JP4966449B2 - 長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域を用いる分離方法 - Google Patents

長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域を用いる分離方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4966449B2
JP4966449B2 JP2000579318A JP2000579318A JP4966449B2 JP 4966449 B2 JP4966449 B2 JP 4966449B2 JP 2000579318 A JP2000579318 A JP 2000579318A JP 2000579318 A JP2000579318 A JP 2000579318A JP 4966449 B2 JP4966449 B2 JP 4966449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
point
injection
columns
extraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000579318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002528738A (ja
Inventor
ミシェル バイイ
フィリップ アダーン
オーンブルジェ オリヴィエ リュドゥマン
ロジェ マルク ニクー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Original Assignee
IFP Energies Nouvelles IFPEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IFP Energies Nouvelles IFPEN filed Critical IFP Energies Nouvelles IFPEN
Publication of JP2002528738A publication Critical patent/JP2002528738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4966449B2 publication Critical patent/JP4966449B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D15/00Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
    • B01D15/08Selective adsorption, e.g. chromatography
    • B01D15/10Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features
    • B01D15/18Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features relating to flow patterns
    • B01D15/1814Selective adsorption, e.g. chromatography characterised by constructional or operational features relating to flow patterns recycling of the fraction to be distributed
    • B01D15/1821Simulated moving beds
    • B01D15/1828Simulated moving beds characterized by process features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2215/00Separating processes involving the treatment of liquids with adsorbents
    • B01D2215/02Separating processes involving the treatment of liquids with adsorbents with moving adsorbents
    • B01D2215/023Simulated moving beds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域において液体相と固体相との接触による混合物からの少なくとも1つの成分の分離方法に関する。
【0002】
本発明は、キラル分離に適用され、とりわけ薬学の分野において使用される立体異性体の分離に特に適用される。
【0003】
【従来の技術】
化学成分の大規模な製造において使用可能な種々のクロマトグラフィー方法が現存する。
【0004】
R.M.NICOUDおよびM.BAILLYの出版物(Choice and optimization of operating mode in industrial chromatography、Proceeding of the 9th International Symposium on preparative and industrial chromatography、PREP 92、April 1992、Nancy p.205-220)には、この技術背景が説明されている。
【0005】
これらの方法は、いくつかの基準に従って分類されてよい。すなわち該方法は、断続的あるいは連続的であってもよいし、溶離剤の組成は、等濃度(isocratique)溶離のためのものであってもよいし、あるいは組成が変化する勾配溶離が行われてもよい。
【0006】
これらの可能性のうちの1つは、正真の(vrai)移動床の4帯域を有する向流での従来方法である。向流での連続的効果をめざす移動床系において、固体は、ラフィネートおよびエキストラクトの抜き出し点と切替えられる仕込原料および溶離剤の導入用固定点より先に閉鎖ループ内を連続的に流通する。
【0007】
この方法は、完全に公知でありかつ既述されている。本発明の特質を理解するために必要な特徴だけが、以下に要約される。正真の移動床(Lit Mobile Vrai)での運転モードにおいて、液体相および固体相の向流での接触は、異なる4帯域に分割されるカラムにおいて実施される:すなわち
帯域I: 溶離剤注入管路およびエキストラクト抜き出し管路の間に位置する全域、
帯域II:エキストラクト抜き出し管路および仕込原料注入管路の間に位置する全域、
帯域III:仕込原料注入管路およびラフィネート抜き出し管路の間に位置する全域および
帯域IV:ラフィネート抜き出し管路および溶離剤注入管路の間に位置する全域である。
【0008】
入口/出口の流量に起因して、液体流量は、帯域に応じて変動する:すなわちQI、QII、QIIIおよびQIVは、帯域I、帯域II、帯域IIIおよび帯域IVにおける各々の流量である。
【0009】
1961年にUOP社によって、閉鎖ループ内で相互に連結されたカラムの間での独創的な連結による固体の移動をシミュレーションできる方法が特許取得された(米国特許US−A−2985589、US−A−3291726およびUS−A−3268605)。従って、模擬移動床Lit Mobile Simule(LMS)と呼ばれるこの方法によって、簡単に正真の移動床Lit Mobile Vraiの方法を実質上実施することができる。該方法は、ラフィネート抜き出し点とエキストラクト抜き出し点とを同時に1つのカラムまたはカラムの区間の位置だけ前進させるときに、仕込原料導入点と溶離剤導入点とを(主流体の流通方向に)定期的に下流に前進させることを特徴とする。
【0010】
従って、入口および出口の管路全体は、各ΔT周期で同時に位置をずらされる(移動される)。これらの管路が、該管路の当初の位置を再び見出す終了時の時間であるサイクルの時間は、Nc×ΔTであり、Ncは、カラムの全体の数である。
【0011】
先行技術もまた本出願人のフランス特許出願番号FR−A−2754730および米国特許US−A−4498991によって説明される。
【0012】
この方法は、特にCHARTONおよびNICOUDによって広範囲に記載されている(complete design of a simulated moving bed、Journal of Chromatography 1995年、702、97-102頁)。
【0013】
以下において、本発明の充分な理解に必要な最少の情報のみが、再記載される。
【0014】
入口/出口の位置は、一定間隔で同時に位置をずらされる。管路(n)によって管路の位置に目印を付けることが推奨される。このことは、特定の瞬時に、1つの特定の入口/出口管路が、カラムnの入口に連結されることを意味する。例えば12のカラムを有する系において、ラフィネート(11)は、ラフィネートの管路がカラム11の入口に連結されることを意味すると共に、仕込原料(9)は、仕込原料の管路がカラム9の入口に連結されることを意味する。
【0015】
この規定を用いることによって、この系を、溶離剤(3)/エキストラクト(6)/仕込原料(9)/ラフィネート(11)によって表すことができる。 この形態において、帯域I、帯域II、帯域IIIおよび帯域IVにおけるカラムの数は、各々3/3/2/4である。従って、この系の形態は、下記式:
【数1】
Figure 0004966449
によって完全に規定される。
