JP2002523405A - レジオ選択的置換ピラジン異性体を製造するための方法 - Google Patents

レジオ選択的置換ピラジン異性体を製造するための方法

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JP2002523405A
JP2002523405A JP2000566257A JP2000566257A JP2002523405A JP 2002523405 A JP2002523405 A JP 2002523405A JP 2000566257 A JP2000566257 A JP 2000566257A JP 2000566257 A JP2000566257 A JP 2000566257A JP 2002523405 A JP2002523405 A JP 2002523405A
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へイト,アンソニー・アール
チヤン,ウエイチエン
リー,ウエンキイ
フオード,ケリー・エル
パレフ,シヤマル・アイ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、置換ピラジン化合物の特定の異性体、置換チエノ[b]ピラジン、置換プテリジン、それらの化合物および誘導体を製造する方法に関する。レジオ選択的置換ピラジン化合物は医薬品の調製に有用であり、これには前立肥大症の治療に有用な化合物が挙げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本出願は、本明細書に参考として組み込む1998年8月20日出願の米国出
願第09/136,983号の一部継続出願である。
【0002】 発明の背景 サトウ(Sato)らの米国特許第4,990,630号は、2,3−ジアミ
ノ−3−フェニルチオアクリロニトリル化合物を対称1,2−ジカルボニル化合
物と反応させて、対称ピラジン化合物を生成するための方法を開示している。こ
の方法の限界は、予測可能なレジオ選択性を有する非対称ピラジン化合物を生成
することができないことである。
【0003】 本発明は、置換ピラジン化合物の特定の異性体、置換チエノ[b]ピラジン、
置換プテリジン、それらの化合物および誘導体を製造する方法に関する。レジオ
選択的置換化合物は医薬品の調製に有用であり、これには前立腺肥大症の治療に
有用な化合物が挙げられる。
【0004】 発明の詳細な説明 本開示のために、本明細書中で用いる「レジオ選択的」という用語は、化合物
の一つの異性体が他の異性体より多い量で形成されることと定義する。
【0005】 本明細書中で用いる「低級アルキル」または「アルキル」という用語は、1か
ら6個の炭素原子を含有する直鎖または分枝鎖アルキル基を指し、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−
ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2−メチ
ルフェニル、2,2−ジメチルプロピル、n−ヘキシルなどが挙げられるが、こ
れらに限定されない。
【0006】 本明細書中で用いる「アリール」という用語は、1つ以上の芳香環を有する単
環式または二環式環状炭素系を指し、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチ
ル、ナフチリジニル、インダニル、インデニルなどが挙げられるが、これらに限
定されない。アリール基は非置換であってもよく、低級アルキル、ハロアルキル
、アルコキシ、チオアルコキシ、ジアルキルアミノ、ハロ、ニトロ、アルコキシ
カルボニルおよびカルボキサミドから独立に選択される1つ、2つまたは3つの
置換基で置換されてもよい。さらに、置換アリール基は、テトラフルオロフェニ
ルおよびペンタフルオロフェニルを含む。
【0007】 本明細書中で用いる「アリールアルキル」という用語は、低級アルキル基、例
えばベンジルなどが付加した前で定義したようなアリール基を指す。
【0008】 本明細書中で用いる「シクロアルキル」という用語は、3から10個の炭素原
