JP2002522382A - カルニチンおよびカロテノイドを含む抗酸化、抗増殖組成物 - Google Patents

カルニチンおよびカロテノイドを含む抗酸化、抗増殖組成物

Info

Publication number
JP2002522382A
JP2002522382A JP2000563266A JP2000563266A JP2002522382A JP 2002522382 A JP2002522382 A JP 2002522382A JP 2000563266 A JP2000563266 A JP 2000563266A JP 2000563266 A JP2000563266 A JP 2000563266A JP 2002522382 A JP2002522382 A JP 2002522382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carnitine
lycopene
composition according
acid
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000563266A
Other languages
English (en)
Inventor
クラウディオ・カヴァッツァ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sigma Tau HealthScience SpA
Original Assignee
Sigma Tau HealthScience SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sigma Tau HealthScience SpA filed Critical Sigma Tau HealthScience SpA
Publication of JP2002522382A publication Critical patent/JP2002522382A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/21Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
    • A61K31/215Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids
    • A61K31/22Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids of acyclic acids, e.g. pravastatin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/185Acids; Anhydrides, halides or salts thereof, e.g. sulfur acids, imidic, hydrazonic or hydroximic acids
    • A61K31/205Amine addition salts of organic acids; Inner quaternary ammonium salts, e.g. betaine, carnitine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/81Solanaceae (Potato family), e.g. tobacco, nightshade, tomato, belladonna, capsicum or jimsonweed
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P13/00Drugs for disorders of the urinary system
    • A61P13/08Drugs for disorders of the urinary system of the prostate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents
    • A61P39/02Antidotes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents
    • A61P39/06Free radical scavengers or antioxidants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

