JP2001309694A - エレベータ用永久磁石同期電動機の調整方法およびその装置 - Google Patents

エレベータ用永久磁石同期電動機の調整方法およびその装置

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JP2001309694A JP2000118015A JP2000118015A JP2001309694A JP 2001309694 A JP2001309694 A JP 2001309694A JP 2000118015 A JP2000118015 A JP 2000118015A JP 2000118015 A JP2000118015 A JP 2000118015A JP 2001309694 A JP2001309694 A JP 2001309694A
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荒堀  昇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な回路を要することなく磁極位置の検出
誤差の補正作業を行うことのできるエレベータ用永久磁
石同期電動機の調整方法およびその装置の提供。 【解決手段】 電源供給用コンタクタ4aを開いて短絡
用コンタクタ4bを閉じ、端子6a、6b、6c間を短
絡した状態でブレーキ9を開放し、永久磁石同期電動機
8を回転させ、速度検出用ロータリーエンコーダ10a
の出力信号から求まる回転周波数、永久磁石同期電動機
8の定数、電流検出器7a、7bで検出した電流位相お
よび磁極位置検出用ロータリーエンコーダ10bの出力
信号を演算し、磁極位置検出用ロータリーエンコーダ1
0bと永久磁石同期電動機8の磁極位置の誤差を求め、
これを補正値として補正値記憶部16bに記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ用永久
磁石同期電動機の調整方法およびその装置に係り、特
に、永久磁石同期電動機の磁極位置と磁極位置センサの
誤差を求めるのに好適なエレベータ用永久磁石同期電動
機の調整方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、永久磁石同期電動機を駆動する
ためには、永久磁石が作る磁束の向きである磁極位置を
把握する必要がある。
【0003】このため、従来、回転子軸に磁極位置セン
サが取付けられた永久磁石電動機を駆動するインバータ
と、このインバータと前記永久磁石同期電動機との間に
設けられた開閉手段と、前記磁極位置センサの出力信号
による電動機の磁極位置検出値に基づいて前記インバー
タを制御する制御回路とを有する永久磁石同期電動機の
制御装置にあって、前記制御回路に、制御電源投入後に
前記開閉手段を開放して前記電動機の誘起電圧波形を検
出する検出手段、例えば相電圧検出回路と、この誘起電
圧波形と前記磁極位置センサの出力信号との位相差であ
る磁極位置検出誤差を求める演算手段、例えば磁極位置
誤差検出回路と、前記磁極位置検出誤差により磁極位置
検出値を補正する補正手段とを備えたものが提案されて
いる。
【0004】なお、この種のものとして、例えば特開平
9−47066号公報に記載されるものを挙げることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のものをエレベータ用永久磁石同期電動機に適用する
場合、電動機および磁極位置センサは一旦ビルに据え付
けられた後、何らかの異常が発生しない限り取り替える
必要が無く、また磁極位置検出値の補正を演算すること
も据え付け時の1回で十分である。このため、複雑かつ
高価な、電動機の誘起電圧波形を検出する相電圧検出回
路および磁極位置検出誤差を求める磁極位置誤差検出回
路を前記制御回路にあらかじめ設けることは装置のコス
トアップにつながるという問題があった。
【0006】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、特別な回路を要
することなく磁極位置の検出誤差の補正作業を行うこと
のできるエレベータ用永久磁石同期電動機の調整方法お
よびその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、電源に接続されるイ
ンバータに端子を介して接続されるとともに、制動力を
付与するブレーキと、その回転軸に設けられる速度セン
サおよび磁極位置センサと、前記インバータから流れる
電流を検出する電流検出器とが備えられ、かつ制御手段
により前記磁極位置センサの出力信号による磁極位置検
出値に基づいて前記インバータを介して回転制御される
エレベータ用永久磁石同期電動機の調整方法において、
