JP2000128540A - マンガン酸化物及びその製造方法、並びにマンガン酸化物を用いたリチウムマンガン複合酸化物及びその製造方法 - Google Patents
マンガン酸化物及びその製造方法、並びにマンガン酸化物を用いたリチウムマンガン複合酸化物及びその製造方法Info
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Abstract
電容量が高く、サイクル特性の改良に有用なリチウムマ
ンガン複合酸化物を提供する。 【解決手段】 カルシウムかマグネシウム、あるいはそ
の両方の含有量が、マンガンのモル数に対して0.01
〜2.50モル%である粒度分布の良好なマンガン酸化
物を用いたことを特徴とする。
Description
びその製造方法、並びに該マンガン酸化物を用いたリチ
ウムマンガン複合酸化物及びその製造方法に関し、更に
詳しくは、非水電解液二次電池用の正極活物質として、
特に放電容量が高く、二次電池のサイクル特性の改良に
有用なリチウムマンガン複合酸化物を提供するマンガン
酸化物及び該マンガン酸化物を用いたリチウムマンガン
複合酸化物に関するものである。
ポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、これ
らの駆動用電源として小型、軽量で高エネルギー密度を
有する二次電池への要求が高くなっている。このような
中で、リチウムイオン二次電池は、とりわけ充放電電圧
が高く、充放電容量も大きいという特徴を有するために
注目されている。
のリチウムイオン二次電池に有用な正極材料としては、
スピネル型構造のLiMn2O4 、岩塩型構造のLiMnO2、LiCo
O2、LiCo1-X NiX O2、LiNiO2等が一般的に知られてい
る。なかでもLiCoO2は高電圧と高容量を有する点で有利
であるが、コバルト原料の供給量が少ないことによる製
造コスト高の問題や廃棄電池の環境安全上の問題を含ん
でいる。そこで、供給量が多く低コストで環境適性の良
いマンガンを原料として作られるスピネル構造型のリチ
ウムマンガン複合酸化物(LiMn2O4)の研究が盛んに行わ
れている。
正極材料としてLiMn2O4 系を用いた場合、高電圧、高エ
ネルギー密度を有するものの、充放電サイクル特性が劣
るという問題がある。この原因としては、充放電の繰り
返しに伴う結晶構造中のリチウムイオンの脱離・挿入挙
動によって結晶格子が伸縮し、結晶の体積変化によって
格子破壊が生じるためであったり、電解液中へのMnの溶
解が直接的な要因であると考えられている。
劣化を抑制し、充放電サイクル特性を向上させるための
従来の材料開発の手段としては、主に下記の3つが挙げ
られる。 リチウムマンガン複合酸化物におけるLi/Mn の組成均
質化 このタイプに属するものとしては、例えば、特開平9-86
933 、特開平9-306493、特開平9-129233、特開平9-2598
63、特開平10-3194 、特開平8-217451、特開平9-14785
9、特開平9-124321、特開平10-21914、特開平9-18072
3、特開平9-306490、特開平9-50811 、特開平10-8381
6、特開平10-172568 、特開平10-162826 、特開平10-17
2569 、特開平10-501369 、特開平7-101727、特開平8-3
15823、特開平4-198028、特開平7-97216 、特開平8-217
452、特開平6-295724、特開平10-81520、特開平10-8152
1、特開平9-147867、特開平10-130024 、特開平10-1300
25 、特開平9-147859、特開平10-162826 等が挙げられ
る。
7867、特開平9-134723、特開平9-270259、特開平9-2133
33、特開平10-40911、特開平10-3918 、特開平10-2191
0、特開平10-172568 、特開平8-217451、特開平8-21745
2、特開平2-60056 、特許2584123 、特許2584246 、特
許2627314 、A.D.Robertson et.al.,J.Electrochem.So
c.,144(1997)3500 、A.D.Robertson et.al.,J.Electroc
hem.Soc.,144(1997)3505 、J.M.Tarasconet.al., J.Ele
