JP2002533332A - 治療活性化合物としてのスルホニルオキサゾールアミン成分 - Google Patents

治療活性化合物としてのスルホニルオキサゾールアミン成分

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JP2002533332A JP2000589524A JP2000589524A JP2002533332A JP 2002533332 A JP2002533332 A JP 2002533332A JP 2000589524 A JP2000589524 A JP 2000589524A JP 2000589524 A JP2000589524 A JP 2000589524A JP 2002533332 A JP2002533332 A JP 2002533332A
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sulfonyl
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グライナー,ハルトムート
バルトツィク,ゲルト
ベットヒェル,ヘニング
バーニッケル,ゲルハルト
セザンヌ,ベルトラム
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般式(I)で表わされるスルホニルオキサゾールアミン化合物、もしくはその生理学的に許容される塩または溶媒和物に関する: 【化1】 式中、R1 、R2 は、相互に独立して、H、A、−(CH2 −Arまたは炭素原子2〜6個を有するアルケニルであり、R1 およびR2 はまた一緒になって、1〜2個のN、Oおよび/またはS原子を有する単核状飽和ヘテロ環を表わし、Zは、H、A、CF3 、NO2 、Hal、OH、OA、NH2 、NHAまたはNA2 であり、Aは、炭素原子1〜6個を有するアルキルであり、Arは、Z−単置換またはZ−二置換フェニルであり、Halは、F、Cl、BrまたはIであり、nは、1または2である。上記スルホニルオキサゾールアミン化合物は治療活性化合物として使用される。本発明はまた、上記スルホニルオキサゾールアミン化合物の治療活性化合物としての使用および/または中枢神経系疾病と戦うための医薬製剤の製造に関する。本発明はさらにまた、医薬製剤およびその製造に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、治療活性化合物としての一般式Iで表わされるスルホニルオキサゾ
ールアミン化合物、もしくはそれらの生理学的に許容される塩または溶媒和物に
関する:
【化2】
【0002】 式中、 R1 、R2 は、それぞれ相互に独立して、H、A、−(CH2 −Arまた
は炭素原子2〜6個を有するアルケニルであり、 R1 およびR2 はまた一緒になって、1個または2個のN、Oおよび/または
S原子を有する単核状飽和ヘテロ環を表わし、 Zは、H、A、CF3 、NO2 、Hal、OH、OA、NH2 、NHAまたは
NA2 であり、 Aは、炭素原子1〜6個を有するアルキルであり、 Arは、Zにより単置換または二置換されているフェニルであり、 Halは、F、Cl、BrまたはIであり、 nは、1または2である。
【0003】 本発明はまた、一般式Iで表わされるスルホニルオキサゾールアミン化合物を
治療活性化合物として使用することに関する。 本発明はまた、一般式Iで表わされるスルホニルオキサゾールアミン化合物を
中枢神経系障害を抑制するための医薬製剤の製造に使用することに関する。 一般式Iで表わされる化合物の一部は種々の先行刊行物から公知である。従っ
て、式Iで表わされる化合物の製造は、V.A.Chervonyi 等によるUkr.Khim.Zh.(R
uss.Ed.),1991,57(4),415 〜418 またはV.A.Chervonyi 等によるJ.Org.Chem.,US
SR(Engl.transl.),1998,24,401に相当するV.A.Chervonyi 等によるZh.Org.Khim.