特定の時間後(PERIODE)、入口/出口の位置全体が、1つのカラム分だけ同時に移動される。従って、この系は、次のように記載される:
ΔT時間:
溶離剤(4)/エキストラクト(7)/仕込原料(10)/ラフィネート(12)3/3/2/4
新たな周期の後、位置全体は、1つのカラム分だけ新たに同時に移動される。従って、この系は、次のように記載される:
2×ΔT時間:
溶離剤(5)/エキストラクト(8)/仕込原料(11)/ラフィネート(1)3/3/2/4
2×ΔT時間で、ラフィネートの位置が、位置12から位置1に移動される。
【0016】
位置1が、位置13modulo(モジューロ)12([13]12)で記載されることが注目される。
【0017】
この表示は、カラムの数Ncを含む模擬移動床に一般化されてよい。カラム数Ncで構成される模擬移動床において、どの位置もNcを越えることができないのは明らかである。簡便性の目的で、単に装置の位置全体を各移動において増加させ、かつ位置全体moduloNcを規定する(例えばNc=5である場合、[8]Nc=3)。
【0018】
特定の瞬時に、模擬移動床の形態が、溶離剤(e)/エキストラクト(x)/仕込原料(f)/ラフィネート(r)である場合、簡単な推論によって、
各帯域に含まれるカラムの数を見出すことが可能になる:
帯域1:数1=[x−e]Nc 、 帯域2:数2=[f−x]Nc
帯域3:数3=[r−f]Nc 、 帯域4:数4=[e−r]Nc
数1+数2+数3+数4=Ncであることが簡単に証明されうる。
【0019】
この系は、表1によって完全に規定される。
【0020】
【表1】
Figure 0004966449
【0021】
注入点および抜き出し点は、時間ΔTの周期後に1つのカラムだけ移動し、かつNc周期後にカラム数Ncだけ移動する。各帯域のカラムの数は、変動しない。従って、注入点および抜き出し点は、Nc×ΔTであるサイクル時間後に、それらの当初の位置を再び見出す。
【0022】
(正真の移動床の実質上の実施を提供する)模擬移動床系の主な特徴は、下記によって規定される:
1.入口/出口の管路の位置によって規定される帯域、
2.経時下に一定である、帯域毎に固定された(一定である)カラム数、
3.経時下に一定、かつ固定された長さの帯域、および
4.入口/出口の管路全体の同期移動。
【0023】
特徴2、特徴3および特徴4は、模擬移動床が、正真の移動床の機能(comportement)をシミュレーションすることによるものである。
【0024】
フランス特許FR−2721528によれば、流体の注入流または流体の抜き出し流が、直ぐ前の位置から死容量(volume mort)を有する直ぐ後の位置に移行するたびに、該流体の注入流または該流体の抜き出し流の系への接続時間を適当な値だけ増加させることによって、ついで該流が、死容量を有する直ぐ後の位置から次の位置に移行する場合に前記接続時間を短縮することによって、吸着塔の最終床と第1床との間に位置する再循環ポンプの死容量によって引き起こされるエキストラクトおよびラフィネートの組成物の混乱を緩和することが可能である。しかしながら、一回のサイクルによって、入口および出口全体が同時に移動される。この技術によって、理想的な模擬移動床にも近似するやり方で該技術を作用させるための技術的な欠点を簡単に補足することが可能になる。
【0025】
少数のカラムを使用する模擬移動床での分離方法において、エキストラクト中およびラフィネート中で回収された生成物は、2つのうちの一方については優れているが、他方については不十分である、異なる純度を有することがほとんどの場合明らかである。いくつかの型の分離において、作用される吸着剤の容量が少量である場合、エキストラクトおよびラフィネートの純度レベルは、実施例においてそれが認められるように不十分でさえあるのが明らかになる。
【0026】
本発明の目的のうちの1つは、これらの不都合を解消することである。
別の目的は、エキストラクトとして、またラフィネートとして抜き出された物質の純度を上昇させることである。
【0027】
さらに別の目的は、分離コストを最少にすることである。
【0028】
従って、周期中およびサイクル時間中、流体の入口および出口の位置を同時にずらさないで、改善された結果を得ることができるのが証明された。
【0029】
【発明の構成】
より正確には、本発明は、ループ状にかつ直列状に設けられた、吸着剤を含むクロマトグラフィーカラムの一群またはクロマトグラフィーカラムの区間の一群を有する装置における、混合物に含まれる少なくとも1つの成分の、VARICOLと呼ばれる分離方法であって、該ループは、少なくとも1つの仕込原料注入点と、ラフィネート抜き出し点と、溶離剤注入点と、エキストラクト(抽出物)抜き出し点とを備える方法であって、注入点および抜き出し点の間に、あるいはその逆においてクロマトグラフィー帯域が確定される方法において、一定時間の周期の終了時に、注入点および抜き出し点の全体が、ループを通って流通する主流体の流れ方向に対して規定される特定方向において、同数のカラムまたはカラムの区間だけ、有利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけ位置をずれている(移動されている)こと、また前記周期中において、異なる時間に種々の注入点および抜き出し点の移動が行われて、前記注入点および抜き出し点によって規定される帯域の長さが変動するようにすることを特徴とする、分離方法であって、下記2つの方法a)およびb)のいずれかによって行われる方法:
a)瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域に関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、前記時間の周期の後に、注入点および抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの区間だけずらせて、当初の形態(configuration)と同じ形態のカラムまたはカラムの区間が再び見出せる、
b)瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、前記帯域の長さを延長して、前記帯域に隣接する帯域の長さを短縮するようにし、ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域に関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらせ、前記別の帯域の長さを延長して、前記別の帯域に隣接する帯域の長さを短縮するようにし、前記時間の周期後に、注入点および抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの区間だけずらせて、当初の形態と同じ形態のカラムまたはカラムの区間が再び見出せる
かつ、瞬時t1にエキストラクトの抜き出し点の位置とラフィネートの抜き出し点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、ついで瞬時t2に前記周期中に仕込原料の注入点の位置と溶離剤の注入点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらすことを特徴とする分離方法
に関する。
【0030】
周期を時間ΔTの最も短い間隔として規定し、この時間ΔTの終了時に、入口および出口の各々は、同数のカラムまたは同数のカラムの区間の位置がずらされ、有利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間の位置がずらされる。この移動は、入口および出口全体について同時には行われない。
【0031】
サイクル時間の終了時に、この系は、その当初位置を再び見出すことに注目される。移動が、1周期毎に1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけである場合、サイクル時間は、Nc×ΔTである。
【0032】
「吸着剤」の用語は、その最も一般的な意味で使用される。吸着剤は、吸着方法において使用される、例えばゼオライト系のモレキュラー・シーブのような吸着剤であってもよいし、あるいはイオン交換樹脂のような吸着剤であってもよい。この吸着剤もまたシリカ基体(base)上の固定相、反転相吸着剤およびキラル相であってもよい。
【0033】
より詳しくは、次の連続工程を少なくとも1回行う:すなわち
・瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域に関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、必要ならば、該操作を繰り返して、前記時間の周期の後に、注入点および抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの区間だけずらせて、有利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらし、当初の形態と同じ形態のカラムまたはカラムの区間が再び見出せる工程。
【0034】
別の実施の形態によれば、次の連続工程を少なくとも1回行う:すなわち
・瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、前記帯域の長さを延長して、前記帯域に隣接する帯域の長さを短縮するようにし、ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域に関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらせ、前記別の帯域の長さを延長して、前記別の帯域に隣接する帯域の長さを短縮するようにし、また必要ならば、該操作を繰り返して、前記時間の周期後に、注入点および抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの区間だけずらせて、有利には1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらせて、当初の形態と同じ形態のカラムが再び見出せる工程。
