JP2002518537A - 高バリヤー性ポリエステル/フェニレンジ(オキシ酢酸)ポリエステルブレンド - Google Patents

高バリヤー性ポリエステル/フェニレンジ(オキシ酢酸)ポリエステルブレンド

Info

Publication number
JP2002518537A
JP2002518537A JP2000554801A JP2000554801A JP2002518537A JP 2002518537 A JP2002518537 A JP 2002518537A JP 2000554801 A JP2000554801 A JP 2000554801A JP 2000554801 A JP2000554801 A JP 2000554801A JP 2002518537 A JP2002518537 A JP 2002518537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
poly
polyester
acid
phenylene
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000554801A
Other languages
English (en)
Inventor
アール. ファガーバーグ,デビット
イー. ロジャース,マーティン
ビー. バービー,ロバート
イー. ロング,ティモシー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Chemical Co
Original Assignee
Eastman Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Chemical Co filed Critical Eastman Chemical Co
Publication of JP2002518537A publication Critical patent/JP2002518537A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L67/00Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • C08L67/025Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds containing polyether sequences
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2367/00Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
    • C08J2367/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/13Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
    • Y10T428/1352Polymer or resin containing [i.e., natural or synthetic]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/13Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
    • Y10T428/1352Polymer or resin containing [i.e., natural or synthetic]
    • Y10T428/1397Single layer [continuous layer]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、(1)約5〜約85重量%の、(A)式(I)(式中、R1 ,R2,R3 及びR4 は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、塩素原子、臭素原子又はフッ素原子を表わす)によって表わされるフェニレンジ(オキシ酢酸)又は式(I)のフェニレンジ(オキシ酢酸)のエステル誘導体の繰り返し単位;(B)炭素数24以下のジオールの繰り返し単位の反応性生物であるポリエステル並びに(2)約95〜約15重量%の、ポリ(エチレンテレフタレート)の熱可塑性ポリエステル、0超〜約70モル%の、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオール若しくは1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるグリコール及び/又はイソフタル酸若しくはナフタレンジカルボン酸からなるジカルボン酸で変性されたポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステル又はポリ(エチレンテレフタレート)コポリエステルとポリ(エチレンテレフタレート)との混合物;約95〜約15重量%の、ポリ(エチレンナフタレート)のポリエステル、0超〜約30モル%の、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオール若しくは1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるグリコール及び/又はイソフタル酸若しくはテレフタル酸からなるジカルボン酸で変性されたポリ(エチレンナフタレート)コポリエステル又はポリ(エチレンナフタレート)コポリエステルとポリ(エチレンナフタレート)との混合物;約95〜約15重量%のポリ(ブチレンテレフタレート);約95〜約15重量%のポリ(トリメチレンテレフタレート);又は約95〜約15重量%のポリ(ブチレンナフタレート)を含んでなるポリエステルブレンド組成物に関する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、改良されたガスバリヤー特性を有するポリエステル組成物に関する
。これらの新規なポリエステルブレンドは、フェニレンジ(オキシ酢酸)の繰り
返し単位からなる。改良されたガスバリヤー特性を有するこのようなポリエステ
ルは、内容物の保護又は保存のために低いガス透過性が必要とされる包装応用で
有用である。
【0002】発明の背景 フェニレンジ(オキシ酢酸)は、幾つかの方法によって製造することができる
。米国特許第4,238,625号及び米国特許第4,935,540には、ア
リールオキシエタノールの酸化によるフェニレンジ(オキシ酢酸)の一つの製造
方法が記載されている。JP第3204833号、JP第4091052号及び
JP第4173765号には、レゾルシノール及びクロロ酢酸からのフェニレン
ジ(オキシ酢酸)の製造が記載されている。
【0003】 米国特許第4,440,922号には、フェニレンジ(オキシ酢酸)から製造
されたポリエステルホモポリマーが記載されている。しかしながら、フェニレン
ジ(オキシ酢酸)から製造されたホモポリマーは、無定形であり、低いガラス転
移温度を有しており、これらのポリエステルを乾燥させ難くする。これらのポリ
エステルは小さい伸びを有し、その結果脆性である。一般的に、フェニレンジ(
オキシ酢酸)から製造されたホモポリマーは、硬質コンテナー内の単層として使
用するためには適していない。
【0004】 米国特許第4,440,922号、米国特許第4,552,948号、米国特
許第4,663,426号及び米国特許第5,030,705号には、コンテナ
ー用のフェニレンジ(オキシ酢酸)を含有するコポリエステルの使用が記載され
ている。これらのコポリエステルは低い透過性を有する。しかしながら、高レベ
ルの変性のために、これらのコポリエステルは結晶化させることが困難である。
これらのコポリエステルの劣った結晶化挙動は、それらの乾燥を困難にし、コン
テナーの製作時に生じる歪誘導結晶化(strain induced crystallization)の量
を制限する。コンテナー内の低レベルの結晶化により、しばしば、機械的特性が
劣り、そしてガスバリヤー性が低くなる。
【0005】 米国特許第5,239,045号には、テレフタル酸、エチレングリコール及
び0.5〜4.5モル%のフェニレンジ(オキシ酢酸)を含有するコポリエステ
ルが記載されている。これらのコポリエステルのガスバリヤー特性は、ビール及
び小さいソフトドリンクコンテナーを含む多数のコンテナー応用の必要条件に適
合するためには十分ではない。
【0006】 米国特許第4,959,421号には、PETと、イソフタル酸、ナフタレン
ジカルボン酸及びフェニレンジ(オキシ酢酸)を含有するコポリエステルとのブ
レンドが記載されている。上記の特許明細書に開示されているこれらのガスバリ
ヤー材料に於いて、バリヤーレベルが低く、十分なガスバリヤー特性を有するコ
ンテナーを製造するためには、バリヤー層を厚くすることが必要である。それ故
、コンテナーの全厚さは増加して不都合である。
【0007】 フェニレンジ(オキシ酢酸)を含有する上記の先行技術参照物は、劣った結晶
