JP2002533369A - ケラチン繊維染色製剤 - Google Patents

ケラチン繊維染色製剤

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JP2002533369A
JP2002533369A JP2000590591A JP2000590591A JP2002533369A JP 2002533369 A JP2002533369 A JP 2002533369A JP 2000590591 A JP2000590591 A JP 2000590591A JP 2000590591 A JP2000590591 A JP 2000590591A JP 2002533369 A JP2002533369 A JP 2002533369A
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ベルント・マイニヒケ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I): 【化1】 [式中、R1は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、C1-4アルキル基、C1-4アルコキシル基、スルホ基、またはカルボキシル基であり、R2は、少なくとも1個のヒドロキシル基を有する1−または2−ナフチル基(この基は、更なる置換基としてヒドロキシ、スルホ、カルボキシ、ニトロ基またはハロゲンを有し得る)であるか、または1−アリール−5−ヒドロキシ−4−ピラゾリル基(この基は、3位にC1-4置換基を有し得る)であり、Mは水素、アルカリ金属もしくは1/2アルカリ土類金属、1/3Al(III)、1/2Zn(II)、1/4Ti(IV)、1/4Zr(IV)、1/3Cr(III)、1/2Co(II)、1/2Fe(II)、1/3Mo(III)もしくは1/6Mo(VI)、1/3W(III)もしくは1/6W(VI)、またはアンモニウムである。]で示されるナフチルアゾ化合物を含有する、ケラチン含有繊維、とりわけ人毛を染色するための組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、ケラチン含有繊維(とりわけ、人毛)を染色するためのナフチルア
ゾ化合物を含有する組成物、染毛組成物中の染色成分としての該化合物の使用、
並びにケラチン含有繊維(とりわけ、人毛)を染色する方法に関する。
【0002】 (背景技術) ケラチン含有繊維、例えば毛髪、羊毛または毛皮は通例、直接染料または酸化
染料によって染色される。酸化染料は、1種もしくはそれ以上の第一中間体(E
ntwicklerkomponenten)どうし、または第一中間体と1種もしくはそれ以上の第
二中間体(Kupplerkomponenten)とが、酸化カップリングして生成する。第一
および第二中間体は、酸化染料前駆物質としても知られる。
【0003】 通常用いられる第一中間体は、遊離または置換ヒドロキシまたはアミノ基をパ
ラまたはオルト位に更に有する第一級芳香族アミン、ジアミノピリジン誘導体、
複素環ヒドラゾン、4−アミノピラゾロン誘導体、並びに2,4,5,6−テトラ
アミノピリミジンおよびその誘導体である。
【0004】 その例は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、2,4,5,6−
テトラアミノピリミジン、p−アミノフェノール、N,N−ビス−(2−ヒドロキ
シエチル)−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェニル)−エタノ
ール、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)−エタノール、1−フェニル−3−カ
ルボキシアミド−4−アミノ−5−ピラゾロン、4−アミノ−3−メチルフェノ
ール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2−ヒドロキシメチル−4−
アミノフェノール、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4
−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、および2,5,6−トリアミノ−
4−ヒドロキシピリミジンである。
【0005】 第二中間体は、通例、m−フェニレンジアミン誘導体、ナフトール類、レゾル
シノールおよびレゾルシノール誘導体、ピラゾロン類、m−アミノフェノール類
、並びに置換ピリジン誘導体である。特に適当な第二中間体は、α−ナフトール
、1,5−、2,7−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ−2−
メチルフェノール、m−アミノフェノール、レゾルシノール、レゾルシノールモ
ノメチルエーテル、m−フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノ
ール、2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−アニソール(Lehmanns
Blue)、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾロン、2,4−ジクロロ−3−
アミノフェノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2
−クロロレゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロロ−6−メチル
−3−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノー
ル、3−アミノ−6−メトキシ−2−メチルアミノピリジン、および3,5−ジ
アミノ−2,6−ジメトキシピリジンである。
【0006】 他の通常の染料成分に関しては、下記も特に参照されたい:“Dermatology”
シリーズ(Ch.CulnanおよびH.Maibach編)、Marcel Dekker Inc.、