【0035】
表2によって例証される第1の実施の形態によれば、カラムの帯域の長さを連続的に変動させることが可能であり、帯域の拡大は、次の帯域の縮小によって補われる。
【0036】
【表2】
Figure 0004966449
【0037】
表3によって例証される第2の実施の形態によれば、帯域の長さの延長は、向かい合った帯域の縮小によって補われてよい。
【0038】
【表3】
Figure 0004966449
【0039】
いくつかの別の実施の形態が可能である。それらのうちのいくつかが、実施例において表される。
【0040】
有利な実施の形態によれば、瞬時t1にエキストラクトの抜き出し点の位置とラフィネートの抜き出し点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらせてよいし、ついで瞬時t2に前記周期中に、仕込原料注入点の位置と、溶離剤注入点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらせてよい。
【0041】
本方法の特徴によれば、周期中において、ほぼ一定である時間のずれを伴って、有利には周期の少なくとも1/4の時間のずれを伴って注入点または抜き出し点の位置を全部ずらせてもよい。
【0042】
一変形例によれば、周期中において、一定でない時間のずれを伴って注入点または抜き出し点をずらせてもよい。
【0043】
別の特徴によれば、特定帯域内を流通する流体の流量は、一般にほぼ一定に維持される。
【0044】
カラムまたはカラムの区間内における流れ方向と同じ方向において、注入点および抜き出し点の位置をずらすのが有利である。
【0045】
本方法の別の有利な特徴によれば、注入または抜き出し管路内を流通する流体の少なくとも1つの流量は、装置内の圧力によって調節されてよい。好ましくは、それは、ラフィネートおよび/またはエキストラクトの流量である。従って、他の流体は、流量の調節下にある。
【0046】
有利には溶離剤として液体の使用が可能であるが、超臨界流体で、または臨界未満流体で操作を行ってもよい。
【0047】
物質の分離が行われる圧力範囲は、0.1〜50MPa、好ましくは0.5〜30MPaであってよい。カラム内の温度は、一般に0〜100℃である。カラムまたはカラムの区間の数が、8以下である場合、本発明による方法によって、卓越した結果が提供されるのが認められた。8を越える値について、サイクル期間中のずれの瞬時と組み合わされる各帯域内でのカラムの数および長さの影響を研究することによって、本方法を最適化させることが非常に有利である。
【0048】
別の実施の形態によれば、カラムまたはカラムの区間の数が、この系の1つまたは複数の帯域において一時的にゼロであることが可能である。従って、少なくとも2つのカラムまたはカラムの区間を用いて、有利には3つのカラムまたはカラムの区間を用いて作用を行ってもよい。
【0049】
本発明は、特に本方法を行うための装置にも関する。
【0050】
より正確には、該装置は、ループ状にかつ直列状に設けられた、吸着剤を含む複数のクロマトグラフィーカラムまたはクロマトグラフィーカラムの複数の区間を備える。前記ループは、少なくとも1つの注入ポンプに連結された各カラムまたはカラムの区間内に流体を注入する複数の流体注入管路と、少なくとも1つの抜き出し手段および各管路上の少なくとも1つの弁に連結された各カラムまたはカラムの区間の流体の複数の抜き出し管路とを有する。また前記管路は、少なくとも3つのクロマトグラフィー帯域を画定し、該クロマトグラフィー帯域の各々は、流体の注入点および流体の抜き出し点によって確定される。該装置は、前記弁に接続された帯域の長さの経時下での変動制御手段を有し、該変動制御手段は、注入点および抜き出し点の位置を、少なくとも1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけ間欠的にずらすのに適合されることを特徴とする。
【0051】
ループが閉鎖される場合、このループは、流体用の少なくとも1つの再循環ポンプ、あるいは超臨界流体、臨界未満流体または圧縮ガス用の少なくとも1つの圧縮器を備えてよい。前記ループが開放される場合、溶離剤注入ポンプは、帯域IVの出口および次の帯域Iの入口に接続されて、溶離剤の供給を伴って前記帯域Iの入口に必要な流量を供給するようにする。
【0052】
使用される弁は、有利にはあらゆる弁またはゼロである。
【0053】
エキストラクトおよびラフィネートの管路レベルでの抜き出し手段は、ポンプであってよい。該抜き出し手段は、装置において流量計または圧力測定手段を有する制御された類似の弁であってもよい。従って、この系における圧力によって、流れに対する推進力(動力)を有することが可能になる。
【0054】
本発明による方法(VARICOL)は、以下の実施例においてより良く説明され、模擬移動床方法に対するそれらの差異は、直ちに明らかになる:すなわち1.帯域の長さは、経時下において一定ではない。
【0055】
2.帯域当たりのカラムの数は、経時中において一定ではない。
【0056】
3.入口/出口管路は、すべて同時にずらされる。
【0057】
変動が、この系に混乱をもたらすにも拘わらず、予期しないことではあるが、VARICOL方法の成績が、多くの場合模擬移動床系の成績よりも優れていることが明らかになる(実施例を参照)。
【0058】
1つの周期の間に、各帯域内のカラムの数は変動する。これは、教育上の目的で、帯域毎のカラムの平均数を規定するのに役立つものである:
<数1>=1つの周期の間に帯域1に含まれるカラムの平均数
<数2>=1つの周期の間に帯域2に含まれるカラムの平均数
<数3>=1つの周期の間に帯域3に含まれるカラムの平均数
<数4>=1つの周期の間に帯域4に含まれるカラムの平均数
模擬移動床の系が、ちょうどLMS 数1/数2/数3/数4
によって示されうるように、VARICOL 数1/数2/数3/数4
によって定期的なVARICOL方法を表すことができる。
【0059】
しかしながら、帯域毎のカラムの数が、LMS(模擬移動床)系について実質的な意義を有するが、整数でなくかつ技術的意義を有しない平均数が、VARICOL方法において簡単に便宜的に使用される。
【0060】
特定のカラムの全体数について、実施される切替のずれ(移動)に応じてVARICOL方法を用いる可能性のある(possible)無限の形態(configurations)が存在する。
【0061】
形態の特別なモードによれば、1つの帯域内でのカラムの平均数が、1未満であってもよい事例が提案される。この注入点および抜き出し点の非同期的な移動(ずれ)が原因で、帯域内でのカラムの数が、周期中において一時的にゼロである場合、この事例が得られる。
【0062】
例えば4つのクロマトグラフィーカラムで構成される系が考えられる。
模擬移動床の考えられる単一形態は、この系の4帯域の各々において1つのカラムを有する形態である。
【0063】
4つのカラムのVARICOL方法を用いて、可能性のある形態の数は、無限である。従って、入口・出口管路の非同期的な移動(ずれ)によって、帯域に4つのカラムを配列(repartir)することが可能である。
【0064】
例えば表4に記載される切替時間に応じて<0.5><1.5><1.5><0.5>型配列を得ることが可能である。
【0065】
【表4】
Figure 0004966449
【0066】
さらに例えば表5に記載される切替時間に応じて<0.5><1.5><0.5><1.5>型形態を得ることが可能である。
【0067】
【表5】
Figure 0004966449
【0068】
この場合、仕込原料が、ラフィネート回収点に一時的に注入されることに留意される。従って、仕込原料の管路とラフィネートの管路とは、この系の特定の2つのカラムの間において同時に接続されている。従って、注入される仕込原料によって、採取されるラフィネートを直接汚染するリスクがある。
【0069】
表4の場合、溶離剤注入点は、ラフィネート採取点およびエキストラクト採取点に一時的に位置する。従って、注入された溶離剤の抜き出し点への通過のリスクがある。
【0070】
しかしながら、このことは、この系のカラムの間での注入点および抜き出し点の適切な調整によって解決できる。カラムの各々の入口において、エキストラクト抜き出し点およびラフィネート抜き出し点は、仕込原料注入点および溶離剤注入点より先に位置する。従って、このことにより、これらの管路が再循環ループの同じ点に一時的に位置づけられる場合において、注入管路による抜き出し物の汚染が回避される。
【0071】
【発明の実施の形態】
注入点および抜き出し点の同時に起こる移動(ずれ)を伴う模擬移動床に関するあらゆる実施例を、比較例として記載した(LMS)
[実施例1]
このVARICOL方法を、フィトールphytol(3,7,1,15−テトラメチル−2−ヘキサデセン−1−オール、C2040O)の立体異性体の分離を行う目的で使用した。合成フィトールは、シスおよびトランス異性体の混合物であった。後者(トランス異性体)は、香水製造業において使用される。
【0072】
フィトールの異性体間の分離を、ヘプタンおよび酢酸エチル(75/25 容積/容積)で構成される溶離剤を用いて、27℃でシリカ(Lichroprep Si60,Merck KGaAの25-40マイクロメータ,Darmstadt)上で行った。簡略化を目的として、シス異性体50%およびトランス異性体50%を含む溶液を調製した。実験室の段階で行った測定によって、吸着の等温線を決定して、改善されたLangmuir型の式に従って適切に調整した:
