JP2001513793A - ケラチン繊維を染色および着色するための手段および方法 - Google Patents

ケラチン繊維を染色および着色するための手段および方法

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JP2001513793A JP53811998A JP53811998A JP2001513793A JP 2001513793 A JP2001513793 A JP 2001513793A JP 53811998 A JP53811998 A JP 53811998A JP 53811998 A JP53811998 A JP 53811998A JP 2001513793 A JP2001513793 A JP 2001513793A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ケラチン繊維、とりわけ人毛を染色または着色するための組成物であって、式(I): [式中、R1はC1-4アルキルもしくはヒドロキシアルキル基、またはC5-7シクロアルキル基であり、R2およびR3はそれぞれ、水素、C1-4モノヒドロキシアルキル基、C2-4ジヒドロキシアルキル基、C3-4トリヒドロキシアルキル基、またはアミノ−C1-4−アルキル基であり、R2およびR3が両方同時に水素ではない。]で示される化合物、またはその生理学的適合性塩を直接染料として含有する組成物に関する。この組成物により、耐久性に優れた鮮明な染色が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 ケラチン繊維を染色および着色するための手段および方法 本発明は、ケラチン繊維(とりわけ人毛)を特定の直接染料を用いて染色および 着色するための組成物に関する。 毛髪を着色および染色するための製剤は、一種の重要な化粧品生成物である。 このような製剤は、使用者の要望に応じて元の毛髪色を薄く、もしくは濃くする ため、毛髪を全く異なる色に変えるため、または望ましくない毛髪色(例えば灰 色)を隠蔽するために使用し得る。染毛剤は通例、所望の色および色の持続性に 応じて、酸化染料または直接染料をベースとして調製する。酸化染料と直接染料 との組み合わせも、特別な色を達成するために多くの場合用いられている。 酸化染料をベースとする染料製剤は、持続性のある鮮明な色調をもたらす。し かし、強い酸化剤(例えば過酸化水素溶液)を併用するので、それが染色する毛髪 に損傷を与えることがあり、これを適当なヘアケア製剤で修復することが必要と なる。更に、非常に敏感な人の皮膚にそのような染料が接触すると、望ましくな い反応が起こり得る。 直接染料をベースとする染料製剤は酸化剤を必要とせず、より好都合に中性付 近のpH値に調製できる。しかし、直接染料をベースとする染料製剤は、染色し た毛髪の洗浄耐久性が低いという大きな欠点を有する。すなわち、多くの場合、 染料分子の毛髪付着力、および染色した毛髪の艷は、充分満足できるものではな い。 すなわち、染料分子の毛髪吸収を改善し、および/または染色した毛髪の艶を 改善する直接染料をベースとする染料製剤が、依然必要とされている。 驚くべきことに、特定の三置換ベンゼンが直接染料の条件を高度に満足するこ とがわかった。そのような化合物は、通常の染料製剤中に容易に配合することが でき、広いpH範囲にわたって酸化剤に対し高い安定性を示す。そのような染料 によって得た色は、非常に鮮明であり、均染性が良好で、光、汗および洗浄に対 する耐久性に優れている。このことは、橙色について特に当てはまる。 本発明は、ケラチン繊維、とりわけ人毛を染色または着色するための組成物で あって、式(I): [式中、R1はC1-4アルキルもしくはヒドロキシアルキル基、またはC5-7シク ロアルキル基であり、R2およびR3はそれぞれ、水素、C1-4モノヒドロキシア ルキル基、C2-4ジヒドロキシアルキル基、C3-4トリヒドロキシアルキル基、ま たはアミノ−C1-4−アルキル基であり、R2およびR3が両方同時に水素ではな い。] で示される化合物、またはその生理学的適合性塩を直接染料として含有する組成 物に関する。 本発明において、ケラチン繊維は、毛皮、羊毛、羽毛、および特に人毛を包含 すると理解される。本発明の染料はケラチン繊維の染色に特に適当であるが、基 本的に、他の分野における使用を妨げるものではない。 化合物(I)のいくつかは、文献により既知である。例えばDE−A1332 5790には、該文献に開示されたフェノール染料の製造における中間体として 、1−メトキシ−3−ニトロ−4−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−ベンゼン が記載されている。しかし、該文献には、そのような中間体の染色性については 全く述べられていない。DE−A13247806には、従来の酸化染料性製剤 中において、アルカリ性還元媒体がアンモニア性ではなく、アルカリ性ビスルフ ァイトおよびある種のアルカノールアミンを含有する場合に直接染料として使用 し得るN−置換ニトロアニリン類が数多く開示されている。この文献にも、式( I)で示される直接染料の特に好ましい性質に関しては、全く記載されていない 。 式(I)において、R1はC1-4アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル 、イソプロピルまたはブチル基である。好ましいアルキル基は、エチルおよび特 にメチルである。また、R1はC1-4ヒドロキシアルキル基、例えばヒドロキシメ チル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、または4−ヒドロキシ ブチル基であり得る。R1として好ましいC5-7シクロアルキル基は、シクロヘキ シル基である。 本発明によると、R1がアルキル基、とりわけメチル基である化合物(I)が 好ましい。 