JP2002530488A - 低減分子量天然ジェランガム - Google Patents

低減分子量天然ジェランガム

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クラーク,ロス
モリスン,ニール
チヨン,ヨウ−ルン
ターラシーク,トツド
バーガム,ダン
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シー・ピー・ケルコ・ユー・エス・インコーポレイテツド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、低減分子量ジェランガムを提供する。本発明の低減分子量ジェランガムは、一般に、約1.7×10未満の、典型的には約1.2×10から約9.3×10の範囲の重量平均分子量を有する。本発明は、低減分子量ジェランガムを含んでなる組成物、例えば、溶液およびゲルも提供する。本発明の低減分子量ジェランガムは、ポリマーの分子量を低減するあらゆる方法によって製造することができる。こうした方法には、均質化、音波処理、放射線、酸化および加水分解が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景 本発明は、低減分子量天然ジェランガムに関する。
【0002】 ジェランガムは、発酵によって生成される高分子量多糖類である。ジェランガ
ムの成分糖は、モル比2:1:1のグルコース、グルクロン酸およびラムノース
である。これらの糖は、互いに結合し、以下のような線状テトラサッカリド反復
単位から成る一次構造を生じる:
【0003】
【化5】
【0004】 ジェランガムの天然型、すなわち高アシル型中には、二つのアシル置換基、ア
セテートおよびグリセラートがある。両方の置換基は同じグルコース残基上に位
置し、平均して、反復単位1つあたり1つのグリセラートおよび反復単位2つご
とに1つのアセテートがある。
【0005】 ガムは、主として、水を増粘またはゲル化するために用いられ、多くの場合、
次の二つの群に分類される:増粘剤およびゲル化剤。典型的な増粘剤には、スタ
ーチ、ガーゴム、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、メチルセルロー
ス、カラヤゴムおよびトラガカントゴムが挙げられる。一般的なゲル化剤には、
ゼラチン、スターチ、アルギネート、ペクチン、カラゲナン、寒天およびメチル
セルロースが挙げられる。
【0006】 ゲル化剤は、食品産業によって多様な用途に用いられており、この用途には、
菓子ゼリー、ジャムおよびゼリー、デザートゲル、アイシングおよび乳製品をが
挙げられる。ゲル化剤は、それらを用いることができる条件、ならびにそれらが
形成するゲルの組織によって異なる。ゲルのこれらの別個の性質は、多くの製品
における一定のゲル化剤の限定的な使用を招いてきた(例えば、菓子ゼリーには
スターチ、カプセルにはゼラチン、アイシングには寒天、およびピメントストリ
ップにはアルギネート)。
【0007】 ゲルは、多くの方法で形成することができる。ゲル化剤の熱溶液を冷却すると
同時に形成するゲルは、熱硬化性ゲルとして分類される。典型的な熱硬化性ゲル
には、ゼラチン、キサンタンガムとローカストビーンガムの配合物、および寒天
が挙げられる。硬化するためにゲル化剤へのイオンの添加を必要とするゲルは、
イオン硬化性ゲルとして分類される。一般的なイオン硬化性ゲルには、アルギネ
ート、κ−カラゲナン、低級メトキシペクチンおよびジェランガムが挙げられる
【0008】 一般に、イオン硬化性ゲルはイオン特異的である。例えば、アルギネートおよ
び低級メトキシペクチンの両者は、ゲル化するためにCa2+の存在を必要とし
、一方、κ−カラゲナンは、Kイオンの存在下でのみゲル化するであろう。ジ
ェランガムは、水素イオンを含むほぼすべてのイオンでゲルを形成するため、イ
オン硬化性ゲル化剤のなかでは独特である。
【0009】 おそらく最もよく知られているゲル化剤はゼラチンであり、これは、その他の
製品の中では、世界の多くの地域で人気があるデザートゲルを製造するために用
いられる。多糖類ゲル化剤とは異なり、ゼラチンは、動物源由来の蛋白質である
。ゼラチンは、体温より低い融点を含む多くの望ましい特徴を有する。それゆえ
、ゲルは口の中で溶けるゼラチンから作られる。この特徴は、官能的性質を向上
させる。
【0010】 しかし、今日の多くの消費者は、動物源由来の成分を含まない食料製品に関心
を持っている。それゆえ、選択される食料製品中でゼラチンの代わりに用いるこ
