JP2002525003A - 電動機を有する装置に対する緊急動作装置 - Google Patents

電動機を有する装置に対する緊急動作装置

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    • H02J9/04—Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source
    • H02J9/06—Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source with automatic change-over, e.g. UPS systems
    • H02J9/062—Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source with automatic change-over, e.g. UPS systems for AC powered loads

Abstract

(57)【要約】 電動機、とりわけ永久磁石励磁同期電動機によって駆動される装置のための緊急動作装置において、電動機は、主電子装置によって閉ループ制御され、主電流及び/又は主電子装置の故障の際に装置の緊急動作のための主電流によって給電され、電動機は緊急動作においても装置を駆動し、スイッチが設けられており、このスイッチは緊急動作に切り換えられた場合には電動機を代わりのエネルギ源に接続する。このような緊急動作装置は例えば乗客エレベータに使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 本発明は、電動機、とりわけ永久磁石励磁同期電動機によって駆動される装置
のための緊急動作装置に関し、電動機は主電流を有する主電子装置によって閉ル
ープ制御され給電され、主電流及び/又は主電子装置の故障の際にこの装置の緊
急動作が行われる。
【０００２】 このような装置は、例えば乗客エレベータである。このための周知の緊急動作
装置は手動ハンドルであり、この手動ハンドルによってこの乗客エレベータは電
源の故障の際に、すなわち電動機の電流供給の故障の際に手動で動かされる。
【０００３】 永久磁石励磁同期電動機は動作のために特別な制御電子装置を必要とする。こ
の制御電子装置はモータ転流、モータ電流閉ループ制御及び回転数閉ループ制御
に使用される。
【０００４】 本発明の課題は、冒頭に挙げたような緊急動作装置を改善することである。こ
の課題は本発明において請求項１の特徴部分記載の構成を有する緊急動作装置に
よって解決される。有利な実施形態は従属請求項の対象である。
【０００５】 電動機が緊急動作においても装置を駆動することによって、この装置に対する
付加的な駆動部が省略できる。これは製造を簡略化し、コストを下げる。停止さ
れた電流供給を置換するために、スイッチによって緊急動作への切り換えの際に
この電動機は代わりのエネルギ源に接続される。
【０００６】 有利には、このスイッチは緊急動作への切り換えの際に電動機を主電子装置か
ら分離し、この電動機を補助電子装置に接続する。これによって、装置は電源（
主電流）の故障に対して保護されるだけでなく、主電子装置の故障に対しても保
護される。有利には、電動機に給電するために、補助電子装置には代わりのエネ
ルギ源によって電流を供給される。なぜなら、そうすれば、電動機制御のノーマ
ル動作の場合と同一の機能が可能であるからである。電動機給電の閉ループ制御
のために、補助電子装置は閉ループ回路を形成して有利にはこの電動機に設けら
れた少なくとも１つのロータ位置センサに接続される。この結果、電動機給電は
最適な時点に行われる。このロータ位置センサはセンサとして少なくとも１つの
ホール素子を有する。同一のロータ位置センサ、例えばレゾルバを主電子装置の
閉ループ回路に対しても補助電子装置の閉ループ回路に対しても使用することが
できる。
【０００７】 有利には、スイッチが手動操作装置によっても自動操作装置によっても操作可
能である。なぜなら、そうすれば、緊急動作に自動的に又は手動操作で切り換え
られるからである。自動操作装置は有利には同様に代わりのエネルギ源に接続さ
れている。
【０００８】 本発明の緊急動作装置は有利にはエレベータ駆動部、とりわけ乗客エレベータ
駆動部において使用できる。
【０００９】 次に本発明を図面に図示された実施例に基づいて詳しく説明する。唯一の図は
、実施例の概略的なブロック回路図を示す。
【００１０】 永久磁石励磁同期電動機１（ＡＣサーボモータ）は永久磁石を装備されたロー
タ及びこのロータを包み込むステータを有する。三相交流電源（３×３８０Ｖ〜
）に接続された主電子装置２（サーボコントローラ）は適切な時点に三相Ｕ、Ｖ
、Ｗをステータの極に印加し、この結果、回転磁界が発生され、この回転磁界が
ロータを回転させる。この電動機１に設けられかつ主電子装置２に接続された第
１のロータ位置センサ３、例えばリゾルバはステータを基準にしてこのロータの
絶対角度位置を検出する。主電子装置２はこの角度位置から電動機１の前述の閉
ループ制御された給電の適切な時点をもとめる。この帰還結合によってこの電動
機１の回転トルクならびに回転数も閉ループ制御される。
【００１１】 主電子装置２と電動機１との間の線路にはスイッチ７が組み込まれており、こ
のスイッチ７は手動操作装置８によっても自動操作装置９によってもスイッチン
グされ、電動機１は主電子装置２から分離され、補助電子装置１０に接続される
。補助電子装置１０にはバッテリ１１によってエネルギが供給され、活性化され
た場合には主電子装置２の代わりに適切な時点に三相Ｕ、Ｖ、Ｗをステータの極
に印加する。この電動機１に設けられかつ補助電子装置１０に接続された３つの
ホール素子センサを有する第２のロータ位置センサ１２はこの場合にロータの角
度位置を検出する。補助電子装置１０は相応に閉ループ制御される電動機給電の
