JP3160976B2 - ポリエステルならびにそれより成る中空容器および延伸フィルム - Google Patents

ポリエステルならびにそれより成る中空容器および延伸フィルム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透明性が高く、かつ強度
およびガスバリヤー性に優れたポリエステルおよびそれ
を用いて成形される包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート(以下、
「PET」と略すことがある)は機械的強度、化学的安
全性、透明性、衛生性などに優れており、また軽量、安
価であるために、各種のシート、フィルム、容器などと
して幅広く包装材料に用いられている。
【0003】しかしながら、PETのガスバリヤー性
は、ポリオレフィンなど他の樹脂に比べれば優れている
ものの、更に高い性能が要求されている分野も有り、ま
だ十分なレベルとは言えなかった。例えば、炭酸飲料、
ビール、ワインなどの用途においては、内容物保存の点
から特に厳しい酸素ガスバリヤー性、炭酸ガスバリヤー
性が要求されており、通常に使用される二軸配向したP
ETからなる中空容器では必ずしも十分なガスバリヤー
性を有しているとは言えない。また、生鮮食品、医療機
器等の包装用として、酸素ガス等の気体や水分の透過率
が少なくしかも冷凍加工、煮沸処理、レトルト処理など
によってもそれらの性能が低下しないフィルムの要望が
ある。
【0004】このため、ポリエチレンテレフタレート製
包装材料のガスバリヤー性を更に向上させる方法とし
て、PETに各種のガスバリヤー性素材をブレンドした
り、積層またはコーティングを行う方法が提案されてい
る。例えば、本発明者等も、イソフタル酸及びフェニレ
ンジオキシジ酢酸を主たる酸成分として用いる特定の共
重合ポリエステルが優れたガスバリヤー性素材として使
用できることを見い出している(特開平1−24742
2、特開平1−247423、特開平1−16733
1、特開平2−182455、特開平2−14238、
USP495,9421)。
【0005】また、5〜100モル%のフェニレンジオ
キシジ酢酸と0〜95モル%のテレフタル酸から成る酸
成分を用いた共重合ポリエステルも優れたガスバリヤー
性素材として知られている(特表昭60−50106
0、USP4,440,992、USP4,552,9
48)。しかしながら、これらのガスバリヤー性素材そ
のものは一般に、機械的強度、耐熱性が充分でなく、そ
れ単独で成形体として用いることは困難である。また、
PETにガスバリヤー性素材をブレンドする場合には、
PET製成形体が本来持っている機械的強度、耐熱性等
を保持することが難しい。更に、PETにガスバリヤー
性素材を積層またはコーティングする方法においても、
成形条件の選定、層間接着性または容器の肉厚化などの
種々の問題を考える必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ガス
バリヤー性、機械的強度、耐熱性、耐水性などの物性に
優れ、透明度の高いポリエステルおよびそれから成るシ
ート、フィルム、中空容器などの成形体を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために鋭意検討した結果、ジカルボン酸成
分として主成分をテレフタル酸とし、また、少量のフェ
ニレンジオキシジ酢酸を特定の範囲で用いたポリエステ
ルでは、意外なことに、機械的強度、耐熱性、耐水性、
ガスバリヤー性のいずれの物性もが優れており、それ単
独で成形体とすることも充分可能であることを見い出
し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、テレフタル酸また
はそのエステル形成性誘導体を80〜99.5モル%
と、フェニレンジオキシジ酢酸またはそのエステル形
成性誘導体を0.5〜4.5モル%、の割合で含むジカ
ルボン酸成分と、ジオール成分とを共重合させて成るポ
リエステルに関する。以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明に用いられるテレフタル酸またはそ
のエステル形成性誘導体としては、具体的には、テレフ
タル酸、2−クロルテレフタル酸や2−メトキシテレフ
タル酸などの核置換体、または、テレフタル酸ジメチル
やテレフタル酸ジエチルなどのエステル体、更にはテレ
フタル酸ジクロライドなどのテレフタル酸ハロゲン化
物、などのようにジオール成分と反応するものであれば
よい。
【0010】また、フェニレンジオキシジ酢酸またはそ
のエステル形成性誘導体としては、具体的には、1,2
−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3−フェニレンジオ
キシジ酢酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、2−
