mlを同時に添加することによりpHを8〜9に保持した。カプリン
グが完了した後、50質量%の苛性ソーダ液75gを添加した。40〜45℃で
撹拌しながら25%のグルコース溶液47.5gをゆっくりと滴加した。反応の
完了後(DC制御)に塩酸(濃)79gを添加することによりpH5に調節し、
6時間60℃で撹拌した。引き続き塩酸(濃)19gを添加することによりpH
2.2に調節し、懸濁液の冷却後に染料を濾過することにより単離した。こうし
て得られた式:
【0130】
【化20】
【0131】 の染料は紙を青色の色調(λmax=596nm)に着色した。
【0132】 例151 例150により製造し単離された染料の1/5を水155g中に懸濁させ、ジ
エタノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物2.25gを添加した。
引き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後
、反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙
を青色の色調(λmax=606nm)に着色した。
【0133】 例152 例150により製造し単離された染料の1/5を水155g中に懸濁させ、ジ
エタノールアミン5.5g及び硫酸銅(II)五水和物3.25gを添加した。
引き続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後
、反応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙
を青色の色調(λmax=618nm)に着色した。
【0134】 例153 例150により製造し単離された染料の1/5を水310g中に懸濁させ、ジ
エタノールアミン11g及び硫酸銅(II)五水和物8.5gを添加した。引き
続き、10質量%の苛性ソーダ液でpH値を8.5〜9に調節した。その後、反
応混合物を7時間90℃でこのpHで撹拌した。こうして得られた染料は紙を青
色の色調(λmax=626nm)に着色した。
【0135】 例154 2−メトキシ−4−ニトロアニリン16.8gを水150g中に装入し、塩酸
(濃)30gを添加した。引き続き0〜10℃で23質量%の亜硝酸ナトリウム
溶液32mlを30分間の間に添加した。2時間後に亜硝酸塩過剰量をアミドス
ルホン酸の添加により破壊し、こうして得られたジアゾ成分を例1により製造さ
れたカプリング成分に15〜20℃で30分間に投入した。25質量%の苛性ソ
ーダ液20mlを同時に添加することによりpHを約9に保持した。カプリング
が完了した後、50質量%の苛性ソーダ液40gを添加した。50〜55℃で撹
拌しながらグルコース12.3gを少しずつ滴加した。反応の完了後(DC制御
)に塩酸(濃)33gを添加することによりpH8に調節し、2時間90℃で撹
拌した。その後、アミド分解を完了した。室温に冷却した後、50%の苛性ソー
ダ液5gを添加することによりpH8に調節し、染料を濾過することにより単離
した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λmax=598nm)に着色
した。
【0136】 例155 例154により製造し単離された染料の1/5を水110g中に懸濁させ、エ
タノールアミン3.7gを添加した。50℃で水25g中に溶かした硫酸銅(I
I)五水和物2.25gを添加し、反応混合物を7時間90℃でpH8.5〜9
.5で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λmax=606n
m)に着色した。
【0137】 例156 例154により製造し単離された染料の1/5を水97g中に尿素13gの添
加下で懸濁させ、エタノールアミン3.7gを添加した。50℃で水25g中に
溶かした硫酸銅(II)五水和物2.25gを添加し、反応混合物を7時間90
℃でpH8.5〜9.5で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(
λmax=608nm)に着色した。
【0138】 例157 例154により製造し単離された染料の1/5を水110g中に懸濁させ、エ
タノールアミン3.7gを添加した。50℃で水25g中に溶かした硫酸銅(I
I)五水和物2.75gを添加し、反応混合物を7時間90℃でpH8.5〜9
.5で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(λmax=610n
m)に着色した。
【0139】 例158 例154により製造し単離された染料の1/5を水97g中に尿素13gの添
加下で懸濁させ、エタノールアミン3.7gを添加した。50℃で水25g中に
溶かした硫酸銅(II)五水和物2.75gを添加し、反応混合物を7時間90
℃でpH8.5〜9.5で撹拌した。こうして得られた染料は紙を青色の色調(
λmax=610nm)に着色した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 リューディガー ゼンス ドイツ連邦共和国 ルートヴィッヒスハー フェン ファーゼルヴィーゼ 15 (72)発明者 クラウディア クレー ドイツ連邦共和国 ムッターシュタット ルフハイマー シュトラーセ 1

