JP2002508447A - マグネトロンスパッタ供給源 - Google Patents

マグネトロンスパッタ供給源

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JP2002508447A JP2000539185A JP2000539185A JP2002508447A JP 2002508447 A JP2002508447 A JP 2002508447A JP 2000539185 A JP2000539185 A JP 2000539185A JP 2000539185 A JP2000539185 A JP 2000539185A JP 2002508447 A JP2002508447 A JP 2002508447A
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Abstract

(57)【要約】 長手側に相並んで配置される、少なくとも二つの、互いに電気絶縁される長手ターゲット(3a,3b,3c)を含む、マグネトロンスパッタ供給源が提案される。それらの側面間の距離は、それぞれのターゲット(3a,3b,3c)の幅よりもはるかに小さい。それぞれのターゲットは、独自の接続部(5a,5b,5c)を有し、好ましくはターゲット(3a,3b,3c)の間に陽極(7a,7b)が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、請求項1から31によるマグネトロンスパッタ源、請求項20に
よる、そのような供給源を備える真空室、請求項22による、そのような室を備
える真空処理装置に関するものであり、さらに、請求項27によるそのような装
置の操作方法、ならびにその使用に関するものである。
【0002】 この発明は基本的に、大きな表面の、特に少なくとも900cm2の被覆さる べき表面を有する長方形の基板を、均質な層厚分布を備えるようスパッタ被覆す
る、特にまた反応性スパッタ被覆する必要性を前提とする。そのような基板は特
に、一般に1mmより薄いガラス基板を土台とする、平らな受像スクリーン、特
にTFTパネルまたはプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)の製造に利用
される。
【0003】
【従来の技術】
比較的大きな表面をマグネトロンスパッタ被覆する際には通常、スパッタ供給
源と基板とが互いに相対運動するとしても、さらに大きなスパッタ表面およびタ
ーゲットが必要である。その際、以下の点について問題が生じる。 (a) 反応性スパッタ被覆においてその状況が極めて顕著な、表面の大きなタ
ーゲットにおけるプロセス条件の均一化 (b) 浸食断面 (c) 冷却 (d) 基本的に大気圧、および大きなターゲットの冷却剤の圧力による、負荷
【0004】 機械的負荷の問題(d)を解決するには、比較的厚みのあるターゲットプレー
トを使用しなければならないが、これは磁場の支配率を下げ、したがって所与の
供給電力において、の電子降下の効果を低下させる。しかしながら電力を上げる
と、冷却の問題(c)が生じる。これは特に、大きな表面のターゲットを冷却媒
体と十分に接触させ得るには大きなコストがかかり、またターゲットには、裏面
に組み込まれた部材が磁石の妨げとなるからである。さらに、マグネトロンスパ
ッタにおいては、通常、スパッタされるべき材料からなり、スパッタ表面を規定
するターゲットプレートと、その上に接着された担体プレートとからなるターゲ
ット配置が、いわゆる「レーストラック(race tracks)」に沿って
スパッタ浸食されることが知られている。スパッタ表面にはターゲットに、所与
の経路に沿ってトンネル形状で発生し、プラズマ密度の高い複数の環状区域を形
成する磁場によって規定される、単数または複数の環状浸食溝が生じる。これら
の溝は、トンネル形状で環状に延びるマグネトロン磁場の領域における電子密度
が高いために生じる(電子降下)。これらの「レーストラック」によって、比較
的小さな表面であっても、マグネトロンスパッタ供給源の前に配置される、被覆
さるべき基板に、不均質な層厚分布が生じる。さらに、「レーストラック」に沿
ったスパッタ浸食によると、これらのトラックの外側のターゲット領域はあまり
スパッタされず、ターゲット材料が上手く利用されないため、波形状または溝形
状の浸食断面が生じる。これらの「レーストラック」のために、表面が大きいタ
ーゲットであっても、実際にスパッタする表面は基板表面に対して依然として小
さい。
【0005】 被覆における、前記「レーストラック」の影響を除去するためには、スパッタ
供給源と被覆されるべき基板とを、上述のように相互に動かすことも可能であろ
うが、これでは単位時間あたりの被覆率が下がる。また、相対運動システムを採
用しながら、局所的に比較的高いスパッタ率で操作するには、冷却の問題がその
妨げとなる。
【0006】 したがって、上記の課題を達成するには基本的に、四種類の問題領域(a)、
(b)および(c)、(d)があり、これらの諸問題を個々に解決しようとする
と、それぞれ他の問題をより先鋭化させることになり、互いに相容れない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の課題は、上記の諸問題を除去し、かつ実際に任意の大きさに拡張可
能であり、特に、供給源に対して固定され、面積の大きな少なくとも一つの基板
において、均質な被覆厚分布の経済的実現を保証する、マグネトロンスパッタ供
給源を提供することである。この供給源はさらに、きわめて均一なプロセス条件
において、それらの諸条件に敏感な反応プロセスを、高析出率ないし被覆率で可
能にするものであるべきである。不均質な「レーストラック」効果は、周知のよ
うにプラズマ密度の変化度が大きいため、反応性プロセスにおいて際立った問題
となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題は、少なくとも二つ、好ましくは二つより多くの、互いに電気絶縁さ
れた縦長のターゲット配置が、ターゲット配置の幅よりもはるかに小さい間隔を
おいて長手側に相並んで配置され、かつ個々のターゲット配置が専用の電気接続
部を有し、さらに陽極配置が設けられる、この発明のマグネトロンスパッタ供給
源によって達成される。ターゲット配置のターゲットの角は、「レーストラック
」の経路にしたがって、丸く落とされるのが好ましい。
【0009】 この発明による、そのようなマグネトロンスパッタ供給源においては、個々の
ターゲット配置の、それぞれ互いに独立して調整される電力供給装置によって、
その上の基板に敷設される層厚の分布がほぼ大幅に改善され得る。さらに、この
発明による供給源は、被覆さるべき基板の任意の大きさにモジュールごとに合わ
せることが可能である。
【0010】 陽極配置は、一時的にターゲット配置そのものによって形成されない場合、図
2または図3の操作と比較して、全配置の外側に設けられ得るが、さらに好まし
くは、ターゲット配置の長手側の間に、かつ/またはターゲット配置の正面側に
、好ましくは特に長手側に、陽極を含む。
【0011】 好ましくはさらに、供給源に固定磁石配置が設けられる。この配置は好ましく
は、ターゲット配置の周りをともに囲む一つの磁石枠によって、あるいは特に好
