JP2002517345A - 長期輸送時における軽金属製リムを持つ車両ホイール用カバー - Google Patents

長期輸送時における軽金属製リムを持つ車両ホイール用カバー

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JP2002517345A JP2000553293A JP2000553293A JP2002517345A JP 2002517345 A JP2002517345 A JP 2002517345A JP 2000553293 A JP2000553293 A JP 2000553293A JP 2000553293 A JP2000553293 A JP 2000553293A JP 2002517345 A JP2002517345 A JP 2002517345A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、長期輸送時における軽金属製リムを持つ車両ホイール用カバーに関し、表面を覆うようにしてリムフランジを越えて軽金属製のリムの外表面と係合する、丸く閉じた本質的に硬いフィルム成形物を用いる。カバーは、フィルム成形物に一体に形成された隆起によって、車両ホイールの凹部において中心的に係合固定される。本発明によれば、既知のセンター穴を、フィルム成形物を車両ホイールによりしっかりと中央に固定するために用いる。フィルム成形物は、その中心に、車両ホイールのセンター穴の中へ圧入される円筒形の延長部を有する。センター穴の内面は、好ましくは台形断面の円周溝を有していると良い。フィルム成形物の円筒形延長部は、円周上に複数の係止突起を有しており、この係止突起は、ホイール側面に形成された円周溝と軸線上の位置および断面形状が一致しており、円周溝に確実に係合する。挿入を容易にするために、円筒形延長部の周面に、複数の軸方向に走る溝が形成されている。フィルム成形物は、リム外側面を覆う部分が、波形断面に設計されており、波形の中央線は、それ自体が軸方向外側に向かってアーチ状に曲線を描いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の前提部分の記載にもとづく、長期輸送時における軽金属
製リムを持つ車両ホイール用カバーに関する。このようなカバーは、例えばDE
19634508 C1により知られている。
【0002】 軽金属製リムは、ハブキャップによって覆われたスチール製リムと比較して、
強い透水性を持つために、長期間の輸送中において、外面が錆びることからブレ
ーキディスクを守るために、個別の輸送用カバーを必要とする。
【0003】 序文で挙げたドイツ特許出願DE 19634508 C1によれば、車両の
ホイールは、密閉フィルムの成形物で覆われ、この成形物はホイールのスクリュ
ー/ナットあるいは相当するざぐり穴に非強制的に係合する締結ボスによって、
車両ホイールの中央に固定される。そのようにして、手作業によりカバーの脱着
を簡単で早く行うことが可能であるけれども、幾千も発生するケースすべてに、
車両ホイールの安全な保持は得られない。そのため、個々のケースにおいては、
カバーが輸送の間及び/または強い横風によって、ホイールから緩んでしまうこ
ともある。この点については、個々のケースにおいては、ホイールカバーをタイ
ヤの空気圧のチェック及び/または補充のために外さなくてはならないことがあ
ることも忘れてはならない。従来技術におけるカバーは、それ故、カバーが一度
外れるか故意に動かされると、車両ホイールに対して確実に固定されることは容
易にはできなくなってしまう。なぜなら、フィルム成形物が最初に取付けられた
時、成形物のボスはほとんど永久変形をしてしまうため、その後、カバーが車両
ホイールに二度目に取付けられる時には、もはや本質的に必要とされるネジ頭と
ざぐり穴の確実で非強制的な結合を図ることはできない。従来技術によるフィル
ム成形物の二度目の取付けをする時の安全な固定には、例えば、粘着性を持つス
トリップやそれに類する物のような、付加的な補助を必要とするが、それは、面
倒であり、時間の浪費ともなる。
【0004】 本発明の目的は、前提部分の記載にもとづきリムカバーを改良することである
。即ち、リムカバーはより大きなフェイルセーフ度をもって車両ホイールに付着
し、一時的に取り外した後でさえ、もう一度、最初と同じように確実にホイール
に取付けられそこに確実に付着するという趣旨である。つまり、ホイールカバー
がサービスに使用された後も容易に再使用できるという趣旨である。
【0005】 前提部分の記載にもとづくホイールカバーから前進させて、上記目的は、本発
明によれば、クレーム1の特徴部分に記載した特徴要件によって達成される。即
