JP2002509098A - ラッカーゼを含むケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法 - Google Patents

ラッカーゼを含むケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法

Info

Publication number
JP2002509098A
JP2002509098A JP2000539822A JP2000539822A JP2002509098A JP 2002509098 A JP2002509098 A JP 2002509098A JP 2000539822 A JP2000539822 A JP 2000539822A JP 2000539822 A JP2000539822 A JP 2000539822A JP 2002509098 A JP2002509098 A JP 2002509098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
group
composition according
alkyl
laccase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000539822A
Other languages
English (en)
Inventor
ラン,ジェラール
コトレ,ジャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2002509098A publication Critical patent/JP2002509098A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/64Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
    • A61K8/66Enzymes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S8/00Bleaching and dyeing; fluid treatment and chemical modification of textiles and fibers
    • Y10S8/908Anionic emulsifiers for dyeing

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ケラチン物質に適した支持物質中に、(a)少なくとも1つのラッカーゼ型酵素;アシルイセチオナート、アシルタウラート、特定構造を持つスルホスクシナート、特定構造を持つアシルサルコシナート、アシルグルタマート、ポリオキシアルキレン化カルボン酸エーテル及びそれらの塩、脂肪グルカミドスルファート、アルキルガラクトシドウロナート、アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体、及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つのアニオン性界面活性剤;及び(c)少なくとも1つの酸化着色料を含む、ケラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維の着色のための使用準備の整った混合物に関する。また本発明は、上記混合物を用いた毛髪着色方法にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、少なくとも1つのラッカーゼ型の酵素、少なくとも1つの特定のア
ニオン性界面活性剤、及び少なくとも1つの酸化染料を含有してなるケラチン繊
維を染色するための組成物、及びこの組成物のケラチン繊維、特にヒトの毛髪の
染色のための使用に関する。
【0002】 酸化染料先駆物質、特に、一般に酸化ベース(oxidation bases)として知られ ているオルト-又はパラ-フェニレンジアミン類、オルト-又はパラ-アミノフェノ
ール類及び複素環ベース類を含有する染色用組成物でケラチン繊維、特にヒトの
毛髪を染色することが知られている。酸化染料先駆物質、又は酸化ベースは、酸
化物質と組み合わされて、酸化縮合プロセスにより、着色した化合物及び染料を
生じうる無色か弱く着色した化合物である。
【0003】 また、これらの酸化ベースをカップラー又は調色剤と組み合わせることにより
、酸化ベースにより得られる色調を変化させることができることも知られており
、このカップラーは芳香族のメタ-ジアミン類、メタ-アミノフェノール類、メタ
-ジフェノール類及びある種の複素環化合物から特に選択される。 酸化ベース及びカップラーとして使用される様々な分子により、幅広い色調を
得ることが可能になる。
【0004】 これらの酸化染料により得られる、いわゆる「永久的な」着色は、いくつかの
要求をさらに満足させるものでなくてはならない。即ち、毒物学的観点で欠点が
なく、所望の強さの色調が得られ、外的要因(光、悪天候、洗浄、パーマネント ウェーブ処理、発汗又は摩擦)に対して良好な耐性があるものでなくてはならな い。 また、染料はグレイの毛髪をカバーできるものでなければならず、最後に、可
能な限り非選択的であること、すなわち、実際には毛髪の先端と根本の間で敏感
度(すなわち傷み具合)が異なりうる、同じケラチン繊維に沿って可能な限り色差
が小さくなるようにできなければならない。
【0005】 ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化水素の存在下でアルカリ性媒体中において
一般に行われる。しかし、過酸化水素の存在下でアルカリ性媒体を使用すると、
繊維がかなり劣化してしまう上、必ずしも望ましくはないケラチン繊維の顕著な
脱色が生じてしまうという欠点がある。 また、ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化水素以外の酸化系、例えば酵素系を
使用して行うこともできる。即ち、米国特許第3251742号仏国特許出願公
開第2112549号、仏国特許出願公開第2694018号、欧州特許出願公
開第504005号、国際公開第95/07988号、国際公開第95/338
36号、国際公開第95/33837号、国際公開第96/00290号、国際
公開第97/19998号及び国際公開第97/19999号においては、少な
くとも1つの酸化染料をラッカーゼ型の酵素と組み合わせて含有する組成物でケ
ラチン繊維を染色することが既に提案されており、前記組成物は環境酸素と接触
される。これらの染色用組成物は、過酸化水素の存在下で使用される染料により
引起こされる劣化に匹敵する程にはケラチン繊維の劣化は生じない条件下で使用
されているが、繊維に沿って分布する色の均一性(均質性)の観点、色度(明度
)及び染色力の観点の両方から、まだ不十分な着色しか得られていない。 本発明の目的は上記の問題を解消することである。
【0006】 本出願人は、驚くべきことに、酸化系として少なくとも1つのラッカーゼ型酵
素及び少なくとも1つの以下により詳細に定義される特定のアニオン性界面活性
剤を含む新規な組成物が、少なくとも1つの酸化染料(類)(酸化ベース及び又
はカップラー)の存在下で使用準備が整った染色用組成物を構成することができ
、それは、より均一かつより強い色度を与え、ケラチン繊維の劣化及び脱色を起
こさず、低い選択性及び毛髪が受ける可能性のある種々の攻撃に対して良好な耐
性を示すことを見出した。 これらの発見が本発明の基礎をなしている。
【0007】 本発明の第1の主題事項は、ケラチン繊維の染色に適した媒体中に: (a)少なくとも1つのラッカーゼ型の酵素; (b)(i)アシルイセチオナート; (ii)アシルタウラート; (iii)下記式(I): (式中、Xは、酸素原子、-CONH基、以下の基: を表し、 c=0〜10であり、但し1<a+b+c<10であり、 Mは、H、アンモニウム、Na又はK又は有機アミン残基を表し、 Rは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分岐状のC12−C30脂肪族基を表し
、但しXが酸素を表す場合はc=0である)で表されるスルホスクシナート; (iv)下記式(II): (式中Rは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分岐状のC12−C30脂肪族基
を表し、Mは上記と同じ意味を有する)で表されるアシルサルコシナート; (v)下記式(III): (式中Rは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分岐状のC−C30脂肪族基を
表し、Mは上記と同じ意味を有する)で表されるアシルグルタマート; (vi)ポリオキシアルキレン化エーテルカルボン酸及びそれらの塩; (vii)脂肪グルカミドスルファート; (viii)アルキルガラクトシドウロナート; (ix)アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体; (x)これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つのアニオン性界
面活性剤; (c)少なくとも1つの酸化染料、 を含有してなる、ヒトの毛髪等のケラチン繊維を酸化染色するための使用準備が
整った組成物である。
【0008】 本発明の使用準備が整った染色用組成物で用いられるラッカーゼは、植物由来
、動物由来、真菌由来(酵母菌、黴、真菌類)又は細菌由来、単細胞又は多細胞
の生物由来のラッカーゼから選択してもよい。これらは、生物工学技術により得
ることもできる。
【0009】 本発明において使用することができる植物由来のラッカーゼ類としては、仏国
特許出願公開第2694018号に示されているもののような、クロロフィル合
成を行う植物により産生されるラッカーゼ類、例えば、アナカルジアセア(Anaca
rdiacea:ウルシ科)植物の抽出物、例えばマグニフェラ・インディカ(Magnifera
indica)、シュイナス・モレ(Schinus molle)又はプレイオジニウム・ティモリ エンス(Pleiogynium timoriense)の抽出物、ポドカルパセア(Podocarpacea:マ キ科)植物、ロスマリヌスoff.(Rosmarinus off.:ローズマリー(マンネンロウ))
