JP2002538972A - エッチングプロセスによって3次元構造体を製造するための方法 - Google Patents
エッチングプロセスによって3次元構造体を製造するための方法Info
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Abstract
Description
関する。
られており、例えばシリコンのエッチングのために又はシリコン基板からマイク
ロレンズを製造するために利用される。ここではDE4241045から公知の
方法を参照する。この方法では、フッ素供給エッチングガスからフッ素ラジカル
を遊離しかつテフロン(登録商標)形成モノマー供給パッシブガスから(CF2 )xラジカルを遊離するために、誘導性高周波励起を利用する誘導結合(inducti vely coupled)プラズマ源が非常に高いエッチングレートを有するシリコンディ ープエッチングに使用される。この場合、プラズマ源は比較的高密度(1010 〜1011cm- 3)の低エネルギイオンを有する高密度プラズマを発生し、他 方で、エッチングガス及びパッシブガスがマスキングされたシリコンウェハにト レンチをエッチングするために経験的に決定された時間的な順番で交互に使用さ れる。
ータ・ランピング(parameter-rampings)」を用いてシリコンウェハのエッチン
グの際に材料依存的なエッチング除去レートを時間的に制御し、こうしてこのシ
リコンウェハにエッチングされる構造体のプロファイル偏差を低減することが提
案されている。
方性に行うことだけに使用され、従って、例えば所定の深度及び良好なプロファ
イル精度のトレンチをエッチングすることだけに使用される。しかし、これらの
上記の方法は、基板上にある3次元オリジナル形状体を所期の通りに所定の表面
形状を有する3次元目標形状体に変える可能性を提示してはない。
ばフォトレジストのような溶融ポリマーによってこれらの表面電圧に基づいてつ
くられ、次にこの光学的な表面がドライエッチングプロセスによってIR光学系
のための例えばシリコンのような無機物基板材料に転写されるのだが、この場合
次のような問題が生じる。すなわち、溶融ポリマーのこの表面形状をエッチング
プロセスにより基板に転写し、同時に元のポリマーの表面形状を所期の通りに基
板材料においてマイクロレンズの所望の表面形状に変化させる、という問題が生
じる。
縁部角度の自由な調整において、一般に巨視的なレンズにも使用されるような球
面表面が発生する。しかし、比較的大きな直径を有するレンズにおいては、すな
わち数mmの場合には、重力の影響をもはや無視できないので、周知のように溶
融ポリマー材料の非球面的な表面が発生する。これらの非球面的な表面は、円形
状の底面の場合には円柱対称的であり、座標系のxz平面に投影すると円錐関数
(konische Funktion)hU(x)
記述される。この場合、エッチングプロセスの後でこれらの非球面表面は周知の
エッチングプロセスにおいて基板に転写されて再び見出される。その上しばしば
、オリジナル形状体である溶融ポリマーにおける円錐定数K1が、エッチングに
より、すなわち基板にこのオリジナル形状体を型取ることにより、円錐定数K2 に変わることになる。
有する同様に非球面的なマイクロレンズが基板において生じる。たとえ公知の静
的エッチングプロセスが基板材料及びポリマーに対して異なるエッチング除去レ
ートを有していても、マイクロレンズのこの非球面表面の十分な補正又は回避は
これらの公知の静的エッチングプロセスによってはどうしても不可能である。
ングプロセスによるオリジナル形状体の体積変化、又は、例えば不十分な冷却の
際の基板の加熱によるエッチングプロセス中のエッチングパラメータの時間依存
的な変化のせいである。
除去レートの比は普通は選択性Sと呼ばれる。それゆえ、公知の静的エッチング
プロセスは一定の選択性を有する。
100が生じることがさらに既に周知である。これから、レンズの表面品質に必
要な選択性がS=4である場合には、公知の静的エッチングプロセスによって、
シリコン基板には円錐定数K2<−5を有するマイクロレンズしか作ることがで
きない。とりわけK2=0の所望の調整は、すなわち球面レンズは不可能である
。
