JP2003033097A - 同期電動機の制御装置及び制御方法 - Google Patents

同期電動機の制御装置及び制御方法

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JP2003033097A
JP2003033097A JP2001217056A JP2001217056A JP2003033097A JP 2003033097 A JP2003033097 A JP 2003033097A JP 2001217056 A JP2001217056 A JP 2001217056A JP 2001217056 A JP2001217056 A JP 2001217056A JP 2003033097 A JP2003033097 A JP 2003033097A
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Yoichiro Nakajima
洋一郎 中島
Shigeru Ito
茂 伊藤
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定して弱め界磁制御への切り換えを行う。 【解決手段】 弱め界磁制御切換部12は、回転数算出
部22が算出したPMモータ(永久磁石形同期電動機)
7の回転数をロードし、直流電圧検出部2が検出した直
流電源6の直流リンク電圧値をロードする。弱め界磁制
御切換部12は、PMモータ7の回転数に基づいて、所
定の判定基準電圧値を算出し、弱め界磁制御解除判定回
転数を基底回転数に基づいて設定しておく。そして、判
定基準電圧値が直流電源6の直流リンク電圧値を越える
と、弱め界磁制御切換部12は、制御を弱め界磁制御に
切り換え、回転数が弱め界磁制御解除判定回転数未満に
なると、弱め界磁制御を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期電動機の制御
装置及び制御方法に関し、特に弱め界磁制御への切り換
えを安定して行える同期電動機の制御装置及び制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】同期電動機では、トルクの制御性を向上
させるため、従来より、ベクトル制御が行われている。
【0003】ベクトル制御は、交流電動機の一次電流
を、磁束を形成する磁束分電流とトルクに比例するトル
ク分電流とに分けて制御する制御方法である。また、同
期電動機では、ベクトル制御において、回転領域を拡大
させるため、いわゆる弱め界磁制御がよく行われてい
る。
【0004】この弱め界磁制御は、同期電動機の永久磁
石の界磁を、回転座標系における磁束分電流で弱めるよ
うにして回転領域を拡大させる制御方法である。
【0005】弱め界磁制御について、さらに説明をする
と、同期電動機では、回転することにより誘起電圧が発
生する。この誘起電圧は、次の数式2によって表され
る。
【数2】 但し、et:誘起電圧 n:各相の巻線数 p:極対数 ωs:同期角速度 Φ:各相巻線に入る磁束 θ:初期位相角 t:時刻 この数式2で示すように、同期電動機には、磁束Φと電
動機の回転数(同期角速度ω)との積に比例した誘起
電圧eが発生する。
【0006】誘起電圧eは、電動機の回転数が高くな
るに従って大きくなる。しかし、供給される直流電圧よ
りも誘起電圧eを大きくすることはできない。従っ
て、同期電動機の回転数の上限は、供給される直流電圧
に従って決定される。この上限値が基底回転数と呼ばれ
る閾値である。
【0007】永久磁石形同期電動機の場合、磁束分電流
を流すことによって永久磁石の磁束を打ち消すことがで
き、誘起電圧eを抑えることができる。その分、同期
電動機を基底回転数以上で回転させることができる。こ
れが弱め界磁制御である。
【0008】但し、全回転領域で弱め界磁制御を行う
と、低速側での効率が低下するので、基底回転数以下の
領域では、トルク分電流のみを流す最大トルク制御を行
い、基底回転数を越える領域でのみ、磁束分電流を流し
て弱め界磁制御を行う。従って、基底回転数を閾値にし
て最大トルク制御と弱め界磁制御との切り換えを行う必
要がある。
【0009】従来の同期電動機の制御装置では、このよ
うな考え方で最大トルク制御と弱め界磁制御との切り換
えを行っている(特開2000−228892号公報等
参照)。