メチル−1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、5−メチ
ル−1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、6−メチル−
1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、5−エチル−1,
3−フェニレンジオキシジ酢酸、6−エチル−1,3−
フェニレンジオキシジ酢酸、5−メトキシ−1,3−フ
ェニレンジオキシジ酢酸、6−メトキシ−1,3−フェ
ニレンジオキシジ酢酸、4−クロロ−1,2−フェニレ
ンジオキシジ酢酸、4−クロロ−1,3−フェニレンジ
オキシジ酢酸などのほか、これらの酸無水物、酸ハライ
ド、エステルなどである。また、これらの化合物は単独
で使用するばかりでなく、例えば、1,2体と1,3体
のごとく置換位置の異なる化合物の混合物として用いる
こともできる。以上のうち、好ましくは1,3−フェニ
レンジオキシジ酢酸またはその誘導体であり、更に好ま
しくは、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸である。
【0011】本発明のポリエステルを構成するジカルボ
ン酸成分のうち、テレフタル酸単位は80〜99.5モ
ル%、好ましくは90〜99.0モル%であり、かつフ
ェニレンジオキシジ酢酸単位は0.5〜4.5モル%、
好ましくは1.0〜4.0モル%の範囲である。テレフ
タル酸単位が80モル%以下では機械的強度、耐熱性が
低下する。一方、フェニレンジオキシジ酢酸単位が0.
5モル%に満たない場合、ガスバリヤー性の改良レベル
が充分でなく、4.5モル%を超える場合は、成形加工
の際の熱分解、融着などのトラブルが生じやすい。更
に、得られた成形体の透明度、機械的強度、耐熱性が著
しく低下し、それ単独で成形体として用いるには適さな
い。
【0012】また、フェニレンジオキシジ酢酸単位を
4.5モル%を越えて増加させると、未延伸シート状の
試料ではガスバリヤー性は更に向上するが、延伸シート
状の試料では、意外なことに必ずしもガスバリヤー性は
向上しない。本発明のポリエステルにおいては、テレフ
タル酸単位、フェニレンジオキシジ酢酸単位が前述の範
囲を満たしている限り、その他の少量のジカルボン酸や
オキシ酸またはその誘導体を使用することもできる。こ
れらの他のジカルボン酸としては、フタル酸、イソフタ
ル酸、4,4′−ジフェノキシエタンジカルボン酸、
4,4′−ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4′
−ビフェニルジカルボン酸及びこれらの構造異性体、マ
ロン酸、コハク酸、アジピン酸などの脂肪族カルボン
酸、オキシ酸またはその誘導体としては、p−ヒドロキ
シ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、グリコ
ール酸などが挙げられる。
【0013】本発明のポリエステルに用いられるジオー
ル成分としては、具体的には、エチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、ペンタメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール等の脂肪族グリコール、シク
ロヘキサンジメタノールのような脂環式グリコールやさ
らにはビスフェノールA、ビスフェノールSなどの芳香
族ジヒドロキシ化合物誘導体などを挙げることができ
る。これらのうちで、一般にはエチレングリコールが最
も好ましい。ジオール成分は前述のジカルボン酸成分と
実質的に当量となる量が用いられる。
【0014】また、本発明のポリエステルは、本発明の
要件を損なわない範囲でトリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、グリセリン、トリメリット酸、トリ
メシン酸、ピロメリット酸、芳香族ジヒドロキシ化合物
のグリシジルエーテル、例えばビスフェノールAジグリ
シジルエーテルなどの多官能化合物や、o−ベンゾイル
安息香酸などの単官能化合物を共存させてもよい。かか
る多官能化合物や単官能化合物はジオール成分の20モ
ル%以下、好ましくは10モル%以下、更に好ましくは
5モル%以下の範囲で使用される。
【0015】更に、必要に応じて、従来から公知の添加
剤、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、離
型剤、帯電防止剤、分散剤及び染顔料などの着色剤をポ
リエステル製造時のいずれかの階段で添加しても良く、
成形加工前にいわゆるマスターバッチ処方で添加しても
良い。本発明のポリエステルは、その極限粘度〔フェノ
ール/テトラクロロエタン(重量比1/1)の混合溶媒
を用いて30℃で測定した値〕が、通常0.4〜2.