のような利点を有する。すなわち、この本発明の方法は、シリコンのような基板
にとりわけ十分に任意な大きさのとりわけ球面のマイクロレンズのような3次元
構造体を製造することに適している。とりわけ部分的にこの基板の上にはまず最
初に既知のオリジナル表面形状を有する少なくとも1つのオリジナル形状体が存
在する。基板材料に対するエッチング除去レートとオリジナル形状体材料に対す
るエッチング除去レートが厳密に異なり、これらのエッチング除去レートが同時
に時間の関数として装置に関するエッチングパラメータを調整することを介して
意図的に調整され、この結果、エッチングプロセスの選択性が厳密に時間的に変
化することによって、オリジナル表面形状はエッチングプロセスの間に所望の予
め設定された目標表面形状に変わる。これは、有利には、オリジナル形状体がこ
のエッチングプロセスの間に除去されて、このオリジナル形状体の代わりに目標
形状体が基板から掘り出されて構造化されることによって行われる。
チングを介して決定されなければならない幾つかの装置に関する影響を除くけば
、エッチング開始前に専らオリジナル形状体の既知の表面形状及び目標形状体の
表面形状を介して行われる。この結果、所望の目標形状を実現するためのエッチ
ングプロセスの絶え間ないコントロール及び面倒な経験的な試行及びエッチング
時間の関数として目標形状体の既に実現された表面形状を持続的に検出すること
は必要ないのである。
ングプロセスの開始前にとりわけ明確に既知のオリジナル関数hUによって記述
されかつ目標表面形状が少なくとも近似的にこのエッチングプロセスの開始前に
とりわけ明確に既知の目標関数hSによって記述されると非常に有利である。
メータの装置に関する調整は、有利には、周知のやり方で、例えば使用されるエ
ッチングガスのうちの少なくとも1つのエッチングガスのフローの変化、使用さ
れるエッチングガスの濃度及び/又は組成、プラズマエッチングチャンバにおけ
るプロセス圧力、基板に印加される基板電圧、基板温度又はICPプラズマ装置
のコイル電圧を介して行われる。個々のパラメータの調整にはとりわけコンピュ
ータにより管理及び操作される制御が適している。この場合、とりわけエッチン
グ除去レートが材料にも依存するという有利な特性が利用される。
から出発して、所望の目標形状体が基板から構造化されることを簡単に可能にす
る。
有する非球面レンズをエッチングプロセスの間にシリコン基板から構造化される
球面マイクロレンズに変えることが可能である。このオリジナル形状体は例えば
シリコン基板又はその他の半導体基板上に存在するフォトレジストのような溶融
ポリマーから成り、このオリジナル形状体の表面は円錐関数によって記述され得
る。
的品質が達成され、とりわけ比較的大きなマイクロレンズの場合には開発プロセ
スが明らかに短縮化される。なぜなら、エッチングパラメータを経験に基づいて
変化させることよる包括的なテスト及びエッチングが省かれるからである。
にも、実現すべき目標形状体にも束縛されてはおらず、それ自体は公知の適当な
エッチングプロセスを自由に使用することができる。
は多様な幾何学的形状を含んでおり、非球面マイクロレンズのように実際にこれ
まで特に重要であった形状だけに限定されない。
する3次元構造体の製造にとりわけ有利には適している。なぜなら、この場合に
は、基板によって定められる基板平面において全ての箇所で、ただ時間の関数と
して変化する同一のエッチング除去レート又は同一の選択性を有するエッチング
が行われるからである。
パラメータ又は選択性を基板表面上の位置の関数として及び/又は時間の関数と
して変化させることも可能であり、この結果、例えばオリジナル形状体及び目標
形状体に対するエッチング除去レートは単に時間の関数であるだけではなく、位
置座標x及びyの関数でもあり得る。本発明の方法のこの発展的実施形態は、エ
ッチングパラメータの調整すべき変化の計算の際にただより大きな計算コストが
必要となるだけであるが、このような発展的実施形態はこれまでは実際的な意義
をもってはいなかった。なぜなら、相応するエッチング装置がまだ無いからであ
る。位置座標及びエッチング時間の関数として変化しうるエッチングパラメータ
としては、例えば基板の温度又は基板電圧が考慮の対象になる。