R2およびR3はそれぞれ、 ・水素、 ・C1-4アルキル基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n −ブチル、またはイソブチル基、 ・C1-4モノヒドロキシアルキル基、例えばヒドロキシメチル、2−ヒドロキシ エチル、3−ヒドロキシプロピル、または4−ヒドロキシブチル基、 ・C2-4ジヒドロキシアルキル基、例えば2,3−ジヒドロキシプロピル基、 ・C3-4トリヒドロキシアルキル基、例えば2,3,4−トリヒドロキシブチル基 、 ・アミノ−C1-4−アルキル基、例えば2−アミノエチル基 であり得る。 R2およびR3がいずれも水素である式(I)で示される化合物は、特に本発明 の範囲に含まれない。 しかし、R2が水素である化合物(I)が、本発明によると好ましい。 また、本発明によると、R3がC1-4モノヒドロキシアルキル基、C2-4ジヒド ロキシアルキル基またはC3-4トリヒドロキシアルキル基である化合物(I)が 好ましい。特に好ましい基R3は、3−ヒドロキシプロピル基である。 特に優れた性質を示すことがわかった化合物(I)の1種は、1−メトキシ− 3−ニトロ−4−(3−ヒドロキシプロピル)−アミノベンゼンである。 化合物(I)は、本発明の組成物中に、遊離塩基として配合し得る。しかし、 無機または有機酸との生理学的適合性塩として配合することもできる。そのよう な塩の例は、塩酸塩および硫酸塩である。すなわち、「化合物(I)」なる表現 は、常に遊離塩基とその生理学的適合性塩との両方を包含する。 本発明の組成物は通例、染料組成物に対して化合物(I)を0.05〜5.0 重量%の量で含有する。酸化製剤を用いない酸化染料組成物の場合は、0.1〜 3重量%の量が好ましい。 基本的に、ケラチン繊維を染色および着色するための組成物における化合物( I)の適用性に制限はない。 第一の好ましい態様においては、本発明の組成物は、繊維を一時的にのみ染色 することを意図した組成物である。そのような組成物はしばしば、ティントと称 される。この態様は例えば、毛髪を一時的に染色し、かつ、ある種のスタイリン グをも行うヘアトリートメント組成物をも包含する。そのような組成物はしばし ば、ティントゲルと称される。 そのような種類の組成物は通例、酸化成分(特に過酸化水素)なしに調製され るので、この態様の本発明組成物は、酸化染料前駆物質を含有しない。化合物( I)を唯一の染料成分として使用してもよいが、この態様の本発明組成物は、直 接染料型の更なる染料を少なくとも1種含有することが好ましい。 直接染料は通例、ニトロフェニレンジアミン類、ニトロアミノフェノール類、 アゾ染料、アントラキノン類またはインドフェノール類である。好ましい直接染 料は下記国際名または商品名で知られる化合物である:HC Yellow 2、HC Y ellow 4、HC Yellow 5、HC Yellow 6、Basic Yellow 57、Disperse O range 3、HC Red 3、HC Red BN、Basic Red 76、HC Blue 2、HC Blue 12、Disperse Blue 3、Basic Blue 99、HC Violet 1、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Black 9、Basic Brown 16、およ びBasic Brown 17、並びに4−アミノ−2−ニトロジフェニルアミン−2−カ ルボン酸、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、ジヒドロキ シエチル−2−ニトロトルイジン、ピクラミン酸、2−アミノ−6−クロロ−4 −ニトロフェノール、4−エチルアミノ−3−ニトロ安息香酸、および2−クロ ロ−6−エチルアミノ−1−ヒドロキシ−4−ニト ロベンゼン。 更に本発明によると、直接染料は、天然に生成する染料、例えばヘンナ・レッ ド、ヘンナ・ニュートラル、ヘンナ・ブラック、カモミール花、ビャクダン、紅 茶、モチノキ樹皮、セージ、蘇方樹、アカネ根、カテキュ、Sedreおよびアルカ ネットをも包含すると理解される。 本発明の組成物中に、更なる直接染料は、組成物全体に対して0.01〜20 重量%の量で存在することが好ましい。 第二の好ましい態様において、請求の範囲内の組成物は、毛髪を永久的に染色 する染毛組成物である。そのような組成物は、第一中間体(Entwickler)型の酸 化染料前駆物質を少なくとも1種含有する。このような通例無色の化合物は、酸 化剤または空気中の酸素の作用により、場合により特定の酵素の補助作用下に、 相互に反応して所望の染料を生成する。とりわけ自然な毛髪色を達成するために は、複数の第一中間体の組み合わせが通例用いられる。更に、いわゆる第二中間 体(Kuppler)も通例用いられる。第二中間体は、酸化剤の作用下に第一中間体 と反応して、新たな色または色調を導く。本発明によると、1種またはそれ以上 の第一中間体と組み合わせて、唯一の第二中間体を使用しても、複数の第二中間 体を使用してもよい。 通常用いられる第一中間体は、遊離または置換ヒドロキシまたはアミノ基をパ ラまたはオルト位に更に有する第一級芳香族アミン、ジアミノピリジン誘導体、 複素環ヒドラゾン、4−アミノピラゾロン誘導体、並びに2,4,5,6−テトラ アミノピリミジンおよびその誘導体である。 