0、好ましくは0.5〜1.5の範囲であることが望ま
しい。極限粘度が0.4未満では、得られるポリエステ
ルの強度が低く、重合反応終了後、反応缶から抜き出し
チップに切断する際や、シート、フィルム、瓶、たる、
缶などの容器として成形する際に実用上必要な物性が得
られない。極限粘度が2.0を超える場合には溶融粘度
が高くなり過ぎて射出、押出、ブローなどの成形が困難
となるなどの問題がある。
【0016】かかるポリエステルは、ポリエチレンテレ
フタレートについて従来から公知の重合方法で製造する
ことができる。例えば、テレフタル酸、1,3−フェニ
レンジオキシジ酢酸およびエチレングリコールを用いて
加圧下で直接エステル化反応を行った後、更に昇温する
と共に次第に減圧とし重縮合反応させる方法がある。あ
るいは、テレフタル酸のエステル誘導体、例えば、テレ
フタル酸ジメチルエステルと、1,3−フェニレンジオ
キシジ酢酸ジメチルエステル、及びエチレングリコール
を用いてエステル交換反応を行い、その後得られた反応
物を更に重縮合することで製造できる。これらの重縮合
反応において、フェニレンジオキシジ酢酸は、エステル
交換反応又は、重縮合反応初期の任意の時期に加えるこ
とができる。例えば、あらかじめ、テレフタル酸エステ
ル誘導体とエチレングリコールのエステル交換反応を行
ない、そのエステル交換反応物にフェニレンジオキシジ
酢酸を加えて重縮合してもよい。更に、必要に応じて、
重合後、再度、加熱処理を実施して、高重合度化、低ア
セトアルデヒド化あるいは、低オリゴマー化することが
できる。加熱処理は、通常、80〜180℃の温度でチ
ップ表面を結晶化した後、樹脂の融点温度直下ないしそ
れより80℃低い温度の範囲で数十時間以下の範囲内に
おいて実施するのが好ましい。
【0017】以上の反応では、エステル化触媒、エステ
ル交換触媒、重縮合触媒、安定剤などを使用することが
好ましい。エステル交換触媒としては、公知の化合物、
例えば、カルシウム、マンガン、亜鉛、ナトリウム及び
リチウム化合物などの1種以上を用いることができるが
透明性の観点からマンガン化合物が特に好ましい。重縮
合触媒としては公知のアンチモン、ゲルマニウム、チタ
ン及びコバルト化合物などの1種以上を用いることがで
きるが、好ましくはアンチモン、ゲルマニウム及びチタ
ン化合物が用いられる。
【0018】このようにして得られた本発明のポリエス
テルは、PETで一般的に用いられる溶融成形法を用い
てフィルム、シート、容器、その他の包装材料を成形す
ることができ、未延伸の状態でもガスバリヤー性の高い
材料として使用可能である。また、該ポリエステルを少
なくとも一軸方向に延伸することによりさらにガスバリ
ヤー性や機械的強度を改善することが可能である。
【0019】本発明のポリエステルから成る延伸フィル
ムは、射出成形もしくは、押出成形して得られたシート
状物を、通常PETの延伸に用いられる一軸延伸、逐次
二軸延伸、同時二軸延伸のうちの任意の延伸方法を用い
て成形される。また、圧空成形、真空成形によりカップ
状やトレイ状に成形することもできる。かかる延伸フィ
ルムを製造するに当たっては、延伸温度は本発明のポリ
エステルのガラス転移点とそれより70℃高い温度の間
に設定すればよく、通常40〜170℃、好ましくは6
0〜140℃である。延伸は一軸でも二軸でもよいが、
好ましくはフィルム実用物性の点から二軸延伸である。
延伸倍率は、一軸延伸の場合であれば通常1.1〜10
倍、好ましくは1.5〜8倍の範囲で行い、二軸延伸の
場合であれば、縦方向及び横方向ともそれぞれ通常1.