ニューヨーク/バーゼル、1986、第7巻、Ch.Zviak、The Science of
Hair Care、第7章(第248〜250頁;直接染料)および第8章(第26
4〜267頁;酸化染料前駆物質)、並びに“Europaeische Inventar der K
osmetik−Rohstoffe”(European Commissionから刊行され、ディスク形態で
Bundesverband Deutscher Industrie- und Handelsunternehmen fuer Arzn
eimittel,Reformwaren und Koerperpflegemittel e.V.、マンハイム、ドイ
ツから入手し得るもの)。
【0007】 酸化染料によって、良好な耐久性を有する高純度の色が得られるが、そのよう
な色の発色は通例、酸化剤(例えばH22)の作用下に行われ、そのような酸化
剤は繊維に損傷を与えることがある。更に、ある種の酸化染料前駆物質または酸
化染料前駆物質混合物は、皮膚の敏感な人に刺激を与えることがしばしばある。
直接染料は、より穏やかな条件下に適用されるが、得られる色の耐久性が多くの
場合不充分であるという欠点がある。
【0008】 (発明の開示) 2−ヒドロキシ−4−スルホ−1−ナフチルアゾ化合物と、周期表第2もしく
は第3主族金属塩および/または遷移金属塩との組み合わせの、ケラチン含有繊
維を染色するための使用を以下詳細に説明するが、これは今までに知られていな
い。
【0009】 本発明の課題は、ケラチン繊維(とりわけ、人毛)用の染料であって、色の濃
さ、灰色隠蔽性、および耐久性に関して従来の酸化染毛料に優るとも劣らない性
能を有し、酸化剤(例えばH22)は必ずしも含有する必要のない染料を提供す
ることであった。更に、本発明の染料は、刺激性を有するとしても、それが非常
に低い。
【0010】 驚くべきことに、式(I)で示される2−ヒドロキシ−4−スルホ−1−ナフ
チルアゾ化合物は、それ自体、またある種の金属塩と組み合わせた場合、酸化剤
不存在下にもケラチン含有繊維の染色に非常に適することがわかった。そのよう
な化合物は、非常に鮮明で濃い色をもたらし、広範な色調を導く。ただし、原則
的に、酸化剤が存在してもよい。
【0011】 本発明は、式(I):
【化4】 [式中、R1は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、C1-4アルキル基、C1-4
アルコキシル基、スルホ基、またはカルボキシル基であり、 R2は、少なくとも1個のヒドロキシル基を有する1−または2−ナフチル基(
この基は、更なる置換基としてヒドロキシ、スルホ、カルボキシ、ニトロ基また
はハロゲンを有し得る)であるか、または1−アリール−5−ヒドロキシ−4−
ピラゾリル基(この基は、3位にC1-4置換基を有し得る)であり、 Mは水素、アルカリ金属もしくは1/2アルカリ土類金属、1/3Al(III)
、1/2Zn(II)、1/4Ti(IV)、1/4Zr(IV)、1/3Cr(III
)、1/2Co(II)、1/2Fe(II)、1/3Mo(III)もしくは1/6
Mo(VI)、1/3W(III)もしくは1/6W(VI)、またはアンモニウムで
ある。] で示されるナフチルアゾ化合物を含有するケラチン含有繊維(とりわけ、人毛)
染色組成物に関する。
【0012】 本発明において、ケラチン含有繊維は、羊毛、毛皮、羽毛、および特に人毛を
包含すると理解される。しかし基本的に、本発明の染料は、他の天然繊維(例え
ば綿、ジュート、サイザル、リネンまたは絹)、改質天然繊維(例えば再生セル
ロース、ニトロ、アルキルもしくはヒドロキシアルキルまたはアセタールセルロ
ース)、および合成繊維(例えばポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリウレ
タンおよびポリエステル繊維)の染色に使用してもよい。
【0013】 式(I)で示される化合物は、下記アゾ化合物群から選択することが好ましい
:Eriochromblauschwarz R、Eriochromschwarz A、Eriochromschwarz T、Hydrox
ynaphtolblau、Acid Blue 158、Eriochromrot B、Eriochromrot R、およびAcid
Red 186。 このような化合物は、文献により知られているか、または市販されている。
【0014】 上記式(I)で示されるアゾ化合物は、本発明の組成物中で、染料組成物全体
100g当たり、通例0.03〜65ミリモル、好ましくは1〜40ミリモルの
量で使用する。 式(I)の化合物は、直接染料として、または他の成分の存在下に使用し得る
【0015】 式(I)で示されるアゾ化合物を単独で含有する染色組成物を、赤、赤−菫、
青−菫、および赤−褐色域の染色に使用することが好ましい。 式(I)で示されるアゾ化合物を、周期表第2および第3主族金属塩および/
または遷移金属塩と組み合わせて使用すると、色の範囲を拡張し、純度を高める
ことができる。この態様において、式(I)で示される化合物と金属塩とは、0
.5:1ないし2:1のモル比で使用することが好ましい。 好ましい金属塩は、Ca、Mg、Al(III)、Zn(II)、Ti(IV)、Z
r(IV)、Cr(III)、Co(II)、Fe(II)、Mo(III、VI)、W(III
、VI)の塩化物、硫酸塩、酢酸塩、乳酸塩および硝酸塩から選択することが好ま
しい。
【0016】 酸化剤(例えばH22)は存在する必要はない。しかし、場合によっては、染
色するケラチン含有繊維よりも薄い色を得るために、過酸化水素または他の酸化
剤を本発明の組成物に加えることが望ましいこともある。酸化剤は通例、適用す
る溶液に対して0.01〜6重量%の量で使用する。人毛に対し好ましい酸化剤
は、H22である。
【0017】 好ましい一態様においては、本発明の染料組成物は、更に色調を調整するため
に、本発明に従って使用する化合物に加えて、通常の酸化染料前駆物質(とりわ
け前記化合物から選択するもの)および/または直接染料を含有する。直接染料
