JP2002533368A - 遷移金属を含有する染色製剤 - Google Patents

遷移金属を含有する染色製剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ケラチン繊維、とりわけ人毛を染色するため少なくとも1種の染料前駆物質を含有する組成物であって、クラスレート化合物のキャビティ内に含まれ、多座配位子少なくとも1種で錯化された、安定酸化状態を少なくとも2種有する遷移金属カチオンを0.0001〜1.0重量%含有する組成物に関する。本発明の組成物を使用すると、通常はアルカリ性条件下にしか達成されない染色効果を、中性pH域でも達成することができるか、またはアルカリ性域では、酸化剤を使用することなく所望の染色効果を達成するという穏やかな染色処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、クラスレート化合物内に含まれた遷移金属錯体を酸化触媒として含
有する染色用組成物、およびケラチン含有繊維を染色するための該組成物の使用
に関する。
【0002】 (背景技術) 通例、ケラチン含有繊維、例えば羊毛、毛皮および特に人毛の染色は、直接染
料または酸化染料によって行われる。酸化染料は、1種もしくはそれ以上の第一
中間体(Entwicklerkomponenten)どうし、または第一中間体と1種もしくはそ
れ以上の第二中間体(Kupplerkomponenten)とが酸化カップリングして生成す
る。 直接染料は、穏やかな条件下に適用される。しかし、それにより得られる色は
、しばしば耐久性が不充分であるという欠点がある。酸化染料からは耐久性の良
好な高純度の色を得ることができるが、通例HまたはH付加物の作
用下に発色を行うので、繊維が損傷を受け得る。
【0003】 非常に穏やかな酸化剤として空気中の酸素を利用する酸化染料が提案されてい
る。しかし、空気中の酸素による酸化は通例不充分である。通例クリーム状化粧
品担体に配合して適用する酸化染毛剤中では特に、空気中の酸素は非常に拡散し
難い。また、例えばEP−B10548620には、酸化染料の過酸化水素含量
を1重量%またはそれ以下に制限すると同時に、活性化のために染料に酵素(ペ
ルオキシダーゼ)を加えることが提案されている。しかし、このような提案はい
ずれも、市販製品の競争力という点であまり画期的なものではない。
【0004】 すなわち、酸化剤含量が比較的低いか、または空気中の酸素により酸化を行う
故に、より穏やかな条件下に染色を行うことができ、最終的な染色結果には悪影
響を及ぼさない酸化染料が、依然必要とされている。更に、染料が通常強アルカ
リ性である故に起こり得る繊維の損傷を防止するために、染料のpHを中性付近
の値に低下することも強く望まれている。
【0005】 酸化染毛に関連して遷移金属錯体を使用することは、基本的に既知である。例
えば、欧州特許出願EP−A2−507448には、システインの酸化分解に対
して毛髪を安定化するために、実際の染色を行う前に2,2’−ジピリジルまた
はo−フェナントロリンの配位子を有する遷移金属錯体で毛髪を処理することが
提案されている。更に、ドイツ特許DE−C1−19534214には、4−(
2,5−ジアミノフェノキシメチル)−1,3−ジオキソラン誘導体を第一中間
体として含有する染毛剤中に、酸化触媒として遷移金属錯体を使用することが提
案されている。ドイツ特許出願19757510.2には、サレン(Salen)型
の配位子を有する遷移金属錯体を酸化触媒として使用することが提案されている
。そのような染料製剤のいずれにおいても、遷移金属カチオンが遊離形態で存在
するので、毛髪上または毛髪中に蓄積する可能性がある。このことは、染料製剤
による損傷の可能性の低下に関して決して良い事ではない。従って、適用する製
剤中にもたらす遊離遷移金属カチオンを非常に低濃度にすることができる染毛剤
用の酸化触媒を開発する必要がある。
【0006】 (発明の開示) クラスレート化合物のキャビティ内に含まれた遷移金属錯体を酸化染料組成物
中に使用することにより、 ・酸化剤の量を大幅に低下することができ、および/または ・空気中の酸素のみを酸化剤として染色を行うことができ、または ・中性pH範囲で染色を行うことができる ことがわかった。 本発明の組成物は、適用する製剤中の遊離遷移金属カチオン濃度が低いことに
よっても特徴付けられる。
【0007】 本発明は第一の態様として、少なくとも1種の染料前駆物質と共に、クラスレ
ート化合物のキャビティ内に含まれ、多座配位子少なくとも1種で錯化された、
安定酸化状態を少なくとも2種有する遷移金属カチオンを0.0001〜1.0
重量%含有するケラチン繊維(とりわけ、人毛)染色用組成物に関する。
【0008】 本発明によると、多座配位子は、2個またはそれ以上の電子供与中心を有する
分子である。 好ましい遷移金属は、鉄、コバルト、銅、マンガン、モリブデン、ルテニウム
および/またはバナジウムである。遷移金属として鉄、およびとりわけ銅または
ルテニウムを含む錯体が本発明の目的に特に適当であることがわかった。
【0009】 遷移金属錯体を収容する好ましいクラスレート化合物はとりわけ、A、K、L
、P−L、O、T、X、YおよびΩ型のゼオライト、並びにそれらの混合物であ
る。収容する遷移金属錯体の大きさに応じて適当なクラスレート化合物を選択す
る。収容される錯体の形成において重要なことは、遷移金属イオンと錯化に要す
る配位子とが両方ともクラスレート化合物のキャビティ内に入ることを可能とす
るが、錯体の安定な収容を確実なものとするために、形成段階の錯体はもはやキ
ャビティの開口部を通過し得ないようにするということである。種々のゼオライ
トのキャビティサイズは基本的に当業者に知られている。例えば、本発明の目的
に好ましいゼオライトYは直径約1.3nmのキャビティを有し、そのキャビテ
ィの開口部直径は約0.74nmである。「安定な収容」とは、使用条件下に(
すなわち毛髪手入れ製剤中において)、酸化触媒に影響する遊離錯体が検出され
ないことを意味する。クラスレート化合物のキャビティ内で形成され、その後そ
の中に収容される遷移金属錯体は、担体材料表面に適用された同じ遷移金属錯体
と比較して(該担体材料が同じクラスレート化合物であるとしても)、より一層
安定であり、それ故、より長い期間有効である。
【0010】 本発明に従って使用するのに適当な遷移金属錯体中に存在し得る配位子は、通
常の無機および有機物質である。そのような錯体中の有機配位子としては、カル
ボキシレートのほか、とりわけ下記化合物が挙げられる:第一級、第二級および
/または第三級アミン官能基および/またはアルコール官能基を有する化合物、
例えばピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、イミダゾール、ピラゾー
ル、トリアゾール、2,2'−ビスピリジルアミン、トリス−(2−ピリジルメチ
ル)−アミン、1,4,7−トリアザシクロノナン、1,4,7−トリメチル−1,
4,7−トリアザシクロノナン、1,5,9−トリメチル−1,5,9−トリアザシ
クロドデカン、(ビス−((1−メチルイミダゾール−2−イル)−メチル))
−(2−ピリジルメチル)−アミン、N,N'−(ビス−(1−メチルイミダゾー
ル−2−イル)−メチル)−エチレンジアミン、N−ビス−(2−ベンゾイミダ
ゾリルメチル)アミノエタノール、2,6−ビス−(ビス−(ベンゾイミダゾリ
ルメチル)アミノメチル)−4−メチルフェノール、N,N,N',N'−テトラキ
ス−(2−ベンゾイミダゾリルメチル)−2−ヒドロキシ−1,3−ジアミノプ
ロパン、2,6−ビス−(ビス−(2−ピリジルメチル)−アミノメチル)−4