本発明によると、好ましい第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイ レンジアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール、1−(2'−ヒド ロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、N,N−ビス−(2−ヒドロキシエチ ル)−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)−エタノール 、1−フェニル−3−カルボキシアミド−4−アミノ−5−ピラゾロン、4−ア ミノ−3−メチルフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒ ドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリ ア ミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2−ジメ チルアミノ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシエチルアミノメ チル−4−アミノフェノール、4,4'−ジアミノジフェニルアミン、4−アミノ −3−フルオロフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2−ヒ ドロキシメチル−4−アミノフェノール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノ フェニル)−メタン、1,4−ビス−(4−アミノフェニル)−ジアザシクロヘプタ ン、1,3−ビス−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニルア ミノ))−2−プロパノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェ ノール、およびEP0740741またはWO94/08970による4,5− ジアミノピラゾール誘導体、例えば4,5−ジアミノ−1−(2'−ヒドロキシエ チル)ピラゾールである。 特に好ましい第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミ ン、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリ アミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、1−( 2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、および4−アミノ−3− メチルフェノールである。 第二中間体としでは、通例、m−フェニレンジアミン誘導体、ナフトール類、 レゾルシノールおよびレゾルシノール誘導体、ピラゾロン類、並びにm−アミノ フェノール類を用いる。 本発明によると、好ましい第二中間体は、1−ナフトール、ピロガロール、1 ,5−、2,7−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、o−アミノフェノール 、5−アミノ−2−メチルフェノール、m−アミノフェノール、レゾルシノール 、レゾルシノールモノメチルエーテル、m−フェニレンジアミン、1−フェニル −3−メチル−5−ピラゾロン、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、1, 3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、4−クロロレゾルシノー ル、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−メチルレゾルシノー ル、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノール、2,6−ジヒ ドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピ リジ ン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジアミノピリジン、3−アミノ−2−メチル アミノ−6−メトキシピリジン、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2,6 −ビス−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−トルエン、2,4−ジアミノフェノキ シエタノール、1−メトキシ−2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ) −ベンゼン、2−メチル−4−クロロ−5−アミノフェノール、6−メチル−1 ,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、3,4−メチリデンジオキシフェノール 、3,4−メチリデンジオキシアニリン、2,6−ジメチル−3−アミノフェノー ル、3−アミノ−6−メトキシ−2−メチルアミノフェノール、2−ヒドロキシ −4−アミノフェノキシエタノール、2−メチル−5−(2−ヒドロキシエチル アミノ)−フェノール、および2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン である。 特に好ましい第二中間体は、m−アミノフェノール、レゾルシノール、2−メ チルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、 4−クロロレゾルシノール、および2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノ ールである。 本発明によると、染料生成に空気以外の酸化剤を要しない第一および第二中間 体を使用することが有利であり得る。 第一中間体および第二中間体は通例、遊離形態で使用する。しかし、そのよう な中間体がアミノ基を有する場合は、塩形態(特に塩酸塩および硫酸塩の形態) で使用することが有利であり得る。 酸化染料前駆物質または直接染料は、単一の化合物である必要はない。本発明 の染毛組成物は、各染料の製造方法に起因する少量の他の成分を、それが染色結 果に悪影響を及ぼすこと、または他の理由(例えば毒物学的理由)によって排除す る必要の無い限り、含有してよい。 本発明の染毛組成物は、第一中間体も第二中間体も、酸化染料組成物全体に対 して、好ましくは0.005〜20重量%、より好ましくは0.1〜5重量%の量 で含有する。