JP2002528738A - 長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域を用いる分離方法および装置 - Google Patents

長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域を用いる分離方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域を用いる分離方法を提供する。 【解決手段】一定時間の周期の終了時に、注入点および抜き出し点の全体が、ループを通って流通する主流体の流れ方向に対して規定される特定方向において、同数のカラムまたはカラムの区間だけ、有利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけ位置をずらされていること、また前記周期中において、異なる時間(temps differents)に種々の注入点および抜き出し点の位置がずらされて、前記諸点によって規定される帯域の長さが変動するようにすることを特徴とする、分離方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域において液体相と固体
相との接触による混合物からの少なくとも1つの成分の分離方法および分離装置
に関する。
【0002】 本発明は、キラル分離に適用され、とりわけ薬学の分野において使用される立
体異性体の分離に特に適用される。
【0003】
【従来の技術】
化学成分の大規模な製造において使用可能な種々のクロマトグラフィー方法が
現存する。
【0004】 R.M.NICOUDおよびM.BAILLYの出版物(Choice and optimization of operating
mode in industrial chromatography、Proceeding of the 9th International S
ymposium on preparative and industrial chromatography、PREP 92、April 19
92、Nancy p.205-220)には、この技術背景が説明されている。
【0005】 これらの方法は、いくつかの基準に従って分類されてよい。すなわち該方法は
、断続的あるいは連続的であってもよいし、溶離剤の組成は、等濃度(isocrati
que)溶離のためのものであってもよいし、あるいは組成が変化する勾配溶離が
行われてもよい。
【0006】 これらの可能性のうちの1つは、正真の(vrai)移動床の4帯域を有する向流で
の従来方法である。向流での連続的効果をめざす移動床系において、固体は、ラ
フィネートおよびエキストラクトの抜き出し点と切替えられる仕込原料および溶
離剤の導入用固定点より先に閉鎖ループ内を連続的に流通する。
【0007】 この方法は、完全に公知でありかつ既述されている。本発明の特質を理解する
ために必要な特徴だけが、以下に要約される。正真の移動床(Lit Mobile Vrai)
での運転モードにおいて、液体相および固体相の向流での接触は、異なる4帯域
に分割されるカラムにおいて実施される:すなわち 帯域I: 溶離剤注入管路およびエキストラクト抜き出し管路の間に位置する全
域、 帯域II:エキストラクト抜き出し管路および仕込原料注入管路の間に位置する全
域、 帯域III:仕込原料注入管路およびラフィネート抜き出し管路の間に位置する全
域および 帯域IV:ラフィネート抜き出し管路および溶離剤注入管路の間に位置する全域で
ある。
【0008】 入口/出口の流量に起因して、液体流量は、帯域に応じて変動する:すなわち
QI、QII、QIIIおよびQIVは、帯域I、帯域II、帯域IIIおよび帯域IVにおけ
る各々の流量である。
【0009】 1961年にUOP社によって、閉鎖ループ内で相互に連結されたカラムの間
での独創的な連結による固体の移動をシミュレーションできる方法が特許取得さ
れた(米国特許US−A−2985589、US−A−3291726およびU
S−A−3268605)。従って、模擬移動床Lit Mobile Simule(LMS)
と呼ばれるこの方法によって、簡単に正真の移動床Lit Mobile Vraiの方法を実
質上実施することができる。該方法は、ラフィネート抜き出し点とエキストラク
ト抜き出し点とを同時に1つのカラムまたはカラムの区間の位置だけ前進させる
ときに、仕込原料導入点と溶離剤導入点とを(主流体の流通方向に)定期的に下
流に前進させることを特徴とする。
【0010】 従って、入口および出口の管路全体は、各ΔT周期で同時に位置をずらされる
(移動される)。これらの管路が、該管路の当初の位置を再び見出す終了時の時
間であるサイクルの時間は、Nc×ΔTであり、Ncは、カラムの全体の数であ
る。
【0011】 先行技術もまた本出願人のフランス特許出願番号FR−A−2754730お
よび米国特許US−A−4498991によって説明される。
【0012】 この方法は、特にCHARTONおよびNICOUDによって広範囲に記載されている(comp
lete design of a simulated moving bed、Journal of Chromatography 1995年
、702、97-102頁)。
【0013】 以下において、本発明の充分な理解に必要な最少の情報のみが、再記載される
【0014】 入口/出口の位置は、一定間隔で同時に位置をずらされる。管路(n)によっ
て管路の位置に目印を付けることが推奨される。このことは、特定の瞬時に、1
つの特定の入口/出口管路が、カラムnの入口に連結されることを意味する。例