Abstract

(57)【要約】 活性成分としてプロピオニルL-カルニチンおよび少なくとも一つのカロテノイド、典型的にはトマトから抽出したリコペンから成る組成物であって、フリーラジカルまたは脂肪過酸化現象により誘導される様々な変化および病的状態の予防および/または治療のための組成物であって、栄養補助食品、栄養補助または実際薬の形態をとることができる組成物を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、環境汚染物質によるフリーラジカルの存在によりおよび、アテロー
ム硬化型の、血管、心臓または脳質の脂肪過酸化現象によりもたらされる疾患;
前立腺、子宮、乳房または結腸組織を含む組織の増殖変化;白内障および網膜の
黄斑変性を含む視力および網膜変化の予防および/または治療のための組成物に
関する。 従って該組成物は、該組成物を使用すべき特定の個人に対して該組成物が発揮
することを意図する補助的若しくは予防的作用または、厳密には治療的作用いか
んで、栄養補助食品または実際薬の形態をとり、その作用を発揮することができ
る。
【0002】 より詳細には本発明は、経口、非経口、直腸、経皮または点眼により投与する
ことができる組成物であって、 (a)任意にもう一つの「カルニチン」(ここで、「カルニチン」により、L-カル
ニチンまたは、アセチルL-カルニチン、バレリルL-カルニチンおよびイソバレ
リルL-カルニチンから成る群から選択されるアルカノイルL-カルニチンを意図
する)または薬理学上許容されるその塩と組み合わせる、プロピオニルL-カルニ
チンまたは薬理学上許容されるその塩;および、 (b)リコペン、α-カロテン、β-カロテン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチ
ン、ルテインまたはこれらの混合物から成る群から好ましくは選択されるカロテ
ノイドまたはそのようなカロテノイドを含む天然植物性産物の抽出物、典型的に
はトマト抽出物(リコペルシコン・エスキュレンタム(Lycopersicon esculentum))
: を組み合わせて含む組成物に関する。
【0003】 カロテノイドは、二重結合の共役系を有する40までの炭素原子を含む、テル
ペン類の長鎖植物性色素の一グループ(テトラテルペン)である。カロテノイドは
高等植物、クロロプラストおよび、クロロフィルが存在しない植物の部位(何か
の根および多くの花および、例えばトマトのような果実(果実において、カロテ
ノイドは成熟中に増加する))に存在するそのプラスチドに存在し、それらは、青
藻、いくらかの光合成細菌およびいくらかの真菌中にも見出される。カロテノイ
ドは光合成においてクロロフィルと相補的な役割を果たし、いくらかの光線を吸
収し、クロロフィルそれ自体にエネルギーを輸送する。 植物界には600以上のカロテノイドが存在するが、これらの40のみがヒト
の食餌に存在し、14のみが腸で吸収され、残りは吸収できないエポキシドを構
成する。これら14のなかで最も一般的なものは、リコペン、α-カロテン、β-
カロテン、ルテイン、ゼアキサンチンおよびβ-クリプトキサンチンである。
【0004】 リコペンは11の直鎖共役二重結合(一方、β-カロテンは9である)を有し、
そして、直鎖共役二重結合の最長の鎖を有するカロテノイドである。 この特殊構造と抗酸化剤としてのその大きな能力の間の関連性がクレームされ
ている。 リコペンとβ-カロテンの間には代謝上の相互作用が存在しているが、リコペ
ンは、体内で、炭素鎖の2端にあるトリメチルシクロヘキサニル環により特徴づ
けられるβ-カロテンに変換され得ない。 他方β-カロテンは、それ自体、鎖の減少によりトランスレチノールおよびレ
チノイン酸へ変換され得、プロビタミンAとして作用することができる。
【0005】 これらの化合物は実際の抗酸化能力により特徴づけられるが、その中でリコペ
ンは、一重項酸素を遮断する最大の能力を示し、これは例えばβ-カロテンの2
倍以上である。 リコペンは特に脂肪の存在下で体に吸収され、血液および組織中でその2つの
異性体型、シス-およびトランス-リコペンで見出される。 全カロテノイド同様、リコペンは体内で合成することができず、食品と共に摂
取されなければならない。
【0006】 パパイヤ、ピンクグレープフルーツ、ホウレンソウ、アプリコット、ミルクお
よびタマゴを含む多くのカロテノイド含有食物が存在するが、とりわけ最大量の
リコペンを含むのはトマトである。 その実際上の抗酸化能力に加えて、リコペンに関する関心は、β-カロテンの
ようなプロビタミンA活性を有するカロテノイドが、レチノールに変換されなく
てもそれ自体で腫瘍の一部の形態に関して保護的効果を発揮する可能性があると
いうことを示した多くの疫学的研究の結果によるものである。多くの予言的およ
び遡及的考察により、カロテンに富む野菜および果実の消費またはカロテンの高
い血漿濃度と腫瘍、特に肺癌の危険性との間の逆の相関関係が明らかになってい
る。これらの結果は、ビタミンAのプレカーサーとしてのカロテノイドのみによ
るものであるとされた。しかし、近年の臨床試験により、食餌と共にβ-カロテ
ンを単独で摂取することは、その食餌にこのビタミンが含まれていない人々と比
較して腫瘍の危険性に関して全く利点を提供しないことが示されている。
【0007】 喫煙者または石綿症の危険にある人々のグループにおいて、同じネガティブな
結果が得られた。これらのデータをさらに加工することにより、β-カロテン以
外のカロテノイドが他の試験を用いて検出される保護効果を達成するのに貢献し
ている可能性があることが明らかになった。 リコペンを特に特徴づけ、体内で発揮することができる好ましい生理活性の基
本であると考えられているのは、一重項酸素に対して最も顕著なその強い抗酸化
作用である。ここで、一重項酸素はフリーラジカルの産生に関して最も反応性の
高い酸素産物の一つである。一重項酸素に対するその作用に加えてリコペンは、
細胞および組織を過酸化水素および一酸化窒素のような他の反応性酸素種から保
護することに関して非常に作用的でもある。
【0008】 全ての他の天然抗酸化物質の中で、前に記載したリコペンのこれらの特殊活性
により、食餌と共にリコペンを摂取することにより発揮され得る有効な健康促進
効果が部分的に説明され得る。 実際、心筋梗塞に罹患している患者ならびにコレステロールまたはトリグリセ
リドの血中濃度が高いために危険な状態となる可能性がある患者は、コントロー
ル患者と比較して、β-カロテンおよび特にリコペン両方の血中濃度が非常に低
い。これをリコペンが発揮する抗脂肪過酸化作用に関係づけることができること
は、リコペンがLDLs中に存在し、その酸化を妨げる可能性があることを立証
