JP2002512244A - 新規な2−複素環式置換ジヒドロピリミジン - Google Patents

新規な2−複素環式置換ジヒドロピリミジン

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JP2002512244A JP2000544668A JP2000544668A JP2002512244A JP 2002512244 A JP2002512244 A JP 2002512244A JP 2000544668 A JP2000544668 A JP 2000544668A JP 2000544668 A JP2000544668 A JP 2000544668A JP 2002512244 A JP2002512244 A JP 2002512244A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は新規な2−複素環式置換ジヒドロピリミジン、該2−複素環式置換ジヒドロピリミジンを含有する薬剤ならびに薬剤の調製法に関する。本発明は、特に急性もしくは慢性ウィルス疾患の処置用の薬剤の調製のため、特に急性もしくは慢性B型肝炎感染の処置用の薬剤の調製のための2−複素環式置換ジヒドロピリミジンの使用にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は新規な2−複素環式置換ジヒドロピリミジン、その製造法ならびに薬
剤として、特にB型肝炎の処置及び予防のための薬剤としてのその使用に関する
【0002】 刊行物EP 103 796 A2はすでに、循環に影響する作用を有するジ
ヒドロピリミジン類を開示している。
【0003】 本発明は、新規な一般式(I)
【0004】
【化10】
【0005】 の2−複素環式置換ジヒドロピリミジン又はその異性体(Ia)
【0006】
【化11】
【0007】 [式中、 R1はフェニル、フリル、チエニル、ピリジル、炭素数が3〜6のシクロアルキ
ル又は式
【0008】
【化12】
【0009】 の基を示し、 ここで、上記の環系は場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シア
ノ、トリフルオロメトキシ、カルボキシル、ヒドロキシル、それ自身が炭素数が
6〜10のアリールもしくはハロゲンにより置換されていることができる(C1
−C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルコキシカルボニル及び(C1−C6
−アルキルより成る群から選ばれる置換基により同一にもしくは異なって一−置
換もしくは多置換されていることができ、 ならびに/あるいは上記の環系は場合により式−S−R6、NR78、CO−N
910、SO2−CF3及び−A−CH2−R11の基により置換されていることが
でき、 ここで R6は場合によりハロゲンで置換されていることができるフェニルを示し、 R7、R8、R9及びR10は同一もしくは異なり、水素、フェニル、ヒドロキシ
−置換フェニル、ヒドロキシル、(C1−C6)−アシル又は(C1−C6)−アル
キルを示し、それ自身はヒドロキシル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、
フェニルもしくはヒドロキシ−置換フェニルにより置換されていることができ、 Aは基O、S、SO又はSO2を示し、 R11は場合によりハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)−ア
ルキル及び(C1−C6)−アルコキシより成る群から選ばれる置換基により同一
にもしくは異なって一−〜多置換されていることができるフェニルを示し、 R2は式−OR12又は−NR1314の基を示し、 ここで R12は水素、(C1−C6)−アルコキシカルボニル又は直鎖状、分枝鎖状もし
くは環状、飽和もしくは不飽和(C1−C8)−炭化水素基を示し、それは場合に
よりO、CO、NH、−N−(C1−C4)−アルキル、−N−((C1−C4)−
アルキル)2、S及びSO2より成る群からの1つもしくは2つの同一もしくは異
なる複素鎖メンバーを含有することができ、且つ場合によりハロゲン、ニトロ、
シアノ、ヒドロキシル、炭素数が6〜10のアリールもしくは炭素数が6〜10
のアラルキル、ヘテロアリール又は式−NR1516の基により置換されているこ
とができ、 ここで R15及びR16は同一もしくは異なり、水素、ベンジル又は(C1−C6)−ア
ルキルを示し、 R13及びR14は同一もしくは異なり、水素、(C1−C6)−アルキル又は炭素
数が3〜6のシクロアルキルを示し、 R3は水素、アミノ又は式
【0010】
【化13】
【0011】 の基、あるいはホルミル、シアノ又はトリフルオロメチル、あるいは 炭素数が最高で8の直鎖状、分枝鎖状もしくは環状、飽和もしくは不飽和炭化水
素基を示し、それは場合により炭素数が6〜10のアリールオキシ、アジド、シ
アノ、ヒドロキシル、カルボキシル、それ自身がアジドもしくはアミノにより置
換されていることができる(C1−C6)−アルコキシカルボニル、5−〜7−員
複素環式環、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルコキシにより同
一にもしくは異なって、一−もしくは多置換されていることができ、 ならびに/あるいは、それ自身が(C1−C6)−アルコキシカルボニルにより最