ctrochem.Soc.,138(1991)2859 、特開平9-259863、特
開平9-265984、特開平10-116603 、特開平10-188953 、
特開平5-283077、特開平10-177860 等が挙げられる。
194 、WO7923918 、G.G.Amatucci et.al.,Solid State
Ionics,104(1997)13等である。
開平4-198028、特開平7-97216 等では、前駆体の種類・
形状・サイズを調整したり、特開平6-295724では均質混
合という観点から機械的な粉砕・分級することによりLi
との反応性を高める試みが報告されている。また、特開
平9-147859では、ゾル・ゲル法や噴霧乾燥といった技法
を用いたLiMn2O4 の作製が行われているが、いづれも技
術的な限界があったり、工業的な問題があり十分満足の
ゆくものでない。一方、上記タイプやの技法におい
ては、二次電池の特性として重要な電池容量の大きな低
下を招くことが避けられないため本質的な改善策とは言
い難い。
分布の非常に優れたマンガン酸化物を作製し、これを前
駆体として用いることでリチウムマンガンスピネル酸化
物を正極活物質としながら、従来技術の如く、MnやLiを
他の金属元素で置換したり、表面処理を施すことなく、
充放電容量とサイクル特性の高バランス化を実現させた
非水電解液二次電池を提供することにある。
成するための本発明の第1は、カルシウム又は/及びマ
グネシウムの含有量が、マンガンのモル数に対して0.
01〜2.50モル%であることを特徴とするマンガン
酸化物を内容とする(請求項1)。好ましい態様として
は、BET比表面積が1〜100m2/gである請求項1
記載のマンガン酸化物である(請求項2)。また好まし
い態様としては、粒度分布が0.4以下である請求項1
又は2記載のマンガン酸化物である(請求項3)。
明の第2は、マンガン塩水溶液に、カルシウム塩又は/
及びマグネシウム塩をカルシウム又は/及びマグネシウ
ムの含有量がマンガンのモル数に対して0.01〜2.
50モル%となるように添加するとともに、アルカリ水
溶液をマンガンとカルシウム又は/及びマグネシウムと
の合計に対するアルカリの当量比で0.1〜10添加し
て得られるマンガン(II)水酸化物の懸濁液を、20〜
100℃で加熱しながら酸素含有ガスを通気してマンガ
ンイオンを酸化することにより沈殿物を生成させ、これ
を濾別、水洗、乾燥させることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載のマンガン酸化物の製造方法を
内容とする(請求項4)。
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマンガン酸化
物を前駆体として用いたことを特徴とするリチウムマン
ガン複合酸化物を内容とする(請求項5)。
るための本発明の第4は、請求項1〜3のいずれか1項
に記載のマンガン酸化物とリチウム化合物とをリチウム
とマンガンとのモル比(Li/Mn) が0.505〜0.55
0になるように混合し、この混合物を圧密成形した後に
酸化雰囲気中で焼成することを特徴とする請求項5記載
のリチウムマンガン複合酸化物の製造方法を内容とする
(請求項6)。
て最も有効的な手段の一つに、過剰のリチウムを16d
サイトに導入することにより作製される化学式:Li[Li
X Mn 3+ 1-3XMn4+ 1+2X]O4 で表される正極活物質を用いる
方法がある。この場合、化学式からもわかるようにLi導
入量(x)を大きくすると、サイクル特性は改善される
がMn平均価数の増加(Mn3+ の減少)により放電容量が低
下することが良く知られている。しかしながら、本発明
者らは、こういった電池特性劣化の根本的な要因の一つ
として、通常の固相法で作製した異なったサンプルの充
放電評価において、初期充電容量値が同じであるにもか
かわらず初期放電容量値に差が生じる現象に着目し、そ
の原因を以下のように考察した。
粒度分布が広い場合、リチウムマンガン複合酸化物の一
次粒子(ミクロ視野)及び粒子ごとにおいて、Li量
(x)に分布または部分的な相違が生じるために、ある
部分ではxが小さくなり放電容量は高いがサイクル特性
が悪く、また、逆にある部分ではxが大きくなるため放