【数2】
Figure 0004966449
【0073】
(式中、
nは、固体上に吸着される種iの濃度であり、
λ、λ、K、K、K、Kは、調整可能なパラメータであり、
およびCは、移動相中の種iおよび種jの濃度であり、
λ=1.7、λ=1.7、
=0.20633、K=0.9862、
=0.00645、K=0.0308を伴う。)
吸着の等温線を認識することは、VARICOL方法を操作するために絶対必要ではないが、適切な純度(純度)を得るために適合される操作パラメータを見つけるのに役立った。使用される技術は、例えば「分取および非線形状クロマトグラフィーの原理(Fundamentals of preparative and non linear chromatography),G.Guiochon,S.Golsbran Shirazi and A.M.Katti,Academie Press, 1994年」に記載されている数値によって表されるシミュレーション方法に基づいている。
【0074】
流体の注入または抜き出し点の移動(ずれ)を、ΔT周期の1つの部分であるt時間で行なった。
【0075】
1.カラムを5基備えるVARICOL
実験により、6.4g/リットルの仕込原料濃度において、直径2.6cmおよび長さ16cmのカラム5基を備える系に関する流量の適切な作用は、下記:Q流出物=24.98ml/分、Q仕込原料=22.08ml/分、
エキストラクト=25.42ml/分、およびQ帯域I=106.84ml/分に一致した。
【0076】
この流量の作用について、入口/出口の位置の最適な移動周期は、
ΔT=模擬移動床(LMS)系について1.6分であった。
【0077】
種々の方法によって得られるエキストラクトおよびラフィネートの濃度および純度(純度)を、表6に記載する。全純度を、エキストラクトおよびラフィネートの純度の平均値によって規定する。
【0078】
【表6】
Figure 0004966449
【0079】
(カラム5基の系について)模擬移動床のあらゆる可能性のある形態を、表6に記載した。最もよい平均純度(93.3%)を、形態1/1/2/1によって得た。
【0080】
平均して1.25基のカラムを用いる4帯域でのVARICOL方法によって、平均純度95.2%を得ることが可能になった。従って、この純度は、LMS方法を用いて得られた優れた結果よりも約2%高かった。LMSのカラムおよび流量と類似するカラムおよび流量を用いる、高純度を得るためのこのVARICOL方法の適性は、非常に有益であることが強調された。
【0081】
VARICOL方法の二回目の使用によって、管路から管路への時間の移動が同一でなくかつ良好な結果も証明する運転(作動)を例証することができた。
【0082】
2.カラムを8基備える系
系内においてカラムの一定の長さおよび固定相の一定量を保つために、カラムの長さを各々10cmに短縮した。カラムを5基備える系での流量と同じ流量を、周期時間をΔT=1分に調整して、使用した。
【0083】
種々の方法におけるエキストラクトおよびラフィネートの流れにおいて得られる濃度および純度を、表7に記載する。全純度を、エキストラクトおよびラフィネートの純度の平均値として規定する。
【0084】
【表7】
Figure 0004966449
【0085】
この場合、LMSの純度は、既に増加していた(約97%)。これらの結果をVARICOL方法を用いて改善することは不可能であった。高純度を得る手段は、カラムの長さを延長させること、および/または本発明による方法の枠内でのカラムの数を増加させること、および/または使用される流量を変更させることであった。
【0086】
[実施例2]
フルクトース(果糖)およびグルコース(ブドウ糖)の分離を、溶離剤として水(65℃)を用いて、カルシウム形態にあるDowex99モノスフィア(単球体)(350マイクロメータ)上で行った。これらの条件下に、吸着の等温線は、ほとんど線形(リニアlinear)であった。2つの糖の取得要因を、下記に記載する:
グルコース=0.25 Kフルクトース=0.45
1.カラムを5基備える系
実験により、各種の50g/リットルの仕込原料濃度において、直径2.6cmおよび長さ160cmのカラムからなる系についての流量の適切な作用は、下記:
流出物=18.13ml/分、Q仕込原料=13.76ml/分、
エキストラクト=16.57ml/分、およびQ帯域I=90.36ml/分であった。
【0087】
この流量の作用について、入口/出口の位置の最適な移動周期は、
ΔT=模擬移動床(LMS)系について6.4分であった。
【0088】
【表8】
Figure 0004966449
【0089】
平均してカラム1.25基の4帯域でのVARICOL方法によって得られた改善(表8)は、本明細書でも非常に有意であった。全純度は、従来のLMSの場合において得られる全純度よりもほとんど3%高かった。
【0090】
2.カラムを6、7および8基備える系
別の実験を行って、表9、10および11に記載する。
【0091】
カラムの長さ全体と流量とを、同じ系の2つの型のテストにおいて一定に維持した。各場合において、周期時間およびカラムの長さを調整した。
【0092】
カラムを6基備える系:L=1.33m、ΔT=5.32分
【表9】
Figure 0004966449
【0093】
カラムを7基備える系:L=1.14m、ΔT=4.56分
【表10】
Figure 0004966449
【0094】
カラムを8基備える系:L=1m、ΔT=4分
【表11】
Figure 0004966449
【0095】
表8、表9、表10および表11に記載された結果の分析によって、次の結果を生じた:
・カラム5基を備えるVARICOL系は、可能のある5基のカラムを備えるあらゆるLMSよりも効果的であった。
【0096】
・カラム6基を備えるVARICOL系は、可能のある6基のカラムを備えるあらゆるLMSよりも効果的であった。
【0097】
・カラム7基を備えるVARICOL系は、可能のある7基のカラムを備えるあらゆるLMSよりも効果的であった。
【0098】
・カラム5基を備えるVARICOL系によって、カラム6基を備えるLMSを用いて得られる純度と同等の純度の達成が可能になった。従って、VARICOL方法によって、コストの大幅な削減が可能になった。
【0099】
・VARICOL方法は、カラム数8未満の系においてより有利であった。
【0100】
帯域において一時的にカラム数ゼロを有しうることによって、帯域の数より少ないカラムの全体数を用いて4帯域を有するVARICOL形態を使用することが可能になった。カラム3基を備えるVARICOL形態を、本実施例において説明する。
【0101】
[実施例3]
VARICOL方法を、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフトールのラセミ混合物の分離を行うことを目的として使用した。分離を、キラル固定相について(キラルパックAD 20μm、Daicel、日本)ヘプタン・イソプロパノール・トリフルオロ酢酸(95/5/0.2、v/v/v)で構成される溶離剤を用いて27℃で行った。
【0102】
カラム3基を備えるVARICOL系:
4帯域を有する模擬移動床を、3基のカラムを用いて実施することは不可能であった。しかしながら、4帯域を有するVARICOL方法は、この系のいくつかの帯域において一時的にゼロであるカラム数を用いて実施が可能であった。
【0103】
操作流量を、直径1cmおよび長さ20cmのカラム3基で構成されるVARICOL系について仕込原料濃度20g/リットルについて最適化された。
【0104】
<0.5><1><1><0.5>型のVARICOL形態を、この型の方法の潜在性を分析するために使用した。この形態の取得を可能にする弁の切替例を表12に示す。
【0105】
【表12】
Figure 0004966449
【0106】
操作流量を、エキストラクトおよびラフィネートの純度95%を得るために最適化した(系の生産性の最大化)。
【0107】
1.66分のΔT周期を用いて、次の操作流量によって、必要な純度に到達することが可能になった:
流出物=9.21ml/分、Q仕込原料=1.54ml/分、
エキストラクト=7.32ml/分、およびQ帯域I=29.04ml/分であった。
【0108】
従って、4帯域を有するVARICOL系によって、帯域1および帯域4において一時的にゼロであるカラム数を使用することにより、カラム3基を用いて混合物を精製することが可能になった。
【0109】
カラム4基を備えるVARICOL系:
カラム4基(1/1/1)の模擬移動床(SMB)の成績を、カラム4基の種々の形態のVARICOLと比較した。
【0110】
これら2方法において、直径1cmおよび長さ10cmの4基のクロマトグラフィーカラムを使用した。
<0.5><1.5><1.5><0.5>VARICOLの取得を可能にする弁の切替例を表13に示した。
【0111】
【表13】
Figure 0004966449
【0112】
表14では、エキストラクトおよびラフィネートの純度95%に到達するために最適化されたSMB系およびVARICOL系の操作流量を比較した。
2つの系において、周期は、0.83分であった。
【0113】
【表14】
Figure 0004966449
【0114】
この表において、この系に注入される混合物Q仕込原料の流量を比較することにより、考案された種々の形態の生産性を比較することができる。
【0115】
実験されたVARICOLの種々の形態によって、カラム4基のSMB方法に比して系の生産性を有意に増加させること(+63%)が可能になった。