1〜8倍、好ましくは1.5〜5倍の範囲で行えばよ
い。また、縦方向倍率/横方向倍率は通常0.5〜2、
好ましくは0.7〜1.3である。
【0020】また、該フィルムの未延伸原反は、総厚さ
50〜2000μ、好ましくは100〜1000μがよ
い。厚さ50μ未満では延伸時破断し易くなり、また、
2000μを越えると、急冷が難しくなるのと同時に、
延伸張力も大となるので、均一延伸が難しくなる。以上
の延伸フィルムは、そのままの状態でも使用できるが場
合によっては、更に延伸したフィルムを緊張下、100
℃以上融点以下、好ましくは150〜230℃で、0.
1〜30分好ましくは0.5〜5分間熱固定し、更にガ
スバリヤー性能や機械的強度を向上させて使用してもよ
い。
【0021】本発明のポリエステルから成る中空成形体
は、本発明のポリエステルから形成したプリフォームを
延伸ブロー成形してなるもので、従来よりPETのブロ
ー成形で用いられている装置を用いることができる。具
体的には、例えば、射出成形または押出成形で一旦プリ
フォームを成形し、そのままで、あるいは口栓部、底部
を加工後それを再加熱し、ホットパリソン法あるいはコ
ールドパリソン法などの二軸延伸ブロー成形法が適用さ
れる。延伸温度は、70〜120℃、好ましくは80〜
110℃で、延伸倍率は縦方向に1.5〜3.5倍、円
周方向に2〜5倍の範囲で行えばよい。
【0022】得られた中空成形体はそのまま使用するこ
とができるが、特に果汁飲料などのように熱充填を必要
とする内容液の場合には、一般に、更に、成形に用いた
同じブロー金型内、または別途設けた金型内で熱固定
し、耐熱性を向上させて使用される。この熱固定の方法
は、一般的には圧縮空気、機械的伸長などによる緊張
下、通常、100〜200℃、好ましくは120〜18
0℃で、通常、2秒〜2時間、好ましくは10秒〜30
分間行われる。
【0023】なお、本発明のポリエステルを用いた成形
体を製造するにあたって、本発明のポリエステルより成
る層と、PETを主体とするポリアルキレンテレフタレ
ートより成る積層体、または、これらの樹脂をブレンド
したものを利用することもできる。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。なお、実施中「部」は「重
量部」を意味するものとし、本実施例で使用した種々の
測定法を以下に示す。
【0025】 極限粘度 フェノール/テトラクロロエタン(50/50重量比)
中、30℃で測定した。
【0026】 アセトアルデヒド量 160℃で2時間水抽出後、ガスクロマトグラフで定量
した。
【0027】 不活性気体流量 不活性気体流量は単位時間(hr.)当りおよび単位樹
脂重量(kg)当りの流通した気体量を1気圧、25℃
に換算した体積量(1)で示した。
【0028】 ガス透過率 23℃、100%RHの条件下、「OX−TRAN 1
0/50A」酸素透過率測定装置(米国 Modern
Controls社製)又は、「PERMATRAN
C−IV」炭酸ガス透過率測定装置(米国 Mode
rn Controls社製)で測定し、cc・mm/
2 ・day・atmで示した。
【0029】 耐クリープ性試験 クエン酸一水和物12.5gに、0℃に調温した蒸留水
を加え溶かし、次にこの水溶液全量を試作瓶に充填し、
更に重炭酸ナトリウム15.0g投入後、直ちに密栓
し、数十秒間振とうして重炭酸ナトリウムを溶解させ
た。このとき、瓶内は、0℃、1気圧の状態で約4.0
倍容量の炭酸ガスを充填した状態に相当する。該瓶を気
温23℃、温度50%、または気温38℃、湿度90%
雰囲気に平らな面に置き、約2時間後における瓶中の液
面の線(以下「入味線」という。)を測定後、3〜12
