JP2002518527A - 二段水素化脱硫法 - Google Patents

二段水素化脱硫法

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JP2002518527A JP2000554658A JP2000554658A JP2002518527A JP 2002518527 A JP2002518527 A JP 2002518527A JP 2000554658 A JP2000554658 A JP 2000554658A JP 2000554658 A JP2000554658 A JP 2000554658A JP 2002518527 A JP2002518527 A JP 2002518527A
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Abstract

(57)【要約】 ナフサ原料ストリームの水素化脱硫法。該水素化脱硫法においては、反応器入口温度は、反応器入口における原料の露点以下であるので、ナフサは完全に触媒床内で蒸発する。約1〜約10wt%のMoO、約0.1〜約5wt%のCoOを適切な担体に担持して含む触媒を用いることが好ましい。これらは、また約60〜200Åの平均中間細孔直径、約0.1〜約1.0のCo/Mo原子比、約0.5×10−4〜約3.0×10−4gMoO/mのMoO表面濃度、および直径が約2.0mm未満の平均粒子サイズを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の分野 本発明は、ナフサ原料ストリームの二段水素化脱硫プロセスに関し、該水素化
脱硫プロセスにおいては、第一段は、約1〜約10wt%のMoO、約0.1
〜約5wt%のCoOを適切な担体上に含む触媒を含む。これらは、また約60
〜200Åの平均中間細孔直径、約0.1〜約1.0のCo/Mo原子比、約0
.5×10−4〜約3.0×10−4gMoO/mのMoO表面濃度、お
よび直径が約2.0mm未満の平均粒子サイズを有することを特徴とする。そし
て第二段は、少なくとも一種の第VIII族金属と、少なくとも一種の第VI族
金属とを無機酸化物担体上に含む通常の水素化脱硫触媒を含む。
【0002】本発明の背景 ナフサストリームは、合衆国のどの石油精製所においても主たる生成物である
。これらのストリームは、混合されて産業界で“ガソリンプール”といわれるも
のを構成する。そのようなストリーム、特に流動接触分解およびコーキングなど
の分解プロセスの生成物であるナフサストリームに関連するひとつの問題は、そ
れらが望ましくない硫黄を比較的高いレベルで含有することである。それらは、
また得られるガソリンプールのオクタン価に寄与する有用なオレフィンを含んで
いる。したがって、プロセス処理を通して、それらを低オクタンパラフィンに飽
和しないことが強く望まれる。ナフサストリームの脱硫に関して、特性を常に向
上してこのようなストリームの硫黄レベルを、ますます厳しくなる政府規制で要
求されるものより、常により低いレベルにすることができる触媒が依然として必
要とされている。この20年間にわたる研究により、ナフサ原料ストリームを脱
硫し、一方オレフィン飽和を最少限に保持するために、非常に多くの水素化脱硫
触媒およびプロセスがもたらされた。商業的に成功したナフサ水素化脱硫触媒が
今日用いられているが、最適な水素化脱硫をオレフィンの最小水素添加と組み合
わせることができる改良触媒が依然として必要とされている。
【0003】本発明の概要 本発明により、ナフサ原料の二段水素化脱硫法であって、 (i)該原料を、第一反応段において脱硫条件下で (a)約1〜10wt%のMoO (b)約0.1〜5wt%のCoO (c)約0.1〜1.0のCo/Mo原子比 (d)約60〜200Åのメジアン細孔直径 (e)約0.5×10−4〜3×10−4gMoO/mのMoO 表面濃度 (f)約2.0mm未満の平均粒子サイズ直径 を含む触媒と接触させて反応させる工程と、 (ii)第一段の反応生成物を第二段に送り、同様に該第二段を水素化脱硫条件
下で、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも一種の第VIII族
金属と、MoおよびWからなる群から選択される少なくとも一種の第VI族金属
、より好ましくはMoとを無機酸化物担体上に含む触媒とを接触させて運転する
工程とを含む二段水素化脱硫プロセスが提供される。
【0004】 本発明の好ましい実施態様においては、触媒は、酸素化学吸着法によって測定