化度及び/又はガスバリヤー特性を示す。本発明は、改良されたガスバリヤー特
性を有するフェニレンジ(オキシ酢酸)を含んでなる新規なポリエステルブレン
ドを提供することによって、劣った結晶化及びガスバリヤー特性の問題点を克服
する。
【0008】発明の要約 本発明は、ポリエステルブレンド組成物、製造方法及び製造物品を提供する。 一つの態様に於いて、本発明は、 I.(A)式(I):
【0009】
【化3】
【0010】 (式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜
6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、塩素原子、臭素原
子又はフッ素原子を表わす) によって表わされるフェニレンジ(オキシ酢酸)又は式Iのフェニレンジ(オキ
シ酢酸)のエステル誘導体の繰り返し単位; (B)炭素数24以下のジオールの繰り返し単位 の反応生成物であるポリエステル約5〜約85重量%並びに II.ポリ(エチレンテレフタレート)の熱可塑性ポリエステル、0超〜約70
モル%の、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサ
ンジオール若しくは1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるグリコール及
び/又はイソフタル酸若しくはナフタレンジカルボン酸からなるジカルボン酸で
変性されたポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステル又はポリ(エチレ
ンテレフタレート)コポリエステルとポリ(エチレンテレフタレート)との混合
物約95〜約15重量%; ポリ(エチレンナフタレート)のポリエステル、0超〜約30モル%の、ジエ
チレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオール若し
くは1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるグリコール及び/又はイソフ
タル酸若しくはテレフタル酸からなるジカルボン酸で変性されたポリ(エチレン
ナフタレート)コポリエステル又はポリ(エチレンナフタレート)コポリエステ
ルとポリ(エチレンナフタレート)との混合物約95〜約15重量%; ポリ(ブチレンテレフタレート)約95〜約15重量%; ポリ(トリメチレンテレフタレート)約95〜約15重量%又は ポリ(ブチレンナフタレート)約95〜約15重量% を含んでなるポリエステルブレンド組成物を提供する。
【0011】 他の態様に於いて、本発明は、約5〜約85重量%のポリエステルI及び約9
5〜約15重量%のポリエステルIIをブレンドすることからなるポリエステルブ
レンドの製造方法であって、 ポリエステルIが(A)式(I):
【0012】
【化4】
【0013】 (式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜
6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、塩素原子、臭素原
子又はフッ素原子を表わす) によって表わされるフェニレンジ(オキシ酢酸)又は式Iのフェニレンジ(オキ
シ酢酸)のエステル誘導体の繰り返し単位及び(B)炭素数24以下のジオール
の繰り返し単位 を含み、そして ポリエステルIIが、ポリ(エチレンテレフタレート)の熱可塑性ポリエステル
、0超〜約70モル%の、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジ
オール、ヘキサンジオール若しくは1,4−シクロヘキサンジメタノールからな
るグリコール及び/又はイソフタル酸若しくはナフタレンジカルボン酸からなる
ジカルボン酸で変性されたポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステル又
はポリ(エチレンテレフタレート)コポリエステルとポリ(エチレンテレフタレ
ート)との混合物; ポリ(エチレンナフタレート)のポリエステル、0超〜約30モル%の、ジエ
チレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオール若し
くは1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるグリコール及び/又はイソフ
タル酸若しくはテレフタル酸からなるジカルボン酸で変性されたポリ(エチレン
ナフタレート)コポリエシテル又はポリ(エチレンナフタレート)コポリエステ
ルとポリ(エチレンナフタレート)との混合物; ポリ(ブチレンテレフタレート); ポリ(トリメチレンテレフタレート)又は ポリ(ブチレンナフタレート) を含む方法を提供する。
【0014】 本発明の追加の利点は、下記の説明に記載し、この説明から部分的に明らかに
なり又は本発明の実施によって学ばれるであろう。本発明の利点は、付属する特
許請求の範囲で特に指摘される要素及び組合せの手段によって実現され、達成さ
れるであろう。前の一般的な説明及び後の詳細な説明の両方は、例示的で説明的
なものに過ぎず、特許請求されたように本発明を限定するものではないことを理
解されたい。
【0015】発明の詳細な説明 本発明は、下記の本発明の好ましい態様の詳細な説明及びその中の実施例を参
照して、一層容易に理解できる。
【0016】 本明細書及び付属する特許請求の範囲で使用するとき、単数形(a,an及び
the)には、文脈で明らかに他の方法で指示されていない限り、複数の指示物
が含まれる。
【0017】 範囲は、本明細書に於いてしばしば、「約」一つの特定の値から及び/又は「
約」他の特定の値までのように表現される。このような範囲を表わすとき、他の
態様には、一つの特定の値から及び/又は他の特定の値までが含まれる。同様に
、値を、先行詞「約」を使用することによって近似値として表わすとき、特定の
値は他の態様を形成することを理解されたい。
【0018】 成分の重量%は、特にそれと異なる記載がない限り、その成分が含まれている
配合物又は組成物の全重量基準である。 ポリエステルに関して、モル%は、100モル%の二酸及び100モル%のジ
オール、合計200モル%基準である。
【0019】 「任意の」又は「任意に」は、続いて記載される事象又は状況が生じてもよく
又は生じなくてもよいこと並びに記載に、該事象又は状況が生じる例及びそれが
生じない例が含まれることを意味する。例えば、句「任意に置換された低級アル
キル」は、低級アルキル基が置換されていてよいか又は置換されていなくてよい
こと及びこの記載に、置換されていない低級アルキルと置換が起こっている低級
アルキルとの両方が含まれることを意味する。
【0020】 用語「隣接する」は、多層構造物中の層がお互いに対して非常に近接している
ことを意味し、層がお互いに直接接触していることを含んでもよく又は含まなく
てもよい。
【0021】 用語「接触する」は、多層構造中の層がお互いに触れており、中間層によって
分離されていないことを意味する。
【0022】 式(I)の好ましいフェニレンジ(オキシ酢酸)には、1,2−フェニレンジ
(オキシ酢酸)、1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、1,4−フェニレンジ
(オキシ酢酸)、2−メチル−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、5−メチ
ル−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、4−メチル−1,3−フェニレンジ
(オキシ酢酸)、5−エチル−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、4−エチ
ル−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、5−メトキシ−1,3−フェニレン
ジ(オキシ酢酸)、4−メトキシ−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、4−
クロロ−1,2−フェニレンジ(オキシ酢酸)若しくは4−クロロ−1,3−フ
ェニレンジ(オキシ酢酸)又はこれらのエステルが含まれる。
【0023】 式(I)の尚更に好ましいフェニレンジ(オキシ酢酸)には、1,2−フェニ
レンジ(オキシ酢酸)、1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)若しくは1,4−
フェニレンジ(オキシ酢酸)の誘導体又はこれらのエステルが含まれる。
【0024】 本発明に於けるジカルボン酸成分(IA)としてのフェニレンジ(オキシ酢酸
)は、酸自体の形で又は酸ハライド及びエステルのようなエステル形成性誘導体
、特にC1 〜C4 アルキルフェニレンジ(オキシ酢酸)エステルのようなエステ
ル形成性誘導体の形で、本発明のポリエステルの原材料として使用することがで
きる。また、フェニレンジ(オキシ酢酸)とグリコールとを反応させることによ