通例、第一中間体と第二中間体とは、実質的に等モルの比で使用す る。第一および第二中間体を等モルの比で使用することが有利であるとわかって いるが、いずれかの酸化染料前駆物質がある程度過剰であっても全く不都合はな く、第一中間体と第二中間体とはモル比1:0.5ないし1:2で存在し得る。 この態様の本発明の染料組成物は、化合物(I)、第一中間体、および場合に より第二中間体に加えて、色に変化を加える目的で更なる直接染料を含有しても よい。 本発明の染料組成物中に存在し得る更なる染料成分は、インドール類およびイ ンドリン類並びにそれらの生理学的適合性塩である。好ましい例は、5,6−ジ ヒドロキシインドール、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−エ チル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシイ ンドール、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドール、6−ヒドロキシイン ドール、6−アミノインドール、および4−アミノインドールである。5,6− ジヒドロキシインドリン、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N− エチル−5,6−ジセドロキシインドリン、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシ インドリン、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、6−ヒドロキシイ ンドリン、6−アミノインドリン、および4−アミノインドリンも好ましい。 本発明の毛髪染色および着色組成物中に使用するのに適当な染料に関しては、 下記も特に参照されたい:Ch.Zviak、The Science of Hair Care、第7章(第 248〜250頁;直接染料)および第8章(第264〜267頁;酸化染料前 駆物質)[“Dermatology”シリーズの第7巻として刊行されたもの(Ch.Culnan およびH.Maibach編)、Marcel Dekker Inc.、ニューヨーク 得るもの)。 本発明の他の好ましい態様においては、本発明の組成物は、アニオン性、ノニ オン性、またはとりわけカチオン性のポリマーをも含有する。これは特に、コン ディショニング作用またはセッティング作用をも意図した組成物の場合である。 適当なコンディショニング剤は例えば、次に述べるカチオン性ポリマーである : カチオン性ポリマーは、ポリマー鎖中にカチオン性基を有する。そのような基 はポリマー鎖の一部を成し得るが、介在結合によって主鎖に結合した側鎖中に存 在してもよい。カチオン性基は通例、第四級窒素原子またはリン原子を含有する 。第四級窒素原子を含有する基が好ましい。第四級窒素原子は、異なるか、また は一部同じである4個の置換基を有し得、環系の一部を構成してもよい。好まし いカチオン性基は、アンモニウム基およびイミダゾリニウム基である。 そのようなポリマーの例を次に挙げる: ・Celquat(商標)およびPolymer JR(商標)の名称で市販されている第四級 化セルロース誘導体。好ましい第四級化セルロース誘導体は、Celquat H100 、Celquat L200およびPolymer JR(商標)400である。 ・Cosmedia Guar(商標)およびJaguar(商標)の名称で市販されている第四級 化グアエー誘導体。好ましいグアー誘導体は、例えばCosmedia Guar(商標)C −261およびJaguar(商標)C13−Sである。 ・ビニルピロリドンとジアルキルアミノアクリレートおよびメタクリレートの第 四級化誘導体とのコポリマー、例えば硫酸ジエチルで第四級化したビニルピロリ ドン/ジメチルアミノメタクリレートコポリマー、およびビニルピロリドン/メ タクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマー。このよう な化合物は、Gafquat(商標)734、Gafquat(商標)755、およびGafquat (商標)HS100の名称で市販されている。 ・Luviquat(商標)の名称で市販されている、ビニルピロリドン/ビニルイミダ ゾリウムメトクロリドコポリマー。 ・ジメチルジアリルアンモニウム塩のポリマー、並びにアクリル酸およびメタク リル酸のエステルおよびアミドとのそのコポリマー。このようなカチオン性ポリ マーの例は、Merquat(商標)100(ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムク ロリド))およびMerquat(商標)550(ジメチルジアリルアンモニウムクロ リド/アクリルアミドコポリマー)の名称の市販品である。 ・カチオン性誘導体化シリコーン油、例えば市販品であるQ2−7224(製造 者:Dow Corning;安定化したトリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning 929 Emulsion(アモジメチコンとしても知られるヒドロキシルアミノ修飾 シリコーンを含有)、SM−2059(製造者:General Electric)、SLM −55067(製造者:Wacker)、並びにAbil(商標)−Quat3270および3 272(製造者:Th.Goldschmidt;ジ第四級ポリジメチルシロキサン、Quatern ium−80)。 ・キトサンおよびその誘導体。 カチオン性ポリマーは、本発明組成物中に、組成物全体に対して0.1〜5重 量%の量で存在することが好ましい。 適当なノニオン性ポリマーの例を次に挙げる: ・例えばLuviskol(商標)(BASF)の名称で市販されている種類の、ビニルピ ロリドン/ビニルエステルコポリマー。