JPH0786324B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents
エンジンの冷却装置Info
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- JPH0786324B2 JPH0786324B2 JP63050933A JP5093388A JPH0786324B2 JP H0786324 B2 JPH0786324 B2 JP H0786324B2 JP 63050933 A JP63050933 A JP 63050933A JP 5093388 A JP5093388 A JP 5093388A JP H0786324 B2 JPH0786324 B2 JP H0786324B2
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- JP
- Japan
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- refrigerant liquid
- cooling
- wall
- cylinder
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P5/00—Pumping cooling-air or liquid coolants
- F01P5/02—Pumping cooling-air; Arrangements of cooling-air pumps, e.g. fans or blowers
- F01P5/06—Guiding or ducting air to, or from, ducted fans
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P9/00—Cooling having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P7/00
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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- F01P9/00—Cooling having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P7/00
- F01P9/04—Cooling having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P7/00 by simultaneous or alternative use of direct air-cooling and liquid cooling
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/007—Other engines having vertical crankshafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はエンジンの冷却装置に関する。
（従来技術） エンジンの冷却装置としては、シリンダーヘッドとシリ
ンダーにフィンのみを有する空冷式の冷却装置と、シリ
ンダーヘッドとシリンダー内にウォータージャケットの
みを有する水冷式の冷却装置等がある。
ンダーにフィンのみを有する空冷式の冷却装置と、シリ
ンダーヘッドとシリンダー内にウォータージャケットの
みを有する水冷式の冷却装置等がある。
前者の空冷式では次のような課題がある。即ち （１）冷却能力が低く、高温となるため出力が低い。
（２）爆発音、ピストンスラップ音を透過させやすいた
め、騒音が大きい。
め、騒音が大きい。
（３）エンジンブロックの熱分布が均等でないため、熱
変形も不均等になりやすい。
変形も不均等になりやすい。
一方後者の水冷式では次のような課題がある。
（１）第２図のようにラジエータ40が必要で、コストが
高い。
高い。
（２）ラジエータ40がエンジン本体41と別置きとなり、
搭載性がよくない。
搭載性がよくない。
（３）設置に広いスペースが必要であり、コンパクト性
に欠ける。なお水冷エンジンの先行技術として実公昭62
−35855号公報がある。
に欠ける。なお水冷エンジンの先行技術として実公昭62
−35855号公報がある。