とができる非動物源由来のゲル化剤を提供することが望ましいであろう。
【0011】 バクテリア発酵によって製造される天然ジェランガムは、ゼラチンゲルのもの
と類似した組織を有するゲルを形成する。しかし、天然ジェランガムを用いて製
造される溶液は、高温においても高粘度である。さらに、これらの溶液は、高温
でゲル化する。
【0012】 発明の要約 本発明は、SEC/MALLS(サイズ排除クロマトグラフィー(Size
Exclusion Chromatography)/多角レーザー光散乱(
multiple Angle Laser Light Scatterin
g))によって測定して、約1.7×10以下の重量平均分子量を有する式:
【0013】
【化6】 の低減分子量ジェランガムを提供する。
【0014】 本発明は、低減分子量ジェランガムを含んでなる組成物、ならびにこうした組
成物を製造する方法も提供する。
【0015】 図面の簡単な説明 図1は、ジェランガムの分子量を低下させることが0.5%ジェランガム溶液
のゲル硬化温度に与える影響を示す図である。 図2は、ジェランガムの分子量を低下させることが95℃におけるジェランガ
ムの粘度に与える影響を示す図である。
【0016】 発明の詳細な説明 本明細書中で用いる「低減分子量ジェランガム」という用語は、天然ジェラン
ガムのものより低い分子量を有するジェランガムを指す。「天然ジェランガム」
という用語は、物理的または化学的手段によって変性されていないバクテリア発
酵によって製造されたジェランガムを指す。「ゲル化塩」という用語は、ゲルを
形成するようにジェランガムの溶液を誘導するあらゆる塩を指す。本発明の低減
分子量ジェランガムは、一般に、約1.7×10未満の、典型的には約1.4
×10から約4.0×10の範囲の重量平均分子量を有する。
【0017】 本発明の低減分子量ジェランガムは、天然ジェランガムを超えるいくつかの利
点を提供する。天然ジェランガムの溶液と比較すると、低減分子量ジェランガム
溶液は、高温において低減した粘度を提供する。この特徴は、高粘度が加工処理
中に問題となる高い糖濃度を有する溶液中で特に有利である。
【0018】 本発明の組成物は、低減分子量ジェランガムおよび水を含んでなる。典型的に
は、水中の低減分子量ジェランガム濃度は、約0.05重量%から約1.0重量
%の間で変化するであろう。好ましくは、本組成物は、低減分子量ジェランガム
が完全に水和された状態のゲルまたは溶液である。
【0019】 本発明は、低減分子量ジェランガム、水、ゲル化塩および金属イオン封鎖剤を
含んでなる組成物も提供する。組成物中のゲル化塩の濃度は、用いられる特定の
ゲル化塩に依存して変化するであろう。例えば、ナトリウムおよびカリウムゲル
化塩は、一般に、約0.020Mから約0.200Mの範囲の濃度で用いられ、
一方、カルシウムおよびマグネシウムゲル化塩は、典型的には、約0.002M
から約0.015Mの範囲内で変化する濃度で用いられる。組成物中で用いられ
る金属イオン封鎖剤の量は、典型的には、約0.05重量%から約0.25重量
%の範囲内で変化する。
【0020】 完全に水和されると、本発明の低減分子量ジェランガムは、多くの異なるイオ
ンでゲルを形成するであろう。好ましくは、ゲル化塩は、カルシウム塩、ナトリ
ウム塩またはカリウム塩である。最も好ましくは、ゲル化塩はCaClである
。クエン酸ナトリウムは、金属イオン封鎖剤として好ましい。
【0021】 低減分子量ジェランガム溶液は、天然ジェランガムの溶液でゲル化するより低
い温度でゲル化する。従って、天然ジェランガム溶液は、通常、約80℃と95
℃の間でゲル化し、一方、低減分子量ジェランガム溶液は、通常、約60℃と約
85℃の間でゲル化する。ゲル硬化温度を低下させることによって、本発明の低
減分子量ジェランガムは、製造工程を容易にする。
【0022】 本発明の低減分子量ジェランガムのもう一つの利点は、改善された官能的性質
を有するゲルを提供することである。天然ジェランガムを用いて製造されたゲル
と比較して、低減分子量ジェランガムを用いて製造されたゲルは、低減された凝
集性、弾力性および締まりを示す。それゆえに、これらのゲルは、天然ジェラン
ガムから製造されるゲルが有するより良好な口当たりを有する。
【0023】 本発明の低減分子量ジェランガムは、ポリマーの分子量を低減するあらゆる方
法によって製造することができる。こうした方法には、均質化、音波処理、放射
線、酸化および加水分解が挙げられる、好ましくは、本発明の低減分子量ジェラ
ンガムは、均質化によって製造される。天然ジェランガムは、ニュートラスウィ