【0010】一方、直流電圧が低下すれば、基底回転数
も影響を受ける。即ち、直流電圧を供給する直流電源が
バッテリの場合、負荷の大きさによって直流電圧が変動
する場合がある。基底回転数が固定されている場合、直
流電圧が低下すると、回転数が基底回転数以下であって
も、誘起電圧が直流電圧を越えてしまう。このため、従
来の同期電動機の制御装置では、回転数が基底回転数以
上になると弱め界磁制御を行うとともに、バッテリ電圧
を検出し、基底回転数をこの検出値に応じて補正すると
ともに、検出値に応じた磁束分電流を流すようにしてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の同期電動機の制御装置では、基底回転数を閾値に
して、最大トルク制御と弱め界磁制御との切り換えを行
うようにしているため、負荷の変動によってバッテリ電
圧が大きく変動すると、弱め界磁制御への切り換えが不
安定になる場合がある。
【0012】例えば、同期電動機を加速させる場合に、
供給される直流電圧が低下しても、回転数が基底回転数
よりもわずかに低いと、弱め界磁制御への切り換えが行
われず、同期電動機を加速させることができなくなって
しまう。
【0013】また、加速する方向で負荷に外力が加わっ
た場合に、生じた加速エネルギを回生させると、負荷側
の加速エネルギは、同期電動機側から直流電源側へ、帰
還ダイオードを用いて回転数に比例した電圧で回生され
る。
【0014】しかし、弱め界磁制御への切り換えが行わ
れなかった場合に、急に加速エネルギが負荷側から回生
されると、直流電圧が上昇し、電解コンデンサや半導体
素子に影響を及ぼすといった問題を引き起こすことにな
る。
【0015】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、弱め界磁制御への切り換えを安定し
て行えるような同期電動機の制御装置及び制御方法を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る同期電動機の制御装置
は、同期電動機に流れる電流の測定値を、回転座標系の
磁束軸上の磁束分電流とトルク軸上のトルク分電流とに
変換し、それぞれ、磁束分電流指令値とトルク分電流指
令値とを与え、それぞれの偏差に基づいて磁束分電圧指
令値とトルク分電圧指令値とを求め、求めた磁束分電圧
指令値とトルク分電圧指令値とを静止座標系の電圧指令
値に変換するベクトル制御手段と、前記ベクトル制御手
段が変換した静止座標系の電圧指令値に基づいて、所定
の直流電源から供給された直流電圧を交流電圧に変換
し、変換した交流電圧を前記同期電動機に供給する交流
供給手段と、を備えた同期電動機の制御装置において、
前記交流供給手段に供給する直流電圧の値を検出する直
流電圧検出手段を備え、前記ベクトル制御手段は、前記
直流電圧検出手段が検出した直流電圧の値を所定の判定
基準電圧値と比較し、前記直流電圧の値が所定の判定基
準電圧値未満であるか否かを判定する電圧判定手段と、
前記直流電圧の値が所定の判定基準電圧値未満であると
前記電圧判定手段が判定した場合に、前記磁束分電流指
令値を所定値に設定し、弱め界磁制御を行う弱め界磁制
御手段と、を備えるようにした。
【0017】このような構成によれば、供給される直流
電圧の値が所定の判定基準電圧値未満になると、確実に
弱め界磁制御への切り換えが行われ、安定した制御が行
われる。
【0018】前記電圧判定手段は、前記同期電動機の回
転数と前記交流供給手段が直流電圧を変調する変調率と
に基づいて、前記判定基準電圧値を求める判定基準電圧
値算出手段を備えるようにしてもよい。
【0019】前記判定基準電圧値算出手段は、数式3に
基づいて前記判定基準電圧値を設定するものであっても
よい。
【数3】 但し、VE:判定基準電圧値 α:変調率 KE:定数 Nmin:弱め界磁制御解除回転数
【0020】前記同期電動機の回転子の電気角周波数を
検出する角周波数検出手段と、前記角周波数検出手段が
検出した電気角周波数に基づいて、前記同期電動機の回
転子の回転数を求める回転数算出手段と、を備えるよう
にしてもよい。
【0021】本発明の第2の観点に係る同期電動機の制
御方法は、所定の直流電源の直流電圧の値を検出するス
テップと、前記検出した直流電圧の値を所定の判定基準
電圧値と比較し、前記直流電圧の測定値が所定の判定基