,1988,24(2),453 〜4 に記載されている。式Iで表わされる化合物の薬理学的効
果にかかわるさらに詳細な公開は、従来技術から入手できない。
【0004】 本発明は、スルホニルオキサゾールアミン化合物の新規で有用な性質、特に当
該化合物が治療活性化合物であることを確認させる性質、および/または治療活
性化合物としての当該スルホニルオキサゾールアミン化合物の使用および/また
は医薬製剤の調製における使用を導くことができる性質を見出すという目的、お
よびこれらの性質を有する新規スルホニルオキサゾールアミン化合物を製造する
という目的に基づいていた。
【0005】 式Iで表わされる化合物およびそれらの薬理学的に活性な塩は、驚くべきこと
に、良好な寛容性とともに、5−HT6レセプターに対する選択的親和性を有す
ることが見出された。これらの化合物は5−HT6拮抗性挙動または5−HT6
作用性挙動を示す。 5−HT6レセプターは、5−HTレセプターの付属一族を構成する。神経伝
達物質である5−ヒドロキシトリプタミン(5−HT)はまた、セロトニンとし
ても知られており、脳における神経伝達を調整する重要な物質であり、現在の知
識レベルにおいて、その作用は13Gプロテイン−結合レセプターおよびイオン
チャンネルを含有するレセプターの一族によって補助される。
【0006】 脳における最高濃度のセロトニン5−HT6レセプターは、嗅結節、核側位(n
ucleus accumbens) 、線条体、歯状脳回(dentate gyrus) および海馬のCA1−
3領域に見出される。これらの領域は、精神医学的障害、例えば精神分裂病また
はうつ病などに含まれる。さらにまた、動物実験から、5−HT6アンチセンス
オリゴヌクレオチドの投与が、ドーパミン作用剤の挙動に相当する挙動症候群を
発症させることが知られている。さらにまた、精神分裂病におけるドーパミン作
用性神経伝達系の機能亢進(精神分裂病のドーパミン仮説)は、病態生理学的に
確認されている。しかしながら、種々の病態のうつ病におけるドーパミンシステ
ムの機能不全が証明されている。これらの精神的障害の処置における臨床行為で
用いられる確立されている治療、または別様の新しい治療の中で、その大多数は
5−HT6レセプターに結び付けられる。この場合、非定型(atypical)神経弛緩
薬[例えば、クロザピン(clozapine) ]および三環状抗うつ薬[例えば、アミト
リプチリン(amitriptyline) ]を特に挙げることができる。
【0007】 さらにまた、動物実験において、脳における5−HT6レセプターがコリン作
用性神経伝達を制御することが見出された。コリン作用性は、記憶障害を伴う障
害、例えばアルツハイマー病などで使用される。 これらの理由で、精神医学的および神経学的障害、例えば好ましくは、精神分
裂病、うつ病およびアルツハイマー病に5−HT6レセプターが連座するものと
結論することができる。
【0008】 従って、式Iで表わされる化合物およびそれらの生理学的に許容される塩は、
中枢神経系障害用の治療活性化合物として適している。式Iで表わされる化合物
およびそれらの生理学的に許容される塩または溶媒和物は、精神病、精神分裂病
、躁うつ病(B.L.Roth等による J.Pharmacol.Exp.Ther.,1994,268,1403〜1410)
、うつ病(D.R.Sibley等による Mol.Pharmacol.,1993,43,320〜327)、神経学的
障害(A.Bourson 等による J.Pharmacol.Exp.Ther.,1995,274,173 〜180 )、記
憶障害、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、ハンチント
ン病(A.J.Sleight 等による Neurotransmissions,1995,11,1 〜5 )、過食症、
神経性食欲不振またはその他の食事障害、強迫行為または月経前症候群の処置に
特に適している。
【0009】 本発明は、治療活性化合物としての式Iで表わされる化合物、もしくはそれら
の生理学的に許容される塩または溶媒和物に関する。 本発明は、式Iで表わされる化合物、もしくはそれらの生理学的に許容される
塩または溶媒和物を、治療活性化合物として使用することに関する。 本発明はまた、式Iで表わされる化合物、もしくはそれらの生理学的に許容さ
れる塩または溶媒和物を、中枢神経系障害用の治療活性化合物として使用するこ
とに関する。
【0010】 式Iで表わされる化合物の溶媒和物は、式Iで表わされる化合物に対する不活
性溶媒分子の付加物を意味するものと理解する。溶媒和物は、それらの相互吸引
力により形成される。溶媒和物の例には、例えば一水和物または二水和物、もし
くはアルコレートがある。 1個よりも多く存在する基、例えばZについて、それらの意味は相互に独立し
ているものとする。 本明細書全体をとおして、基およびパラメーター、R1 、R2 、Zおよびnは
、別段の記載がないかぎり、式I〜VIに示されている意味を有する。
【0011】 上記式において、Aはアルキルであり、この基は直鎖状または分枝鎖状であり
、また炭素原子1〜6個、好ましくは1個、2個、3個または4個を有する。A
は、好ましくはメチルであり、さらにまたエチル、プロピル、ブチル、イソブチ
ル、sec−ブチルまたはtert−ブチルであり、さらにまたペンチル、1−
、2−または3−メチルブチル、1,1−、1,2−または2,2−ジメチルプ
