JP2002538072A - 水酸化第一コバルトで覆われた水酸化ニッケル - Google Patents

水酸化第一コバルトで覆われた水酸化ニッケル

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、酸化に安定な水酸化第一コバルト被膜で覆われている水酸化ニッケルを再充電可能電池で用いることに関する。前記水酸化第一コバルト層の表面に弱無機オキソ酸アニオンによるドーピングを受けさせることでそれを酸化に対して安定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、酸化に安定な水酸化コバルトで覆われている水酸化ニッケル、それ
の製造方法、特にそれを再充電可能アルカリ電池に入れる陽作用マス(posi
tive active mass)として用いることに関する。
【0002】 水酸化ニッケルはNi当たり1個から(相当する欠陥構造を伴って)理論的最
大である1.67個の電子を貯蔵する能力を有することから電気エネルギーの貯
蔵で用いるに卓越して適するが、それは数多くの望ましくない特性を有し、例え
ば導電率が低く、サイクル安定性(cycle stability)が低く、
温度が高い時の充電容量が低く、かついろいろな格子面間隔を伴ういろいろな結
晶相が自然発生的に生じることが理由で膨潤する傾向がある。
【0003】 水酸化ニッケルを水酸化コバルト(II)で被覆すると電池の特性が向上し得
ることは非常に早い時期の水酸化ニッケル電池開発で既に認識されていた(米国
特許第3 066 178号を参照)。しかしながら、水酸化コバルトで覆われ
た水酸化ニッケルを産業で用いることは行われなかった、と言うのは、水酸化コ
バルト(II)は酸化に敏感なことが理由でそれは受け入れられなかったからで
ある。むしろ、このような電池の製造で採用されたルートは、被覆されていなく
てCo金属粉末またはコバルト化合物、例えばCo(II)OまたはCo(OH
2などが添加されている水酸化ニッケルを用いるルートであり、この場合、そ
れをより長い時間(典型的には1から3日間)放置している間にコバルト(II
)のヒドロキソ錯体が中間的に生じることを通して水酸化ニッケル粒子の間を橋
渡しする水酸化コバルト被膜が水酸化ニッケル上に生じるが、このコバルト化合
物は電解液に溶解し、その後、当該電池を最初に充電している間に前記被膜が実
際には導電性であるが電気化学的には不活性なオキシ水酸化コバルト網状組織に
変化する。ここで重要な機構の包括的な説明を1986年12月11日に開催さ
れた3rd Symposium for Sectional New-Ba
ttery Study Group in Battery Technol
ogy Committee of the Electrochemical
SocietyでOshitani他が提出した表題が“Developme
nt of high-capacity nickel-cadmium ba
ttery using sintered metal fiber as
substrate”の論文に見ることができる。そこにコバルト化合物に関し
て記述されているモデルはまた他の基質および陰極材料にも当てはまる。
【0004】 従来技術に従い、大気の酸素による酸化に安定でない水酸化コバルト(II)
層で覆われている水酸化ニッケルを電池で用いると、製造から貯蔵そして実際の
使用に至る過程で、その覆われている水酸化ニッケル粒子の表面に不動態化する
コバルト(II)含有層[これは、中間的に生じるコバルトヒドロキソ錯体を与
えるコバルト種の溶解性を妨害する(融合が充分に起こらないことが理由で接触
表面が小さくなる)ばかりでなく、追加的に導電性を悪化させる]が生じる。こ
のことは、必然的に、活性ニッケルマスの大部分が電気を通さなくなり、多少と
も死滅した材料が電池の容量にもはや貢献しなくなり得ることを意味する。
【0005】 また、水酸化コバルト層を水酸化ニッケル粒子上で沈澱させた後に酸素をより
高い温度で用いて前記層に酸化をアルカリ溶液中で受けさせることを通して導電
性で電気化学的に不活性なオキシ水酸化コバルト層を生じさせることも既に提案
されている(日本特許第25 89 123号)。そのようなオキシ水酸化コバ
ルトで覆われている水酸化ニッケルは実際酸化に安定であるが、しかしながら、
それの外被内に存在する個々の粒子は良好な導電層を有していても個々の粒子間
の三次元導電性網状組織の生成(「融合」による表面接触の増加)が達成され得
るのはアルカリ性電解液に充分な溶解性を示すコバルト化合物を更に添加した時