準電圧値未満であるか否かを判定するステップと、直流
電圧の測定値が所定の判定基準電圧値未満であると判定
した場合、回転座標系の磁束分電流の電流指令値を所定
値に設定し、弱め界磁制御を行うステップと、を備える
ようにした。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
同期電動機の制御装置を図面を参照して説明する。尚、
本実施の形態では、同期電動機を永久磁石形同期電動機
(以後、「PMモータ」と記す。)として説明する。本
実施の形態に係るPMモータの制御装置の構成を図1に
示す。PMモータの制御装置は、インバータ1と、直流
電圧検出部2と、U相電流センサ3u,W相電流センサ
3wと、エンコーダ4と、制御部5と、を備えて構成さ
れている。
【0023】インバータ1は、直流電源6から直流リン
ク電圧が供給され、制御部5から供給された電圧指令値
に基づいて交流電圧を生成し、生成した交流電圧をPM
モータ7に供給するものである。インバータ1は、例え
ば、図2に示すように、ブリッジ接続されたNPNバイ
ポーラトランジスタQ1〜Q6から構成されている。
【0024】尚、トランジスタQ1〜Q6には、FET
(Field Effect Transistor)を用いることもでき、あ
るいは、トランジスタの代わりにIGBT(Insulated
GateBipolor Transistor)、サイリスタを用いることも
できる。
【0025】直流電圧検出部2は、直流電源6の直流リ
ンク電圧の値を検出するものである。U相電流センサ3
uは、PMモータ7のU相巻線に流れる電流の電流値を
検出するものであり、W相電流センサ3wは、PMモー
タ7のW相巻線に流れる電流の電流値を検出するもので
ある。尚、U相電流センサ3uとW相電流センサ3wに
は、コイルとホール素子とによって構成された電流セン
サ、あるいはシャント抵抗を用いることができる。
【0026】エンコーダ4は、PMモータ7の回転によ
りパルス信号を出力するものである。このエンコーダ4
には、スケールの変位を明暗信号に換えて光電測定する
光学式のもの、多極着磁されたドラムの回転を磁気セン
サで検出する磁気式のもの等があり、いずれを用いるこ
とができる。また、相対的な回転量のみを出力するイン
クリメンタル型のもの、絶対的な回転量を出力するアブ
ソリュート型のいずれを用いることができる。
【0027】制御部5は、ベクトル制御に基づいてU
相、V相、W相の各電圧指令値Vu *,Vv *,Vw *を生成
し、生成した各電圧指令値Vu *,Vv *,Vw *をインバー
タ1に供給するものであり、d軸電流指令値出力部11
と、弱め界磁制御切換部12と、ゲイン調整部13と、
減算器14、15と、d軸電流PI演算部16と、q軸
電流PI演算部17と、電圧指令値座標変換部18と、
減算器19と、回転子位置速度算出部20と、電流座標
変換部21と、回転数算出部22と、を備えている。
【0028】d軸電流指令値出力部11は、供給された
トルク指令値と電気角周波数ωeとに基づいてd軸電流
指令値Id *を求め、求めたd軸電流指令値Id *を弱め界
磁制御切換部12に出力するものであり、d軸電流指令
値Id *を求めるためのテーブルを有している。
【0029】弱め界磁制御切換部12は、直流電圧検出
部2によって検出された直流リンク電圧の値と回転数算
出部22によって求められた回転数Nとに基づいて、弱
め界磁制御を行うか最大トルク制御を行うかを判定し、
判定結果に基づいて弱め界磁制御及び最大トルク制御の
いずれか一方への切り換えを行うものである。
【0030】尚、弱め界磁制御切換部12は、判定値
等、種々のデータを格納するためのメモリを備えてい
る。
【0031】ゲイン調整部13は、供給されたトルク指
令値のゲイン調整を行うことにより、q軸電流指令値I
q *を求めるためのものである。
【0032】減算器14は、弱め界磁制御切換部12か
ら出力されたd軸電流指令値と電流座標変換部21から
出力されたd軸上のd軸電流値Idとの差分値edを算出
するものである。減算器15は、ゲイン調整部13から
出力されたq軸電流指令値Iq *と、電流座標変換部21
から出力されたq軸上のq軸電流値Iqとの差分値eqを
算出するものである。
【0033】d軸電流PI演算部16は、減算器14に
よって求められた差分値edにPI演算(比例積分演