、ソラヌム・ツベロスム(Solanum tuberosum:ジャガイモ)、イリスsp.(Iris sp
.:アヤメ科の種)、コフィアsp.(Coffea sp.:コーヒーノキの種)、ダウクス・ カロッタ(Daucus carrota:ニンジン)、ビンカ・マイナー(Vinca minor:ヒメツ
ルニチニチソウ)、ペルシア・アメリカーナ(Persea americana:アボカド)、キ ャサレンサス・ロゼウス(Catharenthus roseus)、ムサsp.(Musa sp.:バナナ)、
マルス・プミラ(Malus pumila)、ギンコ・ビロバ(Gingko biloba:イチョウ)、 モノトロパ・ヒポピシス(Monotropa hypopithys(インディアン・パイプ:Indian
pipe)、アエスキュルスsp.(Aesculus sp.:トチノキ科の種)、アセル・シュー ドプラタヌス(Acer pseudoplatanus:西洋カジカエデ)、プルヌス・ペルシカ(Pr
unus persica:モモ)又はピスタシア・パラエスティナ(Pistacia palaestina)の
抽出物に見られるものを挙げることができる。
【0010】 本発明において使用することができる場合によっては生物工学により得てもよ
い真菌由来のラッカーゼ類は、フランス国特許出願公開第2112549号およ
び欧州特許出願公開第504005号に示されているように、ポリポラス・ベル
シカラー(Polyporus versicolor)、リゾクトニア・プラティコラ(Rhizoctonia p
raticola)及びラス・ベルニシフェラ(Rhus vernicifera)から得られたラッカー ゼ(類);国際公開95/07988号、国際公開95/33836号、国際公開
95/33837号、国際公開96/00290号、国際公開97/19998
号及び国際公開97/19999号(これらの内容は本明細書の一部を構成する)
に記載されたもの、例えばシタリディウム(Scytalidium)、ポリポラズ・ピンシ トゥス(Polyporus pinsitus)、ミセリオフトラ・サーモフィラ(Myceliophtora t
hermophila)、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)ピリキュラリア・オ リザエ(Pyricularia orizae)、又はその変異体から得られるものを挙げることが
できる。また、トラメテス・ベルシカラー(Trametes versicolor)、フォメス・ フォメンタリウス(Fomes fomentarius)、カエトミウム・サーモフィレ(Chaetomi
um thermophile)、ニューロスポラ・クラッサ(Neurospora crassa)、コリロウス
・ベルシコル(Corilous versicol)、ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea
)、リジドポルス・リグノサス(Rigidoporus lignosus)、フェリヌス・ノキシウ ス(Phellinus noxius)、プリューロータス・オストリータス(Pleurotus ostreat
us)、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)、ポドスポラ・ア ンセリナ(Podospora anserina)、アガリクス・ビスポルス(Agaricus bisporus) 、ガノデルマ・ルシドゥム(Ganoderma lucidum)、グロメレラ・シングラタ(Glom
erella cingulata)、ラクタリウス・ピペラトゥス(Lactarius piperatus)、ルッ
スラ・デリカ(Russula delica)、ヘテロバシディオン・アノサム(Heterobasidio
n annosum)、テレフォラ・テレストリス(Thelephora terrestris)、クラドスポ リウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)、セレナ・ユニ
カラー(Cerrena unicolor)、コリオルス・ハースタス(Coriolus hirsutus)、セ リポリオプシス・サブヴェルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispora)、コプリ ヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、パナエオルス・パピリオナセウス(Pana
eolus papilionaceus)、パナエオルス・スフィンクトリヌス(Panaeolus sphinct
rinus)、シゾフィラム・コムネ(Schizophyllum commune)、ディコミティウス・ スクアレンス(Dichomitius squalens)及びその変異体から得られるものを挙げる
ことができる。 生物工学により得られてもよい真菌由来のラッカーゼ類がより好適に選択され
る。
【0011】 本発明において使用され、その基質のなかにシリンガルダジン(syringaldazin
e)を有するラッカーゼ類の酵素活性は、好気性条件下でのシリンガルダジンの酸
化により定義することができる。1lacu単位は、30℃の温度におけるpH
5.5で1分当り1mmolのシリンガルダジンの転換を触媒する酵素量に対応
する。1u単位は30℃におけるpH6.5で基質としてシリンガルダジンを使
用して530nmの波長で1分当り0.001のデルタ吸光係数をつくりだす酵
素の量に対応する。 本発明におけるラッカーゼ類の酵素活性はまたパラ-フェニレンジアミンの酸 化により定義することもできる。1lacu単位は、30℃かつpH5で基質と
してパラ-フェニレンジアミン(64mM)を使用して496.5nmの波長で1 分当り0.001のデルタ吸光係数をつくりだす酵素の量に対応する。本発明で
は、酵素活性をlacu単位で決定するのが好ましい。
【0012】 本発明の組成物で用いられるラッカーゼの量は、選択したラッカーゼの性質に
応じて変化する。好ましくは、組成物100g当たり、0.5〜2000lac
u、又は10000〜40x10u単位、又は20〜2x10lacu単位
である。
【0013】 本発明の好ましいアシルイセチオナート及びアシルタウラートは、下記の一般
構造に対応する: R-CH-CH-SO (IV) 式中、Rは、R’COO基又はR’CONR”基を表し、R’は飽和又は不飽和
の、直鎖状又は分岐状のC−C30脂肪族基を表し、R”は水素又はC−C アルキル基を表し、MはH、アンモニウム、Na又はK又は有機アミン、特に
アルカノールアミン残基を表す。
【0014】 本発明における式(I)のスルホスクシナートの中で、ナトリウムラウラミド
MEAスルホスクシナート、二ナトリウムラウラミドPEG2スルホスクシナー
ト、二ナトリウムPEG5ラウリルシトラートスルホスクシナートを挙げること
ができる。
【0015】 本発明におけるポリオキシアルキレン化エーテルカルボン酸及びそれらの塩は
、好ましくは2〜50のエチレンオキシド基を有するもの及びそれらの混合物で
ある。ポリオキシアルキレン化エーテルカルボン酸及びそれらの塩型のアニオン
性界面活性剤は、特に下記式(V)に相当するものである: 式中、Rは、アルキル又はアルキルアリール基を表し、nは2〜24、好まし
くは3から10で変化する整数又は十進数(平均値)であり、アルキル基は約6
〜20の炭素原子を有し、アリール基は好ましくはフェニルを表し、AはH、ア
ンモニウム、Na、K、Li、Mg又はモノエタノールアミン又はトリエタノー
ルアミン残基を表す。また、式(V)の化合物の混合物、特にR基が異なる混
合物を使用することもできる。 式(V)の化合物は、例えばKAO社からAKYPOS(NP40, NP70, OP40, OP80, RLM
25, RLM38, RLMQ 38 NV, RLM 45, RLM 45 NV, RLM 100, RLM 100 NV, RO 20, RO
90, RCS 60, RS 60, RS 100, RO 50)という名称で、あるいはSANDOZ社からSAN
DOPAN(DTC Acid, DTC)という名称で市販されている。
【0016】 本発明で使用される脂肪グルカミドスルファートは、独国特許出願44436
45に記載されたものであり、その内容は本明細書の一部をなすものとする。本
発明で用いられるアルキルガラクトシドウロナートは、欧州特許公告第0701
430号に記載されたものであり、その内容は本明細書の一部をなすものとする
【0017】 アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体は、好ましくは以下から選択され
る: ・アルキルポリグルコシドスルファート又はスルホナート、又はそれらの混合物
; ・アルキルポリグルコシドエーテルカルボキシラート; ・アルキルポリグルコシドスルホスクシナート; ・アルキルポリグルコシドイセチオナート; ・アルキルポリグルコシドホスファート。 これらのアルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体は、特に独国特許391
8135、独国特許4021760、独国特許4239390、独国特許433
6803、独国特許4337035及び米国特許第5001114号に記載され
ている。
【0018】 本発明では、次のアニオン性界面活性剤を使用するのが好ましい: ・アシルイセチオナート; ・ポリオキシアルキレン化エーテルカルボン酸及びそれらの塩; ・アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体。 本発明の染色用組成物は、上記の特定のアニオン性界面活性剤を、組成物全重
量に対して0.1から20重量%、好ましくは約0.5から15重量%、さらに
好ましくは1〜10重量%の含有量で含む。
【0019】 使用準備の整った染色用組成物で用いられる酸化ベース(類)及び/又はカッ
プラーの性質は重要ではない。 酸化ベースは、特にパラ-フェニレンジアミン、複ベース、パラ-アミノフェノ
ール、オルト-アミノフェノール及び複素環酸化ベースから選択してよい。
【0020】 本発明の染色用組成物で酸化ベースとして使用することのできるパラ-フェニ レンジアミン類の例としては、特に、次の式(VI)の化合物及びそれらの酸付加
塩を挙げることができる: 上式中: ・Rは、水素原子、C−Cアルキル基、モノヒドロキシ(C−Cアル