電容量は低いがサイクル特性が良くなるといった現象が
起きる。前者は、初期充電時において結晶中のリチウム
が一度はきちんと脱離(デインターカレート)されたも
のの、x の小さい(LiMn2O4 の組成に近い)部分では充
電完了後の構造が不安定になりやすいため崩壊しやす
く、放電時にリチウムが挿入(インターカレート)され
る段階でリチウムの脱離量=挿入量が成立せず、初期充
電容量値に対して初期放電容量値が低くなるためと考え
た。一次粒子内及び粒子ごとの不均質化は、リチウムマ
ンガン複合酸化物の製造工程中において、特に焼成時の
前駆体(主にマンガン酸化物)とリチウム塩との固相反
応に問題があると思われる。特に反応性の低い大粒子と
反応性の高い微粒子が共存した場合には、組成の均質化
が達成できないために上述の欠点が顕著となる。このよ
うな観点から本発明者らは、前駆体であるマンガン酸化
物自体の粒度分布を著しく改良することにより、リチウ
ムマンガン複合酸化物の一次粒子内及び粒子ごとの均質
性(組成の均質化)向上を図った結果、今回の発明に至
ったものである。
先ず、リチウムマンガン複合酸化物の前駆体として用い
る粒度分布の著しく改良されたマンガン酸化物は、マン
ガン酸化物の合成時にカルシウムかマグネシウム、ある
いはその両方を添加することにより得ることができる。
ンガン酸化物は、マンガン塩水溶液に、カルシウム塩か
マグネシウム塩、あるいはその両方を、カルシウム又は
/及びマグネシウムの含有量がマンガンのモル数に対し
て0.01〜2.50モル%になるように添加した混合
液中に、アルカリ水溶液をマンガンとカルシウム又は/
及びマグネシウムとの合計に対するアルカリの当量比で
0.1〜10加えるか、あるいは、マンガン塩水溶液に
上記当量比のアルカリ水溶液を加えた混合液中に、上記
した量のカルシウム塩水溶液かマグネシウム塩水溶液、
あるいはその両方を添加してマンガン(II)水酸化物の
懸濁液を得、これを20〜100℃の範囲で加熱しなが
ら酸素含有ガスを通気してマンガンイオンを酸化するこ
とにより沈殿物を生成し、これを濾別・水洗・乾燥させ
ることで作製することができる。
酸マンガン、硝酸マンガン、蓚酸マンガン、酢酸マンガ
ン等が挙げられ、これらは単独で又は必要に応じ2種以
上組み合わせて用いられる。またマンガン塩水溶液の濃
度は特に制限されないが、工業的な生産面からは0.5
〜3.0モル/L程度が好ましい。また、カルシウム塩
かマグネシウム塩、あるいはその両方が粒度分布を改良
するために添加されるが、これらの添加量は、マンガン
のモル数に対してマグネシウム、カルシウム又はその両
方の合計量が0.01〜2.50モル%の範囲である。
この添加量が2.50モル%より大きいと、X線解析パ
ターンにスピネル相以外のピークが現れ分布も悪くな
り、逆に0.01モル%より小さい場合はその改善効果
が認められない。また、マグネシウム塩、カルシウム塩
の種類については特に制限されないが可溶性のものが好
ましく、例えば、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、硫
酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、
酢酸マグネシウム等が挙げられ、これらは単独で又は必
要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。また、これ
らの塩は粉末のままでも添加可能であるが、水溶液で添
加するのが好ましい。尚、水溶液の濃度は特に制限され
ない。
ウム又は/及びマグネシウムに対する反応当量比は0.
1〜10の範囲が好ましく、工業的な生産面まで考慮す
ると1.0〜5.0の範囲がより好ましい。アルカリの
種類は特に制限されず、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げら
れ、これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせ
て用いられる。アルカリ水溶液の濃度は特に制限されな
いが、工業的な生産面からは5.0〜18.0モル/L
が好ましい。
工程において管理が難しく、100℃より高い温度にお
いてはオートクレーブ等の装置を用いる必要がありコス
ト上昇を招くため、20〜100℃の範囲が好ましい。
グネシウムの含有量が、マンガンのモル数に対して0.