週間同状態で保存した場合の入味線の低下長さを測定し
た。この場合、入味線の低下長さが小さいほど耐クリー
プ性に優れていることを示す。
【0030】 機械的強伸度特性 試作した瓶の胴部につき、JIS−K7113に従い、
気温23℃、温度50%の条件下、引張り試験機(IN
TESCO社製)により機械的強伸度を測定した。
【0031】 耐熱性試験 試作した瓶に、所定温度に加温した熱水990mlを充
填し、密栓して1時間室温に放置した。その後、開栓し
て空瓶とした後、目視で瓶の変形を観察した。各条件で
試作した瓶3本につき試験し、変形が認められた温度を
耐熱限界温度と判定した。
【0032】 環状三量体量(以下「CT量」とい
う) 共重合ポリエステル試料200mgを、クロロホルム/
ヘキサフルオロイソプロパノール(容量比3/2)混液
2mlに溶融し、更にクロロホルム20mlを加えて希
釈した。これに、メタノール10mlを加え、試料を再
析出させ、ろ過した後のろ液を得た。該ろ液を乾固後、
残渣にジメチルホルムアミド25mlに溶解した液につ
いて液体クロマトグラフ法にて分析定量した。なお、環
状三量体とは、重合中に副生するオリゴマー類の主成分
である。オリゴマー類は、成型時に金型などの装置類に
付着、汚染し、生産効率を低下させる原因となる。従っ
て、CT量が少ない方が好ましい。
【0033】実施例1 ジメチルテレフタレート9583部(全酸成分に対し9
6モル%)、エチレングリコール6390部及び酢酸マ
ンガン・4水塩2.1部を反応缶に加え、160℃から
220℃まで、4時間かけて漸次昇温し、エステル交換
反応を行った。この反応物に、1,3−フェニレンジオ
キシジ酢酸470部(全酸成分に対し4モル%)、正リ
ン酸1.5部、二酸化ゲルマニウム1.5部を加え、2
20℃から除々に昇温するとともに、重合槽内を常圧か
ら漸次減圧にし、275℃0.5torrの真空下、全
重合時間3時間で、極限粘度0.63の透明チップを得
た。該ポリエステルチップ表面を攪拌結晶化機(米国B
epex社製)中、150℃で結晶化させた後、静置式
固相重合塔に移し、201/kg・hrの窒素気体流通
下、120〜160℃で3時間乾燥し、200℃で10
時間固相重合した。該固相重合品の極限粘度は0.88
で、チップ中のアセトアルデヒド量が2.2ppm、C
T量が0.37重量%であった。
【0034】該固相重合処理チップから、シリンダー各
部およびノズル275℃、スクリュー回転数100rp
m、射出時間10秒、金型冷却水温10℃に設定した東
芝(株)製射出成形機IS−60Bでプリフォームを成
形した。このプリフォームを予熱炉90℃、ブロー圧力
20kg/cm2 、成形サイクル10秒に設定した二軸
延伸ブロー成形機により胴部平均肉厚300μ、内容積
約1リットルの瓶を得た。得られた瓶胴体部のガス透過
率、CT量、入味線低下長さ、および機械的強伸度の測
定結果を表−1に示す。
【0035】実施例2 テレフタル酸8200部(全酸成分に対し96モル%)
1,3−フェニレンジオキシジ酢酸470部(全酸成分
に対し4モル%)及びエチレングリコール3835部を
オートクレープに仕込み、窒素雰囲気の加圧(2.5k
g/cm2 )下、攪拌しつつ、220〜245℃で3時
間エステル化反応を行い、この間、生成する水を系外へ
留去した。このエステル化物に、正リン酸1.5部、二
酸化ゲルマニウム1.5部を加えた。以降、実施例1と
同様にして全重合時間3時間で、極限粘度0.65の透
明チップ、更に固相重合処理で極限粘度0.86、アセ
トアルデヒド量2.0ppm、CT量0.37重量%の
チップを得、続いて実施例1と同様にブロー成形して1