子を有する脂肪族環系を指し、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、ノルボルニル、アダマンチルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
シクロアルキル基は非置換であってもよく、低級アルキル、ハロアルキル、アル
コキシ、チオアルコキシ、ジアルキルアミノ、ハロ、ニトロ、アルコキシカルボ
ニルおよびカルボキサミドから独立に選択される1つ、2つまたは3つの置換基
で置換されてもよい。
【0009】 本明細書中で用いる「シクロアルキルアルキル」という用語は、低級アルキル
が付加したシクロアルキル基を指し、シクロヘキシルメチルが挙げられるが、こ
れに限定されない。
【0010】 スキームIに示すような本発明の一つの実施態様における2,3−ジアミノ化
合物(1)(式中、Aはニトリルであり、Bは−SR(ここで、Rは、アルキル
、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキル
から成る群から選択される)である)。化合物1を過剰な酸および溶媒の存在下
でケトン化合物(2)(式中、Rは、アルキル、アリール、アリールアルキル
、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキルから成る群から選択される)と
反応させて、レジオ選択的置換ピラジン化合物(3)を生成することができる。
およびRは、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルお
よびシクロアルキルアルキルから成る群から独立に選択されるか、またはR
よびRが一緒になって、それらが結合されている酸素原子とともに環を形成す
ることができる。
【0011】
【化9】 スキーム2に示すような本発明の好ましい実施態様において、2,3−ジアミ
ノ−3−フェニルチオアクリロニトリル(5)(式中、Rはフェニルである)
を過剰な酸および溶媒の存在下でケトン化合物(2)(式中、Rはアルキル、
アリール、アリールアルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキルか
ら成る群から選択される)と反応させて、レジオ選択的置換ピラジン化合物(6
)を生成する。RおよびRは、アルキル、アリール、アリールアルキル、シ
クロアルキルおよびシクロアルキルアルキルから成る群から独立に選択されるか
、またはRおよびRが一緒になって、それらが結合されている酸素原子とと
もに環を形成することができる。反応は、溶媒中、過剰な酸の存在下で進行して
、異性体(7)上回るレジオ選択的置換ピラジン異性体(6)を生成する。
【0012】
【化10】 スキーム3に示すような本発明のさらに好ましい実施態様において、2,3−
ジアミノ−3−フェニルチオアクリロニトリル(8)を溶媒中、過剰な酸の存在
下で2,2−ジエトキシアセトフェノン(9)と反応させて、異性体(11)を
上回るレジオ選択的置換ピラジン異性体(10)を生成する。
【0013】
【化11】 本発明に適する溶媒にはアルカノール溶媒が挙げられるが、これに限定するつ
もりはない。アルカノール溶媒には、メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、ブタノールおよびイソブタノールが挙げられるが、これらに
限定するつもりはない。本発明に適する酸には、カルボン酸およびハロゲン化カ
ルボン酸が挙げられるが、これらに限定するつもりはない。適するハロゲン化カ
ルボン酸には、トリフルオロ酢酸、トリブロモ酢酸、トリクロロ酢酸などが挙げ
られるが、これらに限定するつもりはない。
【0014】 本発明のもう一つの実施態様は、スキーム4に示すように、置換チエノ[b]
ピラジンの生成を包含する。置換チエノ[b]ピラジンは、化合物(12)およ
び(13)を塩基の存在下でチオグリコール酸エステルと反応させることによっ
て調製することができる。反応に適する塩基には、トリエチルアミンおよびジイ
ソプロピルエチルアミンなどの第三級アミンが挙げられるが、これらに限定され
ない。置換チエノ[b]ピラジンは、先ず、置換ピラジンからピラジンスルホン