ましくは、それぞれにターゲット配置の周りを囲む複数の枠によって形成される
。この単数または複数の枠、ないし固定磁石配置を少なくとも部分的に、制御可
能な電磁石によって実現することは全く可能であり、有意義であるが、この配置
ないし、単数または複数の枠の磁石は、好ましくは永久磁石で実現される。
【0012】 さらに前記固定磁石配置、好ましくは永久磁石枠によって、それに直接隣接す
るターゲット配置に生じる磁場に関する限り、基板における前記層厚分布と、さ
らに前記長手ターゲットの利用率が、「レーストラック」の適切な形成によって
、前記配置のそれぞれの設計の影響を受けて、改善され得る。
【0013】 さらに、好ましくは少なくとも二つのターゲット配置の個々の下側に磁石配置
が設けられる。これらの配置は全て、それぞれのターゲット配置にトンネル形状
の磁場を形成するために、局所的に固定され、かつ時間的に固定されて形成され
得る。さらに好ましくは、それらの磁石配置は、ターゲット配置における磁場の
模様を時間とともに変化させるよう、配置される。この発明の、それぞれのター
ゲット配置における、磁場模様の形成および生成については、同じ出願人による
EP−A−0 603 587ないしUS−A−5 399 253が参考とな
るが、これらのうち上記についての開示内容は、この明細書の一部を構成するも
のである。
【0014】 EP−A−0 603 587の図2によると、磁場の模様の位置、したがっ
てよりプラズマ密度の高い区域の位置全体を変えることは可能であろうが、はる
かに好ましくはこれは変更されないか、あるいは瑣末な変更のみで、反対に、前
記文献の図2および図3によると、頂点の位置、すなわちプラズマ密度の最も高
い箇所が変えられる。
【0015】 いずれにせよ、それぞれのターゲット配置の下側の磁石配置における区域ない
し頂点の位置を変更するためには、選択制御される電磁石が、局所的に固定され
て、または移動するように設けられ得るが、さらに好ましくは、この磁石配置は
駆動運動する永久磁石によって実現される。
【0016】 好ましい移動磁石配置は、個々のターゲットについてEP−A−0 603
587の図3および図4が示すように、ターゲット配置の下で長手方向に延びる
少なくとも二つの、駆動され、かつ回転載置される、好ましくはここでも永久磁
石を備える、磁石ローラによって実現される。
【0017】 磁石ローラは、この場合振り子操作で駆動され、振り子の振幅は好ましくはτ
/4以下である。この技術およびその効果についてはまた、全面的に前記EP
0 603 587ないしUS−A−5 399 253が参考となるが、この
件に関しても、これらの文献がこの出願明細書の一部を成すものである。
【0018】 したがって、好ましくはそれぞれ、ターゲット配置の長手方向に沿って延び、
駆動され、かつ回転載置される永久磁石ローラが少なくとも二つ設けられる。
【0019】 好ましい形態および方法にでは、 ― ターゲット配置の電力供給と、 ― 前記固定磁石配置、特に前記枠の磁場と、 ― それぞれターゲット配置の下にある、時間とともに磁場を変化させる磁石
配置、好ましくは磁石ローラと、 について、布設される層厚分布のでき得る限りの最適化、特にその均質化を、組
み合わせによって可能にする、一連の干渉数値が定められる。さらに、ターゲッ
ト材料のより高い利用率が達成される。極めて有利なことには、好ましくは、タ
ーゲット配置における磁場の頂点の変位によって、走査されるプラズマ区域は変
位されず、それらの区域内におけるプラズマ密度分布が不規則に揺らぎながら変
化することである。
【0020】 さらに、できるだけ高いスパッタ出力を与え得るためには、ターゲット配置が
キャリヤ土台に配置され、このキャリヤ土台には、前記配置の土台側表面の大部
分を覆いながら、この表面に対しては箔によって密封される、冷却媒体管が配置
されることによって、ターゲット配置が最もよく冷却される。こうして、冷却媒
体の圧力に規定されながら、冷却されるべきターゲット配置に向けて前記箔が、
圧力によって十分かつ平面的にぴったりと張り付けられることによって、大きな
面積の熱を除去することが可能となる。
【0021】 この発明の磁石スパッタ源には、好ましくは少なくとも部分的に電気絶縁材料
から、好ましくは合成樹脂から成る、キャリヤ土台が設けられるのが好ましく、
そこには、前記ターゲット配置の他に陽極ならびに、それがある場合には固定磁
石配置、好ましくは永久磁石枠と、ターゲット配置の下の磁石配置、好ましくは
可動性永久磁石配置、特に前記ローラと、さらに冷却媒体管が収容される。その
際、キャリヤ土台は、真空雰囲気と外部の大気とを分離するよう、形成かつ装着
される。これによって、圧力によって規定される機械的負荷に関して、ターゲッ
ト配置をより柔軟に設計することができる。
【0022】 上述の、大きな面積における被覆厚分布のための、さらなる最適化量ないし調
整量は、ガス分配システムと連絡するガス流出開口部が、ターゲット配置の長手
側沿いに分散して設けられることによって、得られる。これによって、反応ガス
および/または処理ガスを、この発明による供給源の上に設けられる、この発明
の真空処理室ないし装置のプロセス空間内に、適切に調整分配して注入すること
が可能となる。
【0023】 長方形配置は互いに、それらの幅の好ましくは最大15%、好ましくは最大1
0%、さらに好ましくは最大7%の間隔を置かれる。
【0024】 好ましい一実施形態においては、個々のターゲット配置間の側面側の間隔dは
、以下のとおりである。
【0025】 1mm ≦ d ≦ 230mm、好ましくは 7mm ≦ d ≦ 20mm 個々のターゲット配置の幅Bは好ましくは、 60mm ≦ B ≦ 350mm、好ましくは 80mm ≦ B ≦ 200mm また、その長さLは好ましくは、 400mm ≦ L ≦ 2000mm ここで、個々のターゲット配置の長手方向の大きさは、その幅と少なくとも同
じか、好ましくははるかに大きい。個々の長手ターゲット配置のスパッタ表面は
、それ自体平らに、またはあらかじめプロフィールを与えられ、好ましくは一平
面に沿って配置されるが、被覆厚分布への周縁部の影響を相殺するために、さら
に必要な場合には、特に側面側のスパッタ表面を中央表面よりも、被覆されるべ
き基板により近く、場合によっては傾斜をつけて配置することも、全く可能であ
る。
【0026】 マグネトロン磁石プラズマの電子は、ターゲット表面領域内の磁場および電場
によって確定される方向に、「レーストラック」に沿って循環する。したがって
、電子の経路ないしその影響、したがってターゲット表面に生じる浸食溝の影響
は、ターゲット配置の長手方向に沿って設けられる磁場が、すなわち時間ととも
に変化するのみならず、局所的にも異なるよう形成されることによって、適切に
最適化され得ることが、認識された。これは、好ましくはそれぞれ一つの、さら
に好ましくはそれぞれ一つの永久磁石枠として、好ましくは前記磁石枠において
は、枠に設けられる磁石の位置決め、および/または強度の選択によっていずれ
にせよ実現可能であり、かつ/または磁石配置、好ましくは前記永久磁石ローラ
が、それぞれターゲット配置の下側に設けられる場合は、磁石配置の磁石の強度
に相応の変化をつけることによって、かつ/またはそれらの相対的位置によって
、実現可能である。電子は磁場の極性にしたがって、所与の循環方向に移動する