高で3回置換されていることができるトリアゾリルにより置換されており、 ならびに/あるいは式−OSO2−CH3又は(CO)a−NR1718の基により
置換されていることができ、 ここで aは0もしくは1の数を示し、 R17及びR18は同一もしくは異なり、水素又はアリール、炭素数が6〜10の
アラルキルを示すか、 あるいは(C1−C6)−アルキルを示し、それは場合により(C1−C6)−ア
ルコキシカルボニル、ヒドロキシル、フェニルもしくはベンジルにより置換され
ていることができ、ここでフェニルもしくはベンジルは場合によりヒドロキシル
、カルボキシル、(C1−C6)−アルキルもしくは(C1−C6)−アルコキシに
より同一にもしくは異なって一−もしくは多置換されていることができるか あるいは(C1−C6)−アルキルは場合により式NH−CO−CH3又はNH
−CO−CF3の基により置換されていることができ、 R4は水素、(C1−C4)−アルキル、アセチル又はベンゾイルを示し、 Dは酸素又は硫黄原子を示し、 R5は水素、ハロゲン又は炭素数が最高で6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル
を示す] ならびにそれらの塩に関する。
【0012】 R1がフェニル、フリル、チエニル、ピリジル、シクロペンチル又はシクロヘ
キシルを示し、ここで上記の環系は場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、
ニトロ、SO2−CF3、メチル、シアノ、トリフルオロメトキシ、カルボキシル
、メトキシカルボニル又は式−CO−NH−CH2−C(CH33、−CO−N
H(CH22OH、−CO−NH−CH2−C65、−CO−NH−C65、−
CO−NH−(pOH)−C64、−O−CH2−C65又は−S−pCl−C64の基より成る群から選ばれる置換基により同一にもしくは異なって1回もし
くは2回置換されていることができ、 R2が式−OR12又は−NR1314の基を示し、 ここで R12は水素、(C1−C4)−アルケニル又は(C1−C4)−アルキルを示し、
それは場合によりピリジル、シアノ、フェノキシ、ベンジルにより、あるいは式
−NR1516の基により置換されていることができ、 ここで R15及びR16は同一もしくは異なり、水素、メチル又はエチルを示し、 R13及びR14は同一もしくは異なり、水素、メチル、エチル又はシクロプロピ
ルを示し、 R3が水素又は式
【0013】
【化14】
【0014】 の基を示すか、 あるいは ホルミル、シアノ、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを示すか、あるいは
(C1−C4)−アルキルを示し、それは場合により式−SO2CH3、−NH−C
O−CH3、−NH−CO−CF3の基、フッ素、塩素、(C1−C3)−アルコキ
シカルボニルもしくはヒドロキシルにより置換されていることができ、 ならびに/あるいはアルキルは場合により式−OSO2−CH3又は(CO)a
NR1718の基により置換されていることができ、 ここで aは0又は1の数を示し、 R17及びR18は同一もしくは異なり、水素、フェニル又はベンジルを示すか、
あるいは C1−C4−アルキルを示し、それは場合により(C1−C4)−アルコキシカル
ボニル、ヒドロキシル、フェニルもしくはベンジルにより置換されていることが
でき、ここでフェニルもしくはベンジルは場合によりヒドロキシル、カルボキシ
ル、(C1−C4)−アルキルもしくは(C1−C4)−アルコキシにより同一にも
しくは異なって一−もしくは多置換されていることができ、 ならびに/あるいは(C1−C4)−アルキルは場合により式−NH−CO−C
3又は−NH−CO−CF3の基により置換されていることができ、 あるいは R4が水素、メチル、エチル又はアセチルを示し、 Dが酸素又は硫黄原子を示し、 R5が水素、ハロゲン又は(C1−C4)−アルキルを示す 本発明に従う一般式(I)及び(Ia)の化合物ならびにその塩が好ましい。
【0015】 R1がフェニル又はチエニルを示し、ここで上記の環系は場合によりフッ素、
塩素、メチル、トリフルオロメチル又はニトロより成る群から選ばれる置換基に
より同一にもしくは異なって、最高で2回置換されていることができ、 R2が式−OR12又は−NR1314の基を示し、 ここで R12は水素又は(C1−C4)−アルキルを示し、 R13及びR14は同一もしくは異なり、水素又はメチルを示し、 R3が水素又はホルミル、シアノ、トリフルオロメチルもしくはシクロプロピル
を示すか、 あるいは(C1−C3)−アルキルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、ヒド
ロキシルにより置換されていることができ、それはそれ自身がC1−C3−アルコ
キシカルボニルにより最高で3回置換されていることができ、 R4が水素又はメチルを示し、 Dが酸素もしくは硫黄原子を示し、 R5が水素、フッ素、塩素又は(C1−C3)−アルキルを示す 本発明に従う一般式(I)及び(Ia)の化合物ならびにその塩が特に好ましい
【0016】 R1がフェニル又はチエニルを示し、そのそれぞれは場合によりフッ素又は塩
素により同一にもしくは異なって、最高で2回置換されていることができ、 R2がメトキシ、エトキシ又はn−プロポキシを示し、 R3が水素、メチル又はシクロプロピルを示し、 R4が水素を示し、 Dが酸素もしくは硫黄原子を示し、 R5が水素、フッ素又は塩素を示す 本発明に従う一般式(I)及び(Ia)の化合物ならびにその塩が特別に好まし