(13)を調製して、塩基(上記第三級アミンなどだが、それらに限定されない
)の存在下、または無機塩基(炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸水素カリウムが挙げられるが、それらに限定されない)の存在下で、
このピラジンスルホンをチオグリコール酸エステルと反応させることによって調
製することができる。
【0015】 スルホンは、化合物(10)を過カルボン酸(メタクロロ過安息香酸および過
酢酸などが挙げられるが、それらに限定されない)と反応させることによって調
製することができる。スルホンは、過ホウ酸ナトリウムからその場で生じる過酸
、およびカルボン酸、ハロゲン化カルボン酸から成る群から選択される酸と化合
物(10)とを反応させることによって調製することもできる。カルボン酸およ
びハロゲン化カルボン酸の例には、酢酸、クロロ酢酸、ジクロロ酢酸などが挙げ
られるが、それらに限定されない。
【0016】
【化12】 得られるスルホン(13)は、第三級アミン塩基および共溶媒の存在下で、式
HS(CHC(O)OR(式中、nは、1〜10であり、Rは、アル
キル、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキルから成る群から選択される
)のチオグリコール酸エステルと反応させることができる。本発明に適する共溶
媒には、メタノール、エタノールおよびイソプロパノールが挙げられるが、これ
らに限定されない。本発明に適する塩基には、トリエチルアミンおよびジイソプ
ロピルエチルアミンなどの第三級アミン、もしくは炭酸ナトリウム、カリウムま
たはリチウムなどの炭酸塩、あるいは炭酸水素ナトリウム、カリウムまたはリチ
ウムなどの炭酸水素塩が挙げられるが、これらに限定されない。
【0017】 置換ピロロ[b]ピラジンは、上記塩基の存在下でスルホンをHNCH
(式中、Rはアルキルである)と反応させることによって調製する。
【0018】 置換プテリジンは、塩基の存在下でスルホンをHNCRNH(式中、R は、水素、アルキル、アリールまたはアリールアルキルから成る群から選択され
る)と反応させることによって調製することができる。本発明に適する塩基には
、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジイソプロピルアミンなど
のアルキルアミン、もしくは炭酸ナトリウム、カリウムまたはリチウムなどの炭
酸塩、あるいは炭酸水素ナトリウム、カリウムまたはリチウムなどの炭酸水素塩
が挙げられるが、これらに限定されない。
【0019】 以下の実施例は、本発明を説明するためのものであり、範囲を限定するもので
はない。
【0020】 実施例1 5−フェニル−2−フェニルチオピラジン−3−カルボニトリル イソプロパノール(100ミリリットル(mL))中の2,3−ジアミノ−3
−フェニルチオアクリロニトリルトルエンスルホン酸(8グラム(g)、22ミ
リモル(mmol))及びトリフルオロ酢酸(14.8g、130mmol)の
懸濁液に、2,2−ジエトキシ−アセトフェノン(4.2g、20mmol)を
添加した。80mLの水を添加する前に、混合物を周囲温度で24時間(h)攪
拌した。スラリーを1時間攪拌し、固形物を濾過して、50mLの50%イロプ
ロパノール水溶液で洗浄し、乾燥後に4.25g(73%)の5−フェニル−2
−フェニルチオピラジン−3−カルボニトリルを得た。1H NMR(CDCl )δ8.9(s,1H)、8.0〜7.9(m,2H)、7.7〜7.6(m
,2H)、7.59〜7.45(m,6H)。
【0021】 実施例2 5−フェニル−2−フェニルスルフィニルピラジン−3−カルボニトリル 酢酸(40mL)中の5−フェニル−2−フェニル−チオピラジン−3−カル
ボニトリル(2.89g)のスラリーを45〜50℃に加熱し、過ホウ酸ナトリ
ウム1水和物(2.5g)を二回に分けて10分間かけて添加した。スラリーを
45〜50℃で2.5時間攪拌し、周囲温度に冷却して、水(50mL)を添加
した。スラリーを濾過して、水(100mL)で洗浄し、乾燥して、5−フェニ
ル−2−フェニルスルフィニルピラジン−3−カルボニトリル(2.82g、8