は例えば、ニトロフェニレンジアミン類、ニトロアミノフェノール類、アントラ
キノン類またはインドフェノール類から選択する。適当な直接染料の例は下記国
際名または商品名で知られる化合物である:HC Yellow 2、HC Yellow 4
、HC Yellow 6、Basic Yellow 57、Disperse Orange 3、HC Red
3、HC Red BN、Basic Red 76、HC Blue 2、Disperse Blue 3
、Basic Blue 99、HC Violet 1、Disperse Violet 1、Disperse V
iolet 4、Disperse Black 9、Basic Brown 16、およびBasic Brown
17、並びにピクラミン酸、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、
4−アミノ−2−ニトロジフェニルアミン−2'−カルボン酸、6−ニトロ−1,
2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、4−N−エチル−1,4−ビス−(2'−
ヒドロキシエチルアミノ)−2−ニトロベンゼン・ヒドロクロリド、および1−
メチル−3−ニトロ−4−(2'−ヒドロキシエチル)−アミノベンゼン。本発明
のこの態様の組成物は直接染料を、染料組成物全体に対して好ましくは0.01
〜20重量%の量で含有する。
【0018】 更に本発明の組成物は、天然に生成する染料、例えばヘンナ・レッド、ヘンナ
・ニュートラル、ヘンナ・ブラック、カモミール花、ビャクダン、紅茶、モチノ
キ樹皮、セージ、蘇方樹、アカネ根、カテキュ、Sedreおよびアルカネットを含
有してもよい。
【0019】 使用する化合物は、単一の化合物である必要はない。本発明の染毛組成物は、
各染料の製造方法に起因する少量の他の成分を、それが染色結果に悪影響を及ぼ
すこと、または他の理由(例えば毒物学的理由)によって排除する必要の無い限り
、含有してよい。 本発明の染料は、生理学的に許容し得る45℃未満の温度でも、高純度の色を
生成する。従って、本発明の染料は、人毛の染色に特に適当である。人毛に適用
するには、染料を通例、水含有化粧品担体中に組み合わせる。適当な水含有化粧
品担体は、例えば、クリーム、エマルジョン、ゲル、もしくは界面活性剤含有発
泡性溶液(例えばシャンプー)、またはケラチン含有繊維に適用するのに適当な他
の製剤である。水不含有担体中に染料を組み合わせてもよい。
【0020】 本発明の染料組成物は、そのような製剤中に通常存在する既知の活性物質、添
加剤および助剤をも含有し得る。染料組成物は多くの場合、少なくとも1種の界
面活性剤を含有する。原則として、アニオン性、双性イオン性、両性、ノニオン
性およびカチオン性界面活性剤のいずれも適当である。しかし、多くの場合、ア
ニオン性、双性イオン性またはノニオン性界面活性剤から選択することが有利で
あるとわかった。
【0021】 本発明の組成物に適当なアニオン性界面活性剤は、人体に対する使用に適した
アニオン性界面活性物質である。そのような物質は、水可溶化アニオン基、例え
ばカルボキシレート、スルフェート、スルホネートまたはホスフェート基と、炭
素数約10〜22の親油性アルキル基とを有する。更に、グリコールまたはポリ
グリコールエーテル基、エステル、エーテル、アミドおよびヒドロキシル基も、
分子中に存在し得る。ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩並びにモノ−
、ジ−およびトリアルカノールアンモニウム塩(アルカノール基の炭素数2また
は3)の形態の、適当なアニオン性界面活性剤の例を次に挙げる:
【0022】 ・炭素数10〜22の直鎖脂肪酸(石鹸)、 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−CH2−COOH[式中、Rは炭素数10
〜22の直鎖アルキル基であり、x=0または1〜16である。]で示されるエ
ーテルカルボン酸、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルサルコシド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルタウリド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルイセチオネート、 ・アルキル基の炭素数8〜18のスルホコハク酸モノ−およびジアルキルエス
テル、およびアルキル基の炭素数8〜18/オキシエチル基数1〜6のスルホコ
ハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、 ・炭素数12〜18の直鎖アルカンスルホネート、 ・炭素数12〜18の直鎖α−オレフィンスルホネート、 ・炭素数12〜18の脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル、 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−SO3H[式中、Rは好ましくは直鎖の炭
素数10〜18のアルキル基であり、x=0または1〜12である。]で示され
るアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート、 ・DE−A−3725030による界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物
、 ・DE−A−3723354による硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレンお
よび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、 ・DE−A−3926344による炭素数12〜24/二重結合数1〜6の不
飽和脂肪酸のスルホネート、 ・炭素数8〜22の脂肪アルコールにエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシド約2〜15分子が付加した生成物の形態のアルコールと酒石酸およ