−メチルフェノール、1,3−ビス−(ビス−(2−ベンゾイミダゾリルメチル
)−アミノメチル)−ベンゼン、ソルビトール、マンニトール、エリスリトール
、アドニトール、イノシトール、ラクトース、並びに場合により置換したサレン
、ポルフィンおよびポルフィリン。中性無機配位子は、とりわけ、アンモニアお
よび水を包含する。中心原子が通常配位数6で存在するCo(III)錯体におい
ては特に、少なくとも1個のアンモニア配位子が存在することが好ましい。
【0011】 中心遷移金属原子の配位部位がすべて中性配位子で占められているのでなけれ
ば、本発明に従って使用する錯体は、他の、好ましくはアンオンの配位子、とり
わけ単座または二座配位子を含む。それらはとりわけ、ハライド、例えばフロリ
ド、クロリド、ブロミドおよびヨーダイド、並びに(NO)基を包含する。
本発明において、(NO)基は、窒素原子によって遷移金属に結合するニト
ロ配位子、または酸素原子によって遷移金属に結合するニトロ配位子である。(
NO)基は遷移金属に結合してキレートを形成してもよく、また2個の遷移
金属原子間の非対称またはη−O−架橋を形成してもよい。
【0012】 本発明の活性剤系中に使用する遷移金属錯体は、前記配位子の他、通例より単
純な構造の他の配位子、とりわけ一価または多価アニオン配位子をも有し得る。
そのような更なる配位子の例は、ニトレート、アセテート、トリフルオロアセテ
ート、ホルメート、カーボネート、シトレート、パークロレートおよび複合陰イ
オン(例えばヘキサフルオロホスフェート)を包含する。このようなアニオン配
位子は、中心遷移金属原子と配位子系との間の電荷を均り合わせるのに必要であ
る。オキソ配位子、ペルオキソ配位子およびイミノ配位子が存在してもよい。こ
れら配位子はとりわけ、多核錯体を形成するよう架橋作用をも有し得る。架橋二
核錯体の場合、錯体中の2個の金属原子は同じものである必要はない。2個の中
心遷移金属原子が同じかまたは異なり、また、それらが異なる酸化数を有する二
核錯体を使用してもよい。
【0013】 アニオン配位子が存在しない場合、または存在するアニオン配位子が錯体中の
電荷を均り合わせない場合は、本発明に従って使用する遷移金属錯化合物中には
、カチオン性の遷移金属錯体を中和する対アニオンが存在し得る。そのような対
アニオンはとりわけ、ニトレート、ヒドロキシド、ヘキサフルオロホスフェート
、スルフェート、クロレート、パークロレート、ハライド(例えばクロリド)、
またはカルボン酸アニオン(例えばホルメート、アセテート、ベンゾエートまた
はシトレート)を包含する。
【0014】 本発明によると、配位部位として少なくとも1個の窒素原子を有する配位子が
好ましい。 本発明の一態様においては、非芳香族性配位部位を少なくとも1個有する配位
子が有利であり得る。そのような配位子はクラスレート化合物のキャビティ内に
より侵入し易いので、本発明の触媒の形成が促進される。この態様において特に
好ましい配位子を次に挙げる: ・1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン ・1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1,5−5) ・エチレンジアミン ・ニトリロ三酢酸 ・トリス(アミノエチル)アミン ・トリス(アミノメチル)メタン ・1,3,5−トリアミノシクロヘキサン および ・ピリジン−2,6−ジカルボン酸。
【0015】 本発明の第二の好ましい態様においては、芳香属性配位部位を少なくとも1個
有する配位子が有利であり得る。芳香族性配位子を有する本発明の遷移金属錯体
は、安定性が特に高く、それ故用途が広範である。芳香属性配位部位を少なくと
も1個有する特に好ましい配位子の例を次に挙げる: ・2,2’:6’,2”−テルピリジン ・1,10−フェナントロリン ・トリス(2−ピリジルメチル)アミン ・トリス(2−ピリジルエチル)アミン および ・N−カルボキシメチル−N−(2−ピリジルメチル)グリシン。
【0016】 本発明の第一の態様においては、染料前駆物質は第一中間体タイプの酸化染料
前駆物質1種であり得る。しかし、複数の第一中間体を本発明の組成物中に使用
してもよい。 第一中間体は通例、2個の反応性基(通例、ヒドロキシルまたはアミノ基)を
オルトまたはパラ位に有する芳香族または複素環系である。その例は、遊離また
は置換ヒドロキシルまたはアミノ基をパラまたはオルト位に更に有する第一級芳
香族アミン、ジアミノピリジン誘導体、複素環ヒドラゾン誘導体または4−アミ
ノピラゾロン誘導体である。
【0017】 本発明によると、好ましい第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイ
レンジアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、1−(2'−ヒド
ロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチ
ル)−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)−エタノール
、1−フェニル−3−カルボキシアミド−4−アミノ−5−ピラゾロン、4−ア
ミノ−3−メチルフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒ
ドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリ
アミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2−ジ
メチルアミノ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシメチルアミノ
メチル−4−アミノフェノール、4,4'−ジアミノジフェニルアミン、4−アミ
ノ−3−フルオロフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2−
ヒドロキシメチル−4−アミノフェノール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミ
ノフェニル)−メタン、1,4−ビス−(4−アミノフェニル)−ジアザシクロヘプ
タン、1,3−ビス−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニル
アミノ))−2−プロパノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−フ
ェノール、およびEP0740931またはWO94/08970による4,5
−ジアミノピラゾール誘導体、例えば4,5−ジアミノ−1−(2'−ヒドロキシ
エチル)ピラゾールである。
【0018】 他の好ましい第一中間体は、4−アミノ−2−((ジエチルアミノ)−メチル)−
フェノールである。 特に好ましい第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミ
ン、p−アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベ
ンゼン、4−アミノ−3−メチルフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフ
ェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6
−トリアミノピリミジンおよび4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジ
ンである。
【0019】 本発明の組成物は、得られる色調を調節するために1種またはそれ以上の第二
中間体をも含有し得る。第二中間体はしばしば、2個の反応性基をメタ位に有す
る芳環環または複素環系である。第二中間体は、通例、m−フェニレンジアミン
誘導体、ナフトール類、レゾルシノールおよびレゾルシノール誘導体、ピラゾロ
ン類、並びにm−アミノフェノール類である。
【0020】 本発明によると、好ましい第二中間体は、1−ナフトール、ピロガロール、1
,5−、2,7−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、o−アミノフェノール、
5−アミノ−2−メチルフェノール、m−アミノフェノール、レゾルシノール、
レゾルシノールモノメチルエーテル、m−フェニレンジアミン、1−フェニル−
3−メチル−5−ピラゾロン、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、1,3
−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、4−クロロレゾルシノール
、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノール
、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノール、2,6−ジヒド
ロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリ
ジン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジアミノピリジン、3−アミノ−2−メチ
ルアミノ−6−メトキシピリジン、2,6−ビス−(2−ヒドロキシエチルアミノ
)−トルエン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、1−メトキシ−2−アミ
ノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−ベンゼン、2−メチル−4−クロロ−
5−アミノフェノール、6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン
、3,4−メチレンジオキシフェノール、3,4−メチレンジオキシアニリン、2
,6−ジメチル−3−アミノフェノール、2−ヒドロキシ−4−アミノフェノキ
シエタノール、2−メチル−5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−フェノール、
および2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジンである。
【0021】 特に好ましい第二中間体は、1−ナフトール、1,5−、2,7−および1,7
−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノ−2−メチルフェノール、レゾルシノー
ル、3−アミノフェノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロロ−6−メチ
ル−3−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノ
ール、2,5−ジメチルレゾルシノール、および2,6−ジヒドロキシ−3,4−
ジアミノピリジンである。 第一中間体および第二中間体は通例、遊離形態で使用する。しかし、アミノ基
を有する化合物は、塩形態(特に塩酸塩および硫酸塩の形態)で使用することが
有利であり得る。
【0022】 本発明の染毛組成物は、第一中間体も第二中間体も、酸化染料組成物全体に対
して、好ましくは0.005〜20重量%、より好ましくは0.1〜5重量%の量
で含有する。通例、第一中間体と第二中間体とは、実質的に等モルの比で使用す
る。第一および第二中間体を等モルの比で使用することが有利であるとわかって
いるが、いずれかの酸化染料前駆物質がある程度過剰であっても全く不都合はな
く、第一中間体と第二中間体とは染料組成物中に好ましくはモル比1:0.5ない
し1:2で存在し得る。酸化染料前駆物質の総量は通例、染色組成物全体に対し
て20重量%までである。
【0023】 本発明の第二の好ましい態様においては、染料前駆物質は式(Ia):
【化1】 [式中、互いに独立して、 R1は水素、C1-4アルキル基、またはC1-4ヒドロキシアルキル基であり、 R2は水素、または−COOH基(生理学的適合性カチオンとの塩として存在
してもよい)であり、 R3は水素、またはC1-4アルキル基であり、 R4は水素、ヒドロキシル基、アミノ基、C1-4アルコキシル基、または基−O
CO−R6であり、R6はC1-4アルキル基であり、 R5はR4として定義する基のいずれかであり、 ただし、R4とR5が両方同時に水素ではない。] で示されるインドリン誘導体、または有機もしくは無機酸とのその生理学的適合
性塩であり得る。
【0024】 本発明の第三の好ましい態様においては、染料前駆物質は式(Ib):
【化2】 [式中、互いに独立して、 R1は水素、C1-4アルキル基、またはC1-4ヒドロキシアルキル基であり、 R2は水素、または−COOH基(生理学的適合性カチオンとの塩として存在
してもよい)であり、 R3は水素、またはC1-4アルキル基であり、 R4は水素、ヒドロキシル基、アミノ基、C1-4アルコキシル基、または基−O
CO−R6であり、R6はC1-4アルキル基であり、 R5はR4として定義する基のいずれかであり、 ただし、R4とR5が両方同時に水素ではない。] で示されるインドール誘導体、または有機もしくは無機酸とのその生理学的適合
性塩であり得る。
【0025】 好ましい化合物(Ia)は、5,6−ジヒドロキシインドリン、N−メチル−
5,6−ジヒドロキシインドリン、N−エチル−5,6−ジヒドロキシインドリン
、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−ブチル−5,6−ジヒド
ロキシインドリン、5,6−ジヒドロキシインドリン−2−カルボン酸、6−ヒ
ドロキシインドリン、6−アミノインドリン、および4−アミノインドリンであ
る。特に好ましい化合物(Ib)は、5,6−ジヒドロキシインドール、N−メ
チル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−エチル−5,6−ジヒドロキシイン
ドール、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−ブチル−5,6−
ジヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドール−2−カルボン酸、
6−ヒドロキシインドール、6−アミノインドール、および4−アミノインドー
ルである。 5,6−ジヒドロキシインドリンおよび5,6−ジヒドロキシインドールが特に
好ましい。
【0026】 上記態様において、酸化染料前駆物質として式(Ia)および(Ib)のイン
ドールおよび/またはインドリン誘導体のみを含有し、第一中間体/第二中間体
タイプの通常の酸化染料前駆物質は含有しないように組成物を調製し得る。 上記態様において、本発明の組成物は式(Ia)および(Ib)のインドール
および/またはインドリン誘導体に加えて第一中間体/第二中間体タイプの通常
の酸化染料前駆物質をも含有し得る。 染毛組成物中に式(Ia)および(Ib)のインドリンまたはインドール誘導
体を1種またはそれ以上の第二中間体と組み合わせて使用することが特に有利で