して約800〜2800μモル酸素/gMoOの金属硫化物エッジ平面域(m
etals sulfide edge plane)を有する。
【0005】 本発明の他の好ましい実施態様においては、第VIII族金属はNiであり、
また第VI族金属はMoである。
【0006】 本発明の他の好ましい実施態様においては、水素化脱硫のプロセス条件は、反
応ユニットへの原料の入口温度が原料の露点より低く、また原料の100%が触
媒床内で蒸発しているものである。
【0007】 本発明の他の好ましい実施態様においては、gMoO/mで表したMoO 表面濃度は約0.75×10−4〜2.5×10−4であり、Co/Mo原子
比は約0.20〜0.85であり、また平均細孔直径は約75〜約175Åであ
る。
【0008】本発明の詳細な説明 本発明においては、使用に適したナフサ原料は、大気圧で約10〜約232℃
の範囲で沸騰する一種以上の製油所ストリームのいかなるものをも含むことがで
きる。一般に、ナフサ原料には、流動接触分解装置ナフサ(FCC接触分解ナフ
サ)、コーカーナフサ、水素化分解ナフサ、残油水素化処理ナフサ、デブタ天然
ガソリン(DNG)、およびナフサ沸点範囲のストリームを生成することができ
る他の供給源からのガソリン混合成分を含む分解ナフサが一般的に含まれる。F
CC接触分解ナフサおよびコーカーナフサは、接触および/または熱分解の反応
生成物であることから、一般にオレフィン性のナフサであり、また本発明で用い
る際により好ましいストリームである。
【0009】 ナフサ原材料、好ましくは分解ナフサ原料は、一般にパラフィン、ナフテン、
芳香族だけでなく、開鎖および環式オレフィン、ジエン、ならびにオレフィン側
鎖を有する環式炭化水素などの不飽和化合物も含む。分解ナフサ原料は、一般に
約60wt%、より典型的には約50wt%、最も典型的には約5〜約40wt
%の範囲の全オレフィン含有量を含む。分解ナフサ原料は、原料の15wt%、
より典型的には約0.02〜約5wt%の範囲のジエン含有量を含むことができ
る。ジエン含有量が高いと、安定性と色相が劣るガソリン生成物をもたらすこと
になる。一般に、分解ナフサ原料の硫黄含有量は、原料の全重量を基準にして約
0.05〜約0.7wt%、より典型的には約0.07〜約0.5wt%の範囲
であろう。一般に、窒素含有量は、約5〜約500wppm、より典型的には約
20〜約200wppmの範囲であろう。
【0010】 従来技術には、本発明の第一段で用いられるものと類似の多くの水素化脱硫触
媒がある。しかし、いずれも、本発明のもののように、独特な特性をすべて有し
、したがって相対的に低いオレフィン飽和とともに水素化脱硫の活性レベルを有
するものとして特徴付けることはできない。例えば、いくつかの通常の水素化脱
硫触媒は、典型的には本請求項の範囲のMoOおよびCoOレベルを含んでい
る。他の水素化脱硫触媒は、表面積および細孔直径が本触媒の範囲にある。本触
媒の特性がすべて存在する場合にのみ、このような低いオレフィン飽和とともに
水素化脱硫が高度に達成される。本発明の触媒の臨界的な特性には、次のものが
含まれる。すなわち、(a)触媒の全重量を基準にして、約1〜10wt%、好
ましくは約2〜8wt%、より好ましくは約4〜6wt%のMoO濃度、(b
)同様に触媒の全重量を基準にして、約0.1〜5wt%、好ましくは約0.5
〜4wt%、より好ましくは約1〜3wt%のCoO濃度、(c)約0.1〜約
1.0、好ましくは約0.20〜約0.80、より好ましくは約0.25〜約0
.72のCo/Mo原子比、(d)約60〜約200Å、好ましくは約75〜約
175Å、より好ましくは約80〜150Åのメジアン細孔直径、(e)約0.
5×10−4〜約3×10−4gMoO/m、好ましくは約0.75×10
〜約2.5×10−gMoO/m、より好ましくは約1×10−
約2×10−gMoO/mのMoO表面濃度、および(f)約2.0m
m未満、好ましくは約1.6mm未満、より好ましくは約1.4mm未満の平均
粒子サイズ、最も好ましくは、商業的な水素化脱硫装置用に可能な限り小さいこ
とである。最も好ましい触媒は、また酸素化学吸着試験で測定して高度の金属硫
化物エッジ平面域を有するであろうし、このことは、“Structure a
nd Properties of Molybdenum Sulfide:
Correlation of O Chemisorption with
Hydrodesulfurization Activity”(S.J.