ための適切な時点をもとめる。従って、補助電子装置１０の構成は、主電子装置
２の構成に類似するが、簡略化することができ、例えばただ１つの回転トルク閉
ループ制御部を有し、回転数閉ループ制御部を持たない。
【００１２】 補助電子装置１０への接続の場合には、電動機１の最大回転トルクが達成され
、他方でこの電動機１の回転数はバッテリ１１の電圧の大きさに依存する。この
電圧は例えば２４〜４８Ｖである。バッテリ１１としては例えば車両構造から周
知の１２Ｖバッテリが直列に接続される。交流（２３０Ｖ〜）に接続された充電
機器１３によってこのバッテリ１１は充電される。このバッテリ１１は自動操作
装置９にも給電する。
【００１３】 電動機１はエレベータ、例えば乗客エレベータの駆動部として組み込まれる。
電源故障の際には、すなわち主電子装置２に給電する三相交流電源の故障の際に
は又は欠陥による主電子装置２自体の故障の際には自動操作装置９が活性化され
、この自動操作装置９がスイッチ７を操作する。このスイッチ７は電動機１を主
電子装置２から分離し、この電動機１を補助電子装置１０に接続する。たとえゆ
っくりであろうとも、緊急動作において作動する電動機１はここでさらにエレベ
ータを駆動する。補助電子装置１０によって、主電子装置２による場合と同じ機
能が実現される。
【００１４】 補助電子装置１０は緊急動作においてこのエレベータのブレーキを自動的にゆ
るめることができる。さもなければこのブレーキは手動操作でゆるめられなけれ
ばならないだろう。補助電子装置１０を次のように構成することができる。すな
わち、この補助電子装置１０は緊急動作の間にブレーキ装置のききめを開ループ
制御することができる。すなわち、この補助電子装置１０は例えばエレベータの
過負荷及び/又は速度に依存してブレーキをかけて再びゆるめることができる。
これはとりわけ、エレベータのケージにとりわけ強く負荷がかかっている場合に
、代わりのエネルギ源１１を大切に使うために、有利である。補助電子装置１０
も、場合によっては、このケージが所望の救出方向とは反対方向に動いている場
合を識別し、この場合にはブレーキをかける。
【図面の簡単な説明】
【図１】 実施例の概略的なブロック回路図である。
【符号の説明】
１ 電動機 ２ 主電子装置 ３ 第１のロータ位置センサ ７ スイッチ ８ 手動操作装置 ９ 自動操作装置 １０ 補助電子装置 １１ バッテリ １２ 第２のロータ位置センサ １３ 充電機器
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年７月１２日（２０００．７．１２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Ｉｇｅｒｓｈｅｉｍ，Ｇｅｒｍａｎｙ Ｆターム(参考） 3F304 CA11 EA28 EB04 5G015 FA16 GA06 HA13 JA05 JA27 5H560 AA10 BB04 BB12 DA02 DA10 EB01 JJ01 JJ17 RR10 SS02 SS06 XA01 XA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電動機（１）、とりわけ永久磁石励磁同期電動機によって駆
    動される装置のための緊急動作装置であって、 前記電動機（１）は、主電子装置（２）によって閉ループ制御され、主電流及
    び/又は前記主電子装置の故障の際には前記装置の緊急動作のための主電流によ
    って給電される、電動機（１）、とりわけ永久磁石励磁同期電動機によって駆動
    される装置のための緊急動作装置において、 電動機（１）は緊急動作においても前記装置を駆動し、スイッチ（７）が設け
    られており、該スイッチ（７）は緊急動作に切り換えられた場合には前記電動機
    （１）を代わりのエネルギ源（１１）に接続することを特徴とする、電動機（１
    ）、とりわけ永久磁石励磁同期電動機によって駆動される装置のための緊急動作
    装置。
  2. 【請求項２】 スイッチ（７）は緊急動作に切り換えられた場合に電動機（
    １）を主電子装置（２）から分離し、補助電子装置（１０）に接続することを特
    徴とする、請求項１記載の緊急動作装置。
  3. 【請求項３】 補助電子装置（１０）が電動機（１）に給電するために、代
    わりのエネルギ源（１１）は前記補助電子装置（１０）に電流を供給することを
    特徴とする、請求項２記載の緊急動作装置。
  4. 【請求項４】 補助電子装置（１０）が電動機給電の閉ループ制御のために
    電動機（１）に設けられた少なくとも１つのロータ位置センサ（１２）に接続さ
    れることを特徴とする、請求項３記載の緊急動作装置。
  5. 【請求項５】 ロータ位置センサ（１２）は少なくとも１つのホール素子セ
    ンサを有することを特徴とする、請求項４記載の緊急動作装置。
  6. 【請求項６】 スイッチ（７）は手動操作装置（８）によっても自動操作装
    置（９）によっても操作可能であることを特徴とする、請求項１〜５のうちの１
    項記載の緊急動作装置。
  7. 【請求項７】 自動操作装置（９）は代わりのエネルギ源（１１）に接続さ
    れていることを特徴とする、請求項６記載の緊急動作装置。
  8. 【請求項８】 自動操作装置（９）は主電子装置（２）のエネルギ給電の故
    障の際にも前記主電子装置（２）の故障の際にも活性化されることを特徴とする
    、請求項６又は７記載の緊急動作装置。
  9. 【請求項９】 補助電子装置（１０）によって既存のエレベータブレーキが
    負荷に依存して開ループ制御可能であることを特徴とする、請求項１〜８のうち
    の１項記載の緊急動作装置。
  10. 【請求項１０】 請求項１〜９のうちの１項記載の緊急動作装置を有するエ
    レベータ駆動部、とりわけ乗客エレベータ駆動部。
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