錐定数K1及び高さH1を有する第1の円錐関数hUによって記述される表面形
状とを有するオリジナル形状体から出発して、このオリジナル形状体をエッチン
グプロセスの前に計算された少なくとも1つのエッチングパラメータの時間的な
変化を介して基板における目標形状体に変えることが可能である。この目標形状
体の表面形状は曲率半径R2、円錐定数K2及び高さH2を有する第2の円錐関
数hSによって記述される。特に重要なケースK2=0ではこのやり方で有利に
はとりわけ球面目標形状体が得られ、他方でK1≠K2のケースでは意図的にオ
リジナル形状体の表面形状を記述する第1の円錐関数を目標形状体の表面形状を
記述する第2の円錐関数に変えることができる。この方法の特に簡単なケースは
、有利には、高さH1及びH2及び/又は曲率半径R1及び曲率半径R2が等し
いという実際に特に重要なケースにおいて生じる。従って、非常に有利には、本
発明の方法によって、非球面オリジナル形状体から球面目標形状体を製造するこ
とが可能である。
が少なくとも基本的には一定に保持され、他の材料の、例えばオリジナル形状体
のエッチング除去レートだけがエッチングパラメータを介して時間的に変化され
る場合に、さらに本発明の方法は特に簡単に実施される。これは、エッチング前
の計算コストを低減し、その都度調整されるエッチングパラメータの信頼性及び
精確性及びエッチング結果の再現可能性を高める。
グ装置に起因するエッチング除去レート及び選択性における偏差を顧慮するため
に、有利にはまず最初に付加的にテストエッチングが行われる。上記のエッチン
グ除去レート及び選択性における偏差は、計算に取り入れられた目標形状体の所
望の表面形状からの実際に実現された表面形状の偏差をもたらしてしまう。この
テストエッチングにおいては、まず最初に(関数hUにより記述される)オリジ
ナル形状体の表面形状及び(関数hSにより記述される)目標形状体の所望の表
面形状を考慮に入れた計算から得られるエッチングパラメータの時間的な変化が
使用される。このテストエッチングの後で、しばしば目標形状体の所望の表面形
状から僅かに偏差している表面形状が生じる。この僅かに偏差している表面形状
は関数hS,Testによって記述される。この偏差を少なくとも1次において
補償するために、有利には、後続の全エッチングプロセスにおいてオリジナル形
状体を目標形状体に変えるためのエッチングパラメータの変化の先の計算が、新
たに定義された関数 hS,neu=2hS−hS,Test によって行われる。この新たに定義された関数は先に使用された関数hSの代わ
りとなる。
セス前の基板材料におけるオリジナル形状体の原理的な概略図を示し、図2はエ
ッチングプロセス後の基板材料から成る目標形状体の原理的な概略図を示し、図
3は位置x[μm]の関数としてレジストエッチング時間T1(x)[min]を示
し、図4はエッチング時間t[mim]の関数としてレジストエッチング除去レー
トa1(t)[μm/min]を示し、図5はエッチング時間t[min]の関数と
して選択性S(t)を示す。
に溶融フォトレジストがオリジナル形状体11として存在する。この基板10の
表面は座標軸x及びyにより定義される平面内にある。オリジナル形状体11は
z軸に対して対称的な楕円体又は円形状の底面を有する円錐断面曲線の形状を有
する。このオリジナル形状体11の表面はオリジナル関数hUによって記述され
る。座標系のxz平面へのこのオリジナル形状体11の投影は円錐関数
定数を示し、この円錐定数K1はこの場合0ではなく、例えば0と−200との
間にある。この場合、値hU(x)はこの投影において図1におけるxの関数と
して基板10からオリジナル形状体11の表面までのそれぞれの距離を示す。x
軸の原点は、他の全てのここで説明されるケースの場合と同様に、オリジナル形
状体11乃至は目標形状体12の円形状の底面の中心点にある。
45から公知のエッチング方法を用いて、オリジナル形状体11が目標形状体1
2に変化される様子を示す。この目標形状体12は基板11から構造化される。
目標形状体12の表面形状は目標関数hSによって記述される。座標系のxz平
面へのこの目標形状体12の投影は円錐関数
定数を示す。この場合、値hS(x)は、この投影において図2におけるxの関