ち、その内表面に存在する円周溝を持つホイール側面のセンター穴が、フィルム
成形物を中心に固定するために利用される。フィルム成形物はその中心にセンタ
ー穴の直径に一致する円筒形の保持連結部を持ち、該保持連結部はセンター穴に
プレストレスを加えられて挿入される。保持連結部の円周状に伸びる係止突起列
、または保持連結部の周囲にある円周ビードは、ホイール側面に形成された円周
溝の軸線上の位置および断面の形が一致しており、強制的に確実に係合する。そ
して、フィルム成形物が一度以上サービスに使われた後でさえ、その強制的な連
結によってリム部にフィルム成形物を確実に保持する。この中央部のセンター穴
は、少なくとも、初期の装置に備えられた車両製造者のすべてのリムのタイプの
場合、同一に設計されている。このセンター穴の外側の開口は、車両が顧客に所
有されると、自動車製造会社のロゴを含むスナップ留めの蓋により閉じられる。
輸送中は、それらのスナップ留めの蓋は取り外されており、車両内にアクセサリ
ーとしておかれている。
【0006】 本発明の適宜の改善はサブクレームから得られる。本発明を実施形態に基づい
て図面に概略示し、以下に図面を参照して詳細に説明する。
【0007】 図1にその断面図を部分的に図示された車両ホイール1は、リムフランジ8の
上に部分的に図示したタイヤのビードが当接し、該タイヤの外側に装備された軽
金属製リム2を持つ。リムの円周上の点には充填バルブ12が装着され、該充填
バルブ12はホイールの外表面3を越えて僅かに突出している。リム2はホイー
ルネジ15により、ハブ16に回転可能に取り付けられたフランジ(ここでは見
ることのできない)に螺結されている。ホイールネジ15の頭はホイール本体の
円筒形のざぐり穴10の中に沈んでいる。ホイール1と共に回転するキャップ形
状のブレーキディスク4も他のネジにより、当該ホイールハブフランジに固締さ
れている。従ってホイールハブフランジはブレーキディスク4のキャップ形状の
ハブ領域内にあり、ブレーキディスク4によって覆われている。ブレーキディス
ク4の円周上の点において、通常は上側の点において、ブレーキキャリパー5は
固定されている。該ブレーキキャリパー5は、ブレーキパッドと圧縮ピストンと
共に、サスペンションの動きによるホイールの動きに追従するように配置される
と共に、ホイールに対して一定の位置を保つように配置される。ブレーキディス
ク4上のホイールの反対側に面する内面側、言いかえれば、車両の中心に向かう
側に、泥はねよけディスク6が、同じようにブレーキディスク4に対して一定の
位置を保つように保持される。該泥はねよけディスク6は、ブレーキキャリパー
5の外側に僅かな隙間を持ってブレーキディスク4に係合されており、対向する
車両ホイールに対する水しぶきおよび土や泥のはねからブレーキディスク4を保
護している。この泥はねよけディスク6は、勿論、海外向けの輸送時に浸入の妨
げられない塩分を含んだ空気に対しても保護しており、それ故、内側の侵食に対
しても保護している。
【0008】 長期間の輸送の間、ブレーキディスク4の外側に向かう面も、塩分を含んだ空
気の攻撃から効果的に保護するために、車両ホイール1の外表面3側が、輸送の
間、ホイールに固定された閉塞形の体質的に固いフィルム成形物7によって覆わ
れている。このカバーは、異なったリムのデザインに対しても同一に作られてお
り、簡単に装着することができ、また改めて装着することもでき、もう一度外せ
るようにすることもできる。しかし、それにもかかわらず、すべての場合におい
て車両ホイールの安全な保持を提供するものである。
【0009】 本発明によると、車両ホイール1の中央に設けられたセンター穴17は、上記
の目的のために用いられ、ホイールの外表面3まで延長されたセンター穴であり
、その内表面には円周溝14が設けられている。フィルム成形物7は、その中心
が一致するように円筒形の保持連結部9を持ち、該保持連結部9は車両ホイール
軸方向に伸びている。該保持連結部9はセンター穴17の直径に一致し、センタ
ー穴17の中にプレストレスが加えられた状態で突出している。実施形態に例と
して示されている保持連結部9は、その周囲に係止突起11の円周上にのびる列
を持ち、ホイール側面に形成された円周溝14の軸線上の位置および断面の形が
一致しているか、少なくとも円周溝14の輪郭のクリアランス内に保持される。
このような係止突起11によって、保持連結部9と該保持連結部を持つフィルム
成形物7全体は、センター穴17の円周溝14に強制的に確実に固定される。係
止突起11の半径方向の高さはフィルムの壁厚に対して約8乃至12倍であり、
これは、フィルム厚さを誇張して描いているため、正しい尺度では図示していな
い。
