JP2003511401A - ヒドロキシアントラキノン誘導体を含有する直接染毛剤 - Google Patents

ヒドロキシアントラキノン誘導体を含有する直接染毛剤

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JP2003511401A JP2001529406A JP2001529406A JP2003511401A JP 2003511401 A JP2003511401 A JP 2003511401A JP 2001529406 A JP2001529406 A JP 2001529406A JP 2001529406 A JP2001529406 A JP 2001529406A JP 2003511401 A JP2003511401 A JP 2003511401A
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ホルスト・ヘフケス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I): 【化1】 [式中、Rは式(II): 【化2】 (式中、R〜Rは互いに独立して、水素、ヒドロキシル基、C1−4アルコキシル基、C1−4アルキル基、C1−4フルオロアルキル基、カルボキシル基、ニトロ基、ハロゲン原子、基−S−R(ここでRは水素またはC1−4アルキル基)、基−Ph−CH−COOR(ここでRは水素、C1−4アルキル基または生理学的に許容し得るカチオン)であるか、またはR〜Rのうちの2個の隣接置換基がメチレンジオキシ環を形成する。)で示される基であり、Xはハロゲン原子である。]で示される少なくとも1種のヒドロキシアントラキノン誘導体を、化粧品として許容し得る担体中に直接染料として含有する、ケラチン繊維、とりわけ人毛を染色および着色するための製剤に関する。本発明の製剤により、堅牢性に優れた染毛を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、ケラチン繊維(とりわけ人毛)を染色および着色するための直接染料
含有製剤、該製剤の使用、並びに新規染料に関する。
【0002】 (背景技術) 毛髪を着色および染色するための製剤は、一種の重要な化粧品生成物である。
このような製剤は、使用者の要望に応じて元の毛髪色を薄く、もしくは比較的濃
くするため、毛髪を全く異なる色に変えるため、または望ましくない毛髪色(例
えば白髪)を隠蔽するために使用し得る。染毛剤は通例、所望の色およびその性
能に応じて、酸化染料または直接染料をベースとして調製する。酸化染料と直接
染料との組み合わせも、特別な色を達成するために多くの場合用いられている。 良好な染料は高い染色強度によって特徴付けられる。良好な染料は、汗、熱、
パーマネントウェービング、洗浄および光に対する堅牢性の高いことも要求され
る。更に、毒物学的および皮膚科学的に安全であることが求められる。また、染
料が種々の基剤に易溶であることも有利である。
【0003】 酸化染料をベースとする染料製剤は、持続性のある鮮明な色調をもたらす。し
かし、強い酸化剤(例えば過酸化水素溶液)を併用するので、それが染色する毛髪
に損傷を与えることがあり、これを適当なヘアケア製剤で修復することが必要と
なる。更に、非常に敏感な人の皮膚にそのような染料が接触すると、望ましくな
い反応が起こり得る。
【0004】 直接染料をベースとする染料製剤は酸化剤を必要とせず、より好都合に中性付
近のpH値に調製できる。しかし、直接染料をベースとする染料製剤は、色の洗
浄堅牢性が低いという大きな欠点を有する。 直接染料のうち、ニトロベンゼン誘導体が重要な役割を担う。ニトロアニリン
およびその誘導体は特に、光堅牢性の良好な高純度の色によって特徴付けられる
。しかし、既知のニトロアニリン染料は、洗浄堅牢性が不充分であり、繰り返し
洗髪すると色の純度が低下するという欠点を有する。
【0005】 従って、毛髪への吸収性が改善され、および/または色の洗浄堅牢性が改善さ
れた新しい直接染料が依然必要とされている。 更に、直接染料は、酸化染毛製剤中で色を調節する目的でも使用される。従っ
て、直接染料は、酸化染料前駆物質、および酸化染毛製剤中に通常存在する成分
との適合性が高いことも求められる。特に、適用上重要な直接染料は、還元剤お
よび酸化剤に対して安定であることも望ましい。
【0006】 ファッショナブルな染色のために、赤の色調を達成する必要がある。これはし
ばしば、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン誘導体の使用によってなされてい
る。しかし、そのような誘導体はしばしば、水への溶解性または分散性が不充分
である。染料を染色媒体中に可溶化できなければ、染色が不均一になる。また、
薄い色しか得られない可能性も高い。染料製剤が高濃度の染料を含有するか、ま
たは可溶化作用の弱い担体しか含有しないという特別な場合には、染料が晶出す
るか、染色浴中に残留するか、または毛髪に充分に吸収されない。
【0007】 (発明の開示) 驚くべきことに、ある種のヒドロキシアントラキノン誘導体が、直接染料に求
められる条件を高度に満足することがわかった。 DE3207036A1により、いくつかのヒドロキシアントラキノン誘導体
が染毛料として既に当業者に知られている。しかし、該文献には、本発明による
染毛料を示唆する記載はない。
【0008】 第一の態様として、本発明は、式(I):
【化3】 [式中、Rは式(II):
【化4】 (式中、R〜Rは互いに独立して、水素、ヒドロキシル基、C1−4アルコ
キシル基、C1−4アルキル基、C1−4フルオロアルキル基、カルボキシル基
、ニトロ基、ハロゲン原子、基−S−R(ここでRは水素またはC1−4
ルキル基)、基−Ph−CH−COOR(ここでRは水素、C1−4アル
キル基または生理学的に許容し得るカチオン)であるか、またはR〜Rのう
ちの2個の隣接置換基がメチレンジオキシ環を形成する。) で示される基であり、Xはハロゲン原子である。] で示される少なくとも1種のヒドロキシアントラキノン誘導体を、化粧品として
許容し得る担体中に直接染料として含有する、ケラチン繊維(とりわけ人毛)を
染色および着色するための製剤に関する。
【0009】 本発明の化合物における置換基としての前記C1−4アルキル基の例は、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピルおよびブチル基である。好ましいアルキル
基はエチルおよびメチルである。本発明によると、好ましいC1−4アルコキシ
ル基の例は、メトキシル基またはエトキシル基である。本発明によると、ハロゲ
ン原子の例はF、ClまたはBr原子であり、Cl原子が特に好ましい。本発明
によると、好ましいフルオロアルキル基はトリフルオロメチル基である。生理学
的に許容し得るカチオンの例は、ナトリウム、カリウムおよびリチウムのカチオ
ン並びにアンモニウムイオンである。ナトリウムカチオンおよびアンモニウムイ
オンが特に好ましい。本発明によると、略号−Ph−はジ置換フェニル環を表す
【0010】 本発明によると、Xが塩素原子である式(I)で示される化合物が好ましい。 置換基R〜Rの少なくとも1個がヒドロキシル基、メチル基またはメトキ
