JP2002510012A - 垂直軸の周りを回転するクランク軸を有する特に単気筒ディーゼルエンジン等の空冷式内燃エンジン - Google Patents
垂直軸の周りを回転するクランク軸を有する特に単気筒ディーゼルエンジン等の空冷式内燃エンジンInfo
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Abstract
(57)【要約】
垂直軸の周りを回転するクランク軸を有し、冷却風通路を包囲する被包を備える、特に単気筒ディーゼルエンジン等の空冷式内燃エンジンにおいて、クランク軸(1)の上端に放射翼ファン(3)と結合されたフライホイールを設け、クランクケースの上部前壁(2)に接続された気流分配ケース(4)が放射翼ファン(3)の圧力室(5)を形成し、圧力室(5)から少なくとも2つの冷却分気流が分流し、そのうち第1の冷却分気流(L1)はシリンダ(10)とシリンダヘッド(11)とを包囲するケース被包(21)を通じて誘導され、第2の冷却分気流(L2)はシリンダに対向するクランクケースの側壁(12)およびオイルパン(13)の外側のライニング(22)内に誘導され、両方の冷却分気流(L1,L2)は排気側で合流して共通の排気管を通じて排出される。
Description
【0001】 この発明は、垂直軸の周りを回転するクランク軸を有し、冷却風通路を包囲す
る被包を備える、特に単気筒ディーゼルエンジン等の空冷式内燃エンジンに関す
る。
る被包を備える、特に単気筒ディーゼルエンジン等の空冷式内燃エンジンに関す
る。
【0002】 垂直軸を内蔵した空冷エンジンは、通常例えば芝刈り機の駆動装置、農業機械
等の特殊な用途のためのオットーエンジンに係るものであり、垂直軸によって転
向伝達装置を省略し、極めて高さの低い装置構造を達成することができる。この
種の駆動装置は通常持続的に稼動することは想定されておらず、その出力は通常
2ないし5kWである。
等の特殊な用途のためのオットーエンジンに係るものであり、垂直軸によって転
向伝達装置を省略し、極めて高さの低い装置構造を達成することができる。この
種の駆動装置は通常持続的に稼動することは想定されておらず、その出力は通常
2ないし5kWである。
【0003】 産業上利用されている既知の小型ディーゼルエンジンは通常縦型エンジンに関
するものであり、すなわちこれは組み立て状態において強固に形成されたクラン
ク軸が水平軸の周りを回転し、これが多機能の稼動を可能にするとともに、しば
しば過大な騒音から環境を防護するための騒音防止被包を備えている。この種の
産業用ディーゼルエンジンの出力範囲は、排気量が700ないし750cm3で
最大約12kWとなる。
するものであり、すなわちこれは組み立て状態において強固に形成されたクラン
ク軸が水平軸の周りを回転し、これが多機能の稼動を可能にするとともに、しば
しば過大な騒音から環境を防護するための騒音防止被包を備えている。この種の
産業用ディーゼルエンジンの出力範囲は、排気量が700ないし750cm3で
最大約12kWとなる。
【0004】 米国特許第4964378号公報の請求項1前段に記述された横型のオイル冷
却式単気筒エンジンは、追加的な空気冷却を行うための部分被包が設けられてい
る。クランク軸の上端の冷却ファンによってクランクハウスのリブに沿って誘導
される冷却気流が形成され、第2の冷却気流はシリンダおよびシリンダヘッドを
包囲するケースの被包によって誘導される。両方の冷却気流は分離して誘導され
る。クランク軸の下端が位置する下面側にはエンジンケースの被包は無く、その
部分にはオイル冷却のみが作用し、これはリブ状のケース壁によって支持されて
いる。従って、この既存のエンジンはオイルおよび空気冷却を備えており、製造
コストが高いものとなる。
却式単気筒エンジンは、追加的な空気冷却を行うための部分被包が設けられてい
る。クランク軸の上端の冷却ファンによってクランクハウスのリブに沿って誘導
される冷却気流が形成され、第2の冷却気流はシリンダおよびシリンダヘッドを
包囲するケースの被包によって誘導される。両方の冷却気流は分離して誘導され
る。クランク軸の下端が位置する下面側にはエンジンケースの被包は無く、その
部分にはオイル冷却のみが作用し、これはリブ状のケース壁によって支持されて
いる。従って、この既存のエンジンはオイルおよび空気冷却を備えており、製造
コストが高いものとなる。
【0005】 従って、本発明の目的は、低い構造または低い重心位置が必要とされる用途に
適しているにもかかわらず万能的に使用可能、すなわち動力伝達部分をエンジン
ケースの両側面に備え種々の水圧ポンプおよび伝動機構に接続可能であり、また
産業上の利用のための重要な特徴として被包された形態においても効果的な冷却
システムを備えており、さらに低コストに製造することができる、横型構造、す
なわち垂直軸を有する産業用ディーゼルエンジンを提供することである。
適しているにもかかわらず万能的に使用可能、すなわち動力伝達部分をエンジン