ート・ケルコ社(NutraSweet Kelco Company)(カル
フォルニア州、サンディエゴ)からKelcogel LT−100として入手
することができる。
【0024】 均質化では、ポリマーを含有するサンプルを小さなオリフィスに通して高圧(
例えば、500psiより高い圧)をかける。この工程によって、ポリマーをよ
り小さなセグメントに分解する。均質化工程を繰り返して、ポリマーの分子量の
さらなる低減を達成することができる。
【0025】 音波処理を用いて水溶性ポリマーの分子量を低減することもできる。この方法
では、ポリマーサンプルを高周波にさらさなければならない。
【0026】 コバルトまたは電子ビーム源、いずれかからのγ線の使用も水溶性ポリマーの
分子量を低減することができる。ポリマーが乾燥形態ではなく水和形態であると
、分子量の低減が最も容易に起こる。液体サンプルについては、0.25から5
Mradの放射線レベルが分子量に有意な低減をもたらす。
【0027】 ジェランガムを含む一部のポリマーの分子量は、ポリマーを過酸化水素などの
酸化剤にさらすことによって低減することができる。この酸化崩壊は、鉄などの
遷移金属カチオンによって増進され、酸素、およびアスコルビン酸塩または没食
子酸プロピルなどのフリーラジカルスカベンジャーによって抑制される。
【0028】 酸水解は、ポリマーの分子量を低減するよく知られている技術である。これは
、一般に、多糖類を成分糖に分解するために化学分析に用いられる。多くの異な
る酸を用いることができるが、一般には弱酸が強酸より容易に作用する。
【0029】 本発明の低減分子量ジェランガムは、多様な液体食料製品にゲル化剤として用
いることができ、この液体食料品には、菓子ゼリー、ジャム、およびゼリー、デ
ザートゲル、アイシング、および例えば、アイスクリーム、フローズンヨーグル
ト、カッテージチーズ、サワークリームなどの乳製品、乳製品を含まない冷凍ト
ッピング、およびパンの詰め物が挙げられる。
【0030】 以下の実施例は、本発明の一定の好ましい実施態様を説明するためのものであ
り、本発明の制限を意味するものではない。
【0031】 実施例1 (低減分子量ジェランガムの製造 − 1回均質化) 電熱金属ビーカー中、2インチの三本羽根プロペラミキサーを用いて800r
pmで混合しながら、4gの天然ジェランガムを400mlの脱イオン水に添加
した。このサンプルを10分間撹拌した後、95℃に加熱した。ジェランガムが
完全に水和されるまで、サンプルを95℃で撹拌した。
【0032】 水和したサンプルは、次に、8,500psiの圧力で一段にセットしたAP
Vガウリン(Gaulin)モホジナイザーを用いて、80℃〜90℃で均質化
した。均質化したジェランガムが、まだ60℃より高い間に、イソプロピルアル
コールを用いて低減分子量ジェランガムを沈殿させた。この沈殿段階は、低減分
子量ガム溶液の体積1に対して体積3のイソプロピルアルコールを添加すること
によって達成した。
【0033】 沈殿した低減分子量ジェランガム繊維を穏やかな加熱(約45℃)のもとで1
2から24時間乾燥し、その後、機械的微粉砕機を用いて約60から80メッシ
ュに粉砕した。
【0034】 実施例2 (低減分子量ジェランガムの製造 − 4回均質化) ジェランガムサンプルをホモジナイザーに4回通したことを除き、用いた手順
は実施例1に記載したとおりであった。追加の均質化によって、ジェランガムの
分子量にさらなる低減をもたらした。
【0035】 実施例3 (低減分子量ジェランガムゲルの製造 − 1回均質化) プロペラミキサーを用いて800rpmで混合しながら、上の実施例1に記載
したように製造した、0.5%のガム濃度を有するゲルを生じるのに充分な低減
分子量ジェランガムを脱イオン水に添加した。10分間撹拌した後、このサンプ
ルを95℃に加熱した。ガムを完全に水和した後、最終ゲルが6mMのCa2+ イオン濃度を有するように、充分な量の0.5MのCaClの溶液を添加した
。その後、この溶液を円板型に注入して、冷却と同時にほぼ厚さ7mm、直径2
5mmのゲルを生じた。
【0036】 実施例4 (低減分子量ジェランガムゲルの製造 − 4回均質化) 低減分子量ジェランガムを実施例2に記載したように製造した(すなわち、4
回均質化した)ことを除き、用いた手順は実施例3に記載したとおりであり、ゲ
ル中のガムの最終濃度は0.5%であった。
【0037】 比較例1 (天然ジェランガムゲルの製造) 低減分子量ジェランガムではなく天然ジェランガムを用いてゲルを製造したこ
とを除き、用いた手順は実施例3に記載したとおりであり、ゲル中のガムの最終