シル基である式(I)で示される化合物も好ましい。
【0011】 特に好ましい式(I)で示される化合物を次に挙げる:1,4−ジヒドロキシ
−6−クロロ−7−フェノキシアントラキノン、1,4−ジヒドロキシ−6−ク
ロロ−7−(3’−ヒドロキシフェノキシ)−アントラキノン、1,4−ジヒド
ロキシ−6−クロロ−7−(3’−メトキシフェノキシ)−アントラキノン、1
,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(3’−メチルフェノキシ)−アントラ
キノン、1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2’−メチル−3’−ヒド
ロキシフェノキシ)−アントラキノン、1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7
−(4’−メチルフェノキシ)−アントラキノン、1,4−ジヒドロキシ−6−
クロロ−7−(3’,5’−ジメトキシフェノキシ)−アントラキノン、1,4
−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2’,3’−ジメトキシフェノキシ)−ア
ントラキノン、2−ベンゾ[3,4−d]1,3−ジオキソラン−5−イルオキ
シ−3−クロロ−5,8−ジヒドロキシナフタレン−1,4−ジオン、および1
,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2’−メチルフェノキシ)−アントラ
キノン。
【0012】 本発明の製剤は式(I)で示される化合物を、該染料製剤(酸化染料製剤の場
合は酸化製剤を含めない)に対して、通例0.05〜5.0重量%の量で含有す
る。0.1〜3重量%の量が好ましい。
【0013】 原則的に、ケラチン繊維染色および着色用製剤における化合物(I)の利用性
に制限はない。 第一の好ましい態様においては、本発明の製剤は、繊維を一時的にのみ染色す
ることを意図した製剤である。そのような製剤は一般的にティント(着色)製剤
として知られる。この態様は例えば、毛髪を一時的に染色するだけでなくある種
の整髪をも行うことを意図した毛髪手入れ用製剤をも包含する。そのような製剤
は、ティントローションとして知られる。 そのような製剤は通例、酸化剤成分(特に過酸化水素)の補助作用なしに調製
し得るので、この態様の本発明製剤は酸化染料前駆物質不含有であり得る。
【0014】 化合物(I)は単独の染料成分として使用し得るが、本発明の製剤は、他の直
接染料型染料を少なくとも1種更に含有することが好ましい。 直接染料は通例、ニトロフェニレンジアミン類、ニトロアミノフェノール類、
アゾ染料、アントラキノン類およびインドフェノール類である。好ましい直接染
料は下記国際名または商品名で知られる化合物である:HC Yellow 2、HC
Yellow 4、HC Yellow 5、HC Yellow 6、Basic Yellow 57、Disp
erse Orange 3、HC Red 3、HC Red BN、Basic Red 76、HC B
lue 2、HC Blue 12、Disperse Blue 3、Basic Blue 99、HC Vi
olet 1、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Black 9
、Basic Brown 16、およびBasic Brown 17、並びに1,4−ビス−(β−
ヒドロキシエチル)−アミノ−2−ニトロベンゼン、4−アミノ−2−ニトロジ
フェニルアミン−2'−カルボン酸、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノキサリン、ヒドロキシエチル−2−ニトロトルイジン、ピクラミン酸、2−ア
ミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−エチルアミノ−3−ニトロ安息
香酸、および2−クロロ−6−エチルアミノ−1−ヒドロキシ−4−ニトロベン
ゼン。この態様の本発明製剤は好ましくは、直接染料を染料製剤全体に対して0
.01〜20重量%の量で含有する。
【0015】 本発明の製剤は、天然に生成する染料、例えばヘンナ・レッド、ヘンナ・ニュ
ートラル、ヘンナ・ブラック、カモミール花、ビャクダン、紅茶、モチノキ樹皮
、セージ、ロッグウッド、アカネ根、カテキュ、Sedreおよびアルカネットも含
有し得る。
【0016】 本発明の染料製剤中の他の染料成分は、インドール化合物およびインドリン化
合物並びにそれらの生理学的適合性塩を包含する。好ましい例は、5,6−ジヒ
ドロキシインドール、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−エチ
ル−5,6−ジヒドロキシインドール、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシイン
ドール、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシイ
ンドール−2−カルボン酸、6−ヒドロキシインドール、6−アミノインドール
、および4−アミノインドールである。他の好ましい例は、5,6−ジヒドロキ
シインドリン、N−メチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、N−エチル−5,
6−ジヒドロキシインドリン、N−プロピル−5,6−ジヒドロキシインドリン
、N−ブチル−5,6−ジヒドロキシインドリン、5,6−ジヒドロキシインドリ
ン−2−カルボン酸、6−ヒドロキシインドリン、6−アミノインドリン、およ
び4−アミノインドリンである。
【0017】 第二の好ましい態様においては、本発明の製剤は毛髪を永久的に染色する染毛
製剤である。そのような製剤は、第一中間体(Entwickler)型の酸化染料前駆
物質を少なくとも1種含有する。そのような化合物は通例無色であるが、酸化剤
または空気中の酸素の作用下に、場合により補助的にある種の酵素または金属イ
オンによる触媒作用下に、相互に反応して所望の染料を生成する。しかし、自然
な毛髪色を得るためには特に、複数種の第一中間体の組み合わせを通例使用する
。更に、いわゆる第二中間体(Kuppler)をも通例使用する。第二中間体は酸化
剤の作用下に第一中間体と反応して、新たな色をもたらすか、色調を調節する。
本発明によると、1種またはそれ以上の第一中間体と組み合わせて、第二中間体
を1種のみ使用することも、複数種使用することもできる。
【0018】 本発明によると、好ましい第一中間体は次のものである:p−フェニレンジア
ミン、p−トルイレンジアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノール
、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジアミノベンゼン、N,N−ビス−(2
−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノ
キシ)−エタノール、1−フェニル−3−カルボキシアミド−4−アミノ−5−
ピラゾロン、4−アミノ−3−メチルフェノール、2,4,5,6−テトラアミノ
ピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、4−ヒドロキ
シ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノ
ピリミジン、2−ジメチルアミノ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒド
ロキシメチルアミノ−4−アミノフェノール、ビス−(4−アミノフェニル)アミ
ン、4−アミノ−3−フルオロフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェ
ノール、2−ヒドロキシメチル−4−アミノフェノール、4−アミノ−2−((ジ
エチルアミノ)−メチル)−フェノール、ビス−(2−ヒドロキシ−5−アミノフ
ェニル)−メタン、1,4−ビス−(4−アミノフェニル)−ジアザシクロヘプタン
、1,3−ビス−(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニルアミ
ノ))−2−プロパノール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェノ
ール、1,10−ビス−(2,5−ジアミノフェニル)−1,4,7,10−テト
ラオキサデカン、およびEP0740931またはWO94/08970による
4,5−ジアミノピラゾール誘導体、例えば4,5−ジアミノ−1−(2'−ヒドロ
キシエチル)−ピラゾール。
【0019】 本発明によると、特に好ましい第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−
トルイレンジアミン、p−アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−
2,5−ジアミノベンゼン、4−アミノ−3−メチルフェノール、2−アミノメ
チル−4−アミノフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒ
ドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、および4−ヒドロキシ−2,5,6
−トリアミノピリミジンである。
【0020】 本発明によると、好ましい第二中間体は次のものである: ・m−アミノフェノールおよびその誘導体、例えば5−アミノ−2−メチルフェ
ノール、5−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−2−メチルフェノール、2−ヒ
ドロキシ−4−アミノフェノキシエタノール、3−アミノ−6−メトキシ−2−
メチルアミノフェノール、2,6−ジメチル−3−アミノフェノール、3−トリ
フルオロアセチルアミノ−2−クロロ−6−メチルフェノール、5−アミノ−4
−クロロ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェ
ノール、5−(2'−ヒドロキシエシチル)−アミノ−2−メチルフェノール、3
−(ジエチルアミノ)−フェノール、N−シクロペンチル−3−アミノフェノール
、1,3−ジヒドロキシ−5−(メチルアミノ)−ベンゼン、3−(エチルアミノ)
−4−メチルフェノール、および2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、 ・o−アミノフェノールおよびその誘導体、
【0021】 ・m−ジアミノベンゼンおよびその誘導体、例えば2,4−ジアミノフェノキシエ
タノール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、1−メトキ
シ−2−アミノ−4−(2'−ヒドロキシエチルアミノ)−ベンゼン、1,3−ビス
−(2,4−ジアミノフェニル)−プロパン、2,6−ビス−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−1−メチルベンゼン、および1−アミノ−3−ビス−(2'−ヒドロ
キシエチル)−アミノベンゼン、 ・o−ジアミノベンゼンおよびその誘導体、例えば3,4−ジアミノ安息香酸、お
よび2,3−ジアミノ−1−メチルベンゼン、 ・ジ−およびトリヒドロキシベンゼン誘導体、例えばレゾルシノール、レゾルシ
ノールモノメチルエーテル、2−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノ
ール、2,5−ジメチルレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、4−クロ
ロレゾルシノール、ピロガロール、および1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、
【0022】 ・ピリジン誘導体、例えば2,6−ジヒドロキシピリジン、2−アミノ−3−ヒ
ドロキシピリジン、2−アミノ−5−クロロ−3−ヒドロキシピリジン、3−ア
ミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2,6−ジヒドロキシ−3,4
−ジメチルピリジン、2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、2,6−ジア
ミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、および3,5−ジアミ
ノ−2,6−ジメトキシピリジン、 ・ナフタレン誘導体、例えば1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、2
−ヒドロキシメチル−1−ナフトール、2−ヒドロキシエチル−1−ナフトール
、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7−
ジヒドロキシナフタレン、1,8−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキ
シナフタレン、および2,3−ジヒドロキシナフタレン、
【0023】 ・モルホリン誘導体、例えば6−ヒドロキシベンゾモルホリン、および6−アミ
ノベンゾモルホリン、 ・キノキサリン誘導体、例えば6−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノキ
サリン、 ・ピラゾール誘導体、例えば1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン、
・インドール誘導体、例えば4−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインド
ール、および7−ヒドロキシインドール、 ・メチレンジオキシベンゼン誘導体、例えば1−ヒドロキシ−3,4−メチレン
ジオキシベンゼン、1−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、および1
−(2'−ヒドロキシエチル)−アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン。
【0024】 本発明によると、他の好ましい第二中間体は次のものである:3−ジメチルア
