JP2002507665A - マグネトロン・スパッタリングにより堆積される光学層を有する有機基体およびそれを製造する方法 - Google Patents
マグネトロン・スパッタリングにより堆積される光学層を有する有機基体およびそれを製造する方法Info
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Abstract
Description
ed)光学層を有する有機基体(organic substrate)、およ
びそれを製造する方法に関する。
ノマーを重合することにより得られる透明有機材料でつくった基体は、日常で使
用されている。そのような有機材料もしくは無機材料でつくった眼鏡レンズのよ
うなレンズ上に薄膜を堆積することも、普通に行なわれている。これは、たとえ
ば、異なる薄膜を連続的に堆積することにより、反射防止(anti−refl
ective)処理を供給することを可能にする、このような使用においては、
種々の堆積層の性質および厚さを正確に制御することが必要である。
aporation)により行なわれている。被覆される(coated)べき
有機基体は、研磨防止(anti−abrasive)層を有し、もしくは、無
しで、真空チャンバ内に置かれ、堆積されるべき材料は、加熱により、もしくは
電子衝撃(electron bombardment)により熱的に蒸発され
る。得られる薄膜の付着力(adhesion)を向上するために、被覆される
べき基体は加熱される。有機材料の場合には、基体は100℃を超えて加熱され
てはならない。
た流れで被覆することができない。さらに、この方法の安定性および再現性は厳
密には保証されない。 反射防止の堆積層も、高周波酸化物スパッタリングにより堆積され得るが、そ
の低速堆積は、この方法を工業的使用にかろうじて適しているものにする。さら
に、この種の方法は大きい寸法のターゲットの使用に適応するには不十分であり
、それによって被覆される基体の大きさを制限する。
定しているのを確実にすると同時に、連続的もしくは半連続的な流れを使用して
、寸法を変える基体を被覆することを可能にする。このように、直流(DC)で
マグネトロン・スパッタリングを用いて薄膜を堆積することが提案されている。
この方法は、通常、アルゴンのような不活性ガスのプラズマの作用により、負の
電位にされている固体ターゲットを蒸発させることにある。ターゲットから分離
した粒子は、低温真空堆積(vacuum deposition)で得られる
よりもはるかにすぐれた速度および密度で、被覆されるべき表面に堆積される。
ターゲット表面に平行な磁力線を有する、ターゲットに近接した磁場の存在は、
蒸発される原子の数を増加させることによって、堆積速度を向上させる;磁石は
ターゲットに近接した、そのような場をつくり出すのに使用される。操作は、高
真空下で容器中で行なわれ、マグネトロン・スパッタリングといわれる。
は、ZrO2,SiO2,TiO2,Nb2O5,Al2O3,Ta2O5,HfO2,P
r2O3,Sb2O5,Y2O3,WO3,In2O3,SnO2,Cr2O3およびそれら
の混合物のような層を堆積することが必要である。しかし、導体でないこれらの
材料は、直流マグネトロン・スパッタリングに適合させるのは不十分である。し
たがって、金属ターゲット、およびアルゴンのみならず酸素も含むプラズマを使
用することが提案され、その結果、ターゲットから分離した金属原子は酸化され
る。この反応性スパッタリング法は、特に、プラズマ中の酸素量を一定に正確に
維持するのが困難であり、実施するのがむずかしい。正確な操作平衡は不安定で
あり、そしてターゲットの汚染は堆積速度を減少させる。
(square wave)形の陰極に交流電圧を用いることも提案された。正
の半サイクルで陰極は放電される。この方法は、パルス・マグネトロン・スパッ
タリング(PMS)として知られ、ドイツ特許3700633号に開示されてい
る。
しくはドイツ特許3800852号は2つの陰極の使用を開示する。AC電圧は
各陰極にかけられ、一方が、ターゲットを蒸発させるのにかけられる電圧の効果
で充電されると同時に、他方の陰極は放電される。この方法は、ダブル・マグネ
トロン・スパッタリング(DMS)もしくはツインマグといわれ、アークを避け
ることを可能にする。
て基体平面で層の十分な酸化を確実にするために、プラズマのスペクトル線強度
の関数として、容器での酸素通過量を調節することも東独特許239810号で
提案されている。ターゲットから移動される、励起状態の原子により放射される
スペクトル線の強度は、ターゲットの酸化状態に比例する。この方法はプラズマ
放出モニタリング(PEM)として知られている。
電圧を調節することにある。この方法は、ドイツ特許4106513もしくはヨ