Luviskol(商標)VA64およびLuvisk ol(商標)VA73(いずれもビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー)が、 ノニオン性ポリマーとして好ましい。 ・セルロースエーテル、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチ ルセルロース、およびメチルヒドロキシプロピルセルロースで、Culminal(商標 )およびBenecel(商標)(AQUALON)の名称で市販されているもの。 ・シェラック。 ・Luviskol(商標)(BASF)の名称で市販されている種類のポリビニルピロリ ドン。 適当なアニオン性ポリマーの例を次に挙げる: ・例えばPemulen(商標)の名称で市販されている種類の、アクリル酸および/ またはメタクリル酸またはそのエステルとC10-30アルキルアクリレートとのコ ポリマー。 ・クロトン酸ポリマー、およびクロトン酸とアクリル酸およびメタクリル酸のエ ステルおよびアミドとのコポリマー、例えば酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー 、および酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル/クロトン酸コポリマー。この種の化 合 物は、Resyn(商標)(NATIONAL STARCH)、Luviset(商標)(B ASF)およびGafset(商標)(GAF)の名称で市販されている。好ましいもの は、Luviset(商標)CA−66およびLuviset(商標)CAPであり得る。 ・例えばLuviflex(商標)(BASF)の名称で入手し得る、ビニルピロリドン/ アクリル酸ビニルコポリマー。Luviflex(商標)VBM−35(BASF)の名称 で入手し得るビニルピロリドン/アクリレートターポリマーが好ましい。 ・例えばUltrahold(商標)strong(BASF)の名称で市販されている、アク リル酸/アクリル酸エチル/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマー、およ びLuvimer(商標)100P(BASF)の名称で市販されているメタクリル酸 /アクリル酸エチル/アクリル酸t−ブチルターポリマー。 本発明の染料組成物を製造するには、酸化染料前駆物質を、適当な水含有担体 中に組み合わせる。染毛のためのそのような担体は、例えば、クリーム、エマル ジョン、ゲル、もしくは界面活性剤含有発泡性溶液(例えばシャンプー)、泡エー ロゾル、または毛髪に適用するのに適当な他の製剤である。 本発明の染料組成物は、そのような組成物中に通常存在する既知の活性物質、 添加剤および助剤をも含有し得る。染料組成物は多くの場合、少なくとも1種の 界面活性剤を含有する。原則として、アニオン性、双性イオン性、両性、ノニオ ン性およびカチオン性界面活性剤のいずれも適当である。しかし、多くの場合、 アニオン性、双性イオン性またはノニオン性界面活性剤から選択することが有利 であるとわかった。 本発明の染毛組成物に適当なアニオン性界面活性剤は、人体に対する使用に適 したアニオン性界面活性物質である。そのような物質は、水可溶化アニオン基、 例えばカルボキシレート、スルフェート、スルホネートまたはホスフェート基と 、炭素数約10〜22の親油性アルキル基とを有する。更に、グリコールまたは ポリグリコールエーテル基、エステル、エーテル、アミドおよびヒドロキシル基 も、分子中に存在し得る。ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩並びにモ ノ−、ジ−およびトリアルカノールアンモニウム塩(アルカノール基の炭素数2 または3)の形態の、適当なアニオン性界面活性剤の例を次に挙げる: ・炭素数10〜22の直鎖脂肪酸(石鹸)、 ・式:R−O−(CH2−CH2O)x−CH2−COOH[式中、Rは炭素数10 〜22の直鎖アルキル基であり、x=0または1〜16である。]で示されるエ ーテルカルボン酸、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルサルコシド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルタウリド、 ・アシル基の炭素数10〜18のアシルイセチオネート、 ・アルキル基の炭素数8〜18のスルホコハク酸モノ−およびジアルキルエス テル、およびアルキル基の炭素数8〜18/オキシエチル基数1〜6のスルホコ ハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、 ・炭素数12〜18の直鎖アルカンスルホネート、 ・炭素数12〜18の直鎖α−オレフィンスルホネート、 ・炭素数12〜18の脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル、 ・式:R−O−(CH2−CH2O)x−SO3H[式中、Rは好ましくは直鎖の炭 素数10〜18のアルキル基であり、x=0または1〜12である。]で示され るアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェート、 ・DE−A−3725030による界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物 、 ・DE−A−3723354による硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレンお よび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、 ・DE−A−3926344による炭素数12〜24/二重結合数1〜6の不 飽和脂肪酸のスルホネート、 ・炭素数8〜22の脂肪アルコールにエチレンオキシドおよび/またはプロピ レンオキシド約2〜15分子が付加した生成物の形態のアルコールと酒石酸およ びクエン酸とのエステル。 