濃度は0.5%であった。
【0038】 ゲル分析 組織によって、ゲルが加えられた力によりどのように変形するかが決まる。ゲ
ルの組織プロフィールは、ゲルサンプルに増加する力をかけ、生じた変形を測定
することによって得ることができる。実施例3、4および比較例1に記載したよ
うに製造したサンプルは、Szczesniak,A.Sによる「組織特性の分
類(Classification of Textural Charact
eristics)」、J.Food Sci.,28(1963)390に記
載されている手順を用いる組織プロフィール分析について評価した。この文献の
全文は、参照により本明細書中に組み込む。円板状ゲルサンプルは、インストロ
ン試験機を1分間に2インチの速度で用いて、80%のひずみレベルに圧縮した
。サンプルのモジュラス、硬度、脆性、弾性および凝集性を計算した。これらの
計算結果を表1Aおよび1Bに示す。
【0039】 多くの場合、「締まり」と呼ばれるモジュラスは、軽く圧搾された時、ゲルが
いかに固く引き締まるかを示す。硬度は、ゲルを破壊するために必要な力の尺度
である。脆性は、ゲルが破壊するまでにどの程度まで圧搾することができるかの
尺度である。弾性は、第一圧縮サイクルの後、ゲルがどのくらい跳ね返るのかの
尺度である。凝集性は、ゲルを口の中で壊す難しさの指標である。
【0040】 表1Aおよび1Bに示すように、低減分子量ジェランガムから製造したゲルは
、天然ジェランガムから製造したゲルより凝集性、弾性および締まりが小さい。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】 実施例5 (デザートゲルの製造) デザートゲルは、未処理の天然ジェランガム、一回均質化した低減分子量ジェ
ランガム、および4回均質化した低減分子量ジェランガムを、それぞれ0.5%
、0.75%および1.0%のガム濃度で用いて製造した。
【0044】 0.5MのCaClを添加する前に、糖、アジピン酸、クエン酸ナトリウム
、リン酸二ナトリウム、フマル酸、着香剤および着色剤を添加したことを除き、
ゲルは実施例3、4および比較例1に記載したように製造した。重量パーセント
基準での最終溶液中に存在する各添加成分の量は、以下のとおりであった:糖(
13.48%)、アジピン酸(0.40%)、クエン酸ナトリウム(0.13%
)、リン酸二ナトリウム(0.13%)、フマル酸(0.11%)、着香剤(0
.02%)、および着色剤(0.01%)。
【0045】 デザートゲルの分析 実施例5に記載したように製造したデザートゲルは、ゲル分析のために記載し
たような組織プロファイルについて評価した。サンプルのモジュラス、硬度、脆
性、弾性および凝集性を計算した。これらの計算結果を表2Aおよび2Bに示す
【0046】 表2Aおよび2Bが実証するように、一回だけ均質化した低減分子量ジェラン
ガムから製造したデザートゲルは、天然ジェランガムから製造したデザートゲル
とほぼ同じくらいに凝集性であり、弾性があり、締まっている。しかし、4回均
質化した低減分子量ジェランガムから製造したデザートゲルは、天然ジェランガ
ムから製造したデザートゲルより凝集性、弾性および締まりが小さい。
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】 実施例6 ゲル硬化温度 天然ジェランガム溶液および二つの低減分子量ジェランガム溶液のゲル硬化温
度は、レオメトリック・サイエンティフィック(Rheometric Sci
entific)SR−200応力調節レオメーター(ニュージャージー州、ピ
スカタウエイ)を用いて測定した。この機器は、50mmの上板とペルチエ温度
調節底板とを有する平行板モードにセットした。95℃に予熱した底板上にサン
プルを置き、1mmの間隙を作るように上板を下げた。蒸発量は、供給溶媒蒸発
補機を用いて調節した。2から5%のひずみをかけつつ1秒あたり10ラジアン
の度数で測定しながら、サンプルを95℃から50℃に冷却し、粘弾性を測定し
た。弾性率、G’を測定して、硬化温度を決定した。G’値が1cmあたり1
0ダインを超えた時、サンプルが硬化し始めたものとみなした。この温度を「硬
化温度」と呼ぶ。
【0050】 低減分子量ジェランガムは、実施例1に記載したように製造した。一方の低減
分子量ジェランガム溶液は、1回均質化したジェランガムから製造したが、もう
一方の低減分子量ジェランガム溶液は、4回均質化したジェランガムを用いて製
造した。
【0051】 低減分子量ジェランガム溶液は、0.5%ジェランガム溶液を生じるのに充分