Claims (17)

  1. ループ状にかつ直列状に設けられた、吸着剤を含むクロマトグラフィーカラムの一群またはクロマトグラフィーカラムの区間(troncon)の一群を有する装置における、混合物に含まれる少なくとも1つの成分の分離方法であって、該ループが、少なくとも1つの仕込原料注入点と、ラフィネート抜き出し点と、溶離剤注入点と、エキストラクト(抽出物)抜き出し点とを備える方法であって、注入点と抜き出し点との間に、あるいはその逆においてクロマトグラフィー帯域が確定される方法において、一定時間の周期の終了時に、注入点および抜き出し点の全体が、ループを通って流通する主流体の流れ方向に対して規定される特定方向において、同数のカラムまたはカラムの区間だけ位置をずらされていること、また前記周期中において、異なる時間に種々の注入点および抜き出し点の位置がずらされて、前記注入点および抜き出し点によって規定される帯域の長さが変動するようにすることを特徴とする分離方法であって、下記2つの方法a)およびb)のいずれかによって行われる方法であり
    a)瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域に関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、前記時間の周期の後に、注入点および抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの区間だけずらせて、当初の形態(configuration)と同じ形態のカラムまたはカラムの区間が再び見出せる、
    b)瞬時t1に前記周期中に特定方向において、少なくとも1つの帯域に関して注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、前記帯域の長さを延長して、前記帯域に隣接する帯域の長さを短縮するようにし、ついで瞬時t2に前記周期中に、同じ方向において少なくとも1つの別の帯域に関する注入点または抜き出し点の位置を、1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけずらせ、前記別の帯域の長さを延長して、前記別の帯域に隣接する帯域の長さを短縮するようにし、前記時間の周期後に、注入点および抜き出し点の位置全体を、同数のカラムまたはカラムの区間だけずらせて、当初の形態と同じ形態のカラムまたはカラムの区間が再び見出せる
    かつ、瞬時t1にエキストラクトの抜き出し点の位置とラフィネートの抜き出し点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらせ、ついで瞬時t2に前記周期中に仕込原料の注入点の位置と溶離剤の注入点の位置とを、1つのカラムまたはカラムの区間だけずらすことを特徴とする分離方法
  2. 一定時間の周期の終了時に、注入点および抜き出し点の全体が、ループを通って流通する主流体の流れ方向に対して規定される特定方向において、1つのカラムまたはカラムの1つの区間だけ位置をずらされていること、また前記周期中において、異なる決して同時ではない時間に種々の注入点および抜き出し点の位置がずらされて、前記注入点および抜き出し点によって規定される帯域の長さが変動するようにすることを特徴とする、請求項1記載の分離方法。
  3. 周期中において、ほぼ一定の時間のずれを伴って、注入点または抜き出し点の移動全体が行われる、請求項1または2記載の方法。
  4. 周期中において、少なくとも周期の1/4のずれを伴って、注入点または抜き出し点の移動全体が行われる、請求項1〜のうちのいずれか1項記載の方法。
  5. 周期中において、一定でない時間のずれを伴って注入点または抜き出し点の位置の移動が行われる、請求項1〜のうちのいずれか1項記載の方法。
  6. 特定帯域内を流通する流体の流量が、ほぼ一定に維持される、請求項1〜のうちのいずれか1項記載の方法。
  7. ループ内の流れ方向と同じ方向において前記移動が行われる、請求項1〜のうちのいずれか1項記載の方法。
  8. 注入または抜き出し管路内を流れる流体の少なくとも1つの流量は、装置内の圧力によって調節され、該流体の流量は、ラフィネートおよび/またはエキストラクトの流量として抜き出される、請求項1〜のうちのいずれか1項記載の方法。
  9. 溶離剤が、液体、超臨界流体または臨界未満流体あるいは圧縮ガスである、請求項1〜のうちのいずれか1項記載の方法。
  10. カラムの数が、8未満である、請求項1〜のうちのいずれか1項記載の方法。
  11. ループが、4つのクロマトグラフィー帯域を有する、請求項1〜10のうちのいずれか1項記載の方法。
  12. カラムの数が、1つまたは複数のクロマトグラフィー帯域において一時的にゼロである、請求項1〜11のうちのいずれか1項記載の方法。
  13. ループ状かつ直列状に設けられた、吸着剤を含む複数のクロマトグラフィーカラムまたはクロマトグラフィーカラムの区間を備えた装置内で行われる方法において、前記ループが、少なくとも1つの注入ポンプに連結された各カラム内に流体を注入する複数の流体注入管路と、少なくとも1つの抜き出し手段および各管路上の少なくとも1つの弁に連結された各カラムの流体の複数の抜き出し管路とを有し、前記ループは、少なくとも3つのクロマトグラフィー帯域を画定し、該クロマトグラフィー帯域の各々は、流体の注入点および流体の抜き出し点によって確定され、該装置が、前記弁に接続された帯域の長さの経時下(dans le temps)での変動の制御手段を有し、該変動制御手段は、注入点および抜き出し点の位置を、少なくとも1つのカラムまたはカラムの区間だけ間欠的にずらすのに適合されることを特徴とする、請求項1〜12のうちのいずれか1項記載の方法を実施するための方法。
  14. ループが閉鎖され、また前記ループが、流体用の少なくとも1つの再循環ポンプ、あるいは臨界未満液体、超臨界液体または圧縮ガス用の少なくとも1つの圧縮器を備える、請求項13記載の方法。
  15. ループが開放され、溶離剤注入ポンプが、帯域IV(ラフィネート抜き出し管路および溶離剤注入管路の間に位置する全域)の出口およびそれに続く帯域I(溶離剤注入管路およびエキストラクト抜き出し管路の間に位置する全域)の入口に接続されて、溶離剤の供給を伴って前記帯域Iの入口に必要な流量を供給するようにする、請求項13記載の方法。
  16. 抜き出し手段が、制御ポンプまたは、装置において流量計または圧力測定手段を有する類似の制御弁である、請求項13〜15のうちのいずれか1項記載の方法。
  17. 立体異性体分離のための請求項1〜16のうちのいずれか1項記載の方法の使用法。
JP2000579318A 1998-10-29 1999-10-29 長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域を用いる分離方法 Expired - Lifetime JP4966449B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR98/13600 1998-10-29
FR9813600A FR2785196B1 (fr) 1998-10-29 1998-10-29 Procede et dispositif de separation avec des zones chromatographiques a longueur variable
PCT/FR1999/002653 WO2000025885A1 (fr) 1998-10-29 1999-10-29 Procede et dispositif de separation avec des zones chromatographiques a longueur variable