好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルポリグリ コールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸(アルキル基の炭素数1 0〜18、分子中のグリコールエーテル基数12までのもの)、並びにとりわけ 、飽和および特に不飽和のC8-22カルボン酸(例えばオレイン酸、ステアリン酸 、 イソステアリン酸およびパルミチン酸)の塩である。 本発明において、双性イオン性界面活性剤は、少なくとも1個の第四級アンモ ニウム基および少なくとも1個の−COO-または−SO3−基を分子中に有する 界面活性化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイ ン、例えばN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤ シ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−アシルアミノプロピル −N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ油アシルアミノプロピ ルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アルキル−3−カルボキシ メチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリンであって、アルキルまたはアシル基 の炭素数8〜18のもの、並びにヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチルカ ルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、CT FA名Cocamidopropyl Betaineとして知られる脂肪酸アミド誘導体である。 両性界面活性剤は、C8-18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個 の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中 に有し、分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の 例は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ 酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキ ルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、 2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基の炭素 数約8〜18のもの)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ヤシ油アル キルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネート、 およびC12-18アシルサルコシンである。 ノニオン性界面活性剤は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコール エーテル基、またはポリオール/ポリグリコールエーテル基組み合わせを、親水 性基として有する。そのような化合物の例を、次に挙げる: ・炭素数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素数12〜22の脂肪酸、および アルキル基の炭素数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオキシド2〜3 0モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物、 ・グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12-22脂肪酸モ ノエステルおよびジエステル、 ・C8-22アルキルモノ−およびオリゴグリコシド並びにそれらのエトキシル化 類似体、 ・ヒマシ油および水素化ヒマシ油のエチレンオキシド5〜60モル付加物、 ・ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物、および ・脂肪酸アルカノールアミドのエチレンオキシド付加物。 本発明の組成物中に使用するのに適当なカチオン性界面活性剤の例は、とりわ け、第四級アンモニウム化合物である。好ましい第四級アンモニウム化合物は、 次のようなハロゲン化アンモニウムである:アルキルトリメチルアンモニウムク ロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメチルア ンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリ ルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリ ド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモ ニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド。本発明に従って 使用するのに適当な他のカチオン性界面活性剤は、第四級化タンパク質加水分解 物である。 アルキルアミドアミン、とりわけ脂肪酸アミドアミン、例えばTego Amid(商 標)S18として入手し得るステアリルアミドプロピルジメチルアミンは、好ま しいコンディショニング効果を示し、しかも、とりわけ易生分解性である。 第四級エステル化合物、いわゆる「エステルクォート(esterquat)」、例え ばメチルヒドロキシアルキルジアルコイルオキシアルキルアンモニウムメトスル フェート[Stepantex(商標)の商品名で市販されている]も、易生分解性である。 