な低減分子量ジェランガムを脱イオン水中で水和することによって製造し、続い
て、6mMのCa2+イオン濃度を有する溶液を生じるのに充分な0.5MのC
aClを添加した。
【0052】 天然ジェランガム溶液は、0.5%ジェランガム溶液を生じるのに充分なジェ
ランガムを脱イオン水中で水和することによって製造し、続いて、6mMのCa 2+ イオン濃度を有する溶液を生じるのに充分な0.5MのCaClを添加し
た。
【0053】 これらの測定結果を図1に示す。図1が示すように、低減分子量ジェランガム
から製造した溶液は、未処理の天然ジェランガムから製造した溶液より低いゲル
硬化点を有する。
【0054】 実施例7 (熱粘度測定) 天然ジェランガム溶液の粘度および二つの低減分子量ジェランガム溶液の粘度
は、レオメトリック・サイエンティフィック(Rheometric Scie
ntific)SR−200応力調節レオメーターを用いて95℃で測定した。
この機器のセットアップは、実施例6に記載したとおりであった。用いた試験計
画案は、固定応力掃引試験であった。応力値は、10から1000s−1の範囲
での剪断速度の最大有効範囲を提供するように選択した。
【0055】 天然ジェランガム溶液は、0.5%ジェランガム溶液を生じるのに充分なガム
を脱イオン水中で水和することによって製造した。低減分子量ジェランガム溶液
は、0.5%低減分子量ジェランガム溶液を生じるのに充分な低減分子量ジェラ
ンガムを脱イオン水中で水和することによって製造した。一方の低減分子量ジェ
ランガム溶液は、一回均質化したジェランガムから製造したが、もう一方の低減
分子量ジェランガム溶液は、4回均質化したジェランガムを用いて製造した。こ
れらの測定結果を図2に示す。
【0056】 図2が示すように、低減分子量ジェランガムから製造した溶液は、天然ジェラ
ンガムを用いて製造した溶液が有するより低い粘度を高温で有する。
【0057】 実施例8 (天然ジェランガムの分子量測定) 天然ジェランブロスを以下のように浄化した:約4リットルの1.5%ジェラ
ンガムブロス溶液に、1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム濃度を有する溶液
を生じるのに充分な次亜塩素酸ナトリウムを添加した。その溶液を2時間40℃
で撹拌し、続いて、50ppmのリゾチーム濃度を有する溶液を生じるのに充分
なリゾチーム(カルフォルニア州、パロアルトのジェネコール(Genecor
))を添加した。得られた溶液を2時間40℃で撹拌し、続いて、500ppm
のHTプロテアーゼ濃度を有する溶液を生じるのに充分なHTプロテアーゼ(イ
ンディアナ州、エルクハートのマイルズ・エンザイムズ(Miles Ensy
mes))を添加した。得られた溶液を2時間40℃で撹拌し、続いて、それぞ
れ1000ppmおよび500ppmのEDTAおよびSDS濃度を有する溶液
を生じるのに充分なエチレンジアミン四酢酸(EDTA)およびドデシル硫酸ナ
トリウム(SDS)を添加した。得られた溶液を2時間40℃で撹拌した。
【0058】 得られた浄化天然ジェランブロスは、次に、2重量部のイソプロピルアルコー
ルを用いて沈殿させた。次に、この沈殿ガム繊維をモスリン布の間で33%固体
にプレスし、その後、60℃で12時間乾燥した。次に、ブリンクマン(Bri
nkmann)ナイフミル(ニューヨーク州、ウェストベリー)を用いて、この
繊維を約250μmの粒子サイズに粉砕した。その後、この乾燥粉末ガムを再び
水和して、90℃で脱イオン水中、1%のポリマー濃度にした。
【0059】 次に、天然ジェランガムの1%溶液を分子透過性透析チューブ(スペクトラ(
Spectra)/Por(登録商標)膜 MWCO 6−8000)に添加し
た。溶液は、脱イオン水に72時間透析した。透析ジェランガムをイソプロピル
アルコールで沈殿させた後、乾燥して、粉砕した。次に、このポリマーを脱イオ
ン水中で再び水和して、90℃で0.05%のポリマー濃度にした。塩化テトラ
メチルアンモニウム(TMAC)を添加して、10mMの溶液を生じた。この精
製工程を繰り返した。得られた溶液を室温に冷却した。
【0060】 ポリマー溶液は、0.45μmおよび0.50μm、両方のアクロディスク(
Acrodisc)フィルターを通して濾過した。SEC/MALLS(サイズ
排除クロマトグラフィー/多角レーザー光散乱)ユニットを用いて、天然ジェラ
ンガムポリマーの分子量を測定した。SEC/MALLSユニットには、水41
0示差屈折計、ワイアット・テクノロジー(Wyatt Technology