ミノフェノール、2,4−ジヒドロキシアニリン、8−アミノ−6−メトキシキ
ノリン、2−アミノ−5−ナフトール−1,7−ジスルホン酸、3−アミノ−1
−フェニル−5−ピラゾロン、3,5−ジアミノベンズアミド、3−メチルスル
ホニルアミノ−2−メチルアニリン、5,6−ジヒドロキシベンゾイミダゾール
、2,2'−ジヒドロキシベンジルアミン、3,5,3',5'−テトラアミノ−
2,2'−ジメトキシジフェニル、3,5−ジアミノ−p−クロロベンゾトリフ
ロリド、4−メチル−3−アミノフェノール、2,4−ジアミノ−3−クロロフ
ェノール、1−アミノ−3−ジ−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−4−エトキ
シベンゼン、2,4−ジメチルレゾルシノール、ビス−(2,4−ジアミノフェ
ノキシ)−メタン、2,6−ビス−(ヒドロキシエチル)−ピリジン、4−ヒド
ロキシ−3−メトキシベンジルアルコール、8−ヒドロキシキノリン、4−ヒド
ロキシ−3−メトキシベンジルアミン、4−エチルレゾルシノール、2−メチル
チオ−5−アミノフェノール、5−[(3−ヒドロキシプロピル)アミノ]−2
−メチルフェノール、2,6−ジメトキシ−3−アミノフェノール、および2,
6−ジアミノ−3−メチルチオトルエン。
【0025】 本発明によると、特に適当な第二中間体は、1−ナフトール、1,5−、2,7
−および1,7−ジヒドロキシナフタレン、3−アミノフェノール、5−アミノ
−2−メチルフェノール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、レゾルシノー
ル、4−クロロレゾルシノール、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノー
ル、2−メチルレゾルシノール、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチル
レゾルシノール、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジンである。
【0026】 本発明によると、染料生成に空気以外の酸化剤を要しない第一および第二中間
体を使用することが有利であり得る。 この態様の本発明の染料製剤は、化合物(I)、第一中間体および場合により
第二中間体に加えて、要すれば、色に変化を加える目的で更なる直接染料を含有
してもよい。これについては先の記載を参照されたい。 本発明の染毛製剤は、第一中間体も第二中間体も、酸化剤製剤を含めない染料
製剤に対して好ましくは0.005〜20重量%の量で含有する。通例、第一中
間体と第二中間体とは、実質的に等モル比で使用する。第一および第二中間体を
等モル比で使用することが有利であるとわかっているが、いずれかの酸化染料前
駆物質がある程度過剰であっても不都合はなく、第一中間体と第二中間体とはモ
ル比1:0.5ないし1:2で存在し得る。
【0027】 酸化染料前駆物質または直接染料は、単一の化合物である必要はない。本発明
の染毛製剤は、各染料の製造方法に起因する少量の他の成分を、それが染色結果
に悪影響を及ぼすこと、または他の理由(例えば毒物学的理由)によって排除する
必要の無い限り、含有してよい。
【0028】 本発明の毛髪染色および着色製剤中に使用するのに適当な染料に関しては、下
記も特に参照されたい:Ch.Zviak、The Science of Hair Care、第7章
(第248〜250頁;直接染料)および第8章(第264〜267頁;酸化染
料前駆物質)[“Dermatology”シリーズの第7巻として刊行されたもの(Ch
.Culnan およびH.Maibach編)、Marcel Dekker Inc.、ニューヨーク/
バーゼル、1986]、並びに“Europaeische Inventar der Kosmetik−Ro
hstoffe”(Europaeische Gemeinschaftから刊行され、ディスク形態でBunde
sverband Deutscher Industrie- und Handelsunternehmen fuer Arzneimitt
el,Reformwaren und Koerperpflegemittel d.V.、マンハイムから入手し得
るもの)。
【0029】 好ましい一態様においては、本発明の染料製剤は、アニオン性、ノニオン性、
またはとりわけカチオン性のポリマーをも含有する。これは特に、コンディショ
ニング作用またはセッティング作用をも意図した製剤の場合である。 コンディショニング剤として適当なカチオン性ポリマーは、ポリマー鎖中にカ
チオン性基を有する。そのような基はポリマー鎖の一部を成し得るが、介在結合
によって主鎖に結合した側鎖中に存在してもよい。カチオン性基は通例、第四級
窒素原子またはリン原子を含有する。第四級窒素原子を含有する基が好ましい。
第四級窒素原子は、異なるか、または一部同じである4個の置換基を有し得、環
系の一部を構成してもよい。好ましいカチオン性基は、アンモニウム基およびイ
ミダゾリニウム基である。
【0030】 そのようなポリマーの例を次に挙げる: ・Celquat(登録商標)およびPolymer JR(登録商標)の名称で市販されて
いる第四級化セルロース誘導体。好ましい第四級化セルロース誘導体は、Celqu
at(登録商標)H100、Celquat L200およびPolymer JR(登録商標
)400である。 ・ビニルピロリドンとジアルキルアミノアクリレートおよびメタクリレートの第
四級化誘導体とのコポリマー、例えば硫酸ジエチルで第四級化したビニルピロリ
ドン/ジメチルアミノメタクリレートコポリマー、およびビニルピロリドン/メ
タクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマー。このよう
な化合物は、Gafquat(登録商標)734、Gafquat(登録商標)755、およ
びGafquat(登録商標)HS100の名称で市販されている。 ・Luviquat(登録商標)の名称で市販されている、ビニルピロリドン/ビニル
イミダゾリウムメトクロリドコポリマー。 ・ジメチルジアリルアンモニウム塩のポリマー、並びにアクリル酸とのそのコポ
エリマー、およびアクリル酸およびメタクリル酸のエステルおよびアミドとのそ
のコポリマー。このようなカチオン性ポリマーの例は、Merquat(登録商標)1
00(ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド))、Merquat(登録商標
)550(ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミドコポリマー
)、およびMerquat(登録商標)280(ジメチルジアリルアンモニウムクロリ
ド/アクリル酸コポリマー)の名称の市販品である。
【0031】 ・Cosmedia Guar(登録商標)およびJaguar(登録商標)の名称で市販され
ている第四級化グアー誘導体。好ましいグアー誘導体は、例えばCosmedia Gu
ar(登録商標)C−261およびJaguar(登録商標)C13−Sである。 ・カチオン性誘導体化シリコーン油、例えば市販品であるQ2−7224(製造