前記端子間を短絡する第1の行程と、前記ブレーキを開
放し、少なくとも乗かごとつり合いおもりのアンバラン
ス荷重で前記永久磁石同期電動機を回転させる第2の行
程と、前記速度センサの出力信号に基づく回転周波数、
あらかじめ計測した前記永久磁石同期電動機の定数、前
記電流検出器で検出した電流位相および前記磁極位置セ
ンサの出力信号を演算し、前記磁極位置センサと前記永
久磁石同期電動機の磁極位置の誤差を求める第3の行程
と、前記誤差を補正値として前記制御手段に記憶する第
4の行程とから成る構成にしてある。
【0008】前記のように構成した本発明の請求項1記
載の発明によれば、第1の行程として前記端子間を短絡
し、この状態で第2の行程により前記ブレーキを開放
し、少なくとも乗かごとつり合いおもりのアンバランス
荷重で前記永久磁石同期電動機を回転させ、次いで、第
3の行程として前記速度センサの出力信号に基づく回転
周波数、あらかじめ計測した前記永久磁石同期電動機の
定数、前記電流検出器で検出した電流位相および前記磁
極位置センサの出力信号を演算し、前記磁極位置センサ
と前記永久磁石同期電動機の磁極位置の誤差を求め、こ
の後、第4の行程で前記誤差を補正値として前記制御手
段に記憶する。これによって、従来のように相電圧検出
回路や磁極位置誤差検出回路等の特別な回路を要するこ
となく磁極位置の検出誤差の補正作業を行うことができ
る。
【0009】また、前記目的を達成するために本発明の
請求項2記載の発明は、電源に接続されるインバータに
端子を介して接続されるとともに、制動力を付与するブ
レーキと、その回転軸に設けられる速度センサおよび磁
極位置センサと、前記インバータから流れる電流を検出
する電流検出器とが備えられ、かつ制御手段により前記
磁極位置センサの出力信号による磁極位置検出値に基づ
いて前記インバータを介して回転制御されるエレベータ
用永久磁石同期電動機の調整装置において、前記インバ
ータへの供給電源を遮断する電源遮断手段と、この電源
遮断手段の作動に応じて前記端子間を短絡する入力端子
短絡手段と、前記ブレーキの開放により前記永久磁石同
期電動機が回転したとき、前記電流検出器の電流位相と
前記磁極位置センサの出力信号との位相差を演算する位
相差演算手段と、前記速度センサの出力信号に基づく回
転周波数およびあらかじめ計測した前記永久磁石同期電
動機の定数から前記永久磁石同期電動機の誘起電圧に対
する電流の遅れを演算する位相遅れ演算手段と、前記位
相差と前記電流遅れに基づき前記永久磁石同期電動機の
磁極位置と前記磁極位置センサの誤差を磁極位置補正値
として演算する磁極位置補正値演算手段と、前記磁極位
置補正値を記憶する補正値記憶部とを備えた構成にして
ある。
【0010】前記のように構成した本発明の請求項2記
載の発明によれば、まず前記電源遮断手段により前記イ
ンバータへの供給電源を遮断するとともに、前記入力端
子短絡手段により端子間を短絡し、この状態で前記ブレ
ーキを開放して前記永久磁石同期電動機を回転させる。
このとき前記位相差演算手段により前記電流検出器の電
流位相と前記磁極位置センサの出力信号との位相差を演
算する。また、前記位相遅れ演算手段により前記速度セ
ンサの出力信号に基づく回転周波数およびあらかじめ計
測した前記永久磁石同期電動機の定数から前記永久磁石
同期電動機の誘起電圧に対する電流の遅れを演算すると
ともに、前記磁極位置補正値演算手段により前記位相差
と前記電流遅れに基づき前記永久磁石同期電動機の磁極
位置と前記磁極位置センサの誤差を磁極位置補正値とし
て演算し、この磁極位置補正値を補正値記憶部に記憶す
る。これによって、従来のように相電圧検出回路や磁極
位置誤差検出回路等の特別な回路を要することなく磁極
位置の検出誤差の補正作業を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータ用永久
磁石同期電動機の調整方法およびその装置の実施の形態
を図に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明のエレベータ用永久磁石同期
電動機の調整方法およびその装置の一実施形態を示す説
明図、図2は図1のエレベータ用永久磁石同期電動機の
磁極位置補正の処理手順を示すフローチャート、図3は
補正前および補正後における誘起電圧位相、電流位相お
よび磁極検出器の出力信号の関係を示す波形図である。
【0013】本実施形態のエレベータは図1に示すよう
に、三相交流電源1に接続されるコンバータ2と、この
コンバータ2にコンデンサ3を介して接続されるインバ
ータ5と、このインバータのU、V、W相に設けられる
端子6a、6b、6cと、U相、W相に設けられ、イン
バータ5から流れる電流を検出する電流検出器7a、7
bと、端子6a〜6cに接続されるとともに、制動力を