)−Dawn DSPレーザー光度測定器、および二つのウォーターズ・ヒドロ
ゲル(Waters Hydrogel)カラム(2000および線状のものを
直列に)を装着した。アストラ(Astra)21プログラムを用いてデータを
分析した。表3は、天然ジェランガムが、それぞれ2.5×10および2.2
×10の重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)を有したことを
示している。
【0061】 実施例9 (低減分子量ジェランガムの分子量測定 − 1回均質化) 透析段階の前に、1%天然ジェランガム溶液をAPVガウリン(Gaulin
)圧力差ホモジナイザーに8,500psiで一回通したことを除き、用いた手
順は実施例8に記載したとおりであった。
【0062】 表3は、一回均質化したジェランガムが、それぞれ1.7×10および1.
6×10の重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)を有したこと
を示している。
【0063】 実施例10 (低減分子量ジェランガムの分子量測定 − 2回均質化) ジェランガムサンプルをホモジナイザーに2回通したことを除き、用いた手順
は実施例9に記載したとおりであった。追加の均質化によって、ジェランガムの
分子量はさらに低減した。表3は、2回均質化したジェランガムが、それぞれ1
.2×10および1.1×10の重量平均分子量(Mw)および数平均分子
量(Mn)を有したことを示している。
【0064】 実施例11 (低減分子量ジェランガムの分子量測定 − 4回均質化) ジェランガムサンプルをホモジナイザーに4回通したことを除き、用いた手順
は実施例9に記載したとおりであった。追加の均質化によって、ジェランガムの
分子量はさらに低減した。表3は、4回均質化したジェランガムが、それぞれ9
.3×10および7.6×10の重量平均分子量(Mw)および数平均分子
量(Mn)を有したことを示している。
【0065】
【表5】
【0066】 本発明のその他の変形および改造は、当業者にとって明らかであろう。本発明
は、特許請求の範囲に記載の場合を除き、制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ジェランガムの分子量を低下させることが0.5%ジェランガム溶液
のゲル硬化温度に与える影響を示す図である。
【図2】 図2は、ジェランガムの分子量を低下させることが95℃におけるジェランガ
ムの粘度に与える影響を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/06 A23L 1/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 モリスン,ニール アメリカ合衆国、カリフオルニア・92128、 サン・デイエゴ、ブライアデイル・ウエ イ・12332 (72)発明者 チヨン,ヨウ−ルン アメリカ合衆国、カリフオルニア・92128、 サン・デイエゴ、ブライアデイル・ウエ イ・12393 (72)発明者 ターラシーク,トツド アメリカ合衆国、カリフオルニア・92131、 サン・デイエゴ、スクリプス・ウエストビ ユー・ウエイ・9950、アパートメント・ナ ンバー・71 (72)発明者 バーガム,ダン アメリカ合衆国、カリフオルニア・92120、 サン・デイエゴ、ワンダーメア・6631 Fターム(参考) 4B001 AC20 AC99 DC01 4B014 GB03 GL11 4B032 DB40 DK17 4B041 LD02 LD03 LD04 LH16 LP04 LP11 LP25 4C090 AA01 AA04 AA08 BA61 BA92 BB02 BB12 BB16 BB22 BB35 BB36 BB52 BB94 BD37 CA03 CA34 CA50 DA03 DA11 DA27

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイズ排除クロマトグラフィー/多角レーザー光散乱によっ
    て測定して、約1.7×10以下の重量平均分子量を有する式: 【化1】 によって表わされる低減分子量ジェランガム。
  2. 【請求項2】 前記ジェランガムの重量平均分子量が、サイズ排除クロマト
    グラフィー/多角レーザー光散乱によって測定して、約1.2×10以下であ
    る、請求項1に記載のジェランガム。
  3. 【請求項3】 前記ジェランガムの重量平均分子量が、サイズ排除クロマト
    グラフィー/多角レーザー光散乱によって測定して、約1.2×10と約9.
