JP2000169505A - 星形重合体の製造方法 - Google Patents

星形重合体の製造方法

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JP2000169505A JP10348197A JP34819798A JP2000169505A JP 2000169505 A JP2000169505 A JP 2000169505A JP 10348197 A JP10348197 A JP 10348197A JP 34819798 A JP34819798 A JP 34819798A JP 2000169505 A JP2000169505 A JP 2000169505A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明においては、星形重合体を製造する方
法に関し、改善された方法を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 本発明は、ビニル系モノマーの原子移動
ラジカル重合をおこなってから、その重合終点付近で重
合性の炭素―炭素二重結合を2つ以上有する化合物
(イ)を添加する重合体の製造プロセスにおいて、遷移
金属錯体である反応触媒(ロ)を開始剤に対して合計
0.5モル当量以上、好ましくは1モル当量以上用いる
ことを特徴とする星形ビニル系重合体の製造方法であ
る。さらに、触媒の追加による方法も示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、星形の構造を有す
るビニル系重合体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】星形重合体は、中央部から放射線状に直
線上の腕となる重合体が伸びているものであり、直鎖の
重合体とは異なる様々な性質を持つことが知られてい
る。星形重合体の合成法としては、大きく分けて2種類
の方法が挙げられる。1つは、中心となる化合物あるい
は重合体から腕となる重合体を成長させる方法で、もう
一つは、腕となる重合体をまずつくり、それを繋げて星
形とする方法である。腕を繋げる方法としては、末端の
官能基と反応する官能基を複数持つ化合物と反応させる
方法と、重合性基を複数持つ化合物を腕の重合後に添加
する方法が挙げられる。
【0003】このような星形重合体を構成する重合体と
しては、ホモポリマー、コポリマーともにあり、その種
類としては、ポリスチレン、ポリ(メタ)アクリレー
ト、ポリジエン、ポリエーテル、ポリエステル、ポリシ
ロキサン等様々なものがある。制御された星形構造を得
る場合、どの方法で製造する場合でも、重合が制御され
ている必要があるため、アニオン重合、リビングカチオ
ン重合あるいは縮重合が多く用いられる。
【0004】上に例示した、イオン重合や縮重合で得ら
れる重合体の一方で、ラジカル重合で得られるビニル系
重合体で星形の構造を有するものは、まだほとんど実用
化されていない。中でも、重合成長末端を結合すること
により、鎖延長あるいは星形構造を構築する方法は、成
功していない。ビニル系重合体の中でも、(メタ)アク
リル系重合体は、高い耐候性、透明性等、上記のポリエ
ーテル系重合体や炭化水素系重合体、あるいはポリエス
テル系重合体では得られない特性を有しており、アルケ
ニル基や架橋性シリル基を側鎖に有するものは高耐候性
の塗料等に利用されている。その一方で、アクリル系重
合体の重合制御は、その副反応のために容易でなく、重
合後の鎖延長あるいは星形構造の構築などは非常に困難
である。
【0005】最近、発明者らは、リビングラジカル重合
においてビニル系モノマーを重合し、重合終点におい
て、重合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上有する化合
物(イ)を添加することにより、鎖延長された重合体あ
るいは、星形重合体を製造する方法を見出した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の星形重合体を製造する方法に関し、改善された方法
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビニル系モノ
マーの原子移動ラジカル重合の重合終点付近で、重合性
の炭素−炭素二重結合を2つ以上有する化合物(イ)を
加える重合体の製造プロセスにおいて、遷移金属錯体で
ある反応触媒(ロ)を開始剤に対して合計0.5モル当
量以上、好ましくは1モル当量以上用いることを特徴と
する星形ビニル系重合体の製造方法である。
【0008】発明者らは、ビニル系モノマーの原子移動
ラジカル重合の重合終点付近で、重合性の炭素−炭素二
重結合を2つ以上有する化合物(イ)を添加することに
より星形ビニル系重合体を製造する方法においては、触
媒量が重要であることを見出した。
【0009】原子移動ラジカル重合においては、その触
媒量をその生長末端と比べて少ない量(いわゆる触媒
量)とした場合でも、重合反応が進行する。すなわち、
生長末端よりも少ない触媒量でも、重合を制御すること
が可能である。しかし、その生長末端のラジカル同士が
カップリングすると、触媒はそのカップリングした分だ
け高酸化数の錯体となり、重合反応を減速させるように
なる。通常の原子移動ラジカル重合系では、ラジカル−
ラジカルカップリング反応はあまり発生しないためにあ
まり問題ではないが、本発明の星形重合体の製造におい
ては、生長末端が束ねられることによりお互いに近づき
カップリング反応が発生しやすくなる。そのため、触媒
量が生長末端に対し、ある程度以上必要となる。
【0010】一方、触媒量を増加させると、重合速度が
高まり、発熱が大きくなるなどして、重合の制御が困難
になる傾向がある。この問題を解決して、本発明の課題
を達成するために、重合性の炭素−炭素二重結合を2つ
以上有する化合物(イ)を加えた後に、遷移金属錯体で
ある追加の触媒(ニ)を加えることが好ましい。また、
遷移金属錯体である追加の触媒(ニ)は、それまでビニ
ル系モノマーの重合に用いていた遷移金属錯体である重
合触媒(ハ)よりも、中心金属の酸化数が小さい錯体で
あることがさらに好ましい。
【0011】原子移動ラジカル重合の遷移金属錯体であ
る重合触媒(ハ)は、特に限定はされないが銅、ニッケ
ル、ルテニウム、鉄の錯体が好ましく、特に銅錯体が好
ましい。遷移金属錯体である追加の触媒(ニ)は、0価
の銅であることが好ましい。
【0012】本発明の重合触媒(ハ)とは、主としてビ
ニル系モノマーの重合反応触媒を意味し、本発明におい