って得られるオリゴマーを、重合に使用することができる。
【0025】 ポリエステル成分Iは、ブレンド組成物の約5〜約85重量%、更に好ましく
は、ブレンド組成物の約5〜約60重量%、最も好ましくはブレンド組成物の約
5〜約40重量%の範囲で存在する。
【0026】 本発明のポリエステル用のジオール成分(IB)として、典型的なジオールに
は、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、1,3−ビス
(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン若しくはジエチレングリコール又は芳香族
ジヒドロキシ化合物の誘導体が含まれる。好ましいジオール成分はエチレングリ
コールであり、典型的な芳香族ジヒドロキシ誘導体には、レゾルシノール、ヒド
ロキノン、ビスフェノールA又はビスフェノールSが含まれる。
【0027】 ポリエステル成分IIは、ブレンド組成物の約95〜約15重量%、更に好まし
くは、ブレンド組成物の約95〜約40重量%、最も好ましくはブレンド組成物
の約95〜約60重量%の範囲内で存在する。
【0028】 本発明のポリエステルブレンドには、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール、グリセリン、トリメリット酸、トリメシン酸若しくはピロメリット酸
のような多官能性化合物又はo−ベンゾイル安息香酸のような単官能性化合物が
、本発明の効果を減じない範囲内で含まれていてよい。
【0029】 この多官能性化合物若しくは単官能性化合物は、フェニレンジ(オキシ酢酸)
からなる得られたポリエステルブレンド組成物に添加することができるか又はこ
の多官能性化合物若しくはマルチ官能性化合物を追加のモノマー成分として使用
して、フェニレンジ(オキシ酢酸)のポリエステルを生成することができる。こ
のような多官能性化合物又は単官能性化合物は、好ましくは、ジオール成分(I
B)の20モル%以下の範囲内で使用される。
【0030】 フェニレンジ(オキシ酢酸)モノマーの製造は、米国特許第4,935,54
0号(その教示を参照して本明細書に含める)に開示されている。
【0031】 本発明のポリエステル(I又はII)は、好ましくは、0.4〜2.0、好まし
くは0.50〜1.2の極性粘度数〔フェノール及びテトラクロロエタン(60
:40の重量比)の混合溶媒を使用することによって、25℃で測定した〕を有
する。極性粘度数が0.4よりも小さい場合には、得られたポリエステルの強度
は、ポリエステルを重合後に反応コンテナーから取り出し、チップに切断したと
き、実際に必要な物理的性質を得ることが不可能であるように低い。他方、極性
粘度数が2.0を越える場合には、溶融粘度が、次の加工を困難にするように高
くなる。
【0032】 本発明のポリエステル(I又はII)は、ポリ(エチレンテレフタレート)の重
合方法について一般的に公知である任意の重合方法によって製造することができ
る。例えば、1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)のような式〔I〕によって表
わされるフェニレンジ(オキシ酢酸)及びエチレングリコールを、圧力下で直接
エステル化する工程並びにその後、温度を上昇させながら圧力を徐々に低下させ
て、反応生成物を重縮合させる工程からなる、重縮合方法を採用することができ
る。1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)ジメチルのような一般式〔I〕によっ
て表わされるフェニレンジ(オキシ酢酸)のエステル誘導体及びエチレングリコ
ールを、エステル交換反応に付し、そして反応生成物を更に重縮合させることに
よって、本発明の共重合体ポリエステルを製造することも可能である。
【0033】 このようなポリマー(I又はII)の製造に於いて、エステル化触媒、エステル
交換触媒、重縮合触媒、安定剤等を使用することが好ましい。
【0034】 エステル交換触媒として、カルシウム、マンガン、亜鉛、ナトリウム及びリチ
ウム化合物から選択された少なくとも1種の公知の化合物が使用可能である。透
明性の観点から、マンガン化合物が一層好ましい。重縮合触媒として、アンチモ
ン、ゲルマニウム、チタン及びコバルト化合物から選択された少なくとも1種の
公知の化合物が使用可能である。アンチモン、ゲルマニウム及びチタン化合物が
好ましく使用される。
【0035】 ポリエステルブレンドは、ブラベンダー押出機装置、一軸スクリュー押出機、
二軸スクリュー押出機等のような一般的な溶融ブレンド装置を使用することによ
って製造する。このブレンドは、一般的に、約240℃〜約330℃の範囲内の
温度で加工する。このブレンドの特性は、混合温度及び混合時間に著しく依存し
て変えることができる。一般的に、0.4〜約5分間の範囲内の加工時間が、所
望の結果を得るために有用である。
【0036】 一般的に知られている添加物には、これらに限定されないが、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、蛍光増白剤、離型剤、帯電防止剤、分散剤、再加熱増強助剤、アセ
トアルデヒド減少添加物、ナノ粒子、染料若しくは顔料のような着色剤又はこれ
らの混合物が含まれ、必要に応じて、全ての製造段階で本発明に於けるポリエス
テルブレンドに添加することができる。また、このような添加物は、成形の前に
添加することができ、これはマスターバッチ化と呼ばれる。添加物は、それらが
本発明の目的(群)を損なわない限り、任意の量及び組合せで添加することがで
きる。
【0037】 本発明のポリエステルブレンドは、必要に応じて、アセトアルデヒドを減少さ
せ、オリゴマー化度を低下させるために、使用する前に熱処理に付すことができ
る。また、本発明のポリエステルブレンドは、重合度を上昇させ、アセトアルデ
ヒドを減少させ又はオリゴマー化度を低下させるために、使用する前に固相重合
に付すこともできる。
【0038】 この熱処理は、好ましくは、30℃〜融点の直ぐ下の温度で数時間〜数百時間
実施される。この固相重合は、好ましくは、チップの表面を80〜200℃の温
度で結晶化させた後、120℃〜融点の直ぐ下の温度、好ましくは140〜23
0℃で、数十時間以内、好ましくは5〜30時間実施される。
【0039】 本発明のポリエステルブレンド組成物は、加工の間の分解を防止するために水
分を除去するために、加工の前に結晶化させ、乾燥させることができる。このポ
リエステルブレンド組成物を、80〜200℃の温度で結晶化させる。ポリエス
テルブレンド組成物を、不活性雰囲気中、乾燥空気雰囲気中又は減圧下で、30
〜200℃で、数時間〜数百時間乾燥させる。好ましくは、このポリエステルブ
レンド組成物を、80〜180℃で2〜40時間乾燥させる。
【0040】 本発明のポリエステルブレンドの中空成形製品を製造するために、ホットパリ
ソン法又はコールドパリソン法のような吹込成形方法が採用される。この場合に
、最初に、通常の押出吹込成形、射出吹込成形、射出成形又は押出成形によって
プリフォームを製造し、そしてこのようにして得られたプリフォームを再加熱し
、口部分及び底部分を加工すると同時に又はその後で二軸延伸する。
【0041】 また、本発明のポリエステルから一軸若しくは二軸延伸フィルムを形成するこ
とが可能であり又はそれを射出成形によってシートに成形した後、真空成形若し
くは圧縮空気成形によって、缶形状コンテナー、トレー等を成形することが可能
である。また、本発明のポリエステルブレンドを、例えば多層押出機によって、
ポリエステルブレンドとポリ(エチレンテレフタレート)との多層シートに成形
し、その後、このシートを一軸若しくは二軸延伸フィルム、缶形状コンテナー又
はトレーに成形することが可能である。
【0042】 本発明のポリエステルブレンド組成物は、ポリ(エチレンテレフタレート)を
成形する際に一般的に使用される溶融成形方法により、フィルム、シート、コン
テナー、ボトル又は他の包装材料に成形することができる。このポリエステル組
成物は、未延伸状態で高いガスバリヤー特性を有する材料として使用できる。こ
のポリエステル組成物を少なくとも一軸で延伸することによって、ガスバリヤー
特性及び機械的強度を改良することが可能である。
【0043】 本発明のポリエステルブレンド組成物の延伸シートは、射出成形又は押出成形
によってシートに成形した、本発明のポリエステルブレンド組成物を延伸するこ
とによって製造される。採用される延伸方法は、一軸延伸、逐次二軸延伸及び同
時二軸延伸から自由に選択することができる。本発明のポリエステル組成物の延
伸シートを、圧縮空気成形によってカップ又はトレーに成形することも可能であ
る。
【0044】 本発明のポリエステルブレンド組成物の延伸シートを製造する場合には、延伸
温度は、本発明の共重合したポリエステルの延伸シートを製造する場合に於ける
ように、ポリエステルのガラス転移温度(Tg)とガラス転移温度(Tg)より
も70℃高い温度との間に設定される。延伸比は、一軸延伸の場合には通常1.
