JP2002514667A - ミクロゲル調製プロセス - Google Patents

ミクロゲル調製プロセス

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    • C08F2438/01Atom Transfer Radical Polymerization [ATRP] or reverse ATRP

Abstract

(57)【要約】 核に付着した多数のポリマーアームに架橋ポリマーの核を有するミクロゲル組成物粒子を製造するプロセスであって、該プロセスは、リビングプレポリマー成分をモノマー成分と反応させることを含み、該モノマー成分は多オレフィンモノマーを含む上記プロセス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ミクロゲルの調製プロセスおよび該プロセスで使用する組成物に関
する。
【0002】 ミクロゲルは、非常に高い分子量、並びに比較的低分子量の線状または分枝ポ
リマーに類似した溶解度および粘度の組合せを有する、高分子である。ミクロゲ
ルは、ポリエチレンまたはポリカーボネートなどの慣用的な線状または分枝ポリ
マーと、加硫天然ゴムなどの網目との間の中間構造である。ミクロゲルの寸法は
、高分子量線状ポリマーと一致するが、その内部構造は網目に似ている。
【0003】 ミクロゲルの特性から、それは、添加物、泡または繊維用の先進材料調製物、
皮膜組成物、結合材および再分散性ラテックスなどの広範囲の適用に特に有用と
なっている。またミクロゲルはまた、プロセスし易さを向上させるために、およ
び最終生成物の構造的強度および寸法安定性を向上させるために使用し得る。ミ
クロゲルのさらなる潜在的用途は、高衝撃ポリマーの添加物である。慣用的な線
状ポリマーのマトリックスに包埋されたミクロゲルは、力学的張力を分布するこ
とにより全構造を安定化させるように作用し得る。ミクロゲルは、生物系に、お
よび医薬的担体としても有用である。
【0004】 ミクロゲルの調製に多くの方法が使用されてきたが、これらの方法は、一般に
、多くの深刻な欠陥がある。例えば、これらの系に存在する複数の二重結合が容
易に分子間反応を受け、御しにくい網目となり得るために、ミクロゲルの調製に
は極度の注意が必要である。MACROMOLECULES、1990、23、
2623−2628でのOkay,OおよびFunke,Wによる記載の手順な
どの他の手順は、高純度の溶媒および試薬並びに不活性雰囲気を必要とし、望ま
しくない副反応により複雑となる。ミクロゲルの独特の特性にも関わらず、それ
らの調製の困難さから、その潜在的および商業的使用は限定されていた。
【0005】 我々の同時係属中出願PCT/AU98/00015は、アルコキシアミンを
架橋剤と反応させることを含むミクロゲル調製プロセスを開示する。
【0006】 (発明の要約) 我々は今回、ミクロゲルを一連のリビングラジカルまたはマクロモノマーを使
用して調製し得、莫大な範囲のモノマーを用いて広範囲の条件下でミクロゲルの
形成が可能であることを発見した。
【0007】 従って、我々は、リビングプレポリマー成分を、多オレフィンモノマーを含む
モノマー成分と反応させることを含む、ミクロゲル組成物の製造プロセスを提供
する。ミクロゲル生成物は、典型的に、架橋核、および架橋核に付着した多数の
重合鎖を含む。核に付着した重合鎖は遊離末端を有し、溶媒と相互作用し得る。
【0008】 本明細書に使用したリビングプレポリマーなる語は、活性化条件下でポリマー
から可逆的に切断されて、反応性プレポリマーラジカルを与えるに適したラジカ
ル停止基を有するポリマーを意味する。
【0009】 リビングプレポリマーとモノマー成分の間の反応は、開始剤および/または触
媒の存在下で実施し得る。
【0010】 ミクロゲル組成物中の架橋核の比率は、リビングプレポリマーとモノマー成分
の比により決定する。好ましくは、リビングプレポリマーとモノマー成分のモル
比は、約0.05/1から約5/1の範囲である。
【0011】 本発明のプロセスに使用するモノマー成分は、多オレフィンモノマーを含む。
本発明の好ましい実施形態において、モノマー成分は追加的に、モノオレフィン
モノマーを含む。多オレフィンモノマーのモル数とモノオレフィンモノマーのモ
ル数の比は、架橋核の密度を決定する。モノオレフィンモノマーはスペーサとし
て働き、高比率では核の密度を減少させる。
【0012】 一連の既知の技術を使用して、リビングプレポリマー成分を調製し得る。典型
的には、プロセスは、モノオレフィンモノマーと開始剤を、所望により触媒の存
在下で反応させることを含む。リビングプレポリマー成分の調製に使用するモノ
オレフィンモノマーは、1つ以上の二重結合を含み、反応して架橋よりも鎖伸長
を与えるモノマーを含み得る。該モノマーの例は、共役ジエンおよび1,5−ジ
エンを含む。
【0013】 本明細書の説明および特許請求の範囲を通じて、「含む(comprise)
」なる語、および「含んでいる」および「含む(comprises)」などの
その語の変形は、他の添加物または成分または整数を排除するものではない。
【0014】リビングプレポリマーの調製法 リビングプレポリマーは、活性化条件下でプレポリマーから可逆的に切断され
て、反応性プレポリマーラジカルを与えるに適したラジカル停止基(terminating
group)を有し得る。
【0015】 ラジカル停止基前駆体の例は、ルイス酸、メルカプタン、ジスルフィド、チオ
カルバメートおよびジチオカルバメート、ジチオエステル、遷移金属カルボニル
、安定化炭素ラジカル、過酸化物およびアゾ開始剤を含む。
【0016】 ルイス酸ラジカル停止基前駆体の典型例は、CuX/2,2−ジピリジン、M
n(CO)6RuXx/PPh3、AR(OR)3、NiX/O,O'−(CH2Nm
2)C63、NiX2/PPh3およびFeX2/N(n−Bu)3などの金属錯
体を含み、ここでのXは、ハロゲンおよび好ましくは塩素または臭素である。ル
イス酸停止プレポリマーラジカルは、後述する原子移動ラジカル重合法により調
製し得る。
【0017】 原子移動ラジカル重合(ATRP)法は、以下のスキームで示したように表現
され得る。
【0018】開始:
【化12】 成長:
【化13】
【0019】 最初に、遷移金属種Mt nが、有機ハロゲン化物R−Xからハロゲン原子Xを引
抜き、酸化種Mt n+1Xおよび中心炭素ラジカルR・を形成する。続く段階で、ラ
ジカルR・が、不飽和モノマーMと反応し、中間ラジカル種R−M・を形成する
。Mt n+1XとR−Mの間の反応により、標的生成物R−M−Xが得られ、還元遷
移金属種Mt nが再生され、これはさらにR−Xと反応し、新規な酸化還元サイク
ルを促進する。重合ハロゲン化物R−M−Xが、Mt nに対して十分に活性で、モ
ノマーが過剰にある場合、多くの原子移動ラジカル付加、すなわち「リビング」
/制御ラジカル重合が起こる。さらに、この機序の詳細は、Macromole
cules、1995、28、7901の文献に記載されている。
【0020】 ATRPの別の実施形態は、Macromolecules、1995、28
、7970およびMacromolecules、1996、29、3665に
記載されている。これらの文献は、アリールスルホニルクロリドと遷移金属化合
物の組合せを使用した「リビング」ポリマーの形成を報告する。
【0021】 プロセスの重合系の一部は、式A1SO2Xのアリールスルホニルハロゲン化物
またはアルキルスルホニルハロゲン化物であり、ここでのA1は、アリール、置
換アリール基、アルキル基または置換アルキル基であり、Xは、塩素、臭素また
はヨウ素である。アリールスルホニルハロゲン化物およびアルキルスルホニルハ
ロゲン化物の意味に含まれるのは、アリールまたはアルキルスルホニルハロゲン
化物と任意の重合可能なビニルモノマーの反応生成物である、1:1付加物など
の任意の付加物である。実際に、該付加物は、重合プロセス自体の最初の生成物
の1つである。
【0022】 ATRP系の別の成分は、低原子価遷移金属原子を含む化合物である。これに
より、高原子価状態で存在できる少なくとも1つの遷移金属原子を含む化合物を
意味する。低原子価状態の遷移金属原子を含む化合物の定義に含まれるものは、
重合プロセス条件下、インサイツで、低原子価状態の遷移金属原子を含む所望の
化合物を形成できる化合物または化合物の組合せである。これは、プロセス媒体
中に溶けるか、または僅かに溶け得る、金属自体(または合金またはその金属酸
化物)を含み得る場合もある。
【0023】 適切な低原子価金属は、Cu[I]、Ru[I]、Ni[II]、Re[II
]、Pd[II]、Cu[0]、Ni[0]、Fe[0]、Pd[0]、および
Rh[II]を含む。遷移金属化合物は、好ましくは、重合媒体に少なくとも僅
かに溶ける。所望により、加える遷移金属化合物は、ある錯化剤の添加により可
溶化してもよい。
【0024】 低原子価遷移金属化合物:アリールスルホニルハロゲン化物またはアルキルス
ルホニルハロゲン化物のモル比は重要ではないが、特にリビング重合が所望であ
る場合、0.2以上が好ましく、より好ましくは0.5以上である。また、この
比は、5を超えないことが好ましく、より好ましくは2以下である。
【0025】 本発明のプロセスに有用な多くのリビングポリマーが、2つのラジカル(一方
は高い活性でモノマーと反応し、他方は比較的活性が低く成長ラジカルを可逆的
に停止できる)を形成する開始剤である、イニファータ(iniferters)から形成さ