ケースの両側面に備え種々の水圧ポンプおよび伝動機構に接続可能であり、また
産業上の利用のための重要な特徴として被包された形態においても効果的な冷却
システムを備えており、さらに低コストに製造することができる、横型構造、す
なわち垂直軸を有する産業用ディーゼルエンジンを提供することである。
【0006】 垂直軸を有する単気筒ディーゼルエンジンとして構成され、従って前記の課題
を解決することができるエンジンは、請求項1に記載された特徴を備えている。
を解決することができるエンジンは、請求項1に記載された特徴を備えている。
【0007】 さらに、前記エンジンは、充分な冷却気量を形成することができるフライホイ
ール冷却ファンを使用する気流ガイドを備え、冷却気流はフライホイール冷却フ
ァンを包囲すると同時にフライホイール側の接続ケースを形成する気流分配ケー
スによって二分流冷却システムに従って分配される。このため、気流分配ケース
の圧力側において2つの冷却気流への分流が行われ、そのうち一方はシリンダお
よびシリンダヘッド部分に誘導され、燃焼行程によって反応熱が付加されるか、
または高熱の排気ガスに直接接触する、このエンジン部分を冷却し、もう一方の
冷却気分流はエンジン内に潤滑剤または冷媒として供給されるエンジンオイルを
冷却するよう作用し、これはクランクケースの周囲ならびにエンジンケース下側
のオイルパンに沿って誘導される。
ール冷却ファンを使用する気流ガイドを備え、冷却気流はフライホイール冷却フ
ァンを包囲すると同時にフライホイール側の接続ケースを形成する気流分配ケー
スによって二分流冷却システムに従って分配される。このため、気流分配ケース
の圧力側において2つの冷却気流への分流が行われ、そのうち一方はシリンダお
よびシリンダヘッド部分に誘導され、燃焼行程によって反応熱が付加されるか、
または高熱の排気ガスに直接接触する、このエンジン部分を冷却し、もう一方の
冷却気分流はエンジン内に潤滑剤または冷媒として供給されるエンジンオイルを
冷却するよう作用し、これはクランクケースの周囲ならびにエンジンケース下側
のオイルパンに沿って誘導される。
【0008】 両方の冷却気分流の分割比は約2:1となり、そのうち小さい方の分気流はオ
イル冷却に使用され、さらに両方の分気流は共通の排気洞に集められ排気される
。
イル冷却に使用され、さらに両方の分気流は共通の排気洞に集められ排気される
。
【0009】 ここで、既知の方式に従って第1の冷却分気流は主にシリンダおよびシリンダ
ヘッドを包囲するケース被包を通じて誘導され、この際この構成部分に2つの分
気流が流入し、これらは排気側で再び合流する。
ヘッドを包囲するケース被包を通じて誘導され、この際この構成部分に2つの分
気流が流入し、これらは排気側で再び合流する。
【0010】 第2の冷却分気流は、リブ形状の外側面上のライニングの下側をまずクランク
ケースの側壁に沿って、続いてオイルパンに沿って誘導され、縦型エンジンにお
いてこの側壁はクランクケースの底床に相当し、オイルパンはエンジンの制御ケ
ース外壁によって形成された下面に結合されている。
ケースの側壁に沿って、続いてオイルパンに沿って誘導され、縦型エンジンにお
いてこの側壁はクランクケースの底床に相当し、オイルパンはエンジンの制御ケ
ース外壁によって形成された下面に結合されている。
【0011】 本発明の概念において、本発明に従って2つの冷却分気流によって冷却される
エンジンのフードは、分気流を1つの共通の排気管に流入させここから外へ誘導
することによって単純化することができる。
エンジンのフードは、分気流を1つの共通の排気管に流入させここから外へ誘導
することによって単純化することができる。
【0012】 前述した横型エンジンについては、特殊なエンジンケースを用いて製造するこ
とが有効であるが、既存のエンジンケースを使用し、これに特殊な部品を追加す
ることも経済的である。
とが有効であるが、既存のエンジンケースを使用し、これに特殊な部品を追加す
ることも経済的である。
【0013】 この種の特殊な部品とは、外側に設けた冷却リブと既存の制御ケースへの気密
に接続するための接続部材とを備えた新規のオイルパンであり、特に調節装置お
よびオイルポンプを収容した制御ケースの側面にオイルパンを接続するための変
更を加えることが好適である。
に接続するための接続部材とを備えた新規のオイルパンであり、特に調節装置お
よびオイルポンプを収容した制御ケースの側面にオイルパンを接続するための変
更を加えることが好適である。
【0014】 別の特殊な部品は、冷却リブを備えた部品として形成され、これは可能な限り
大きな接合面積をもってクランクケースの側壁の外側にネジ付けされる。
大きな接合面積をもってクランクケースの側壁の外側にネジ付けされる。
【0015】 前述した部品は、クランクケースおよびオイルパンから第2の冷却分気流への
熱伝達を補助し、この分気流は適宜なライニングによってリブ状部品に誘導され