1〜10倍、好ましくは1.1〜8倍であり、二軸延伸の場合には、縦方向及び
横方向の両方で1.1〜8倍、好ましくは1.1〜5倍である。このようにして
得られた本発明のポリエステルブレンド組成物の延伸シートは、ガスバリヤー特
性及び機械的強度に優れており、フィルム、カップ又はトレーの形状で包装材料
として有用である。
【0045】 本発明のポリエステル中空形成製品は、本発明のポリエステルブレンド組成物
から製造されたプリフォームを延伸し、吹込成形することによって製造される。
従って、ポリ(エチレンテレフタレート)の吹込成形で一般的に使用されている
装置を使用することが可能である。更に詳しくは、ホットパリソン法又はコール
ドパリソン法のような吹込成形方法が採用され、この場合に、最初に、通常の押
出吹込成形、射出吹込成形、射出成形又は押出成形によってプリフォームを製造
し、そしてこのようにして得られたプリフォームを再加熱し、二軸延伸する。延
伸温度は70〜120℃、好ましくは80〜110℃であり、延伸比は、機械方
向で1.5〜3.5倍であり、フープ方向で2〜5倍である。
【0046】 他の態様に於いて、本発明は、第一層及びフェニレンジ(オキシ酢酸)のポリ
エステルブレンド組成物のバリヤー層からなる多層構造物を提供する。この態様
に於いて、バリヤー層は、第一層に隣接しており、好ましくは第一層と接触して
いる。第一層はまた、主層、内側層又は最内層と言うことができ、バリヤー層は
中間層又は内部層ということができる。
【0047】 多層構造体に於いて、第一層は典型的に、ポリ(エチレンテレフタレート)の
ポリエステル又はコポリエステルから形成され、バリヤー層はフェニレンジ(オ
キシ酢酸)のポリエステルブレンドから形成される。
【0048】 多層構造体内の追加の層は、第一層と同じ組成物を含有していてよく、第二層
、第三層、第四層等と言うことができる。
【0049】 多層構造体内の追加のバリヤー層は、第一バリヤー層と同じポリエステルブレ
ンドフェニレンジ(オキシ酢酸)を含有していてよく、第二バリヤー層、第三バ
リヤー層、第四バリヤー層等と言うことができる。
【0050】 多層構造体内の更に追加の層は、最外層及び/又は保護層を含有していてよい
。最外層は、ポリ(エチレンテレフタレート)のポリエステル又はフェニレンジ
(オキシ酢酸)のポリエステルブレンドから形成される。保護層は、多層構造体
内で最外層に隣接している。保護層は、ポリマー、有機被覆又は無機被覆、好ま
しくは、ポリプロピレン、エポキシ被覆又はシリカ若しくはアルミニウムベース
の被覆等から形成することができる。
【0051】 ポリエステル中空形成製品を製造する場合には、最初に、本発明のポリエステ
ルブレンド組成物の層及び主としてポリ(エチレンテレフタレート)を含有する
ポリ(アルキレンテレフタレート)の層からなるラミネートのプリフォームを成
形し、そしてこのようにして得られたプリフォームを二軸吹込成形して、多層中
空コンテナーを製造することが可能である。この場合に、多層の構造体は限定さ
れないが、三層乃至五層の多層が好ましい。
【0052】 特に、少なくとも1個の本発明のポリエステルブレンド組成物の層及び少なく
とも1個の、主成分としてポリ(エチレンテレフタレート)を含有するポリエス
テル層(以下、PET層又は第一層と言う)の多層構造体が好ましい。
【0053】 本発明に於けるポリエステル層のポリエステルは、ポリ(エチレンテレフタレ
ート)、ポリ(エチレンナフタレート)、0超〜約20モル%のテレフタル酸又
はポリカーボネートで変性されたポリ(エチレンナフタレート)であってよい。
好ましくは、本発明に於けるポリエステル層のポリエステルは、ポリ(エチレン
テレフタレート)である。ポリエステルの構造単位の少なくとも80モル%が、
エチレンテレフタレート単位であることが好ましく、フタル酸、イソフタル酸、
ヘキサヒドロフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸若しく
はセバシン酸のようなジカルボン酸又はトリメリット酸若しくはピロメリット酸
のような多官能性カルボン酸を、全酸成分の0超〜約20モル%の範囲内で酸成
分として使用することが可能である。
【0054】 1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール若しくはシクロヘキサンジメタノールのようなグ
リコール又はトリメチロールプロパン、トリエチロールプロパン若しくはペンタ
エリスリトールのような多価アルコールを、全アルコール成分の0超〜約40モ
ル%の範囲内で使用することが可能である。
【0055】 第一層としてのポリ(エチレンテレフタレート)を含有するポリエステルの極
限粘度数は、好ましくは、0.6〜1.2〔フェノール及びテトラクロロエタン
(60:40の重量比)の混合溶媒を使用することによって、30℃で測定した
〕を有し、そのガラス転移点(Tg)は、好ましくは70〜80℃である。
【0056】 このポリエステルは、他のポリエステルとブレンドして、ポリエステル層とし
て使用することができる。この場合に、ポリエステル層中のポリ(エチレンテレ
フタレート)の含有量は、好ましくは50%以上である。
【0057】 第一層としてのポリ(エチレンテレフタレート)を含有するポリエステル層は
、本発明のポリエステルブレンドに於けるようにして公知の重合方法によって製
造することができる。このポリエステルは、必要に応じて、固相重合に付すこと
ができる。固相重合は、通常、170℃〜ポリエステルの融点の直ぐ下の温度、
好ましくは183〜230℃で、数十時間以内、好ましくは5時間以上行われる
【0058】 本発明による多層ポリエステル中空コンテナーは、ポリエステルブレンド組成
物及び上記の方法によって得られた第一層としてのポリ(エチレンテレフタレー
ト)を含有するポリエステルから、多層中空コンテナーのプリフォームを形成し
、そしてこのようにして得られたプリフォームを、ポリエステルのガラス転移点
(Tg)より高い温度で、少なくとも二軸方向に延伸することによって製造され
る。この多層は、2層又は3層以上から構成されていてよい。3層乃至5層の多
層が好ましい。この場合に、中空コンテナーの内側層はポリエステル層であるこ
とが好ましい。中空コンテナーの最外層は、フェニレンジ(オキシ酢酸)を含有
するポリエステルブレンド組成物又はポリ(エチレンテレフタレート)であって
よい。しかしながら、表面強度の点で、ポリ(エチレンテレフタレート)が好ま
しい。最外層が、フェニレンジ(オキシ酢酸)を含有するポリエステルブレンド
組成物から構成されるとき、表面を保護する目的のために、最外層の外側の上に
保護層を設けることができる。保護層は中空コンテナーのプリフォームを成形す
る段階で形成することができる。また、保護層は、プリフォームを延伸して、中
空コンテナーを製造した後で、ラベル貼り等により形成することができる。
【0059】 ポリエステル層の厚さ及びポリエステルブレンド層の厚さは、特定されない。
一般的に、ボトル本体の全厚さは、200〜700μ、好ましくは250〜60
0μである。ポリエステルブレンド組成物層の厚さは、所望のバリヤー特性に依
存して異なるが、これは、一般的に5〜300μ、好ましくは10〜200μで
ある。
【0060】 本発明のコンテナーは、一般的に公知である、押出吹込成形又は二軸延伸吹込
成形によって製造される。二軸延伸吹込成形は一層有利である。二軸延伸吹込成
形を使用する場合、中空コンテナーのプリフォームを成形し、プリフォームを延
伸温度まで加熱した後、これを吹込型内で延伸する。
【0061】 多層構造を有する中空コンテナーのプリフォームを成形するために、底付きプ
リフォームを射出成形によって成形することができ又は多層パイプを成形した後
、その一端を底に成形することができる。多層構造を有する中空コンテナーのプ
リフォーム又は多層パイプを製造するとき、層を、通常の射出成形機若しくは複
数個の溶融射出装置を有する成形機により、最内層から順に成形するか又はそれ
ぞれの層を、複数個の射出装置から単一の金型の中に1個ずつ押し出して、最初
に射出されたポリエチレンテレフタレート樹脂が、最内層及び最外層を構成し、
後から射出されたフェニレンジ(オキシ酢酸)ポリエステルブレンド組成物が、
バリヤー層若しくは中間層を構成するようにすることができる。射出のタイミン
グを選択することによって、プリフォームが3層、5層又はそれより多層を有す
るように設計することが可能である。
【0062】 得られた中空コンテナーのプリフォームを、一般的に、次の延伸工程のために
、ブロックヒーター及び赤外線ヒーターのようなヒーターを有する加熱ゾーン内
で加熱する。本発明のポリエステル多層中空コンテナー用のプリフォームのため
の加熱温度は、ポリエステル層のガラス転移温度(以下、「Tg」と言う)によ
って求める。この加熱温度は、好ましくはTg+5℃〜Tg+80℃の範囲内で
ある。加熱温度が低すぎると、冷延伸のために微小気孔が作られ、コンテナーは
真珠又は曇り外観を示し好ましくない。他方、加熱温度が高すぎると、プリフォ
ームは柔らかくなりすぎて、十分な延伸効果を有する中空コンテナーが得られな
い。
【0063】 ポリエステル多層中空コンテナーのプリフォームを延伸して、中空コンテナー