Tausterら、Journal of Catalysis、第63巻、第
515〜519頁、1980年)に記載されており、また、これは引用として本
明細書に含まれる。酸素化学吸着試験には、エッジ平面域測定が含まれる。その
際、酸素パルスがキャリアガスストリームに加えられ、それは迅速に触媒床に浸
透する。例えば、酸素化学吸着は、約800〜2,800、好ましくは約1,0
00〜2,200、より好ましくは約1,200〜2,000μモル酸素/グラ
ムMoOであろう。水素化処理と水素化脱硫という用語は、本明細書では時々
区別なく使用される。
【0011】 本発明における第一段および第二段反応域のいずれの触媒も担持触媒である。
いかなる適切な無機酸化物担体も、本発明の触媒に用いられてよい。適切な担体
の限定しない例には次のものが含まれる。すなわち、アルミナ、シリカ、チタニ
ア、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸化バリウム、炭素、ジルコニア、
珪藻土、ならびに酸化セリウム、酸化ランタン、酸化ネオジム、酸化イットリウ
ム、および酸化プラセオジムを含む酸化ランタニド、クロミア、酸化トリウム、
ウラニア、ニオビア、タンタラ、酸化スズ、酸化亜鉛、ならびにリン酸アルミニ
ウムである。好ましくは、アルミナ、シリカ、およびシリカ−アルミナである。
より好ましくはアルミナである。金属硫化物エッジ平面域を高度に有する本発明
の触媒に対しては、マグネシアもまた用いることができる。担体には、鉄、サル
フェ−ト、シリカ、および担体を調製する間に存在しうる種々の金属酸化物など
の汚染物質が少量含まれることは明らかである。これらの汚染物質は、担体を調
製するのに用いられる素材物質中に存在し、また好ましくは担体の全重量を基準
にして、約1wt%未満の量で存在するであろう。担体は、実質的にこのような
汚染物質を含まないことがより好ましい。本発明の一実施態様においては、約0
〜5wt%、好ましくは約0.5〜4wt%、より好ましくは約1〜3wt%の
添加物が担体中に存在し、その際、添加物はリンおよび元素周期律表の第IA族
(アルカリ金属)の金属または金属酸化物からなる群から選ばれる。
【0012】 本発明の水素化脱硫プロセスは、典型的には分解ナフサ原料の予熱工程から始
まろう。すなわち、供給原料は、原料/留出物熱交換器で予熱された後、加熱炉
に入って目標とする反応域入口温度まで最終的に予熱される。原料は、予熱前、
予熱中および/または予熱後に水素含有ストリームと接触することができる。水
素含有ストリームは、また水素化脱硫反応域に加えられる。水素ストリームは、
純粋の水素であるか、または製油所の水素ストリームにみられる他の成分と混合
されていてもよい。水素含有ストリームには、たとえあるとしても、ほとんど硫
化水素を含まないことが好ましい。水素ストリームの純度は、少なくとも約50
容量%水素、好ましくは少なくとも約65容量%水素、より好ましくは最良の結
果が得られる少なくとも約75容量%水素であろう。
【0013】 各反応段は、複数の触媒床を含む1つ以上の固定床反応器を含むことができる
。いくらかのオレフィン飽和が起こり、またオレフィン飽和および脱硫反応が一
般に発熱を伴うことから、固定床反応器間または同反応器シェル内の触媒床間に
、段間冷却を用いることができる。水素化脱硫プロセスから発生する熱の一部は
回収され、また、この熱回収が有用でない場合には、冷却水または空気などの冷
却設備を通して、または水素クウェンチストリームを用いて冷却が行われる。こ
の方式により、最適反応温度をより容易に保持することができる。
【0014】 一般に、本発明のプロセスは、両段について約0.5〜約15hr−、好ま
しくは約0.5〜約10hr−1、最も好ましくは約2〜約10hr−の液空
間速度で運転される。
【0015】 第一反応段で水素化脱硫を行う最も好ましい方法は、原料の露点以下の反応器
入口温度を用いることであり、ナフサ留分は反応器入口で完全に蒸発しない。ナ
フサ原料が触媒に接触すると、水素化脱硫反応が始まるので、いくらかの反応の
発熱が蒸発の吸熱に吸収され、床内での蒸発が100%達成される(乾点運転)
。反応熱のいくらかが蒸発に移行することによって、反応器の全温度上昇が緩和
され、水素化脱硫がほんの少し減少するものの、全オレフィン水素添加の程度が
低減する。蒸発の程度は、ナフサ原料の入口露点温度(TDP、R)対反応器入
口温度(TIN、R)比によって定められる。ここで、Rはランキン度で表した
絶対温度である。露点温度は、Pro/II(Simulation Scie
nces Inc.から入手可能である)などのコンピューターソフトウェアプ
ログラムによって算出することができる。本態様においては、TDP/TIN
は0.990以上であるが、乾点運転が触媒床内で達成されない場合の比を下回
る。すなわち、比は、運転が反応器内ですべて混合相のままである点まで上がる
。比の限界は、選択された運転条件によっていくらか変化するであろう。比0.