【0010】 保持連結部をセンター穴へ案内するために、該保持連結部は係止突起の半径方
向の寸法の大きさに応じて、半径方向内側に変形しなければならない。しかしな
がら、挿入された状態においては、センター穴17の内表面において僅かな圧縮
応力を加えられて坦持されるので、フィルム成形物7を、遊びがなくリム上でセ
ンタリングさせることができる。保持連結部9が、制御できない方法で内側に膨
らむことがなくセンター穴17に軸方向に案内されるようにするため、複数の一
様に分布された軸方向に走る溝20が保持連結部9の周囲に一体に形成される。
この溝20の効果により、保持連結部9は、センター穴17に軸方向に挿入され
る時あるいは引き出される時、半径方向に弾性的に曲がることが出来る。そのよ
うにして大幅に、ホイールカバーを装着、あるいは取り外しやすくし、および、
係止突起11あるいは保持連結部9に僅かな損傷を与えることさえも避けるよう
にしている。半径方向外側あるいは半径方向外側に曲げられてもよく、係止突起
11の2倍多く設けられた溝20により、保持連結部9は係止突起11の夫々の
領域において、局所的に内側に、少なくともレインフォースフランジ21から軸
方向に離れて向き合う側に曲がることができる。こうして、係止突起11は簡単
にセンター穴17に押し込まれる。
【0011】 保持連結部9の半径方向の弾力を促進するために、その自由端面は閉じた底部
とはなっていない。そのような底部は障害の原因となる。なぜなら、センター穴
17にはホイールハブの軸受けが突出しているからである。そのかわり、単に、
幅が狭く、半径方向の内側に突出しているレインフォースフランジ21が円筒形
の保持連結部9の自由端面に設けられている。該レインフォースフランジ21は
半径方向にある程度の耐性と補強する効果を与えている。その半径方向の幅bは
フィルム成形物7の壁の厚さsのおよそ8乃至12倍であり、これは、フィルム
厚さを誇張して描いているため、正しい尺度では図示していない。実のところ、
レインフォースフランジは、その軸方向の位置が、係止突起11の内側端部の軸
方向の位置とおよそ一致しており、簡単に目測されるように、保持連結部9をそ
の軸方向の位置で半径方向に補強している。しかし、保持連結部9は、軸方向に
ホイールの外側へと軸方向に離れる位置では半径方向に柔らかくなる。保持連結
部9の半径方向に比較的安定した端部領域から、軸方向に基部へと向かった位置
にある領域までの変化を、徐々に移行させるために、軸方向に走る溝20は、係
止突起11と保持連結部9の基部の間に軸方向に横臥する保持連結部9の軸方向
の領域に限定される。保持ほぞのこのような異なった半径方向の強度のために、
保持ほぞが夫々挿入あるいは引き出された時、係止突起11は半径方向内側ある
いはセンター穴17の外側へ揺動することができ、明らかに揺動中心はレインフ
ォースフランジ21の付近に位置付けられる。この係止突起11の揺動位置は図
5に破線で示してある。
【0012】 保持連結部9をセンター穴17に対して軸方向に簡単に案内するため、係止突
起11は、少なくとも挿入方向へ導く側面にスロープ22を備えている。保持連
結部9がセンター穴17に挿入される時、軸方向の圧縮力は、センター穴17の
端部によって、スロープ22を介して係止突起11に働き、上述の係止突起11
の内側への揺動変形となる。センター穴17のホイール側面円周上の溝14は、
傾斜した側面23、23’を持った台形の断面に形成されている。円周溝14の
傾斜した外側の側面23は、何らの損傷もなく保持連結部9をセンター穴17か
ら引き出すことをより簡単にしている。引き出す動作の間、係止突起11は側面
の傾斜で半径方向内側にスライドし、同時に上述したように半径方向内側に揺動
する。
【0013】 フィルム成形物7はリムの外表面3を覆うシールド部分24が、高い可撓性を
持つように形成されている。したがってシールド部分24は必要があればホイー
ルの外側から持ち上げることができる。例えば、タイヤの空気圧をチェックする
時、及び、もし必要なら増加させる時、あるいはホイールカバーの最終的な取り
外しの時、そのような必要が生じる。シールド部分24の弾性可撓性によって、
該シールド部分24はその部分だけ持ち上げることができ、手作業、あるいはフ
ォーク状の引き出しツールによって、シールド部分24の下の保持連結部9に届
く。保持連結部9はセンター穴17から軸方向に注意深く何らの損傷も与えるこ
となく引き出すことができる。
【0014】 フィルム成形物7が高い弾性を持って形成されることは、以下のような点にお
いても利点となる。即ち、同じフィルム成形物7が異なったリムでそれぞれ異な
ったプレスの深さ、すなわち、ハブの異なった軸方向の深さでのインターロック
を持つものに使用することができる。これは、シールド部分24の端部と保持連