者:Dow Corning; 安定化したトリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Cor
ning 929 Emulsion (アモジメチコンとしても知られるヒドロキシルアミ
ノ修飾シリコーンを含有)、SM−2059(製造者:General Electric)
、SLM−55067(製造者:Wacker)、並びにAbil(登録商標)−Quat
3270および3272(製造者:Th. Goldschmidt; ジ第四級ポリジメチル
シロキサン、Quaternium−80)。 ・キトサンおよびその誘導体。 ・第四級化ポリビニルアルコール。 ・Polyquaternium 2、Polyquaternium 17、Polyquaternium 18、お
よびPolyquaternium 27の名称で知られる、ポリマー主鎖に第四級窒素原子
を有するポリマー。
【0032】 上記の最初の4群のカチオン性ポリマーが特に好ましく、Polyquaternium
2、Polyquaternium 10およびPolyquaternium 22がより一層好ましい。 カチオン性ポリマーは、本発明の製剤中に、製剤全体に対して0.1〜5重量
%の量で存在することが好ましい。
【0033】 適当なノニオン性ポリマーの例を次に挙げる: ・例えばLuviskol(登録商標)(BASF)の名称で市販されている種類の、ビ
ニルピロリドン/ビニルエステルコポリマー。Luviskol(登録商標)VA64
およびLuviskol(登録商標)VA(いずれもビニルピロリドン/酢酸ビニルコ
ポリマー)が、ノニオン性ポリマーとして好ましい。 ・セルロースエーテル、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、およびメチルヒドロキシプロピルセルロースで、Culminal(登
録商標)およびBenecel(登録商標)(AQUALON)の名称で市販されてい
るもの。 ・シェラック。 ・Luviskol(登録商標)(BASF)の名称で市販されている種類のポリビニル
ピロリドン。
【0034】 適当なアニオン性ポリマーの例を次に挙げる: ・例えばPemulen(登録商標)の名称で市販されている種類の、アクリル酸およ
び/またはメタクリル酸またはそのエステルとC10-30アルキルアクリレートと
のコポリマー。 ・クロトン酸のポリマーおよびコポリマー、並びにクロトン酸とアクリル酸およ
びメタクリル酸のエステルおよびアミドとのコポリマー、例えば酢酸ビニル/ク
ロトン酸コポリマー、および酢酸ビニル/プロピオン酸ビニル/クロトン酸コポ
リマー。この種の化合物は、Resyn(登録商標)(NATIONAL STAR
CH)、Luviset(登録商標)(BASF)およびGafset(登録商標)(GAF)
の名称で市販されている。好ましいものは、Luviset(登録商標)CA−66お
よびLuviset(登録商標)CAPであり得る。 ・例えばLuviflex(登録商標)(BASF)の名称で入手し得る、ビニルピロリ
ドン/アクリル酸ビニルコポリマー。Luviflex(登録商標)VBM−35(BA
SF)の名称で入手し得るビニルピロリドン/アクリレートターポリマーが好ま
しい。 ・例えばUltrahold(登録商標)strong(BASF)の名称で市販されている、
アクリル酸/アクリル酸エチル/N−t−ブチルアクリルアミドターポリマー、
およびLuvimer(登録商標)100P(BASF)の名称で市販されているメタ
クリル酸/アクリル酸エチル/アクリル酸t−ブチルターポリマー。
【0035】 酸化染料前駆物質を含有しない染毛製剤中に、アニオン性、ノニオン性または
カチオン性ポリマーを使用することが有利であり得る。
【0036】 本発明の染料製剤を製造するには、直接染料および酸化染料前駆物質(使用す
る場合)を、適当な水含有担体中に組み合わせる。染毛のためのそのような担体
は、例えば、クリーム、エマルジョン、ゲル、もしくは界面活性剤含有発泡性溶
液(例えばシャンプー)、泡エーロゾル、または毛髪に適用するのに適当な他の製
剤である。
【0037】 本発明の染料製剤は、そのような製剤中に通常存在する既知の活性物質、添加
剤および助剤をも含有し得る。染料製剤は多くの場合、少なくとも1種の界面活
性剤を含有する。原則として、アニオン性、双性イオン性、両性、ノニオン性お
よびカチオン性界面活性剤のいずれも適当である。しかし、多くの場合、アニオ
ン性、双性イオン性またはノニオン性界面活性剤から選択することが有利である
とわかった。
【0038】 本発明の染毛製剤に適当なアニオン性界面活性剤は、人体に対する使用に適し
たアニオン性界面活性物質である。そのような物質は、水可溶化アニオン基、例
えばカルボキシレート、スルフェート、スルホネートまたはホスフェート基と、
炭素原子数約10〜22の親油性アルキル基とを有する。更に、グリコールまた
はポリグリコールエーテル基、エステル、エーテル、アミドおよびヒドロキシル
基も、分子中に存在し得る。ナトリウム、カリウムおよびアンモニウム塩並びに
モノ−、ジ−およびトリアルカノールアンモニウム塩(アルカノール基の炭素原
子数は2または3)の形態の、適当なアニオン性界面活性剤の例を次に挙げる:
【0039】 ・炭素原子数10〜22の直鎖脂肪酸(石鹸)、 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−CH2−COOH[式中、Rは炭素原子数
10〜22の直鎖アルキル基であり、x=0または1〜16である。]で示され
るエーテルカルボン酸、 ・アシル基の炭素原子数10〜18のアシルサルコシド、 ・アシル基の炭素原子数10〜18のアシルタウリド、 ・アシル基の炭素原子数10〜18のアシルイセチオネート、 ・アルキル基の炭素原子数8〜18のスルホコハク酸モノ−およびジアルキル
エステル、およびアルキル基の炭素原子数8〜18/オキシエチル基数1〜6の
スルホコハク酸モノアルキルポリオキシエチルエステル、 ・炭素原子数12〜18の直鎖アルカンスルホネート、 ・炭素原子数12〜18の直鎖α−オレフィンスルホネート、 ・炭素原子数12〜18の脂肪酸のα−スルホ脂肪酸メチルエステル、
【0040】 ・式: R−O−(CH2−CH2O)x−SO3H[式中、Rは好ましくは直鎖の炭
素原子数10〜18のアルキル基であり、x=0または1〜12である。]で示
されるアルキルスルフェートおよびアルキルポリグリコールエーテルスルフェー
ト、 ・DE−A−3725030による界面活性ヒドロキシスルホネートの混合物
、 ・DE−A−3723354による硫酸化ヒドロキシアルキルポリエチレンお
よび/またはヒドロキシアルキレンプロピレングリコールエーテル、 ・DE−A−3926344による炭素原子数12〜24/二重結合数1〜6
の不飽和脂肪酸のスルホネート、 ・炭素原子数8〜22の脂肪アルコールにエチレンオキシドおよび/またはプ
ロピレンオキシド約2〜15分子が付加した生成物の形態のアルコールと酒石酸
およびクエン酸とのエステル。
【0041】 好ましいアニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルポリグリ
コールエーテルスルフェートおよびエーテルカルボン酸(アルキル基の炭素原子