カチオン性界面活性剤として使用するのに適当な第四級糖誘導体の一例は、市 販生成物であるGlucquat(商標)100(CTFA名:Lauryl Methyl Gluceth−1 0 Hydroxyplropyl Dimonium Chloride)である。 界面活性剤として使用するアルキル基を有する化合物は、単一の化合物であっ てよい。しかし、通例、そのような化合物は天然の植物性または動物性原料から 製造するので、原料に応じてアルキル鎖長の異なる化合物の混合物として得られ る。 脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物 、またはそのような付加物の誘導体である界面活性剤は、「通常の」同族体分布を 有する生成物、および狭い同族体分布を有する生成物のいずれであってもよい。「 通常の」同族体分布を有する生成物は、触媒としてアルカリ金属、アルカリ金属 水酸化物またはアルカリ金属アルコラートを使用して、脂肪アルコールとアルキ レンオキシドとの反応によって得る同族体混合物である。一方、狭い同族体分布 は、例えばヒドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ土類金属塩、アル カリ土類金属酸化物、水酸化物またはアルコラートを触媒として使用した場合に 得られる。同族体分布の狭い生成物を使用することが有利であり得る。 本発明の組成物が染料シャンプーである場合、界面活性剤は組成物中に、組成 物全体に対して好ましくは1〜20重量%、より好ましくは約6〜10重量%の 量で存在する。染料ローションまたは染料ゲルの場合は、界面活性剤の量は組成 物全体に対して好ましくは1〜10重量%、特に好ましくは2〜4重量%である 。 他の活性物質、助剤および添加剤を、次に例示する: ・双性イオン性および両性ポリマー、例えばアクリルアミドプロピル−トリメ チルアンモニウムクロリド/アクリレートコポリマー、およびオクチルアクリル アミド/メチルメタクリレート/t−ブチルアミノエチルメタクリレート/2− ヒドロキシプロピルメタクリレートコポリマー、 ・増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギネート、ペクチン、キサンタンガ ム、アラビアガム、インドガム、イナゴマメ粉、アマニガム、デキストラン、セ ルロース誘導体(例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよ びカルボキシメチルセルロース)、デンプンフラクションおよび誘導体(例えばア ミロース、アミロペクチンおよびデキストリン)、クレー(例えばベントナイト) 、または純合成ヒドロコロイド(例えばポリビニルアルコール)、 ・構造剤、例えばグルコース、およびマレイン酸、 ・ヘアコンディショニング化合物、例えばリン脂質(例えば大豆レシチン、卵 レシチンおよびケファリン)、およびシリコーン油、 ・タンパク質加水分解物、とりわけエラスチン、コラーゲン、ケラチン、乳タ ンパク質、大豆タンパク質および小麦タンパク質加水分解物、それらと脂肪酸と の縮合生成物、第四級化タンパク質加水分解物、並びにアミノ酸、 ・香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン、 ・可溶化剤、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プ ロピレングリコール、グリセロール、ジエチレングリコール、およびメトキシブ タノール、 ・組成物を着色するための色素、 ・フケ防止剤、例えばPiroctone OlamineおよびZinc Omadine、 ・pH値調節のための他の物質、 ・活性物質、例えばパンテノール、パントテン酸、アラントイン、ピロリドン カルボン酸およびその塩、植物抽出物、並びにビタミン、 ・コレステロール、 ・UV吸収剤、 ・コンシステンシー付与剤、例えば糖エステル、ポリオールエステルまたはポ リオールアルキルエーテル、 ・脂肪および蝋、例えば鯨蝋、蜜蝋、モンタン蝋、パラフィン、脂肪アルコー ルおよび脂肪酸エステル、 ・脂肪酸アルカノールアミド、 ・錯化剤、例えばホスホン酸、 ・膨潤および浸透剤、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチル エーテル、カーボネート、水素カーボネート、グアニジン類、尿素類、並びに第 一、第二および第二ホスフェート、 ・乳濁剤、例えばラテックス、 ・真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−およびジステアレート、 ・プロペラント、例えばプロパン/ブタン混合物、N2O、ジメチルエーテル 、CO2および空気、 ・還元剤、例えばチオグリコール酸およびその誘導体、チオ乳酸、システアミ ン、チオリンゴ酸、α−メルカプトエタンスルホン酸、亜硫酸ナトリウム、アス コルビン酸、および亜ジチオン酸ナトリウム、 ・酸化剤、例えば過酸化水素、臭素酸カリウムおよび臭素酸ナトリウム、 ・抗酸化剤。 本発明の染料組成物を調製するには、水含有担体の成分は、その目的のための 通常の量で使用する。例えば、染料組成物全体に対して、乳化剤を0.5〜30 重量%の濃度で使用し、増粘剤を0.1〜25重量%の濃度で使用する。 本発明は、ケラチン繊維、とりわけ人毛を染色および着色するための本発明組 成物の使用にも関する。 原則として、本発明の組成物は、毛髪上に残留させ得るように調製しても、濯 ぎ落とせるように調製してもよい。 好ましい態様においては、本発明の組成物を毛髪上に残留させるように調製す る。これは、特にいわゆるティント組成物の場合、またセッティング効果をも意 図した組成物の場合である。 以下の実施例は本発明を説明するためのものである。 実施例 実施例において、量はすべて重量部である。 1.