れ得る。好ましいイニファータは、成長炭素ラジカルに連鎖移動も与える。イニ
ファータからの捕獲ラジカル付加物の調製は、以下に示したように表現され得る
【0026】 開始:
【化14】 成長:
【化15】 停止:
【化16】
【0027】 チオカルバメート、ジチオカルバメート、ジチオエステルおよび安定化炭素ラ
ジカルを含むリビングポリマーは、この方法により調製され得る。
【0028】 チオカルバメートまたはジチオカルバメートを含むリビングポリマーは、好ま
しくは、式IまたはII
【化17】 [式中、 R6は、水素または開始剤フラグメント残基であり、R1およびR2は、独立的に
、ヒドロカルビル、特にC1−C6アルキルであり、Aはモノマー単位である] で示される。
【0029】 チオカルバメートまたはジチオカルバメートを含むリビングポリマーの調製に
使用し得るイニファータの例は、式IaおよびIIa
【化18】
【化19】 の化合物を含む。
【0030】 リビングプレポリマーは、チオカルボニルチオラジカル停止基を含み得る。該
化合物の例は、式
【化20】 または
【化21】 [式中、 Zは連鎖移動定数が所望の範囲内にあるように選択した基である] で示される。適切なZ基は、水素、所望により置換されたアルキル、所望により
置換されたアリール、所望により置換されたアルコキシ、所望により置換された
アルキルチオ、塩素、所望により置換されたアルコキシカルボニル、所望により
置換されたアリールオキシカルボニル、カルボキシ、所望により置換されたアシ
ルオキシ、所望により置換されたカルバモイル、シアノジアルキル−またはジア
リールホスフェナト−、ジアルキルまたはジアリールホスフェナトおよびポリマ
ー鎖であり、 R7は、R・が重合条件下でフリーラジカル脱離基であり、フリーラジカル重合
を開始できるような、所望により置換されたアルキル、所望により置換されたア
ルケニル、所望により置換されたアルキニル、所望により置換された(飽和、不
飽和または芳香族)炭素環/ヘテロ環、所望により置換されたアルキルチオ、ま
たは他の基である。R7はまた、任意の重合機序により調製されたポリマー鎖ま
たは有機金属種でもよい。
【0031】 式IIIaおよびIIIbのリビングプレポリマーは、ビニルモノマーと、式
IV(a)、IV(b)またはIV(c)のいずれかのチオカルボキシルチオ連
鎖移動化合物の反応により調製され得る。反応は、通常、フリーラジカル源から
生成したフリーラジカルにより開始される。
【0032】 リビングポリマーの調製に使用するモノマーは、式CH2=CUVを有し得、
この場合、式III(a)またはIII(b)の化合物の得られるモノマー単位
「A」は、式:
【化22】 [式中、 Uは、水素、ハロゲン、所望により置換されたC1−C4アルキルからなる群から
選択され、ここでの置換基は、独立的に、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオ
キシ(OR'')、カルボキシ、アシルオキシ、アロイルオキシ(O2CR'')、
アルコキシ−カルボニルおよびアリールオキシ−カルボニル(CO2R'')から
なる群から選択され、 Vは、水素、R''、CO2H、CO2R''、COR''、CN、CONH2、CON
HR''、CONR''2、O2CR''、OR''およびハロゲンからなる群から選択さ
れ、 R''は、所望により置換されたアルキル、所望により置換された飽和、不飽和ま
たは芳香族炭素環またはヘテロ環、所望により置換されたアルキルチオ、所望に
より置換されたアルコキシ、所望により置換されたジアルキルアミノ、有機金属
種、および任意の重合機序により調製されたポリマー鎖からなる群から選択され
る] を有する。
【0033】 モノマーはまた、無水マレイン酸、N−アルキルマレイミド、N−アリールマ
レイミド、ジアルキルフマレートおよび環化重合可能なモノマーからなる群から
選択してもよい。
【0034】 式IIIaおよびIIIbのプレポリマーの調製に使用するに好ましいジチオ
エステル連鎖移動剤は、式IIIa−cにより表現される。
【化23】 式IVaにおいて、R7は、R・が重合条件下でフリーラジカル脱離基であり
、フリーラジカル重合を開始できるような、所望により置換されたアルキル、所
望により置換されたアルケニル、所望により置換されたアルキニル、所望により
置換された(飽和、不飽和または芳香族)炭素環/ヘテロ環、所望により置換さ
れたアルキルチオ、または他の基である。R7はまた、任意の重合機序により調
製されたポリマー鎖または有機金属種でもよい。
【0035】 式IVbにおいて、nは1以上の整数である。
【0036】 R7は、R・が重合条件下でフリーラジカル脱離基であり、フリーラジカル重
合を開始できるような、置換アルキル、置換アリールまたはポリマー鎖由来の基
、または他の基であり、Zは、式IIIaで定義した通りである。
【0037】 式IVcにおいて、nは1以上の整数である。
【0038】 Z'は、所望により置換されたアルキル、所望により置換されたアリールまた
はポリマー鎖由来の基であり、接続部分は脂肪族炭素、芳香族炭素、酸素または
硫黄から選択され、およびR7は、式IVaに定義した通りである。
【0039】 他の多官能チオエステルおよびジチオエステルは以下の通りである:
【化24】 より完全なジチオエステル化学の説明が、国際特許出願PCT/US97/1
2540(WO98/01478)に、E.I.Du Pont De Nem
ours and Companyの名称で含まれており、その内容を参考とし
て本明細書に援用する。
【0040】 安定化炭素ラジカル−ラジカル停止基を含むリビングプレポリマーは、好まし
くは、式V
【化25】 [式中、 R2およびR4は、独立して、3級アルキルおよびアリールから選択され、最も好
ましくはフェニルなどのアリールであり、R6は、3級アルキル、アリールおよ
び−C(R8910)基から好ましくは選択された開始剤フラグメント残基であ
り、R5、R8、R9およびR10は、独立的に、3級アルキル、アリール、ニトリ
ル、アルコキシ、アリールオキシおよびトリメチルシロキシから選択される] で示される。
【0041】 安定化炭素−ラジカル停止基を含む付加物は、式VIまたはVII
【化26】 [式中、 R3、R4、R5およびR6は、前記で定義した通りである] の化合物から調製され得る。
【0042】 式Vの化合物は、モノマーAの存在下で式VIの化合物を分解することにより
調製され得る。
【0043】 最も好ましい式VIの化合物は、フェニルアゾトリフェニルメタン(PAT)
である。
【0044】 イニファータの使用例は、OtsuおよびYoshisha、Makromo
l Chem、Rapid Commun.3:127(1982)および3:
113(1982)により記載されている。
【0045】 アゾおよび過酸化物付加物の例は、式VIIIおよびIX
【化27】 [式中、 RおよびR1は、ヒドロカルビル、および好ましくはアルキルである] の化合物を含む。
【0046】 式VIIIおよびIXのラジカル付加物の例は、式X
【化28】 の多官能化合物から、式Xの化合物の場合にはペルエステル基の活性化により、
または式VIIIの化合物の場合にはアゾ基の活性化により調製され得る。ジ−
t−ブチル−4,4−アゾビス(4−シアノペルオキシバレエート)などの多官
能開始剤の例が、Piirmaら、J.Appl.Poly.Sci.24:2
051(1979)、J.Appl.Polym.Sci.26:3013(1
981)およびJ.Appl.Polym.Sci.33:717(1987)
により開示されている。
【0047】 オリゴマー鎖間の連結としてアゾ基を含むリビングプレポリマーは、スキーム
に従って、アニオンオリゴマ−をアゾビス(イソブチロニトリル)(AIBN)
と反応させることにより調製され得る。
【化29】
【0048】 該手順は、Reebら、Eur.Polym.J.12:317(1976)
およびPoym.Prepr.,Am.Chem.Soc.,Div.Poly
m.,Chem.,21:55(1980)により開示されている。
【0049】 類似手順を使用して、ブチルリチウムなどの促進剤の存在下でアニオン性オリ
ゴマーを、p,p'−ビス(ブロモメチル)ベンゾイルペルオキシドと反応させ
ることによりペルオキシ含有リビングプレポリマーを調製し得る。該プロセスの
例は、Riessら、Eur.Polym.J.11:301(1975)およ
びInf.Chim.116:117(1973)により開示されている。
【0050】 硫黄含有捕獲基を有するリビングプレポリマーは、式XIまたはXII
【化30】 [式中、 AおよびBは、モノマーであり、これは同一であっても異なっていてもよい] のメルカプタンから得られ得る。
【0051】 該メルカプタンは、次に、当分野で既知の一連の方法により調製され得る。好
ましい例において、式XIまたはXII(mは2である)の付加物は、アニオン
性プレポリマー(A)-をチイランと反応させて開環し、式XIの2−チオール
エチル置換プレポリマーを得、所望により、2−チオールエチル置換ポリマーを
モノマー(B)(これはAと同一であってもAとは異なっていてもよい)と反応
させて式XIIのプレポリマーを得ることにより調製される。
【0052】 式I−XIIの化合物の、モノマーAまたはBおよびモノマー単位−(A)−
は、チオエステルIIIaおよびIIIbの、モノマーAおよびモノマー単位(
A)で定義した式を有し得る。
【0053】 本発明のプロセスに有用な別のクラスのリビングプレポリマーは、式XIII