ロピル、1−エチルプロピルまたはヘキシルであることができる。メチルは特に
好適である。 アルケニルは、好ましくはアリル、2−または3−ブテニル、イソブテニル、
sec−ブテニルであり、さらにまた好ましくは、4−ペンテニル、イソペンテ
ニルまたは5−ヘキセニルである。アリルは特に好適なアルケニルである。 Arは好ましくは、Zにより単置換または二置換されているフェニルであり、
ここでZはH、A、CF3 、NO2 、Hal、OH、OA、NH2 、NHAまた
はNA2 であることができる。
【0012】 従って、Arは好ましくは、フェニル、o−、m−またはp−メチルフェニル
、o−、m−またはp−エチルフェニル、o−、m−またはp−プロピルフェニ
ル、o−、m−またはp−イソプロピルフェニル、o−、m−またはp−ter
t−ブチルフェニル、o−、m−またはp−アミノフェニル、o−、m−または
p−N,N−ジメチルアミノフェニル、o−、m−またはp−ニトロフェニル、
o−、m−またはp−ヒドロキシフェニル、o−、m−またはp−メトキシフェ
ニル、o−、m−またはp−エトキシフェニル、o−、m−またはp−トリフル
オロメチルフェニル、o−、m−またはp−フルオロフェニル、o−、m−また
はp−クロロフェニル、o−、m−またはp−ブロモフェニルであり、さらにま
た好ましくは2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−または3,5
−ジメチルフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−また
は3,5−ジヒドロキシフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、
3,4−または3,5−ジフルオロフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、
2,6−、3,4−または3,5−ジクロロフェニル、2,3−、2,4−、2
,5−、2,6−、3,4−または3,5−ジブロモフェニル、2,3−、2,
4−、2,5−、2,6−、3,4−または3,5−ジメトキシフェニルである
ことができる。
【0013】 Arとして、フェニル、o−またはp−メチルフェニル、o−またはp−クロ
ロフェニル、p−ブロモフェニル、p−メトキシフェニルまたは2,4−ジクロ
ロフェニルは特に好適である。 −(CH2 −Arにおいて、Arは上記好適意味の一つを有し、ここでn
は1または2であることができる。−(CH2 −Arとして、ベンジルは特
に好適である。 Halは好ましくは、フッ素、塩素または臭素である。 Zは、H、A、CF3 、NO2 、Hal、OH、OA、NH2 、NHAまたは
NA2 であり、ここでAおよびHalは上記好適意味の一つを有する。Zとして
、H、メチル、塩素、臭素またはメトキシは、特に好適である。 nは好ましくは、1または2であり、特に好ましくは1である。
【0014】 R1 またはR2 は、相互に独立して、H、A、−(CH2 −Arまたは炭
素原子2〜6個を有するアルケニルであり、ここでA、Ar、アルケニルおよび
nは、上記好適意味、または特に好適な意味の一つを有する。 さらに、R1 およびR2 は一緒になって、1〜2個のN、Oおよび/またはS
を有する単核状飽和ヘテロ環を表わすこともできる。 R1 およびR2 は一緒になって、好ましくはテトラヒドロ−2−または−3−
フリル、1,3−ジオキソラン−4−イル、テトラヒドロ−2−または−3−チ
エニル、1−、2−または3−ピロリジニル、テトラヒドロ−1−、−2−また
は−4−イミダゾリル、テトラヒドロ−1−、−3−または−4−ピラゾリル、
1−、2−、3−または4−ピペリジニル、1−、2−、3−または4−ペルヒ
ドロアゼピニル、2−、3−または4−モルホリニル、テトラヒドロ−2−、−
3−または−4−ピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサン−2−
、−4−または−5−イル、ヘキサヒドロ−1−、−3−または−4−ピリダジ
ニル、ヘキサヒドロ−1−、−2−、−4−または−5−ピリミジニル、もしく
は1−、2−または3−ピペラジニルを表わす。R1 およびR2 が一緒になって
いる場合、1−ピペリジニルまたは4−モルホリニルは、特に好適である。
【0015】 本発明の主題である、式Iで表わされる治療的活性化合物もしくはそれらの生
理学的に許容される塩または溶媒和物、式Iで表わされる化合物もしくはそれら
の生理学的に許容される塩または溶媒和物の治療活性化合物としての使用または
中枢神経系の障害処置用の医薬製剤の製造における使用において、式Iで表わさ
れる化合物であって、その分子中に存在する前記基の少なくとも一つが上記好適
意味または特に好適な意味の一つを有する化合物は、特に好適である。これらの
化合物の数種の好適群は、付属式Ia〜Icで表わすことができる。これらの式
Ia〜Icは式Iに相当し、その分子中に存在するが、下記で詳細に記載されて
いない基以外は式Iに記載の意味を有する:
【0016】 Iaにおいて、R1 およびR2 は、それぞれ相互に独立して、H、A、−(C
2 −Arまたは炭素原子2〜6個を有するアルケニルである; Ibにおいて、 式I中のR1 およびR2 は一緒になって、1−ピペリジニル
を表わす;
【化3】
【0017】 Icにおいて、R1 およびR2 は一緒になって、4−モルホリニルを表わす;
【化4】