のみであると言った欠点が存在する。このような添加を省くと、個々の粒子間に
存在する接触点は緩んだ(loose)接触点のみでありかつ個々の粒子間に境
界抵抗が存在することが理由で全体として電極の抵抗が高くなってしまう。
【0006】 他方、水酸化コバルト(II)被膜はアルカリ電解液に動的溶解(dynam
ic dissolving)および添加過程を通して架橋が起こる度合で溶解
し得るままであり、その結果として、初期設定充電サイクル中にオキシ水酸化コ
バルトに変化した後に粒子間に導電橋渡し(conductivity bri
dges)を形成する。その覆われている個々の粒子はCo(OH)2またはC
oOOH被膜の接触点の所で導電様式で「融合する」。しかしながら、これの条
件は、酸化に安定な水酸化コバルト(II)被膜で水酸化ニッケルが覆われてい
ることを条件とする。
【0007】 従って、また、水酸化コバルト(II)(水酸化ニッケルに添加する導電性添
加剤として)または水酸化コバルト(II)で覆われている水酸化ニッケルを抗
酸化剤、例えばD−グルコース(ヨーロッパ特許出願公開第744 781号)
または高級カルボン酸、それのエステル、アルデヒド、フェノールまたはビタミ
ン(ヨーロッパ特許出願公開第771 041号)で処理することも既に提案さ
れた。この場合の欠点は、酸化に対して達成される保護は単に間接的である点に
ある、と言うのは、そのような抗酸化剤が酸化されたコバルト(II)形態に関
して活性を示すようになるのは単に還元の意味で活性を示すようになるからであ
る。さらなる欠点は、そのような抗酸化剤は時間が経過すると消費される、即ち
酸化に対する保護は時間に関して制限される点にある。更に、そのような抗酸化
剤の望ましくない劣化生成物が電池の中に入り込む危険性もある。
【0008】 ここに、水酸化ニッケルを水酸化コバルト層で被覆した後に弱無機酸素酸(o
xygen acids)またはそれのアルカリ金属塩による処理を受けさせる
と水酸化コバルト層が酸化に安定な形態で生じ得ることを見いだした。このよう
な手順を用いると、前記被覆した粒子の表面が酸のアニオンで覆われる。適切な
アニオンは、アルミン酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩、クロム酸塩、マンガン酸塩、モ
リブデン酸塩、ニオブ酸塩、燐酸塩、ケイ酸塩、タンタル酸塩、チタン酸塩、バ
ナジン酸塩およびタングステン酸塩から成る群の1種以上のアニオン、またはし
ゅう酸塩である。
【0009】 ホウ酸塩、燐酸塩、炭酸塩および/またはケイ酸塩が好適である。特に炭酸塩
が好適である。
【0010】 本発明の文脈における「酸化に安定」は、水酸化コバルトの酸化の度合が周囲
温度(40℃以下)の空気中で貯蔵している間に変化しないことを意味する。
【0011】 アルカリ金属としてはLi、Na、Kおよび/または疑似アルカリ金属、例え
ばアンモニウムなどが適切である。この処理を好適にはアルカリ金属塩、特にナ
トリウム塩が入っている水溶液中で実施する。
【0012】 水酸化ニッケルに与えたCo(OH)2被膜が酸化に安定になるようにする目的
で前記Co(OH)2の表面を覆うが、このような被覆は単分子未満で充分である
【0013】 そのような表面被覆は前記水酸化コバルト(II)被膜が当該電池のアルカリ
電解液中で示す溶解性を悪化させず、その結果として、また、さらなる導電性添
加剤を添加しなくても高い導電性を示す三次元網状組織が形成(この上に「融合
」と呼んだ)されると言った効果も妨害されないままであり得ることを見いだし
た。その結果として、使用するコバルトの全体量を最小限に保つことが可能にな
る。
【0014】 本発明は、酸化に安定で大気中で少なくとも4週間、好適には6カ月間貯蔵し
ている間にもパステル緑色を保持する水酸化コバルト層が備わっている水酸化ニ
ッケルを提供する。
【0015】 本発明は、また、酸化に安定で空気(周囲温度である10から35℃)中で少
なくとも6カ月間貯蔵した後でも三価酸化レベルのコバルトの含有量が多くなる
度合が全コバルト含有量を基準にして0.5%未満である水酸化コバルト層が備
わっている水酸化ニッケルも提供する。
【0016】 ここで、コバルトの酸化レベルを好適には本質的に公知の様式でヨウ素滴定で
測定する。
【0017】 本発明は、更に、水酸化コバルト被膜が備わっておりかつこれの表面に弱無機
酸素酸アニオンの単分子(厚くても)層を有する水酸化ニッケルも提供する。こ
の弱酸アニオンの濃度が好適には水酸化コバルト被覆表面1m2当たり5から2
0μモルになるようにする。特に、1m2当たり10から18μモルの表面被覆