結部9の係止突起11との間の相対位置を広い制限範囲内で変化させることがで
きるということから、可能となる。このようなとても広いバリエーションが可能
であるにもかかわらず、シールド部分24の弾性のある突張りは常に保証されて
おり、リム上のフィルム成形物7の安全な保持が為される。
【0015】 フィルム成形物7のシールド部分24に高い弾性力を与えるために、該シール
ド部分24は断面が波状であり、波状に交互に隣り合わせた多数の円周状ビード
18と円周状溝18’とを有している。シールド部分24の壁の形状は、半径方
向の断面で正弦波形の波の連続が円周状ビード18と円周状溝18’の組み合わ
せにより形成されている。この波状列の中心線25自身は軸方向外側に向かって
アーチ状のように曲線を描いている。シールド部分24の半径方向に最も内側の
円周状ビード18は円錐台部19を介して円筒形の保持連結部9へとつながる。
同時に、軸方向に垂直で狭いカラー部13が円錐台部19と保持連結部9との間
に配置されている。少なくともおよそ均一な断面を持つ波状列は円周状ビード1
8と円周状溝18’によってシールド部分24に形成される。この波状列の隣接
する円周状ビード18と円周状溝18’との共通の半径方向の幅Bは、フィルム
成形物7の直径の約5乃至10%であり、共通の高さHは、共通の半径方向の幅
Bのおよそ25乃至40%に一致し、好ましくは30%である。
【0016】 フィルム成形物7は、例えば、リサイクルされたプラスチックのような、熱可
塑性の硬質なフィルムから作られることが推奨される。本件出願人のフィルム成
形物7の最初の見本は、ポリエチレンテレフタレート(PET)から作られた。
ポリプロピレン(PP)あるいはポリスチレン(PS)も良好に使えるであろう
。フィルム成形物の壁の厚さsは約0.5mmであり、そのため本質的に安定し
ている。この壁の厚さは、図には誇張して描かれている。
【0017】 フィルム成形物7を作るために、既知の、広げたフィルムを深絞り加工する技
術が使われる。この技術では、平たいフィルム材料の被加工物が、取り扱いを良
くするためにフレームの端部あるいは無端状に回転するピンチェーンに沿って張
られるかあるいはピン留めされ、放射熱によって成形温度に加熱され、空気透過
性を持つ成形型に載せられ、型表面と柔らかいフィルムとの間のV状空間が排気
される。その結果フィルムは成形型表面と正確に一致させられる。この状態で真
空は維持されていて、成形された加工中の被加工物は冷却され、それから、型か
ら取り出すことができ、その端部が張られた状態から解放される。続いて、この
外端も余分なところが切り取られ、保持連結部の底部はレインフォースフランジ
21の内側の縁に沿って穴を空けられる。以上でフィルム成形物の準備ができる
。係止突起11の領域でアンダーカット部分を成形するためには、フィルム成形
物の被加工物を成形型から困難なく取り外すことを可能にするスライドを持った
型が必要である。輪郭の規定された被加工物をフィルム材料として使うことがで
き、より好ましくは、あらかじめ被加工物の大きさにカットされていることなく
、リールから直接巻き解いたフィルム材料を使用することもできる。
【0018】 フィルム成形物は、ブレーキディスクを侵食から保護するだけでなく、輸送中
に起こる埃からも軽金属製リムそれ自身を保護している。同時に、ある状況下で
は、輸送車両に載せられて、レール及び/または道路で長距離を車両が輸送され
、この輸送中に車両へ道路のごみや水しぶきが堆積することを考慮せねばならな
い。しかしながら、ホイールカバーの効果によって、好ましくない大気の状態で
の長期間の輸送の後でさえも、軽金属製リムはカバーを外した時、きれいに保た
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 軽金属製リムとブレーキディスクを含む車両ホイールの断面図を示す。ただし
、外側のホイールカバーは省略してある。
【図2】 本質的に硬いフィルム成形物によってホイールカバーを提供された図1の車両
ホイールの部分的な断面図を示す。
【図3】 図2に示したフィルム成形物の中央の円筒形の保持連結部を拡大した図を示す
【図4】 図3のIV−IV線に沿ってみた保持連結部の軸方向に垂直な断面図を示す。
【図5】 車両ホイールをホイールカバーを中央に装着する前の、図3に示した円筒形の
保持連結部と、同軸に位置するホイール側面のセンター穴を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月2日(2000.6.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本発明は、請求項1の前提部分の記載にもとづく、長期輸送時における軽金属