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002528738A JP2002528738A (ja) 2002-09-03
JP4966449B2 true JP4966449B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=9532152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000579318A Expired - Lifetime JP4966449B2 (ja) 1998-10-29 1999-10-29 長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域を用いる分離方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6136198A (ja)
EP (1) EP1128881B1 (ja)
JP (1) JP4966449B2 (ja)
AT (1) ATE297240T1 (ja)
CA (1) CA2348719C (ja)
DE (1) DE69925749T2 (ja)
FR (1) FR2785196B1 (ja)
WO (1) WO2000025885A1 (ja)

Families Citing this family (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2754731B1 (fr) * 1996-10-18 1999-07-02 Novasep Sa Perfectionnement aux procedes d'enrichissement d'isomeres optiques par lit mobile simule
US6413419B1 (en) * 1998-10-29 2002-07-02 Institut Francais Du Petrole Process and device for separation with variable-length chromatographic
US6375839B1 (en) * 1998-10-29 2002-04-23 Institut Francais Du Petrole Process and device for separation with variable-length chromatographic zones
WO2003026772A2 (en) * 2001-09-27 2003-04-03 Purdue Research Foundation Versatile simulated moving bed systems
US6683220B2 (en) * 2001-10-31 2004-01-27 Pfizer, Inc. Process for the preparation of optically pure or enriched racemic tetralone
DE10235385B4 (de) * 2002-08-02 2006-10-05 MAX-PLANCK-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Verfahren zur chromatographischen Trennung von Komponenten
EP1546404A2 (en) * 2002-09-11 2005-06-29 Exiqon A/S A population of nucleic acids including a subpopulation of lna oligomers
US20060128955A1 (en) * 2003-05-09 2006-06-15 Vela Pharmaceuticals, Inc. Method of isolating (R)-tofisopam
FR2856313B1 (fr) 2003-06-17 2005-07-29 Inst Francais Du Petrole Methode de gestion des vannes d'un systeme de separation a lit mobile simule
GB0325055D0 (en) * 2003-10-27 2003-12-03 Smithkline Beecham Corp New process
US20060273013A1 (en) * 2004-03-01 2006-12-07 Chin Nien-Hwa L Versatile simulated moving bed systems
DE102004025000A1 (de) 2004-05-21 2005-12-08 Bayer Technology Services Gmbh Verfahren zur Herstellung von chemischen und pharmazeutischen Produkten mit integrierter Mehrsäulen-Chromatographie
US20060086667A1 (en) * 2004-09-13 2006-04-27 Cephalon, Inc., U.S. Corporation Methods for the separation of enantiomeric sulfinylacetamides
FR2883283B1 (fr) * 2005-03-16 2007-05-18 Inst Francais Du Petrole Procede de production combinee de paraxylene et de benzene de productivite amelioree
US7211703B2 (en) * 2005-04-27 2007-05-01 Calgon Carbon Corporation Method of separating E and Z isomers of an alkene alcohol and derivatives thereof
FR2886557B1 (fr) 2005-06-02 2007-10-19 Inst Francais Du Petrole Utilisation de zeolithes de type faujasite echangee au cesium pour la desulfuration poussee de coupe essence
UA116187C2 (uk) 2005-12-13 2018-02-26 Інсайт Холдінгс Корпорейшн ГЕТЕРОАРИЛЗАМІЩЕНІ ПІРОЛО[2,3-b]ПІРИДИНИ Й ПІРОЛО[2,3-b]ПІРИМІДИНИ ЯК ІНГІБІТОРИ ЯНУС-КІНАЗИ
FR2904776B1 (fr) * 2006-08-08 2009-01-23 Inst Francais Du Petrole Procede et dispositif de separation en lit mobile simule a nombre de vannes reduit
WO2008025887A1 (fr) * 2006-08-28 2008-03-06 Novasep Procede d'enrichissement d'un ou plusieurs composes d'un melange utilisant une phase mobile liquide contenant un gaz
FR2907021B1 (fr) * 2006-10-16 2009-02-06 Inst Francais Du Petrole Procede et dispositif de separation en lit mobile simule a nombre de vannes de grand diametre reduit
FR2907687B1 (fr) * 2006-10-30 2008-12-26 Applexion Procede de purification de sialyllactose par chromatographie
EP1982752B1 (de) 2007-04-17 2010-08-25 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Verfahren und Vorrichtung zur chromatographischen Trennung von Komponenten mit teilweiser Rückführung von Gemischfraktionen
ES2714092T3 (es) 2007-06-13 2019-05-27 Incyte Holdings Corp Uso de sales del inhibidor de quinasas Janus (R)-3-(4-(7H-pirrolo[2,3-d]pirimidin-4-il)-1H-pirazol-1-il)-3-ciclopentilpropanonitrilo
FR2925350B1 (fr) * 2007-12-21 2009-12-11 Inst Francais Du Petrole Dispositif perfectionne de separation en lit mobile simule.
CL2009001884A1 (es) * 2008-10-02 2010-05-14 Incyte Holdings Corp Uso de 3-ciclopentil-3-[4-(7h-pirrolo[2,3-d]pirimidin-4-il)-1h-pirazol-1-il)propanonitrilo, inhibidor de janus quinasa, y uso de una composición que lo comprende para el tratamiento del ojo seco.
JOP20190231A1 (ar) 2009-01-15 2017-06-16 Incyte Corp طرق لاصلاح مثبطات انزيم jak و المركبات الوسيطة المتعلقة به
TW201100429A (en) 2009-05-22 2011-01-01 Incyte Corp N-(hetero)aryl-pyrrolidine derivatives of pyrazol-4-yl-pyrrolo[2,3-d]pyrimidines and pyrrol-3-yl-pyrrolo[2,3-d]pyrimidines as janus kinase inhibitors
UA106078C2 (uk) 2009-05-22 2014-07-25 Інсайт Корпорейшн 3-[4-(7H-ПІРОЛО[2,3-d]ПІРИМІДИН-4-ІЛ)-1H-ПІРАЗОЛ-1-ІЛ]ОКТАН- АБО ГЕПТАННІТРИЛ ЯК JAK-ІНГІБІТОРИ
WO2011028685A1 (en) 2009-09-01 2011-03-10 Incyte Corporation Heterocyclic derivatives of pyrazol-4-yl-pyrrolo[2,3-d]pyrimidines as janus kinase inhibitors
PE20130491A1 (es) 2009-12-30 2013-05-02 Basf Pharma Callanish Ltd Proceso simulado de separacion cromatografica de lecho movil para la purificacion de acidos grasos poliinsaturados
TWI643857B (zh) 2010-03-10 2018-12-11 英塞特公司 作為jak1抑制劑之哌啶-4-基三亞甲亞胺衍生物
DE102010028916A1 (de) 2010-05-12 2011-11-17 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Abtrennung von Tryptophan
PE20130216A1 (es) 2010-05-21 2013-02-27 Incyte Corp Formulacion topica para un inhibidor de jak