る。従って、これらの部品は軽量化と良好な熱伝達のためにアルミニウム製とす
ることが好適である。横型エンジン構造における特に好適な冷却効果は、(縦型
エンジンにおいてはその下にオイルパンが配置される)冷却されたクランクケー
スの側壁の内側にクランク機構の噴射オイルが強く吹き付けられることによって
達成され、これによって特に好適な熱伝導が実施される。
熱伝達を補助し、この分気流は適宜なライニングによってリブ状部品に誘導され
る。従って、これらの部品は軽量化と良好な熱伝達のためにアルミニウム製とす
ることが好適である。横型エンジン構造における特に好適な冷却効果は、(縦型
エンジンにおいてはその下にオイルパンが配置される)冷却されたクランクケー
スの側壁の内側にクランク機構の噴射オイルが強く吹き付けられることによって
達成され、これによって特に好適な熱伝導が実施される。
【0016】 両方の冷却分気流を適宜なリブ状部品(シリンダおよびシリンダヘッドの冷却
リブに加えて前記の特殊部品)によって効果的に誘導することと相俟って改善さ
れた熱伝導によって、総気流量が約10m3/分あれば縦型エンジンに比べて3
5℃までの温度低下が達成される。
リブに加えて前記の特殊部品)によって効果的に誘導することと相俟って改善さ
れた熱伝導によって、総気流量が約10m3/分あれば縦型エンジンに比べて3
5℃までの温度低下が達成される。
【0017】 本発明によって形成された非常に低いオイル温度を伴った極めて効果的な空冷
システムにより、高い持続的負荷状態で、また過酷な環境下で長時間エンジンオ
イルを使用することが可能となり、これによって保守間隔を延長することができ
る。
システムにより、高い持続的負荷状態で、また過酷な環境下で長時間エンジンオ
イルを使用することが可能となり、これによって保守間隔を延長することができ
る。
【0018】 次に、本発明の実施例につき、エンジン軸に沿った概略断面図である添付図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【0019】 図には、単気筒ディーゼルエンジンがその通常の組み立て状態において垂直断
面で示されており、その軸はクランク軸1に対して垂直に延在する。クランク軸
に接続してバランス重り27ならびにピストン29を有する接続棒28が示され
ている。ピストン29の周りには適宜な冷却リブを有するシリンダ10が示され
ており、シリンダ10上にはシリンダヘッド11が配置されている。シリンダヘ
ッドカバー30内にはバルブ31が示されている。
面で示されており、その軸はクランク軸1に対して垂直に延在する。クランク軸
に接続してバランス重り27ならびにピストン29を有する接続棒28が示され
ている。ピストン29の周りには適宜な冷却リブを有するシリンダ10が示され
ており、シリンダ10上にはシリンダヘッド11が配置されている。シリンダヘ
ッドカバー30内にはバルブ31が示されている。
【0020】 クランク軸1は、クランクケース内の上部前壁2ならびに下部前壁15の軸受
け内に取り付けられている。クランク軸1の上端には、気流分配ケース4の内側
に設置された放射翼ファン3の形式のフライホイールがフランジ接続されている
。気流分配ケース4は、クランクケースの上部前壁2の外側に固定されている。
ファン回転子の周りには圧力室5が形成される。ファンの翼板間には矢印A1の
方向に通流する吸引気流が圧力室5を超えて開口部8を介して第1の冷却分気流
L1としてシリンダ10およびシリンダヘッド11を包囲するケース被包21内
に到達する。第2の冷却分気流L2は圧力室5から開口部9を介して側部ライニ
ング22および下部ライニング23内の冷却気流通路に到達する。側部ライニン
グ22の後ろの、クランクケースの側壁12のリブ24の間には第2の冷却分気
流L2が通流し、この側壁12の内側には矢印S1方向に噴射オイルが噴射され
る。第2の冷却分気流L2は、さらに制御ケース外壁26に固定されたオイルパ
ン13のリブ25の間を通流する。制御ケース14内にはオイルポンプ32が配
置され、これは吸引管33を介してオイルパン13の油槽の基底部上のフィルタ
34に接続されている。噴射オイルは、クランクケースの下部側壁15内のオイ
ル還流口と、油透過性の制御ケース14を介してオイルパン内に還流する。クラ
ンク軸の延長部17が支持されている出力側の軸受け16の領域には、オイルパ
ン13のリブ25がこの軸受け部分の周りを延在するが、この際空気流を妨害す
ることは無い。第2の冷却分気流L2は、オイルパン13のリブ25から矢印1
9の方向に通流し、ケース被包21の内側で矢印18に従って流入してくる第1
の冷却分気流L1と合流する。合流した冷却気流はここから矢印20に従って排
気管を通じて外に通流する。
け内に取り付けられている。クランク軸1の上端には、気流分配ケース4の内側
に設置された放射翼ファン3の形式のフライホイールがフランジ接続されている