ては、重合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上有する化
合物(イ)を添加する以前に重合反応系中に加えるもの
である。また、本発明の追加の触媒(ニ)とは、重合触
媒(ハ)を用いたビニル系モノマーの重合の終点付近で
重合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上有する化合物
(イ)を添加した後に、反応系中に加える触媒である。
【0013】また本発明においては、上記重合触媒
(ハ)と上記追加の触媒(ニ)との両方を含むものとし
て、反応触媒(ロ)という言葉を用いている。本発明に
おける反応触媒(ロ)、重合触媒(ハ)、追加の触媒
(ニ)は、それぞれ同じ化合物であっても異なっていて
もよい。
【0014】本発明において、重合性の炭素−炭素二重
結合を2つ以上有する化合物(イ)は、一般式1、2あ
るいは3から選ばれる化学式によって示される化合物で
あることが好ましい。
【0015】
【化4】 (上の式中、R1はPh、CN、CO23(R3は一価の
有機基)から選ばれる基であり、且つ、R2は二価以上
の有機基であり、nは2以上の整数である。)
【0016】
【化5】 (上の式中、R4はH、Me、炭素数1から20の有機
基から選ばれる基であり、且つ、R5は二置換以上のベ
ンゼン基、ナフタレン基であり、nは2以上の整数であ
る。)
【0017】
【化6】 (上の式中、R6はH、Me、CN、炭素数1から20
の有機基から選ばれる基であり、且つ、R7は二価以上
の有機基であり、nは2以上の整数である。)これらの
中でも、ジビニルベンゼンあるいはジイソプロペニルベ
ンゼンが好ましい。
【0018】本発明のビニル系モノマーは、特に限定は
されないが、(メタ)アクリル系モノマー、アクリロニ
トリル系モノマー、芳香族ビニル系モノマー、フッ素含
有ビニル系モノマー及びケイ素含有ビニル系モノマーで
あることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、ビニル系モノマーの原
子移動ラジカル重合の重合終点付近で、重合性の炭素−
炭素二重結合を2つ以上有する化合物(イ)を加える重
合体の製造プロセスにおいて、遷移金属錯体である反応
触媒(ロ)を開始剤に対して合計0.5モル当量以上用
いることを特徴とする星形ビニル系重合体の製造方法に
関する。 <モノマー>本発明の重合に用いられるモノマーとして
は特に限定されず、各種のものを用いることができる。
例示するならば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸−n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピ
ル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸−tert−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸−n−ペンチル、(メタ)アク
リル酸−n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキ
シル、(メタ)アクリル酸−n−ヘプチル、(メタ)ア
クリル酸−n−オクチル、(メタ)アクリル酸−2−エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)ア
クリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メ
タ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸トルイ
ル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸
−2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸−3−メト
キシブチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸グ
リシジル、(メタ)アクリル酸2−アミノエチル、γ−
(メタクリロイルオキシプロピル)トリメトキシシラ
ン、(メタ)アクリル酸のエチレンオキサイド付加物、
(メタ)アクリル酸トリフルオロメチルメチル、(メ
タ)アクリル酸2−トリフルオロメチルエチル、(メ
タ)アクリル酸2−パーフルオロエチルエチル、(メ
タ)アクリル酸2−パーフルオロエチル−2−パーフル
オロブチルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオ
ロエチル、(メタ)アクリル酸パーフルオロメチル、
(メタ)アクリル酸ジパーフルオロメチルメチル、(メ
タ)アクリル酸2−パーフルオロメチル−2−パーフル
オロエチルメチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオ
ロヘキシルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオ
ロデシルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロ
ヘキサデシルエチル等の(メタ)アクリル酸系モノマ
ー;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、
クロルスチレン、スチレンスルホン酸及びその塩等のス
チレン系モノマー;パーフルオロエチレン、パーフルオ
ロプロピレン、フッ化ビニリデン等のフッ素含有ビニル
モノマー;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン等のケイ素含有ビニル系モノマー;無水マレ
イン酸、マレイン酸、マレイン酸のモノアルキルエステ
ル及びジアルキルエステル;フマル酸、フマル酸のモノ
アルキルエステル及びジアルキルエステル;マレイミ
ド、メチルマレイミド、エチルマレイミド、プロピルマ
レイミド、ブチルマレイミド、ヘキシルマレイミド、オ
クチルマレイミド、ドデシルマレイミド、ステアリルマ
レイミド、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイ
ミド等のマレイミド系モノマー;アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等のニトリル基含有ビニル系モノマ
ー;アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド基含