キル)基、ポリヒドロキシ(C−Cアルキル)基、(C−C)アルコキ
シ(C−C)アルキル基、窒素含有基で置換されたC−Cアルキル基、
フェニル基又は4’-アミノフェニル基を表し; ・Rは、水素原子、C−Cアルキル基、モノヒドロキシ(C−Cアル
キル)基、ポリヒドロキシ(C−Cアルキル)基、(C−C)アルコキ
シ(C−C)アルキル基、又は窒素含有基で置換されたC−Cアルキル
基を表し; ・Rは、水素原子、塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素原子などのハロゲン原子、
−Cアルキル基、モノヒドロキシ(C−Cアルキル)基、ヒドロキシ
(C−Cアルコキシ)基、アセチルアミノ(C−Cアルコキシ)基、メ
シルアミノ(C−Cアルコキシ)基、又はカルバモイルアミノ(C−C アルコキシ)基を表し; ・Rは、水素又はハロゲン原子、C−Cアルキル基を表す。 上記式(VI)の窒素含有基の中で、特に、アミノ、モノ(C−C)アル
キルアミノ、(C−C)ジアルキルアミノ、(C−C)トリアルキルア
ミノ、モノヒドロキシ(C−C)アルキルアミノ、イミダゾリニウム、及び
アンモニウム基を挙げることができる。
【0021】 上述した式(VI)のパラ-フェニレンジアミン類の中で、特に、パラ-フェニレ
ンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、
2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジ
アミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フェ
ニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル- パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-ア
ミノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)- パラ-フェニレンジアミン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-メ チルアニリン、4-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アミノ-2-クロロアニリン
、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェ ニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-ヒドロキ
シプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレン
ジアミン、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-(エチ
ル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、N--(β,γ-ジヒドロキシ
プロピル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(4’-アミノフェニル)-パラ-フェニ レンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチ ロキシ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチロキシ-パラ-フェ
ニレンジアミン、N-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、及びこれ
らの酸付加塩を挙げることができる。
【0022】 上記式(VI)のパラ-フェニレンジアミン類の中で、特に好ましいのは、パラ-
フェニレンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニ
レンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒド
ロキシエチロキシ-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレン
ジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フ
ェニレンジアミン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミ ン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチロキシ-パ
ラ-フェニレンジアミン及びこれらの酸付加塩である。
【0023】 本発明において、「複ベース」とは、少なくとも2つの芳香族環を含み、その
上にアミノ及び/又はヒドロキシル基を有している化合物を意味する。 本発明の染色用組成物において酸化ベースとして使用可能な複ベース類の中で
、特に、次の式(VII)の化合物及びそれらの酸付加塩を挙げることができる: 上式中: ・Z及びZは同一でも異なっていてもよく、結合手Y又はC-Cアルキ ル基で置換されていてもよいヒドロキシル又は-NH基を表し; ・結合手Yは、1〜14の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン鎖を
表し、これは一又は複数のへテロ原子、例えば酸素、硫黄又は窒素原子及び/又
は一又は複数の窒素性基が挿入されるか又はこれを末端に有していてもよく、場
合によっては1又は複数のヒドロキシル又はC-Cアルコキシ基で置換され ていてもよく、 ・R及びRは、水素又はハロゲン原子、C-Cアルキル基、モノヒドロ キシ(C−Cアルキル)基、アミノ(C-Cアルキル)基、又は結合手 Yを表し; ・R、R、R、R10、R11及びR12は同一でも異なっていてもよく
、水素原子、結合手Y又はC-Cアルキル基を表し; 式(VII)の化合物は分子当り1つのみの結合手Yを有すると理解される。 上述した式(VII)の窒素含有基の中で、特に、アミノ、モノ(C-C)ア ルキルアミノ、(C-C)ジアルキルアミノ、(C-C)トリアルキルアミノ
、モノヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びアンモニ ウム基を挙げることができる。
【0024】 上述した式(VII)の複ベース類の中で、特に、N,N'-ビス(β-ヒドロキシ エチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N, N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)エチレンジ アミン、N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビ ス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジア
ミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'
-ビス(エチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレンジアミン
、1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン、及びそれ らの酸付加塩類を挙げることができる。 これら式(VII)の複ベース類の中でも、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)
-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、1,8-ビス(
2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン、又はそれらの酸付加塩類
の一つが特に好ましい。
【0025】 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能なパラ-アミノフェ ノール類としては、特に、次の式(VIII)の化合物及びそれらの酸付加塩を挙
げることができる: 上式中: ・R13は、水素又はハロゲン原子、C-Cアルキル、モノヒドロキシ(C -Cアルキル)、(C-C)アルコキシ(C-C)アルキル、アミノ(C -Cアルキル)又はヒドロキシ(C-C)アルキルアミノ(C-Cアルキ
ル)基を表し、 ・R14は、水素又はハロゲン原子、C-Cアルキル、モノヒドロキシ(C -Cアルキル)、ポリヒドロキシ(C-Cアルキル)、アミノ(C-C アルキル)、シアノ(C-Cアルキル)又は(C-C)アルコキシ(C-C )アルキル基を表し、 R13又はR14基の少なくとも一方は水素原子を表すと理解される。
【0026】 上述した式(VIII)のパラ-アミノフェノール類の中で、特に、パラ-アミノ
フェノール、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノー
ル、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノー
ル、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメチル
フェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β-ヒドロ
キシエチルアミノメチル)フェノール、4-アミノ-2-フルオロフェノール、及び
それらの酸付加塩類を挙げることができる。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能なオルト-アミノフ ェノール類としては、特に、2-アミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノ
ール、2-アミノ-6-メチルフェノール、5-アセタミド-2-アミノフェノール、
及びこれらの酸付加塩を挙げることができる。
【0027】 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能な複素環ベース類の
中で、特に、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体、ピラゾロ
ピリミジン誘導体及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。