製リムを持つ車両ホイール用カバーに関する。このようなカバーは、例えばDE
29710223U1により知られている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 軽金属製リムは、ハブキャップによって覆われたスチールリムと比較して、強
い透水性を持つために、長期間の輸送中において、外面が錆びることからブレー
キディスクを守るために、個別の輸送用カバーを必要とする。軽金属製リムは、
さらに、センター穴を通常具備しており、このセンター穴は、少なくとも、初期
の装置に備えられた車両製造者のすべてのリムのタイプの場合、同一に設計され
ている。このセンター穴の外側の開口は、車両が顧客に所有されると、自動車製
造会社のロゴを含むスナップ留めの蓋により閉じられる。輸送中は、それらのス
ナップ留めの蓋は取り外されており、車両内にアクセサリーとしておかれている
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 DE19634508 C1から知られているように、これによって参照され
るタイプのホイールカバーにおいては、車両のホイールが、密閉フィルムの成形
物で覆われ、この成形物はホイールのスクリュー/ナットあるいは相当するざぐ
り穴に非強制的に係合する締結ボスによって、車両ホイールの中央に固定される
。そのようにして、手作業によりカバーの脱着を簡単で早く行うことが可能であ
るけれども、幾千も発生するケースすべてに、車両ホイールの安全な保持は得ら
れない。そのため、個々のケースにおいては、カバーが輸送の間及び/または強
い横風によって、ホイールから緩んでしまうこともある。この点については、個
々のケースにおいては、ホイールカバーをタイヤの空気圧のチェック及び/また
は補充のために外さなくてはならないことがあることも忘れてはならない。従来
技術におけるカバーは、それ故、カバーが一度外れるか故意に動かされると、車
両ホイールに対して確実に固定されることは容易にはできなくなってしまう。な
ぜなら、フィルム成形物が最初に取付けられた時、成形物のボスはほとんど永久
変形をしてしまうため、その後、カバーが車両ホイールに二度目に取付けられる
時には、もはや本質的に必要とされるネジ頭とざぐり穴の確実で非強制的な結合
を図ることはできない。従来技術によるフィルム成形物の二度目の取付けをする
時の安全な固定には、例えば、粘着性を持つストリップやそれに類する物のよう
な、付加的な補助を必要とするが、それは、面倒であり、時間の浪費ともなる。 序文で挙げたDE29710223U1によるホイールカバーにおいては、フ
ィルム成形物が、その中心部において、円筒形の保持連結部を有しており、この
保持連結部は、センター穴の直径に対応しており、センター穴に予め応力が加え
られた状態で挿入されている。保持連結部の円周上にあって円周方向に伸びる係
止突起列が、リブハブとの間で確実な強制的な連結をなしている。この公知のホ
イールカバーのシールド部分が、ホイールネジリングとリムフランジとの間で径
方向に横臥されており、このシールド部分は、径方向に走る複数の補強ウエルト
によって、補強されている。車両ホイールに固定されるこのホイールカバーは、
再度、必要によって、ホイールから解放することができるようにするために、フ
ィルム成形物の1つの補強ウエルトの両側部の各々に、把持低下部が一体的に形
成されている。従って、この公知のホイールカバーは、偏心位置にある点を、シ
ールド部分から保持連結部へと移行する領域のかなりの変形を伴うように、引く
ことによって、ホイールから取り外すことができる。この場合、フィルム成形物
の裂傷及び永久歪みの危険性はかなり大きく、よって、再利用不能となることが
ある。例えば、タイヤの空気圧不足により、輸送中に、この公知のホイールカバ
ーを一時的に取り外す必要が出て、このホイールカバーがこのときに破損したと
したら、このホイールのブレーキディスクは、残りの輸送中、保護されないこと
になる。従って、このホイールカバーの信頼性のある再利用性は、機能点から、
必要である。 US5039172Aには、同様に、車両の軽金属製リムのための保護輸送カ
バーが示されており、このカバーは、プラスチックフィルムで形成される。ホイ
ールカバーの中心近傍領域及び外方端において、このフィルムは、すべての場合
に、平坦形状で伸びており、そこに、ホイールに対向する側には、環状に伸びる
圧力感応粘着性ストリップが設けられており、このストリップは、両面に粘着性
をもっている。中心部と外方端との間で径方向に位置づけられるカバー部分にお
いて、ホイールカバーは、環状の複数のウエルトが同心的に互いに横臥すること