有ビニル系モノマー;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル、安息香酸ビニル、桂皮酸ビニル
等のビニルエステル類;エチレン、プロピレン等のアル
ケン類;ブタジエン、イソプレン等の共役ジエン類;塩
化ビニル、塩化ビニリデン、塩化アリル、アリルアルコ
ール等が挙げられる。 これらは、単独で用いても良い
し、複数を共重合させても構わない。共重合させる場合
は、ランダム共重合でもブロック共重合でも構わない
が、ブロック共重合が好ましい。なかでも、生成物の物
性等から、(メタ)アクリル系モノマー、アクリロニト
リル系単量体、芳香族ビニル系モノマー、フッ素含有ビ
ニル系モノマー及びケイ素含有ビニル系モノマーが好ま
しい。より好ましくは、アクリル酸エステル系単量体及
びメタクリル酸エステル系単量体であり、更に好ましく
は、アクリル酸ブチルである。本発明においては、これ
らの好ましいモノマーを他のモノマーと共重合させても
構わなく、その際は、これらの好ましいモノマーが重量
比で40%含まれていることが好ましい。なお上記表現
形式で例えば(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸およ
び/あるいはメタクリル酸を表す。 <原子移動ラジカル重合>以下に本発明において用いら
れる原子移動ラジカル重合について説明する。
【0020】リビングラジカル重合は、重合末端の活性
が失われることなく維持されるラジカル重合である。リ
ビング重合とは狭義においては、末端が常に活性を持ち
続ける重合のことを示すが、一般には、末端が不活性化
されたものと活性化されたものが平衡状態にある擬リビ
ング重合も含まれる。本発明における定義も後者であ
る。リビングラジカル重合は近年様々なグループで積極
的に研究がなされている。その例としては、コバルトポ
ルフィリン錯体(J.Am.Chem.Soc.199
4、116、7943)やニトロキシド化合物などのラ
ジカル捕捉剤を用いるもの(Macromolecul
es、1994、27、7228)、有機ハロゲン化物
等を開始剤とし遷移金属錯体を触媒とする原子移動ラジ
カル重合(Atom Transfer Radica
l Polymerization)などがあげられ
る。原子移動ラジカル重合は、有機ハロゲン化物、また
はハロゲン化スルホニル化合物等を開始剤、遷移金属を
中心金属とする金属錯体を触媒として重合される。具体
的には、Matyjaszewskiらの文献、J.A
m.Chem.Soc.1995,117,5614,
Macromolecules 1995,28,79
01,Science 1996,272,866;あ
るいはSawamotoらの文献、Macromole
cules 1995,28,1721、国際公開特許
WO96/30421及びWO97/18247等が挙
げられる。これらの方法によると一般的に非常に重合速
度が高く、ラジカル同士のカップリングなどの停止反応
が起こりやすいラジカル重合でありながら、重合がリビ
ング的に進行し、分子量分布の狭い(すなわちMw/M
n値が1.1〜1.5程度である)重合体が得られ、分
子量はモノマーと開始剤の仕込み比によって自由にコン
トロールすることができる。
【0021】この原子移動ラジカル重合では、有機ハロ
ゲン化物、特に、反応性の高い炭素−ハロゲン結合を有
する有機ハロゲン化物(例えば、α位にハロゲンを有す
るエステル化合物や、ベンジル位にハロゲンを有する化
合物)、あるいはハロゲン化スルホニル化合物を開始剤
として用いることが好ましい。上記リビングラジカル重
合の触媒として用いられる遷移金属錯体としては特に限
定されず、好ましいものとして、7、8、9、10、1
1族の遷移金属錯体が、さらに好ましいものとして、0
価の銅、1価の銅、2価のルテニウム、2価の鉄又は2
価のニッケルの錯体が挙げられる。なかでも、銅の錯体
が好ましい。1価の銅化合物を具体的に例示するなら
ば、塩化第一銅、臭化第一銅、ヨウ化第一銅、シアン化
第一銅、酸化第一銅、過塩素酸第一銅等である。銅化合
物を用いる場合、触媒活性を高めるために2,2′−ビ
ピリジル及びその誘導体、1,10−フェナントロリン
及びその誘導体、テトラメチルエチレンジアミン、ペン
タメチルジエチレントリアミン、ヘキサメチルトリス
(2−アミノエチル)アミン等のポリアミン等の配位子
が添加される。また、2価の塩化ルテニウムのトリスト
リフェニルホスフィン錯体(RuCl2(PPh33
も触媒として好適である。ルテニウム化合物を触媒とし
て用いる場合は、活性化剤としてアルミニウムアルコキ
シド類が添加される。更に、2価の鉄のビストリフェニ
ルホスフィン錯体(FeCl2(PPh32)、2価の
ニッケルのビストリフェニルホスフィン錯体(NiCl
2(PPh32)、及び、2価のニッケルのビストリブ
チルホスフィン錯体(NiBr2(PBu32)も、触
媒として好適である。
【0022】原子移動ラジカル重合では、限定はされな
いが、開始剤として、有機ハロゲン化物(例えば、α位
にハロゲンを有するエステル化合物や、ベンジル位にハ
ロゲンを有する化合物)又はハロゲン化スルホニル化合
物等を用いる。具体的に例示するならば、C65−CH
2X、C65−C(H)(X)CH3、C65−C(X)
(CH32、(ただし、上の化学式中、C65はフェニ
ル基、Xは塩素、臭素、またはヨウ素) R8−C(H)(X)−CO29、R8−C(CH3
(X)−CO29、R8−C(H)(X)−C(O)
9、R8−C(CH3)(X)−C(O)R9、(式中、
8及びR9は、同一若しくは異なって、水素原子または
炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリー
ル基、または炭素数7〜20のアラルキル基、Xは塩
素、臭素、またはヨウ素) R8−C64−SO2X、 (上記の各式において、R8水素原子または炭素数1〜
20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、また
は炭素数7〜20のアラルキル基、Xは塩素、臭素、ま
たはヨウ素)等が挙げられる。
【0023】原子移動ラジカル重合では、しばしば開始
部位を2つ以上持った開始剤が用いられるが、本発明に
おいては、1官能の開始剤が好ましい。
【0024】原子移動ラジカル重合の開始剤として、重
合を開始する官能基以外の官能基を有する有機ハロゲン
化物又はハロゲン化スルホニル化合物を用いることもで
きる。このような場合、主鎖末端に官能基を有するビニ
ル系重合体が製造され、本発明の方法によりこれをカッ
プリングさせることにより、末端に官能基を持った重合
体が得られる。このような官能基としては、アルケニル