リットル瓶を得た。この瓶胴体部片のガス透過率、CT
量、入味線低下長さ、および機械的強伸度の測定結果を
表−1に示す。
【0036】実施例3 ジメチルテレフタレート9712部(全酸成分に対し9
7モル%)、エチレングリコール6500部、1,3−
フェニレンジオキシジ酢酸350部(全酸成分に対し3
モル%)を用いた以外は、実施例1と同様に操作し固相
重合後の極限粘度0.86、アセトアルデヒド量2.0
ppm、CT量0.39重量%のチップを得た。該チッ
プから、実施例1のプリフォームの首下長及び胴部外径
が各々4/5の長さ、胴部肉厚が1.32倍の小型プリ
フォームを作成し、実施例1と同様にブロー成形し1リ
ットル瓶とした。得られた瓶胴体部のガス透過率、CT
量、入味線低下長さ、および機械的強伸度の測定結果を
表−1に示す。
【0037】比較例1 ボトル用ポリエチレンテレフタレート(日本ユニペット
(株)製、RT−543C)から、実施例1と同様にブ
ロー成形し、1リットル瓶を得た。該瓶胴体片のガス透
過率、CT量、入味線低下長さ、および機械的強伸度の
測定結果を表−1に示す。
【0038】比較例2 ジメチルテレフタレート9392部(全酸成分に対し9
4モル%)エチレングリコール6450部、1,3−フ
ェニレンジオキシジ酢酸698部(全酸成分に対し6モ
ル%)を用いた以外は、実施例1と同様に処理し、極限
粘度0.87、アセトアルデヒド量2.0ppm、CT
量0.48重量%の固相重合チップを得た。このチップ
より実施例1と同様にブロー成形して得た1リットル瓶
とした。得られた瓶胴体部のガス透過率、CT量、入味
線低下、および機械的強伸度の測定結果を表−1に示
す。また、このチップのプレポリマーを攪拌結晶化機に
より、結晶化させた際、かなりの量のチップ間の融着現
象が認められ、固相重合後でも、3〜4個連結したチッ
プや変形チップが数多く認められた。
【0039】
【表1】
【0040】実施例4 実施例3で得た固相重合チップから、実施例3と同様な
プリフォームを作成し、熱固定装置付延伸ブロー機で、
1リットル瓶にブロー成形すると共に、該瓶を150℃
で10秒間熱固定し、耐熱果汁用瓶を得た。該耐熱瓶胴
部のガス透過率、および耐熱性試験の結果を表−2に示
す。また、この瓶に90℃で殺菌し、85℃に降温した
果汁を充填し、密栓後、15分間倒置したが、瓶形状に
変形は見られなかった。
【0041】比較例3 耐熱ボトル用ポリエチレンテレフタレート(日本ユニペ
ット(株)製、RT−543G)を使い、実施例4と同
様にブロー成形および熱固定をして耐熱果汁用1リット
ル瓶を得た。該瓶胴部のガス透過率、および耐熱性試験
の結果を表−2に示す。また、実施例4と同様にして、
85℃の果汁液を充填し、倒置したが変形は見られなか
った。本比較例2の瓶は、実施例4の瓶と比較し、耐熱
性は同等に認められたが、ガスバリヤー性において劣っ
ていた。
【0042】比較例4 比較例2で得た固相重合チップを使い、実施例4と同様
にブロー成形および熱固定をして耐熱果汁用瓶を得た。
該耐熱瓶胴部の耐熱性試験の結果を表−2に示す。ま
た、実施例4と同様にして85℃の果汁液を充填したと
ころ瓶全体に渡ってかなりの変形が認められた。
【0043】
【表2】
【0044】実施例5 ジメチルテレフタレート9583部(全酸成分に対し9
6モル%)、エチレングリコール6390部及び酢酸マ
ンガン・4水塩2.1部を反応缶に加え、160℃から
220℃まで、4時間かけて漸次昇温し、エステル交換
反応を行った。この反応物に、1,3−フェニレンジオ
キシジ酢酸470部(全酸成分に対し4モル%)、正リ
ン酸1.5部、二酸化ゲルマニウム1.5部を加え、2
20℃から徐々に昇温するとともに、重合槽内を、常圧