【0018】 式Ia、式Ibおよび式Icで表わされる下記化合物は、請求項1に従う使用
に特に好適である: ジメチル−[2−フェニル−4−(トルエン−4−スルホニル)オキサゾール
−5−イル]アミン; [2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−スルホニル)オ
キサゾール−5−イル]ジメチルアミン; ベンジル−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−スル
ホニル)オキサゾール−5−イル]アミン; メチル−[4−(トルエン−4−スルホニル)−2−p−トリルオキサゾール
−5−イル]アミン; ベンジル−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−(2,4−ジクロ
ロフェニル)オキサゾール−5−イル]アミン; (4−ベンゼンスルホニル−2−m−トリルオキサゾール−5−イル)ベンジ
ルアミン;
【0019】 [4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−p−トリルオキサゾール−5
−イル]ジメチルアミン; (4−ベンゼンスルホニル−2−o−トリルオキサゾール−5−イル)メチル
アミン; ベンジル−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−(2−クロロフェ
ニル)オキサゾール−5−イル]アミン; [4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾール
−5−イル]ベンジルアミン; [4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾール
−5−イル]ジメチルアミン; [4−ベンゼンスルホニル−2−(2−クロロフェニル)オキサゾール−5−
イル]ジメチルアミン; 1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−スルホニル
)オキサゾール−5−イル]ピペリジン;
【0020】 1−[4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾ
ール−5−イル]ピペリジン; 1−[4−ベンゼンスルホニル−2−(2−クロロフェニル)オキサゾール−
5−イル]ピペリジン; 4−[4−(トルエン−4−スルホニル)−2−p−トリルオキサゾール−5
−イル]モルホリン; 4−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−p−トリルオキサゾール
−5−イル]モルホリン; 4−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−フェニルオキサゾール−
5−イル]モルホリン; 4−[4−(4−ベンゼンスルホニル)−2−(4−ブロモフェニル)オキサ
ゾール−5−イル]モルホリン; 4−[4−(4−ベンゼンスルホニル)−2−m−トリルオキサゾール−5−
イル]モルホリン;
【0021】 4−[4−(4−ベンゼンスルホニル)−2−(4−メトキシフェニル)オキ
サゾール−5−イル]モルホリン; 4−[4−(4−ベンゼンスルホニル)−2−フェニルオキサゾール−5−イ
ル]モルホリン; アリル−(4−ベンゼンスルホニル−2−フェニルオキサゾール−5−イル)
アミン; 4−[4−ベンゼンスルホニル−2−(2−クロロフェニル)オキサゾール−
5−イル]モルホリン; (4−ベンゼンスルホニル−2−フェニルオキサゾール−5−イル)ジメチル
アミン; (4−ベンゼンスルホニル−2−m−トリルオキサゾール−5−イル)ジメチ
ルアミン; ベンジル−[2−フェニル−4−(トルエン−4−スルホニル)オキサゾール
−5−イル]アミン;および ベンジル−[4−(トルエン−4−スルホニル)−2−m−トリルオキサゾー
ル−5−イル]アミン。
【0022】 式Iaに関して、下記公知化合物は、治療活性化合物として使用するのに好適
である: ジメチル−[2−フェニル−4−(トルエン−4−スルホニル)オキサゾール
−5−イル]アミン; [2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−スルホニル)オ
キサゾール−5−イル]ジメチルアミン; ベンジル−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−スル
ホニル)オキサゾール−5−イル]アミン; メチル−[4−(トルエン−4−スルホニル)−2−p−トリルオキサゾール
−5−イル]アミン; ベンジル−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−(2,4−ジクロ
ロフェニル)オキサゾール−5−イル]アミン;
【0023】 (4−ベンゼンスルホニル−2−m−トリルオキサゾール−5−イル)ベンジ
ルアミン; [4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−p−トリルオキサゾール−5
−イル]ジメチルアミン; (4−ベンゼンスルホニル−2−o−トリルオキサゾール−5−イル)メチル
アミン; ベンジル−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−(2−クロロフェ