えば12のカラムを有する系において、ラフィネート(11)は、ラフィネート
の管路がカラム11の入口に連結されることを意味すると共に、仕込原料(9)は
、仕込原料の管路がカラム9の入口に連結されることを意味する。
【0015】 この規定を用いることによって、この系を、溶離剤(3)/エキストラクト(
6)/仕込原料(9)/ラフィネート(11)によって表すことができる。 こ
の形態において、帯域I、帯域II、帯域IIIおよび帯域IVにおけるカラムの数は
、各々3/3/2/4である。従って、この系の形態は、下記式:
【数1】 によって完全に規定される。 特定の時間後(PERIODE)、入口/出口の位置全体が、1つのカラム分だけ同時
に移動される。従って、この系は、次のように記載される: ΔT時間: 溶離剤(4)/エキストラクト(7)/仕込原料(10)/ラフィネート(12
)3/3/2/4 新たな周期の後、位置全体は、1つのカラム分だけ新たに同時に移動される。
従って、この系は、次のように記載される: 2×ΔT時間: 溶離剤(5)/エキストラクト(8)/仕込原料(11)/ラフィネート(1)
3/3/2/4 2×ΔT時間で、ラフィネートの位置が、位置12から位置1に移動される。
【0016】 位置1が、位置13modulo(モジューロ)12([13]12)で記載されること
が注目される。
【0017】 この表示は、カラムの数Ncを含む模擬移動床に一般化されてよい。カラム数
Ncで構成される模擬移動床において、どの位置もNcを越えることができない
のは明らかである。簡便性の目的で、単に装置の位置全体を各移動において増加
させ、かつ位置全体moduloNcを規定する(例えばNc=5である場合、[8] Nc =3)。
【0018】 特定の瞬時に、模擬移動床の形態が、溶離剤(e)/エキストラクト(x)
/仕込原料(f)/ラフィネート(r)である場合、簡単な推論によって、 各帯域に含まれるカラムの数を見出すことが可能になる: 帯域1:数1=[x−e]Nc 、 帯域2:数2=[f−x] 帯域3:数3=[r−f]Nc 、 帯域4:数4=[e−r] 数1+数2+数3+数4=Ncであることが簡単に証明されうる。
【0019】 この系は、表1によって完全に規定される。
【0020】
【表1】
【0021】 注入点および抜き出し点は、時間ΔTの周期後に1つのカラムだけ移動し、か
つNc周期後にカラム数Ncだけ移動する。各帯域のカラムの数は、変動しない
。従って、注入点および抜き出し点は、Nc×ΔTであるサイクル時間後に、そ
れらの当初の位置を再び見出す。
【0022】 (正真の移動床の実質上の実施を提供する)模擬移動床系の主な特徴は、下記
によって規定される: 1.入口/出口の管路の位置によって規定される帯域、 2.経時下に一定である、帯域毎に固定された(一定である)カラム数、 3.経時下に一定、かつ固定された長さの帯域、および 4.入口/出口の管路全体の同期移動。
【0023】 特徴2、特徴3および特徴4は、模擬移動床が、正真の移動床の機能(comport
ement)をシミュレーションすることによるものである。
【0024】 フランス特許FR−2721528によれば、流体の注入流または流体の抜き
出し流が、直ぐ前の位置から死容量(volume mort)を有する直ぐ後の位置に移行
するたびに、該流体の注入流または該流体の抜き出し流の系への接続時間を適当
な値だけ増加させることによって、ついで該流が、死容量を有する直ぐ後の位置
から次の位置に移行する場合に前記接続時間を短縮することによって、吸着塔の
最終床と第1床との間に位置する再循環ポンプの死容量によって引き起こされる
エキストラクトおよびラフィネートの組成物の混乱を緩和することが可能である
。しかしながら、一回のサイクルによって、入口および出口全体が同時に移動さ
れる。この技術によって、理想的な模擬移動床にも近似するやり方で該技術を作
用させるための技術的な欠点を簡単に補足することが可能になる。
【0025】 少数のカラムを使用する模擬移動床での分離方法において、エキストラクト中
およびラフィネート中で回収された生成物は、2つのうちの一方については優れ
ているが、他方については不十分である、異なる純度を有することがほとんどの
場合明らかである。いくつかの型の分離において、作用される吸着剤の容量が少
量である場合、エキストラクトおよびラフィネートの純度レベルは、実施例にお
いてそれが認められるように不十分でさえあるのが明らかになる。
【0026】 本発明の目的のうちの1つは、これらの不都合を解消することである。 別の目的は、エキストラクトとして、またラフィネートとして抜き出された物
質の純度を上昇させることである。
【0027】 さらに別の目的は、分離コストを最少にすることである。
【0028】 従って、周期中およびサイクル時間中、流体の入口および出口の位置を同時に
ずらさないで、改善された結果を得ることができるのが証明された。
【0029】
【発明の構成】
より正確には、本発明は、ループ状にかつ直列状に設けられた、吸着剤を含む
クロマトグラフィーカラムの一群またはクロマトグラフィーカラムの区間の一群
を有する装置における、混合物に含まれる少なくとも1つの成分の、VARIC
OLと呼ばれる分離方法であって、該ループは、少なくとも1つの仕込原料注入
点と、ラフィネート抜き出し点と、溶離剤注入点と、エキストラクト(抽出物)
抜き出し点とを備える方法であって、注入点および抜き出し点の間に、あるいは
その逆においてクロマトグラフィー帯域が確定される方法において、一定時間の
周期の終了時に、注入点および抜き出し点の全体が、ループを通って流通する主