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊離酸の形の一般式I 【化1】 [式中、 nは0又は1を表し、 Rはメトキシ、ヒドロキシル及びカルボキシルを表し、 Rはカルボキシル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、アリルアミノ、ベ
    ンジルアミノ及びメトキシカルボニルメチルアミノを表し、フェニル環Aはさら
    にC〜C−アルキル、メチル又はハロゲンで置換されていてもよいフェニル
    、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、ハロゲン、カルボキシル、N−ベンジルカル
    バモイル、非置換であるか又はニトロ、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、ア
    セトキシで置換されたフェニルカルバモイル及びナフチルカルバモイルで置換さ
    れていてもよいか又はベンゼン縮合されていてもよい]で示されるアゾキシ染料
  2. 【請求項2】 遊離酸の形の一般式VII 【化2】 [式中、R、R及びAは前記の意味を表す]で示される請求項1記載のアゾ
    キシ染料。
  3. 【請求項3】 基Rはメトキシを表す、請求項1又は2記載のアゾキシ染
    料。
  4. 【請求項4】 フェニル環Aは非置換であるか又はC〜C−アルキルで
    置換されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のアゾキシ染料。
  5. 【請求項5】 基Rはカルボキシルを表す、請求項1から4までのいずれ
    か1項記載のアゾキシ染料。
  6. 【請求項6】 遊離酸の形の一般式VI 【化3】 [式中、基M及びMの少なくとも一方は銅(II)を表し、他方の基は水素
    及びメチルを表してもよく、n、R及びAは請求項1に記載された意味を表す
    ]で示されるCu−錯体染料及びその混合物。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1項記載の染料を、少なくと
    も銅を供与する薬剤0.1モル当量と反応させることにより得られるCu−錯体
    染料及びその混合物。
  8. 【請求項8】 請求項1から5までのいずれか1項記載のアゾキシ染料を、
    少なくとも銅を供与する薬剤0.1モル当量と反応させる、Cu−錯体染料の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 天然又は合成の基材の着色又は印刷のための、請求項1から
    7までのいずれか1項記載の1種以上のアゾキシ染料及び/又はそのCu−錯体
    の使用。
  10. 【請求項10】 請求項1から7までのいずれか1項記載の1種以上のアゾ
    キシ染料及び/又はそのCu−錯体を用いて着色又は印刷した、天然又は合成の
    基材。
  11. 【請求項11】 遊離酸の形の一般式VIII 【化4】 [式中、 Xは水素又は式 【化5】 の基を表し、 Rはメトキシ、ヒドロキシル及びカルボキシルを表し、 Rはカルボキシル、アミノ、C〜C−アルキルアミノ、アリルアミノ、ベ
    ンジルアミノ及びメトキシカルボニルメチルアミノを表し、フェニル環Aはさら
    にC〜C−アルキル、メチル又はハロゲンで置換されていてもよいフェニル
    、ヒドロキシル、アミノ、ニトロ、ハロゲン、カルボキシル、N−ベンジルカル
    バモイル、非置換であるか又はニトロ、ハロゲン、C〜C−アルコキシ、ア
    セトキシで置換されたフェニルカルバモイル及びナフチルカルバモイルで置換さ
    れていてもよいか又はベンゼン縮合されていてもよい]で示されるアゾキシ染料
  12. 【請求項12】 遊離酸の形の一般式IX 【化6】 [式中、基M及びMの少なくとも一方は銅(II)を表し、他方の基は水素
    及びメチルを表してもよく、Xは請求項11に記載された意味を表す]で示され
    るCu−錯体染料及びその混合物。
JP2000605681A 1999-03-13 2000-02-28 アゾキシ染料及びその銅錯体 Pending JP2002539316A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19911267.3 1999-03-13
DE19911267A DE19911267A1 (de) 1999-03-13 1999-03-13 Azoxyfarbstoffe und deren Cu-Komplexe
PCT/EP2000/001636 WO2000055259A1 (de) 1999-03-13 2000-02-28 Azoxyfarbstoffe und deren cu-komplexe

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002539316A true JP2002539316A (ja) 2002-11-19

Family

ID=7900885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000605681A Pending JP2002539316A (ja) 1999-03-13 2000-02-28 アゾキシ染料及びその銅錯体

Country Status (9)

Country Link
US (2) US6727351B1 (ja)
EP (1) EP1161499B1 (ja)
JP (1) JP2002539316A (ja)
AT (1) ATE255620T1 (ja)
AU (1) AU3425500A (ja)
BR (1) BR0008951B1 (ja)
DE (2) DE19911267A1 (ja)
ES (1) ES2211516T3 (ja)
WO (1) WO2000055259A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2269490T3 (es) 2000-12-28 2007-04-01 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Colorantes disazo y sus complejos de cobre, para tincion de papel.
AU2002219203B2 (en) * 2000-12-28 2006-08-24 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Use of copper complexes of disazo dyes for dyeing natural and synthetic material
US20060107589A1 (en) 2004-11-19 2006-05-25 Rubin Patti D Compressed growing medium
US9756798B2 (en) 2004-11-19 2017-09-12 Patti D. Rubin Burrow filling compressed growing medium
WO2009058869A1 (en) 2007-10-29 2009-05-07 Oms Investments, Inc. Compressed coconut coir pith granules and methods for the production and use thereof