KR20130122721A (ko) 2010-06-25 2013-11-08 유씨비 파르마 게엠베하 질소 치환된 (s)―5―알콕시―2―아미노테트랄린 유도체의 분리 방법
WO2012068440A1 (en) 2010-11-19 2012-05-24 Incyte Corporation Heterocyclic-substituted pyrrolopyridines and pyrrolopyrimidines as jak inhibitors
JP5917545B2 (ja) 2010-11-19 2016-05-18 インサイト・ホールディングス・コーポレイションIncyte Holdings Corporation Jak阻害剤としてのシクロブチル置換ピロロピリジンおよびピロロピリミジン誘導体
FR2976501B1 (fr) * 2011-06-16 2013-05-31 IFP Energies Nouvelles Procede et dispositif de separation chromatographique a contre-courant simule utilisant deux adsorbeurs en parallele pour la production optimisee de paraxylene.
FR2976500B1 (fr) 2011-06-16 2013-05-31 IFP Energies Nouvelles Procede et dispositif de sepation chromatographique a contre-courant simule a faible perte de charge et nombre de zones eleve.
AR086983A1 (es) 2011-06-20 2014-02-05 Incyte Corp Derivados de azetidinil fenil, piridil o pirazinil carboxamida como inhibidores de jak
GB201111594D0 (en) 2011-07-06 2011-08-24 Equateq Ltd New improved process
GB201111589D0 (en) 2011-07-06 2011-08-24 Equateq Ltd New modified process
GB201111591D0 (en) 2011-07-06 2011-08-24 Equateq Ltd Further new process
GB201111595D0 (en) 2011-07-06 2011-08-24 Equateq Ltd Improved process
GB201111601D0 (en) 2011-07-06 2011-08-24 Equateq Ltd New process
TW201313721A (zh) 2011-08-18 2013-04-01 Incyte Corp 作為jak抑制劑之環己基氮雜環丁烷衍生物
FR2979252B1 (fr) * 2011-08-26 2013-08-16 IFP Energies Nouvelles Procede et dispositif de production de paraxylene en contre-courant simule a grande flexibilite
UA111854C2 (uk) 2011-09-07 2016-06-24 Інсайт Холдінгс Корпорейшн Способи і проміжні сполуки для отримання інгібіторів jak
US9193733B2 (en) 2012-05-18 2015-11-24 Incyte Holdings Corporation Piperidinylcyclobutyl substituted pyrrolopyridine and pyrrolopyrimidine derivatives as JAK inhibitors
NZ748448A (en) 2012-11-15 2019-12-20 Incyte Holdings Corp Sustained-release dosage forms of ruxolitinib
GB201300354D0 (en) 2013-01-09 2013-02-20 Basf Pharma Callanish Ltd Multi-step separation process
FR3002461B1 (fr) 2013-02-22 2016-12-09 Ifp Energies Now Procede de separation des xylenes en lit mobile simule au moyen d'un solide adsorbant zeolithique de granulometrie comprise entre 150 et 500 microns
TWI634121B (zh) 2013-03-06 2018-09-01 英塞特控股公司 用於製備jak抑制劑之方法及中間物
US9428711B2 (en) 2013-05-07 2016-08-30 Groupe Novasep Chromatographic process for the production of highly purified polyunsaturated fatty acids
EP2801604B1 (en) 2013-05-07 2017-04-12 Groupe Novasep Chromatographic process for the production of highly purified polyunsaturated fatty acids
KR102263760B1 (ko) 2013-05-07 2021-06-11 그룹 노바셉 고도 정제된 다가 불포화 지방산의 제조를 위한 크로마토그래피 방법
US8802880B1 (en) 2013-05-07 2014-08-12 Group Novasep Chromatographic process for the production of highly purified polyunsaturated fatty acids
KR20220103810A (ko) 2013-08-07 2022-07-22 인사이트 코포레이션 Jak1 억제제용 지속 방출 복용 형태
FR3014435B1 (fr) 2013-12-11 2016-10-21 Novasep Process Purification d'acides gras par un procede chromatographique
EP2883860B1 (fr) 2013-12-11 2016-08-24 Novasep Process Procédé chromatographique de production d'acides gras polyinsaturés
FR3014436B1 (fr) 2013-12-11 2016-10-21 Novasep Process Procede de purification chromatographique d'un acide gras
US10975031B2 (en) 2014-01-07 2021-04-13 Novasep Process Method for purifying aromatic amino acids
WO2015184305A1 (en) 2014-05-30 2015-12-03 Incyte Corporation TREATMENT OF CHRONIC NEUTROPHILIC LEUKEMIA (CNL) AND ATYPICAL CHRONIC MYELOID LEUKEMIA (aCML) BY INHIBITORS OF JAK1
WO2016081113A1 (en) 2014-11-20 2016-05-26 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Xylene separation process and apparatus
WO2017155664A1 (en) 2016-03-11 2017-09-14 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Simulated moving bed separation process
WO2017201159A1 (en) 2016-05-20 2017-11-23 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Xylene separation process
US11154795B2 (en) 2016-10-21 2021-10-26 Novasep Equipment Solutions Use of compressed gas for moving eluent applied to chromatography
FR3063655B1 (fr) * 2017-03-13 2019-04-05 IFP Energies Nouvelles Procede de separation des xylenes en lit mobile simule et conditions operatoires optimisees
FR3064006B1 (fr) 2017-03-16 2019-03-29 Adisseo France S.A.S. Procede de fabrication de l'acide-2-hydroxy-4-methylthio-butyrique
AR113922A1 (es) 2017-12-08 2020-07-01 Incyte Corp Terapia de combinación de dosis baja para el tratamiento de neoplasias mieloproliferativas
AU2019213665B2 (en) 2018-01-30 2024-06-13 Incyte Corporation Processes for preparing (1 -(3-fluoro-2-(trifluoromethyl)isonicotinyl)piperidine-4-one)
SI3773593T1 (sl) 2018-03-30 2024-08-30 Incyte Corporation Zdravljenje hidradenitisa suppurative z zaviralci jak
US11324718B2 (en) 2018-10-09 2022-05-10 Sartorius Chromatography Equipment Method for purifying cannabinoids
FR3105020B1 (fr) 2019-12-20 2022-09-02 Ifp Energies Now Adsorbant zéolithique pour la séparation d’isomères d’hydrocarbures
FR3105021B1 (fr) 2019-12-20 2022-08-12 Ifp Energies Now Adsorbant zéolithique pour la séparation d’isomères d’hydrocarbures
US11786859B2 (en) * 2020-02-04 2023-10-17 Tda Research, Inc. Air separation sorbent and vacuum assisted pressure swing adsorption process using the same
US11833155B2 (en) 2020-06-03 2023-12-05 Incyte Corporation Combination therapy for treatment of myeloproliferative neoplasms
CN118414201A (zh) 2021-12-17 2024-07-30 巴斯夫欧洲公司 有效纯化多不饱和脂肪酸的色谱分离方法
DE102022100987A1 (de) 2022-01-17 2023-07-20 Karlsruher Institut für Technologie Funktionelles mikroventil