8%)を得た。1H NMR(DMSO)δ9.67(s,1H)、7.97(
m,2H)、7.78〜7.62(m,6H)。
【0022】 実施例3 5−フェニル−2−フェニルスルホニルピラジン−3−カルボニトリル 3−クロロ過安息香酸(mCPBA)(8.9g、52mmol)を6℃未満
で塩化メチレン(100ml)中の5−フェニル−2−フェニルチオピラジン−
3−カルボニトリル(5g、17mmol)の溶液中に添加し、これを室温で1
8時間攪拌した。メタノール(100mL)を添加し、これを100mlに濃縮
して、もう一度繰り返した。形成された固形物を濾過し、メタノール(20ml
)で洗浄して、4.5g(収率80%)の5−フェニル−2−フェニルスルホニ
ルピラジン−3−カルボニトリル、融点222〜224℃を得た。1H NMR
(CDCl)δ(ppm)9.19(s,1H)、8.21(dd,2H,J
1=8Hz,J2=2.5Hz)、8.08(dd,2H,J1=8Hz,J2
=3Hz)、7.73(dt,2H,J1=8,J2=2.5Hz)、7.6(
m,5H)。13C NMR(DMSO−d6)δ(ppm)。IR(KBr)
3125、3070、2250、1555、1325、1160、730。HR
MS(FAB)M+H C17H12N3O2Sについての計算値:m/z32
2.0650、観測値:m/z322.0652。
【0023】 実施例4 5−フェニル−2−フェニルスルホニルピラジン−3−カルボニトリルの代替
合成 5−フェニル−2−フェニルチオピラジン−3−カルボニトリル(50g)と
、酢酸(530g)中のクロロ酢酸(176g)とのスラリーを45〜55℃に
約24時間加熱した。この混合物を周囲温度に冷却し、500mLの水を添加し
た。スラリーを濾過し、300mLの水で洗浄して、乾燥し、5−フェニル−2
−フェニルスルホニルピラジン−3−カルボニトリル(48.3g、91%)を
得た。
【0024】 実施例5 チエノピラジンの生成 85%の5−フェニル−2−フェニルスルホニル−ピラジン−3−カルボニト
リル、15%の5−フェニル−2−フェニルスルフィニルピラジン−3−カルボ
ニトリル(3.2g、10mmol)、およびエタノール47mL中のジイソプ
ロピルエチルアミン(2.58g、20mmol)に、チオクリコール酸メチル
(1.06g、10mmol)を添加した。これを20℃で1時間攪拌し、次に
55℃で7時間攪拌した。その後、チオグリコール酸メチル(0.18g、0.
17mmol)を添加し、55℃に4時間加熱した。その後、5℃に冷却した。
固形物を濾過し、メタノール(10mL)で洗浄して、乾燥し、2.4g(収率
84%)の4を得た。1H NMR(CDCl)δ9.09(dd,2H,J
1=8,J2=2Hz)、7.53(m,3H)、6.27(br s,2H)
、3.393(s,3H)。13C NMR(CDCl)δ165.30、1
53.78、149.19、145.47、142.34、140.30、13
6.06、129.25、129.11、127.02、51.87。MS(C
I)286(M+1)。
【0025】 実施例6 3−アミノ−2−エトキシカルボニル−5−フェニルピロロ[b]ピラジンの
調製 5−フェニル−2−フェニルスルホニルピラジン−3−カルボニトリル(1.
0g、3.1mmol)、およびテトラヒドロフラン(15mL)中のグリシン
エチルエステル塩酸塩(0.43g、3.1mmol)に、ジイソプロピルエチ
ルアミン(1.62mL、9.3mmol)を添加した。混合物を還流下で24
時間加熱し、その後、無水炭酸ナトリウム(0.49g、4.65mmol)を
添加した。その溶媒を減圧下で除去する前に、混合物をさらに10時間還流した
。残さをフラッシュクロマトグラフィー(90%酢酸エチル/10%ヘプタン)
によって精製し、溶媒を除去した後に0.54g(62%)を得た。1H NM
R(CDCl)δ1.34(d,J=6.8Hz,3H)、4.31(q,J
=6.8Hz,2H)、4.33(s,2H)、5.85(s,1H)、7.4
9(m,3H)、7.91(m,2H)、8.71(s,1H)。
【0026】 実施例7 4−アミノ−6−フェニルプテリジンの調製 5−フェニル−2−フェニルスルホニルピラジン−3−カルボニトリル(1.