い。
【0017】 本発明の範囲内で、炭素数が3〜6のシクロアルキルはシクロプロピル、シク
ロペンチル、シクロブチル、シクロヘキシルを示す。以下を好適に挙げることが
できる:シクロペンチル又はシクロヘキシル。
【0018】 アリールは一般に炭素数が6〜10の芳香族基を示す。好ましいアリール基は
フェニル及びナフチルである。
【0019】 本発明の範囲内で、(C1−C6)−アシルは炭素数が1〜6の直鎖状もしくは
分枝鎖状アシル基を示す。炭素数が1〜4の直鎖状もしくは分枝鎖状アシル基が
好ましい。好ましいアシル基はアセチル及びプロピオニルである。
【0020】 本発明の範囲内で、(C1−C6)−アルキルは炭素数が1〜6の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキル基を示す。炭素数が1〜4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキ
ル基が好ましい。
【0021】 例として以下を挙げることができる:メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、tert−ブチル、n−ペンチル及びn−ヘキシル。
【0022】 本発明の範囲内で、(C2−C6)−アルケニルは炭素数が2〜6の直鎖状もし
くは分枝鎖状アルケニル基を示す。炭素数が3〜5の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルケニル基が好ましい。挙げることができる例は:エテニル、プロペニル、イソ
プロペニル、tert−ブテニル、n−ペンテニル及びn−ヘキセニルである。
【0023】 本発明の範囲内で、(C1−C6)−アルコキシは炭素数が1〜6の直鎖状もし
くは分枝鎖状アルコキシ基を示す。炭素数が1〜4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルコキシ基が好ましい。挙げることができる例は:メトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、イソプロポキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシ及びn−ヘキソキ
シである。
【0024】 本発明の範囲内で、(C1−C6)−アルコキシカルボニルは炭素数が1〜6の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシカルボニル基を示す。炭素数が1〜4の直鎖
状もしくは分枝鎖状アルコキシカルボニル基が好ましい。挙げることができる例
は:メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプ
ロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、n−ペントキシカルボニ
ル及びn−ヘキソキシカルボニルである。
【0025】 本発明に従う化合物は、像と鏡像として挙動する(エナンチオマー)か、又は
像と鏡像として挙動しない(ジアステレオマー)立体異性体として存在し得る。
本発明はエナンチオマー又はジアステレオマーならびにそれらのそれぞれの混合
物の両方に関する。ジアステレオマーと同様に、既知の方法でラセミ体を立体異
性体的に均一な成分に分離することもできる。
【0026】 本発明に従う物質は塩としても存在し得る。本発明の範囲内では、生理学的に
許容され得る塩が好ましい。
【0027】 生理学的に許容され得る塩は、無機もしくは有機酸との本発明に従う化合物の
塩であることができる。好ましい塩は無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸
もしくは硫酸との塩あるいは有機カルボン酸もしくはスルホン酸、例えば酢酸、
マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、安息香酸又はメタ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、フェニルスルホン酸、トルエンスルホン酸も
しくはナフタレンジスルホン酸との塩である。
【0028】 生理学的に許容され得る塩は、本発明に従う化合物の金属もしくはアンモニウ
ム塩であることもできる。特に好ましい塩は、例えばナトリウム、カリウム、マ
グネシウム又はカルシウム塩ならびに又アンモニウム塩であり、それはアンモニ
アから、又は有機アミン、例えばエチルアミン、ジ−もしくはトリエチルアミン
、ジ−もしくはトリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジメチルアミ
ノエタノール、アルギニン、リシン、エチレンジアミン又は2−フェニルエチル
アミンから誘導される。
【0029】 本発明に従う一般式(I)又は(Ia)の化合物は、 [A]一般式(II) R1−CHO (II) [式中、 R1は上記の意味を有する] のアルデヒドを式(III)
【0030】
【化15】
【0031】 [式中、 R5及びDは上記の意味を有する] のアミジン又はその塩酸塩及び一般式(IV) R3−CO−CH2−CO−R2 (IV) [式中、 R2及びR3は上記の意味を有する] の化合物と、適宜不活性有機溶媒の存在下に、塩基もしくは酸を加えて又は加え