している研究からも明らかである。
【0009】 リコペンの抗脂肪過酸化作用が、β-およびα-カロテンの抗脂肪過酸化作用よ
りも優れていることも、細胞培養物(C3H/10T1/2細胞)に関して測定した
場合、その腫瘍性形質転換を妨げることで確認されている。リコペンの抗脂肪過
酸化活性により、アテローム性動脈硬化症およびアテローム硬化型血管障害およ
びさらに、そのIGF-阻害および接合部細胞内伝達亢進活性に関連して腫瘍細
胞の増殖を妨げるその能力が説明される。 リコペンは、ラットの乳癌の自発性の進行および、白血球細胞(H1-60前骨
髄性白血病細胞系統)ならびにラットグリオームC-6細胞のインビトロでの成長
または、化学物質により誘導される腫瘍性形質転換を阻害することに関して最も
有効なカロテノイドである。
【0010】 疫学的研究により、食餌と共にリコペンを摂取することと前立腺腫瘍の進行の
危険性との間の逆の相関関係が立証され、そのためリコペンをこの特定疾患の予
防の手段とみなすことが可能となる。同じことが、乳癌および肺癌の危険性に関
しても当てはまる。 ルテインおよびゼアキサンチン同様、リコペンが予防的作用を発揮することが
できる他の疾患は、網膜の加齢黄斑変性症(AMD)である。
【0011】 L-カルニチンおよびそのアルカノイル誘導体は、それらが代謝レベルで、特
に酸化および、β-酸化による脂肪酸の利用に関して発揮することができる重要
な役割のためによく知られる。 L-カルニチンは実際、食餌で摂取されようと、体内で合成されようと、骨格
筋および心臓のような、脂肪酸の利用に関して代謝的に最も活発な器官において
血液により濃縮される。 L-カルニチンの欠損により筋疾患が引き起こされ、一方、L-カルニチンの経
口投与によりそのような筋疾患の臨床状態が改善される。グルコースのミトコン
ドリア酸化においても、L-カルニチンはエネルギーの産生において重要な機能
を遂行する結果、適当なレベルのL-カルニチンが心臓および筋肉レベルでの正
常なエネルギー代謝に必要である。
【0012】 その投与により、冠不全に罹患している患者におけるストレスに対する抵抗性
ならびに冠血流自体および心臓代謝不全の臨床症状が改善される。 L-カルニチンおよびその誘導体、特にプロピオニルL-カルニチンの他の生理
活性は、細胞膜を安定化し、酸化プロセスにより誘導される障害に対してそれら
を保護するその能力である。
【0013】 驚くべきことに、その特徴成分として (a)プロピオニルL-カルニチンまたは薬理学上許容されるその塩;および、 (b)リコペン、α-カロテン、β-カロテン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチ
ン、ルテインまたはこれらの混合物から成る群から選択されるカロテノイド: の組み合わせを含む組成物が、環境汚染物質によるフリーラジカルの存在により
および、アテローム硬化型の、血管、心臓または脳質の脂肪過酸化現象により誘
導される障害;前立腺、子宮、乳房または結腸組織を含む組織の増殖変化;白内障
および網膜の黄斑変性を含む視覚および網膜障害の予防および/または治療に、
その成分が発揮する強い共同効果の結果として非常に効果的であることが今回見
出された。
【0014】 成分(a)は有利には、L-カルニチン、アセチルL-カルニチン、バレリルL-
カルニチンおよびイソバレリルL-カルニチンから成る群から選択される「カル
ニチン」またはそれらの薬理学上許容される塩またはそれらの混合物をさらに含
んでいてもよく、および成分(b)が例えばトマト(リコペルシコン・エスキュレン
タム、ソラナシエ(Solanaceae)・ファミリー)抽出物のようなそれを含む植物性産
物の抽出物から成ってもよいことも見出された。 (a):(b)の重量:重量比は、1:0.1〜1:10の範囲である。
【0015】毒性試験 カルニチンおよびその誘導体および、リコペンおよび、ルテイン、ゼアキサン
チンおよびクリプトキサンチンのような他のカロテノイドならびにβ-カロテン
は低毒性を示し、特に経口投与された場合に良好な耐性を示す。 これらの好ましい特性は、ラットに高投与量のL-カルニチン(1g/kg)また
はプロピオニルL-カルニチン(1g/kg)または、L-カルニチン(250mg/
kg)+プロピオニルL-カルニチン(250mg/kg)+アセチルL-カルニチン
(250mg/kg)+イソバレリルL-カルニチン(250mg/kg)のいずれか
を投与することにより、およびまた、50mg/kgのリコペンまたは1g/kg
の5%リコペン含有天然トマト抽出物を投与することにより行った試験において
確認した。
【0016】 ラットに経口投与した1g/kgのプロピオニルL-カルニチンおよび50mg
/kgのリコペンの組み合わせもまた良好に耐性であり、こうして処置した動物
を全く死亡させないことが判明した。 同じことは、カルニチン混合物(L-カルニチン250mg/kg+アセチルL-
カルニチン250mg/kg+プロピオニルL-カルニチン250mg/kg+イ
ソバレリルL-カルニチン250mg/kg)の、50mg/kgの投与量のリコペ
ンと組み合わせた投与の結果にもあてはまる。
【0017】 同様の好ましい結果が、ラットに長期間(30日)、プロピオニルL-カルニチ
ン(500mg/kg)または種々のカルニチンの混合物(L-カルニチン150m
g/kg+アセチルL-カルニチン150mg/kg+プロピオニルL-カルニチン
150mg/kg+イソバレリルL-カルニチン150mg/kg)のいずれかの、
25mg/kgのリコペンと組み合わせた毎日経口投与を用いて得られた。 30日の終わりに、こうして処置したラットは全く死亡せず、毒性の兆項も示
さなかった。物理化学的試験による知見、赤血球細胞数および白血球細胞数は処
置動物において正常であり、主要器官で処置の終わりに行った組織学的試験の結
果も同様であった。
【0018】四塩化炭素中毒の単離肝細胞における試験 本明細書中に記載する発明による組成物が発揮するフリーラジカルに対する抗
酸化および保護活性を評価するために、四塩化炭素により誘導した中毒へのそれ
らの効果を単離肝細胞培養物に関して評価した。 四塩化炭素(CCl)が、細胞の壊死を導く可能性のある細胞膜の脂肪過酸化
を誘導することは周知である。
【0019】 ラット肝細胞の培養物に関して行ったこれらの試験により、フリーラジカルの
放出に関連するCClの脂肪過酸化作用および毒性作用は、特にリコペン(2
0mgL−1)または5%リコペン含有トマト抽出物と組み合わせた場合、互い
に1:1の重量対重量比のL-カルニチン、アセチルL-カルニチン、プロピオニ