算)を施し、電流座標変換部21から出力されたd軸電
流値I dが、弱め界磁制御切換部12から出力されたd
軸電流指令値Id *に一致するような電圧を指示するd軸
電圧指令値Vd *を求めるものである。
【0034】q軸電流PI演算部17は、減算器15に
よって求められた差分値eqにPI演算を施し、電流座
標変換部21から出力されたq軸電流値Iqが、ゲイン
調整部13から出力されたq軸電流指令値Iq *に一致す
るような電圧を指示するq軸電圧指令値Vq *を求めるも
のである。
【0035】電圧指令値座標変換部18は、d軸電流P
I演算部16が求めたd軸電圧指令値Vd *と、q軸電流
PI演算部17が求めたq軸電圧指令値Vq *とを、回転
子位置速度算出部20が算出した電気角θeを用いて座
標変換し、それぞれ、U相の電圧指令値Vu *、V相の電
圧指令値Vv *、W相の電圧指令値Vw *を求めるものであ
る。
【0036】減算器19は、三相平衡条件の下で、U相
電流センサ3uによって求められたU相の電流値I
uと、W相電流センサ3wによって求められたW相の電
流値Iwとに基づいて、V相の電流値Ivを算出するもの
である。
【0037】回転子位置速度算出部20は、エンコーダ
4から出力されたパルス信号をカウントすることによ
り、PMモータ7の回転子の電気角θe、電気角周波数
ωeを算出するものである。この電気角θeは、固定子の
巻線軸、例えば、U相の巻線軸を基準軸として、その基
準軸と回転子の回転子軸との回転角を表す。回転数算出
部22は、回転子位置速度算出部20によって算出され
た回転子の電気角周波数ωeに基づいてPMモータ7の
回転数を算出するものである。
【0038】電流座標変換部21は、U相電流センサ3
uによって検出されたU相の電流値Iuと、W相電流セ
ンサ3wによって検出されたW相の電流値Iwと、減算
器19によって求められたV相の電流値Ivを、回転子
位置速度算出部20によって求められた電気角θeに基
づいて、PMモータ7の回転子と同期して回る回転座標
系のd軸上のd軸電流値Id、q軸上のq軸電流値Iq
座標変換するものである。
【0039】次に本実施の形態に係るPMモータ7の制
御装置の動作を説明する。インバータ1は、直流電源6
から供給された直流リンク電圧を、制御部5から供給さ
れた電圧指令値に基づいて交流電圧を生成し、生成した
交流電圧をPMモータ7に供給する。PMモータ7は、
インバータ1から交流電圧が供給されて交流電流が流
れ、回転する。
【0040】直流電圧検出部2は、直流電源6の直流リ
ンク電圧値Vdcを検出し、検出した直流リンク電圧値V
dcを制御部5に供給する。U相電流センサ3u、W相電
流センサ3wは、それぞれPMモータ7のU相巻線、W
相巻線に流れる電流の電流値Iu,Iwを検出する。エン
コーダ4は、PMモータ7の回転数に応じたパルス数の
パルス信号を制御部5に出力する。
【0041】制御部5は、エンコーダ4から出力された
パルス信号、U相電流センサ3u、W相電流センサ3w
がそれぞれ検出した電流値Iu,Iwに基づいてベクトル
制御を行う。
【0042】また、制御部5は、PMモータ7の回転数
N、直流電源6の直流リンク電圧値Vdcに応じてd軸電
流指令値Id *を設定することにより、最大トルク制御又
は弱め界磁制御を行う。
【0043】まず、回転子位置速度算出部20は、座標
変換を行うための回転子の電気角θ e、回転数Nを算出
するための電気角周波数ωeを求める。U相電流センサ
3u、W相電流センサ3wがそれぞれ求めた電流値
u,Iwは、電流座標変換部21に供給される。
【0044】減算器19は、三相平衡という条件の下
で、電流値Iu,Iwから、PMモータ7のV相巻線に流
れる電流値Ivを求め、求めた電流値Ivを電流座標変換
部21に供給する。
【0045】電流座標変換部21は、供給された電流値
u,Iv,Iwを、回転座標系のd軸電流値Id、q軸電
流値Iqに変換する。尚、ここでは、計算しやすいよう
に、電流座標変換部21は、三相の電流値I u,Iv,I
wを二相の電流値Iα,Iβに変換してから、回転座標
系のd軸電流値Id、q軸電流値Iqに変換するものとす
る。この電流値Iα、Iβは、固定子軸を観測座標とす
る静止座標系における交流電流である。
【0046】電流値Iu,Iv,Iwから電流値Iα、I
βへの座標変換は、次の数式4に基づいて行われる。
【数4】