ずに反応させるか、 あるいは [B]一般式(V)
【0032】
【化16】
【0033】 [式中、 R1、R2及びR3は上記の意味を有する] の化合物を一般式(III)
【0034】
【化17】
【0035】 [式中、 R5及びDは上記の意味を有する] のアミジンと、適宜不活性有機溶媒の存在下に、20℃〜150℃の温度で、塩
基もしくは酸を加えて又は加えずに反応させるか、 あるいは [C]一般式(II) R1−CHO (II) [式中、 R1は上記の意味を有する] のアルデヒドを一般式(VI)
【0036】
【化18】
【0037】 [式中、 R2及びR3は上記の意味を有する] の化合物及び上記の通りの一般式(III)のアミジンと反応させる 方法により製造され得る。
【0038】 本発明に従う方法は例えば以下の反応式により示すことができる:
【0039】
【化19】
【0040】
【化20】
【0041】 すべての変法A、B及びCの場合に、適した溶媒はすべての不活性有機溶媒で
ある。これらには好ましくはアルコール類、例えばエタノール、メタノール、イ
ソプロパノール、エーテル類、例えばジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、グリコールモノメチルエーテル、グリコールジメチルエーテルある
いは氷酢酸、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、
ピリジン及びヘキサメチルホスホルアミドが含まれる。
【0042】 反応温度は比較的広い範囲内で変わることができる。一般に反応は20〜15
0℃で行われるが、好ましくはそれぞれの溶媒の沸騰温度で行われる。
【0043】 常圧で反応を行うことができるが、高められた圧力においても行うことができ
る。一般に反応は常圧下で行われる。
【0044】 塩基もしくは酸を添加して又は添加せずに反応を行うことができるが、本発明
の意味内における反応は比較的弱い酸、例えば酢酸又はギ酸の存在下で好適に行
われることが示された。
【0045】 出発物質として用いられる一般式(II)のアルデヒドは既知であるか、又は
文献から既知の方法に従って製造され得る[T.D.Harris and G
.P.Roth,J.Org.Chem.44,146(1979)、ドイツ公
開明細書(German Offenlegungsschrift) 2 1
65 260,1972年7月、ドイツ公開明細書 2 401 665,19
74年7月、Mijano et al.,Chem.Abstr.59,(1
963),13 929 c、E.Adler and H.−D.Becke
r,Chem.Scand.15,849(1961)、E.P.Papado
poulos,M.Mardin and Ch.Issidoridis,J
.Org.Chem.Soc.78,2543(1956)を参照されたい]。
【0046】 出発物質として用いられる一般式(III)のアミジンはいくつかの場合には
既知であるか、あるいは文献から既知の方法に従って製造され得る[Hoube
n−Weyl,Methoden der organischen Chem
ie[Methods of organic chemistry],Vol
.11/2,page 38及びそれ以下(1958);R.L.Shoine
r and F.W.Neumann,Chem.Review 35,351
(1944)を参照されたい]。
【0047】 出発物質として用いられる一般式(IV)のβ−ケトカルボン酸エステルは既
知であるか、又は文献から既知の方法に従って製造され得る[例えばD Bor
rmann,“Umsetzung von Diketen mit Alk
oholen,Phenolen and Mercaptanen”[Rea
ction of diketene with alcohols,phen
ols and mercaptans],in Houben−Weyl,M
ethoden der organischen Chemie[Metho
ds of organic chemistry],Vol.VII/4,2
30及びそれ以下(1968);Y.Oikawa,K.Sugano and
O.Yonemitsu,J.Org.Chem.43,2087(1978
)]。
【0048】 出発物質として用いられる式(V)のイリデン−β−ケトエステルは文献から
既知の方法により製造され得る[G.Jones,“The Knoevena
gel Condensation”,in Organic Reactio
ns,Vol.XV,204及びそれ以下(1967)を参照されたい]。
【0049】 出発物質として用いられる式(VI)のエナミノカルボン酸エステルは既知で
あるか、又は文献から既知の方法により製造され得る[A.C.Cope,J.
Am.Chem.Soc.67,1017(1945)を参照されたい]。
【0050】 本発明に従う化合物の抗ウィルス作用はSells et al.(M.A.
Sells,M.−L.Chen,and G.Acs(1987)Proc.
Natl Acad.Sci.84,1005−1009)及びKorba e
t al.(B.E.Korba and J.L.Gerin(1992)A
ntiviral Research 19,55−70)により記載されてい
る方法に従って決定された。
【0051】 96−ウェルミクロタイタープレート(microtitre plates