（発明の目的） 本発明の目的は、 （１）クランクケース構成体を冷媒液のジャケットで包
むことにより、低騒音化を図る。
むことにより、低騒音化を図る。
（２）クランクケース構成体自体をラジエータの代りと
して利用することにより、特にラジエータを備えること
なく、エンジン全体の冷却性能の向上を図る。
して利用することにより、特にラジエータを備えること
なく、エンジン全体の冷却性能の向上を図る。
（３）また、ラジエータを不要とすることにより、液冷
エンジンの低コスト化を図る。
エンジンの低コスト化を図る。
（４）エンジン全体としてのコンパクト化、搭載性の向
上及び耐久性の向上等を図ることである。
上及び耐久性の向上等を図ることである。
（目的を達成するめの技術的手段） 上記目的を達成するために本願発明は、シリンダーヘッ
ド及びシリンダーに冷媒液ジャケットを設けた液冷式エ
ンジンにおいて、クランクケース構成体全体を２重壁構
造とするとともに、該２重壁間空間とシリンダーヘッド
及びシリンダーの冷媒液ジャケットを連続的に連ねるこ
とにより、エンジン外壁を覆う冷媒液閉回路を構成し、
クランク軸の一端側に冷却ファンを設け、クランク軸の
他端側であってクランクケース構成体の２重壁間に、上
記閉回路の回路内冷媒液循環用の冷媒液ポンプを設け、
クランクケース構成体の２重壁の外壁に冷却フィンを設
け、冷却ファンより下流の上記冷却フィンは、冷却ファ
ンが取り付けられている端面壁より、軸周りの外周面壁
及びクランク軸方向他端のクランクケース端面壁に至る
まで連続的に構成し、かつ、クランク軸周りの外周壁の
冷却フィン部分は、クランク軸方向と同方向に延びるよ
うに形成し、シリンダー及びシリンダーヘッドの外壁に
も冷却フィンを設けて、冷却ファンと、クランクケース
構成体及びシリンダー部の冷却フィンと、シリンダーヘ
ッドの冷却フィンとを、導風カバーにより覆っている。
ド及びシリンダーに冷媒液ジャケットを設けた液冷式エ
ンジンにおいて、クランクケース構成体全体を２重壁構
造とするとともに、該２重壁間空間とシリンダーヘッド
及びシリンダーの冷媒液ジャケットを連続的に連ねるこ
とにより、エンジン外壁を覆う冷媒液閉回路を構成し、
クランク軸の一端側に冷却ファンを設け、クランク軸の
他端側であってクランクケース構成体の２重壁間に、上
記閉回路の回路内冷媒液循環用の冷媒液ポンプを設け、
クランクケース構成体の２重壁の外壁に冷却フィンを設
け、冷却ファンより下流の上記冷却フィンは、冷却ファ
ンが取り付けられている端面壁より、軸周りの外周面壁
及びクランク軸方向他端のクランクケース端面壁に至る
まで連続的に構成し、かつ、クランク軸周りの外周壁の
冷却フィン部分は、クランク軸方向と同方向に延びるよ
うに形成し、シリンダー及びシリンダーヘッドの外壁に
も冷却フィンを設けて、冷却ファンと、クランクケース
構成体及びシリンダー部の冷却フィンと、シリンダーヘ
ッドの冷却フィンとを、導風カバーにより覆っている。
（作用） クランクケースのジャケット並びにクランクケースカバ
ーのジャケットにより、クランクケース内から外部に漏
れる機械音を減少させる。
ーのジャケットにより、クランクケース内から外部に漏
れる機械音を減少させる。
エンジン回転時、冷媒液ポンプの作動により、冷媒液
は、冷媒液循環用の閉回路内を循環し、高温となるシリ
ンダーヘッド側から戻ってくる冷媒液を、シリンダーヘ
ッド等より温度の低いクランクケース及びクランクケー
スカバーの２重壁構造ジャケットで冷却し、再び冷媒液
ポンプにより、シリンダーヘッドへと送り込む。
は、冷媒液循環用の閉回路内を循環し、高温となるシリ
ンダーヘッド側から戻ってくる冷媒液を、シリンダーヘ
ッド等より温度の低いクランクケース及びクランクケー
スカバーの２重壁構造ジャケットで冷却し、再び冷媒液
ポンプにより、シリンダーヘッドへと送り込む。
上記クランクケース構成体のジャケットを通過する際に
は、軸方向一端の冷却ファンが取り付けられている端面
壁から、クランク軸周りの外周壁部分を通って反対側の
外周壁に至るまでは、各外周壁に形成された冷却フィン
及びそれを冷却する冷却風によって、冷媒体は効率良く
冷却され、そして冷媒液ポンプにもどる。
は、軸方向一端の冷却ファンが取り付けられている端面
壁から、クランク軸周りの外周壁部分を通って反対側の
外周壁に至るまでは、各外周壁に形成された冷却フィン
及びそれを冷却する冷却風によって、冷媒体は効率良く
冷却され、そして冷媒液ポンプにもどる。
（実施例） 第１図は本発明を適用した縦軸型エンジンの縦断面図を