を成形するとき、ロッドを機械方向に移動させ、圧縮空気を吹き込むことによっ
て、プリフォームを、好ましくは機械方向に1〜4倍、横方向(コンテナーのフ
ープ方向)に2〜6倍延伸させる。コンテナーの耐熱性を向上させるために、延
伸した中空コンテナーを、金型内で延伸温度と同じか又は延伸温度よりも高い温
度で、短時間更に加熱することによって、コンテナーをヒートセットすることが
可能である。
【0064】 本発明のポリエステルブレンド組成物は、包装材料として有用であり、他の熱
可塑性樹脂とのブレンド又は積層物の形で、コンテナー、シート、フィルム、ボ
トル等として広く使用することもできる。
【0065】 特に、ポリエチレンテレフタレートとの本発明のポリエステルブレンドの積層
物は、低いガス透過性を有しており、それで非常に有利に利用することができる
。また、このような積層物は、塩化ビニリデン又は鹸化したエチレン−酢酸ビニ
ルコポリマーのようなガスバリヤー性材料と一緒に使用することもできる。
【0066】 高い機械的強度並びに優れた透明性及びガスバリヤー特性を有する、本発明の
ポリエステル中空成形製品は、新鮮飲料、矯味・矯臭材料、油、ビール、ワイン
及び酒のようなアルコール性飲料並びに化粧品用に広く使用することができる。
特に、本発明のポリエステル中空成形製品は、通常の二軸延伸ポリ(エチレンテ
レフタレート)ボトルによる不十分なガスバリヤー特性のために、所定の保証期
間の間保持されなかった、炭酸飲料、ビール、ワイン等用の小サイズのコンテナ
ーとして使用することができる。
【0067】 特に、本発明のポリエステル多層中空コンテナーは、優れたバリヤー特性、層
間剥離のない高い機械的強度及び外部外観に於ける優れた透明性を有する。従っ
て、本発明のポリエステル多層中空コンテナーは、新鮮飲料、矯味・矯臭材料、
油、ビール、ワイン及び酒のようなアルコール性飲料並びに化粧品用に広く使用
することができる。
【0068】 上記開示されたブレンドの任意のものから形成された、これらに限定されない
が、ボトル、シート、繊維、フィルム、紙、プリフォーム又はコンテナーのよう
な成形物品も、本明細書に開示される。
【0069】実施例 下記の実施例は、当業者に、本明細書で特許請求したポリエステルブレンドを
どのようにして製造し、評価するかの完全な開示及び説明を与えるために記載し
、本発明者等が自分達の発明と考えているものの範囲を限定することを意図して
いる。数値(例えば、量、速度など)に関する正確性を保証する努力を払ったが
、若干の誤差及び変動は釈明されるべきである。他の方法で示さない限り、部は
重量部であり、温度は℃であるか又は室温であり、そして圧力は大気圧又はその
付近である。
【0070】 本発明を、下記の非限定的実施例を参照して更に詳細説明する。 インヘレント粘度(IhV)測定は、60/40(w/w)フェノール/テト
ラクロロエタン溶媒系中25℃で行った。
【0071】 ポリエステルの酸素透過速度は、モコン・オクストラン(MOCON Oxtran)10
0器機を使用して、30℃で1気圧の酸素分圧差で、1ミル厚さ、10インチ平
方で24時間に透過する立方センチメートルで求めた。透過度を測定するために
実際に使用したフィルムは厚さが3〜8ミルであったが、この透過度を、一般的
な計算を使用して1ミル基準に変換した。同様にして、ポリエステルの二酸化炭
素透過を、モコン・パーマトラン(MOCON Permatran)C器機を使用して求めた。
【0072】 引張特性は、インストロン万能試験機で測定した。使用した試験方法は、薄い
フィルムの引張特性を測定する改訂ASTM D882であった。
【0073】実施例1 ポリ(エチレン1,4−フェニレンジ(オキシアセテート))を、下記のよう
にして製造した。反応コンテナーに、22.42gの1,4−フェニレンジ(オ
キシ酢酸)24.60gのエチレングリコール及び100ppm のチタンテトライ
ソプロポキシドからのチタンを装入した。この反応混合物を加熱し、窒素下に2
10℃で60分間撹拌した。次いで、水の全てが反応混合物から蒸留除去される
まで、温度を220℃に120分間上昇させた。次いで、温度を260℃に上昇
させ、窒素を反応系から排出させ、真空を適用した。溶融縮合を、260℃で7
5分間0.5mmHg圧力下で続けた。加熱を中止し、反応混合物を窒素で大気圧に
し、ポリマーを集めた。このポリマーは、0.88dL/gのインヘレント粘度を
有していた。
【0074】実施例2 ポリ(エチレンテレフタレート)(IhV=0.66dL/g)及び5重量%の
ポリ(エチレン1,4−フェニレンジ(オキシアセテート))の溶融ブレンドを
、ブラベンダー一軸スクリュー押出機で製造した。ブレンドを5ミルフィルム及
び20ミルフィルムに押し出した。5ミル無定形フィルムを、IhV、Tg値、
融点、機械方向での引張特性及びガス透過速度についてキャラクタリゼーション
した。データを表1に示す。
【0075】実施例3 実施例2で製造した20ミルフィルムを、ティー・エム・ロング(T.M.Long)
機械で90℃で、4倍×4倍に二軸延伸した。延伸したフィルムを、IhV、T
g値、融点、機械方向での引張特性及びガス透過速度についてキャラクタリゼー
ションした。データを表1に示す。
【0076】実施例4 10重量%のポリ(エチレン1,4−フェニレンジ(オキシアセテート))を
使用した以外は、実施例2と同じ。
【0077】実施例5 実施例4で製造した20ミルフィルムを、ティー・エム・ロング機械で90℃
で、4倍×4倍に二軸延伸した。延伸したフィルムを、IhV、Tg値、融点、
縦方向での引張特性及びガス透過速度についてキャラクタリゼーションした。デ
ータを表1に示す。
【0078】実施例6 20重量%のポリ(エチレン1,4−フェニレンジ(オキシアセテート))を
使用した以外は、実施例2と同じ。
【0079】実施例7 実施例6で製造した20ミルフィルムを、ティー・エム・ロング機械で90℃
で、4倍×4倍に二軸延伸した。延伸したフィルムを、IhV、Tg値、融点、
機械方向での引張特性及びガス透過速度についてキャラクタリゼーションした。
データを表1に示す。
【0080】比較例8 ポリ(エチレンテレフタレート)を、フィルムに押し出し、実施例2に記載し
たようにしてキャラクタリゼーションした。
【0081】比較例9 ポリ(エチレンテレフタレート)の20ミルフィルムを延伸し、実施例3に記
載したようにしてキャラクタリゼーションした。
【0082】比較例10 ポリ(エチレン1,4−フェニレンジ(オキシアセテート))を、フィルムに
押し出した。この無定型フィルムのIhV、Tg値、融点、機械方向での引張特
性及びガス透過速度を下記の表1に示す。
【0083】
【表1】
【0084】 本発明は、酸素及び二酸化炭素のようなガスに対する低下した透過度を有する
熱可塑性ポリエステルを提供する。本発明に記載したポリエステルブレンド組成
物は、予想外に低いガス透過度及び改良された結晶化挙動を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/089,391 (32)優先日 平成10年6月15日(1998.6.15) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,BY,C A,CN,JP,MX,RU (72)発明者 バービー,ロバート ビー. アメリカ合衆国,テネシー 37663,キン グスポート,ランブリング ロード 500 (72)発明者 ロング,ティモシー イー. アメリカ合衆国,バージニア 24060,ブ ラックスバーグ,ジジ ストリート 607 Fターム(参考) 4J002 CF04W CF05X CF06X CF08X FD050 FD070 FD100 FD160 FD200 4J029 AA02 AB01 AC02 BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10 BD06A BF09 BF19 CF13 HA01 HB01 JF021 JF031 JF141 JF181 JF321 JF361 JF471 JF541

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I.(A)式(I): 【化1】 (式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜
    6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、塩素原子、臭素原
    子又はフッ素原子を表わす) によって表わされるフェニレンジ(オキシ酢酸)又は式Iのフェニレンジ(オキ
    シ酢酸)のエステル誘導体の繰り返し単位; (B)炭素数24以下のジオールの繰り返し単位の反応生成物であるポリエス
    テル約5〜約85重量%並びに II.ポリ(エチレンテレフタレート)の熱可塑性ポリエステル、0超〜約70
    モル%の、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサ
    ンジオール若しくは1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるグリコール及