基、架橋性シリル基、ヒドロキシル基、エポキシ基、ア
ミノ基、アミド基等が挙げられる。架橋性シリル基を有
する開始剤を用いると、本発明の末端に架橋性シリル基
を有する星形重合体が容易に得られる。また、その他の
官能基を有する開始剤を用いてそれらの官能基を末端に
有する星形重合体を製造し、その後、あとで述べる方法
により架橋性シリル基に変換する方法もある。
【0025】アルケニル基を有する有機ハロゲン化物と
しては限定されず、例えば、一般式6に示す構造を有す
るものが例示される。 R1112C(X)−R13−R14−C(R10)=CH2 (6) (式中、R10は水素、またはメチル基、R11、R12は水
素、または、炭素数1〜20の1価のアルキル基、アリ
ール基、またはアラルキル、または他端において相互に
連結したもの、R13は、−C(O)O−(エステル
基)、−C(O)−(ケト基)、またはo−,m−,p
−フェニレン基、R14は直接結合、または炭素数1〜2
0の2価の有機基で1個以上のエーテル結合を含んでい
ても良い、Xは塩素、臭素、またはヨウ素) 置換基R11、R12の具体例としては、水素、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられる。R11とR
12は他端において連結して環状骨格を形成していてもよ
い。
【0026】一般式6で示される、アルケニル基を有す
る有機ハロゲン化物の具体例としては、XCH2
(O)O(CH2nCH=CH2、H3CC(H)(X)
C(O)O(CH2nCH=CH2、(H3C)2
(X)C(O)O(CH2nCH=CH2、CH3CH2
C(H)(X)C(O)O(CH2nCH=CH2
【0027】
【化7】 (上記の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ
素、nは0〜20の整数) XCH2C(O)O(CH2nO(CH2mCH=C
2、H3CC(H)(X)C(O)O(CH2nO(C
2mCH=CH2、(H3C)2C(X)C(O)O
(CH2nO(CH2mCH=CH2、CH3CH2
(H)(X)C(O)O(CH2nO(CH2mCH=
CH2
【0028】
【化8】 (上記の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ
素、nは1〜20の整数、mは0〜20の整数) o,m,p−XCH2−C64−(CH2n−CH=C
2、o,m,p−CH3C(H)(X)−C64−(C
2n−CH=CH2、o,m,p−CH3CH2
(H)(X)−C64−(CH2n−CH=CH2
(上記の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ
素、nは0〜20の整数) o,m,p−XCH2−C64−(CH2n−O−(C
2m−CH=CH2、o,m,p−CH3C(H)
(X)−C64−(CH2n−O−(CH2m−CH=
CH2、o,m,p−CH3CH2C(H)(X)−C6
4−(CH2n−O−(CH2mCH=CH2、(上記の
各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ素、nは1
〜20の整数、mは0〜20の整数) o,m,p−XCH2−C64−O−(CH2n−CH
=CH2、o,m,p−CH3C(H)(X)−C64
O−(CH2n−CH=CH2、o,m,p−CH 3CH
2C(H)(X)−C64−O−(CH2n−CH=C
2、(上記の各式において、Xは塩素、臭素、または
ヨウ素、nは0〜20の整数) o,m,p−XCH2−C64−O−(CH2n−O−
(CH2m−CH=CH2、o,m,p−CH3C(H)
(X)−C64−O−(CH2n−O−(CH2 m−C
H=CH2、o,m,p−CH3CH2C(H)(X)−
64−O−(CH 2n−O−(CH2m−CH=CH
2、(上記の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨ
ウ素、nは1〜20の整数、mは0〜20の整数) アルケニル基を有する有機ハロゲン化物としてはさらに
一般式7で示される化合物が挙げられる。 H2C=C(R10)−R14−C(R11)(X)−R15−R12 (7)
【0029】(式中、R10、R11、R12、R14、Xは上
記に同じ、R15は、直接結合、−C(O)O−(エステ
ル基)、−C(O)−(ケト基)、または、o−,m
−,p−フェニレン基を表す) R14は直接結合、または炭素数1〜20の2価の有機基
(1個以上のエーテル結合を含んでいても良い)である
が、直接結合である場合は、ハロゲンの結合している炭
素にビニル基が結合しており、ハロゲン化アリル化物で
ある。この場合は、隣接ビニル基によって炭素−ハロゲ
ン結合が活性化されているので、R15としてC(O)O
基やフェニレン基等を有する必要は必ずしもなく、直接
結合であってもよい。R14が直接結合でない場合は、炭
素−ハロゲン結合を活性化するために、R15としてはC
(O)O基、C(O)基、フェニレン基が好ましい。
【0030】式7の化合物を具体的に例示するならば、
CH2=CHCH2X、CH2=C(CH3)CH2X、C
2=CHC(H)(X)CH3、CH2=C(CH3)C
(H)(X)CH3、CH2=CHC(X)(CH32
CH2=CHC(H)(X)C25、CH2=CHC
(H)(X)CH(CH32、CH2=CHC(H)
(X)C65、CH2=CHC(H)(X)CH2
65、CH2=CHCH2C(H)(X)−CO2R、C
2=CH(CH22C(H)(X)−CO2R、CH2
=CH(CH23C(H)(X)−CO2R、CH2=C
H(CH28C(H)(X)−CO2R、CH2=CHC
2C(H)(X)−C65、CH2=CH(CH22
(H)(X)−C65、CH2=CH(CH23
(H)(X)−C65、(上記の各式において、Xは塩
素、臭素、またはヨウ素、Rは炭素数1〜20のアルキ
ル基、アリール基、アラルキル基)等を挙げることがで
きる。
【0031】アルケニル基を有するハロゲン化スルホニ
ル化合物の具体例を挙げるならば、o−,m−,p−C
2=CH−(CH2n−C64−SO2X、o−,m
−,p−CH2=CH−(CH2n−O−C64−SO2
X、(上記の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨ
ウ素、nは0〜20の整数)等である。
【0032】上記架橋性シリル基を有する有機ハロゲン
化物としては特に限定されず、例えば一般式8に示す構