が好適である。
【0018】 この表面アニオン濃度が好適には水酸化コバルト被膜の量を基準にして水酸化
コバルト(II)1モル当たり10から50ミリモルになるようにする。
【0019】 本発明に従う水酸化ニッケル粉末は好適には抗酸化剤もそれの有機劣化生成物
も含まない。
【0020】 図1に、本発明を従来技術との比較で示す。
【0021】 円Aは、水酸化ニッケル粒子の図を表し、灰色構造BはCo(OH)2被膜を表
し、破線円CはCo(OH)2被膜の部分酸化を表し、そして暗構造DはCoOO
H被膜を表す。
【0022】 図1a)は従来技術を説明しており、従来技術に従い、酸化に安定でないCo
(OH)2で覆われている水酸化ニッケル(I)は周囲の空気に接触するとその表
面がある程度酸化を受ける(II)。その結果として、電解液(III)中で生
じるヒドロキソ錯体の生成が妨害される。成形(forming)後でも、それ
によって生じ得る導電性網状組織の量はある程度のみである(IV)。
【0023】 図1b)に、高温にするとCo(OH)2被膜がアルカリによる酸化で変換を受
けてCoOOH被膜が生じることを説明している(I)。この活性マスが電池中
で示す導電性は緩い点接触で決定される(IV)。
【0024】 図1c)に、本発明に従ってCo(OH)2被膜を酸化に対して安定にした水酸
化ニッケル(I、II)を示し、前記Co(OH)2被膜はヒドロキソ錯体の形成
を通して電解液に溶解し得るままであり(III)、従って成形(最初の充電放
電サイクル)時にCo(OOH)網状組織を形成する。
【0025】 本発明に従って用いる水酸化ニッケルの調製は所望の如何なる様式で行われて
もよい。
【0026】 公知の水酸化ニッケル製造方法は、アルカリ金属水酸化物の溶液を用いてニッ
ケル塩が入っている水溶液から化学的に沈澱を起こさせる方法、ニッケル陽極に
電解を水性塩含有電解液中で受けさせることでそれを溶解させる方法、ニッケル
金属粉末に酸化を加圧下で受けさせる方法、ニッケル粉末をアンモニア溶液に錯
体として溶解させた後に蒸留で沈澱を起こさせる方法、そしてアルカリ金属のニ
ッケル酸塩に酸化的加水分解を受けさせた後に還元を受けさせる方法である。化
学的沈澱方法またはニッケル陽極に電解を受けさせてそれを溶解させる方法が好
適である。好適には、従来技術の公知方法の1つを用いて生じさせた球形の水酸
化ニッケルを用いる。
【0027】 公知方法の1つを用いて調製された基礎の水酸化ニッケル粒子に最初の第一段
階で水酸化コバルト(II)による被覆を受けさせるが、これを、水性懸濁液に
コバルト(II)塩およびアルカリ金属水酸化物の溶液および/またはアンモニ
アを適切な条件下で添加することで行う。均一な水酸化コバルト(II)被膜の
達成に好適な条件は下記である:連続、半バッチ式またはバッチ式工程手順を用
い、滞留時間を0.2から12時間にし、温度を0から120℃、好適には30
から60℃、特に好適には30から40℃にし、圧力を0.1から2.5バール
、好適には0.5から1.2バールにし、25℃の時のpHを8.5から13、
好適には9.5から11.5、特に好適には10.2から10.8にし、固体濃
度を10から700g/l、好適には100から400g/lにし、NH3含有
量を0から15g/l、好適には0から10g/l、特に好適には2から5g/
lにし、アルカリ金属/コバルト比を化学量論的比率の75から150%、好適
には80から95%にし、場合により濾過、水および/または希アルカリ金属水
酸化物溶液、好適にはpHが11から12の水酸化ナトリウム溶液による洗浄を
行ってもよい。また、この水酸化コバルト(II)による被覆は不活性ガスの使
用なしにも抗酸化剤の添加なしにも実施可能である。
【0028】 この水酸化コバルト(II)被膜の表面を不活性にすることでそれを安定にす
る目的で、前記被覆過程の元々の沈澱懸濁液または好適には水酸化コバルト(I
I)で被覆されておりかつ既に母液から分離した後に水に再懸濁させた後の水酸
化ニッケルに、次の第二段階で、この上に挙げた弱酸またはそれのアルカリ金属
塩もしくはアルカリ金属水素塩が入っている水溶液を用いた処理を受けさせる。
この安定化(stabilizing)処理をまた前記被覆過程の元々の沈澱懸
濁液の母液を濾過した後に直接実施することも可能であり、これを、未洗浄また
は洗浄したフィルターケーキ(filter cake)を処理することで実施
する。この安定化処理の温度範囲は0から100℃、好適には20から60℃、
特に好適には40から50℃である。この処理の時間は0.2から12時間であ
り得る。