により示されるマクロモノマーである。特に、1つのポリマー鎖あたり、最大で
2つの二重結合、より好ましくは1つの二重結合を含むマクロモノマーである。
【化31】 ここでのXは、−CONR2、−COOR、OR1、−OCOR、−OCOOR 1 、−NRCOOR1、ハロ、シアノ、または置換或いは非置換フェニル若しくは
アリールであり、ここでのRは、独立的に、水素、シリル、または置換或いは非
置換アルキル、アルキルエーテル、フェニル、ベンジル、またはアリールの群か
ら選択され、ここでの該基は、エポキシ、ヒドロキシ、イソシアナト、シアノ、
アミノ、シリル、酸(−COOH)、ハロ、またはアシルで置換され得、ここで
のR1は、H以外はRと同じである。
【0054】 この種のマクロモノマーは、多くの異なる方法により調製できる。説明のため
に含まれ制限する意図はない、2つの調製法は、 1)米国特許第5,362,826号、米国特許第5,324,879号および
WO9731030号に記載のような、Co+2またはCo+3を含む触媒連鎖移動
剤、 2)PCT/US95/14428(WO960704)に記載のような、付加
開裂重合である。
【0055】 マクロモノマーは、本発明のプロセスにリビングプレポリマーとして使用して
も、または活性化条件下でプレポリマーから可逆的に切断されるに適したラジカ
ル停止基を得るために修飾してもよい。1つの実施形態において、マクロモノマ
ーの二重結合を転換し、使用するラジカル停止基の種類に応じて、一連の方法の
いずれかにより、キャップをもつラジカルを得る。例えば、アルコキシアミン停
止基は、ブトキシドなどの酸素活性化基と反応させ、次いで立体障害のあるニト
ロキシドと反応させることにより得られ得る。別法として、ヘキサデシルトリメ
チルホスホニウムブロミドなどの適切な臭化剤と反応させて臭化物を形成するこ
とにより、ATRPに適切な基を取り込んでもよい。他の修飾マクロマーの例は
、式I−XIIIの上記のプレポリマーから容易に理解されるだろう。
【0056】 捕獲ラジカル付加物のオリゴマー(A)n成分は、1つ以上のモノマーを含む
が、リビングプレポリマーは、少なくとも3つのモノマー単位およびより好まし
くは少なくとも5つのモノマー単位を含むオリゴマーであることが特に好ましい
。リビングプレポリマーラジカルの分子量は、好ましくは500−100,00
0、より好ましくは1000−25,000、最も好ましくは3000−15,
000である。
【0057】 上記のプレポリマーはまた、ヒドロキシ置換ポリマーなどの官能基化ポリマー
の製造に使用し、活性化条件下でプレポリマーから可逆的に切断されるに適した
ラジカル停止基に変換し得る。次いで、この修飾プレポリマーは、別のモノマー
により鎖を伸長し、共重合アームを形成できる。2種類のモノマー単位の比を使
用して、アームの親水性特性を制御できる。ヒドロキシ基などの官能基の比率を
増加させることにより、得られたアームはより親水性となる。
【0058】 ヒドロキシ基などの官能基をもつモノマーは単独で使用しても、または上記の
制御重合法の1つを使用してアームで他のモノマーと混合してもよい。官能基化
モノマーと非官能基化モノマーの比は、アームの親水性および疎水性平衡を制御
し、従って、最終ミクロゲルを制御する。
【0059】ミクロゲルの調製 リビングプレポリマーが少なくとも3つのモノマー単位(好ましくは少なくと
も5つ)を含む場合、得られたミクロゲルは、核を形成している架橋網目に連結
した線形アームのプレポリマー形をとる。この種のミクロゲルは、慣用的には、
星形ミクロゲルと呼ばれ得る。
【0060】 本発明のプロセスに使用した成分の比率は、一般に、ミクロゲルの所望の特性
および目的の適用に依存する。一般に、ミクロゲルは、重合成分のモルに基づき
60モル%までの架橋剤を使用して調製する。より好ましくは、架橋剤は、全重
合成分の50モル%までを含む。典型的には、捕獲ラジカル付加物は、重合成分
の約5−約95モル%を含む。
【0061】 本発明により、ミクロゲル組成物で以前に可能であったよりも高い比率の架橋
剤が可能となる。従来技術のミクロゲルでは、一般に、架橋剤の使用は最大で数
モル%以下に制限されていた。高濃度の架橋剤を使用できることにより、ミクロ
ゲルを高密度で調製でき、レオロジー制御に有意な利点を付与する。従って、本
発明のプロセスは、全重合成分に基づき少なくとも5モル%の架橋剤、最も好ま
しくは10−50%を使用することが好ましい。
【0062】 本発明のプロセスにおいて、リビングプレポリマーのオリゴマー部分のモノマ
ー単位の平均数が、5以下のモノマー単位である場合、モノマー組成物は、モノ
不飽和モノマーおよび共役ジエンモノマーから選択されたさらなるモノマーを含
むことが特に好ましい。付加物のオリゴマー部分のモノマー単位の平均数が減少
すると、モノマーの使用により得られる向上は、より有意になる。オリゴマーの
モノマー単位数が1−3である場合、モノ不飽和モノマーが典型的に使用される
【0063】 典型的には、不飽和モノマーは、重合成分の全モル数に基づき80モル%まで
、より好ましくは10−80%で存在する。
【0064】 プレポリマーに存在するモノマー単位の数が5以下である場合、付加物は、好
ましくは、5−60モル%の量で存在する。
【0065】 星形ミクロゲルは、好ましくは、50−95モル%の付加物および45モル%
までのモノ不飽和モノマーを使用して調製する。
【0066】 本発明のプロセスに使用する場合の1つ以上のさらなるモノマーは、アルケン
、アクリレート、メタクリレート、スチレンまたはスチレンモノマー、アクリロ
ニトリルまたは置換アクリロニトリル、または共役ジエンモノマー、例えば、ブ
タジエン、イソプレン、クロロプレン、シクロペンタジエン、酢酸ビニル、塩化
ビニリデンおよびポリ二塩化ビニリデンなどの任意の公知のモノ不飽和モノマー
であり得る。
【0067】 ミクロゲルの特性および続く適用におけるその反応性は、モノマーおよびその
官能基の選択により制御され得る。モノマーの例は、C1−C10アルケン、アル
キルアクリレート、アルキルメタクリレート、ヒドロキシアルキルアクリレート
、ヒドロキシアルキルメタクリレート、ハロアルキルアクリレート、ハロアルキ
ルメタクリレート、アルコキシアルキルアクリレート、アルコキシアルキルメタ
クリレート、所望によりモノ−N−置換またはジ−N−置換アミノアルキルメタ
クリレート、シクロアルキルアクリレート、シクロアルキルメタクリレート、フ
ェノキシアクリレート、フェノキシメタクリレート、アルキレングリコールアク
リレート、アルキレングリコールメタクリレート、ポリアルキレングリコールア
クリレート、ポリアルキレングリコールメタクリレート、アクリルアミド、メタ
クリルアミド、アクリルアミドおよびメタクリルアミドの誘導体、フマル酸、マ
レイン酸および無水マレイン酸のエステル、およびマレイン酸、N−ビニルカル
バゾール、N−ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ベンジルアクリレートおよ
びベンジルメタクリレートのエステルを含む。
【0068】 プレポリマーの(A)n部分であるオリゴマーは、ホモポリマーでもコポリマ
ーでもよい。
【0069】 オリゴマーがコポリマーである場合、統計的コポリマーでもブロックコポリマ
ーでもよい。オリゴマーの調製に使用するモノマーは、二重結合に加えて、1つ
以上の官能基を含んでよい。これらの追加の官能基は、星型ミクロゲルのアーム
に所望の極性または反応性を付与するように選択し得る。追加の官能基の例は、
ハロ、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシル、メルカプト、置換アミノ、シラン基
およびエポキシを含む。モノマーヒドロキシエチルメタクリレートなどにおける
ヒドロキシ官能基が特に好ましい。追加の官能基または官能基群を含むモノマー
は、ホモポリマーを形成していても、統計的コポリマーまたはブロックコポリマ
ーのコモノマーを形成してもよい。
【0070】 プレポリマーに存在するモノマー単位は、同一であっても異なっていてもよい
。統計的コポリマーは、モノマー混合物の使用により調製され得、ブロックコポ
リマーは、順にモノマーを導入し、第二モノマーを導入する前に第一モノマーの
ブロックを得ることにより調製され得る。
【0071】 本発明のプロセスに使用する多オレフィン化合物は、好ましくは、2つ以上の
二重炭素−炭素結合を含む。ヒドロキシル、カルボキシル、エステル、アミド、
アミノ、置換アミノ、メルカプト、シランおよびエポキシまたはその他などの他
の官能基は、所望であれば存在し得る。適切な多オレフィン化合物の例は、ジビ
ニルベンゼンおよびジビニルベンゼンの誘導体並びに2つ以上のアクリレートま
たはメタクリレート官能基を含むモノマーを含む。該ポリアクリレート化合物の
例は、アクリル酸またはメタクリル酸由来の2つ以上の二重結合で置換されたポ
リオールを含む。ジ−およびトリ−アクリレート化合物の例は、式XIV
【化32】 [式中、 R7およびR8は、独立的に、水素、ハロゲン、C1−C6アルキル、好ましくはメ
チル、および置換C1−C6アルキル、例えばC1−C6ヒドロキシアルキルから選
択され、 Y1およびY2は、独立的に、NR9およびOから選択され、ここでのR9は、独立
的に、水素およびアルキルから選択され、および Qは、連結基であり、これは当分野で公知の任意の連結基であり得る] の化合物を含む。好ましい連結基は、アルキレン(好ましくは1−12炭素原子