)において抗ウィルス試験を行った。プレートの第1の垂直の列は生育培地及び
HepG2.2.15細胞のみを含有した。それをウィルス標準として用いた。
【0052】 試験化合物の倍液(50mM)を最初にDMSO中に溶解し、B型肝炎ウィル
ス−生産性HepG2.2.15細胞のさらに別の希釈液を生育培地中で調製し
た。一般的に、本発明に従う化合物をそれぞれミクロタイタープレートの第2の
垂直の試験列中に100μM(第1試験濃度)の試験濃度においてピペットで入
れ、次いで生育培地プラス2%胎児ウシ血清中で(容積25μl)、2倍づつの
段階で210倍に希釈した。
【0053】 次いでミクロタイタープレートの各ウェルに生育培地プラス2%胎児ウシ血清
中のHepG2.2.15細胞懸濁液の225μl(5x104細胞/ml)を
含有させた。試験混合物を37℃、5%CO2で4日間インキュベーションした
。次いで上澄み液を吸引して捨て、ウェルに225μlの新しく調製された生育
培地を加えた。本発明に従う化合物をそれぞれ10倍の濃度の溶液として25μ
lの容積で再び加えた。混合物をさらに4日間インキュベーションした。抗ウィ
ルス効果を決定するために上澄み液を収穫する前に、HepG2.2.15細胞
を光学顕微鏡により、又は生化学的検出法(例えばAlamar Blue染色
又はTrypan Blue染色)を用いて細胞毒性変化に関して調べた。次い
で上澄み液を収穫し、真空を用いてナイロン膜で覆われた96−ウェル点染チャ
ンバー(dot blot chamber)上に吸収させた(製造者の指示に
従って)。細胞毒性の決定 HepG2.2.15細胞における物質−誘導細胞毒性もしくは静細胞性変化
を、例えば光学顕微鏡により細胞の形態における変化として決定した。未処理細
胞との比較におけるHepG2.2.15細胞におけるこの型の物質−誘導変化
は、例えば細胞溶解、空胞化又は改変された細胞形態として見られ得る。50%
毒性(tox.50)は、細胞の50%が対応する細胞標準と同等の形態を有す
ることを意味する。
【0054】 本発明に従ういくつかの化合物の許容性を、例えばHeLa細胞、一次末梢ヒ
ト血球(primary peripheral human blood c
ells)又は形質転換された細胞系、例えばH−9細胞のような他の宿主細胞
に関してさらに調べた。本発明に従う化合物の>10μMの濃度において、いず
れの細胞毒性変化も決定することはできなかった。抗ウィルス作用の決定 簡単には;点染装置(上記を参照されたい)のナイロン膜に上澄み液を移した
後、HepG2.2.15細胞の上澄み液を変性させ(1.5M NaCl/0
.5N NaOH)、中和し(3M NaCl/0.5M トリスHCl、pH
7.5)、洗浄した(2xSSC)。次いでフィルターを120℃で2〜4時間
インキュベーションすることにより、DNAを膜上に焼き付けた(baked)
DNAのハイブリッド形成 一般に、ナイロンフィルター上の処理されたHepG2.2.15細胞のウィ
ルスDNAの検出は、非−放射性、ジゴキシゲニン−標識B型肝炎−特異的DN
Aプローブを用いて行われ、それはそれぞれの場合に製造者の指示に従って標識
され、精製され、ハイブリッド形成に用いられた。
【0055】 簡単には:5xSSC、1x遮断薬(blocking reagent)、
0.1% N−ラウロイルサルコシン、0.02% SDS及び100μgのニ
シン精子DNA中で予備ハイブリッド形成及びハイブリッド形成を行った。60
℃で30分間予備ハイブリッド形成を行い、特異的ハイブリッド形成は20〜4
0ng/mlのジゴキシゲニン化、変性HBV−特異的DNAを用いて行った(
14時間、60℃)。次いでフィルターを洗浄した。ジゴキシゲニン抗体によるHBV DNAの検出 ジゴキシゲニン−標識DNAの免疫学的検出は製造者の指示に従って行われた
。 簡単には:フィルターを洗浄し、遮断薬中で予備ハイブリッド形成させた(製造
者の指示に従って)。次いでアルカリ性ホスファターゼにカップリングしている
抗−DIG抗体を用いてハイブリッド形成を行った。洗浄段階の後、アルカリ性
ホスファターゼの基質であるCSPDを加え、フィルターと一緒に5分間インキ
ュベーションし、次いでそれをプラスチックフィルム内にくるんで37℃でさら
に15分間インキュベーションした。B型肝炎−特異的DNAシグナルの化学発
光を、X−線フィルムにフィルターを露出することにより視覚化した(インキュ
ベーションはシグナル強度に依存する:10分〜2時間)。半−最大阻止濃度(
IC−50、阻止濃度50%)を、B型肝炎−特異的バンドが本発明に従う化合
物により未処理試料と比較して50%減少する濃度として決定した。
【0056】 本発明に従う化合物でB型肝炎ウィルス−生産性HepG2.2.15細胞を
処理すると、驚くべきことに、細胞からビリオンの形態で細胞培養上澄み液中に
放出される、細胞培養上澄み液中のウィルスDNAの減少を生じた。
【0057】 本発明に従う化合物はウィルスに対して新規な、予期され得ぬ、且つ価値のあ
る作用を示す。それは驚くべきことにB型肝炎(HBV)に対して抗ウィルス的
に活性であり、かくしてウィルス−誘導疾患の、特に急性及び慢性持続性(pe
rsistent)HBVウィルス感染の処置に適している。HBVによって生
ずる慢性ウィルス疾患は種々の重度の症候群に導き得る;既知の通り、慢性B型
肝炎ウィルス感染は多くの場合に肝硬変及び/又は肝細胞癌を生ずる。
【0058】 本発明に従って使用可能な化合物に関する指示領域の、挙げることができる例