0g、3.1mmol)、およびテトラヒドロフラン(15mL)中の酢酸ホル
ムアミド(0.32g、3.1mmol)に、ジイソプロピルエチルアミン(1
.62mL、9.3mmol)を添加した。混合物を還流下で24時間加熱し、
その後、無水炭酸ナトリウム(0.49g、4.65mmol)を添加した。そ
の溶媒を減圧下で除去する前に、混合物をさらに3時間還流した。残さをフラッ
シュクロマトグラフィー(90%酢酸エチル/10%ヘプタン)によって精製し
、溶媒を除去した後に0.52g(78%)を得た。1H NMR(DMSO−
d6)δ7.68(m,3H)、8.59(m,2H)、8.72(s,1H)
、8.85(s,1H)、8.95(s,1H)、9.85(s,1H)。
【0027】 実施例8 4−アミノ−1−メチル−6−フェニルプテリジンの調製 5−フェニル−2−フェニルスルホニルピラジン−3−カルボニトリル(1.
0g、3.1mmol)、およびテトラヒドロフラン(15mL)中の塩酸アセ
トアミド(0.29g、3.1mmol)に、ジイソプロピルエチルアミン(1
.62mL、9.3mmol)を添加した。混合物を還流下で3時間加熱し、そ
の後、無水炭酸ナトリウム(0.49g、4.65mmol)を添加した。その
溶媒を減圧下で除去する前に、混合物をさらに7時間還流した。残さをフラッシ
ュクロマトグラフィー(50%酢酸エチル/50%ヘプタン)によって精製し、
溶媒を除去した後に0.63g(89%)を得た。1H NMR(DMSO−d
6)δ2.60(s,3H)、7.64(m,3H)、8.31(s,1H)、
8.42(s,1H)、8.56(m,2H)、9.76(s,1H)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チヤン,ウエイチエン アメリカ合衆国、イリノイ・60030、グレ イズレイク、アシユフオード・レーン・ 389 (72)発明者 リー,ウエンキイ アメリカ合衆国、イリノイ・60085、ウオ ーキーガン、レイクハースト・1074、アパ ーツメント・203 (72)発明者 フオード,ケリー・エル アメリカ合衆国、イリノイ・60056、マウ ント・プロスペクト、サウス・ダグラス・ アベニユー・409 (72)発明者 パレフ,シヤマル・アイ アメリカ合衆国、イリノイ・60031、ガー ニー、マデイソン・アベニユー・2071 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB04 CC08 EE03 FF03 FF05 GG04 HH01 4C071 AA01 BB01 CC02 CC21 EE13 FF05 HH17 HH28 JJ01 KK01 LL01 4H039 CA42 CH10

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 (式中、Aはニトリルであり、Bは−SR(ここで、Rは、アルキル、アリール
    、アリールアルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキルから成る群
    から選択される)である)の2,3−ジアミノ化合物を、過剰な酸および溶媒の
    存在下で、式: 【化2】 (式中、Rは、アルキル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルおよ
    びシクロアルキルアルキルから成る群から選択され、RおよびRは、アルキ
    ル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルおよびシクロアルキルアルキ
    ルからなる群から成る群から独立に選択されるか、またはRおよびRが一緒
    になって、それらが結合されている酸素原子とともに環を形成することができる
    )のケトン化合物と反応させることを含んで成る、式: 【化3】 のレジオ選択的置換ピラジン異性体化合物を製造するための方法。
  2. 【請求項2】 前記酸がカルボン酸およびハロゲン化カルボン酸から成る群
    から選択される、請求項1の記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記溶媒がメタノール、エタノール、プロパノール、イソプ
    ロパノールおよびブタノールならびにイソブタノールから成る群から選択される
    、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記酸がハロゲン化カルボン酸である、請求項2に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ハロゲン化カルボン酸がトリフルオロ酢酸、トリブロモ
    酢酸およびトリクロロ酢酸から成る群から選択される、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記溶媒がイソプロパノールである、請求項3に記載の方法
  7. 【請求項7】 前記2,3−ジアミノ化合物が2,3−ジアミノ−3−フェ
    ニルチオアクリロニトリルであり、および前記ケトン化合物が2,2−ジエトキ
    シアセトフェノンであって、レジオ選択的5−フェニル−2−フェニルスルホニ
    ルピラジン−3−カルボニトリルを生成する、請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 式: 【化4】 のスルホキシド化合物、または式: 【化5】 のスルホン化合物を塩基の存在下でチオグリコール酸エステルと反応させること