造を有するものが例示される。 R1112C(X)−R13−R14−C(H)(R10)CH2−[Si(R162-b( Y)bO]m−Si(R173-a(Y)a (8) (式中、R10、R11、R12、R13、R14、Xは上記に同
じ、R16、R17は、いずれも炭素数1〜20のアルキル
基、アリール基、アラルキル基、または(R’)3Si
O−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であっ
て、3個のR’は同一であってもよく、異なっていても
よい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R16
またはR17が2個以上存在するとき、それらは同一であ
ってもよく、異なっていてもよい。Yは水酸基または加
水分解性基を示し、Yが2個以上存在するときそれらは
同一であってもよく、異なっていてもよい。aは0,
1,2,または3を、また、bは0,1,または2を示
す。mは0〜19の整数である。ただし、a+mb≧1
であることを満足するものとする)一般式8の化合物を
具体的に例示するならば、XCH2C(O)O(CH2
nSi(OCH33、CH3C(H)(X)C(O)O
(CH2nSi(OCH33、(CH32C(X)C
(O)O(CH2nSi(OCH33、XCH2
(O)O(CH2nSi(CH3)(OCH32、CH 3
C(H)(X)C(O)O(CH2nSi(CH3
(OCH32、(CH32C(X)C(O)O(C
2nSi(CH3)(OCH32、(上記の各式にお
いて、Xは塩素、臭素、ヨウ素、nは0〜20の整
数、) XCH2C(O)O(CH2nO(CH2mSi(OC
33、H3CC(H)(X)C(O)O(CH2n
(CH2mSi(OCH33、(H3C)2C(X)C
(O)O(CH2nO(CH2mSi(OCH33、C
3CH2C(H)(X)C(O)O(CH2nO(CH
2mSi(OCH33、XCH2C(O)O(CH2n
O(CH2mSi(CH3)(OCH32、H3CC
(H)(X)C(O)O(CH2nO(CH2m−Si
(CH3)(OCH32、(H3C)2C(X)C(O)
O(CH2nO(CH2m−Si(CH3)(OCH3
2、CH3CH 2 C(H)(X)C(O)O(CH2nO(CH2m−S
i(CH3)(OCH3 2、(上記の各式において、X
は塩素、臭素、ヨウ素、nは1〜20の整数、mは0〜
20の整数) o,m,p−XCH2−C64−(CH22Si(OC
33、o,m,p−CH3C(H)(X)−C64
(CH22Si(OCH33、o,m,p−CH3CH2
C(H)(X)−C64−(CH22Si(OC
33、o,m,p−XCH2−C64−(CH23
i(OCH33、o,m,p−CH3C(H)(X)−
64−(CH23Si(OCH33、o,m,p−C
3CH2C(H)(X)−C64−(CH23Si(O
CH33、o,m,p−XCH2−C64−(CH22
−O−(CH23Si(OCH33、o,m,p−CH
3C(H)(X)−C64−(CH22−O−(CH2
3Si(OCH33、o,m,p−CH3CH2C(H)
(X)−C64−(CH22−O−(CH23Si(O
CH33、o,m,p−XCH2−C64−O−(C
23Si(OCH33、o,m,p−CH3C(H)
(X)−C64−O−(CH23Si(OCH33
o,m,p−CH3CH2C(H)(X)−C64−O−
(CH23−Si(OCH33、o,m,p−XCH2
−C64−O−(CH22−O−(CH23−Si(O
CH33、o,m,p−CH3C(H)(X)−C64
−O−(CH22−O−(CH23Si(OCH33
o,m,p−CH3CH2C(H)(X)−C64−O−
(CH22−O−(CH23Si(OCH33、(上記
の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ素)等が
挙げられる。
【0033】上記架橋性シリル基を有する有機ハロゲン
化物としてはさらに、一般式9で示される構造を有する
ものが例示される。 (R173-a(Y)aSi−[OSi(R162-b(Y)bm−CH2−C(H)( R10)−R14−C(R11)(X)−R15−R12 (9) (式中、R10、R11、R12、R14、R15、R16、R17
a、b、m、X、Yは上記に同じ) このような化合物を具体的に例示するならば、(CH3
O)3SiCH2CH2C(H)(X)C65、(CH
3O)2(CH3)SiCH2CH2C(H)(X)C
65、(CH3O)3Si(CH22C(H)(X)−C
2R、(CH3O)2(CH3)Si(CH22C(H)
(X)−CO2R、(CH3O)3Si(CH23
(H)(X)−CO2R、(CH3O)2(CH3)Si
(CH23C(H)(X)−CO2R、(CH3O)3
i(CH24C(H)(X)−CO2R、(CH3O)2
(CH3)Si(CH24C(H)(X)−CO2R、
(CH3O)3Si(CH29C(H)(X)−CO
2R、(CH3O)2(CH3)Si(CH29C(H)
(X)−CO2R、(CH3O)3Si(CH23
(H)(X)−C65、(CH3O)2(CH3)Si
(CH23C(H)(X)−C65、(CH3O)3Si
(CH24C(H)(X)−C65、(CH3O)2(C
3)Si(CH24C(H)(X)−C65、(上記
の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ素、Rは
炭素数1〜20のアルキル基、アリール基、アラルキル
基)等が挙げられる。
【0034】上記ヒドロキシル基を持つ有機ハロゲン化
物、またはハロゲン化スルホニル化合物としては特に限
定されず、下記のようなものが例示される。 HO−(CH2n−OC(O)C(H)(R)(X) (上記の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ
素、Rは水素原子または炭素数1〜20のアルキル基、
アリール基、アラルキル基、nは1〜20の整数) 上記アミノ基を持つ有機ハロゲン化物、またはハロゲン
化スルホニル化合物としては特に限定されず、下記のよ
うなものが例示される。 H2N−(CH2n−OC(O)C(H)(R)(X) (上記の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ
素、Rは水素原子または炭素数1〜20のアルキル基、
アリール基、アラルキル基、nは1〜20の整数) 上記エポキシ基を持つ有機ハロゲン化物、またはハロゲ
ン化スルホニル化合物としては特に限定されず、下記の
ようなものが例示される。
【0035】
【化9】 (上記の各式において、Xは塩素、臭素、またはヨウ
素、Rは水素原子または炭素数1〜20のアルキル基、