数10〜18、分子中のグリコールエーテル基数12までのもの)、並びにとり
わけ、飽和および特に不飽和のC8-22カルボン酸(例えばオレイン酸、ステアリ
ン酸、イソステアリン酸およびパルミチン酸)の塩である。
【0042】 本発明において、双性イオン性界面活性剤は、少なくとも1個の第四級アンモ
ニウム基および少なくとも1個の−COO-または−SO3 -基を分子中に有する
界面活性化合物である。特に適当な双性イオン性界面活性剤は、いわゆるベタイ
ン、例えばN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤ
シ油アルキルジメチルアンモニウムグリシネート)、N−アシルアミノプロピル
−N,N−ジメチルアンモニウムグリシネート(例えばヤシ油アシルアミノプロピ
ルジメチルアンモニウムグリシネート)、および2−アルキル−3−カルボキシ
メチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリンであって、アルキルまたはアシル基
の炭素原子数8〜18のもの、並びにヤシ油アシルアミノエチルヒドロキシエチ
ルカルボキシメチルグリシネートである。好ましい双性イオン性界面活性剤は、
CTFA名Cocamidopropyl Betaineとして知られる脂肪酸アミド誘導体であ
る。
【0043】 両性界面活性剤は、C8-18アルキルまたはアシル基に加えて、少なくとも1個
の遊離アミノ基および少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H基を分子中
に有し、分子内塩を形成し得る界面活性化合物である。適当な両性界面活性剤の
例は、N−アルキルグリシン、N−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノ
酪酸、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキ
ルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、
2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸(アルキル基の炭素
原子数約8〜18のもの)である。特に好ましい両性界面活性剤は、N−ヤシ油
アルキルアミノプロピオネート、ヤシ油アシルアミノエチルアミノプロピオネー
ト、およびC12-18アシルサルコシンである。
【0044】 ノニオン性界面活性剤は、例えば、ポリオール基、ポリアルキレングリコール
エーテル基、またはポリオール/ポリグリコールエーテル基組み合わせを、親水
性基として有する。そのような化合物の例を、次に挙げる: ・炭素原子数8〜22の直鎖脂肪アルコール、炭素原子数12〜22の脂肪酸
、およびアルキル基の炭素原子数8〜15のアルキルフェノールの、エチレンオ
キシド2〜30モルおよび/またはプロピレンオキシド0〜5モル付加物、 ・グリセロールのエチレンオキシド1〜30モル付加物の、C12-22脂肪酸モ
ノエステルおよびジエステル、 ・C8-22アルキルモノ−およびオリゴグリコシド並びにそれらのエトキシル化
類似体、 ・ヒマシ油および水素化ヒマシ油のエチレンオキシド5〜60モル付加物、 ・ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキシド付加物、 ・脂肪酸アルカノールアミドのエチレンオキシド付加物。
【0045】 本発明の毛髪処理製剤中に使用するのに適当なカチオン性界面活性剤の例は、
とりわけ、第四級アンモニウム化合物である。好ましい第四級アンモニウム化合
物は、次のようなハロゲン化アンモニウムである: アルキルトリメチルアンモニ
ウムクロリド、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリドおよびトリアルキルメ
チルアンモニウムクロリド、例えばセチルトリメチルアンモニウムクロリド、ス
テアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウム
クロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジル
アンモニウムクロリドおよびトリセチルメチルアンモニウムクロリド。本発明に
従って使用するのに適当な他のカチオン性界面活性剤は、第四級化タンパク質加
水分解物である。
【0046】 アルキルアミドアミン、とりわけ脂肪酸アミドアミン、例えばTego Amid(
登録商標)S18として入手し得るステアリルアミドプロピルジメチルアミンは
、好ましいコンディショニング効果を示し、しかも、とりわけ易生分解性である
。第四級エステル化合物、いわゆる「エステルクォート(esterquat)」、例えば
メチルヒドロキシアルキルジアルコイルオキシアルキルアンモニウムメトスルフ
ェート[Stepantex(登録商標)の商品名で市販されている]、およびDehyquart
(登録商標)[例えばDehyquart(登録商標)AU-46]の名称で市販されている生
成物も、易生分解性である。 カチオン性界面活性剤として使用するのに適当な第四級糖誘導体の一例は、市
販生成物であるGlucquat(登録商標)100(INCI名:Lauryl Methyl Gluc
eth−10 Hydroxypropyl Dimonium Chloride)である。
【0047】 界面活性剤として使用するアルキル基を有する化合物は、単一の化合物であっ
てよい。しかし、通例、そのような化合物は天然の植物性または動物性原料から
製造するので、原料に応じてアルキル鎖長の異なる化合物の混合物として得られ
る。
【0048】 脂肪アルコールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド付加物
、またはそのような付加物の誘導体である界面活性剤は、「通常の」同族体分布を
有する生成物、および狭い同族体分布を有する生成物のいずれであってもよい。
「通常の」同族体分布を有する生成物は、触媒としてアルカリ金属、アルカリ金属
水酸化物またはアルカリ金属アルコラートを使用して、脂肪アルコールとアルキ
レンオキシドとの反応によって得る同族体混合物である。一方、狭い同族体分布
は、例えばヒドロタルサイト、エーテルカルボン酸のアルカリ土類金属塩、アル
カリ土類金属酸化物、水酸化物またはアルコラートを触媒として使用した場合に
得られる。同族体分布の狭い生成物を使用することが有利であり得る。
【0049】 本発明の毛髪手入れ用製剤は、好ましくは、カチオン性界面活性剤、カチオン
性ポリマー、アルキルアミドアミン、パラフィン油および合成油から成る群から
選択するコンディショニング剤をも含有し得る。 好ましいコンディショニング剤は、カチオン性ポリマーであり得る。これに関
しては前記ポリマーを参照されたい。
【0050】 他の適当なコンディショニング剤は、シリコーン油であり、より詳細には、ジ
アルキルシロキサンおよびアルキルアリールシロキサンであり、例えば、ジメチ
ルポリシロキサンおよびメチルフェニルポリシロキサンならびにそのアルコキシ
ル化および第四級化類似体である。そのようなシリコーンの例は、DC190、DC200
、DC344、DC345およびDC1401の名称でDow Corningによって販売されている製品