990は、温度測定の位置の相違を含む入口温度測定の不確実性、および実際の
露点算出の不確実性を考慮して特定される。しかし、ナフサ原料は反応器入口で
完全には蒸発しないであろう。
【0016】 本発明の両反応段の触媒金属は、任意の適切な従来の方法によって、担体に沈
析されるか、または混合されることができる。例えば、第VIBおよび第VII
I族金属の熱分解性塩を用いる含浸法、または好ましい含浸法を用いるイオン交
換などの当業者に知られた他の方法である。適切な含浸水溶液には、限定するこ
となく、硝酸コバルト、モリブデンアンモニウム、硝酸ニッケル、およびメタ−
タングステンアンモニウムが含まれる。
【0017】 上記の含浸水溶液を用いて触媒担体に水素添加金属を含浸することは、初期の
湿潤技術を用いて行うことができる。触媒担体が予備焼成され、また全担体をち
ょうど湿潤するのに加える水の量が決定される。水溶液には所望の担体全体に沈
析するための水素添加成分金属の全量が含まれるように、含浸水溶液が添加され
る。含浸は、各金属に対して別々に行うことができるし(含浸の間に乾燥工程を
介在させることを含む)、または単一の含浸工程として行うこともできる。次い
で、飽和された担体は、分離され、水気が切られ、そして焼成の準備として乾燥
される。一般に、焼成は約250〜約650℃、より好ましくは約425〜約6
00℃の温度で行われる。
【0018】 本発明のナフサ原料の水素化脱硫は、両反応段において次の条件で行われても
よい。 条件 広い範囲 好ましい範囲 温度(℃) 230〜370 260〜355 全圧(psig) 200〜800 200〜500 H供給速度 SCF/B 200〜5000 1500〜3000 H純度 v% 50〜100 65〜100 LHSV 0.5〜15 0.5〜10 標準立方フィート/バレル 液空間速度
【0019】 これらの範囲以下の反応圧力および水素循環速度は、高い触媒劣化速度をもた
らし、選択的水素化処理の効率低下をもたらす。過度に高い反応圧力は、エネル
ギーと設備費用を増大させ、限界利益の減少をもたらす。
【0020】 以下の実施例は、本発明を説明するために示され、またいかなる場合も限定し
て解釈されるものではない。
【0021】実施例1 クエン酸8.590gを脱イオン水15mlに溶解して溶液を調製し、これに
炭酸コバルト2.840gを加えた。得られた溶液を沸騰するまで加熱し、次に
溶液が透明になるまで静置した。次いで、加熱された溶液をほぼ室温に冷却し、
そして七モリブデン酸アンモニウム6.533gを添加した。溶液が透明になっ
た後、溶液を脱イオン水で73.3mlに希釈した。中間アルミナ押出し成形物
118.2g(84.6wt%の固形分および残りの吸着水を含む)を溶液に加
え、数分間撹拌して粒子全体を湿潤した。中間アルミナ押出し成形物は、1/1
6インチの平均直径、87Åの水銀注入法で測定したメジアン細孔直径、約27
0m/gの表面積、および約0.60cm3/gの細孔容積を有する円筒形状
であった。粒子を湿潤した後、溶液を蒸発皿に入れ、フードの下で一夜空気乾燥
した。その後、約120℃で4時間乾燥し、次いで、455℃で2時間空気中で
焼成した。得られた触媒は、触媒Aであり、これを以下の実施例3で使用する。
【0022】実施例2 等温、アップフロウ、かつ全気相運転を、小さな固定床ユニットを用いて、中
間接触分解ナフサ(ICN)原料について行った。ナフサは、沸点範囲80〜1
55℃(5%および95%留出点)、全硫黄740wppm、臭素価46を有す
るものであった。本実施例および本明細書のすべての実施例においては、オレフ
ィンの飽和は、臭気価試験(ASTM 1159)を用いて測定された。一連の
アルミナ担持5wt%MoO触媒は、コバルト対モリブテンの原子モル比を0
.0〜0.86(0.0〜2.4wt%のCoOが添加された)に変化させて調
製された。これらの触媒のMoO表面濃度は、1.0および2.0×10− gMoO/mの間にあり、平均粒子直径は1/32インチであり、またメジ
アン細孔直径は、酸化形態の新触媒への水銀注入法で測定して75〜76Åであ
った。各触媒は、10%HS/Hガス混合物を用いて、370〜400℃お
よび8時間かけてその場で硫化され、250℃に冷却された後、ナフサ原料が導
入された。試験では、反応器条件は、275℃、1000SCF/B、100%
水素処理ガス、全入口圧力200psig、および一定空間速度であった。以下
の表Iに、選択係数(x10)およびCo/Mo原子モル比を列記する。選択係
数は、先に米国特許第4,149,965号に記載されたが、水素化脱硫速度定
数対オレフィン水素添加速度定数の比として定義される。
【0023】
【数1】
【0024】 ここで、S、Sは、それぞれ原料および生成物の硫黄レベルであり、また
Br、Brは、それぞれ原料および生成物の臭素価レベルである。 表Iには、Co/Moモル比が0.0を超え、また0.86未満であるときに
選択性が最大になることが示される。