びクエン酸とのエステル。
【0023】 好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルポリグリ
コールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸(アルキル基の炭素数1
0〜18、分子中のグリコールエーテル基数12までのもの)、並びにとりわけ
、飽和および特に不飽和のC8-22カルボン酸(例えばオレイン酸、ステアリン酸
、イソステアリン酸およびパルミチン酸)の塩である。
【0024】 本発明において、双性イオン性界面活性剤は、少なくとも1個の第四級アンモ
ニウム基および少なくとも1個の−COO-または−SO3 -基を分子中に有する
界面活性化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイ
ン、例えばN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤ
シ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−アシルアミノプロピル
−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ油アシルアミノプロピ
ルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アルキル−3−カルボキシ
メチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリンであって、アルキルまたはアシル基
の炭素数8〜18のもの、並びにヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカ
ルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、CT
FA名Cocamidopropyl Betaineとして知られる脂肪酸アミド誘導体である。
【0025】 両性界面活性剤は、C8-18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個
の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中
に有し、分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の
例は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ
酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキ
ルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、
2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基の炭素
数約8〜18のもの)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ヤシ油アル
キルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネート、
およびC12-18アシルサルコシンである。
【0026】 ノニオン性界面活性剤は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコール
エーテル基、またはポリオール/ポリグリコールエーテル基組み合わせを、親水
性基として有する。そのような化合物の例を、次に挙げる: ・炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、および
アルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜3
0モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物、 ・グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12-22脂肪酸モ
ノエステルおよびジエステル、 ・C8-22アルキルモノ−およびオリゴグリコシド並びにそれらのエトキシル化
類似体、 ・ヒマシ油および水素化ヒマシ油のエチレンオキシド5〜60モル付加物、 ・ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物、 ・脂肪酸アルカノールアミドのエチレンオキシド付加物。
【0027】 本発明の毛髪処理製剤中に使用するのに適当なカチオン性界面活性剤の例は、
とりわけ、第四級アンモニウム化合物である。好ましい第四級アンモニウム化合
物は、次のようなハロゲン化アンモニウムである: アルキルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメ
チルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジル
アンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド。本発明に
従って使用するのに適当な他のカチオン性界面活性剤は、第四級化タンパク質加
水分解物である。
【0028】 また、次に例示するカチオン性シリコーン油も、本発明に従って使用するのに
適当である: 市販品であるQ2−7224(製造者: Dow Corning; 安定化し
たトリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning 929 Emulsion(A
modimethiconeとしても知られるヒドロキシアミノ修飾シリコーンを含有)、S
M−2059(製造者: General Electric)、SLM−55067(製造者:
Wacker)、並びにAbil(商標)−Quat3270および3272(製造者: Th.