であり、市販製品のQ2-7224(製造者:Dow Corning;安定化されたトリメチルシ
リルアモジメチコン)、Dow Corning(登録商標)929エマルション(ヒドロキシ
ルアミノ修飾型シリコーンを含有し、これはアモジメチコンとしても知られてい
る)、SN-2059(製造者:General Electric)、SLM-55067(製造者:Wacker)、
ならびにAbil(登録商標)Quat3270および3272(製造者:Th. Goldschmidt;ジ
第四級ポリジメチルシロキサン、Quaternium-80)である。
【0051】 他の適当なコンディショニング剤は、パラフィン油、合成的に製造したアルケ
ンのオリゴマー、並びに植物油、例えばホホバ油、ヒマワリ油、橙油、アーモン
ド油、小麦麦芽油および杏仁油である。 リン脂質、例えば大豆レシチン、卵レシチンおよびケファリンも適当なヘアコ
ンディショニング化合物である。
【0052】 他の活性物質、助剤および添加剤を以下例示する: ・増粘剤、例えば寒天、グアーガム、アルギネート、キサンタンガム、アラビ
アガム、インドガム、イナゴマメガム、アマニガム、デキストラン、セルロース
誘導体(例えばメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースおよびカルボ
キシメチルセルロース)、デンプンフラクションおよび誘導体(例えばアミロース
、アミロペクチンおよびデキストリン)、クレー(例えばベントナイト)、または
純合成ヒドロコロイド(例えばポリビニルアルコール)、 ・構造剤、例えばグルコース、およびマレイン酸、 ・タンパク質加水分解物、とりわけエラスチン、コラーゲン、ケラチン、乳タ
ンパク質、大豆タンパク質および小麦タンパク質加水分解物、それらと脂肪酸と
の縮合生成物、並びに第四級化タンパク質加水分解物、
【0053】 ・香油、ジメチルイソソルビドおよびシクロデキストリン、 ・可溶化剤、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセロール、およびジエチレングリコール、 ・フケ防止剤、例えばPiroctone OlamineおよびZinc Omadine、 ・pH値調節のための他の物質、 ・活性物質、例えばパンテノール、パントテン酸、アラントイン、ピロリドン
カルボン酸およびその塩、植物抽出物、並びにビタミン、 ・コレステロール、 ・光保護剤、
【0054】 ・コンシステンシー調節剤、例えば糖エステル、ポリオールエステルまたはポ
リオールアルキルエーテル、 ・脂肪および蝋、例えば鯨蝋、蜜蝋、モンタン蝋、パラフィン、脂肪アルコー
ルおよび脂肪酸エステル、 ・脂肪酸アルカノールアミド、 ・錯化剤、例えばEDTA、NTAおよびホスホン酸、 ・膨潤および浸透剤、例えばグリセロール、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、カーボネート、水素カーボネート、グアニジン類、尿素類、第一、第
二および第三ホスフェート、 ・乳濁剤、例えばラテックス、 ・真珠光沢剤、例えばエチレングリコールモノ−およびジステアレート、 ・プロペラント、例えばプロパン/ブタン混合物、N2O、ジメチルエーテル
、CO2および空気、並びに ・抗酸化剤。
【0055】 本発明の染料製剤を調製するには、水含有担体の成分は、その目的のための通
常の量で使用する。例えば、染料製剤全体に対して、乳化剤を0.5〜30重量
%の濃度で使用し、増粘剤を0.1〜25重量%の濃度で使用する。
【0056】 第二の態様として、本発明は、ケラチン繊維(とりわけ人毛)を染色および着色
するための本発明製剤の使用にも関する。 原則的に本発明の製剤は、毛髪上に残留させ得るように調製しても、濯ぎ落と
し得るように調製してもよい。 好ましい態様においては、本発明の製剤は毛髪に残留させるように調製する。
これは、特にいわゆるティント製剤の場合、そしてまた整髪効果をも意図した製
剤の場合である。
【0057】 本発明の染料のいくつかは、文献により知られていない。 従って、第三の態様として、本発明は1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7
−(3'−メチルフェノキシ)−アントラキノンに関する。 第四の態様として、本発明は1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2'
−メチル−3−ヒドロキシフェノキシ)−アントラキノンに関する。 第五の態様として、本発明は1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(4'
−メチルフェノキシ)−アントラキノンに関する。 第六の態様として、本発明は1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(3'
,5'−ジメトキシフェノキシ)−アントラキノンに関する。 第七の態様として、本発明は1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2,
',3'−ジメトキシフェノキシ)−アントラキノンに関する。 第八の態様として、本発明は2−ベンゾ[3,4−d]1,3−ジオキソラン
−5−イルオキシ−3−クロロ−5,8−ジヒドロキシナフタレン−1,4−ジ
オンに関する。 第九の態様として、本発明は1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2'
−メチルフェノキシ)−アントラキノンに関する。
【0058】 以下の実施例は本発明を説明することを意図したものである。 実施例 1.直接染料を含有する染毛クリーム 1 エチレンオキシド約4.5モルを有するラウリルアルコール/酢酸ナトリウム
塩 (活性物質約82%; INCI 名: Sodium Laureth-6 Carboxylate) (KAO, Chem-Y) 成分を80℃で溶融し、80℃に加熱した水と混合し、激しく攪拌しながら乳
化した。その後、エマルジョンを激しく攪拌しながら冷却した。
【0059】 硫酸アンモニウムおよびアンモニアを加えた50℃に加熱した水に、染料を溶
解した。
【0060】 染料溶液(混合物B)をエマルジョン(混合物A)に加え、アンモニアでpH
9に調節し、水で100gとした。次いで全体を室温になるまで攪拌した。 上記のようにして得た染料クリームを、標準化した80%灰色の、特に前処理
していない人毛房(長さ5cm)に適用し、32℃で30分間放置した。その後、毛
髪を濯ぎ、通常のヘアシャンプーで洗い、乾燥した。
【0061】 染色試験の結果を表1に示す:
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト・ヘフケス ドイツ連邦共和国デー−40595デュッセル ドルフ、カルロ−シュミット−シュトラー セ113番 (72)発明者 ベルント・マイニヒケ ドイツ連邦共和国デー−51381レーヴァー クーゼン、ヴッパータールシュトラーセ84 ベー番 Fターム(参考) 4C083 AB082 AB352 AC072 AC211 AC212 AC471 AC482 AC551 AC851 BB01 BB32 BB33 BB34 CC36 DD31 EE26