【0028】 ピリジン誘導体の中では、特に、例えば英国特許第1026978号及び英国
特許第1153196号に記載されている化合物、例えば2,5-ジアミノピリジ
ン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-
メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピリ
ジン、3,4-ジアミノピリジン、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる
【0029】 ピリミジン誘導体の中で、特に、例えば独国特許第2359399号又は日本
国特許第88-169571号及び日本国特許第91-333495号又は国際公
開第96/15765号に記載されている化合物、例えば2,4,5,6-テトラア
ミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキ
シ-4,5,6-トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-5,6-ジアミノピリ ミジン、2,5,6-トリアミノピリミジン、及びこれらの酸付加塩を挙げること ができる。
【0030】 ピラゾール誘導体の中では、特に、独国特許第3843892号及び独国特許
第4133957号及び国際公開第94/08969号、国際公開第94/08
970号、仏国特許出願公開第2733749号及び独国特許第1954398
8号に記載されている化合物、例えば4,5-ジアミノ-1-メチルピラゾール、3
,4-ジアミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル)ピラゾール
、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1- フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾール、4- アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾール、1-ベンジル-4,5-ジアミ ノ-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチルピラゾー ル、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1
-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-
メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-メトキシフェニル)ピラ
ゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシメチルピラゾール、4,5-ジ
アミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロ
キシメチル-1-イソプロピルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプ
ロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1,3-ジメチルピ
ラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾール、1-メチル-3,4,5-トリアミノピ
ラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾール及び3,5-ジ
アミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-メチルピラゾール、及びそれらの 酸付加塩類を挙げることができる。
【0031】 ピラゾロピリミジン誘導体の中で、特に、下記の式(IV)のピラゾロ[1, 5-a]ピリミジン類、それらの酸又は塩基の付加塩、及び互変異性平衡が存在 する場合にはそれらの互変異性体を挙げることができる: 上記式中: ・R15、R16、R17及びR18は、同一でも異なっていてもよく、水素原
子、C−Cアルキル基、アリール基、C−Cヒドロキシアルキル基、C −Cポリヒドロキシアルキル基、(C−C)アルコキシ(C−C
ルキル)基、C−Cアミノアルキル基(アセチル、ウレイド又はスルホニル
基で保護されるアミンであってもよい)、(C−C)アルキルアミノ(C −Cアルキル)基、ジ-[(C−C)アルキル]アミノ(C−Cアルキル
)基(炭素含有環又は5-又は6-員複素環を形成するジアルキル基であってもよ
い)、ヒドロキシ(C−C)アルキル-又はジ-[ヒドロキシ(C−C)ア ルキル]-アミノ(C−Cアルキル)基を表し、 ・X基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C−Cアルキル基、ア
リール基、C−Cヒドロキシアルキル基、C−Cポリヒドロキシアルキ
ル基、C−Cアミノアルキル基、(C−C)アルキルアミノ(C−C アルキル)基、ジ-[(C−C)アルキル]アミノ(C−Cアルキル) 基(炭素含有環又は5-又は6-員複素環を形成するジアルキル基であってもよい
)、ヒドロキシ(C−C)アルキル又はジ-[ヒドロキシ(C−C)アルキ ル]-アミノ(C−Cアルキル)基、アミノ基、(C−C)アルキル-又は ジ-[(C−C)アルキル)]-アミノ基;ハロゲン原子、カルボン酸基、スル ホン酸基基を表し; ・iは0、1、2又は3であり; ・pは0又は1であり; ・qは0又は1であり; ・nは0又は1であり; 但し: ・p+qの合計が0以外であり; ・p+qが2である場合、nは0であり、基NR1516及びNR1718 が位置(2,3);(5,6);(6,7);(3,5)又は(3,7)を占め
; ・p+qが1である場合、nは1であり、基NR1516(又はNR17 )及びOH基が位置(2,3);(5,6);(6,7);(3,5)又は(
3,7)を占める。
【0032】 上記式(IV)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジンが、窒素原子に対してα位
における位置2、5又は7のいずれか1つにヒドロキシル基を有するものである
場合、互変異平衡が存在し、例えば下記式で表される:
【0033】 上記式(IV)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジンの中で、特に、 ・ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; ・2,5-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; ・ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン; ・2,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン; ・3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール; ・3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オール; ・2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミノ)エタノール; ・2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール; ・2-[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イル)-(2-ヒドロキシ エチル)アミノ]エタノール; ・2-[(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イル)-(2-ヒドロキシ エチル)アミノ]エタノール; ・5,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]-ピリミジン-3,7-ジアミン; ・2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; ・2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジア ミン; 及びこれらの付加塩類及び互変異性平衡が存在する場合にはこれらの互変異性体
を挙げることができる。
【0034】 上記式(IV)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジンは、好ましくは以下の参考
文献に記載された合成に従ってアミノピラゾールからの環化によって調製される
: ・EP 628559 BEIERSDORF-LILLY ・R. Vishdu, H. Navedul, Indian J. Chem., 34b(6), 514, 1995. ・N.S. Ibrahim, K.U. Sadek, F.A. Abdel-Al, Arch. Pharm., 320, 240, 1987. ・R.H. Springer, M.B. Scholten, D.E. O'Brien, T. Novinson, J.P. Miller,
R.K. Robins, J. Med. Chem, 25, 235, 1982. ・T. Novinson, R.K. Rovins, T.R. Matthews, J. Med. Chem., 20, 296, 1977. ・US 3907799 ICN PHARMACEUTOCALS。
【0035】 また、上記式(IV)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジンは、以下の参考文献
に記載された合成に従ってヒドラジンからの環化によって調製することもできる
: ・A. McKillop及びR.J. Kobilecki, Heterocycles, 6(9), 1355, 1977. ・E. Alcade, J. De Mendoza, J.M. Marcia-Marquina, C. Almera, J. Elguero,
J. Heterocyclic Chem., 11(3), 423, 1974. ・K. Saito, I. Hori, M. Higarashi, H. Midorikawa, Bull. Chem. Soc. Japan
, 47(2), 476, 1974.