あり得る。ここで、例えば先に挙げた第二中間体が特に好ましい。
【0027】 本発明の他の好ましい一態様においては、染毛組成物中に、式(Ia)および
(Ib)のインドリンおよび/またはインドール誘導体を少なくとも1種のアミ
ノ酸またはオリゴペプチドと組み合わせて使用し得る。アミノ酸は好ましくはα
−アミノ酸であり、特に好ましいα−アミノ酸はアルギニン、オルニチン、リジ
ンおよびヒスチジンである。
【0028】 他の好ましい一態様においては、本発明の染毛組成物は、更なる色調の変更の
ために、染料前駆物質に加えて通常の直接染料をも含有し得る。直接染料は通例
、ニトロフェニレンジアミン類、ニトロアミノフェノール類、アゾ染料、アント
ラキノン類またはインドフェノール類である。好ましい直接染料は下記国際名ま
たは商品名で知られる化合物である:HC Yellow 2、HC Yellow 4、HC
Yellow 5、HC Yellow 6、Basic Yellow 57、Disperse Orange 3
、HC Red 3、HC Red BN、Basic Red 76、HC Blue 2、HC B
lue 12、Disperse Blue 3、Basic Blue 99、HC Violet 1、Dispe
rse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Black 9、Basic Brown
16、およびBasic Brown 17、並びに4−アミノ−2−ニトロジフェニル
アミン−2'−カルボン酸、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリ
ン、ヒドロキシエチル−2−ニトロトルイジン、ピクラミン酸、2−アミノ−6
−クロロ−4−ニトロフェノール、4−エチルアミノ−3−ニトロ安息香酸、お
よび2−クロロ−6−エチルアミノ−1−ヒドロキシ−4−ニトロベンゼン。 本発明のこの態様の染色組成物は直接染料を、染色組成物全体に対して好まし
くは0.01〜20重量%の量で含有する。
【0029】 更に本発明の染色組成物は、天然に生成する染料、例えばヘンナ・レッド、ヘ
ンナ・ニュートラル、ヘンナ・ブラック、カモミール花、ビャクダン、紅茶、モ
チノキ樹皮、セージ、蘇方樹、アカネ根、カテキュ、Sedreおよびアルカネット
を含有してもよい。
【0030】 染料前駆物質または直接染料は、単一の化合物である必要はない。本発明の染
毛組成物は、各染料の製造方法に起因する少量の他の成分を、それが染色結果に
悪影響を及ぼすこと、または他の理由(例えば毒物学的理由)によって排除する必
要の無い限り、含有してよい。
【0031】 本発明の毛髪染色および着色組成物中に使用するのに適当な染料に関しては、
下記も特に参照されたい:Ch.Zviak、The Science of Hair Care、第7
章(第248〜250頁;直接染料)および第8章(第264〜267頁;酸化
染料前駆物質)[“Dermatology”シリーズの第7巻として刊行されたもの(C
h.Culnan およびH.Maibach編)、Marcel Dekker Inc.、ニューヨーク
/バーゼル、1986]、並びに“Europaeische Inventar der Kosmetik−
Rohstoffe”(Europaeische Gemeinschaftから刊行され、ディスク形態でBu
ndesverband Deutscher Industrie- und Handelsunternehmen fuer Arzneim
ittel,Reformwaren und Koerperpflegemittel d.V.、マンハイムから入手
し得るもの)。 染色組成物が染料および/または染料前駆物質のほかにメドーフォーム油(I
NCI名:Meadowfoam Seed Oil)をも含有する場合は、特に濃い色を得ること
ができる。
【0032】 本発明の染色組成物を製造するには、染料前駆物質を、水性、アルコール性ま
たは水性/アルコール性担体中に組み合わせ得る。染毛のためのそのような担体
は、例えば、クリーム、エマルジョン、ゲル、もしくは界面活性剤含有発泡性溶
液(例えばシャンプー)、泡エーロゾル、または毛髪に適用するのに適当な他の製
剤である。 本発明において、水性/アルコール性溶液は、C1-4アルコール(とりわけエ
タノールまたはイソプロパノール)を3〜70重量%含有する水溶液である。
【0033】 本発明の染色組成物は、そのような製剤中に通常存在する既知の活性物質、添
加剤および助剤をも含有し得る。染色組成物は多くの場合、少なくとも1種の界
面活性剤を含有する。原則として、アニオン性、双性イオン性、両性、ノニオン
性およびカチオン性界面活性剤のいずれも適当である。しかし、多くの場合、ア
ニオン性、双性イオン性またはノニオン性界面活性剤から選択することが有利で
あるとわかった。アニオン性界面活性剤が特に有用であり得る。
【0034】 本発明の染毛組成物に適当なアニオン性界面活性剤は、人体に対する使用に適
したアニオン性界面活性物質である。そのような物質は、水可溶化アニオン基、
例えばカルボキシレート、スルフェート、スルホネートまたはホスフェート基と
、炭素数約10〜22の親油性アルキル基とを有する。更に、グリコールまたは
ポリグリコールエーテル基、エーテル、アミドおよびヒドロキシル基、そして通
例エステル基も、分子中に存在し得る。ナトリウム、カリウムおよびアンモニウ
ム塩並びにモノ−、ジ−およびトリアルカノールアンモニウム塩(アルカノール
基の炭素数2または3)の形態の、適当なアニオン性界面活性剤の例を次に挙げ
る:
【0035】 ・炭素数8〜22の直鎖および分枝状脂肪酸(石鹸)、 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−CH2−COOH[式中、Rは炭素数10
〜22の直鎖アルキル基であり、x=0または1〜16である。]で示されるエ
ーテルカルボン酸、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルサルコシド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルタウリド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルイセチオネート、 ・アルキル基の炭素数8〜18のスルホコハク酸モノ−およびジアルキルエス
テル、およびアルキル基の炭素数8〜18/オキシエチル基数1〜6のスルホコ
ハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、 ・炭素数12〜18の直鎖アルカンスルホネート、 ・炭素数12〜18の直鎖α−オレフィンスルホネート、 ・炭素数12〜18の脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル、
【0036】 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−SO3H[式中、Rは好ましくは直鎖の炭
素数10〜18のアルキル基であり、x=0または1〜12である。]で示され
るアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート、 ・DE−A−3725030による界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物
、 ・DE−A−3723354による硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレンお
よび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、 ・DE−A−3926344による炭素数12〜24/二重結合数1〜6の不
飽和脂肪酸のスルホネート、 ・炭素数8〜22の脂肪アルコールにエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシド約2〜15分子が付加した生成物の形態のアルコールと酒石酸およ
びクエン酸とのエステル。
【0037】 好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルポリグリ
コールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸(アルキル基の炭素数1
0〜18、分子中のグリコールエーテル基数12までのもの)、並びにとりわけ
、飽和および特に不飽和のC8-22カルボン酸(例えばオレイン酸、ステアリン酸
、イソステアリン酸およびパルミチン酸)の塩である。
【0038】 ノニオン性界面活性剤は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコール
エーテル基、またはポリオール/ポリグリコールエーテル基組み合わせを、親水
性基として有する。そのような化合物の例を、次に挙げる: ・炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、および
アルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜3
0モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物、 ・グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12-22脂肪酸モ
ノエステルおよびジエステル、 ・C8-22アルキルモノ−およびオリゴグリコシド並びにそれらのエトキシル化
類似体、 ・ヒマシ油および水素化ヒマシ油のエチレンオキシド5〜60モル付加物、 ・ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物、 ・脂肪酸アルカノールアミドのエチレンオキシド付加物。
【0039】 本発明において、双性イオン性界面活性剤は、少なくとも1個の第四級アンモ
ニウム基および少なくとも1個の−COO-または−SO3 -基を分子中に有する
界面活性化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイ
ン、例えばN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤ
シ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−アシルアミノプロピル
−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ油アシルアミノプロピ
ルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アルキル−3−カルボキシ
メチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリンであって、アルキルまたはアシル基
の炭素数8〜18のもの、並びにヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカ
ルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、CT
FA名Cocamidopropyl Betaineとして知られる脂肪酸アミド誘導体である。
【0040】 両性界面活性剤は、C8-18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個
の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中
に有し、分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の
例は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ
酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキ
ルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、
2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基の炭素
数約8〜18のもの)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ヤシ油アル
キルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネート、
およびC12-18アシルサルコシンである。
【0041】 本発明の毛髪処理製剤中に使用するのに適当なカチオン性界面活性剤の例は、
とりわけ、第四級アンモニウム化合物である。好ましい第四級アンモニウム化合
物は、次のようなハロゲン化アンモニウムである: アルキルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメ
チルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジル
アンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド。本発明に
従って使用するのに適当な他のカチオン性界面活性剤は、第四級化タンパク質加
水分解物である。
【0042】 また、次に例示するカチオン性シリコーン油も、本発明に従って使用するのに
適当である: 市販品であるQ2−7224(製造者: Dow Corning; 安定化し
たトリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning 929 Emulsion(A
modimethiconeとしても知られるヒドロキシアミノ修飾シリコーンを含有)、S
M−2059(製造者: General Electric)、SLM−55067(製造者:
Wacker)、並びにAbil(商標)−Quat3270および3272(製造者: Th.
Goldschmidt; ジ第四級ポリジメチルシロキサン、Quaternium−80)。 アルキルアミドアミン、とりわけ脂肪酸アミドアミン、例えばTego Amid(
商標)S18として入手し得るステアリルアミドプロピルジメチルアミンは、好
ましいコンディショニング効果を示し、しかも、とりわけ易生分解性である。
【0043】 第四級エステル化合物、いわゆる「エステルクォート(esterquat)」、例えば
メチルヒドロキシアルキルジアルコイルオキシアルキルアンモニウムメトスルフ
ェート[Stepantex(商標)の商品名で市販されている]、およびDehyquart(商
標)の名称で市販されている生成物も、易生分解性である。 カチオン性界面活性剤として使用するのに適当な第四級糖誘導体の一例は、市
販生成物であるGlucquat(商標)100(INCI名:Lauryl Methyl Gluceth
−10 Hydroxypropyl Dimonium Chloride)である。
【0044】 界面活性剤として使用するアルキル基を有する化合物は、単一の化合物であっ
てよい。しかし、通例、そのような化合物は天然の植物性または動物性原料から