ニル)オキサゾール−5−イル]アミン; [4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾール
−5−イル]ベンジルアミン; アリル−(4−ベンゼンスルホニル−2−フェニルオキサゾール−5−イル)
アミン;
【0024】 (4−ベンゼンスルホニル−2−フェニルオキサゾール−5−イル)ジメチル
アミン; (4−ベンゼンスルホニル−2−m−トリルオキサゾール−5−イル)ジメチ
ルアミン; ベンジル−[2−フェニル−4−(トルエン−4−スルホニル)オキサゾール
−5−イル]アミン; ベンジル−[4−(トルエン−4−スルホニル)−2−m−トリルオキサゾー
ル−5−イル]アミン; [4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾール
−5−イル]ジメチルアミン;および [4−ベンゼンスルホニル−2−(2−クロロフェニル)オキサゾール−5−
イル]ジメチルアミン。
【0025】 式Ibに関して、下記公知化合物は、治療活性化合物として使用するのに好適
である: 1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−スルホニル
)オキサゾール−5−イル]ピペリジン; 1−[4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾ
ール−5−イル]ピペリジン;および 1−[4−ベンゼンスルホニル−2−(2−クロロフェニル)オキサゾール−
5−イル]ピペリジン。
【0026】 式Icに関して、下記公知化合物は、治療活性化合物として使用するのに好適
である: 4−[4−(トルエン−4−スルホニル)−2−p−トリルオキサゾール−5
−イル]モルホリン; 4−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−p−トリルオキサゾール
−5−イル]モルホリン; 4−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−フェニルオキサゾール−
5−イル]モルホリン; 4−[4−(4−ベンゼンスルホニル)−2−(4−ブロモフェニル)オキサ
ゾール−5−イル]モルホリン; 4−[4−(4−ベンゼンスルホニル)−2−m−トリルオキサゾール−5−
イル]モルホリン; 4−[4−ベンゼンスルホニル−2−(2−クロロフェニル)オキサゾール−
5−イル]モルホリン; 4−[4−(4−ベンゼンスルホニル)−2−(4−メトキシフェニル)オキ
サゾール−5−イル]モルホリン;および 4−[4−(4−ベンゼンスルホニル)−2−フェニルオキサゾール−5−イ
ル]モルホリン。
【0027】 本発明はさらに、下記群から選択される化合物、もしくはそれらの生理学的に
許容される塩または溶媒和物を、中枢神経系障害に対する治療活性化合物として
使用することに関する: a)ジメチル−[2−フェニル−4−(トルエン−4−スルホニル)オキサゾー
ル−5−イル]アミン、 b)[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−スルホニル)
オキサゾール−5−イル]ジメチルアミン、 c)ベンジル−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−(2−クロロフ
ェニル)オキサゾール−5−イル]アミン、 d)(4−ベンゼンスルホニル)−2−o−トリルオキサゾール−5−イル)メ
チルアミン、 e)ベンジル−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−ス
ルホニル)オキサゾール−5−イル]アミン、 f)[4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾー
ル−5−イル]ベンジルアミン、 g)[4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾー
ル−5−イル]ジメチルアミン。
【0028】 式Iで表わされる化合物は一般に、市販されており、または下記合成スキーム
に従い合成することができる[この目的には、V.A.Chervoni等による Ukr.Khim.
Zh.(Russ.Ed.),1991,57(4),415〜418 またはV.A.Chervonyi等による J.Org.Chem
.USSR(Engl.transl.),1988,24,401に相当するV.A.Chervonyi等による Zh.Org.Kh
im.,1988,24(2),453〜4 を参照できる]。
【0029】 合成スキーム:
【化5】
【0030】 前記合成スキームにおいて、式IIで表わされる出発物質を、トリクロロアセ
テートと反応させ、化合物IIIを生成させる。チオニルクロライドと反応させ
、次いで式Vで表わされるスルフィン酸ナトリウムと反応させると、式VIで表
わされるアリールビニルスルホンが生成される。この生成物を式VIIで表わさ
れるアミンとの反応により環化させ、式Iで表わされるスルホニルオキサゾール
アミン化合物を生成させる。これに関連して、式II〜VIIの置換基、Ar、
Z、R1 およびR2 は、前記の好適な意味または特に好適な意味を有する。
【0031】 上記合成スキームに記載されている反応の適当な反応条件は、参考刊行物 V.A
.Chervonyi等による Ukr.Khim.Zh.(Russ.Ed.),1991,57(4),415〜418 またはV.A.