【0036】 本発明での酸化ベース(類)は、使用準備の整った染色用組成物の全重量に対
して、好ましくは約0.0005〜12重量%、より好ましくは全重量に対して
約0.005〜6重量%存在する。
【0037】 本発明の使用準備が整った染色用組成物で使用できるカップラーは、酸化染色
用組成物で従来から用いられているもの、即ち、メタ-フェニレンジアミン類、 メタ-アミノフェノール類、メタ-ジフェノール類、ナフタレンのモノ又はポリヒ
ドロキシル化誘導体、セサモール及びその誘導体及び複素環化合物、例えばイン
ドール誘導体、インドリン誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、ベンズモルホリ
ン誘導体、セサモール誘導体、ピラゾロアゾール誘導体、ピロロアゾール誘導体
、イミダゾロアゾール誘導体、ピラゾロピリミジン誘導体、3,5-ピラゾリン ジオン、ピロロ[3,2-d]オキサゾール誘導体、ピラゾロ[3,4-d]チアゾー
ル誘導体、チアゾロアゾールS-オキシド誘導体、チアゾロアゾールS,S-ジオ
キシド誘導体、及びそれらの酸付加塩類である。
【0038】 これらのカップラーは、特に2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β-ヒ ドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェノール、1,3-ジ
ヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ-1, 3-ジヒドロキシベンゼン、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)ベ
ンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メトキシベンゼン、1
,3-ジアミノベンゼン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、セサ
モール、α-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキシインドール 、4-ヒドロキシ-N-メチルインドール、6-ヒドロキシインドール、2,6-ジ ヒドロキシ-4-メチルピリジン、1-H-3-メチルピラゾール-5-オン、1-フェ
ニル-3-メチルピラゾール-5-オン、2,6-ジメチル-ピラゾロ[1,5-b]-1, 2,4-トリアゾール、2,6-ジメチル-ピラゾロ[3,2-c]-1,2,4-トリアゾ ール、6-メチルピラゾロ[1,5-a]ベンズイミダゾール、及びこれらの酸付加 塩から選択することができる。
【0039】 これらのカップラーは、使用準備の整った染色用組成物の全重量に対して、好
ましくは約0.0001〜10重量%、より好ましくは全重量に対して約0.0
05〜5重量%を占める。
【0040】 一般に、本発明の染色用組成物に使用可能な(酸化ベース及びカップラーの)酸
付加塩類は、特に、塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩
類及び酢酸塩類から選択される。
【0041】 また、本発明の染色用組成物は、色調の光沢に富ませるために、上記の酸化染
料に加えて直接染料をさらに含有してもよい。これらの直接染料は、特に、ニト
ロ、アゾ又はアントラキノン染料から選択される。
【0042】 また本発明の主題は、上述した使用準備が整った染色用組成物を使用する、ケ
ラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維の酸化染色方法にある。 この方法によれば、上述した少なくとも1つの使用準備が整った染色用組成物
を、所望の発色に十分な期間ケラチン繊維に適用し、その後繊維をすすぎ、場合
によってはシャンプーで洗浄し、再度すすいで乾燥させる。 ケラチン繊維の発色に十分な時間は、一般的には3〜60分間、より厳密には
5〜40分間である。
【0043】 本発明の特定の実施態様では、この方法は、一方では少なくとも1つの上記の
酸化染料を染色に適した媒体中に含有する組成物(A)と、他方では少なくとも1
つのラッカーゼ型の酵素及び上記の特定のアニオン性界面活性剤の少なくとも1
つを染色に適した媒体中に含有する組成物(B)とを別個に保存する予備段階を含
み、使用時にそれらを混合し、次いでその混合物をケラチン繊維に適用すること
を含む。 本発明の特定の実施態様では、上記のアニオン性界面活性剤は組成物(A)に
混合される。
【0044】 本発明の他の主題は、多区画染色具又は染色「キット」又は任意の他の多区画
包装システムにあり、少なくともその第1の区画部は上述した組成物(A)を含み
、少なくとも1つの第2の区画部は上述した組成物(B)を含む。これらの染色具
は、毛髪に所望の混合物を塗布する手段を具備せしめたものであってよく、この
ようなものとしては、例えば、本出願人名義の仏国特許第2586913号に記
載されているものを挙げることができる。
【0045】 本発明の使用準備が整った染色用組成物において、染色に適した媒体(又は支 持体)は、一般的には水、あるいは、水と、水に十分には溶解しない化合物を溶 解させるための少なくとも1つの有機溶媒との混合物からなる。有機溶媒として
は、例えば、C-Cアルカノール類、例えばエタノール及びイソプロパノー ル、並びに芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコール、類似物質及びこれ
らの混合物を挙げることができる。
【0046】 溶媒は、染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約1〜40重量%、さら
に好ましくは約5〜30重量%の割合で存在し得る。
【0047】 本発明のケラチン繊維のための使用準備が整った染色用組成物のpHは、ラッ
カーゼの酵素活性を害さないように選択される。pHは、一般的には約4〜11
、より好ましくは約6〜9である。
【0048】 また、本発明の使用準備が整った染色用組成物は、従来より毛髪の染色用組成
物に使用されている種々のアジュバント類、例えば、本発明に従って用いるもの
以外のアニオン性界面活性剤、カチオン性、非イオン性、両性又は双性の界面活
性剤又はそれらの混合物、ポリマー類、増粘剤、酸化防止剤、本発明で用いるラ
ッカーゼ以外の酵素、例えば2電子を含むペルオキシダーゼ又はオキシドレダク
ターゼ、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッファー、分散剤、皮膜形成剤、
スクリーニング剤、ビタミン類、防腐剤及び乳白剤を含有してもよい。
【0049】 言うまでもなく、当業者であれば、本発明の使用準備が整った染色用組成物に
固有の有利な特性が、考えられる添加により悪影響を全く受けないか、実質的に
は受けないように留意して、これらの任意の付加的な化合物(類)を選択するであ
ろう。
【0050】 本発明の使用準備が整った染色用組成物は、種々の形態、例えば、加圧されて
いてもよい液体、クリーム又はゲルの形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪
の染色に適した任意の他の形態にすることができる。 本発明の使用準備が整った染色用組成物では、酸化染料(類)及びラッカーゼ
(類)は、酸化染料(類)の酸化が決して早まらないようにするため、酸素ガスを
含んではならない前記組成物中に存在している。
【0051】 本発明を例示する具体的な実施例をここに提供する。 以下及び以上の記載において、特に述べない場合は、パーセントは重量で表現
されている。次の実施例は、本発明の例証を意図したものであって、その範囲を
限定するものではない。
【0052】 染色実施例1−3 以下の使用準備の整った染色用組成物を調製した(含有量はグラム):
【0053】 上記の使用準備の整った染色用組成物を90%の白髪を含む天然グレイ毛髪の
束に、30℃で40分間適用した。次いで毛髪をすすぎ、標準的なシャンプーで
洗浄し、次いで乾燥させた。これら3つの場合において、毛髪は青みがかったグ
レイ色を有していた。 この実施例において、180単位/mgを含むラス・ベルニシフェラから得た
ラッカーゼ1.8gは、100単位/mgを含むI.C.N.社から市販されているピ
リキュラリア・オリザエ(Pyricularia orizae)から得たラッカーゼ1gに置換す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C083 AA031 AA111 AC102 AC231 AC232 AC402 AC552 AC791 AC792 AD391 AD392 AD471 AD472 CC36 EE01 EE03 EE05 EE26 EE29

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケラチン繊維の染色に適した媒体中に: (a)少なくとも1つのラッカーゼ型の酵素; (b)(i)アシルイセチオナート; (ii)アシルタウラート; (iii)下記式(I): (式中、Xは、酸素原子、-CONH基、以下の基: を表し、 c=0〜10であり、但し1<a+b+c<10であり、 Mは、H、アンモニウム、Na又はK又は有機アミン残基を表し、 Rは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分岐状のC12−C30脂肪族基を表し
    、但しXが酸素を表す場合はc=0である)で表されるスルホスクシナート; (iv)下記式(II): (式中Rは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分岐状のC12−C30脂肪族基
    を表し、Mは上記と同じ意味を有する)で表されるアシルサルコシナート; (v)下記式(III): (式中Rは、飽和又は不飽和の、直鎖状又は分岐状のC−C30脂肪族基を
    表し、Mは上記と同じ意味を有する)で表されるアシルグルタマート; (vi)ポリオキシアルキレン化エーテルカルボン酸及びそれらの塩; (vii)脂肪グルカミドスルファート; (viii)アルキルガラクトシドウロナート; (ix)アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体; (x)これらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つのアニオン性界
    面活性剤; (c)少なくとも1つの酸化染料、 を含有してなることを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチン繊維を酸化染色する
    ための使用準備が整った組成物。
  2. 【請求項2】 ラッカーゼ(類)が、植物由来、動物由来、真菌由来又は細
    菌由来の、又は生物工学技術により得られたラッカーゼから選択されることを特
    徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ラッカーゼが、クロロフィル合成を行う植物により産生され
    るものから選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ラッカーゼが、アナカルジアセア(Anacardiacea)又はポドカ
    ルパセア(Podocarpacea)、ロスマリヌスoff.(Rosmarinus off.)、ソラヌム・ツ ベロスム(Solanum tuberosum)、イリスsp.(Iris sp.)、コフィアsp.(Coffea sp.