    3×10の間である、請求項1に記載のジェランガム。
  4. 【請求項4】 (a)サイズ排除クロマトグラフィー/多角レーザー光散乱
    によって測定して、約1.7×10以下の重量平均分子量を有する式: 【化2】 によって表わされる低減分子量ジェランガム;および (b)水 を含んでなる組成物。
  5. 【請求項5】 前記ジェランガムの重量平均分子量が、サイズ排除クロマト
    グラフィー/多角レーザー光散乱によって測定して、約1.2×10以下であ
    る、請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ゲル化塩をさらに含んでなる、請求項4に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記ゲル化塩が、カルシウム塩、カリウム塩およびナトリウ
    ム塩である、請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 金属イオン封鎖剤をさらに含んでなる、請求項7に記載の組
    成物。
  9. 【請求項9】 前記金属イオン封鎖剤がクエン酸ナトリウムである、請求項
    8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記ゲル化塩がカルシウム塩である、請求項7に記載の組
    成物。
  11. 【請求項11】 液体食料製品をさらに含んでなる、請求項7に記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】 前記液体食料品が、菓子ゼリー、ジャム、ゼリー、デザー
    トゲル、アイシング、乳製品を含まない冷凍トッピング、パンの詰め物および乳
    製品から成る群から選択される、請求項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 サイズ排除クロマトグラフィー/多角レーザー光散乱によ
    って測定して、約1.7×10以下の重量平均分子量を有する式: 【化3】 によって表わされる低減分子量ジェランガムを製造する方法であって、 (a)水中で天然ジェランガムを水和すること;および (b)前記天然ジェランガムの分子量を低減し、それによって低減分子量ジェ
    ランガムを製造すること を含んでなる前記方法。
  14. 【請求項14】 前記低減分子量ジェランガムの重量平均分子量が、サイズ
    排除クロマトグラフィー/多角レーザー光散乱によって測定して、約1.2×1
    以下である、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記天然ジェランガムの分子量が、均質化、音波処理、放
    射線、酸化および加水分解から成る群から選択される処理によって低減される、
    請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記処理が均質化である、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記低減分子量ジェランガムの分子量を低減する段階をさ
    らに含んでなる、請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記低減分子量ジェランガムの分子量が、均質化、音波処
    理、放射線、酸化および加水分解から成る群から選択される処理によって低減さ
    れる、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記処理が均質化である、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 (a)サイズ排除クロマトグラフィー/多角レーザー光散
    乱によって測定して、約1.7×10以下の重量平均分子量を有する式: 【化4】 の低減分子量ジェランガム; (b)水; (c)ゲル化塩;および (d)金属イオン封鎖剤 を含んでなる組成物であって、前記組成物がゲルである組成物。
  21. 【請求項21】 前記低減分子量ジェランガムの重量平均分子量が、サイズ
    排除クロマトグラフィー/多角レーザー光散乱によって測定して、約1.2×1
    以下である、請求項20に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 前記ゲル化塩が、カルシウム塩、カリウム塩およびナトリ
    ウム塩から成る群から選択される、請求項21に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記ゲル化塩がカルシウム塩である、請求項22に記載の
    組成物。
  24. 【請求項24】 前記金属イオン封鎖剤がクエン酸ナトリウムである、請求
    項23に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 (a)水中で天然ジェランガムを水和すること; (b)前記天然ジェランガムの分子量を低減すること を含んでなる方法によって得られる製品。
  26. 【請求項26】 前記天然ジェランガムの分子量が、均質化、音波処理、放
    射線、酸化および加水分解から成る群から選択される処理によって低減される、
    請求項25に記載の製品。
  27. 【請求項27】 前記処理が均質化である、請求項26に記載の製品。
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