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614503A (ja) * 1984-06-18 1986-01-10 ユ−オ−ピ−・インコ−ポレ−テツド 一連の流れによる連続分離法
JPH04334503A (ja) * 1991-05-07 1992-11-20 Japan Organo Co Ltd 擬似移動層式クロマト分離装置
JPH06170111A (ja) * 1992-12-09 1994-06-21 Daicel Chem Ind Ltd 擬似移動床クロマト分離法
JPH0695090B2 (ja) * 1990-09-21 1994-11-24 川崎重工業株式会社 擬似移動床式液体クロマト分離装置
JPH0843372A (ja) * 1994-06-22 1996-02-16 Inst Fr Petrole 長さの短縮による隙間容積の補正を用いる模擬移動相でのクロマトグラフィーによる分離方法
JPH08178908A (ja) * 1994-06-22 1996-07-12 Inst Fr Petrole 周期の脱同期化による隙間容積の補正がされた模擬移動相での クロマトグラフィーによる分離方法
FR2754730A1 (fr) * 1996-10-18 1998-04-24 Novasep Sa Procede d'enrichissement d'isomeres optiques par lit mobile simule

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2651148B1 (fr) * 1989-08-28 1992-05-07 Inst Francais Du Petrole Procede continu et dispositif de separation chromatographique d'un melange d'au moins trois constituants en trois effluents purifies au moyen de deux solvants.

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614503A (ja) * 1984-06-18 1986-01-10 ユ−オ−ピ−・インコ−ポレ−テツド 一連の流れによる連続分離法
JPH0695090B2 (ja) * 1990-09-21 1994-11-24 川崎重工業株式会社 擬似移動床式液体クロマト分離装置
JPH04334503A (ja) * 1991-05-07 1992-11-20 Japan Organo Co Ltd 擬似移動層式クロマト分離装置
JPH06170111A (ja) * 1992-12-09 1994-06-21 Daicel Chem Ind Ltd 擬似移動床クロマト分離法
JPH0843372A (ja) * 1994-06-22 1996-02-16 Inst Fr Petrole 長さの短縮による隙間容積の補正を用いる模擬移動相でのクロマトグラフィーによる分離方法
JPH08178908A (ja) * 1994-06-22 1996-07-12 Inst Fr Petrole 周期の脱同期化による隙間容積の補正がされた模擬移動相での クロマトグラフィーによる分離方法
FR2754730A1 (fr) * 1996-10-18 1998-04-24 Novasep Sa Procede d'enrichissement d'isomeres optiques par lit mobile simule

Also Published As

Publication number Publication date
WO2000025885A1 (fr) 2000-05-11
CA2348719C (fr) 2008-10-14
FR2785196A1 (fr) 2000-05-05
DE69925749D1 (de) 2005-07-14
JP2002528738A (ja) 2002-09-03
ATE297240T1 (de) 2005-06-15
US6136198A (en) 2000-10-24
EP1128881B1 (fr) 2005-06-08
FR2785196B1 (fr) 2000-12-15
DE69925749T2 (de) 2005-11-03
CA2348719A1 (fr) 2000-05-11
EP1128881A1 (fr) 2001-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4966449B2 (ja) 長さが変動性であるクロマトグラフィー帯域を用いる分離方法
US6712973B2 (en) Process and device for separation with variable-length chromatographic zones
US6413419B1 (en) Process and device for separation with variable-length chromatographic
US9180387B2 (en) Method and device for separating fractions of a mixture
US7618539B2 (en) Simulated moving bed chromatography for strongly retained compounds
Pais et al. Separation of 1, 1′-bi-2-naphthol enantiomers by continuous chromatography in simulated moving bed
US8752417B2 (en) Gradient-elution multi-column separation method
Nicoud et al. Preparative scale enantioseparation of a chiral epoxide: comparison of liquid chromatography and simulated moving bed adsorption technology
RU2508930C2 (ru) Способ многофракционной очистки и устройство для осуществления такого способа
US7141172B2 (en) Versatile simulated moving bed systems
US20060273013A1 (en) Versatile simulated moving bed systems
Depta et al. Separation of stereoisomers in a simulated moving bed-supercritical fluid chromatography plant
Zhang et al. Continuous chromatographic processes with a small number of columns: comparison of simulated moving bed with Varicol, PowerFeed, and ModiCon
JP5023235B2 (ja) 2以上の多成分の混合体を分離するための準連続的クロマトグラフの方法と対応する装置
Peper et al. Preparative chromatography with supercritical fluids: comparison of simulated moving bed and batch processes
Kiwala et al. Center-cut separation of intermediately adsorbing target component by 8-zone simulated moving bed chromatography with internal recycle
JPH0843372A (ja) 長さの短縮による隙間容積の補正を用いる模擬移動相でのクロマトグラフィーによる分離方法
EP0586385A1 (de) Verfahren zur trennung von enantiomeren an chiralen trennphasen mit hilfe eines kontinuierlichen gegenstrom-chromatographieverfahrens.
Fish et al. Design and performance of a simulated countercurrent moving‐bed separator
Lee et al. Simulated moving-bed for separation of mandelic acid racemic mixtures
Seidel‐Morgenstern Preparative gradient chromatography
Yu et al. Modeling, simulation and operation performance of a simulated moving bed for enantioseparation of fluoxetine on New β-cyclodextrin columns
de Veredas et al. Continuous chromatographic separation of a baclofen precursor (N-Boc-4-[p-chloro-phenyl]-2-pyrrolidone) in a simulated moving bed using a polysaccharide carbamate as chiral stationary phase
Kim et al. Comparing the performance of one-column process and four-zone simulated moving bed by computer simulation
Li et al. Modeling and Simulation of Simulated Moving Bed Chromatography Separation Process

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091209

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091216

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100113

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100120

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101115

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4966449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term