    )、ダウクス・カロッタ(Daucus carrota)、ビンカ・マイナー(Vinca minor)、ペ
    ルシア・アメリカーナ(Persea americana)、キャサレンサス・ロゼウス(Cathare
    nthus roseus)、ムサsp.(Musa sp.)、マルス・プミラ(Malus pumila)、ギンコ・
    ビロバ(Gingko biloba)、モノトロパ・ヒポピシス(Monotropa hypopithys)(イ ンディアン・パイプ(Indian pipe))、アエスキュルスsp.(Aesculus sp.)、アセ
    ル・シュードプラタヌス(Acer pseudoplatanus)、プルヌス・ペルシカ(Prunus p
    ersica)又はピスタシア・パラエスティナ(Pistacia palaestina)から抽出された
    ものから選択される請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ラッカーゼが、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oriz
    ae)、ポリポラス・ベルシカラー(Polyporus versicolor)、リゾクトニア・プラ
    ティコラ(Rhizoctonia praticola)、ラス・ベルニシフェラ(Rhus vernicifera) 、シタリディウム(Scytalidium)、ポリポラス・ピンシトゥス(Polyporus pinsit
    us)、ミセリオフトラ・サーモフィラ(Myceliophtora thermophila)、リゾクトニ
    ア・ソラニ(Rhizoctonia solani)、トラメテス・ベルシカラー(Trametes versic
    olor)、フォメス・フォメンタリウス(Fomes fomentarius)、カエトミウム・サー
    モフィレ(Chaetomium thermophile)、ニューロスポラ・クラッサ(Neurospora cr
    assa)、コロリウス・ベルシコル(Colorius versicol)、ボトリティス・シネレア
    (Botrytis cinerea)、リジドポルス・リグノサス(Rigidoporus lignosus)、フェ
    リヌス・ノキシウス(Phellinus noxius)、プリューロータス・オストリータス(P
    leurotus ostreatus)、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans) 、ポドスポラ・アンセリナ(Podospora anserina)、アガリクス・ビスポルス(Aga
    ricus bisporus)、ガノデルマ・ルシドゥム(Ganoderma lucidum)、グロメレラ・
    シングラタ(Glomerella cingulata)、ラクタリウス・ピペラトゥス(Lactarius p
    iperatus)、ルッスラ・デリカ(Russula delica)、ヘテロバシディオン・アノサ ム(Heterobasidion annosum)、テレフォラ・テレストリス(Thelephora terrestr
    is)、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides
    )、セレナ・ユニカラー(Cerrena unicolor)、コリオルス・ハースタス(Coriolus
    hirsutus)、セリポリオプシス・サブヴェルミスポラ(Ceriporiopsis subvermis
    pora)、コプリヌス・シネレウス(Coprinus cinereus)、パナエオルス・パピリオ
    ナセウス(Panaeolus papilionaceus)、パナエオルス・スフィンクトリヌス(Pana
    eolus sphinctrinus)、シゾフィラム・コムネ(Schizophyllum commune)、ディコ
    ミティウス・スクアレンス(Dichomitius squalens)及びその変異体から誘導され
    たものから選択される請求項2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ラッカーゼが、組成物100g当たりに0.5から2000
    lacu、又は1000〜4x10、又は20〜2x10lacu単位の範
    囲の量で提供されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の
    組成物。
  7. 【請求項7】 アニオン性界面活性剤が、 ・アシルイセチオナート; ・ポリオキシアルキレン化エーテルカルボン酸及びそれらの塩; ・アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体 からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 アシルイセチオナート及びアシルタウラートが、下記の一般
    構造: R-CH-CH-SO (IV) (式中、Rは、R’COO基又はR’CONR”基を表し、R’は飽和又は不飽
    和の、直鎖状又は分岐状のC−C30脂肪族基を表し、R”は水素又はC
    アルキル基を表し、MはH、アンモニウム、Na又はK又は有機アミン残基
    を表す)に相当することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ポリオキシアルキレン化エーテルカルボン酸及びそれらの塩
    が2〜50のエチレンオキシド基を有することを特徴とする請求項1に記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】 ポリオキシアルキレン化エーテルカルボン酸及びそれらの
    塩型のアニオン性界面活性剤が、下記式(V): (式中、Rは、アルキル又はアルキルアリール基を表し、nは2〜24、好ま
    しくは3から10で変化する整数又は十進数(平均値)であり、アルキル基は6
    〜20の炭素原子を有し、アリール基は好ましくはフェニルを表し、AはH、ア
    ンモニウム、Na、K、Li、Mg又はモノエタノールアミン又はトリエタノー
    ルアミン残基を表す)に相当することを特徴とする請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 アルキルポリグルコシドのアニオン性誘導体が、 ・アルキルポリグルコシドスルファート又はスルホナート、又はそれらの混合物
    ; ・アルキルポリグルコシドエーテルカルボキシラート; ・アルキルポリグルコシドスルホスクシナート; ・アルキルポリグルコシドイセチオナート; ・アルキルポリグルコシドホスファート から選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 アニオン性界面活性剤濃度が、組成物全重量に対して約0
    .1から20重量%、好ましくは約0.5から15重量%で変化することを特徴
    とする請求項1及び7から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 酸化染料(類)が、酸化ベース及び/又はカップラーから
    選択されることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 酸化ベースが、オルト-又はパラ-フェニレンジアミン類、
    ビスフェニルアルキレンジアミン類、オルト-又はパラ-アミノフェノール類及び
    複素環ベース類、及びそれらの化合物の酸付加塩類から選択されることを特徴と
    する請求項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 酸化ベースが、組成物全重量に対して0.0005〜12
    重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする請求項13又は14に記載の組
    成物。
  16. 【請求項16】 カップラーが、メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノ
    フェノール類、メタ-ジフェノール類、複素環カップラー、及びそれらの化合物 の酸付加塩から選択されることを特徴とする請求項13に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 カップラーが、組成物全重量に対して0.0001〜10
    重量%の範囲の濃度で存在することを特徴とする請求項13又は16に記載の組
    成物。
  18. 【請求項18】 酸化ベース及びカップラーの酸付加塩が、塩酸塩、臭化水
    素酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から選択されることを特徴とする
    請求項13から17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 直接染料をさらに含有することを特徴とする請求項1ない
    し18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 ケラチン繊維に適した媒体(又は支持体)が、水、又は水
    と少なくとも1つの有機溶媒との混合物であることを特徴とする請求項1ないし
    19のいずれか1項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 有機溶媒が、好ましくは組成物全重量に対して1〜40重
    量%の範囲、さらに好ましくは5〜30重量%の範囲で存在することを特徴とす
    る請求項1から20のいずれか一項に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 pHが4〜11、好ましくは6〜9の間で変化することを
    特徴とする請求項1ないし21のいずれか1項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前請求項に記載したもの以外のアニオン性界面活性剤、ポ
    リマー類、増粘剤、酸化防止剤、ラッカーゼ以外の酵素、浸透剤、金属イオン封
    鎖剤、香料、バッファー、分散剤、皮膜形成剤、スクリーニング剤、ビタミン類
    、防腐剤又は乳白剤からなる群から選択される従来から使用されている化粧品ア
    ジュバントの少なくとも1つをさらに含有することを特徴とする請求項1ないし
    22のいずれか1項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 請求項1ないし23のいずれか1項に記載の少なくとも1
    つの使用準備が整った染色用組成物を、所望の色調を発色させるのに十分な時間
    の間、ケラチン繊維に適用することを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチン繊維