)、炭素環或いはヘテロ環基またはポリアルキレンオキシドを含み、ここでの基
は、所望により、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、置換アミノ、シラン、エポキシ、
アクリレートまたはメタクリレートから選択された1つ以上の置換基で置換され
ていてもよい。
【0072】 好ましくは、Qは、1−10炭素原子のアルキレンまたはポリアルキレンオキ
シドであり、所望により、ヒドロキシ、アミノ、シラン、エポキシ、およびアク
リレートまたはメタクリレートから選択された置換基を含む。R7およびR8の一
方または両方が、置換アルキルである場合、適切な置換基は、ヒドロキシ、ハロ
、アミノ、置換アミノ、チオール、シランおよびエポキシを含む。
【0073】 好ましいポリアクリレート化合物は、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリトリトールテトラ
アクリレート、ペンタエリトリトールテトラメタクリレート、アルキレングリコ
ールジアクリレート、アルキレングリコールジメタクリレート、ポリアルキレン
グリコールのジアクリレート、ポリアルキレングルコールのジメタクリレート、
ポリオキシアルキレングリコールのジアクリレート、ポリオキシアルキレングリ
コールのジメタクリレート、2−シアノエチルアクリレート、アルキレングリコ
ールアクリレートメタクリレート、ポリアルキレングリコールアクリレートメタ
クリレート、ポリオキシアルキレングリコールアクリレートメタクリレートを含
む。多オレフィン化合物の具体例は、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ
メタクリレート、ブタンジオールジメタクリレート、トリエチレングリコールジ
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリト
リトールトリアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレートおよび
エチレングリコールアクリレートメタクリレートまたは他のポリオールアクリレ
ートメタクリレートを含む。
【0074】 アリルおよび置換アリル誘導体、例えば、アクリル酸およびメタクリル酸のエ
ステル、エーテルおよびアミンも、多オレフィン化合物として使用し得る。いく
つかの例を以下に列挙する。
【0075】
【化33】 ここでR1=Hまたはアルキル R2=Hまたはアルキル R1およびR2は、官能基、すなわちヒドロキシを含み得る。 ここでR3=Hまたはメチル
【0076】 アリルアクリレート:
【化34】 ここでR1=R2=H R1=H R2=CH31=R2=CH3
【0077】 アリルメタクリレート:
【化35】 ここでR1=R2=H R1=H、R2=CH31=R2=CH3
【0078】 ジアリルエーテル:
【化36】 ここでR1=Hまたはアルキル R2=Hまたはアルキル R1およびR2は、官能基、すなわちヒドロキシを含み得る。 R1およびR2はまた、不斉構造を形成できる。
【0079】 例:
【化37】
【0080】 ジアリルアミン:
【化38】 ここでR1=Hまたはアルキル R2=Hまたはアルキル R1およびR2は、官能基、すなわちヒドロキシを含み得る。 R1およびR2はまた、不斉構造を形成できる。
【0081】 例:
【化39】
【化40】
【0082】 トリアリルアミン:
【化41】 ここでR1=Hまたはアルキル R2=Hまたはアルキル R1およびR2は、官能基、すなわちヒドロキシを含み得る。 R1およびR2はまた、不斉構造を形成できる。
【0083】 例
【化42】
【0084】 他の非置換化合物:
【化43】
【0085】 架橋剤の選択を使用して、星型ミクロゲルの核を構成する架橋網目の構築およ
び化学的特性を制御し得る。一般的な3種類の多オレフィン化合物を、必要な特
性に応じて使用し得る。
【0086】 架橋モノマーの不飽和基が等価である場合、その相対反応性は、統計学的考察
により決定する。不飽和基が異なる反応性を有する場合にはより大きな制御が得
られる。理論で固めたくはないが、我々は、反応性の異なる不飽和基の使用によ
り得られるより大きな制御は、架橋の完了前に二重結合の1つで鎖成長が起こる
ために生じると信じる。使用し得る他の種類の架橋剤は、追加の官能基を含み、
これは溶媒または他の種との所望の相互作用またはミクロゲルの反応性が得られ
るように選択され得る。これらの3種類の架橋剤はより詳細に議論する。
【0087】 ビニル基が等価の反応性を示す多オレフィン化合物の例は、ジビニルベンゼン
および式XIV(ここで、R7およびR8は同一であり、Qは、非置換であるか、
または対称置換を有する)の化合物を含む。他の市販で入手できるこの種のモノ
マーは、アルキレングリコールジアクリレートおよびジメタクリレート、例えば
、ブタンジオールジアクリレートまたはブタンジオールジメタクリレートを含む
【0088】 ビニル基の反応性が異なる多オレフィン化合物の例は、式XIV(ここで、R 7 およびR8は異なり、および/またはY1およびY2は異なる)の化合物を含む。
該多オレフィン化合物は、アクリレート、メタクリレート、アクリルアミドおよ
びメタクリルアミドから選択された2つの異なる不飽和基を含む。2つの異なる
飽和基は、例えば、アルキレングリコールまたはポリアルキレングリコール連結
基により連結し得る。別個のビニル基を有する特に好ましい多オレフィン化合物
は、以下を含む。
【0089】
【化44】
【0090】
【化45】
【0091】 本発明で有用な別の群の多オレフィン化合物は、少なくとも2つの不飽和基に
加えて、さらに、ヒドロキシ、メルカプト、アミン、ハロアミド、およびアルコ
キシカルボニルなどの1つ以上の他の官能基を含む化合物である。この一般的な
種類の置換化合物は、親水性核、または反応性基を含む核を有する星型ミクロゲ
ルの製造に特に有用である。該多オレフィン化合物の具体例は、ペンタエリトリ
トールトリアクリレートなどのヒドロキシ置換化合物および式XIV(ここで、
Qは、ヒドロキシル、アミノ、置換アミノ、シラン、エポキシアクリレート、ア
ルキレンアクリレート、メタクリレートおよびアルキレンメタクリレートから選
択された1つ以上の置換基を含む)の化合物を含む。
【0092】 本発明は、多オレフィン化合物の混合物を使用してもよい。例えば、ジビニル
ベンゼンおよびジアクリレートまたはジメタクリレートなどの異なるクラス由来
の多オレフィン化合物の使用により利点が得られることがある。さらに、対称多
オレフィン化合物、並びに反応性の異なる二重結合を有する多オレフィン化合物
の組合せを使用して、架橋密度を制御できる。
【0093】 アリルおよび置換アリル誘導体は、架橋剤として単独で使用しても、または形
成された星形ポリマーの核の密度を制御するために他の架橋剤と組合せてもよい
【0094】 本発明のプロセスは、所望であれば溶媒の存在下で実施し得る。例えば、プロ
セスは、溶液中、バルクで、または懸濁液中で実施し得る。
【0095】 星形ミクロゲルの調製において、反応は、好ましくは、オリゴマー用の適切な
溶媒中で実施し、シータ溶媒が特に好ましい。我々は、架橋剤と、1つの不飽和
基を含むモノマーの混合物を使用する場合に、架橋反応が非常に効率的になる場
合があることを発見し、モノマーの役割は、スペース単位として働くことである
と信じる。また、スペースモノマーは、オリゴマー由来の星型ミクロゲルのアー
ムを可溶化することが好ましい。
【0096】 理論で固めたくはないが、我々は、モノマー希釈剤は、スペーサモノマーとし
て働き、架橋密度を制御し、架橋効率を向上させると信じる。ある系では、モノ
不飽和モノマーなどの適切なモノマーの非存在下では、効率的な架橋およびミク
ロゲル形成を得ることは困難であり得る。
【0097】 スペーサモノマーは、ミクロゲルの反応性または化学的特性を制御する手段を
与える、1つ以上の追加の官能基を有するモノマーを含み得る。例えば、1つの
実施形態において、スペーサモノマーは、比較的不活性なモノマー単位を与える
モノマー、並びにヒドロキシル、カルボキシル、アミド、アミノ置換アミノ、チ
オール、シラン、エポキシまたはその他などの1つ以上の追加の官能基を取り込
んだ官能基化モノマーを含む、少なくとも2種類のモノマーを含む。
【0098】 スペースモノマーは、オリゴマーの調製に使用したモノマーと同一であっても
異なっていてもよい。しかし、多くの場合、同一のモノマーの使用が便利である
。スペーサモノマーは、典型的には、重合成分の0−70モル%、好ましくは5
−70モル%の範囲である。
【0099】 本発明のプロセスは、一般に、オリゴマーアームをはるかにより効率的に取り
込むことを可能とし、よって得られるミクロゲル中の未反応残存モノマーの比率
は減少する、従来技術のミクロゲル形成プロセスを超えた有意な利点を有する。
【0100】 本発明のプロセスに従って調製したミクロゲルは、一般に、平均分子量が少な
くとも約104である。好ましくは、分子量は、約104から約107、最も好ま
しくは約105から約107の範囲である。
【0101】 本発明のプロセスに従って調製したミクロゲルは、一連の適用を有する。
【0102】 ミクロゲルは溶媒由来および水由来皮膜におけるレオロジー制御剤として特に
有用である。
【0103】 皮膜組成物の調合において、最大固体含量の提供と良好な持続性の提供の間の
妥協が必要であった。高い固体含量は、低分子量ポリマーの使用により最善に満
たされるが、ポリマー持続性は、高分子量により最善に満たされる。本発明のミ