Chervonyi等による J.Org.Chem.USSR(Engl.transl.),1988,24,401に相当するV.A
.Chervonyi等による Zh.Org.Khim.,1988,24(2),453〜4 から、または標準的学術
書、例えばHouben-Weyl によるMethoden der organischen Chemie[有機化学の方
法]、Georg-Thieme-Verlag,Stuttgart から公知である。この場合、それ自体公
知であるが、ここにはさらに詳細に記載されていない変法を使用することもでき
る。
【0032】 式Iで表わされる塩基は、例えば等量の塩基と酸とのエタノールなどの不活性
溶媒中における反応、引き続く蒸発により、酸を用いて対応する酸付加塩に変換
することができる。この反応に適する酸は、特に生理学的に許容される塩を生成
させる酸である。従って、無機酸、例えば硫酸、硝酸、ハロゲン化水素酸(例え
ば、塩酸または臭化水素酸)、リン酸(例えば、オルトリン酸)、スルファミン
酸を使用することができ、さらにまた有機酸、特に脂肪族、脂環族、脂肪族−芳
香族、芳香族または複素環状の一塩基性または多塩基性カルボン酸、スルホン酸
または硫酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、ジエチル酢酸、マ
ロン酸、コハク酸、ピメリン酸、フマール酸、マレイン酸、乳酸、酒石酸、リン
ゴ酸、クエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、
メタン−またはエタン−スルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンモノ
−およびジスルホン酸またはラウリル硫酸を使用することができる。生理学的に
許容されない酸による塩、例えばピクリン酸塩は、式Iで表わされる化合物の単
離および/または精製に使用することができる。
【0033】 5−HT6レセプターに対する式Iで表わされる化合物の結合は、下記のとお
りにして測定することができる: 被験物質を1mMの濃度でDMSO中に溶解し、次いで試験緩衝液(20mM
HEPES、0.1%アスコルビン酸、NaOHを用いてpH7.4に調整)
を用いて所望の濃度(0.1nM〜10μM)に稀釈した。 各物質溶液20μlを、3 H−LSD溶液80μl(TRK-1041、Amersham Pha
rmacia,Freiburg,spec.act.80 〜90 Ci/mMol、バッチ中で1nM)および膜懸濁
液(5-HT6 レセプター、RB-HS6、Biotrend,Cologne, タンパク質 25 〜30μg )
とともに37℃で1時間、インキュベートした。この反応混合物を0.1%水性
ポリエチレンイミン溶液により1時間、予備処理したGFBフィルター(Whatman
) に通して濾過した。このフィルターを試験緩衝液3mlで3回洗浄し、このフ
ィルターをミニバイアルに移し、次いでウルティマゴールド(Ultima Gold)(Pack
ard,Frankfult)の添加後、その放射能を液体シンチレーションカウンターで測定
した。RS1の実験室プログラム(BBN Software Corporation)を用いて、評価お
よびIC50測定を行った。
【0034】 式Iで表わされる化合物は、4μmol/L よりも小さい抑止定数IC50を有して
、5−HT6レセプターに対して選択的親和性を有する。 本発明はまた、式Iで表わされる化合物を中枢神経系障害を制御するための医
薬製剤の製造に使用することに関する。 本発明はさらにまた、一般式Iで表わされる化合物を、精神病、精神分裂病、
躁うつ病、うつ病、神経系障害、記憶障害、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化