ーロッパ特許501016号に記載されている。 たとえば米国特許第4,572,842には、反応性ガスを被覆されるべき表
面近くにだけ導入することが提案されており、それによって蒸発されるべきター
ゲットの汚染を避けている。米国特許4,572,842は、処理キャビティを
2つの帯域に分離する隔壁(septum)の使用を開示する;この特許は、ガ
ラス基体への反射防止の堆積の例を開示する;隔壁とともに用いられる、高い不
活性ガス圧力は、酸素による金属ターゲットの汚染を最もよく減少させることを
可能にする。したがって、この特許は、なお操業を確実にすると同時に堆積速度
を増加させることを可能にする。東ドイツ特許214865号は、金属ターゲッ
トを汚染するのを避けるために高い不活性ガス圧力を用いるオンライン処理方法
を開示する。
行することが提案されている;酸化を伴うこのスパッタリング法は、アルゴンの
ような不活性ガスのもとで金属膜を堆積することを可能にする。この方法を実施
することでの実際的な困難は、金属層を酸化するために使用される酸素によって
金属ターゲットが汚染するのを防止することである。このような逐次的方法を実
施するための装置は、米国特許4,420,385号に開示されている;隣接す
る堆積および酸化の帯域の分離は、バッフルを用いて達成される。もう一つの装
置はヨーロッパ特許第428,358号に開示されている。この装置は、Met
amode(商標)の商品名でOptical Coating Laboratory Inc. (OCLI)により
上市されている。堆積および酸素帯域は、被覆されるべき表面を支えるドラムの
軸に平行な細長い帯域である。さらなる装置が、Applied Vision Ltdの名前でW
O9213114に開示されている。この装置はPlasmacoat ARX
10(商標)の商品名で該会社により上市されている。酸化は、プラズマ源を用
いて達成される。
を受けている透明有機材料基体に堆積された薄膜の付着力についての新たな課題
に関する。 ヨーロッパ特許428,358は、その実施例2の「ガラスの眼鏡レンズ」に
おいて、逐次的堆積および酸化法は、無機ガラスにおいて処理されるべき表面の
ために、良好な耐摩耗性を有する反射防止膜を得ることを可能にすると述べてい
る。それは、有機材料において、眼鏡レンズへの反射防止堆積に相当する実施例
4に関するテスト結果について何も述べていない。WO9213114は、付着
力の課題には何も言及していない。
の付着力を改良するために、金属もしくは半導体ターゲットのスパッタリングの
間にガス圧力を増加させることを、驚くべき方法で提案する。 この主題の関連研究の一つである、Rointain F.Bunshahの
「膜および被覆のための堆積技術」(Deposition Technologies for Films and
Coatings)においては、膜が、スパッタリング堆積により堆積されると、ターゲ ットから移動した原子は熱エネルギーよりずっと高いエネルギーを有し、かなり
の深さまで表面に注入(inplant)されうると、80頁で説明されている
。ついで、物理的に組み入れられた原子は、さらなる原子堆積のための核形成お
よび結合位置として作用しうる。この議論は、当業者に、注入、さらには付着力
を有利にするために高エネルギーの原子を使用することを促進する。
いて、そしてイオンビームシステムにおいて、比較的高いエネルギーのスパッタ
ーされた原子はプラズマ衝撃と同様なメカニズムによりある程度まで付着力を促
進するように働く、と述べられている。ここで再び、関連する分野での一般的な
教示は、熟練した研究者に、高エネルギー原子を選ばせるであろう。
低圧を選ぶのを刺激する;実際に、不活性ガスが増加すると、蒸発原子のエネル
ギーは減少することが知られている。それに関連して、たとえば、Journal of V
acuum Science Technology, 15 (1), 1978の、W. D. Westwoodによる「ダイオー
ド・スパッタリングシステムにおける堆積速度の計算」(Calculation of Depos
ition Rates in Diode Sputtering Systems)の記事を参照されたい。
ガス圧でスパッタリングを実施することが提案されている。これに関連して、平
面ダイオードおよびDC電流の例に関して、Bunshahによる研究の230
頁を参照されたい。このようなダイオードについては、磁場によるプラズマ閉じ
込め(confinement)がないので、激しいプラズマを維持するために
、2〜10Paオーダーの高い不活性ガス圧が使用される。この教示はマグネトロ
ン・スパッタリングには使用されず、それに対しては現下の圧力は0.1〜0.