【0047】次に、電流座標変換部21は、静止座標系
の電流値Iα、Iβを回転座標系の電流値Id、Iqに変
換する。静止座標系の電流値Iα、Iβと、回転座標系
の電流値Id、Iqとの関係を図3に示す。尚、この図3
において、I1は、電流値Iα、Iβとを合成した一次
電流を示す。値はすべてベクトル値とする。この図3に
示すように、静止座標系のα軸、β軸を、それぞれ回転
子位置速度算出部20が求めた電気角θeだけ回転させ
ると、回転座標系のd軸、q軸と一致する。
【0048】従って、静止座標系の電流値Iα、Iβ
ら回転座標系の電流値Id、Iqへの変換は、次の数式5
に従って行われる。
【数5】Id= Iα×cosθ+Iβ×sinθq=−Iα×sinθ+Iβ×cosθ d軸電流値Idがd軸上の磁束分電流になり、電流値Iq
がq軸上のトルク分電流になる。電流座標変換部21
は、求めたd軸電流値Id、q軸電流値Iqを、それぞれ
減算器14、15に出力する。
【0049】一方、d軸電流指令値出力部11は、供給
されたトルク指令値、回転子位置速度算出部20が算出
した電気角周波数ωeをパラメータとして、d軸電流指
令テーブルを用いてd軸電流指令値Id *を求め、求めた
d軸電流指令値Id *を弱め界磁制御切換部12に供給す
る。
【0050】また、回転数算出部22は、回転子位置速
度算出部20が算出した電気角周波数ωeに基づいてP
Mモータ7の回転数Nを求め、求めた回転数Nを弱め界
磁制御切換部12に供給する。
【0051】弱め界磁制御切換部12は、直流電圧検出
部2から供給された直流リンク電圧値Vdcと、回転数算
出部22から供給された回転数Nとに基づいて、最大ト
ルク制御を行うか弱め界磁制御を行うかを判定し、判定
結果に基づいてd軸電流指令値Id *を設定し、設定した
d軸電流指令値Id *を減算器14に出力する。この弱め
界磁制御切換部12の動作については後述する。
【0052】減算器14は、弱め界磁制御切換部12か
ら出力されたd軸電流指令値Id *と電流座標変換部21
から出力されたd軸電流値Idとの差分値edを算出す
る。
【0053】d軸電流PI演算部16は、減算器14に
よって求められた差分値edにPI演算(比例積分演
算)を施し、電流座標変換部21から出力されたd軸電
流値I dが、弱め界磁制御切換部12から出力されたd
軸電流指令値Id *に一致するような電圧を指示するd軸
電圧指令値Vd *を求める。そして、d軸電流PI演算部
16は、求めたd軸電圧指令値Vd *を電圧指令値座標変
換部18に出力する。
【0054】ゲイン調整部13は、トルク指令値のゲイ
ン調整を行うことにより、トルク指令値をq軸電流指令
値Iq *に変換し、変換したq軸電流指令値Iq *を減算器
15に出力する。
【0055】減算器15は、ゲイン調整部13から出力
されたq軸電流指令値Iq *と、電流座標変換部21から
出力されたq軸電流値Iqとの差分値eqを算出する。
【0056】q軸電流PI演算部17は、減算器15に
よって求められた差分値eqにPI演算を施し、電流座
標変換部21から出力されたq軸電流値Iqが、ゲイン
調整部13から出力されたq軸電流指令値Iq *に一致す
るような電圧を指示するq軸電圧指令値Vq *を求める。
そして、q軸電流PI演算部17は、求めたq軸電圧指
令値Vq *を電圧指令値座標変換部18に出力する。
【0057】電圧指令値座標変換部18は、d軸電流P
I演算部16が求めたd軸電圧指令値Vd *と、q軸電流
PI演算部17が求めたq軸電圧指令値Vq *とを、回転
子位置速度算出部20が算出した電気角周波数ωeに基
づいて、静止座標系の二相電圧指令値Vα *、Vβ *に変
換する。
【0058】変換は、次の数式6に従って行われる。
【数6】Vα *=Vd *×cosθe−Vq *×sinθeβ *=Vd *×sinθe+Vq *×cosθe さらに、電圧指令値座標変換部18は、二相電圧指令値
α *、Vβ *を、三相電圧指令値Vu *、Vv *、Vw *に変
換する。
【0059】変換は、次の数式7に従って行われる。
【数7】 電圧指令値座標変換部18は、変換された電圧指令値V
u *、Vv *、Vw *をインバータ1に出力する。インバータ
1は、この電圧指令値Vu *、Vv *、Vw *を交流電圧をP
Mモータ7に供給する。
【0060】次に、弱め界磁制御切換部12の動作につ