Goldschmidt; ジ第四級ポリジメチルシロキサン、Quaternium−80)。
【0029】 アルキルアミドアミン、とりわけ脂肪酸アミドアミン、例えばTego Amid(
商標)S18として入手し得るステアリルアミドプロピルジメチルアミンは、好
ましいコンディショニング効果を示し、しかも、とりわけ易生分解性である。 第四級エステル化合物、いわゆる「エステルクォート(esterquat)」、例えば
メチルヒドロキシアルキルジアルコイルオキシアルキルアンモニウムメトスルフ
ェート[Stepantex(商標)の商品名で市販されている]も、易生分解性である。
【0030】 カチオン性界面活性剤として使用するのに適当な第四級糖誘導体の一例は、市
販生成物であるGlucquat(商標)100(CTFA名:Lauryl Methyl Gluceth
−10 Hydroxypropyl Dimonium Chloride)である。 界面活性剤として使用するアルキル基を有する化合物は、単一の化合物であっ
てよい。しかし、通例、そのような化合物は天然の植物性または動物性原料から
製造するので、原料に応じてアルキル鎖長の異なる化合物の混合物として得られ
る。
【0031】 脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物
、またはそのような付加物の誘導体である界面活性剤は、「通常の」同族体分布を
有する生成物、および狭い同族体分布を有する生成物のいずれであってもよい。
「通常の」同族体分布を有する生成物は、触媒としてアルカリ金属、アルカリ金属
水酸化物またはアルカリ金属アルコラートを使用して、脂肪アルコールとアルキ
レンオキシドとの反応によって得る同族体混合物である。一方、狭い同族体分布
は、例えばヒドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ土類金属塩、アル
カリ土類金属酸化物、水酸化物またはアルコラートを触媒として使用した場合に
得られる。同族体分布の狭い生成物を使用することが有利であり得る。
【0032】 他の活性物質、助剤および添加剤を、次に例示する: ・ノニオン性ポリマー、例えばビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリ
マー、ポリビニルピロリドン、およびビニルピロリドン/ビニルアセテートコポ
リマー、並びにポリシロキサン、 ・カチオン性ポリマー、例えば第四級化セルロースエーテル、第四級基含有ポ
リシロキサン、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドポリマー、アクリルアミ
ド/ジメチルジアリルアンモニウムクロリドコポリマー、ジエチルスルフェート
で第四級化したジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルピロリドンコポリ
マー、ビニルピロリドン/イミダゾリニウムメトクロリドコポリマー、および第
四級化ポリビニルアルコール、 ・双性イオン性および両性ポリマー、例えばアクリルアミドプロピル−トリメ
チルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、およびオクチルアクリル
アミド/メチルメタクリレート/t−ブチルアミノエチルメタクリレート/2−
ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、 ・アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、ビニル
アセテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコ
ポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコ
ポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、およびアクリル
酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマー、
【0033】 ・増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギネート、キサンタンガム、アラビ
アガム、インドガム、イナゴマメ粉、アマニガム、デキストラン、セルロース誘
導体(例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびカルボキ
シメチルセルロース)、デンプンフラクションおよび誘導体(例えばアミロース、
アミロペクチンおよびデキストリン)、クレー(例えばベントナイト)、または純
合成ヒドロコロイド(例えばポリビニルアルコール)、 ・構造剤、例えばグルコース、およびマレイン酸、 ・ヘアコンディショニング化合物、例えばリン脂質(例えば大豆レシチン、卵