【0029】 前記水酸化ニッケルを覆っている水酸化コバルト(II)の表面に炭酸化(c
arbonation)を受けさせることを通して前記安定化処理を実施するの
が特に有利であることを確認した。ここで、前記炭酸化を、好適には、アルカリ
金属の炭酸塩および/またはアルカリ金属の重炭酸塩が0.01モル/lから最
大溶解度、好適には0.03から1モル/lの濃度で入っている溶液を添加する
ことで実施し、ここでは、このアルカリ金属炭酸塩および/またはアルカリ金属
重炭酸塩溶液の量を、前記水酸化コバルト(II)で覆われている水酸化ニッケ
ルが入っている懸濁液の固体含有量を基準にして0.1から10倍の重量にする
。本発明の文脈で、この場合の炭酸化は、また、二酸化炭素の添加を例えばそれ
を気体として導入することなどで実施することで炭酸化を行うことでも進行する
【0030】 本発明の特に好適な態様は、前記水酸化コバルト被覆またはその後の洗浄で得
たまだ湿っているフィルターケーキに処理を0.01から2バール、好適には0
.01から1バールのCO2分圧下の二酸化炭素または二酸化炭素含有空気中で
受けさせることを含んで成る。この処理は粉末の乾燥と同時に実施可能であり、
例えば連続運転スプレードライヤー(spray dryers)またはスピン
フラッシュドライヤー(spin flash dryers)などを用いて同
時に実施可能である。
【0031】 前記安定化処理が完了した後、安定化を受けた水酸化コバルト(II)層で覆
われている水酸化ニッケルに最終的な乾燥段階を受けさせる前に、それを場合に
よりまた追加的に洗浄してもよい。この乾燥自身は空気を排除して(真空または
不活性ガスを用いて)実施する必要はなく、費用を節約する目的で乾燥を空気中
で実施してもよい。乾燥用装置として通常の全種類のドライヤーを用いることが
できる。
【0032】 本発明に従い、粉末状の水酸化ニッケルが好適であるが、本発明を粉末状の水
酸化ニッケルに限定するものでない。本発明に従い、類似様式で、最初に水酸化
ニッケルを基質、好適にはニッケルガーゼ、ニッケル不織布またはニッケル箔な
どの上に沈澱させた後、これを水酸化コバルトで被覆し、次にその被覆した基質
を処理用溶液に浸漬することも可能である。
【0033】 好適な基礎の水酸化ニッケルは平均粒子サイズ(Mastersizer方法
で測定したD50値)が0.5から500μm、特に好適には2から30μmの
水酸化ニッケルである。BET方法で測定した比表面積は有利に2から70m2
/gであってもよい。
【0034】 この基礎の水酸化ニッケルは更にマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム
、スカンジウム、イットリウム、ランタン、ランタノイド類、チタン、ジルコニ
ウム、クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、鉄、コバルト、銅、カド
ミウム、亜鉛、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ケイ素、燐、ヒ
素、アンチモンおよびビスマスから成る群の本質的に公知の1種以上のドーピン
グ元素(doping elements)を全体で0.2から25重量%の量
で含んで成っていてもよい。好適な水酸化ニッケルはドーピング元素として亜鉛
を0.5から5重量%およびコバルトを0.5から5重量%含有(3から8重量
%の全体量で含有)する(doped)。
【0035】 また、前記水酸化コバルト被膜に上述した群のドーピング元素を本質的に公知
の様式で含有させることも可能である。
【0036】 本発明を以下に示す実施例でより詳細に説明する。
【0037】 (実施例) CoCl2溶液(Coが7.0%)を348.5g/時で計量し、10%のN
aOH溶液を297.5g/時で計量し、100g/lのNH3溶液を180m
l/時で計量し、かつNi(OH)2懸濁液[CoおよびZnをドーピング元素
として含有する球形Ni(OH)2が150g/lでNaClが80g/lでN
2SO4)が3.5g/l]を3,000ml/時で計量して、37℃に温度制
御されている17リットルの撹拌反応槽に、並行して連続的に入れる。ここで、
pH(25℃)が10.5でNH3含有量(Kjeldahl)が約3.5g/
lの平衡状態を確立する。最初の24時間から成る運転時間後のさらなる72時
間に渡って前記反応槽から出て来た流出液(約3,750ml/時)を24時間
の間隔で集め、バッチ式に濾過した後、温度制御(45℃)されている0.2g
/lのNaOH溶液を各場合とも23kg用いて洗浄する。次に、フィルター上
