JP2002518256A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 次の各工程、すなわち、
− ブランクを巻いて水平断面が閉じた形状とし、該ブランクの両側のエッジで継ぎ合わせることによる、ブランクからの側壁ブランクの形成と、
− 該側壁ブランクの一方の端部の、注ぎ口を備えたふた部材による封緘と、
− 該側壁ブランクの他方の端部の底部材による密閉と、
− 容器の充填とを含む容器形成方法において、
先ず、前記ふた部材の注ぎ口を開口可能な閉じ部材で完全に密閉し、該ふた部材を前記側壁ブランクの端部へ挿入し、その後、前記容器を、前記側壁ブランクの端部を開いたままこれを通して充填し、該開いたままの端部を前記底部材で封緘することによって前記容器を閉じ、緊密な容器を形成することを特徴とする容器形成方法。
【請求項２】 請求項１に記載の方法において、前記密閉した注ぎ口を有するふた部材は、連続した密閉された注ぎ口を設けた連続ウェブから、脱着可能な該ふた部材の位置に対応する場所で切り出すことを特徴とする容器形成方法。
【請求項３】 請求項１または２に記載の方法において、前記ふた部材のエッジは、該ふた部材のなす平面から相当に上方へ突出するように折り曲げておき、該ふた部材および前記側壁ブランクを合わせて、該ふた部材が該側壁ブランクの内側になり、そのエッジが該側壁ブランクの長手方向になるように配置し、その後、該側壁ブランクの端部は、該ふた部材のエッジの周囲において、内側へ折り曲げることを特徴とする容器形成方法。
【請求項４】 請求項１または２に記載の方法において、ふた部材によって密閉した側壁ブランクは、様々な処理ステーションの間を移送される巻き付け心棒に該側壁ブランクが巻き付けられる容器形成装置内で形成し、密閉された注ぎ口を有する前記ふた部材は、前記巻き付け心棒の端部に配置して該側壁ブランクへ挿入し、形成された容器は、一方の端部を開口した状態で充填装置へ移送し、それらを、該開口した端部を上に向けた直立姿勢で連続して移動させ、それらを充填する前記充填ステーションを通過させることを特徴とする容器形成方法。
【請求項５】 請求項４に記載の方法において、缶は、前記容器形成装置から前記充填装置へ、巻き付け心棒からその長手方向に移送することを特徴とする容器形成方法。
【請求項６】 請求項５に記載の方法において、前記缶は、前記開口した端部を上に向けた直立姿勢で、コンベアの軌道から前記充填装置へ搬送することを特徴とする容器形成方法。
【請求項７】 請求項６に記載の方法において、前記缶は、逆Ｕ字形のコンベア軌道に沿って、前記容器形成装置から前記充填装置へ搬送することを特徴とする容器形成方法。
【請求項８】 請求項５ないし７のいずれかに記載の方法において、前記缶は、空圧により、前記容器形成装置から前記充填装置へ、コンベア軌道として機能する管に沿って、望ましくは排出ステーションで、前記巻き付け心棒の長手方向に、該巻き付け心棒に続く管に沿って搬送することを特徴とする容器形成方法。
【請求項９】 請求項１ないし８のいずれかに記載の方法において、前記注ぎ口は閉じフラップで閉じ、該フラップはそのエッジにおいて前記ふた部材の材料に前記注ぎ口の周囲で継ぎ合わせることを特徴とする容器形成方法。
【請求項１０】− 水平断面が閉じた形状を有する側壁ブランクを形成するように巻かれたブランクを端部部材と継ぎ合わせることによって、ブランクからケーシングおよび端部部材を形成する連続したステーションを含む容器形成装置と、
− 前記ケーシングを充填および封緘する連続したステーションを有する充填装置と、
− 前記容器形成装置と充填装置との間で前記ケーシングを該充填装置へ移送するコンベア軌道とを含む充填済容器形成用包装機械において、
− 前記容器形成装置はステーションを含み、該ステーションには、脱着可能な閉じフラップで閉じられた注ぎ口を設けた端部部材を供給する供給装置があり、これによって該ステーションは前記側壁ブランクとふた部材とを接合するように配設され、
− 前記充填装置は、側壁ブランクおよびふた部材を含み開口した端部を上に向けて前記コンベア軌道を搬送されるケーシングを、該開口した端部からケーシングに充填するように配設された充填ステーションを通して移送するように配設され、
− 前記充填装置は封緘ステーションを含み、これに接続して底部材を供給する供給装置があり、これによって、充填されたケーシングの前記開口した端部を前記底部材で封緘するように密封ステーションが配設されていることを特徴とする包装機械。
【請求項１１】 請求項10に記載の包装機械において、前記コンベア軌道は、前記ケーシングがその長手方向に装置間を移送されるように配設されていることを特徴とする包装機械。
【請求項１２】 請求項11に記載の包装機械において、前記コンベア軌道は、前記ケーシングを実質的に直立した巻き付け心棒から移送し該ケーシングを回して逆さまにし該ケーシングをその開口した端部を上に向けて前記充填装置へ搬送するため、逆Ｕ字の形を有することを特徴とする包装機械。
【請求項１３】 請求項11または12に記載の包装機械において、前記コンベア軌道は、空気流路が連結され空圧による移送が行われる管であることを特徴とする包装機械。
【請求項１４】 実質的に均一の幅を有し長手方向には連続する注ぎ口がある、容器の端部部材を形成するブランクウェブにおいて、該ブランクウェブにおける前記注ぎ口は、開口可能な閉じフラップで完全に封緘されていることを特徴とするブランクウェブ。
【請求項１５】 請求項14に記載のブランクウェブにおいて、封緘部品は閉じフラップすなわちプルタブであり、該プルタブは、それらのエッジで前記ブランクウェブの表面上の前記注ぎ口の周囲に継ぎ合わされていることを特徴とするブランクウェブ。
【請求項１６】 請求項14または15に記載のブランクウェブにおいて、該ウェブは液体包装用板紙で作られていることを特徴とするブランクウェブ。
【請求項１７】 水平断面が閉じた側壁ブランクを含み、該ブランクの上端部には開口可能な閉じ部材で完全封緘された注ぎ口を設けたふた部材が配され、該ブランクの下端部には底部材があり、これによって該ふた部材および底部材は前記側壁ブランクの内側になるように配設され、該側壁ブランクの上端部のエッジ区域および下端部のエッジ区域は、前記ふた部材および底部材のエッジ上へ内側にそれぞれ折り曲げられ、それらのエッジは前記側壁ブランクの長手方向に折り曲げられている、特に飲料容器などの充填済容器において、前記側壁ブランクは、上方に向かって先細りの円錐形であることを特徴とする充填済容器。