ルL-カルニチンおよびイソバレリルL-カルニチンから成るカルニチン混合物(
100mgL−1)またはプロピオニルL-カルニチン(100mgL−1)が培養
物中に存在することにより減じられ得ることが立証された。 これらの試験を行う目的のために、ラットの肝臓から採取した肝細胞を、Segl
enにより開示される方法(Seglen F.O., Meth. Cell. Biol. Chem., 264, 4747,
1989)を用いて単離した。
【0020】 CClにより誘導される細胞膜上の障害および、カルニチン混合物またはプ
ロピオニルL-カルニチンまたはリコペンならびにそれらの組み合わせが発揮す
る保護効果は、細胞培養物の上清中のアラニンアミノトランスフェラーゼ(Al
aAT)およびアスパルテートアミノトランスフェラーゼ(aspaAT)の両方
を分析することにより評価した(Beckman 700-Encore 2 Auto-biochemistry Assa
y System)。 CClの脂肪過酸化作用に対して与えられる保護を評価するために、マロニ
ルアルデヒドをチオバルビツール酸法(Ohkawa H. Anal. Biochem., 95, 351, 19
79)を用いて測定した。
【0021】 処置終了時、肝細胞をホルマリンまたはグルタルアルデヒド中に固定した後、
光学顕微鏡および電子顕微鏡の両方の下で細胞学的に測定した。これらの試験の
結果の考察により、カルニチン混合物とリコペンの間および、プロピオニルL-
カルニチンとリコペンの間に、膜の障害およびCCl誘導性脂肪過酸化から肝
細胞を保護することに関して驚くべき程度の共同効果があることが明らかになっ
た。 カルニチン、特にプロピオニルL-カルニチンとリコペンの間のこの共同効果
は、脂肪過酸化作用のマーカーであるマロニルアルデヒドの測定からも明らかで
ある。
【0022】 肝細胞の細胞学的試験により、プロピオニルL-カルニチンとリコペンを用い
た処置の後、壊死細胞の減少が確認された。しかし、特に超構造試験で、コント
ロール群(CCl)において細胞は血液色素の異常、異常核膜、ミトコンドリア
におけるミトコンドリアクレストの消失およびリボゾーム数の低下が示される一
方で、CClに加えてカルニチンおよびリコペンにも暴露させたこれらの細胞
は意外にも無傷の細胞膜および核、および通常のヘテロクロマチンならびに通常
のミトコンドリアおよびリボゾーム数を示した。 驚くべきことに細胞現象の正常化は、カルニチン混合物とリコペンの組み合わ
せ活性に暴露させた肝細胞において顕著であり、一方、単一化合物の、組み合わ
せでない単独の効果は著しいものではなく、こうしてカルニチンとリコペンの間
の顕著な共同効果が立証される。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】実験的に誘導した白内障の試験 目の白内障の原因である要因中、グルコース代謝障害のみならず、その病因的
重要性についてフリーラジカルおよび脂質脂肪過酸化に対しても、網膜への血液
供給の機能不全と共に言及していることから、Gabbayにより開示される方法(Gab
bay K.H., N.Engl.J.Med., 288, 831, 1973)に従い、ガラクトースに富む食餌を
用いてラットにおいて目の白内障の発症を実験的に誘導した。 この処置の約8日後、ラットにおいて、その重篤度に関して、Sippelにより開
示される方法(Sippel T.O., Invest. Ophthalmol., 5, 568, 1966)に従い段階I
、IIおよびIIIのように増加する順序で分類するレンズの不透明化を得た。
これらの試験において得られた結果により、ガラクトースに加えたカルニチン混
合物(互いに同じ重量のL-カルニチン、アセチルL-カルニチン、プロピオニル
L-カルニチンおよびイソバレリルL-カルニチンから成る400mg/kg;経
口による)またはプロピオニルL-カルニチン(400mg/kg)またはリコペン(
5mg/kg)または5%リコペン含有天然トマト抽出物(100mg/kg)また
はこれらの生成物の組み合わせによる8日間の投与により、ガラクトースにより
誘導される目の障害の重篤度が低下したことが立証される。しかし、レンズの不
透明化の発症は、8日間のガラクトース処置期間中、実験的に処置したラットに
カルニチン混合物とリコペンまたはプロピオニルL-カルニチンとリコペンの組
み合わせを同時に投与した場合に、ほとんど完全に阻害された。
【0026】
【表3】
【0027】ウサギの実験的アテローム性動脈硬化症試験 これらの試験では、カルニチン混合物、プロピオニルL-カルニチン、リコペ
ンおよび5%リコペン含有天然トマト抽出物の単独または種々の組み合わせの、
ウサギにおいて実験的に誘導したアテローム性動脈硬化症における効果を評価し
た。
【0028】 これらの試験では、2.9kgの平均体重を有する、その標準食に0.5重量%
のコレステロールを30日間連続して添加したニュージーランドウサギの一群を
用いた。毎日同じ動物に、そのコレステロールに富む食餌と共に、400mg/
kgに対応する投与量のカルニチン混合物(互いに同じ重量のL-カルニチン、ア
セチルL-カルニチン、プロピオニルL-カルニチンおよびイソバレリルL-カル
ニチンの組み合わせ)または、400mg/kgのプロピオニルL-カルニチンま
たは5mg/kgのリコペンまたは100mg/kgの5%リコペン含有天然トマ
ト抽出物または同じ生成物の種々の組み合わせを与えた。30日の処置の終わり
に、血液サンプルを各動物の耳の主要動脈から採取し、Hatch法(Hatch F.T., Ad
v.Lipid Res., 6, 1, 1968)に従い、存在するリポタンパク質を評価するために
用いた。
【0029】 次いで動物を屠殺し、肝臓をそれらのそれぞれから採取し、DehoffおよびLevy
法それぞれ(Dehoff J.L., Clin. Chem., 24, 433, 1978; Levy A., Advances in
Automated Analysis(Technicon Corp.) 497, Thurman, Miami 1972)に従い、全
コレステロールおよびトリグリセリドを評価するために用いた。動脈および心臓
をさらに単離し、Klurfeld法(Klurfeld D.M., J.Med.,10,35,1979)に従いアテロ
ーム硬化型障害の存在を評価するために用い、重篤度によりI〜IVの障害とし
た。
【0030】 これらの試験の結果は、カルニチンおよびより少ない程度でリコペンも、高脂
肪食によりウサギに誘導されるコレステロールおよびトリグリセリドの増加に関
して保護効果を発揮するが、特に完全な保護が得られるのはその組み合わせ使用