レシチンおよびケファリン)、およびシリコーン油、 ・タンパク質加水分解物、とりわけエラスチン、コラーゲン、ケラチン、乳タ
ンパク質、大豆タンパク質および小麦タンパク質加水分解物、それらと脂肪酸と
の縮合生成物、並びに第四級化タンパク質加水分解物、
【0034】 ・香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン、 ・可溶化剤、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセロールおよびジエチレングリコール、 ・フケ防止剤、例えばPiroctone OlamineおよびZinc Omadine、 ・pH値調節のための他の物質、 ・活性物質、例えばパンテノール、パントテン酸、アラントイン、ピロリドン
カルボン酸およびその塩、植物抽出物、並びにビタミン、 ・コレステロール、 ・UVフィルター、
【0035】 ・コンシステンシー因子、例えば糖エステル、ポリオールエステルまたはポリ
オールアルキルエーテル、 ・脂肪および蝋、例えば鯨蝋、蜜蝋、モンタン蝋、パラフィン、脂肪アルコー
ルおよび脂肪酸エステル、 ・脂肪酸アルカノールアミド、 ・錯化剤、例えばEDTA、NTAおよびホスホン酸、 ・膨潤および浸透剤、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、カーボネート、水素カーボネート、グアニジン類、尿素類、第一、第
二および第三ホスフェート、イミダゾール類、タンニン類、ピロール、 ・乳濁剤、例えばラテックス、 ・真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−およびジステアレート、 ・プロペラント、例えばプロパン/ブタン混合物、N2O、ジメチルエーテル
、CO2および空気、並びに ・抗酸化剤。
【0036】 本発明の染料組成物を調製するには、水含有担体の成分は、その目的のための
通常の量で使用する。例えば、染料組成物全体に対して、乳化剤を0.5〜30
重量%の濃度で使用し、増粘剤を0.1〜25重量%の濃度で使用する。
【0037】 染料組成物にアンモニウムまたはアルカリ金属塩を加えることは、染色結果に
有利であり得る。適当な金属塩の例は、NH4 、カリウム、ナトリウムまたは
リチウムの、ギ酸塩、炭酸塩、ハロゲン化物、硫酸塩、酪酸塩、吉草酸塩、カプ
ロン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、グリコール酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、グルコン
酸塩、プロピオン酸塩、リン酸塩およびホスホン酸塩である。酢酸ナトリウム、
臭化リチウム、炭酸アンモニウム、塩化アンモニウムおよび酢酸アンモニウムが
好ましい。このような塩は、染料組成物全体100g当たり、好ましくは0.0
3〜65ミリモル、より好ましくは1〜40ミリモルの量で存在する。 即用染色製剤のpH値は通例、2〜11、好ましくは5〜9の範囲である。
【0038】 本発明は、式(I):
【化5】 [式中、R1は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、C1-4アルキル基、C1-4
アルコキシル基、スルホ基、またはカルボキシル基であり、 R2は、少なくとも1個のヒドロキシル基を有する1−または2−ナフチル基(
この基は、更なる置換基としてヒドロキシ、スルホ、カルボキシ、ニトロ基また
はハロゲンを有し得る)であるか、または1−アリール−5−ヒドロキシ−4−
ピラゾリル基(この基は、3位にC1-4置換基を有し得る)であり、 Mは水素、アルカリ金属もしくは1/2アルカリ土類金属、1/3Al(III)
、1/2Zn(II)、1/4Ti(IV)、1/4Zr(IV)、1/3Cr(III
)、1/2Co(II)、1/2Fe(II)、1/3Mo(III)もしくは1/6
Mo(VI)、1/3W(III)もしくは1/6W(VI)、またはアンモニウムで
ある。] で示されるナフチルアゾ化合物の、酸化染毛組成物中の染色成分としての使用に
も関する。
【0039】 本発明はまた、ケラチン含有繊維(とりわけ、人毛)を染色する方法であって
、式(I):
【化6】 [式中、R1は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、C1-4アルキル基、C1-4
アルコキシル基、スルホ基、またはカルボキシル基であり、 R2は、少なくとも1個のヒドロキシル基を有する1−または2−ナフチル基(
この基は、更なる置換基としてヒドロキシ、スルホ、カルボキシ、ニトロ基また
はハロゲンを有し得る)であるか、または1−アリール−5−ヒドロキシ−4−
ピラゾリル基(この基は、3位にC1-4置換基を有し得る)であり、 Mは水素、アルカリ金属もしくは1/2アルカリ土類金属、1/3Al(III)
、1/2Zn(II)、1/4Ti(IV)、1/4Zr(IV)、1/3Cr(III