症、アルツハイマー病、ハンチントン病、過食症、神経性食欲不振またはその他
の食事障害、強迫行為または月経症候群を処置するための医薬製剤の製造に使用
することに関する。 本発明はさらにまた、少なくとも1種の式Iで表わされる化合物またはその生
理学的に許容される塩もしくは溶媒和物の1種を含有する中枢神経系障害を制御
するための医薬製剤に関する。
【0035】 これらの製剤は、ヒトまたは動物医療における医薬として使用することができ
る。使用可能な担体は、経腸(例えば経口)もしくは非経口投与または局所施用
に適しており、また新規化合物と反応しない有機または無機物質、例えば水、植
物油、ベンジルアルコール、アルキレングリコール、ポリエチレングリコール、
グリセロールトリアセテート、ゼラチン、炭水化物(例えば乳糖またはデンプン
)、ステアリン酸マグネシウム、タルクおよび石油ゼリーである。錠剤、丸剤、
被覆錠剤、カプセル剤、粉末、顆粒、シロップ、ジュースまたは滴剤は、特に経
口投与に使用され、座薬は直腸投与に使用され、溶液、好ましくは油性または水
性溶液および懸濁液、エマルジョンまたはインプラントは非経口投与に使用され
、および軟膏、クリームまたは粉末は局所施用に使用される。新規化合物はまた
、凍結乾燥させることができ、得られる凍結乾燥物は、例えば注射製剤の製造に
使用することができる。上記製剤は殺菌することができ、および/または助剤、
例えば滑剤、保存剤、安定剤および/または湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響する
塩類、緩衝物質、着色剤、風味付与剤および/または数種の別の活性物質、例え
ば1種または2種以上のビタミン類を含有することができる。
【0036】 本発明はまた、これらの医薬製剤の製造方法に関し、この方法は式Iで表わさ
れる化合物またはその生理学的に許容される塩もしくは溶媒和物の1種を、少な
くとも1種の固体、液体および/または半液体の担体または助剤とともに、所望
により1種または2種以上の別種の活性物質と組み合わせて、適当な剤型にする
ことを特徴とする方法である。 式Iで表わされる化合物およびそれらの生理学的に許容される塩または溶媒和
物は、中枢神経系障害の制御に使用することができる。
【0037】 本発明による物質は一般に、好ましくは投与単位あたりで約1〜500mg、
特に5〜100mgの用量で投与することができる。一日薬用量は、好ましくは
約0.02〜10mg/体重kgである。しかしながら、各患者に対する特定の
薬用量は、全部の種々の因子、例えば使用される特定の化合物の効力、年齢、体
重、一般健康状態、性別、食事、投与の時期および経路、および排泄速度、医薬
の組合わせおよび治療しようとする特定の疾患の重篤度に依存する。経口投与が
好ましい。
【0038】 下記例は、医薬製剤に関するものである: 例A:注射バイアル 二重蒸留水3リットル中の式Iで表わされる活性化合物100gおよびリン酸
水素2ナトリウム5gの溶液のpHを2N塩酸で6.5に調整し、殺菌濾過し、
注射バイアルに充填し、無菌条件下に凍結乾燥させ、次いで無菌条件下に密封す
る。各注射バイアルは、活性化合物5mgを含有する。 例B:座薬 式Iで表わされる活性化合物20gと大豆レシチン100gおよびカカオ脂1
400gとの混合物を溶融し、型に注入し、次いで冷却させる。各座薬は、活性
化合物20mgを含有する。
【0039】 例C:溶液 二重蒸留水940ml中の式Iで表わされる活性化合物1g、NaH2 PO4 ・2H2 O 9.38g、Na2 HPO4 ・12H2 O 28.48gおよびベ
ンザルコニウムクロライド0.1gの溶液を調製する。pH6.8に調整し、1
リットルまで満たし、次いで照射により殺菌する。この溶液は点眼剤として使用
することができる。 例D:軟膏 式Iで表わされる活性化合物500mgを、無菌条件下に、石油ゼリー99.