を用いた場合のみであることを示す。 カルニチンおよびリコペンの組み合わせを用いて処置した動物は実際、個々の
生成物それぞれにより生み出される効果の合計によっては達成されない程度の保
護を示す。これらの試験の結果も、本明細書に開示される方法による組成物によ
り発揮される効果の明らかな共同性を立証する。
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】オルニチンデカルボキシラーゼ活性の評価を用いる抗増殖活性試験 公知のように、ホルボールミリステートのようなテレオシジンを、ラットへ皮
下投与すれば、処置した動物の皮膚に、腫瘍型の角化プロセスの形成にすら至る
可能性のある増殖異常が引き起こされる。 増殖異常にはオルニチンデカルボキシラーゼ酵素の増加が伴い、該して病的増
殖活性化の全ての場合におけるように、オルニチンデカルボキシラーゼ活性の増
加は、誘導された障害の重篤度に比例する。これらの試験では、0.2ccの水
溶液に溶解したテレオシジンをマウスの脱毛した背中に5μg/マウスの投与量
にて皮下注射した。この処置前7日間にわたり、試験動物に互いに同じ重量のL
-カルニチン、アセチルL-カルニチン、プロピオニルL-カルニチンおよびイソ
バレリルL-カルニチンの組み合わせから成るカルニチン混合物単独(400mg
/kg)またはプロピオニルL-カルニチン単独(400mg/kg)または天然トマ
トカロテノイド抽出物(5%リコペン含有、100mg/kg)単独、またはリコ
ペン単独(5mg/kg)またはカルニチン混合物のリコペンまたはリコペン含有
抽出物との組み合わせまたは、プロピオニルL-カルニチンのリコペンまたはリ
コペン含有抽出物との組み合わせのいずれかを経口投与した。もう一組の試験に
おいて、これらの生成物を、まずジメチルスルフォキシドに、および次いでラノ
リンに、カルニチン混合物の200mg/cc濃度または、5%リコペン含有カ
ロテイド抽出物の200mg/cc濃度またはリコペンの5mg/cc濃度が達成
されるまで該生成物を適当に分散させた後に、テレオシジン注射の30分前にマ
ウスの皮膚に適用した。
【0034】 種々の調製物を、テレオシジンを注射した皮膚領域に、0.3ccの投与量に
て適用し、注射した領域は閉塞作用の包帯で保護した。 テレオシジンを注射した皮膚領域におけるオルニチンデカルボキシラーゼアッ
セイの目的のために、O'BrienとNakadateにより開示される方法(O'Brien T.G., Cancer Res. ,35,1662,1975;Nakadate T., Cancer Res., 42,2841,1982)を注射の
5時間後に採用した。表皮抽出物のタンパク質濃度はLowry法(Lowry O.H., J:Bi
ol.Chem.,193,265,1951)を用いて測定した。これらの試験の結果は、カルニチン
混合物および天然トマト抽出物中のカロテノイドならびにプロピオニルL-カル
ニチン単独で、およびリコペン単独では、増殖現象およびオルニチンデカルボキ
シラーゼ活性の増加に対してわずかな保護効果しか発揮しないが、これに対して
驚くべきことに、保護効果はこれらの生成物を組み合わせて使用した場合に意図
した効果を生じることが判明し、従って、思いがけない、驚くべき共同効果が立
証される。
【0035】
【表6】
【0036】 本発明による組成物を説明する無制限の例を次に示す。
【0037】
【表7】
【0038】
【表8】
【0039】 L-カルニチンまたはアルカノイルL-カルニチンの薬理学上許容される塩が意
味するのは、望ましくない毒性または副作用を生じない酸とのこれらの活性成分
のいずれかの塩である。これらの酸は製薬専門家には周知である。
【0040】 適当な塩の無制限の例は次のようである。クロライド;ブロマイド;ヨーダイド
;アスパルテート、酸アスパルテート;シトレート、酸シトレート;タートレート;
ホスフェート、酸ホスフェート;フマレート、酸フマレート;グリセロホスフェー
ト;グルコースホスフェート;ラクテート;マレエート、酸マレエート;オロテート
;オキサレート、酸オキサレート;スルフェート、酸スルフェート;トリクロロア
セテート、トリフルオロアセテートおよびメタンスルホネートである。
【0041】 FDAが認可する薬理学上許容される塩のリストは、Int.J.of Pharm.33,(198
6),201-217に示されており、この後者の出版物は本明細書中に引用により組み込
む。 本発明による組成物は、ビタミン、補酵素、ミネラル物質および抗酸化物質を
さらに含んでいてもよい。 特定の投与経路を考慮した組成物を調製するのに用いられる適当な賦形剤は、
医薬および食品工業の専門家には明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/28 A61K 9/28 4C206 9/44 9/44 9/48 9/48 31/07 31/07 33/00 33/00 35/78 35/78 R 45/00 45/00 A61P 1/00 A61P 1/00 9/10 9/10 13/08 13/08 15/00 15/00 17/00 17/00 27/02 27/02 35/00 35/00 39/02 39/02 39/06 39/06 43/00 105 43/00 105 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 4B018 MD07 MD10 MD18 MD23 4C076 AA11 AA22 AA31 AA36 AA49 AA53 BB01 BB05 BB24 BB31 CC03 CC22 CC40 FF01 FF68 4C084 AA23 MA02 MA16 MA23 MA35 MA37 MA52 MA55 MA60 MA63 NA05 ZA33 ZA36 ZA45 ZA66 ZA81 ZC37 4C086 AA01 AA02 HA00 MA03 MA04 MA16 MA23 MA35 MA37 MA41 ZA33 ZA36 ZA45 ZA66 ZA81 ZB21 4C088 AB48 AC04 BA11 CA03 MA03 MA23 MA34 MA35 MA37 MA41 MA52 MA55 MA56 MA58 MA60 MA63 NA05 NA10 ZA33 ZA36 ZA45 ZA81 ZC37 4C206 AA01 AA02 DA05 MA02 MA03 MA04 MA11 MA30 MA36 MA43 MA54 MA55 MA57 MA61 MA72 MA75 MA78 MA80 MA83 NA05 ZA33 ZA36 ZA45 ZA81 ZB21 ZC37