01〜2.50モル%の、粒度分布の著しく改良された
スピネル型マンガン酸化物が得られ、好ましくはBET
比表面積が1〜100m2/g、粒度分布が0.4以下の
マンガン酸化物が得られる。
について説明する。先ず、前駆体として上記の如くして
得られたスピネル型マンガン酸化物の粉末を用い、これ
とリチウム化合物とをリチウムとマンガンとのモル比
(Li/Mn)が0.505〜0.550になるように混合
し、この混合物を圧密成形した後、酸素含有ガス下、好
ましくは空気中で650〜850℃の範囲で焼成するこ
とによりスピネル型リチウムマンガン複合酸化物が得ら
れる。
制限されないが、例えば、水酸化リチウム、酸化リチウ
ム、炭酸リチウム、酢酸リチウム等が挙げられ、これら
は単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられ
る。
酸化物の混合比については、リチウムが上記範囲よりも
不足する場合には、リチウムマンガン複合酸化物の他に
正極活物質でない原料のマンガン酸化物が残存し、この
マンガン酸化物を除去することが極めて困難であるた
め、このマンガン酸化物を含む粉末を用いて正極を構成
した場合は、良好な電池特性、即ち、リチウムイオン導
電性を有する電解液中での電気化学的活性が得られにく
い。一方、リチウムが上記範囲よりも過剰な場合には、
リチウムマンガン複合酸化物の他に正極活物質でない物
質、例えば炭酸リチウム、或いはLi2MnO3 が存在し、こ
れらの炭酸リチウム、Li2MnO3 も除去することが極めて
困難であるため、これらを含む粉末を用いて正極を構成
した場合、同様に良好な電池特性、電気化学的活性が得
られにくい。
の混合物を圧密成形するが、圧密成形は混合物を押出成
形機、ローラーコンパクター、ディスクペレッター等に
より圧密成形し、好ましくは成形密度1.5g/cc以
上、より好ましくは2〜5g/ccの成形体を作製する。
この際、成形密度のバラツキを抑え、品質の安定したリ
チウムマンガン複合酸化物を得る目的で少量の水分を添
加してもよい。添加される水分の量は混合物に対して1
〜30重量%、好ましくは10〜25重量%程度であ
る。
体を焼成した場合には、リチウムマンガン複合酸化物の
粒成長が十分でないため、塗布膜としたときの膜中の充
填度が十分なものが得られない。成形密度の上限は特に
制限されないが、余り大きくなると製造が困難となるの
で通常5g/cc、好ましくは3g/cc程度が適当であ
る。
度や850℃より高い温度範囲ではLi2MnO3 が生成した
りマンガンの酸化反応が優先的に起こるためスピネル酸
化物が得られにくいので、650℃〜850℃の温度が
好ましい。焼成時間は通常2〜20時間、好ましくは5
〜10時間である。焼成した成形体は粉砕してスピネル
型リチウムマンガン複合酸化物(LiMn2O4)の粒子粉末と
される。粉砕方法は特に制限されず、通常の粉砕方法が
用いられる。
水電解液二次電池用の正極活物質として使用する場合に
おいて、負極活物質は特に制限されないが、例えば、リ
チウム金属、リチウム合金、リチウムを吸蔵放出可能な
物質を用いることができる。例えば、リチウム/アルミ
ニウム合金、リチウム/スズ合金、グラファイトや黒鉛
等が挙げられる。
ば、炭酸プロピレン、炭酸ジエチル、炭酸ジメチル等の
カーボネート類や、ジメトキシエタン等のエーテル類の
少なくとも1種類の有機溶媒中に、過塩素酸リチウム、
四フッ化ホウ酸リチウム、六フッ化リン酸リチウム等の
リチウム塩の少なくとも1種を溶解したものを用いるこ
とができる。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、
反応生成物粉末の同定および結晶構造は、X線回折(RI
GAKU Cu-Kα 40kV 40mA)により調べた。また、前駆体
の粒子の形態、粒度分布については透過型電子顕微鏡
(日立製作所製)により観察した。更に、BET比表面
積は窒素吸着法により測定した。更にまた、粒度分布に
ついては透過型電子顕微鏡(日立製作所製)により観察
した。また、TEM写真を用いてデジタイザーから平均