流体の流れ方向に対して規定される特定方向において、同数のカラムまたはカラ
ムの区間だけ、有利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけ位置をずれ
ている(移動されている)こと、また前記周期中において、異なる時間に種々の
注入点および抜き出し点の移動が行われて、前記諸点によって規定される帯域の
長さが変動するようにすることを特徴とする、分離方法に関する。
【0030】 周期を時間ΔTの最も短い間隔として規定し、この時間ΔTの終了時に、入口
および出口の各々は、同数のカラムまたは同数のカラムの区間の位置がずらされ
、有利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間の位置がずらされる。この移
動は、入口および出口全体について同時には行われない。
【0031】 サイクル時間の終了時に、この系は、その当初位置を再び見出すことに注目さ
れる。移動が、1周期毎に1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけである場
合、サイクル時間は、Nc×ΔTである。
【0032】 「吸着剤」の用語は、その最も一般的な意味で使用される。吸着剤は、吸着方
法において使用される、例えばゼオライト系のモレキュラー・シーブのような吸
着剤であってもよいし、あるいはイオン交換樹脂のような吸着剤であってもよい
。この吸着剤もまたシリカ基体(base)上の固定相、反転相吸着剤およびキラル相
であってもよい。
【0033】 より詳しくは、次の連続工程を少なくとも1回行う:すなわち ・瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注
入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、
ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域に
関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけ
ずらせ、必要ならば、該操作を繰り返して、前記時間の周期の後に、注入点およ
び抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの区間だけずらせて、有
利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらし、当初の形態と同じ形
態のカラムまたはカラムの区間が再び見出せる工程。
【0034】 別の実施の形態によれば、次の連続工程を少なくとも1回行う:すなわち ・瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注
入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、
前記帯域の長さを延長して、前記帯域に隣接する帯域の長さを短縮するようにし
、ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域
に関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの1つの
区間だけずらせ、前記別の帯域の長さを延長して、前記別の帯域に隣接する帯域
の長さを短縮するようにし、また必要ならば、該操作を繰り返して、前記時間の
周期後に、注入点および抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの
区間だけずらせて、有利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらせ
て、当初の形態と同じ形態のカラムが再び見出せる工程。
【0035】 表2によって例証される第1の実施の形態によれば、カラムの帯域の長さを連
続的に変動させることが可能であり、帯域の拡大は、次の帯域の縮小によって補
われる。
【0036】
【表2】
【0037】 表3によって例証される第2の実施の形態によれば、帯域の長さの延長は、向
かい合った帯域の縮小によって補われてよい。
【0038】
【表3】
【0039】 いくつかの別の実施の形態が可能である。それらのうちのいくつかが、実施例
において表される。
【0040】 有利な実施の形態によれば、瞬時t1にエキストラクトの抜き出し点の位置と
ラフィネートの抜き出し点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの1つの区間
だけずらせてよいし、ついで瞬時t2に前記周期中に、仕込原料注入点の位置と
、溶離剤注入点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらせ
てよい。
【0041】 本方法の特徴によれば、周期中において、ほぼ一定である時間のずれを伴って
、有利には周期の少なくとも1/4の時間のずれを伴って注入点または抜き出し
点の位置を全部ずらせてもよい。
【0042】 一変形例によれば、周期中において、一定でない時間のずれを伴って注入点ま
たは抜き出し点をずらせてもよい。
【0043】 別の特徴によれば、特定帯域内を流通する流体の流量は、一般にほぼ一定に維
持される。
【0044】 カラムまたはカラムの区間内における流れ方向と同じ方向において、注入点お
よび抜き出し点の位置をずらすのが有利である。
【0045】 本方法の別の有利な特徴によれば、注入または抜き出し管路内を流通する流体
の少なくとも1つの流量は、装置内の圧力によって調節されてよい。好ましくは