いて説明する。弱め界磁制御の切り換えの原理は、以下
の通りである。インバータ1の出力線間電圧の振幅Vpe
akは、次の数式8によって表される。
【数8】 但し、Vpeak:インバータの出力線間電圧の振幅 α:インバータの変調率 また、PMモータ7の逆起電力は、次の数式9によって
表される。
【数9】E=N×KE 但し、E:逆起電力(線間電圧の実効値) N:回転数(rpm) KE:逆起電力係数(Vrms/rpm) ここで、PMモータ7の巻線の電圧降下を無視し、逆起
電力Eがインバータ1の出力線間電圧の振幅Vpeakと等
しい場合を、制御の切り換え条件とすると、弱め界磁制
御に切り換える判定基準電圧VEは、次の数式10によ
って表される。
【数10】 この判定基準電圧値VEが直流リンク電圧値Vdc以下で
あれば、最大トルク制御を行い、判定基準電圧値VE
直流リンク電圧値Vdcを越えると、弱め界磁制御に切り
換えるようにする。
【0061】尚、数式10において、変調率αは、イン
バータ1が直流リンク電圧値Vdcを交流電圧に変換する
際の制御率を示し、巻線の電圧降下を無視すると1とな
る。この変調率αを小さくするほど、直流電圧変動に対
する余裕度は大きくなり、安定して弱め界磁制御に切り
換えることができる。
【0062】但し、この余裕度が大きくなると、低い回
転数で弱め界磁制御となってしまい、トルク不足や効率
低下を招いてしまう。即ち、この変調率αは、調整要素
であり、目安として、0.9〜0.95に設定される。
【0063】この弱め界磁制御切換部12の動作を図4
に基づいて説明する。弱め界磁制御切換部12は、回転
数算出部22が算出した回転数Nをロードする(ステッ
プS11)。
【0064】弱め界磁制御切換部12は、メモリに格納
したフラグFL_IFのフラグ値を判別する(ステップS1
2)。このフラグFL_IFは、現在、行っている制御が定
トルク制御か弱め界磁制御かを判別するためのフラグで
あり、フラグFL_IFのフラグ値が1であれば、前回、判
定時の制御が弱め界磁制御であることを示し、フラグ値
が0であれば、前回、判定時の制御が最大トルク制御で
あることを示す。このフラグFL_IFの初期値は0であ
る。
【0065】フラグFL_IFのフラグ値が0の場合、弱め
界磁制御切換部12は、前述の数式10に基づいて判定
基準電圧値VEを算出する(ステップS13)。尚、弱
め界磁制御切換部12は、テーブルを用いて判定基準電
圧値VEを求めるようにすることもできる。
【0066】弱め界磁制御切換部12は、判定基準電圧
値VEを算出すると直流電圧検出部2から供給された直
流リンク電圧値Vdcをロードする(ステップS14)。
【0067】弱め界磁制御切換部12は、判定基準電圧
値VEとロードした直流リンク電圧値Vdcとを比較し、
判定基準電圧値VEが直流リンク電圧値Vdcを越えてい
るか否かを判定する(ステップS15)。
【0068】判定基準電圧値VEが直流リンク電圧値V
dcを越えていると判定すると、弱め界磁制御切換部12
は、フラグFL_IFのフラグ値に1をセットし、制御が弱
め界磁制御になったことを示す(ステップS16)。
【0069】そして、弱め界磁制御切換部12は、d軸
電流指令テーブルを用いて求めたd軸電流指令値Id *
所定値Id1 *にセットする(ステップS17)。尚、弱
め界磁制御切換部12は、例えば、この所定値I
d1 *を、直流リンク電圧値Vdcと判定基準電圧値VEとの
差に基づいて予め求めておく。そして、弱め界磁制御切
換部12は、求めた所定値Id1 *をメモリに格納してお
く。あるいは、弱め界磁制御切換部12は、テーブルを
用いてこの所定値Id1 *を求める。
【0070】一方、判定基準電圧値VEが直流リンク電
圧値Vdc以下であると判定すると、弱め界磁制御切換部
12は、フラグFL_IFのフラグ値に0をセットし、制御
が最大トルク制御になったことを示す(ステップS1
9)。そして、弱め界磁制御切換部12は、d軸電流指
令値Id *に0をセットする(ステップS20)。
【0071】このようにして、弱め界磁制御切換部12
は、直流リンク電圧値Vdcと判定基準電圧値VEとに基
づいて、最大トルク制御の継続、あるいは弱め界磁制御
への切り換えを行う。
【0072】次に、フラグFL_IFのフラグ値が0である
ことを弱め界磁制御切換部12が判別した場合(ステッ
プS12)、即ち、前回、判定時の制御が弱め界磁制御