示しており、クランクケース１はシリンダー1aを一体に
有し、下側にはクランクケースカバー２が固着されてい
る。クランクケース１及びクランクケースカバー２によ
りクランクケース構成体を構成し、該クランクケース構
成体には、垂直なクランク軸３が支承されており、クラ
ンク軸３の上端部には冷却ファン７が固着されている。
クランクケース１の外周面並びにクランクケースカバー
２の外周面にはそれぞれ冷却用フィン11,12が形成され
ている。11aは、シリンダー部1aの外周面に形成された
冷却フィンである。
示しており、クランクケース１はシリンダー1aを一体に
有し、下側にはクランクケースカバー２が固着されてい
る。クランクケース１及びクランクケースカバー２によ
りクランクケース構成体を構成し、該クランクケース構
成体には、垂直なクランク軸３が支承されており、クラ
ンク軸３の上端部には冷却ファン７が固着されている。
クランクケース１の外周面並びにクランクケースカバー
２の外周面にはそれぞれ冷却用フィン11,12が形成され
ている。11aは、シリンダー部1aの外周面に形成された
冷却フィンである。
冷却ファン７より下流の上記冷却フィン11,12は、冷却
ファン７が取り付けられている端面壁より、軸周りの外
周面壁及びクランク軸方向他端のクランクケース端面壁
に至るまで連続的に構成され、かつ、クランク軸周りの
外周壁の冷却フィン11部分は、クランク軸方向と同方向
に延びるように形成されている。またシリンダーヘッド
５の外周面にも冷却フィン17が一体に形成されている。
９はクランクケースカバー２の下端蓋、10はクランクケ
ース１の上端蓋である。
ファン７が取り付けられている端面壁より、軸周りの外
周面壁及びクランク軸方向他端のクランクケース端面壁
に至るまで連続的に構成され、かつ、クランク軸周りの
外周壁の冷却フィン11部分は、クランク軸方向と同方向
に延びるように形成されている。またシリンダーヘッド
５の外周面にも冷却フィン17が一体に形成されている。
９はクランクケースカバー２の下端蓋、10はクランクケ
ース１の上端蓋である。
前記冷却ファン７並びに各フィン11,11a,12,17を覆うよ
うに導風カバー16が被せられており、冷却ファン７の中
央部に対応する導風カバー部分には空気取入口16aが形
成されている。即ち空気取入口16aから吸い込んだ空気
は半径方向外方へと加圧され、矢印のように各冷却フィ
ン11,11a,12,17部分を通過してそれらを冷却し、下方へ
排出されるようになっている。
うに導風カバー16が被せられており、冷却ファン７の中
央部に対応する導風カバー部分には空気取入口16aが形
成されている。即ち空気取入口16aから吸い込んだ空気
は半径方向外方へと加圧され、矢印のように各冷却フィ
ン11,11a,12,17部分を通過してそれらを冷却し、下方へ
排出されるようになっている。
クランクケース１及びクランクケースカバー２の壁内に
はクランク室及びシリンダー内を包み込むように冷媒液
ジャケット13,14がそれぞれ形成されており、またシリ
ンダーヘッド５には吸、排気弁18、19部分を取り囲むよ
うに冷媒液ジャケット15が形成されている。
はクランク室及びシリンダー内を包み込むように冷媒液
ジャケット13,14がそれぞれ形成されており、またシリ
ンダーヘッド５には吸、排気弁18、19部分を取り囲むよ
うに冷媒液ジャケット15が形成されている。
ケースカバー２内のジャケット14はクランクケース１内
のジャケット13に連通している。クランクケースカバー
２には冷媒液ポンプ24が組み付けられている。該冷媒液
ポンプ24の本体ケース25は、クランクケースカバー２の
ポンプ取付け部2aに固着され、ポンプケース25にはポン
プ羽根26を有するポンプ軸27が支承されており、ポンプ
軸27はポンプ駆動ギヤ28及び中間ギヤ35を介してクラン
ク軸３のクランクギヤ33に連動連結している。またポン
プケース25には、メカニカルシール37とオイルシール38
が固着され、ポンプ軸27周りのシール性を保持してい
る。34はポンプケースカバーである。冷媒液ポンプ24の
吐出部30はシリンダー1a周りのジャケット36を経由して
シリンダーヘッド５のジャケット15の下端部に連通して
おり、冷媒液ポンプ24の吸込み口29はケースカバー２の
ジャケット14の下端部に連通している。シリンダーヘッ
ド５のジャケット15の上端部はサーモスタット20を介し
てクランクケース１内のジャケット13とバイパス通路21