付与するブレーキ9が設けられる永久磁石同期電動機8
と、この永久磁石同期電動機8の回転軸8aに設けられ
る速度センサ、例えば速度検出用ロータリーエンコーダ
10aおよび磁極位置センサ、例えば磁極位置検出用ロ
ータリーエンコーダ10bと、回転軸8aに直結され、
ロープ11aが巻き掛けられる巻上機11と、ロープ1
1aの一端側に設けられる乗かご12と、ロープ11a
の他端側に設けられるつり合いおもり13と、コンバー
タ2とインバータ5間に介設され、インバータ5への供
給電源を遮断する電源遮断手段、例えば電源供給用コネ
クタ4aと、電源供給用コネクタ4aの作動に応じて端
子6a〜6c間を短絡する入力端子短絡手段、例えば短
絡用コネクタ4bとを備えている。
【0014】また、磁極位置検出用ロータリーエンコー
ダ10bの出力信号による磁極位置検出値に基づいてイ
ンバータ5を介して永久磁石同期電動機8を回転制御す
る制御手段、例えば制御装置14は、電流検出器7a、
7b、速度検出用ロータリーエンコーダ10aおよび磁
極位置検出用ロータリーエンコーダ10bに接続される
第1の制御部15と、この第1の制御部15と接続され
る第2の制御部16とを有しており、これらの第1の制
御部15および第2の制御部16に携帯用端末装置17
が着脱自在に接続される。
【0015】そして、前記の第1の制御部15は、ブレ
ーキ9の開放により永久磁石同期電動機8が回転したと
き、電流検出器7a、7bの電流位相と磁極位置検出用
ロータリーエンコーダ10bの出力信号との位相差αを
演算する位相差演算手段、例えば位相差演算部15a
と、速度検出用ロータリーエンコーダ10aの出力信号
に基づく回転周波数および後述する電動機定数記憶部1
6aから送信される永久磁石同期電動機8の定数R、L
から永久磁石同期電動機8の誘起電圧に対する電流の遅
れβを、所定の演算式であるArctan2πf/Rに
基づき演算する位相遅れ演算手段、例えば位相遅れ演算
部15bと、位相差αと電流の遅れβに基づき永久磁石
同期電動機8の磁極位置と磁極位置検出用ロータリーエ
ンコーダ10bの誤差を磁極位置補正値tとして演算す
る磁極位置補正値演算手段、例えば磁極位置補正値演算
部15cとを有している。また、第2の制御部16は、
あらかじめ計測した永久磁石同期電動機8の定数R、L
を記憶する電動機定数記憶部16aと、磁極位置補正値
演算部15cで演算された磁極位置補正値tを記憶する
補正値記憶部16bと、ブレーキ9の開閉を制御するブ
レーキ制御部9aとを有している。
【0016】なお、前記の永久磁石同期電動機8の定数
R、Lは、永久磁石同期電動機8の抵抗およびインダク
タンスからなっている。また、制御装置14は、永久磁
石同期電動機8を通常に動かす通常動作モードと、永久
磁石同期電動機8の磁極位置と磁極位置検出用ロータリ
ーエンコーダ10bの誤差を演算する磁極位置補正値検
出モードとの2種類の動作モードを有しており、制御装
置14の第2の制御部16に携帯端末装置17を接続
し、この携帯端末装置17から所定の入力を行うことに
より磁極位置補正値検出モードを起動指令する。
【0017】この実施形態にあっては図2に示すよう
に、例えば磁極位置検出用ロータリーエンコーダ10b
の交換により永久磁石同期電動機8の磁極位置の検出誤
差を補正する必要が生じた場合、まず、手順S1として
制御装置14の第2の制御部16に携帯端末装置17を
接続し、この携帯端末装置17から所定の入力操作を行
い、通常動作モードから磁極位置補正値検出モードに切
替える。次いで、手順S2として電源供給用コネクタ4
aを開きインバータ5への供給電源を遮断するととも
に、手順S3として短絡用コネクタ4bを介して端子6
a〜6c間を短絡する。そして、手順S4としてブレー
キ制御部9aによりブレーキ9を開放し、乗かご12と
つり合いおもり13のアンバランス荷重を利用して永久
磁石同期電動機8を回転させる。
【0018】このとき手順S5として、発生する誘起電
圧によって流れる電流をU相、V相の電流検出器7a、
7bにより検出するとともに、U相の電流位相を位相差
演算部15aに送信し、この位相差演算部15aは図3
のAに示すようにU相の電流位相Iuが正の位置から負
の位置に変わるゼロクロス点と、磁極位置検出用ロータ
リーエンコーダ10bから送られてきたU相出力信号の
立ち上がりとの位相差αを演算し、この演算結果を磁極
位置補正値演算部15cに送信する。一方、位相遅れ演
算部15bは速度検出用ロータリーエンコーダ10aの
出力信号から求まる回転周波数と、電動機定数記憶部1
6aから送信される電動機の定数R、Lとに基づき、図
3に示すU相の誘起電圧位相Euに対するU相の電流の
遅れβを演算式Arctan2πf/Rから演算すると