、それは、ラフィネートおよび/またはエキストラクトの流量である。従って、
他の流体は、流量の調節下にある。
【0046】 有利には溶離剤として液体の使用が可能であるが、超臨界流体で、または臨界
未満流体で操作を行ってもよい。
【0047】 物質の分離が行われる圧力範囲は、0.1〜50MPa、好ましくは0.5〜
30MPaであってよい。カラム内の温度は、一般に0〜100℃である。カラ
ムまたはカラムの区間の数が、8以下である場合、本発明による方法によって、
卓越した結果が提供されるのが認められた。8を越える値について、サイクル期
間中のずれの瞬時と組み合わされる各帯域内でのカラムの数および長さの影響を
研究することによって、本方法を最適化させることが非常に有利である。
【0048】 別の実施の形態によれば、カラムまたはカラムの区間の数が、この系の1つま
たは複数の帯域において一時的にゼロであることが可能である。従って、少なく
とも2つのカラムまたはカラムの区間を用いて、有利には3つのカラムまたはカ
ラムの区間を用いて作用を行ってもよい。
【0049】 本発明は、特に本方法を行うための装置にも関する。
【0050】 より正確には、該装置は、ループ状にかつ直列状に設けられた、吸着剤を含む
複数のクロマトグラフィーカラムまたはクロマトグラフィーカラムの複数の区間
を備える。前記ループは、少なくとも1つの注入ポンプに連結された各カラムま
たはカラムの区間内に流体を注入する複数の流体注入管路と、少なくとも1つの
抜き出し手段および各管路上の少なくとも1つの弁に連結された各カラムまたは
カラムの区間の流体の複数の抜き出し管路とを有する。また前記管路は、少なく
とも3つのクロマトグラフィー帯域を画定し、該クロマトグラフィー帯域の各々
は、流体の注入点および流体の抜き出し点によって確定される。該装置は、前記
弁に接続された帯域の長さの経時下での変動制御手段を有し、該変動制御手段は
、注入点および抜き出し点の位置を、少なくとも1つのカラムまたはカラムの1
つの区間だけ間欠的にずらすのに適合されることを特徴とする。
【0051】 ループが閉鎖される場合、このループは、流体用の少なくとも1つの再循環ポ
ンプ、あるいは超臨界流体、臨界未満流体または圧縮ガス用の少なくとも1つの
圧縮器を備えてよい。前記ループが開放される場合、溶離剤注入ポンプは、帯域
IVの出口および次の帯域Iの入口に接続されて、溶離剤の供給を伴って前記帯域
Iの入口に必要な流量を供給するようにする。
【0052】 使用される弁は、有利にはあらゆる弁またはゼロである。
【0053】 エキストラクトおよびラフィネートの管路レベルでの抜き出し手段は、ポンプ
であってよい。該抜き出し手段は、装置において流量計または圧力測定手段を有
する制御された類似の弁であってもよい。従って、この系における圧力によって
、流れに対する推進力(動力)を有することが可能になる。
【0054】 本発明による方法(VARICOL)は、以下の実施例においてより良く説明
され、模擬移動床方法に対するそれらの差異は、直ちに明らかになる:すなわち
1.帯域の長さは、経時下において一定ではない。
【0055】 2.帯域当たりのカラムの数は、経時中において一定ではない。
【0056】 3.入口/出口管路は、すべて同時にずらされる。
【0057】 変動が、この系に混乱をもたらすにも拘わらず、予期しないことではあるが
、VARICOL方法の成績が、多くの場合模擬移動床系の成績よりも優れてい
ることが明らかになる(実施例を参照)。
【0058】 1つの周期の間に、各帯域内のカラムの数は変動する。これは、教育上の目的
で、帯域毎のカラムの平均数を規定するのに役立つものである: <数1>=1つの周期の間に帯域1に含まれるカラムの平均数 <数2>=1つの周期の間に帯域2に含まれるカラムの平均数 <数3>=1つの周期の間に帯域3に含まれるカラムの平均数 <数4>=1つの周期の間に帯域4に含まれるカラムの平均数 模擬移動床の系が、ちょうどLMS 数1/数2/数3/数4 によって示されうるように、VARICOL 数1/数2/数3/数4 によって定期的なVARICOL方法を表すことができる。
【0059】 しかしながら、帯域毎のカラムの数が、LMS(模擬移動床)系について実質
的な意義を有するが、整数でなくかつ技術的意義を有しない平均数が、VARI
COL方法において簡単に便宜的に使用される。
【0060】 特定のカラムの全体数について、実施される切替のずれ(移動)に応じてVA
RICOL方法を用いる可能性のある(possible)無限の形態(configurations)が
存在する。
【0061】 形態の特別なモードによれば、1つの帯域内でのカラムの平均数が、1未満で
あってもよい事例が提案される。この注入点および抜き出し点の非同期的な移動
(ずれ)が原因で、帯域内でのカラムの数が、周期中において一時的にゼロであ
る場合、この事例が得られる。
【0062】 例えば4つのクロマトグラフィーカラムで構成される系が考えられる。 模擬移動床の考えられる単一形態は、この系の4帯域の各々において1つのカ
ラムを有する形態である。
【0063】 4つのカラムのVARICOL方法を用いて、可能性のある形態の数は、無限
である。従って、入口・出口管路の非同期的な移動(ずれ)によって、帯域に4
つのカラムを配列(repartir)することが可能である。
【0064】 例えば表4に記載される切替時間に応じて<0.5><1.5><1.5><
0.5>型配列を得ることが可能である。
【0065】
【表4】
【0066】 さらに例えば表5に記載される切替時間に応じて<0.5><1.5><0>