の残留物に1.0モル/lのNa2CO3溶液(45℃)を46kg用いた処理を
受けさせた後、最後に完全脱イオン水(45℃)を46kg用いた洗浄を受けさ
せる。乾燥を真空下50℃で実施する。生成物の収量は24時間バッチ当たり1
1.7kgである。
【0038】 表1に、前記被覆を受けさせていない基礎の水酸化ニッケルの分析値を示す。
表2に、水酸化コバルトで覆った後に酸化安定化処理を受けさせた水酸化ニッケ
ルが調製直後および空気中で6カ月間貯蔵後に示した分析値を示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】 本発明に従う被覆を受けさせた(実施例に従って生じさせた)水酸化ニッケル
材料を空気中で6カ月間貯蔵した後、これに半電池試験(half cell
test)による測定を電極製造で如何なる導電性添加剤も添加することなく受
けさせた結果、これは3回目(充電放電)のサイクルで99%(1電子段階を基
準)のNi利用度に到達する。
【0042】 ここでは、Hg/HgO参照電極とニッケル板対電極と作用電極を含んで成る
通常の3電極配置を選択し、前記作用電極に水酸化ニッケル活性マス(acti
ve mass)を含める。電気化学測定を定電流で行う、即ち作用電極と対電
極の間の充電放電用電流を一定に設定する。参照電極の電位に対する作用電極の
電位を測定する。Hg/HgOに対してI10(I10は10時間で理論的放電容量
の100%を送り込む放電用電流を表す)を伴う充電とI10から0Vを伴う放電
を15時間行うことによる周期的操作(cyclic operation)を
実施する。水酸化カリウム水溶液を電解液として用いる。作用電極の調製では、
本発明に従う水酸化ニッケル材料を発泡電極として調製した後、それに測定を受
けさせる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 オルブリヒ,アルミン ドイツ・デー−38723ゼーゼン・アルテド ルフシユトラーセ20 (72)発明者 メーゼ−マルクトシエフエール,ユリアネ ドイツ・デー−38640ゴスラー・ヌサンガ ー8 Fターム(参考) 4G048 AA02 AB02 AB04 AB05 AC06 AD04 AE05 5H050 AA07 BA11 CA03 DA02 DA09 EA01 FA18 GA02 GA12 GA13 GA14 GA22 GA29 HA01 HA05 HA10 HA14 HA15

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化コバルト(II)被膜を含んで成る水酸化ニッケルで
    あって、酸化に安定で大気中で4週間貯蔵中にパステル緑色が変化しない水酸化
    コバルト(II)被膜を含んで成る水酸化ニッケル。
  2. 【請求項2】 水酸化コバルト被膜を含んで成る水酸化ニッケルであって、
    酸化に安定で空気中で少なくとも4週間貯蔵後に三価酸化レベルのコバルトの含
    有量が多くなる度合が全コバルト含有量を基準にして0.5%未満である水酸化
    コバルト(II)被膜を含んで成る水酸化ニッケル。
  3. 【請求項3】 水酸化コバルト被膜を含んで成る水酸化ニッケルであって、
    1種以上の弱無機酸素酸アニオンを水酸化コバルト(II)1モル当たり1から
    200ミリモル含有する酸化に安定な水酸化コバルト(II)被膜を含んで成る
    水酸化ニッケル。
  4. 【請求項4】 前記アニオンがCO3である請求項3記載の水酸化ニッケル
  5. 【請求項5】 平均粒子サイズ(Mastersizer方法で測定したD
    50値)が0.5から500μmの粉末の形態の請求項1から4のいずれか1項
    に記載の水酸化ニッケル。
  6. 【請求項6】 ある基質上の被膜の形態である請求項1から5のいずれか1
    項に記載の水酸化ニッケル。
  7. 【請求項7】 Mg、Ca、Sr、Sc、Y、Laランタノイド類、Ti、
    Zr、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、Cu、Zn、Cd、B、Al、Ga
    、In、Si、P、As、SbおよびBiから成る群の1種以上のドーピング元
    素を合計で0.2から25重量%の量で含んで成る請求項1から6のいずれか1
    項に記載の水酸化ニッケル。
  8. 【請求項8】 水分子を隙間部位に10重量%以下の量で含んで成る請求項
    1から7のいずれか1項に記載の水酸化ニッケル。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の水酸化ニッケルを製