ので、電子は明らかにドリフト力によって、ターゲット配置の短辺領域に向けて
押しやられ、かつそれらの運動方向にしたがって、対角線状に向かい合うコーナ
部分の領域において外側へ向けて押しやられることが観察された。したがって、
特に好ましくは、磁石枠が設けられる場合、その枠磁石によって生じる場強度を
、ターゲットの「長方形」の対角線に対して左右対称に、局所的に異なるよう形
成することが、提案される。
【0027】 この発明の供給源の好ましい一実施形態においては、ターゲット配置が直線状
の差込継ぎ手によって固定されるが、これは特に、圧力衝撃を受ける上述のよう
な箔を介する前記冷却装置と組み合わされる。したがって、冷却媒体管の圧力が
解除された後、これらの配置は極めて容易に交換可能であり、ターゲット配置の
背面の大部分は自由に冷却され、かつターゲット配置のための固定機構は、プロ
セス空間に対して一切露出しない。
【0028】 この発明の好ましい供給源は、二つより多くの、好ましくは5つ以上のターゲ
ット配置を有する。
【0029】 スパッタ被覆されるべき、好ましくは平らな少なくとも一つの基板のための基
板担体が、供給源からは距離をおいて設けられるスパッタ被覆室において、この
発明によるマグネトロンスパッタ供給源が使用されると、スパッタされる供給源
表面FQと、被覆されるべき基板表面FSとの間の比VQSを、最適の小さな値とし
て実現することが可能となる。すなわち、 VQS ≦ 3、好ましくは VQS ≦ 2、特に好ましくは、 1.5 ≦ VQS ≦ 2 これによって、供給源の利用効率は大きく引き上げられる。これは、前記供給
源を備える、この発明によるスパッタ被覆室においてさらに、マグネトロンスパ
ッタ供給源の新表面と基板との間の距離Dが、基本的に長手ターゲット配置の一
つの幅と同じとなるよう選択されることによって、すなわち好ましくは、 60mm ≦ D ≦ 250mm、好ましくは 80mm ≦ D ≦ 160mm が選択されることによって、さらに大きく引き上げられる。
【0030】 この発明による前記スパッタ被覆室を備え、したがってこの発明によるマグネ
トロンスパッタ供給源を備える、この発明による真空被覆装置では、ターゲット
配置はそれぞれ、互いに別個に制御可能な発生器ないし電流源と接続される。
【0031】 さらなる実施形態では、あるいは場合によっては、上述の発生器配置と組み合
わされて複数のターゲット配置が設けられる場合、前記ターゲット配置のうちの
少なくとも二つが、共通するひとつのAC発生器の出力と接続され得る。
【0032】 ターゲット配置に、それぞれ個別に電力供給するための発生器は、「純血種の
」DC発生器、AC発生器、ヘテロダインDCおよびAC信号、またはパルスD
C信号を出力する発生器であり得るが、特にDC発生器の場合、発生器とそれぞ
れのターゲット配置との間にはチョッパーユニットが設けられ得、それによって
ターゲット配置は、サイクルごとに発生器出力に、またはより低抵抗の、発生器
の基準電位におかれる。この技術に関しては全面的に、同出願人によるEP−A
−0 564 789ないしUS出願番号08/887 091を参照されたい
【0033】 さらに、ターゲット配置の長手側には、アルゴンのような反応ガスタンクおよ
び/または処理ガスタンクと接続されるガス流出開口部が設けられ、異なるター
ゲット配置の長手側に沿ったガス出口からのガス流は、好ましくは個別に調整可
能である。
【0034】 少なくとも三つの長手ターゲット配置を備えるこの発明のスパッタ被覆装置は
好ましくは、外側のターゲット配置が、内側にあるターゲット配置よりも、5か
ら35%、好ましくは10から20%高いスパッタ出力で作動するよう、操作さ
れる。ターゲット配置のプラズマ区域の位置、特に好ましくはトンネル磁場の頂
点位置の「ゆらぎ」、したがってプラズマ密度の分布に関する上述の「走査」は
、特に好ましくは前記磁石ローラの振り子操作で実現されるが、好ましくは1か
ら4Hz、好ましくは約2Hzの周波数で行われる。その際のローラ−振り子の
振幅は、好ましくはψ≦π/4である。前記位置の変位について経路/時間のプ
ロフィールを適切に設計することによって、基板における被覆厚分布がさらに一
層最適化される。
【0035】 ここで強調されるべきは、このためにまた、時間とともに相互に依存して変調
される出力信号を提供するための、ターゲット配置に接続される発生器も制御可
能である、という点である。
【0036】 さらに、ターゲット配置の電力供給、および/または分散するガス入力、およ
び/または磁場分布が、基板において所望の、好ましくは均質な層厚分布が得ら
れるように、制御され、あるいは時間とともに調整される。
【0037】 マグネトロンスパッタ供給源の出力密度pは、好ましくは、 1W/cm2 ≦ p ≦ 30W/cm2 であり、特に好ましくは金属製ターゲットから層を、特にITO層を、反応性布
設するには、 1W/cm2 ≦ p ≦ 5W/cm2 さらに、金属層をスパッタ被覆するには、好ましくは、 15W/cm2 ≦ p ≦ 30W/cm2 で、操作される。
【0038】 前述の、この発明によるマグネトロン供給源の開発に関連して認識されたよう
に、幅よりも長さがはるかに大きいターゲットプレート配置においては特に、タ
ーゲット配置の長手方向において観察した場合、特にその側面領域においてマグ
ネトロンの場の磁場強度が局所的に異なるよう形成するのが、基本的に有利であ
る。
【0039】 この認識はしかしながら、長手マグネトロンに基本的には適用可能である。 したがって、時間の経過とともに変化し得る、好ましくは可動式磁石システム
、好ましくは永久磁石システムをその下に含む、この発明による長手マグネトロ
ン供給源について、ターゲット配置に磁石枠を、好ましくは永久磁石枠を配備し
、所与の空間方向において測定した場合、前記枠磁石の場強度が、ターゲット配
置の長手側面に沿って局所的に異なって形成されるよう、提案される。前記の循
環する電子に作用するドリフト力を相殺するために、これらの場強度が基本的に
ターゲットの対角線に対して左右対称に、局所的に異なって形成されるよう、提
案される。
【0040】 この発明は、その全ての局面を鑑みると、基板、特に大きな表面を有する、さ
らに好ましくは平らな基板を、好ましくは金属ターゲットからの反応性プロセス
によって、好ましくはITO(インジウム亜鉛酸化物)層でスパッタ被覆するの
に、特に適している。この発明はさらに、基板、特にガラス基板を、平らなパネ
ルディスプレイの製造、特にTFTまたはPDPパネルの製造のために被覆する
のに適しており、その場合基本的に、例えばまた半導体基板のような、大きな基
板を極めて合理的に、かつわずかな粗悪率で、反応性または非反応性被覆する可
能性が、特に反応性被覆する可能性が開かれる。
【0041】 まさしく反応性スパッタ被覆プロセスにおいて、特にITO被覆において、高
品質の層を得るためには、より低い放電電圧が、特に低い層抵抗が、焼き戻し段
階がなくとも、重要である。これは、この発明の供給源によって得られる。
【0042】 その際にはまた、アーク放電の効果的な抑制も実現する。 次に、例として図面を参考に、この発明の説明がなされる。
【0043】
【発明の実施の形態】
図1には、この発明のマグネトロンスパッタ供給源1の基本形状が概略的に示
される。この供給源1は、少なくとも二つの、図においては例えば三つの、長手