<1.5>型形態を得ることが可能である。
【0067】
【表5】
【0068】 この場合、仕込原料が、ラフィネート回収点に一時的に注入されることに留意
される。従って、仕込原料の管路とラフィネートの管路とは、この系の特定の2
つのカラムの間において同時に接続されている。従って、注入される仕込原料に
よって、採取されるラフィネートを直接汚染するリスクがある。
【0069】 表4の場合、溶離剤注入点は、ラフィネート採取点およびエキストラクト採取
点に一時的に位置する。従って、注入された溶離剤の抜き出し点への通過のリス
クがある。
【0070】 しかしながら、このことは、この系のカラムの間での注入点および抜き出し点
の適切な調整によって解決できる。カラムの各々の入口において、エキストラク
ト抜き出し点およびラフィネート抜き出し点は、仕込原料注入点および溶離剤注
入点より先に位置する。従って、このことにより、これらの管路が再循環ループ
の同じ点に一時的に位置づけられる場合において、注入管路による抜き出し物の
汚染が回避される。
【0071】
【発明の実施の形態】
[実施例1] このVARICOL方法を、フィトールphytol(3,7,1,15−テトラメ
チル−2−ヘキサデセン−1−オール、C2040O)の立体異性体の分離を
行う目的で使用した。合成フィトールは、シスおよびトランス異性体の混合物で
あった。後者(トランス異性体)は、香水製造業において使用される。
【0072】 フィトールの異性体間の分離を、ヘプタンおよび酢酸エチル(75/25 容
積/容積)で構成される溶離剤を用いて、27℃でシリカ(Lichroprep Si60,Me
rck KGaAの25-40マイクロメータ,Darmstadt)上で行った。簡略化を目的として、
シス異性体50%およびトランス異性体50%を含む溶液を調製した。実験室の
段階で行った測定によって、吸着の等温線を決定して、改善されたLangmuir型の
式に従って適切に調整した:
【数2】
【0073】 (式中、 nは、固体上に吸着される種iの濃度であり、 λ、λ、K、K、K、Kは、調整可能なパラメータであり、 CおよびCは、移動相中の種iおよび種jの濃度であり、 λ=1.7、λ=1.7、 K=0.20633、K=0.9862、 K=0.00645、K=0.0308を伴う。) 吸着の等温線を認識することは、VARICOL方法を操作するために絶対必
要ではないが、適切な純度(純度)を得るために適合される操作パラメータを見
つけるのに役立った。使用される技術は、例えば「分取および非線形状クロマト
グラフィーの原理(Fundamentals of preparative and non linear chromatograp
hy),G.Guiochon,S.Golsbran Shirazi and A.M.Katti,Academie Press, 1994年」
に記載されている数値によって表されるシミュレーション方法に基づいている。
【0074】 流体の注入または抜き出し点の移動(ずれ)を、ΔT周期の1つの部分である
t時間で行なった。
【0075】 1.カラムを5基備えるVARICOL 実験により、6.4g/リットルの仕込原料濃度において、直径2.6cmお
よび長さ16cmのカラム5基を備える系に関する流量の適切な作用は、下記:
流出物=24.98ml/分、Q仕込原料=22.08ml/分、 Qエキストラクト=25.42ml/分、およびQ帯域I=106.84ml/
分に一致した。
【0076】 この流量の作用について、入口/出口の位置の最適な移動周期は、 ΔT=模擬移動床(LMS)系について1.6分であった。
【0077】 種々の方法によって得られるエキストラクトおよびラフィネートの濃度および
純度(純度)を、表6に記載する。全純度を、エキストラクトおよびラフィネー
トの純度の平均値によって規定する。
【0078】
【表6】
【0079】 (カラム5基の系について)模擬移動床のあらゆる可能性のある形態を、表6
に記載した。最もよい平均純度(93.3%)を、形態1/1/2/1によって
得た。
【0080】 平均して1.25基のカラムを用いる4帯域でのVARICOL方法によって
、平均純度95.2%を得ることが可能になった。従って、この純度は、LMS
方法を用いて得られた優れた結果よりも約2%高かった。LMSのカラムおよび
流量と類似するカラムおよび流量を用いる、高純度を得るためのこのVARIC
OL方法の適性は、非常に有益であることが強調された。
【0081】 VARICOL方法の二回目の使用によって、管路から管路への時間の移動が
同一でなくかつ良好な結果も証明する運転(作動)を例証することができた。
【0082】 2.カラムを8基備える系 系内においてカラムの一定の長さおよび固定相の一定量を保つために、カラム
の長さを各々10cmに短縮した。カラムを5基備える系での流量と同じ流量を
、周期時間をΔT=1分に調整して、使用した。
【0083】 種々の方法におけるエキストラクトおよびラフィネートの流れにおいて得られ
る濃度および純度を、表7に記載する。全純度を、エキストラクトおよびラフィ
ネートの純度の平均値として規定する。
【0084】
【表7】
【0085】 この場合、LMSの純度は、既に増加していた(約97%)。これらの結果を
VARICOL方法を用いて改善することは不可能であった。高純度を得る手段
は、カラムの長さを延長させること、および/または本発明による方法の枠内で
のカラムの数を増加させること、および/または使用される流量を変更させるこ
とであった。
【0086】 [実施例2] フルクトース(果糖)およびグルコース(ブドウ糖)の分離を、溶離剤として