ティント モノエタノールアミンラウリルスルフェート 5.00 セチルアルコール 1.00 ジエチレングリコールモノエチルエーテル 5.00 1−メトキシ−3−ニトロ−4−(3−ヒドロキシ プロピル)−アミノベンゼン 0.65 ヒドロキシエチルセルロース 0.90 水 100とする この組成物を明ブロント人毛に適用し、室温で30分間放置し、綺麗な水でよ く濯ぎ落とした。乾燥後、このように処理した毛髪は赤−橙の色調を呈していた 。 2.染色クリーム ラウリルジグリコールエーテルスルフェート・ ナトリウム塩 4.20 セチルアルコール 16.00 1−メトキシ−3−ニトロ−4−(3−ヒドロキシ プロピル)−アミノベンゼン 0.30 p−トルイレンジアミンスルフェート 0.20 レゾルシノール 0.10 m−アミノフェノール 0.01 4−クロロレゾルシノール 0.07 アンモニア(25%) 7.50 亜硫酸ナトリウム 0.20 水 100.00とする このクリームを6重量%過酸化水素水溶液と重量比1:1で混合し、灰色人毛 に適用した。室温で30分間の接触時間後、毛髪をよく濯ぎ、シャンプーし、乾 燥した。毛髪は明金−ブロンド色を呈していた。 3.ヘアゲル ポリビニルピロリドン 2.50 グリセロール 0.12 1−メトキシ−3−ニトロ−4−(3−ヒドロキシ プロピル)−アミノベンゼン 0.08 イソプロパノール 38.00 水 100.00とする 灰色を含まない中間ブロンドの天然毛髪にこのゲルを適用後、セットし、乾燥 した。毛髪は金−ブロンド色を呈し、セットされた。 4.クリーム染料 Eumulgin(商標)B31 2.30 セチルアルコール 4.50 ステアリルアルコール 4.00 Cutina(商標)GMS2 0.50 Eumulgin(商標)B23 1.00 1−メトキシ−3−ニトロ−4−(3−ヒドロキシ プロピル)−アミノベンゼン 0.30 p−トルイレンジアミンスルフェート 0.50 レゾルシノール 0.12 2−メチルレゾルシノール 0.04 m−アミノフェノール 0.03 4−クロロレゾルシノール 0.06 亜硫酸ナトリウム 0.30 モノエタノールアミン pH8.5とする 水 100.00とする1 エチレンオキシド約30モルを有するセチルステアリルアルコール(INCI 名:Ceteareth−:30)(HENKEL)2 グリセロールモノステアレート(INCI名:Glyceryl Stearate)(HEN KEL)3 エチレンオキシド約20モルを有するセチルステアリルアルコール(INCI 名:Ceteareth−20)(HENKEL) このクリーム染料製剤を1.5%過酸化水素水溶液と重量比1:2で混ぜ合わ せ、灰色人毛に適用し、室温で30分間放置した。次いで毛髪を濯ぎ、シャンプ ーし、乾燥した。毛髪は明金−ブロンド色を呈していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフ,ヴォルフガング ドイツ連邦共和国デー―22941バルクテハ イデ、ノイエ・シュトラーセ36番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ケラチン繊維、とりわけ人毛を染色または着色するための組成物であって 、式(I): [式中、R1はC1-4アルキルもしくはヒドロキシアルキル基、またはC5-7シク ロアルキル基であり、R2およびR3はそれぞれ、水素、C1-4モノヒドロキシア ルキル基、C2-4ジヒドロキシアルキル基、C3-4トリヒドロキシアルキル基、ま たはアミノ−C1-4−アルキル基であり、R2およびR3が両方同時に水素ではな い。] で示される化合物、またはその生理学的適合性塩を直接染料として含有する組成 物。 2.式(I)において、R1がC1-4アルキル基であり、R2が水素であり、R3が C1-4モノヒドロキシアルキル基、C2-4ジヒドロキシアルキル基またはC3-4ト リヒドロキシアルキル基である請求項1記載の組成物。 3.R1がメチル基であり、R3が3−ヒドロキシプロピル基である請求項1ま たは2記載の組成物。 4.酸化染料前駆物質を含有しない請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。 5.カチオン性ポリマーを更に含有する請求項1〜4のいずれかに記載の組成 物。 6.毛髪上に残留させる請求項4または5記載の組成物。 7.ヘアティントまたはヘアゲルとして調製する請求項4〜6のいずれかに記 載の組成物。 8.少なくとも1種の第一中間体および/または少なくとも1種の第二中間体 を更に含有する請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。 9.第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレンジアミン、2, 4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピ リミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、1−(2'−ヒド ロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、および4−アミノ−3−メチルフェ ノールから選択する請求項8記載の組成物。 10.第二中間体は、m−アミノフェノール、レゾルシノール、2−メチルレ ゾルシノール、5−メチルレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、4−ク ロロレゾルシノール、および2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノールか ら選択する請求項8または9記載の組成物。 11.毛髪を染色または着色するための、請求項1〜10のいずれかに記載の 組成物の使用。
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