ターゲット配置3aから3cを含む。磁場供給源、冷却装置等の、マグネトロン
スパッタ供給源に当然設けられるべきその他の連結装置は、図1には示されない
。供給源1は、ターゲット配置3のそれぞれに、独自の電気接続部5を有する。
好ましくは長手側において互いに間隔をおいて設置されるターゲット配置3の間
に、例えば押縁形状の陽極7a、7bが設けられる。
【0044】 ターゲット配置3が電気的に互いに絶縁されており、かつそれぞれに電気接続
部5を有することによって、次に図2および図3との関連で説明されるように、
それらを個別に電気接続することが可能となる。
【0045】 図1によると、ターゲット配置3はそれぞれ、互いに独立して制御可能であり
、かつ必ずしも同じ部類に属する必要のない発生器9に接続される。概略的に示
されたように、発生器は全て、または場合によっては混種されて、DC発生器、
AC発生器、ACおよびDC発生器、パルスDC信号を出力するための発生器、
または、発生器の出力とそれぞれのターゲット配置との間に設けられるチョッパ
ユニットを備えるDC発生器として、形成され得るが、それらの構造および作動
方式については全面的に、前記EP−A−0 564 789ないしUS出願番
号08/887 091を参照されたい。
【0046】 陽極7も、自由に選択されて電気操作され得る。すなわち、発生器12で示さ
れたように、陽極7は例えばDC電圧、AC電圧、またはDC電圧とヘテロダイ
ンAC、またはパルスDC電圧で、場合によってはまた、前記チョッパユニット
の一つを介して操作されるか、あるいは12aで示されたように、基準電気にお
かれる。陰極、すなわちターゲット配置の操作、場合によってはさらに、ターゲ
ット配置によって形成される供給源表面上に分散される陽極の操作の変化によっ
て、スパッタされる材料の配分、したがって供給源上に配置される基板(図示さ
れず)における分布が適切に調整され得る。
【0047】 この場合、変調入力MODを備えて図示されたように、互いに依存する発生器
9は、時間の経過とともに変調されて、ターゲット配置上の電気的操作条件を適
切にサージ状に、時間とともに変調する。
【0048】 図2および図3には、既に説明された供給源の部材の位置表示はそのままで、
この発明の供給源1のさらなる電気接続の可能性が示されるが、陽極配置(図示
されず)については放棄され得る。
【0049】 図2および図3によると、ターゲット配置3はそれぞれ対となって、AC発生
器15a、15bないし17a、17bの入力と接続されるが、発生器15ない
し17はここでも、場合によってはACヘテロダインDC信号またはパルスDC
信号を出力し得る。発生器15、17はまた、場合によっては変調され、例えば
増幅変調されたAC出力信号を、実際にキャリヤ信号として出力する。
【0050】 図2によると、それぞれターゲット配置の一つ(3b)がそれぞれ発生器15
aおよび15bの入力と接続される一方、図3のターゲット配置3は、発生器1
7を介して対をなすように接続されるが、19に破線で示されたように、図2の
実施例においても図3のそれにおいても「共通モード」信号という意味で、個々
のターゲット配置グループを一括して、他と異なる電位におくことは、全く可能
である。図2または図3の接続技術が選択された場合、好ましい実施形態では、
発生器は12から45kHzの周波数で操作される。「共通モード」電位として
は、例えば図2には質量電位が示されているが、一つの発生器にそれぞれ対をな
して接続されるターゲット配置は、交互に正および負の電位におかれる。
【0051】 図1から図3の図において認識されるように、この発明によるマグネトロン供
給源によると、極めて高い柔軟性をもって、個々のターゲット配置3を電機操作
し、したがってプロセス空間10においてスパッタされる材料の配分、および基
板上に布設される材料の分布を適切に指定することが可能となる。
【0052】 図4には、好ましい一実施形態における、この発明によるマグネトロン供給源
の部分横断面図が示される。図4では、ターゲット配置がそれぞれ、スパッタさ
れるべき材料からなり、それぞれ背面プレート3a2ないし3b2上に接着されるタ
ーゲットプレート3a1ないし3b1を含む。直線状の差込継ぎ手20によって、タ
ーゲット配置3の側面周辺部、および/または中心領域が、金属製冷却プレート
23に固定される。
【0053】 直線状差込継ぎ手の形態は、図5のとおりである。それによると、ターゲット
配置3または冷却プレート23に、横断面が、内側に湾曲したU脚部27を有す
るU形状であり、凹部が間隔をおいて形成される、中空レール25が設けられる
。両部材の一方の側、好ましくはターゲット配置3には、横断面がT形状で、横
送り台33の端部部分が凸部34を有する直線状のレール31が設けられる。凸
部34を凹部29に挿入し、かつSの方向に直線状にスライドさせることで、両
部材は互いにしっかりと固定される。反対に、レール31の対応する凹部に係合
する凸部を中空レールに設けることは、当然可能である。
【0054】 ターゲット配置3はまず、冷却プレート23を通る冷却管35内の冷却媒体の
圧力を受けることによって、しっかりと冷却プレート23に固定される。これら
の管35は、冷却プレート23に向かい合うターゲット配置の表面の、大部分の
領域に沿って延びる。前述のように圧力がかかった液状冷却媒体によって衝撃を
受ける冷却管35は、例えば同出願人によるCH−A−687 427において
詳細に説明されたように、ターゲット配置3に対して、箔状の薄膜37によって
隙間なく密閉される。箔37は、冷却媒体の圧力をうけて、背面プレート3a2
いし3b2にぴったりと押し当てられる。この場合ターゲット配置は、まず冷却媒
体の圧力をうけて、差込継ぎ手にしっかりと固定されて動かない。ターゲット配
置3を除去するには、冷却システム全体、または個々の冷却システムが圧力解除
され、その後、ターゲット配置が簡単に押し出され、除去ないし交換され得る。
【0055】 ターゲット配置3の長手側には、陽極桟39が延びる。陽極桟ならびに冷却プ
レート23は、好ましくは少なくとも一部が絶縁材料から、好ましくは合成樹脂
からなるキャリヤ土台41に装着される。土台41は、プロセス空間10の真空
雰囲気を、空間11内の周囲ないし通常雰囲気から分離する。
【0056】 キャリヤ土台41には、大気圧側に、ターゲット配置の長手方向にわたって延
びる、例えば二つの永久磁石ローラ43が、回転可能なように載置され、かつ(
図示されず)駆動モータによって振り子駆動される。これらのローラは、振り子
操作において、好ましくは180°の回転角度で振り子運動ω43する。永久磁
石ローラ43には、その長手方向に沿って、好ましくは直径上に永久磁石45が
埋め込まれる。
【0057】 キャリヤ土台41にはさらに、また大気側に、図6からわかるように基本的に
は、各々のターゲット配置3の下側を周辺領域に沿って延びる、永久磁石枠47
が、それぞれのターゲット配置3につき一つ、埋め込まれる。
【0058】 特にターゲット配置の長手側面に沿って、ガス流入管49が図6のように、ま
た図4に破線で記入されたように、開口するが、これらの管は好ましくはそれぞ
れ順番に、そのガス流が個別に制御可能である。これは図4において、管49と
、アルゴンのような処理ガス、および/または反応ガスを有するガスタンク配置
53との間に接続される、調整弁51によって概略的に示される。