である場合、弱め界磁制御切換部12は、回転数算出部
22が算出した回転数Nを、基底回転数に基づいて予め
設定された弱め界磁制御解除回転数Nminと比較し、回
転数Nが弱め界磁制御解除回転数Nmin以上であるか否
かを判別する(ステップS18)。
【0073】この弱め界磁制御解除回転数Nminは、弱
め界磁制御を解除するか否かを判定するための判定値で
あり、基底回転数近傍での制御のチャタリングを防止す
るため、この弱め界磁制御解除回転数Nminを、基底回
転数の80〜90%程度に設定し、ヒステリシスを有す
るようにしておく。
【0074】尚、従来と同様に、基底回転数を直流リン
ク電圧値Vdcで補正し、直流リンク電圧値Vdcに基づい
て弱め界磁制御解除回転数Nminを設定しておくことも
できる。弱め界磁制御切換部12は、求めた弱め界磁制
御解除回転数Nminをメモリに格納しておく。
【0075】回転数Nが弱め界磁制御解除回転数Nmin
以上であれば、弱め界磁制御切換部12は、弱め界磁制
御を解除せずに継続させる。即ち、弱め界磁制御切換部
12は、フラグFL_IFのフラグ値に1をセットし(ステ
ップS16)、d軸電流指令値Id *を所定値Id1 *にセ
ットする(ステップS17)。
【0076】回転数Nが弱め界磁制御解除回転数Nmin
未満になると、弱め界磁制御切換部12は、弱め界磁制
御を解除し、最大トルク制御に切り換える。即ち、弱め
界磁制御切換部12は、フラグFL_IFのフラグ値に0を
セットし(ステップS19)、d軸電流指令値Id *に0
をセットする(ステップS20)。
【0077】このようにして、弱め界磁制御切換部12
は、回転数Nと弱め界磁制御解除回転数Nminとに基づ
いて、弱め界磁制御の継続、あるいは最大トルク制御へ
の切り換えを行う。
【0078】次に、この弱め界磁制御切換部12の動作
を、図5と図6とを用いてさらに説明する。図5に示す
ように、PMモータ7の回転数Nが弱め界磁制御解除回
転数Nmin未満の場合、弱め界磁制御切換部12は、d
軸電流指令値Id *を0にセットする。これにより最大ト
ルク制御が行われる。
【0079】PMモータ7の回転数Nが弱め界磁制御解
除回転数Nmin以上になると、弱め界磁制御切換部12
は、d軸電流指令値Id *をId1 *にセットする。これに
より弱め界磁制御が行われる。
【0080】また、図6に示すように、判定基準電圧値
Eが直流電源6の直流リンク電圧値Vdc以下の場合、
弱め界磁制御切換部12は、d軸電流指令値Id *を0に
セットする。これにより、最大トルク制御が行われる。
【0081】判定基準電圧値VEが直流電源6の直流リ
ンク電圧値Vdcが越えると、弱め界磁制御切換部12
は、d軸電流指令値Id *をId1 *にセットする。これに
より、弱め界磁制御が行われる。
【0082】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、最大トルク制御又は弱め界磁制御への切り換えを、
回転数Nだけでなく、直流電源6の直流リンク電圧値V
dcにも基づいて行うようにしたので、直流電源6の直流
リンク電圧値Vdcが大きく変動した場合でも、自動的に
かつ安定した切り換えを行うことができる。
【0083】従って、弱め界磁制御解除回転数Nmin
傍での効率を低下させずに、制御の切り換えを行うこと
ができる。
【0084】尚、本発明を実施するにあたっては、種々
の形態が考えられ、上記実施の形態に限られるものでは
ない。例えば、整流回路を備え、直流電源6から直流リ
ンク電圧の供給を受ける代わりに単相交流電源又は三相
交流電源から交流電圧の供給を受けられるようにするこ
ともできる。
【0085】トルク制御だけでなく、速度制御ループあ
るいは位置制御ループの構成を設けることにより、本実
施の形態を、速度制御あるいは位置制御にも適用するこ
とができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
安定して弱め界磁制御への切り換えを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るPMモータの制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のインバータの構成を示す回路図である。
【図3】図1の電流座標変換部が行う座標変換の説明図