クロゲルにより、高分子量ポリマーの提供により、妥協をより効率的に合致させ
ることが可能となり、従って、良好な持続性を与え、同時に高固体含量の達成を
可能とする溶解度を与える。ミクロゲルはまた、低分子量レジンで生じる沈降の
問題なく、溶媒含量の減少を達成できる。
【0104】 本発明のミクロゲルは、熱硬化性または照射硬化性組成物に使用し得る。該組
成物は、一般に、吊り下がった官能基を含むミクロゲルを含み、これはヒドロキ
シ、アミノ、カルボキシル、メルカプト、置換アミノ、シラン、カルバメートま
たはエポキシ基などの適切な官能基を有する、モノマー、アルコキシアミンまた
は架橋剤の使用により得られ得る。架橋剤は、硬化条件下でミクロゲンの吊り下
がった官能基と反応性の官能基を含む。
【0105】 本発明のミクロゲルはまた、接着剤および化粧品にも使用し得る。
【0106】 本発明に従って調製したミクロゲルは、耐衝撃性の向上および内部潤滑の向上
のための塑性添加物としても有用である。本発明に従って調製したミクロゲルは
また、特に、ミクロゲルと医薬の会合を容易にし得る極性官能基を使用して調製
した場合に、医薬担体として有用である。
【0107】 以下の実施例は、本発明をさらに説明するために提供され、決して限定するも
のとは捉えない。
【0108】 実施例1a)ATRP法によるCl原子で末端キャップしたPSアームの調製 開始
【化46】
【0109】 成長
【化47】
【0110】 スチレン(23.5mmol、2.7ml)、CuCl(0.553mmol
、0.055g)、2,2'−ビピリジン(bpy、1.66mmol、0.2
59g)および1−フェニルエチルクロリド(1−PECl、0.553mmo
l、73μl)を乾燥シュレンクフラスコに加えた。混合物を、撹拌しながら1
30℃の油浴に浸す前に、3回の凍結−ポンプ−融解サイクルにより脱気した。
5時間の重合の後、溶液をTHFで希釈した。その後、ろ過し、カラムでアルミ
ナ(ブロックマン1、中性)を通過させて銅錯体を除去した。形成したポリスチ
レン(PS)をMeOHから沈殿(3回)させ、60℃で真空下で48時間乾燥
させた。GPCにより測定した得られたポリマーのMWは、Mn=4696(P
D=1.33)であり、23.61%の転換であった。
【0111】b)ATRP法によるDVBを用いたミクロゲル形成
【化48】
【0112】 塩素原子で末端キャップしたポリスチレン(0.2g、Mn=4685、Mw
/Mn=1.34)を、ベンゼン(5ml)に溶かした。この溶液に、0.05
gのジビニルベンゼン(DVB)を、1モル等量のCuCl(19mg)および
3モル等量のbyp(89.9mg)(両方共、ポリスチレンに対して)の存在
下で加えた。得られた混合物を封管し、3回脱気し、130℃で24時間撹拌し
た。形成したミクロゲルをTHFで希釈し、白色固体として3回メタノールから
沈殿させる前にろ過した。次いで、これをGPC/MALL系でMWを決定する
前に真空下で乾燥させた。
【0113】 実施例2a)ATRP法によるBr原子で末端キャップしたPSアームの調製 FeBr2(34.0mg、0.6mmol)、スチレン(4.86g、46
.7mmol)、o−キシレン(4.0ml)およびN(nBu)3(0.11
ml、0.47mmol)を、アルゴンでパージした乾燥丸底シュレンクフラス
コに加えた。この溶液を10分間室温で撹拌し、次いで、p−トルエン−スルホ
ニルクロリド(30.0mg、0.16mmol)をo−キシレン(1.0ml
)溶液として加えた。フラスコを封管し、3回脱気して酸素を除去した。次いで
、フラスコを80℃の油浴に8時間浸した。重合後、溶液をTHFで希釈した。
次いで、ろ過し、カラムでアルミナ(ブロックマン1、中性)を通過させて錯体
を除去した。次いで、形成したポリマーをMeOHから沈殿(3回)させ、60
℃で真空下で48時間乾燥させた。
【0114】b)ATRP法によるDVBを用いたミクロゲル形成 上記の重合から得られた、臭素原子で末端をキャップした純粋なポリスチレン
を、ガラスチューブ中でo−キシレンで溶かした。この溶液に、FeBr2、1
−フェニルエチルブロミド(1−PEBr)およびDVBを適切な比で加えた。
次いで、混合物を、110℃の油浴に入れる前に3回脱気した。12時間の重合
後、次いで、ミクロゲルを白色固体としてメタノールから沈殿させた。
【0115】実施例3 a)ATRP法によるCl原子で末端キャップしたPMMAアームの調製 開始
【化49】
【0116】 成長
【化50】
【0117】 メチルメタクリレート(MMA)(2.63g、26.25mmol)、Cu
Cl(0.082g、0.853mmol)、2,2'−ビピリジン(bpy、
0.389g、2.49mmol)および1−フェニルエチルクロリド(1−P
ECl、0.116g、0.83mmol)を乾燥シュレンクフラスコに加えた
。混合物を、撹拌しながら130℃の油浴に浸す前に、3回の凍結−ポンプ−融
解サイクルにより脱気した。18時間(一晩)の重合の後、溶液をTHFで希釈
し、ろ過前に50℃に加熱した。次いで、THFを蒸発させ、残渣をMeOHか
ら沈殿(3回)させ、60℃で真空下で48時間乾燥させた。
【0118】b)ATRP法によるEGDMAを用いたミクロゲル形成 架橋
【化51】
【0119】 塩素原子で末端キャップした純粋なPMMA(0.2g、0.063mmol
)をo−キシレン(5ml)に溶かした。この溶液に、0.099g(0.5m
mol)のEGDMAを、0.018g(0.063mmol)のCuClおよ
び0.06g(0.190mmol)のbpyの存在下で加えた。得られた混合
物を封管し、3回脱気し、130℃で24時間撹拌した。形成したミクロゲルを
THFで希釈し、白色固体として3回メタノールから沈殿させた。
【0120】実施例4 a)ATRP法によるBr原子で末端キャップしたPMMAアームの調製 FeBr2(34.0mg、0.16mmol)、MMA(5.0ml、46
.7mmol)、o−キシレン(4.0ml)およびN(nBu)3(0.11
ml、0.47mmol)を、アルゴンでパージした乾燥丸底シュレンクフラス
コに加えた。この溶液を10分間室温で撹拌し、次いで、p−トルエン−スルホ
ニルクロリド(30.0mg、0.16mmol)をo−キシレン(1.0ml
)溶液に加えた。フラスコを封管し、3回脱気して全ての酸素を除去した。次い
で、フラスコを80℃の油浴に15時間浸した。反応後、溶液をTHFで希釈し
、ろ過した。次いで、アルミナ(中性で活性化されたブロックマン1)を通過さ
せて錯体からイオンを除去した。得られたポリマーを石油エーテル(40℃−6
0℃)から沈殿させ、真空下で一晩乾燥させた。GPCにより測定した得られた
ポリマーのMWは、Mn=14707(PD=1.0767)であり、反応の転
換は27.94%である。
【0121】b)ATRP法によるEGDMAを用いたミクロゲル形成 ポリメチルメタクリレート(PMMA)(0.3g、Mn=7488)、エチ
レングリコールジメタクリレート(EGDMA)(0.119g)、FeBr2
(9.8mg)、N(nBu)3(32.6μl)およびo−キシレン(5ml
)をシュレンクフラスコに加えた。混合物を3回脱気した。次いで、撹拌しなが
ら80℃の油浴に入れた。14時間後、溶液をTHFで希釈し、ろ過した。次い
で、Al23を通過させ、形成したミクロゲルを石油エーテル(40℃−60℃
)から沈殿させ、真空下で一晩乾燥させた。ミクロゲルの分子量は、GPC/M
APLLS系により決定した。Mn=6,585,200、PD=1.27。 さらなるミクロゲルを、実施例5−18に記載の方法により調製し得る。
【0122】実施例5 a)ATRP法によるBr原子で末端キャップしたPMMAアームの調製 PMMAは、実施例4(a)に記載のように合成した。
【0123】b)ATRP法によるDVBを用いたミクロゲル形成 臭素原子で末端キャップしたPMMAを、o−キシレン(10ml)に溶かし
た。この溶液に、0.1gのDVBを、1モル等量のCuClおよび3モル等量
のbpy(両方共、ポリスチレンに対して)の存在下で加えた。得られた混合物
を封管し、3回脱気し、130℃で24時間撹拌した。形成したミクロゲルを、
白色固体としてメタノールから沈殿させた。形成したミクロゲルは、強力な極性
アームおよびより親水性の低い核を有する。
【0124】実施例6 a)ATRP法によるCl原子で末端キャップしたPSアームの調製 ポリスチレン(PS)を、実施例1(a)に記載のように合成した。
【0125】b)ATRP法によるEGDMAを用いたミクロゲル形成 Cl原子で末端キャップしたPSを、ガラスチューブ中でo−キシレンで溶か
した。この溶液に、FeBr2、1−PEBrおよびEGDMAを前回と同じ比
で加えた。次いで、混合物を、110℃の油浴に入れる前に3回脱気した。12
時間の重合後、ミクロゲルを白色固体としてメタノールから沈殿させた。 形成したミクロゲルは、疎水性アームおよび親水性核を有する。
【0126】 実施例7a)ATRP法によるBr原子で末端キャップしたPMMAアームの調製 PMMAは、実施例4(a)に記載のように合成した。
【0127】b)ATRP法によるAMA/EGDMAを用いたミクロゲル形成 上記の段階から得られた臭素原子で末端キャップしたPMMA(0.3g、M
W=15000)をシュレンクフラスコ中のo−キシレン(5ml)に溶かした
。次いで、FeBr2(9.8mg)、76mgのアリルメタアクリレート(A
MA)およびEGDMA混合物(モル比1:1)およびN(nBu)3(32.