は: 感染性肝炎に導き得る急性及び慢性ウィルス感染、例えばB型肝炎ウィルスに
よる感染の処置である。慢性B型肝炎感染の処置及び急性B型肝炎ウィルス感染
の処置は特に好ましい。
【0059】 本発明は無毒性、不活性で製薬学的に適した賦形剤の他に1種もしくはそれよ
り多い式(I)及び(Ia)の化合物を含むか、あるいは1種もしくはそれより
多い式(I)の活性化合物から成る製薬学的調剤、ならびにこれらの調剤の調製
法を含む。
【0060】 式(I)及び(Ia)の活性化合物は、合計混合物の約0.1〜99.5重量
%、好ましくは約0.5〜95重量%の濃度で上記の製薬学的調剤中に存在しな
ければならない。
【0061】 式(I)及び(Ia)の化合物と別に、上記の製薬学的調剤はさらに別の製薬
学的活性化合物も含むことができる。
【0062】 上記の製薬学的調剤は既知の方法による通常のやり方で、例えば単数もしくは
複数の活性化合物を単数もしくは複数の賦形剤と混合することにより調製される
【0063】 一般に人間の医学及び獣医学の両方において、所望の結果を達成するために、
本発明に従う活性化合物を24時間毎に体重の1kg当たりに約0.5〜約50
0、好ましくは1〜100mgの合計量で、適宜、ある数の個別の投薬の形態で
投与するのが有利であることがわかった。個別の投薬量は、好ましくは体重の1
kg当たりに約1〜80、特に1〜30mgの量で単数もしくは複数の活性化合
物を含有する。しかしながら、つまり処置されるべき患者の種及び体重、疾患の
性質及び重度、調剤及び薬剤の投与の型ならびに投与が行われる期間もしくは間
隔に依存して、上記の投薬量から逸脱することが必要であり得る。
【0064】
【実施例】出発化合物 実施例I 2−アミジノ−チアゾール塩酸塩
【0065】
【化21】
【0066】 4.5gのナトリウム(0.2モル)を220mlのMeOHに分けて加える
。メトキシドの生成の後、22.9g(0.21モル)の2−シアノ−チアゾー
ル(J.Chem.Soc.C,1967,p.517)を加え、混合物を室温
で2日間撹拌する。無機塩を吸引濾過し、混合物を濃縮し、残留物を少量のアセ
トンを用いて結晶化させ、生成物を吸引濾過する。17.4g(51%)の2−
アミジノ−チアゾール塩酸塩。 融点:188℃、分解。 Rf:0.26(EA/MeOH/H2O/濃NH3=6:3:0.5:0.05
)。製造実施例 実施例1 4−(2−クロロフェニル)−6−メチル−2−(チアゾール−2−イル)−1
,4−ジヒドロピリミジン−5−カルボン酸メチル
【0067】
【化22】
【0068】 320mg(2ミリモル)の2−アミジノ−チアゾール塩酸塩、470mg(
2ミリモル)の2−クロロベンジリデン−アセト酢酸メチル及び100mg(2
.4ミリモル)の酢酸ナトリウムを10mlのエタノール中で16時間還流させ
る。混合物を濃縮し、希NaOHを用いてアルカリ性とし、EAと一緒に振るこ
とにより抽出する。シリカゲル上の精製の後(シクロヘキサン:EA=7:3)
、350mg(32%)の物質が得られる。 Rf=0.23(シクロヘキサン/EA=7:3)。 実施例2 4−(4−クロロフェニル)−6−メチル−2−(チアゾール−2−イル)−1
,4−ジヒドロピリミジン−5−カルボン酸メチル
【0069】
【化23】
【0070】 270mg(1.7ミリモル)の2−アミジノ−チアゾール、200mg(1
.7ミリモル)のアセト酢酸メチル、230mg(1.7ミリモル)の4−クロ
ロベンズアルデヒド及び165mg(2ミリモル)の酢酸ナトリウムを11ml
のエタノール中で16時間還流させる。実施例1におけると同様の仕上げは35
0mg(31%)の非晶質の物質を与える。 Rf=0.20(シクロヘキサン/EA=7:3)。
【0071】 実施例2の方法と類似して、表1に示す化合物を製造する:
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】 Rf=出発点からの物質の距離を、同様に出発点からの先行する溶媒の距離で割
った値 M.p.=融点 [α]0 D=比旋光度 EA=酢酸エチル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (71)出願人 Bayerwrk,Leverkuse n,BRD (72)発明者 グレフ,エルビン ドイツ・デー−42553フエルベルト・コン ラート−アデナウアー−シユトラーセ35 (72)発明者 ロツトマン,シユテフアン ドイツ・デー−42115ブツペルタール・カ テルンベルガーシユトラーセ169ツエー Fターム(参考) 4C063 AA01 AA03 BB01 CC29 CC62 CC75 CC92 DD12 DD14 DD15 DD29 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC82 BC84 GA07 GA08 GA10 MA01 MA04 ZA75 ZB33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 のジヒドロキシピリミジン又はその異性体(Ia) 【化2】 [式中、 R1はフェニル、フリル、チエニル、ピリジル、炭素数が3〜6のシクロアルキ
    ル又は式 【化3】 の基を示し、 ここで、上記の環系は場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シア