【0025】
【表1】
【0026】実施例3 等温、アップフロウ、かつ全気相パイロットプラント運転を、ICN原料(7
0〜163℃、全硫黄775wppm、臭素価49.2)について、274℃、
全入口圧力200psig、処理ガス/油比2000SCF/B、100%水素
処理ガスおよび一定LHSVで行った。三つの触媒をこのような条件で試験した
。すなわち、(1)触媒A、本明細書の実施例1で調製されたもので、アルミナ
担体(87Åのメジアン細孔直径と1/16インチの粒子直径とを有する)にM
oOを5.2wt%およびCoOを1.5wt%担持した本発明のもの、(2
)触媒B、アルミナ担体(85Åのメジアン細孔直径と1/16インチの粒子直
径)にMoOを8.2wt%およびCoOを2.4wt%担持したもの、およ
び(3)触媒C、市販のRT−2触媒で、約12wt%のMoOと4wt%の
CoOとを含むもの(67Åのメジアン細孔直径と1/16インチの粒子直径)
である。三触媒のCo/Moモル比は0.55〜0.63の範囲であった。第4
の触媒、触媒Dもまた試験したが、先ず、触媒を重質カットサフサ原料(全硫黄
1757wppm、臭素価29.7)で24日間運転した後、上記のICN原料
および条件に切り替えた。触媒Dは、市販のKF−742触媒で、約15wt%
のMoO、4wt%のCoO、72Åのメジアン細孔直径および1.3mmの
粒子直径を有する。すべての触媒は、10%HS/Hガス混合物を用いて、
371℃および15時間かけてその場で硫化され、93℃に冷却された後、最初
のナフサ原料が導入された。ICN原料が導入された後、触媒は4〜11日間か
けてライン−アウトされた。表IIに、MoO表面濃度の関数として選択係数
(X10)を示した。触媒Aは、本発明の触媒であるが、MoO表面濃度が2
.9×10−4gMoO/m未満の場合に、明らかな選択性の向上を示した
。同じ触媒について、処理ガス/油比は、2000SCF/Bでバランスさせた
後、1000SCF/Bに変えた。再度、触媒Aは、MoO表面濃度が2.9
×10−4gMoO/m未満の場合に、明らかな選択性の向上を示した。
【0027】
【表2】
【0028】実施例4 三つの低金属触媒について、その温度依存性を、ICN原料(71〜167℃
、全硫黄922wppm、臭素価58)を用いて、全入口圧力200psig、
処理ガス/油比1000SCF/B、100%水素、および260〜288℃で
試験した。運転は、等温かつアップフロウ反応器で、全気相運転で行われた。触
媒は、実験室で調製され、3.2〜5.2wt%範囲のMoO含有量および0
.9〜1.5wt%範囲のCoO含有量を有した。メジアン細孔直径を有意に変
化させた三つの異なるアルミナ担体が用いられた。担体は、58Å メジアン細
孔直径(MPD)を有する担体X、87Å MPDを有する担体Y、および13
1Å MPDを有する担体Zとして引用された。触媒の平均粒子直径は、すべて
1/16インチ未満として、細孔直径の効果を温度と区別した。各触媒は、10
%HS/Hガス混合物を用いて、371℃および15時間かけてその場で硫
化され、93℃に冷却された後、最初のICN原料が導入された。触媒および水
素化脱硫(HDS)の結果を、温度の関数として下記の表IIIに報告する。
【0029】
【表3】
【0030】 触媒2および3のいずれについても、%HDSは、260〜288℃で一様に
向上した。しかし、触媒1については、274〜288℃でわずかな向上しか認
められず、58Åの小さな平均細孔サイズに起因するHDS拡散制限が示された
。したがって、本発明の触媒は、中位の運転温度において、58Åを超えるメジ
アン細孔直径を有しなければならない。
【0031】実施例5 等温、アップフロウかつ全気相パイロットプラント運転を、重質接触分解ナフ
サ(HCN)原料(72〜228℃、全硫黄2075wppm、臭素価33.9
)について、下記表IIIに列記した触媒を用いて行った。二つの低金属CoM
o触媒を、酸化形態の新アルミナについて水銀注入法で測定したメジアン細孔直
径が87Å(担体Y)と131Å(担体Z)のアルミナを用いて作製した。用い
た第三の触媒は、メジアン細孔直径が77Åの高活性市販触媒(KF−752)
であった。高活性触媒の性能を、低金属触媒と同様のレベルで監視するために、
高活性触媒の容量を、少なくして反応器に充填した(係数4.7)。これにより
、この触媒に対しては非常に高い空間速度がもたらされた。各触媒は、10%H S/Hガス混合物を用いて、370℃および15時間かけてその場で硫化さ
れ、93℃に冷却された後、HCN原料が導入された。
【0032】 触媒を、まず296℃、800SCF/B、および全入口圧力325psig
のベース条件で10日間ライン−アウトした。この期間の後、温度を338℃に
上げ、空間速度を各触媒について係数2だけ高めた。通油一日後のデータをとっ
た(ケースI)。8日後、条件をベース条件に切り替えた。4日後、条件を35