から漸次減圧にし、273℃、0.5torrの真空
下、全重合時間3.5時間で、極限粘度0.65の透明
チップを得た。
【0045】該チップを真空乾燥後、シリンダー及びノ
ズルを275℃、スクリュー回転数40rpmに設定し
た40mmφ押出機(Modern Machiner
y社製)で、1200μ肉厚のシートを成形した。この
押出シートを槽内90℃に設定したロング延伸機(米国
T.M.Long社、製)で3×3倍に同時二軸延伸し
た後、緊張下、オーブン中、200℃で120秒間熱固
定した。
【0046】得られた延伸フィルムは良好な外観を有
し、酸素ガス透過率は、1.07cc・mm/m2 ・d
ay・atmの優れた酸素ガスバリヤー性を示した。ま
た、この延伸フィルムを、プレッシャークッカー
((株)平山製作所製)中、120℃、相対湿度100
%の環境下で、1時間、レトルト処理した後、再度、酸
素ガス率を測定したが、1.09cc・mm/m2 ・d
ay・atmで、レトルト処理前とほとんど変化はな
く、また、外観の変化も認められなかった。
【0047】実施例6 テレフタル酸8200部(全酸成分に対し96モル
%)、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸470部(全
酸成分に対し、4モル%)及びエチレングリコール38
35部をオートクレーブに仕込み、窒素雰囲気の加圧
(2.5kg/cm2 )下、攪拌しつつ、220〜24
5℃で3時間、エステル化反応を行い、この間、生成す
る水を系外へ留去した。このエステル化物に、正リン酸
1.5部、二酸化ゲルマニウム1.5部を加えた。以
降、実施例5と同様にして、極限粘度0.65の無色透
明チップを得た。該チップを延伸倍率を3.5×3.5
倍とした以外は実施例5と同様に操作し、良好な外観を
有した延伸フィルムを得た。このフィルムの酸素ガス透
過率は0.95cc・mm/m2 ・day・atmであ
った。また、実施例5と同様なレトルト試験を行った
が、レトルト前後で酸素ガス透過率、外観に変化はなか
った。
【0048】実施例7 ジメチルテレフタレート9712部(全酸成分に対し9
7モル%)、エチレングリコール6500部、1,3−
フェニレンジオキシジ酢酸350部(全酸成分に対し3
モル%)を用いた以外は実施例5と同様に操作し、極限
粘度0.67の無色透明チップを得た。該チップを延伸
倍率を3.8×3.8倍とした以外は実施例5と同様に
操作し、良好な外観の延伸フィルムを得た。このフィル
ムの酸素ガス透過率は、0.96cc・mm/m2 ・d
ay・atmであった。また、実施例5と同様なレトル
ト試験を行ったが、レトルト前後で酸素ガス透過率、外
観に変化はなかった。
【0049】比較例5 包装フィルム用PET(ダイアホイル(株)製、ダイア
ホイル−H)から、実施例5と同様に操作し、外観のす
ぐれた延伸フィルムを得た。この延伸フィルムの酸素ガ
ス透過率は、1.58cc・mm/m2 ・day・at
mであり、実施例5と同様なレトルト試験によっても酸
素ガス透過率にはほとんど変化が認められなかったが、
実施例5〜7に比べると酸素ガスバリヤー性に劣ってい
た。
【0050】比較例6 ジメチルテレフタレート9392部(全酸成分に対し9
4モル%)、エチレングリコール6450部、1,3−
フェニレンジオキシジ酢酸698部(全酸成分に対し6
モル%)を用いた以外は、実施例5と同様に操作し、極
限粘度0.66の透明チップを得た。実施例5に従って
得た延伸フィルムの酸素ガス透過率は1.16cc・m
m/m2 ・day・atmであり、実施例5のフィルム
に比べ酸素ガスバリヤー性は、やや、劣っていた。この