によって、高い波形断面を有しており、ホイールカバーが緩んだ状態にあるとき
は、波形輪郭が、中心部と端部との均一な平面の近傍側及び遠方側で対称的に伸
びる。このホイールカバーの波形形状の目的は、多大な労力をすること無く、ホ
イールカバーの端部の平面に対してホイールカバーの中心部の同様の平面を軸方
向に弾性的に変位させることを可能とし、リムの中心部に適合可能とするための
ものである。ここで扱うホイールカバーを使用するために予め決められた条件は
、センター穴が平面端部を有していることだけではなく、リムフランジが、環状
に伸びる同様の平面を、各ケースにおいて特定の最低限の幅を持って、有してい
ることである。しかしながら、特定の最低限の幅を持ったこのタイプの平面は、
形状の点で醜く、よって、消費者に受け入れられない。従って、規定通りに、多
かれ少なかれカーブを描いた面のみがリムに存在し、この曲面のために、フィル
ム成形物のための粘着表面はかなり狭い部分しか与えられず、本質的には、粘着
領域が堅く、よって、ホイールカバーを保持する力は低いものとなる。これ以外
に、圧力感応性粘着は、本ケースのように、初期の本質的に平面のホイールカバ
ーの軸方向の弾性変形のために、長期間継続した力の作用を受けると、クリープ
を起こす傾向がある。従って、時間の経過と共に、中央領域のホイールカバーの
粘着点がリムから緩む。圧力感応性粘着の別の欠点は、一般的に、日光の作用下
で、反応し、その粘着力を失うということである。圧力感応性粘着に脆化中和の
為の柔軟剤が加えられている場合、ホイールカバーの取り外しの後、粘着剤の残
余がホイールリムの裏側に残ってしまうという危険がある。これらは溶剤を使っ
て面倒な手作業で取り除かなければならない。 DE 19634508 C1は上記のことを評価して、自己粘着性フィルム
を用いたリムカバーに関連するこの問題について、言及している。圧力感応性粘
着ストリップとそのアタッチメントのコスト上の欠点は別にして、リムに接着さ
せる既知の輸送用保護カバーは、それゆえ、使用において多くの欠点を持ってい
る。これにより、この分野の当業者にとって、有効なものであるとは、考えられ
ていない。 EP 310777 A1にみられる軽金属製リムのためのキャップは、ホイ
ールカバーとしても設計されているが、本発明の意図する輸送用カバーの構成で
はない。これに反してこの公知のキャップは車両を普通に使う場合に車両ホイー
ルに取付けられる装飾キャップであり、なめらかな表面と美観を良好にする方法
として、ホイール固定ネジの領域において、軽金属製リムの領域の中央付近をカ
バーしようとするものである。この公知の装飾キャップは、ホイール固定ネジの
所までのみ径方向に伸びているので、いずれにしても、ここで問題とする輸送中
の保護の機能を期待することはできない。さらに、この公知の装飾キャップは、
インジェクション成形として形成しており、熱深絞り法によってコスト的に有利
に製造できるフィルム成形として、形成するものではない。装飾キャップを軽金
属製リムに固定するために、装飾キャップは、ホイールに面する側に、複数の軸
方向に突出し、径方向に弾性を持つ舌部を有しており、これらは、リムのセンタ
ー穴の中への軸方向に伸び、穴の内面に予め応力が付加された状態で支持される
。弾性舌部の自由端の外側には、三角形の断面をしたビードが一体的に形成され
ており、これらのビードは、センター穴の内面の台形断面の円周溝の中に係合さ
れ、従って、装飾キャップを軽金属製リムに軸方向に確実に固定する。装飾キャ
ップの取り外しを簡単にするために、互いに対応する偏向したボスが、一方の装
飾キャップの外端部に一体的に形成されており、他方の、装飾キャップを受け軽
金属製リム内に位置づけられるさら穴の端部に一体的に形成されている。装飾キ
ャップをねじることによって、偏向するボスが互いに係合し、従って、ホイール
から離れた方向へ向かう軸方向の力が強められ、これにより、装飾キャップを係
合関係にある状態から軸方向に解放することができる。 GB2291017Aは、同様に、装飾キャップを示しており、しかしながら
、この装飾キャップは、特定の条件のためにスチール製リムの場合にのみ好適に
は、使用することができない。故に、このスチール製リムの装飾ホイールキャッ
プは、リムフランジの領域で、スチール製リムを覆い、リムによって外側の円周
に弾性的に締付けられる。しかしながら、ここで扱うこの公報に示された装飾ホ
イールキャップは、形状上の理由によって外側領域において、非円形のデザイン
であり、リムフランジの領域にまで径方向すべてに亘って伸びてもいない。この
装飾キャップの外側の締め付けは、結果として禁止されているので、ここで扱う
公報は、装飾ホイールキャップの中心付近の固定の特別な手段を示していること