水(65℃)を用いて、カルシウム形態にあるDowex99モノスフィア(単
球体)(350マイクロメータ)上で行った。これらの条件下に、吸着の等温線
は、ほとんど線形(リニアlinear)であった。2つの糖の取得要因を、下記に記
載する: Kグルコース=0.25 Kフルクトース=0.45 1.カラムを5基備える系 実験により、各種の50g/リットルの仕込原料濃度において、直径2.6c
mおよび長さ160cmのカラムからなる系についての流量の適切な作用は、下
記: Q流出物=18.13ml/分、Q仕込原料=13.76ml/分、 Qエキストラクト=16.57ml/分、およびQ帯域I=90.36ml/分
であった。
【0087】 この流量の作用について、入口/出口の位置の最適な移動周期は、 ΔT=模擬移動床(LMS)系について6.4分であった。
【0088】
【表8】
【0089】 平均してカラム1.25基の4帯域でのVARICOL方法によって得られた
改善(表8)は、本明細書でも非常に有意であった。全純度は、従来のLMSの
場合において得られる全純度よりもほとんど3%高かった。
【0090】 2.カラムを6、7および8基備える系 別の実験を行って、表9、10および11に記載する。
【0091】 カラムの長さ全体と流量とを、同じ系の2つの型のテストにおいて一定に維持
した。各場合において、周期時間およびカラムの長さを調整した。
【0092】 カラムを6基備える系:L=1.33m、ΔT=5.32分
【表9】
【0093】 カラムを7基備える系:L=1.14m、ΔT=4.56分
【表10】
【0094】 カラムを8基備える系:L=1m、ΔT=4分
【表11】
【0095】 表8、表9、表10および表11に記載された結果の分析によって、次の結果
を生じた: ・カラム5基を備えるVARICOL系は、可能のある5基のカラムを備えるあ
らゆるLMSよりも効果的であった。
【0096】 ・カラム6基を備えるVARICOL系は、可能のある6基のカラムを備えるあ
らゆるLMSよりも効果的であった。
【0097】 ・カラム7基を備えるVARICOL系は、可能のある7基のカラムを備えるあ
らゆるLMSよりも効果的であった。
【0098】 ・カラム5基を備えるVARICOL系によって、カラム6基を備えるLMSを
用いて得られる純度と同等の純度の達成が可能になった。従って、VARICO
L方法によって、コストの大幅な削減が可能になった。
【0099】 ・VARICOL方法は、カラム数8未満の系においてより有利であった。
【0100】 帯域において一時的にカラム数ゼロを有しうることによって、帯域の数より少
ないカラムの全体数を用いて4帯域を有するVARICOL形態を使用すること
が可能になった。カラム3基を備えるVARICOL形態を、本実施例において
説明する。
【0101】 [実施例3] VARICOL方法を、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトールのラ
セミ混合物の分離を行うことを目的として使用した。分離を、キラル固定相につ
いて(キラルパックAD 20μm、Daicel、日本)ヘプタン・イソプロ
パノール・トリフルオロ酢酸(95/5/0.2、v/v/v)で構成される溶
離剤を用いて27℃で行った。
【0102】 カラム3基を備えるVARICOL系: 4帯域を有する模擬移動床を、3基のカラムを用いて実施することは不可能で
あった。しかしながら、4帯域を有するVARICOL方法は、この系のいくつ
かの帯域において一時的にゼロであるカラム数を用いて実施が可能であった。
【0103】 操作流量を、直径1cmおよび長さ20cmのカラム3基で構成されるVAR
ICOL系について仕込原料濃度20g/リットルについて最適化された。
【0104】 <0.5><1><1><0.5>型のVARICOL形態を、この型の方法
の潜在性を分析するために使用した。この形態の取得を可能にする弁の切替例を
表12に示す。
【0105】
【表12】
【0106】 操作流量を、エキストラクトおよびラフィネートの純度95%を得るために最
適化した(系の生産性の最大化)。
【0107】 1.66分のΔT周期を用いて、次の操作流量によって、必要な純度に到達す
ることが可能になった: Q流出物=9.21ml/分、Q仕込原料=1.54ml/分、 Qエキストラクト=7.32ml/分、およびQ帯域I=29.04ml/分で
あった。
【0108】 従って、4帯域を有するVARICOL系によって、帯域1および帯域4にお
いて一時的にゼロであるカラム数を使用することにより、カラム3基を用いて混
合物を精製することが可能になった。
【0109】 カラム4基を備えるVARICOL系: カラム4基(1/1/1)の模擬移動床(SMB)の成績を、カラム4基の種
々の形態のVARICOLと比較した。
【0110】 これら2方法において、直径1cmおよび長さ10cmの4基のクロマトグラ
フィーカラムを使用した。 <0.5><1.5><1.5><0.5>VARICOLの取得を可能に
する弁の切替例を表13に示した。
【0111】
【表13】
【0112】 表14では、エキストラクトおよびラフィネートの純度95%に到達するため
に最適化されたSMB系およびVARICOL系の操作流量を比較した。 2つの系において、周期は、0.83分であった。
【0113】
【表14】
【0114】 この表において、この系に注入される混合物Q仕込原料の流量を比較すること
により、考案された種々の形態の生産性を比較することができる。
【0115】 実験されたVARICOLの種々の形態によって、カラム4基のSMB方法に