)、1/2Co(II)、1/2Fe(II)、1/3Mo(III)もしくは1/6
Mo(VI)、1/3W(III)もしくは1/6W(VI)、またはアンモニウムで
ある。] で示されるナフチルアゾ化合物および通常の化粧品成分を含有する染料組成物を
ケラチン含有繊維に適用し、しばらくの間(通例約30分間)放置した後、濯ぎ
落とすか、またはシャンプーで洗い落とすことを含んで成る方法にも関する。
【0040】 ナフチルアゾ化合物とそれ以外の成分とは、毛髪に同時に適用しても、順次適
用してもよい。後者の場合、どの成分を最初に適用してもよい。各成分の適用の
間に、30分間までの間隔をおいてよい。繊維を塩溶液で前処理してもよい。
【0041】 実施例 染色溶液の調製 化合物(I)の0.01M溶液を調製した。酢酸ナトリウムおよび場合により
他の塩を等モル量で加え、次いで20%脂肪アルキルエーテルスルフェート溶液
1滴を加えた。その溶液を希水酸化ナトリウム溶液または塩酸でpH6に調節し
た。 前処理していない90%灰色の人毛房を、上記染色溶液に30℃で30分間入
れた。その後、人毛房を微温水で30秒間濯ぎ、温空気で乾燥し、次いで櫛を通
した。 色および色の濃さを次表に示す。
【0042】 色の濃さは、下記基準で評価した: − : 色があっても非常に薄い (+) : 低純度 + : 中純度 +(+): 中ないし高純度 ++ : 高純度 ++(+): 高ないし極高純度 +++ : 極高純度
【0043】
【表1】 * これらの場合、毛髪房をまず30℃の1%金属塩溶液に10分間入れ、次い
で吸取紙を当てた後、残部の成分を含有する溶液に入れた。
【0044】
【表2】
【0045】 適用例 量はいずれも重量部で表す。
【表3】 16−18脂肪アルコール(INCI名:セテアリルアルコール)(COGNIS)12−18脂肪アルコール(INCI名:ココナツアルコール)(COGNIS) ラウリルアルコール+4.5エチレンオキシド酢酸ナトリウム塩(水中、活
性物質約82%;INCI名:ナトリウム ラウレト−6 カルボキシレート)(K
AO) ブロンド毛髪(Kerling)をこの染料クリームで処理すると、灰−紫紅色とな
った。
【0046】
【表4】 ブロンド毛髪(Kerling)をこの染料クリームで処理すると、パルマライラッ
ク色となった。
【0047】
【表5】 ブロンド毛髪(Kerling)をこの染料クリームで処理すると、暗紫色となった
【0048】
【表6】 獣脂アルコール+25エチレンオキシド(INCI名:セテアレト−25)
(BASF) ブロンド毛髪(Kerling)をこの染料クリームで処理すると、灰−菫色となっ
た。
【0049】
【表7】 516−18脂肪アルコール(INCI名:セテアリルアルコール)(COGNIS)612−18脂肪アルコール+9エチレンオキシド(INCI名:ラウレト−1
0)(COGNIS)7 トリメチルヘキサデシルアンモニウムクロリド(水中、活性物質約25%;
INCI名:セトリモニウム クロリド)(COGNIS) ブロンド毛髪(Kerling)をこの染料クリームで処理すると、灰−ピンク色と
なった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルント・マイニヒケ ドイツ連邦共和国デー−51381レーヴァー クーゼン、ヴッパータールシュトラーセ84 ベー番 Fターム(参考) 4C083 AB082 AB222 AB342 AB352 AC022 AC072 AC182 AC232 AC302 AC402 AC482 AC552 AC692 AC732 AC791 AC792 CC36 DD22 DD31 EE26 4H057 AA02 BA01 BA04 BA09 BA24 CA07 CA37 CB34 CB36 CB38 CB39 CB41 DA01 DA21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、R1は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、C1-4アルキル基、C1-4
    アルコキシル基、スルホ基、またはカルボキシル基であり、 R2は、少なくとも1個のヒドロキシル基を有する1−または2−ナフチル基(
    この基は、更なる置換基としてヒドロキシ、スルホ、カルボキシ、ニトロ基また
    はハロゲンを有し得る)であるか、または1−アリール−5−ヒドロキシ−4−
    ピラゾリル基(この基は、3位にC1-4置換基を有し得る)であり、 Mは水素、アルカリ金属もしくは1/2アルカリ土類金属、1/3Al(III)
    、1/2Zn(II)、1/4Ti(IV)、1/4Zr(IV)、1/3Cr(III
    )、1/2Co(II)、1/2Fe(II)、1/3Mo(III)もしくは1/6
    Mo(VI)、1/3W(III)もしくは1/6W(VI)、またはアンモニウムで
    ある。] で示されるナフチルアゾ化合物少なくとも1種を染色成分として含有する、ケラ