粒径と標準偏差を測定し、粒度分布=標準偏差/平均粒
径として求めた。
ル/L)にマンガンのモル数に対して0.5モル%の硝
酸カルシウム水溶液(濃度:0.012モル/L)と
0.2モル%の硫酸マグネシウム水溶液(濃度:0.0
048モル/L)を添加した混合液に、1.05当量モ
ルの水酸化ナトリウムを加えて得られるマンガン(II)
水酸化物の懸濁液を40℃に加熱した。これと同時に、
空気を5L/min 通気することによりマンガンイオンを酸
化してマンガン酸化物を生成させ、これを濾別・水洗・
乾燥させることにより黒褐色粉末を得た。得られたマン
ガン酸化物は、図1のX線回折パターンに示されるよう
にスピネル型結晶構造に帰属され、BET比表面積が5
5m2/gで、デジタイザー測定による粒度分布が0.2
9であった。図2に、このマンガン酸化物のTEM写真
を示す。
1と同様にしてマンガン酸化物を作製した。
5.0当量モルに変更した以外は、実施例2と同様にし
てマンガン酸化物を作製した。図3に、このマンガン酸
化物のTEM写真を示す。
5モル%の硝酸カルシウム水溶液だけを加えた以外は、
実施例2と同様にしてマンガン酸化物を作製した。
5モル%の硫酸マグネシウム水溶液だけを加えた以外
は、実施例2と同様にしてマンガン酸化物を作製した。
ず、硫酸マンガン水溶液だけを用いた以外は、実施例1
と同様にしてマンガン酸化物を作製した。
1と同様にしてマンガン酸化物を作製した。
5.0当量モルに変更した以外は、比較例2と同様にし
てマンガン酸化物を作製した。
モル%の硝酸カルシウム水溶液だけを加えた以外は、実
施例1と同様にしてマンガン酸化物を作製した。
モル%の硝酸カルシウム水溶液と、3.0モル%の硫酸
マグネシウム水溶液を加えた以外は、実施例1と同様に
してマンガン酸化物を作製した。
したマンガン酸化物の作製条件及び特性を表1に示す。
は、その合成反応において所定量のマンガン塩かカルシ
ウム塩、あるいはその両方を用いることにより、BET
値に関係なく粒度分布が顕著に改良された(粒度分布が
0.4以下)スピネル構造を有するマンガン酸化物が作
製可能である。一方、比較例1〜3では、同じ結晶構造
を持つマンガン酸化物が得られるものの、粒度分布が不
良で、いずれも0.4よりも大きい。また、比較例4,
5においては、X線回折パターンに複数のマンガン酸化
物(Mn3O4 、β-MnOOH等)のピークが確認された。
〜11において、これらのマンガン酸化物を前駆体とし
て用い、正極活物質であるリチウムマンガン複合酸化物
を生成した後、試験用電池セルを組み立ててその電池特
性について評価を行った。
をモル比で(Li/Mn)で0.525となるように所定量を
秤量し、機械的に混合して得られた混合粉末をローラー
コンパクターで圧密成形した。この成形体を電気炉に入
れて700℃に加熱し、空気中で10時間反応させた。
得られた焼成物を乳鉢にて粉砕し、黒色粉末を得た。こ
の黒色粉末は、図3のX線回折図に示すようにスピネル
型結晶構造に帰属される良好な結晶性の複合酸化物(Li
Mn2O4)であった。
たリチウムマンガン複合酸化物を45mg、導電剤である
アセチレンブラック25mg、および結着材であるポリテ
トラフルオロエチレン7mgを乳鉢で混合し、正極合剤を
作製した。負極にはリチウム箔を用い、電解液には過塩
素酸リチウムを、プロピレンカルボネート、ジメトキシ
エタンを体積比で1:1に混合した溶媒中に1Mの濃度
で溶解させたものを用いた。
/cm2の一定電流で、電池電圧が3.0Vから4.5Vの
間で充放電を繰り返した。
したが、20サイクル目の放電容量は127mAh/g で、
1サイクル目の放電容量の100%を維持していた。
尚、以下に記す実施例および比較例の充放電評価につい
ては、全て同じ構成の電池セルにより同条件下で測定し
た。
0.505に変更した以外は、実施例6と同様にしてリ
チウムマンガン複合酸化物を作製した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
施例6と同様にしてリチウムマンガン複合酸化物を作製