5gと混合する。 例E:錠剤 式Iで表わされる活性化合物1kg、乳糖4kg、ジャガイモデンプン1.2
kg、タルク0.2kgおよびステアリン酸マグネシウム0.1kgの混合物を
圧縮し、各錠剤が活性化合物10mgを含有するように、慣用の方法で錠剤を形
成する。
【0040】 例F:被覆錠剤 例Eと同様にして、錠剤を圧縮成形し、次いでショ糖、ジャガイモデンプン、
タルク、トラガカントガムおよび着色剤のコーティングにより、慣用の方法で被
覆する。 例G:カプセル剤 式Iで表わされる活性化合物2kgを、各カプセルが活性化合物20mgを含
有するように、慣用の方法で硬質ゼラチンカプセルに充填する。 例H:アンプル 二重蒸留水60ml中の式Iで表わされる活性化合物1kgの溶液を、殺菌濾
過し、アンプルに充填し、無菌条件下に凍結乾燥させ、次いで無菌条件下に密封
する。各アンプルは、活性化合物10mgを含有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/16 A61P 25/16 25/18 25/18 25/24 25/24 25/28 25/28 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (71)出願人 Frankfurter Str. 250, D−64293 Darmstadt,Fed eral Republic of Ge rmany (72)発明者 バルトツィク,ゲルト ドイツ連邦共和国 デー−64331 ヴァイ テルシュタット、クロイツシュトラーセ 57 (72)発明者 ベットヒェル,ヘニング ドイツ連邦共和国 デー−64287 ダルム シュタット、テオドール−ホイス−シュト ラーセ 13 (72)発明者 バーニッケル,ゲルハルト ドイツ連邦共和国 デー−64293 ダルム シュタット、エミールシュトラーセ 27 (72)発明者 セザンヌ,ベルトラム ドイツ連邦共和国 デー−64546 メルフ ェルデン−ヴァルドルフ、ゲーテシュトラ ーセ 47 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC02 AD01 AE03 BA03 BB09 BB11 BC01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC69 BC73 GA09 GA12 MA01 MA04 NA14 ZA02 ZA12 ZA16 ZA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】治療活性化合物としての式Iで表わされる化合物、もしくはそれ
    らの生理学的に許容される塩または溶媒和物: 【化1】 式中、 R1 、R2 は、それぞれ相互に独立して、H、A、−(CH2 −Arまた
    は炭素原子2〜6個を有するアルケニルであり、 R1 およびR2 はまた一緒になって、1個または2個のN、Oおよび/または
    S原子を有する単核状飽和ヘテロ環を表わし、 Zは、H、A、CF3 、NO2 、Hal、OH、OA、NH2 、NHAまたは
    NA2 であり、 Aは、炭素原子1〜6個を有するアルキルであり、 Arは、Zにより単置換または二置換されているフェニルであり、 Halは、F、Cl、BrまたはIであり、 nは、1または2である。
  2. 【請求項2】式Iで表わされる化合物の治療活性化合物としての使用。
  3. 【請求項3】式Iで表わされる化合物、もしくはそれらの生理学的に許容され
    る塩または溶媒和物を、中枢神経系障害に対する治療活性化合物として使用する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の使用。
  4. 【請求項4】下記化合物、もしくはそれらの生理学的に許容される塩または溶
    媒和物の1種を中枢神経系障害に対する治療活性化合物として使用することを特
    徴とする、請求項2および3のいずれかに記載の使用: a)ジメチル−[2−フェニル−4−(トルエン−4−スルホニル)オキサゾー
    ル−5−イル]アミン、 b)[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−スルホニル)
    オキサゾール−5−イル]ジメチルアミン、 c)ベンジル−[4−(4−クロロベンゼンスルホニル)−2−(2−クロロフ
    ェニル)オキサゾール−5−イル]アミン、 d)(4−ベンゼンスルホニル−2−o−トリルオキサゾール−5−イル)メチ
    ルアミン、 e)ベンジル−[2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−(トルエン−4−ス
    ルホニル)オキサゾール−5−イル]アミン、 f)[4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾー
    ル−5−イル]ベンジルアミン、 g)[4−ベンゼンスルホニル−2−(2,4−ジクロロフェニル)オキサゾー
    ル−5−イル]ジメチルアミン。
  5. 【請求項5】一般式Iで表わされる化合物の中枢神経系障害を制御するための
    医薬製剤の製造における使用。
  6. 【請求項6】一般式Iで表わされる化合物の精神病、精神分裂病、躁うつ病、
    うつ病、神経学的障害、記憶障害、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、アル
    ツハイマー病、ハンチントン病、過食症、神経性食欲不振またはその他の食事障
    害、強迫行為または月経症候群を処置するための医薬製剤の製造における請求項
    5に記載の使用。
  7. 【請求項7】少なくとも1種の式Iで表わされる化合物もしくはその生理学的
    に許容される塩または溶媒和物の1種を含有する、中枢神経系障害を制御するた
    めの医薬製剤。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の医薬製剤の製造方法であって、式Iで表わされ
    る化合物および/またはその生理学的に許容される塩もしくは溶媒和物の1種を
    、少なくとも1種の固体、液体または半液体担体または賦形剤およぴ所望により
    、1種または2種以上の別種の活性化合物と組み合わせて、適当な剤型にするこ
    とを特徴とする上記製造方法。
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