ともに、この演算結果を磁極位置補正値演算部15cに
送信する。これに応じて磁極位置補正値演算部15cは
位相差αと電流の遅れβから図3に示す磁極位置補正値
tを演算し、この磁極位置補正値tは手順S6として補
正値記憶部16bに転送されて記憶される。
【0019】この後、携帯端末装置17から所定の入力
操作を行い、手順S7として磁極位置補正値検出モード
から通常動作モードに切替え、手順S8として電源供給
用コンタクタ4aを閉じ、これに応じて手順S9として
短絡用コンタクタ4bが開かれて端子6a〜6cが開放
され、通常運転が開始される。このときの磁極位置検出
用ロータリーエンコーダ10bの出力波形は図3のBに
示すように、誤差が補正されており、永久磁石同期電動
機8は正常に起動することができる。
【0020】このように構成した実施形態では、従来の
ように相電圧検出回路や磁極位置誤差検出回路等の特別
な回路を要することなく磁極位置の検出誤差の補正作業
を行うことができる。また、磁極位置検出用ロータリー
エンコーダ10bが故障等でフリーランした場合でも、
電源供給用コンタクタ4aを開くことにより、短絡用コ
ンタクタ4bを閉じ、永久磁石同期電動機8の誘起電圧
を電動機で消費することで電気ブレーキがかけられるた
め、安全性の向上を図ることもできる。
【0021】なお、本実施形態では、位相差演算部15
a、位相遅れ演算部15bおよび磁極位置補正値演算部
15cは制御装置14の第1の制御部15に設けられて
いるが、本発明はこれに限らず、これらの位相差演算部
15a、位相遅れ演算部15bおよび磁極位置補正値演
算部15cを形態端末装置に備えることもできる。ま
た、磁極位置補正値tは磁極位置補正値演算部15cか
ら補正値記憶部16bに直接転送されて記憶されるが、
本発明はこれに限らず、磁極位置補正値演算部15cで
磁極位置補正値tを求めた後、携帯端末装置17で磁極
位置補正値演算部15cから磁極位置補正値tを読み取
り、この携帯端末装置17を介して磁極位置補正値tを
補正値記憶部16bに記憶させるようにしてもよい。さ
らに、電動機定数記憶部16aは永久磁石同期電動機8
の定数R、Lのみを記憶するが、本発明はこれに限ら
ず、速度検出用ロータリーエンコーダの出力信号に基づ
く回転周波数、あらかじめ計測した永久磁石同期電動機
8の定数R、L、電流検出器7a、7bで検出した電流
波形および磁極位置検出用ロータリーエンコーダ10b
の出力信号のそれぞれを記憶する記憶手段としてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明の請求項1ないし請求項6記載の
発明は以上のように構成したので、相電圧検出回路や磁
極位置誤差検出回路等の複雑かつ高価な回路を要するこ
となく磁極位置の検出誤差の補正作業を行うことがで
き、これによって、設備費用の低減を図ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ用永久磁石同期電動機の調
整方法およびその装置の一実施形態を示す説明図であ
る。
【図2】図1のエレベータ用永久磁石同期電動機の磁極
位置補正の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】補正前および補正後における誘起電圧位相、電
流位相および磁極検出器の出力信号の関係を示す波形図
である。
【符号の説明】
1 三相交流電源 2 コンバータ 3 コンデンサ 4a 電源供給用コンタクタ(電源遮断手段) 4b 短絡用コンタクタ(入力端子短絡手段) 5 インバータ 6a、6b、6c 端子 7a、7b 電流検出器 8 永久磁石同期電動機 9 ブレーキ 10a 速度検出用ロータリーエンコーダ(速度セン
サ) 10b 磁極位置検出用ローターリエンコーダ(磁極位
置センサ) 11 巻上機 12 乗かご 13 つり合いおもり 14 制御装置(制御手段) 15 第1の制御部 15a 位相差演算部(位相差演算手段) 15b 位相遅れ演算部(位相遅れ演算手段) 15c 磁極位置補正演算部(磁極位置補正演算手段) 16 第2の制御部 16a 電動機定数記憶部 16b 補正値記憶部 17 携帯端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 靖孝 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内 (72)発明者 荒堀 昇 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所昇降機グループ内 (72)発明者 古橋 昌也 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所昇降機グループ内 Fターム(参考) 3F304 BA07 5H576 AA07 CC05 DD02 DD07 GG01 GG02 GG04 HB02 JJ17 JJ25 LL07 LL22 LL25 LL29 LL39 LL40 LL41 MM15 PP01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に接続されるインバータに端子を介