    の染色方法。
  25. 【請求項25】 一方では請求項13から18のいずれかに記載の少なくと
    も1つの酸化染料を染色に適した媒体中に含有する組成物(A)と、他方では請求
    項1から6のいずれか一項に記載した少なくとも1つのラッカーゼ型の酵素をケ
    ラチン繊維に適した媒体中に含有する組成物(B)とを別個に保存する予備段階を
    含み、該組成物(A)又は該組成物(B)が、請求項1及び7から12に記載のアニ
    オン性界面活性剤を含有し、使用時にそれらを混合し、次いでその混合物をケラ
    チン繊維に適用することを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の組成物(A)を含有する第1の区画部と
    、請求項25に記載の組成物(B)を含有する第2の区画部を含んでなることを特
    徴とする多区画染色具又はキット。
JP2000539822A 1998-01-13 1999-01-12 ラッカーゼを含むケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法 Pending JP2002509098A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR98/00253 1998-01-13
FR9800253A FR2773476B1 (fr) 1998-01-13 1998-01-13 Composition tinctoriale et procedes de teinture des fibres keratiniques la mettant en oeuvre
PCT/FR1999/000039 WO1999036046A1 (fr) 1998-01-13 1999-01-12 Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques contenant une laccase et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002509098A true JP2002509098A (ja) 2002-03-26

Family

ID=9521704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000539822A Pending JP2002509098A (ja) 1998-01-13 1999-01-12 ラッカーゼを含むケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6383231B1 (ja)
EP (1) EP1041958B1 (ja)
JP (1) JP2002509098A (ja)
KR (1) KR100391698B1 (ja)
CN (1) CN1217649C (ja)
AT (1) ATE332169T1 (ja)
AU (1) AU728758B2 (ja)
BR (1) BR9907165A (ja)
CA (1) CA2317947A1 (ja)
DE (1) DE69932228T2 (ja)
FR (1) FR2773476B1 (ja)
PL (1) PL341676A1 (ja)
RU (1) RU2204988C2 (ja)
WO (1) WO1999036046A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7060112B2 (en) * 1998-01-13 2006-06-13 L'oreal Composition for the oxidation dyeing of keratinous fibers containing a laccase and dyeing method using this composition
FR2773471B1 (fr) * 1998-01-13 2001-04-13 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
FR2773478B1 (fr) * 1998-01-13 2000-02-25 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
US6702863B1 (en) 1999-06-22 2004-03-09 Lion Corporation Hairdye composition
FR2833836B1 (fr) * 2001-12-21 2004-01-30 Oreal Composition pour la teinture d'oxydation des fibres keratiniques comprenant un acide ether carboxylique oxyalkylene et une cellulose quaternisee a chaine grasse
FR2833834B1 (fr) * 2001-12-21 2004-01-30 Oreal Composition pour la teinture d'oxydation des fibres keratiniques comprenant un acide ether carboxylique oxyalkylene, un tensioactif mono-ou poly-glycerole et un alcool gras insature
US20040216243A1 (en) * 2002-12-13 2004-11-04 L'oreal Dye composition comprising a cationic tertiary para-phenylenediamine and a surfactant, processes therefor and uses thereof
US7232466B2 (en) * 2003-02-06 2007-06-19 Revlon Consumer Products Corporation Method and compositions for providing natural appearing hair color
US20050268406A1 (en) * 2004-01-28 2005-12-08 Gregory Plos Compositions for dyeing keratin fibers, comprising at least one alcohol oxidase and at least one oxyalkylenated anionic surfactant, and processes using these compositions
US7591860B2 (en) * 2004-02-27 2009-09-22 L'oreal, S.A. N-alkylpolyhydroxylated secondary para-phenylenediamines, dye compositions comprising them, processes, and uses thereof
EP2417965A1 (en) 2010-12-28 2012-02-15 KPSS-Kao Professional Salon Services GmbH Hair colouring composition

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE626050A (ja) 1962-03-30
US3251742A (en) 1962-05-14 1966-05-17 Revlon Method for coloring human hair with polyhydric aromatic compound, aromatic amine andan oxidation enzyme
DE1492175A1 (de) 1965-07-07 1970-02-12 Schwarzkopf Gmbh Hans Verfahren zum Faerben von lebenden Haaren
AU3541171A (en) 1970-11-09 1973-05-10 Procter & Gamble Enzyme-activated oxidative process for coloring hair
US3907799A (en) 1971-08-16 1975-09-23 Icn Pharmaceuticals Xanthine oxidase inhibitors
US4003699A (en) 1974-11-22 1977-01-18 Henkel & Cie G.M.B.H. Oxidation hair dyes based upon tetraaminopyrimidine developers
DE2359399C3 (de) 1973-11-29 1979-01-25 Henkel Kgaa, 4000 Duesseldorf Haarfärbemittel
LU76955A1 (ja) * 1977-03-15 1978-10-18
FR2586913B1 (fr) 1985-09-10 1990-08-03 Oreal Procede pour former in situ une composition constituee de deux parties conditionnees separement et ensemble distributeur pour la mise en oeuvre de ce procede
US5001114A (en) 1986-09-05 1991-03-19 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Alkyl mono and polyglycoside phosphate esters
JP2526099B2 (ja) 1988-07-07 1996-08-21 花王株式会社 角質繊維染色組成物
DE3843892A1 (de) 1988-12-24 1990-06-28 Wella Ag Oxidationshaarfaerbemittel mit einem gehalt an diaminopyrazolderivaten und neue diaminopyrazolderivate
DE3918135A1 (de) 1989-06-03 1990-12-13 Henkel Kgaa Sulfierte alkenylglykoside als tenside
DE4021760A1 (de) 1990-07-07 1992-01-09 Henkel Kgaa Sulfierte alkdienylglykoside
FR2673534B1 (fr) * 1991-03-08 1995-03-03 Perma Composition pour la coloration enzymatique des fibres keratiniques, notamment des cheveux, et son application dans un procede de coloration.