4℃および300SCF/Bに変え、再度通油1日後のデータをとった(ケース
II)。表IVに三つの触媒に対する%HDSの結果を示す。
【0033】
【表4】
【0034】 ベースケースをケースIと比較すると、高活性触媒はHDSレベルの向上が最
も小さいことが示された。ベースケースをケースIIと比較すると、高活性触媒
のHDSレベルが顕著に低減し、一方、各低金属触媒のHDSレベルはほぼ一定
であることが示された。ケースIおよびIIのいずれも、337℃を超える温度
で、HCN原料について、高活性触媒には大きなHDS拡散限界があることを示
した。したがって、メジアン細孔直径は、高温運転に対して、77Åより大きく
なければならない。
【0035】実施例6 等温、アップフロウかつ全気相パイロットプラント運転を、二つの非常に類似
したHCN原料(沸点範囲72〜228℃、全硫黄1760(原料L)〜207
5wppm(原料H)、臭素価29.7(原料L)〜33.2(原料H))を用
いて行った。実験室で調製した低金属触媒および商業的に製造された低金属触媒
を、市販触媒RT−2およびKF−742と比較した。低金属触媒は、84〜8
7Åのメジアン細孔直径を有する1.3mm不斉四葉であり、また4.2wt%
のMoOおよび1.2〜1.3wt%のCoOをアルミナに担持して含む。市
販RT−2は、67Åのメジアン細孔直径を有し、また約12wt%のMoO および4wt%のCoOを含む1/16インチ押出し成形物である。KF−74
2市販触媒は、72Åのメジアン細孔直径を有し、また15wt%のMoO
よび4wt%のCoOを含む1.3mm四葉である。各触媒は、10%HS/
ガス混合物を用いて、371℃および15時間かけてその場で硫化され、9
3℃に冷却された後、ナフサ原料が導入された。この試験では、反応器条件は、
302℃、1000SCF/B、80%水素/20%メタン処理ガス、および全
入口圧力325psigであった。空間速度は、96〜99%のHDSレベルが
得られるように調整された。下記の表Vに、算出選択係数とともにHDSおよび
オレフィン水素添加(OH)レベルを要約する。選択係数は、低金属触媒がHD
Sに対して最も選択的であることを示す。
【0036】
【表5】
【0037】実施例7 等温、アップフロウかつ全気相パイロットプラント運転を、HCN原料(85
〜237℃、全硫黄1760wppm、臭素価29.7)について、288℃、
全入口圧力325psig、処理ガス/油比1000SCF/B、80%水素/
20%メタン処理ガス、および一定LHSVで行った。実験室で調製した触媒(
5.2wt%のMoOおよび1.5wt%のCoOを、87Åのメジアン細孔
直径を有するアルミナ担体に担持して含む)を、高活性市販Co/Mo触媒KF
−742と比較した。いずれの触媒も、10%HS/Hガス混合物を用いて
、371℃および15時間かけてその場で硫化され、93℃に冷却された後、H
CN原料が導入された。一定条件で比較すると、低金属触媒は、90%に近い硫
黄除去レベルを達成することができ、一方、かなり低いオレフィン水素添加がも
たらされた(表VI参照)。
【0038】
【表6】
【0039】実施例8 等温、アップフロウかつ全気相パイロットプラント運転を、ICN原料(71
〜166℃、全硫黄978wppm、臭素価49.7、API49.1、全窒素
29wtppm)について、274℃、全入口圧力200psig、1000S
CF/B、100%水素処理ガス、および一定LHSVで行った。表VIIに、
試験した触媒をまとめて示す。担体aおよびbはいずれもアルミナであった。各
触媒は、10%HS/Hガス混合物を用いて、371℃および15時間かけ
てその場で硫化され、93℃に冷却された後、ICN原料が導入された。ICN
原料が導入された後、触媒は10〜11日間かけてライン−アウトされた。
【0040】
【表7】
【0041】 本明細書の図1に、上記表VIIに示す触媒について、HDS相対活性対金属
硫化物エッジ平面域のプロットを示す。相対HDS活性は、各触媒について、1
.33次の反応次数を用いて重量MoOベースで算出し、次いで、市販触媒E
(100とする)に対する値に標準化した。表VIIの選択係数がほぼ一定であ
ることから、約800μモルO/gMoOより高く、かつ約2800μモル
/gMoOより低い金属分散性を得ることにより、同じ選択性を維持しつ
つ、ベース触媒E(同様に高い選択性を保持する)よりも高いMoO重量当り
のHDS活性を有する触媒がもたらされることが明らかである。MoO重量当
りのHDS活性は、約1200および2000μモルO/gMoOの間で最
高となると思われる。
【0042】実施例9 HCN原料(99〜232℃、全硫黄2200wppm、臭素価21.1)を
、本発明の新規な触媒(1.3mm不斉四葉、4.2wt%のMoO、1.2
wt%のCoO、87Åメジアン細孔直径を有するアルミナ担体)の固定床を用
いる商業的水素化処理設備で処理した。触媒は、HCN原料を水素化するのに先