    ノ、トリフルオロメトキシ、カルボキシル、ヒドロキシル、それ自身が炭素数が
    6〜10のアリールもしくはハロゲンにより置換されていることができる(C1
    −C6)−アルコキシ、(C1−C6)−アルコキシカルボニル及び(C1−C6
    −アルキルより成る群から選ばれる置換基により同一にもしくは異なって一−置
    換もしくは多置換されていることができ、 ならびに/あるいは上記の環系は場合により式−S−R6、NR78、CO−N
    910、SO2−CF3及び−A−CH2−R11の基により置換されていることが
    でき、 ここで R6は場合によりハロゲンで置換されていることができるフェニルを示し、 R7、R8、R9及びR10は同一もしくは異なり、水素、フェニル、ヒドロキシ
    −置換フェニル、ヒドロキシル、(C1−C6)−アシル又は(C1−C6)−アル
    キルを示し、それ自身はヒドロキシル、(C1−C6)−アルコキシカルボニル、
    フェニルもしくはヒドロキシ−置換フェニルにより置換されていることができ、 Aは基O、S、SO又はSO2を示し、 R11は場合によりハロゲン、ニトロ、トリフルオロメチル、(C1−C6)−ア
    ルキル及び(C1−C6)−アルコキシより成る群から選ばれる置換基により同一
    にもしくは異なって一−〜多置換されていることができるフェニルを示し、 R2は式−OR12又は−NR1314の基を示し、 ここで R12は水素、(C1−C6)−アルコキシカルボニル又は直鎖状、分枝鎖状もし
    くは環状、飽和もしくは不飽和(C1−C8)−炭化水素基を示し、それは場合に
    よりO、CO、NH、−N−(C1−C4)−アルキル、−N−((C1−C4)−
    アルキル)2、S及びSO2より成る群からの1つもしくは2つの同一もしくは異
    なる複素鎖メンバーを含有することができ、且つ場合によりハロゲン、ニトロ、
    シアノ、ヒドロキシル、炭素数が6〜10のアリールもしくは炭素数が6〜10
    のアラルキル、ヘテロアリール又は式−NR1516の基により置換されているこ
    とができ、 ここで R15及びR16は同一もしくは異なり、水素、ベンジル又は(C1−C6)−ア
    ルキルを示し、 R13及びR14は同一もしくは異なり、水素、(C1−C6)−アルキル又は炭素
    数が3〜6のシクロアルキルを示し、 R3は水素、アミノ又は式 【化4】 の基、あるいはホルミル、シアノ又はトリフルオロメチル、あるいは 炭素数が最高で8の直鎖状、分枝鎖状もしくは環状、飽和もしくは不飽和炭化水
    素基を示し、それは場合により炭素数が6〜10のアリールオキシ、アジド、シ
    アノ、ヒドロキシル、カルボキシル、それ自身がアジドもしくはアミノにより置
    換されていることができる(C1−C6)−アルコキシカルボニル、5−〜7−員
    複素環式環、(C1−C6)−アルキルチオ、(C1−C6)−アルコキシにより同
    一にもしくは異なって、一−もしくは多置換されていることができ、 ならびに/あるいは、それ自身が(C1−C6)−アルコキシカルボニルにより最
    高で3回置換されていることができるトリアゾリルにより置換されており、 ならびに/あるいは式−OSO2−CH3又は(CO)a−NR1718の基により
    置換されていることができ、 ここで aは0もしくは1の数を示し、 R17及びR18は同一もしくは異なり、水素又はアリール、炭素数が6〜10の
    アラルキルを示すか、 あるいは(C1−C6)−アルキルを示し、それは場合により(C1−C6)−ア
    ルコキシカルボニル、ヒドロキシル、フェニルもしくはベンジルにより置換され
    ていることができ、ここでフェニルもしくはベンジルは場合によりヒドロキシル
    、カルボキシル、(C1−C6)−アルキルもしくは(C1−C6)−アルコキシに
    より同一にもしくは異なって一−もしくは多置換されていることができるか あるいは(C1−C6)−アルキルは場合により式NH−CO−CH3又はNH
    −CO−CF3の基により置換されていることができ、 R4は水素、(C1−C4)−アルキル、アセチル又はベンゾイルを示し、 Dは酸素又は硫黄原子を示し、 R5は水素、ハロゲン又は炭素数が最高で6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル
    を示す] ならびにそれらの塩。
  2. 【請求項2】 R1がフェニル、フリル、チエニル、ピリジル、シクロペン
    チル又はシクロヘキシルを示し、ここで上記の環系は場合によりハロゲン、トリ
    フルオロメチル、ニトロ、SO2−CF3、メチル、シアノ、トリフルオロメトキ
    シ、カルボキシル、メトキシカルボニル又は式−CO−NH−CH2−C(CH33、−CO−NH(CH22OH、−CO−NH−CH2−C65、−CO−N
    H−C65、−CO−NH−(pOH)−C64、−O−CH2−C65又は−
    S−pCl−C64の基より成る群から選ばれる置換基により同一にもしくは異
    なって1回もしくは2回置換されていることができ、 R2が式−OR12又は−NR1314の基を示し、 ここで R12は水素、(C1−C4)−アルケニル又は(C1−C4)−アルキルを示し、
    それは場合によりピリジル、シアノ、フェノキシ、ベンジルにより、あるいは式