    び/又はイソフタル酸若しくはナフタレンジカルボン酸からなるジカルボン酸で
    変性されたポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステル又はポリ(エチレ
    ンテレフタレート)コポリエステルとポリ(エチレンテレフタレート)との混合
    物約95〜約15重量%; ポリ(エチレンナフタレート)のポリエステル、0超〜約30モル%の、ジエ
    チレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオール若し
    くは1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるグリコール及び/又はイソフ
    タル酸若しくはテレフタル酸からなるジカルボン酸で変性されたポリ(エチレン
    ナフタレート)コポリエステル又はポリ(エチレンナフタレート)コポリエステ
    ルとポリ(エチレンナフタレート)との混合物約95〜約15重量%; ポリ(ブチレンテレフタレート)約95〜約15重量%; ポリ(トリメチレンテレフタレート)約95〜約15重量%;又は ポリ(ブチレンナフタレート)約95〜約15重量% を含んでなるポリエステルブレンド組成物。
  2. 【請求項2】 式(I)が1,2−フェニレンジ(オキシ酢酸)、1,3−
    フェニレンジ(オキシ酢酸)、1,4−フェニレンジ(オキシ酢酸)、2−メチ
    ル−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、5−メチル−1,3−フェニレンジ
    (オキシ酢酸)、4−メチル−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、5−エチ
    ル−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、4−エチル−1,3−フェニレンジ
    (オキシ酢酸)、5−メトキシ−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、4−メ
    トキシ−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)、4−クロロ−1,2−フェニレ
    ンジ(オキシ酢酸)若しくは4−クロロ−1,3−フェニレンジ(オキシ酢酸)
    又はこれらのエステルである請求項1に記載のポリエステルブレンド組成物。
  3. 【請求項3】 式(I)が1,2−フェニレンジ(オキシ酢酸)、1,3−
    フェニレンジ(オキシ酢酸)、1,4−フェニレンジ(オキシ酢酸)又はこれら
    のエステルである請求項1に記載のポリエステルブレンド組成物。
  4. 【請求項4】 成分IIがポリ(エチレンテレフタレート)のポリエステル又
    はコポリエステルを含む請求項1に記載のポリエステルブレンド組成物。
  5. 【請求項5】 成分IIがポリ(エチレンナフタレート)のポリエステル又は
    コポリエステルを含む請求項1に記載のポリエステルブレンド組成物。
  6. 【請求項6】 成分IIがポリ(ブチレンテレフタレート)を含む請求項1に
    記載のポリエステルブレンド組成物。
  7. 【請求項7】 成分IIがポリ(トリメチレンテレフタレート)を含む請求項
    1に記載のポリエステルブレンド組成物。
  8. 【請求項8】 成分IIがポリ(ブチレンナフタレート)を含む請求項1に記
    載のポリエステルブレンド組成物。
  9. 【請求項9】 成分(IA)がC1 〜C4 アルキルフェニレンジ(オキシ酢
    酸)エステルである請求項1に記載のポリエステルブレンド組成物。
  10. 【請求項10】 ジオール成分(IB)がエチレングリコール、1,2−プ
    ロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ペンタ
    メチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シ
    クロヘキサンジメタノール、1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン
    、ジエチレングリコール又はレゾルシノール、ヒドロキノン若しくはビスフェノ
    ールAからなる芳香族ジヒドロキシ化合物の誘導体を含む請求項1に記載のポリ
    エステルブレンド組成物。
  11. 【請求項11】 ジオール成分(IB)がエチレングリコールである請求項
    10に記載のポリエステルブレンド組成物。
  12. 【請求項12】 ブレンドがトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
    ル、グリセリン、トリメリット酸、トリメシン酸又はピロメリット酸からなる多
    官能性化合物を更に含む請求項1に記載のポリエステルブレンド組成物。
  13. 【請求項13】 多官能性化合物がジオール成分(IB)の20モル%以下
    の濃度で存在する請求項12に記載のポリエステルブレンド組成物。
  14. 【請求項14】 組成物が60:40フェノール−テトラクロロエタン溶媒
    中で25℃で測定した極限粘度数が約0.4〜約2.0である請求項1に記載の
    ポリエステルブレンド組成物。
  15. 【請求項15】 組成物が60:40フェノール−テトラクロロエタン溶媒
    中で25℃で測定した極限粘度数が約0.5〜約1.2である請求項1に記載の
    ポリエステルブレンド組成物。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載のポリエステルブレンド組成物を含んでな
    る物品。
  17. 【請求項17】 物品がコンテナーである請求項16に記載の物品。
  18. 【請求項18】 コンテナーがボトルである請求項18に記載の物品。
  19. 【請求項19】 物品がフィルム、包装材料又はシートである請求項16に
    記載の物品。
  20. 【請求項20】 物品が中空物品である請求項16に記載の物品。
  21. 【請求項21】 物品が一軸延伸フィルム又は二軸延伸フィルムである請求
    項16に記載の物品。
  22. 【請求項22】 約5〜約85重量%のポリエステルI及び約95〜約15
    重量%のポリエステルIIをブレンドすることを含んでなるポリエステルブレンド
    の製造方法であって、 ポリエステルIが、(A)式(I): 【化2】 (式中、R1 ,R2 ,R3 及びR4 は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜
    6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、塩素原子、臭素原
    子又はフッ素原子を表わす) によって表わされるフェニレンジ(オキシ酢酸)又は式Iのフェニレンジ(オキ
    シ酢酸)のエステル誘導体の繰り返し単位及び(C)炭素数24以下のジオール
    の繰り返し単位を含み、そして ポリエステルIIが、ポリ(エチレンテレフタレート)の熱可塑性ポリエステル
    、0超〜約70モル%の、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジ
    オール、ヘキサンジオール若しくは1,4−シクロヘキサンジメタノールからな
    るグリコール及び/又はイソフタル酸若しくはナフタレンジカルボン酸からなる
    ジカルボン酸で変性されたポリ(エチレンテレフタレート)のコポリエステル又
    はポリ(エチレンテレフタレート)コポリエステルとポリ(エチレンテレフタレ
    ート)との混合物;ポリ(エチレンナフタレート)のポリエステル、0超〜約3
    0モル%の、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキ
    サンジオール若しくは1,4−シクロヘキサンジメタノールからなるグリコール
    及び/又はイソフタル酸若しくはテレフタル酸からなるジカルボン酸で変性され
    たポリ(エチレンナフタレート)コポリエシテル又はポリ(エチレンナフタレー
    ト)コポリエステルとポリ(エチレンナフタレート)との混合物;ポリ(ブチレ
    ンテレフタレート);ポリ(トリメチレンテレフタレート)又はポリ(ブチレン
    ナフタレート) を含んでなる方法。
  23. 【請求項23】 ブレンド工程を、押出機内又は射出成形の間に実施する請
    求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 ブレンド工程を約240〜約330℃の温度で約0.4分
    間〜約5分間実施する請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、離型剤、帯電防
    止剤、分散剤、再加熱増強助剤、アセトアルデヒド減少添加物、ナノ粒子若しく