とに切り替え自在に接続する。バイパス通路21は前記冷
媒液ポンプ24の吸込み口29に直接連通している。上記サ
ーモスタット20は、ヘッド側ジャケット15の冷媒液温度
が設定温度以下の時にはヘッド側ジャケット15をパイパ
ス通路21に接続し、一方設定温度より高い時には主とし
てクランクケース１のジャケット13に接続するように構
成されている。
のジャケット13に連通している。クランクケースカバー
２には冷媒液ポンプ24が組み付けられている。該冷媒液
ポンプ24の本体ケース25は、クランクケースカバー２の
ポンプ取付け部2aに固着され、ポンプケース25にはポン
プ羽根26を有するポンプ軸27が支承されており、ポンプ
軸27はポンプ駆動ギヤ28及び中間ギヤ35を介してクラン
ク軸３のクランクギヤ33に連動連結している。またポン
プケース25には、メカニカルシール37とオイルシール38
が固着され、ポンプ軸27周りのシール性を保持してい
る。34はポンプケースカバーである。冷媒液ポンプ24の
吐出部30はシリンダー1a周りのジャケット36を経由して
シリンダーヘッド５のジャケット15の下端部に連通して
おり、冷媒液ポンプ24の吸込み口29はケースカバー２の
ジャケット14の下端部に連通している。シリンダーヘッ
ド５のジャケット15の上端部はサーモスタット20を介し
てクランクケース１内のジャケット13とバイパス通路21
とに切り替え自在に接続する。バイパス通路21は前記冷
媒液ポンプ24の吸込み口29に直接連通している。上記サ
ーモスタット20は、ヘッド側ジャケット15の冷媒液温度
が設定温度以下の時にはヘッド側ジャケット15をパイパ
ス通路21に接続し、一方設定温度より高い時には主とし
てクランクケース１のジャケット13に接続するように構
成されている。
すなわち、上記ジャケット13,14,15により、エンジン全
体の外側を囲むように冷媒液の閉回路が構成され、ジャ
ケット13、14、15内には冷媒液として例えばオイルが注
入されている。
体の外側を囲むように冷媒液の閉回路が構成され、ジャ
ケット13、14、15内には冷媒液として例えばオイルが注
入されている。
作用を説する。エンジンを始動すると、冷却ファン７の
回転により取入口16aから空気が吸い込まれ、導風カバ
ー16内の各フィン11,11a,12,17に送られ、それらを冷却
する。
回転により取入口16aから空気が吸い込まれ、導風カバ
ー16内の各フィン11,11a,12,17に送られ、それらを冷却
する。
一方冷媒液ポンプ24により加圧される冷媒液（オイル）
は、吐出口30を介して下側からシリンダーヘッド５内の
ジャケット15に入り、シリンダーヘッド５を冷却する。
は、吐出口30を介して下側からシリンダーヘッド５内の
ジャケット15に入り、シリンダーヘッド５を冷却する。
温度が高くなった冷媒液はシリンダーヘッド５のジャケ
ット15の上部へと移動し、そしてサーモスタット20を介
してクランクケース１内のジャケット13に入る。クラン
クケース１内のジャケット13では冷却ファン７の風によ
るフィン11の放熱作用により冷媒液は冷却される。即ち
クランクケース構成体のジャケット13を通過する際に
は、軸方向一端の冷却ファン７が取り付けられている端
面壁から、クランク軸周りの外周壁部分を通って反対側
の外周壁に至るまでは、各外周壁に形成された冷却フィ
ン11,12及びそれを冷却する冷却風によって、冷媒液は
効率良く冷却される。
ット15の上部へと移動し、そしてサーモスタット20を介
してクランクケース１内のジャケット13に入る。クラン
クケース１内のジャケット13では冷却ファン７の風によ
るフィン11の放熱作用により冷媒液は冷却される。即ち
クランクケース構成体のジャケット13を通過する際に
は、軸方向一端の冷却ファン７が取り付けられている端
面壁から、クランク軸周りの外周壁部分を通って反対側
の外周壁に至るまでは、各外周壁に形成された冷却フィ
ン11,12及びそれを冷却する冷却風によって、冷媒液は
効率良く冷却される。
冷却された冷媒液は再び冷媒液ポンプ24に吸い込まれ、
シリンダーヘッド５等の冷却に利用される。
シリンダーヘッド５等の冷却に利用される。
なおシリンダーヘッド５のジャケット15の上端部の冷媒
液温度がサーモスタット20の設定温度以下の時には、ジ
ャケット５内の冷媒液はバイパス通路21を通って直接冷
媒液ポンプ24の吸込み口29に送られる。
液温度がサーモスタット20の設定温度以下の時には、ジ