製造するので、原料に応じてアルキル鎖長の異なる化合物の混合物として得られ
る。
【0045】 脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物
、またはそのような付加物の誘導体である界面活性剤は、「通常の」同族体分布を
有する生成物、および狭い同族体分布を有する生成物のいずれであってもよい。
「通常の」同族体分布を有する生成物は、触媒としてアルカリ金属、アルカリ金属
水酸化物またはアルカリ金属アルコラートを使用して、脂肪アルコールとアルキ
レンオキシドとの反応によって得る同族体混合物である。一方、狭い同族体分布
は、例えばヒドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ土類金属塩、アル
カリ土類金属酸化物、水酸化物またはアルコラートを触媒として使用した場合に
得られる。同族体分布の狭い生成物を使用することが有利であり得る。 染色組成物の種類および界面活性剤の種類に応じて、界面活性剤は通例、本発
明の染色組成物中に、染色組成物全体に対して全部で0.5〜30重量%の量で
存在する。
【0046】 好ましい態様においては、本発明の毛髪手入れ用組成物は、カチオン性界面活
性剤、カチオン性ポリマー、アルキルアミドアミン、パラフィン油、植物油およ
び合成油から成る群から選択するコンディショニング成分をも含有する。 カチオン性ポリマーが好ましいコンディショニング成分であり得る。カチオン
性ポリマーは通例、第四級窒素原子を例えばアンモニウム基として有するポリマ
ーである。好ましいカチオン性ポリマーの例を次に挙げる:
【0047】 ・Celquat(商標)およびPolymer JR(商標)の名称で市販されている第四
級化セルロース誘導体。好ましい第四級化セルロース誘導体は、Celquat(商標
)H100、Celquat(商標)L200およびPolymer JR(商標)400で
ある。 ・ジメチルジアリルアンモニウム塩のポリマー、並びにアクリル酸およびメタク
リル酸のエステルおよびアミドとのそのコポリマー。このようなカチオン性ポリ
マーの例は、Merquat(商標)100(ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムク
ロリド))およびMerquat(商標)550(ジメチルジアリルアンモニウムクロ
リド/アクリルアミドコポリマー)の名称の市販品である。 ・ビニルピロリドンとジアルキルアミノアクリレートおよびメタクリレートの第
四級化誘導体とのコポリマー、例えば硫酸ジエチルで第四級化したビニルピロリ
ドン/ジメチルアミノメタクリレートコポリマー。このような化合物は、Gafqu
at(商標)734、およびGafquat(商標)755の名称で市販されている。 ・Luviquat(商標)の名称で市販されている、ビニルピロリドン/メトイミダ
ゾリウムクロリドコポリマー。
【0048】 ・第四級化ポリビニルアルコール。 ・Polyquaternium 2、 Polyquaternium 17、 Polyquaternium 18、および Polyquaternium 27 の名称で知られる、ポリマー主鎖に第四級窒素原子を有するポリマー。 最初の四つの群に属するカチオン性ポリマーが特に好ましい。
【0049】 他の適当なコンディショニング成分は、シリコーン油、とりわけジアルキルお
よびアルキルアリールシロキサン、例えばジメチルポリシロキサンおよびメチル
フェニルポリシロキサン、並びにそれらのアルコキシル化および第四級化類似体
である。そのようなシリコーン油の例は、Dow CorningからDC190、DC
200、DC344、DC345およびDC1401の名称で市販されている生
成物、市販品であるQ2−7224(製造者:Dow Corning; 安定化したトリ
メチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning(商標)929 Emulsion (ア
モジメチコンとしても知られるヒドロキシルアミノ修飾シリコーンを含有)、S
M−2059(製造者:General Electric)、SLM−55067(製造者
:Wacker)、並びにAbil(商標)−Quat3270および3272(製造者:
Th. Goldschmidt; ジ第四級ポリジメチルシロキサン、Quaternium−80)
である。
【0050】 パラフィン油並びに植物油、例えばホホバ油、ヒマワリ油、オレンジ油、アー
モンド油、麦芽油および杏仁油も、コンディショニング剤として使用し得る。 他の適当なヘアコンディショニング化合物は、リン脂質、例えば大豆レシチン
、卵レシチンおよびケファリンである。
【0051】 本発明の染色組成物は、脂肪化合物をも含有する。 好ましい脂肪化合物は、直鎖および分枝状の飽和および不飽和脂肪アルコール
、あるいは天然脂肪アルコール混合物(アルキル鎖の炭素数8〜22)、例えば
デカノール、オクタノール、オクテノール、ドデセノール、デセノール、オクタ
ジエノール、ドデカジエノール、デカジエノール、オレイルアルコール、エルシ
ルアルコール、リシノリルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリル
アルコール、パルミチルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコー
ル、アラキジルアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコール、リノレ
イルアルコール、リノレニルアルコール、ベヘニルアルコール、ゲルベアルコー
ル、並びに天然トリグリセリド(例えば牛脂、パーム油、ピーナツ油、ナタネ油
、綿実油、大豆油、ヒマワリ油およびアマニ油)またはその対応するアルコール
によるエステル化生成物から生成した脂肪酸エステルを還元することにより得ら
れる脂肪アルコールフラクション(異なる脂肪アルコールの混合物となる)であ
る。脂肪アルコールは通例、製剤全体に対して0.01〜15重量%、好ましく
は0.1〜10重量%、より好ましくは0.3〜6重量%の量で使用する。 脂肪酸と炭素数6〜24のアルコールとのモノエステル、および天然物由来の
トリグリセリドを脂肪化合物として使用してもよい。
【0052】 他の活性物質、助剤および添加剤を、次に例示する: ・ノニオン性ポリマー、例えばビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポリマ
ー、ポリビニルピロリドン、およびビニルピロリドン/ビニルアセテートコポリ
マー、並びにポリシロキサン、 ・双性イオン性および両性ポリマー、例えばアクリルアミドプロピル−トリメチ
ルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、およびオクチルアクリルア
ミド/メチルメタクリレート/t−ブチルアミノエチルメタクリレート/2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、 ・アニオン性ポリマー、例えばポリアクリル酸、架橋ポリアクリル酸、ビニルア
セテート/クロトン酸コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレートコポ
リマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレートコポ
リマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、およびアクリル酸
/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマー、