5Paオーダーである。
ンのアルゴン圧で操作することが提案されている(実施例1、表1)。無機ガラ
スの基体、ならびにSiO2およびTa2O5の膜のために、3.33×10-1Pa に等しい2.5ミクロンのアルゴン圧で操作することが提案されている(実施例
2、表2)。有機ガラスおよび同一膜のために、提案されたアルゴン圧は、また
3.33×10-1Paに等しい2.5ミクロンである(実施例2、表3)。Pla
smacoat AR10(商標)の商品名で上市されているApplied Vision L
td.の装置は、アルゴン通過量12sccmで、Si堆積のために5×10-1Paに等 しい5×10-3mbarのアルゴン圧で運転することを提案する。Zrの堆積のた めには、アルゴン通過量17sccmで、8×10-1Paに等しい8×10-3mbarの 圧力で操作することが提案されている。
を開示する。ターゲット材料はTi,AlおよびSiであった。スパッタリング
の間の圧力は次のとおりであった: Ti−ターゲットからのスパッタリング:5×10-3mbar Al−ターゲットからのスパッタリング:8×10-3mbar Si−ターゲットからのスパッタリング:1.2×10-2mbar このようにして、高圧で堆積された光学層は、この場合には低屈折率層である。発明の要約 本発明は、この実際および教示と反対に、ずっと高い圧力で操作することを提
案する。任意に研摩防止層を有する有機基体上の薄膜の付着力を向上しうること
が全く意外にも、わかった。さらに、一つの態様において、基体およびマグネト
ロンの間の距離は、少くとも90mm、好ましくは90mm〜200mm、特に90mm
〜150mmである。マグネトロンおよび基体の間の、この比較的大きな距離は、
比較的低い基体温度をもたらし、これは、たとえば温度に敏感な基体を被覆する
ときに、非常に有利になり得る。さらに、特に曲った基体上の層の均一性は、向
上され得る。もし本発明方法が無機基体に適用されると、熱的蒸発により得られ
る優れた結果が維持される。
有機基体を提供するものであり、その光学的に活性な堆積は、高屈折率を有する
少くとも一つの光学層および低屈折率を有する少くとも一つの光学層を含み、該
層の少くとも一つは、たとえば0.8〜5.0Pa、特に1.0Paより大きい高い
圧力でマグネトロン・スパッタリングにより堆積される、ことを特徴とする。
向けられ、その光学的に活性な堆積は、高屈折率を有する少くとも一つの光学層
および低屈折率を有する少くとも一つの光学層を含み、その少くとも一つの高屈
折率層は高い圧力でマグネトロン・スパッタリングにより堆積されることを特徴
とする。
、付着力が大いに改良される。 特に、本発明は、少くとも一つの面に光学的に活性な堆積を有する有機基体に
向けられ、その光学的に活性な堆積は、高屈折率を有する少くとも一つの光学層
および低屈折率を有する少くとも一つの光学層を含み、その少くとも一つの高屈
折率層および少くとも一つの低屈折率層は高い圧力でマグネトロン・スパッタリ
ングにより堆積されることを特徴とする。
向けられ、その光学的に活性な堆積は、高い屈折率を有する少くとも一つの光学
層および低い屈折率を有する少くとも一つの光学層を含み、該層の少くとも一つ
は0.8〜5.0Pa、特に1.0Paを超えて、好ましくは1.5〜3.5Paの高
い圧力でマグネトロン・スパッタリングにより堆積され、そして該スパッタリン
グは、マグネトロンから少くとも90mm、好ましくは90mm〜200mm、特に9
0mm〜150mmに置かれた基体に対して行なわれる、ことを特徴とする。
リング圧力は1.5〜3.5Paである。 本発明は、反射防止効果、ならびに鏡効果を有する基体に適用される。一つも
しくは他の効果は、層の厚さを変動させることによって得られる。 高屈折率は、従来、2.0〜2.6、たとえば2.1〜2.3に含まれている
が、低屈折率は、従来、1.35〜1.52、たとえば1.35〜1.46に含
まれる;任意に、これらの二つの屈折率の間の比は、1.5〜2、たとえば1.