になる。特に、4つスチール製の舌部が、スチールリムのセンター穴の端部から
ホイールの外側に向かって軸方向に突出しており、このスチール製舌部は、共に
4倍の軸方向に穴のあいたシリンダーを形成し、すべての場合において、それら
の自由端で内径方向及び外径方向の両方に壁厚が補強されており、従って、保持
延長部を有している。インジェクション成形のように製造されるこのプラスチッ
ク装飾ホイールキャップの中心部には、本質的に円筒形の開口が一体的に形成さ
れており、その内周面には、4つの浅い円周状の凹部を具備しており、これらの
凹部は、ホイール側面に形成された舌部の形状に対応して、これらの舌部のネガ
形状をしている。従って、この公知の装飾ホイールキャップは、ホイールの側面
のスチール製舌部上に軸方向に滑動することができる。従って、これは、車両ホ
イール上でセンタリングされ、回転に対して確実に固定される。スチール製舌部
の端部にある径方向外側の保持延長部は、部分的にキャップ側面の開口の端部の
後側に係合されるけれども、それらは、走行中に生じる振動によって軸方向に滑
り落ちることに対して安全に且つ十分なものとはなっていない。この公知の装飾
ホイールキャップの軸方向の固定を向上させるために、そして、残りの開口を覆
うための、装飾リッドが用意されており、このリッドは、燃料タンクのフィラー
ネックに差込ピンを固定するのと同様の方法で、4つのスチール製の舌部とそれ
らの保持延長部に作用する軸方向の挿入モーメントと、それに引き続く回転モー
メントによって、固定されうる。この装飾リッドを取り扱うために、タンクのフ
ィラーキャップと同じ方法で、同様に、正反対に伸びるビードによって分離され
る2つの把持低下部を、その装飾リッドの自由外面に備えている。 GB2229975Aは、人形の乳母車、ショッピングワゴン、オフィスチェ
アのようなものに使用する単一タイプのホイールを示す。このホイールは、ホイ
ールタイヤを含み、互いに軸方向に嵌め込むことができ、同時に弾性保持突起及
び止め凹部によって互いに永久的に嵌め込まれる、多数の丸いプラスチック部分
からなる。この単一ホイールの閉鎖ディスクは、ホイールの外側に位置づけられ
、ホイールの一体の支持部品となっている。単一ホイールの廉価なデザインのた
めに、ホイールの個別部品の取り外しはできないようになっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 前提部分の記載にもとづくホイールカバーから前進させて、上記目的は、本発
明によれば、クレーム1の特徴部分に記載した特徴要件によって達成される。即
ち、ホイール側面のセンター穴の内表面に存在する円周溝が、フィルム成形物を
中心に固定するために利用される。保持連結部の円周上に一体に形成された軸方
向に伸びる溝によって、保持連結部は、センター穴に挿入されるときまたは引き
出されるときに、径方向に弾性的に曲がることができ、結果として、ホイールカ
バーの装着、あるいは取り外しを、かなり簡単にし、および、係止突起あるいは
保持連結部に僅かな損傷を与えることさえも避けるようにしている。また、かな
り小さな寸法の端面のレインフォースフランジが、保持連結部の径方向の弾性を
向上させるのに貢献するが、同時に、保持連結部の基部に向かって軸方向に位置
付けられる部分よりも端面においてより高い径方向の剛性を達成することができ
る。ホイールカバーのシールド部分において高い弾性を持つことは、簡単な脱着
性の理由によって及び異なったリムデザインに適合可能とするためには、望まれ
るものであるが、この高い弾性は、リムに確実に保持することを保障する弾性プ
レストレスと組み合わされる。これは、シールド部分の断面形状によって達成す
ることができ、この断面形状は、一方で、本質的に波形で、他方で全体としてカ
ーブしており、円錐形移行部と共に保持連結部へとつながる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パソース・ハルフ ドイツ連邦共和国 ディー−72181 スタ ルザック,ベルグシュトラッセ 17 (72)発明者 ハグナー・ハンス ドイツ連邦共和国 ディー−72280 ドル ンステッテン,ムスバッハー シュトラッ セ 21−23 【要約の続き】 てアーチ状に曲線を描いている。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ホイールの外側の表面を、丸く閉じた本質的に硬いフィ
    ルム成形物で覆い、該フィルム成形物が表面を覆うようにしてリムフランジを越
    えて軽金属製のリムの外表面と係合し、ホイール形状の奥まったところとしての
    ホイール側面の凹部に対応するようにフィルム成形物に一体に形成された隆起に