    −NR1516の基により置換されていることができ、 ここで R15及びR16は同一もしくは異なり、水素、メチル又はエチルを示し、 R13及びR14は同一もしくは異なり、水素、メチル、エチル又はシクロプロピ
    ルを示し、 R3が水素又は式 【化5】 の基を示すか、 あるいは ホルミル、シアノ、トリフルオロメチル又はシクロプロピルを示すか、あるいは
    (C1−C4)−アルキルを示し、それは場合により式−SO2CH3、−NH−C
    O−CH3、−NH−CO−CF3の基、フッ素、塩素、(C1−C3)−アルコキ
    シカルボニルもしくはヒドロキシルにより置換されていることができ、 ならびに/あるいはアルキルは場合により式−OSO2−CH3又は(CO)a
    NR1718の基により置換されていることができ、 ここで aは0又は1の数を示し、 R17及びR18は同一もしくは異なり、水素、フェニル又はベンジルを示すか、
    あるいは C1−C4−アルキルを示し、それは場合により(C1−C4)−アルコキシカル
    ボニル、ヒドロキシル、フェニルもしくはベンジルにより置換されていることが
    でき、ここでフェニルもしくはベンジルは場合によりヒドロキシル、カルボキシ
    ル、(C1−C4)−アルキルもしくは(C1−C4)−アルコキシにより同一にも
    しくは異なって一−もしくは多置換されていることができ、 ならびに/あるいは(C1−C4)−アルキルは場合により式−NH−CO−C
    3又は−NH−CO−CF3の基により置換されていることができ、 あるいは R4が水素、メチル、エチル又はアセチルを示し、 Dが酸素又は硫黄原子を示し、 R5が水素、ハロゲン又は(C1−C4)−アルキルを示す 請求項1に従うジヒドロピリミジンならびにその塩。
  3. 【請求項3】 R1がフェニル又はチエニルを示し、ここで上記の環系は場
    合によりフッ素、塩素、メチル、トリフルオロメチル又はニトロより成る群から
    選ばれる置換基により同一にもしくは異なって、最高で2回置換されていること
    ができ、 R2が式−OR12又は−NR1314の基を示し、 ここで R12は水素又は(C1−C4)−アルキルを示し、 R13及びR14は同一もしくは異なり、水素又はメチルを示し、 R3が水素又はホルミル、シアノ、トリフルオロメチルもしくはシクロプロピル
    を示すか、 あるいは(C1−C3)−アルキルを示し、それは場合によりフッ素、塩素、ヒド
    ロキシルにより置換されていることができ、それはそれ自身がC1−C3−アルコ
    キシカルボニルにより最高で3回置換されていることができ、 R4が水素又はメチルを示し、 Dが酸素もしくは硫黄原子を示し、 R5が水素、フッ素、塩素又は(C1−C3)−アルキルを示す 請求項1又は2に従うジヒドロピリミジン及びその塩。
  4. 【請求項4】 R1がフェニル又はチエニルを示し、そのそれぞれは場合に
    よりフッ素又は塩素により同一にもしくは異なって、最高で2回置換されている
    ことができ、 R2がメトキシ、エトキシ又はn−プロポキシを示し、 R3が水素、メチル又はシクロプロピルを示し、 R4が水素を示し、 Dが酸素もしくは硫黄原子を示し、 R5が水素、フッ素又は塩素を示す 請求項1〜3の1つに従うジヒドロピリミジン及びその塩。
  5. 【請求項5】 [A]一般式(II) R1−CHO (II) [式中、 R1は上記の意味を有する] のアルデヒドを式(III) 【化6】 [式中、 R5及びDは上記の意味を有する] のアミジン又はその塩酸塩及び一般式(IV) R3−CO−CH2−CO−R2 (IV) [式中、 R2及びR3は上記の意味を有する] の化合物と反応させるか、 あるいは [B]一般式(V) 【化7】 [式中、 R1、R2及びR3は上記の意味を有する] の化合物を一般式(III) 【化8】 [式中、 R5及びDは上記の意味を有する] のアミジンと反応させるか、 あるいは [C]一般式(II) R1−CHO (II) [式中、 R1は上記の意味を有する] のアルデヒドを一般式(VI) 【化9】 [式中、 R2及びR3は上記の意味を有する] の化合物及び一般式(III)のアミジンと反応させる ことを特徴とする請求項1〜4の1つに従う一般式(I)又は(Ia)のジヒド
    ロピリミジンの製造法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4の1つに従う一般式(I)もしくは(Ia)の
    化合物の少なくとも1種を含んでなり、適宜さらに別の製薬学的に活性な化合物
    を含んでなる薬剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4の1つに従う一般式(I)もしくは(Ia)の
    化合物の少なくとも1種を、適宜通常の助剤及び賦形剤を用いて適した投薬形態
    に変換することを特徴とする薬剤の調製法。
  8. 【請求項8】 薬剤の調製のための請求項1〜4の1つに従う一般式(I)
    もしくは(Ia)の化合物の使用。
  9. 【請求項9】 急性又は慢性ウィルス性疾患の処置用の薬剤の調製のための
    請求項1〜4の1つに従う一般式(I)もしくは(Ia)の化合物の使用。
  10. 【請求項10】 急性又は慢性B型肝炎感染の処置用の薬剤の調製のための
    請求項1〜4の1つに従う一般式(I)もしくは(Ia)の化合物の使用。
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