比して系の生産性を有意に増加させること(+63%)が可能になった。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月7日(2000.11.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項17
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項18
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】 さらに例えば表5に記載される切替時間に応じて<0.5><1.5><0. ><1.5>型形態を得ることが可能である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】
【発明の実施の形態】 注入点および抜き出し点の同時に起こる移動(ずれ)を伴う模擬移動床に関す るあらゆる実施例を、比較例として記載した(LMS) 。 [実施例1] このVARICOL方法を、フィトールphytol(3,7,1,15−テトラメ
チル−2−ヘキサデセン−1−オール、C2040O)の立体異性体の分離を
行う目的で使用した。合成フィトールは、シスおよびトランス異性体の混合物で
あった。後者(トランス異性体)は、香水製造業において使用される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正内容】
【0111】
【表13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 30/02 G01N 30/02 N 30/26 30/26 A E 30/32 30/32 C 30/88 30/88 W // C07B 57/00 343 C07B 57/00 343 C07M 7:00 C07M 7:00 (72)発明者 アダーン フィリップ フランス国 マクスヴィル リュ ドゥ ラ ジュスティス 42 (72)発明者 リュドゥマン オーンブルジェ オリヴィ エ フランス国 ナーンシ ブールヴァール ジャン ジョレス 58 (72)発明者 ニクー ロジェ マルク フランス国 リシャールメスニル リュ ヴェルレーヌ 8 Fターム(参考) 4D017 AA06 AA07 BA04 CA05 CA17 CB01 DA02 DA03 DA06 EA10 EB07 EB10 4H006 AA02 AC83 AD17 BB49 BD60 BD82 FC56 FE11 FE12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状にかつ直列状に設けられた、吸着剤を含むクロマト
    グラフィーカラムの一群またはクロマトグラフィーカラムの区間(troncon)の一
    群を有する装置における、混合物に含まれる少なくとも1つの成分の分離方法で
    あって、該ループが、少なくとも1つの仕込原料注入点と、ラフィネート抜き出
    し点と、溶離剤注入点と、エキストラクト(抽出物)抜き出し点とを備える方法
    であって、注入点と抜き出し点との間に、あるいはその逆においてクロマトグラ
    フィー帯域が確定される方法において、一定時間の周期の終了時に、注入点およ
    び抜き出し点の全体が、ループを通って流通する主流体の流れ方向に対して規定
    される特定方向において、同数のカラムまたはカラムの区間だけ、有利には1つ
    のカラムまたはカラムの1つの区間だけ位置をずらされていること、また前記周
    期中において、異なる時間(temps differents)に種々の注入点および抜き出し点
    の位置がずらされて、前記諸点によって規定される帯域の長さが変動するように
    することを特徴とする、分離方法。
  2. 【請求項2】 次の連続工程、すなわち ・瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注
    入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、
    ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域に
    関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけ
    ずらせ、必要ならば、該操作を繰り返して、前記時間の周期の後に、注入点およ
    び抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの区間だけずらせて、当
    初の形態(configuration)と同じ形態のカラムまたはカラムの区間が再び見出せ
    る工程が少なくとも1回行われる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 次の連続工程、すなわち ・瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注
    入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、
    前記帯域の長さを延長して、前記帯域に隣接する帯域の長さを短縮するようにし
    、ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域
    に関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの1つの