した。
に、マンガンのモル数に対して1.5モル%の酸化カル
シウム を添加した以外は、実施例6と同様にしてリチ
ウムマンガン複合酸化物を作製した。
作製したリチウムマンガン複合酸化物の作製条件及び特
性を表2にまとめて示す。
では、いづれも結晶性の良いリチウムマンガン複合酸化
物のスピネル単相が得られた。また、電池特性について
も粒子サイズや焼成条件によって初期放電容量に違いは
あるものの、20サイクル後の容量維持率はほぼ100
%であった。この理由としては、リチウム化合物とマン
ガン酸化物における高温焼成では、相互の融点の関係か
らリチウムの拡散の方がマンガン等の遷移金属の拡散よ
りも容易であり、主にリチウムがマンガン酸化物粒子の
中へ拡散することで反応が進行するものと考えられる。
従って、粒度分布が非常に優れたマンガン酸化物を前駆
体として用いたことで、反応が一次粒子レベルで均一に
進行可能となり、反応生成物の組成均質化が達成された
ためと思われる。
ンは同じで初期放電容量についてもほぼ同じ値が得られ
るものの、20サイクル後の容量維持率が劣化した。ま
た、比較例9,10では、複相のX線回折パターンが観
測されたり、格子定数が極端に低い値となり電池特性も
不良であった。比較例11については、カルシウムの含
有量としては問題ないレベルであるが、製造プロセス上
前駆体の粒度分布の改良がなされていないためサイクル
特性が良くなかった。
優れたマンガン酸化物が供給される。また、このマンガ
ン酸化物を非水電解液二次電池用正極活物質であるリチ
ウムマンガン複合酸化物の前駆体として用いることによ
り、高温焼成反応においても組成均質性に優れたリチウ
ムマンガン複合酸化物の供給が可能となり、MnやLiを他
の金属元素で置換したり、表面処理を施すことなく、充
放電容量とサイクル特性の高バランス化を実現させた非
水電解液二次電池が提供される。
パターンを示す図である。
表面積=55m2/g)のTEM写真(60000倍)で
ある。
表面積=7m2/g)のTEM写真(10000倍)であ
る。
物のX線回折パターンを示す図である。
物を正極活物質として用いた非水電解液二次電池の20
サイクル目の充放電曲線を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 カルシウム又は/及びマグネシウムの含
有量が、マンガンのモル数に対して0.01〜2.50
モル%であることを特徴とするマンガン酸化物。 - 【請求項2】 BET比表面積が1〜100m2/gであ
る請求項1記載のマンガン酸化物。 - 【請求項3】 粒度分布が0.4以下である請求項1又
は2記載のマンガン酸化物。 - 【請求項4】 マンガン塩水溶液に、カルシウム塩又は
/及びマグネシウム塩をカルシウム又は/及びマグネシ
ウムの含有量がマンガンのモル数に対して0.01〜
2.50モル%となるように添加するとともに、アルカ
リ水溶液をマンガンとカルシウム又は/及びマグネシウ
ムとの合計に対するアルカリの当量比で0.1〜10添
加して得られるマンガン(II)水酸化物の懸濁液を、2
0〜100℃で加熱しながら酸素含有ガスを通気してマ
ンガンイオンを酸化することにより沈殿物を生成させ、
これを濾別、水洗、乾燥させることを特徴とする請求項
1〜3のいずれか1項に記載のマンガン酸化物の製造方
法。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のマ
ンガン酸化物を前駆体として用いたことを特徴とするリ
チウムマンガン複合酸化物。 - 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のマ
ンガン酸化物とリチウム化合物とをリチウムとマンガン
とのモル比(Li/Mn) が0.505〜0.550になるよ
うに混合し、この混合物を圧密成形した後、酸化雰囲気
中で焼成することを特徴とする請求項5記載のリチウム
マンガン複合酸化物の製造方法。
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