    は着色剤又はこれらの混合物の添加物を添加することを更に含んでなる請求項2
    2に記載の方法。
  26. 【請求項26】 請求項22に記載の方法によって製造されたポリエステル
    ブレンドから製造された物品。
  27. 【請求項27】 物品がコンテナーである請求項26に記載の物品。
  28. 【請求項28】 コンテナーがボトルである請求項27に記載の物品。
  29. 【請求項29】 物品がフィルム包装材料又はシートである請求項26に記
    載の物品。
  30. 【請求項30】 物品が中空物品である請求項26に記載の物品。
  31. 【請求項31】 物品が一軸延伸フィルム又は二軸延伸フィルムである請求
    項26に記載の物品。
JP2000554801A 1998-06-15 1999-06-14 高バリヤー性ポリエステル/フェニレンジ(オキシ酢酸)ポリエステルブレンド Pending JP2002518537A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US8922098P 1998-06-15 1998-06-15
US8939198P 1998-06-15 1998-06-15
US8922198P 1998-06-15 1998-06-15
US60/089,391 1998-06-15
US60/089,221 1998-06-15
US60/089,220 1998-06-15
PCT/US1999/013371 WO1999065989A1 (en) 1998-06-15 1999-06-14 High barrier polyester / phenylenedi (oxyacetic acid) polyester blends

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002518537A true JP2002518537A (ja) 2002-06-25

Family

ID=27376251

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000554801A Pending JP2002518537A (ja) 1998-06-15 1999-06-14 高バリヤー性ポリエステル/フェニレンジ(オキシ酢酸)ポリエステルブレンド
JP2000554785A Pending JP2002518218A (ja) 1998-06-15 1999-06-14 フェニレンジ(オキシ酢酸)の残基を含有し、ガス透過に対する良好なバリヤー性を有する多層ポリエステル物品
JP2000554800A Pending JP2002518536A (ja) 1998-06-15 1999-06-14 ガスバリヤー性の改良されたポリエステル/フェニレンジ(オキシ酢酸)コポリエステルブレンド

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000554785A Pending JP2002518218A (ja) 1998-06-15 1999-06-14 フェニレンジ(オキシ酢酸)の残基を含有し、ガス透過に対する良好なバリヤー性を有する多層ポリエステル物品
JP2000554800A Pending JP2002518536A (ja) 1998-06-15 1999-06-14 ガスバリヤー性の改良されたポリエステル/フェニレンジ(オキシ酢酸)コポリエステルブレンド

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6254950B1 (ja)
EP (3) EP1088034A1 (ja)
JP (3) JP2002518537A (ja)
CN (3) CN1312837A (ja)
AR (3) AR018672A1 (ja)
BR (3) BR9911262A (ja)
CA (3) CA2332519A1 (ja)
WO (3) WO1999065988A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014527924A (ja) * 2011-08-25 2014-10-23 プラスチパック パッケージング,インコーポレイテッド 押出成形されたpetパリソン、容器、および方法

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1038905A3 (de) * 1999-03-26 2001-01-31 Mitsubishi Polyester Film GmbH Transparente, UV-stabilisierte Folie aus einem kristallisierbaren Thermoplast
AUPR005000A0 (en) * 2000-09-12 2000-10-05 Polymers Australia Pty Limited Polyster resins with improved properties
US20040024102A1 (en) * 2002-07-30 2004-02-05 Hayes Richard Allen Sulfonated aliphatic-aromatic polyetherester films, coatings, and laminates
US7297735B2 (en) * 2003-03-05 2007-11-20 Eastman Chemical Company Polycarbonate compositions
US7482397B2 (en) * 2003-01-13 2009-01-27 Eastman Chemical Company Polycarbonate compositions
US20040143041A1 (en) * 2003-01-13 2004-07-22 Pearson Jason Clay Polyester compositions
US7338992B2 (en) * 2003-03-05 2008-03-04 Eastman Chemical Company Polyolefin compositions
US20040180994A1 (en) * 2003-03-05 2004-09-16 Pearson Jason Clay Polyolefin compositions
EP1599532B1 (en) * 2003-03-05 2017-05-17 Eastman Chemical Company Polymer compositions containing an ultraviolet light absorbing compound
CN100594220C (zh) * 2003-03-05 2010-03-17 伊士曼化工公司 聚合物共混物
US20040183053A1 (en) * 2003-03-20 2004-09-23 Pearson Jason Clay Process for the preparation of a hindered amine light stabilizer salt
US20050277713A1 (en) * 2003-03-05 2005-12-15 Pearson Jason C Polymer blends
US20040192813A1 (en) * 2003-03-20 2004-09-30 Pearson Jason Clay Polymer compositions containing an ultraviolet light absorbing compound
JP2006118392A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Nissan Motor Co Ltd 多層樹脂配管及び多層樹脂容器
US7396896B2 (en) * 2004-12-21 2008-07-08 E.I. Dupont De Nemours And Company Poly(trimethylene terephthalate) composition and shaped articles prepared therefrom
EP2270065A3 (en) * 2004-12-21 2011-03-09 E. I. du Pont de Nemours and Company Poly(trimethylene terephthalate) composition and shaped articles prepared therefrom
WO2007050118A1 (en) * 2005-10-28 2007-05-03 Eastman Chemical Company Restaurant smallware comprising polyester compositions formed from 2,2,4,4-tetramethyl-1,3-cyclobutanediol and 1,4-cyclohexanedimethanol
CN101100504B (zh) * 2006-07-07 2010-04-21 新疆屯河聚酯有限责任公司 耐低压聚对苯二甲酸乙二醇酯树脂及其生产方法