ャケット５内の冷媒液はバイパス通路21を通って直接冷
媒液ポンプ24の吸込み口29に送られる。
第３図に潤滑油を冷媒液として用いた実施例を示す。第
１図にて示したメカニカルシール37とオイルシール38は
省いている。その為ジャケット14内の冷媒液は、ポンプ
軸27の周りを通り、クランクケース１の内部に若干ずつ
浸出し、ジャケット内のオイルが不足するという不具合
が生じるが、オイルポンプにより加圧され、クランク軸
３に設けられた油路（図示せず）を通った潤滑油を油孔
50を経由し、ジャケット13内に供給することにより、浸
出した冷媒液を補給できる構造としている。
１図にて示したメカニカルシール37とオイルシール38は
省いている。その為ジャケット14内の冷媒液は、ポンプ
軸27の周りを通り、クランクケース１の内部に若干ずつ
浸出し、ジャケット内のオイルが不足するという不具合
が生じるが、オイルポンプにより加圧され、クランク軸
３に設けられた油路（図示せず）を通った潤滑油を油孔
50を経由し、ジャケット13内に供給することにより、浸
出した冷媒液を補給できる構造としている。
冷媒液としてオイルを使用していると、例えば冷却水に
比べて沸点が高いので、蒸発量を抑えることができ、冷
媒液が長持ちする。また潤滑油を冷媒液として利用する
と、潤滑油−冷媒液間のシールが簡易となり、コストを
低減できる。
比べて沸点が高いので、蒸発量を抑えることができ、冷
媒液が長持ちする。また潤滑油を冷媒液として利用する
と、潤滑油−冷媒液間のシールが簡易となり、コストを
低減できる。
（そのほかの実施例） 冷媒液として水を主成分として冷却液を用いることもで
きる。
きる。
（発明の効果） 以上説明したように本願発明によると、 （１）クランクケース１及びクランクケースカバー２よ
りなるクランクケース構成体を、冷媒液のジャケット1
3,14で包んでいるので、クランクケース１内の機械音が
外部に透過しにくくなり、騒音を低下させることができ
る。
りなるクランクケース構成体を、冷媒液のジャケット1
3,14で包んでいるので、クランクケース１内の機械音が
外部に透過しにくくなり、騒音を低下させることができ
る。
（２）クランクケース１の壁が２重壁構造となることに
より、クランクケース１の剛性が高まる。
より、クランクケース１の剛性が高まる。
（３）シリンダーヘッド５及びシリンダー1aの冷媒液ジ
ャケット15,13を、クランクケース構成体の外壁のジャ
ケット13,14に連通しているので、クランクケース構成
体のジャケット13,14をラジエータ代りとすることがで
き、ラジエータ付きの冷水エンジンに比べてコストが低
く、エンジン全体のコンパクト性及び搭載性も向上す
る。
ャケット15,13を、クランクケース構成体の外壁のジャ
ケット13,14に連通しているので、クランクケース構成
体のジャケット13,14をラジエータ代りとすることがで
き、ラジエータ付きの冷水エンジンに比べてコストが低
く、エンジン全体のコンパクト性及び搭載性も向上す
る。
また、エンジン全体の熱分布を均一化でき、熱変形の均
一性を保って耐久性が向上する。
一性を保って耐久性が向上する。
（４）冷却ファン７によりクランクケース構成体（1,
2）の冷却フィン11,12を冷却するようにしているので、
クランクケース構成体（1,2）のジャケット13,14部分の
ラジエータとしての機能が一層向上する。またこれによ
り、例えばダストや草の多い場所での液冷エンジンの使
用を空冷エンジンなみの手軽さとすることができ、しか
も冷却能力は空冷エンジンに比べて高く、出力、耐久性
が高い。
2）の冷却フィン11,12を冷却するようにしているので、
クランクケース構成体（1,2）のジャケット13,14部分の
ラジエータとしての機能が一層向上する。またこれによ
り、例えばダストや草の多い場所での液冷エンジンの使
用を空冷エンジンなみの手軽さとすることができ、しか
も冷却能力は空冷エンジンに比べて高く、出力、耐久性
が高い。
（５）特に、クランク軸３の一端側に冷却ファン７を設
け、クランク軸３の他端側であってクランクケース構成
体の２重壁間に、上記閉回路の回路内冷媒液循環用の冷
媒液ポンプ24を設け、クランクケース構成体の２重壁の
外壁に冷却フィン11,12を設け、冷却ファン７より下流
の上記冷却フィン11,12は、冷却ファン７が取り付けら
れている端面壁より、軸周りの外周面壁及びクランク軸
方向他端のクランクケース端面壁に至るまで連続的に構
成し、かつそれらを導風カバー16で覆っているので、ク