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)プロピオニルL-カルニチンまたは薬理学上許容される
    その塩;および、 (b)カロテノイド: を含む組み合わせ組成物。
  2. 【請求項2】 成分(a)が、L-カルニチン、アセチルL-カルニチン、バレ
    リルL-カルニチン、イソバレリルL-カルニチンから成る群から選択される「カ
    ルニチン」または薬理学上許容されるその塩またはそれらの混合物をさらに含む
    請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 カロテノイドがリコペン、α-カロテン、β-カロテン、ゼア
    キサンチン、クリプトキサンチン、ルテインまたはそれらの混合物から成る群か
    ら選択される請求項1または2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 重量比(a):(b)が1:0.1〜1:10である請求項1-3記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】 成分(b)が該成分そのものを含む植物性抽出物の形態である
    前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 該植物性抽出物がトマト(リコペルシコン・エスクレンタム)
    抽出物である請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 トマト抽出物が約2〜20重量%のリコペンを含む請求項6
    記載の組成物。
  8. 【請求項8】 L-カルニチンまたはアルカノイルL-カルニチンの薬理学上
    許容される塩が、クロライド;ブロマイド;ヨーダイド;アスパルテート、酸アス
    パルテート;シトレート、酸シトレート;タートレート;ホスフェート、酸ホスフ
    ェート;フマレート、酸フマレート;グリセロホスフェート;グルコースホスフェ
    ート;ラクテート;マレエート、酸マレエート;オロテート;酸オキサレート;スル
    フェート、酸スルフェート;トリクロロアセテート;トリフルオロアセテートおよ
    びメタンスルホネートからなる群から選択される前記請求項いずれか一項に記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】 ビタミン、補酵素、ミネラル物質および抗酸化物質をさらに
    含む前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 経口投与可能な栄養補助食品の形態の前記請求項いずれか
    一項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 経口、非経口、直腸、経皮または点眼により投与すること
    ができる、薬剤の形態の前記請求項いずれか一項に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 環境汚染物質によるフリーラジカルの存在によりおよび、
    アテローム硬化型の、血管、心臓または脳質の脂肪過酸化現象によりもたらされ
    る疾患;前立腺、子宮、乳房または結腸組織を含む組織の増殖変化;白内障および
    網膜の黄斑変性を含む視力および網膜変化の予防のための請求項10記載の栄養
    補助食品。
  13. 【請求項13】 環境汚染物質によるフリーラジカルの存在によりおよび、
    アテローム硬化型の、血管、心臓または脳質の脂肪過酸化現象によりもたらされ
    る疾患;前立腺、子宮、乳房または結腸組織を含む組織の増殖変化;白内障および
    網膜の黄斑変性を含む視力および網膜変化の治療的処置のための請求項11記載
    の薬剤。
  14. 【請求項14】 固体、半固体または液体形態の請求項12記載の栄養補助
    食品。
  15. 【請求項15】 固体、半固体または液体形態の請求項13記載の薬剤。
  16. 【請求項16】 錠剤、トローチ剤、ピル、カプセル、顆粒またはシロップ
    の形態の請求項14記載の栄養補助食品。
  17. 【請求項17】 錠剤、トローチ剤、ピル、カプセル、顆粒、シロップ、バ
    イアル、洗眼剤および目薬またはドロップの形態の請求項15記載の薬剤。
JP2000563266A 1998-08-03 1999-07-29 カルニチンおよびカロテノイドを含む抗酸化、抗増殖組成物 Pending JP2002522382A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT98A000516 1998-08-03
IT1998RM000516A IT1302125B1 (it) 1998-08-03 1998-08-03 Composizione ad attivita' antiossidante ed antiproliferativacomprendente una carnitina ed un carotenoide
PCT/IT1999/000251 WO2000007581A2 (en) 1998-08-03 1999-07-29 Antioxidant, antiproliferous composition, comprising a carnitine and a carotenoid