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、Rは式(II): 【化2】 (式中、R〜Rは互いに独立して、 ・水素、 ・ヒドロキシル基、 ・C1−4アルコキシル基、 ・C1−4アルキル基、 ・C1−4フルオロアルキル基、 ・カルボキシル基、 ・ニトロ基、 ・ハロゲン原子、 ・基−S−R(ここでRはC1−4アルキル基)、 ・基−Ph−CH−COOR(ここでRは水素、C1−4アルキル基また
    は生理学的に許容し得るカチオン)であるか、または R〜Rのうちの2個の隣接置換基がメチレンジオキシ環を形成する。) で示される基であり、 Xはハロゲン原子である。] で示される少なくとも1種のヒドロキシアントラキノン誘導体を、化粧品として
    許容し得る担体中に直接染料として含有する、ケラチン繊維、とりわけ人毛を染
    色および着色するための製剤。
  2. 【請求項2】 Xが塩素原子である請求項1に記載の製剤。
  3. 【請求項3】 置換基R〜Rの少なくとも1個がヒドロキシル基である
    請求項1または2に記載の製剤。
  4. 【請求項4】 置換基R〜Rの少なくとも1個がメチル基である請求項
    1〜3のいずれかに記載の製剤。
  5. 【請求項5】 置換基R〜Rの少なくとも1個がメトキシル基である請
    求項1〜4のいずれかに記載の製剤。
  6. 【請求項6】 式(I)で示される化合物を、1,4−ジヒドロキシ−6−
    クロロ−7−フェノキシアントラキノン、1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−
    7−(3’−ヒドロキシフェノキシ)−アントラキノン、1,4−ジヒドロキシ
    −6−クロロ−7−(3’−メトキシフェノキシ)−アントラキノン、1,4−
    ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(3’−メチルフェノキシ)−アントラキノン
    、1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2’−メチル−3’−ヒドロキシ
    フェノキシ)−アントラキノン、1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(4
    ’−メチルフェノキシ)−アントラキノン、1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ
    −7−(3’,5’−ジメトキシフェノキシ)−アントラキノン、1,4−ジヒ
    ドロキシ−6−クロロ−7−(2’,3’−ジメトキシフェノキシ)−アントラ
    キノン、2−ベンゾ[3,4−d]1,3−ジオキソラン−5−イルオキシ−3
    −クロロ−5,8−ジヒドロキシナフタレン−1,4−ジオン、および1,4−
    ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2’−メチルフェノキシ)−アントラキノン
    から選択する請求項1〜5のいずれかに記載の製剤。
  7. 【請求項7】 酸化染料前駆物質を含有しない請求項1〜6のいずれかに記
    載の製剤。
  8. 【請求項8】 毛髪に残留させる請求項7に記載の製剤。
  9. 【請求項9】 整髪製剤である請求項6または7に記載の製剤。
  10. 【請求項10】 少なくとも1種の第一中間体を含有する請求項1〜6のい
    ずれかに記載の製剤。
  11. 【請求項11】 第一中間体は、p−フェニレンジアミン、p−トルイレン
    ジアミン、p−アミノフェノール、1−(2'−ヒドロキシエチル)−2,5−ジア
    ミノベンゼン、4−アミノ−3−メチルフェノール、2−アミノメチル−4−ア
    ミノフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,
    5,6−トリアミノピリミジン、および4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノ
    ピリミジンから選択する請求項10に記載の製剤。
  12. 【請求項12】 1−ナフトール、1,5−、2,7−および1,7−ジヒド
    ロキシナフタレン、3−アミノフェノール、5−アミノ−2−メチルフェノール
    、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、レゾルシノール、4−クロロレゾルシ
    ノール、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール、2−メチルレゾルシ
    ノール、5−メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノール、並びに
    2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジンから成る群から選択する少なく
    とも1種の第二中間体を含有する請求項10または11に記載の製剤。
  13. 【請求項13】 アニオン性、ノニオン性またはカチオン性ポリマーをも含
    有する請求項1〜12のいずれかに記載の製剤。
  14. 【請求項14】 少なくとも1種の界面活性剤をも含有する請求項1〜13
    のいずれかに記載の製剤。
  15. 【請求項15】 毛髪を染色および着色するための請求項1〜14のいずれ
    かに記載の製剤の使用。
  16. 【請求項16】 1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(3'−メチル
    フェノキシ)−アントラキノン。
  17. 【請求項17】 1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2'−メチル
    −3−ヒドロキシフェノキシ)−アントラキノン。
  18. 【請求項18】 1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(4'−メチル
    フェノキシ)−アントラキノン。
  19. 【請求項19】 1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(3',5'−ジ
    メトキシフェノキシ)−アントラキノン。
  20. 【請求項20】 1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2,',3'−
    ジメトキシフェノキシ)−アントラキノン。
  21. 【請求項21】 2−ベンゾ[3,4−d]1,3−ジオキソラン−5−イ
    ルオキシ−3−クロロ−5,8−ジヒドロキシナフタレン−1,4−ジオン。
  22. 【請求項22】 1,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−7−(2'−メチル
    フェノキシ)−アントラキノン。
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