フィルムは延伸性が悪く、偏延伸気味で、肉厚も不均一
になり易く、外観も見劣りした。
【0051】比較例7 延伸倍率を3.8×3.8倍とした以外は比較例6と同
様に操作し、延伸フィルムを得た。このフィルムは、や
や偏延伸気味であり、肉厚も不均一で外観も見劣りし
た。
【0052】
【発明の効果】本発明のポリエステルは透明性が高く、
かつガスバリヤー性、機械的強度、耐水性、耐熱性など
に優れている。また、該ポリエステルはオリゴマー含有
量が少ないので、成形時の金型などの装置の汚染が少な
く生産効率が高くなる。従って、これを用いて得られる
成形体は、各種のフィルム、シート、容器などの包装材
料として幅広く用いることができる。また、該ポリエス
テルは、それ単独で成形体とすることができるため、各
種の包装材料を、煩雑な装置、工程を経ることなく製造
することが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 22:00 C08L 67:02 (56)参考文献 特開 平5−125165(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 63/00 - 63/91

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレフタル酸またはそのエステル形成
    性誘導体を80〜99.5モル%と、フェニレンジオ
    キシジ酢酸またはそのエステル形成性誘導体を0.5〜
    4.5モル%、の割合で含むジカルボン酸成分と、ジオ
    ール成分とを共重合させて成るポリエステル。
  2. 【請求項2】 フェノール/テトラクロロエタン(重量
    比1/1)の混合溶媒中で測定した極限粘度が0.4〜
    2.0である請求項1のポリエステル。
  3. 【請求項3】 テレフタル酸またはそのエステル形成
    性誘導体を90〜99.0モル%と、フェニレンジオ
    キシジ酢酸またはそのエステル形成性誘導体を1.0〜
    4.0モル%、の割合で含むジカルボン酸成分を有する
    請求項1のポリエステル。
  4. 【請求項4】 フェニレンジオキシジ酢酸が1,3−フ
    ェニレンジオキシジ酢酸である請求項1のポリエステ
    ル。
  5. 【請求項5】 ジオール成分がエチレングリコールであ
    る請求項1のポリエステル。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のポリエステルを射出成
    形または押出成形によってプリフォームを成形した後、
    二軸延伸ブロー成形して成るポリエステル製中空容器。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のポリエステルを射出成
    形または押出成形によってプリフォームを成形した後、
    二軸延伸ブロー成形し、更に熱固定して成るポリエステ
    ル製中空容器。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のポリエステルを射出成
    形または押出成形して得られたシート状物を、少なくと
    も一方向に延伸して成るポリエステル製延伸フィルム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のポリエステルを射出成
    形または押出成形して得られたシート状物を、少なくと
    も一方向に延伸し、更に熱固定して成るポリエステル製
    延伸フィルム。
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