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH172368A (de) * 1933-05-25 1934-10-15 Chem Ind Basel Verfahren zur Herstellung eines neuen Farbstoffes.
US2203196A (en) * 1936-06-17 1940-06-04 Soc Of Chemical Ind Polyazo dyestuffs and process of making same
JPS57106799A (en) * 1980-11-08 1982-07-02 Bayer Ag Dyeing of paper using copper complexed azo dye
JPS58168659A (ja) * 1982-03-26 1983-10-05 インペリアル・ケミカル・インダストリ−ズ・ピ−エルシ− 反応性染料
JPH07159615A (ja) * 1993-10-14 1995-06-23 Sumitomo Chem Co Ltd 染料系偏光膜
GB2296252A (en) * 1994-12-19 1996-06-26 Lexmark Int Inc Alkylphenylazo dyes having an hydrophobic substituent and aqueous inks thereof

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH196259A (de) 1936-06-17 1938-02-28 Chem Ind Basel Verfahren zur Herstellung eines Azofarbstoffes.
CH196252A (de) 1936-06-17 1938-02-28 Chem Ind Basel Verfahren zur Herstellung eines Azofarbstoffes.
CH196260A (de) 1936-06-17 1938-02-28 Chem Ind Basel Verfahren zur Herstellung einer komplexen Kupferverbindung eines Polyazofarbstoffes.
CH193343A (de) 1936-06-17 1937-10-15 Chem Ind Basel Verfahren zur Herstellung eines Azofarbstoffes.
US2180776A (en) * 1936-06-17 1939-11-21 Soc Of Chemical Ind Process for the manufacture of complex metal compounds of polyazo dyestuffs
CH196264A (de) 1936-06-17 1938-02-28 Chem Ind Basel Verfahren zur Herstellung einer komplexen Kupferverbindung eines Polyazofarbstoffes.
US2495640A (en) * 1946-05-31 1950-01-24 Method of molding
US3004295A (en) * 1955-09-26 1961-10-17 Swedlow Inc Method for forming sheet material
US2913036A (en) * 1956-08-10 1959-11-17 Anthony Bros Fibre Glass Pool Process and apparatus for molding large plastic structures
US3137898A (en) * 1960-09-19 1964-06-23 Structural Fibers Apparatus for the manufacture of fiberreinforced plastic tanks
BE621179A (ja) * 1961-08-08
GB1569259A (en) 1975-11-20 1980-06-11 Ici Ltd Concentrated aqueous solutions of disazo dyes
US4132755A (en) * 1977-07-22 1979-01-02 Jay Johnson Process for manufacturing resin-impregnated, reinforced articles without the presence of resin fumes
US4238437A (en) * 1978-08-02 1980-12-09 Rolston John A Method for producing fiber reinforced product
DE2844597A1 (de) 1978-10-13 1980-04-24 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von kupferhaltigen azo-farbstoffen
US4312829A (en) * 1979-12-10 1982-01-26 Fourcher Fredric J Molding method
NL178761C (nl) * 1980-03-11 1986-05-16 Le Comte Holland B V Werkwijze voor het vervaardigen van een voorwerp van kunsthars.
US4311661A (en) * 1980-05-05 1982-01-19 Mcdonnell Douglas Corporation Resin impregnation process
DE3173964D1 (en) 1980-06-03 1986-04-10 Ciba Geigy Ag Dyeing paper
DE3410050A1 (de) * 1984-03-19 1985-09-19 Manfred 7062 Rudersberg Krauter Verfahren zur herstellung von faserverstaerkten kunststoff-formteilen
US4622091A (en) * 1984-11-29 1986-11-11 The Boeing Company Resin film infusion process and apparatus
US4873044A (en) * 1987-12-21 1989-10-10 Shell Oil Company Method and apparatus for reduction of mold cycle time
US4886442A (en) * 1988-05-26 1989-12-12 The Boeing Company Vacuum bag tooling apparatus with inflatable seal
US4902215A (en) * 1988-06-08 1990-02-20 Seemann Iii William H Plastic transfer molding techniques for the production of fiber reinforced plastic structures
US4975311A (en) * 1988-12-20 1990-12-04 Itt Corporation Vacuum lamination station
US4942013A (en) * 1989-03-27 1990-07-17 Mcdonnell Douglas Corporation Vacuum resin impregnation process
US5052906A (en) * 1989-03-30 1991-10-01 Seemann Composite Systems, Inc. Plastic transfer molding apparatus for the production of fiber reinforced plastic structures
US5464337A (en) * 1991-03-27 1995-11-07 The Charles Stark Draper Laboratories Resin transfer molding system
US5316462A (en) * 1993-02-18 1994-05-31 William Seemann Unitary vacuum bag for forming fiber reinforced composite articles
US5439635A (en) * 1993-02-18 1995-08-08 Scrimp Systems, Llc Unitary vacuum bag for forming fiber reinforced composite articles and process for making same
US5588392A (en) * 1995-04-18 1996-12-31 Outboard Marine Corporation Resin transfer molding process
US5958325A (en) * 1995-06-07 1999-09-28 Tpi Technology, Inc. Large composite structures and a method for production of large composite structures incorporating a resin distribution network
US5904972A (en) * 1995-06-07 1999-05-18 Tpi Technology Inc. Large composite core structures formed by vacuum assisted resin transfer molding