6μl)を加えた。混合物を10分間室温で撹拌した。次いで、フラスコを封管
し、混合物を、80℃の油浴に入れる前に、3回の凍結−ポンプ−融解サイクル
により脱気した。14時間の重合の後、溶液をTHFで希釈し、ろ過し、カラム
でアルミナ(ブロックマン1、中性)を通過させて金属錯体を除去した。形成し
たミクロゲルを石油エーテル(40℃−60℃)から白色固体として沈殿させ、
真空下で24時間乾燥させた。
【0128】 実施例8a)チオエステル法によるPMMAアームの調製 丸底シュレンクフラスコに、25.8g(0.01)モルの1−フェニルエチ
ルジチオベンゾエートの2mlトルエン溶液、60g(0.6モル)の脱気MM
Aおよび3mmolのアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)の10mlトル
エン溶液を加えた。さらに30mlのトルエンを、次いで混合物を3回の凍結−
ポンプ−融解サイクルにより脱気する前に加えた。次いで封管したフラスコを撹
拌しながら80℃の油浴に24時間浸した。反応後、溶媒を蒸発させ、残渣を3
回MeOHから沈殿させた。次いで、形成したPMMAを、60℃で真空下で4
8時間乾燥させた。GPCにより測定した得られたポリマーのMWは、PDが1
.2以下でMn=20,000である。
【0129】b)チオエステル法によるEGDMAを用いたミクロゲル形成 上記から得られた一端をチオエステルでキャップした純粋なPMMA(Mn=
20.000、2g)を、丸底シュレンクフラスコの20mlトルエンに溶かし
た。この溶液に、2gのEGDMAおよび0.5mgのアゾビスイソブチロニト
リル(AIBN)を加えた。次いで、混合物を3回の凍結−ポンプ−融解サイク
ルにより脱気した。次いで、封管フラスコを24時間撹拌しながら80℃の油浴
に浸した。反応後、溶媒を蒸発させ、残渣を3回MeOHから沈殿させた。次い
で、かくして形成したミクロゲルを、60℃で真空下で48時間乾燥させた。
【0130】 実施例9a)連鎖移動法によるマクロモノマーの調製 丸底シュレンクフラスコに、4mlのMMA、0.1mgのジアクアビス(ジ
フルオロジメチルグリオキシマトホウ素)コバルテートの6mlベンゼン溶液お
よび20mgのAIBNを加えた。次いで、混合物を3回の凍結−ポンプ−融解
サイクルにより脱気し、60℃に加熱し、その温度で36時間維持した。形成し
たマクロモノマーをペンタン中での沈殿により精製し、PD1.5でMW500
0を有する。
【0131】b)ラジカル重合法によるマクロモノマーからのミクロゲル形成 丸底シュレンクフラスコ中に、上記から得られた2.63gの純粋なマクロモ
ノマー、2.5gのEGDMA、0.5gのMMA、および10mgのAIBN
の5mlミネラルスピリットおよび15mlヘプタン溶液を加えた。混合物を3
回の凍結−ポンプ−融解サイクルにより脱気した後、60℃に加熱し、その温度
で24時間維持した。形成したミクロゲルをTHFで希釈し、白色固体として3
回メタノールから沈殿させた。
【0132】 実施例10a)連鎖移動法によるマクロモノマーの調製 マクロモノマーは、実施例9aに記載の通りに調製した。
【0133】b)ATRP法による、マクロモノマーの、Cl原子で末端キャップしたアーム への転換 上記から得られた2.63gの純粋なマクロモノマーを、0.082gのCu
Cl、0.389gの2,2'−ビピリジンおよび0.116gの1−フェニル
エチルクロリドと共にo−キシレンに溶かした。混合物を、撹拌しながら130
℃の油浴に浸す前に、3回の凍結−ポンプ−融解サイクルにより脱気した。12
時間の反応の後、溶液をTHFで希釈し、ろ過前に50℃に加熱した。次いで、
THFを蒸発させ、残渣をMeOHから沈殿(3回)させ、60℃で真空下で4
8時間乾燥させた。
【0134】c)ATRP法によるEGDMAを用いたミクロゲル形成 塩素原子で末端キャップした純粋なPMMAを使用して、実施例3bに記載の
方法を用いてミクロゲルを製造した。
【0135】 実施例11a)連鎖移動法によるヒドロキシ官能基化マクロモノマーの調製 丸底シュレンクフラスコに、重量比8:2の4mlのヒドロキシエチルメタク
リレート(HEA)およびMMA、0.1mgのジアクアビス(ジフルオロジメ
チルグリオキシマトホウ素)コバルテートの6mlメチルエチルケトン溶液およ
び20mgのAIBNを加えた。次いで、混合物を3回の凍結−ポンプ−融解サ
イクルにより脱気し、60℃で36時間加熱した。形成したヒドロキシル官能基
化マクロモノマーをペンタンへの沈殿により精製した。
【0136】b)ラジカル重合法によるヒドロキシ官能基化マクロモノマーからのミクロゲル 形成 丸底シュレンクフラスコ中に、上記から得られた2.63gの純粋なヒドロキ
シル官能基化マクロモノマー、2.5gのEGDMA、0.5gのMMA、およ
び10mgのAIBNの5mlミネラルスピリットおよび15mlヘプタン溶液
を加えた。混合物を3回の凍結−ポンプ−融解サイクルにより脱気し、60℃で
24時間加熱した。形成したミクロゲルをTHFで希釈し、3回メタノールから
沈殿させ白色固体を形成した。
【0137】 実施例12a)連鎖移動法によるヒドロキシ官能基化マクロモノマーの調製 ヒドロキシ官能基化マクロモノマーは、実施例11aに記載の通りに調製した
【0138】b)ATRP法による、ヒドロキシ官能基化マクロモノマーの、Cl原子で末端 キャップしたアームへの転換 上記から得られた3.5gの純粋なヒドロキシ官能基化マクロモノマーを、0
.082gのCuCl、0.389gの2,2'−ビピリジンおよび0.116
gの1−フェニルエチルクロリドと共にo−キシレンに溶かした。混合物を、撹
拌しながら130℃の油浴に浸す前に、3回の凍結−ポンプ−融解サイクルによ
り脱気した。12時間の反応の後、溶液をTHFで希釈し、ろ過前に50℃に加
熱した。次いで、THFを蒸発させ、残渣をMeOHから沈殿(3回)させ、6
0℃で真空下で48時間乾燥させた。
【0139】c)ATRP法によるEGDMAを用いたミクロゲル形成 塩素原子で末端キャップした純粋なヒドロキシ官能基化ポリマーアーム(0.