数として基板底面から目標形状体の表面までの距離を示す。
形状体12は球面表面形状を有し、それゆえ例えばマイクロレンズの製造の際に
非球面オリジナル形状体11が球面目標形状体12に変わる。曲率半径に対して
はR1≠R2が成り立つ。しかし、ここで次のことを強調しておく。すなわち、
本発明の方法は、これまでは実際的な意義をほとんど有していなかったはるかに
一般的なオリジナル関数及び目標関数によっても実施できるのである。
〜10mmの底面の直径、0.1mm〜5mmの高さ及び0〜−200の円錐定
数である。円錐関数は円錐断面曲線(楕円、放物線、双曲線)を記述するので、
正の円錐定数も考えられる。全体として目標関数hSはこれらの設定のもとに比
較的簡単な形式
レートa2を有し、オリジナル形状体(ポリマー又はフォトレジスト)において
はエッチング除去レートa1を有する。これら2つのエッチングレートは装置に
関するエッチングパラメータを介して時間的に変化可能である。この実施例では
、エッチングガスフロー又はエッチングガス濃度の時間的な変化を介してフォト
レジストにおけるエッチング除去レートa1が時間の関数として定義されて変化
され、他方でエッチング除去レートa2は少なくとも基本的に一定に保持される
。
円錐定数K2は、選択性S及び式(1)の所定の円錐定数K1に依存して、この
簡単なケースでは
ッチングの際に位置xにおいて基板に到達するまでにどのくらいの時間が必要で
あるかを示すエッチング時間T1(t)とを有する本発明の動的エッチングプロ
セスでは、式(1)によって次式が成り立つ:
よって次式が成り立つ:
であり、SA(t)は時間tの後でシリコン基板において到達される全エッチン
グ深度である、によって次式が成り立つ:
形状体12)への変わり目の位置、すなわちその都度残っているオリジナル形状
体11の縁部における位置依存的な選択性が、次のように決定される:
において既知であるか、又は、エッチングパラメータの変化における時間の関数
として記述されるやり方で装置パラメータの変化によって所期のとおりに調整さ
れうる。
シリコン基板への変わり目のその都度の位置xにおけるエッチング除去レートa 1 (t)は、(14)を使って逆関数を形成することによって次式として得られ
る:
基板に到達するまでにフォトレジストにおいて必要とされるエッチング時間T1 (x)を与える。
t)が得られる。
ング除去レートが
Sも算定される。
ジナル形状体11の表面形状から出発して、目標形状体12の予め設定された表
面形状に到達するために必要な、少なくとも1つのエッチングパラメータの時間
依存的な変化が時間の関数として設定される。
エッチングガス濃度又はエッチングガスフローのようなエッチングパラメータの
、それ自体は周知の時間依存的な変化が行われる。エッチングパラメータのこの
時間依存的な変化は、選択性又は2つのエッチング除去レートa1及びa2のう
ちの少なくとも一方の必要な時間依存的な変化をもたらす。ここで説明された実
施例ではa1だけが変化した。
、有利には、同様にコンピュータ制御を介して行われる。このコンピュータ制御
は、予め計算された値をその都度エッチングプロセスの間の適切な時点に調整す
る。従って、今や、一度計算されたパラメータセットによって、オリジナル形状
体及び目標形状体の同一の幾何学的形状体の全ての後続のエッチングが実施でき
る。
ようなステップから構成される: 1.まず最初にK1,R1,H1(オリジナル形状体11)ならびにK2,R2 ,H2(目標形状体12)を予め設定する。ただしここで特にK2=0が成り立
つ。
固有の特性に基づいて得られる関数S(t)をエッチング時間の関数として外面
的に一定に保持されたエッチングパラメータにおいて実験的に決定し、さらに、
この装置固有の関数を処理の容易化のために例えば比較的高次の多項式によって
近似する。
らゆる選択性が(区間として、しかし(14)からの時間の関数としてではなく
)即座に分かる。とりわけ、これは、この選択性の最大値及び最小値に対して当
てはまる。それゆえ、後続の計算に対する境界条件乃至は極値がすでに存在する
。
x))を計算し、可能なエッチング除去レートのスペクトルa1(T1(x))
を得る。
板10への変わり目の位置におけるエッチング時間が0である、という境界条件