。気流分配ケース4は、クランクケースの上部前壁2の外側に固定されている。
ファン回転子の周りには圧力室5が形成される。ファンの翼板間には矢印A1の
方向に通流する吸引気流が圧力室5を超えて開口部8を介して第1の冷却分気流
L1としてシリンダ10およびシリンダヘッド11を包囲するケース被包21内
に到達する。第2の冷却分気流L2は圧力室5から開口部9を介して側部ライニ
ング22および下部ライニング23内の冷却気流通路に到達する。側部ライニン
グ22の後ろの、クランクケースの側壁12のリブ24の間には第2の冷却分気
流L2が通流し、この側壁12の内側には矢印S1方向に噴射オイルが噴射され
る。第2の冷却分気流L2は、さらに制御ケース外壁26に固定されたオイルパ
ン13のリブ25の間を通流する。制御ケース14内にはオイルポンプ32が配
置され、これは吸引管33を介してオイルパン13の油槽の基底部上のフィルタ
34に接続されている。噴射オイルは、クランクケースの下部側壁15内のオイ
ル還流口と、油透過性の制御ケース14を介してオイルパン内に還流する。クラ
ンク軸の延長部17が支持されている出力側の軸受け16の領域には、オイルパ
ン13のリブ25がこの軸受け部分の周りを延在するが、この際空気流を妨害す
ることは無い。第2の冷却分気流L2は、オイルパン13のリブ25から矢印1
9の方向に通流し、ケース被包21の内側で矢印18に従って流入してくる第1
の冷却分気流L1と合流する。合流した冷却気流はここから矢印20に従って排
気管を通じて外に通流する。
【0021】 さらに、図には第1の冷却分気流L1が2つの分気流に分割されることが示さ
れており、これは、第2の冷却分気流L2と共に排気管を通じて矢印20の方向
に排出される前に、シリンダ10とシリンダヘッド11の周りを通流する。従っ
て、両方の冷却サイクルは、排気管内で合流して矢印20の方向に排気される前
に、実質的に図の平面に平行な経路を通流することが示されている。既知のエン
ジンの構成において知られているように、図の平面に対して垂直なエンジンケー
ス内の気流は存在しない。
れており、これは、第2の冷却分気流L2と共に排気管を通じて矢印20の方向
に排出される前に、シリンダ10とシリンダヘッド11の周りを通流する。従っ
て、両方の冷却サイクルは、排気管内で合流して矢印20の方向に排気される前
に、実質的に図の平面に平行な経路を通流することが示されている。既知のエン
ジンの構成において知られているように、図の平面に対して垂直なエンジンケー
ス内の気流は存在しない。
【図1】 本発明の一実施例を示す単気筒ディーゼルエンジンのエンジン軸に沿った概略
断面図である。
断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 垂直軸の周りを回転するクランク軸を有し、冷却風通路を包
囲する被包を備える、特に単気筒ディーゼルエンジン等の空冷式内燃エンジンで
あり、 1.1 クランク軸(1)の上端に放射翼ファン(3)と結合されたフライホイ
ールを設け; 1.2 クランクケースの上部前壁(2)に接続された気流分配ケース(4)が
放射翼ファン(3)の圧力室(5)を形成し; 1.3 圧力室(5)から少なくとも2つの冷却分気流が分流し、そのうち、 1.3.1 第1の冷却分気流(L1)はシリンダ(10)とシリンダヘッド(
11)とを包囲するケース被包(21)を通じて誘導され、 1.3.2 第2の冷却分気流(L2)はシリンダに対向するクランクケースの
側壁(12)の外側のライニング(22)内に誘導されることからなり: 1.4 クランク軸(1)の下端には制御カバー(14)が配置され、その外側
にはオイルパン(13)が固定されており; 1.5 第2の冷却分気流(L2)はオイルパン(13)の外側のライニング(
23)内に誘導され; 1.6 両方の冷却分気流(L1,L2)は排気側で合流して共通の排気管を通
じて排出され; 1.7 前記排気管はシリンダ(10)とシリンダヘッド(11)を包囲するケ
ース被包(21)の内室の排気側に接続することを特徴とする内燃エンジン。 - 【請求項2】 第1の冷却分気流(L1)はシリンダ(10)およびシリン
ダヘッド(11)を介してこれらの構成要素を掃気する分気流に分割され、これ
は排気側において再び合流することを特徴とする請求項1記載の内燃エンジン。 - 【請求項3】 第2の冷却分気流(L2)は出力側の軸受け(16)を介し
てこの側部を通過する2つの分気流に分割され、これは排気側において再び合流
することを特徴とする請求項1記載の内燃エンジン。 - 【請求項4】 気流分配ケース(4)内の圧力室(5)は気流分配ケースの
側部外郭内の周囲流路として形成され、これは両方の冷却分気流(L1,L2)
の側部流出口(8,9)を備えることを特徴とする請求項1記載の内燃エンジン
。 - 【請求項5】 第2の冷却分気流(L2)のためのライニング(22,23
)の内部のクランクケースの側壁(12)および/またはオイルパン(13)の