立って、標準的な商業的方法で硫化された。下記の表VIIIに、二つの条件を
要約する。条件Aは、反応器入口温度が算出入口露点より高いケースであり、一
方、条件Bは、反応器入口温度が算出露点より低いケースである。条件Aを条件
Bと比較すると、入口における露点は、水素流速ほぼ一定で、空間速度を係数2
.3だけ高くし、また反応圧力を45psigだけ高くした結果として変化した
。条件Bの温度上昇は、反応器出口における生成物が完全に蒸発したこと、すな
わち運転が反応床において乾点で行われたことを示す。
【0043】
【表8】
【0044】 表VIIIは、二つの条件のHDSレベルが近く、一方、オレフィン水素添加
が顕著に相違(条件Aの83%対条件Bの33%)することを示す。これは、条
件Aに対する条件Bの選択係数が2.7係数向上することに相当する。大きなオ
レフィン水素添加の低減は、3.5RON、1.6MONの優れたオクタンセー
ビングをもたらし、一方、HDSレベルは90%を超えて維持された。ロードオ
クタン、(ΔRON+ΔMON)/2のロスは、93%HDSで単に0.65で
あったことに注目されたい。優れた水素消費セービングも低いオレフィン水素添
加レベルから実現された。
【0045】実施例10 HCN原料(99〜232℃、全硫黄2200wppm、臭素価21.1)を
、本発明の新規な触媒(1.3mm不斉四葉、4.2wt%のMoO、1.2
wt%のCoO、87Åメジアン細孔直径を有するアルミナ担体)の固定床を用
いる商業的水素化処理設備で処理した。触媒を、HCN原料を水素化するのに先
立って、標準的な商業的方法で硫化した。下記の表IXに、商業的設備で二ヶ月
間運転された10条件を要約する。この期間中の全反応器圧力は、280〜35
0psigであり、一方LHSVはベースレベルに対して2.85係数だけ変化
した。表IXには、各条件での期間平均値である%HDSおよび%OHも列記し
た。
【0046】
【表9】
【0047】 上記の条件1〜3は、TDP/TIN比が0.990以下であり、1.5未満
の低い選択性値を示す。条件4〜10は、TDP/TIN比が0.990以上で
あり、1.8〜3.2の選択性値を示す。これらのデータは、本発明の触媒を用
いる商業的設備の種々の条件に対して、TDP/TIN比が0.990以上であ
るかぎり、高選択性値が得られることを示す。
【0048】実施例11 本発明の触媒および通常の触媒を本実施例で用いた。本発明の触媒には、4.
2wt%のMoO、および1.2wt%のCoOが、約87Åのメジアン細孔
直径を有するアルミナ担持に担持して含まれた。通常の触媒は、KF−742と
して示される触媒(Akzo Nobelより入手可能)であり、約15wt%
のMoO、および4wt%のCoOが、約72Åのメジアン細孔直径を有する
アルミナ担持に担持して含まれた。いずれの触媒も、1.3mm不斉四葉サイズ
で試験された。各触媒は、10%HS/Hガス混合物を用いて、約16時間
かけて二つの保持温度(232℃および371℃)でその場硫化され、93℃に
冷却された後、ナフサ原料が導入された。すべての試験は、等温、アップフロウ
かつ全気相パイロットユニットで運転された。二段床でRT−2およびKF−4
72をフルに充填した試験が、Baton Rougeの重質接触分解ナフサ(
沸点範囲72〜246℃、全硫黄2321wppm、臭素価23.5)を用いて
実施された。二重床の充填容量パーセントは、RT−225(入口)/KF−4
72(出口)を87/13および74/26として比較された。すべての試験は
、260/277/293℃、2600scf/b、100%水素処理ガス、お
よび全入口圧力300psigの反応器条件で実施された。空間速度は、6.5
LHSVの一定に保持された。図1に、四つの運転から得られた%HDS対%O
Sをプロットする。選択性は、パーセントHDS対パーセントオレフィン飽和の
プロットで直接示される。
【0049】 図1には、RT−225と比較した際の多段床に対する等価選択性が示される
。また、KF−742単独に対して、多段床の選択性がかなり向上した。等価選
択性は、触媒が、一定のHDSレベルで類似のオレフィン飽和を示すであろうこ
とを意味する。図1の実施例は、多段床およびRT−225のいずれも、95%
HDSで約28%のオレフィンを飽和し、一方、KF−742は約35%を飽和
することを示す。
【0050】 図2は、100%RT−225充填反応器の参照ケースに対して、RT−22
5およびKF−742を含む多段床が、優れたHDS活性の向上を有することを
示す。87vol%RT−225/13vol%KF−742の多段床に関する
相対容量活性は180であり、74vol%RT−225/26vol%KF−
742の多段床に関する相対容量活性は200であった。KF−742は、多段
床の第二段(出口)触媒として充填され、HDS選択性RT−225は入口に充