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002522382A true JP2002522382A (ja) 2002-07-23

Family

ID=11406082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000563266A Pending JP2002522382A (ja) 1998-08-03 1999-07-29 カルニチンおよびカロテノイドを含む抗酸化、抗増殖組成物

Country Status (21)

Country Link
EP (1) EP1102584A2 (ja)
JP (1) JP2002522382A (ja)
KR (1) KR20010072146A (ja)
CN (1) CN1311674A (ja)
AR (1) AR021172A1 (ja)
AU (1) AU5064199A (ja)
BR (1) BR9912703A (ja)
CA (1) CA2338035A1 (ja)
EE (1) EE200100052A (ja)
HK (1) HK1039062A1 (ja)
HU (1) HUP0102807A2 (ja)
IL (1) IL140797A0 (ja)
IS (1) IS5816A (ja)
IT (1) IT1302125B1 (ja)
MA (1) MA26666A1 (ja)
NO (1) NO20010532L (ja)
PL (1) PL346161A1 (ja)
SK (1) SK1252001A3 (ja)
TN (1) TNSN99152A1 (ja)
TR (1) TR200100333T2 (ja)
WO (1) WO2000007581A2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004059516A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Kagome Co Ltd Age生成阻害剤
JP2006511531A (ja) * 2002-12-13 2006-04-06 シグマ−タウ・インドゥストリエ・ファルマチェウチケ・リウニテ・ソシエタ・ペル・アチオニ 男性更年期が原因の異常の予防および/または治療のためのカルニチンの使用
US8236279B2 (en) 1999-10-25 2012-08-07 Board Of Regents, The University Of Texas System Bisaminoethanethiol-targeting ligand conjugates and compositions
US8758723B2 (en) 2006-04-19 2014-06-24 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Compositions and methods for cellular imaging and therapy
US9050378B2 (en) 2003-12-10 2015-06-09 Board Of Regents, The University Of Texas System N2S2 chelate-targeting ligand conjugates
US10814013B2 (en) 2006-10-05 2020-10-27 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Efficient synthesis of chelators for nuclear imaging and radiotherapy: compositions and applications

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6923960B2 (en) 2001-10-03 2005-08-02 Vsl Pharmaceuticals Inc. Antioxidant combination composition and use thereof
KR100523562B1 (ko) 2001-10-29 2005-10-25 한국과학기술연구원 손바닥선인장 추출물 및 이로부터 분리된 화합물을함유하는 신경세포 보호용 조성물
JP4527938B2 (ja) * 2002-07-23 2010-08-18 オルビス株式会社 抗酸化用の経口投与組成物
CA2522051C (en) 2003-04-14 2009-11-17 Nippon Soda Co., Ltd. Diamine derivative, production process therefor and antioxidant
RU2350124C2 (ru) * 2004-01-28 2009-03-27 Нестек С.А. Питательная композиция для улучшения состояния кожи и предотвращения кожных заболеваний
RU2619342C1 (ru) * 2016-02-24 2017-05-15 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ставропольский государственный аграрный университет" Препарат для профилактики и лечения свободнорадикальной патологии у животных
CN113491687A (zh) * 2020-04-02 2021-10-12 常州高新技术产业开发区三维工业技术研究所有限公司 一种解毒药物组合物及其用途

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU518617B2 (en) * 1977-04-29 1981-10-08 Sigma-Tau Industrie Farmaceutiche Riunite S.P.A. Therapeutic application of acetyl-d, 1-carnitine
EP0400547A1 (en) * 1989-06-02 1990-12-05 Abbott Laboratories Parenteral nutrition product
IT1276225B1 (it) * 1995-10-17 1997-10-27 Sigma Tau Ind Farmaceuti Composizioni farmaceutiche contenenti l-carnitina e alcanoil l- carnitine in associazione con resveratrolo o suoi derivati utili per
IT1277953B1 (it) * 1995-12-21 1997-11-12 Sigma Tau Ind Farmaceuti Composizione farmaceutica contenente l-carnitina o una alcanoil l- carnitina e un acido poliinsaturo della serie 3-omega utile per
IT1283967B1 (it) * 1996-03-29 1998-05-07 Sigma Tau Ind Farmaceuti Uso di l-carnitina o derivati della l-carnitina ed antiossidanti nella prevenzione e trattamento di patologie derivanti da danni ossidativi
US5667791A (en) * 1996-05-31 1997-09-16 Thione International, Inc. X-ray induced skin damage protective composition
US5895652A (en) * 1996-07-29 1999-04-20 Longevity Institute International Method of metabolic adjuvanation and cellular repair
EP1021177A4 (en) * 1997-02-04 2002-05-15 John V Kosbab COMPOSITIONS AND METHODS FOR THE PREVENTION AND TREATMENT OF VASCULAR DEGENERATIVE DISEASES
IT1291113B1 (it) * 1997-03-20 1998-12-29 Sigma Tau Ind Farmaceuti Composizione nutritiva terapeutica per soggetti affetti da diabete mellito