ランクケース構成体外周面全体を、熱交換効率のよいラ
ジエータ代りとして利用でき、エンジン全体の冷却性能
が一層向上する。
け、クランク軸３の他端側であってクランクケース構成
体の２重壁間に、上記閉回路の回路内冷媒液循環用の冷
媒液ポンプ24を設け、クランクケース構成体の２重壁の
外壁に冷却フィン11,12を設け、冷却ファン７より下流
の上記冷却フィン11,12は、冷却ファン７が取り付けら
れている端面壁より、軸周りの外周面壁及びクランク軸
方向他端のクランクケース端面壁に至るまで連続的に構
成し、かつそれらを導風カバー16で覆っているので、ク
ランクケース構成体外周面全体を、熱交換効率のよいラ
ジエータ代りとして利用でき、エンジン全体の冷却性能
が一層向上する。
また、フィン高さを従来の空冷式エンジンのより著しく
低くすることができ、フィンの自励による音を低下させ
ることができる。
低くすることができ、フィンの自励による音を低下させ
ることができる。
なお、冷媒液としてオイルを利用することにより、冷媒
液の沸点が冷却水に比べて高くなり、冷媒液の蒸発量を
抑えることができ、冷媒液が長持ちする。また潤滑油を
冷媒液として利用することにより、冷媒液ポンプ24のメ
カニカルシール37とオイルシール38を省くことができ、
コストを低下させることができる。
液の沸点が冷却水に比べて高くなり、冷媒液の蒸発量を
抑えることができ、冷媒液が長持ちする。また潤滑油を
冷媒液として利用することにより、冷媒液ポンプ24のメ
カニカルシール37とオイルシール38を省くことができ、
コストを低下させることができる。
第１図は本願発明を適用した縦軸型エンジンの縦断面
図、第２図は従来の液冷エンジンの縦断面図、第３図は
本願発明の別の実施例を示す縦断面図である。１……ク
ランクケース、1a……シリンダー、２……クランクケー
スカバー、５……シリンダーヘッド、７……冷却ファ
ン、11,11a,12,17……フィン、13,14,15,36……冷媒液
ジャケット、24……冷媒液ポンプ
図、第２図は従来の液冷エンジンの縦断面図、第３図は
本願発明の別の実施例を示す縦断面図である。１……ク
ランクケース、1a……シリンダー、２……クランクケー
スカバー、５……シリンダーヘッド、７……冷却ファ
ン、11,11a,12,17……フィン、13,14,15,36……冷媒液
ジャケット、24……冷媒液ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−4816（ＪＰ，Ａ) 実開 昭52−96146（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−88912（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭56−4816（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダーヘッド（５）及びシリンダー
（1a）に冷媒液ジャケット（15,13）を設けた液冷式エ
ンジンにおいて、クランクケース構成体（1,2）全体を
２重壁構造とするとともに、該２重壁間空間とシリンダ
ーヘッド（５）及びシリンダー（1a）の冷媒液ジャケッ
ト（15,13）を連続的に連ねることにより、エンジン外
壁を覆う冷媒液閉回路を構成し、クランク軸（３）の一
端側に冷却ファン（７）を設け、クランク軸（３）の他
端側であってクランクケース構成体の２重壁間に、上記
閉回路の回路内冷媒液循環用の冷媒液ポンプ（24）を設
け、クランクケース構成体の２重壁の外壁に冷却フィン
（11,12）を設け、冷却ファン（７）より下流の上記冷
却フィン（11,12）は、冷却ファン（７）が取り付けら
れている端面壁より、軸周りの外周面壁及びクランク軸
方向他端のクランクケース端面壁に至るまで連続的に構
成し、かつ、クランク軸周りの外周壁の冷却フィン（1
1,12）部分は、クランク軸方向と同方向に延びるように
形成し、シリンダー（1a）及びシリンダーヘッド（５）
の外壁にも冷却フィン（11,11a,17）を設けて、冷却フ
ァン（７）と、クランクケース構成体（1,2）及びシリ
ンダー部（1a）の冷却フィン（11,11a,12）と、シリン
ダーヘッド（５）の冷却フィン（17）とを、導風カバー
（16）により覆っていることを特徴とするエンジンの冷
却装置。
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