    して接続されるとともに、制動力を付与するブレーキ
    と、その回転軸に設けられる速度センサおよび磁極位置
    センサと、前記インバータから流れる電流を検出する電
    流検出器とが備えられ、かつ制御手段により前記磁極位
    置センサの出力信号による磁極位置検出値に基づいて前
    記インバータを介して回転制御されるエレベータ用永久
    磁石同期電動機の調整方法において、 前記端子間を短絡する第1の行程と、前記ブレーキを開
    放し、少なくとも乗かごとつり合いおもりのアンバラン
    ス荷重で前記永久磁石同期電動機を回転させる第2の行
    程と、前記速度センサの出力信号に基づく回転周波数、
    あらかじめ計測した前記永久磁石同期電動機の定数、前
    記電流検出器で検出した電流位相および前記磁極位置セ
    ンサの出力信号を演算し、前記磁極位置センサと前記永
    久磁石同期電動機の磁極位置の誤差を求める第3の行程
    と、前記誤差を補正値として前記制御手段に記憶する第
    4の行程とから成ることを特徴とするエレベータ用永久
    磁石同期電動機の調整方法。
  2. 【請求項2】 電源に接続されるインバータに端子を介
    して接続されるとともに、制動力を付与するブレーキ
    と、その回転軸に設けられる速度センサおよび磁極位置
    センサと、前記インバータから流れる電流を検出する電
    流検出器とが備えられ、かつ制御手段により前記磁極位
    置センサの出力信号による磁極位置検出値に基づいて前
    記インバータを介して回転制御されるエレベータ用永久
    磁石同期電動機の調整装置において、 前記インバータへの供給電源を遮断する電源遮断手段
    と、この電源遮断手段の作動に応じて前記端子間を短絡
    する入力端子短絡手段と、前記ブレーキの開放により前
    記永久磁石同期電動機が回転したとき、前記電流検出器
    の電流位相と前記磁極位置センサの出力信号との位相差
    を演算する位相差演算手段と、前記速度センサの出力信
    号に基づく回転周波数およびあらかじめ計測した前記永
    久磁石同期電動機の定数から前記永久磁石同期電動機の
    誘起電圧に対する電流の遅れを演算する位相遅れ演算手
    段と、前記位相差と前記電流遅れに基づき前記永久磁石
    同期電動機の磁極位置と前記磁極位置センサの誤差を磁
    極位置補正値として演算する磁極位置補正値演算手段
    と、前記磁極位置補正値を記憶する補正値記憶部とを備
    えたことを特徴とするエレベータ用永久磁石同期電動機
    の調整装置。
  3. 【請求項3】 前記位相差演算手段、前記位相遅れ演算
    手段および前記磁極位置補正演算手段は、前記制御手段
    およびこの制御手段に着脱自在に接続可能な携帯端末手
    段の少なくとも一方に設けられ、前記位相差演算手段、
    前記位相遅れ演算手段および前記磁極位置補正演算手段
    への起動指令、および前記補正値記憶部への補正値格納
    指令は、前記制御手段および前記携帯端末手段の少なく
    とも一方が行うことを特徴とする請求項2記載のエレベ
    ータ用永久磁石同期電動機の調整装置。
  4. 【請求項4】 前記速度センサの出力信号に基づく回転
    周波数、あらかじめ予測した前記永久磁石同期電動機の
    定数、前記電流検出器で検出した電流波形および前記磁
    極位置センサの出力信号を記憶する他の記憶手段を、前
    記制御手段およびこの制御手段に着脱自在に接続可能な
    携帯端末手段の少なくとも一方に設けたことを特徴とす
    る請求項2記載のエレベータ用永久磁石同期電動機の調
    整装置。
  5. 【請求項5】 前記電流検出器は、前記インバータと前
    記永久磁石同期電動機を接続する少なくとも2本の接続
    線に配設されることを特徴とする請求項2記載のエレベ
    ータ用永久磁石同期電動機の調整装置。
  6. 【請求項6】 前記永久磁石同期電動機の定数は、少な
    くとも前記永久磁石同期電動機の抵抗およびインダクタ
    ンスから成ることを特徴とする請求項2記載のエレベー
    タ用永久磁石同期電動機の調整装置。
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