で関数T1’(x)をとりわけ数値的に積分し、これによりT1(x)を得る。
として与えられる関数T1 - 1(x)を例えば数値的に形成し、最後にこれを式
(16)に代入する。この結果、もとめる結果としてa1(t)を得る。
においてシリコンから成る目標形状体12に対する説明のために、μm単位の位
置xの関数として分単位のレジストエッチング時間T1(x)の計算から得られ
た線図を示している。図4は、エッチング時間t[min]の関数として計算され
たμm/min単位のレジストエッチング除去レートa1(t)の所属の線図を
示している。最後に、図5は、エッチング時間t[min]の関数として選択性S
(t)の所属の線図を示している。図4及び図5の2つの関数は直線ではないこ
とを指摘しておく。
実施される。
されたように実施する。次に、計算に使用される所望の式(7)の関数
ングプロセスの間に発生し計算において最初に考慮されなかったエッチング装置
に起因するエッチング除去レート及び選択性における偏差によって惹起された可
能性がある。これらの偏差は円錐定数K2≠0をもたらす。この場合には、実験
的に目標形状体12の発生した表面形状をもとめ、さらに、本来計算に基づいて
期待される関数
ッチングの後で実験的にもとめられた定数K3及びR3によって
めに、1次の近似において式(17)及び(7)によって新たな関数 hS,neu(x)=2hS(x)−hS,Test(x) (
18) を定義し、この新たな関数を先に使用された関数hS(x)の代わりとする。
ジナル形状体11の表面形状を記述するための最初の関数hU(x)とともに、
第1の実施例に従って計算が改めて実施される。この計算の結果が最終的にa1 (t)の所定の時間的変化の形式で相応のエッチングパラメータを介して後続の
エッチングの際に使用される。これによって、上記のエッチング装置に起因する
偏差は補償され、これらの後続のエッチングの際に関数hS(x)により記述さ
れる所望の表面形状に少なくとも非常に近い目標形状体12の表面形状が得られ
る。
もオリジナル形状体11及び目標形状体12の特定の表面形状にも限定されず、
簡単に一般化できることは明らかである。
を示す。
。
。
t)[μm/min]を示す。
Claims (17)
- 【請求項1】 エッチングプロセスによって基板(10)に3次元構造体、
とりわけマイクロレンズを製造するための方法であって、 まず最初に部分的に前記基板(10)において既知のオリジナル表面形状を有
する少なくとも1つのオリジナル形状体(11)が設けられており、前記エッチ
ングプロセスは少なくとも第1のエッチング除去レートa1及び第2のエッチン
グ除去レートa2を有し、該第1のエッチング除去レートa1及び第2のエッチ
ング除去レートa2のうち少なくとも一方は少なくとも時間的に可変的であり、
前記エッチングプロセスによって前記オリジナル形状体(11)は前記オリジナ
ル表面形状とは異なる予め設定された目標表面形状を有する目標形状体(12)
に変わる、エッチングプロセスによって基板(10)に3次元構造体、とりわけ
マイクロレンズを製造するための方法において、 前記目標表面形状を実現するために、前記エッチングプロセスの間に、前記エ
ッチングレートa1及びa2のうちの少なくとも一方は、前記エッチングプロセ
スの開始前に少なくともエッチング時間の関数として前記オリジナル表面形状と
前記目標表面形状とから計算された少なくとも1つのエッチングパラメータの変
化を介して調整されることを特徴とする、エッチングプロセスによって基板(1
0)に3次元構造体、とりわけマイクロレンズを製造するための方法。 - 【請求項2】 オリジナル表面形状は少なくとも近似的にエッチングプロセ
スの開始前に既知のオリジナル関数hUによって記述され、目標表面形状は少な
くとも近似的に前記エッチングプロセスの開始前に既知の目標関数hSによって
記述されることを特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 エッチング除去レートa1及びa2は、エッチングパラメー
タの装置に関する調整を介して時間の関数として調整され、とりわけ材料に依存