    チン含有繊維、とりわけ人毛を染色するための組成物。
  2. 【請求項2】 式(I)で示される化合物として、Eriochromblauschwarz R
    、Eriochromschwarz A、Eriochromschwarz T、Hydroxynaphtolblau、Acid Blue
    158、Eriochromrot B、Eriochromrot R、およびAcid Red 186、またはそれらの
    混合物を使用する請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 式(I)で示されるナフチルアゾ化合物を、染料組成物全体
    100g当たり0.03〜65ミリモル、とりわけ1〜40ミリモルの量で使用
    する請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 周期表第2もしくは第3主族金属塩1種またはそれ以上、お
    よび/または遷移金属塩1種またはそれ以上を更に含有する請求項1〜3のいず
    れかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 金属塩は、Ca、Mg、Al(III)、Zn(II)、Ti(I
    V)、Zr(IV)、Cr(III)、Co(II)、Fe(II)、Mo(III、VI)、
    W(III、VI)の塩化物、硫酸塩、酢酸塩、乳酸塩および硝酸塩からなる群から
    選択する請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 酸化染料前駆物質、および/またはニトロフェニレンジアミ
    ン類、ニトロアミノフェノール類、アントラキノン類またはインドフェノール類
    から成る群から選択する直接染料を、染料組成物全体に対して好ましくは0.0
    1〜20重量%の量で更に含有する請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 酸化剤、とりわけH22を、適用する溶液に対して0.01
    〜6重量%の量で含有する請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 アニオン性、双性イオン性またはノニオン性界面活性剤を含
    有する請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 式(I): 【化2】 [式中、R1は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、C1-4アルキル基、C1-4
    アルコキシル基、スルホ基、またはカルボキシル基であり、 R2は、少なくとも1個のヒドロキシル基を有する1−または2−ナフチル基(
    この基は、更なる置換基としてヒドロキシ、スルホ、カルボキシ、ニトロ基また
    はハロゲンを有し得る)であるか、または1−アリール−5−ヒドロキシ−4−
    ピラゾリル基(この基は、3位にC1-4置換基を有し得る)であり、 Mは水素、アルカリ金属もしくは1/2アルカリ土類金属、1/3Al(III)
    、1/2Zn(II)、1/4Ti(IV)、1/4Zr(IV)、1/3Cr(III
    )、1/2Co(II)、1/2Fe(II)、1/3Mo(III)もしくは1/6
    Mo(VI)、1/3W(III)もしくは1/6W(VI)、またはアンモニウムで
    ある。] で示されるナフチルアゾ化合物の、酸化染毛組成物中の染色成分としての使用。
  10. 【請求項10】 ケラチン含有繊維、とりわけ人毛を染色する方法であって
    、式(I): 【化3】 [式中、R1は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、C1-4アルキル基、C1-4
    アルコキシル基、スルホ基、またはカルボキシル基であり、 R2は、少なくとも1個のヒドロキシル基を有する1−または2−ナフチル基(
    この基は、更なる置換基としてヒドロキシ、スルホ、カルボキシ、ニトロ基また
    はハロゲンを有し得る)であるか、または1−アリール−5−ヒドロキシ−4−
    ピラゾリル基(この基は、3位にC1-4置換基を有し得る)であり、 Mは水素、アルカリ金属もしくは1/2アルカリ土類金属、1/3Al(III)
    、1/2Zn(II)、1/4Ti(IV)、1/4Zr(IV)、1/3Cr(III
    )、1/2Co(II)、1/2Fe(II)、1/3Mo(III)もしくは1/6
    Mo(VI)、1/3W(III)もしくは1/6W(VI)、またはアンモニウムで
    ある。] で示されるナフチルアゾ化合物および通常の化粧品成分を含有する染料組成物を
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