【0059】 永久磁石ローラ43の操作および設計については、全面的にまたEP−0 6
03 587ないしUS−A−5 399 253を参照されたい。
【0060】 図6には、図4の、この発明によるマグネトロン供給源の、簡略化された部分
上面図が示される。図4について既に述べられたように、各ターゲット配置3の
下には永久磁石枠47が設けられる。磁石枠47は、例えば図4のHzで示され
た空間方向でみると、図6にxで示されたように、永久磁石枠によって生じる磁
場が、ターゲット配置3の長手側に沿って局所的に変化するように、形成される
のが好ましい。好ましい一実施形態においては、枠47の長手脚部4711およ び4712に設けられる磁石は、複数の区域に、図6では例えば四つの区域に分 割される。図6のグラフでは質的に、Z1からZ4の個々の区域に設けられる永久
磁石の場強度が座標xに示され、したがってxの方向における場強度の分布が示
される。さらに、個々の区域Zには永久磁石の双極の方向が記入された。
【0061】 好ましくは、脚部4711、4712に同じ永久磁石区域が設けられるが、長手
ターゲット配置3の対角線Diに関して左右対称となる。
【0062】 ターゲット配置3の永久磁石枠47によって生じる局所的磁場分布を適切に設
計することによって、循環する電子の経路を最適化し、したがって個々のターゲ
ット配置における浸食溝の位置および形態を最適化することが可能となる。これ
は特に、ドリフト力によって生じる経路の変形を考慮して行われる。ターゲット
枠47の幅側には、好ましくは区域Z2に相当する永久磁石区域ZBが設けられる
。既に述べられたように、図4、6および7の個々のターゲット供給源もまた、
この発明によるものである。
【0063】 それぞれのターゲット配置3上のx方向において局所的に変化する磁場Hは、
磁石ローラの振り子運動によって時間的にも変化するが、この磁場Hは、区域Z 1 、Z2、Z4におけるような永久磁石の場強度を選択することによって、かつ/ または区域Z3におけるような双極の空間的配向の選択、および/または位置( ターゲット配置からの距離)の選択によって、適切に設計される。
【0064】 既に述べられたように、この発明のスパッタ供給源に設けられるターゲット配
置3にはそれぞれ、少なくとも二つの永久磁石ローラ43が設けられる。その一
つが図7に示される。
【0065】 好ましくは、ローラ43にも様々な永久磁石の区域、例えばZ'1からZ'4、が
設けられる。図7には、ローラに沿って局所的に変化する永久磁石の磁場HR( x)の好ましい様態が、質的に示される。
【0066】 したがってこの発明の供給源では、個々のターゲット配置の電力供給を局所的
および/または時間的に適切に配分し、かつ/または個々のターゲット配置にお
けるマグネトロン磁場を局所的および/または時間的に適切に変化させることに
よって、さらに/または流入開口部49におけるガス噴入比率を局所的および時
間的に適切に変化させるか、あるいは指定することによって、スパッタ率の局所
的および時間的分布が最適化される。図4から図7について説明された好ましい
実施形態においては、スパッタ被覆されるべき、特に平らな基板における被覆厚
の分布を適切に指定し、特に好ましくは均質に形成するために、好ましくは上記
全ての数値が組み合わされて利用される。
【0067】 図8には、この発明によるスパッタ被覆室60を備える、この発明のスパッタ
被覆装置50が概略的に示されるが、その中には、同様に概略的に図示された、
この発明によるマグネトロンスパッタ供給源10が設けられる。概略的に示され
た供給源10は、好ましい一実施例において実現されたように、六つのターゲッ
ト配置3を有し、さらに好ましくは、図4から図7について説明されたように、
形成される。ターゲット配置を備えた、この発明の供給源は、ブロック62で示
されたように、別々の、場合によっては変調可能な電力供給源によって操作され
る。さらに、ガスタンク53からの処理ガス、および/または反応ガスをプロセ
ス空間内に流入させるために、調整弁ブロック64で示されたように、特にター
ゲット配置の長手側に沿って、場合によっては変調可能なガス噴入比率が、選択
的に調整される。
【0068】 駆動ブロック65で示されるのは、この発明の供給源に設けられる永久磁石ロ
ーラのための、場合によっては経路/時間の調整可能な駆動装置であって、そこ
では、好ましくは選択的に、所望のローラ振り子運動が調整され得る。
【0069】 この発明による室60内には、特に、被覆さるべき基板を受容するための基板
担体66が設けられる。この発明の供給源によって、供給源10からスパッタさ
れる材料の時間的および局所的配分を最適に調整することができ、特に時間的に
平均化された、均一な分布が、特にまた供給源の縁部領域においても得られるこ
とによって、被覆さるべき基板表面FSに対する供給源のスパッタ表面FQの比率
QSを驚くほど小さくすることが可能である。すなわち、好ましくは、 VQS ≦ 3 好ましくは、 VQS ≦ 2 さらに好ましくは、 1.5 ≦ VQS ≦ 2 この寸法から、被覆されるべき基板表面に相応に少量のスパッタ材料のみが当
たるわけではないことによって、供給源からスパッタされる材料が高い効率で利
用されることがはっきりとわかる。これはさらに、供給源の大きな表面全体がプ
ラズマで覆われるため、スパッタ被覆されるべき基板表面と、マグネトロン供給
源10の新表面との間の距離Dが小さく、基本的にはターゲット配置3のスパッ
タ表面の幅B(図4参照)と同じとなるよう、すなわち、好ましくは 60mm ≦ D ≦ 250mm 好ましくは、 80mm ≦ D ≦ 160mm が選択可能であることによって特に、強化される。
【0070】 前記小さな距離Dが実現可能であることによって、高い噴霧利用率で高い被覆
率が得られ、したがって極めて経済的な被覆が行われる。
【0071】 図8に示された装置においては、好ましくは最も外側のターゲット配置が、内
側の、その他のターゲット配置よりも、好ましくは5から35%、特に好ましく
は10から20%高いスパッタ出力で、発生器62によって操作される。さらに
、好ましくは図4の供給源10に設けられた永久磁石ローラが、1から4Hzの
、好ましくは約2Hzの振り子周波数で振り子運動するよう、操作される。
【0072】 この発明のマグネトロンスパッタ供給源、スパッタ室ないし装置は、特に好ま
しい操作様態において、表面が大きく、特に平らな基板のマグネトロンスパッタ
被覆に特に適しており、大変経済的でありながらその被覆は、高品質で、所望の
厚さ分布、特に均質な厚さ分布を有する。これを可能にする決定的要因は、この
発明の供給源ではプロセス条件が大きな表面にわたって均一に配分されることで
ある。この発明はしたがって、表面の大きな半導体基板の被覆に、むしろ平面デ
ィスプレイパネルや、特にTFTないしPDPパネルの基板被覆に、特に利用さ
れ得る。その際、この発明は特に、前記基板を特にITO層で反応性被覆するた
めに、または前記基板を非反応性スパッタ被覆によって金属被覆するために、使
用される。以下においては、この発明の供給源、ないし室、ないし装置の、好ま
しい設計数値が例としてまとめられる。
【0073】 1. 形状 1.1 供給源において ・ 図4の側面間隔dは、ターゲット配置の幅Bの最大15%、好ましくは最