5〜1.7に含まれる。
の製造方法を提供するものであり、その光学的に活性な堆積は、高い屈折率を有
する少くとも一つの光学層および低い屈折率を有する少くとも一つの光学層を含
み、該方法は、0.8Pa〜5.0Pa、たとえば1.0Paを超えて、好ましくは1
.5〜3.5Paの圧力でマグネトロン・スパッタリングにより、少くとも一つの
該光学層を堆積させる段階を含む、ことを特徴とする。マグネトロンおよび基体
の間の距離は少くとも90mmであり、好ましくは90〜200mm、特に90mm〜
150mmを含み、そして、この距離はターゲットおよび被覆されるべき基体表面
の間で測定される距離として定義される。特定の態様は、請求項25〜35に対
応する。
ン間で交替するパルス電圧の態様において、上述のDMS法が使用されうる。 プラズマ放出の光学的特徴を測定することにより該光学層の酸素含量を調節し
、そして対応する信号の関数として酸素供給を制御するとき、上述のPEM法が
使用されうる。反応性マグネトロン放電の電圧を測定することにより該光学層の
酸素含量を調節し、そして対応する信号の関数として酸素供給を制御するとき、
設定値との比較を使用する方法が用いられうる。
るこの方法を使用することに関する。 最後に、本発明は、本発明方法により得られる基体、とくに眼鏡レンズに関す
る。
いくつかの態様を伴う説明から、もっと明らかになろう。実施例1(逐次的スパッタリングおよび酸化) 下記の実施例は、逐次的スパッタリングおよび酸化を用いて、WO−9213
114に記載されている型の、Applied Vision Ltd.によるPlasmacoa t AR10を使用して実施された。この機械の構造に関する、さらなる詳細に
ついては、この文献を参照されるべきである。
が金属膜のスパッタリングについて観察される。 −Si堆積のためのアルゴン圧:0.45Paに等しい4.5×10-3mbar、 −Zr堆積のためのアルゴン圧:0.65Paに等しい6.5×10-3mbar。 これらの値は、アルゴン通過量に対応する: −Si堆積のための12sccm、 −Zr堆積のための17sccm。 本発明によれば、薄膜は、次のアルゴン圧力を用いて、堆積された: −Si堆積のためのアルゴン圧:0.9Paに等しい0.9×10-2mbar、 −Zr堆積のためのアルゴン圧:1.1Paに等しい1.1×10-2mbar。 これらの値は、アルゴン通過量に対応する: −Si堆積のための20sccm −Zr堆積のための25sccm 堆積される薄膜の酸化のための酸素圧は、変更されなかった。これは、Siおよ
びZrのそれぞれの場合における140%および100%のガス圧の増加に対応
する。もっと一般的には、たとえば50%から200%への増加は、満足すべき
結果を得ることを可能にする。
でフランス特許2,702,486号に開示されている種類のものであった。こ
のようなワニスは、任意に加水分解されたシランの重合により得られるマトリッ
クスを含む;一般的に、グリシドキシプロピルトリメトキシシランのようなエポ
キシシランが、任意には一つもしくはいくつかのアルキルトリアルコキシシラン
またはテトラアルコキシシランと組み合わせて、使用される。充てん剤はこのマ
トリックスに添加され、これらはたとえば、金属酸化物、もしくはコロイダルシ
リカ、ならびに触媒である。
づいて、次の膜が、AR10機械のために述べられた操作条件(下記:標準眼鏡
レンズ)のもとで、さらに上述の操作条件(下記:本発明の眼鏡レンズ)のもと
で引続いて堆積された。
による眼鏡レンズについて実施され、摩耗は標準眼鏡レンズの場合にずっと明白
であることを示した。加えて、定性的なテストが、標準眼鏡レンズおよび本発明
による眼鏡レンズについて、「n10ブローテスト」として知られる方法を用い
て、実施された。この方法は、眼鏡レンズのような基体に堆積された膜の付着力