である。
【図4】図1の弱め界磁制御切換部の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】図1の弱め界磁制御切換部の動作を示す説明図
である。
【図6】図1の弱め界磁制御切換部の動作を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 インバータ 2 直流電圧検出部 5 制御部 6 直流電源 7 PMモータ 12 弱め界磁制御切換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H560 BB04 BB12 DA07 DB07 DC12 DC13 EB01 GG04 JJ08 RR01 RR10 SS02 TT11 UA02 UA05 UA06 UA07 XA02 XA13 XA17 5H576 BB04 CC04 DD07 EE01 EE02 GG04 HA02 HA03 HA04 HA05 HB02 JJ03 JJ17 JJ24 KK06 LL22 LL24 LL41 MM14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同期電動機に流れる電流の測定値を、回転
    座標系の磁束軸上の磁束分電流とトルク軸上のトルク分
    電流とに変換し、それぞれ、磁束分電流指令値とトルク
    分電流指令値とを与え、それぞれの偏差に基づいて磁束
    分電圧指令値とトルク分電圧指令値とを求め、求めた磁
    束分電圧指令値とトルク分電圧指令値とを静止座標系の
    電圧指令値に変換するベクトル制御手段と、前記ベクト
    ル制御手段が変換した静止座標系の電圧指令値に基づい
    て、所定の直流電源から供給された直流電圧を交流電圧
    に変換し、変換した交流電圧を前記同期電動機に供給す
    る交流供給手段と、を備えた同期電動機の制御装置にお
    いて、 前記交流供給手段に供給する直流電圧の値を検出する直
    流電圧検出手段を備え、 前記ベクトル制御手段は、前記直流電圧検出手段が検出
    した直流電圧の値を所定の判定基準電圧値と比較し、前
    記直流電圧の値が所定の判定基準電圧値未満であるか否
    かを判定する電圧判定手段と、 前記直流電圧の値が所定の判定基準電圧値未満であると
    前記電圧判定手段が判定した場合に、前記磁束分電流指
    令値を所定値に設定し、弱め界磁制御を行う弱め界磁制
    御手段と、を備えた、ことを特徴とする同期電動機の制
    御装置。
  2. 【請求項2】前記電圧判定手段は、前記同期電動機の回
    転数と前記交流供給手段が直流電圧を変調する変調率と
    に基づいて、前記判定基準電圧値を求める判定基準電圧
    値算出手段を備えた、ことを特徴とする請求項1に記載
    の同期電動機の制御装置。
  3. 【請求項3】前記判定基準電圧値算出手段は、数式1に
    基づいて前記判定基準電圧値を設定するもの、であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の同期電動機の制御装
    置。 【数1】 但し、VE:判定基準電圧値 α:変調率 KE:定数 Nmin:弱め界磁制御解除回転数
  4. 【請求項4】前記同期電動機の回転子の電気角周波数を
    検出する角周波数検出手段と、 前記角周波数検出手段が検出した電気角周波数に基づい
    て、前記同期電動機の回転子の回転数を求める回転数算
    出手段と、を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の同期電動機の制御装置。
  5. 【請求項5】所定の直流電源の直流電圧の値を検出する
    ステップと、 前記検出した直流電圧の値を所定の判定基準電圧値と比
    較し、前記直流電圧の測定値が所定の判定基準電圧値未
    満であるか否かを判定するステップと、 直流電圧の測定値が所定の判定基準電圧値未満であると
    判定した場合、回転座標系の磁束分電流の電流指令値を
    所定値に設定し、弱め界磁制御を行うステップと、を備
    えた、ことを特徴とする同期電動機の制御方法。
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