063mmol)をo−キシレン(5ml)に溶かした。この溶液に、0.09
9g(0.5mmol)のEGDMAを、0.018g(0.063mmol)
のCuClおよび0.06g(0.190mmol)のbpyの存在下で加えた
。得られた混合物を封管し、3回脱気し、130℃で24時間撹拌した。形成し
たミクロゲルは、そのアームに結合したヒドロシ官能基を有する。反応溶液をT
HFで希釈し、白色固体として3回メタノールから沈殿させた。
【0140】 実施例13a)連鎖移動法によるヒドロキシ官能基化マクロモノマーの調製 ヒドロキシ官能基化マクロモノマーを、実施例11aに記載の通りに調製した
【0141】b)ATRP法による、MMAとヒドロキシ官能基化マクロモノマーの共重合で の、塩素でキャップしたアームの形成 実施例13aから得られた3.5gの純粋なヒドロキシ官能基化マクロモノマ
ーを、2.6gのMMA、0.082gのCuCl、0.389gの2,2'−
ビピリジンおよび0.116gの1−フェニルエチルクロリドと共にo−キシレ
ン(20ml)に溶かした。混合物を、撹拌しながら130℃の油浴に浸す前に
、3回の凍結−ポンプ−融解サイクルにより脱気した。12時間の反応の後、溶
液をTHFで希釈し、ろ過前に50℃に加熱した。次いで、THFを蒸発させ、
残渣をMeOHから沈殿(3回)させ、60℃で真空下で48時間乾燥させた。
得られたポリマーアームは、半分の長さのアーム上にヒドロキシ官能基を有し、
他の半分の長さのアームは、末端をキャップしたCl原子により官能基化されて
いない。
【0142】c)ATRP法によるヒドロキシ官能基化コポリマーアームからのEGDMAを 用いたミクロゲル形成 塩素原子で末端キャップした純粋な半分の長さのヒドロキシ官能基化ポリマー
アームを、o−キシレン(5ml)に溶かした。この溶液に、0.099g(0
.5mmol)のEGDMAを、0.018g(0.063mmol)のCuC
lおよび0.06g(0.190mmol)のbpyの存在下で加えた。得られ
た混合物を封管し、3回脱気し、130℃で24時間撹拌した。アームに結合し
た半分の長さのヒドロキシ官能基を用いて形成したミクロゲルをTHFで希釈し
、白色固体として3回メタノールから沈殿させた。
【0143】 実施例14a)連鎖移動法によるマクロモノマーの調製 マクロモノマーは、実施例9aに記載の通りに調製した。
【0144】b)ATRP法による、マクロモノマーの、Cl原子で末端キャップしたアーム への転換 塩素でキャップしたPMMアームを、実施例10bに記載した方法を使用して
マクロモノマーから転換した。
【0145】c)ATRP法によるDVB/スチレンを用いたミクロゲル形成 塩素原子で末端キャップした純粋なPMMAアーム(0.063mmol)を
、o−キシレン(5ml)に溶かした。この溶液に、0.5mmolのDVB/
スチレン(モル比3:7)を、0.018g(0.063mmol)のCuCl
および0.06g(0.190mmol)のbpyの存在下で加えた。得られた
混合物を封管し、3回脱気し、130℃で24時間撹拌した。形成したミクロゲ
ルをTHFで希釈し、白色固体として3回メタノールから沈殿させた。
【0146】 実施例15a)連鎖移動法によるヒドロキシ官能基化マクロモノマーの調製 ヒドロキシ官能基マクロモノマーは、実施例11aに記載の通りに調製した。
【0147】b)ATRP法による、ヒドロキシ官能基化マクロモノマーの、Cl原子で末端 キャップしたアームへの転換 塩素でキャップしたヒドロキシ官能基化PMMアームを、実施例12bに記載
の方法を使用してマクロモノマーから転換した。
【0148】c)ATRP法によるDVB/スチレンを用いたミクロゲル形成 塩素原子で末端キャップした純粋なヒドロキシ官能基化PMMAアーム(0.
063mmol)を、o−キシレン(5ml)に溶かした。この溶液に、0.5
mmolのDVB/スチレン混合物(モル比3:7)を、0.018g(0.0
63mmol)のCuClおよび0.06g(0.190mmol)のbpyの
存在下で加えた。得られた混合物を封管し、3回脱気し、130℃で24時間撹
拌した。形成したミクロゲルをTHFで希釈し、白色固体として3回メタノール
から沈殿させた。これらのミクロゲルは、親水性アームおよび疎水性核を有する
【0149】 実施例16a)連鎖移動法によるヒドロキシ官能基化マクロモノマーの調製 ヒドロキシ官能基化マクロモノマーを、実施例11aに記載の通りに調製した
【0150】b)ATRP法による、MMAとヒドロキシ官能基化マクロモノマーの共重合で の、塩素でキャップしたアームの形成 塩素でキャップしたヒドロキシ官能基化PMMアームをMMAと共重合して、
実施例13bに記載の方法を使用して塩素原子でキャップしたアームを形成した
【0151】c)ATRP法によるDVB/スチレンを用いたミクロゲル形成 塩素原子で末端キャップしたMMAと共重合した純粋なヒドロキシ官能基化P
MMAアーム(0.063mmol)をo−キシレン(5ml)に溶かした。こ
の溶液に、0.5mmolのDVB/スチレン(3:7比)を、0.018g(
0.063mmol)のCuClおよび0.06g(0.190mmol)のb
pyの存在下で加えた。得られた混合物を封管し、3回脱気し、130℃で24
時間撹拌した。形成したミクロゲルをTHFで希釈し、白色固体として3回メタ
ノールから沈殿させた。かくして形成したミクロゲルは、親水性アームおよび疎
水性核を有する。
【0152】 実施例17a)連鎖移動法によるヒドロキシ官能基化マクロモノマーの調製 ヒドロキシ官能基化マクロモノマーを、実施例11aに記載の通りに調製した
【0153】b)付加反応によるヒドロキシ官能基化アームの形成 11aから得られた溶液をTHFで希釈し、ろ過し、カラムでアルミナ(ブロ
ックマン1、中性)を通過させて金属錯体を除去した。次いで、マクロモノマー
を白色固体としてメタノールから沈殿させた。次いで、固体をヘキサデシルトリ
ブチルホスホニウムブロミド(0.508g)およびHCl(37%、12.3
ml)と共に丸底フラスコに加えた。混合物を撹拌し、115℃で90分間還流
した。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した。溶媒を除去し、合わ
せた有機物質をTHFに溶かし、メタノール溶液からの沈殿により精製した。
【0154】c)ATRP法によるEGDMAを用いたミクロゲル形成 上記の段階から得られた臭素原子で末端キャップした上記から得られたヒドロ
キシ官能基化アーム(0.3g)を、シュレンクフラスコのo−キシレン(5m
l)に溶かした。次いで、FeBr2(9.8mg)、エチレングリコールジメ
タクリレート(EGDMA、0.119g)およびN(nBu)3(32.6μ
l)を加えた。混合物を10分間室温で撹拌した。次いで、フラスコを封管し、
混合物を、80℃の油浴に入れる前に、3回の凍結−ポンプ−融解サイクルによ
り脱気した。14時間の重合の後、溶液をTHFで希釈し、ろ過し、カラムでア
ルミナ(ブロックマン1、中性)を通過させて金属錯体を除去した。次いで、形
成したミクロゲルを石油エーテル(40℃−60℃)から白色固体として沈殿さ
せ、真空下で24時間乾燥させた。
【0155】 実施例18a)連鎖移動法によるヒドロキシ官能基化マクロモノマーの調製 ヒドロキシ官能基化マクロモノマーを、実施例11aに記載のように合成した
【0156】B)TEMPOで末端キャップしたヒドロキシ官能基化アームの調製 11aから得られた溶液をTHFで希釈し、ろ過し、カラムでアルミナ(ブロ
ックマン1、中性)を通過させて金属錯体を除去した。次いで、マクロモノマー
を白色固体としてメタノールから沈殿させた。固体を、tert−ブチルペルオ
キシド(TBP)(4.96mmol)およびテトラメチルピペリジン−1−オ
キシルラジカル(TEMPO)(0.382g、2.45mmol)と共にベン
ゼンに加えた。混合物を3回の凍結−ポンプ−融解サイクルにより脱気し、真空
下で封管した。混合物を80℃で16時間加熱すると、ニトロオキシドでキャッ
プしたヒドロキシ官能基化マクロモノマーが得られた。
【0157】 C)TEMPO法によるDVB/TBSを用いたミクロゲル形成 TBS(1.14g、7.1mmol)およびDVB(0.38g、2.9m
mol)のベンゼン(7.6ml)溶液に、末端がニトロオキシドでキャップさ
れた実施例18bから得られたヒドロキシ官能基アーム1.6重量%を加えた。
得られた混合物を3回の凍結−ポンプ−融解サイクルにより脱気し、真空下で封
管し、130℃で72時間加熱した。混合物をメタノールから沈殿させると、白
色固体としてミクロゲルが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 297/00 C08F 297/00 // C09J 151/00 C09J 151/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 アブロル,シンミ オーストラリア国ヴィクトリア州3150,フ ィーラーズ・ヒル,パインヴュー・クロー ズ 2 Fターム(参考) 4J026 AA76 BA05 BA07 BA17 BA27 BA28 BA29 BA32 BA39 BA50 BB03 DA12 DA17 DB02 DB12 GA02 HA06 HA11 HA28 HA29 HA32 HA35 HA38 HA48 HB07 HB11 HB12 HB17 HB28 HB32 HB38 HB46 HB47 HE01 4J040 DL101 DL102 DM001 DM002 GA07 GA13 GA15 GA23 LA01 QA01 4J100 AB01P AB07P AC00P AE13P AE18P AG10P AG15P AH01P AH02P AJ02P AL02P AL08P AM01P AM15P AM17P AM19P AM21P AN06P BA03P BA04P BA14P BA16P BA29P BA40P BA42P BA71P BB00P BC43P BC54P CA01 FA04 FA08 JA00 JA01 JA03 JA61

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核に付着した多数のポリマーアームにおいて架橋ポリマーの
    該核を有するミクロゲル組成物粒子の製造方法であって、該プロセスは、リビン
    グプレポリマー成分をモノマー成分と反応させることを含み、該モノマー成分は
    多オレフィンモノマーを含むミクロゲル組成物粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記リビングプレポリマーが、モノオレフィンモノマーと開