を評価することを可能にする。
eon & Cie,CH2400Le Locleにより供給されるSELV
Y(商標)布がレンズ上に置かれる。目盛りのついた消ゴム(graduate
d eraser)がそのラグ(布くず)に接触された。その目盛りのついた消
ゴムは一定の力を受けた。ついで、消ゴムおよびテストされる基体は、交互の動
きを用いて、交互に動かされた。1サイクルは10の連続的な前後の運きを意味
する。
調べた。彼は最初に欠陥かつ現われるサイクル数を書き留めた。 後述の表は、標準眼鏡レンズおよび本発明による眼鏡レンズの凸面についての
「n10ブローテスト」の結果を示す。全部で、9つの実験が用いられ、それぞ
れは10の標準眼鏡レンズおよび10のの本発明による眼鏡レンズを含んでいた
。各実験について、2つの標準眼鏡レンズおよび本発明による眼鏡レンズが24
時間にテストされた;2つの標準眼鏡レンズおよび眼鏡レンズは1ヶ月後にテス
トされた。そのテストについて、次の割合でジオクチルフタレート(DOP)で
可塑化されたPVC消ゴムが使用された: PVC:47.3wt% DOP:47.3wt% アルミナ:2.8wt% Syloid 378:1.9wt% Plastolein:0.5wt% Uvitex OBP:0.2wt% 消ゴムは30×25×16mmの寸法、ショア(Shore)A硬度65を有し
、押出しで得られた。そのような消ゴムはMaped Mallat,BP14
,74371 Pringy(フランス)から入手しうる。16×25の消ゴム
面がレンズと接触された。
し、本発明のレンズについては、欠陥は、いつも、6以上のサイクル数に対して
現われる。この表は本発明の驚くべき結果を確認する。 SiO2−TiO2堆積についても、同様な結果が得られる。 同様な状態の結果が、MIL−C−675規格による研摩もしくは付着力テス
トを用いても得られた。
な付着力を与える。 さらに本発明は、反応性雰囲気でマグネトロン・スパッタリングを使用すると
きに、より大きな付着力を得ることを可能にする。本発明によるこの種の処理に
おいて、スパッタリングは0.8〜5Pa、好ましくは1.5〜3.5Paの圧力下
で行なわれる。実施例2(反応性マグネトロン・スパッタリング) 被覆は、東ドイツ特許第252205号およびドイツ特許3802852号に
記載されているような周波数100kHzで作動するダブルマグネトロンを備えた 直列スパッタリング機械で堆積された。
マグネトロン−基体の距離は90mmであった。
ネトロン−基体の比較的大きい距離150mmで、得られた。比較的大きいマグネ
トロン−基体の距離は、曲がった基体について、より良好な厚さ均一性を導く。 いずれの場合にも、スパッタリングの前に基体を清浄するのが有利である。基
体の清浄化のために、直流、マイクロ波もしくは高周波により発生される低温(
cold)プラズマが使用されうる。代表的なガス圧10-2〜100Paは、基体
の正しい清浄化を確実にする。清浄化に用いられるプラズマは、アルゴン、酸素
プラズマ、もしくはさらにこれらの2つのガスの混合物から得られるプラズマで
あってもよい。
により、同様な方法で得られる。実施例3(反応性マグネトロン・スパッタリング) 実施例で用いられたのと同一の機械において、高屈折率材料としてTiO2の 代りにNb2O5を用いた実験が行なわれた。
ネトロン−基体の距離は170mmであった。 これらのパラメータで、次のn10ブローテストの結果が得られた(実験ごと
に3つのレンズで)。
っと高い圧力は大幅に付着力を向上させた。 明らかに、他の態様が可能である。他の被覆のために、もしくは他の種類の基
体のために、ならびに上述の条件、たとえば圧力およびマグネトロン−基体間の
距離、の組み合わせのために、OCLIのような他の機械で、同等の結果が得ら
れる。
Claims (37)