することを特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 目標形状体(12)は基板(10)から構造化されることを
特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 エッチングプロセスは、オリジナル形状体材料に対してはエ
ッチング除去レートa1を有し、基板材料に対してはエッチング除去レートa2 を有することを特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 エッチングパラメータは、1つ又は複数の使用されるエッチ
ングガスのフロー、前記使用されるエッチングガスの濃度及び/又は組成、プロ
セス圧力、基板に印加される基板電圧、基板温度及びコイル電圧であることを特
徴とする、請求項3記載の方法。 - 【請求項7】 基板材料のエッチング除去レートa2は少なくとも基本的に
一定に保持され、オリジナル形状体のエッチング除去レートa1だけがエッチン
グパラメータを介して時間的に変化されることを特徴とする、請求項1記載の方
法。 - 【請求項8】 オリジナル形状体(11)及び/又は目標形状体(12)は
少なくとも近似的に円形状の底面を有することを特徴とする、請求項1記載の方
法。 - 【請求項9】 オリジナル形状体(11)及び/又は目標形状体(12)は
座標系のz軸に対して円柱対称的(cylindrically symmetric)であることを特
徴とする、請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 オリジナル表面形状は円柱対称的なオリジナル関数hUに
よって記述され、座標系のxz平面への前記オリジナル表面形状の投影は少なく
とも近似的に円錐関数(konische Funktion) 【数1】 、ただしここで円錐定数K1、曲率半径R1及び高さH1、によって記述され、 目標表面形状は円柱対称的な目標関数hSによって記述され、座標系のxz平
面への前記目標表面形状の投影は少なくとも近似的に円錐関数 【数2】 、ただしここで円錐定数K2、曲率半径R2及び高さH2、によって記述される
ことを特徴とする、請求項1〜3のうちの1項記載の方法。 - 【請求項11】 高さH1及びH2及び/又は曲率半径R1及びR2は等し
いこと及び/又は円錐定数K2は0に等しいことを特徴とする、請求項10記載
の方法。 - 【請求項12】 高さH1及びH2及び/又は曲率半径R1及びR2は等し
いこと及び/又は円錐定数K2は円錐定数K1に等しくないことを特徴とする、
請求項10記載の方法。 - 【請求項13】 エッチング装置に起因する偏差の補正のために、まず最初
に時間の関数として計算された少なくとも1つのエッチング除去レートの変化に
よってテストエッチングが行われ、 該テストエッチングの後で、目標形状体(12)の表面形状を記述する関数h S,Test が形成され、 その後で、新たな目標関数hS,neuが hS,neu=2hS−hS,Test によって設定され、 オリジナル関数hUとともに前記新たな目標関数hS,Testによって、少
なくとも1つのエッチングパラメータの時間的な変化の計算が、後続のエッチン
グのための前記目標形状体(12)の目標表面形状に到達するために改めて実施
されることを特徴とする、請求項1〜13のうちの少なくとも1項記載の方法。 - 【請求項14】 テストエッチングの後で目標形状体(12)の表面形状が
調整され、座標系のxz平面への前記表面形状の投影は 【数3】 によって与えられることを特徴とする、請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 オリジナル形状体(11)は、ポリマー、とりわけマスク
材料又はフォトレジストから成ることを特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項16】 基板材料は、半導体、とりわけシリコンから成るか又はこ
れを含有することを特徴とする、請求項1記載の方法。 - 【請求項17】 マイクロレンズの製造のための請求項1〜16のうちの少
なくとも1項記載の方法の使用。
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