アリール基、アラルキル基、nは1〜20の整数) 本発明のリビングラジカル重合は無溶剤または各種の溶
剤中で行うことができる。上記溶媒としては、例えば、
ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶媒;ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル、アニ
ソール、ジメトキシベンゼン等のエーテル系溶媒;塩化
メチレン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブ
チルアルコール、tert−ブチルアルコール等のアル
コール系溶媒;アセトニトリル、プロピオニトリル、ベ
ンゾニトリル等のニトリル系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブ
チル等のエステル系溶媒;エチレンカーボネート、プロ
ピレンカーボネート等のカーボネート系溶媒等が挙げら
れる。これらは、単独又は2種以上を混合して用いるこ
とができる。また、エマルジョン系もしくは超臨界流体
CO2を媒体とする系においても重合を行うことができ
る。
【0036】また、本発明の重合は、特に限定はされな
いが、0℃〜200℃の範囲で行うことができ、好まし
くは室温〜150℃である。 <星形重合体の合成>このような原子移動ラジカル重合
の終点付近において、重合性の炭素−炭素二重結合を2
つ以上有する化合物(イ)を添加すると、カップリング
反応が起こり、星形構造を持つ重合体が生成する。重合
の終点付近とは、単量体の好ましくは80%以上が反応
した時点、さらに好ましくは90%以上が反応した時
点、特に好ましくは95%以上が反応した時点、最も好
ましくは99%以上が反応した時点である。
【0037】重合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上有
する化合物(イ)としては、限定はされないが、一般式
1、2、3に示される化合物から選ばれる。
【0038】
【化10】 (上の式中、R1はPh、CN、CO23(R3は一価の
有機基)から選ばれる基であり、且つ、R2は二価以上
の有機基であり、nは2以上の整数である。)
【0039】
【化11】 (上の式中、R4はH、Me、炭素数1から20の有機
基から選ばれる基であり、且つ、R5は二置換以上のベ
ンゼン基、ナフタレン基であり、nは2以上の整数であ
る。)
【0040】
【化12】 (上の式中、R6はH、Me、CN、炭素数1から20
の有機基から選ばれる基であり、且つ、R7は二価以上
の有機基であり、nは2以上の整数である。) 上記各式において、R3、R4及びR6で表される一価の
有機基としては、特に限定されないが、以下のものが例
示される。 −(CH2n−CH3、−CH(CH3)−(CH2n
CH3、−CH(CH2CH3)−(CH2n−CH3、−
CH(CH2CH32、−C(CH32−(CH2n
CH3、−C(CH3)(CH2CH3)−(CH2n−C
3、−C65、−C65(CH3)、−C65(C
32、−(CH2n−C65、−(CH2n−C65
(CH3)、−(CH2n−C65(CH32 (nは0以上の整数で、各基の合計炭素数は20以下) 上記各式において、R2及びR7は、二価以上の有機基で
あり、限定はされないが、以下のようなものが例示され
る。 −(CH2n −(nは、1〜20の整数を表す。);
−CH(CH3)−、−CH(CH2CH3)−、−C
(CH32−、−C(CH3)(CH2CH3)−、−C
(CH2CH32−、−CH2CH(CH3)−;−(C
2n−O−CH2−(nは、1〜19の整数を表
す。);−CH(CH3)−O−CH2−、−CH(CH
2CH3)−O−CH2−、−C(CH32−O−CH
2−、−C(CH3)(CH2CH3)−O−CH2−、−C
(CH2CH32−O−CH2−、−(CH22−OC
(O)−;−(CH2n−OC(O)−(CH2m
(m及びnは、同一又は異なって、0〜19の整数を表
す。ただし、0≦m+n≦19を満たす。);−(CH
2n−C(O)O−(CH2m−(m及びnは、同一又
は異なって、0〜19の整数を表す。ただし、0≦m+
n≦19を満たす。);−CH2−C(O)O−(C
22−O−CH2−、−CH(CH3)−C(O)O−
(CH22−O−CH2−、等が挙げられる。
【0041】また、R2及びR7は、ベンゼン環を含んで
いてもよい。この場合の具体例としては、o−,m−,
p−C64−、o−,m−,p−C64−CH2−、o
−,m−,p−C64−O−CH2−、o−,m−,p
−C64−O−CH(CH3)−、o−,m−,p−C6
4−O−C(CH32−;o−,m−,p−C64
(CH2n−(nは、0〜14の整数を表す。);o
−,m−,p−C6 4−O−(CH2)n−(nは、0
〜14の整数を表す。);o−,m−,p−CH2−C6
4−、o−,m−,p−CH2−C64−CH2−、o
−,m−,p−CH2−C64−O−CH2−、o−,m
−,p−CH2−C64−O−CH(CH3)−;o−,
m−,p−CH2−C64−O−C(CH32−;o
−,m−,p−CH2−C64−(CH2n−(nは、
0〜13の整数を表す。);o−,m−,p−CH2
64−O−(CH2n−(nは、0〜13の整数を表
す。);o−,m−,p−C(O)−C64−C(O)
O−(CH2n−(nは、0〜12の整数を表す。)等
が挙げられる。
【0042】上記化合物を具体的に例示するならば、特
に限定はされないが、1,3−ジビニルベンゼン、1,
4−ジビニルベンゼン、1,2−ジイソプロペニルベン
ゼン、1,3−ジイソプロペニルベンゼン、1,4−ジ
イソプロペニルベンゼン、1,3−ジビニルナフタレ
ン、1,8−ジビニルナフタレン、2,4−ジビニルビ
フェニル、1,2−ジビニル−3,4−ジメチルベンゼ
ン、1,3−ジビニル−4,5,8−トリブチルナフタ
レン、2,2′−ジビニル−4−エチル−4′−プロピ
ルビフェニル等のポリビニル芳香族化合物、エチレング
リコールジメタクリレート、エチレングリコールジアク
リレート等のポリ(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。これらの内では、ポリビニル芳香族化合物が好まし
く、さらにジビニルベンゼンが好ましい。
【0043】重合性のアルケニル基を2つ以上持つ化合
物を添加する量は、特に限定はされないが、好ましくは
そのオレフィンの数が、腕となる重合体の成長末端の数
と同数以上である。少ない場合は、カップリングされな
い重合体が多量に残存してしまうことがある。さらに好