DE4133957A1 (de) 1991-10-14 1993-04-15 Wella Ag Haarfaerbemittel mit einem gehalt an aminopyrazolderivaten sowie neue pyrazolderivate
JP3053939B2 (ja) 1991-12-17 2000-06-19 花王株式会社 角質繊維染色組成物
FR2694018B1 (fr) * 1992-07-23 1994-09-16 Oreal Utilisation de laccases d'origine végétale comme agents oxydants en cosmétique, compositions cosmétiques les contenant, procédé de traitement cosmétique les mettant en Óoeuvre et procédé d'obtention de ces enzymes.
DE4234887A1 (de) 1992-10-16 1994-04-21 Wella Ag Oxidationshaarfärbemittel mit einem Gehalt an 4,5-Diaminopyrazolderivaten sowie neue 4,5-Diaminopyrazolderivate und Verfahren zu ihrer Herstellung
DE4234885A1 (de) 1992-10-16 1994-04-21 Wella Ag Verfahren zur Herstellung von 4,5-Diaminopyrazol-Derivaten, deren Verwendung zum Färben von Haaren sowie neue Pyrazol-Derivate
DE4239390A1 (de) 1992-11-24 1994-05-26 Henkel Kgaa Sulfatierte Polyhydroxyverbindungen
FR2705889B1 (fr) 1993-06-01 1995-08-18 Oreal Compositions cosmétiques contenant au moins un tensio-actif anionique du type alkylgalactoside uronate et au moins un polymère amphotère et leurs utilisations pour le traitement des matières kératiniques.
EP0628559B1 (en) 1993-06-10 2002-04-03 Beiersdorf-Lilly GmbH Pyrimidine compounds and their use as pharmaceuticals
US5480801A (en) 1993-09-17 1996-01-02 Novo Nordisk A/S Purified PH neutral Rhizoctonia laccases and nucleic acids encoding same
DE4336803A1 (de) 1993-10-28 1995-05-04 Henkel Kgaa Verfahren zur Herstellung von Alkyl- und/oder Alkenyloligoglykosidsulfosuccinaten
DE4337035A1 (de) 1993-10-29 1995-05-04 Henkel Kgaa Verfahren zur Herstellung von Alkyl- und/oder Alkenyloligoglykosidisethionaten
PT763115E (pt) 1994-06-03 2001-03-30 Novo Nordisk Biotech Inc Lacases purificadas de scytalidium e acidos nucleicos que as codificam
ATE206460T1 (de) * 1994-06-03 2001-10-15 Novo Nordisk Biotech Inc Gereinigte myceliophthora laccasen und nukleinsäuren dafür kodierend
WO1996000290A1 (en) 1994-06-24 1996-01-04 Novo Nordisk Biotech, Inc. Purified polyporus laccases and nucleic acids encoding same
DE69530392D1 (de) 1994-07-11 2003-05-22 Athena Neurosciences Inc Inhibitoren der leukozytenadhäsion
DE4440957A1 (de) 1994-11-17 1996-05-23 Henkel Kgaa Oxidationsfärbemittel
DE4443645C2 (de) 1994-12-08 1997-08-14 Henkel Kgaa Seifenfreie kosmetische und/oder pharmazeutische Zubereitungen
FR2733749B1 (fr) 1995-05-05 1997-06-13 Oreal Compositions pour la teinture des fibres keratiniques contenant des diamino pyrazoles, procede de teinture, nouveaux diamino pyrazoles et leur procede de preparation
US5667531A (en) * 1995-05-15 1997-09-16 Novo Nordisk A/S Dye compositions containing purified polyporus laccases and nucleic acids encoding same
DE19543988A1 (de) 1995-11-25 1997-05-28 Wella Ag Oxidationshaarfärbemittel mit einem Gehalt an 3,4,5-Triaminopyrazolderivaten sowie neue 3,4,5-Triaminopyrazolderivate
DE69615853T2 (de) 1995-11-30 2002-05-29 Novozymes As Haarfärbemittel
US5948121A (en) * 1995-11-30 1999-09-07 Novo Nordisk A/S Laccases with improved dyeing properties
WO1997019999A1 (en) 1995-11-30 1997-06-05 Novo Nordisk A/S Laccases with improved dyeing properties
US5776443A (en) * 1996-03-18 1998-07-07 Chesebrough-Pond's Usa Co., Division Of Conopco, Inc. Hair care compositions

Also Published As

Publication number Publication date
EP1041958B1 (fr) 2006-07-05
US6383231B1 (en) 2002-05-07
PL341676A1 (en) 2001-04-23
BR9907165A (pt) 2000-10-24
FR2773476A1 (fr) 1999-07-16
CN1217649C (zh) 2005-09-07
CN1293559A (zh) 2001-05-02
ATE332169T1 (de) 2006-07-15
WO1999036046A1 (fr) 1999-07-22
KR20010034053A (ko) 2001-04-25
AU728758B2 (en) 2001-01-18
DE69932228T2 (de) 2007-06-06
FR2773476B1 (fr) 2001-02-23
EP1041958A1 (fr) 2000-10-11
CA2317947A1 (fr) 1999-07-22
DE69932228D1 (de) 2006-08-17
AU1974299A (en) 1999-08-02
RU2204988C2 (ru) 2003-05-27
KR100391698B1 (ko) 2003-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002509097A (ja) ラッカーゼを含有するケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法
KR100386357B1 (ko) 락카아제를 함유하는 케라틴 섬유의 산화 염색용 조성물및 상기 조성물을 이용하는 염색 방법
JP3814304B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
US20020013973A1 (en) Compositions for the oxidation dyeing of keratinous fibers comprising at least one oxidation dye and at least one enzymatic oxidizing agent, and dyeing methods
JP2000507990A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP2002509098A (ja) ラッカーゼを含むケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法
KR100387151B1 (ko) 락카아제 함유의 염색 조성물 및 케라틴 섬유의 염색 방법
JP2001010940A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法
JP2000507986A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP2002509095A (ja) ラッカーゼを含むケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法
JP3491900B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
KR100387150B1 (ko) 락카제를 함유하는 케라틴 섬유 염색 조성물 및 이를이용한 염색 방법
JP2005023077A (ja) 少なくとも一の酸化ベース、2−クロロ−6−メチル−3−アミノフェノール及び3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロンを含有する染色用組成物
JP2002509087A (ja) ラッカーゼを含むケラチン繊維の酸化染色組成物とこれを用いる染色方法
KR100553651B1 (ko) 환원제로서 ν-아세틸시스테인을 사용하고 산화제로서락카아제를 사용하는 산화 염색 방법
JP3599641B2 (ja) ケラチン繊維の酸化染色組成物と該組成物を使用する染色方法
US6551359B1 (en) Mixture for the oxidation tinting of keratin fibres containing a laccase and tinting method using said mixture
JP2000506549A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP2002509092A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこの組成物を使用する染色方法
JP2002509094A (ja) ラッカーゼを含有するケラチン繊維の酸化染色用組成物及びこれを使用する染色方法
JP2000507985A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040614

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040916

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041130