大10%、さらに好ましくは最大7%、かつ/または 1mm ≦ d ≦ 230mm、好ましくは 7mm ≦ d ≦ 20mm ・ ターゲット配置の新表面は一平面に沿う ・ ターゲット配置の幅Bは、 60mm ≦ B ≦ 350mm、好ましくは 80mm ≦ B ≦ 200mm ・ ターゲット配置の長さLは、少なくともB、好ましくはそれよりはるかに
長く、好ましくは、 400mm ≦ L ≦ 2000mm ・ ターゲットの端部領域は、例えば半円形。
【0074】 1.2 供給源/基板 ・ 被覆されるべき基板表面の大きさFSに対するスパッタ表面の大きさFQ
比率VQSQS ≦ 3、好ましくは VQS ≦ 2、さらに好ましくは 1.5 ≦ VQS ≦ 2 ・ 供給源の新表面/被覆表面の最小距離Dは、 60mm ≦ D ≦ 250mm、好ましくは 80mm ≦ D ≦ 160mm ・ 基板の大きさは、例えば750x630mm2であり、920x900m m2のスパッタ表面を有する供給源によって被覆されるか、あるいは 基板表面は、1100x900mm2で、供給源のスパッタ表面は1300x 1200mm2である。
【0075】 1.3 冷却 冷却表面に対するスパッタ表面の比率VSKは、 1.2 ≦ VSK ≦ 1.5 2.操作数値 ・ ターゲット温度Tは、 40℃ ≦ T ≦ 150℃ 好ましくは、 60℃ ≦ T ≦ 130℃ ・ スパッタ表面単位あたりのスパッタ出力: 10から30W/cm2、 好ましくは15から20W/cm2
【0076】 ・ 最も側面側のターゲット配置の表面単位あたりのスパッタ出力はそれぞれ
、好ましくは5から35%、さらに好ましくは10から20%、多い。
【0077】 ・ 磁石ローラの振り子周波数: 1から4Hz、好ましくは約2Hz。 結果: 以下の被覆率が得られた。
【0078】 ・ ITO: 20Å/秒 ・ Al: 130から160Å/秒 ・ Cr: 140Å/秒 ・ Ti: 100Å/秒 ・ Ta: 106Å/秒 図9には、この発明による供給源のターゲット配置の一つの、15cm幅のス
パッタ表面における浸食断面が示される。ここでは、「レーストラック」ないし
浸食溝はもはやほとんど認識されず、極めて均一にならされているのがわかる。
【0079】 図10には、幅Bが150mmのスパッタ表面をそれぞれ有する、五つのター
ゲット配置を備える、この発明の供給源において、ITOスパッタ被覆の際に得
られる被覆率分布が示される。この分布では、供給源表面から120mmの距離
Dに配置された基板における層厚の偏差は、わずか±3.8%である。
【0080】 図11には、以下のように被覆された、大きな表面のガラス基板において得ら
れる層厚の分布が示される。
【0081】 ― 全スパッタ出力 Ptot: 2kW ― スパッタ時間: 100秒 ― スパッタ率R: 26Å/秒、相対値: 13Å/秒kW ― ターゲット配置を六つ備え、そのうち最も外側の配置は10ないし15%
高いスパッタ出力で操作される(p1,p6)、供給源 ― 基板の大きさ: 650x550mm2 図11には、より高い出力で操作されるターゲット配置上にあった、基板の縁
部領域が示されている。平均267nmの厚さの層をITO被覆する場合、得ら
れる層厚の偏差は±6.3%である。
【0082】 この発明によると、従来のスパッタ供給源で、特に表面の大きい工作物を被覆
する場合、特に以下の欠点が回避される。
【0083】 ・ この発明によると、高い被覆率および高いスパッタ率利用で、大きなマグ
ネトロンスパッタ表面にわたってプロセス条件を均一に配分することが可能なの
で、表面の大きい基板、場合によっては同時に多数の基板を被覆する際に、高い
経済性が得られる。
【0084】 ・ この発明の供給源においては、大きな表面が同時にスパッタされるので、
基板における層厚の分布がより改善され、かつ干渉放電(アーク)の発生が妨げ
られる。
【0085】 ・ 反応ガスの配分および/またはターゲット浸食分布の均質化の問題が解決
するので、被覆されるべき基板を供給源にはるかに近く位置決めすることができ
、かつ供給源表面に対して被覆される表面をはるかに大きくすることができる。
これによって、この発明による供給源を用いたスパッタ被覆装置の経済性が大幅
に増加する。
【0086】 ・ 表面の大きなターゲットにおいて、ターゲット中央に陽極がないために、
ターゲット中央とターゲットの周縁部との間でプラズマ密度に差が生じるという
問題が、除去される。
【0087】 ・ モジュール状のターゲット配置によって、供給源をそれぞれ所望の寸法に
柔軟に合わせることが可能である。
【0088】 ・ 表面の大きなターゲットにおける問題、すなわちターゲット中央における
プロセスの反応ガスが乏しくなる問題は、ガス流入口49が供給源表面そのもの
の上に分散配置されるので、解決する。
【0089】 ・ プロセス真空と大気圧との間にキャリヤ土台(41)があるので(図4参
照)、この負荷をも受容する、厚い冷却プレート(23)をもはや設ける必要が
なく、したがって、供給源はより低コストとなり、特に、ターゲット配置(3)
の下側に設けられる磁石配置(47,43)の磁場の支配率が改善される。
【0090】 以下の配分、すなわち: ・ 時間的および/または局所的、ターゲット配置の電気操作 ・ 時間的および/または局所的、ターゲット配置の磁気操作 ・ 時間的および/または局所的、ガス流入 を選択的に制御することによって、表面の大きな基板において得られる、層厚の
分布を最適に、特に均一に調整することが可能である。
【0091】 ・ 差込継ぎ手が設けられるとともに、ターゲット配置が冷却媒体の圧力を介
してしっかりと固定されることによって、ターゲット配置の極めて容易かつ迅速
な交換が可能であり、かつ大きな表面の極めて効率的な冷却が可能である。
【0092】 ・ スパッタ表面の下側に差込継ぎ手が固定装置として設けられるため、その
他の、特にスパッタ材料とは異質の固定機構に、プロセス空間側から接触するこ
とは一切ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の電気的形態で操作される、この発明によるマグネトロンス
パッタ供給源の図である。
【図2】 さらなる電気接続形状における、この発明による、図1のスパッ
タ供給源の概略図である。
【図3】 図1と同様の、この発明のスパッタ供給源の、さらなる電気接続
形状を示す図である。
【図4】 この発明のマグネトロンスパッタ供給源の部分横断面図である。
【図5】 好ましくは、図4の供給源において使用されるような、直線状差
込継ぎ手の上面図である。
【図6】 この発明によるマグネトロン供給源の、簡略化された部分上面図
である。
【図7】 図4の、この発明によるマグネトロン供給源に好ましくは設けら
れる、永久磁石ローラの、好ましい一実施形態の上面図である。
【図8】 この発明のスパッタ被覆装置の概略図である。
【図9】 この発明の供給源のターゲット配置における、浸食断面の図であ
る。
【図10】 ターゲット配置を五つ備えた、この発明の供給源において算出
された、供給源からスパッタされた材料の配分を示す図である。