ましくは、重合性のアルケニル基を2つ以上持つ化合物
を添加する量は、特に限定はされないが、そのオレフィ
ンの数が、腕となる重合体の成長末端の数の20倍以
下、より好ましくは10倍以下、特に好ましくは5倍以
下である。
【0044】このカップリング剤添加後の反応条件は、
特に限定はされないが、腕となる重合体の重合条件と同
じで構わない。 <触媒量>本発明は、ビニル系モノマーの原子移動ラジ
カル重合の重合終点付近で、重合性の炭素−炭素二重結
合を2つ以上有する化合物(イ)を加える重合体の製造
プロセスにおいて、遷移金属錯体である反応触媒(ロ)
を開始剤に対して合計0.5モル当量以上、更に好まし
くは0.7当量以上、より好ましくは1モル当量以上用
いることを特徴とする星形ビニル系重合体の製造方法で
ある。
【0045】発明者らは、ビニル系モノマーの原子移動
ラジカル重合をおこなってから、その重合終点付近で重
合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上有する化合物
(イ)を添加する重合体の製造プロセスにおいては、触
媒量が重要であることを見出した。
【0046】原子移動ラジカル重合においては、その重
合触媒(ハ)の量をその生長末端と比べて少ない量(い
わゆる触媒量)とした場合でも、重合反応が進行する。
すなわち、生長末端よりも少ない触媒量でも、重合を制
御することが可能である。しかし、その生長末端のラジ
カル同士がカップリングすると、触媒はそのカップリン
グした分だけ高酸化数の錯体となり、重合反応を減速さ
せるようになる。通常の原子移動ラジカル重合系では、
ラジカル−ラジカルカップリング反応はあまり発生しな
いためにあまり問題ではないが、本発明の星形重合体の
製造においては、生長末端が束ねられることによりお互
いに近づきカップリング反応が発生しやすくなる。その
ため、触媒量が生長末端に対し、ある程度以上必要とな
ると考えられる。
【0047】本発明において用いられる反応触媒(ロ)
及び/又は重合触媒(ハ)及び/又は追加の触媒(ニ)
は、原子移動ラジカル重合の説明の項で既に開示したも
のを好適に用いることができる。
【0048】一方、重合触媒(ハ)量を増加させると、
重合速度が高まり、発熱が大きくなるなどして、重合の
制御が困難になりがちである。この問題を解決して、本
発明の課題を達成するために、重合性の炭素−炭素二重
結合を2つ以上有する化合物(イ)を加えた後に、遷移
金属錯体である追加の触媒(ニ)を加えることが好まし
い。遷移金属錯体である追加の触媒(ニ)は、それまで
ビニル系モノマーの重合に用いていた遷移金属錯体であ
る重合触媒(ハ)と同じ化合物であっても構わないが、
より中心金属の酸化数が小さい錯体であることがさらに
好ましい。
【0049】原子移動ラジカル重合の遷移金属錯体であ
る重合触媒(ハ)は、特に限定はされないが銅、ニッケ
ル、ルテニウム、鉄の錯体が好ましく、特に銅錯体が好
ましい。
【0050】遷移金属錯体である追加の触媒(ニ)は、
0価の銅であることがさらに好ましい。
【0051】本発明における追加の触媒(ニ)の添加方
法としては、追加の触媒(ニ)そのものを添加しても構
わないし、触媒の配位子となる化合物(ホ)だけを追加
する方法をとっても構わない(これは本発明者らが発明
した方法である)。これは、重合系中に必要量の遷移金
属化合物を最初から添加しておき、その金属と錯体を形
成し触媒活性を生み出すことのできる配位子を後から必
要に応じて添加する方法である。触媒の配位子となる化
合物(ホ)には特に限定はないが、例えばヘキサメチル
ジエチレントリアミン等のアミン系の配位子が好まし
い。具体的には、例えばあらかじめ重合系中に添加して
おいたCuBr中に、ヘキサメチルジエチレントリアミ
ンを添加していく方法等により、このトリアミンの添加
量に応じた触媒活性を発現することができる。
【0052】また、触媒の配位子となる化合物(ホ)と
しては、例えば2,2′−ビピリジル及びその誘導体、
1,10−フェナントロリン及びその誘導体、テトラメ
チルエチレンジアミン、ペンタメチルジエチレントリア
ミン、ヘキサメチルトリス(2−アミノエチル)アミン
等のポリアミン等が好ましい。 <生成物>本発明の方法により製造された星形重合体
は、限定はされないが、分子量分布、すなわち、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定し
た重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)が狭いという特徴も有する。分子量分布
の値は好ましくは、3以下であり、更に好ましくは2以
下であり、より好ましくは1.8以下であり、特に好ま
しくは1.6以下であり、特別に好ましくは1.4以下
であり、最も好ましくは1.3以下である。本発明での
GPC測定においては、特に限定はされないが、通常、
移動相としてクロロホルムを用い、測定はポリスチレン
ゲルカラムにて行う。数平均分子量等は、ポリスチレン
換算で求めることができる。星形重合体のGPCで測定
した分子量は一般に真の分子量よりも低く出ることが知
られている。 <用途>本発明において製造された重合体は、限定はさ
れないが、潤滑油組成物等に使用され得る。また、末端
に官能基をもつ重合体の場合、そのヒドロキシル基、架
橋性シリル基、あるいは、アルケニル基などの官能基を
そのまま利用する、あるいは架橋性シリル基などの他の
官能基に変換して架橋反応を起こすことにより、エラス
トマーにすることができる。この具体的な用途を挙げる
ならば、シーリング材、接着剤、粘着材、弾性接着剤、
塗料、粉体塗料、発泡体、電気電子用ポッティング材、
フィルム、ガスケット、各種成形材料、人工大理石等で
ある。
【0053】
【実施例】以下に、この発明の具体的な実施例を示す
が、この発明は、下記実施例に限定されるものではな
い。 実施例1 100mLのガラス反応容器に、2ーブロモプロピオン
酸メチル(0.97mL、1.46g、8.72mmo
l)を開始剤、臭化第一銅(1.00g、6.98mm
ol)及びペンタメチルジエチレントリアミン(0.1
2mL、0.56mmol)を触媒として、アクリル酸
ブチル(50.0mL、44.7g、0.35mol)
を、アセトニトリル(5mL)存在下、70℃で重合し
た。90分後に重合率が98%の時点で、ジビニルベン
ゼン(1.86mL、13.1mmol)を添加し、重
合を継続しながら、逐次サンプリングを行った。390
分後にペンタメチルジエチレントリアミン(0.40m
L、1.92mmol)を追加し540分後にサンプリ
ングし、更にペンタメチルジエチレントリアミン(0.