JP5449652B2 (ja) * 2007-03-22 2014-03-19 株式会社クレハ 芳香族ポリエステル系樹脂多層延伸成形体
US20100044928A1 (en) * 2008-08-22 2010-02-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for Shaped Articles from Polyester Blends
AU2013212113B2 (en) * 2012-01-25 2017-05-04 Plastipak Packaging, Inc. Extruded PET parison, container, and method
WO2013149157A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyesters and fibers made therefrom
CN107531015A (zh) * 2015-04-24 2018-01-02 东洋纺株式会社 双轴拉伸聚酯薄膜和其制造方法
EP3241865A1 (en) * 2016-05-04 2017-11-08 Clariant Plastics & Coatings Ltd Composition for polyester hydrolytic stabilization
TW202024229A (zh) * 2018-12-22 2020-07-01 遠東新世紀股份有限公司 具有阻氣性的聚酯組成物
CN116285257B (zh) * 2023-05-18 2023-07-18 广东永鑫华新型材料有限公司 一种耐高温超韧的改性pbt-pet复合材料的制备方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2851788A1 (de) 1978-11-30 1980-06-12 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von aryloxiessigsaeuren
US4440922A (en) * 1983-04-13 1984-04-03 Eastman Kodak Co. Polyester containers having improved gas barrier properties
US4501879A (en) * 1984-03-26 1985-02-26 Eastman Kodak Company Polyesteramides and containers having improved gas barrier properties formed therefrom
US4552948A (en) 1985-03-29 1985-11-12 Eastman Kodak Company Polyester resins capable of forming containers having improved gas barrier properties
US4663426A (en) 1985-03-29 1987-05-05 Eastman Kodak Company Polyester resins capable of forming containers having improved gas barrier properties
EP0335594A3 (en) 1988-03-26 1990-09-12 Mitsubishi Chemical Corporation Copolymerized polymer
US4935540A (en) 1988-12-12 1990-06-19 Sumner Jr Charles E Process for the preparation of aryloxyacetic acid
JP2767944B2 (ja) 1989-12-28 1998-06-25 三菱化学株式会社 1,3―フェニレンジオキシジ酢酸の製造方法
JP2870151B2 (ja) 1990-08-02 1999-03-10 三菱化学株式会社 1,3―フェニレンジオキシジ酢酸の製法
JP2917498B2 (ja) 1990-11-07 1999-07-12 三菱化学株式会社 1,3―フェニレンジオキシジ酢酸の製法
US5239045A (en) 1990-12-27 1993-08-24 Mitsubishi Kasei Corporation Copolyester and hollow container and oriented film comprising the copolyester
JPH05295241A (ja) * 1992-04-21 1993-11-09 Denki Kagaku Kogyo Kk ポリエステル樹脂組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014527924A (ja) * 2011-08-25 2014-10-23 プラスチパック パッケージング,インコーポレイテッド 押出成形されたpetパリソン、容器、および方法

Also Published As

Publication number Publication date
BR9911254A (pt) 2001-03-13
EP1088033A1 (en) 2001-04-04
BR9911262A (pt) 2001-03-13
BR9911256A (pt) 2001-03-13
EP1095093A1 (en) 2001-05-02
WO1999065988A1 (en) 1999-12-23
CN1305511A (zh) 2001-07-25
WO1999065967A1 (en) 1999-12-23
CA2334828A1 (en) 1999-12-23
JP2002518218A (ja) 2002-06-25
JP2002518536A (ja) 2002-06-25
CA2334464A1 (en) 1999-12-23
WO1999065989A1 (en) 1999-12-23
CN1312837A (zh) 2001-09-12
EP1088034A1 (en) 2001-04-04
CN1305503A (zh) 2001-07-25
AR018672A1 (es) 2001-11-28
AR017749A1 (es) 2001-10-24
CA2332519A1 (en) 1999-12-23
US6254950B1 (en) 2001-07-03
AR019660A1 (es) 2002-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002518537A (ja) 高バリヤー性ポリエステル/フェニレンジ(オキシ酢酸)ポリエステルブレンド
KR930002459B1 (ko) 코폴리에스테르, 이 코폴리에스테르를 함유하는 폴리에스테르 조성물 및 이 코폴리에스테르 또는 이 폴리에스테르조성물로 된 층을 갖는 폴리에스테르 적층체
KR970006674B1 (ko) 공중합 폴리에스테르
KR100204127B1 (ko) 코폴리에스테르 및 코폴리에스테르를 함유하는 중공용기 및 연신필름
JP3348569B2 (ja) ポリエステル樹脂組成物
JPH11310629A (ja) 新規なポリエステルおよびポリエステルの製造方法
JP2674193B2 (ja) ポリエステル組成物ならびにそれよりなるポリエステル延伸シートおよびポリエステル製中空容器
JP2605767B2 (ja) 共重合ポリエステル
JP3775537B2 (ja) 共重合ポリエステル樹脂、共重合ポリエステル樹脂組成物及び多層成形品
JP2621363B2 (ja) 共重合ポリエステル
MXPA00012018A (en) High barrier polyester / phenylenedi (oxyacetic acid) polyester blends
MXPA00012284A (en) Polyester / phenylenedi (oxyacetic acid) copolyester blends having improved gas barrier properties
JPH0776262B2 (ja) 共重合ポリエステル
JP2509664B2 (ja) 包装材料用共重合ポリエステル
JP2638936B2 (ja) ポリエステル組成物
JP2613642B2 (ja) コポリエステルおよびその用途
JP2509663B2 (ja) 包装材料用共重合ポリエステル
JPH02263619A (ja) ポリエステル中空容器
JP2652878B2 (ja) ポリエステル中空成形体
JP3160976B2 (ja) ポリエステルならびにそれより成る中空容器および延伸フィルム
JP2605766B2 (ja) 共重合ポリエステル
JP2999004B2 (ja) ポリエステル及び包装材料用ポリエステル
JP2002241597A (ja) ポリエステル樹脂組成物およびその製造方法
JP2001342334A (ja) ポリエステル系樹脂組成物および該組成物からなる成型品
JPS61241350A (ja) ポリエステル組成物