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8236279B2 (en) 1999-10-25 2012-08-07 Board Of Regents, The University Of Texas System Bisaminoethanethiol-targeting ligand conjugates and compositions
JP2004059516A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Kagome Co Ltd Age生成阻害剤
JP2006511531A (ja) * 2002-12-13 2006-04-06 シグマ−タウ・インドゥストリエ・ファルマチェウチケ・リウニテ・ソシエタ・ペル・アチオニ 男性更年期が原因の異常の予防および/または治療のためのカルニチンの使用
JP4767542B2 (ja) * 2002-12-13 2011-09-07 シグマ−タウ・インドゥストリエ・ファルマチェウチケ・リウニテ・ソシエタ・ペル・アチオニ 男性更年期が原因の異常の予防および/または治療のためのカルニチンの使用
US9050378B2 (en) 2003-12-10 2015-06-09 Board Of Regents, The University Of Texas System N2S2 chelate-targeting ligand conjugates
US8758723B2 (en) 2006-04-19 2014-06-24 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Compositions and methods for cellular imaging and therapy
US10814013B2 (en) 2006-10-05 2020-10-27 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Efficient synthesis of chelators for nuclear imaging and radiotherapy: compositions and applications
US10925977B2 (en) 2006-10-05 2021-02-23 Ceil>Point, LLC Efficient synthesis of chelators for nuclear imaging and radiotherapy: compositions and applications

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010072146A (ko) 2001-07-31
EP1102584A2 (en) 2001-05-30
SK1252001A3 (en) 2001-08-06
AR021172A1 (es) 2002-07-03
IS5816A (is) 2001-01-16
CA2338035A1 (en) 2000-02-17
WO2000007581A3 (en) 2000-05-11
ITRM980516A1 (it) 2000-02-03
IT1302125B1 (it) 2000-07-31
IL140797A0 (en) 2002-02-10
TNSN99152A1 (fr) 2005-11-10
CN1311674A (zh) 2001-09-05
MA26666A1 (fr) 2004-12-20
NO20010532D0 (no) 2001-01-31
TR200100333T2 (tr) 2001-07-23
PL346161A1 (en) 2002-01-28
WO2000007581A2 (en) 2000-02-17
ITRM980516A0 (it) 1998-08-03
EE200100052A (et) 2002-06-17
BR9912703A (pt) 2001-05-02
HUP0102807A2 (hu) 2002-03-28
HK1039062A1 (zh) 2002-04-12
AU5064199A (en) 2000-02-28
NO20010532L (no) 2001-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Alves-Rodrigues et al. The science behind lutein
US7887847B2 (en) Nutritional supplement for treatment of ocular diseases
US7786175B2 (en) Anti-atherosclerosis composition containing carotenoids and method for inhibiting LDL oxidation
JPH06501695A (ja) 主要血管事象を抑制するためのベータ−カロテン及びビタミンe療法
JP4166951B2 (ja) 脳性および加齢性疾患の予防または治療のためのカルニチンおよびレスベラトロールの組み合わせ
JPH09165331A (ja) レスベラトロールまたはその誘導体を併用するl−カルニチンまたはアルカノイル l−カルニチン含有医薬組成物
JP2003516720A (ja) 安定なカロテン−キサントフィル・ビードレット組成物及び使用方法
JP2002522382A (ja) カルニチンおよびカロテノイドを含む抗酸化、抗増殖組成物
JP2004506657A (ja) 天然および合成hcaのバイオアベイラブルな組成物
JP2750281B2 (ja) 高コレステロール血症治療剤
EP1755580A1 (en) Use of alpha-ketoglutarate and related compounds for lowering plasma lipids
US20080085330A1 (en) Compounds for stimulating stem cell proliferation including spirulina
DE202008009883U1 (de) Zusammensetzungen zum Erhalt, Verstärken, Verbessern oder Unterstützen der Augengesundheit
Wang et al. The selective retention of lutein, meso-zeaxanthin and zeaxanthin in the retina of chicks fed a xanthophyll-free diet
WO2000000183A2 (en) Antioxidant, cytostatic and sustained energy composition which ameliorates the metabolic utilization of glucose comprising acetyl-l-carnitine and a catechin
AU705467C (en) Pharmaceutical compositions comprising lycopene
AU762968B2 (en) Compounds useful in reducing the level of insulin like growth factor-1 (IGF-1) in blood
JP2002504928A (ja) Ldlの酸化を防止するための天然組成物
US20080089905A1 (en) COMPOUNDS FOR STIMULATING STEM CELL PROLIFERATION INCLUDING AFA-OMEGA (EtOH)
MXPA01000874A (en) Antioxidant, antiproliferous composition, comprising a carnitine and a carotenoid
JP2000247880A (ja) 脂肪分解促進剤
CZ200197A3 (cs) Antioxidační a antiproliferační přípravek obsahující karnitin a karotenoid
PL185465B1 (pl) Zastosowanie stereoizomeru 3R-3'R zeaksantyny, kompozycja terapeutyczna do leczenia lub zapobiegania zwyrodnieniu plamki i dodatek do diety
EP1897450A1 (de) Alpha-Liponsäure enthaltende Zusammensetzung
LAI FREDERICK KHACHIK FREDERICK B. ASKIN