80mL、3.83mmol)を追加し、720分後に
反応を停止した。図1に重合系からのサンプリング物の
GPC分析の経時変化を示す。ジビニルベンゼン添加前
の直鎖重合体は数平均分子量Mn=6000、分子量分
布Mw/Mn=1.38で、ジビニルベンゼンを添加し
ただけでは、あまり分子量の上昇は見られず、390分
後でもMn=6200で単分散であった。ペンタメチル
ジエチレントリアミン追加後は、星形重合体の生成が確
認され、540分後にMn=11000で2峰性にな
り、最終的には数平均分子量33000、分子量分布
1.6の単峰性になった。ほぼ全ての直鎖重合体が星型
重合体となり、しかも、生成した星形重合体は単分散で
分子量分布が非常に狭いことが解る。この結果より、制
御された星形重合体の合成には、触媒量が重要であり、
さらに、腕部の重合の制御を勘案すると、ジビニルベン
ゼン添加後の触媒の追加が好ましいことが明らかであ
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、様々なラジカル重合性
の単量体から、容易に構造を制御した星形構造を有する
重合体を得る方法において、これまでの方法より反応を
よりよく制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の方法で得られた星型重合体のGPC
チャート(経時変化)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビニル系モノマーの原子移動ラジカル重合
    の重合終点付近で、重合性の炭素−炭素二重結合を2つ
    以上有する化合物(イ)を添加する重合体の製造プロセ
    スにおいて、遷移金属錯体である反応触媒(ロ)を開始
    剤に対して合計0.5モル当量以上用いることを特徴と
    する星形ビニル系重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】反応触媒(ロ)を、開始剤に対して合計1
    モル当量以上用いることを特徴とする請求項1記載の星
    形ビニル系重合体の製造方法。
  3. 【請求項3】遷移金属錯体である重合触媒(ハ)を用い
    たビニル系モノマーの原子移動ラジカル重合の重合終点
    付近で、重合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上有する
    化合物(イ)を加えた後に、遷移金属錯体である追加の
    触媒(ニ)を加えることを特徴とする請求項1又は2記
    載の星形ビニル系重合体の製造方法。
  4. 【請求項4】遷移金属錯体である重合触媒(ハ)を用い
    たビニル系モノマーの原子移動ラジカル重合の重合終点
    付近で、重合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上有する
    化合物(イ)を加えた後に、さらに触媒の配位子となる
    化合物(ホ)を加えることにより、反応系中で遷移金属
    錯体である追加の触媒(ニ)を生成することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の星形ビニル系重合体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】重合触媒(ハ)の中心金属と比べて、追加
    の触媒(ニ)の中心金属の酸化数が小さいことを特徴と
    する請求項2又は3記載の星形ビニル系重合体の製造方
    法。
  6. 【請求項6】反応触媒(ロ)及び/又は重合触媒(ハ)
    及び/又は追加の触媒(ニ)が銅、ニッケル、ルテニウ
    ム及び鉄からなる群より選ばれる1種以上の金属の錯体
    であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に
    記載の星形ビニル系重合体の製造方法。
  7. 【請求項7】反応触媒(ロ)及び/又は重合触媒(ハ)
    及び/又は追加の触媒(ニ)が銅錯体であることを特徴
    とする請求項6記載の星形ビニル系重合体の製造方法。
  8. 【請求項8】追加の触媒(ニ)が、0価の銅の錯体であ
    ることを特徴とする請求項7記載の星形ビニル系重合体
    の製造方法。
  9. 【請求項9】重合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上有
    する化合物(イ)が、一般式1、2及び3からなる群よ
    り選ばれる化学式によって表されることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか一項に記載の星形ビニル系重合体
    の製造方法。 【化1】 (上の式中、R1はPh、CN、CO23(R3は一価の
    有機基)から選ばれる基であり、且つ、R2は二価以上
    の有機基であり、nは2以上の整数である。) 【化2】 (上の式中、R4はH、Me、炭素数1から20の有機
    基から選ばれる基であり、且つ、R5は二置換以上のベ
    ンゼン基、ナフタレン基であり、nは2以上の整数であ
    る。) 【化3】 (上の式中、R6はH、Me、CN、炭素数1から20
    の有機基から選ばれる基であり、且つ、R7は二価以上
    の有機基であり、nは2以上の整数である。)
  10. 【請求項10】重合性の炭素−炭素二重結合を2つ以上
    有する化合物(イ)がジビニルベンゼンあるいはジイソ
    プロペニルベンゼンである請求項9記載の星形ビニル系
    重合体の製造方法。
  11. 【請求項11】ビニル系モノマーが、(メタ)アクリル
    系モノマー、アクリロニトリル系モノマー、芳香族ビニ
    ル系モノマー、フッ素含有ビニル系モノマー及びケイ素
    含有ビニル系モノマーからなる群より選ばれる1種以上
    のモノマーである請求項1〜10記載の星形ビニル系重
    合体の製造方法。
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