    によって、式: 【化6】 の置換チエノ[b]ピラジンを製造するための方法。
  9. 【請求項9】 前記塩基が第三級アミンおよび無機塩基から成る群から選択
    される、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第三級アミンがトリエチルアミンおよびジイソプロピ
    ルエチルアミンから成る群から選択される、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記無機塩基が炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
    酸カリウムおよび炭酸水素カリウムから成る群から選択される、請求項9に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 共溶媒が添加される、請求項8に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記共溶媒がメタノール、エタノールおよびイソプロパノ
    ールから成る群から選択される、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記スルホン化合物が、式: 【化7】 の化合物を、メタクロロ過安息香酸および過酢酸から成る群から選択される過カ
    ルボン酸と反応させることによって調製されうる、請求項8に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記スルホン化合物が、式: 【化8】 の化合物を、過ホウ酸ナトリウムからその場で生じる過酸、ならびにカルボン酸
    およびハロゲン化カルボン酸から成る群から選択される酸と反応させることによ
    って調製される、請求項8に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記カルボン酸が酢酸である、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記ハロゲン化カルボン酸がクロロ酢酸およびジクロロ酢
    酸から成る群から選択される、請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 共溶媒が添加される、請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記共溶媒がメタノール、エタノールおよびイソプロパノ
    ールから成る群から選択される、請求項18の方法。
  20. 【請求項20】 共溶媒が添加される、請求項15に記載の方法。
  21. 【請求項21】 共溶媒がメタノール、エタノールおよびイソプロパノール
    から成る群から選択される、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記スルホンまたはスルホキシド化合物を、式HS(CH C(O)OR(式中、nは、1〜10であり、Rは、アルキル、シク
    ロアルキルおよびシクロアルキルアルキルから成る群から選択される)のチオグ
    リコール酸エステルと塩基の存在下で反応させる、請求項8に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記塩基が第三級アミンおよび無機塩基から成る群から選
    択される、請求項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記第三級アミンがトリエチルアミンおよびジイソプロピ
    ルエチルアミンから成る群から選択される、請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記無機塩基が炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
    酸カリウムおよび炭酸水素カリウムから成る群から選択される、請求項21に記
    載の方法。
  26. 【請求項26】 スルホンをHNCHCO(式中、Rはアルキ
    ルである)と上記塩基の存在下で反応させることによって、置換ピロロ[b]ピ
    ラジンを調製するための方法。
  27. 【請求項27】 前記塩基が、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチ
    ルアミンなどの第三級アミン、もしくは炭酸ナトリウム、カリウムまたはリチウ
    ムなどの炭酸塩、あるいは炭酸水素ナトリウム、カリウムまたはリチウムなどの
    炭酸水素塩から選択される、請求項25に記載の方法。
  28. 【請求項28】 スルホンをHNCRNH(式中、Rは、水素、アル
    キル、アリールまたはアリールアルキルから成る群から選択される)と塩基の存
    在下で反応させることによって調製することができる、置換プテリジンを調製す
    るための方法。
  29. 【請求項29】 塩基が、トリエチルアミンおよびジイソプロピルエチルア
    ミンなどの第三級アミン、もしくは炭酸ナトリウム、カリウムまたはリチウムな
    どの炭酸塩、あるいは炭酸水素ナトリウム、カリウムまたはリチウムなどの炭酸
    水素塩から選択される、請求項27に記載の方法。
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