外側に通流方向に向かって延在する冷却リブ(24,25)を設けることを特徴
とする請求項1記載の内燃エンジン。 - 【請求項6】 オイルパン(13)は外側に配置された冷却リブ(25)と
制御ケース(14)の外壁(26)に気密に接続するための接続部材とを備える
独立した部品として形成されることを特徴とする請求項1記載の内燃エンジン。 - 【請求項7】 クランクケースの側壁(12)の外側に冷却リブ(24)を
形成する独立した構成部品が大きな共通接合面をもってネジ付けされることを特
徴とする請求項1記載の内燃エンジン。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19813624.2 | 1998-03-27 | ||
DE19813624A DE19813624B4 (de) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | Luftgekühlter Verbrennungsmotor mit um eine vertikale Achse rotierender Kurbelwelle, insbesondere Einzylinder-Dieselmotor |
PCT/EP1999/002126 WO1999050542A1 (de) | 1998-03-27 | 1999-03-29 | Luftgekühlter verbrennungsmotor mit um eine vertikale achse rotierender kurbelwelle, insbesondere einzylinder-dieselmotor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002510012A true JP2002510012A (ja) | 2002-04-02 |
JP3556905B2 JP3556905B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=7862596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000541415A Expired - Fee Related JP3556905B2 (ja) | 1998-03-27 | 1999-03-29 | 垂直軸の周りを回転するクランク軸を有する特に単気筒ディーゼルエンジン等の空冷式内燃エンジン |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6405690B1 (ja) |
EP (1) | EP1066456B1 (ja) |
JP (1) | JP3556905B2 (ja) |
DE (2) | DE19813624B4 (ja) |
WO (1) | WO1999050542A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015151885A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | スズキ株式会社 | エンジンの冷却構造 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19813624B4 (de) | 1998-03-27 | 2004-11-11 | Motorenfabrik Hatz Gmbh & Co Kg | Luftgekühlter Verbrennungsmotor mit um eine vertikale Achse rotierender Kurbelwelle, insbesondere Einzylinder-Dieselmotor |
WO2000056877A1 (fr) * | 1999-03-19 | 2000-09-28 | Takara Shuzo Co., Ltd. | Procede d'amplification d'une sequence d'acide nucleique |
SI21093A (sl) * | 2001-12-20 | 2003-06-30 | Boris Kunc | Zračno hlajeni dieselski izvenkrmni motor |
DE10240198B4 (de) * | 2002-08-28 | 2004-08-19 | Werner Kress | Rasenmäher |
WO2006017884A1 (en) * | 2004-08-16 | 2006-02-23 | John Arthur Notaras | Multi-purpose internal combustion engine platform and parts thereof |
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