填されて、触媒システムの全HDS性能が高められた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本明細書の実施例11に示した例に関する、パーセント
水素化脱硫対パーセントオレフィン飽和のプロットである。
【図2】 図2は、本明細書の実施例11の触媒システムに関する、水素化
脱硫の相対容量活性を示す棒グラフである。ここで、一つの触媒系は本発明の触
媒のみの床であり、第二の触媒系は87vol%の本発明の触媒と13vol%
の通常触媒KF−742とを含む床であり、また第三の触媒系は74vol%の
本発明の触媒と26vol%の通常触媒KF−742とを含む床である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AU,BA,BB,BG,BR,CA ,CN,CU,CZ,EE,GE,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KP,KR,LC,LK,L R,LT,LV,MG,MK,MN,MX,NO,NZ ,PL,RO,SG,SI,SK,SL,TR,TT, UA,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 カウフマン,ジェフリー,ローレンス アメリカ合衆国,テキサス州 77345,キ ングウッド,シーダーヴィレ ドライブ 2807 (72)発明者 コーカー,ジョン,カルビン アメリカ合衆国,ルイジアナ州 70809、 バトンルージュ,イニスウオルド 4533 Fターム(参考) 4G069 AA03 BA01A BA01B BA02A BA03A BB01A BB01B BB04A BB04B BC57A BC59A BC59B BC65A BC67A BC67B BD02A BD02B BD07A BD07B CC02 DA06 EB18X EB18Y EC07Y EC14X EC14Y EC15X EC15Y EC27 EC29 EE09 FC08 4H029 CA00 DA00 DA09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナフサ原料の二段水素化脱硫法であって、 (i)該原料を、第一反応段において水素化脱硫条件下で、 (a)約1〜10wt%のMoO (b)約0.1〜5wt%のCoO (c)約0.1〜1.0のCo/Mo原子比 (d)約60〜200Åのメジアン細孔直径 (e)約0.5×10−4〜3×10−4gMoO/mのMoO 表面濃度 (g)約2.0mm未満の平均粒子サイズ直径 を含む触媒と接触させて反応させる工程と、 (ii)第一段の反応生成物を第二段に送り、同様に該第二段を水素化脱硫条件
    下で、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも一種の第VIII族
    金属と、MoおよびWからなる群から選択される少なくとも一種の第VI族金属
    、より好ましくはMoとを無機酸化物担体上に含む触媒と接触させて運転する工
    程とを含むことを特徴とする二段水素化脱硫法。
  2. 【請求項2】 MoO量は約2〜8wt%であり、CoO量は約0.5〜
    4wt%であり、無機担体はアルミナ、シリカ、およびシリカ−アルミナからな
    る群から選択される1種であることを特徴とする請求項1に記載の二段水素化脱
    硫法。
  3. 【請求項3】 Co/Mo原子比は約0.20〜約0.80であり、メジア
    ン細孔直径は約75〜約175Åであることを特徴とする請求項2に記載の二段
    水素化脱硫法。
  4. 【請求項4】 触媒は、約800〜2800μモル酸素/gMoOの金属
    硫化物エッジ平面域(酸素化学吸着法によって測定)を有し、MoO表面濃度
    は約0.75×10−4〜約2.5×10−4であることを特徴とする請求項3
    に記載の二段水素化脱硫法。
  5. 【請求項5】 プロセスユニットは、反応ユニットへの原料の入口温度が原
    料の露点より低く、また原料の100%が触媒床内で蒸発するように運転される
    ことを特徴とする請求項4記載の二段水素化脱硫法。
  6. 【請求項6】 MoO量は約4〜6wt%であり、CoO量は約1〜3w
    t%であり、無機担体はアルミナ、シリカ、およびシリカ−アルミナからなる群
    から選択される1種であることを特徴とする請求項5に記載の二段水素化脱硫法
  7. 【請求項7】 Co/Mo原子比は約0.25〜約0.72であり、メジア
    ン細孔直径は約80〜約150Åであることを特徴とする請求項6に記載の二段
    水素化脱硫法。
  8. 【請求項8】 MoO表面濃度は、約1×10−4〜約2×10−4gM
    oO/mであることを特徴とする請求項7に記載の二段水素化脱硫法。
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