    始剤との反応により、所望により触媒の存在下で製造される請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 上記リビングプレポリマーが、活性化条件下で該プレポリマ
    ーから可逆的に開裂し、反応性プレポリマーラジカルを与えるラジカル停止基を
    含み、該ラジカル停止基が、ルイス酸、メルカプタン、ジスルフィド、チオカル
    ボニルチオ、チオカルバメートおよびジチオカルバメート、ジチオエステル、遷
    移金属カルボニル、安定化炭素ラジカル、過酸化物およびアゾ開始剤からなる一
    群から選ばれる請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記リビングプレポリマーが、原子移動ラジカル重合又はイ
    ニファータから製造される請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記リビングプレポリマーが、 (i)ルイス酸触媒の存在下で式R(A)n−Xの化合物(式中、Rは、有機残
    基、好ましくは炭化水素、アルキルスルホニルまたはアリールスルホニルであり
    、Xはハロゲンである。)、 (ii)式 【化1】 または 【化2】 (式中、R6は、水素または開始剤フラグメント残基、例えば、ヒドロカルビル
    オキシドであり、R1およびR2は、独立してヒドロカルビルから選ばれる。) で表されるチオカルバメートまたはジチオカルバメート、 (iii)式 【化3】 または 【化4】 (式中、R7は、所望により置換されたアルキル、所望により置換されたアルケ
    ニル、所望により置換されたアルキニル、所望により置換された(飽和、不飽和
    または芳香族)炭素環/ヘテロ環、所望により置換されたアルキルチオ、または
    R・が重合条件下でフリーラジカル脱離基であり、フリーラジカル重合を開始で
    きるような他の基であり、R7は、また、任意の重合機構により製造されたポリ
    マー鎖または有機金属種でもよく、 Zは、水素、塩素、所望により置換されたアルキル、所望により置換されたア
    リール、所望により置換されたヘテロシクリル、所望により置換されたアルキル
    チオ、所望により置換されたアルコキシカルボニル、所望により置換されたアリ
    ールオキシカルボニル(−COOR'')、カルボキシ(−COOH)、所望によ
    り置換されたアシルオキシ(−O2CR'')、所望により置換されたカルバモイ
    ル(C−CONR''2)、シアノ(−CN)、ジアルキル−またはジアリール−
    ホスホナト[−P(=O)OR''2]、および任意の機構により形成されたポリ
    マー鎖からなる一群から選ばれ、ここでR''は、所望により置換された炭素数1
    〜18のアルキル、炭素数2〜18のアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、
    アラルキル、アルクアリールからなる一群から選ばれ、ここでの置換基は、独立
    して、エポキシ、ヒドロキシ、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、カルボキシ
    (および塩)スルホン酸(および塩)、アルコキシ−またはアリールオキシ−カ
    ルボニル、イソシアナート、シアノ、シリル、ハロおよびジアルキルアミノから
    なる一群から選ばれ、 Z'は、所望により置換されたアルキル、所望により置換されたアリールおよ
    びポリマー鎖からなる一群のメンバーから誘導されるm価部分であり、ここで該
    接続部分は、脂肪族炭素、芳香族炭素、および硫黄からなる一群から選ばれ、 R''は、所望により置換されたアルキル、所望により置換された飽和、不飽和
    または芳香族炭素環またはヘテロ環、所望により置換されたアルキルチオ、所望
    により置換されたアルコキシ、所望により置換されたジアルキルアミノ、有機金
    属種、および任意の重合機構により製造されたポリマー鎖からなる一群から選ば
    れ、 mおよびpは整数であり、好ましくは少なくとも2である。) で示されるチオエステル、 (iv)式(V) 【化5】 (式中、R3、R4およびR5は、独立して、3級アルキルおよびアリールから選
    ばれ、R6は、3級アルキル、アリールおよび−C(R8910)基から好まし
    くは選ばれる開始剤フラグメント残基であり、R5、R8、R9およびR10は、独
    立して、3級アルキル、アリール、ニトレートアルコキシ、アリールオキシおよ
    びトリメチルシロキシから選ばれる。) で表される安定化炭素ラジカル付加物、 (v)式VIII 【化6】 (式中、Rは、ヒドロカルビル、好ましくはアルキルである。) で表されるアゾ添加物、 (vi)式IX 【化7】 (式中、RおよびR1は、ヒドロカルビル、好ましくはアルキルである。) で示される過酸化物添加物、および (vi)式XIまたはXII 【化8】 (式中、AおよびBは、同一であっても異なっていてもよいモノマーであり、n
    、mおよびpは整数である。) で表される硫黄捕獲付加物、 とからなる一群から選ばれ、式I、II、IIIa、IIIb、V、VIII、
    IX、XIおよびXIIにおいて、Aはモノマー単位であり、nは2以上であり
    、A基は独立的に選択され得る、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 Aは、独立して、式 【化9】 のモノマー単位、および無水マレイン酸、N−アルキルマレイミド、N−アリー
    ルマレイミド、ジアルキルフマレートおよび環化重合可能なモノマーからなる一
    群の繰り返し単位から選ばれ、 Uは、水素、ハロゲン、所望により置換された炭素数1〜4のアルキルからな
    る一群から選ばれ、該置換基は、独立して、ヒドロキシ、アルコキシ、アリール
    オキシ(OR'')、カルボキシ、アシルオキシ、アロイルオキシ(O2CR'')
    、アルコキシ−カルボニルおよびアリールオキシ−カルボニル(CO2R'')か
    らなる一群から選ばれ、 Vは、水素、R''、CO2H、CO2R''、COR''、CN、CONH2、CO
    NHR''、CONR''2、O2CR''、OR''およびハロゲンからなる一群から選
    ばれ、R''は上記で定義した通りである、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記リビングプレポリマーが、式XIII 【化10】 (式中、Pは、ポリマー鎖であり、 Xは、−CONR2、−COOR、OR1、−OCOR、−OCOOR1、−NR
    COOR1、ハロ、シアノ、または置換もしくは非置換フェニルまたはアリール
    であり、ここでRは、独立して、水素、シリル、または置換もしくは非置換アル
    キル、アルキルエーテル、フェニル、ベンジル、またはアリールからなる一群か
    ら選ばれ、ここで該基は、エポキシ、ヒドロキシ、イソシアナート、シアノ、ア
    ミノ、シリル、酸(−COOH)、ハロ、またはアシルで置換され得、ここでR 1 は、H以外はRと同じである。) で表される請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記繰り返しモノマー単位(A)nの整数nが、少なくとも
    5である請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記リビングプレポリマーが、1000〜25,000の分
    子量を有するラジカルを与える請求項5に記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記架橋剤が、全ての重合可能な成分に基づき5〜60モ
    ル%の量で存在する請求項1に記載のプロセス。
  11. 【請求項11】 上記架橋モノマーが、ジビニルベンゼン、ジビニルベンゼ
    ンの誘導体および式XIV 【化11】 (式中、R7およびR8は、独立して、水素、炭素数1〜6のアルキルおよび炭素
    数1〜6のヒドロキシアルキルからなる一群から選ばれ、Y1およびY2は、独立
    して、NR9およびOから選ばれ、ここでR9は、独立して、水素およびアルキル
    から選ばれ、および Xは、ヒドロキシ、アミノ、置換アミノ、エポキシ、シラン、アクリレート、
    アルキレン、アクリレート、メタクリレートおよびアルキレンメタクリレートか
    らなる一群から選ばれる一以上の置換基で所望により置換された架橋基である。
    ) の化合物からなる一群から選ばれる請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記架橋モノマーが、式XIVで示され、R7、R8および
    1、Y2の置換基対の少なくとも一方における、対の置換基の一つが、該対の他
    の置換基とは異なる請求項5に記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記リビングプレポリマーが、重合可能な組成物の全モル
    数に対して、5〜80モル%(好ましくは10〜80%)の範囲で存在する請求
    項5に記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記リビングプレポリマーが、全重合可能な成分の50〜
    95%の範囲で存在し、上記モノマー組成物が、所望により、モノ不飽和モノマ
    ーおよび共役ジエンモノマーから選ばれるさらなるモノマーを45%まで含む請
    求項5に記載の方法。
  15. 【請求項15】 nが3以上であり、上記モノマー単位(A)が、アルケン
    、アクリレート、メタクリレート、スチレンまたはスチレンモノマー、アクリロ
    ニトリルまたは置換アクリルニトリル、および共役ジエンからなる一群から選ば
    れる一以上のモノマーから導かれ、ここでモノマーは、所望により、ハロ、ヒド
    ロキシ、アミノ、カルボキシル、メルカプト、置換アミノ、シランおよびエポキ
    シから選ばれる一以上の官能基で置換されていてもよい、請求項5に記載の方法
  16. 【請求項16】 上記オリゴマー(A)nが、ブロックまたは統計的コポリ
    マーであり、上記モノマー単位の少なくとも一つが、極性官能基を有する請求項
    5に記載の方法。
  17. 【請求項17】 上記ミクロゲルが、少なくとも104の分子量を有する請
    求項1に記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記ミクロゲルが、有機溶媒に可溶である請求項17に記
    載の方法。
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