【図11】 この発明の供給源によって被覆された、530x630mm2 のガラス基板における層厚の起伏を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月18日(2000.1.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュベンデナー,ウルス スイス、ツェー・ハー−9470 ブーフス、 アープベーク、7 (72)発明者 シュレーゲル,マルクス スイス、ツェー・ハー−9478 アツモー ス、パルタナ、7 (72)発明者 クラスニッツァー,ジークフリート オーストリア、アー−6800 フェルトキル ヒ、イム・グラベンベーク、2 Fターム(参考) 4K029 AA09 AA24 BA45 BA50 BC09 CA05 DC12 DC16 DC25 DC35 DC40 DC41 DC42 DC45 DC46 EA09

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つの、互いに電気絶縁される長手ターゲット配
    置(3)が、ターゲット配置(3)の幅(B)よりもはるかに小さい間隔(d)
    で、長手側に相並んで配置され、かつターゲット配置のそれぞれが独自の電気接
    続部(5)を有することを特徴とし、さらに陽極配置(7)が設けられる、マグ
    ネトロンスパッタ供給源。
  2. 【請求項2】 陽極配置が、長手側のターゲット配置間に、および/または
    ターゲット配置の正面側に、好ましくは長手側に、陽極を含むことを特徴とする
    、請求項1に記載の供給源。
  3. 【請求項3】 好ましくは、電磁石および/または永久磁石を備え、ターゲ
    ット配置の周りを囲む枠を一つ含み、特に好ましくは、電磁石および/または永
    久磁石を備え、それぞれにターゲット配置の周りを囲む複数の枠を含む、固定磁
    石配置(47)が設けられることを特徴とし、前記単数または複数の枠の磁石は
    好ましくは永久磁石である、請求項1に記載の供給源。
  4. 【請求項4】 好ましくは、ターゲット配置のスパッタ表面上において、好
    ましくは、トンネル形状の環状磁場の頂点の位置の変化によって、磁場の模様を
    それぞれ時間的に変化させるような磁石配置が、それぞれのターゲット配置の下
    側に設けられ、かつ前記磁石配置は、選択的に制御され、かつ/または移動する
    電磁石によって、かつ/または移動する永久磁石によって、好ましくは後者によ
    って形成され、さらに特に好ましくは、永久磁石および/または電磁石を、好ま
    しくは永久磁石を備え、ターゲット配置の長手方向に沿って延び、駆動かつ回転
    載置される、それぞれ少なくとも二つの磁石ローラ(43)によって形成される
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の供給源。
  5. 【請求項5】 ターゲット配置(3)がキャリヤ土台(41)に装着され、
    かつそこに、それぞれのターゲット配置(3)の前記土台側の表面の大部分を覆
    いながら、前記表面に対しては箔(37)によって密封される冷却媒体管(35
    )が、好ましくは、ターゲット配置に向き合う土台側面には真空圧が、同時に、
    前記土台の反対側には大気圧が接し得るように、配置されることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれかに記載の供給源。
  6. 【請求項6】 ターゲット配置(3)ならびに陽極配置(7)、さらに場合
    によっては単数または複数の固定磁石配置、好ましくは単数または複数の磁石枠
    (47)、および/またはターゲット配置の下側の磁石配置、好ましくは磁石ロ
    ーラ、および/または冷却媒体管(35)が、電気絶縁材料から、好ましくは合
    成樹脂からなる、キャリヤ土台(41)の一部の中、ないし上に受容され、かつ
    前記土台は好ましくは、ターゲット側には真空圧が、外側には大気圧が同時に接
    し得るように、形成されることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載
    の供給源。
  7. 【請求項7】 冷却媒体管の底部がそれぞれ金属プレートで仕切られること
    を特徴とする、請求項6に記載の供給源。
  8. 【請求項8】 ガス分配システム(64)と連絡するガス流出開口部(49
    )が、ターゲット配置の長手側面に沿って、分散して設けられることを特徴とす
    る、請求項1から7のいずれかに記載の供給源。
  9. 【請求項9】 ターゲット配置(3)の長手側における間隔が、その幅(B
    )の最大15%、好ましくは最大10%、さらに好ましくは最大7%であること
    を特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の供給源。
  10. 【請求項10】 ターゲット配置(3)の長手方向の大きさ(L)が、少な
    くともその幅と同じであるか、好ましくははるかに長く、好ましくは、 400mm ≦ L ≦ 2000mm であることを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の供給源。
  11. 【請求項11】 ターゲット配置の側面側の間隔dが、 1mm ≦ d ≦ 230mm 好ましくは、 7mm ≦ d ≦ 20mm であることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の供給源。
  12. 【請求項12】 ターゲット配置の幅Bが 、 60mm ≦ B ≦ 350mm 好ましくは、 80mm ≦ B ≦ 200mm であることを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の供給源。
  13. 【請求項13】 ターゲット配置(3)の新表面が一平面に沿って配置され
    ることを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載の供給源。
  14. 【請求項14】 所与の空間方向(Z)において測定される磁場(H)の強
    度が、ターゲット配置の長手方向に沿長手縁部領域において、局所的に異なるこ
    とを特徴とする、請求項1から13のいずれかに記載の供給源。
  15. 【請求項15】 ターゲット配置(3)が、共通する一つの、好ましくはそ
    れぞれ一つの磁石枠(47)に、好ましくは一つの、またはそれぞれ一つの永久
    磁石枠に配備され、かつ前記単数または複数の枠(47)の磁石の位置および/
    または強度が、ターゲット配置の長手側面の少なくとも一部に沿って、局所的に
    異なることを特徴とする、請求項1から14のいずれかに記載の供給源。
  16. 【請求項16】 ターゲット配置(3)の下側に、長手方向に延び、回転駆
    動載置される、少なくとも二つの磁石ローラ(43)が設けられ、かつ磁石の強
    度および/または位置が、前記ローラ(43)の少なくとも一部に沿って、局所
    的に異なることを特徴とし、ローラの磁石は好ましくは永久磁石である、請求項
    1から15のいずれかに記載の供給源。
  17. 【請求項17】 ターゲット配置(3)が、共通する、または好ましくはそ
    れぞれの磁石枠(47)に囲まれ、かつ前記枠の磁石の強度および/または位置