- 【請求項1】 少くとも一つの面に光学的に活性な堆積を有する有機基体で
あり、その光学的に活性な堆積は、高屈折率を有する少くとも一つの光学層およ
び低屈折率を有する少くとも一つの光学層を含み、少くとも一つの高屈折率層は
高い圧力でマグネトロン・スパッタリングにより堆積されることを特徴とする有
機基体。 - 【請求項2】 少くとも一つの面に光学的に活性な堆積を有する有機基体で
あり、その光学的に活性な堆積は、高屈折率を有する少くとも一つの光学層およ
び低屈折率を有する少くとも一つの光学層を含み、その少くとも一つの高屈折率
層および少くとも一つの低屈折率層は高い圧力でマグネトロン・スパッタリング
により堆積されることを特徴とする有機基体。 - 【請求項3】 マグネトロン・スパッタリングが0.8Pa〜5.0Pa、好ま
しくは1.5〜3.5Paの範囲の圧力で実施される請求項1もしくは2記載の基
体。 - 【請求項4】 スパッタリングは、マグネトロンから少くとも90mm、好ま
しくは90mm〜200mmに置かれた基体に対して行なわれることを特徴とする請
求項1,2もしくは3記載の基体。 - 【請求項5】 少くとも一つの面に光学的に活性な堆積を有する有機基体で
あり、その光学的に活性な堆積は、高屈折率を有する少くとも一つの光学層およ
び低屈折率を有する少くとも一つの光学層を含み、該層の少くとも一つは、0.
8〜5.0Pa、好ましくは1.5〜3.5Paの高い圧力でマグネトロン・スパッ
タリングで堆積され、そして該スパッタリングはマグネトロンから少くとも90
mm、好ましくは90mm〜200mmに置かれた基体に対して行なわれることを特徴
とする有機基体。 - 【請求項6】 基体が、光学層の堆積の前にひっかき抵抗性の硬い被覆を備
えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基体。 - 【請求項7】 ひっかき抵抗性の硬い被覆が、無機粒子を充てんされたポリ
シロキサンマトリックスを含むことを特徴とする請求項6記載の基体。 - 【請求項8】 ひっかき抵抗性の硬い被覆がUV、熱もしくは電子線重合に
より得られることを特徴とする請求項6もしくは7記載の基体。 - 【請求項9】 基体が、光学層を堆積する前に、アルゴン、酸素、窒素もし
くはその混合物の低圧プラズマにまずさらされることを特徴とする請求項1〜8
のいずれかに記載の基体。 - 【請求項10】 光学層がSiO2およびTiO2を主原料とすることを特徴
とする請求項1〜9のいずれかに記載の基体。 - 【請求項11】 光学層がSiO2およびZrO2を主原料とすることを特徴
とする請求項1〜9のいずれかに記載の基体。 - 【請求項12】 光学層がSiO2およびNb2O5を主原料とすることを特 徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の基体。
- 【請求項13】 光学層の数が2〜15であり、好ましくはすべてがマグネ
トロン・スパッタリングで得られることを特徴とする請求項1〜12のいずれか
に記載の基体。 - 【請求項14】 反射防止の光学的に活性な堆積を有する請求項1〜13の
いずれかに記載の基体。 - 【請求項15】 鏡様の光学的に活性な堆積を有する請求項1〜13のいず
れかに記載の基体。 - 【請求項16】 基体が眼鏡レンズである請求項1〜15のいずれかに記載
の基体。 - 【請求項17】 眼鏡レンズがアクリル、アリル、メタクリルもしくはビニ
ルモノマーの重合によって得られることを特徴とする請求項16記載の基体。 - 【請求項18】 眼鏡レンズがポリカーボネートの射出により得られること
を特徴とする請求項16記載の基体。 - 【請求項19】 少くとも一つの面に光学的に活性な堆積を有する有機基体
の製造方法であり、その光学的に活性な堆積は、高い屈折率を有する少くとも一