    造する方法であって、場合によりドーピング元素を含有していてもよくて水酸化
    コバルト被膜が与えられている水酸化ニッケルにアルミン酸、ホウ酸、炭酸、ク
    ロム酸、マンガン酸、モリブデン酸、ニオブ酸、燐酸、ケイ酸、タンタル酸、バ
    ナジン酸およびタングステン酸から成る群の弱無機酸素酸またはしゅう酸または
    それのアルカリ金属塩による処理を受けさせることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記処理をアルカリ金属の炭酸塩および/またはアルカリ
    金属の重炭酸塩の水溶液中で実施することを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 安定化処理を被覆過程の元々の沈澱懸濁液中で実施するか
    或は元々の沈澱懸濁液から前以て母液を除去した後に水に再懸濁させることで生
    じさせた懸濁液中で実施することを特徴とする請求項9から10のいずれか1項
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記安定化処理を、前記被覆過程の元々の沈澱懸濁液から
    母液を濾過した後の未洗浄または洗浄したフィルターケーキを処理することで直
    接実施することを特徴とする請求項9および11の1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記安定化処理を前記水酸化コバルト(II)で覆われて
    いる水酸化ニッケルの表面に炭酸化を受けさせることで実施することを特徴とす
    る請求項9から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記炭酸化をアルカリ金属の炭酸塩および/またはアルカ
    リ金属の重炭酸塩が0.01モル/lから最大溶解度に及ぶ濃度、好適には0.
    03−0.1モル/lで入っている溶液を添加することで実施することを特徴と
    する請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記アルカリ金属の炭酸塩の溶液および/またはアルカリ
    金属の重炭酸塩の溶液の量を前記水酸化コバルト(II)で覆われている水酸化
    ニッケルを含んで成る懸濁液の固体含有量を基準にして0.1−10倍の重量に
    することを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記炭酸化を二酸化炭素の添加で実施することを特徴とす
    る請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記安定化処理を0−100℃、好適には20−60℃、
    特に好適には40−50℃の温度で実施することを特徴とする請求項9から16
    のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記安定化を受けた水酸化コバルト(II)で覆われてい
    る前記水酸化ニッケルを最終的乾燥段階前に洗浄することを特徴とする請求項9
    から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記安定化を受けた水酸化コバルト(II)で覆われてい
    る前記水酸化ニッケルの乾燥を空気の排除なしに実施することを特徴とする請求
    項9から18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記水酸化コバルト(II)で覆われている水酸化ニッケ
    ルを含んで成る湿っているフィルターケーキを連続運転されているスプレードラ
    イヤーまたはスピンフラッシュドライヤー内で0.01から2バール、好適には
    0.01から0.1バールのCO2分圧下の二酸化炭素または二酸化炭素含有空
    気中で処理することにより、前記炭酸化を、好適には乾燥と同時に実施すること
    を特徴とする請求項13記載の方法。
  21. 【請求項21】 請求項1から20のいずれか1項に記載の水酸化ニッケル
    の使用であって、安定化を受けた水酸化コバルト(II)で覆われていてドーピ
    ング元素を含有するか或はドーピング元素を含有しない水酸化ニッケルを二次電
    池に入れる電極材料として用いる使用。
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