    区間だけずらせ、前記別の帯域の長さを延長して、前記別の帯域に隣接する帯域
    の長さを短縮するようにし、また必要ならば、該操作を繰り返して、前記時間の
    周期後に、注入点および抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの
    区間だけずらせて、当初の形態と同じ形態のカラムまたはカラムの区間が再び見
    出せる工程が少なくとも1回行われる、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 瞬時t1にエキストラクトの抜き出し点の位置とラフィネー
    トの抜き出し点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、つい
    で瞬時t2に前記周期中に仕込原料の注入点の位置と溶離剤の注入点の位置とを
    、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらす、請求項1または2記載の方法。
  5. 【請求項5】 周期中において、ほぼ一定の時間のずれを伴って、有利には
    少なくとも周期の1/4のずれを伴って、注入点または抜き出し点の移動全体が
    行われる、請求項1〜4のうちのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 周期中において、一定でない時間のずれを伴って注入点また
    は抜き出し点の位置の移動が行われる、請求項1〜4のうちのいずれか1項記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 特定帯域内を流通する流体の流量が、ほぼ一定に維持される
    、請求項1〜6のうちのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 ループ内の流れ方向と同じ方向において前記移動が行われる
    、請求項1〜7のうちのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 注入または抜き出し管路内を流れる流体の少なくとも1つの
    流量は、装置内の圧力によって調節され、該流体の流量は、好ましくはラフィネ
    ートおよび/またはエキストラクトの流量として抜き出される、請求項1〜8の
    うちのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 溶離剤が、液体、超臨界流体または臨界未満流体あるいは
    圧縮ガスである、請求項1〜9のうちのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 カラムの数が、8未満である、請求項1〜10のうちのい
    ずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 ループが、4つのクロマトグラフィー帯域を有する、請求
    項1〜11のうちのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 カラムの数が、1つまたは複数のクロマトグラフィー帯域
    において一時的にゼロである、請求項1〜12のうちのいずれか1項記載の方法
  14. 【請求項14】 ループ状かつ直列状に設けられた、吸着剤を含む複数のク
    ロマトグラフィーカラムまたはクロマトグラフィーカラムの区間を備えた装置で
    あって、前記ループが、少なくとも1つの注入ポンプに連結された各カラム内に
    流体を注入する複数の流体注入管路と、少なくとも1つの抜き出し手段および各
    管路上の少なくとも1つの弁に連結された各カラムの流体の複数の抜き出し管路
    とを有し、前記ループは、少なくとも3つのクロマトグラフィー帯域を画定し、
    該クロマトグラフィー帯域の各々は、流体の注入点および流体の抜き出し点によ
    って確定される装置において、該装置が、前記弁に接続された帯域の長さの経時
    下(dans le temps)での変動の制御手段を有し、該変動制御手段は、注入点およ
    び抜き出し点の位置を、少なくとも1つのカラムまたはカラムの区間だけ間欠的
    にずらすのに適合されることを特徴とする、請求項1〜13のうちのいずれか1
    項記載の方法を実施するための装置。
  15. 【請求項15】 ループが閉鎖され、また前記ループが、流体用の少なくと
    も1つの再循環ポンプ、あるいは臨界未満液体、超臨界液体または圧縮ガス用の
    少なくとも1つの圧縮器を備える、請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 ループが開放され、溶離剤注入ポンプが、帯域IVの出口
    およびそれに続く帯域Iの入口に接続されて、溶離剤の供給を伴って前記帯域I
    の入口に必要な流量を供給するようにする、請求項14記載の装置。
  17. 【請求項17】 抜き出し手段が、制御ポンプまたは、装置において流量計
    または圧力測定手段を有する類似の制御弁である、請求項14〜16のうちのい
    ずれか1項記載の装置。
  18. 【請求項18】 立体異性体分離のための請求項14〜17のうちのいずれ
    か1項記載の装置あるいは請求項1〜13のうちのいずれか1項記載の方法の使
    用法。
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