つの光学層および低い屈折率を有する少くとも一つの光学層を含み、該方法は0
.8Pa〜5.0Pa、好ましくは1.5〜3.5Paの圧力でマグネトロン・スパッ
タリングにより、少くとも一つの該光学層を堆積させる段階を含むことを特徴と
する有機基体の製造方法。 - 【請求項20】 基体が、マグネトロンの少くとも90mm、好ましくは90
mm〜200mmに置かれていることを特徴とする請求項19記載の方法。 - 【請求項21】 マグネトロン・スパッタリングがアルゴン中の非反応性マ
グネトロン・スパッタリングであり、つづいて、酸素含有プラズマ中で酸化処理
され、そしてそのスパッタリングおよび酸化処理が任意に繰り返されることを特
徴とする請求項19もしくは20記載の方法。 - 【請求項22】 マグネトロン・スパッタリングがアルゴン−酸素混合物中
での部分的反応性マグネトロン・スパッタリングであり、つづいて酸素含有プラ
ズマ中で酸化処理され、そしてそのスパッタリングおよび酸化処理は任意に繰り
返されることを特徴とする請求項19もしくは20記載の方法。 - 【請求項23】 マグネトロン・スパッタリングが、パルス速度10〜10
0kHzでのパルス電圧を用いた、高圧でのアルゴン−酸素混合物中の反応性スパ ッタリングであることを特徴とする請求項19もしくは20記載の方法。 - 【請求項24】 マグネトロン・スパッタリングが、パルス速度10〜10
0kHzで、同一ターゲット材料を有する同一型の隣合うマグネトロンの間を交替 するパルス電圧を使用することを特徴とする請求項23記載の方法。 - 【請求項25】 光学層を堆積する前に、基体をひっかき抵抗性の硬い被覆
で被覆する段階を含むことを特徴とする請求項19〜24のいずれかに記載の方
法。 - 【請求項26】 光学層を堆積する前に、アルゴン、酸素、窒素もしくはそ
れらの混合物の低圧プラズマにさらす段階を含むことを特徴とする請求項19〜
25のいずれかに記載の方法。 - 【請求項27】 光学層の酸素含量が、プラズマ放出の光学特性を測定し、
対応する信号の関数として酸素供給を制御することにより調節されることを特徴
とする請求項19〜26のいずれかに記載の方法。 - 【請求項28】 光学層の酸素含量が、反応性マグネトロン放電の電圧を測
定し、対応する信号の関数として酸素供給を制御することにより調節されること
を特徴とする請求項19〜26のいずれか記載の方法。 - 【請求項29】 光学層の堆積の前に、基体を、好ましくは2〜10nmの厚
さの、光学的に活性な中間面層で被覆する段階を含むことを特徴とする請求項1
9〜28のいずれかに記載の方法。 - 【請求項30】 中間面層がケイ素のマグネトロン・スパッタリングにより
堆積されることを特徴とする請求項29記載の方法。 - 【請求項31】 中間面層がチタンのマグネトロン・スパッタリングにより
堆積されることを特徴とする請求項29記載の方法。 - 【請求項32】 中間面層が、ジルコニウムのマグネトロン・スパッタリン
グで堆積されることを特徴とする請求項29記載の方法。 - 【請求項33】 光学的に活性な堆積が、基体の両面に同時に堆積されるこ
とを特徴とする請求項19〜32のいずれかに記載の方法。 - 【請求項34】 光学層がZrO2を主原料とし、少くとも1.5Paの圧力 で堆積されることを特徴とする請求項19〜33のいずれかに記載の方法。
- 【請求項35】 請求項1〜18のいずれかに記載の基体の製造のためであ
る請求項19〜34のいずれかに記載の方法。 - 【請求項36】 有機材料基体に堆積された薄膜の付着力を改良するためで
ある請求項19〜35のいずれかに記載の方法の使用。 - 【請求項37】 請求項19〜35のいずれかに記載の方法により得られる
基体、特に眼鏡レンズ。
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