    よって、車両ホイールの凹部において中心的に固定される、長期輸送時における
    軽金属製リムを持つ車両ホイール用カバーにおいて、 リム中心に形成され、ホイールの外表面(3)まで遠ざかるように延長され、
    その内表面に存在する円周溝(14)を有する既知のセンター穴(17)をフィ
    ルム成形物(7)を固定するために用い、 該フィルム成形物(7)は、その中心に、円筒形で車両ホイールの方へ軸方向
    に延び、前記センター穴(17)の直径に対応し、車両ホイール(1)の前記セ
    ンター穴(17)内でプレストレスが加えられた状態で突出している保持連結部
    (9)を持ち、 該保持連結部(9)は、その周面に、円周状に伸びる係止突起(11)列ある
    いは円周状のビードを持ち、 該係止突起(11)あるいは円周状のビードは、ホイール側面に形成された円
    周溝(14)と軸線上の位置および断面形状が一致しており、円周溝(14)に
    確実に係合する、ことを特徴とする長期輸送時における軽金属製リムを持つ車両
    ホイール用カバー。
  2. 【請求項2】 フィルム成形物(7)の円筒形の保持連結部(9)が、その
    周面に複数の軸方向に走る溝(20)を有することを特徴とする、請求項1に記
    載のカバー。
  3. 【請求項3】 フィルム成形物(7)の円筒形の保持連結部(9)が、その
    自由端面において半径方向の内側に突出しているレインフォースフランジ(21
    )のみを有し、該レインフォースフランジ(21)の半径方向の幅(b)はフィ
    ルム成形物(7)の壁の厚さ(s)のおよそ8乃至12倍であることを特徴とす
    る、請求項2に記載のカバー。
  4. 【請求項4】 軸方向に走る溝(20)は、係止突起(11)と保持連結部
    (9)の基部との間に軸方向に横臥する保持連結部(9)の軸方向の領域に限定
    されることを特徴とする、請求項2に記載のカバー。
  5. 【請求項5】 係止突起(11)は少なくとも挿入方向に向いた側面が傾斜
    (スロープ(22))していることを特徴とする、請求項1に記載のカバー。
  6. 【請求項6】 ホイール側面に形成された円周溝(14)は、傾斜した側面
    (23、23’)を持った台形の断面に設定されていることを特徴とする、請求
    項1に記載のカバー。
  7. 【請求項7】 フィルム成形物(7)は、リムの外表面(3)を覆うシール
    ド部分(24)の断面が波状であり、多数の円周状ビード(18)と円周状溝(
    18’)とが波状に交互に隣り合わせていることを特徴とする、請求項1に記載
    のカバー。
  8. 【請求項8】 波状に交互に隣り合わせている円周状ビード(18)と円周
    状溝(18’)との中心線(25)は、リムの外表面(3)を覆うフィルム成形
    物(7)自身のシールド部分(24)の軸方向外側に向かってアーチ状に曲線を
    描いていることを特徴とする、請求項7に記載のカバー。
  9. 【請求項9】 シールド部分(24)の半径方向に最も内側の円周状ビード
    は円錐台部(19)を介して円筒形の保持連結部(9)へとつながることを特徴
    とする、請求項7または8に記載のカバー。
  10. 【請求項10】 軸方向に垂直で狭いカラー部(13)が、円錐台部(19
    )と保持連結部(9)との間に配置されていることを特徴とする、請求項9に記
    載の用カバー。
  11. 【請求項11】 フィルム成形物(7)のシールド部分(24)において、
    円周状ビード(18)と円周状溝(18’)が、およそ均一に形成され、共に少
    なくともおよそ均一な断面を持つ波状列を形成することを特徴とする、請求項7
    に記載のカバー。
  12. 【請求項12】 円周状ビード(18)と円周状溝(18’)との組み合わ
    せにより形成された波状列の断面は、フィルム成形物(7)の直径の約5乃至1
    0%である隣り合う円周状ビード(18)と円周状溝(18’)との共通の半径
    方向の幅(B)を持つことを特徴とする、請求項11に記載のカバー。
  13. 【請求項13】 円周状ビード(18)と円周状溝(18’)との組み合わ
    せにより形成された波状列の断面は、円周状ビード(18)と円周状溝(18’
    )との共通の半径方向の幅(B)のおよそ25乃至40%に一致し、好ましくは
    30%である、円周状ビード(18)と円周状溝(18’)の共通の高さ(H)
    を持つことを特徴とする、請求項11に記載のカバー。
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