【0053】 ・総炭素数12〜36(とりわけ12〜14)の、対称および非対称の直鎖およ
び分枝状ジアルキルエーテル、例えばジ−n−オクチルエーテル、ジ−n−デシ
ルエーテル、ジ−n−ノニルエーテル、ジ−n−ウンデシルエーテルおよびジ−
n−ドデシルエーテル、n−ヘキシル−n−オクチルエーテル、n−オクチル−
n−デシルエーテル、n−デシル−n−ウンデシルエーテル、n−ウンデシル−
n−ドデシルエーテルおよびn−ヘキシル−n−ウンデシルエーテル、並びにジ
−t−ブチルエーテル、ジイソペンチルエーテル、ジ−3−エチルデシルエーテ
ル、t−ブチル−n−オクチルエーテル、イソペンチル−n−オクチルエーテル
および2−メチルペンチル−n−オクチルエーテル、
【0054】 ・フケ防止剤、例えばPiroctone Olamine Zinc Omadine、およびClimba
zole、 ・動物性および植物性のタンパク質加水分解物、とりわけエラスチン、コラーゲ
ン、ケラチン、乳タンパク質、大豆タンパク質、アーモンドタンパク質および小
麦タンパク質加水分解物、それらと脂肪酸との縮合生成物、並びにそれらの第四
級化誘導体、 ・ビタミンおよびビタミン前駆物質、例えばパンテノール、その誘導体、および
ビオチン、 ・植物および蜂蜜の抽出物、例えばとりわけ、オーク樹皮、イラクサ、ハマメリ
ス、ホップ、カモミール、ゴボウ根、ホースウィロー、ライム花、アーモンド、
アロエベラ、ココナツ、マンゴ、アプリコット、レモン、小麦、キウィ、メロン
、オレンジ、グレープフルーツ、セージ、ローズマリー、樺、タネツケバナ、イ
ブキジャコウソウ、ブラッドワート、ハリシュモク、メリステム、チョウセンニ
ンジンおよびショウガ根の抽出物、 ・他の活性物質、例えばセラミド、アラントイン、ピロリドンカルボン酸および
ビサボロール、
【0055】 ・UVフィルター、 ・抑泡剤、例えばシリコーン、 ・増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギネート、キサンタンガム、アラビア
ガム、インドガム、イナゴマメ粉、アマニガム、デキストラン、セルロース誘導
体(例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびカルボキシ
メチルセルロース)、デンプンフラクションおよび誘導体(例えばアミロース、ア
ミロペクチンおよびデキストリン)、クレー(例えばベントナイト)、または純合
成ヒドロコロイド(例えばポリビニルアルコール)、 ・構造剤、例えばグルコース、マレイン酸、および乳酸、 ・香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン、
【0056】 ・可溶化剤、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセロール、およびジエチレングリコール ・アルカリ化剤、例えばアンモニア、モノエタノールアミン、2−アミノ−2−
メチルプロパノール、および2−アミノ−2−メチルプロパン−1,3−ジオー
ル、 ・pH値調節のための他の物質、 ・コレステロール、 ・膨潤および浸透剤、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテル、カーボネート、水素カーボネート、グアニジン類、尿素類、第一、第二
および第三ホスフェート、 ・コンシステンシー因子、例えば糖エステル、ホリオールエステル、またはポリ
オールアルキルエーテル、 ・構造剤、例えばマレイン酸、単糖、二糖およびオリゴ糖、 ・脂肪および蝋、例えば鯨蝋、蜜蝋、モンタンワックス、およびパラフィン、 ・脂肪酸アルカノールアミド、
【0057】 ・乳濁剤、例えばラテックス、スチレン/PVP、およびスチレン/アクリルア
ミドコポリマー、 ・真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−およびジステアレート、並びに
PEG−3−ジステアレート、 ・錯化剤、例えばEDTA、NTA、β−アラニン二酢酸、およびホスホン酸類
、 ・還元剤、例えばチオグリコール酸およびその誘導体、チオ乳酸、システアミン
、チオリンゴ酸、およびα−メルカプトエタンスルホン酸、 ・酸化剤、例えば過酸化水素、臭素酸カリウムおよび臭素酸ナトリウム、 ・プロペラント、例えばプロパン/ブタン混合物、NO、ジメチルエーテル、
CO、Nおよび空気。 他の成分および各成分の量範囲に関する情報は、当業者に知られた文献、例え
ばK. Schrader、Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika、第2版、Huethig
Buch Verlag、ハイデルベルク、1989から得ることができる。
【0058】 基本的に空気中の酸素によって酸化的に発色を行い得る。しかし、人毛を染色
するだけでなく脱色もする場合には特に、化学酸化剤を使用することが好ましい
。特に適当な酸化剤は、過酸化水素、または尿素、メラミンもしくはホウ酸ナト
リウムのその付加物である。酵素を用いて酸化を行ってもよい。この場合、酸化
性過化合物を生成するため、および少量存在する酸化剤の作用を向上するために
酵素を使用し得る。酵素を用いる方法の一例においては、少量(例えば、組成物
全体に対して1%またはそれ以下)の過酸化水素の作用を、ペルオキシダーゼに
よって向上する。
【0059】 本発明によると、本発明の酸化触媒は、染料前駆物質と共に一つの製剤中に配
合しても、別の製剤としてもよい。 本発明の好ましい態様においては、別に調製した酸化触媒を適当な溶媒(例え
ば水、エタノールまたはアセトン)に溶解し、その溶液を染毛直前に酸化剤製剤
と混ぜ合わせる。次いで、その製剤を、染料前駆物質含有製剤と混合する。得ら
れる即用の染毛製剤は、好ましくはpH6〜10、特に好ましくはpH6.5〜
8である。適用温度は、15〜40℃の範囲であり得る。約30分間の接触時間
後、毛髪から染毛製剤を濯ぎ落とす。界面活性剤含量の高い担体(例えば染料シ
ャンプー)を使用した場合には、毛髪をシャンプーで洗う必要はない。
【0060】 毛髪が染色困難であるという特別な場合には、酸化染料前駆物質を含有する製
剤を、予め酸化成分と混合することなく毛髪に適用し得る。酸化成分は、20〜
30分間の接触時間後に、場合により濯いだ後で、適用する。更に10〜20分
間の接触時間後、毛髪を濯ぎ、要すればシャンプーする。
【0061】 本発明は、ケラチン繊維を染色するための上記組成物の使用にも関する。 本発明に従って遷移金属錯体を使用することにより、次のことが可能となる: ・通例アルカリ性条件下にしか達成されない染色性能を、中性pH範囲でも達成
すること、または ・アルカリ性域で、顕著に低い(すなわち75%も低い)酸化剤濃度でも所望の
染色性能が達成されるという事実により、より穏やかな染色処理を達成すること
。例えば、即用製剤中の過酸化水素濃度を約3重量%から約1.0重量%に低下
し得る。
【0062】 実施例 1.触媒の調製 ゼオライトY 100gを、1重量%塩化銅(II)溶液約1000mlと共に
、室温で3〜5時間撹拌した。次いで、ゼオライトを吸引濾取し、塩化物(硝酸
中のAgNO3溶液で検出)が検出されなくなるまで水で洗った。ゼオライトの
外側に付着した金属イオンを除去するために、金属を含んだゼオライトを5重量
%塩化ナトリウム溶液で繰り返し洗った。この再交換は、濾液中に金属が検出さ
れなくなったら停止する。その後、ゼオライトを塩化物が除去されるまで再度洗
い、循環空気乾燥室内で110℃で18時間乾燥し、最後に恒量になるまで25
0℃で焼成した。