    が、ターゲット配置の長手側面の少なくとも一部に沿って、局所的に異なり、し
    かも、それぞれのターゲット配置についてみると、長手ターゲットの対角線の一
    つ(Di)に対して基本的に左右対称であることを特徴とし、前記単数または複
    数の枠の磁石は、好ましくは永久磁石である、請求項1から16のいずれかに記
    載の供給源。
  18. 【請求項18】 ターゲット配置が、直線状の差込継ぎ手(25,32)に
    よって固定されることを特徴とする、請求項1から17のいずれかに記載の供給
    源。
  19. 【請求項19】 二つよりも多くの、好ましくは五つ以上のターゲット配置
    が設けられることを特徴とする、請求項1から18のいずれかに記載の供給源。
  20. 【請求項20】 請求項1から19のいずれかに記載のマグネトロンスパッ
    タ供給源(10)と、被覆されるべき少なくとも一つの基板のために、前記マグ
    ネトロンスパッタ供給源に対して距離をおいて配置される基板担体(66)とを
    備えるスパッタ被覆室であって、被覆されるべき基板表面FSに対するスパッタ 供給源表面FQの比率(VQS)が、 VQS ≦ 3 好ましくは、 VQS ≦ 2 好ましくは、 1.5 ≦ VQS ≦ 2 であることを特徴とする、室。
  21. 【請求項21】 マグネトロンスパッタ供給源(10)の新表面と基板との
    間の距離(D)が基本的に、前記長手ターゲット配置(3)のうち一つの幅と同
    じであり、好ましくは、 60mm ≦ D ≦ 250mm 好ましくは、 80mm ≦ D ≦ 160mm であることを特徴とする、請求項20に記載の室。
  22. 【請求項22】 ターゲット配置(3)が、互いに独立して制御可能な電気
    発生器(62)と接続されることを特徴とする、請求項20または21のいずれ
    かに記載の室を備える真空被覆装置。
  23. 【請求項23】 前記ターゲット配置(3)が二つより多く設けられ、かつ
    前記ターゲット配置(3)のうちの少なくとも二つが、共通するAC発生器(1
    5,17)の出力と接続されることを特徴とする、請求項22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記発生器(9,62)のうちの少なくとも一つが、DC
    発生器、AC発生器または、DCヘテロダインACまたはパルスDCを出力する
    発生器であり、あるいは発生器のうちの少なくとも一つが、DC発生器であり、
    チョッパユニットを介してターゲット配置(3)と接続されることを特徴とする
    、請求項22に記載の装置。
  25. 【請求項25】 反応ガスタンクおよび/または処理ガスタンク(53)と
    接続される、ガス流出開口部(49)が、ターゲット配置の長手側において、少
    なくとも一部の間に設けられることを特徴とする、請求項22から24のいずれ
    かに記載の装置。
  26. 【請求項26】 ターゲット配置(3)に沿って分散して設けられるガス流
    出部(49)の少なくとも一部が、ガス流(51,64)に関して、他から独立
    して制御可能であることを特徴とする、請求項25に記載の装置。
  27. 【請求項27】 少なくとも三つの長手ターゲット配置(3)を備える、請
    求項22から26のいずれかに記載の装置の操作方法であって、最も外側のター
    ゲット配置が、内側のターゲット配置よりも、好ましくは5から35%、好まし
    くは10から20%高いスパッタ出力で操作されることを特徴とする、方法。
  28. 【請求項28】 ターゲット配置の下側にそれぞれ、局所的に変位し、かつ
    /または時間的に制御され、好ましくはそれぞれ、少なくとも二つの回転駆動載
    置される永久磁石ローラ(43)によって形成される磁石配置が設けられる、請
    求項22から26のいずれかに記載の装置の操作方法であって、ターゲット配置
    において発生する磁場が1から4Hzのサイクルで変化し、好ましくは双方のロ
    ーラ(43)が、1から4Hzの、好ましくは約2Hzの振り子周波数で、かつ
    好ましくはψ≦π/4の回転角度振幅で、振り子運動するよう操作されることを
    特徴とする、方法。
  29. 【請求項29】 それぞれのターゲット配置の電力供給、および/またはガ
    ス流入配分および/または磁場の分布を制御することによって、基板表面上の層
    厚の分布を調整し、好ましくはほぼ均一にすることを特徴とする、請求項27ま
    たは28のいずれかに記載の方法。
  30. 【請求項30】 マグネトロンスパッタ供給源が、 1W/cm2 ≦ p ≦ 30W/cm2 の出力密度pで操作され、かつ好ましくは金属製ターゲットからの反応スパッタ
    被覆のために、特にそのようなITOスパッタ被覆のために、pが以下のように
    、すなわち、 1W/cm2 ≦ p ≦ 5W/cm2 選択され、金属スパッタ被覆については、 15W/cm2 ≦ p ≦ 30W/cm2 が選択されることを特徴とする、請求項27から29のいずれかに記載の方法。
  31. 【請求項31】 時間的に変化し得る、好ましくは可動磁石システムをその
    下に有する、基本的に長方形のターゲット配置を備える長手マグネトロン供給源
    であって、前記ターゲット配置が磁石枠(47)を、好ましくは永久磁石枠を含
    むことを特徴とし、所与の空間方向(Z)において測定される、前記磁石枠の場
    強度は、ターゲット配置の長手側面(x)に沿って局所的に異なる、供給源。
  32. 【請求項32】 ターゲット配置の両長手側面における場強度が、前記配置
    の対角線に対して基本的に左右対称に、局所的に異なることを特徴とする、請求
    項31に記載の供給源。
  33. 【請求項33】 ターゲット配置の下側の磁石システムが、ターゲットの長
    手方向に延び、回転駆動載置される、少なくとも二つの磁石ローラ(43)を含
    むことを特徴とする、請求項31または32のいずれかに記載の供給源。
  34. 【請求項34】 好ましくは金属製ターゲットからの、反応スパッタ被覆の
    ための、特に好ましくは、インジウム亜鉛酸化物(ITO)によるそのような被
    覆のための、請求項1から19のいずれかに記載のマグネトロンスパッタ供給源
    、または請求項20、21のいずれかに記載の室、または請求項22から26の
    いずれかに記載の装置、または請求項31から33のいずれかに記載の供給源の
    、使用。
  35. 【請求項35】 平面パネルディスプレイ基板を被覆するための、特に、例
    えばガラスからなるTFTまたはPDPパネル基板を、特に反応布設される層で
    、特にITO層で被覆するための、請求項1から19のいずれかに記載のマグネ
    トロンスパッタ供給源、または請求項20、21のいずれかに記載の室、または
    請求項22から26のいずれかに記載の装置、または請求項31から33のいず
    れかに記載の供給源の、使用。
  36. 【請求項36】 被覆されるべき表面FSが、 FS ≧ 900cm2 である基板のための、請求項35による使用。
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