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH172368A (de) * 1933-05-25 1934-10-15 Chem Ind Basel Verfahren zur Herstellung eines neuen Farbstoffes.
US2203196A (en) * 1936-06-17 1940-06-04 Soc Of Chemical Ind Polyazo dyestuffs and process of making same
JPS57106799A (en) * 1980-11-08 1982-07-02 Bayer Ag Dyeing of paper using copper complexed azo dye
JPS58168659A (ja) * 1982-03-26 1983-10-05 インペリアル・ケミカル・インダストリ−ズ・ピ−エルシ− 反応性染料
JPH07159615A (ja) * 1993-10-14 1995-06-23 Sumitomo Chem Co Ltd 染料系偏光膜
GB2296252A (en) * 1994-12-19 1996-06-26 Lexmark Int Inc Alkylphenylazo dyes having an hydrophobic substituent and aqueous inks thereof

Also Published As

Publication number Publication date
US20040204570A1 (en) 2004-10-14
US6903197B2 (en) 2005-06-07
EP1161499A1 (de) 2001-12-12
DE19911267A1 (de) 2000-09-14
US6727351B1 (en) 2004-04-27
ATE255620T1 (de) 2003-12-15
EP1161499B1 (de) 2003-12-03
DE50004647D1 (de) 2004-01-15
AU3425500A (en) 2000-10-04
WO2000055259A1 (de) 2000-09-21
BR0008951B1 (pt) 2010-06-15
ES2211516T3 (es) 2004-07-16
BR0008951A (pt) 2001-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2770912B2 (ja) アニオン型トリアジニルアミノジスアゾ染料
US5037964A (en) Metal-free sulfo group-free basis disazo and trisazo compounds containing two different 6-hydroxypyrid-2-one coupling component radicals
JPS5915451A (ja) 金属ホルマザン化合物、その製造法およびそれを用いる繊維材料の染色方法
DE3440777A1 (de) Organische verbindungen, deren herstellung und verwendung
JPH0718192A (ja) 含銅アゾ化合物及びそれを用いて染色する方法
JPH0662867B2 (ja) アニオン性複素環式化合物
US4875903A (en) Monoazo compounds containing a 2-sulfophenyl diazo component radical and a 1-hydroxy-naphthalene-sulfonic or disulfonic acid coupling component radical and two substituted 1,3,5-triazine rings
GB2179361A (en) Basic-s-triazinyl azo dyes
JPS6218473A (ja) 水性液状反応染料組成物
US4001206A (en) Optionally substituted benzothiazolylphenyl-azo-alkanoylacetamidonaphthalenes
US5498701A (en) Basic disazo compounds containing sulphonic acid groups
US5929215A (en) Basic monoazo compounds
JP2002539316A (ja) アゾキシ染料及びその銅錯体
NO142224B (no) Disazofargestoffer, spesielt egnet for farging av papir
US4515599A (en) Process for dyeing paper
JPS60184563A (ja) 塩基性基及び/又はカチオン基を有する複素環式化合物
JPH0798909B2 (ja) 水溶性ジスアゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法
JP3759760B2 (ja) スチルベン系ジスアゾ染料
US4387050A (en) Polyazo dyestuffs, a process for their preparation and their use for dyeing vegetable fibre materials and leather
US5077396A (en) Azo compounds containing two 6-hydroxypyrid-2-one coupling component radicals the nitrogen atoms of which are linked by a biscationic radical
US4003885A (en) Tetrakisazo compounds having a 1-hydroxy-2-(4'-(2"-sulfoanilino)phenylazo)-3,6-disulfo-7-(optionally 2'-substituted phenylazo)-8-aminonaphthalene middle component
DE2910458A1 (de) Polyazofarbstoffe
JP3090487B2 (ja) 新規なアゾ黒色染料
US2777840A (en) Asymmetrical urea derivatives of monoazo-dyestuffs
JP2530477B2 (ja) ジスアゾ化合物を用いる紙、パルプの染色法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091113

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100215

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100917