【0063】 金属を含んだゼオライトの銅含量を、X線蛍光分析により測定した。次いで、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(略してDBU)を
、金属を含んだゼオライトに、Cu:DBUのモル比が1:2.5となるように
加え、ロータリーエバポレーター内で水流ポンプ減圧(80〜100ミリバール
)下に80℃で数時間撹拌した。その後、過剰のDBUを水で洗い落として中性
点とし、生成物を循環空気乾燥室内で110℃で8時間乾燥した。
【0064】 生成物の組成は次の通りであった: ・炭素(C)4.14重量% ・窒素(N)1.03重量% ・銅(Cu)1.10重量% これはC:N:Cuのモル比19.9:4.3:1に相当し、それ故Cu:D
BUのモル比1:2に相当する。
【0065】 2.染料クリームの調製 下記組成の染料クリームを調製した(量はいずれも特記しない限りg) 混合物A
【表1】 16−18脂肪アルコール(INCI名:セテアリルアルコール)(HENKEL)12−18脂肪アルコール(INCI名:ココナツアルコール)(HENKEL) EO約20単位を有するセチルステアリルアルコール(INCI名:セテア
レト−20)(HENKEL) ラウリルエーテルスルフェート・ナトリウム塩(活性物質約27.5%;I
NCI名:ナトリウム ラウレト スルフェート)(HENKEL) N,N−ジメチル−N−(C8−18−ココアミドプロピル)−アンモニウムアセ
トベタイン(活性物質約30%;INCI名:アクア(水)、コカミドプロピル
ベタイン)(HENKEL)
【0066】 Hydrenol D、Lorol および Eumulgin B2を80℃で溶融し、Texapon NSO およ
び Dehyton T を含有する80℃に加熱した水と混合し、激しく攪拌することに
よって乳化した。その後、エマルジョンを穏やかに攪拌しながら冷却した。
【0067】 混合物B
【表2】 50℃に加熱し、亜硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウムおよびアンモニアを加
えた水に、染料前駆物質を溶解した。
【0068】 染料前駆物質溶液(混合物B)をエマルジョン(混合物A)に加え、アンモニ
ア溶液で所望のpHに調節し、水で全量100重量部とした。温度が室温となる
まで攪拌を続けた。
【0069】 3.染色 過酸化水素の3重量%ポリアクリレート含有水溶液10mlを発色剤として場
合により使用した。本発明の触媒を数滴の水に溶解し、場合により発色剤溶液に
加え、次いで染料クリームと合した。 その後、即用製剤を“Kerling Naturweiss”タイプの毛髪房に適用し(毛
髪1g当たり製剤1.5g)、30分間放置した後、水で濯ぎ落とした。 次表に示す条件で染色を行った:
【0070】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター・クーム ドイツ連邦共和国デー−40724ヒルデン、 クラレンバッハヴェーク3番 (72)発明者 ホルスト・ヘフケス ドイツ連邦共和国デー−40595デュッセル ドルフ、カルロ−シュミット−シュトラー セ113番 (72)発明者 ゲルトルート・エヴァルト ドイツ連邦共和国デー−42655ゾーリンゲ ン、マンゲンベルガー・シュトラーセ293 番 (72)発明者 ハンス−オスカー・シュテファン ドイツ連邦共和国デー−47269デュースブ ルク、アム・ジーペンコテン27アー番 (72)発明者 メリタ・ヘラー ドイツ連邦共和国デー−40591デュッセル ドルフ、ヴェルステナー・ドルフシュトラ ーセ45番 Fターム(参考) 4C083 AB082 AB352 AC072 AC521 AC531 AC552 AC561 AC782 AC851 AC852 AC931 BB45 BB53 CC36 DD31 4H057 AA01 AA02 BA01 BA09 CA90 CC02 DA01 DA21 HA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケラチン繊維、とりわけ人毛を染色するための少なくとも1
    種の染料前駆物質を含有する組成物であって、クラスレート化合物のキャビティ
    内に含まれ、多座配位子少なくとも1種で錯化された、安定酸化状態を少なくと
    も2種有する遷移金属カチオンを0.0001〜1.0重量%含有する組成物。
  2. 【請求項2】 遷移金属カチオンは、鉄、コバルト、銅、マンガン、モリブ
    デン、ルテニウムおよびバナジウムから成る群から選択する請求項1に記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】 遷移金属カチオンが銅またはルテニウムである請求項2に記
    載の組成物。
  4. 【請求項4】 遷移金属カチオンを収容するクラスレート化合物は、A、K
    、L、P−L、O、T、X、YおよびΩ型のゼオライト並びにそれらの混合物か
    ら選択する請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 配位子は、配位部位として少なくとも1個の窒素原子を有す
    る請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 配位子は、 ・1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカン ・1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1,5−5) ・エチレンジアミン ・ニトリロ三酢酸 ・トリス(アミノエチル)アミン ・トリス(アミノメチル)メタン ・1,3,5−トリアミノシクロヘキサン および ・ピリジン−2,6−ジカルボン酸 から成る群から選択する請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 配位子は、少なくとも1個の芳香族性配位部位を有する請求
    項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 少なくとも1個の芳香族性配位部位を有する配位子は、 ・2,2’:6’,2”−テルピリジン ・1,10−フェナントロリン ・トリス(2−ピリジルメチル)アミン ・トリス(2−ピリジルエチル)アミン および ・N−カルボキシメチル−N−(2−ピリジルメチル)グリシン から成る群から選択する請求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 第一中間体タイプの染料前駆物質を少なくとも1種含有する
    請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】 染料前駆物質としてインドールおよび/またはインドリン
    誘導体を少なくとも1種含有する請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. 【請求項11】 第二中間体を少なくとも1種含有する請求項1〜10のい
    ずれかに記載の組成物。
  12. 【請求項12】 pH6.5〜8である請求項1〜11のいずれかに記載の
    組成物。
  13. 【請求項13】 化学酸化剤を含有しない請求項1〜12のいずれかに記載
    の組成物。
  14. 【請求項14】 ケラチン繊維を染色するための請求項1〜13のいずれか
    に記載の組成物の使用。
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